2.小・中学校施設 - city.saitama.jp · 116 2.小・中学校施設 (1) 概要 ・...

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2.小・中学校施設 (1) 概要 ・ 本市では、学校施設として、幼稚園1園 928 ㎡、小学校 102 校 71 万 8,207 ㎡、中学校 57 校 44 万 8,988 ㎡、高等学校4校 5 万 2,444 ㎡、特別支援学校 1 校 2,991 ㎡、合計 165 校、延床面積 122 万 3,558 ㎡を保有している。 ・ これらの学校施設のうち、小学校 102 校・中学校 57 校を対象として実態把握及び分析を行う。 学校数と延床面積(校舎と屋内運動場の面積) 学校数 延床面積 幼稚園 1 園 928 ㎡ 小学校 102 校 71 万 8,207 ㎡ 中学校 57 校 44 万 8,988 ㎡ 高等学校 4 校 5 万 2,444 ㎡ 特別支援学校 1 校 2,991 ㎡ 合 計 165 校 122 万 3,558 ㎡ (資料)教育要覧 小・中学校配置図 市役所 市立小学校 市立中学校 新幹線 JR線 民営鉄道・第3セクター (c)ESRI Japan 慈恩寺中 慈恩寺小 徳力小 東岩槻小 桜山中 上里小 城北小 城北中 河合小 西原小 西原中 岩槻小 岩槻中 太田小 川通中 川通小 城南小 柏陽中 柏崎小 和土小 城南中 新和小 野田小 美園中 大門小 大牧小 尾間木中 尾間木小 向小 大谷口小 大谷口中 善前小 大谷場東小 大谷場中 谷田小 大谷場小 高砂小 仲本小 原山小 原山中 中尾小 東浦和中 道祖土小 本太中 浦和高・中 本太小 文蔵小 辻南小 辻小 南浦和中 沼影小 西浦和小 内谷中 南浦和小 浦和大里小 浦和 別所小 白幡中 岸町小 田島小 田島中 新開小 土合小 栄和小 栄和小 土合中 大久保中 中島小 与野南中 大久保小 大久保東小 八王子中 神田小 上大久保中 与野西中 与野本町小 与野西北小 馬宮西小 植水中 植水小 馬宮中 馬宮東小 土屋中 栄小 大宮西小 指扇小 指扇中 指扇北小 宮前中 宮前小 日進北小 つばさ小 日進小 日進中 大宮西中 三橋中 三橋小 桜木中 大宮南小 桜木小 上小小 大成中 大成小 東大成小 植竹小 植竹中 大砂土小 宮原小 宮原中 大宮別所小 泰平中 泰平小 見沼小 島小 土呂中 大宮北中 春岡小 春野中 春野小 春里中 蓮沼小 七里小 七里中 東宮下小 大谷中 大谷小 大宮八幡中 片柳小 海老沼小 片柳中 第二東中 大砂土中 大砂土 東小 大宮東小 大宮北小 大宮東中 大宮小 大宮南中 上落合小 下落合小 与野八幡小 与野東中 上木崎小 大原中 木崎小 針ヶ谷小 大東小 木崎中 大戸小 鈴谷小 常盤小 常盤北小 仲町小 与野南小 芝川小 常盤中 北浦和小 岸中 三室中 三室小 芝原小 対象施設 116

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116

2.小・中学校施設

(1) 概要

・ 本市では、学校施設として、幼稚園1園 928 ㎡、小学校 102 校 71 万 8,207 ㎡、中学校 57校 44

万 8,988 ㎡、高等学校4校 5万 2,444 ㎡、特別支援学校 1校 2,991 ㎡、合計 165 校、延床面積 122

万 3,558 ㎡を保有している。

・ これらの学校施設のうち、小学校 102 校・中学校 57 校を対象として実態把握及び分析を行う。

学校数と延床面積(校舎と屋内運動場の面積)

学校数 延床面積

幼稚園 1 園 928 ㎡

小学校 102 校 71 万 8,207 ㎡

中学校 57 校 44 万 8,988 ㎡

高等学校 4 校 5 万 2,444 ㎡

特別支援学校 1 校 2,991 ㎡

合 計 165 校 122 万 3,558 ㎡

(資料)教育要覧

小・中学校配置図

市役所

市立小学校

市立中学校

新幹線

JR線

民営鉄道・第3セクター

(c)ESRI Japan

慈恩寺中

慈恩寺小

徳力小

東岩槻小

桜山中

上里小城北小

城北中河合小

西原小

西原中

岩槻小

岩槻中

太田小川通中

川通小

城南小柏陽中

柏崎小

和土小

城南中

新和小

野田小

美園中

大門小

大牧小

尾間木中尾間木小

向小

大谷口小大谷口中

善前小大谷場東小

大谷場中谷田小

大谷場小

高砂小

仲本小原山小

原山中 中尾小

東浦和中道祖土小本太中

浦和高・中

本太小

文蔵小

辻南小辻小

南浦和中沼影小

西浦和小

内谷中

南浦和小浦和大里小

浦和別所小 白幡中

岸町小

田島小

田島中

新開小

土合小

栄和小栄和小土合中

大久保中中島小

与野南中

大久保小

大久保東小

八王子中

神田小 上大久保中

与野西中

与野本町小

与野西北小馬宮西小植水中

植水小

馬宮中

馬宮東小

土屋中

栄小大宮西小

指扇小

指扇中

指扇北小

宮前中

宮前小

日進北小

つばさ小

日進小

日進中大宮西中

三橋中

三橋小

桜木中

大宮南小桜木小

上小小

大成中大成小

東大成小

植竹小

植竹中

大砂土小

宮原小

宮原中

大宮別所小

泰平中

泰平小見沼小島小

土呂中

大宮北中

春岡小

春野中春野小

春里中

蓮沼小

七里小 七里中

東宮下小大谷中

大谷小大宮八幡中

片柳小

海老沼小 片柳中第二東中

大砂土中

大砂土東小

大宮東小大宮北小

大宮東中

大宮小

大宮南中上落合小

下落合小 与野八幡小

与野東中上木崎小

大原中

木崎小針ヶ谷小 大東小

木崎中

大戸小鈴谷小 常盤小

常盤北小

仲町小与野南小

芝川小

常盤中 北浦和小

岸中

三室中三室小

芝原小

対象施設

116

117

・ 施設規模は、小学校については、校舎及び屋内運動場の延床面積の平均が 7,041 ㎡であり、最小

は 3,578 ㎡(川通小)、最大は 10,032 ㎡(つばさ小)となっている。中学校については、平均が

7,877 ㎡であり、最小は 4,538 ㎡(浦和中)、最大は 10,944 ㎡(常盤中)となっている。

・ 10 区別では、西区は小学校8校・中学校6校、北区は小学校9校・中学校5校、大宮区は小学校

9校・中学校7校、見沼区は小学校 11 校・中学校7校、中央区は小学校8校・中学校4校、桜区

は小学校8校・中学校4校、浦和区は小学校 12 校・中学校5校、南区は小学校 14 校・中学校6

校、緑区は小学校9校・中学校5校、岩槻区は小学校 14 校・中学校8校となっている。

・ 近年新設された春野中学校、辻南小学校、つばさ小学校は、いずれも人口増加に伴う大規模校の

解消を目的とした分離新設校である。また、浦和中学校は、本市初の中高一貫教育校として、市

立浦和高等学校に併設された。

※ さいたま市が発足してからの学校施設整備(予定を含む)

・ 春野中学校(見沼区)(平成 14 年(2002 年)):人口増加に伴う分離新設校

・ 辻南小学校(南区)(平成 19 年(2007 年)) :人口増加に伴う分離新設校

・ 浦和中学校(浦和区)(平成 19 年(2007 年)):中高一貫教育校として市立浦和高校に併設

・ つばさ小学校(北区)(平成 21 年(2009 年)):人口増加に伴う分離新設校

・ 美園小学校(緑区)(平成 24 年(2012 年)4月開校予定):人口増加に伴う分離新設校

・ 学校1施設当たりの建物面積を政令市間で比較すると、本市は小・中学校とも政令市の中で最も

広い。学校当たりの児童・生徒数も最も多く、他市と比較して大規模な学校が多い。

・ なお、近年人口増加に伴う分離新設校として新設された学校は、延床面積がいずれも約 10,000

㎡となっており、大規模化がさらに進んでいる。

学校1施設当たりの建物面積(校舎、屋内運動場及び寄宿舎)(平成 20 年(2008 年))

7,013

5,734

7,887

6,857

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

札幌

仙台

いたま

千葉

都区部

川崎

横浜

新潟

静岡

浜松

名古屋

京都

大阪

堺神戸

広島

北九州

福岡

政令市平均

(㎡)

小学校 中学校

(資料)大都市比較統計年表(平成 20 年(2008 年))

117

118

小学校1校当たりの児童数、学級数(平成 20 年(2008 年))

672.6

467.8

21.1

16.6

0

200

400

600

800

1,000

札幌

仙台

いたま

千葉

都区部

川崎

横浜

新潟

静岡

浜松

名古屋

京都

大阪

堺神戸

広島

北九州

福岡

政令市平均

(人)

0

5

10

15

20

25(学級)

1学校当たり児童数 1学校当たり学級数

(資料)学校基本調査(平成 20 年(2008 年))

中学校1校当たりの生徒数、学級数(平成 20 年(2008 年))

525.0

443.4

15.013.8

0

200

400

600

800

1,000

札幌

仙台

いたま

千葉

都区部

川崎

横浜

新潟

静岡

浜松

名古屋

京都

大阪

堺神戸

広島

北九州

福岡

政令市平均

(人)

0

5

10

15

20

25(学級)

1学校当たり生徒数 1学校当たり学級数

(資料)学校基本調査(平成 20 年(2008 年))

118

119

小学校施設一覧(平成 22年 5月 1 日)

延床面積 建築年 児童数 実学級数 通常学級数(㎡) (年) (人) (学級) (学級)

西区 1 指扇小 8,452 S43 852 24 24

2 馬宮東小 6,026 S47 404 13 12

3 馬宮西小 4,326 S46 63 5 5

4 植水小 7,525 S41 467 18 14

5 大宮西小 6,892 S45 1,014 30 29

6 栄小 6,234 S48 564 18 18

計 7 宮前小 7,736 S50 1,034 35 29

8校 8 指扇北小 7,106 S53 519 17 16

北区 1 東大成小 6,673 S44 490 18 15

2 日進小 9,629 S39 1,052 30 30

3 日進北小 8,873 S46 890 25 24

4 宮原小 8,946 S43 1,054 31 29

5 植竹小 8,931 S50 909 29 25

6 大砂土小 9,392 S43 1,282 36 34

7 大宮別所小 7,732 S49 764 24 22

計 8 泰平小 6,680 S54 739 23 22

9校 9 つばさ小 10,557 H19 637 23 19

大宮区 1 大宮小 8,610 S30 443 16 12

2 大宮東小 7,834 S46 704 21 20

3 大宮南小 7,810 S40 563 18 17

4 大宮北小 5,950 S34 307 12 11

5 桜木小 8,310 S56 378 16 12

6 三橋小 9,029 S34 1,189 35 33

7 大成小 8,209 S40 1,023 30 29

計 8 芝川小 7,451 S49 697 22 21

9校 9 上小小 6,782 S50 486 16 16

見沼区 1 大砂土東小 8,887 S43 1,143 33 31

2 見沼小 6,022 S41 566 18 17

3 片柳小 7,289 S41 608 18 18

4 七里小 6,818 S42 418 13 12

5 春岡小 6,926 S47 1,093 31 30

6 蓮沼小 7,749 S49 972 32 26

7 大谷小 8,482 S50 947 28 27

8 島小 7,730 S52 874 26 25

9 東宮下小 6,373 S53 142 7 6

計 10 海老沼小 6,515 S55 580 19 18

11校 11 春野小 7,657 H4 867 26 24

中央区 1 与野本町小 7,796 S33 483 17 14

2 上落合小 6,219 S34 763 23 23

3 大戸小 6,702 S31 627 20 18

4 下落合小 7,131 S35 670 21 20

5 与野西北小 6,743 S43 906 29 25

6 鈴谷小 7,797 S47 528 19 16

計 7 与野八幡小 7,720 S50 927 27 26

8校 8 与野南小 4,827 S53 335 12 12

桜区 1 土合小 8,132 S42 900 28 26

2 大久保小 7,064 S45 307 14 11

3 栄和小 8,994 S47 944 27 26

4 田島小 7,609 S50 587 20 18

5 大久保東小 8,722 S49 768 24 23

6 新開小 6,800 S50 463 15 14

計 7 神田小 7,772 S52 499 17 16

8校 8 中島小 6,725 S55 573 18 18

行政区 施設名称

119

120

延床面積 建築年 児童数 実学級数 通常学級数(㎡) (年) (人) (学級) (学級)

浦和区 1 高砂小 7,377 S39 834 24 24

2 常盤小 8,799 S46 817 29 23

3 木崎小 7,601 S51 855 25 24

4 仲本小 6,943 S45 588 19 17

5 本太小 7,126 S44 789 23 22

6 北浦和小 5,872 S41 543 17 17

7 仲町小 7,711 S52 783 24 24

8 上木崎小 7,178 S53 830 25 24

9 岸町小 7,718 S51 525 20 15

10 針ヶ谷小 5,925 S34 681 20 19

計 11 大東小 6,950 S43 692 22 20

12校 12 常盤北小 8,884 S64 311 12 12

南区 1 谷田小 7,030 S40 512 20 16

2 南浦和小 7,089 S50 702 20 20

3 浦和別所小 7,118 S28 873 26 25

4 大谷場小 7,275 S53 567 18 18

5 大谷場東小 7,709 H12 433 13 12

6 西浦和小 8,232 S40 997 30 28

7 辻小 9,283 S42 587 18 18

8 文蔵小 8,563 S46 720 22 20

9 沼影小 8,687 S46 1,149 32 30

10 大谷口小 7,082 S47 607 18 18

11 浦和大里小 7,724 S50 995 28 27

12 善前小 6,306 S54 636 18 18

計 13 向小 9,474 H8 591 18 18

14校 14 辻南小 10,743 H17 609 22 18

緑区 1 三室小 7,595 S48 791 26 22

2 尾間木小 7,892 S33 794 26 23

3 原山小 7,476 S34 775 27 22

4 大門小 6,875 S52 795 24 23

5 野田小 6,017 S53 164 6 6

6 道祖土小 8,732 S49 848 25 23

7 中尾小 7,583 S53 766 22 21

計 8 大牧小 8,642 S56 676 20 20

9校 9 芝原小 6,963 S54 900 27 25

岩槻区 1 岩槻小 7,672 S41 440 16 12

2 太田小 6,493 S43 737 21 21

3 川通小 3,663 S52 266 10 9

4 柏崎小 4,826 S49 290 12 12

5 和土小 5,629 S48 257 12 10

6 新和小 5,697 S39 250 12 9

7 慈恩寺小 5,660 S48 404 12 12

8 河合小 4,492 S45 312 12 12

9 東岩槻小 7,645 S47 310 16 12

10 城北小 6,756 S51 960 29 28

11 徳力小 6,416 S52 209 9 7

12 上里小 6,532 S52 436 13 12

計 13 西原小 6,665 S54 693 24 19

14校 14 城南小 6,255 S56 468 15 15

751,471 ― 67,781 2,146 1,980

7,367.4 ― 664.5 21.0 19.4

※通常学級数による学校規模の分類  :過大規模校(31学級以上)

:大規模校(25~30学級)

:小規模校(11学級以下)

・延床面積 : 教育委員会管理部学校施設課データより

・建築年 : 「平成21年度2月実施の耐震化調査」(所管課:建設局建築部保全管理課)より(一部修正あり)(建築年とは、建築着工年のことをいう。また、一番古い棟の年を記載)

・児童数 : H22.5.1時点(特別支援学級含む)(本市ホームページより)

・実学級数 : H22.5.1時点(特別支援学級含む)(本市ホームページより)

・通常学級数 : 標準学級(40人学級)に換算した場合の学級数

1校当たり平均

小学校合計

行政区 施設名称

120

121

中学校施設一覧(平成 22年 5月 1 日)

延床面積 建築年 生徒数 実学級数 通常学級数(㎡) (年) (人) (学級) (学級)

