《1年生》 内に学科の指定のあるものは,該当する学科の ... · 2018-08-22 ·...

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《1年生》 ( )内に学科の指定のあるものは,該当する学科のシラバスを参照すること。 生命農学序説 ·························································· 情報リテラシー入門(生物環境科学科,資源生物科学科) ·················· 情報リテラシー入門(応用生命科学科) ·································· 生物化学1 (生物環境科学科,資源生物科学科) ························ 生物化学1 (応用生命科学科) ········································ 無機化学 ······························································ 有機化学1(生物環境科学科,資源生物科学科) ·························· 有機化学1(応用生命科学科) ·········································· Agricultural Sciences ·····················································

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目 次

《1年生》 ※( )内に学科の指定のあるものは,該当する学科のシラバスを参照すること。 生命農学序説 ·························································· 1 情報リテラシー入門(生物環境科学科,資源生物科学科) ·················· 2 情報リテラシー入門(応用生命科学科) ·································· 3 生物化学1 (生物環境科学科,資源生物科学科) ························ 4 生物化学1 (応用生命科学科) ········································ 5 無機化学 ······························································ 6 有機化学1(生物環境科学科,資源生物科学科) ·························· 7

有機化学1(応用生命科学科) ·········································· 8 Agricultural Sciences ····················································· 9

Page 2: 《1年生》 内に学科の指定のあるものは,該当する学科の ... · 2018-08-22 · 生物化学の基礎的内容を,教科書「レーニンジャーの新生化学」上

《2年生》 遺伝学(生物環境科学科,資源生物科学科) ················································ 10 遺伝学(応用生命科学科) ········································································ 11 分類・形態学 ·························································································· 12 微生物学1(生物環境科学科,資源生物科学科) ·········································· 13 微生物学1(応用生命科学科) ·································································· 14 植物生理学1(生物環境科学科,資源生物科学科) ······································· 15 植物生理学1(応用生命科学科) ······························································· 16 植物生理学2 ·························································································· 17 動物生理学1 ·························································································· 18 動物形態学 ····························································································· 19

昆虫科学1 ····························································································· 20 分子細胞生物学1(生物環境科学科,資源生物科学科) ································· 21 分子細胞生物学1(応用生命科学科) ························································· 22 生物化学2 ····························································································· 23 生物化学3 ································································································ 24 有機化学2(生物環境科学科,資源生物科学科) ············································· 25 有機化学2(応用生命科学科) ·································································· 26 有機化学3 ····························································································· 27 生命物理化学1 ······················································································· 28 生命系物理工学 ······················································································· 29 生態学 ··································································································· 30 生物圏環境学1 ······················································································· 31 土壌学 ··································································································· 32 生物材料組織学 ······················································································· 33 生物材料力学 ·························································································· 34 バイオマス科学1 ···················································································· 35 現代社会の食と農 ···················································································· 36 生命と技術の倫理 ···················································································· 37 資源生物科学基盤実験実習 ········································································ 38 生物情報処理演習(生物環境科学科,資源生物科学科) ································· 39 生物情報処理演習(応用生命科学科) ························································· 40 農学セミナー1(生物環境科学科) ···························································· 41 農学セミナー1(資源生物科学科) ···························································· 42 農学セミナー1(応用生命科学科) ···························································· 43 農学セミナー2(生物環境科学科) ···························································· 44 農学セミナー2(資源生物科学科) ···························································· 45 農学セミナー2(応用生命科学科) ···························································· 46

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者)  ○土川 覚 開 講 時 期 1年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

必要に応じて指示する。

講義の前半は,「自然環境・生物資源」「農業・食料生産」「生物系関連産業」と生命農学の関わり,および,「食料・農業・環境・健康と社会」について概説し,食・環境・健康に関わる生命農学の現状について理解を深める。講義の後半は,各学科対応のプログラムで構成される。

メールにて担当教員に問い合わせること

・レポートおよび授業への取り組み態度で評価。・履修取り下げ制度を採用しない。・レポートを提出せず,評価できない場合は「欠席」とする。

土川 覚 e-mail:st3842@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

生命農学序説(Principle of Bioagricultural Sciences)

この講義の目的は,「生命農学における学術・研究の概要」,「生命農学の社会的使命」,「今後履修する基礎および専門科目の必要性」,「習得した知識・技能の将来展開」を理解することである。また,各学科の理念や各研究分野の研究背景・現状・将来を知ることで,今後4年間の学修の方向性や取り組み方を考える動機を与える。生命農学に対する知的好奇心を高めるとともに,科学,技術,社会への視野を広げることによって,勉学意欲の向上・今後の大学生活への期待を一層高めることを主なねらいとしている。

授業計画01. 生命農学とは何か?農学部で何をどのように学ぶか? 川北

自然環境・生物資源と生命農学02. 生物と環境の関わり 肘井03. 林業・林産業の先端技術とその課題 福島

農業・食料生産と生命農学04. 作物生産の先端技術とその課題 近藤、山内05. 畜産業の先端技術とその課題 大蔵06. 食料・農業・環境・健康と社会 竹下

生物関連産業と生命農学07. 有用物質生産・利用と生物関連産業 松田08. 微生物・天然化合物の科学と生物関連産業 小鹿

09-14. 各学科対応プログラム 6回

15. オフィスアワー,まとめ 全員

共生,循環型社会,食・環境・健康,生物機能,生物資源

特になし

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科,資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○山縣高宏,他教員はガイダンス時に告知 開 講 時 期 1年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

情報リテラシー入門(Guide to Information Literacy)

学内における情報端末機器の利用方法及び情報端末機器を利用したレポート作成等に必要な情報収集・作成・表現についての基礎的な能力の習得を目指す。

授業計画01. ガイダンス,電子メールおよびブラウザの設定02.セキュリティ・著作権・ネチケット03.図書検索04.インターネットと無線LAN05.Excelと統計06.レポートの書き方07.Wordを用いた企画書作成08.プログラミング実習・演習109.プログラミング実習・演習210.プログラミング実習・演習311.プレゼンテーション特別講演12.PowerPointによるプレゼンテーションの準備13.各グループ発表114.各グループ発表2

インターネット,メール,Word,Excel,PowerPoint

特になし

特になし

特になし

PCを用いた実習形式により,与えられた課題に合致する情報を収集・作成・表現する技術を学習する。

 メールにて担当教員に問い合わせること。

・授業への取り組み60%,レポート試験40%・履修取り下げ制度を採用する。

山縣高宏(代表) e-mail:tyamag@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○武田 真,他教員はガイダンス時に告知 開 講 時 期 1年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

特になし

PCを用いた実習形式により,与えられた課題に合致する情報を収集・作成・表現する技術を学習する。

 メールにて担当教員に問い合わせること。

・授業への取り組み60%,レポート試験40%・履修取り下げ制度を採用する。

武田 真 e-mail:takeda@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

特になし

情報リテラシー入門(Guide to Information Literacy)

学内における情報端末機器の利用方法及び情報端末機器を利用したレポート作成等に必要な情報収集・作成・表現についての基礎的な能力の習得を目指す。

授業計画01. ガイダンス,電子メールおよびブラウザの設定02.セキュリティ・著作権・ネチケット03.図書検索04.インターネットと無線LAN05.Excelと統計06.レポートの書き方07.Wordを用いた企画書作成08.プログラミング実習・演習109.プログラミング実習・演習210.プログラミング実習・演習311.プレゼンテーション特別講演12.PowerPointによるプレゼンテーションの準備13.各グループ発表114.各グループ発表2

インターネット,メール,Word,Excel,PowerPoint

特になし

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科,資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○松本省吾,佐藤育男 開 講 時 期 1年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

生物化学1 (Biochemistry 1)

生物を構成する生体分子に関する知識体系である生物化学は,生命科学の基本的学問である。生体分子の構造,性質を扱う物質生物化学と生合成,代謝を扱う代謝生物化学からなる。この講義は,物質生物化学の基礎を習得することを目的としている。特に,生物を構成する主要な生体分子であるタンパク質,核酸,糖質,脂質について,その構造的特徴,性質,精製・分析法について基礎的知識を得ることをねらいとする。

授業計画01. はじめに02. 水(第2章)03. ヌクレオチドと核酸(第8章 8.1 8.2)04. ヌクレオチドと核酸(第8章 8.3 8.4)05. アミノ酸,ペプチドおよびタンパク質(第3章 3.1 3.2)06. アミノ酸,ペプチドおよびタンパク質(第3章 3.3 3.4)07. タンパク質の三次元構造(第4章 4.1 4.2)08. タンパク質の三次元構造(第4章 4.3 4.4)09. タンパク質の機能(第5章)10. 糖質と糖鎖生物学(第7章 7.1 7.2)11. 糖質と糖鎖生物学(第7章 7.3 7.4)12. 脂質(第10章 10.1 10.2)13. 脂質(第10章 10.3 10.4)【カッコ内は教科書「レーニンジャーの新生化学」の章および節の番号を表す。】

生体分子,水,アミノ酸,タンパク質,ヌクレオチド,糖質,脂質

「レーニンジャーの新生化学」上 第6版 (廣川書店)

生物学基礎II,生物化学2,生物化学3,分子細胞生物学1

生物化学の基礎的内容を,教科書「レーニンジャーの新生化学」上 第6版(廣川書店)の各章に沿って学ぶ。授業計画01,03—09は松本,02,10—13は佐藤が担当する。

 メールにて担当教員に問い合わせること。

・試験による(定期試験の他に講義時の小テストなどを含む)。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

松本省吾 e-mail:shogo@佐藤育男 e-mail:isato@(@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

「ヴォート基礎生化学」 第3版 (東京化学同人)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○北島 健,灘野大太,佐藤ちひろ 開 講 時 期 1年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

「生体物質の化学」(大日本図書)

生物化学2,生物化学3,生命分子化学

講義内容に示す教科書の各章から重要なところを抜粋して順次講義する。項目01と05-06は北島,項目02-04は佐藤,項目07は灘野,項目08は全教員が担当する。

メールにて担当教員に問い合わせること。構造など覚える内容が多いので,毎回の講義の後,必ず復習すること。

・期末試験および講義時の小テストなど(100%)。・履修取り下げ制度を採用する。・期末試験の欠席者は「欠席」とする。

北島 健  e-mail:kitajima@灘野大太  e-mail:nadano@佐藤ちひろ e-mail:chi@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

生物化学1 (Biochemistry 1)

生物を構成する生体分子に関する知識体系である生物化学は,生命科学の基本的学問である。生体分子の構造,性質を扱う物質生物化学と生合成,代謝を扱う代謝生物化学からなる。この講義は,物質生物化学の基礎を習得することを目的としている。特に,生物を構成する主要な生体分子であるタンパク質,核酸,糖質,脂質について,その構造的特徴,性質,精製・分析法について基礎的知識を得ることをねらいとする。

 括弧内は教科書「レーニンジャーの新生化学」上の章番号を表す。

 01. 生体分子と水(第1,2章):    生体分子とは,生体高分子の構造概論,生体分子に働く弱い相互作用,立体    構造形成における水分子の重要性の理解 02. アミノ酸,ペプチドとタンパク質(第3章):    タンパク質を構成するアミノ酸の構造と性質,ペプチド結合とポリペプチド    鎖の構造と性質,主なタンパク質研究法 03. タンパク質の三次元構造(第4章):    タンパク質の二次構造,三次構造,四次構造の基本的特徴 04. タンパク質の機能(第5章):    酸素結合タンパク質,アロステリック効果 05. 糖質と糖鎖生物学(第7章):    単糖の基本的構造と性質,グリコシド結合糖鎖構造の特徴,複合糖質(糖タ    ンパク質,糖脂質,プロテオグリカン)の構造と性質 06. 脂質(第10章): 脂質の定義および基本的な構造と性質 07. ヌクレオチドと核酸(第8章):    ヌクレオチドとは,DNAとRNA,二重らせん構造と性質,補酵素・第二メッセ    ンジャーとしてのヌクレオチド 08. オフィスアワー,まとめ等

