情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科...

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情報工学科

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Page 1: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

情 報 工 学 科

Page 2: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-215-

フレッシュマンゼミⅠ (Freshman Seminar I) 情報工学科教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学生として自主的に学び、考え、行動するための基礎を築くことを目的とする。履修方法の指導、講義を受けるための基礎となるノートの取り方、テキストの読み方、レポートの書き方などを学ぶ。また図書館をはじめとした大学の施設の見学や利用方法を学び、自分の目的に応じて学習環境を利用できるようになることを目指す。 後にキャリアガイダンスを通じて、卒業後の自分の姿を具体化し、今期にやるべき目標を明確にする手助けとする。

課題提出、レポート等で評価する。

授業内で提示する。桜井邦朋著『大学は何を学ぶところか』地

人書館、藤田哲也編著『大学基礎講座』北大路書房

復習として、講義の受け方、ノートの取り方などを他の科目において実践するようにすること。

【授業計画】1 オリエンテーション2 履修指導3 履修指導4 大学における学習の基礎1(以下、12回まで順不同)5 大学における学習の基礎26 大学における学習の基礎37 学内施設見学18 学内施設見学29 学内施設見学3

10 テーマに基づく情報収集とディスカッション111 テーマに基づく情報収集とディスカッション212 テーマに基づく情報収集とディスカッション313 キャリアガイダンス14 キャリアガイダンス15 レポート提出

各授業の内容および順番は、担当教員ごとに異なる。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

フレッシュマンゼミⅡ (Freshman Seminar Ⅱ) 情報工学科教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学生として自主的に学び、考え、行動するための基礎を築くことを目的とする。春学期の履修状況を考慮した履修方法の指導を行う。より専門的なテーマで情報収集と発表、討論を行う。 後にキャリアガイダンスを行い、進路設計を具体的に行うための道筋を学ぶ。

課題提出、レポート等で評価する。

授業内で提示する。桜井邦朋著『大学は何を学ぶところか』地

人書館、藤田哲也編著『大学基礎講座』北大路書房

復習として、ゼミで学習した内容を他の科目等で実践すること。

【授業計画】1 オリエンテーション2 履修指導3 履修指導4 大学における学習の基礎1(以下、12回まで順不同)5 大学における学習の基礎26 大学における学習の基礎37 テーマに基づく情報収集とディスカッション18 テーマに基づく情報収集とディスカッション29 テーマに基づく情報収集とディスカッション3

10 テーマに基づく情報収集とディスカッション411 テーマに基づく情報収集とディスカッション512 テーマに基づく情報収集とディスカッション613 テーマに基づく情報収集とディスカッション814 テーマに基づく情報収集とディスカッション815 レポート提出

各授業の内容および順番は、担当教員ごとに異なる。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータ利用技術入門 (Practice of Computer Utilize Technique) 北久保茂、江藤香情報工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 2時限) 集中 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報システムや計算機科学を学んで行くために必要となるコンピュータの基本操作と利用技術を習得する。目的は他科目を履修するために必要な基礎知識の習得である。Windowsの基本操作、インターネット、各種アプリケーション(電子メール、日本語ワープロ、表計算ソフト、HTML文書等)とその操作を通して、OSの機能や文字、数式、画像の操作方法およびデータ形式についてぶ。

課題提出で評価する。

必要に応じてファイルで提供する。

授業内で提示する。

事前にコンピュータビレッジやLCセンターでコンピュータを使用して見ること。

【授業計画】1 ガイダンス2 Windowsの基本操作(OSとGUI)3 Windowsの基本操作(ファイル管理と種類)4 インターネット(WWWと電子メール)5 日本語ワープロ(文書)6 日本語ワープロ(数式、図形)7 表計算ソフト(表、数式、グラフ)8 表計算ソフト(関数、並び替え)9 表計算ソフト(関数、グラフによるデータの分析)

10 画像処理ソフト(画像形式とその特徴、画像の加工)11 プレゼンテーション(発表の構成とスライド)12 プレゼンテーション(オブジェクトの編集)13 インターネット(HTML文書とWebサーバ)14 インターネントによる調査とプレゼンテーション準備15 調査結果のプレゼンテーション

ノートPCを持ち込んで利用することも可。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-1

Page 3: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-216-

コンピュータ利用技術基礎 (Practice of Computer Utilize Technique) 飯倉道雄、阿部正平情報工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 2時限) 発展 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報システムや計算機科学を学んで行くために必要となるコンピュータの基本操作と利用技術を習得する。目的は他科目を履修するために必要な基礎知識の習得である。Windowsの基本操作、インターネット、各種アプリケーション(電子メール、日本語ワープロ、表計算ソフト、HTML文書等)とその操作を通して、OSの機能や文字、数式、画像の操作方法およびデータ形式について学ぶ。

課題提出で評価する。

必要に応じてファイルで提供する。

授業内で提示する。

事前にコンピュータビレッジやLCセンターでコンピュータを使用して見ること。

【授業計画】1 ガイダンス2 Windowsの基本操作(OSとGUI)3 Windowsの基本操作(ファイル管理と種類)4 インターネット(WWWと電子メール)5 日本語ワープロ(文書)6 日本語ワープロ(数式、図形)7 表計算ソフト(表、数式、グラフ)8 表計算ソフト(関数、並び替え)9 表計算ソフト(関数、グラフによるデータの分析)10 画像処理ソフト(画像形式とその特徴、画像の加工)11 プレゼンテーション(発表の構成とスライド)12 プレゼンテーション(オブジェクトの編集)13 インターネット(HTML文書とWebサーバ)14 インターネントによる調査とプレゼンテーション準備15 調査結果のプレゼンテーション

ノートPCを持ち込んで利用することも可。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報化社会と倫理 (Information Society snd Ethics) 磯野春雄情報工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】インターネットに代表される情報通信技術、情報メディア技術の現状を理解し、情報化社会における知的財産権、個人情報保護、情報セキュリティ、情報倫理等について幅広く学ぶ。またインターネット社会における今日的な課題について学生自身が調査した結果をグループ発表することによって相互理解を深める。この授業を通してインターネット社会の必須事項である基本ルール&マナーの習得を目標とする。

期末試験90%、グループ発表10%講義資料はインフォキャンパスから配布。

グループ発表課題は授業で配布

会田和弘『情報セキュリティ入門』共立出版   

参考図書を熟読しておくこと

【授業計画】1 オリエンテーションとグループ発表の編成2 情報の本質3 情報と情報化社会4 インターネットの進展5 情報メディアの進展6 次世代情報メディア技術7 知的財産権8 インターネット社会の著作権9 情報化社会と個人情報保護10 インターネット社会のルール&マナー11 インターネット社会の情報セキュリティ12 コンピュータ社会と情報倫理13 インターネット社会の情報倫理教育14 インターネット事件の 近の事例15 情報メディアに関する話題

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ディジタル回路入門 (Introduction to Digital Circuits) 北久保茂情報工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】初学者を対象に、コンピュータハードウェアの基本となるディジタル回路技術の基礎を、演習を通して習得することを目標とする。2進数・論理演算の初歩からはじめ、組合せ論理回路、フリップフロップ、順序回路を中心とした内容の例題解説と演習により基本的なディジタル回路の典型例を理解する。

期末試験30%+中間試験30%+小テスト20%+演習課題20%

堀桂太郎著『ディジタル電子回路の基礎』東京電機大学出版局

星野・北久保・山内著『デジタル時代の論理代数』日新出版

「コンピュータ入門」(1年春学期)を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 2進数と16進数2 論理演算とブール代数(1)3 論理演算とブール代数(2)4 組合せ論理回路5 基本ゲート回路6 よく使われる組合せ論理回路7 演算回路8 中間試験9 フリップフロップ(1)10 フリップフロップ(2)11 順序回路12 非同期式カウンタ13 同期式カウンタ14 A/D・D/A変換15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-2

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-217-

ディジタル回路基礎 (Basic Digital Circuits) 北久保茂情報工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】初学者を対象に、コンピュータハードウェアの基本となるディジタル回路技術の基礎を、演習を通して習得することを目標とする。2進数・論理演算の初歩からはじめ、組合せ論理回路、フリップフロップ、順序回路を中心とした内容の例題解説と演習により基本的なディジタル回路の典型例を理解する。

期末試験30%+中間試験30%+小テスト20%+演習課題20%

堀桂太郎著『ディジタル電子回路の基礎』東京電機大学出版局

星野・北久保・山内著『デジタル時代の論理代数』日新出版

「コンピュータ入門」(1年春学期)を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 2進数と16進数2 論理演算とブール代数(1)3 論理演算とブール代数(2)4 組合せ論理回路5 基本ゲート回路6 よく使われる組合せ論理回路7 演算回路8 中間試験9 フリップフロップ(1)

10 フリップフロップ(2)11 順序回路12 非同期式カウンタ13 同期式カウンタ14 A/D・D/A変換15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

代数基礎 (Basic Algebra and Practice) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】「コンピュータ基礎数学Ⅰ・Ⅱ」の講義に即した演習を行なう。それぞれの講義における基本的事項を理解した上で演習問題を解くことができるようになることを達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 実数、絶対値、平方根2 2次関数のグラフ3 整式の展開4 2次関数の 大・ 小5 因数分解6 分数関数7 2次方程式の解の公式8 無理関数9 2次方程式の解と係数の関係

10 剰余の定理11 指数関数12 2次不等式13 対数関数14 総合演習:「情報への数学入門Ⅰ」の内容15 総合演習:「情報への数学入門Ⅱ」の内容

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

解析基礎 (Basic Analysis and Practice) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における数学をスムーズに理解するために、三角関数について学習するとともに問題演習を極めて基礎的なレベルから行なう。三角関数に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 三角比2 三角形への応用(1) 三角形の面積、正弦定理3 三角形への応用(2) 余弦定理4 一般角、弧度法5 円弧の長さ、おうぎ形の面積6 三角関数7 三角関数の相互関係8 三角関数の性質9 三角関数のグラフ

10 加法定理11 2倍角の公式、半角の公式12 積と和の公式13 三角関数の合成14 三角方程式、三角不等式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-3

Page 5: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-218-

線形代数基礎 (Basic Linear Algebra and Practice) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における数学をスムーズに理解するために、線形代数学の基礎をなす事柄について学習するとともに問題演習を極めて基本的なレベルから行なう。ベクトル・空間図形に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 平面上のベクトル2 ベクトルの和・スカラー倍3 空間の座標、内分点・外分点4 空間内のベクトル5 ベクトルの基本ベクトル表示6 ベクトルの成分表示7 ベクトルの内積8 内積の性質9 位置ベクトル10 直線の方程式11 平面の方程式12 2直線の関係、直線と平面の関係13 球面の方程式14 点と直線の距離15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

代数演習 (Basic Algebra and Practice) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】「コンピュータ基礎数学Ⅰ・Ⅱ」の講義に即した演習を行なう。それぞれの講義における基本的事項を理解した上で演習問題を解くことができるようになることを達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 実数、絶対値、平方根2 2次関数のグラフ3 整式の展開4 2次関数の 大・ 小5 因数分解6 分数関数7 2次方程式の解の公式8 無理関数9 2次方程式の解と係数の関係10 剰余の定理11 指数関数12 2次不等式13 対数関数14 総合演習:「コンピュータ基礎数学Ⅰ」の内容15 総合演習:「コンピュータ基礎数学Ⅱ」の内容

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

解析演習 (Basic Analysis and Practice) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における数学をスムーズに理解するために、三角関数について学習するとともに問題演習を極めて基礎的なレベルから行なう。三角関数に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 三角比2 三角形への応用(1) 三角形の面積、正弦定理3 三角形への応用(2) 余弦定理4 一般角、弧度法5 円弧の長さ、おうぎ形の面積6 三角関数7 三角関数の相互関係8 三角関数の性質9 三角関数のグラフ10 加法定理11 2倍角の公式、半角の公式12 積と和の公式13 三角関数の合成14 三角方程式、三角不等式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-4

Page 6: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-219-

線形代数演習 (Basic Linear Algebra and Practice) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における数学をスムーズに理解するために、線形代数学の基礎をなす事柄について学習するとともに問題演習を極めて基本的なレベルから行なう。ベクトル・空間図形に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 平面上のベクトル2 ベクトルの和・スカラー倍3 空間の座標、内分点・外分点4 空間内のベクトル5 ベクトルの基本ベクトル表示6 ベクトルの成分表示7 ベクトルの内積8 内積の性質9 位置ベクトル

10 直線の方程式11 平面の方程式12 2直線の関係、直線と平面の関係13 球面の方程式14 点と直線の距離15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

化学の基礎 (Elementary Chemistry) 化学教員情報工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】原子や分子の化学反応(エネルギー反応)を通して地球環境や生活環境のあり方を学習し、自然の中に見られる様々な化学的現象を学ぶとともに化学独特の表現や記述について学ぶ。さらに、安全・安心な製品を作る上で必要とされる Green Chemistry の概念を身につける。

期末試験・演習課題などによる。アメリカ化学会『実感する化学 上巻 地

球感動編』NTS

テキストを読んでおくこと。

【授業計画】1 空気の組成と空気のブランケット(大気)2 原子と分子 その化学変化3 空気(大気)の汚染物質4 オゾン層と化学物質および原子、分子、光の化学5 光とエネルギー6 成層圏のオゾン7 温室効果ガスと地球温暖化8 地球カーボンサイクルおよびモル質量9 二酸化炭素ガス以外の温室効果ガス

10 エネルギーの化学11 燃料とエネルギー12 飲料水の化学13 飲料水の安全性14 酸性雨と酸・塩基反応15 酸性雨と地球への影響

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報への数学入門Ⅰ (Introduction to Mathematics for Computer Engineers I) 数学教員、C科教員情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報工学を学ぶために必要な数学をスムーズに理解するための基礎力を身につける。「数と式」、「方程式と不等式」に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 実数、絶対値、平方根2 整式の加法・乗法、整式の展開3 因数分解:基礎4 因数分解:応用5 整式の除法6 2次方程式と解の公式7 2次方程式の解の判別・解と係数の関係8 情報工学講話9 剰余の定理、因数定理

10 不等式の基本性質11 2次不等式12 命題と条件13 複素数14 複素平面15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-5

Page 7: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-220-

情報への数学入門Ⅱ (Introduction to Mathematics for Computer Engineers II) 数学教員情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報工学を学ぶために必要な数学をスムーズに理解するための基礎力を身につける。2次関数・指数関数・対数関数に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 関数とグラフ2 2次関数のグラフ3 2次関数の 大・ 小4 2次関数のグラフと方程式5 2次関数のグラフと不等式6 分数関数7 無理関数8 合成関数、逆関数9 指数法則10 累乗根11 指数関数とそのグラフ12 対数とその性質13 対数関数とそのグラフ14 常用対数・自然対数15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報への数学入門Ⅲ (Introduction to Mathematics for Computer Engineers III) 数学教員情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報工学を学ぶために必要な数学をスムーズに理解するための基礎力を身につける。数列とその極限に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 等差数列2 等差数列の和3 等比数列4 等比数列の和5 和の記号6 階差数列7 いろいろな数列8 漸化式9 数学的帰納法10 漸化式で定められる数列の一般項11 数列の極限12 無限等比数列13 無限級数14 無限等比級数15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータ基礎数学Ⅰ (Basic Mathematics for Computer I) 数学教員、C科教員情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報工学を学ぶために必要な数学をスムーズに理解するための基礎力を身につける。「数と式」、「方程式と不等式」に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 実数、絶対値、平方根2 整式の加法・乗法、整式の展開3 因数分解:基礎4 因数分解:応用5 整式の除法6 2次方程式と解の公式7 2次方程式の解の判別・解と係数の関係8 情報工学講話9 剰余の定理、因数定理10 不等式の基本性質11 2次不等式12 命題と条件13 複素数14 複素平面15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-6

Page 8: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-221-

コンピュータ基礎数学Ⅱ (Basic Mathematics for Computer II) 数学教員情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報工学を学ぶために必要な数学をスムーズに理解するための基礎力を身につける。2次関数・指数関数・対数関数に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 関数とグラフ2 2次関数のグラフ3 2次関数の 大・ 小4 2次関数のグラフと方程式5 2次関数のグラフと不等式6 分数関数7 無理関数8 合成関数、逆関数9 指数法則

10 累乗根11 指数関数とそのグラフ12 対数とその性質13 対数関数とそのグラフ14 常用対数・自然対数15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータ基礎数学Ⅲ (Basic Mathematics for Computer III) 数学教員情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報工学を学ぶために必要な数学をスムーズに理解するための基礎力を身につける。数列とその極限に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

堤香代子著『理工系学生のための基礎数学』理工図書

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 等差数列2 等差数列の和3 等比数列4 等比数列の和5 和の記号6 階差数列7 いろいろな数列8 漸化式9 数学的帰納法

10 漸化式で定められる数列の一般項11 数列の極限12 無限等比数列13 無限級数14 無限等比級数15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータ入門 (Introduction to Computers) 正道寺勉、杉藤芳雄情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 集中(発展も履修可) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目は高校の情報系の学科以外の出身者を対象とした導入科目である。情報工学科の授業で使用するパソコンのしくみを中心として、コンピュータとは、コンピュータの歴史、コンピュータの構造、コンピュータの動作、コンピュータのソフトウェアについて学ぶ。

期末試験(70%)、課題演習(30%)日経BP編集部『体系的に学び直すパソコン

のしくみ』日経BPソフトプレス(2003)谷尻かおり著『これからはじめるプログラ

ミング基礎の基礎』技術評論社(2008)

高等学校の「情報」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 ガイダンス(以下、括弧内はテキストの章番号)2 コンピュータの動作原理(2.1、2.2)3 コンピュータの実現方法(2.3、2.4)4 コンピュータの構成と機能(2.5)5 ディジタルな思考回路(1.1、1.2)6 ディジタルな情報表現(1.3)7 2進数による計算(1.4)8 コンピュータの歴史(3.1)9 パソコンの誕生(3.2、3.3)

10 パソコンのしくみ(4.1)11 CPUの構造と機能(4.2、4.3)12 メモリのしくみ(5.1)13 メモリの構造(5.2)14 画面表示のしくみ(6.1)15 ディスプレイの構造(6.2)