西区 1 指扇中 9,209 S47 405 12 12

2 馬宮中 8,043 S46 393 11 11

3 大宮西中 7,726 S50 402 12 12

4 宮前中 7,886 S53 537 15 15

計 5 植水中 7,467 S54 208 6 6

6校 6 土屋中 9,131 S61 567 16 16

北区 1 日進中 9,459 S46 727 20 20

2 宮原中 10,163 S43 987 27 27

3 植竹中 9,572 S47 948 29 25

計 4 泰平中 8,294 S52 508 14 14

5校 5 土呂中 9,912 H8 530 15 15

大宮区 1 大宮東中 8,168 S36 344 11 11

2 大宮南中 8,082 S47 258 8 8

3 大宮北中 7,837 S37 365 11 11

4 桜木中 8,585 S40 447 18 12

5 三橋中 8,235 S44 531 15 15

計 6 大成中 8,313 S45 381 12 12

7校 7 第二東中 10,095 S59 456 17 13

見沼区 1 大砂土中 10,997 S46 660 19 17

2 片柳中 8,536 S45 346 10 9

3 春里中 10,102 S46 686 19 19

4 七里中 9,779 S52 303 9 9

5 大谷中 8,542 S56 328 9 9

計 6 大宮八幡中 10,120 H3 380 11 11

7校 7 春野中 11,947 H12 553 15 15

中央区 1 与野東中 9,598 S36 641 19 17

2 与野西中 8,624 S31 527 14 14

計 3 与野南中 9,882 S57 496 13 13

4校 4 八王子中 7,202 S61 462 15 12

桜区 1 土合中 9,760 S43 894 23 23

2 大久保中 8,319 S49 319 10 10

計 3 田島中 10,394 S51 931 25 25

4校 4 上大久保中 10,241 S55 557 15 15

浦和区 1 常盤中 11,905 S47 906 28 23

2 木崎中 10,285 S48 963 25 25

3 本太中 9,528 S41 689 18 18

計 4 大原中 10,272 S58 719 20 20

5校 5 浦和中 5,193 H17 240 6 6

南区 1 岸中 9,430 S45 737 25 19

2 南浦和中 9,706 S47 736 19 15

3 白幡中 9,859 S53 686 18 18

4 大谷場中 9,465 H12 578 16 16

計 5 大谷口中 9,001 S49 683 19 19

6校 6 内谷中 9,947 S56 1,013 26 26

緑区 1 原山中 9,503 S54 723 23 19

2 東浦和中 10,259 S52 600 19 15

3 美園中 8,264 S56 444 15 15

計 4 三室中 9,563 S58 823 22 22

5校 5 尾間木中 9,936 S64 738 20 20

行政区 施設名称

121

122

延床面積 建築年 生徒数 実学級数 通常学級数(㎡) (年) (人) (学級) (学級)

岩槻区 1 岩槻中 9,378 S45 545 18 15

2 川通中 5,427 S54 258 8 8

3 城南中 5,913 S56 253 9 7

4 慈恩寺中 7,012 S48 339 10 10

5 城北中 7,833 S46 554 15 15

6 桜山中 6,828 S55 201 8 6

計 7 柏陽中 7,257 S58 359 11 11

8校 8 西原中 6,576 S59 353 12 10

508,560 ― 31,217 905 851

8,922.1 ― 547.7 15.9 14.9

※通常学級数による学校規模の分類  :過大規模校(31学級以上)

:大規模校(25~30学級)

:小規模校(11学級以下)

・延床面積 : 教育委員会管理部学校施設課データより

・建築年 : 「平成21年度2月実施の耐震化調査」(所管課:建設局建築部保全管理課)より(一部修正あり)

(建築年とは、建築着工年のことをいう。また、一番古い棟の年を記載)

・生徒数 : H22.5.1時点(特別支援学級含む)(本市ホームページより)

・実学級数 : H22.5.1時点(特別支援学級含む)(本市ホームページより)・通常学級数 : 標準学級(40人学級)に換算した場合の学級数

行政区 施設名称

1校当たり平均

中学校合計

122

123

(2) 施設状況

① 建築年度(築年別整備状況)

・ 小学校 102 校 75 万 1,222 ㎡のうち、旧耐震基準の建物は 62 万 0,067 ㎡(83%)、新耐震基準

の建物は 13 万 1,155 ㎡(17%)である(ただし、延床面積には、耐震化の対象とならない倉

庫等の小規模建物を含む。)。

・ 中学校 57校 51 万 7,945 ㎡のうち、旧耐震基準の建物は 28万 2,136 ㎡(54%)、新耐震基準の

建物は 25 万 5,809 ㎡(46%)である(ただし、延床面積には、耐震化の対象とならない倉庫

等の小規模建物を含む。)。

小学校 築年別整備状況

0

10000

20000

30000

40000

50000

60000

70000

1953

1954

1955

1956

1957

1958

1959

1960

1961

1962

1963

1964

1965

1966

1967

1968

1969

1970

1971

1972

1973

1974

1975

1976

1977

1978

1979

1980

1981

1982

1983

1984

1985

1986

1987

1988

1989

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

旧耐震基準 696棟 62万0,067㎡(83%) 新耐震基準 481棟 13万1,155㎡(17%)

(年)

(㎡)

築30年以上築40年以上築50年以上 築20年以上 築20年未満

16棟2万1,990㎡

(3%)

79棟10万2,953㎡

(14%)

523棟46万2,116㎡

(62%)

344棟8万6,684㎡

(12%)

215棟7万7,479㎡

(10%)

小学校1177棟(102校) 75万1,222㎡

合併

(資料)「平成 21 年度 2月実施の耐震化調査」(所管課:建設局建築部保全管理課)(一部修正あり)

中学校 築年別整備状況

0

10000

20000

30000

40000

50000

60000

70000

1953

1954

1955

1956

1957

1958

1959

1960

1961

1962

1963

1964

1965

1966

1967

1968

1969

1970

1971

1972

1973

1974

1975

1976

1977

1978

1979

1980

1981

1982

1983

1984

1985

1986

1987

1988

1989

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

旧耐震基準 266棟 28万2,136㎡(54%) 新耐震基準 436棟 23万5,809㎡(46%)

(年)

(㎡)

築30年以上築40年以上築50年以上 築20年以上 築20年未満

2棟3,618㎡(1%)

33棟3万5,084㎡

(7%)

197棟19万5,789㎡

(38%)

252棟15万9,680㎡

(31%)

218棟12万3,774㎡

(24%)

中学校702棟(57校) 51万7,945㎡

合併

(資料)「平成 21 年度 2月実施の耐震化調査」(所管課:建設局建築部保全管理課)(一部修正あり)

123

124

② これまでの取組状況

a) さいたま市公立学校等施設整備計画(平成 21 年度(2009 年度)~平成 23年度(2011 年度))

・ 市立小・中学校 159 校について、旧耐震基準で建設された校舎、屋内運動場のうち、耐震診断

を必要とする棟数は、小学校 339 棟、中学校 148 棟合計 487 棟である。それら施設に対する平

成 22 年(2010 年)3 月 31 日時点の耐震診断実施率は 100%、487 棟中、耐震性のない棟は小

学校 184 棟、中学校 60棟となっている。

・ 本市では、旧耐震基準の建物の耐震化を推進し、平成 23 年度末には小学校約 84%、中学校約

93%の耐震化率を達成することを目標としている。耐震化にあたっては、浦和別所小学校及び

与野西中学校については、改築工事により耐震化を図る。

b) 普通教室への空調整備(平成 20 年度(2008 年度))

・ 良好な学習環境を確保するため、平成 19 年度(2007 年度)から普通教室への空調設備の整備

を進め、平成 20 年度(2008 年度)中に全小・中学校の普通教室への空調機設置が完了した。

・ 夏季については、原則6月中旬から9月中旬までの稼動として、28 度を下回らない設定温度

とし、また冬季については原則 12月上旬から3月中旬までの稼動として、19 度を上回らない

設定温度とする等、空調設備運用指針を作成し、管理している。

c) 今後の学校施設整備について

■ 耐震性の確保を最優先に実施

・ 本市では、旧耐震基準の建物の耐震化を推進し、平成 23 年度(2011 年度)末には小学校約

84%、中学校約 93%の耐震化率を達成する。

・ 本市学校施設の耐震化は、平成 24年度(2012 年度)完了を目標としている。

■ 防犯対策など安全性の確保を図る整備

■ 教育環境の質的な向上を図る整備

・ 老朽化が進んだトイレの改修、及び校庭の芝生化を行い、教育環境の向上を図る。

・ また、環境に配慮した学校施設整備の一環として、太陽光発電設備を整備するとともに、地

上波デジタル放送対応のための改修工事を行う。

■ 施設の特性に配慮した教育環境の充実を図る整備

・ 肢体不自由の児童生徒が身近な場所で教育を受けられる環境を整備するため、さくら草特別

支援学校の建設に着手している(平成 24 年度(2012 年度)開校予定)。

・ 新設校整備に伴う学校水泳プール及び給食室の整備、共同調理場から給食の提供を受けてい

る学校への給食室整備、校庭夜間開放を行うための照明設備の整備等を行う。

124

125

③ スペース構成

・ 市立小・中学校は、片廊下型標準設計を基本とした学校が大部分を占めている。それらの平均

的な規模は、1校当たり約 7,000 ㎡であるが、 新校のつばさ小は約 10,000 ㎡と従来の約 1.4

倍となっている。

・ 新校では、多目的室等を設け様々な学習形態への対応や環境に配慮した施設設備の導入(太

陽光発電、屋上緑化等)、バリアフリー化等を行っている。

従来型:片廊下型校舎 新校:つばさ小

延床面積 平均 約7,000㎡ 約10,000㎡

環境対策 太陽光発電、校庭芝生化、緑のカーテン

(H24 年度全校完了)を順次実施中

太陽光発電設備 30kW

校庭芝生化 約 1,703 ㎡

屋上緑化 約 1,271 ㎡

設備方式 冷房設備:全校導入済み

冷房設備:GHP(普通教室、管理諸室、特別教室)

暖房設備:FF 式(特別教室)

照明 :照度センサー付き高効率照明

バリアフリー化 (順次実施中)

スロープ、点字ブロック、エレベーター

みんなのトイレ

家庭科CR CR CR CR

一時未使用

CR CR CR CR 生活科

従来型:

高砂小

特別教室は校舎棟の両端に配置され、地域開放等がしにくい配置となっている。

北側片廊下、南側教室配置の標準設計に基づいた典型的な配置

未活用教室

(2階)

最新校:

つばさ小

CR CR CR CR CR CR CR CRワークスペース

生活科多目的室 多目的室

一斉授業だけが授業と言えなくなってきた現代教育に対応するた

め、校舎内に多目的室とワークスペースを3か所ずつを設けている。教室より広いスペースで、いろいろな形の授業ができる。

(2階)

(資料)施設台帳をもとに作成

余裕教室

従来型:

A小学校

125

126

■ スペース構成及び今後求められる学校施設整備の方向性

・ 市立小・中学校のスペースは、主に子どもたちの学習活動・生活の中心である普通教室と特別

教室、その他共用部(生活系空間)、教職員のための管理諸室、給食室、体育館、プールで構

成されている。

・ 本市の小・中学校は、クラス数分の普通教室と複数の特別教室がそれを繋ぐ廊下によって直線

的に配置されたスペース構成が主流であり、従来の普通教室を中心とした学習形態には効率的

なスペース構成であった。

・ しかし、近年の総合的な学習の時間等様々な学習形態に対応するために、教室の多目的化等教

育環境の向上が必要となっている。新設校であるつばさ小学校は、8普通教室に1ワークスペ

ースを併設したスペース構成であり、また普通教室と吹き抜けを挟んだ形で音楽室、図工室な

どの特別教室を設置している。従来型のスペース構成に比べ、特別教室、および体育館の全体

に占める割合が高くなっている。

・ 今後は、児童生徒数の減少に伴い、余裕教室が多く発生する学校については学校以外の用途転

用や複合化等の検討を行い、学校施設を福祉施設など他用途として活用するなど、資産の有効

活用を図る必要がある。そのために、防犯等の観点からも地域開放が行いやすい施設配置等の

検討を行う必要がある。

従来型と 新校によるスペース構成の比較

普通教室(25%) 特別教室(10%)

理科室

音楽室

図工室

家庭階科室

生活科室

図書室

理科室

音楽室

図工室

家庭階科室

生活科室

図書室

ランチルーム

余裕教室

普通教室

普通教室(22%) 特別教室(13%)

余裕教室

普通教室

コンピュータ室

通級指導室

管理諸室

給食室

体育館

その他共用部

管理諸室

給食室

体育館

その他共用部

スペース拡大等により、機能の充実性を図る。

体育館は2階建て

となり約2倍の面積となっている。

高砂小学校 (S39年建設)【従来型:一文字校舎】保有教室数 普通26学級

特別12学級延床面積 7,033㎡児童数 834人 24学級

つばさ小学校 (H19年建設)【新設校:オープンスペース】保有教室数 普通26学級

特別10学級延床面積 10,032㎡児童数 637人 23学級

約30%

面積増加

7,035㎡

10,032㎡

多目的室、ワークスペースを整備し、教育環境の充実性を図る。

多目的室

ワーク

スペース

※ 教室の規格

・ 児童・生徒の体格の向上等を反映して、机及び椅子の規格は昔と比べてやや大きくなってい

るが、普通教室の規格については小学校 64㎡、中学校 67.5 ㎡のまま変わっていないため、

教室内が手狭になっている。ロッカーを廊下に設置するなど、教室を少しでも広く使用する

対応を行っている例もみられる。 ・ こうした状況は、 近の新設校でも同じであり、学校施設全体はゆったりとスペースをとっ

ていても、個々の教室は手狭なままになっている。

126

127

(3) 建物状況

・ 市立小・中学校の建物状況について、6つの観点より実態を整理した。

① 耐震性

・ 小学校は、耐震化対象建物のうち、旧耐震基準の建物が 339 棟、新耐震基準の建物が 70棟で

ある。旧耐震基準の 339 棟のうち、平成 22年(2010 年)4月現在、耐震性確保が未実施の小

学校の建物は 184 棟となっている。

・ 中学校は、耐震化対象建物のうち、旧耐震基準の建物が 148 棟、新耐震基準の建物が 88棟で

ある。旧耐震基準の 148 棟のうち、平成 22年(2010 年)4月現在、耐震性確保が未実施の中

学校の建物は 60 棟となっている。

② 老朽化状況

・ 小学校は、102 校中 93校、中学校は、57 校中 39校が築 30年以上経過しており大半の小・中

学校が大規模改修時期を迎えている。

※ 老朽化の進展

・ 財政状況が年々厳しくなっており、安全に関わる緊急の修繕以外の修繕費の予算がな

かなか確保できない状況となっている。予防保全・計画保全の対応がほとんどできな

いため、通常大規模修繕が必要となる築 30 年を経過した頃から老朽化が急速に進展

し、築 40年程度を超える施設は建物・設備の劣化が顕著になる傾向がみられる。

③ 機能改善(アスベスト)

・ アスベスト対策については、全校で対応が完了している。

④ 機能改善(バリアフリー)

・ バリアフリー対策については、手すりが全校で整備されている他、車いす用エレベーターが小

学校 35 校、中学校9校で、身障者用トイレが小学校 30校、中学校 21校で、車いす用スロー

プが小学校 41校、中学校 30校で、点字誘導ブロックが小学校8校、中学校 15校で整備され

ている。

※ バリアフリー化の対応

・ 基本的に、バリアフリー化が必要な児童・生徒が入校したときに改修を検討する。対

象の児童・生徒がいない学校は未対応のままとなっていることもあるが、保護者や民

生・児童委員などが学校を利用する際に必要となるケースがある。

⑤ 維持管理

・ 小学校の光熱水費は、 大 2,713 万2千円から 少 400 万円まで、平均で 1,216 万6千円とな

っている。 ・ 中学校の光熱水費は、 大 2,283 万2千円から 少 47万5千円まで、平均で 1,333 万4千円

となっている。ただし、 少である浦和中学校は、この値のほかに併設されている市立浦和高

校において計上されている光熱水費が存在する。 ・ 平成 21 年度(2009 年度)の施設(小規模)修繕費は、小学校 99,707 千円、中学校 57,321 千