生体分子,アミノ酸,タンパク質,ヌクレオチド,脂質,糖鎖生物学

「レーニンジャーの新生化学」上 第6版(廣川書店)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○竹中千里,渡邉 彰 開 講 時 期 1年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

随時紹介する

化学基礎Ⅰ,Ⅱ

無機化学の基礎的内容を,マクマリーの教科書「一般化学」の上巻2章,下巻18,19,20,21章の内容にそって,下欄の授業計画に示す各論の順で学んでいく。毎回,小テストによって理解の程度を確認しつつ学ぶ。水素,水,13,14族元素,金属・半導体,および核化学は竹中が担当し,酸素,15,16族元素,配位化合物,錯体化学は渡邉が担当する。

 メールにて担当教員に問い合わせること。

・講義の中で実施する小テスト(20%),定期試験(80%)により成績を判定する。・履修取り下げは認めない。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

竹中千里  e-mail:chisato@渡邉 彰  e-mail:akiraw@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

 無機化学 (Inorganic Chemistry)

自然環境におけるさまざまな物質の存在・移動・循環を理解するための基礎となる無機化学を習得する。特に,環境や生物を構成している主要元素の特徴を個別に習得し,反応性や化合物の安定性などを周期表に基づいて理解する。さらには,生体内で重要な役割を果たしている金属錯体の機能や特徴を理解するための基礎も習得する。核化学についても,知識を深める。

授業計画01. 水素の特徴02. 酸素の特徴03. 水の化学04. 主要属元素 ①13,14族元素05. 主要属元素 ②15族元素06. 主要属元素 ③16族元素07. 遷移元素08. 配位化合物09. 錯体の化学10. 金属11. 半導体12. 核化学 ①放射線13. 核化学 ②核結合エネルギー14. 核化学 ③同位体の利用15. 総括

周期表,元素,主要元素,金属錯体,原子核,

マクマリー 一般化学(上・下)  荻野博・山本学・大野公一 訳  東京化学同人

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科,資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○松下泰幸 開 講 時 期 1年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

井本 稔著 「有機電子論解説―有機化学の基礎 第4版」(東京化学同人)

化学基礎Ⅰ,化学基礎Ⅱ,有機化学2,有機化学3,バイオマス変換化学

化学基礎I, IIで修得した内容を前提として、有機化合物の立体化学・命名法・基本的な反応機構を学んだ後、アルカン、アルケン、アルキン、アルコール、芳香族化合物等の性質や合成法,反応性,反応機構について解説する。

授業終了後または電子メールにより問い合わせること。

・定期試験、小テストに加え、授業の取り組みを考慮して成績評価を行う。・履修取り下げ制度を採用する。・期末試験を受験しない者は欠席とする。

松下泰幸 e-mail:ysmatsu@

     (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

有機化学1 (Organic Chemistry 1)

有機化学の理論、有機化合物の命名法・化学構造・性質、有機化学反応等に関する基礎的知識を身につけ、基本的な化学反応を分子特性に関連付けて理解する。

01. 電子構造と結合(1章)02. 酸・塩基(2章)03. アルカン・シクロアルカン(3章)04. 異性体(4章)05. アルケンの性質(5章)06. アルケン・アルキンの反応(6章)07. 芳香族化合物(7章)08. ハロゲン化アルキルの反応(8章)09. アルコール・エーテル・エポキシド・アミン・チオール(9章)

(括弧内は教科書の章番号を示す)

命名法,化学構造,化学結合,化学反応,化学的性質

ブルース著、大橋泰史ら共訳「有機化学概説 第3版」(化学同人)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○青井啓悟,西川俊夫 開 講 時 期 1年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

メールにて担当教員に問いあわせること。

・中間試験(45%),期末試験(45%),レポート提出および授業への取り組み(10%)。・履修取り下げ制度を採用する。・中間・期末試験を受験しない者は欠席とする。

青井啓悟 e-mail:aoi@西川俊夫 e-mail:nisikawa@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

ボルハルト・ショアー著,古賀憲司・野依良治・村橋俊一 監訳「現代有機化学(上)第6版」(化学同人)

分子模型の利用を推奨する。

化学基礎Ⅰ,化学基礎Ⅱ,有機化学2,有機化学3

有機化学1 (Organic Chemistry 1)

有機化学は生命現象の本質をつかさどる有機化合物の構造と反応にかかわる重要な学問である。初歩的な有機化学の理論を修得し,有機分子の構造,結合,反応に関する基礎的概念を理解することを目的とする。

授業計画01. 電子構造/化学結合(1章)02. 有機反応/酸と塩基(2章)03. 極性分子と非極性分子/アルカンの命名,構造,性質(2章)04. アルカンの反応:ラジカルの構造と性質(3章)05. アルカンの反応:ラジカルの反応(3章)06. シクロアルカンの命名と性質(4章)07. シクロアルカンの環ひずみと構造(4章)08. 立体異性体/キラルな分子/光学活性(5章)09. 絶対配置/Fischer投影式(5章)10. ジアステレオマーとエナンチオマー(5章)11. ハロアルカンの性質と反応(6章)12. 二分子求核置換反応(6章)13. 一分子求核置換反応(7章)14. 脱離反応(7章)

[カッコ内は,教科書の章番号を表す。]

命名法,立体化学,化学構造,化学結合,化学反応

化学基礎Iに関連の深い有機分子の電子構造と化学結合に関する内容から入り,アルカンやシクロアルカンなどの有機分子の命名,構造,性質,結合,反応などについて系統的に学ぶ。立体化学や置換反応,脱離反応などについての基礎を身につける。担当:前半01~07 青井,後半08~14 西川

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科 目 区 分 専門科目 選択/必修 選択必修

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者)

○井上直子,村瀬 潤,岩崎雄吾,谷口光隆,Joyce Cartagena,束村博子, 伊藤香純,山内章,水口智江可, 小谷亜由美,北浦靖之, 青木弾

開 講 時 期 1年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

Agricultural Sciences

本講義は短期留学生も受講可能な専門講義であり,授業は英語で行う。講義と討論を通じて,生命農学の歴史や先端研究の現状を概観するとともに,現代社会が抱えている環境問題,農業問題,食糧問題について考える。授業中の外国人留学生と日本人学生との活発な討論や交流を期待する。

01.Introduction02.Physiology of Animal Reproduction03.Current Trend in Crop Production in Japan04.Genetically Modified Crops (I)05.Genetically Modified Crops (II)06.Enzyme Engineering07.Ecology of Irrigated Rice Fields08.Biomass Chemistry09.Insecticides and Pest Management10.Interaction between Plants and Climate11.Nutrition and Food Sciences12.International Cooperation for Agricultural Development13.Group Discussion 114.Group Discussion 2

Enzyme engineering,GM crops, Animal reproduction,International cooperation,Irrigated rice

 適宜プリントを配布する。

特になし

英語による授業は複数教員によるオムニバス形式で行われる。また,講義内容に関する学生間の討論やプレゼンテーションについても英語で行い,生命農学分野における専門英語のスキルアップを目指す。

各担当教員から個別に提示する。

・授業への取り組み及び各項目に対して課されるレポートの内容に応じて成績評価する。・履修取り下げは認めない。

井上直子 e-mail:ninoue@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科,資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○中園幹生,松田洋一,一柳健司,石川 明 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

J.F.クロー著,木村資生ら共訳「クロー遺伝学概説」(培風館)ジェームス・ワトソン著,青木薫訳「DNA」(講談社)D.L.ハートル・E.W.ジョーンズ著,布山喜章ら共訳「エッセンシャル遺伝学」(培風館)B.M. ターナー著, 堀越正美訳「クロマチン (エピジェネティクスの分子機構) 」(丸善出版)

生物学基礎II, 分子細胞生物学1,動物育種学,植物育種学

動植物の遺伝現象に関して,教科書「キャンベル生物学」の内容を中心に4名の教員が講述する(減数分裂と生活環; メンデル遺伝と遺伝子の概念; 染色体の挙動と遺伝; 遺伝子発現のエピジェネティック制御;真核生物ゲノムの構造・調節・進化; DNAテクノロジーとゲノム科学; 発生の遺伝学的基礎)。

メールにて各教員に問い合わせること。

・定期試験80%,授業への取り組み20%・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

松田洋一 e-mail:yoimatsu@中園幹生 e-mail:nakazono@一柳健司 e-mail:ichiyana@石川 明 e-mail:ishikawa@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

遺 伝 学 (Genetics)

動植物における様々な遺伝現象を理解する上で,その基本原理であるメンデルの遺伝法則を理解するとともに,遺伝現象の分子および細胞的基盤について理解を深める。また,真核生物におけるゲノム・染色体構造と遺伝子の発現調節機構,発生の遺伝的制御機構について学ぶ。さらに,これらの応用分野についても適時学ぶ。

授業計画01. 遺伝学の歴史,有性生殖と無性生殖(13章)02. 染色体の構造,体細胞分裂と減数分裂(13章)03. メンデルの遺伝法則(14章)04. メンデルの遺伝法則の拡張(14章)05. 遺伝的組換えと連鎖,性染色体と性決定様式(15章)06. 染色体異常,X染色体の不活性化,遺伝的刷込み(15章)07. クロマチンの構造と化学修飾(16章, 18章)08. 個体発生,疾患における遺伝子発現のエピジェネティック制御(17章,18章)09. エピジェネティクスと遺伝(18章)10. 遺伝子発現解析法とクロマチン解析法(18章,20章)11. DNAテクノロジーと生物個体のクローニング(20章)12. DNAテクノロジーの農学的・医学的応用(20章)13. 真核生物ゲノムの構造と機能(21章)14. 真核生物ゲノムの進化(21章)15. まとめ

メンデル遺伝,染色体,連鎖,染色体地図,DNA, 真核生物,ゲノム,遺伝子発現,遺伝子操作,エピジェネティクス

キャンベル生物学(原書9版)池内昌彦,伊藤元己,箸本春樹監訳(丸善出版株式会社)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○武田真, 芦苅基行,土井一行 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

キャンベル生物学(原書9版)池内昌彦,伊藤元己,箸本春樹監訳(丸善出版株式会社)

遺 伝 学 (Genetics)

動植物における様々な遺伝現象を理解する上で,その基本原理であるメンデルの遺伝法則を理解するとともに,遺伝現象の分子および細胞的基盤について理解を深める。また,真核生物におけるゲノム・染色体構造と遺伝子の発現調節機構,発生の遺伝的制御機構について学ぶ。さらに,これらの応用分野についても適時学ぶ。

動植物の遺伝現象に関して,教科書「キャンベル生物学」の内容を中心に3名の教員が講述する(減数分裂と生活環; メンデル遺伝と遺伝子の概念; 染色体の挙動と遺伝; 遺伝の分子機構と遺伝子の構造;真核生物ゲノムの構造・調節・進化; DNAテクノロジーとゲノム科学; 発生の遺伝学的基礎)。さらに、量的形質の遺伝や遺伝学の応用としての育種にも触れる。