高校の情報系の学科以外の出身者は必ず履修すること。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-7

Page 9: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-222-

プログラミング入門 (Introduction to Computer Programming) 正道寺勉、山地秀美情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】高等学校でプログラミングを学習しなかった学生を対象とする導入科目である。専門コースの選択に関わらず、1年秋学期の「プログラミング基礎・演習」が必修であるために、その準備としてこの科目が開設されている。主な学習項目は、プログラムにおける情報の扱い方(変数と入出力)、演算、手続き型プログラムの基本構造、関数である。

期末試験および授業への取組みにより総合的に評価する。

授業内で配布する

毎回の授業内容を次回までに復習しておくこと。

【授業計画】1 コンピュータの機能とデータ形式2 順次処理3 条件分岐1 if else文を使う4 条件分岐2 if else if文を使う5 繰り返し while文6 配列7 配列を使った繰り返し8 文字列操作1 文字列の定義、長さ、コピー9 文字列操作2 文字列の比較、結合10 探索 線形探索と二分探索11 並べ替え12 関数1 引数(パラメータ)と関数値13 関数2 関数を使った手続きに慣れる14 関数3 ポインタを引数に持つ関数15 手続きをC言語で書く

高等学校でプログラミングを学習しなかった学生は必ず履修すること。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報エレクトロニクスⅠ (Information Electronics Ⅰ) 片山茂友情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報機器やコンピュータによる計測・制御、組み込みシステムの入出力デバイスなど情報分野に関係するハードウェアを理解し、システムの設計に必要な電気・電子に関する基礎的な事柄について解説する。また、講義内容によっては実物を触ったり、デモンストレーション実験によって理解を深める。

期末テスト(70%)とレポート(30%)

佐藤一郎著『図解で学ぶ電気の基礎』日本理工出版加地正義・角政之共著『初めて学ぶ電気電

子の基礎』オーム社

テキストの講義内容の部分を予習しておくこと

【授業計画】1 電気・電子の知識がなぜ必要なのか2 物質と電子(電気が流れるとは?)3 電流・電圧・抵抗とオームの法則4 直流回路(直列接続)5 直流回路(並列接続)6 直流回路(キルヒホッフの法則)7 電流の作用(電力と熱)8 電流による化学作用9 電流と磁気10 磁性体と磁気回路11 電磁力12 電磁誘導現象13 インダクタンス14 静電気と静電誘導15 静電容量とコンデンサ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報エレクトロニクスⅡ (Information Electronics Ⅱ) 山口義昭情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】急速に発展してきた情報エレクトロニクスの基礎の一つが電子回路であり、電子回路では、トランジスタなどの電子デバイスを能動素子として動作させ、整流・増幅・波形変換などを行う。この授業では、「情報エレクトロニクスI」に引き続き、直流回路(主に演習)、交流回路から始めて、ダイオード、トランジスタ(バイポーラトランジスタおよび電界効果トランジスタ)の基本動作を理解し、簡単なアナログ電子回路の設計ができるようになるための基本回路について学習する。

期末試験80%、課題演習20%佐藤一郎著『図解でまなぶ電気の基礎』日

本理工出版、及び配布資料

和泉勲編著『わかりやすい電子回路』コロナ社

常にノートの整理を行い、復習に努めること

【授業計画】1 直流回路(回路解析の基本法則、など)2 直流回路(抵抗の直列・並列接続、電力、など)3 正弦波交流4 交流回路の基礎5 交流回路の電力6 半導体、n形半導体、p形半導体、各種ダイオード7 ダイオード(構造と働き、特性、基本回路)8 バイポーラトランジスタ(構造と働き、特性表示)9 バイポーラトランジスタ(簡単な回路、ダーリントン接続)10 電界効果トランジスタ(構造と働き、特性表示)11 電界効果トランジスタ(MOS形FET、簡単なFET回路)12 オペアンプ(反転増幅回路、非反転増幅回路)13 オペアンプ(加算回路、減算回路)14 オペアンプ(微分回路、積分回路、比較回路)15 AD/DA変換回路

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-8

Page 10: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-223-

情報工学のすすめ (Recommendation of Information Eengineering) 情報工学科全教員情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】これから情報工学科で学ぶことが、将来、どのような分野で必要とされるのか、また、将来、どのような分野で活躍したいのかはっきりしていない人が多いと思う。本講座は、学科を構成する全教員が分担して、情報工学分野で学ぶ事柄について、マルチメディアを使って分かりやすく紹介する。テーマの何回かは、外部から著名な人に来ていただき講演をお願いする。この授業を通して自分が学びたいことや将来への夢を見つけ、今後の学習への切っ掛けになればと考えている。

毎回、要点を整理したレポートや感想文など提出し、その提出回数で評価する。

テーマに即して予めインターネット等で調べておくこと。

【授業計画】1 情報工学科で学ぶこと2 IT技術者とは(情報関連の資格と単位認定)3 学長メッセージ4 情報ネットワークとセキュリティ5 Web2.0と人工知能6 Web情報アーキテクチャとは7 3次元CG技術で作る人間型ソフトウェアロボット8 省エネルギー型無音コンピュータ9 これからのメディアとクリエイティブ

10 3D映像の魅力を探る11 知能化技術と進化計算12 自動車を中心とする組込みシステム技術の動向13 学習と理解14 ネットワーク技術とRFIDタグを利用したユビキタスサービス15 環境問題と情報技術

詳細なテーマと担当者は、学期はじめに掲示する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

メディア情報学 (Media Informatics) 石原次郎情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】現在のメディアの状況をより明確に理解するために、情報メディアの発生からその展開変容までの軌跡をたどり、さらには電子メディアのあり方とその進展の道筋を追うことでメディアの未来像を浮かび上がらせる。とくに情報メディアをコミュニケーション・プロセスとしてとらえ、人と世界の関係、人間の認識や感覚、伝達や記憶の仕組みまでを含んだ包括的な新しい情報メディアの全体図を提示することで、単なるメディア技術史やメディア表現史に終わらない新しい地平を開くことを目標とする。

期末試験および課題レポート

伊藤俊治編『情報メディア学入門』オーム社

テキストを熟読の上講義に臨むこと

【授業計画】1 情報メディアとは何か2 イメージの誕生3 無線・電波・群衆4 文字と印刷5 グラフィックデザインの始まり6 複製技術時代の芸術7 カメラオブスキュラから写真へ8 静止画から動画へ9 映画

10 地球を覆いはじめた通信網11 音響情報とメディア12 テレビと世界コミュニケーション13 CGからVRへ14 デジタル・レボリューション15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

インターネット利用技術演習 (Internet Literacy) 丹羽、飯倉、大嶋(建)、鈴木(真)情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】本講義では、インターネットの仕組みの理解から始まり、さまざまなアプリケーションの利用方法、Webに代表されるような情報収集及び発信の具体的な方法、セキュリティの基礎などについて学ぶ。インターネットについて理解し、インターネットを取り扱うことのできる技術の習得を学習目標とする。

レポート(30%)、課題(40%) 応用課題(30%)

プリント、オンライン資料

「コンピュータ利用技術演習」を履修し、関連知識を習得しておくことが望ましい。

【授業計画】1 オリエンテーション2 インターネットの仕組み、接続方法、認証3 電子メールの仕組み及び電子メールツールの使い方4 電子メールの応用及びメールサーバ5 ホームページ閲覧用ブラウザ、検索による情報収集6 ホームページによる情報発信とHTML文書7 HTML文法とページ記述1(基礎的なタグ)8 HTML文法とページ記述2(CSSについて)9 HTML文法とページ記述3(応用)

10 PHPによるホームページ11 インターネットアプリケーション12 高度なインターネットアプリケーション13 インターネットとUNIX(UNIXOSの基礎)14 インターネットとUNIX(サーバとしてのUNIX)15 インターネットにおけるセキュリティ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-9

Page 11: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-224-

プログラミング基礎・演習 [ C言語 ] (Computer Programming and Practice) 椋田、新藤、阿部情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 3 単位(週 3時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】C言語を用いて手続き型プログラムの基本となる反復構造、条件判断、場合分け、関数化およびプログラミングについて学習する。問題の分析と解法の検討や構造化プログラミングの基礎的な技法、ソースプログラムの書式や可読性の高いプログラムの書き方についても学習する。授業ごとの学習テーマは、学習進度により調整する。なお、教材の内容は担当の先生により異なる。

総合課題は技術点(2 5%)と芸術点(25%)、期末試験(50%)で評価する。

椋田實著『はじめてのC』技術評論社

高橋麻奈著『やさしいC 第3版』ソフトバンク

プログラミングの基礎知識を復習しておくこと。たとえば、「プログラム入門」などの内容です。

【授業計画】1 問題の解き方とプログラミング2 繰返し構造と変数、定数(手続きと繰返し)3 繰返しによる問題解決( 大値、平均点)4 データ処理と選択構造(判定処理)5 機能の関数化(関数の作成)6 複数データの管理と配列(格納方法とアルゴリズム)7 複数データの受渡し(関数と配列)8 ファイルの入出力(データ保存)9 基本図形の描画(WindowsAPI、ペン、ブラシ)10 図形の描画技法(アルゴリズム)11 画像の合成(画像形式、論理積と論理和)12 オブジェクトと構造体(アニメーション)13 イベント処理(マウス、タイマー)14 総合課題作成(1)15 総合課題作成(2)

USBメモリファイルを持参すること。自宅でプログラムの復習ができる環境があることが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

プログラミング基礎・演習 [Java言語 ] (Computer Programming and Practice in Java) 勝間田、高瀬情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 3 単位(週 3時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】Java言語によるプログラミングの基礎について学習する。学習のねらいは、つぎの3項目である。(1) Java言語によるプログラミングの手順と基本事項を理解すること(2)Java言語による構造化プログラミングの実現方法を理解すること(3)これらの理解を実際的なプログラミングにおいて実践すること

課題の評価と期末試験、出席などで総合的に評価する。

中島省吾『ゲーム作りで学ぶJavaプログラミング入門』工学研究社

テキストの予習、復習を行うこと。テキストにはJavaの開発環境のソフトウェアがCD-ROMで配布されているので、自宅のPCへインストールしておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 Javaってなに?3 アプレットを作ってみよう!4 文字を表示する5 計算結果を表示する6 文章作成マシーンを作ろう7 おみくじゲームを作ろう8 ダンスゲームを作ろう9 じゃんけんゲームを作ろう(1)10 じゃんけんゲームを作ろう(2)11 スロットマシーンを作ろう(1)12 スロットマシーンを作ろう(2)13 総合演習(1)14 総合演習(2)15 総合演習(3)

USBメモリを準備する【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報化機器 (Introduction to Computers and Computer Peripheral) 片山茂友情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】コンピュータ応用システムを構築したり、有効利用するためには、補助記憶装置をはじめ、表示装置、入出力装置などの各種周辺装置に関する知識が必要になる。さらには、携帯端末装置やネットワーク接続機器などの知識も必要となる。本講座は、代表的な周辺装置の種類やその動作原理、コンピュータとのインタフェース上注意すべき点、通信装置や端末装置などについて知識を修得させるとともに、新しいアイデアによる周辺装置の開発のヒントを与える。

期末試験(70%)、レポート(30%)

『パソコンのしくみ』新星出版

『パソコン周辺機器の中身』日刊工業新聞テキストを予め読んでおくこと。また、配

布した資料の調査事項をインターネット等で調べて整理すること。

【授業計画】1 情報機器の構成と種類2 表示装置Ⅰ3 表示装置Ⅱ4 印刷装置5 補助記憶装置Ⅰ6 補助記憶装置Ⅱ7 入力装置Ⅰ8 入力装置Ⅱ9 入力装置Ⅲ10 インタフェース技術11 PC本体技術Ⅰ12 PC本体技術Ⅱ13 メモリ技術Ⅰ14 メモリ技術Ⅱ15 通信装置

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-10

Page 12: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-225-

情報数理・演習 (Mathematics for Computer Science) 坂本康治、神林靖、杉藤芳雄情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報処理の基本である論理、集合、写像、関係、および再帰処理の表現形式とその問題解決への適用法について学習する。集合や関係は、処理対象の記述に、論理は処理の表現に適する。また、写像とその合成はプログラムやコンピュータアーキテクチャの理解に不可欠である。

期末試験を基本とするが、毎回の課題の成績も考慮する

プリント

復習を十分にすること。特に講義中に提示された問題は繰返し解いておくこと。

【授業計画】1 集合の定義と考え方2 集合の包含関係とその図解3 集合演算4 写像の定義と具体例5 逆写像と合成写像6 写像の応用1:DFG、CFG7 写像の応用2:アセンブラプログラム8 前置記法、後置記法、およびスタック9 再帰処理:ハノイの塔

10 数学的帰納法11 関係と直積、順序関係12 同値関係13 命題論理の基礎14 命題論理の応用1:論理回路15 命題論理の応用2:関係表

選択科目であるが、情報処理の基礎概念を学習する科目なので、できるだけ履修を薦める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータ基礎物理Ⅰ (Physical Foundations of Computer I) 物理教員、情報工学科教員情報工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】コンピュータという物理現象の基本を理解する。コンピュータを、電気、磁気、光、熱、運動などの現象として捉える。それぞれの現象の観測法や法則について、専門教員による導入レクチャーを行い、その後グループ実験を行って性質を調べる。

実験レポート80%、理解度確認試験20%日本工業大学物理研究室編『工学基礎物理

実験』学術図書出版社

グループ実験にあたり、導入レクチャーの復習をした上で、テキストを読んで予習しておくこと。

【授業計画】1 運動-変化と不変の法則2 落体の運動1:実験、データ取得3 落体の運動2:グラフによるデータ解析4 熱現象-見えない世界5 熱電対の製作と較正実験6 熱気球の製作と浮上実験7 電気回路-システムという見方8 オームの法則1:単一素子の実験9 オームの法則2:複数素子のシステムの実験

10 コンデンサの放電実験11 物理量の測定-仮説と検証12 測定と誤差1:密度測定13 測定と誤差2:データ解析、誤差の検討14 総合演習15 理解度確認試験とレポート提出

高校で物理学を多くは履修しなかった学生を主な対象とする。関数電卓(ポケコン可)を用意すること。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータ基礎物理Ⅱ (Physical Foundations of Computer II) 佐藤杉弥、情報工学科教員情報工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】身近なあるいは興味深い物理現象をとりあげて、コンピュータを利用して現実の現象を理解する方法を学ぶ。実際に実験を行った結果から、現象のモデルを作って各自がシミュレーションを行い、その過程で物理法則の表現とモデル化、シミュレーションの方法などを学習する。特に力学の基礎について学ぶ。情報工学科教員の特別講義によって、物理学の情報工学への応用についても学ぶ。

レポート80%、演習20%原康夫『増補版 物理学入門』(第0章~第

2章)学術図書 (2008)日本工業大学物理研究室編『工学基礎物理

実験』学術図書出版社前回の復習をし、次回のテーマについてイ

ンターネットやテキストで調べること。指示がある場合はテキストの該当個所に目を通しておくこと。

【授業計画】1 物理現象を理解するには?-科学の手法、物理量-2 モンキーハンティング1:現象の理解とデータ取得3 モンキーハンティング2:データ解析と仮説の検討4 モンキーハンティング3:シミュレーションと検証5 天体の運動1:仮説の解説とデータ取得6 天体の運動2:データの検討と仮説の検証7 天体の運動3:モンキーハンティングとの比較8 物理法則とシミュレーション(特別講義)9 運動の表し方のまとめと演習

10 気体の法則1:解説とシミュレーション実験11 気体の法則2:現実の実験とデモンストレーション12 ばねの振動1:実際の実験からのデータ取得13 ばねの振動2:シミュレーション実験との比較14 力と運動のまとめと演習15 総合演習

高校で物理学を多くは履修しなかった学生を主な対象とする。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-11

Page 13: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-226-

特別ゼミⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ (Special Seminar Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ) 情報工学科全教員情報工学科 学科専門科目

1単位 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大きな夢や希望を持って入学し、積極的に勉強したいという学生を対象に、1年次から希望の研究室で学べるシステムである。あの研究室でこんな研究をやりたいとか、あの先生の指導であのコンテストにチャレンジしたいと思っている人は積極的に申し込んでほしい。各研究室当たり2名程度の受入れを考えている。受入れは、希望の研究室の教員に自分の考えていることや、やりたいことをなど伝え、教員が受入れを許可した人のみ受講できる。なお、1年春学期から3年春学期の随時受け付ける。

単位は、担当教員が受講者の取組みおよび成果をもとに判断し、1単位が与えられる。

自分自身の興味関心を明確にするとともに、各研究室で行われている研究内容を調べておくこと

【授業計画】【実施例】・研究室の研究紹介・研究テーマの決定・先行研究の調査・研究テーマの詳細化と研究計画の作成・実験システムの設計・実験システムの開発・実証実験の実施・システムの改良と再実験・研究のまとめと発表

情報工学科の各研究室の研究概要は、年次要覧あるいはホームページを参考のこと。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C1-12

Page 14: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-227-

微分積分学Ⅰ (Diff erential and Integral Calculus I) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】微分積分学は工学の基礎として重要な学問であり、微分法の基本的な概念を理解することにより専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。1変数関数を対象とした微分法に習熟することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 関数の極限2 関数の連続性3 導関数4 べきの微分法5 積の微分法6 商の微分法7 合成関数の微分法8 有理関数の導関数9 三角関数の導関数

10 逆関数の微分法11 逆三角関数の導関数12 指数関数の導関数13 対数関数の導関数14 対数微分法15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

微分積分学Ⅱ (Diff erential and Integral Calculus II) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】微分積分学は工学の基礎として重要な学問であり、積分法の基本的な概念を理解することにより専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。1変数関数の積分に習熟し、面積と定積分の関係、広義積分の概念を理解することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 不定積分の基本概念2 基本的な関数の原始関数:整式・指数関数・三角関数3 基本的な関数の原始関数:分数式・無理式4 置換積分法5 部分積分法6 三角関数の不定積分7 有理関数の不定積分8 無理関数の不定積分9 定積分の定義とその基本性質

10 微分積分学の基本定理11 定積分の計算:基本的な関数12 定積分の計算:置換積分法・部分積分法13 平面図形の面積14 広義積分15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

線形代数学Ⅰ (Linear Algebra I) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】線形代数学の基本的概念である行列・行列式について学習する。行列の演算や行列式の計算に習熟するとともに、連立1次方程式の解に関する理論の習得を達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 行列とその演算:加法・減法・実数倍2 行列とその演算:乗法3 正方行列4 転置行列5 正則行列・逆行列6 連立1次方程式と行列7 掃き出し法:非同次形2元1次方程式8 掃き出し法:非同次形3元1次方程式9 基本行列とその性質