127

128

円である。また、施設等保守管理委託料(機械警備業務、便所清掃業務)は、小学校 83,743

千円、中学校 40,443 千円、その他委託料(学校廃棄物収集運搬処分業務等)は、小学校 39,703

千円、中学校 25,635 千円である。

⑥ 環境負荷低減

・ 環境負荷低減のための取組として、屋上緑化・壁面緑化が小学校 40校、中学校 21 校で、自然

エネルギー・太陽光発電の利用が小学校8校、中学校3校で行われている。

・ これらの取組は、環境負荷低減のほか、環境教育の観点からも進められている。

・ なお、緑のカーテン事業については、平成 24 年度(2012 年度)末までにすべての市立学校で

実施することとしている。

※ 環境負荷低減の取組

・ 屋上緑化は、水撒きや草取りの手間がかかることに加え、水道代もかなりの額にのぼ

り、メンテナンスの負担が大きい。 ・ 緑のカーテン事業は、ほぼ全校で実施しており、基本的に職員と児童・生徒が導入及

び維持管理を対応している(外注等は行っていない。)。

128

129

小学校における建物状況(平成 21年度(2009 年度)末時点)

③機能改善(アスベスト)

耐震診断の

実施状況

耐震補強の

実施状況

建築年

経過年数

アスベスト対策の

実施状況

車いす用

エレベー

ター

身障者用

トイレ

車いす用

スロー

自動ドア

手すり

点字誘導

ブロ

ック

光熱水費

自然エネルギー・太陽光発

屋上緑化・壁面

緑化

環境対応設備

1 指扇小 実施済 未実施 S43 42 ● ● - ● - ● - 13,040 未導入 未導入 未導入

2 馬宮東小 実施済 未実施 S47 38 ● ● - ● - ● - 7,176 未導入 未導入 未導入

3 馬宮西小 実施済 未実施 S46 39 ● - - ● - ● - 4,000 未導入 導入済 未導入

4 植水小 実施済 未実施 S41 44 ● ● - ● - ● - 9,474 未導入 導入済 未導入

5 大宮西小 実施済 未実施 S45 40 ● - - - - ● - 11,721 未導入 未導入 未導入

6 栄小 実施済 未実施 S48 37 ● ● ● - - ● - 14,368 未導入 導入済 未導入

7 宮前小 実施済 未実施 S50 35 ● ● - ● - ● - 12,403 未導入 未導入 未導入

8 指扇北小 実施済 未実施 S53 32 ● ● - ● - ● - 8,583 未導入 未導入 未導入

1 東大成小 実施済 未実施 S44 41 ● ● - ● - ● - 9,450 未導入 導入済 未導入

2 日進小 実施済 実施済 S39 46 ● ● ● - - ● - 18,697 未導入 未導入 導入済

3 日進北小 実施済 未実施 S46 39 ● ● ● ● - ● - 17,072 未導入 導入済 未導入

4 宮原小 実施済 未実施 S43 42 ● ● ● ● - ● ● 15,406 導入済 導入済 導入済

5 植竹小 実施済 未実施 S50 35 ● ● - - - ● - 20,998 未導入 導入済 未導入

6 大砂土小 実施済 未実施 S43 42 ● ● ● ● - ● - 27,132 未導入 未導入 未導入

7 大宮別所小 実施済 未実施 S49 36 ● ● - ● - ● - 12,539 未導入 未導入 未導入

8 泰平小 実施済 未実施 S54 31 ● ● - - - ● - 13,933 未導入 未導入 未導入

9 つばさ小 ― ― H19 3 ● ● ● ● - ● ● 11,806 導入済 導入済 導入済

1 大宮小 実施済 未実施 S30 55 ● ● - - - ● - 16,463 未導入 導入済 未導入

2 大宮東小 実施済 未実施 S46 39 ● ● - - - ● - 13,192 対策中 未導入 未導入

3 大宮南小 実施済 実施済 S40 45 ● ● - - - ● - 11,792 未導入 導入済 未導入

4 大宮北小 実施済 未実施 S34 51 ● - - - - ● - 9,333 未導入 未導入 未導入

5 桜木小 実施済 未実施 S56 29 ● ● ● ● - ● ● 8,258 導入済 導入済 未導入

6 三橋小 実施済 未実施 S34 51 ● ● ● ● - ● - 20,975 未導入 未導入 未導入

7 大成小 実施済 未実施 S40 45 ● ● - - - ● - 14,077 未導入 未導入 未導入

8 芝川小 実施済 未実施 S49 36 ● ● - - - ● - 10,835 未導入 導入済 未導入

9 上小小 実施済 未実施 S50 35 ● ● - - - ● - 9,934 未導入 未導入 未導入

1 大砂土東小 実施済 未実施 S43 42 ● ● ● - - ● - 18,165 導入済 未導入 未導入

2 見沼小 実施済 未実施 S41 44 ● - - - - ● - 11,894 未導入 未導入 未導入

3 片柳小 実施済 未実施 S41 44 ● ● - - - ● - 11,409 未導入 未導入 未導入

4 七里小 実施済 未実施 S42 43 ● - - - - ● - 8,988 未導入 導入済 未導入

5 春岡小 実施済 未実施 S47 38 ● ● ● ● - ● - 13,573 未導入 未導入 未導入

6 蓮沼小 実施済 未実施 S49 36 ● ● - - - ● - 12,607 未導入 導入済 未導入

7 大谷小 実施済 未実施 S50 35 ● ● ● - - ● - 14,896 未導入 導入済 未導入

8 島小 実施済 未実施 S52 33 ● ● - - - ● - 11,896 未導入 未導入 未導入

9 東宮下小 実施済 未実施 S53 32 ● ● - ● - ● - 7,623 未導入 未導入 未導入

10 海老沼小 実施済 未実施 S55 30 ● ● - ● - ● - 14,603 未導入 未導入 未導入

11 春野小 ― ― H4 18 ● ● - ● - ● - 12,002 未導入 導入済 未導入

1 与野本町小 実施済 未実施 S33 52 ● - - ● - ● - 12,348 未導入 未導入 未導入

2 上落合小 実施済 未実施 S34 51 ● - - ● - ● - 11,457 未導入 未導入 未導入

3 大戸小 実施済 未実施 S31 54 ● - - - - ● - 11,781 対策中 未導入 未導入

4 下落合小 実施済 未実施 S35 50 ● - ● ● - ● - 11,160 未導入 導入済 未導入

5 与野西北小 実施済 未実施 S43 42 ● - ● ● - ● - 11,320 未導入 導入済 未導入

6 鈴谷小 実施済 未実施 S47 38 ● - ● - - ● - 13,461 未導入 未導入 未導入

7 与野八幡小 実施済 実施済 S50 35 ● ● - ● - ● ● 13,697 未導入 導入済 未導入

8 与野南小 実施済 未実施 S53 32 ● - ● - - ● - 9,333 未導入 導入済 未導入

1 土合小 実施済 未実施 S42 43 ● - - ● - ● - 14,813 未導入 未導入 未導入

2 大久保小 実施済 未実施 S45 40 ● - ● ● - ● - 10,110 未導入 導入済 未導入

3 栄和小 実施済 未実施 S47 38 ● - ● - - ● - 16,835 未導入 導入済 未導入

4 田島小 実施済 未実施 S50 35 ● - ● ● - ● - 11,018 未導入 未導入 未導入

5 大久保東小 実施済 未実施 S46 39 ● - - - - ● - 12,767 未導入 未導入 未導入

6 新開小 実施済 未実施 S50 35 ● - - - - ● - 8,296 未導入 導入済 未導入

7 神田小 実施済 未実施 S52 33 ● - - ● - ● - 11,763 未導入 導入済 未導入

8 中島小 実施済 未実施 S55 30 ● - - - - ● - 10,619 未導入 未導入 未導入

小学校

中央区

桜区

西区

北区

大宮区

見沼区

施設類型

施設名

⑥環境負荷

低減

①耐震性

②老朽化状況

⑤維持管理(千円)

④機能改善(バリアフリー)

129

130

③機能改善(アスベスト)

耐震診断の

実施状況

耐震補強の

実施状況

建築年

経過年数

アスベスト対策の

実施状況

車いす用

エレベー

ター

身障者用

トイレ

車いす用

スロー

自動ドア

手すり

点字誘導

ブロ

ック

光熱水費

自然エネルギー・太陽光発

屋上緑化・壁面

緑化

環境対応設備

1 高砂小 実施済 未実施 S39 46 ● - - - - ● - 15,247 未導入 導入済 未導入

2 常盤小 実施済 未実施 S45 40 ● - - - - ● - 16,627 未導入 導入済 未導入

3 木崎小 実施済 未実施 S51 34 ● - - - - ● - 16,054 未導入 導入済 未導入

4 仲本小 実施済 未実施 S45 40 ● - - - - ● - 14,373 未導入 未導入 未導入

5 本太小 実施済 未実施 S44 41 ● - - ● - ● - 14,936 未導入 未導入 未導入

6 北浦和小 実施済 未実施 S41 44 ● - - - - ● - 8,651 未導入 未導入 未導入

7 仲町小 実施済 未実施 S48 37 ● - - - - ● - 17,378 未導入 未導入 未導入

8 上木崎小 実施済 未実施 S53 32 ● - - - - ● - 13,740 未導入 未導入 未導入

9 岸町小 実施済 未実施 S48 37 ● - - - - ● - 11,650 未導入 導入済 未導入

10 針ヶ谷小 実施済 未実施 S34 51 ● - ● ● - ● - 14,557 未導入 未導入 未導入

11 大東小 実施済 未実施 S43 42 ● - - - - ● - 12,913 未導入 未導入 未導入

12 常盤北小 ― ― S64 21 ● - - - - ● - 11,688 未導入 未導入 未導入

1 谷田小 実施済 未実施 S40 45 ● - - - - ● - 11,414 未導入 導入済 未導入

2 南浦和小 実施済 未実施 S44 41 ● - - ● - ● - 15,652 未導入 未導入 未導入

3 浦和別所小 実施済 未実施 S48 37 ● - - - - ● - 15,669 未導入 導入済 未導入

4 大谷場小 実施済 未実施 S47 38 ● - - - - ● - 10,595 未導入 未導入 未導入

5 大谷場東小 ― ― H12 10 ● ● ● ● - ● ● 8,565 未導入 未導入 導入済

6 西浦和小 実施済 実施済 S40 45 ● - ● ● - ● - 14,618 未導入 未導入 未導入

7 辻小 実施済 未実施 S42 43 ● - - - - ● - 11,981 未導入 未導入 未導入

8 文蔵小 実施済 未実施 S46 39 ● - ● - - ● - 19,494 未導入 未導入 未導入

9 沼影小 実施済 未実施 S46 39 ● - ● - - ● - 16,473 未導入 未導入 未導入

10 大谷口小 実施済 未実施 S47 38 ● - - - - ● - 13,013 未導入 未導入 未導入

11 浦和大里小 実施済 未実施 S50 35 ● - - ● - ● - 12,267 未導入 未導入 未導入

12 善前小 実施済 未実施 S54 31 ● - - - - ● ● 10,357 未導入 未導入 未導入

13 向小 ― ― H8 14 ● - - ● - ● - 10,528 未導入 導入済 導入済

14 辻南小 ― ― H17 5 ● ● ● ● - ● ● 14,827 導入済 導入済 導入済

1 三室小 実施済 未実施 S48 37 ● - - - - ● - 13,796 未導入 導入済 未導入

2 尾間木小 実施済 実施済 S33 52 ● - ● ● - ● - 14,699 未導入 未導入 未導入

3 原山小 実施済 未実施 S34 51 ● - - - - ● - 14,294 未導入 導入済 未導入

4 大門小 実施済 実施済 S52 33 ● - - - - ● - 10,073 未導入 導入済 未導入

5 野田小 実施済 未実施 S53 32 ● - - - - ● - 8,043 導入済 未導入 未導入

6 道祖土小 実施済 未実施 S49 36 ● - - - - ● - 13,242 未導入 未導入 未導入

7 中尾小 実施済 未実施 S53 32 ● - - - - ● ● 10,737 未導入 未導入 未導入

8 大牧小 実施済 未実施 S56 29 ● - - ● - ● - 13,632 未導入 導入済 未導入

9 芝原小 実施済 未実施 S54 31 ● - ● - - ● - 16,464 導入済 未導入 未導入

1 岩槻小 実施済 未実施 S41 44 ● - ● - - ● - 7,051 未導入 未導入 未導入

2 太田小 実施済 未実施 S43 42 ● - - - - ● - 9,068 未導入 導入済 未導入

3 川通小 実施済 未実施 S48 37 ● - ● ● - ● - 4,156 未導入 未導入 未導入

4 柏崎小 実施済 未実施 S49 36 ● - - - - ● - 5,608 未導入 未導入 未導入

5 和土小 実施済 実施済 S48 37 ● - ● ● - ● - 5,738 未導入 導入済 未導入

6 新和小 実施済 未実施 S39 46 ● - ● ● - ● - 6,907 未導入 未導入 未導入

7 慈恩寺小 実施済 未実施 S48 37 ● - - - - ● - 5,063 未導入 未導入 未導入

8 河合小 実施済 未実施 S45 40 ● - - - - ● - 5,192 未導入 未導入 未導入

9 東岩槻小 実施済 未実施 S47 38 ● - - - - ● - 5,655 未導入 未導入 未導入

10 城北小 実施済 未実施 S51 34 ● - - - - ● - 10,845 未導入 未導入 未導入

11 徳力小 実施済 未実施 S52 33 ● - - - - ● - 7,180 導入済 導入済 未導入

12 上里小 実施済 未実施 S52 33 ● - - - - ● - 5,799 未導入 未導入 未導入

13 西原小 実施済 未実施 S54 31 ● - - ● - ● - 15,814 未導入 未導入 未導入

14 城南小 実施済 未実施 S56 29 ● - - - - ● - 7,564 未導入 導入済 未導入

緑区

岩槻区

小学校

浦和区

南区

施設類型

施設名

⑥環境負荷

低減

①耐震性

②老朽化状況

⑤維持管理(千円)

④機能改善(バリアフリー)

・耐震性・老朽化状況:「平成 21年度 2月実施の耐震化調査」(所管課:建設局建築部保全管理課) ・機能改善・環境負荷低減:教育委員会管理部学校施設課資料 ※環境負荷低減は平成 22 年度(2010 年度)実施分を含む。

・光熱水費:教育委員会管理部教育財務課資料 ※環境対応設備:調光自動点灯照明、中水(雨水)利用

130

131

中学校における建物状況(平成 21年度(2009 年度)末時点) ③

機能改善(アスベスト)