授業計画01. 減数分裂と有性生活環02. メンデルと遺伝子の概念103. メンデルと遺伝子の概念204. 染色体の挙動と遺伝 105. 染色体の挙動と遺伝 206. 質的形質の遺伝解析07. 遺伝の分子機構・遺伝子からタンパク質へ08. 遺伝子の発現制御09. ウイルス10. バイオテクノロジー11. ゲノムと進化12. 量的形質の遺伝113. 量的形質の遺伝214. 遺伝学の応用15. まとめ

メンデル遺伝,染色体,連鎖,染色体地図,DNA, 真核生物,ゲノム,遺伝子発現,遺伝子操作,

J.F.クロー著,木村資生ら共訳「クロー遺伝学概説」(培風館)ジェームス・ワトソン著,青木薫訳「DNA」(講談社)D.L.ハートル・E.W.ジョーンズ著,布山喜章ら共訳「エッセンシャル遺伝学」(培風館)

生物学基礎II,分子細胞生物学1,2, 遺伝子工学

・定期試験80%,授業への取り組み20%・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

芦苅基行:ashi@土井一行:kdoi@武田真:takeda@   (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

メールにて各教員に問い合わせること。

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(必修)資源生物科学科(必修)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○山本直之,大森保成,竹本大吾,矢野勝也 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

メールにて担当教員に問い合わせること。

・定期試験90%,講義中に実施されるミニレポートなど授業への取り組み10%。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しないものは欠席とする。

山本直之 e-mail: nyama@大森保成 e-mail: ohmori@竹本大吾 e-mail: dtakemo@矢野勝也 e-mail: kyano@(@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」をつけてください)

キャンベル生物学(原書9版)池内昌彦,伊藤元己,箸本春樹監訳(丸善出版株式会社)

必要に応じて講義の中で紹介する。

分類・形態学 (Taxonomy and Morphology)

人類は多様な動物,植物,菌類を利用してきた。菌類は病原体としても重要である。われわれと深いつながりのある生物を理解するためには,これらの生物を系統分類の中で体系化するとともにその適応形態を理解することが必要である。本講義では,系統分類におけるさまざまな生物の位置づけおよび適応形態を包括的に理解するとともに,系統分類に不可欠な形態観察手法の基礎を学ぶ。

  授業計画 01. 分類学と形態学とはなにか?細菌と古細菌 02. 原生生物,動物の出現,海綿動物と刺胞動物など 03. 軟体動物と節足動物など 04. 脊椎動物の進化と多様性 05. 哺乳類の進化と多様性 06. ヒトの起源と進化 07. 動物組織の構造と機能 08. 動物の形態と機能 09. 菌類の構造と生活環 10. 菌類の進化と多様性 11. 菌類の生態 12. 植物の位置づけ,植物の陸上への進出と環境適応 13. コケ植物とシダ植物の分類と形態 14. 裸子植物と被子植物の分類と形態 15. 植物の構造,成長,分化

系統分類,細胞,組織,器官,適応形態

生物学基礎Ⅰ,遺伝学,動物形態学,森林生態学

分類学と形態学の基礎(山本)を学んだ後,生物の系統分類と形態について,細菌,古細菌,原生動物,無脊椎動物(山本),哺乳類以外の脊椎動物(山本),哺乳類(大森),ヒト(大森),菌類(竹本),植物(矢野)それぞれについて幅広く学ぶ。

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科,資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○池田素子,竹本大吾 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

微生物学1 (Microbiology 1)

微生物の種類や構造,増殖様式など,微生物学の基礎を理解する。さらに,微生物の機能について,植物や動物との関わりを中心に学ぶことによって,微生物学への理解を深める。

 授業計画  01. 微生物とは 02. 微生物学の歴史 03. 原核微生物と真核微生物 04. 原核微生物の分類 05. 原核微生物の代謝 06. 原核微生物の遺伝(1) 07. 原核微生物の遺伝(2) 08. 真核微生物の分類 09. 真核微生物の生活環・遺伝(1) 10. 真核微生物の生活環・遺伝(2) 11. ウイルス学の歴史 12. ウイルスの構造と分類 13. ウイルスの増殖 14. ウイルス感染と宿主応答 15. 微生物機能の開発と利用

ウイルス,細菌,真菌,分類,形態,増殖様式,微生物機能,開発と利用

適宜プリントを配布

「Brock 微生物学」(オーム社),「標準微生物学」(医学書院),「基礎生物学テキストシリーズ4 微生物学」(化学同人),「微生物バイオテクノロジー」(培風館),「菌類のふしぎ」(東海大学出版)

生物化学1,分子細胞生物学1,分類・形態学,生物学基礎II,植物病理学

ウイルス,細菌,真菌の分類,形態,増殖様式など微生物の基礎知識を講義するとともに,微生物の機能について,植物や動物との関わりを中心に解説する。

 メールにて担当教員に問い合わせること。

・定期試験90%,講義中に実施するミニレポートなど授業への取り組み10%・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

池田素子 e-mail:mochiko@竹本大吾 e-mail:dtakemo@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ◯木村 真,金丸 京子 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

 Brock Biology of Microorganisms (14th edition,Pearson)Madigan ら 応用微生物学 第3版 (文永堂出版) 大西,横田 編

 基礎有機化学,生物化学1,生物化学2,微生物学2,植物機能学1

微生物の構造とその生育について説明する。高等生物と共通の代謝に関しては,生物化学2の知識を身につけておくこと。

 随時。あらかじめメールで都合のつく日時を問い合わせること。

・定期試験(70%),課題(質疑応答・小テストなど,30%)で評価する。・履修取り下げ制度を採用する。

木村 真 e-mail: mkimura@金丸京子 e-mail: kanamaru@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

微生物学1(Microbiology 1)

微生物は比較的単純な細胞構造と機能を示すが,エネルギー代謝は高等生物よりもはるかに複雑で多様性に富む。本講義では(1)微生物学の基礎として形態,分類,細胞構造,生育について学び,(2)微生物のユニークな代謝機構の詳細を化学反応のレベルで理解できるようにす学習する。

補助教材を用いて教科書の内容を補足しながら、下記の項目について説明する。

01. 微生物学の歴史と概要 02. 微生物の多様性,進化と系統分類学 03. 細胞の構造と機能 04. 微生物の生育 05. 解糖経路 エムデン-マイヤーホフ経路,エントナー-ドウドロフ経路, ホスホケトラーゼ経路,ペントースリン酸経路,ビフィズム経路 06. 発酵 ホモ乳酸発酵,エタノール発酵,へテロ乳酸発酵(Leuconostock 型および   Bifidobacterium型),ホスホロ開裂反応,混(合)酸発酵とブタンジオール発酵,   酪酸発酵とアセトン・ブタノール発酵,プロピオン酸発酵,   スティックランド反応 07. 酸素存在下での代謝 ピルビン酸の酸化的脱炭酸,クエン酸回路,   好気呼吸(原核および真核) 08. クエン酸回路とリンクする代謝 糖新生,脂肪酸合成,グリオキシル酸回路等 09. 嫌気呼吸 硝酸呼吸,硫酸呼吸,メタン生成菌の代謝,プロトン他を   電子受容体とする呼吸等 10. 化学無機栄養 水素細菌,硫黄酸化細菌,鉄細菌,硝化細菌 11. 光合成 光の吸収,酸素発生型明反応,酸素非発生型明反応,   炭酸同化(カルビン回路,その他) 12. 全体のまとめ

 微生物の分類,形態,生育,細胞構造,代謝機構の多様性,エネルギー代謝

 応用微生物学 塚越規弘編(朝倉書店)と NUCT にアップロードする追加項目(補助教材)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科・資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○谷口光隆,山内 章,三屋史朗 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

 メールにて担当教員に問い合わせること。

小テストを含む授業への取り組み 10%,定期試験 90%。履修取り下げ制度を採用する。定期試験を受験しない者は欠席とする。

谷口光隆  e-mail: taniguti@山内 章  e-mail: ayama@三屋史朗  e-mail: mitsuya@          (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」をつけてください)

テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 原著第6版 西谷和彦/島崎研一郎 監訳(講談社)

植物生理学1 (Plant Physiology 1)

専門科目「植物生理学1」「植物生理学2」を通じて,植物の生理機能について学ぶ。植物生理学1では,植物形態学,生物化学の基礎にもとづき,植物生理の基礎である水と溶質の輸送,呼吸・光合成を中心とした代謝機能について学ぶ。

  授業計画 01.水と植物細胞 02.植物における水収支 03.無機栄養 04.光合成:光反応 05.光合成:炭素代謝 06.光合成:生理学的・生態学的考察 07.篩部転流 08.呼吸と脂質代謝 09.無機栄養素の同化 10.太陽光シグナル 11.非生物的ストレス

水,無機栄養素,物質輸送,光合成,呼吸,代謝,環境ストレス

必要に応じて講義の中で紹介する。

生物学基礎I,分類・形態学,生物化学2,分子細胞生物学1,植物生理学2

「植物生理学1」「植物生理学2」を通じて「テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学原著第6版」を教科書とし,植物生理学1では,第3〜13章,16章,24章を主に講義する。

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○小俣達男,上口智治,藤田祐一 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

植物生理学1 (Plant Physiology 1)

植物は限られたエネルギーと物質を利用して成長するために特徴的な形態と物質輸送系,代謝系,および情報処理系を発展させてきた。しかし,自らが動物である人間にとって,可視的な動きに乏しい植物を「生き物」として理解し,その特性を把握することは容易ではない。本講義では,細胞から器官・個体レベルまでの構造,物質輸送,エネルギー変換,物質代謝,およびシグナルの受容と伝達,の各点について植物に特有な機能を解説し,省エネルギー・省資源システムとしての植物の基本特性の全般的理解を目指す。

本講義は以下の内容からなる。1.独立栄養と従属栄養2.地球環境の形成と維持における植物の役割3.植物細胞の構造と機能の特徴4.光合成(1):光エネルギー利用の機構5.光合成(2):CO2同化の機構

6.水と植物細胞7.水ポテンシャル8.植物の水収支9.篩部転流10.光合成産物の積み込みと積み下ろし11.植物生長の特徴と分裂組織の機能12.植物細胞の分化全能性と植物体の再生13.植物ホルモン(1):植物の分化・生長に関わるホルモン14.植物ホルモン(2):ストレス応答に関わるホルモン15.光シグナルの受容と応答の分子機構

注:上記15項目は,15回の講義を念頭においたものであるが,学生の質問,要望,理解度に応じ,進捗状況は変わり得るものである。担当:小俣, 1.-5.; 藤田,6.-10.; 上口,11.-15.