10 行列の階数と連立1次方程式の解11 同次連立1次方程式の解12 逆行列と掃き出し法13 2次、3次の行列式14 逆行列と行列式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-1

Page 15: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-228-

線形代数学Ⅱ (Linear Algebra II) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】行列式の概念を理解した上でその性質を学習する。さらに1次変換、固有値・固有ベクトルについて学習し、行列の幾何学的側面を理解する。行列式の取り扱いに習熟し、線形写像と行列の関係を理解することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 行列式2 行列式の基本性質3 行列式の基本性質の利用4 行列式の展開5 逆行列6 クラメルの公式7 1次変換8 回転と直交行列9 1次変換の合成・逆変換10 固有値と固有ベクトル11 固有値・固有ベクトルの基本性質12 対称行列の対角化13 2次形式14 2次曲線の標準化15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

確率・統計Ⅰ (Probability and Statistics I) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】場合の数の基本的な演算から始めて確率の考え方を身につけ、確率変数について学習する。確率の数学的な扱い方に習熟し、統計学の基礎をなす事項の習得を達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 確率とは何だろう2 集合3 場合の数4 順列5 いろいろな順列6 組合せ7 2項定理8 総合演習(1) 順列と組合せ9 試行・事象10 確率の定義11 確率の計算12 条件付き確率13 確率変数と期待値14 確率変数と分散15 総合演習(2) 確率の基礎

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

物質の化学 (Chemistry of Materials) 化学教員情報工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】専門分野では様々な物質が使用されている。それらの中から主な物質を取り上げて、その製造方法や化学的特性について理解させること、および、電池、電気分解、メッキ、など電気と化学に係わる理論と技術についても理解させることを目的としている。

期末試験・演習課題などによる。佐々木健・鈴木洸次郎著『物質科学 ― も

のをつくる化学 ― 』学術図書出版

テキストを読んでおくこと。

【授業計画】1 元素の物性と周期律2 化学変化とエネルギー変化3 化学結合4 酸化還元反応5 ボルタ電池6 電気分解7 様々な電池8 液晶9 セラミックス10 物質とエネルギー11 金属と半導体12 金属精錬13 新しい無機材料14 有機物質15 有機高分子材料

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-2

Page 16: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-229-

プログラム設計・演習 [ C言語 ] (Program Design and Practice) 椋田實、山地秀美情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 3 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】ソフトウェア技術の発展は、プログラムの設計手法およびアルゴリズムやデータ構造についての表現技術の工夫と言える。コンピュータは社会のさまざまなシステムの基本要素として組込まれている。この講義はプログラムを設計するために必要な分析やアルゴリズム、データ構造、プログラミングの技術を具体的な問題のプログラム開発によって学習する。達成目標は、問題を把握・分析して解法を定め、プログラムの作成ができることにある。

課題の評価(40%)と期末試験(60%)で総合的に評価する。全課題の提出は必須である。

課題および教材・資料は電子ファイルで提供する。『はじめてのC』(プログラミング基礎・

演習の教科書)など。「プログラミング基礎・演習」を習得した

か、同等の知識を有すること。プログラミングの復習をしておくこと。

【授業計画】1 問題解決とプログラミング2 手続き型プログラムの構造(数字を当てるゲーム-1)3 アルゴリズムの具体化(数字を当てるゲーム-2)4 スタックと算術演算(算術の演算を行う)5 スタックと算術演算(算術式の演算を行う)6 組合わせと 小値探索(人と仕事の 適化問題-1)7 多重の繰返し構造(人と仕事の 適化問題-2)8 組合わせと 適化(人と仕事の割り当て問題-2)9 組合せ問題(3X3マスに数値を割当てる

10 関数と再帰構造(数独パズルを解く)11 2次元配列と番兵方式(迷路を抜ける問題-1)12 ファイルからデータの読込み(迷路を抜ける問題-2)13 交互対戦処理と盤の構造(オセロの対人戦ゲーム)14 ルールと審判機能処理(オセロ自動対戦ゲーム-1)15 優先順位の評価処理(オセロ自動対戦ゲーム-2)

USBメモリファイルを持参すること。自宅でプログラムの復習ができる環境があることが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

プ ログ ラム設計・演習 [Java言語 ] (Program Design and Practice in Java) 石川孝、勝間田仁情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 3 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】1年秋学期の「プログラミング基礎・演習[Java言語]」で学んだ「スロットマシーン」ゲームのプログラムを通して、Java言語によるオブジェクト指向とクラス設計の方法を学習する。構造化プログラミングによるプログラムの問題点を少しずつ改良していくことで、問題点がどのように克服されるかを理解する。この学習と並行して各自でJava言語によるゲーム作りの課題制作を行う。

期末試験および授業への取組みにより総合的に評価する。

中島省吾『ゲーム作りで学ぶJavaクラス設計入門』SCC

片山幸雄『Javaゲームプログラミング』工学社

毎回の授業内容を次回までに復習しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 オブジェクト指向を学ぶ前に3 オブジェクト指向で考える4 オブジェクトのメッセージ5 例外処理6 例外処理の演習7 ポリモルフィズム8 ポリモルフィズムの演習9 抽象クラス

10 抽象クラスの演習11 インタフェース12 インタフェースの演習13 MVCモデル14 MVCモデルの演習15 課題作品の完成

1年秋学期に「プログラミング基礎・演習[Java言語]」を履修した学生を優先する(各クラス定員80名)。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータハードウェア (Computer Hardware) 坂本康治、杉藤芳雄情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】コンピュータの基礎概念を習得する。計算の基礎概念から出発して、コンピュータの論理構成を導く。まず、データ表現の基本である2進数について学習し、次に計算モデルからそれを実行するものとしての、コンピュータと、記述するものとしてのアセンブリ言語を導く。続いて、内部装置と外部装置の接続を使って、I/Oインターフェースと同期の概念を習得する。 後に、仮想メモリを使って、特性が大きく異なる要素から十分な効果を引き出す手法、および仮想化の概念を習得する。

期末試験を基本とするが、毎回の課題の成績も考慮する

坂本康治『ハードウェアシステム』日本理工出版会

「情報数理・演習」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 10進/2進変換(整数、小数)2 計算モデル:データフローグラフ(DFG)3 コントロールフローグラフ(CFG)4 アセンブリ言語5 ループ処理=間接アドレス指定+条件付き分岐命令6 コンピュータ=CPU+メモリ7 CPU=ALU+レジスタ群8 入出力の基本:プログラムIO+スピンロック9 プログラムIO+割込み

10 DMA+スピンロック11 DMA+割込み12 仮想メモリの基本:メモリ参照の局所性13 リプレースメントアルゴリズムとメモリ状態遷移14 ページフォルトとページテーブル15 仮想メモリの動作

計算機構、同期、仮想化という、情報分野の必須概念をとりあげているので、受講することを薦める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-3

Page 17: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-230-

オペレーティングシステム・演習 (Operating Systems and Practice) 小林哲二情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 3 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】コンピュータシステムの基本技術であるオペレーティングシステム(OS)の機能、構成、および実際について、基礎知識を習得する。OSは、パソコン用、ワークステーション用、サーバ用、メインフレーム用、携帯情報端末、携帯電話機や家電製品等の機器組込み用などに対して色々な製品が存在するが、個別のOSについては詳述せずに、共通的に色々なOSを理解するための基本技術を解説する。コンピュータを使用して、OSに関するプログラミングの実習を行う。

レポート約40%、期末試験約60%小林哲二著『オペレーティングシステム

[OS]基本技術』日本理工出版会

コンピュータとプログラミングに関する基礎知識を有することが望ましい。

【授業計画】1 概要2 情報処理の形態3 システム構成、マルチプロセッサとOS4 文字コード、文字コード変換5 プログラム管理、ダイナミックリンク6 プロセス管理、マルチスレッド7 メモリ管理と仮想記憶8 ファイル管理とリカバリ9 プロセス間通信、デッドロック10 OSと性能、待ち行列モデル11 OSと信頼性、セキュリティ12 OSの通信管理、ソフト開発、実際のOS13 OS関連の問題練習14 OS関連のプログラミング実習(VB等)15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

映像情報システム (Image Information System) 磯野春雄情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】デジィタル技術の進歩とインターフェースの普及により通信と放送、コンピュータが融合した次世代映像情報システムが急速に進展している。映像情報システムの基礎知識を幅広く学び、次世代映像情報システムの理解を深めることを目標としている。現在、注目されている立体映像システムについても 新動向を講義する。

期末試験100%

講義資料はインフォキャンパスから配布江藤良純、梅本益雄著『映像システムの基

礎』コロナ社

参考図書を熟読しておくこと

【授業計画】1 映像情報システムの講義概要2 映像情報システムと視覚特性 3 色彩理論の基礎4 色彩理論の応用5 カラーテレビジョンの原理・方式6 ディジタル映像の基礎7 ディジタル画像圧縮の基礎8 映像情報ディスプレイ9 人にやさしい映像情報システム10 ディジタルビデオカメラ11 光ディスクとDVD12 バーチャルリアリティシステム13 立体映像システム14 3次元画像が生体に及ぼす影響15 次世代映像情報システム

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

経営工学 (Management Engineering) 辻村泰寛情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】経営工学とは、生産活動や企業経営などにおいて、「ムダ」、「ムラ」、「ムリ」(3M)を可能な限り削減し、効率化を図るためには、「人」、「もの」、「金」、「情報」、「環境」をどのように管理・運用すべきであるかを、工学的に考察・立案する学問である。本講義では、経営工学において、システムを効率的に管理・運用するために必要な知識と方法論について学習することを目標とする。

期末試験70%、レポート20%、演習課題10%松井正之・由良憲二『基礎経営システム工

学』共立出版高井、真鍋『問題解決のためのオペレー

ションズ・リサーチ入門』日本評論社

「線形代数基礎」の内容を復習しておくこと。また、「情報化社会と倫理」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 工学と経営2 数理モデルと意思決定3 マネジメントモデルと経営管理サイクル4 データベースと統計解析5 情報システムの構築と活用6 経営システム7 消費者モデルとマーケット8 需要予測9 製品開発と価値評価10 リスク管理11 生産管理と作業分析12 物流管理13 信頼性と安全性14 品質管理15 安全・安心な社会

3年・秋学期の「システム管理・運用」の前提科目となっている。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-4

Page 18: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-231-

情報通信ネットワーク (Communications Network) 丹羽、白井情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】インターネット通信を支える情報通信ネットワークに関する基礎を学習する。内容はネットワークシステム、伝送とプロトコル、交換とルーティング、LANとWAN、通信品質、通信装置など広範囲にわたり、受講者が情報工学系として通信技術の基礎知識を習得することを達成目標とする。

期末試験100%情報工学科教員共著『ネットワーク技術』

日本理工出版会

基本的には予備知識無しでも受講可能であるが、インターネット関連の本を読んでおくことが望ましい。

【授業計画】1 情報通信ネットワークとは2 ネットワーク・アーキテクチャ(1)3 ネットワーク・アーキテクチャ(2)4 通信方式と伝送方式5 伝送制御6 誤り制御7 変調と多重化8 通信品質9 交換方式

10 専用線と交換網11 信号方式12 TCP/IP通信(1)13 TCP/IP通信(2)14 LANとWAN15 通信装置

情報工学系のみならず、理工系の学生全般にとって基礎からわかりやすく進める科目である。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

計算の理論 (Theory of Computation) 坂本康治、神林靖、杉藤芳雄情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】計算が(情報処理とは)何であるかを基本から示す。計算の仕組みを知らない人でも、この科目を学習することによって、自らが計算するのではなく、自分が設計した手順にしたがって(機械的に)処理を進め、解に到達することを体験的に理解できる。この講義を受講することにより、計算機科学における文法やアルゴリズムの基本概念を理解できるようになる。またプログラミングの基礎となる言語とオートマトンについても学ぶ。

期末試験70%、演習課題30%

授業の中で指定する。

「情報数理・演習」を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 全体説明2 生成文法3 生成文法のグラフ表現4 決定性有限オートマトンDFA5 DFAが受理する言語とDFAの 簡形6 非決定性有限オートマトンNFAの定義と動作7 NFAが受理する言語8 NFAからDFAへの変換9 チューリングマシン(TM)

10 複写を行うTM11 基数変換を行うTM12 後者/前者関数を実行するTM13 加算/減算を行うTM14 乗算/除算を行うTM15 形式文法と形式言語

選択科目であるが、情報処理の基礎概念を学習する科目なので、履修することを強く薦める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

物理学基礎Ⅰ (Basic Physics I) 物理教員情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報工学および技術者に必要な物理学の基礎として、熱、波動、電気、連続体、物性論など物理の全分野で必要となる力学の基本を学ぶ。速度、運動の法則、エネルギー、および、周期運動と振動について学習し、重要な基本概念の把握と初等的な計算を身につけることを目標とする。 

期末試験70%、演習課題30%原康夫『増補版 物理学入門』(第1章~第

4章)学術図書 (2008)

前回の復習をし、テキストの次回の該当個所を読んでおくこと。

【授業計画】1 位置、速度、加速度2 等加速度直線運動3 平面運動の速度と加速度4 ニュートンの運動の法則、運動量と力積5 重力と質量、力の合成と分解6 運動方程式の解き方の例、放物運動7 摩擦力、力のつり合いと剛体の運動8 力と仕事、仕事率9 位置エネルギーと運動エネルギー

10 仕事と運動エネルギーの関係11 エネルギーの変換とエネルギーの保存12 等速円運動の運動方程式13 等速円運動をする物体の位置、速度、加速度14 単振動15 単振り子、減衰振動と強制振動

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-5

Page 19: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-232-

手話Ⅰ (Sign language Ⅰ) 斎藤香情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 1 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】聴者に対する手話教育は第二言語教育(ナチュラル・アプローチ教授法)として手話を学ぶ。コミュニケーションの文脈の中で単語の意味がわかるととを習得指せる。手話を理解いした上でコンピュータをどう処理するかを学ぶ

期末試験20% 演習課題80%

木村晴美・市田泰弘『はじめての手話』

テキストの 初の章に目を通しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション・講義「手話を学ぶにあたって」2 自己紹介Ⅰ(名前)3 自己紹介Ⅱ(家族)4 自己紹介Ⅲ(出身・住所)5 職業6 略歴7 タイムテーブルⅠ(朝の行動)8 タイムテーブルⅡ(夜の行動)9 食事10 交通(通勤・通学)11 スポーツ12 趣味13 旅行14 動物15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

数理モデルと最適化 (Mathematical Model and Optimization) 正道寺勉情報工学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】工学的問題の多くは数理モデルとして記述され、そのモデルに相応しい 適化手法により解かれることが多い。数理モデルは線形/非線形、連続系/離散系、単目的/多目的などのように多くの種類が複雑に組み合わさっているため、それぞれに適した 適化手法を用いる必要がある。本講義では、数理モデルの種類と特性について学修し、基本的な手法を習得することを目標とする。

期末試験70%、演習課題30%小田中敏男・正道寺勉『初等オペレーショ

ンズ・リサーチ』コロナ社(2008)

玉置 久編著『システム 適化』オーム社(2005)

「線形代数」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 「数理モデルと 適化」の概要2 システム 適化と数理モデル3 確率過程(1):確率過程の概要とマルコフ連鎖4 確率過程(2):マルコフ過程とその応用5 線形計画(1):線形計画の概要と図式解法6 線形計画(2):基底解と基底可能解、一般形7 線形計画(3):双対問題とその意味8 線形計画(4):シンプレックス法9 ゲーム理論(1):ゲーム理論の概要と利得行列10 ゲーム理論(2):囚人のジレンマ11 日程計画(1):歴史的背景、PERT12 日程計画(2):CPM13 多段意思決定モデル(1): 適性の原理14 多段意思決定モデル(2):動的計画法15 まとめ及び今後の展望

2年次春学期開講の「経営工学」を履修していることが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

論理数学 (Mathematical Logics) 坂本康治、神林靖情報工学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報工学を学習する際の理論的背景として不可欠な集合、関係、写像、ブール代数、命令論理および述語論理について学習する。

期末試験を基本とするが、毎回の課題の成績も考慮する

プリント

「情報数理・演習」の内容を理解していることが望ましい。

【授業計画】1 論理結合子¬、∧、∨と真理値表による表現2 論理結合子→の真理値表、および→と∨の関係3 分配の法則とベン図による解釈4 ドゥモルガンの定理とベン図による解釈5 論理式の展開と意味の木6 意味の木による問題解決7 ブール代数の基本定理8 ブール代数の応用9 論理的帰結10 分解融合法11 述語論理12 変数と標準形13 全称記号と存在記号、およびその否定形14 述語論理における分解融合法15 問題解決と単一化

選択科目であるが、情報処理の基礎概念を学習する科目なので、できるだけ履修を薦める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-6

Page 20: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-233-

ディジタル信号処理 (Digital Signal Processing) 樺澤康夫情報工学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】コンピュータの高性能化によりマルチメディアの応用がますます進んでいる。これに伴い、さまざまな信号の取扱いが、アナログからディジタルに変わってきている。この授業では、離散時間信号とこれを扱うシステムの基礎理論、z変換、フーリエ変換、周波数特性、ディジタル・フィルタの設計について学ぶ。連続時間信号の標本化、線形時不変システムの解析・設計・実現についての基礎を理解させることを目標とする。

期末試験70%、課題演習および小テスト30%ウエブ教材 (学内からのみ閲覧可能) 

http://10.8.172.2/kabasawa/DigitalProc/

貴家仁志『ディジタル信号処理』昭晃堂

数学の基礎、特に数列、級数、極限、微分積分の基礎を復習しておくこと

【授業計画】1 連続時間と離散時間、アナログとディジタル2 離散時間信号とシステム3 線形時不変システムと応答4 システムの状態変数表示5 z変換とその性質6 システムの伝達関数7 離散時間フーリエ変換と周波数特性8 伝達関数の極・零と周波数特性9 連続時間信号のフーリエ級数展開

10 離散フーリエ変換とその応用11 離散フーリエ変換の高速算法 高速フーリエ変換12 ディジタルフィルタ13 IIRフィルタの設計14 直線位相FIRフィルタの設計 窓関数法15 直線位相FIRフィルタの設計 周波数サンプリング法

