ブレインストーミングの技術(1dayワークショップ)

166
ブレインストーミングの技術 2013年11⽉21⽇ 10:00〜17:30 ⽇本バリュー・エンジニアリング協会 アイデアプラント ⽯井⼒重 [email protected] 〜会議やプロジェクトで、アイデアや新しい選択肢を沢⼭⽣み出したい進⾏役のための具体スキル〜 1

Upload: rikie-ishii

Post on 28-May-2015

2.414 views

Category:

Education


2 download

DESCRIPTION

11月21日、VE協会にて。 いろんなタイプのブレスト技法を習得するワークショップです。

TRANSCRIPT

Page 1: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ブレインストーミングの技術

2013年11⽉21⽇ 10:00〜17:30⽇本バリュー・エンジニアリング協会

アイデアプラント⽯井⼒重

[email protected]

〜会議やプロジェクトで、アイデアや新しい選択肢を沢⼭⽣み出したい進⾏役のための具体スキル〜

1

Page 2: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

この講座は・・・• 「ブレストは単純だけど、具体的には何をす

ればいいのかが良く分からない…」• 「会議やプロジェクトでブレストして、皆か

らアイデアを出してもらったものの、さほど良案も出ず…」

• という経験をお持ちの⽅のための講座です。• 多様なブレインストーミング技法を

実際に体験し、具体的なやり⽅を学べます。

2

Page 3: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(開始)10:00導入パート

1「イマジネーションの準備運動」Brainstorming Card×破壊ブレスト (15)2 創造⼒のガイド「ブレインストーミングのルールの根底にあるもの」(25)

Aパート ~BS(ブレインストーミング)~3 アイデア創出会議の基本所作「ブレインストーミング&収束」(20)ex 学習効果を⾼めるためのワーク「学びの活〆」(10)

□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(休憩:10分)11:10〜11:20

Bパート ~BW(ブレイン・ライティング)~4 書くブレスト「ブレイン・ライティング」(35)5 ⼤量案の中から良案を抽出する「ハイライト法 」+α(15)ex 学習効果を⾼めるためのワーク「学びの活〆」(10)

□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(休憩:60分)12:20〜13:20

Cパート ~FBS(フリップボード・ブレインストーミング)~6 ⼀⼈発想タイムを挟むブレスト「フリップボード・ブレインストーミング」(35)7 ⼤量案の中から良案を抽出する「ハイライト法 」 (15)ex 学習効果を⾼めるためのワーク「学びの活〆」(10)

□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(休憩:10分)14:20〜14:30

Dパート ~SS(スピードストーミング)~8 五分交代のペアブレスト「スピードストーミング」アイデアを書く「アイデアスケッチ」(45+15)9 ⼤量案の中から良案を抽出する「ハイライト法 」+α (15+15)ex 学習効果を⾼めるためのワーク「学びの活〆」(10)

□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(休憩:10分)16:10〜16:20

Eパート ~2段階ブレスト(What・Howブレスト)~10 魅⼒度の⾼い案を出し、次に実現性を⾼めるブレスト「⼆段階ブレスト」(30)ex 学習効果を⾼めるためのワーク「学びの活〆」(10)

□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(休憩:10分)17:00〜17:10 、もしくは、割愛Fパート まとめQ 質疑応答(10)m まとめ(10)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(終了)17:30

進行

3

Page 4: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

パート

~ ブレストの準備運動と本質のレクチャー ~

4

Page 5: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

カードを使ったブレスト

Brainstorming Card × 破壊ブレスト

1

5

Page 6: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

Brainstorming Card

この4⾊カードはBrainstormのルールを、ゲームの「役」にしたものです。使っているうちに、⾃然とブレインストーミングの⼼理様式を学ぶことができます。

ブレストの準備運動では・・・そのカードに書いてある指⽰の内容(アイデアを出す、等の⾏為)が実⾏できれば、そのカードを場に出すことができます。 → ⼀つずつ、紹介します。 6

Page 7: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

7

Page 8: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

8

Page 9: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

9

Page 10: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

10

Page 11: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

破壊ブレストnot A を考える

11

Page 12: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

本来⽬的に対して、あなた⽅はそれを邪魔しに⼊った⼯作員です。そして今⽇は⼯作員同⼠で、如何にしたらプロジェクトを失敗させられるか、(或いは、課題解決を妨げられるか)をブレストしにこっそり集まりました。

プロジェクトに送り込まれた⼯作員たちであるあなたがたは「更に悪い状況にするには」というアイデアを出していきます。

“破壊ブレスト“

会議・打合せのしかたを改良するプロジェクト

12

Page 13: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

Brainstorming Card

(これを使います)

効果的に妨害するアイデアを皆で出していく。その際に、カードに即した発⾔ができれば、捨てる。

もっとも多く捨てられたチームの優勝!

7分間

13

Page 14: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

■ Not Aの 思考━━━━━━━━━━━━━━━━━◎A領域(本来の問題への解決案)ではなく、「 Not A 」の領域を考えている◎”ひっくり返す”と、Not A領域のアイデアは、A領域のアイデアになる。◎A領域へのアイデアとしては思い⾄れないものが、Not Aのアイデアを“逆さま“にしたものの中には、結構出てくる。

■ Free Thinker━━━━━━━━━━━━━━━━━◎A領域だと、⼿堅い解決策を出そうします。いわば「正解探し」。

専⾨家ではない参加者は意⾒を⾔うのを控えてしまいます。◎失敗をたくらむ”⼯作員”という皆が素⼈の課題にしてやることで、

専⾨外の⼈も、⾯⽩い意⾒を思いたり。(逆に、成功させるアイデアが出ちゃったり)