耐震診断の

実施状況

耐震補強の

実施状況

建築年

経過年数

アスベスト対策の

実施状況

車いす用

エレベー

ター

身障者用

トイレ

車いす用

スロー

自動ドア

手すり

点字誘導

ブロ

ック

光熱水費

自然エネルギー・太陽

光発電

屋上緑化・壁面

緑化

環境対応設備

1 指扇中 実施済 実施済 S47 38 ● × ● × × ● × 12,077 未導入 未導入 未導入

2 馬宮中 実施済 未実施 S46 39 ● × × ● × ● × 10,911 未導入 未導入 未導入

3 大宮西中 実施済 未実施 S50 35 ● ● × ● × ● × 10,232 未導入 未導入 未導入

4 宮前中 実施済 未実施 S53 32 ● × × × × ● × 13,677 未導入 未導入 未導入

5 植水中 実施済 未実施 S54 31 ● × × × × ● × 8,661 未導入 未導入 未導入

6 土屋中 ― ― S61 24 ● × × × × ● × 10,806 未導入 導入済 未導入

1 日進中 実施済 実施済 S46 39 ● × ● ● × ● × 14,656 未導入 導入済 未導入

2 宮原中 実施済 未実施 S43 42 ● × × × × ● × 19,485 未導入 未導入 未導入

3 植竹中 実施済 未実施 S41 44 ● × × ● × ● × 21,499 未導入 未導入 未導入

4 泰平中 実施済 未実施 S52 33 ● × × ● × ● ● 15,394 未導入 未導入 未導入

5 土呂中 ― ― H8 14 ● × × ● × ● ● 11,695 未導入 導入済 導入済

1 大宮東中 実施済 未実施 S36 49 ● ● ● ● × ● × 9,525 未導入 導入済 未導入

2 大宮南中 実施済 未実施 S41 44 ● × × × × ● ● 12,415 未導入 未導入 未導入

3 大宮北中 実施済 実施済 S37 48 ● × × × × ● × 12,637 未導入 未導入 未導入

4 桜木中 実施済 未実施 S40 45 ● ● ● ● × ● ● 12,613 未導入 導入済 未導入

5 三橋中 実施済 実施済 S38 47 ● × × ● × ● × 12,382 未導入 未導入 未導入

6 大成中 実施済 未実施 S45 40 ● × × × × ● × 14,692 導入済 未導入 未導入

7 第二東中 ― ― S59 26 ● × × × × ● ● 13,956 未導入 導入済 未導入

1 大砂土中 実施済 未実施 S44 41 ● × ● ● × ● × 16,064 未導入 導入済 未導入

2 片柳中 実施済 未実施 S45 40 ● × ● ● × ● × 10,074 未導入 導入済 未導入

3 春里中 実施済 実施済 S46 39 ● × ● ● × ● ● 20,558 未導入 未導入 未導入

4 七里中 実施済 未実施 S52 33 ● × × × × ● ● 9,171 未導入 未導入 未導入

5 大谷中 実施済 未実施 S56 29 ● × × ● × ● × 10,529 未導入 未導入 未導入

6 大宮八幡中 ― ― H3 19 ● × × × × ● ● 11,218 未導入 未導入 未導入

7 春野中 ― ― H12 10 ● ● ● ● × ● ● 15,316 導入済 導入済 導入済

1 与野東中 実施済 実施済 S36 49 ● × ● ● × ● × 17,275 未導入 未導入 未導入

2 与野西中 実施済 未実施 S31 54 ● × × × × ● ● 13,591 未導入 未導入 未導入

3 与野南中 実施済 実施済 S47 38 ● ● ● ● × ● ● 14,690 未導入 導入済 未導入

4 八王子中 ― ― S61 24 ● × × ● × ● × 12,008 導入済 未導入 未導入

1 土合中 実施済 未実施 S41 44 ● × × × × ● × 19,202 未導入 未導入 未導入

2 大久保中 実施済 実施済 S49 36 ● × × × × ● × 9,767 未導入 未導入 未導入

3 田島中 実施済 未実施 S50 35 ● × ● × × ● × 16,043 未導入 導入済 未導入

4 上大久保中 実施済 未実施 S55 30 ● × × × × ● × 14,925 未導入 導入済 未導入

1 常盤中 実施済 実施済 S47 38 ● × ● × × ● × 20,387 未導入 導入済 未導入

2 木崎中 実施済 未実施 S43 42 ● × × × × ● × 22,455 対策中 未導入 未導入

3 本太中 実施済 未実施 S41 44 ● × × ● × ● × 16,064 未導入 未導入 未導入

4 大原中 ― ― S57 28 ● × × ● × ● × 13,297 未導入 未導入 未導入

5 浦和中 ― ― H17 5 ● ● ● ● × ● ● 475 未導入 導入済 未導入

1 岸中 実施済 未実施 S45 40 ● × ● × × ● ● 19,772 未導入 導入済 未導入

2 南浦和中 実施済 未実施 S46 39 ● × ● × × ● × 15,399 未導入 導入済 未導入

3 白幡中 実施済 実施済 S53 32 ● × × × × ● × 20,827 未導入 未導入 未導入

4 大谷場中 ― ― H12 10 ● ● ● ● × ● ● 14,161 未導入 未導入 導入済

5 大谷口中 実施済 未実施 S49 36 ● × × × × ● × 9,484 未導入 未導入 導入済

6 内谷中 実施済 未実施 S56 29 ● × × × × ● × 22,832 未導入 導入済 未導入

1 原山中 実施済 未実施 S54 31 ● × × × × ● × 18,857 未導入 未導入 未導入

2 東浦和中 実施済 未実施 S52 33 ● × × × × ● × 17,921 未導入 導入済 未導入

3 美園中 実施済 実施済 S56 29 ● × × ● × ● × 9,485 未導入 未導入 未導入

4 三室中 ― ― S57 28 ● × × ● × ● × 16,763 未導入 導入済 未導入

5 尾間木中 ― ― S64 21 ● × × ● × ● × 13,302 未導入 未導入 未導入

1 岩槻中 実施済 未実施 S37 48 ● × ● ● × ● × 11,582 未導入 未導入 未導入

2 川通中 実施済 未実施 S54 31 ● × ● ● × ● × 7,068 対策中 未導入 未導入

3 城南中 実施済 実施済 S56 29 ● × ● ● × ● × 6,096 未導入 導入済 未導入

4 慈恩寺中 実施済 実施済 S48 37 ● × ● ● × ● ● 6,749 未導入 未導入 未導入

5 城北中 実施済 未実施 S46 39 ● × ● ● × ● × 7,849 未導入 未導入 未導入

6 桜山中 実施済 未実施 S54 31 ● × × × × ● × 5,331 未導入 未導入 未導入

7 柏陽中 ― ― S58 27 ● ● × × × ● × 8,021 未導入 未導入 未導入

8 西原中 ― ― S59 26 ● ● × ● × ● × 8,104 未導入 導入済 未導入

岩槻区

中学校

西区

北区

大宮区

見沼区

中央区

桜区

浦和区

南区

緑区

施設類型

⑥環境負荷

低減

⑤維持管理(千円)

②老朽化状況

④機能改善(バリアフリー)

施設名

①耐震性

・耐震性・老朽化状況:「平成 21年度 2月実施の耐震化調査」(所管課:建設局建築部保全管理課) ・機能改善・環境負荷低減:教育委員会管理部学校施設課資料 ※環境負荷低減は平成 22 年度(2010 年度)実施分を含む。 ・光熱水費:教育委員会管理部教育財務課資料

※環境対応設備:調光自動点灯照明、中水(雨水)利用

131

132

(4) 需要状況

① 児童生徒数の状況

・ 児童生徒数は、少子化を反映して減少基調にあり、平成元年度(1989 年度)の 11 万 8,094 人

から平成 22 年度(2010 年度)の9万 8,998 人に約 16%減少している。近年はほぼ横ばいから

微増で推移しているが、平成 22 年度(2010 年度)以降、再び減少に転じ、その傾向が続いて

いく見込である。

・ 児童数は、平成 20年度(2008 年度)6万 8,528 人より減少傾向にあり、平成 28年度(2016

年度)には6万 4,948 人まで減少する予測となっている。

・ 生徒数は、平成 17年度(2005 年度)2万 9,448 人より微増傾向であるが、児童数より少し遅

れて平成 24 年度(2012 年度)から減少に転じ、平成 28 年度(2016 年度)には3万 367 人ま

で減少する予測である。

児童数・生徒数の推移

0

5

10

15

20

25

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

1989

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

2015

2016

中学校1校当たりの学級数 小学校1校当たりの学級数 総数 小学校児童数 中学校生徒数

(人) (学級)

11万8,094人(1989年度)

9万8,998人(1989年の84%) 9万5,315人

※ 将来の推計は、文部科学省定数報告時に使用した同省の算定方法による。

(資料)旧市統計資料、教育要覧及び本市ホームページ

132

133

児童数の推計

(資料)「第1回行財政改革公開審議資料」(平成 22 年6月)

生徒数の推計

(資料)「第1回行財政改革公開審議資料」(平成 22 年6月)

(人)

133

134

年少人口と小中学校施設の立地

4 - 58

59 - 116

117 - 189

190 - 304

305 - 464

465 - 688

689 - 908

909 - 1,170

1,171 - 1,415

1,416 - 1,702

1,703 - 2,081

2,082 - 2,756

市役所

市立小学校

市立中学校

新幹線

JR線

民営鉄道・第3セクター

(c)ESRI Japan

慈恩寺中

慈恩寺小

徳力小

東岩槻小

桜山中

上里小城北小

城北中河合小

西原小

西原中

岩槻小

岩槻中

太田小川通中

川通小

城南小柏陽中

柏崎小

和土小

城南中

新和小

野田小

美園中

大門小

大牧小

尾間木中尾間木小

向小

大谷口小大谷口中

善前小大谷場東小

大谷場中谷田小

大谷場小

高砂小

仲本小原山小

原山中 中尾小

東浦和中道祖土小本太中

浦和高・中

本太小

文蔵小

辻南小辻小

南浦和中沼影小

西浦和小

内谷中

南浦和小浦和大里小

浦和別所小 白幡中

岸町小

田島小

田島中

新開小

土合小

栄和小栄和小土合中

大久保中中島小

与野南中

大久保小

大久保東小

八王子中

神田小 上大久保中

与野西中

与野本町小

与野西北小馬宮西小植水中

植水小

馬宮中

馬宮東小

土屋中

栄小大宮西小

指扇小

指扇中

指扇北小

宮前中

宮前小

日進北小

つばさ小

日進小

日進中大宮西中

三橋中

三橋小

桜木中

大宮南小桜木小

上小小

大成中大成小

東大成小

植竹小

植竹中

大砂土小

宮原小

宮原中

大宮別所小

泰平中

泰平小見沼小島小

土呂中

大宮北中

春岡小

春野中春野小

春里中

蓮沼小

七里小 七里中

東宮下小大谷中

大谷小大宮八幡中

片柳小

海老沼小 片柳中第二東中

大砂土中

大砂土東小

大宮東小大宮北小

大宮東中

大宮小

大宮南中上落合小

下落合小 与野八幡小

与野東中上木崎小

大原中

木崎小針ヶ谷小 大東小

木崎中

大戸小鈴谷小 常盤小

常盤北小

仲町小与野南小

芝川小

常盤中 北浦和小

岸中

三室中三室小

芝原小

<平成17年度 年少人口数(0歳~14歳)>

!( 小学校

!( 中学校

さいたま市発足以降に整備}

134

135

(参考)平成7年から 17年にかけての児童数の変化の状況【小学校】

-857 - -500

-499 - -300

-299 - -200

-199 - -150

-149 - -100

-99 - -1

0

1 - 100

101 - 200

201 - 300

301 - 500

501 - 779

市役所

市立小学校

新幹線

JR線

民営鉄道・第3セクター

(c)ESRI Japan

慈恩寺小

徳力小

東岩槻小

上里小城北小

河合小

西原小 岩槻小

太田小

川通小

城南小柏崎小

和土小

新和小

野田小

大門小

大牧小

尾間木小

向小

大谷口小

善前小大谷場東小

谷田小

大谷場小

高砂小

仲本小

原山小 中尾小

道祖土小

本太小

文蔵小

辻南小

辻小

沼影小西浦和小

南浦和小浦和大里小

浦和別所小岸町小

田島小

新開小

土合小

栄和小栄和小

中島小

大久保小

大久保東小

神田小

与野本町小

与野西北小馬宮西小

植水小

馬宮東小

栄小 大宮西小

指扇小

指扇北小

宮前小

日進北小つばさ小

日進小

三橋小 大宮南小

桜木小

上小小

大成小

東大成小

植竹小

大砂土小

宮原小

大宮別所小

泰平小見沼小

島小春岡小

春野小

蓮沼小

七里小

東宮下小

大谷小

片柳小海老沼小

大砂土東小

大宮東小大宮北小

大宮小

上落合小

下落合小 与野八幡小

上木崎小

木崎小針ヶ谷小 大東小

大戸小鈴谷小

常盤小

常盤北小

仲町小与野南小

芝川小

北浦和小

三室小芝原小

地図凡例<0歳~14歳のH7年→H17年の変化>

!( 小学校

さいたま市発足以降に整備

※学校名下段の数字 はH22年度学級数を示す。

17

24

2523

24

31

2318

36

29

1830

35

30

301813

18

5 29

17

14

24

27

28

15

19

20

28

3032

2620

20

18

22

17

21

16

35

16

23

18

16

12

2725

2520

17

29

12

2418

20

12

22

18

1318

18

18

26

20

2427

2622

25

27

1920

24

22

21

1918

6

12

12

1215

10

21

7

28

13

32

33

26

31

26

24

12

29

13

16

9

12

16

2223

135

136

(参考)平成7年から 17年にかけての児童数の変化の状況【中学校】

-857 - -500

-499 - -300

-299 - -200

-199 - -150

-149 - -100

-99 - -1

0

1 - 100

101 - 200

201 - 300

301 - 500

501 - 779

市役所

市立中学校

新幹線

JR線

民営鉄道・第3セクター

(c)ESRI Japan

慈恩寺中

桜山中

城北中

西原中

岩槻中 川通中

柏陽中

城南中

美園中

尾間木中

大谷口中

大谷場中

原山中

東浦和中本太中

浦和中・高

南浦和中内谷中

白幡中

田島中

土合中

大久保中 与野南中

八王子中

上大久保中

与野西中

植水中

馬宮中

土屋中

指扇中

宮前中

日進中大宮西中

三橋中 桜木中

大成中

植竹中

宮原中

泰平中

土呂中

大宮北中

春野中

春里中

七里中

大谷中

大宮八幡中

片柳中第二東中

大砂土中

大宮東中

大宮南中

与野東中

大原中

木崎中常盤中

岸中

三室中

さいたま市発足以降に整備

※学校名下段の数字 はH22年度学級数を示す。

") 中学校

27

15

12

16

12 20

11

6

10

15

15 14 28

19

23

29

14

1519

15

19

12

15

8

10

18

9

9

11

11

11

17

20

8

10

11

22

25

18

6

23

18 25

26

25

19

16

19

19

20

15

9

8

13

1815

12

136

137

② 学級数の状況(標準学級(40 人学級)換算値)

・ 小学校については、1校当たりの平均学級数は 19.4 学級である。学級数の少ない学校につい

ては、小規模校(11 学級以下)が9校である。また、学級数の多い学校については、大規模

校(25 学級以上 30 学級以下)が 20 校、過大規模校(31 学級以上)が3校である。

・ 中学校については、1校当たりの平均学級数は 15.0 学級である。小規模校は 17 校、大規模校

は5校である。

・ 小・中学校とも、大規模校と小規模校が共に存在しているのが本市の特徴の一つといえる。全

市的には少子化が進みつつあるものの、学校の中には、現在大規模校で、さらに児童・生徒数

の増加が見込まれる学校もある。一部には、自由選択学区制を導入し、児童・生徒数の平準化

を図ろうとする動きもみられるが、必ずしも大規模校の解消にはつながっていない。

※ 学校規模の基準について

・ 学校教育法施行規則(第 41 条、79 条)において、12 学級以上 18 学級以下が「適正規模」

とされている。

・ 義務教育諸学校施設費国庫負担施行令において、上記の基準に加え、5学級以下の学級数の

学校と統合する場合には、12 学級以上 24 学級以下までが「適正規模」とされている。

・ 学級数が特に少ない学校及び多い学校については、下記のような基準となっている。

小規模:11 学級以下 / 大規模:25 学級以上 30 学級以下 / 過大規模:31 学級以上

※ 過大規模校解消プロジェクト会議

・ 本市における学校規模の適正化及び教育環境整備の推進を図るため、平成 15 年度(2003 年

度)に設置。過大規模校の解消への対応策及び学校規模の適正化策に関する総合的な調査・

検討を実施。近年の実績では、平成 21 年度(2009 年度)に2校(日進小、春岡小)、22 年

度(2010 年度)に2校(宮原小、沼影小)の過大規模校が解消した。

小・中学校別学級数(H22.5.1 時点)

小学校

12

1

21

213

33

54

123

63

56

75

422

43

1

11

051015

123456789101112131415161718192021222324252627282930313233343536

(校)

中学校

31

233

56

22

8222

53

12

311

0 5 10 15

123456789

101112131415161718192021222324252627282930313233343536

(校)

学級

小規模

大規模

過大規模

137

138

③ 教室数の状況

a) 普通教室・活用済教室

・ 教室数については、「普通教室」として保有しているもののほか、普通教室以外の学校施設(特

別教室、学習室、ランチルーム、学校用備蓄倉庫等)や福祉施設等(放課後児童クラブ、デイ

サービスセンター、青少年活動センター等)に教室を転用した「活用済教室」がある。 ・ 小学校は、「普通教室」が 2,335 教室、「活用済教室」が 670 教室であり、「普通教室」は全体

の 77.7%となっている(全体の 22.3%は普通教室以外の用途で活用されている。)。 ・ 中学校は、「普通教室」が 1,040 教室、「活用済教室」が 298 教室であり、「普通教室」は全体

の 77.7%となっている(全体の 22.3%は普通教室以外の用途で活用されている。)。 b) 余裕教室

・ 「余裕教室」については、「普通教室」のうち、普通教室として活用されていない教室から、

将来の学級数の増加や学年毎の画級数の変動等の理由による留保している「一時的余裕教室」

を除いた教室と定義されている。児童生徒数の減少等により、既存の教室数と比較して学級数

が減少し、将来とも恒久的に余裕となると見込まれる教室のことを指している。 ・ 小学校の「余裕教室」は 73 教室(全教室数の 2.4%、普通教室数の 3.1%)、中学校の「余裕