ヒューマンメディアコース科目「画像情報工学」や「音声情報処理」の履修予定の学生に強く薦める

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

物理学基礎Ⅱ (Basic Physics II) 物理教員情報工学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報工学および技術者に必要な物理学の基礎として、圧力をはじめとした気体・液体のような流体の性質、光・音・電磁波にかかわる波の性質、および、コンピュータの設計や環境影響評価にも欠かせない熱と温度について学習する。重要な基本概念の把握と初等的な計算を身につけることを目標とする。

期末試験70%、演習課題30%原康夫『増補版 物理学入門』(第5章~第

7章)学術図書 (2008)

前回の復習をし、テキストの次回の該当個所を読んでおくこと。

【授業計画】1 圧力2 大気圧と水圧、浮力とアルキメデスの原理3 力と変形4 流体の力学5 揚力、粘性力6 波の性質7 波の速さ、波の重ね合わせの原理と干渉8 波の反射、屈折と回折9 定常波、音波

10 熱と温度11 熱の移動12 理想気体の状態方程式13 熱力学の第1法則14 熱力学の第2法則15 熱機関

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

手話Ⅱ (Sign language Ⅱ) 斎藤香情報工学科 学科専門科目

2年 秋学期 1 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】聴者に対する手話教育は第二言語教育(ナチュラル・アプローチ教授法)として手話を学ぶ。コミュニケーションの文脈の中で単語の意味がわかるととを習得指せる。手話を理解いした上でコンピュータをどう処理するかを学ぶ。

期末試験20% 演習課題80%

木村晴美・市田泰弘『はじめての手話』

テキストの 初の章に目を通しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション・講義「手話を学ぶにあたって」2 自己紹介Ⅰ(名前)3 自己紹介Ⅱ(家族)4 自己紹介Ⅲ(出身・住所)5 職業6 略歴7 タイムテーブルⅠ(朝の行動)8 タイムテーブルⅡ(夜の行動)9 食事

10 交通(通学・通勤)11 スポーツ12 趣味13 旅行14 動物15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-7

Page 21: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-234-

課題演習ゼミⅠ (Seminar for Experimental Projects Ⅰ) C教員、矢満田、鈴木(真)情報工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報工学分野の多岐に渡る内容の概略を資格試験問題の演習と通して獲得し、また情報工学科のコンピュータ・ネットワークコース、ソフトウェアデザインコース、ヒューマンメディアコースの3コースの内容を実験を通して体験する。これにより、自分に適切なコースを選択することを目標とする。履修指導や実験レポートに対する指導により、個別に適切な知識が身に付いているかどうか確認し、 終的なコース選択指導につなげる。

資格取得演習の提出課題、コース体験実験レポート、ゼミ課題を総合的に判断

適宜配布

情報工学分野に関係のある資格試験を下調べしておくこと

【授業計画】1 ガイダンス2 資格取得演習 / ゼミ(履修指導)3 コース体験実験(コース1)4 コース体験実験(コース1)5 資格取得演習 / ゼミ(コース体験実験レポート指導)6 コース体験実験(コース2)7 コース体験実験(コース2)8 資格取得演習 / ゼミ(コース体験実験レポート指導)9 コース体験実験(コース3)10 コース体験実験(コース3)11 資格取得演習 / ゼミ(コース体験実験レポート指導)12 コース選択説明 / ゼミ(コース選択指導)13 キャリアガイダンス 14 キャリアガイダンス 15 コース選択個別相談

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

課題演習ゼミⅡ (Seminar for Experimental Projects II) 矢満田、高瀬情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース2年 秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可

【授業の目標】マイクロコンピュータ制御のロボットのC言語によるプログラミングを個別指導する。組込み系プログラミングの基本を理解することを目標とする。教材は、市販のロボットカーとする。プログラミングの基本から始め、マイコン制御のモータ動作や光センサによる計測など、各機能を毎週一段階ずつ進めることで、 終的にはロボットを迷路の中で自律走行しゴールにまで辿り着く制御プログラムを完成させる。

提出課題(50%)およびプログラム走行結果(50%)

Webページおよび配布資料

プログラミング基礎・演習の復習をしておくこと。

【授業計画】1 ガイダンス2 マイクロコンピュータの開発環境3 個別指導・プログラムのトレースとデバッグ方法4 タイマー機能5 個別指導・PWMによるモータ制御6 C言語の関数7 個別指導・モータ制御関数の実装8 モータ駆動関数を利用した連続動作のプログラミング9 個別指導・AD変換とセンサー機能10 分轄コンパイルとプログラムの整理11 個別指導・思考ルーチンの作成12 迷路を解くアルゴリズム13 個別指導・分かれ道の走行テスト14 迷路内の自律走行15 キャリアガイダンス

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

課題演習ゼミⅡ (Seminar for Experimental Projects II) 山地秀美情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

2年 秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】中規模のソフトウェア開発を通して、プログラムの構造を理解、設計する基礎的な力を身につけることを目的とする。教材として提供するプロトタイププログラムを解析し、作ろうとするプログラムがどの情報とどの機能を利用するかを考え、独自のプログラムに作り替えてゆくことで、イベントドリブンの仕組みや、オブジェクト指向プログラミングを体験し、プログラミング能力を養成する。

課題提出80%、および総合課題20%により評価を行う。

ファイルで提供する。

C言語の教科書

プログラミング基礎演習、プログラム設計演習の復習をしておくこと。

【授業計画】1 ガイダンス2 プロトタイププログラムの基本構造の理解3 キーイベント処理4 マウスイベント処理5 タイマイベント処理6 ユーザインターフェースの実装方法7 ネットワークプログラミング18 ネットワークプログラミング29 ゲームプログラミング110 ゲームプログラミング211 総合課題制作112 総合課題制作213 総合課題制作314 制作課題の発表15 キャリアガイダンス

C言語履修者が望ましいが、Java履修者でも履修可。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-8

Page 22: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-235-

課題演習ゼミⅡ (Seminar for Experimental Projects II) 勝間田仁情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

2年 秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ソフトウェアデザインコースの履修指導と中規模ソフトウェアの開発に必要となる基本的な知識と技術を実習しながら学習する。さらに、実習では、少数グループに分かれて、ソフトウェアの仕様書の作成、設計・開発を実施する。  終的には、少数グループで開発したソフトウェアに関するプレゼンテーションを実施する。具体的には、Webアプリケーションの開発をテーマとし開発環境、実行環境、実現方法を学習し、少数グループで課題製作を実施する。

課題提出、および総合課題により評価を行う。

プリントの配布

無償で利用できるソフトウェアを利用するので、自宅のPCに演習室と同等のソフトウェアをインストールしておくこと

【授業計画】1 オリエンテーション2 Webアプリケーションの開発環境と実行環境の準備3 基本的なWebアプリケーションの理解(1)4 基本的なWebアプリケーションの理解(2)5 データベース管理システムの操作(1)6 データベース管理システムの操作(2)7 データベースプログラミング(1)8 データベースプログラミング(2)9 Webアプリケーションの応用例(1)

10 Webアプリケーションの応用例(2)11 総合課題の企画立案(1)12 総合課題の企画立案(2)13 総合課題製作(1)14 総合課題製作(2)15 総合課題製作発表会

「プログラミング基礎演習」、「プログラム設計演習」のJavaコースを履修していることが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

課題演習ゼミⅡ (Seminar for Experimental Projects Ⅱ) 磯野春雄、江藤香、石原次郎情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

2年 秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ピンホールカメラを制作し、カメラの基本的な構造・仕組みを理解する。また、デジタル画像をAdobe Photoshopで加工し、デジタル処理の可能性や画像処理技術の基礎を学んだ上で、ストップモーション撮影を行う。さらに、3D映像制作演習として立体カメラで静止画および動画像を撮影し、映像作品を制作して評価する。

制作演習への取り組み態度など

適宜プリントを配布する『大人の科学 vol.14』Gakken、泉武博著

『3次元映像の基礎』オーム社

Adobe Photoshopの使い方を勉強しておくこと

【授業計画】1 オリエンテーション、カメラの仕組みの解説2 ピンホールカメラの制作(製図)3 ピンホールカメラの制作(切り出し)4 ピンホールカメラの制作(組み立て)5 ピンホールカメラでの撮影6 デジタル画像編集(photoshop)7 デジタル画像編集(撮影、編集)8 ストップモーション撮影解説9 ストップモーション撮影

10 ストップモーション編集11 課題講評会(1)12 3D静止画像の制作13 3D動画像の撮影制作(1)14 3D動画像の撮影制作(2)15 課題講評会(2)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータアーキテクチャ (Computer Architecture) 坂本康治情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:可

【授業の目標】ハードウェアで学習した内容をさらに発展させ、コンピュータの基礎概念を完成する。まず、1命令の実行過程が5つのステージに分解できることを再確認する。次にステージ動作を実現する仕組みを明らかにする(マイクロプログラミング)。次に、命令をステージ単位で制御するパイプライン処理について学習する。 後に、仮想メモリの制御をすべてハードウェア化したものと等価なキャッシュメモリについて学習する。

期末試験を基本とするが、毎回の課題の成績も考慮する

坂本康治『ハードウェアシステム』日本理工出版会

「コンピュータハードウェア」の内容を理解していることが望ましい

【授業計画】1 計算モデル:DFGとCFG2 計算モデルから、アセンブリ言語へ3 コンピュータの基本動作=ステージ動作4 マイクロ命令によるステージ動作の実現5 演算命令の実行に必要なマイクロプログラム6 LOAD/STOREに必要なマイクロプログラム7 マイクロプログラムによる制御装置の構成8 パイプライン処理=ステージレベルの実行制御9 構造ハザードと回避法

10 データハザードとディレイスロット11 コントロールハザードとループアンローリング12 キャッシュ=ハードウェア制御された仮想メモリ13 仮想メモリからキャッシュメモリへ14 内容検索メモリ(CAM)15 マッピング方式

コンピュータの基礎概念を習得する講義である。可能な限り履修することを薦める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-9

Page 23: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-236-

ディジタル回路設計・演習 (Design of Digital Circuits and Practice) 坂本康治情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース

2年 秋学期 3 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】計算機の論理機械としての側面について理解を深める。とくに論理回路と順序回路を集積したにすぎないものを、自律機械としてあたかも生き物のように動作できるように組み上げる手法を習得する。その過程で、自律動作に必要なものを明確にし、計算機の基本的仕組みを作り上げる(設計する)。また、動作の原点となるプログラムとの関わりについても知見を得る。

期末試験(50%)、設計物の完成度(50%)

坂本康治『コンピュータの論理設計』日本理工出版会

「コンピュータハードウェア」の内容を熟読しておくこと

【授業計画】1 演算回路(1):半/全加算回路、8ビット加算回路2 演算回路(2):加算回路+減算回路=加減算回路3 シフタとスイッチ4 ALU:演算回路+シフタ+スイッチ5 レジスタの設計6 カウンタ/プログラムカウンタの設計7 ALUとレジスタの組合せによる総和計算8 乗算回路の設計9 除算回路の設計10 メモリの設計(1):ROM11 メモリの設計(2):RAM12 CPUの設計(1):メモリ周辺13 CPUの設計(2):ALU周辺14 コントローラの設計15 CPU+メモリ=コンピュータの設計

アーキテクチャや論理学の理解促進にも有効なので、可能な限り履習することを薦める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

組込みシステム (Embedded System) 小川孝治情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース2年 秋学期 2単位(週1時限) 選択必修科目 オープン履修:可

【授業の目標】情報機器、制御装置、家電製品などに多く利用されている“組込みマイコン”に要求される機能と、これらに内蔵されている“組込みOS”(リアルタイムOS)の仕組みを学習するとともに、簡単なシステムを設計して実機による動作確認を行なうことにより、組込みシステムについて理解を深める。

5回分の演習レポート(40%)と期末試験の成績(60%)を合わせて総合的に評価する。

武井・中島著『図解 μITRONで学ぶ組込みシステム入門』森北出版

演習では2~3人/班で学習キット(M16Cマイコン)を使用してプログラミングを行なうため、C言語の文法を復習しておくこと。

【授業計画】1 組込みシステム概論2 リアルタイムOSとタスクの状態遷移3 【演習1】タスク処理演習(シングルタスク/マルチタスク)4 タスクのスケジューリングとシーケンス図5 【演習2】タスク処理演習(ローテーション/プライオリティ)6 イベントフラグによるタスク間同期7 【演習3】タスク設計演習(イベントフラグ)8 セマフォによる排他制御9 メールボックスとデータキューによるメッセージ通信10 割込み管理と時間管理(周期ハンドラ)11 【演習4】タスク設計演習(イベントフラグと周期ハンドラ)12 応用問題の解説13 【演習5】タスク設計演習(応用問題)14 タスク設計演習のプログラム解説15 総合解説

授業はすべて情報工学実験室(3F)でおこないます。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Webアプリケーション・演習 (Web Application and Practice) 丹羽次郎、勝間田仁情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース

2年 秋学期 3 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】Webアプリケーションの仕組みと実現技術について理解するため、実践的なWebアプリケーション構築を通してその基礎知識と実現手法について学習する。Webアプリケーションの実現手法は多義に渡るため、PHPとJavaを使うクラスに分かれて、基本的なWebアプリケーションを構築できる知識と技術の習得を学習目標とする。

課題による評価PHP:オンラインテキスト、Java:『Webア

プリケーション構築入門』森北出版

講義開始時に指定演習で利用するソフトウェアは、無償のソ

フトウェアとして利用できるので、自宅のPCにインストールして利用できる環境を準備しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 Webアプリケーションとは3 Webアプリケーションの動作環境4 Webアプリケーションの開発環境5 Webアプリケーションの種類6 HTTPの仕組み7 動的なWebページ8 Webアプリケーションのデータ処理9 Webアプリケーションの実装例10 Webアプリケーションの構築手法11 課題制作1 課題制作の企画書作成 12 課題制作2 Webユーザインタフェースの実装13 課題制作3 Webアプリケーションロジックの実装14 課題制作4 Webアプリケーションの動作確認15 課題製作発表

PHPコースとJavaコースに分かれて講義を行う。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-10

Page 24: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-237-

ソフトウェア工学基礎・演習 (Software Engineering Fundamentals) 大木幹雄、小峯嘉明情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

2年 秋学期 3 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】高度情報化社会を支えるIT技術者にとって、ソフトウェア工学に関する知識は必須の知識になっている。講義ではソフトウェア工学の理論的な知識に加えて、システム開発の事例を交え、大規模かつ複雑化するソフトウェア開発においてIT技術者がもつべき実務的な知識について詳しく解説する。同時に習得した知識を実際のソフトウェア開発・保守作業に応用したときの問題点や課題を演習を通して体得する。情報処理技術者試験「基本情報処理技術者試験」に合格可能な知識・技能の習得を目標とする。

期末試験60%+出席・演習課題レポート10%+Web模擬試験の得点30%

大木、小峯共著『情報システムの分析設計と開発』日本理工出版会

『ソフトウェアエンジニアリング』翔泳社

プログラミング経験を有することが好ましい。

【授業計画】1 ソフトウェア工学の目的と開発プロセスの成熟度2 要求工学の誕生と意義・必要な知識体系3 開発プロセスの標準化とドキュメント共通フレーム4 構造化分析手法と分析ドキュメントの記述規則5 構造化設計手法と設計ドキュメントの記述規則6 構造化分析設計とオブジェクト指向分析設計の比較7 オブジェクト指向プログラミングの歴史と実現機構8 オブジェクト指向分析設計の考え方とドキュメント類9 UML(Unifi ed Modeling Language)の考え方と記述規則

10 クラスモデリングのいろいろな方法11 ユースケース法に基づいたクラスモデリング12 コミュニケーション図を基づく振る舞い分析設計13 状態遷移図、ペトリネットによる動作分析設計14 コンポーネント指向と代表的デザインパターンの意義15 デザインパターンの背後にあるメタパターンの考え方

「演習」では課題に対する解答訓練のほかに、Web模擬試験システムを利用して技術者試験対策も行なう

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

データベース基礎・演習 (Database System Fundamentals) 大木幹雄、小峯嘉明情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

2年 秋学期 3 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】講義では、データベースを利用する立場のアプリケーション開発技術者に必須な知識の習得のみならず、大規模なデータベースを設計し、運用するデータベース技術者の育成を念頭に置き、事例を交えて解説する。同時に演習を通して応用能力を養う。情報処理技術者試験「テクニカル技術者(データベース)試験」の午前の部に合格可能な知識・技能の習得を目標とする。

期末試験60%+出席・演習課題レポート10%+Web模擬試験の得点30%

大木、小峯共著『データベース技術』日本理工出版会               

「データベース設計技法」 三元社

集合論についての知識を復習しておくこと。

【授業計画】1 データベースシステムの意義とデータ独立性2 概念データモデルの意義と代表的モデリング手法3 ERモデリングの基本的な記述規則と手順・留意点4 標準的なERモデリングの手順と検証方法5 いろいろなERモデリング事例とERモデルのパターン6 いろいろな論理データモデルと関係データベース7 関係データモデルにおける関係集合の概念と関係演算8 正規化の目的と意義・正規化の種類とその考え方9 オブジェクト指向データベースとモデル化手法

10 ERモデルから関係データモデルへの変換方法11 SQLの基本概念と利用方法の概要、および事例12 SQLの言語仕様(1)データ定義の記述規則と事例13 SQLの言語仕様(2)データ操作の記述規則と事例14 問合せの 適化と性能チューニング15 ACCESS/MYSQLを用いた概念モデルから実装までの事例

「演習」では課題に対する解答訓練のほかに、Web模擬試験システムを利用して技術者試験対策も行なう

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ソフトウェア技法・演習(C++) (Software Technology, Practice (C++)) 山地情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

2年 秋学期 3 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】C++によるオブジェクト指向プログラミングの基礎を学ぶ。Windowsのためのクラスライブラリ(MFC)の構造と利用法を学ぶことを通して、手続き型とオブジェクト指向の考え方の違いを理解し、C++によるプログラミング技法を体得する。

課題提出50%、期末試験50%とする。

高橋真奈 著『やさしいC++』ソフトバンク

プログラミング基礎演習、プログラム設計演習で学んだC言語の復習をしておくこと。

【授業計画】1 ガイダンスおよびC言語の復習2 関数と関数のオーバーロード3 配列・ポインタ・参照型4 変数のスコープと動的メモリ操作5 構造体とクラス、アクセス制御6 配列・ポインタ・参照7 コンストラクタ、クラスの継承、仮想関数8 演算子のオーバーロード、デストラクタ9 MFCアプリケーションの構造