植物細胞,維管束系,無機栄養,光合成,植物ホルモン

特になし

1. L.テイツ,E. ザイガー編「植物生理学・発生学」原著第6版(2017)講談社2. 桜井英博,柴岡弘郎,芦原 坦,高橋陽介著「植物生理学概論」(2008)培風館3. H. Heldt著,金井龍二訳「植物生化学」(2012)丸善出版

植物機能学,応用植物分子科学

1.-5.の項目を小俣,6.-10.の項目を藤田,11.-15.の項目を上口が担当する。資料として配付するプリントと板書により,講義する。不明の点に関する指摘,質問を大いに奨励する。私語は禁止であり,守れない者は退席してもらう。

 メールにて担当教員に問い合わせること。

・講義中の質問・討論(10%)および定期試験(90%)による。・履修取り下げは認めない。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

小俣達男 e-mail:omata@上口智治 e-mail:cueguchi@藤田祐一 e-mail:fujita@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(選択)資源生物科学科(必修)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○松本省吾,西内俊策,太田垣駿吾 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

植物生理学2 (Plant Physiology 2)

植物生理学2では,植物の個体形成と分化の柔軟性について学ぶ。また,植物の発生・成長・分化の制御機構に関する理解を深める。すなわち,胚発生から種子をへて栄養成長に至る過程,栄養成長から生殖成長への転換と受精,結実に至る各項目を習得する。

授業計画     担当教員01. はじめに(授業の概要説明) 松本02. 細胞壁:構造,構築,進展過程:構造と合成(第14章) 松本03. 細胞壁:構造,構築,進展過程:進展過程,伸長速度(第14章) 西内04. 胚発生:葉の発生(第17章) 西内05. 胚発生:根の発生(第17章) 西内06. 種子休眠,発芽および芽生えの確立:休眠,休眠打破(第18章) 西内07. 種子休眠,発芽および芽生えの確立:向性,屈光性,成長(第18章) 太田垣08. 栄養成長と器官形成:葉の発達,葉脈(第19章) 太田垣09. 栄養成長と器官形成:シュート形成,枝分かれ,根の発達(第19章) 太田垣10. 花成と花の発生の調節:光周性,バーナリゼーション(第20章) 太田垣11. 花成と花の発生の調節:フロリゲン,花器官分化(第20章) 松本12. 配偶体,受粉,種子,果実:配偶子形成,受粉と受精(第21章) 松本13. 配偶体,受粉,種子,果実:種子形成,果実成熟(第21章) 太田垣14. オフィスアワー,まとめ等 全員 

細胞壁,成長と発生,種子,花成,受精,果実

テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 第6版 西谷和彦/島崎研一郎 監訳(講談社)

植物生理学1

具体的な講義内容の欄に記載されている内容について,教科書「テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 第6版 西谷和彦/島崎研一郎 監訳(講談社)」に沿って担当教員が講義を行う。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・試験と授業への取り組みによる。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

松本省吾  e-mail:shogo@西内俊策  e-mail:s_nishi@太田垣駿吾 e-mail: sotagaki@             (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」をつけてください)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(選択)資源生物科学科(必修)応用生命科学科(必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○吉村 崇,阿部秀樹,大川妙子, 中根右介 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

コスタンゾ 明解生理学(岡田・菅屋 監訳)エルゼビア・ジャパン,ニューロンの生物学(F.デルコミン著/小倉・富永訳)南江堂,バーン/レヴィ カラー基本生理学(板東・小山訳)西村書店,スタンダード生理学(二宮,安藤,彼末,松川編)文光堂

動物生理学2

本講義では,動物の生理機能のうち,細胞生理,神経,感覚,循環,呼吸,内分泌に関する基本的事項について概説する。

 メールにて担当教員に問い合わせること。

・試験(定期試験,小テスト)により評価する(100%)。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しないものは,欠席とする。

吉村 崇  e-mail:takashiy@    阿部秀樹   e-mail:habe@大川妙子   e-mail:tohkawa@     中根右介   e-mail:nakane@ (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」をつけてください)

動物生理学1 (Animal Physiology 1)

動物の生理機能のうち,神経,感覚,循環,呼吸,内分泌に関する生理学的基本事項について理解することを到達目標とする。

以下の項目について学ぶ。 01. 細胞生理学I (細胞膜,イオン平衡,静止膜電位)(担当:吉村)02. 細胞生理学II (活動電位の発生と伝導)(担当:吉村)03. 細胞生理学III (シナプス伝達)(担当:吉村)04. 神経系I (神経系の構成)(担当:中根)05. 神経系II (感覚系総論)(担当:中根)06. 神経系III (視覚,聴覚,化学感覚)(担当:中根)07. 筋 (担当:阿部)08. 心血管系I (心臓)(担当:阿部)09. 心血管系II (循環)(担当:阿部)10. 心血管系III (血液・免疫)(担当:大川)11. 呼吸器系(担当:大川)12. 内分泌器官、ホルモン、受容体総論(担当:吉村)13. 血糖調節機構 (担当:中根)14. 副腎とストレス応答 (担当:阿部)15. 骨代謝(担当:大川)

筋・神経,中枢神経,感覚機能,行動,血液,循環,呼吸, 内分泌

特になし。

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(選択)資源生物科学科(必修)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○本道栄一,大森保成, 山本直之 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

動物形態学 (Animal Morphology)

脊椎動物の体を構成する基本的な構造について肉眼レベルから電子顕微鏡レベルまで広く学び,動物が持ついろいろな機能がどのような構造によって発現するのかを理解する。

授業計画01. 動物形態学概論Ⅰ02. 動物形態学概論Ⅱ03. 動物組織学概論04. 骨格系05. 筋系06. 循環器系07. 神経系08. 消化器系09. 呼吸器系10. 泌尿器系11. 感覚器系12. 内分泌系13. 生殖器系14. 魚類形態学Ⅰ15. 魚類形態学Ⅱ

脊椎動物,形態学, 器官,組織

哺乳類,魚類を中心とした脊椎動物の体を構成するすべての組織・器官系について,形態学的および機能形態学的な解説を行う。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・履修取り下げ制度を採用する。・期末試験80%,授業中に行う小テストなどの平常点20%。・期末試験を受験しない者は「欠席」とし,受験者について総合点で成績を判断する。

本道栄一 e-mail:ehondo@大森保成 e-mail:ohmori@山本直之 e-mail: nyama@          (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

特になし

分類・形態学,動物生理学1,2

図説 動物形態学(朝倉書店)増補改訂版 魚類生理学の基礎(恒星社厚生閣)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(選択)資源生物科学科(必修)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○三浦 健,池田素子,水口智江可,山田早人 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

昆虫生理生態学(朝倉書店),最新応用昆虫学(朝倉書店),分子昆虫学(共立出版)

昆虫科学2

昆虫類の持つ諸特性について,分子から行動までの様々なレベルで学ぶ。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・定期試験を70%,小テストの合計を30%とする。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

e-mail 三浦 健:k-miura@  池田素子:mochiko@    水口智江可:c_mina@ 山田早人:h_yamada@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

昆虫科学1(Insect Science 1)

昆虫類は全動物種の70%以上を占めるとされるほど種類数が多く,我々人間の活動領域を含め,陸上のあらゆる環境に多様な適応戦略をもって入り込んでいる。本講義では,昆虫類に今日の繁栄をもたらした様々な特性について学び,良きにつけ悪しきにつけ人間活動に関ってくるこの隣人についての理解を深める。

授業計画01.昆虫の多様性と分類:昆虫の代表的な分類群02.昆虫の擬態:ミュラー型擬態とベイツ型擬態03.昆虫の視覚と嗅覚:昆虫が知覚する世界と環境情報を感知するセンサー類04.昆虫の神経系:神経伝達のしくみ,記憶と学習,ミツバチの行動05.昆虫の外部形態と機能:皮膚の構造,翅の構造と飛翔06.昆虫の内部形態と機能:消化器系,排泄器系,呼吸器系,神経系,内分泌系,循環器系07.昆虫の食餌と解毒代謝:食餌のパターン,解毒代謝と殺虫剤抵抗性08.昆虫に特徴的な代謝系:血液組成,血糖と糖代謝,飛翔時のエネルギー代謝,脂質の輸送と代謝09.昆虫の免疫系1:上皮バリア,自然免疫と適応免疫,昆虫病原微生物10.昆虫の免疫系2:非自己の認識と免疫シグナルの伝達経路11.昆虫の内分泌学1:内分泌とは,さまざまな昆虫ホルモン12.昆虫の内分泌学2:脱皮・変態,生殖,季節適応13.昆虫の人間活動との関わり:衛生動物学的視点から14.昆虫の初期発生と遺伝子:ショウジョウバエを例に15.オフィスアワー

昆虫の多様性,分類,形態,発生,神経,内分泌,免疫,生殖,代謝,行動

 適宜プリントを配布

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(選択)資源生物科学科(必修)

対 象 学 科 生物環境科学科,資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○白武勝裕,谷口光隆,一柳健司 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

G Karp 著,山本正幸・渡辺雄一郎 監訳「分子細胞生物学 第7版」(東京化学同人)

生物学基礎II,生物化学2,遺伝学

教科書「キャンベル生物学 原書9版」の第6章,7章,11章,12章を中心として,細胞学の基礎,細胞膜の構造と機能,細胞内膜系,タンパク質分解装置 (以上,白武担当),ミトコンドリア,プラスチド,細胞骨格,細胞外環境(以上,谷口担当),タンパク質輸送,細胞の情報連絡,核と細胞周期(以上,一柳担当)について講述する.

 メールにて担当教員に問い合わせること

・試験(定期試験,小テスト)により評価する(100%)・履修取り下げ制度を採用する・定期試験を受験しない場合は「欠席」

白武勝裕  e-mail: shira@谷口光隆  e-mail: taniguti@一柳健司  e-mail: ichiyana@ (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

分子細胞生物学1 (Molecular Cell Biology 1)

細胞の構造・機能を分子生物学的観点から学習し,生物の基本単位である細胞がもつ精巧なしくみを分子のレベルで理解する.また,これらのしくみを解明するために用いられる解析手法や細胞機能と生体機能との関連についても学習する.

授業計画01.  細胞学の基礎02.  細胞膜の構造と機能(膜脂質,膜タンパク質)03.  細胞内膜系(小胞体,ゴルジ体,輸送小胞,リソソーム,液胞)04.  蛋白質分解装置(オートファゴソーム,プロテアソーム)05.  ミトコンドリア,プラスチド,ペルオキシソーム06.  細胞骨格07.  細胞外成分,細胞間結合08.  タンパク質輸送09.  細胞の情報連絡10.  核と細胞周期

細胞,細胞膜,細胞質内膜系,核,ミトコンドリア,プラスチド,細胞骨格,細胞外成分,情報伝達

池内 昌彦,‎ 伊藤 元己,箸本 春樹 (監訳)キャンベル生物学(原書9版)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) 〇柴田秀樹,灘野大太 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

分子細胞生物学1(Molecular Cell Biology 1)

細胞の基本構造と生理的現象の調節メカニズムを分子レベルで理解し,これらを応用生物学的,農学的利用に供するための基礎知識を身につける。英語版の教科書を用いることで,生命科学英語の読解能力を養う。

授業計画(カッコ内は教科書の章)01. 細胞構造の概要,細胞研究法と顕微鏡観察(第1章の一部)02. 生体膜の構造(第11章)03. 細胞小器官 - ミトコンドリアと葉緑体の構造 - (第14章の一部)04. 細胞小器官 - 核,小胞体,ゴルジ体など - と細胞分画法(第15章)05. タンパク質の選別輸送(第15章)06. 小胞輸送のメカニズム(第15章)07. 分泌経路・飲食作用経路(第15章)08. 細胞骨格 - 中間径フィラメント,微小管(第17章)09. 細胞骨格 - アクチン(第17章)10. 細胞周期(第18章)11. 有糸分裂と細胞質分裂(第18章)12. 細胞増殖と細胞成長の制御(第18章)13. 細胞死(第18章)14. 減数分裂のメカニズム(第19章)15. オフィスアワー

