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2016/3/25 1 平成28年3月24日(木) 介護福祉士が知っておきたい 薬の知識 株式会社ホロン すずらん薬局大手町店 薬剤師 若宮香織 広島市内 12店舗 本店 袋町店 大手町店 紙屋町店 十日市店 吉島店 舟入店 中区 (7店舗) 川内店 安佐南区 (1店舗) 船越店 安芸区 (1店舗) 五日市店 佐伯区 (1店舗) 庚午店 古江店 西区 (2店舗) 高宮店 安芸高田市 (1店舗) 阿品(FC) 廿日市市 (1店舗) 在宅に関わる主な店舗 大手町店 10名の薬剤師 2005年3月 無菌調剤室設置 HPN調製、注射薬の充填、抗がん剤の調製可能 川内店 10名の薬剤師(専任8名) 在宅業務中心の薬局として2007年4月開設 在宅緩和ケア、在宅患者(乳幼児をふくむ) 介護施設(有料老人ホーム、グループホーム)の薬剤管理 舟入店 12名の薬剤師(専任9名) 在宅業務中心の薬局として2012年1月開設 在宅緩和ケア、在宅患者(乳幼児をふくむ) 介護施設(有料老人ホーム、グループホーム)の薬剤管理 すずらん薬局 在宅累計実績(居宅) 196 名 188 名 8名 HPN(無菌調剤) 101 名 99 名 2名 シリンジポンプ充填 13 件 13 件 0件 インフューザーポンプ充填 2件 2件 0件 24 件 24 件 0件 100 回 100 回 0回 3,340 (2005年 3月 2015年12月末日 現在) 892 2,448 調 シリンジポンプ レンタル カンファレンス参加 緩 和 ケ ア 全 患 者 数 男性:1,141名 女性:2,199名 一人暮らし:102名 Copyright(C)2016 株式会社ホロン すずらん薬局グループ ジェネリック医薬品とは? くすりの服用方法 薬の飲み合わせ(相互作用) 高齢者の特徴と医薬品使用上の問題点 副作用の早期発見 睡眠薬、認知症治療薬について 保険薬局薬剤師の在宅業務 - 多職種連携 -

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  • 2016/3/25

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    平成28年3月24日(木)

    介護福祉士が知っておきたい薬の知識

    株式会社ホロンすずらん薬局大手町店

    薬剤師 若宮香織

    広島市内 12店舗

    •本店

    •袋町店

    •大手町店

    •紙屋町店

    •十日市店

    •吉島店

    •舟入店

    中区(7店舗)

    •川内店

    安佐南区

    (1店舗)

    •船越店

    安芸区

    (1店舗)

    •五日市店

    佐伯区

    (1店舗)

    •庚午店

    •古江店

    西区

    (2店舗)

    •高宮店

    安芸高田市

    (1店舗)

    •阿品(FC)

    廿日市市

    (1店舗)

    在宅に関わる主な店舗大手町店 10名の薬剤師

    • 2005年3月 無菌調剤室設置• HPN調製、注射薬の充填、抗がん剤の調製可能

    川内店 10名の薬剤師(専任8名)• 在宅業務中心の薬局として2007年4月開設• 在宅緩和ケア、在宅患者(乳幼児をふくむ)• 介護施設(有料老人ホーム、グループホーム)の薬剤管理

    舟入店 12名の薬剤師(専任9名)• 在宅業務中心の薬局として2012年1月開設• 在宅緩和ケア、在宅患者(乳幼児をふくむ)• 介護施設(有料老人ホーム、グループホーム)の薬剤管理

    すずらん薬局 在宅累計実績(居宅)

    196 名 188 名 8 名

    HPN(無菌調剤) 101 名 99 名 2 名

    シリンジポンプ充填 13 件 13 件 0 件

    インフューザーポンプ充填 2 件 2 件 0 件

    24 件 24 件 0 件

    100 回 100 回 0 回

    合 計

    名 名 名3,340

    (2005年 3月 ~ 2015年12月末日 現在)