10 MFCのドキュメント・ビュー構造11 MFCによる描画処理12 MFCによるキー・マウスイベント処理13 MFCによるメニュー操作14 MFCによるダイアログ処理15 ファイル入出力、標準テンプレートライブラリ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-11

Page 25: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-238-

ソフトウェア技法・演習 [Java言語 ] (Software Technology and Practice in Java) 石川孝情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

2年 秋学期 3 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】この授業科目では、Java言語で書かれたオープンソースプロダクトを対象とし、そのソースコードを読解する。単にソースコードの断片を題材にプログラミングのテクニックを解説するのではなく、一歩踏み込んで、プロダクト全体がどのように設計されており、どういった仕組みで実装されているかをソースコードを読んで包括的に理解する。また、これらのオープンソースプロダクトを使ったプログラミング演習も行う。

期末試験および授業への取組みにより総合的に評価する。

WINGSプロジェクト『ソースコードリーディングから学ぶ Javaの設計と実装』技術評論社

ピーター・コード『UMLによるJavaオブジェクト設計 第2版』ピアソン

毎回の授業内容を次回までに復習しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 汎用ライブラリー―Jakarta Commons Logging/Pool3 汎用ライブラリー演習4 テスティングフレームワーク―JUnit5 テスティングフレームワーク演習6 Webアプリケーションフレームワーク―Struts7 Webアプリケーションフレームワーク演習8 統合開発環境―Eclipse9 統合開発環境演習10 Webアプリケーションサーバ―Apache Tomcat11 Webアプリケーションサーバ演習12 テンプレートエンジン―Jakarta Velocity13 テンプレートエンジン演習14 DIコンテナ―Spring Framework15 DIコンテナ演習

2年春学期に「プログラム設計・演習[Java言語]」を履修した学生を優先する(定員60名)。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

アルゴリズムとデータ構造 (Introduction to Algorithms and Data Structures) 椋田實情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:可【授業の目標】問題を解決するためには、問題を把握・分析して、望ましい解決方法(アルゴリズム:解き方の手続き)を定めなければならない。また、データ格納する方法(データ構造)も定めることが必要である。この講義では、手続き型の解決方法について基本的な手法を広く学ぶ。達成目標は、基本データ構造やリスト構造、木構造を理解し、探索法、整列法など基本的なアルゴリズムが作成できることである。また、これらの仕組みと効率(速度やメモリ量)を学習する。

授業ごとの小テスト(40%)と期末試験(60%)で総合的に評価する。

湯田、他著『アルゴリズムとデータ構造』コロナ社

C言語やJava言語の基礎知識があること。「プログラミング基礎・演習」、「プログラム設計・演習」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 問題解決とアルゴリズム2 アルゴリズムと計算量3 基本データ構造(スタック等)4 連結リストの更新(Keyなし)5 連結リストの更新(Keyあり)6 線形探索と2分探索(分割統治法)7 ハッシュ法による探索8 2分木探索9 整列と選択ソート10 バブルソートとシェーカーソート11 クイックソート12 グラフの表現と探索13 総当り探索(順列組合せ)14 確率的探索(遺伝的アルゴリズム:GA)15 短経路モデルと 適化(GAによる探索)

毎回、小テストを実施する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

画像情報工学 (Introduction to Image Data Processing) 新藤義昭情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

2年 秋学期 2単位(週1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】画像情報の表現形式、入力方式、表示方式の基本的な原理を習得する。主なテーマは、計算幾何学の基礎、画像の一次変換、画像フィルタ、画像の周波数解析、画像圧縮などの画像処理技法を、実際の画像処理プログラミング等も紹介しながら学習する。さらに、画像認識の基礎技法、コンピュータグラフィックス(CG)、バーチャルリアリティ(VR)等の高度な画像処理技法についても習得する。

期末試験(70%)、課題レポート(30%)

ネットワークで電子テキストを配布。

『C言語で学ぶ実践ディジタル映像処理』オーム社

幾何学の基礎、三角関数、行列演算、ベクトル演算、情報理論の基礎、情報の符号化などの復習

【授業計画】1 オリエンテーション(講義の内容、進め方)2 画像情報の表現(画素と色、フレームバッファ)3 直線の描画(ブレゼンハムのアルゴリズム)4 自由曲線の描画(ベジエ補間法)5 三角形の描画(再帰による分割統治法)6 画像の一次変換(複写、拡大、縮小、回転)7 写像とアフィン変換8 画像処理1(カラーモデル、輝度調整、ガンマ補正)9 画像処理2(デジタルフィルタと係数行列)10 画像処理3(非線形フィルタ)11 画像符号化(RLE符号化とハフマン符号化)12 画像の周波数解析13 画像圧縮(JPEG圧縮)14 画像認識(特徴量の抽出と照合)15 高度な画像処理(顔画像認識、CG、VR)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-12

Page 26: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-239-

Webデザイン・演習 (Web Sites Design and Practice) 白井豊情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

2年 秋学期 3 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】インターネットを用いた情報提供の手段としてWorld Wide Webによる情報公開が一般的である。本科目では、Webサイトの文書記述言語HTML、レイアウト等を定義するスタイルシートを使ったデザイン方法を習得し、実際にWebページを製作することにより、自分でWeb構築が可能となることを目標とする。

終課題(40%)、小レポート(20%)、出席(40%)で総合的に評価する

栗原明則著『速習WebデザインHTML&スタイルシート』技術評論社

低限Windowsパソコンの操作ができること。どのようなテーマをWebで表現したいかを考えておくこと。

【授業計画】1 Webの基礎知識2 Webページを製作するツールと手順3 HTMLの基本4 スタイルシートによるテキストデザイン5 画像、テーブル、リストの配置6 スタイルシートによるレイアウトデザイン7 フォームデザイン(各種部品の配置)8 素材の作成(各種のツールの紹介)9 Webデザインのテクニックとこつ

10 課題の選定とタイトル・デザインテイストの検討11 Webサイトの構成の検討12 Web制作1(素材集の作成)13 Web制作2(HTML記述と素材の配置)14 Web制作3(スタイルシートの定義)15 課題発表

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ヒューマンインタフェース (Human Interface) 磯野春雄情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】人間と機械やコンピュータとの適合を図るために、人間の視聴覚心理特性、認知科学などを考慮した新しいシステムや製品を設計していくためのヒューマンインタフェースの基礎と応用を学ぶ。また、 近話題となっている人間中心設計のヒューマンインタフェースの考え方についても学ぶ。

期末試験80%、レポート課題20%

講義資料はインフォキャンパスから配布

有澤 誠『ヒューマンインタフェース』実教出版

参考図書を熟読しておくこと

【授業計画】1 ヒューマンインタフェースの概要2 ひとにやさしいものづくりの必要性3 ハードウェアとインタフェース4 情報ディスプレイ5 認知科学、認知工学の基礎6 人間の視覚特性7 人間の聴覚特性8 情報バリアフリーの人間工学9 ヒューマン・エラ-

10 VDT作業におけるインターフェース11 バリアフリーからユニバーサルデザインへ12 人間中心設計にむけて13 ヒューマンインタフェースの評価14 バーチャルリアリティ15 ヒューマンインタフェースの動向

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

グラフィックデザイン (Graphic Design) 石原次郎情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】私たちはデザインされたものに囲まれて生活をしているが、その成り立ちの過程については驚くほど無意識である。なぜこのような形や色をしているのかをひも解き、造形の基礎について学ぶ。また、コンピュータの普及やその技術的進歩に伴い、色や造形のとらえられ方や扱われ方がどのように変わってきたのかについて考える。

期末試験および課題レポート矢野りん著『デザインする技術』MdNコー

ポレーション永原康史著『デザイン・ウィズ・コン

ピュータ』MdNコーポレーション

テキスト、参考図書を熟読したうえで講義に臨むこと

【授業計画】1 デザインとは2 文字の歴史、タイポグラフィ3 単位の誕生、モニターの幾何学4 加法混色と減法混色5 広告6 ダイアグラム、地図7 アニメーション8 映像表現、モーショングラフィックス9 グラフィックと映像

10 DTP11 インタラクティブデザイン12 グラフィックプログラミング13 発想法、コンセプトメイキング14 環境デザイン15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-13

Page 27: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-240-

情報キャリアデザインⅠ (Information Career Design I) 楜澤美和、大木幹雄、辻村泰寛情報工学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】社会人基礎力の養成を図る。自己の"見える化"と醸成により在学中の計画をしっかりたて、経験を積めるようにする。またそれにより卒業後の将来像を思考してもらう。

レポートで評価する

菊地信一著『キャリアデザイン入門』光生館菊地信一著『自己分析からはじめる就職活

動'12』日本実業出版社

テキストを事前に読んでおくこと。(前の授業で指示します)

【授業計画】1 ファーストセッション2 "心地よい・わくわく"の抽出3 情報関連企業を知る4 情報工学科のメディアリテラシー5 先人・隣人から学ぶ (情報工学科の先輩インタビュー)6 自分はどんな人間になりたいか?①目標設定の仕方7 自分はどんな人間になりたいか?②目標設定の仕方8 情報関連業界 MAP の完成9 落とし穴 マイナスカードをひっくり返すチーム作り10 プレゼンテーション技法11 情報分野における創造力12 自己分析 2011 のまとめ13 プレゼンテーション大会14 企画報告書の作成講座15 今年1年のスケジューリング

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C2-14

Page 28: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-241-

起業とビジネスプラン (Company Establishment and Business Plan ) 小田恭市全学科 学群共通専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】本講座は、起業(新しく会社を興すこと)に関心を持つ学生、将来的に起業する意欲を持つ学生、就職先で新事業の企画・推進に取り組みたい学生などを中心に、「起業化への誘い」と起業化のために必要なビジネスプランの実践的策定手法と演習を通じて、起業化の基礎知識とノウハウを習得することを目的としている。

大学が主催する「ビジネスプランコンテスト」に提出レポート(プラン)に対する評価

資料配布 野口吉昭著『ビジネスプラン策定のシナ

リオ』 かんき出版Webで「ビジネスプラン」を入力し、それ

に関する情報収集を行なって、事前にビジネスプランとは何かを頭にいれておくこと。

【授業計画】1 国内外における大学生の就職に対する意識 2 キャリアデザインと自己実現(生きがい) 3 起業化に成功した起業家たち4 起業家における成功のための要件5 起業する適性時期と取り巻く状況6 起業する取り巻く産業・技術環境7 起業する意欲と実力8 ビジネスコンセプトのフレーム(5W1H)9 ビジネスプランの策定手法(誰に何を)

10 ビジネスプランの策定手法(何処でどのように)11 ビジネスプラン策定の基礎 12 ビジネスプラン策定の応用13 ビジネスプラン策定の演習<プラン策定と発表>14 ビジネスプラン評価の演習<プランの発表と評価> 15 ビジネスプラン評価の演習<プランの相互評価>

「起業とビジネスプラン」を受講したものは、この科目を受講することをお奨めしたい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

新会社設立の実際 (Practice of the Establishment of the New Company ) 小田恭市全学科 学群共通専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】本講座は、策定したビジネスプランを実現するための会社設立、資金調達、人材確保、組織構築など社内体制整備とともに、外部とのネットワーク形成に関する知識を深める。また、事業を具体化するためのプログラムと事業の実行、事業の拡大と撤退などに関わる実践的な新会社の設立・運営に関する取り組みを学ぶことを目的としている。

演習課題30%と試験70%

 資料配布

高橋徳行著『起業学の基礎』勁草書房Webで「会社設立」を入力し、それに関す

る情報収集を行なって、事前に会社設立とは何かを頭にいれておくこと。

【授業計画】1 起業化のためのビジネスプランの基礎フレーム2 ビジネスプラン策定の基礎3 ビジネスプラン策定の応用4 法人設立計画と全体フロー5 法人設立のための事前準備6 事業所(事務所、工場など)の設置 7 法人設立のための資料作成(社名、定款など)8 法人設立のための諸手続き(登記)9 新会社の資金調達(開業資金と事業資金、公的資金等)

10 新会社の人材確保・育成(中核的人材等)11 新会社の社内組織づくりと外部とのネットワーク形成12 新会社の経営・財務管理システム 13 起業の事例(A社)14 起業の事例(B社)15 新会社の設立・運営プログラムの演習

春学期の「起業とビジネスプラン」の授業を受けている方が望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

確率・統計Ⅱ (Probability and Statistics II) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】確率論や統計学の基本概念を学び、簡単な実験データへの適用方法を身につける。代表的な確率分布とその特徴を理解し、統計学の基本的な手法を習得することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 統計力をつけましょう2 データの整理3 データの代表値4 データの散布度5 相関係数6 相関表7 総合演習(1) 統計データの整理8 確率変数と確率分布9 2項分布

10 正規分布(1) 定義11 正規分布(2) 応用12 推定13 検定(1) 母平均の検定14 検定(2) 母平均の差、母比率の検定15 総合演習(2) 統計的な推測

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-1

Page 29: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-242-

微分方程式 (Diff erential Equations) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】さまざまな自然科学的現象の解明に重要な役割を果たす微分方程式について学習する。1変数常微分方程式の基本的な解法の習得を達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 微分方程式2 微分方程式の解の存在3 変数分離形微分方程式4 同次形微分方程式5 1階線形微分方程式6 ベルヌーイの微分方程式、リッカチの微分方程式7 完全微分方程式8 積分因子9 1階微分方程式の応用例10 高階同次線形微分方程式とその基本解系11 微分演算子12 同次線形微分方程式の解法13 逆微分演算子14 非同次線形微分方程式の解法15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

複素関数論 (Complex Analysis) 数学教員情報工学科 学群共通専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】工学への応用を念頭において複素関数論について学ぶ。複素数の計算から始め、複素平面上における四則演算の幾何学的性質を理解し、正則関数の意味と関数論における役割を認識することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 複素数2 複素数平面3 複素数の数列・無限級数4 複素変数の関数5 微分可能性6 正則関数7 線積分8 コーシーの積分定理9 コーシーの積分公式10 べき級数11 ローラン展開12 孤立特異点13 留数定理14 偏角の原理15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

論理と意味 (Logics and Semantics) 坂本康治情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】複雑な文章で表現された問題でも、詳細に分析するといくつかの部分が重要な働きをしており、それらの関係性を記述するだけで解決の糸口をつかめる場合が多い。本講義では、このような関係性の記述に論理学を活用して意味の明確化を図り、問題を解決する。

期末試験を基本とするが、毎回の課題の成績も考慮する

プリント

小野田『史上最強の論理パズル』講談社

「論理数学」を理解していることが望ましい

【授業計画】1 ベン図/オイラー図による問題解決2 探索木による問題解決3 状態遷移図による問題解決4 論理的帰結と分解融合法5 述語論理6 変数の束縛と単一化7 述語論理による問題解決例(1)8 述語論理による問題解決例(2)9 論理型言語Prologにおける処理の仕組み10 後ろ向き推論11 エルブラン領域12 節の表現13 Prolog流問題解決(1):家系14 Prolog流問題解決(2):メニュー選び15 Prolog流問題解決(3):演算

選択科目ではあるが、情報処理の記述に不可欠な論理の応用である。できるだけ履修することを薦める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-2

Page 30: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-243-

数値計算法 (Numerical Analysis and Practice) 白井豊情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】数値解析法の基礎について、演習(Excel式定義およびVBAによるプログラミングを含む)を通じて学習する。具体的には、コンピュータにおける数値の扱いと誤差、行列演算、連立一次方程式の解法、非線形方程式の数値解法、関数近似と補間法、数値積分、微分方程式の数値解法などについて演習する。

総合演習(40%)、演習課題(20%)、出席(40%)で総合的に評価する

白井豊『ExcelとVBAによる数値解析入門』ゆたか創造舎

片岡勲他『数値解析入門』コロナ社、戸川隼人『数値計算法』コロナ社

Excelの操作ができるようにしておくこと。また、VBAについては逐次解説はするが、プログラミングの復習もしておくこと。

【授業計画】1 準備2 誤差の考え方3 行列式の演算と連立一次方程式4 連立一次方程式の数値的解法5 固有値と固有ベクトルの数値的解法6 非線型方程式の数値的解法(1)7 非線型方程式の数値的解法(2)8 補間法(1)9 補間法(2)

10 最小二乗法と関数近似11 重回帰分析12 数値積分法13 微分方程式の解法(1)14 微分方程式の解法(2)15 総合演習(レポート提出と講評)

式展開よりも問題解決のための技法を学ぶことに主眼を置く。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

計算可能性と複雑さ (Computability and Complexity) 神林靖情報工学科 学科専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】「計算の理論」で学んだことをふまえて、「計算とは何か」「計算できるとはどういうことか」を学ぶ。また、計算できたとして、それがどれくらい速いのか遅いのか、理論的に計算できても現実には不可能といえる場合もあることを、「計算量」という概念を通して学ぶ。

期末試験70%、演習課題30%

授業の中で指定する。

「情報数理・演習」と「計算の理論」を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 全体説明2 問題とアルゴリズム3 計算可能性入門4 原始帰納的関数5 帰納的関数による計算の表現6 計算不可能な関数と決定不能な問題7 ラムダ計算入門(1)8 ラムダ計算入門(2)9 ラムダ計算による計算の表現 (1) 有効範囲

10 ラムダ計算による計算の表現 (2) 簡略化戦略11 ラムダ計算とコンビネータ12 ラムダ計算の計算可能性13 計算の複雑さ入門14 計算時間の計り方15 代表的な時間計算量クラス

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電磁気学 (Electromagnetism) 物理教員情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報工学および技術者に必要な物理学の基礎として、コンピュータ、メカトロニクス、通信などの基盤となる電磁気学の基礎を学ぶ。電荷と電気力、電場、電位、キャパシター、電気回路の法則、および、電流と磁力の関係について学習し、重要な基本概念の把握と初等的な計算を身につけることを目標とする。

期末試験70%、演習課題30%原康夫『増補版 物理学入門』(第8章~第

10章)学術図書 (2008)