破壊ブレストについて

1

2

「破壊ブレストって、なんのため?」「⾯⽩いけど、単なる練習でしょ?」

いいえ!実は、実践にも使える、効果的な発想⼿法です。以下の、2つのメリットあります。

14

Page 15: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ブレストのルールの根底にあるもの

2

15

Page 16: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

どんどん出せる⼈も16

Page 17: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

“今⽇はわかない…”という時、ありますね?17

Page 18: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

⼼を、ガチャンと、「ガイドレール」に乗せ、

そんな時。

18

Page 19: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

⼼を、ガチャンと、「ガイドレール」に乗せ、Creativeな側に持っていくことが出来たら便利です。

Creative

19

Page 20: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

C

で、こんなもの、あるの?20

Page 21: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

= 創造⼒のガイドレール

4. Build on the Ideas of Others既出の案を発展させる

1. Defer Judgment判断を先に延ばす

2. Encourage Wild Ideas未成熟な案を育成する

3. Go for Quantity量を求める

ブレインストーミングの4つのルール

その根底にあるもの

21

Page 22: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ブレインストーミングの4つのルール4. Build on the Ideas of Others

既出の案を発展させる1. Defer Judgment

判断を先に延ばす2. Encourage Wild Ideas

未成熟な案を育成する3. Go for Quantity

量を求める

その根底にあるもの

22

Page 23: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

判断を先に延ばすDefer Judgment1

優れた職⼈さんをインタビューした話●23

Page 24: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

未成熟な案を育成するEncourage Wild Ideas2

24

Page 25: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

量を求めるGo for Quantity3

25

Page 26: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

既出の案を発展させるBuild on the Ideas of Others4

26

Page 27: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ブレインストーミングの4つのルールの根底にあるもの

創造⼒のガイドレール

27

Page 28: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

(ブレストのルール。

それ加えて、もう1つ)

28

Page 29: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

(ブレストのルール。

それ加えて、もう1つ)

Praise Firstプレイズ・ファースト

29

Page 30: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

「プレイズ・ファースト」(相⼿のアイデアの良い所に光を当てて、コメントする)

効果1)アイデアを⾔いやすい場ができる

効果2)創造性のエンジンが回り始める(肯定的⼼理→(刺激)→創造的思考)

30

Page 31: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

1シートにまとめると

31

Page 32: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

突飛さ歓迎

質より量

他の人に便乗

ブレインストーミングの4つのルール +α

判断遅延

α.アイデアの良い所を探し出そう(誰かのアイデアの良い所に光を

当て、それをコメントしよう)

良点発見

1.ネガティブな判断を遅延しよう(批判をしないようにしよう)

2.突飛なアイデアを歓迎しよう(自由奔放に考えよう)

3.質にこだわらずたくさん出そう(大量に発案しよう)

4.他の人に便乗し出そう(既出アイデアを活用して、

改善バージョンのも作ろう)

32

Page 33: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

BS(ブレインストーミング)

パート

33

Page 34: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデアを出し合う会議が、ブレストだって事はわかっているけれど、うちの職場じゃほとんどすぐことなくって・・・。

実際、どうやればいいんだろう?

Introduction

of

「ブレインストーミング」

34

Page 35: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデア創出会議の基本所作

「ブレインストーミング&収束」

3

35

Page 36: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ブレインストーミングの運営⽅法1.準備 最適⼈数=3〜6⼈。超える場合は分ける。後にアイデアを統合。 ホワイトボードとマーカーを確保。無ければ、模造紙。 課題持ち込み者とテーマ調整の作業。会議時間と同じ時間だけ。

2.運営 ルールは⽬安。判断遅延(=批判禁⽌の原義)1つだけでもOK。 課題を説明。発想時間を決める。会議時間は、収束作業(5分)も含めて設定。

テーマやメンバーにもよるが、発想時間は8分/15分/30分ぐらい。なお、50%程度の延⻑を想定しておく(=戦略的遅延)

多様性が乏しい時、観点を変える視点を提⽰(SCAMPER、6観点リスト、発想トリガー各種) 机は極⼒⼩さく。無ければ無しでもOK。ボードにむけ半円型に椅⼦を。サイズを⼩さく。

3.アイデアの獲得 書記は発⾔の通り書く。書記が⾔い換えをしない。⻑い場合は発⾔者に要約を求めてよい。 発⾔の際に⾃分で書く⽅式も良い。渋滞しないようボードを2⾯にする。 終わったら5分、優秀案の可視化ワーク(ハイライト法)。皆で☆を書き、上位群+αが、成果物。

4.やり⽅の変更●発⾔の苦⼿なメンバーが多い⇒BW(ブレイン・ライティング)やFBS(フリップボード・ブレスト)を。●イベント的な場ならSS(5分交代のペアブレスト)を。●判断遅延(〜批判禁⽌)が馴染まない場なら「2段階ブレスト」(Whatブレスト⇒Howブレスト)を。 36

Page 37: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

発想のお題━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「創造企業の社内制度」のアイデア

各チーム、1分プレゼン(形式はフリー)「考案した主な制度は・・・」

ブレスト(アイデアの列挙)8分⇒収束(良案抽出と発展)5分

⇒プレゼン⽤意4分(書く!)