    892 2,448

    無菌調剤

    シリンジポンプ レンタル

    カンファレンス参加

    緩 和 ケ ア

    全 患 者 数

    居 宅 施 設

    男性:1,141名 女性:2,199名 一人暮らし:102名

    Copyright(C)2016 株式会社ホロン すずらん薬局グループ

    • ジェネリック医薬品とは?• くすりの服用方法• 薬の飲み合わせ(相互作用)• 高齢者の特徴と医薬品使用上の問題点• 副作用の早期発見• 睡眠薬、認知症治療薬について• 保険薬局薬剤師の在宅業務

    - 多職種連携 -

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    ジェネリック医薬品とは?ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品(新薬)の独占的販売期間(特許期間及び有効性・安全性を検証する再審査期間)が終了した後に発売される、先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同一であり、先発医薬品に比べて低価格な医薬品

    ※これって何の薬?検索サイトの一例

    ①ハイパー薬事典(おくすり110番)お薬の名前や錠剤の記号・コードを入力すると、効能や注意事項がわかる

    ②かんじゃさんの薬箱ジェネリックと先発品の一覧が表示

    情報を参考にして詳しいことは薬剤師に質問

    1.胃で溶け 2.小腸で吸収 3.肝臓で一部壊され

    4.残りは血液にのって全身に

    ※1回まわるとまた肝臓へ※1回まわるとまた肝臓へ

    5.壊れた薬は腎臓でろ過され 6.おしっこや便の中へ

    薬 の一生は?薬 の一生は?

    ※ 血管内に入ることによって初めて薬は効果を示すようになる!※ 血管内に入ることによって初めて薬は効果を示すようになる!

    くすりが最もよく働くのは「血中濃度」、つまり血液の中のくすりの成分の量が多くも少なくもない、丁度良い範囲の時です。決められた服用方法と量を守ることでその状態が保たれています。

    ●1日に3回服用するくすりの場合

    (毒性発現最小濃度)

    効き目が現れる範囲(最小有効濃度)

    効き目が現れない範囲

    副作用が現れる範囲

    くすりの「血中濃度」とは・・・

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    使い方が違うと ・・・ ?使い方が違うと ・・・ ?・従来の薬は、ほとんどが食後服用でした。

    食事との関係を考える必要はなかった。

    ・最近の薬は、食事の有無で効果が強く出たり、まったく吸収されなかったり、食事と一緒に飲まなければ、消化管の粘膜を痛めて重篤な潰瘍を引き起こす場合が出てきてたり、また、効果が出ないところか、副作用のみが出てしまう薬が出てきています。

    【食前(BEFORE MEAL)】食事のおよそ30分前に服用します。正確に時間をはかる必要はありませんが、糖尿病薬は内服後30分以内に食事をとらないと低血糖が生じるので注意しましょう。一般に吸収が早く、効果がより早く現れます。

    [これにあてはまる薬剤] [理由]食事の影響を受けやすい薬 食事の影響を避ける血糖をコントロールする薬 食後に高くなる血糖の上昇を抑える

    食欲を出す薬 食べる頃に薬が効いてきて食欲がでる

    吐き気止め 食べる頃に薬が効いてきて食べても気持ち悪くならない

    漢方 漢方はお腹のすいている時の方が吸収がよい

    【食直前(IMMEDIATELY BEFORE MEAL)】食事の直前に服用します。目安としては、食膳のおはしをもった時、もつ直前と理解していただいて結構です。

    [これにあてはまる薬剤] [理由]糖の吸収阻害剤 薬の効果を食事がはいってきたと同時に期待したいから

    【食後とは(AFTER MEAL)】食事のおよそ30分後に服用します。これもきちんと30分はかる必要はありません。食後の胃の状態は、消化活動が盛んなため血流がよくなっており、薬の吸収がよくなります。さらに、食後は胃に食べ物が残っているため、薬が胃に直接的に接触することがなく、胃粘膜を荒らすことをさけることができます。多くの薬は、食後服用です。ただし、飲み忘れやすいようでしたら食事のすぐあと(食直後)でもかまわないことがよくあります。一度、医師・薬剤師に確認してみて下さい。

