2 防災ヘリコプターの性能・諸元2 防災ヘリコプターの性能・諸元...
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2 防災ヘリコプターの性能・諸元
(1)名称
三重県防災ヘリコプター「みえ」
機体のカラーは白地に三重県の頭文字が青と赤でデザインされています。青い色は
県内の美しい海を、赤い色は燃える情熱を表しています。
(2)主要諸元・性能
形 式 AW139
定 員 15名(操縦席含む)
胴体全長 16m66cm
最大速度 310km/h
最大航続時間 3時間53分
最大航続距離 798km
高度限界 6,096m
最大離陸重量 6,800kg
空虚重量 4,600kg
使用燃料 JET A-1
エンジン 双発タービンエンジン
最大出力 3,358SHP
3 防災ヘリコプター緊急運航について
(1)緊急運航対応可能時間は、日の出から日没までとする。
(2)緊急運航の要請
災害が発生した市町及び消防の一部事務組合の機関の長からの要請により出動する。
(3)緊急運航の要件
※以下の要件を全て充たす場合に限る。
①公 共 性・・・地域並びに地域住民の生命、身体、財産を災害から保護すること
を目的とすること。
②緊 急 性・・・差し迫った必要があること。(緊急に活動を行わなければ、県民の
生命、身体、財産に重大な支障が生ずるおそれがある場合)
③非代替性・・・防災ヘリコプター以外に適切な手段がないこと。(既存の資機材、
人員では十分な活動が期待できない、又は活動ができない場合)
(3)災害応急対策活動
地震、台風、豪雨等の自然災害・大規模事故等の状況把握、各種災害等における住民への避
難誘導及び警報の伝達及び被災地等への緊急物資・医薬品の輸送、医師等の搬送
(4)火災防御活動
林野火災等における上空からの消火活動や情報収集等
(5)災害予防対策活動
災害危険箇所等の調査、各種防災訓練への参加、各種の行政に関する広報、調査等
6 防災ヘリコプターの装備・資器材
エバックハーネス レスキュースリング サーバイバースリング
ペリカンバック レスキューストレッチャー
水難救助資器材 消火バケット(バンビMAX)
軽症の要救助者を座らせた
状態から救出できる。
身長120㎝以下の子供を
救出する場合に使用する。
頭部を守る保護カバー付。
意識状態が良好で軽症の要
救助者を立った状態で救出
する。
時間の余裕がなく、緊急に
救助する必要がある場合に
使用する。
重症の要救助者を安静に救
出する場合に使用する。
カーゴフックで吊り下げ、
火災発生時に河川・湖、海、
等で給水を行い散水するた
めのバケツ。
ウエットスーツ、マスク、
シュノーケル等で水難救助
活動時に着装する。
ホイスト装置 カーゴフック 機外スピーカー
ヘリテレ用カメラ 救急ストレッチャー 救命ボート
大型テント
(モンベル:ヘリオスドーム12型)
災害時の避難誘導、救助現
場での要救助者に対する呼
びかけ、広報等に使用する。
消火バケットを吊り下げる
フック。
隊員の降下、引き揚げ、要
救助者の救助を行う装置。
ケーブル長 88m
救急搬送時に使用する担架
で、台座を取り付けて固定
する。
上空から映像を撮影し、県
庁、航空隊基地又は可搬式
受信装置で、リアルタイム
の映像を見ることが可能。
水難救助訓練時に、水面の航
空隊員の安全監視を行うた
めに使用する。H25配備
大規模災害時、被災地にお
いて自隊の活動拠点及び
宿泊場所等として使用す
る。
最大12人が就寝可能/
室内高 268 ㎝
7 通信機器
航空無線 防災行政無線 消防無線
(防災ヘリ無線) (デジタル)
衛星携帯電話 可搬型衛星系防災行政無線 防災行政無線
消防無線(基地:デジタル)
県内及び県外において、地
上の消防との連絡及び航空
隊員間で連絡を取るために
使用。
通信衛星を利用し通信が可
能で、災害等で電話回線が
損傷した場合における連絡
手段として有効である。
人工衛星を介して映像、データ、
音声の伝送が可能で、通信手段
のない災害現場へ投入し映像情
報等を送信することができる。
地上から航空機を支援する
ための情報送信又は複数の
機体を統制する必要がある
場合に使用する。
防災ヘリコプターと航空隊
の基地間で連絡を取るため
に使用する。
県内各地に設置された中継
局を経由し通信が可能。
防災ヘリコプターと航空隊
の基地間で連絡を取るため
に使用する。