創造的な仕事を促す「制度」や「チーム編成」や「道具」、新しい「仕事の仕⽅」、クリエイティブなオフィス「機器」や「飲み物」、等々“創造する企業”をはぐくむ社内制度のアイデアをブレストしてください(無形物でも、物体系でもOK)

37

Page 38: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ブレストのルール

(と⾔いますか、本質はガイドなのです。ブレストのルールというのは。)

38

Page 39: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

“後で頑張って思い出す”、なんて、もったいない。

そして、学習の場から持って帰れるものなんて、⻑い時間の後になると、ほんのわずかに。

なので、記憶が新鮮なうちに、さばいて、(いわば、船の上で、釣った⿂、活〆して)⾃分にとって⼤事なところだけにする。

・・・そんなワークを、要所、要所で、いれます。

Introduction

of

「学びの活〆め」

ex

39

Page 40: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

学びの活〆め「学びを、削いで、3つ化する」(2分)

⽤途想起「⾃分にとって、これ、

どんな場⾯で使える?」(2分)

シェア「俺はこう思った(違っていて良い)」(5分)

学びの活〆め タイム

40

Page 41: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

■ ⼿法名・ワーク名称

1.学びの活〆め「学びを、削いで、3つ化」

・・・

2.⽤途を想起「これ、どんな場⾯で使える?」

[ ]このシートは、沢⼭あるのでいくつ使っても結構です。

このシートは、後でも⼊⼿(ダウンロード)できます。http://ishiirikie.sakura.ne.jp/sblo_files/ishiirikie/image/manbi_katsujime.pdf 41

Page 42: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

⼿法毎に書けるように⽤紙は沢⼭あります。

⼀つに絞って深く書くor

出来るだけ全部書くは

お好きなように。

42

Page 43: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

10分休憩 (再開= )

43

Page 44: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

BW(ブレイン・ライティング)

パート

44

Page 45: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

企画会議をしよう!って ⾔ってメンバーを集めたものの・・・

いつも同じ⼈ばかりが発⾔して、終わってしまう。

いつも黙っている彼が、現場で、ぽつり、ぽつり、と話してくれるあの発想⼒って、なんとか、活かせないかなぁ…

Introduction

of

「ブレインライティング」

45

Page 46: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

書くブレスト

「ブレインライティング」

4

46

Page 47: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

① 6⼈グループに分かれ、座る

② テーマの確認

③ テーマを書く(BWシートに)

④ アイデアを書く(5分、3つ)

⑤ 左の⼈に回す

⑥ 繰り返す(④⑤を。6⾏⽬まで)

Brainwritingの概要

47

Page 48: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

参考:ブレインライティングシートの使い⽅http://braster.ocnk.net/page/11

この道具の本質は「3×6のマス⽬」

48

Page 49: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

1⼈1枚持つ

標準=6⼈(4~8⼈も可)49

Page 50: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

テーマを決め、記⼊する(上の⼤きいマス)

補⾜50

Page 51: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

「職場、プロジェクト」(実践の場)でのコツ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「リーダ(または、課題持込者)」は

発想するテーマについて、以下を添えて説明• 思い付いていたこと/試みたこと/失敗したこと• 解決策を実施する権限の度合い• 理想の解決状態

(「どんなことを発想すればいいのか」(発想の⽅向性、粒度、意図)が共有できる)

「研修、授業」(学びの場)でのコツ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「テーマ設定ワーク」(20分程度)を実施し、

皆が「取り組みたい!」というテーマを作る(各グループの推進⼒が引き出せる) 51

Page 52: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ブレインライティングの発想テーマ

━━━━━━━━━━━━━━━━━

社員の健康を増進させるアイデア

52

Page 53: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデアを3つ書く(1マス、1アイデア)

時間=5分

(オプション)━━━━━━5分 ⇒ 3分

研修やワークショップでは3分で進⾏するのも良い

・当たり前なアイデア・有効かどうかよく分からないアイデア・出来るか分からないアイデア

などでも、結構です。

基本的にブレストです

53

Page 54: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

左の⼈に回す

実際的なコツ:

皆が書き終わったなら「3分間」を待たずに回しても結構です。

ただし遅い⼈が焦ることの無いよう配慮してください。(以降も同じ)

54

Page 55: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデアを3つ書く(1マス、1アイデア)

時間=5分

(オプション)━━━━━━5分 ⇒ 3分

研修やワークショップでは3分で進⾏するのも良い

・上の⾏に書かれているアイデアを展開したアイデアでも結構ですし、全く参考にせず新しいアイデアを書いても結構です。

・さっき書いたアイデアや上に書かれているアイデアと全く同じものはNGです(でも、少し変えればOKです)

基本的にブレストです

55

Page 56: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

6⾏⽬まで繰り返す

注)⼈数が4⼈の場合、や、8⼈の場合でも、6⾏⽬が終るところで完了です⼀周を超えたり、⼀周回らなかったり、しますが、それで結構です)

後半は苦しくなりますがなんとか埋めてください

絵で描いても、単語だけでも、結構ですし、既出の案を組み合わせたアイデアでも結構です

56

Page 57: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

━━━━━━━━━━━━━━━━━数 ・・・108個のアイデア(6⼈の場合)

━━━━━━━━━━━━━━━━━⼈ ・・・6⼈(4〜8でもOK。60⼈、200⼈、でも実施可)

時 ・・・18分(正式ルール=30分)

道具 ・・・ブレインライティングシート×⼈数分(シートは⼿書きでもOK)

57

Page 58: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

皆がたくさんアイデアを出してくれた!

でも、じゃあ、どうやって、絞ろう。

これ全部を精査するなんて、⼤変だしなぁ。。。

(ブレインライティング⼿法に限らず、創造的組織になると、ついて回る問題です。)

Introduction

of

「ハイライト法」

58

Page 59: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

5

雑談:ブーバとキキ

⼤量案の中から良案を抽出する「ハイライト法 」

59

Page 60: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

沢⼭のアイデアが出たけどどれがいいアイデアなんだろう。

こんなにあると、整理も⼤変だ・・・

60

Page 61: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

⼤量のアイデアの中から優れたアイデアを

短時間で抽出することは難しい?