    【食間とは(BETWEEN MEALS)】食事のおよそ2時間後に服用します。食事の影響をされて吸収が悪くなる薬や胃粘膜に直接的に働く胃薬の一部は、胃内の食べ物のなくなった頃に服用します。時に・・・「食間って食事中のいつに服用するのですか?」とか、「食事中に服用するとなると、お味噌汁とかスープでも飲んでいいですか?」などの食間を食事中と勘違いしている方がいます。これは、食中といいます。

    [これにあてはまる薬剤] [理由]

    睡眠薬 眠るために使用しますが、眠れるのに無理して飲む必要はありません。翌朝のスケジュールと合わせて服用時間に注意しましょう。

    便秘薬 翌朝、便意があるように寝る前に服用します。調節してかまいません。便が柔らかいのに無理して飲む必要はありません。

    【就寝前(BEFORE BED)】眠る前に飲む薬です。睡眠薬や便秘薬の場合、多くは症状に合わせて自己調節が可能です。しかし、あらかじめ、自己調節して良い薬かどうか主治医や薬剤師に確認しておくことをお薦めします。効果があらわれるのに、通常30分ぐらいは必要としますので、自分のタイムスケジュールと相談して、服用しましょう。

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    ●○時間の間隔毎の服用効き目が途切れないよう、副作用が出ないよう、服用間隔を守り継続した服用が大切です。◎「○時間の間隔」というのは、その間、効き目が持続するように

    設計されています。◎「○時間」以内に服用すると血中濃度が高くなって、好ましくな

    いものにも使われます。◎抗生物質などは、○時間の間隔毎の服用があります。

    ●頓服の服用強い薬を応急的に一回だけ用いる場合です。◎解熱薬、鎮痛薬などの作用の強い薬を、一回に限り服用します。

    他の薬と重ならないよう慎重に使用します。

    1日3回飲むお薬・・・次にお薬を飲むまで

    1日2回飲むお薬・・・次にお薬を飲むまで

    1日1回飲むお薬・・・次にお薬を飲むまで

    4時間以上あける

    5時間以上あける

    8時間以上あける

    *注意:あくまでも目安です。お薬によって異なることがあります。

    起床時:

    食直前:

    食直後:

    食 間:

    リセドロン酸ナトリウム水和物(アクトネル・ベネット)アレンドロン酸ナトリウム水和物(フォサマック・ボナロン) 等

    ボグリボース(ベイスン)・アカルボース(グルコバイ)ナテグリニド(スターシス・ファスティック) 等

    脂溶性の高い薬剤(エパデール・イトリゾールグラケー・ネオーラル・アレビアチン)等

    球形吸着炭(クレメジン)等

    例:骨粗しょう症の薬

    薬品名ダイドロネル、フォサマック、ボナロン、アクトネル、ベネット、ボノテオ、リカルボン

    飲み方起床後すぐに服用し、その後30分飲んだり食べたりせず、横にならずに過ごす

    理由食事の影響で薬の吸収が弱まり、効果が落ちる。横になることで、胃腸障害の副作用が起きやすい。

    1.胃で溶け 2.小腸で吸収 3.肝臓で一部壊され

    4.残りは血液にのって全身に

    ※1回まわるとまた肝臓へ※1回まわるとまた肝臓へ

    5.壊れた薬は腎臓でろ過され 6.おしっこや便の中へ

    薬 の一生は?薬 の一生は?

    ※ 血管内に入ることによって初めて薬は効果を示すようになる!※ 血管内に入ることによって初めて薬は効果を示すようになる!