教室」は 52 教室(全教室数の 3.9%、普通教室数の 5.0%)となっている。 c) 一時的余裕教室

・ 小学校の「一時的余裕教室」は 116 教室(全教室数の 3.9%、普通教室数の 5.0%)、中学校の

「一時的余裕教室」は 83教室(全教室数の 6.2%、普通教室数の 8.0%)となっている。

小・中学校 余裕教室活用状況

(資料)教育委員会管理部学校施設課

平成22年5月1日現在

特別教室 学習室 その他放課後

児童クラブ

老人デイ

サービス

青少年活動

センター

小学校 2,335 2,068 78 116 73 670 624 141 87 396 46 38 5 3

中学校 1,040 856 49 83 52 298 298 84 30 184 0 ― ― ―

計 3,375 2,924 127 199 125 968 922 225 117 580 46 38 5 3

福祉施設等他施設としての活用通常

学級実学級

特別支援学級

実学級

一時的余裕教室

<保有普通教室> = <実学級数> + ※1<一時的余裕教室> + <余裕教室>

   ※1<一時的余裕教室> : 将来の学級数の増加、または学年毎の学級数の変動に対応するために、留保している普通教室。

(文部科学省「余裕教室活用状況の実態調査の結果」より) 「余裕教室」とは、「普通教室として整備された教室」であって、「現在普通教室として使用されていない教室」から、「将来の学級数の増加、学年毎の学級数の変動等の理由により留保している一時的余裕教室」を除いた教室とする。

 なお、この表において、すでに学校施設または社会福祉施設等に転用(活用)済みの教室については、「普通教室として整備された教室」から除くものとする。

学校区分保有普通

教室

活用済教室(元の普通教室)

(使用教室)

余裕教室

学校施設としての活用

138

139

※ 学級編制基準について

・ 平成 22 年(2010 年)7月 26 日に出された中央教育審議会初等中等教育分科会の「今後の学

級編制及び教職員定数の改善について(提言)」を受け、文部科学省では、「新・教職員定数

改善計画(案)」を発表した。

・ この中で、小・中学校の学級編制の標準人数を現行の 40 人から 35 人に引下げ、小学校低学

年については、さらに 30人に引下げる方向性を示している。

新・教職員定数改善計画(案)における学級編制基準の見直し予定

年度 対象学年 学級編制基準

平成 23 年度(2011 年度) 小1、小2

40 人→35人

平成 24 年度(2012 年度) 小3

平成 25 年度(2013 年度) 小4

平成 26 年度(2014 年度) 小5、中1

平成 27 年度(2015 年度) 小6、中2

平成 28 年度(2016 年度) 中3

平成 29 年度(2017 年度) 小1 35 人→30人

平成 30 年度(2018 年度) 小2

・ なお、本市ではすでに、小学1・2年生に 35人学級、中学1年生に 38 人学級を導入済みで

ある。

139

140

(5) 運営状況

① 職員数

・ 小・中学校の職員は、校長は 158 人、教頭 170 人、教諭 4,106 人、養護教諭 194 人、栄養教諭

9人である。その他栄養・事務・技能・技術職員を合わせると、市立学校職員として、本市全

体で 5,370 人となっている。

・ 小学校1校当たりの教職員数は、平均 28 人である。児童数との関係で、教職員1人当たりの

児童数は、最少 5.7 人~最多 26.2 人、平均では 21.0 人である。

・ 中学校1校当たりの教職員数は、平均 30 人である。生徒数との関係で、教職員1人当たりの

生徒数は、最少 10.1 人~最多 20.4 人、平均では 17.0 人である。

小・中学校職員(平成 22 年(2010 年)5月 1日)

校長 教頭 教諭 養護教諭 栄養教諭 実習補助 小計

小学校 102 111 2,588 129 7 - 2,937 69 116 336 17 3,475

中学校 56 59 1,518 65 2 - 1,700 28 65 83 19 1,895

計 158 170 4,106 194 9 0 4,637 97 181 419 36 5,370

合計栄養 事務 技能 技術教育職

(資料)教育要覧

・ 学校1校当たりの教職員数を政令市間で比較すると、本市は、中学校ではほぼ政令市平均と同

等であるが、小学校では政令市の中で2番目に多い。ただし、本市は学校当たりの児童・生徒

数も多いため、教員1人当たりの児童・生徒数では、小・中学校とも政令市の中で最も多くな

っており、児童・生徒数に対する教員数は少ない状況である。

小学校1校当たりの教員数、教員1人当たりの児童数(平成 20 年(2008 年))

25.0

30.2

18.7

22.3

0

10

20

30

40

札幌

仙台

いたま

千葉

都区部

川崎

横浜

新潟

静岡

浜松

名古屋

京都

大阪

堺神戸

広島

北九州

福岡

政令市平均

(人)

0

10

20

30

40(人)

1学校当たり教員数 教員1人当たり児童数

(資料)学校基本調査(平成 20 年(2008 年))

140

141

中学校1校当たりの教員数、教員1人当たりの生徒数(平成 20 年(2008 年))

31.231.0

14.2

16.9

0

10

20

30

40

札幌

仙台

いたま

千葉

都区部

川崎

横浜

新潟

静岡

浜松

名古屋

京都

大阪

堺神戸

広島

北九州

福岡

政令市平均

(人)

0

10

20

30

40(人)

1学校当たり教員数 教員1人当たり生徒数

(資料)学校基本調査(平成 20 年(2008 年))

※ 学校の運営に関する保護者・地域の協力・連携

・ 除草、安全な場所の窓拭き、カーテンのクリーニングなどについては、保護者のボラ

ンティアに負っている場合が多い。 ・ PTA 会費等による保護者の金銭的負担がある場合もある。 ・ 公民館との連携については、公民館まつりで学校のブラスバンドが演奏したり、学校

の発表会に地元を招待したりする場合がある。 ・ 校長が公民館の運営委員になったり、公民館長が学校評議員になったりするケースも

ある。

141

142

学校別教職員数及び児童数【小学校】

行政区 教職員数 児童数

浦和区 1 高砂小 38 8342 常盤小 41 817

3 木崎小 37 8554 仲本小 31 588

5 本太小 33 7896 北浦和小 25 543

7 仲町小 34 7838 上木崎小 34 8309 岸町小 29 525

10 針ヶ谷小 29 68111 大東小 31 692

12 常盤北小 19 311南区 1 谷田小 28 512

2 南浦和小 29 702

3 浦和別所小 37 8734 大谷場小 26 567

5 大谷場東小 21 4336 西浦和小 43 997

7 辻小 27 5878 文蔵小 31 7209 沼影小 45 1,149

10 大谷口小 27 60711 浦和大里小 38 995

12 善前小 26 63613 向小 26 591

14 辻南小 31 609緑区 1 三室小 35 791

2 尾間木小 36 794

3 原山小 36 7754 大門小 33 795

5 野田小 12 1646 道祖土小 34 8487 中尾小 32 766

8 大牧小 29 6769 芝原小 40 900

岩槻区 1 岩槻小 27 4402 太田小 30 737

3 川通小 16 2664 柏崎小 19 2905 和土小 18 257

6 新和小 19 2507 慈恩寺小 20 404

8 河合小 20 3129 東岩槻小 24 310

10 城北小 40 96011 徳力小 16 20912 上里小 20 436

13 西原小 33 69314 城南小 25 468

3,119 67,781

・児童数 : H22.5.1時点(特別支援学級含む)(ホームページより)

・教職員数:H22.5.1(教育要覧より)

施設名称

小学校合計

行政区 教職員数 児童数

西区 1 指扇小 35 8522 馬宮東小 21 4043 馬宮西小 11 63

4 植水小 26 4675 大宮西小 42 1,0146 栄小 26 5647 宮前小 49 1,0348 指扇北小 25 519

北区 1 東大成小 25 4902 日進小 47 1,0523 日進北小 36 8904 宮原小 45 1,0545 植竹小 40 9096 大砂土小 49 1,2827 大宮別所小 34 7648 泰平小 31 7399 つばさ小 33 637

大宮区 1 大宮小 23 4432 大宮東小 30 704

3 大宮南小 31 5634 大宮北小 21 3075 桜木小 24 3786 三橋小 49 1,1897 大成小 42 1,0238 芝川小 31 6979 上小小 26 486

見沼区 1 大砂土東小 47 1,1432 見沼小 27 5663 片柳小 26 6084 七里小 21 4185 春岡小 46 1,0936 蓮沼小 43 9727 大谷小 40 9478 島小 36 8749 東宮下小 12 142

10 海老沼小 27 58011 春野小 37 867

中央区 1 与野本町小 27 4832 上落合小 33 7633 大戸小 28 6274 下落合小 28 6705 与野西北小 39 9066 鈴谷小 27 5287 与野八幡小 38 9278 与野南小 19 335

桜区 1 土合小 39 9002 大久保小 22 3073 栄和小 38 9444 田島小 28 5875 大久保東小 34 7686 新開小 23 4637 神田小 26 499

8 中島小 26 573

施設名称

142

143

学校別教職員数及び生徒数【中学校】

行政区 教職員数 生徒数

西区 1 指扇中 24 4052 馬宮中 23 393

3 大宮西中 23 4024 宮前中 28 5375 植水中 17 2086 土屋中 31 567

北区 1 日進中 37 7272 宮原中 51 987

3 植竹中 55 9484 泰平中 28 5085 土呂中 29 530

大宮区 1 大宮東中 23 3442 大宮南中 21 2583 大宮北中 24 365

4 桜木中 33 4475 三橋中 29 5316 大成中 23 3817 第二東中 32 456

見沼区 1 大砂土中 34 6602 片柳中 24 346

3 春里中 37 6864 七里中 21 3035 大谷中 20 3286 大宮八幡中 25 3807 春野中 29 553

中央区 1 与野東中 35 641

2 与野西中 28 5273 与野南中 27 4964 八王子中 28 462

桜区 1 土合中 47 8942 大久保中 23 3193 田島中 48 931

4 上大久保中 31 557浦和区 1 常盤中 53 906

2 木崎中 48 9633 本太中 34 6894 大原中 38 7195 浦和中 16 240

南区 1 岸中 44 7372 南浦和中 36 7363 白幡中 36 6864 大谷場中 31 5785 大谷口中 35 6836 内谷中 51 1,013

緑区 1 原山中 44 7232 東浦和中 35 6003 美園中 29 4444 三室中 44 8235 尾間木中 37 738

岩槻区 1 岩槻中 32 545

2 川通中 18 2583 城南中 20 2534 慈恩寺中 22 3395 城北中 28 5546 桜山中 20 201

7 柏陽中 23 359

8 西原中 26 353

1,788 31,217

・生徒数 : H22.5.1時点(特別支援学級含む)(ホームページより)

・教職員数:H22.5.1(教育要覧より)

中学校合計

施設名称

143

144

② 学校開放等の状況

a) 学校開放等の状況

・ 学校開放については、多くの学校が校庭(主に休日)及び体育館(主に平日・休日)を開放し

ており、校庭を開放している学校が小学校で 100 校、中学校で 39 校、体育館を開放している

学校が小学校で 101 校、中学校で 47 校にのぼる。武道場については、中学校 28校が開放して

いる。 学校開放等の状況(小学校)

(資料)本市ホームページをもとに作成

校庭 体育館 武道場

西区 1 指扇小 ○ ○ -

2 馬宮東小 ○ ● -

3 馬宮西小 ○ ● -

4 植水小 ○ ● -

5 大宮西小 ○ ● -

6 栄小 ○ ● -

計 7 宮前小 ○ ● -

8校 8 指扇北小 ○ ○ -

北区 1 東大成小 ○ ○ -

2 日進小 ○ ● -

3 日進北小 ○ ● -

4 宮原小 ○ ● -

5 植竹小 ○ ● -

6 大砂土小 ○ ● -

7 大宮別所小 ○ ● -

計 8 泰平小 ○ ○ -

9校 9 つばさ小 ● ● -

大宮区 1 大宮小 ○ ● -

2 大宮東小 ○ ● -

3 大宮南小 ○ ● -

4 大宮北小 ○ ● -

5 桜木小 ○ ● -

6 三橋小 ○ ● -

7 大成小 ○ ● -

計 8 芝川小 ○ ● -

9校 9 上小小 ○ ● -

見沼区 1 大砂土東小 ○ ○ -

2 見沼小 ○ ○ -

3 片柳小 ○ ● -

4 七里小 ○ ○ -

5 春岡小 ○ ● -

6 蓮沼小 ○ ● -

7 大谷小 ○ ○ -

8 島小 ○ ○ -

9 東宮下小 ○ ● -

計 10 海老沼小 ○ ● -

11校 11 春野小 ○ ● -

中央区 1 与野本町小 ○ ● -

2 上落合小 ○ ● -

3 大戸小 ○ ● -

4 下落合小 ● ● -

5 与野西北小 ○ ● -

6 鈴谷小 ○ ● -

計 7 与野八幡小 ○ ● -

8校 8 与野南小 ○ ● -

桜区 1 土合小 ○ ● -

2 大久保小 ○ ● -

3 栄和小 ○ ● -

4 田島小 ○ ● -

5 大久保東小 ○ ● -

6 新開小 ○ ● -

計 7 神田小 ○ ● -

8校 8 中島小 ○ ● -

行政区 施設名称学校開放状況

校庭 体育館 武道場

浦和区 1 高砂小 ● ● -

2 常盤小 ○ ● -

3 木崎小 ○ ● -

4 仲本小 ○ ● -

5 本太小 ● ● -

6 北浦和小 ● ● -

7 仲町小 ○ ● -

8 上木崎小 ○ ● -

9 岸町小 ○ ● -

10 針ヶ谷小 ○ ● -

計 11 大東小 ○ ● -

12校 12 常盤北小 ● ○ -

南区 1 谷田小 ○ ● -

2 南浦和小 ○ ● -

3 浦和別所小 -

4 大谷場小 ● ● -

5 大谷場東小 ○ ● -

6 西浦和小 ○ ● -

7 辻小 ○ ● -

8 文蔵小 ● ● -

9 沼影小 ○ ● -

10 大谷口小 ○ ○ -

11 浦和大里小 ○ ● -

12 善前小 ○ ● -

計 13 向小 ○ ● -

14校 14 辻南小 ○ ● -

緑区 1 三室小 ● ● -

2 尾間木小 ● ● -

3 原山小 ○ ● -

4 大門小 ○ ○ -

5 野田小 ○ ● -

6 道祖土小 ○ ○ -

7 中尾小 ○ ● -

計 8 大牧小 ○ ● -

9校 9 芝原小 ○ ● -

岩槻区 1 岩槻小 ○ ● -

2 太田小 ○ ● -

3 川通小 ○ ● -

4 柏崎小 ○ ● -

5 和土小 ○ ● -

6 新和小 ○ ● -

7 慈恩寺小 ○ ● -

8 河合小 ○ ● -

9 東岩槻小 ○ ● -

10 城北小 △ -

11 徳力小 ○ ● -

12 上里小 ○ ● -

計 13 西原小 ○ ● -

14校 14 城南小 ● ● -

100 101 0

● 平日・休日の開放

○ 休日のみ開放

△ 平日のみ開放

無印 開放なし

- 施設なし

小学校合計

行政区 施設名称学校開放状況

144

145

学校開放等の状況(中学校)