各項目の担当教員:01~07 灘野,08~14 柴田

細胞構造,細胞小器官,細胞骨格,細胞内輸送,細胞周期,細胞分裂,細胞死

Essential Cell Biology(英語版)4th edition 2014Bruce Alberts et al. Garland Science

Molecular Biology of the Cell, 5th edition, Bruce Alberts et al. GarlandScience生物未履修者 http://www.keirinkan.com

遺伝学,分子細胞生物学2,分子細胞生物学3,分子細胞生物学4

生体膜と細胞骨格の構造と機能,及び細胞小器官の役割と物質輸送の仕組みを解説する。また,細胞分裂の仕組み,及び細胞増殖と細胞死を制御する分子機構を講義する。これらの細胞の生理的現象の仕組みが明らかにされた研究手法についても説明を加えることで,理解を深める。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・概ねの評価割合として,期末試験80%,講義中の小テストを含む講義への取り組み20%・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない場合は,「欠席」とする。

柴田秀樹 e-mail: shibabou@灘野大太 e-mail: nadano@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○前島正義,堀尾文彦 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

生物化学1,化学基礎II

生物が食物あるいは栄養成分として摂り入れた物質は,自らの構成成分を作り出す素材を獲得するため,そして必要なエネルギーを得るためにさまざまな仕組みで代謝される。本講義では,酵素触媒反応の特徴,酵素反応の速度論,解糖系・クエン酸回路をはじめとする代謝経路と調節機構,生理学的意義,さらに酸化的リン酸化によるATP生産機構とその調節などを中心に,代謝のダイナミズムについて深く理解できるよう講義する。

月曜日午後5時〜7時(講義時あるいはメールにて担当教員に問い合わせること。)

・出欠および理解度確認のためのレポート(10%)と定期試験(90%)により成績評価。・履修取り下げ制度を採用する。・履修取り下げの有無に関わらず,定期試験を受験しない者は「欠席」とする。

前島正義  e-mail:maeshima@堀尾文彦  e-mail:horiof@ (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

レーニンジャーの新生化学 第6版 上・下巻(廣川書店)

生物化学2 (Biochemistry 2)

生物に共通する細胞での物質代謝とエネルギー獲得の概念,具体的な経路に関する理解,そして代謝に関わる酵素の基本概念に関する理解,そして関連する数値計算にも習熟することを到達目標とする。

パート1(前島) 01. はじめに(食物から生体成分の素材とエネルギーを取り出す仕組み) 02. 代謝からみた細胞構造の特徴と意味 03. タンパク質を調べる(ゲノムサイエンス,分子の精製,機能解析) 04. 酵素反応速度論(酵素反応の特徴,反応速度を規定する要因,反応速度の 測定,ミカエリス・メンテン式)

パート2(堀尾) 05. 解糖経路 06. 糖質の異化代謝の調節 07. ペントースリン酸経路(グルコース酸化の第二経路) 08. クエン酸回路:代謝経路,役割,調節 09. 脂肪酸の酸化 10. 尿素サイクル

パート3(前島) 11. 酵素反応の阻害様式と解析法 12. 補酵素の種類と機能 13. 生体エネルギー論:ATPおよび高エネルギーリン酸化合物 14. ミトコンドリアでの酸化的リン酸化反応(ATP合成の分子機構) 15. エネルギー転換効率とエネルギー生産の調節

代謝,解糖系,クエン酸回路,尿素回路,酵素反応速度論,酸化的リン酸化,ATP合成

講義の中で参考書を紹介する。プリントを配布する。(原書で学びたい方は,Lehninger Principles of Biochemistry, Seventh Edition, W.H. Freeman andCompanyを参照)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(選択)資源生物科学科(選択)応用生命科学科(必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者)  ○榊原 均,石黒澄衞 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

生物化学3 (Biochemistry 3)

生体内の代表的な生合成系の代謝を分解系の代謝と比較して理解する。また,代謝調節に関わる情報伝達分子の生化学的な性質や機能を理解する。

授業計画01. 糖の生合成02. 糖の生合成と分解の相互調節03. グリコーゲンの生合成と分解04. 脂肪酸の生合成05. いろいろな脂質の生合成06. 窒素固定とアンモニアの同化07. アミノ酸の生合成08. ヌクレオチドの生合成09. 窒素を含むいろいろな化合物の生合成10. ホルモン受容体と細胞内情報伝達機構11. 生体における代謝の統合

担当: 石黒(01〜05),榊原(06〜11)

糖新生,多糖生合成, 脂質生合成,アミノ酸生合成,ヌクレオチド生合成, 代謝調節,ホルモン,ホルモン受容体, 細胞内シグナル伝達

 レーニンジャーの新生化学 第6版 上・下巻(廣川書店)

特になし

生物化学1,生物化学2

分解系の代謝経路とエネルギー生産を扱う生物化学2に対し,本講義では生体内の種々の生合成系の代謝について解説する。生体における代謝調節のしくみを合成系代謝と分解系代謝の違いや生命活動のダイナミズムとの関連で解説する。さらに,細胞間情報伝達物質や細胞内情報伝達物質の生化学的な性質や機能について解説する。教科書「レーニンジャーの新生化学」の12, 14(一部), 15, 16(一部), 20(一部), 21, 22, 23章を学ぶ。

講義時またはメールにて担当教員に問い合わせること。

・定期試験(85%),小テスト等(15%)・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しなかった学生は欠席とする。

榊原 均  e-mail:sakaki@石黒澄衞  e-mail:guronyan@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科,資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○今井貴規 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

有機化学2 (Organic Chemistry 2)

有機化学の理論,有機化合物の命名法・化学構造・性質,有機化学反応等に関する知識を身につけ,化学反応を分子特性に関連付けて理解する。さらに,生命現象を含めた自然界に起こる現象を有機化学的に分析する素養を涵養する。

01. カルボン酸とカルボン酸誘導体の反応(11章)02. アルデヒドとケトンの反応・カルボン酸誘導体のその他の反応(12章)03. カルボニル化合物のα炭素の反応(13章)04. ラジカル(14章)05. 炭水化物の有機化学(16章)06. アミノ酸,ペプチド,およびタンパク質の有機化学(17章)(括弧内は教科書の章番号を示す)

命名法,化学構造,化学結合,化学反応,化学的性質

ブルース著,大橋泰史ら共訳「ブルース有機化学概説 第3版」(化学同人)

ブルース著,大橋泰史ら共訳「ブルース有機化学[上・下] 第7版」(化学同人)

化学基礎Ⅰ,化学基礎Ⅱ,有機化学1,有機化学3,バイオマス科学1,バイオマス変換化学

有機化学1で修得した内容を前提として,カルボン酸,アルデヒドとケトン,炭水化物などの命名法,構造,反応について学習する。

授業終了後または電子メールにより都合を聞くこと。

・主に期末試験による。・出欠の確認を兼ねた中間小テストを行う。・履修取り下げ制度を採用する。・期末試験を受験しない者は欠席とする。

今井貴規 e-mail:takaimai@

              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○北 将樹,西川俊夫 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

特になし

有機化学1,有機化学3,有機化学4,有機構造解析学,生命分子化学

有機化学1で修得した内容を前提として,有機化合物の基本的な官能基(ハロアルカン,アルコール,アルケン,アルキン)の性質や合成法,反応性,反応機構について解説する。毎回,演習問題の課題を与えることで,より理解しやすくする。

授業終了後または電子メールにより都合を聞くこと。

・主に試験(中間試験,期末試験)によるが,演習の提出も加味する。・履修取り下げ制度を採用する。・中間・期末試験を受験しない者は欠席とする。

北 将樹 e-mail:mkita@西川俊夫 e-mail:nisikawa@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

有機化学2 (Organic Chemistry 2)

有機化学は生体高分子を含む有機化合物(分子)を理解するためのもっとも基礎的な学問である。中でも基本的な官能基(ハロアルカン,アルコール,アルケン,アルキン)の性質や合成法,反応性,反応機構について理解することで,さまざまな有機化合物に応用できる力を養う。

01. アルコールの性質・合成(8章)02. アルコールの反応・エーテル(9章)03. アルケンの性質・合成(11章)04. アルケンの反応(12章)05. アルキンの性質・合成・反応(13章)06. 共役系(14章)

(括弧内は教科書の章番号を示す)

担当: 01〜03 北,04〜06 西川

アルコール,エーテル,アルケン,アルキン,共役系

ボルハルト・ショアー著,古賀憲司ら監訳「現代有機化学 第6版(上)」(化学同人)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(選択)資源生物科学科(選択)応用生命科学科(必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○西川俊夫,中崎敦夫 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

特になし

化学基礎Ⅰ,有機化学1,有機化学2,有機化学4,有機構造解析学

有機化学2に引き続き,芳香族化合物,カルボニル化合物,カルボン酸とその誘導体の性質と合成法や反応性について系統的に学ぶ。毎回,演習問題による復習を課す。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・中間試験(45%),期末試験(45%),演習解答の提出(10%)・履修取り下げ制度を採用する。・中間・期末試験のうち,一方でも欠席した場合「欠席」

西川俊夫 e-mail:nisikawa@中崎敦夫 e-mail:nakazaki@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

有機化学3 (Organic Chemistry 3)

有機化学は生体高分子を含む有機化合物(分子)を理解するためのもっとも基礎的な学問である。有機化合物の性質・反応性を論理的に説明できる力を養う。

授業計画01. 非局在化したπ電子系(14章)02. ベンゼンの芳香族性:芳香族求電子置換反応(15章)03. ベンゼン誘導体への求電子攻撃(16章)04. アルデヒドとケトン:カルボニル基(17章)05. エノール,エノラートとアルドール縮合(18章)06. カルボン酸(19章)07. カルボン酸誘導体(20章)

担当:01〜04 西川,05〜07 中崎

芳香族性,芳香族求電子置換反応,カルボニル,エノール,アルドール縮合,カルボン酸,カルボン酸誘導体

ボルハルト・ショアー著,古賀憲司ら監訳「現代有機化学 第6版(上)(下)」(化学同人)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(必修)資源生物科学科(選択)応用生命科学科(必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○吉村 徹,邊見 久 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

受講者は化学基礎I,化学基礎IIを履修していることが望ましい。

講義は教科書(アトキンス生命科学のための物理化学(第2版))の4章から8章に沿って行われる。各回の講義の後,演習問題を解きレポートを提出することにより理解を深める。なお,吉村 徹は反応速度論(第8〜15回)を,邊見久は化学平衡(第1〜3回)および電気化学(第4〜7回)に関して講義する。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・定期試験80%,レポート20% で評価する。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しないものは欠席とする。

吉村 徹 e-mail:yosimura@邊見 久 e-mail:hhemmi@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

レーニンジャーの新生化学(第6版)上 (廣川書店)

生命物理化学1 (Biophysical Chemistry 1)

エネルギー論,電磁気学などの観点から生命現象を理解するために必要な,電気化学,化学平衡,反応速度論等を中心とした物理化学の諸原理について学ぶ。この科目の履修を通して生命現象を物理化学的側面から理解しうる能力を養う。

授業計画01. 反応ギブズエネルギーと平衡定数02. プロトン移動平衡(1)03. プロトン移動平衡(2)04. イオンの輸送05. レドックス反応06. 標準電位の応用07. 生体内におけるレドックス反応08. 反応速度、速度式と速度定数09. 速度式の決定(1)初速度法による速度式の決定10. 速度式の決定(2)積分型速度式1,半減期11. 速度式の決定(3)積分型速度式212. 反応速度の温度依存性とアレニウスの式13. 平衡と速度14. 反応機構と速度式15. 酵素反応速度論