前回の復習をし、テキストの次回の該当個所を読んでおくこと。

【授業計画】1 電荷と電荷の保存則2 電流-導体と絶縁体3 クーロンの法則4 電場5 電位6 導体と電場7 キャパシター8 回路と起電力9 オームの法則

10 キルヒホッフの法則11 電源の仕事率と電流の仕事率12 磁石と磁場13 電流の作る磁場14 運動する荷電粒子に働く磁気力と電流に働く磁気力15 電磁誘導

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-3

Page 31: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-244-

インターンシップ (Basic Training for Internship) 大木幹雄、辻村泰寛情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】卒業間近の学生が就職先企業を選択する情報を得ると共に、企業側の求人に対する見方を知る絶好の機会として、インターンシップを実施している大学は数多い。逆に企業側もインターンシップを入社試験の予備段階として捉えるところが多い。講義はインターンシップへ参加に先立って、インターンシップを有意義なものにする準備やインターンシップ中に注意すべき基礎知識について解説し、よりインターンシップを有効に活用することを目標にしている。

インターンシップへの参加実績と企業側の評価報告書

必要な資料を配布する。

情報産業に関し、事前に調査しておくこと。また、あいさつ等、最低限のマナーを身に付けていること。

【授業計画】1 インターンシップの意義と実績2 インターンシップと社員研修の相違3 インターンシップ中の心得と作法4 インターンシップ受け入れ企業の研究方法5 企業の仕組みと取り巻く環境・将来の見方6 インターンシップにおける守秘義務、傷害保険7 企業研究:企業選択の視点と判断基準8 エントリシートの書き方と企業側の学生の選択基準9 履歴書の書き方10 面接試験の心得とプレゼンテーション11 ハイパーキャンパスの使い方とエントリー(1)12 ハイパーキャンパスの使い方とエントリー(2)13 企業説明会、企業訪問の見どころ14 インターンシップを開始するに当たっての契約・覚書15 インターンシップ中の作業報告、終了後の評価と報告

インターンシップの事前教育なので、実際にインターンシップに参加しなければ評価の対象とならない。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報ボランティアⅠ (Info-utilization Volunteer I) 片山、山地、坂本、勝間田、松田情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 3時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報活用ボランティアを担当教員の指導のもとに行う。内容は、小学校、中学校、高等学校、福祉施設、教育委員会、研修センターなどで情報活用の支援や情報システムの開発など、情報に関する活動にボランティアとして補助的に参加する。毎週1日活動先に出掛け、計60時間相当の活動を行う。この活動によりコミュニケーション技術を修得する。

活動報告書(70%)、プレゼンテーション(30%)

希望する活動先の状況について、前年度の学生やインターネットにより情報収集しておくこと。

【授業計画】1 活動先の決定2 活動先との打ち合わせにより活動内容の決定3 具体的な活動に入る4     同上5     同上  活動経過報告書Ⅰの提出6     同上7     同上8     同上  活動経過報告書Ⅱの提出9     同上10     同上11     同上  活動経過報告書Ⅲの提出12     同上13     同上14 活動報告書の作成15 活動報告会

ヒューマンメディアコースを選んだ学生は必ず履修すること。教職免許取得のための指定科目となっている。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報ボランティアⅡ (Info-utilization Volunteer Ⅱ) 片山茂友、山地秀美情報工学科 学科専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 3時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報活用ボランティアを担当教員の指導のもとに行う。内容は、小学校、中学校、高等学校、福祉施設、教育委員会、研修センターなどで情報活用の支援や情報システムの開発など、情報に関する活動にボランティアとして補助的に参加する。毎週1日活動先に出掛け、計60時間相当の活動を行う。この活動によりコミュニケーション技術を修得する。

活動報告書(70%)、プレゼンテーション(30%)

希望する活動先の状況について、春学期・前年度の学生やインターネットにより情報収集しておくこと。

【授業計画】1 活動先の決定2 活動先との打ち合わせにより活動内容の決定3 具体的な活動に入る4     同上5     同上  活動経過報告書Ⅰの提出6     同上7     同上8     同上  活動経過報告書Ⅱの提出9     同上10     同上11     同上  活動経過報告書Ⅲの提出12     同上13     同上14 活動報告書の作成15 活動報告会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-4

Page 32: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-245-

インターネットサーバ構築 (Project for Building Internet Server) 丹羽次郎情報工学科 学科専門科目

3年 春学期(集中講義) 2 単位 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】社会的なインフラとなったインターネットにおいてサービスの提供を行うサーバの構築についての学習をおこなう。具体的にはハードウェアのメンテナンス、オペレーティングシステムの調整、サーバソフトウェアのインストール・設定、ルータの設定、回線の保守、ログの閲覧、セキュリティ対策等について実習を通しての学習となる。 インターネットサーバを構築し、運用することのできるスキルの習得を学習の目標とする。

課題30% 制作物の完成度70%

プリント、オンライン資料

「インターネット利用技術演習」、「情報通信ネットワーク」、「ネットワーク技術・演習」、「情報ネットワーク工学」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 インターネットサーバ概要及びOSのインストール3 サーバ用OS取り扱い及び管理4 ネットワークコマンド、応用ソフトウェア5 実習用ネットワークの構築6 Webサーバのインストール、設定7 Webサーバの高度な利用方法8 Sambaサーバのインストール、設定9 mailサーバのインストール、設定

10 NTP、FTP等各種サーバのインストール11 NATルータの概要、設定12 DNSの概要、ダイナミックDNSの利用方法13 セキュリティ概要、セキュリティソフトウェア14 セキュリティにおけるログの活用15 サーバの運用、管理におけるノウハウ

受講人数は20名を限度とし、夏季休業中に集中講義の形態で行う。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

課題発見ゼミ (Seminar for Project Design) 情報工学科全教員情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】秋学期から開講される課題研究ゼミのゼミ紹介と体験ゼミ、外部講師による特別講演会、大学院進学説明会を開催し、将来の仕事や社会活動として「どのような問題に取り組みたいのか」を明確にするために問題を提起する。

出席とレポートで総合評価する。

テーマ毎に資料を配布する。

興味のある問題やテーマをいくつかに絞り、今後の2年間で学んでゆきたいことを整理しておくこと

【授業計画】1 全体説明とゼミ紹介(1)2 ゼミ紹介(2)3 ゼミ紹介(3)4 ゼミ紹介(4)5 ゼミ紹介(5)6 ゼミ紹介(6)7 体験ゼミ(1)8 体験ゼミ(2)9 体験ゼミ(3)

10 大学院進学説明会11 教員による就活指導12 卒業生による就活指導13 企業関係者による就活指導14 特別講演会15 配属先ゼミのガイダンス

課題発見ゼミの期間に配属先を決定する。配属のスケジュールは別途掲示する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

課題研究ゼミ (Seminar for Seminar Projects) 情報工学科全教員情報工学科 学科専門科目

3年 秋学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】この科目は「卒業研究」の前のセミナーに配置している。各研究室で行う卒業研究に無理なく移行できるように研究の準備(テーマの決定や基礎知識の習得など)を行う科目である。授業内容は、各研究室で異なる。

出席とレポートで総合評価する。

第1回講義で指示する。

配属された研究室で具体的にどのようなテーマについて取り組むかを自分なりの計画を立てておくこと

【授業計画】1 ・卒研生および研究内容の紹介(1)2 ・卒研生および研究内容の紹介(2)3 ・研究テーマ選定(卒研生インタビュー、調査)(1)4 ・研究テーマ選定(卒研生インタビュー、調査)(2)5 ・研究テーマ選定(卒研生インタビュー、調査)(3)6 ・研究テーマに関する発表と議論(1)7 ・研究テーマに関する発表と議論(2)8 ・研究テーマに関する発表と議論(3)9 ・研究テーマの修正および詳細化(1)

10 ・研究テーマの修正および詳細化(2)11 ・研究テーマの修正および詳細化(3)12 ・研究計画の作成13 ・研究計画の発表と議論(1)14 ・研究計画の発表と議論(2)15 ・研究計画の発表と議論(3)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-5

Page 33: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-246-

情報と職業 (Information and Occupation) 白井豊情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】高校の情報科目の教員資格を得るために必須の「教科(情報)に関する科目」として「情報と職業」を学ぶ。内容として「情報化社会の進展と職業、職業倫理を含む職業観と勤労観」などを理解する。講義として『コンピュータとネットワークの情報技術が社会にどのような変化をもたらしたかを理解し、新たに登場した仕事や職業などについて理解する。更に情報に関わる犯罪や法制度、情報のリスク管理についても理解する。

期末試験100%

駒田昇一他『情報と職業』オーム社

白井豊『情報・倫理・知的財産』ゆたか創造舎

テキスト第1章に目を通しておくこと

【授業計画】1 オリエンテーション(内容紹介と成績評価)2 「情報と職業」を学ぶ意義3 社会基盤システムとしての情報システム、(小テスト)4 情報によるビジネスの変化5 企業の情報活用(経営の流れとITの位置付け)6 サービス業、その他業種の情報活用7 企業の基幹業務におけるコンピュータ活用8 インターネットビジネス9 社会環境と労働観の変化10 情報に関わる犯罪と法制度11 情報技術者に求められる技術と知識12 システム開発におけるリスク管理13 個人データ保護について(1)14 個人データ保護について(2)15 就職と起業16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

解析学 (Analysis) 数学教員情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】多変数関数の微分・積分の基本的な概念を理解することにより、専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。2変数関数の微分・積分に習熟し、多変数関数に関する応用問題の解法を習得することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 多変数関数2 2変数関数の極限3 2変数関数の連続性4 偏微分係数、偏導関数5 全微分6 合成関数の偏微分法7 陰関数の微分法8 2次関数のテイラーの定理9 2変数関数の極値10 陰関数の極値、条件付き極値11 累次積分12 重積分13 変数変換と重積分14 体積と重積分15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械工学通論 (Introduction of Mechanical Engineering) 神村一幸情報工学科 学科専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械工学は、システムを設計し、開発し、制御するための科学と芸術である。とくにエネルギー変化を処理する工学の一分野である。本講義では、機械力学にはじまる力学を中心とする基礎知識を統合させて、機械に関する工学教養を身につける。

課題レポート30%、期末試験70%

草間秀俊・他共著『機械工学概論 第3版』理工学社黒須茂編著『メカトロ・エンジニアリング

(9) ロボット力学』パワー社

これまでに学んだ物理関係の基礎事項を復習しておくこと。

【授業計画】1 工学における機械工学の位置づけ2 機械材料と単位3 材料の力学:応力、ひずみ、弾性係数4      :はりの曲げモーメント、応力計算5      :トラスの応力、座屈計算6 機械の力学:ニュートンの運動法則7      :仕事とエネルギー8      :運動と抵抗、運動方程式9 自動制御:自動制御の原理10     :ラプラス変換11     :運動方程式(1次系、2次系システム)と制御12 流れの力学:ベルヌーイの式、管路の摩擦損失13      :ポンプの特性と省エネ動力計算14 熱の力学:熱エネルギーと仕事15     :湿り空気線図と空調熱負荷計算

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-6

Page 34: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-247-

ユビキタスコンピューティング (Ubiquitous Computing) 勝間田仁情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:可

【授業の目標】ユビキタスコンピューティングとは人間の生活環境の中にコンピュータチップとネットワークが整備され、その場所や存在を意識させることなく、日常生活やオフィス環境を支援するコンピューティング環境を言う。本講義では、ユビキタスコンピューティングの基盤となる技術を説明し、日常生活やオフィス環境におけるユビキタスサービスの仕組みについて理解してもらう。

期末試験70% レポート30%

授業の開始時にアナウンスを行う

予習としてテキストを読んでおくこと

【授業計画】1 オリエンテーション2 ユビキタスコンピューティングとは3 ユビキタスコンピューティングを支える技術(1)4 ユビキタスコンピューティングを支える技術(2)5 ユビキタスコンピューティングを支える技術(3)6 ユビキタスコンピューティングを支える技術(4)7 ユビキタスコンピューティングを支える技術(5)8 ユビキタスコンピューティングを支える技術(6)9 ユビキタスコンピューティングの応用(1)

10 ユビキタスコンピューティングの応用(2)11 ユビキタスコンピューティングの応用(3)12 ユビキタスコンピューティングの応用(4)13 ユビキタスコンピューティングの応用(5)14 ユビキタスコンピューティングシステムのデザイン15 ユビキタス社会の展望

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報セキュリティ工学・演習 (Information Security and Practice) 小林哲二情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 3 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報セキュリティは、システムの安全を守る技術であり、電子商取引、電子政府のような新サービスを構築するための社会的基盤技術としての意義が大きくなっている。この授業では、情報システムとネットワークなどで重要になっているセキュリティ技術および関連するソフトウェア技術を、コンピュータで実習を行いながら習得する。

レポート約40%、期末試験約60%

資料を配布する。

オペレーティングシステム・演習を履修済みであることが望ましい。

【授業計画】1 情報セキュリティの概要2 基礎理論3 共通鍵暗号、公開鍵暗号4 メッセージ認証、ディジタル署名5 公開鍵認証基盤(PKI)、ネットワークセキュリティ6 個人認証、バイオメトリクス(生体認証)7 コンピュータウィルス、マルウェア8 電子投票、電子マネー、電子商取引9 個人情報保護、セキュリティ関連の法律

10 誤り訂正符号と応用11 情報の特許作成方法と作成演習12 情報セキュリティの問題演習13 情報セキュリティ関連のプログラミング(1)14 情報セキュリティ関連のプログラミング(2)15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

インタフェース工学 (Interface Engineering) 小川孝治情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース3年 春学期 2単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】二つの装置間を電気的に接続して信号を伝送する場合に、信号や回路の特性について基礎知識を習得するとともに、特にマイコン(またはPC)と外部機器との入出力インタフェースについて理解を深める。

5回分の実験レポート(40%)と、期末試験の成績(60%)を合わせて総合的に評価する。

講師作成資料(適宜)

実験では2人/班で回路を組んで種々の測定を行なうため、測定器(電源、発振器、マルチメータ、オシロスコープ)の取扱いに慣れておくこと。

【授業計画】1 アナログ信号とディジタル信号の違い2 ディジタル伝送方式(並列伝送と直列伝送)3 伝送誤りの検出と訂正(パリティ/ハミングコード)4 【実験1】直列伝送(同期式)の確認実験5 RS232Cインタフェースによる非同期式直列伝送6 【実験2】直列伝送(非同期式)の確認実験7 伝送路の特性(インピーダンスマッチング)8 【実験3】ディジタル伝送路の信号波形確認実験9 電気・光変換インタフェース(LEDとフォトダイオード)

10 【実験4】電気・光変換インタフェースの確認実験11 ディジタル・アナログ(DA)変換インタフェース12 【実験5】DA変換インタフェースの確認実験13 アナログ・ディジタル(AD)変換インタフェース14 USBインタフェース15 総合解説

授業はすべて情報工学実験室(3F)でおこないます。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-7

Page 35: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-248-

組込みシステム設計開発演習Ⅰ (Practice of Design and Dev. on Embedded Sys. I ) 片山、小川、矢満田情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース3年 春学期 2単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】組込みシステムは、マイクロコンピュータのソフトやハードの他、ネットワークや通信、機械等の技術が相互に絡んでいる。本講座は、組込みシステム計開発演習Ⅰと同Ⅱで構成され、組込みシステムを設計開発する方法について、自立走行型ライントレースロボットの製作を通して学習する。演習Ⅰでは、まず、ロボットを設計・製作するのに必要な電子回路やハードウェアインタェース技術などの知識を基礎的な実験を通して修得する。

レポート(70%)とペーパー試験(30%)

資料を配布

課題演習ゼミⅡ[CNコース]の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 直流回路の実験2 交流回路の実験3 トランジスタおよびダイオードの特性と使い方4 センサー回路の実験5 各種電子部品の特性と使い方6 電子回路製作実習7 実験に関するペーパー試験8 ボードコンピュータの取り扱い方9 ボードコンピュータによるパルスモータの駆動10 リアルタイムOSの取り扱い方11 センサー回路の設計と製作12 ラインとレースロボットの設計方法13 ロボットの基本設計Ⅰ14 ロボットの基本設計Ⅱ15 設計仕様書と計画書の作成

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報理論 (Information Theory) 高瀬浩史情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】通信装置、ネットワーク、コンピュータ、さらに近年、CD、DVDなどのマルチメディアに情報理論の成果が適用されている。本授業はこのような情報理論の基礎について学ぶ。

期末試験100%

三木成彦他『情報理論』コロナ社

テキストの序章に目を通しておくこと。

【授業計画】1 情報理論とは2 情報理論とシステムモデル3 情報源とは4 情報源符号化-情報量5 情報源符号化-エントロピー6 情報源符号化-ハフマン符号7 情報源符号化-平均符号長とその限界8 各種情報量-結合エントロピー9 各種情報量-条件付きエントロピー10 各種情報量-相互情報量11 通信路符号化-通信容量12 通信路符号化定理13 符号理論-誤り検出と訂正14 符号理論-パリティ符号15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報ネットワーク工学 (Information Network Technology) 小林哲二情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】複数の利用者間で情報の送受信を行うために情報通信ネットワーク技術が必要である。利用者数、端末、通信範囲、ネットワーク形態、情報の種類(文字、音声、画像など)、伝送速度、通信量、信頼性、及びセキュリティなどについての情報通信への要求の度合いによって技術が異なる。情報ネットワークシステムを設計、構築、運用、及び利用するための基礎技術と応用技術を習得する。2年次科目「情報通信ネットワーク」に続き、更に高度な技術を習得する。

レポート約40%、期末試験約60%

資料を配布する。

「オペレーティングシステム・演習」及び「情報通信ネットワーク」を履修済みであることが望ましい。

【授業計画】1 情報ネットワークの概要2 ネットワークアーキテクチャとプロトコル3 伝送方式(変調、復調、多重化、PCM、OFDM)4 交換方式(回線交換、パケット交換)5 TCP/IP、IPネットワーク6 インターネット、WWW、電子メール7 LAN、高速LAN、無線LAN8 ブロードバンド(ADSL、FTTH)9 移動通信、携帯電話、モバイルシステム10 衛星通信、次世代ネットワーク(NGN)11 通信の待ち行列モデル、トラフィック解析12 通信システムの高信頼化、標準化、法律13 情報ネットワークの問題練習14 ネットワーク関連のプログラミング実習15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-8