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    薬物代謝酵素• 薬が体に入ると、肝臓で代謝(薬の形を少し変え

    て、腎臓から排泄されるようにすること)されて体からなくなっていきます。肝臓で代謝する時の一番の働き者が「薬物代謝酵素」です。

    • この薬物代謝酵素を出しやすくする薬と、逆に薬物代謝酵素を出しにくくする薬があります。

    薬 と 薬

    薬 と 食べ物

    薬 と 嗜好品

    作用の重複 作用の拮抗

    吸収の促進 吸収の阻害

    代謝の促進代謝の阻害排泄の促進排泄の阻害

    薬効・副作用の増強 薬効の減弱

    代謝産物に作用・副作用がある場合

    代謝の阻害代謝の促進

    代謝産物同士の相互作用の検討

    用量の調節服用時間をずらす

    用量の調節用量の調節

    対 応

    薬剤の変更用量の調節

    薬物と代謝産物の相互作用の検討

    薬と薬(相 互 作 用 の メ カ ニ ズ ム)

    投与経路の変更●1日に3回服用するくすりの場合

    (毒性発現最小濃度)

    効き目が現れる範囲(最小有効濃度)

    効き目が現れない範囲

    副作用が現れる範囲

    くすりの「血中濃度」とは・・・

    ◎納豆とワーファリン◎牛乳と薬

    ◎ハーブ類と薬◎グレープフルーツジュースと薬

    ◎飲酒と薬◎たばこと薬

    薬 と 食べ 物 ・ 嗜 好 品 納豆とワーファリン

    納豆

    脳梗塞や心筋梗塞などの血管のつまる病気の治療や予防に用いられる薬で血液を固まりにくくする薬ビタミンK依存性凝固因子を産制抑制 (出血のとき血を止めるビタミン)

    ワーファリン

    ワーファリンの作用が弱くなる納豆菌がビタミンKを産制する

    納豆キナーゼは血液をさらさにする作用があるビタミンKを多く含む食品

    青汁、クロレラ(摂取禁止)緑黄色野菜:ブロッコリー、ほうれん草(通常量は問題なし)

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    牛乳と薬

    牛乳 カルシウム多く含んでいる

    骨粗鬆症治療薬:ダイドロネル、ベネット、アクトネルなどやテトラサイクリン系およびニューキノロン系抗生物質や抗菌剤の一部は牛乳で飲むと、牛乳中に含まれるカルシウムと薬が結合し溶けにくくなり薬が吸収されず、薬の効果が弱くなる。

    腸溶錠:牛乳と一緒に飲むと一時的に胃の中が中性になってしまいコーティングが溶けてしまうことがある。

    グレープフルーツ

    薬が体内に残る

    高血圧・狭心症治療薬…アダラート、コニール、ペルジピンなど

    グレープフルーツ(ジュース)と薬

    ある特定の薬の代謝を妨げる作用がある

    薬の作用が強く出る恐れあり

    抗てんかん薬…テグレトール避けたほうが良い柑橘類

    文旦(ザボン・ボンタン)、スイーティー、だいだい、八朔、夏ミカンなど

    グレープフルーツ中に含まれるフラノクマリンが代謝酵素であるCYP3A4 を阻害することが明らかにされている。

    そのためグレープフルーツジュースと医薬品を併用した場合,消化管における医薬品の代謝酵素が阻害され,血中濃度が上昇し、医薬品の効果が増強する。

    ハーブ類と薬うつ状態に有効性が示唆されている健康食品セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリソウ)と一緒に飲んだ場合に下記の医薬品は効果が減弱!

    ・免疫力を抑えるお薬である、サンディミュンやネオーラル、プログラフなど

    ・ウィルスの働きを抑えるお薬であるクリキシバンなど・血液を固まりにくくするお薬であるワーファリン・気管支ぜんそくに用いるお薬であるテオフィリン・心臓の働きをよくする薬であるジゴキシン・経口避妊薬など

    薬とアルコールの飲み合わせは非常に多く報告されている

    お酒は血管を拡張して血液の循環をよくするため、薬の作用が強く現れる。また中枢神経を抑制する作用もある。

    薬の作用が強く出やすいもの

    飲酒と薬

    睡眠薬、精神安定剤、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、高血圧治療薬、血糖降下剤など

    中枢神経抑制作用をもつ薬(催眠鎮静薬、抗不安薬、抗うつ薬、筋弛緩薬、血管拡張薬、鎮痛薬、抗痙攣薬、抗ヒスタミン薬など)はアルコールの作用が重なって中枢神経抑制が強くでることがあり、呼吸抑制や循環不全が起きる危険もあります。