(資料)本市ホームページをもとに作成

※ 学校開放の利用状況

・ 校庭及び体育館については、平日夜間及び土日・祝日の開放が基本であるが、いずれ

の学校もほぼすべてのコマが埋まっており、稼働率は高い。 ・ なお、学校施設の利用度が高ければその分施設が傷むのも早くなるため、施設の維持

管理コストについて、受益者負担の考え方を導入することも必要と考えられる。

校庭 体育館 武道場

西区 1 指扇中 ● ○ -

2 馬宮中 ●

3 大宮西中 ○ ○ ●

4 宮前中 ○ ○

計 5 植水中 ○ ○

6校 6 土屋中 △ ●

北区 1 日進中 ○

2 宮原中 △ △

3 植竹中 ○ ○ ○

計 4 泰平中 ○ ●

5校 5 土呂中 ●

大宮区 1 大宮東中 ○ ● ●

2 大宮南中 ○ ● ●

3 大宮北中 ○ ○

4 桜木中 ○ ●

5 三橋中 ○ ● ○

計 6 大成中 ○ ●

7校 7 第二東中 ●

見沼区 1 大砂土中 ○ ○ ○

2 片柳中 ●

3 春里中 ● ●

4 七里中 ○ ● ○

5 大谷中 ○ 注 ● ●

計 6 大宮八幡中 ○

7校 7 春野中 ●

中央区 1 与野東中 ○ ● -

2 与野西中 ○ ● ●

計 3 与野南中 ●

4校 4 八王子中 ● -

桜区 1 土合中 ○

2 大久保中 ○ ●

計 3 田島中 ● ○

4校 4 上大久保中 ○

浦和区 1 常盤中 ○ ● ●

2 木崎中 ○ ● ○

3 本太中 ○ ● ○

計 4 大原中 ○ ● ●

5校 5 浦和中

南区 1 岸中 ○ ● ●

2 南浦和中 ○ ● ●

3 白幡中 ● ●

4 大谷場中 ○

計 5 大谷口中 ○ ●

6校 6 内谷中 ○ △

緑区 1 原山中 ○

2 東浦和中 ○

3 美園中 ○ ● ●

計 4 三室中 ○ ● ●

5校 5 尾間木中 ●

行政区 施設名称学校開放状況

校庭 体育館 武道場

岩槻区 1 岩槻中 ○ ○ -

2 川通中 ● -

3 城南中 ● ● -

4 慈恩寺中 ● ● ●

5 城北中 ● ● ●

6 桜山中 ● ● -

計 7 柏陽中 ● ● -

8校 8 西原中 ● -

39 47 28

● 平日・休日の開放

○ 休日のみ開放

△ 平日のみ開放

無印 開放なし

- 施設なし

注:大谷サブグランドにて開放

行政区 施設名称

中学校合計

学校開放状況

145

146

b) 活用済教室の学校施設以外への転用

・ 活用済教室の学校施設以外への転用としては、放課後児童クラブへの転用が多くを占め、小学

校で 27 校 38 教室が転用されている。その他、デイサービスセンターが4校5教室、青少年活

動センターが1校3教室転用されている。なお、中学校では転用事例はない。

活用済教室の学校施設以外への転用状況(小学校)

学校名 転用後の用途 転用室数 学校名 転用後の用途 転用室数

日進小 放課後児童クラブ 1 岸町小 放課後児童クラブ 1 泰平小 デイサービスセンター 2 大久保小 放課後児童クラブ 2 大成小 放課後児童クラブ 1 道祖土小 放課後児童クラブ 2 片柳小 放課後児童クラブ 2 岩槻小 放課後児童クラブ 1

東宮下小 青少年センター 3

太田小 放課後児童クラブ 1

放課後児童クラブ 2 デイサービスセンター 1 与野本町小 放課後児童クラブ 2 柏崎小 放課後児童クラブ 1 上落合小 放課後児童クラブ 1 和土小 放課後児童クラブ 1 大戸小 放課後児童クラブ 2 新和小 放課後児童クラブ 1 下落合小 放課後児童クラブ 2 慈恩寺小 放課後児童クラブ 1 鈴谷小 放課後児童クラブ 1 東岩槻小 放課後児童クラブ 1 与野八幡小 放課後児童クラブ 2

徳力小 放課後児童クラブ 1

栄和小 放課後児童クラブ 2 デイサービスセンター 1 神田小 放課後児童クラブ 1

上里小 放課後児童クラブ 1

高砂小 放課後児童クラブ 1 デイサービスセンター 1 大東小 放課後児童クラブ 2 城南小 放課後児童クラブ 2

施設名 学校数 教室数 放課後児童クラブ 27 38 デイサービスセンター 4 5 青少年センター 1 3

32 46

国内の小中学校における教室の活用状況

(資料)文部科学省「余裕教室の活用状況について(平成 21 年 5 月 1 日現在)」)

※ 学校施設以外への転用の状況

・ 教室を学校施設以外に転用する場合には、物理的に学校施設と遮断し、セキュリティ・

入口・トイレ等を別にする必要があるが、教室の廊下側のドアを締め切ったり、防火

用扉で廊下を区切ったりした上で、教室の外側に独立した出入り口を設置するなど、

比較的簡易な改修で実施しているケースが多い。 ・ 学校施設における放課後児童クラブは人気が高く、待機児童が多数生じている場合も

ある。

146

147

・ 放課後児童クラブについては、保護者が就労等により昼間家庭にいない小学生に適切な遊びや

生活の場を与え、健全な育成・指導を図るとともに、子ども同士の交流・活動を通して、自主

性、社会性、創造性の向上を図る施設である。平成 22 年度公設の放課後児童クラブは 72 か所、

民間の放課後児童クラブは 91か所開催している。

スクール名放課後児童クラブ

【子ども未来局子ども育成部青少年育成課】

目的

保護者が就労等により昼間家庭にいない小学生に適切な遊びや生活の場を与え、健全な育成・指導を図るとともに、子ども同士の交流・活動を通して、自主性、社会性、創造性の向上を図る

回数日曜日、祝日、国民の休日、年末年始12月29日から1月3日は閉室

時間

●小学校の授業のある日:放課後から午後7時●小学校の授業のない日:午前8時30分から午後7時

実施場所 空き教室、児童センター内、等実施内容 自由遊びなど

対象 原則小学校1年生から3年生まで(※)

参加料

指導料(月額)市町村民税課税世帯 :2,000円所得税課税世帯 :4,000円おやつ代(月額) :2,000円

(※)民間の児童クラブは、1年生~6年生を対象としている c) チャレンジスクール推進事業

・ 全児童を対象とした関連の事業として、教育委員会と子ども未来局は、土曜日や放課後等に学

校の教室等を活用して、子どもたちの安全・安心な活動拠点を設け、地域の方々の参画を得て、

子どもたちの自主的な学習やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動等の取組を実施する

ことにより、子どもたちが地域社会の中で、心豊かで健やかに育まれる環境づくりを推進する

チャレンジスクール事業を実施している。 ・ 平成 22 年度においてチャレンジスクールは、小学校 40校区、中学校5校で開催されており、

スクールによって放課後と土曜日の両方、もしくは放課後と土曜日のいずれかの開催に分かれ

ている。

スクール名さいたま土曜チャレンジスクール

【教育委員会管理部教育総務課】さいたま放課後チャレンジスクール

【子ども未来局子ども育成部青少年育成課】

目的

土曜日等に実施し、希望する児童生徒たちの自主的な学習(宿題・課題・ものつくり等)をサポートし、学ぶ楽しさを教え、基礎学力の向上や学習習慣の定着を図る。

放課後や週末等に様々な体験活動や学習活動を行うことにより、子どもたちの社会性、公共性、創造性等の豊かな人間性が育まれる環境づくりを推進する。

回数 土曜日 月2回(程度)平日週1回~(週3回以上を目指す)(週末等に実施する場合もあり)

時間 概ね9時~12時 概ね放課後~17時

実施場所 教室、特別教室等 体育館、校庭、特別教室等

実施内容補習(自習形式)等※基礎学力の向上を図る。

スポーツ、ボール遊び、レクリエーション、学習、体験活動、工作等

対象 全児童生徒 全児童

参加料 無料(保険料・材料費等は受益者負担) ※ 土曜チャレンジスクールの運営

・ 子どもを指導するアドバイザーに加えて、安全管理員のボランティアの確保が必要で

あり、相当の地元の協力がなければ土曜チャレンジスクールの運営は難しい。 ・ 教職員の関わりは基本的にないが、管理職がときどき様子を見に行くことや、予定し

ていたアドバイザーが急に来られなくなったときに支援を求められることはある。

147

148

(6) コスト状況

① コスト状況

・ 平成 21 年度(2009 年度)の教育費は、約 416.1 億円(一般会計歳出の約 9.9%)である。内

訳は、教育行政費 79.1 億円、社会教育費 77.3 億円、学校教育費 259.7 億円となっている。

・ 学校教育費のうち、光熱水費・保守点検費・建設整備費等施設に関する「施設関連経費」は約

115 億円(教育費の約 28%)であり、1校当たり約 7.2 千万円となっている。

・ 平成 21 年度(2009 年度)の施設関連経費の内訳をみると、経常的経費(光熱水費・各所修繕

費・建物管理委託費)32 億円、耐震補強工事費 29 億円、老朽箇所修繕費 17 億円となってお

り、土地購入費等を除いた施設の建替え・維持補修に係る経費は 58 億円(1校当たり約 3.6

千万円)である。なお、経常的経費(光熱水費・各所修繕費・建物管理委託費)は、毎年ほぼ

同程度のコスト(約 30億円:1校当たり約 1.9 千万円)となっている。

教育費(平成 21 年度(2009 年度)決算)

416.1億円

学校教育費259.7億円

社会教育費77.3億円

教育行政費79.1億円

義務教育教職員人件費

259.7億円

学校教育費

費学校建設費84.4億円

学校管理費83.7億円

学校給食費47.2億円

高等学校費36.3億円

幼稚園費養護学校費19.0億円

教育振興費6.2億円

小中学校

施設関連経費

115億円

施設関連経費

学校建設費

学校管理費

光熱水費維持管理事業費

84.4億円

30.6億円

公民館費図書館費博物館費美術館費等

教育委員会費教育研究所費 等

(資料)さいたま市一般会計特別会計歳入歳出決算書をもとに作成

※施設関連経費は、 学校管理費のうち、 ・燃料費・光熱水費 ・修繕料 ・施設等維持管理事業費 と、学校建設費から整理

148

149

施設関連経費の推移

60 58

19

38 37

13 14

11

10 17

9 12

21

26 29

5 4

6

6 6 5 5

5

5 5 18 19

19

21 20 1 1

1

1 1

74 73

73

72 72

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

2005 2006 2007 2008 2009

(億円) 186.8億円

156.5億円

182.6億円184.8億円 187.4億円

普通教室空調整備全校完了

(つばさ小建設)(美園地区基本設計)

耐震補強工事

光熱水費修繕料施設等維持管理事業

燃料費

2005 2006 2007 2008 2009H17 H18 H19 H20 H21 (億円)

経常的経費 29.64 29.18 31.19 32.65 31.95安全対策費 8.51 12.32 20.83 25.74 28.67機能改善(空調) 0.00 0.00 1.06 4.05 0.00老朽箇所修繕費 13.09 13.54 10.89 9.87 17.27整備費 59.74 58.40 19.14 37.88 37.08その他 0.10 0.02 0.08 0.00 0.05減価償却費 73.71 73.29 73.29 72.41 72.41

合計 184.80 186.75 156.49 182.60 187.44

(資料)さいたま市一般会計特別会計歳入歳出決算書(平成 17 年度から平成 21 年度)をもとに作成

※ 空調設備について

・ 全普通教室への空調設備設置のコスト面の影響については、設置により電気代が上が

る一方で、灯油代が下がっているが、光熱水費トータルではコスト増となっている。 ・ 市が空調設備を一斉導入した際には、リース契約方式で実施したため、補修や買替等

の追加コストは発生しないが、一斉導入前に各校で導入していた学校については、買

取方式で導入しているため、今後は補修や買替のコストが発生することになる。

149

150

② 今後のコスト試算

a) 前提

・ 現状施設及び施設規模を維持することを前提としてコスト試算を行う。

・ 施設の統廃合による施設数の増減、および増減築による建物面積の増減については考慮してい

ない。

b) 条件

・ 建替え及び大規模改修予算は、年度ごとのばらつきを軽減させるために、

建替え(単価:33万円/㎡) :2年間

大規模改修(単価:17万円/㎡) :2年間 に振り分けて、予算計上する。

・ 平成22年度時点で耐震補強工事が未実施の施設については、 初の2年間(平成23年度(2011

年度)~平成 24 年度(2014 年度))に耐震補強工事を実施する(単価:3万円/㎡)。

・ 平成22年度(2010年度)以前に建替えまたは大規模改修の時期を迎えている施設については、

それぞれ建替え、大規模改修を考慮しない。

c) 試算ケース

・ 旧耐震基準施設

⇒全て建替え(60年経過したものから)。

・ 新耐震基準施設

⇒30年経過した施設から大規模改修、60 年経過した施設から建替え。

・ 老朽箇所修繕(維持費)

⇒毎年 3,000 円/㎡(※) と仮定した。

(※)できる限り現実に即したものとするために、既に更新費用の試算に取り組んでいる地方公共団体の調査

実績等より仮定した。

d) 結果

・ 今後必要なコストは、 初の 20 年間(平成 23 年(2011 年)~平成 42 年(2030 年))に建替

えが徐々に増え、年平均コストは 107.6 億円になると見込まれる。これは、平成 21 年度(2009

年度)の学校施設の建替え・維持補修に係る学校建設費 58 億円の約 1.9 倍に相当する。逆に

いえば、現状の学校建設費 58億円と同額で推移すると仮定すると、必要量の 53.9%しか維持

できない計算となる。

・ 次の 20 年間(平成 43 年(2031 年)~平成 62 年(2050 年))は、建替えがピークを迎え、年

平均コストは 203.1 億円(平成 21度(2009 年度)の約 3.5 倍)に増大する。40 年間トータル

の年平均コストは 155.4 億円(平成 21 年度(2009 年度)の約 2.7 倍)であり、現状の学校建

設費 58 億円と同額で推移すると仮定すると、必要量の 37.3%しか維持できない計算となる。

150

151

コスト試算グラフ

0

50

100

150

200

250

300

3502011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

2025

2026

2027

2028

2029

2030

2031

2032

2033

2034

2035

2036

2037

2038

2039

2040

2041

2042

2043

2044

2045

2046

2047

2048

2049

2050

億円

維持費 耐震補強 大規模修繕 建替え

平23

平24

平25

平26

平27

平28

平29

平30

平31

平32

平33

平34

平35

平36

平37

平38

平39

平40

平41

平42

平43

平44

平45

平46

平47

平48

平49

平50

平51

平52

平53

平54

平55

平56

平57

平58

平59

平60

平61

平62

現在現在

平成21年度学校建設費

58億円

学校建設費

58億円

【 初の20年間】平成23~42年

【次の20年間】平成43~62年

107.6億円/年 203.1億円/年

155.4億円/年155.4億円/年40年間平均

(58億円の約2.7倍)

( 58億円の約3.5倍)( 58億円の約1.9倍)

※用地取得費を除く

151

152

(7) 評価・分析

【総括】

・ 今後 20 年間に建替え時期を迎える施設が増え始め、次の 20年には建替えがピークとなる。

予算制約による大規模改修や設備の維持補修の遅れに伴う老朽化の進展やバリアフリー化

の遅れもあり、施設関連経費はさらに膨らむことも想定される。

・ 全市的には児童・生徒数は減少傾向に転じつつあり、小規模校や空き教室が今後ますます増

加することが見込まれる。児童・生徒数に応じた柔軟で機動的で施設の活用や、学校施設と

しての用途に限定しない幅広い視点での施設の有効活用の検討も必要である。

・ 一方で、地区によっては児童・生徒数が増加しているところもあり、新設校を開設する予定

もある。また、国の方針である少人数学級の推進に対応するためには保有普通教室数を増や

す必要もあり、総合的な施設マネジメントが求められる。

a) 施設状況

施設数の過不足・機能の重複の状況 C

施設規模の過不足の状況 B

・ 過大規模校・大規模校及び小規模校がそれぞれ存在している。

・ 建物面積は、学校1校当たり・児童・生徒1人当たりとも政令市の中で も広く、施設規模

は他市と比較して大きい。

・ 近年に新設された学校は規模が大きくなる傾向がみられる。

b) 建物状況

建替え・大規模改修の必要性 C

バリアフリー・環境対応の必要性 B

・ 古い施設が多く、築 30 年以上経過している施設がほとんどを占める。大規模改修や設備の維

持補修が十分に実施できていないケースもある。耐震性が未確保の施設も多い(平成 24 年度

までに対応完了予定)。 ・ バリアフリー化及び環境負荷低減に対応していない施設も多い。 ・ 全普通教室に空調を整備しており、光熱水費がかさんでいる。

c) 需要状況

施設全体の利用度 B

教室の有効活用度 B

・ 児童数は平成 20 年度から、生徒数は平成 24年度から減少傾向に転じる見込である。現状で

は大規模校が多いが、小規模校も目立ち始めている(小学校:9校(うち1校は複式学級あ

り)、中学校:17 校)。

・ 余裕教室は平均して1校に1教室以下にとどまっているが、教室を普通教室以外に転用(活

用)するケースが増えており、こうした活用済教室の割合は、22%にのぼっている。

152

153

d) 運営状況

人員面の運営効率 B

サービス度 B

・ 学校1校当たりの教職員数は、中学校では政令市平均とほぼ同等であるが、小学校では政令

市平均を大きく上回っており、人件費という面ではコストがややかかっている。

・ 校庭、体育館等の開放は進んでおり、ほとんどの学校で実施している上、稼働率も高い。

・ 普通教室として利用しない教室を、学校施設以外の用途に転用する取組(放課後児童クラブ

などのニーズが高い)は進んでおらず、市全体でのべ 32 校、46教室にとどまる。

e) コスト状況

費用対効果 B

財政への影響度 C

・ つばさ小学校の新設、耐震工事の推進、普通教室空調整備の推進等により、施設関連事業費

は増加傾向にあるが、経常的経費はほぼ横ばいで推移している。

・ 古い施設が多く、今後 20年間に建替え時期を迎える施設が増え始め、次の 20 年間には建替

えがピークとなる。年平均コストは、今後 20 年間では現状の約 1.9 倍、40年間では現状の

約 2.7 倍になると見込まれ、財政への影響が極めて大きい。

153

施設数 合計延床面積

小学校:102施設中学校:57施設

小学校:718,207㎡(@7,041㎡)