ハイライト法

61

Page 62: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

記⼊済みシートを1⼈1枚持つ

62

Page 63: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

「⾯⽩い」「広がる可能性がある」と思うアイデアに☆を付ける

複数のアイデアに☆を付けても結構です。ただし、1つのアイデアに着けられる☆は1つです、すごくいいからといって、☆を2つ以上つけないでください

時間=1.5分

63

Page 64: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

付けたら、左の⼈に渡す

以降は、付け終ったら時間を待たずに、各⾃、どんどん、回して結構です

64

Page 65: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

既に他⼈が付けた☆がありますが、それは気にせず、⾃分の判断(直感)で付けます

⼆枚⽬以降も同様に「⾯⽩い」「広がる可能性がある」と思うアイデアに☆を付ける

65

Page 66: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

全てのシートに⽬を通すまで、これを繰り返す

66

Page 67: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

「☆3つ以上」に太枠を付ける(6⼈の場合)

⽬安:グループがN⼈の場合 ⇒ ☆ N/2個以上67

Page 68: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

シートを⾒せ合ってください

(⼤まかな傾向として、「4⾏⽬」と「6⾏⽬」に、☆が集中することが多い)

⇒出し尽して苦しい(3〜4⾏⽬)の先に質が、⽣まれる

68

Page 69: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ミシン⽬で折り曲げカード状に切り分け

テーブル中央に、☆の多い順に並べる

69

Page 70: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデアの質の構造

誰も☆を付けない …45% 発想の踏み台(⇒ 取り除く)⼀⼈以上の⼈が☆を付ける…55%半数以上の⼈が☆を付ける…15%3/4以上の⼈が☆を付ける… 4% 優秀な案

55%

15%

4%

dark horse(イノベーションの芽)

70

Page 71: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

「20%化」優秀案+イノベーションの芽

5a

71

Page 72: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

☆の少ない所には「イノベーションの芽」もある。そこをごっそり捨てるのはもったいない。

でも、☆の少ないエリアには、ノイズみたいなアイデアもあり、全部を扱おうとすると、アイデア発展や評価の作業精度がさがる。

では、どうすれば、いい?72

Page 73: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

☆が1〜2つのエリアから⼀⼈⼀枚、拾い上げる。

dark horse(イノベーションの芽)

優秀案 (コンセプトテストをすると⾼評価を得る群)

(20%化)

5%

上位15%(16枚)

イノベーションの芽5%(5~6枚)

20%

73

Page 74: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

質の⾼いアイデアリストを作る⼿順━━━━━━━━━━━━━━━━⼤量のアイデアを出し、ハイライト法を⾏いstep1) ☆3つ以上 (〜上位15%)を確保するstep2) ☆1〜2の中から

1⼈1つ(※)、アイデアを拾い上げる (〜5%)(※)各⼈の観点で、「これはどうしても残したい」と思うもの、⼜は

「イノベーションの芽となるかもしれない」と思うものを、拾う

step3) 合わせた物を、整理し、アイデアリストにする

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 備 考 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

上記は6⼈で108個のアイデアに適⽤した場合で表現した数字です。⼈数が多い・少ないケースでは、「星3つ以上」では15%から⼤きくはずれてしまうことがあります。その場合は、閾(しきい)値となる星の数を上下に変え、step1のアイデアの数を15%程度にしてください。

74

Page 75: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

カットしたカードは名刺サイズなので名刺フォルダに⼊れると保管やコピーが楽です

このフォルダは⼀⼈で企画作業をする時のネタ帳(アイデア・ブック)にもなります

推奨=「☆の多い順に並べる」75

Page 76: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

「ラウンド・レビュー」推したいアイデアを順に紹介し、グルーピング

5b5a と これは、どちらか⼀⽅だけでよい(順にやるものではなく、分岐プロセス)

76

Page 77: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

準備:各⾃、⾃分の書いたカード(アイデア)を持つなお、星なしのカードは、外しておく(お蔵⼊りボックスへ)

1.じゃんけんをし、⼀番勝った⼈から番は時計回り。2.番の⼈は、⼿持ちの中かから紹介したいカードを

⼀枚だし、中⾝(アイデア)を紹介。3.他の⼈は、⼿持ちの中に、類似する案、

関連する案があれば、紹介し、カードをつなげる。(⽬安となる上限は5,6枚まで)

4.なお、それらが刺激剤となって意⾒がでるなら、ミニ・ブレストを(2〜3分)してもよい。(新たにアイデアが出たならそれも、加えておく)

5.次の⼈へ番が移る。同様に進⾏。全員の⼿持ちのカードがなくなるまで、回していく。

77

Page 78: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

書くスタイルのアイデア創出会議

4と5まとめ

78

Page 79: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ハイライト法

(良案抽出)

Brainwriting

書くブレスト

量 質

BWを中⼼にしたアイデア会議のプロセス

a

b

79

Page 80: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

学びの活〆め「学びを、削いで、3つ化する」(2分)

⽤途想起「⾃分にとって、これ、

どんな場⾯で使える?」(2分)

シェア「俺はこう思った(違っていて良い)」(5分)

学びの活〆め タイム

80

Page 81: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

60分休憩 (再開= )

81

Page 82: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

FBS(フリップボード・ブレインストーミング)

パート

82

Page 83: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

⼀⼈発想タイムを挟むブレスト

「フリップボード・ブレインストーミング」(FBS)

6

83

Page 84: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

BS(ブレイン・ストーミング)でアイデアが広がるほど場が暖まっていない。

BW(ブレイン・ライティング)をするほど時間⼗分な時間も無い。

そういう時には?↓

FBS(フリップボード・ストーミング)

84

Page 85: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

【実施イメージ】

ブレストのルール・・・・

アイデア出しのテーマ

個⼈発想、フリップに書く(5分)↓紹介、そのアイデアの発展(5分)

↓これを繰り返す

85

Page 86: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

○○○○○○・○○○○・○○○○○○・○○○○○

アイデアスケッチの例

アイデア

簡単な説明短⽂で、多くて3つまで

挿絵もOK

太く、線を引く

86

Page 87: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

⼿順1.フリップボードとペンを配る。2.発想のテーマを説明する。3.5分で、各⾃がアイデアを書く。

(1ページ=1アイデア)(⼤きい字で。絵も可)

4.時間がきたらボードを⽴てて、各⾃、それを使って説明。(複数書いていれば⼆周、三周)