化学平衡,酸と塩基,化学電池,反応速度,反応機構

アトキンス生命科学のための物理化学(第2版)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○土川 覚、稲垣哲也 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

物理学基礎Ⅰ,物理学基礎Ⅱ,化学基礎Ⅰ,生物材料力学,

本授業では,多様な生物情報を正しく解析するために必要な物理工学の基礎原理を詳しく解説し,また,実際の計測を行う上で不可欠な電気工学の基礎について説明する。さらに,ICT農業等の先端学術分野の概要についても説明する。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・中間および期末テスト(80%),小テストおよび授業中の態度(20%)で評価する。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

土川 覚 e-mail:st3842@稲垣哲也 e-mail:inatetsu@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

「医療系のための物理」、佐藤幸一・藤城敏幸著、東京教学社

生命系物理工学 (Physical Science and Engineering for Life)

本講義では,農学および生命農学研究に必要な物理工学関連の基礎知識が体系的に理解できるようになることを目指す。

授業計画

01. 生命農学と物理工学との関連、物理量と単位系02. 力学と生命農学(静止している物体)03. 力学と生命農学(運動している物体-基礎)04. 力学と生命農学(運動している物体-応用)05. 流体力学と生命農学06. 中間試験07. 電磁気学と生命農学(基礎)08. 電磁気学と生命農学(応用)09. 熱力学と生命農学10. 音響学と生命農学11. 光学と生命農学12. 量子力学と生命農学(基礎)13. 量子力学と生命農学(応用)14. 最先端科学と生命農学との関わり

単位系、力学、流体、熱、電磁気学、波、電磁波、量子力学、計測学、農業工学

「計測工学」、山口 勝美・森 敏彦著、共立出版

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(必修)資源生物科学科(必修)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○肘井直樹 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

生 態 学 (Ecology)

生態学は,個体以上のレベルでの生命現象に関する‘集団の生物学’であり,生物と環境との関係を扱う科学である。ここでいう‘環境’には,気候や住み場所,餌資源の質・量といった物理・化学的要素だけでなく,同種の他個体や,競争種,捕食・寄生・共生者等の他種生物との関係性も含まれる。本講義では,地球上の様々な生息環境への生物の適応と進化の過程の理解を通して,これからの人間の進むべき道を考える上での基盤となる生態学(エコロジー)の本質を理解し,生態学的な視点にたって,直面するさまざまな問題の解決に取り組むことができるようになることをめざす。生態学は,地球上での生命の営みと,ヒトを含む生物の全体像の理解のために必須の生物学の一領域である。

01. 基盤科学としての生態学 02. 生物進化と生態学 03. 種分化と適応放散 04. 環境と生物 05. 動物の行動,社会集団・協同・利他現象 06. 生物個体の空間分布と個体群密度の推定,個体群成長 07. 生命表と個体群変動 08. 種内競争(密度効果)と密度依存性 09. 種間競争-競争排除とニッチの概念- 10. 種間競争-競争モデル,多様性の維持機構- 11. 捕食-捕食モデル,数の反応・機能の反応- 12. 捕食-様々な捕食の様式と対捕食戦略-,寄生・共生 13. 生物群集の構造,群集と多様性 14. 生態系の構造と機能-一次生産とエネルギーの流れ- 15. 生態系の構造と機能-生態系におけるN,P,Cの循環,生態系機能-

個体群,生物群集,生態系,相互作用,進化生態

なし(毎回プリントを配布する)。ただし,「キャンベル生物学」の50章~55章が対応するので,この部分を併せて読むこと。

生物学基礎Ⅰ,保全遺伝学,森林保護学,森林生態学

生物と環境のかかわり,様々な生物間相互作用や生態系のしくみについて,プリントとパワーポイントスライドを用いて解説する。なお,生態学に関係する領域のうち,生物多様性の保全や生態系修復およびその遺伝的背景に関する内容については「保全遺伝学」,「森林保護学」,植物生態・森林生態の内容については「森林生態学」の講義で詳しく扱う(いずれも,生物環境科学科3年次専門科目)。

メールにて担当教員に問い合わせること

・定期試験90%,授業への取り組み10%・履修取り下げは認めないが,期末試験を受験しない者は「欠席」とする。

肘井直樹 e-mail:hijii@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

「生態学入門 第2版」(日本生態学会編 東京化学同人2012)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目    選択/必修生物環境科学科(必修)資源生物科学科(選択)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○太田岳史,小谷亜由美,渡邉 彰,竹中千里 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

森林水文学. 塚本良則, 共立出版水環境の気象学. 近藤純正, 朝倉書店地球環境の化学.岩田元彦・竹下英一訳,学会出版センター環境化学.坂田昌弘,講談社

生物圏環境学2,流域保全学

太田がガイダンス,生物圏での蒸発散,生物圏での土壌中での水の動きを概説する。その後を小谷が生物圏での積雪・融雪,現地での水・エネルギー収支について述べる。さらに,ひとつの生態系から地球規模までさまざまなスケールでの物質循環のメカニズムと,その中で生物の果たす役割を学ぶ。炭素・窒素の循環を渡邉が,リン・イオウの循環と総括を竹中が担当する。

メールにて,担当教員に問い合わせること.

・定期試験(80%),レポート(通常の講義時に不定期に課題を示す)(20%)・履修取り下げ制度を採用する。

太田 岳史 e-mail:takeshi@   渡邉 彰  e-mail:akiraw@小谷亜由美 e-mail:kotani@    竹中千里  e-mail:chisato@

           (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

生物圏環境学1(Environmental Sciences in Biosphere 1)

生物圏は周辺環境から一方的に影響を受けているだけでなく,生物圏の存在が周辺環境へも影響を与え,生物圏が現在の環境を形成していると考えられる。本講義では,水・エネルギー・物質循環の視点から生物圏と環境の相互作用を学ぶ。特に,生物圏の生理的・生態的影響の理解が深まることを目指す。

具体的な講義内容は,以下の通りである。

01. ガイダンス.水循環と地球の姿02. 生物圏と水の循環03. 生物圏と蒸発散(放射)04.   同    (蒸発散)05.   同    (蒸発散.遮断蒸発)06. 生物圏と土壌中の水の運動 (飽和流)07.   同          (不飽和流.表面流)08. 生物圏と積雪・融雪(積雪)09.   同      (融雪)10. 北方林と熱帯林11. いろいろな地表面の熱収支12 炭素の循環13 窒素の循環14 リン・イオウの循環15 環境変動と物質循環

水循環,エネルギー循環,元素・物質循環,生物ー環境相互作用,生理生態的影響

なし

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○渡邉 彰,浅川 晋 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

土壌学 (Soil Science)

土壌は生物圏を構成する主要な環境のひとつであり,大気圏,水圏,岩石圏と相互作用を持ち生物圏の恒常性の維持に重要な役割を果たすとともに,陸上生態系を支え,生物生産活動を通して我々の生活と深く結びついている。本講義では,土壌の持つ機能を十分発揮させて農作物の生育促進を図るとともに土壌の劣化とそれがもたらす多くの問題を克服することを念頭に置き,土壌学の基礎を習得することを目的とする。

01. 授業の概要(浅川)02. 森林・草地の土壌-分布と特性,物質循環(浅川)03. 畑・水田の土壌-分布と特性,物質循環(浅川)04. 土壌中の生物の種類(浅川)05. 土壌中の生物の働き(浅川)06. 岩石の風化と土壌の生成(渡邉)07. 土壌鉱物(渡邉)08. 土壌のイオン吸着機構(渡邉)09. 土壌のpH(渡邉)10. 土壌有機物の動態と機能(渡邉)11. 土壌の構造(渡邉)12. 土壌中の水と空気(渡邉)13. 日本の土壌生成因子の特色と土壌の分布(渡邉)14. 日本の主な土壌の特徴(渡邉)15. 世界の土壌(渡邉)

土壌鉱物,土壌有機物,土壌生物,土壌生成,物質循環

木村眞人・南條正巳編「土壌サイエンス入門第2版」(文永堂出版)

土に関わる一般参考図書日本土壌肥料学会, 「土のひみつ」編集グループ編「土の世界-食料・環境・生命」(朝倉書店)土壌学の入門的参考書 松中照夫著「土壌学の基礎-生成・機能・肥沃度・環境」(農文協)土壌学の専門的参考書 久馬一剛編「最新土壌学」(朝倉書店)

生産土壌学,生物圏環境学1,生物圏環境学2,微生物生態学

土壌を構成する無機物(一次・二次鉱物),有機物(腐植物質),生物(動物,微生物)について説明し,それら構成要素に起因する土壌の生物性(物質代謝),化学性(イオン吸着,pHと緩衝能),物理性(構造,水・空気の分布)について学ぶ。また,土壌生成とその過程に関わる因子について学ぶことで,国内外の土壌,土地利用形態の異なる土壌の特徴を理解する。

 メールにて担当教員に問い合わせること。

・期末テストおよび授業への取り組みによる。・履修取り下げは認めない。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

渡邉 彰 e-mail:akiraw@浅川 晋 e-mail:asakawa@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(必修)資源生物科学科(選択)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○吉田正人,山本浩之 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

樹体の解剖(深沢,海青社)

バイオマス科学1,生物材料機能学

草本植物と比べながら,木本植物の種類と分布,進化と系統,成長特性と材形成機構,多層細胞壁の高次構造と巨視的な木材物性との関連性,細胞壁を構成する主要成分の構造と性質,針葉樹材および広葉樹材の組織構造を学ぶ。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・定期試験90%,小テスト10%・履修取り下げ制度を採用する。

吉田正人  e-mail:yoshida@山本浩之  e-mail:hiro@           (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」をつけてください)

生物材料組織学 (Wood Anatomy)

地球温暖化,資源・エネルギー枯渇が深刻な問題となっている中,再生可能でありしかも高度な炭酸ガス固定能力を有する木質バイオマスに期待が寄せられている。その適切な用途や加工,変換方法の開発にあたり,組織,材質特性や種特性を理解する。

授業計画01. 樹木と木材の外観02. 樹木の分類と進化03. 樹木の成長と木材の形成04. 細胞壁の構造と形成05. 木材の外観06. セルロースミクロフィブリル07. 針葉樹材の細胞構成08. 広葉樹材の細胞構成09. 組織構造と材質10. あて材の構造と機能

森林バイオマス,木本植物,セルロース,樹木生理,二次細胞壁

 木材科学講座2 組織と材質 第2版(古野,澤辺編,海青社)

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(必修)資源生物科学科(選択)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○山崎真理子 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

例えば,尾田十八,三好俊郎共著「演習 材料力学 新訂版」サイエンス社など

物理学基礎Ⅰ,生命系物理工学,木質環境学,住宅科学,バイオマス科学2,応用数学

材料力学の基本となる応力とひずみの概念について説明し,材料中に生じる引張・圧縮応力について学ぶ。次いで,「はりの曲げ」に関する諸問題について詳述するが,これが本講義のメインとなる。また,「はりの曲げ」の問題から「棒のねじり」や「長柱の座屈」への展開のなかで力学的概念の類似性とバイオ系に特有の力学的取扱を学ぶ。

開講期間中の金曜日16時30分~17時(A-382号室) (電話・メールで問合せのこと。)

・小テストおよび定期試験による。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は「欠席」とする。4回以上欠席の場合は,再試験受験資格 の対象としない。