中学校:448,988㎡(@7,877㎡)

A B C A B C

1施設配置(過大規模校・大規模校の解消)

過大規模校、大規模校の解消状況

ほぼ解消済み一部に過大規模校、大規模校が存在する

過大規模校、大規模校がかなり存在する

過大規模校解消プロジェクト会議などにより、過大規模校は年々減少しているが、小学校で3校残っている。大規模校は小・中で25校。

2施設配置(小規模校の解消)

小規模校の解消状況 ほぼ解消済み一部に小規模校が存在する

小規模校がかなり存在する

小規模校は、小学校で9校、中学校で17校存在している。

3施設規模(施設当たり)

施設当たりの延床面積、他市との比較

概ね市全体の平均・他市平均と同等かやや下回る

市全体の平均・他市平均を少し上回る

市全体の平均・他市平均を大きく上回る・大きく下回る

学校1校当たりの建物面積は、小・中学校とも政令市の中でもっとも広く、施設規模が大きい。

4施設規模(児童・生徒1人当たり)

児童・生徒1人当たりの延床面積、他市との比較

概ね市全体の平均・他市平均と同等かやや下回る

市全体の平均・他市平均を少し上回る

市全体の平均・他市平均を大きく上回る・大きく下回る

児童・生徒1人当たりの建物面積も、小・中学校とも政令市の中で も広く、施設規模が大きい。

5 スペース構成無駄のない効率的なスペース構成となっているか

ほぼ無駄のない効率的なスペース構成となっている

スペース構成にやや非効率なところがみられる

スペース構成にかなり非効率なところがみられる

近年の新設校は約10,000㎡もの大規模な施設が多く、従来に比べて共用部等が広くなっている。

1 耐震性耐震診断、耐震補強の実施状況(新耐震基準を除く)

適合 対策中 対策が必要耐震性が確保されていない施設が小学校で184棟、中学校で60棟ある(平成24年度までに対応完了予定)。

2 老朽化状況 築年数良好(築20年未満)

対策検討が必要(築20年以上30年未満)

老朽化が進行している(築30年以上)

築30年以上経過している施設がほとんどを占める。大規模改修や設備の維持補修が十分に実施できていないケースもある。

3 アスベスト対応 対応状況安全(除去)

対策中(封込)

対策が必要(未実施)

全校で対応が完了済。

4 バリアフリー化対応バリアフリー新法基準適合義務の対応状況

対応済み一部未実施の項目がある

対策が必要身障者用トイレ、車いす用スロープについては整備が進みつつあるが、その他のバリアフリー化はほとんど未実施である。

5 維持管理修繕費、光熱水費等の水準、推移

妥当一部改善・対応の必要がある

改善・対応の必要がある

全普通教室に空調を整備しており、光熱水費がかさんでいる。

6 環境負荷低減自然エネルギー・太陽光発電、屋上・壁面緑化、その他環境対応設備の導入状況

導入済み一部未導入の項目がある

対策が必要

緑のカーテン事業については、平成24年度までに全校で実施予定。屋上緑化、自然エネルギー利用等は一部の学校で実施しているが、メンテナンスコストがかかっている。

1 児童・生徒数 児童・生徒数の推移横ばいまたは増加傾向にある

減少傾向に転じつつある

減少傾向にある近年ほぼ横ばいで移行してきたが、児童数はH20から減少傾向に転じており、生徒数もH24から減少傾向に転じる見込である。

2学校1校当たり児童・生徒数

学校1校当たりの児童・生徒数の推移

横ばいまたは増加傾向にある

減少傾向に転じつつある

減少傾向にある学校については、さいたま市発足以降、小学校2校、中学校2校を新設したのみであり、学校当たりの児童・生徒数は上記とほぼ同傾向。

3学校1校当たり学級数

学校1校当たりの学級数、適正規模の学校の割合

1校当たり学級数は適正規模であり、適正規模校の割合が80%以上

1校当たり学級数は適正規模だが、適正規模校の割合が80%未満

1校当たり学級数が適正規模でない、適正規模校の割合が50%未満

1校当たりの学級数は小・中学校とも適正規模であるが、適正規模校の割合は、小学校が69%、中学校が61%にとどまる。

4 普通教室の割合全教室のうち、普通教室として保有している教室の割合

普通教室の割合が90%を上回る

普通教室の割合は70~90%程度である

普通教室の割合は70%を下回る

普通教室の割合は、小・中学校とも78%であり、2割強が普通教室以外の用途で活用されている。

5学校1校当たり余裕教室数

学校1校当たりの余裕教室数

1校当たりの余裕教室数が0.5教室未満

1校当たりの余裕教室数が0.5教室以上

1校当たりの余裕教室数が1教室以上

小・中学校をあわせた余裕教室数は125教室であり、1校当たりでは0.6教室となる。

1小学校1校当たり教職員数

小学校1校当たりの教職員数、他市との比較

政令市平均を下回る 概ね政令市平均と同等 政令市平均を上回る政令市平均を大きく上回り、政令市の中で2番目に多い。

2中学校1校当たり教職員数

中学校1校当たりの教職員数、他市との比較

政令市平均を上回る 概ね政令市平均と同等 政令市平均を下回る 政令市とほぼ同等である。

3校庭、体育館等の開放状況

校庭、体育館等の開放状況ほぼすべての学校で開放している

開放している学校が多い

開放していない学校が多い

小・中学校とも、ほぼすべての学校で、校庭、体育館等の開放を行っており、稼働率も高い。

4学校施設以外への転用の状況

活用済教室の学校施設以外への転用の状況

活用済教室を保有するほぼすべての学校で転用している

活用済教室を保有する多くの学校で転用している

転用している学校は少ない

学校施設以外への転用を行っているのはのべ32校、46教室であり、活用済教室全体に占める割合は5%にとどまる。

1施設関連経費(総額)

整備費、耐震補強工事費等を含む施設関連経費総額の推移

ほぼ横ばい やや増加傾向にある 増加傾向にあるつばさ小学校の新設、耐震工事の推進、普通教室空調整備の推進等を実施しており、ここ3年間ほど施設関連経費は増加傾向にある。

2施設関連経費(ランニングコスト)

経常的経費(光熱水費・各所修繕費・建物管理委託費)及び老朽箇所修繕費の推移

ほぼ横ばい やや増加傾向にある 増加傾向にある 経常的経費はほぼ横ばいで推移している。

3 新規整備コスト今後新たな学校の整備に伴うコスト

今後、学校の新設の予定はない

-今後、学校の新設の予定がある

人口増加に伴う分離新設校として、平成24年(2012年)に美園小学校を開設予定(緑区)。

4今後、建替え・改修にかかるコスト

今後20年間の建替え・改修にかかる将来コスト

年当たりの将来コストが現状の1.2倍未満

年当たりの将来コストが現状の2倍未満

年当たりの将来コストが現状の2倍以上

古い施設が多く、今後20年間で建替えが増え始め、次の20年間でピークを迎える。40年間の年平均コストは、現状の約2.7倍と見込まれる。

今後、利用度向上に向けた改善が必要

今後、運営効率向上に向けた改善が必要

運営効率が低い(個別評価指標1・2のうち2つともC)

今後、運営効率向上に向けた改善が必要

2財政への影響度

今後、サービス向上に向けた改善が必要

サービス度が低い(個別評価指標3・4のうち2つともC)

学校開放等の進展度

運営効率が低い(個別評価指標1・2のうち2つともC)

建替え・大規模改修の検討が必要(個別評価指標1・2・3のうち2つ以上がC)

サービス度が低い(個別評価指標3・4のうち2つともC)

今後、大規模改修が必要

施設の稼働率が低い(個別評価指標4・5のいずれかがC)

問題なし(個別評価指標1・2・3のうち2つ以上がA)

建替え・大規模改修の必要性

問題なし(個別評価指標1・2・3のうち2つ以上がA)

施設の利用度が低い(個別評価指標1・2・3のうち2つ以上がC)

評価のイメージ評価データ評価基準

評価指標評価のイメージ評価内容等

総合評価

評価基準

問題なし(個別評価指標1・2のいずれもA)

児童・生徒数の過多・過少が一部存在する

児童・生徒数の過多・過少がかなり存在する(個別評価指標1・2のいずれかがC)

問題なし(個別評価指標3・4・5のうち2つ以上がA)

問題なし(個別評価指標1・2のうち2つともA)

今後、対応が必要

今後、多方面での対応が必要(個別評価指標4・5・6のうち2つ以上がC)

施設規模の過不足がかなり存在する(個別評価指標3・4・5のうち2つ以上がC)

①施設状況

1

2

1

施設数の過不足・機能の重複の状況

2施設規模の過不足の状況

施設規模の過不足が一部存在する

⑤コスト状況

2

1

2

1 施設の利用度の視点

教室の有効活用の視点

建物の物理的状況・安全性の視点

建物の使い勝手・維持の視点

1

2バリアフリー・環境対応の必要性

教職員の視点(人件費の視点)

今後、サービス向上に向けた改善が必要

今後、稼働率向上に向けた改善が必要

問題なし(個別評価指標4・5・6のうち2つ以上がA)

教室の有効活用度

問題なし(個別評価指標4・5のいずれもA)

1

施設全体の利用度

2

財政への影響の視点

問題なし(個別評価指標1・2のうち2つともA)

問題なし(個別評価指標3・4のうち2つともA)

1 費用対効果

1教職員の配置

学校開放等の視点

問題なし(個別評価指標3・4のうち2つともA)

費用対効果の視点

④運営状況

2

1

2

評価の軸・視点

個別評価

施設の配置・機能分担の視点

需給バランスの視点

評価指標

②建物状況

③需要状況

1

2

施設分類

 〔大分類〕 市民利用施設 〔中分類〕 学校教育系施設 〔小分類〕 学校等(小・中学校施設)

小・中学校施設

施設類型

1 施設数の過不足・  機能の重複の状況

2 施設規模の過不足の状況

1 建替え・大規模改修の必要性

2 バリアフリー・環境対応の必要性

1 施設全体の利用度

2 諸機能の有効活用度

1 教職員の配置

2 学校開放等の進展度

1 費用対効果

2 財政への影響度A

B

C

①施設状況

②建物状況

④運営状況

⑤コスト状況

【評価コメント】

①施設状況 〔C・B〕・過大規模校・大規模校及び小規模校がそれぞれ存在している。・建物面積は、学校1校当たり・児童・生徒1人当たりとも政令市の中でも広く、施設規模は他市と比較して大きい。・近年に新設された学校は規模が大きくなる傾向がみられる。

②建物状況 〔C・B〕・古い施設が多く、築30年以上経過している施設がほとんどを占める。大規模改修や設備の維持補修が十分に実施できていないケースもある。耐震性が未確保の施設も多い(H24年度までに対応完了予定)。・バリアフリー化及び環境負荷低減に対応していない施設も多い。・全普通教室に空調を整備しており、光熱水費がかさんでいる。

③需要状況 〔B・B〕・児童数は平成20年度から、生徒数は平成24年度から減少傾向に転じる見込である。現状では大規模校が多いが、小規模校も目立ち始めている(小学校:9校(うち1校は複式学級あり)、中学校:17校)。・余裕教室は平均して1校に1教室以下にとどまっているが、教室を普通教室以外に転用(活用)するケースが増えており、こうした活用済教室の割合は、22%にのぼっている。

④運営状況 〔B・B〕・学校1校当たりの教職員数は、中学校では政令市平均とほぼ同等であるが、小学校では政令市平均を大きく上回っており、人件費という面ではコストがややかかっている。・校庭、体育館等の開放は進んでおり、ほとんどの学校で実施している上、稼働率も高い。・普通教室として利用しない教室を、学校施設以外の用途に転用する取組(放課後児童クラブなどのニーズが高い)は進んでおらず、市全体でのべ32校、46教室にとどまる。

⑤コスト状況 〔B・C〕・つばさ小学校の新設、耐震工事の推進、普通教室空調整備の推進等により、施設関連事業費は増加傾向にあるが、経常的経費はほぼ横ばいで推移している。・古い施設が多く、今後20年間に建替え時期を迎える施設が増え始め、次の20年間には建替えがピークとなる。年平均コストは、今後20年間では現状の約1.9倍、40年間では現状の約2.7倍になると見込まれ、財政への影響が極めて大きい。

○まとめ・今後20年間に建替え時期を迎える施設が増え始め、次の20年には建替えがピークとなる。予算制約による大規模改修や設備の維持補修の遅れに伴う老朽化の進展やバリアフリー化の遅れもあり、施設関連経費はさらに膨らむことも想定される。・ 全市的には児童・生徒数は減少傾向に転じつつあり、小規模校や空き教室が今後ますます増加することが見込まれる。児童・生徒数に応じた柔軟で機動的で施設の活用や、学校施設としての用途に限定しない幅広い視点での施設の有効活用の検討も必要である。・ 一方で、地区によっては児童・生徒数が増加しているところもあり、新設校を開設する予定もある。また、国の方針である少人数学級の推進に対応するためには保有普通教室数を増やす必要もあり、総合的な施設マネジメントが求められる。

③利用状況

1 児童・生徒数

2 学校1校当たり

児童・生徒数

3 学校1校当たり学級数

4 普通教室の割合

5 学校1校当たり

余裕教室数

A

B

C

1 施設関連経費(総額)

3 施設関連経費

(ランニングコスト)

4 新規整備コスト

6 今後、建替え・改修

にかかるコスト

A

B

C

1 施設配置(過大規模・大規模校の解消)

2 施設配置(小規模校の解消)

3 施設規模(施設当たり)

4 施設規模(児童・生徒1人当たり)

5 スペース構成

A

B

C

1 耐震性

2 老朽化状況

3 アスベスト対応

4 バリアフリー化対応

5 維持管理

6 環境負荷低減

A

B

C

1 小学校1校当たり教職員数

2 中小学校1校当たり教職員数

3 新規整備コスト

4 学校施設以外への

転用の状況

A

B

C

154

施設数 合計延床面積

小学校:102施設中学校:57施設

小学校:718,207㎡(@7,041㎡)

中学校:448,988㎡(@7,877㎡)

A B C A B C

1施設配置(過大規模校・大規模校の解消)

過大規模校、大規模校の解消状況

ほぼ解消済み一部に過大規模校、大規模校が存在する

過大規模校、大規模校がかなり存在する

過大規模校解消プロジェクト会議などにより、過大規模校は年々減少しているが、小学校で3校残っている。大規模校は小・中で25校。

2施設配置(小規模校の解消)

小規模校の解消状況 ほぼ解消済み一部に小規模校が存在する

小規模校がかなり存在する

小規模校は、小学校で9校、中学校で17校存在している。

3施設規模(施設当たり)

施設当たりの延床面積、他市との比較

概ね市全体の平均・他市平均と同等かやや下回る

市全体の平均・他市平均を少し上回る

市全体の平均・他市平均を大きく上回る・大きく下回る

学校1校当たりの建物面積は、小・中学校とも政令市の中でもっとも広く、施設規模が大きい。

4施設規模(児童・生徒1人当たり)

児童・生徒1人当たりの延床面積、他市との比較

概ね市全体の平均・他市平均と同等かやや下回る

市全体の平均・他市平均を少し上回る

市全体の平均・他市平均を大きく上回る・大きく下回る

児童・生徒1人当たりの建物面積も、小・中学校とも政令市の中で も広く、施設規模が大きい。

5 スペース構成無駄のない効率的なスペース構成となっているか

ほぼ無駄のない効率的なスペース構成となっている

スペース構成にやや非効率なところがみられる

スペース構成にかなり非効率なところがみられる

近年の新設校は約10,000㎡もの大規模な施設が多く、従来に比べて共用部等が広くなっている。

1 耐震性耐震診断、耐震補強の実施状況(新耐震基準を除く)