    末梢血管拡張作用をもつ高血圧治療薬では血圧降下作用が増強し、血圧が下がりすぎることがあります。

    アルコールと薬の作用が重なり合い、薬の効果、副作用が増強される場合がある

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    糖尿病治療に用いられるインスリンや経口血糖降下薬も注

    意が必要で、これらの薬物を使用中に多量のアルコールを

    摂取すると、アルコールによる糖新生阻害と薬の作用によ

    り血糖降下作用が増強されて低血糖となり意識消失するこ

    とがあります。

    たばこと薬• タバコを吸っていると、喘息の薬(テオフィリン)、鎮痛剤

    (ペンタジン)、抗不整脈(プロプラノロール)、インスリンなど、薬を多く飲まないと効かなくなります。タバコは薬物代謝酵素をたくさん出す物質なのです。そのため薬が体から速く排泄されるようになり、薬が効かなくなります。

    • 逆に、同じ量の薬を飲んだままの状態で、突然、禁煙するとどうなるでしょうか?

    • 薬が排泄されない状態になり、薬が体内に溜まり、中毒症状が現れることがあります。

    • 禁煙したりタバコの量を減らしたら、必ず医師にそのことを伝える必要があります。

    禁煙(禁煙補助剤であるニコチン製剤使用時を含む)によりテオフィリンの中毒症状があらわれることがある。(「過量投与」の項参照)副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。喫煙により肝薬物代謝酵素が誘導され、テオフィリンクリアランスが上昇し、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる。また、禁煙により血中濃度が上昇すると考えられる。

    【参考】テオフィリン(テオドール)ニコチンにより血圧上昇、心拍数増加が生じ、β遮断薬の作用に拮抗する。プロプラノロールの代謝を促進し、クリアランスが上昇し、血中濃度が低下する。

    【参考】プロプラノロール(β遮断薬)

    ニコチンにより血中カテコールアミンの濃度が上昇し、肝グリコーゲンの分解が促進され、血糖値が上昇してインスリンの効果に拮抗する。さらに抗インスリン効果を有する成長ホルモン、コルチゾール分泌が促進され、インスリンの必要量が増加する。ニコチンの抹消血管収縮作用により皮下注射したインスリンの必要量が増加する。

    【参考】 インスリン

    お茶と鉄剤鉄剤はお茶と一緒にのんでいけないですか?

    併用注意(併用に注意すること)<フェロミア錠50mg>

    タンニン酸を含有する食品:鉄の吸収を阻害する恐れがある

    <フェルムカプセル100mg>併用注意(併用に注意すること)タンニン酸を含有するもの(濃い緑茶、コーヒー等)

    :同時に服用することを避ける

    かなり以前から、鉄剤と緑茶に含まれるタンニンという成分が結合するため、消化管から吸収される鉄の量が少なくなるといわれてきました。そのために、鉄剤を服用中の患者さんには緑茶・コ-ヒ-などといったタンニン含有飲料の摂取をひかえるように指導されてきました。しかし、近年詳しく実験が行なわれた結果、貧血患者では体内の鉄量が減少した状態にあり、腸管からは効率よく鉄が吸収されます。ですから、タンニンによる吸収阻害は無視できる程度と考えられるわけです。つまり、必要とされる鉄の量は必要なだけ吸収されるということです。最近では、鉄が徐々に溶け出す錠剤が開発され、これらの薬品では吸収抑制を全く受けないことがわかっています。

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    高齢者に体調の変化が起こったとき

    新たな病気現在の病気が進行老化によるもの薬の副作用

    1)疾病数と服用薬剤数の増加2)生理・生体機能の低下による副作用の発現3)医薬品の長期使用4)薬に対する理解力の低下5)嚥下能力の低下による嚥下障害

    高齢者の薬物療法の特色

    ※1. 寳滿誠、松田晋哉.福岡県の某健康保険組合における老人保健制度医療対象レセプト の解析(日本公衛誌、2001)

    ※2. 平成17年社会医療診療行為別調査(厚生労働省)

    加齢とともに・合併疾病数の増加※1

    ・他科受診の機会の増加

    ・使用薬剤種類数の増加

    ・薬物有害作用の発現頻度の増加

    平均疾患数 7.7(78.3歳)