山崎真理子 e-mail:marikoy@             (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

生物材料力学 (Strength of Materials)

フックの法則に基づく弾性体の変形に関する力学の初歩を学ぶ。農学部では,植物体や生体,生物材料などを扱っている。例えば,植物の諸器官は,その生育環境に合わせて力学的に最適となる形状・構造を持っている。一方,生物材料である木材は建築に使われ,強度的に安全な性能が求められる。このような力学的諸問題を扱うための基礎学力を身につける。

物体に外部から様々な力が作用したときに,材料内の各部に生じる応力や変形を明らかにし,またその物体自身が持っている強さと比較することによって,強さの上から効率的な形状・寸法を見出し,構造の安全を保障することが,「材料力学」本来の目的である。授業計画は以下のように予定している。01.序論(応力とひずみの概念,弾性係数)02.単純な荷重を受ける物体(引張と圧縮,斜断面の応力,熱応力,残留応力)03.はりの曲げ(1)せん断力と曲げモーメント04.はりの曲げ(2)SFDとBMD05.はりの曲げ(3)単純はりの応力06.はりの曲げ(4)断面二次モーメント07.はりの曲げ(5)たわみ曲線の微分方程式08.はりの曲げ(6)はりの変形09.棒のねじり(1)丸棒のねじり10.棒のねじり(2)フックの法則にしたがわない場合11.棒のねじり(3)複合応力状態12.長柱(1)限界荷重13.長柱(2)オイラーの座屈応力14.円筒の解析

応力とひずみ,圧縮と引張,はりの曲げ,たわみ

佐々木康寿著「バイオ系の材料力学」海青社

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修生物環境科学科(必修)資源生物科学科(選択)応用生命科学科(選択必修)

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○福島和彦,今井貴規 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

木質の形成〜バイオマス科学への招待〜第2版(海青社),木質の化学(文永堂)

バイオマス変換化学,樹木生化学

次世代型エネルギー・材料として期待されるバイオマスにはどのようなものがあるのかを紹介し,代表的な生物的・化学的利用法を概説し,その優位性・問題点などを解説する。バイオマスの大半は高等植物細胞壁であるので,その生合成・化学構造・反応について概略を学ぶ。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・定期試験90%,授業への取組み10%・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しないものは欠席とする。

福島和彦 e-mail:kazu@今井貴紀 e-mail:takaimai@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

バイオマス科学1 (Biomass Science 1)

バイオマスが持続的社会構築において果たす役割を理解する。また,バイオマス化学の基礎となる多糖やフェノール性物質の化学構造・理化学的性質に関する基礎的知識を身に付け,脱石油依存型社会を実現するためには,どのような科学技術が必要になるのかを理解する。

授業計画01. 化石資源利用と地球温暖化02. 物質循環とバイオマス資源(カーボンニュートラル)03. バイオマス資源の現状と課題04. バイオマスリファイナリー(バイオエタノール)05. バイオマスリファイナリー(セルロースナノファイバー)06. バイオポリマー07. 木質バイオマスの化学組成08. 木質バイオマスを構成する多糖の化学構造09. 木質バイオマスを構成する多糖の反応と利用10. 木質バイオマスを構成する高分子フェノール性化合物リグニンの化学構造11. 木質バイオマスを構成する高分子フェノール性化合物リグニンの反応と利用12. 木質バイオマス構成成分の生合成

バイオマス,循環型社会,バイオポリマー,木質,地球温暖化,生合成,化学構造,反応

適宜プリントを配布。

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科 目 区 分 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○竹下広宣・三浦聡 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

適宜紹介する

フードシステム論,農業・資源経済学, 農業・農村制度論

・試験,レポート,受講姿勢によって総合的に評価する。・履修取り下げ制度を採用する。・定期試験を受験しない者は欠席とする。

竹下広宣  e-mail:awa@三浦 聡  e-mail:miuranet@        (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

 メールにて担当教員に問い合わせること。

適宜プリントを配布

現代社会の食と農(Food and Agriculture)

社会科学の観点から食料と農業を理解する。日本の実態と課題のみならず、アジアや欧米などの食料や農業についても、基礎的な知識を得る。

農業生産から食料消費までの過程を統計資料等を用いて概観したうえで、経済学の基礎的概念を用いた分析により「農」と「食」と「環境」について、社会科学的な理解の深化に努める。

講義内容は大凡以下の通りであるが,社会情勢や学生の関心などによって変更することもあり得る。

01. 食料問題と農業問題02.経済発展と農業の地位03.農業生産と土地問題04.農業の生産組織05.農業支援制度06.農業の近代化07.食生活の変化08. 食料需要の特徴09. 食料供給の特徴10. 食の安全と安心の乖離11. 現代のフードシステム12. 日欧の食と農の環境問題13. 食と農の品質保証14. 農業法人と農村15. まとめと補論

食料消費,農業生産,市場原理,フードシステム,政府の農産物市場介入,農業-環境問題,食品ロス,認証システム,農業法人

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科 目 区 分 [群] 専門基礎科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 全学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者)○大蔵 聡,堀尾文彦,竹下広宣,石黒澄衞, 肘井直樹,原田一宏,河野 廉

開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

生命と技術の倫理(Ethics of Bioscience and Biotechnology)

本講義では,自然環境,生物生産,生命操作,食品分野における例を取り上げ,農学分野の研究者・技術者に求められる生命倫理や技術倫理について学ぶ。

授業計画01. 序論(大蔵 聡)02.- 04. 遺伝子組換え技術の利用と法規制(石黒澄衛):遺伝子組換え作物の現状と   課題(歴史,技術面,倫理面,今後),カルタヘナ議定書とは(法規制,遺伝子   組換え実験安全講習会)05. ヒト遺伝情報と個人情報保護(堀尾文彦)06. 家畜の福祉(大蔵 聡):アニマルウエルフェア,家畜の行動とストレス,飼育   環境のエンリッチメント07. 食環境の安心・安全(竹下広宣):消費者不安を取り除くリスクコミュニケー   ション08. 動物実験の生命倫理(堀尾文彦):動物愛護法とその関連法規の紹介,名古屋   大学での動物実験規程の説明と動物実験の管理と承認の説明,動物の飼育環境   整備の重要性(感染症など)09.- 10. 生物多様性と社会(肘井直樹):‘生物多様性’の現状と課題,生物多様   性・生態系保全に関するさまざまな取り組み11.- 12. 自然資源をめぐる保護と利用(原田一宏):国際的に議論されているクジラ   やマグロといった海洋資源13.- 14. バイオテクノロジーと社会(河野 廉):理系学生・院生のキャリアパス,   バイオベンチャー起業15. まとめ(大蔵 聡)

生命利用,生命倫理,動物実験,実験動物,環境倫理,生物多様性,京都議定書,遺伝子組換え作物,技術倫理,パブリックアクセプタンス,リスクコミュニケーション,生態系保全,バイオベンチャー

なし

村上喜良著:「基礎から学ぶ生命倫理学」,勁草書房,2008年加藤尚武著:「新・環境倫理学のすすめ」丸善,2005年その他適宜紹介する。

特になし

農学分野では食の安心・安全に対する消費者への配慮や環境への配慮が重要である。また,いのちある動物の犠牲に対する倫理観が必要である。このような分野に従事する研究者あるいは技術者には,独自の倫理観も求められると同時に,バイオ分野に特有の技術倫理も重要な素養である。さまざまな例を取り上げながら,農学分野の生命倫理と技術倫理について概説する。

メールにて担当教員に問い合わせること。

・数回のレポートおよび授業中に実施するミニテスト(50%), 授業への取り組み(50%)・履修取り下げ制度は採用しない。本講義では「欠席」評価は採用しない。・本講義は特別履修を認めない。

大蔵 聡 e-mail:saohkura@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) 資源生物科学科教員 (○土井一行) 開 講 時 期 2年次 通年

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

メールにて担当教員に問い合わせること

・実験実習時の態度やレポート試験により評価する。・履修取り下げは認めない(レポート未提出者は「F]とする)。

土井一行 e-mail: kdoi@            (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

バイオ実験イラストレイテッド1 分子生物学実験の基礎 中山広樹。西方敬人 秀潤社 ISBN:9784879621481。また、必要に応じてプリントを配布する。

なし

1年次の専門基礎科目および2年次の必修科目

細胞,遺伝,生理,酵素,形態,微生物,植物,動物,昆虫

資源生物科学は,地球上の動植物・微生物の巧みな生存戦略や多様性を理解し,その機能を高度に活用して,食糧生産,地球環境,人間の健康にまつわる問題の解決をめざす総合科学である。2年次までの専門基礎科目と専門科目の講義内容に対応して実際に実験実習を行う。

資源生物科学基盤実験実習(Basic Laboratory and Practice in Bioresource Sciences)

2年次までの専門基礎科目と専門科目の講義内容に対応して実際に実験実習を行うことにより,各科目の理解を深める。また,資源生物科学の基礎を習得し,勉学に対する意欲を高める。

オリエンテーション(実験実習の基本と安全-実験操作の基本,一般試薬の調製法)

生化学実験 微生物学実験 遺伝学実験 分子生物学実験

分類・形態学実験

統計学実験

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科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科,資源生物科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者)○山本一清,中川弥智子,梶村 恒, 阿部秀樹,一柳健司,土井一行

開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

生物情報処理演習 (Biostatistics Exercise)

生物学における代表的な統計分析手法について理解する。

授業計画01.概論02.統計学的なものの考え方03.データの視覚化(Excel)04.基本統計①05.基本統計②06.検定①07.検定②08.統計パッケージR入門09.分散分析・多重比較 ①10.分散分析・多重比較 ②11.分散分析・多重比較 ③12.相関・単回帰分析13.重回帰分析14.主成分分析15.オフィスアワー,まとめ等

記述統計量,確率分布,推定と検定,分散分析,回帰分析

プリント等配布

生物統計学入門(石居進著,培風館)

特になし

生物及びそれに関わる様々な因子を対象とした調査・実験結果を客観的に提示するためには,統計学の知識が不可欠である。逆に,統計学の知識があれば,より効率的な調査・実験計画をたてることが可能となる。この講義では,生物学における代表的な統計分析手法について学ぶ。

メールにて担当教員に問い合わせること。

各回のレポート試験(80%)・授業への取り組み(20%)により評価。履修取り下げ制度を採用する。

山本一清 e-mail:kazukiyo@    中川弥智子 e-mail:miko@梶村 恒  e-mail:kajimura@    阿部秀樹 e-mail:habe@一柳健司 e-mail:ichiyana@    土井一行 e-mail:kdoi@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 2 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○中野秀雄,小田裕昭,新美友章,兒島孝明 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

生物統計学入門(石居進著,培風館)

特になし

生物及びそれに関わる様々な因子を対象とした調査・実験結果を客観的に提示するためには,統計学の知識が不可欠である。逆に,統計学の知識があれば,より効率的な調査・実験計画をたてることが可能となる。この講義では,生物学における代表的な統計分析手法について学ぶ。

メールにて担当教員に問い合わせること。

各回のレポート試験(80%)・授業への取り組み(20%)により評価。履修取り下げ制度を採用する。

中野秀雄 e-mail:hnakano@   小田裕昭 e-mail:hirooda@新美友章 e-mail:tniimi@   兒島孝明 e-mail:kojimat@

              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

生物情報処理演習 (Biostatistics Exercise)