5.他の⼈はそのアイデアの良いところをコメントをしたり、周辺にある派⽣アイデアを出す。(コメント⻑すぎに注意)

6.使ったフリップは⾒えるところに置くか、張り出す。

書き⽅は⾃由でよい。

「アイデア・スケッチ」で書くのも良い。

87

Page 88: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

次の5分、またアイデアを書く。・他の⼈のアイデアをヒントにしたり、・⾃分がコメントした派⽣案を整えて書いたり、・新規にアイデアを出したりする。

同様に先の4.5.6.を実施。2周、3周⾏うと「こんな感じのアイデアを出せばいいのか」「割と何を発想しても受け⼊れられる」という雰囲気が醸されるので、普段出さないメンバーも、徐々に発現するようになる。慣れてきたら、後は通常のブレストにしてもよい。

88

Page 89: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

効果

普段発⾔しない⼈からも出してもらえる。アイデアが無いのと発⾔をしないのは別物。コミュニケーションの形態を調整することでアイデアを引き出すことはある程度可能。

多様な意⾒を多様なまま、出してもらえる。⼝頭でアイデア出しを⾏う場合、発⾔待ちの⼈は、組織⻑の発⾔に強く影響を受ける。オリジナルの意⾒の変わりに「私も賛成です」という意⾒収束を⾃然と⽣んでしまう。多様な選択肢が必要な場⾯では好ましくない。

絵的な概念も⽰せる。アイデアの中には「図を書いて⾒せれば、簡単に表現できるタイプのものがある。技術系などは特に。そうした意⾒を⼝頭で⾔うのは、発⾔者も聞き⼿もとても知的努⼒を必要とする。

考える時間が取れる。3分は個⼈発想、5〜10分はシェア&コメントというグループ発想。黙って集中して考えることを好む⼈には、通常のブレストでは考えにくいところもある。FBSの場合、個⼈→集団→個⼈→集団、と繰り返すことで、集団の発想刺激と、個⼈で考える時間の両⽅をもてる。

アイデアを紙に残せる。書記がいなくてもアイデア出しを紙にとどめておける。可能ならメンディング・テープで出したアイデアを壁に張っていくとムードがより醸され、参照性もよく、発想の材料にしやすくなる。

89

Page 90: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

フリップボードの代⽤品

「フリップボード」の代わりに「スケッチブック」でもよい。100円ショップで⼿に⼊る、A4より⼀回り⼩さいものがオススメ。持ち運び、保管、張り出しなどの際に使い勝⼿がいい。

慣れてくれば「クリップボード(挟み板)」とA4紙でもOK。

ペンは、太く書けるものを⽤意(強く推奨)

太ペンは、⽂字が⼤きくなる。アイデアをより効果的に⾒せる効果がある。ボールペンや鉛筆はNG。遠い席の⼈に⾒えない。

裏写りしない「プロッキー」や「ポスカ」がペンだと便利。油性ペンは沁みて机や次の紙を汚してしまわないように気を使い、集中させにくい。

⾊は何⾊でも良い。バラバラでOK。(⻩⾊だけは⾒えにくいものあり)

90

Page 91: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

実践 {⼀⼈発想タイム(5分)→ シェア&ブレスト(8分)} × 2ラウンド

発想のお題━━━━━━━━━━━━保冷材/蓄熱材を内蔵した新商品のアイデア

・⾷品、器、⾐類、⽇⽤品、⾃転⾞、領域は何でもOKです。・保冷/蓄熱ジェルの形状や性能は、要求通りの仕様が

実現できるものとして結構です。

夏のテーマ:保冷剤冬のテーマ:蓄熱材

91

Page 92: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

7

⼤量案の中から良案を抽出する「ハイライト法 」

92

Page 93: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

各⾃、シートに☆を付ける。(5〜10分)「⾯⽩い」⼜は「広がる可能性を感じる」ものに。(☆はいくつでもOK)

⇒ 主要なアイデアスケッチを抽出93

Page 94: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

学びの活〆め「学びを、削いで、3つ化する」(2分)

⽤途想起「⾃分にとって、これ、

どんな場⾯で使える?」(2分)

シェア「俺はこう思った(違っていて良い)」(5分)

学びの活〆め タイム

94

Page 95: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

10分休憩 (再開= )

95

Page 96: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

SS(スピード・ストーミング)

パート

96

Page 97: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

五分交代のペアブレスト

「スピードストーミング」

8

アイデアを書く

「アイデアスケッチ」

97

Page 98: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

発想テーマ━━━━━━━━━━━

「満員電⾞を楽しくするにはどうすればいいか」

Workshop Theme

問題解決型

98

Page 99: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

■発想テーマ

新しいポストイットのアイデア(ポストイットを使った楽しみ⽅/遊び⽅のアイデアでもOK)

あなたは⽂具メーカに⼊りました。

“ポストイットの使⽤量が増えるような新しいポストイットを企画せよ。“

・既存製品での使い⽅、遊び⽅のアイデアもOK。・⾃分でポストイットをデザインできる権限もある。

新規構想型

99

Page 100: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

1.ペア・アイデア出し(他花受粉)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━SpeedStorming• UC Berkeleyで開発されたアイデアワークの⽅法• 異なる専⾨の⼈同⼠の連携ネタを⽣み出しやすい

2⼈で話す

メモ

交代

× 5セット

100

Page 101: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

今の場所からできるだけ動いて、全員で⼤きな円を作ります。→ ペアを形成します

101

Page 102: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

今のメンバーとできるだけ分かれ会場全員で、⼤きな⼆重の円を作ります(⽬安=1ユニット20名)

A B C

(⼈数が⾮常に多い場合)

102

Page 103: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

① ペアで、輪に

② 5分間、ペアで(ブレスト。お互いのアイデアを

紹介しあって、拡げる)