Page 36: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-249-

ネットワーク技術・演習 (Network Engineering and Practice) 石原学情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース3年 秋学期 3 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】通信インフラストラクチャの1つとなっているインターネットの仕組みを理解するために、情報通信ネットワークの基礎知識を学習するとともに、「IPネットワーク」の構築・運用・評価の演習を行う。受講者が基礎知識の学習とネットワーク構築・運用等の演習を行うことにより、情報工学系として上級の通信技術を習得することを達成目標とする。IP : Internet Protocol

演習課題60%、期末試験40%

授業内で提示する情報工学科教員著『ネットワーク技術』日

本理工出版会

課題演習ゼミⅡ[CNコース]の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 IPネットワークの概要2 IPネットワークの構築(1)3 IPネットワークの構築(2)4 サーバの構築(1)5 サーバの構築(2)6 IPネットワークにおける経路制御(1)7 IPネットワークにおける経路制御(2)8 IPネットワークにおけるテキスト転送(1)9 IPネットワークにおけるテキスト転送(2)

10 IPネットワークにおけるマルチメディア通信(1)11 IPネットワークにおけるマルチメディア通信(2)12 IPネットワークにおける通信品質(1)13 IPネットワークにおける通信品質(2)14 無線LANの応用(1)15 無線LANの応用(2)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

組込みシステム設計開発演習Ⅱ (Practice of Design and Dev. on Embedded Sys. II) 片山、小川、矢満田情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース3年 秋学期 2単位(週2時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】組込みシステム設計開発演習Ⅰで習得した知識とこれまでに学んできたハードおよびソフトに関する知識を使って実際的なもの「自立走行ロボット」を製作し、様々な課題(ステージ1からステージ6まで用意されている)に取り組み、応用力や問題解決力を養成することを目的にしている。また、作業報告書やプロジェクト計画書を書くことにより、物事を系統的に考え、整理する習慣と能力を養う。

レポート(20%) 実際の製作物(30%) 課題達成状況(50%)

学内ネットのWebページに各種教材資料を用意

組込みシステム設計開発演習Ⅰの内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 自立走行ロボットの製作に関する課題および目標2 ロボットの基本設計3 ハードウェア設計/ソフトウェア設計4 プロジェクト計画作成5 システム設計とデバッグ16 システム設計とデバッグ27 システム設計とデバッグ38 システム設計とデバッグ49 システム設計とデバッグ5

10 予備走行テスト(ステージ1)と改善11 予備走行テスト(ステージ2)と改善12 予備走行テスト(ステージ3)と改善13 予備走行テスト(ステージ4)と改善14 システムの最終調整15 試作したライントレースロボットによる競技会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ソフトウェア工学応用 (Software Engineering Applications) 大木幹雄、小峯嘉明情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】現実のシステム開発業務では、ソフトウェア分析設計の知識と同時に、ユーザの要求を正しく分析し、工期内に定められた費用と品質で完成させるプロジェクト管理に関する知識と経験が必要不可欠になる。講義では、具体的な事例システム開発を想定し、チーム作業を通してソフトウェア工学基礎・演習で習得した知識の応用方法と経験の蓄積方法を習得する。情報処理技術者試験「ソフトウェア開発技術者試験」に合格可能な知識・技能の習得を目標とする。

期末試験60%+出席・演習課題レポート10%+Web模擬試験の得点30%

大木、小峯共著『情報システムの分析設計と開発』日本理工出版会  

『ソフトウェアエンジニアリング』翔泳社

「ソフトウェア工学基礎・演習」を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 ソフトウェア技術者に要求される技能・業務知識2 代表的な要求定義技法と分析手順3 ユーザ要求抽出の手法と留意点・経験事例4 ドメイン分析とアナリシスパターン5 要求定義とテスト設計・テスト技法6 テストケース戦略・設計とテストカバレッジ7 プロジェクトマネージメントの意義と知識体系8 プロジェクト計画とリスク分析9 ソフトウェア開発プロセスと各種管理手法との関連

10 工数見積とファンクションポイント法11 WBS分析に基づく工程計画の必要性と意義12 プロジェクト工程管理の実際13 プロジェクト運営管理方法と留意点・適用限界14 プロダクト品質管理の方法15 プロジェクト管理者を目指す上での能力と国家試験

基本情報技術者、応用情報技術者試験の受験に必要な訓練も行なう。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-9

Page 37: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-250-

データベース応用 (Database System Applications) 大木幹雄、小峯嘉明情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】講義では、データベース基礎・演習で学んだ知識に加えて、データベーススペシャリストを目指す上で必要な知識を解説する。さらに具体的なデータベース開発を通して、データベース設計の重要さ、および効率性・信頼性・運用の容易性がいかに重要であるかを体得する。情報処理技術者試験「テクニカル技術者(データベース)試験」の午後の部に合格可能な知識・技能の習得を目標とする。

期末試験60%+出席・演習課題レポート10%+Web模擬試験の得点30%

大木、小峯共著『データベース技術』日本理工出版会 

『データベース設計技法』三元社

「データベース基礎・演習」を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 データベース管理システムの意義2 ERモデルから関係モデル、SQL定義の手順3 DBアーキテクチャ(1)ファイル編成法4 DBアーキテクチャ(2)索引構造とB木索引5 DBMSとトランザクション処理の概念6 同時実行制御7 排他制御による一貫性制御8 障害復旧制御9 分散データベースの一貫性制御の実際10 DBMS管理者の役割とその重要性11 事例DBアプリケーション開発の機能設計12 DBアプリケーションの概念データモデリング(ERM) 13 DBアプリケーションの論理データモデリング(RDM) 14 DBアプリケーションの画面設計とプログラミング15 開発したDBアプリケーションの成果発表

テクニカルエンジニア(データベース)試験に必要な訓練も行なう。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

人工知能 (Artifi cal Intelligence) 石川孝情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】常に挑戦的な研究テーマをかかげて発展を続けている人工知能(AI:Artifi cal Intelligence)の全貌を習得する。問題の状態空間表現と探索、述語論理とファジィ論理、多様な知識メディアの知的処理、進化的計算、Webインテリジェンスなどを取り上げる。

期末試験、課題レポート、授業への取組みなどで総合的に評価する。

荒屋 真二『人工知能概論(第2版)』共立出版古川 康一監訳『エージェントアプローチ

人工知能』共立出版

章末の演習問題を予習してくること。

【授業計画】1 オリエンテーション2 人工知能以前3 人工知能の概要と歴史4 問題の状態空間表現と探索5 発見法的探索6 プロダクションシステム7 意味ネットワークとフレーム8 述語論理とファジィ論理9 多様な知識メディアの知的処理10 推論と機械学習11 ニューラルネットワーク12 進化的計算13 知的エージェント14 Webインテリジェンス15 人工知能の将来

2年秋学期までの関連科目を履修していることが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ソフトウェア設計開発演習Ⅰ (Experiments of Software Development Ⅰ) 辻村、神林、大木、椋田情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

3年 春学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報システム、管理システム、制御システム、通信システムなどに対して要求されるシステム要件を分析し、設計・実現・評価する能力は、ソフトウェア技術者にとって必要不可欠である。本実験は、ソフトウェアの開発プロセス(システム分析・設計・開発・評価)で必要な技能を、実験演習を通して身に付けることを目標とする。

開発計画書・設計仕様書・プロトタイプ評価60%、2回の発表20%、毎回の報告書20%

必要に応じて資料を配布する。

基礎的なソフトウェア設計法、データベース構築法、ネットワーク技術、プログラミング技術を習得していること。

【授業計画】1 プロジェクト班の編成、テーマ決定2 業務の分担、開発計画書の作成3 プロトタイプの設計、設計仕様書の作成4 プロトタイプの設計(1)5 プロトタイプの設計(2)6 プロトタイプの設計(3)7 プロトタイプの設計(4)8 プロトタイプの設計(5)9 中間報告会10 プロトタイプの作製(1)11 プロトタイプの作製(2)12 プロトタイプの作製(3)13 プロトタイプの作製(4)14 プロトタイプの作製(5)、システムの評価15 成果発表会、成果物・仕様書等の提出

「ソフトウェアデザインコース」に所属する学生には履修することを強く望む。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-10

Page 38: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-251-

システム管理・運用 (System Management) 辻村泰寛情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報システム管理者は、情報システム基盤を企画・構築・運用する業務に従事するもので、システム利用者に対して安定的にサービスを提供し、ニーズに応じたシステムの改善を行わなければならない。本講義は、情報システム管理に関わる主な業務について概観することで、情報システム管理者としての基本的な知識を学習することを目標とする。

期末試験90%、演習課題10%鷲崎早雄、塚原壑、佐藤修『情報システム

の運営』共立出版薦田憲久、矢島敬士『企業情報システム入

門』コロナ社「経営工学」の内容を復習しておくこと。

また、ネットワーク技術、オペレーティングシステム、コンピュータハードウェアの基礎知識を必要とする。

【授業計画】1 経営情報システム2 情報基盤整備3 システム管理の業務4 資源管理5 データ管理6 障害管理7 情報セキュリティ管理8 セキュリティ・ポリシーと標準化9 性能管理

10 システム保守11 システム信頼性評価12 運営管理体制13 ユーザ管理14 管理部門の人的資源管理15 ネットワーク管理

授業内容の関連性が高いので、「経営工学」(2年春学期)を履修していること。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ソフトコンピューティング (Soft Computing) 辻村泰寛情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】一般に「計算(コンピューティング)」は、計算の精度と完全性を目指すが、計算条件に大きな制約がある問題や悪構造な問題を解くことが困難な場合が多いため、実用性に欠ける面がある。ソフトコンピューティングは、計算の精度は実用上問題のない程度で妥協するが、どのような問題にも柔軟に適用でき、短時間の間に最適ではないが、それに近い結果が得られるものである。本講義は、ソフトコンピューティングの意義とその構成要素技術について習得することを目標とする。

レポート80%、演習課題20%

テーマ毎に資料を配布する。石井他『ファジィ理論入門』裳華房、伊庭

『遺伝的アルゴリズムの基礎』オーム社

「人工知能」の内容を復習しておくこと。また、アルゴリズム論の基礎知識を必要とする。

【授業計画】1 人工知能と計算知能化技術2 ソフトコンピューティングの手法3 ファジィ理論の概要4 ファジィ集合の基礎理論5 ファジィ理論の応用事例6 進化的計算の概要7 進化的計算の仕組み8 進化的計算の適用法と応用事例9 進化的計算から進化技術へ

10 ニューラルネットワークの概要11 ニューラルネットワークの仕組み12 ニューラルネットワークの応用事例13 群知能14 その他のソフトコンピューティング手法15 これからの新展開と新技術

「人工知能」(3年・春学期)を受講していることが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

経営情報システム (Management Information System) 石川孝情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】この授業科目では、情報システムの主要な応用分野である経営や組織における情報システムについて、ソフトウェアエンジニアとして必要な基礎的知識を体系的に学び、経営の視点から情報システムを理解する。主な学習項目は、組織と情報システム、問題解決の道具としてのコンピュータ、組織情報システムの設計、および情報システムの開発と導入である。

期末試験、課題レポート、授業への取組みなどで総合的に評価する。

島田 達巳、高原 康彦著『経営情報システム 改訂第3版』日科技連出版社(2007)

予習課題についてのレポートを必ず提出すること。

【授業計画】1 オリエンテーション2 経営の情報化3 経営情報システムの意義4 意思決定と情報5 組織階層と情報システム6 問題解決の道具としてのコンピュータ7 個人情報システムの構成8 グループウェア9 組織情報システムの構成

10 組織情報システムの適用業務11 システム開発とライフサイクル12 情報システムの開発と導入13 意思決定支援システム14 電子商取引15 情報セキュリティ・マネジメント

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-11

Page 39: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-252-

ソフトウェア設計開発演習Ⅱ (Experiments of Software Development Ⅱ) 椋田、大木、辻村、神林情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

3年 秋学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報システム、管理システム、制御システム、通信システムなどに対して要求されるシステム要件を分析し、設計・実現・評価する能力は、ソフトウェア技術者にとって必要不可欠である。本実験は、ソフトウェアの開発プロセス(システム分析・設計・開発・評価)で必要な技能を、実験演習を通して身に付けることを目標とする。

開発計画書・設計仕様書・プロトタイプの評価60%、2回の発表20%、毎回の報告書20%

必要に応じて資料を配布する。

基礎的なソフトウェア設計法、データベース構築法、ネットワーク技術、プログラミング技術を習得していること。

【授業計画】1 プロトタイプの評価・見直し2 業務の分担、開発計画書の作成3 本システムの設計、設計仕様書の作成4 本システムの設計(1)5 本システムの設計(2)6 本システムの設計(3)7 本システムの設計(4)8 本システムの設計(5)9 中間報告会10 本システムの作製(1)11 本システムの作製(2)12 本システムの作製(3)13 本システムの作製(4)14 本システムの作製(5)、システムの評価15 成果発表会、成果物・仕様書等の提出

当科目を履修するためには、「ソフトウェア設計開発演習Ⅰ」の単位を取得している必要がある。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータグラフィックス (Introduction to Computer Graphics) 新藤義昭情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

3年 春学期 2単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】3次元コンピュータグラフィックスの原理と描画技法について世界共通規格のOpenGLに基づいて習得する。コンピュータによって映像を作り出すための3次元形状モデルのモデリング技法、レンダリング技法、シェーディング技法、行列演算によるアフィン変換、補間法、再帰分割法などを習得する。さらに写実的な映像を作り出すためのマッピング技法、アルファブレンディング技法、アキュムレーション集合演算なども習得する。またアニメーション作成技法についても学習する。

期末試験(70%)、課題レポート(30%)

ネットワークで電子テキストを配布。OpenGL協議会『OpenGL プログラミングガ

イド』星雲社幾何学の基礎、三角関数、行列演算、ベク

トル演算の基礎知識が必要。また2年生秋学期の『画像情報工学』の内容を復習しておくと良い

【授業計画】1 オリエンテーション2 3次元形状モデルの記述法3 アフィン変換(写像行列と視野カメラ)4 投影変換と視野錐台5 多角形の法線ベクトル6 背面消去と陰面消去アルゴリズム7 輝度計算法(ランバートモデル、フォンモデル)8 曲面の表現と曲面法線ベクトルの補間法9 シェーディング技法(フラットとスムース)10 マッピング技法(テクスチャ、透過マッピング)11 アルファブレンディング技法(フォグと半透明)12 アキュムレーションバッファによる集合演算13 アンチ・エイリアシングの2つの技法14 レンズフォーカスとモーションブラー15 アニメーション技法(運動学、逆運動学など)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

福祉と情報 (Assistive Technology and Information Engneering) 片山茂友情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】わが国は急速に高齢化が進んでおり、福祉技術は益々重要性をおびてきている。本講座では、福祉技術の現状と課題について、様々な障害を持った人のための支援技術からリハビリテーションまでを、情報技術との関連で幅広く解説し、これからこの分野で活躍したいと思っている受講者のヒントになればと考えている

期末試験(70%)、レポート含む資料の整理状態(30%)

毎回プリント配布

『福祉情報技術Ⅰ』、『福祉情報技術Ⅱ』ローカス

参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 福祉情報工学とは2 肢体不自由者を支援する機器Ⅰ3 肢体不自由者を支援する機器Ⅱ4 肢体不自由者を支援する機器Ⅲ5 聴覚障害者を支援する機器6 視覚障害者を支援する機器Ⅰ7 視覚障害者を支援する機器Ⅱ8 視聴覚重複障害者を支援する機器9 コミュニケーションを支援する機器Ⅰ10 コミュニケーションを支援する機器Ⅱ11 リハビリテーションと訓練機器Ⅰ12 リハビリテーションと訓練機器Ⅱ13 福祉機器のユニバーサルデザイン14 福祉機器の要素技術15 福祉機器設計製作の注意点

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-12

Page 40: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-253-

認知科学 (Cognitive Science) 磯野春雄情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】人間の重要な認知情報処理特性であるパタン認識と注意、記憶と学習、思考過程と問題解決等について学び、これらのヒューマンインタフェース設計への応用について習得する。またシステムのユーザビリティ評価手法や最新のユーザ工学の考え方を理解することを目的とする。

期末試験100%

講義資料はインフォキャンパスから配布

村田厚生『認知科学』朝倉書店

参考図書を熟読しておくこと

【授業計画】1 認知科学とは2 認知科学とヒューマンインタフェース3 人間系における情報の受容と分析4 パタン認識と注意5 記憶の仕組みと符号化処理6 記憶と学習・忘却7 記憶の想起・検索過程8 認知記憶の神経科学的基礎9 思考過程:問題解決と推論

10 システムのユーザビリティ11 ユーザビリティの評価法12 主観評価法と客観評価法13 ユーザビリティテストの実施方法14 ユーザー工学の考え方15 認知科学の応用

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

映像メディア技法・演習 (Production Technique of Digital Media Contents.) 新藤義昭、松田洋情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

3年 春学期 3 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】3次元コンピュータグラフィックスによるアニメーション映像の制作技法、実写映像の編集技法、CGと実写の合成を含めた高度な編集技法を習得する。3次元形状モデルのモデリング技法とアニメーション技法、デジタル実写映像とCG映像の合成技法を実際に演習しながら習得する。続いてC言語プログラミングによるアニメーション映像の制作とハイパーテキストによる映像制作技法の理論と実際を演習を行いながら学ぶ。最後にこれらの技法を結集して映像作品の課題制作演習を行う。

期末試験(50%)、課題映像作品(50%)

ネットワークで電子テキストと演習教材を配布。

幾何学の基礎、図形処理の基礎、三角関数、行列演算、ベクトル演算、C言語プログラミングを復習しておくこと

【授業計画】1 オリエンテーション(講座の内容と進め方)2 映像制作編集技法の基礎理論3 3次元形状モデルのモデリング技法4 3DCGアニメーションの基礎理論5 人体モデルを用いたCGアニメーションの制作技法6 ノンリニアビデオ編集(実写映像の編集)7 ノンリニアビデオ編集(実写とCGの合成)8 特殊映像処理(エフェクタとフィルタ)9 C言語プログラミングによる映像制作技法

10 C言語プログラミングによる映像制作演習11 映像制作技法(映像シナリオの作成技法)12 映像制作技法(仮想俳優や小道具の演技)13 映像制作技法(カメラワークの制作技法)14 課題制作演習1(仮想俳優、舞台、小道具の制作)15 課題制作演習2(シナリオ、演技、台詞の制作)