生物学における代表的な統計分析手法について理解する。

授業計画01.概論02.統計学的なものの考え方03.データの視覚化(Excel)04.基本統計①05.基本統計②06.検定①07.検定②08.統計パッケージR入門09.分散分析・多重比較 ①10.分散分析・多重比較 ②11.分散分析・多重比較 ③12.相関・単回帰分析13.重回帰分析14.主成分分析15.オフィスアワー,まとめ等

記述統計量,確率分布,推定と検定,分散分析,回帰分析

プリント等配布

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科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科 単位数 1 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○山本浩之,2年次クラス担任教員 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

指定なし

農学セミナー2,生命農学序説

少人数のグループごとに,生物環境科学科キーワード(*)に関係する社会的・科学的課題を取り上げ,書籍,報告書,論文,ウェブサイトなどをもとに発表をまとめる。これらの発表について,クラス内でディスカッションを行なう。(* 環境保全,生物多様性,生物圏環境,森林,バイオマス,物質循環,持続型社会)

 担当教員(クラス担任)にメールで問い合わせること

・授業中の発表・質問の内容と回数,プレゼンテーションの内容を総合的に評価。・レポートを課すこともある。・履修取り下げ制度を採用する。

 山本浩之 e-mail:hiro@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

農学セミナー1(Seminar in Agricultural Sciences 1)

生物環境科学科学生が取り組むべき課題を認識して興味をもち,それらの課題に対して自ら主体的に考え,発言できるようになることを目指す。また,3年次以降の講義・実習をより深く理解するための基礎を作るとともに,今後必要となる情報収集・分析能力とプレゼンテーション・討論技術の向上を図る。

各クラス6グループずつに分かれ,1グループあたり2回の発表を行なう。1回目の討論の内容を受けて,2回目で発展,深化させることをめざす。

第1週目 全体ガイダンス(授業の進め方,グループ分け等)第2週目 (発表準備)第3週目 第一クラス グループ1,2発表(1回目)第4週目 第二クラス グループ1,2発表(1回目)第5週目 第一クラス グループ3,4発表(1回目)第6週目 第二クラス グループ3,4発表(1回目)第7週目 第一クラス グループ5,6発表(1回目)第8週目 第二クラス グループ5,6発表(1回目)第9週目 (補講日のため休講)第10週目 第一クラス グループ1,2発表(2回目)第11週目 第二クラス グループ1,2発表(2回目)第12週目 第一クラス グループ3,4発表(2回目)第13週目 第二クラス グループ3,4発表(2回目)第14週目 第一クラス グループ5,6発表(2回目)第15週目 第二クラス グループ5,6発表(2回目)

※上記の内容は予定のため,ガイダンス時に配られる予定表で確認すること

科学情報の収集・分析,プレゼンテーション,討論

指定なし

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科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 資源生物科学科 単位数 1 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者)資源生物科学科教員(○山縣高宏,他教員はガイダンス時に告知)

開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

指定なし

生命農学序説,農学セミナー2

科学英語文献の輪読やプレゼンテーションを行う。その際,積極的な発言や活発な討論が行えるよう,資源生物科学科の学生を4グループに分け,少人数で授業を行う。

 メールにて各グループの担当教員に問い合わせること。

・授業中の発表・質問の内容と回数,プレゼンテーションの内容を総合的に評価する。・レポートを課すこともある。・履修取り下げ制度を採用する。

山縣高宏(代表) e-mail:tyamag@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

農学セミナー1(Seminar in Agricultural Sciences 1)

資源生物科学科学生が取り組むべき課題を認識して興味をもち,それらの課題に対して自ら主体的に考え,発言できるようになることを目指す。また,3年次以降の講義・実習をより深く理解するための基礎を作るとともに,今後必要となる科学英語に慣れる。

一般科学誌や原著論文などを題材とした科学英語文献の輪読を行い,読み方や解釈の仕方を学ぶ。また,テーマを設定し,それに関する調査報告や討論を少人数のセミナー形式で行い,プレゼンテーション・討議の方法も学ぶ。

授業は11回開催し,1回あたりの時間数を60分程度とする。

それぞれの授業の第1回目に,担当教員より科学英語文献のテーマや授業の進め方についての説明があり,それにもとづき授業を進めて行く。

科学英語,プレゼンテーション

指定なし

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科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 1 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) 応用生命科学科教員(○森田美代) 開 講 時 期 2年次 春学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

指定なし

基礎セミナー,生命農学序説

科学英語文献の輪読を行う。その際,積極的な発言や活発な討論が行えるよう,応用生命科学科の学生を適当なグループに分け,少人数で授業を行う。

 各グループの担当教員に問い合わせること。

・授業中の発表・質問の内容と回数など授業への取り組みを総合的に評価する。・レポートを課すこともある。・履修取り下げ制度を採用する。

小鹿 一 e-mail:ojika@     吉村 徹 e-mail:yoshimura@北島 健 e-mail:kitajima@   牧 正敏 e-mail:mmaki@森田美代 e-mail:mimorita@   藤田祐一 e-mail:fujita@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

農学セミナー1(Seminar in Agricultural Sciences 1)

応用生命科学科学生が取り組むべき課題を認識して興味をもち,それらの課題に対して自ら主体的に考え,発言できるようになることを目指す。また,3年次以降の講義・実習をより深く理解するための基礎を作るとともに,今後必要となる科学英語に慣れる。

授業計画

1 オリエンテーション2  英語文献1 輪読 第1回3 英語文献1 輪読 第2回4 英語文献1 輪読 第3回5  英語文献1 輪読 第4回6 英語文献1 輪読 第5回7 英語文献1 輪読 第6回8 まとめ

科学英語

指定なし

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科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 生物環境科学科 単位数 1 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) ○山本浩之,2年次クラス担任教員 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質

問・相談をすることで個人的指導を受けられる時

間)

担当教員(クラス担任)にメールで問い合わせること

農学セミナー2(Seminar in Agricultural Sciences 2)

生物環境科学科学生が取り組むべき課題を認識して興味をもち,それらの課題に対して自ら主体的に考え,発言できるようになることを目指す。また,3年次以降の講義・実習をより深く理解するための基礎を作るとともに,今後必要となる情報収集・分析能力とプレゼンテーション・討論技術の向上を図る。

生物環境科学科に関連する科学論文(和文)を取りあげ,自身で研究報告をすることを想定して発表する。取りあげた論文を批判的に読みながら,自らの見かたや考えを加えて発表をまとめる。各発表について,クラス内でディスカッションを行なう。

各クラス10グループずつに分かれ,1グループあたり1回の発表を行なう。論文は,ガイダンスで提示された科学雑誌から選び,各グループでレジュメを作成する。

第1週目 全体ガイダンス(授業の進め方,グループ分け等)第2週目 選んだ論文のチェックと共有第3週目 第一クラス 2~3グループ発表第4週目 第二クラス 2~3グループ発表第5週目 第一クラス 2~3グループ発表第6週目 第二クラス 2~3グループ発表第7週目 第一クラス 2~3グループ発表第8週目 第二クラス 2~3グループ発表第9週目 (補講日のため休講)第10週目 第一クラス 2~3グループ発表第11週目 第二クラス 2~3グループ発表第12週目 第一クラス 2~3グループ発表第13週目 第二クラス 2~3グループ発表第14週目 第一クラス 2~3グループ発表第15週目 第二クラス 2~3グループ発表

※上記の内容は予定であるため,ガイダンス時に配られる予定表で確認すること

科学情報の収集・分析,要約プレゼンテーション,討論プレゼンテーション

指定なし

指定なし

農学セミナー1,生命農学序説

・授業中の発表・質問の内容と回数,プレゼンテーションの内容を総合的に評価する。・レポートを課すこともある。・履修取り下げ制度を採用する。

山本浩之 e-mail:hiro@           (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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Page 47: 《1年生》 内に学科の指定のあるものは,該当する学科の ... · 2018-08-22 · 生物化学の基礎的内容を,教科書「レーニンジャーの新生化学」上

科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 資源生物科学科 単位数 1 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者)資源生物科学教員(○山縣高宏,他教員はガイダンス時に告知)

開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指導を受けられる時間)

 メールにて各グループの担当教員に問い合わせること。

農学セミナー2(Seminar in Agricultural Sciences 2)

資源生物科学科学生が取り組むべき課題を認識して興味をもち,それらの課題に対して自ら主体的に考え,発言できるようになることを目指す。また,3年次以降の講義・実習をより深く理解するための基礎を作るとともに,今後必要となる科学英語に慣れる。

科学英語文献の輪読やプレゼンテーションを行う。その際,積極的な発言や活発な討論が行えるよう,資源生物科学科の学生を4グループに分け,少人数で授業を行う。

一般科学誌や原著論文などを題材とした科学英語文献の輪読を行い,読み方や解釈の仕方を学ぶ。また,テーマを設定し,それに関する調査報告や討論を少人数のセミナー形式で行い,プレゼンテーション・討議の方法も学ぶ。

授業は11回開催し,1回あたりの時間数を60分程度とする。

それぞれの授業の第1回目に,担当教員より科学英語文献のテーマや授業の進め方についての説明があり,それにもとづき授業を進めて行く。

科学英語,プレゼンテーション

指定なし

指定なし

生命農学序説,農学セミナー1

・授業中の発表・質問の内容と回数,プレゼンテーションの内容を総合的に評価する。・レポートを課すこともある。・履修取り下げ制度を採用する。

山縣高宏(代表) e-mail:tyamag@              (@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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Page 48: 《1年生》 内に学科の指定のあるものは,該当する学科の ... · 2018-08-22 · 生物化学の基礎的内容を,教科書「レーニンジャーの新生化学」上

科 目 区 分 専門科目 選択/必修 必修

対 象 学 科 応用生命科学科 単位数 1 単位

授業科目名

担当教員(○印代表者) 応用生命科学科教員(○森田美代) 開 講 時 期 2年次 秋学期

授業の到達目標及びテーマ

授業の概要

具体的な講義内容

キーワード

教 科 書

参 考 書

関連性のある科目(あるいは履修条件)

成績評価の方法

担当教員連絡先

オフィスアワー(学生が学業について質問・相談をすることで個人的指

導を受けられる時間)

 各グループの担当教員に問い合わせること。

農学セミナー2(Seminar in Agricultural Sciences 2)

応用生命科学科学生が取り組むべき課題を認識して興味をもち,それらの課題に対して自ら主体的に考え,発言できるようになることを目指す。また,3年次以降の講義・実習をより深く理解するための基礎を作るとともに,今後必要となる科学英語に慣れる。

科学英語文献の輪読を行う。その際,積極的な発言や活発な討論が行えるよう,応用生命科学科の学生を適当なグループに分け,少人数で授業を行う。

授業計画

1 オリエンテーション2  英語文献2 輪読 第1回3 英語文献2 輪読 第2回4 英語文献2 輪読 第3回5  英語文献2 輪読 第4回6 英語文献2 輪読 第5回7 英語文献2 輪読 第6回8 まとめ

科学英語

指定なし

指定なし

基礎セミナー,生命農学序説

・授業中の発表・質問の内容と回数など授業への取り組みを総合的に評価する。・レポートを課すこともある。・履修取り下げ制度を採用する。

小林哲夫 e-mail:koba@agr     北 将樹 e-mail:mkita@agr青井啓悟 e-mail:aoi@agr      横島 聡 e-mail:yokoshima@ps松田 幹 e-mail:tmatsuda@agr   近藤竜彦 e-mail:kontatsu@agr        (e-mailアドレスには「.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)

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