    他科受診率 49.7%※1重複受診率 9.5%※1

    4.63種類/件※2

    高齢者では、通常の用量であっても、生理機能・生体機能の低下から、薬が強く効きすぎたり、副作用が強く現れる。

    さらに、副作用等の症状については病気や老化によるものと思いこんでしまうこともあるので注意が必要。

    老化による生理的変化 薬物動態への影響吸収 胃腸管血流量↓

    胃酸PH↑消化管運動↓消化管面積↓

    薬物吸収の低下?(比較的影響は少ない)

    分布 体内脂肪↑体内水分↓血清アルブミン↓

    脂溶性薬物の体内蓄積水溶性薬物の濃度上昇タンパク結合率低下による遊離薬物増加

    代謝 肝薬物代謝酵素(P450)活性↓肝血流量↓

    代謝低下による血中濃度上昇

    排泄 腎糸球体濾過率(GFR) ↓腎血流量↓尿細管分布↓

    腎クリアランス低下による血中濃度上昇

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    高齢者の疾患は、臓器の老化による障害を基礎としていることが多い。

    同じ薬の長期間使用が多くなる。

    これらの一部の薬で急性疾患の症状を隠蔽し、新たな疾病の発見を遅らせてしまう。

    高齢になると、薬を見間違えたり、飲み方を聞き間違えてしまうことがある。

    視覚や聴覚の低下、認知症などにより正しい使い方ができない。何に効く薬であるかなどの説明を充分理解できない。

    理解できないため服用拒否や、薬の使用によって引き起こされる症状を適切に訴えることができない。

    嚥下障害は、高齢者に多く見られる

    原因疾患の約40%は脳血管疾患

    状態に合わせた薬の剤形を選ぶことが必要

    錠剤・カプセル剤が服用困難 薬の粉砕

    薬によっては粉砕すると効果減弱副作用増大

    容易に粉砕できないことがある

    医師に薬剤の変更・剤型の変更を提案

    簡易懸濁法も考慮

    例えば・・・

    くすりの適正使用協議会

    腸で溶ける膜

    胃で溶ける成分

    腸で溶ける成分

    味などをかくす膜

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    <腸溶性・徐放>ランソプラゾールOD錠(タケプロンOD錠)、ラベプラゾール錠(パリエット錠)、オメプラゾール錠(オメプラール錠)テオドール錠、リスモダンR錠、硝酸イソソルビド錠(フランドル錠)ニフェジピンL錠,CR錠(アダラートL錠,CR錠)、タムスロシン塩酸塩OD錠(ハルナールOD錠)、サインバルタカプセル

    <消化管、粘膜刺激>フォサマック錠・ボナロン錠<刺激>チクロピジン錠(パナルジン錠)、ベシケア錠・OD錠<吸湿>プラザキサカプセル、アミサリン錠、カバサール錠、ラジレス錠

    粉砕できない薬<安定性低下>ミカムロ配合錠AP<退色>フェロミア錠<含量低下>ザイザル錠<光に不安定>ラミシール錠、リバロ錠、キプレス錠<脱カプセルのみ>ネキシウムカプセル、アントブロンLカプセル、