受講者が定員55名を超えた場合には抽選となる。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報メディア (Information Media Technology) 小林哲二情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】メディアの意味は多様であり、狭い意味では、画像、音声、文字などの複合、最も狭い意味では情報記憶媒体、広い意味では情報伝達媒体(インターネット、テレビ、電話、その他)、拡張された意味では特別な分野向けの機器やソフトウェア等を表す。この授業では、情報メディアを構成する技術の内、基礎理論、ディジタル画像処理、自動認識技術、マルチメディア通信と放送、及びソフトウェアに関する技術などについて、講義とコンピュータ実習によって習得する。

レポート約40%、期末試験約60%

資料を配布する。

コンピュータとプログラミングに関する基礎知識を有することが望ましい。

【授業計画】1 情報メディアの概要2 ディジタル画像処理基礎理論(1)3 ディジタル画像処理基礎理論(2)4 ディジタル画像処理基礎理論(3)5 画像圧縮と符号化6 画像認識、文字認識7 動画像処理、電子透かし、DVD8 テレビジョン、デジタル放送、ワンセグ、IPTV9 自動認識(バーコード、二次元コード、ICタグ)

10 画像とWebシステム11 フラクタル、遺伝的アルゴリズムと画像処理12 デジタルコンテンツの著作権保護技術13 情報メディア関連の問題練習14 情報メディア関連のプログラミング実習15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-13

Page 41: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-254-

音声情報処理 (Digital Processing of Speech Signals) 樺澤康夫情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】音声は、人と人との間のコミュニケーションのみならず、コンピュータなどの機械と人との間のコミュニケーションの手段として、ますます重要度を増している。音声の性質、音声生成の物理の基礎を学び、音声分析、音声合成、音声符号化、音声の情報圧縮、音声認識などの基礎となる技術を習得することを目的とする。

期末試験70%、演習課題および小テスト30%ウエブ教材(学内からのみ閲覧可能)  

http://10.8.172.2/kabasawa/speech/

古井貞熙『音声情報処理』森北出版2年秋学期開講科目「ディジタル信号処

理」を履修していること。または「ディジタル信号処理」の内容を学習しておくこと。

【授業計画】1 序論 音声器官と音声生成 スピーチチェイン2 音響音声学の基礎3 音声生成の物理4 音声生成のモデル5 聴覚器官と音声知覚6 聴覚心理 マスキング DL ウェーバの法則7 音声の離散フーリエ変換 音声スペクトル8 音声のケプストラム分析 平滑化スペクトル9 音声の線形予測分析 自己相関法と共分散法10 音声の線形予測分析 格子法とPARCOR法11 LPCケプストラム12 音声の情報圧縮13 音声伝送方式 音声符号化とボコーダ14 音声認識のための音声特徴量と距離尺度15 音声情報処理まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報アーキテクチャ (Information Architechture) 篠原稔和情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ユーザーにとって使いやすいWebサイトを構築するには、情報を整理するテクニックが必要となる。この授業科目では、情報アーキテクチャ(情報の組み立て方)の観点から、Webという器をより効果的かつ管理しやすい情報提供ツールとする方法論を学ぶ。情報アーキテクチャを実現するプロセスとその戦略的方法について実践的に学習する。主な学習項目は、情報アーキテクチャの目的、基本原則、方法、および実践である。

期末試験、課題レポート、授業への取組みなどで総合的に評価する。

ローゼンフェルド他『Web情報アーキテクチャ 第2版』オライリー・ジャパン

Peter Morville著『アンビエント・ファインダビリティ』オライリー・ジャパン

毎回の授業内容を次回までに復習しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 情報アーキテクチャの定義3 情報アーキテクチャの実践4 ユーザーニーズとユーザー行動5 情報アーキテクチャの解剖学6 組織化システム7 ラベリングシステム8 ナビゲーションシステム9 検索システム10 プロセスとメソッド:調査11 プロセスとメソッド:戦略12 プロセスとメソッド:設計と文書化13 情報アーキテクチャの教育と倫理14 情報アーキテクチャのチーム編成15 情報アーキテクチャの組織展開

3年春学期までの関連科目を履修していることが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

メディア制作実習 (Practice of Media Production) 松田洋、石原次郎情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

3年 秋学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】デザイン・アートの制作現場で使用されるプログラミング環境vvvvを用い、リアルタイムで映像生成を行う。映像・写真・音となどのメディアを統合したインタラクティブな作品を、「行為」と「結果」という視点に着目し制作する。また、コンセプト設定からスケジュール管理まで、制作の基本とその流れを学ぶ。

課題提出による

毎回プリントを配布する

事前に自分のノートPCにvvvvをインストールし、必ず復習してから講義に臨むこと

【授業計画】1 オリエンテーション vvvvとは2 vvvvでできること3 図形の描画4 立体の描画5 作品講評会16 質感の表現17 質感の表現28 音のインタラクション(再生・入力)9 音のインタラクション(出力・解析)10 作品講評会211 映像のインタラクション(再生・入力)12 映像のインタラクション(出力・解析)13 各種センサーとの連携14 ネットワークとの連携15 課題講評会3

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-14

Page 42: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-255-

情報キャリアデザインⅡ (Information Career Design Ⅱ) 楜澤美和、大木幹雄、辻村泰寛情報工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】自分の将来像を一度明確にし、卒業後のキャリア構築を自発的にできるようにする。また半年後の就職活動に向けて具体的に準備を行う。

レポートで評価する

菊地信一著『キャリアデザイン入門』光生館菊地信一著『自己分析からはじめる就職活

動'12』日本実業出版社

テキストを事前に読んでおくこと。(前の授業で指示します)

【授業計画】1 ファーストセッション2 自分の現状把握のための履歴書・エントリーシートの作成3 過去分析・現状分析・未来計画4 就職活動開始までの短期行動計画の作成5 企業が情報工学科の学生に求めるもの6 情報関連の企業で働くことの疑似体験プロジェクトワーク①7 情報関連の企業で働くことの疑似体験プロジェクトワーク②8 問題発見解決能力を養成するための情報工学的解決法9 情報工学系学生用グループディスカッション講座

10 プロジェクトワークの中間報告11 プレゼンテーション技法12 キャリアをひと押しするコミュニケーションとビジネスマナー13 プレゼンテーション大会14 就職活動向け“自分資料”のまとめ15 就職活動に向けての計画作成

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C3-15

Page 43: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-256-

ロボット制御工学 (Robotics) 櫛橋康博情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】ロボットはメカニズムとアクチュエータ、センサをコンピュータにより統合したシステムである。本科目では、それぞれの要素の概要とシステム構成について学修するとともに、複数関節から成るマニピュレータの位置や姿勢の取り扱いや具体的な計算方法について学ぶことにより、ロボット制御の基礎技術を学ぶ。 

出席日数、レポート提出の結果

『基礎ロボット工学』東京電機大学出版局 

インターユニバーシティ『ロボット制御』オーム社

力学の復習をしておくこと。

【授業計画】1 ガイダンス、ロボット開発の現状、トピックスなど2 ロボット工学概論3 ロボットの要素、機構について4 ロボットの位置、姿勢制御5 ロボット制御のためのエレクトロニクス6 センサについて7 アクチュエータについて8 ロボットに関する制御工学9 座標変換と同次変換行列10 マニピュレータの運動学11 マニピュレータに関する運動エネルギー計算12 ロボットの運動学に関する数学的表現13 動力学14 学習制御15 レポート提出および評価

テキストは各自購入のこと。制御に重点をおくため、力学、数学の基礎知識は必要。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

無線情報通信工学 (Wireless Communication Engineering) 高瀬浩史情報工学科 学科専門科目 コンピュータ・ネットワークコース4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】電波および通信に関わる基礎として、電波伝搬、アンテナ、変調、また、代表的な電波通信システムである移動通信、レーダ、GPSなどについて習得し、より高度な電波情報通信システムを理解するための基礎を学ぶ。

期末試験100%

三輪 進『電波の基礎と応用』東京電機大学出版局大友 功 他著『ワイヤレス通信工学(改

訂版)』コロナ社

テキストの序章に目を通しておくこと。

【授業計画】1 電波とは2 電波の性質3 アンテナの基礎4 いろいろな アンテナ5 電波伝搬の基礎6 いろいろな電波伝搬7 アナログ変調8 デジタル変調9 移動体通信のしくみ10 移動体通信の各種機能11 レーダのしくみ12 レーダの探知機能13 GPSのしくみ14 GPSの測位機能15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

シミュレーションモデル (Simulation Model) 椋田實情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】シミュレーションには、コンピュータ上で実世界の「ふるまいを再現する」ことと、対象とする世界の「パラメータを変えることでふるまいがどのように変わるか」を調べるという目的がある。この講義では、離散系モデルと因果関係を基本とするシステムダイナミックス・モデル(連続系モデル)の作成を通してシミュレーションとモデルについて学ぶ。達成目標は、シミュレーションの意味(仮定と評価)の理解、システムダイナミックス・モデルのモデリングと評価ができることである。

授業内課題の評価(50%)と期末試験(50%)総合的に評価する。

教材と資料を配布する。

『モデルシミュレーション技法』共立出版基本的な物理の知識があること。なお、

Windowsの基本操作およびExcelソフトの操作を復習しておくこと。

【授業計画】1 シミュレーションとは(問題解決の方法)2 シミュレーションの仕組み(差分方程式)3 自由落下するボール(⊿tの誤差)4 水平に打ち出すボール(縦・横の合成)5 空気抵抗のある物体の終端速度を測る6 因果関係とモデリング(システムダイナミックス)7 水平に打ち出すボール(SDモデル)8 斜め上にボールを投げ上げる(SDモデル)9 ウサギとオオカミの共存モデル10 基本的な人口モデル(SDモデル)11 データ生成(ステップ・ランプ・グラフ関数)12 年齢別人口モデル(SDモデル)13 人口分布をモデル化する14 ペットボトルで水時計が作れるか15 シミュレーションと評価

USBメモリファイルを持参する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C4-1

Page 44: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-257-

プログラミング言語処理系 (Programming Language Processors) 杉藤芳雄情報工学科 学科専門科目 ソフトウエアデザインコース

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】プログラミング言語で記述されたテキスト(即ち、原始プログラム)を計算機で実行可能な形式(即ち、目的プログラム)に変換する処理系は、コンパイラに代表されるものであるが、その変換過程の基本的な内容を、理論的側面にも留意しながら学ぶ。

期末試験は必須、中間試験は任意。両方受験の場合、原則として好成績の方を採用。

毎回、講義資料(プリント)を配布する。疋田輝雄・石畑清『コンパイラの理論と実

現』共立出版第2回「形式言語理論の初歩」は本科目の

基本事項ゆえ折りに触れて復習し、構文解析やコード生成のアルゴリズムの理解に備えること。

【授業計画】1 講義予定、言語処理系とは、言語とは2 形式言語理論の初歩3 プログラムの構文、プログラムの構造4 字句解析1(その考え方、正規式、注意事項)5 字句解析2(有限オートマトン、状態遷移図)6 構文解析1(その考え方)7 構文解析2(下降型:再帰下降型、LL解析)8 構文解析3(上昇型:LR解析)9 中間試験

10 中間試験の解答および解説11 意味解析1(記号表、型)12 意味解析2(中間言語、実行時のデータ構成)13 意味解析3(仮想機械語、機械独立コード最適化)14 コード生成1(算術式、レジスタ個数最小化)15 コード生成2(論理式、機械従属コード最適化)

2009年度は移行期間で休講ゆえ、昨年度より復活された科目である。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

教育情報システム (Educational Information System) 丹羽次郎情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】工学の導入により古典的な教育形態に変化が生じてきた。本講義では、主にネットワークを利用した協調学習、教育へのマルチメディア機器、情報機器の導入、衛星回線やインターネットを用いた遠隔講義などの新しい技術について学習する。教育と情報工学、情報システムの関わり及び導入、利用について理解することを目標とする。

レポート、課題(50%) 試験(50%)

インターネット時代の教育情報工学1

教職課程関係の科目を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 オリエンテーション2 教育工学の歴史と進展(1)3 教育工学の歴史と進展(2)4 コンピュータの教育利用と教育工学5 教育情報工学に関する最新の話題6 インターネットの教育形態(1)7 インターネットの教育形態(2)8 インターネットの応用9 ネットワークとグループ学習

10 e-learningについて11 通信衛星による遠隔教育12 ISDN回線利用による遠隔教育13 遠隔教育支援システム14 情報教育15 e-learning形態の授業に関する討論

本講義はe-learning の形態で行う。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

教材デザイン (Design of educational material) 坂本康治情報工学科 学科専門科目 ヒューマンメディアコース

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】理解のしやすさに配慮した教材の設計法を学習する。講義の前半では理解の仕組みについて学習し、後半ではその結果を用いて文や記号および図による理解促進効果について学習する。これらの知識をもとにして、実際に教材を作成する。

期末試験(50%)、レポート(50%)

プリント

鈴木 宏昭『類似と思考』共立出版

「論理と意味」の内容を復習しておくこと

【授業計画】1 ひとはどのように考えるか:領域固有性2 文の理解:読解の過程3 読解過程:理解の仕組み4 体系化された知識の例:意味ネット5 非論理的知識の構造6 数学的帰納法の理解7 図解/比喩による問題解決8 難問の解決過程(式による)9 難問の解決過程(図による)

10 テキストの理解過程11 記号の理解促進効果12 図の理解促進効果13 比喩の理解促進効果14 教材デザイン(1)15 教材デザイン(2)

ひとが理解しやすい知識体系を学ぶ。学習やコミュニケーションの向上にも有効なので、受講を薦める

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C4-2

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-258-

情報ボランティアⅢ (Info-utilization Volunteer Ⅲ) 片山茂友、山地秀美情報工学科 学科専門科目

4年 春学期(集中講義) 2 単位 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報活用ボランティアを担当教員の指導のもとに行う。内容は、小学校、中学校、高等学校、福祉施設、教育委員会、研修センターなどで情報活用の支援や情報システムの開発など、情報に関する活動にボランティアとして補助的に参加する。毎週1日活動先に出掛け、計60時間相当の活動を行う。この活動によりコミュニケーション技術を修得する。

活動報告書(70%)、プレゼンテーション(30%)

希望する活動先の状況について、春学期・前年度の学生やインターネットにより情報収集しておくこと。

【授業計画】1 活動先の決定2 活動先との打ち合わせにより活動内容の決定3 具体的な活動に入る4     同上5     同上  活動経過報告書Ⅰの提出6     同上7     同上8     同上  活動経過報告書Ⅱの提出9     同上10     同上11     同上  活動経過報告書Ⅲの提出12     同上13     同上14 活動報告書の作成15 活動報告会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

卒業研究Ⅰ・Ⅱ (Bachelor’s Thesis I・II) 情報工学科全教員、田村、石崎、衛藤、寺尾、岡本、市川情報工学科 学科専門科目

4年 春・秋学期 各 4単位 (週 6時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】各研究室で設定あるいは学生とのディスカッションにより決まった課題に対して、これまでの勉学のすべてを結集して自主的に取り組むものである。教員の指導のもとに理論、実験、ソフトウェア開発、ハードウェア設計・試作、文献調査等の具体的な課題を通して研究室の研究活動の一端を担い、研究の手法を学ぶと同時に、論文作成や卒業研究の発表を通してコミュニケーション能力の養成を目的としている。

卒業研究及び卒業論文の完成度により評価する。

取り組むテーマを明確にするとともに、関連する研究成果の調査を行っておくこと

【授業計画】卒業研究の年間スケジュールは以下の通りである。・テーマの決定・研究計画書の提出(5月中旬頃)・中間報告書の提出(10月下旬頃)・卒業研究抄録集原稿の提出(1月中~下旬)・卒業論文の提出(2月中旬)・卒業研究発表会(2月中旬)以下に卒業研究のテーマ例を記す。・電動車椅子の変速操舵分離型コントローラの研究・MaxPlus2を用いたコンピュータの設計・無記名電子投票システムの研究・コンテンツ分析によるブロガー推薦システム・逆立体視映像における心理・生理反応・サイバーシアター「シンドバッドの冒険」の制作・ひな型を活用したWebアンケートシステムの開発

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電気工学通論 (Outline of Electric Engineering) 大嶋建次情報工学科 学科専門科目

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】現代社会における産業活動や便利な生活環境は、電気が無ければ成り立たないほど社会生活に深く関与している。本講義では電気の基礎から応用技術までを紹介し、情報技術者として、専門の道を進む上で必要な教養を身に付けることを目標とする。

期末試験(80%)、小テストおよび課題レポート(20%)

インフォキャンパスから資料を配布する。日本産業技術教育学会編『基礎電気・電子

工学』森北出版

前回授業の復習を行い、次回授業の講義分野について調査をしておくこと

【授業計画】1 電気について2 交流回路3 電子素子4 電子回路5 集積回路技術6 電気・電子計測7 アナログ通信8 ディジタル通信9 センサと応用技術10 モーターと制御技術11 音響技術12 ディジタル家電13 電子機械14 照明技術15 レーザー応用技術

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C4-3

Page 46: 情報工学科 · 2017. 5. 24. · 教 養 科 目 機械工学科 ものづくり環境学科 創造システム工学科 システム工学科 電気電子工学科 情報工学科

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-259-

CAD製図 (CAD Drawing) 鈴木真ノ介情報工学科 学科専門科目

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】図面は情報伝達手段として重要なものである。本講義では製図の基礎学習として、AUTO-CADにより図面を作成する方法を学ぶ。これにより、CADを学ぶうえでの基礎知識を身につけることを目的とする。

演習・課題70%、総合課題30%

テキストプリントを配布する

テキストプリントを熟読しておくこと

【授業計画】1 オリエンテーション2 製図の基礎3 CAD基本操作1:ソフトの使い方、線引きの方法4 CAD基本操作2:基本オブジェクトの描画5 CAD基本操作3:オブジェクトスナップ関連6 CAD基本操作4:オブジェクト編集関連7 CAD基本操作5:画層、線種関連8 CAD基本操作6:寸法記入、文字入力関連9 CAD基本操作7:図面操作、図面の書き方

10 図面演習1:ボルト・ナット図面11 図面演習2:パンキン押さえ見取り図面12 図面演習3:フランジ継ぎ手見取り図面13 図面演習4:平歯車部品図面14 図面演習5:各種回路図面15 総合課題16 課題提出と講評【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

C4-4