③ 1分間、メモタイム(会話を、徐々に収束)

④ 挨拶、外側が1つ移動(時計回りに)

〜 計5回、実施

やり⽅(30分)

ずれる

103

Page 104: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ルールを1つだけ。

「プレイズ・ファースト」

“アイデアの良い所に光を当ててコメントする”

idea

104

Page 105: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

「プレイズ・ファースト」(相⼿のアイデアの良い所に光を当てて、コメントする)

効果1)アイデアを⾔いやすい場ができる

効果2)創造性のエンジンが回り始める(肯定的⼼理→(刺激)→創造的思考)

105

Page 106: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

Speedstormingの(五分交代のペアブレスト)

普段の職場・会議での活⽤の⼯夫

補⾜

106

Page 107: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

① 適当に、ペアになる

② 5分間、ペアで(ブレスト。お互いのアイデアを

紹介しあって、拡げる)

③ 1分間、メモタイム(会話を、徐々に収束)

④ 別の⼈とペアを組む。(計3回やります。毎回違う⼈

とペアになってください。)

会議でアイデアが出ないときの処⽅

⑤ 元の会議サイズに戻す 107

Page 108: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデアスケッチアイデアを書く

108

Page 109: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

あのアイデア、⾯⽩かったな

109

Page 110: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデアを、少し具体化

○○○○○○・**********・*******・*********

あのアイデア、⾯⽩かったな

アイデア・スケッチ

110

Page 111: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

○○○○○○・**********・*******・*********

アイデアのヘッドライン化

補⾜、詳細、3つまで!

書いているうちに新たに浮かんだアイデア

他⼈の出したアイデア

(⾃分なりに変えてもOK)

⾃分が出したアイデア

等々、頭の中を

● 1シート=1アイデア● ⼀⼈ 3枚 以上

● 8分間(+α)111

Page 112: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデア・スケッチ

ヘッドライン化したアイデア(アイデアを⼀⾔で表現したもの)

アイデアの詳細や補⾜説明、3つまで(絵や図でもOK)

このワークシートは、ダウンロードして印刷できます。URLは http://ishiirikie.jpn.org/article/54396742.html

或いは 「⽯井⼒重 アイデア・スケッチ」で検索して下さい。 112

Page 113: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデア・スケッチ

ヘッドライン化したアイデア(アイデアを⼀⾔で表現したもの)

アイデアの詳細や補⾜説明、3つまで(絵や図でもOK)

ドレミ・ホチキス

ホチキスごとに「ド」「レ」「ミ」がついてる

皆で、作業すると演奏も(ホチキス・ミュージック)

あるいは、打つ紙の厚みで音階が変わる(資料が少ないものだけ、音がずれてわかるかも?)

記⼊例

113

Page 114: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

9

⼤量案の中から良案を抽出する「ハイライト法 」

114

Page 115: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

ハイライト法━━━━━━━━━━━━テーブルを回る。☆を付ける。・「⾯⽩い」⼜は・「広がる可能性がある」と

感じるものに。

☆いくつでもOK

⾃分のスケッチにも客観的に⾒て付ける

115

Page 116: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

上位案+α を紹介

「アイデア・レビュー」

116

Page 117: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

トップN個を紹介 (N=参加者総数/4)

この後、グループを作って、アイデアを発展させるワークを⾏います。このレビューの間に、あとで題材にしてみたい案を⾒つけておいてください。

☆18

117

Page 118: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

情熱枠、あります。

“☆は多くなかった“けれども、

”これはぜひチーム形成の核となるアイデアとしてノミネートしたい!”

というものがあれば、出してください。(2〜3つ位、OKです。)

※それが意外と、いいアイデアに発展することも、あるんです。※でも、その後のチーム形成ワークで、そこにつく⼈数次第では

取り下げさせていただくことはあります。(その時はごめんなさい。)

特に、プロジェクト・メンバーが推したい!というものは、ぜひ!

118

Page 119: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

気に⼊ったアイデアの所へ集まる

「チーム形成」

119

Page 120: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

チームを作る(2分)( 上位アイデアを核に、Team Building)

① トップN案を壁に貼る < 済み >

② 各⾃、好きなアイデアに移動し、チームを形成(5⼈前後)。

③ 少なすぎ(3⼈以下)の所は、解散し、少な⽬のチームに移動をお願いし多すぎの所は、2つに分けるか、何名か、他へ移ってもらいます。

120

Page 121: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

良案を発展させるブレスト

「発展ブレスト」

121

Page 122: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

発展ブレスト(25分)

元のアイデアをネタにして・具体的なアイデアにする

(詳細部分についてのアイデアを出す)(アイデアが変わっていってもOK)

・アイデアを磨く(懸念事項の抽出と対策案を発想する)

⼈数分の椅⼦と机を確保して荷物を持って集まる

(核にしたアイデアスケッチも持っていく)

122

Page 123: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

学びの活〆め「学びを、削いで、3つ化する」(2分)

⽤途想起「⾃分にとって、これ、

どんな場⾯で使える?」(2分)

シェア「俺はこう思った(違っていて良い)」(5分)

学びの活〆め タイム

123

Page 124: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

10分休憩 (再開= )

124

Page 125: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

2段階ブレスト(What・Howブレスト)

パート

125

Page 126: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

いろんなブレストの⽅法が世の中には存在します。

ここでは、

「すぐ批判が出て、ブレストなんか無理だよ!うちの組織⽂化じゃ」

というケースでも、うまくメンバーの創造⼒・知⼒をつかって、クリエイティブなアイデアを創出するブレストの⽅法を、体験していきましょう。

Introduction

126

Page 127: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

10

魅⼒度の⾼い案を出し、次に実現性を⾼めるブレスト

「⼆段階ブレスト」

出典:アイデア・スイッチP159〜166

127

Page 128: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

発想テーマ:

皆さんは、傘メーカの新商品企画チームです。

新しい傘を考案することになりました。

128

Page 129: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

うーむ。新しい傘か・・・。どんな傘がありえるだろう

( 熟成しきったように思える製品でも、まだまだ、アイデア、あります。) 129

Page 130: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

実現性

魅⼒度

1

22

Whatブレスト(理想案)

Howブレスト(実現⽅法)

130

Page 131: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

実現性

魅⼒度

1

22

Whatブレスト(理想案)

Howブレスト(実現⽅法)

131

Page 132: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

実現性

魅⼒度

1

22

Whatブレスト(理想案)

Howブレスト(実現⽅法) スター

アイデア

132

Page 133: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

実現性

魅⼒度

1

22

Whatブレスト(理想案)

Howブレスト(実現⽅法) スター

アイデア

[魅⼒度を上げるBS]→[select1]→[実現性をあげるBS]

⽇本の組織は、これをしがち

133

Page 134: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

実現性

魅⼒度

134

Page 135: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

⼆段階ブレスト━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━What

「あったらいいな,こんな□□」↓

Select1

[1つ選び、課題を整理・単純化]↓

How

「○○するにどうすれば良いか?」

[魅⼒度を上げるBS]→[select1]→[実現性をあげるBS] 135

Page 136: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

他、2つの利点

• 「批判禁⽌」がなじまない組織でも実施しやすい

• Whatは、若⼿や専⾨外の⼈がHowは、ベテランや経験豊富な⼈がたくさん⼒を発揮する(参加者の知的資源をフルに活かせる)

136

Page 137: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

Whatブレストをうまくやる、コツ

137

Page 138: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

時間を明確に⽰すだけでも、「What」部分は、ぐっとやりやすくなる。

What=10min 選択=3min How=10min

138

Page 139: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

Howブレストをうまくやる、コツ

139

Page 140: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

実現性をあげていくと、すこし、おとなしいアイデアになる

最初のブレストは、狙いより、少し⾼い魅⼒度のアイデアを作り出せ

コツ

140

Page 141: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

22

Howブレスト(実現⽅法)

【よくある質問】

実現性をあげるブレストが上⼿くいかない

PPCOスタイル課題を挙げ、トップ課題をつぶす(抽象的な課題は、具体的に)

CriteriaスタイルWhatのトップアイデアに相当するクライテリアを“数字”で⽰す。「その数字を達成するには?」をHowブレストのお題にする。

(Option)

141

Page 142: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

会議⽤の実施⼿順シート

1. 10分「what」を発案する– こうであったらいいかも(という想像)レベルの

アイデアを出してく。– 「how」(どうやって実現するか?)は、

分からない案でよい。

2. それらの中から最も魅⼒的なものを、1つ選ぶ– 実現性の⾼さは考慮しないで、

魅⼒度や新しさで選ぶ。

3. 10分「how」を発案する– そのアイデアの実現⽅法を出していく。

142

Page 143: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

実践)⼆段階ブレスト• 4⼈組• 発想のテーマ

「新しい傘のアイデア」

• (仮想上のリーダ決定)1分• Whatブレスト 10分• セレクト1 3分• Howブレスト 10分

コツを⼀つだけ →143

Page 144: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

(コツを、1つだけ)

Praise Firstプレイズ・ファースト

144

Page 145: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

「プレイズ・ファースト」(相⼿のアイデアの良い所に光を当てて、コメントする)

効果1)アイデアを⾔いやすい場ができる

効果2)創造性のエンジンが回り始める(肯定的⼼理→(刺激)→創造的思考)

145

Page 146: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

学びの活〆め「学びを、削いで、3つ化する」(2分)

⽤途想起「⾃分にとって、これ、

どんな場⾯で使える?」(2分)

シェア「俺はこう思った(違っていて良い)」(5分)

学びの活〆め タイム

146

Page 147: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

10分休憩 (再開= )

147

Page 148: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

まとめ と Extra講義

パート

148

Page 149: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

(質疑応答)

E1 邪魔しているものを知る「ブレインストーミングの阻害要因」(10)E2 想像的に考えるための⼯夫のヒント「イマジネーションの促進要因」(10)E3 アイデアの本質「99%仮説」(10)E4 アイデアを⾒る3つのポイント「Creativeとは何か?」(10)E5 アイデア会議の準備作業、アイデア会議を次につなげる⼯夫(10) 149

Page 150: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

終わりに(メッセージ)

13

150

Page 151: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

発想道具一覧

IDEAPLANT 『 Brainstorming Card 』 ※アイデアワークショップ専⽤ツール(⼀般販売無し)

IDEAPLANT 『 アイデアトランプ 』http://www.ideaplant.jp/products/ideatrump/

IDEAPLANT 『 SCAMPERカード 』アイデアワークショップ専⽤ツール(⼀般販売無し)⇒図表:拙著『アイデア・スイッチ』まえがき

IDEAPLANT 『 (連想の4法則カード) 』 ※http://www.ideaplant.jp/products/***/

IDEAPLANT 『 智慧カード 』http://www.ideaplant.jp/products/chiecard3/

(スマホアプリ:KAYAC『ideaPod』)

IDEAPLANT 『 ブレインライティングシート2 』※http://www.ideaplant.jp/products/bws2/

IDEAPLANT 『 9windowsボード 』※http://www.ideaplant.jp/products/bp/02.html

応⽤編

151

Page 152: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

参考⽂献 等1『アイデア・スイッチ 〜次々と発想する装置〜』(拙著)

(創造的思考のためのガイドや、多様な発想の⽅法など)

2『創造的問題解決 ― なぜ問題が解決できないのか?』(CPS – Creative Problem Solving - の教科書的書籍。

創造⼒について⽰唆深いが、本質を理解に⾄るには実践が必要)

3『創造⼒を⽣かす―アイディアを得る38の⽅法』(A.オズボーンの著書。創造的イマジネーションについて⽰唆深い。)