適合 対策中 対策が必要耐震性が確保されていない施設が小学校で184棟、中学校で60棟ある(平成24年度までに対応完了予定)。

2 老朽化状況 築年数良好(築20年未満)

対策検討が必要(築20年以上30年未満)

老朽化が進行している(築30年以上)

築30年以上経過している施設がほとんどを占める。大規模改修や設備の維持補修が十分に実施できていないケースもある。

3 アスベスト対応 対応状況安全(除去)

対策中(封込)

対策が必要(未実施)

全校で対応が完了済。

4 バリアフリー化対応バリアフリー新法基準適合義務の対応状況

対応済み一部未実施の項目がある

対策が必要身障者用トイレ、車いす用スロープについては整備が進みつつあるが、その他のバリアフリー化はほとんど未実施である。

5 維持管理修繕費、光熱水費等の水準、推移

妥当一部改善・対応の必要がある

改善・対応の必要がある

全普通教室に空調を整備しており、光熱水費がかさんでいる。

6 環境負荷低減自然エネルギー・太陽光発電、屋上・壁面緑化、その他環境対応設備の導入状況

導入済み一部未導入の項目がある

対策が必要

緑のカーテン事業については、平成24年度までに全校で実施予定。屋上緑化、自然エネルギー利用等は一部の学校で実施しているが、メンテナンスコストがかかっている。

1 児童・生徒数 児童・生徒数の推移横ばいまたは増加傾向にある

減少傾向に転じつつある

減少傾向にある近年ほぼ横ばいで移行してきたが、児童数はH20から減少傾向に転じており、生徒数もH24から減少傾向に転じる見込である。

2学校1校当たり児童・生徒数

学校1校当たりの児童・生徒数の推移

横ばいまたは増加傾向にある

減少傾向に転じつつある

減少傾向にある学校については、さいたま市発足以降、小学校2校、中学校2校を新設したのみであり、学校当たりの児童・生徒数は上記とほぼ同傾向。

3学校1校当たり学級数

学校1校当たりの学級数、適正規模の学校の割合

1校当たり学級数は適正規模であり、適正規模校の割合が80%以上

1校当たり学級数は適正規模だが、適正規模校の割合が80%未満

1校当たり学級数が適正規模でない、適正規模校の割合が50%未満

1校当たりの学級数は小・中学校とも適正規模であるが、適正規模校の割合は、小学校が69%、中学校が61%にとどまる。

4 普通教室の割合全教室のうち、普通教室として保有している教室の割合

普通教室の割合が90%を上回る

普通教室の割合は70~90%程度である

普通教室の割合は70%を下回る

普通教室の割合は、小・中学校とも78%であり、2割強が普通教室以外の用途で活用されている。

5学校1校当たり余裕教室数

学校1校当たりの余裕教室数

1校当たりの余裕教室数が0.5教室未満

1校当たりの余裕教室数が0.5教室以上

1校当たりの余裕教室数が1教室以上

小・中学校をあわせた余裕教室数は125教室であり、1校当たりでは0.6教室となる。

1小学校1校当たり教職員数

小学校1校当たりの教職員数、他市との比較

政令市平均を下回る 概ね政令市平均と同等 政令市平均を上回る政令市平均を大きく上回り、政令市の中で2番目に多い。

2中学校1校当たり教職員数

中学校1校当たりの教職員数、他市との比較

政令市平均を上回る 概ね政令市平均と同等 政令市平均を下回る 政令市とほぼ同等である。

3校庭、体育館等の開放状況

校庭、体育館等の開放状況ほぼすべての学校で開放している

開放している学校が多い

開放していない学校が多い

小・中学校とも、ほぼすべての学校で、校庭、体育館等の開放を行っており、稼働率も高い。

4学校施設以外への転用の状況

活用済教室の学校施設以外への転用の状況

活用済教室を保有するほぼすべての学校で転用している

活用済教室を保有する多くの学校で転用している

転用している学校は少ない

学校施設以外への転用を行っているのはのべ32校、46教室であり、活用済教室全体に占める割合は5%にとどまる。

1施設関連経費(総額)

整備費、耐震補強工事費等を含む施設関連経費総額の推移

ほぼ横ばい やや増加傾向にある 増加傾向にあるつばさ小学校の新設、耐震工事の推進、普通教室空調整備の推進等を実施しており、ここ3年間ほど施設関連経費は増加傾向にある。

2施設関連経費(ランニングコスト)

経常的経費(光熱水費・各所修繕費・建物管理委託費)及び老朽箇所修繕費の推移

ほぼ横ばい やや増加傾向にある 増加傾向にある 経常的経費はほぼ横ばいで推移している。

3 新規整備コスト今後新たな学校の整備に伴うコスト

今後、学校の新設の予定はない

-今後、学校の新設の予定がある

人口増加に伴う分離新設校として、平成24年(2012年)に美園小学校を開設予定(緑区)。

4今後、建替え・改修にかかるコスト

今後20年間の建替え・改修にかかる将来コスト

年当たりの将来コストが現状の1.2倍未満

年当たりの将来コストが現状の2倍未満

年当たりの将来コストが現状の2倍以上

古い施設が多く、今後20年間で建替えが増え始め、次の20年間でピークを迎える。40年間の年平均コストは、現状の約2.7倍と見込まれる。

今後、利用度向上に向けた改善が必要

今後、運営効率向上に向けた改善が必要

運営効率が低い(個別評価指標1・2のうち2つともC)

今後、運営効率向上に向けた改善が必要

2財政への影響度

今後、サービス向上に向けた改善が必要

サービス度が低い(個別評価指標3・4のうち2つともC)

学校開放等の進展度

運営効率が低い(個別評価指標1・2のうち2つともC)

建替え・大規模改修の検討が必要(個別評価指標1・2・3のうち2つ以上がC)

サービス度が低い(個別評価指標3・4のうち2つともC)

今後、大規模改修が必要

施設の稼働率が低い(個別評価指標4・5のいずれかがC)

問題なし(個別評価指標1・2・3のうち2つ以上がA)

建替え・大規模改修の必要性

問題なし(個別評価指標1・2・3のうち2つ以上がA)

施設の利用度が低い(個別評価指標1・2・3のうち2つ以上がC)

評価のイメージ評価データ評価基準

評価指標評価のイメージ評価内容等

総合評価

評価基準

問題なし(個別評価指標1・2のいずれもA)

児童・生徒数の過多・過少が一部存在する

児童・生徒数の過多・過少がかなり存在する(個別評価指標1・2のいずれかがC)

問題なし(個別評価指標3・4・5のうち2つ以上がA)

問題なし(個別評価指標1・2のうち2つともA)

今後、対応が必要

今後、多方面での対応が必要(個別評価指標4・5・6のうち2つ以上がC)

施設規模の過不足がかなり存在する(個別評価指標3・4・5のうち2つ以上がC)

①施設状況

1

2

1

施設数の過不足・機能の重複の状況

2施設規模の過不足の状況

施設規模の過不足が一部存在する

⑤コスト状況

2

1

2

1 施設の利用度の視点

教室の有効活用の視点

建物の物理的状況・安全性の視点

建物の使い勝手・維持の視点

1

2バリアフリー・環境対応の必要性

教職員の視点(人件費の視点)

今後、サービス向上に向けた改善が必要

今後、稼働率向上に向けた改善が必要

問題なし(個別評価指標4・5・6のうち2つ以上がA)

教室の有効活用度

問題なし(個別評価指標4・5のいずれもA)

1

施設全体の利用度

2

財政への影響の視点

問題なし(個別評価指標1・2のうち2つともA)

問題なし(個別評価指標3・4のうち2つともA)

1 費用対効果

1教職員の配置

学校開放等の視点

問題なし(個別評価指標3・4のうち2つともA)

費用対効果の視点

④運営状況

2

1

2

評価の軸・視点

個別評価

施設の配置・機能分担の視点

需給バランスの視点

評価指標

②建物状況

③需要状況

1

2

施設分類

 〔大分類〕 市民利用施設 〔中分類〕 学校教育系施設 〔小分類〕 学校等(小・中学校施設)

小・中学校施設

施設類型

1 施設数の過不足・  機能の重複の状況

2 施設規模の過不足の状況

1 建替え・大規模改修の必要性

2 バリアフリー・環境対応の必要性

1 施設全体の利用度

2 諸機能の有効活用度

1 教職員の配置

2 学校開放等の進展度

1 費用対効果

2 財政への影響度A

B

C

①施設状況

②建物状況

④運営状況

⑤コスト状況

【評価コメント】

①施設状況 〔C・B〕・過大規模校・大規模校及び小規模校がそれぞれ存在している。・建物面積は、学校1校当たり・児童・生徒1人当たりとも政令市の中でも広く、施設規模は他市と比較して大きい。・近年に新設された学校は規模が大きくなる傾向がみられる。

②建物状況 〔C・B〕・古い施設が多く、築30年以上経過している施設がほとんどを占める。大規模改修や設備の維持補修が十分に実施できていないケースもある。耐震性が未確保の施設も多い(H24年度までに対応完了予定)。・バリアフリー化及び環境負荷低減に対応していない施設も多い。・全普通教室に空調を整備しており、光熱水費がかさんでいる。

③需要状況 〔B・B〕・児童数は平成20年度から、生徒数は平成24年度から減少傾向に転じる見込である。現状では大規模校が多いが、小規模校も目立ち始めている(小学校:9校(うち1校は複式学級あり)、中学校:17校)。・余裕教室は平均して1校に1教室以下にとどまっているが、教室を普通教室以外に転用(活用)するケースが増えており、こうした活用済教室の割合は、22%にのぼっている。

④運営状況 〔B・B〕・学校1校当たりの教職員数は、中学校では政令市平均とほぼ同等であるが、小学校では政令市平均を大きく上回っており、人件費という面ではコストがややかかっている。・校庭、体育館等の開放は進んでおり、ほとんどの学校で実施している上、稼働率も高い。・普通教室として利用しない教室を、学校施設以外の用途に転用する取組(放課後児童クラブなどのニーズが高い)は進んでおらず、市全体でのべ32校、46教室にとどまる。

⑤コスト状況 〔B・C〕・つばさ小学校の新設、耐震工事の推進、普通教室空調整備の推進等により、施設関連事業費は増加傾向にあるが、経常的経費はほぼ横ばいで推移している。・古い施設が多く、今後20年間に建替え時期を迎える施設が増え始め、次の20年間には建替えがピークとなる。年平均コストは、今後20年間では現状の約1.9倍、40年間では現状の約2.7倍になると見込まれ、財政への影響が極めて大きい。

○まとめ・今後20年間に建替え時期を迎える施設が増え始め、次の20年には建替えがピークとなる。予算制約による大規模改修や設備の維持補修の遅れに伴う老朽化の進展やバリアフリー化の遅れもあり、施設関連経費はさらに膨らむことも想定される。・ 全市的には児童・生徒数は減少傾向に転じつつあり、小規模校や空き教室が今後ますます増加することが見込まれる。児童・生徒数に応じた柔軟で機動的で施設の活用や、学校施設としての用途に限定しない幅広い視点での施設の有効活用の検討も必要である。・ 一方で、地区によっては児童・生徒数が増加しているところもあり、新設校を開設する予定もある。また、国の方針である少人数学級の推進に対応するためには保有普通教室数を増やす必要もあり、総合的な施設マネジメントが求められる。

③利用状況

1 児童・生徒数

2 学校1校当たり

児童・生徒数

3 学校1校当たり学級数

4 普通教室の割合

5 学校1校当たり

余裕教室数

A

B

C

1 施設関連経費(総額)

3 施設関連経費

(ランニングコスト)

4 新規整備コスト

6 今後、建替え・改修

にかかるコスト

A

B

C

1 施設配置(過大規模・大規模校の解消)

2 施設配置(小規模校の解消)

3 施設規模(施設当たり)

4 施設規模(児童・生徒1人当たり)

5 スペース構成

A

B

C

1 耐震性

2 老朽化状況

3 アスベスト対応

4 バリアフリー化対応

5 維持管理

6 環境負荷低減

A

B

C

1 小学校1校当たり教職員数

2 中小学校1校当たり教職員数

3 新規整備コスト

4 学校施設以外への

転用の状況

A

B

C

155

156

(8) 公共施設マネジメント会議における意見

a) 建替えを施設マネジメントのチャンスと捉える

・ 学校は 20 年後に建替えの波が訪れるが、これを複合化または開放をさらに推進していくう

えでのよいチャンスとして捉えるべき。

b) 学校施設の管理主体の市民部局への移転(校長の管理責任の限定化)

・ 学校施設の管理主体を、教育委員会から市長部局に移し、教育に必要なスペースを教育委

員会が借り受ける形に転換できないか。または、市長部局に管理委託できないか。 ・ 校長の管理責任が重いため、教育目的で使用するスペースに校長の管理責任の範囲を限定

すれば、施設の有効活用が進むのではないか。 ・ なお、その際は、教育目的で使用するスペースには関係者以外立ち入りができないように

する。また、教育目的での使用を 優先で認めるようにする。 ・ 公民館の無料原則の見直しをあわせて実施することも検討できる。

c) コミュニティの中核施設としての捉え直し

・ コミュニティを中心に考えれば、学校を複合施設にして、子ども、高齢者も含めた地域住

民が集まる場所として捉え直すことが重要。特に子育て分野は、将来入学する子どもたち

が対象であり、積極的に学校を開放してよいのではないか。 ・ 戸田市は、市長の「まちづくりは学校づくりから」というスローガンのもと、生涯学習セ

ンターと複合化された小学校があり、昼間は誰でも入場することが可能になっている。校

長は、「地域の人が雨宿りできる学校」という発想を持っている。 ・ 図書館で受験勉強などをする学生がたくさんいるが、学校の空き教室でやってもらえば図

書館に来なくてもよい。

d) 施設としてのコスト意識が必要

・ 財政制約がある中、ある学校を建設すれば、その分、別の学校の改修や建替えの時期を先

に延ばさなければならないことを意識することが必要。

e) 教育分野を超えた全市的な公共施設マネジメントの視点

・ 実質的に空いている教室に、学童保育、児童館等を入れていけば、それらの施設は不要に

なる。そのようにして統廃合をしていかなければ、施設を何十パーセントもカットするこ

とは不可能である。

f) 「コミュニティ関連施設」と「小・中学校施設」の一体的検討【再掲】

・ 先に建替え・改修の波が訪れる小・中学校施設の建替え・改修の際に、余裕教室の活用方

法として、コミュニティ関連施設の機能を学校施設の中に組み込む。 ・ それにより、今後 20 年以降に生じてくるコミュニティ関連施設の建替え・改修の需要を先

取りしてまかなうとともに、それらの施設の統廃合を進めることができる。 ・ 新しい学校は、多目的室や共用スペースなど、特殊な施設が増えており、児童・生徒1人

当たりの投資額が増大している。このままでは過剰な施設、過大なコストということにな

るが、コミュニティ施設として夜間を含めて地域に開放すれば、その分学校施設としての

コストは按分され低減する。教育効果もあがり、地域にとってもプラスということになれ

ば、施設の存在理由が出てくる。小学校の面積を大きくした分、既存のコミュニティ関連

施設を統廃合するということになればよい事例となるであろう。 ・ 余裕教室の面積とコミュニティ関連施設の面積を比較した分析も考えられる。

156

157

g) 教育委員会から市長部局への管理委託をテコにした管理運営形態の見直し【再掲】

・ 小・中学校施設を中心に、公民館など、教育委員会の施設を市長部局に管理委託すること

によって、教育目的以外の公共的な目的による複合利用・統廃合を推進しやすくなるので

はないか。受益者負担の考え方も導入しやすくなる。 ・ 小学校の防災と、管理・運営の上下分離と、公民館その他の機能の抱き合わせというかた

ちでモデルを作れないか。

h) 避難所としての機能の捉え直し【再掲】

・ 小・中学校施設及びコミュニティ関連施設は、避難所としての重要な役割を担っている。

耐震化だけでなく、避難所としての機能をどこまで備えるべきか、という議論が必要。 ・ 防災の観点から公共施設を評価することも必要。地元のコミュニティの人たちが避難所を

運営することを想定することで、災害時に重要となる「コミュニティの自主自律」を高め

られる可能性がある。

i) 複合施設化に向けた地域検討委員会の設置【再掲】

・ コミュニティ関連施設や教育施設を改修・改築して複合施設にする際に、基本設計段階で、

地域の団体や個人を交えた検討委員会を設置することが有効。

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