4『図解TRIZ』(TRIZの⼊⾨書。絶版だが、現在の書籍の中良い⼊⾨書。)

5『TRIZ実践と効⽤(1)体系的技術⾰新』(TRIZの教科書的書籍。網羅的に解説。本格的にやる⼈のための本)

6『発想法 ― 創造性開発のために』(KJ法の川喜⽥⼆郎⽒の著書)

7『アイデア・バイブル』(マイケル・マハルコ)(左脳的、右脳的、の多様な発想技法など)

応⽤編

152

Page 153: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

1

100

1

20

4つのフェーズ(アイデアワークの基本プロセス)

現実の課題スターアイデア

(創造性&実現性)

153

Page 154: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

アイデア創出ワーク・プロセス

設定する問題を捉え、定義する━━━━━━━━━━━━━━━1つ化、具体化、テーマ定型⽂、オーナーシップ下に引く⼒

強化する重要な懸念点を抽出し、対策案を考案する━━━━━━━━━━━━━PPCOプロセス

情報収集

⽅向付分析

具体化アイデアスケッチ6W3H

精緻化&プランアイデアを精緻にし、プランにする━━━━━━━━━━━━━━━ラピッドプロトタイピングコンセプトテスト(〜6w3h想定ユーザヒアリング)ビジネスプラン

説明クライアントが語るべき6つのこと

拡げる⼤量のアイデア・選択肢を⼿に⼊れる━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ブレインストーミング(BS/BW/SS/FBS)発想トリガー(SCAMPER(アイデアトランプ)

/TRIZ(智慧カード)/6観点リスト/即興⽣成トリガー(エクスカージョン)/Game要素/Design/TRIZfor Biz

発想レシピ(9windows/531ストレンジ/エクストリームゴール/2段階BS)

発想ノート記法(マインドマップ/マンダラート/はちのすノート)

絞るアイデアを評価し、良案を抽出する━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ハイライト法コンセプトの進化と選択番付法セレクト1IDEAVote

version:2012-12-23a━━━━━━━━━━

⽯井⼒重(IDEAPLANT)

観察

154

Page 155: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

最後に、もうひとつだけ、

お話しさせてください

m

155

Page 156: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

(この構造を忘れないでください、いつも)

新規性と、実現性は、トレードオフ

156

Page 157: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

競争⼒ある事業展開をするには、新規性は、どうしても要る。でも、新規性は「不確実要素」に等しい。新規性を含む構想は、実現性がぐんと下がる。なので、頭の中の“経験・知識”は、それを抑制しようとする。

・・・だから、強く意識してください。

構想初期段階では、創造的なアイデアを得るのだと。

(創造的なアイデアを捕まえられたら、それを、実現性の⾼いアイデアへと磨いていくことは原理的には可能です)

157

Page 158: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

明日生まれる事業機会については万人が同じスタートラインにいます。

⼈間は常に未充⾜を⽣み出します。既存の市場は必ずしぼみ、新しい市場が「毎⽇」⽣まれます。

明⽇⽣まれる事業機会については万⼈が同じスタートラインにいます。

(既存を守ると同時に)常に新しいことを企画し、取り込んでいくことが、必要です。

158

Page 159: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

⼈間の発想は、カーブの奥。

スタート地点では、思ってもいなかった景⾊が、途中から⾒えだす。

159

Page 160: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

未踏の闇を行く信念

160

Page 161: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

(・・・とはいえ、つらいもんはつらい、ですよね)

161

Page 162: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

創造の⼈は、発露を反射してくれる⼈が いると、回転数を挙げられる

どんなに頑張る⼈でも、だれも輻射熱を かえしてくれなければ、いつか冷える。

162

Page 163: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

あなたの発するものに、共振し、それを反射してくれる⼈がこの場には、たぶん、たくさんいます。

ぜひ、いろんな⼈と、創造的な話し合うムードを持続、発展させてください。

社内・社外にブレストできる友⼈がいることって、結構、⼤きいんです。

163

Page 164: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

石井力重アイデアプラント代表http://ishiirikie.jpn.org/

www.ideaplant.jp

164

Page 165: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

準備物リスト

ご準備いただきたい物━━━━━━━━━━━━━━━━━□ プロジェクター1台□ マイク 2本(無ければ無しで結構です。)□ ホワイトボード 1台(講師⽤。無ければ無しで結構です。)□ A4⽩紙 20〜30枚ぐらい、どさっと(各テーブルに)□ ⽔性の太いマーカー(プロッキーなど) 1本/⼈(⾊は何⾊でも。バラでも同じ⾊でも)

※ これは、アイデアスケッチを書く時と、ナンバーシートを書く時に使います。□ 印刷物

〇 スライドを印刷したもの(これは、ありなし、どちらでも)〇 ワークシート(1⼈当たりの数量)

学びの活〆(2枚)アイデアスケッチ(5枚)

講師が持参するもの━━━━━━━━━━━━━━━━━□ Brainstorming Card(4⾊セット) × ⼈数分■ ブレインライティングシート2 × ⼈数分□ ノートPC□ ホワイトボードマーカー□ iPad+⾳楽

⾮表⽰スライド(主催者さん向けスライド)

165

Page 166: ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)

机の配置、最初の配席、について

可能であれば、最初は、「4⼈⼀島」の構成で、机配置を作りたいです。(イマジネーションの準備運動が、4⼈だと、和気あいあい出来て、効果的なため。)

その後、皆がたって、⼀か所に集まってブレストをします。(この時には、会場後⽅の島をいくつか、皆さんの協⼒を得て、少し動かします。

最初の配席(座り⽅)は、お好きなように、としたいです。できるだけ、知らない⼈と座ったほうが、後々の交流にはいいので、バラバラになるような配席を、指⽰するのも、あり、ですが。

⾮表⽰スライド(主催者さん向けスライド)

166