    ピナトスカプセル、カリアントSRカプセル、タフマックカプセル、サンリズムカプセル

    <腸溶性>△バイアスピリン など*未確認の医薬品も多数あり。メーカーに問い合わせが必要

    粉砕できない薬

    オブラートのじょうずな使い方ゼリーに包み込むようにして服用してください

    ○あまりかき混ぜると薬の味がしみ出ることがありますのでご注意ください○抗生物質等のお薬とまぜると色が変わったり、苦味が増す場合があります

    (その場合はチョコレート味をおすすめします)固形製剤を

    服用する場合錠剤・カプセルなど異なる剤形を、同時に服用できます

    粉薬を服用する場合

    特にチョコレート味をおすすめします

    容器にゼリーを入れます

    容器を使用して

    スプーンを使用して

    シロップの場合

    容器を使わずスプーンに適量のゼリーを出し、その上に薬をのせて、さらにゼリーをのせてください

    シロップとまぜあわせて服用することもできます

    おくすり飲めたね

    つぶしの処方であっても、水に入れて崩壊・懸濁する錠剤・カプセル剤などは、粉砕せずにそのまま約55℃の温湯に崩壊懸濁させて経菅投与する方法である。

    電気ポットのお湯と水を 2:1 20mlに懸濁 約10分間

    簡易懸濁法について

    ADL、QOLに影響をおよぼす可能性のある薬剤のモニタリング

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    胃障害

    うつ

    おいしくない、味がおかしい

    口が渇く、のどが渇く、入れ歯が入りにくい

    歯茎が腫れる、入れ歯が合わない

    食欲が出すぎる、薬を飲み出してから太った

    飲み込めない、むせこむ

    胃が痛くて食べられない、口が苦くなる酸っぱいものがこみ上げてくる、

    吐き気がする、ムカムカする

    気持ちがのらない、外へ出たくない、食欲がわかない、楽しみがない、人と関わりたくない

    ACE阻害剤、グリチルリチン 他

    抗コリン、抗うつ剤 他

    ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤、フェニトイン 他

    ステロイド、スルピリド 他

    抗コリン剤、向精神薬、筋弛緩剤 他

    ステロイド、解熱鎮痛剤 他

    抗がん剤、ピル、抗うつ剤 他

    ステロイド 他

    味覚、口周囲の状況

    薬 副 作 用筋弛緩薬 ・ 脱力、筋力低下

    抗不安薬 ・ 脱力、筋力低下、ふらつき、めまい・ 眠気、覚醒水準の低下睡眠薬 ・ ふらつき、めまい、眠気、覚醒水準の低下消炎鎮痛薬 ・ ふらつき、めまい

    抗てんかん薬 ・ ふらつき、めまい、視力低下、眠気・ 覚醒水準の低下非麻薬性鎮痛薬 ・ ふらつき、めまい、眠気、覚醒水準の低下抗がん薬 ・ ふらつき、めまい、せん妄降圧薬 ・ 失神、起立性低血圧利尿薬 ・ 失神。起立性低血圧抗うつ薬 ・ 失神、起立性低血圧、パーキンソン症候群

    薬 副 作 用向精神薬(睡眠薬を除く) ・ 失神、起立性低血圧、パーキンソン症候群

    抗パーキンソン病薬 ・ せん妄ジギタリス製薬 ・ せん妄H2拮抗薬 ・ せん妄β-遮断薬 ・ せん妄抗コリン薬 ・ 視力障害抗不安薬 ・ 眠気、覚醒水準の低下抗ヒスタミン薬 ・ 眠気、覚醒水準の低下血糖降下薬 ・ 眠気、覚醒水準の低下制吐薬 ・ パーキンソン症候群胃腸機能調整薬 ・ パーキンソン症候群

    薬 剤 代表的な商品名 問 題 点 重篤度

    フルラゼパムインスミンベノジールダルメート

    高齢者における半減期が極めて長く、長期間にわたり鎮静作用を示すため、転倒および骨折の頻度が高くなる。中~短期間作用型ベンゾジアゼピンが望ましい。

    フルニトラゼパム サイレースロヒプノール

    短期間作用型ベンゾジアゼピン系薬

    (1日あたり要領が次に示す値を超える場合)

    ワイパックス3mgコンスタン2mgソラナックス2mgハルシオン0.25mgデパス3mg

    これらの薬剤は、1日あたり用量が一定量を超えないことが望ましい。高齢者では、ベンゾジアゼピンに対する感受性が高くなっているため、比較的低容量でも有効性が得られ、かつ安全であると考えられる。

    長期作用型ベンゾジアゼピン系薬

    バランス、セルシンコントロールホリゾン、メンドンドラール

    高齢者における半減期が長く、長期間にわたり鎮静作用を示すため、使用することで転倒および骨折の頻度が高くなる。ベンゾジアゼピンが必要とされる場合には中~短期間作用型ベンゾジアゼピンが望ましい。

    ①緊急性・症状が重篤な時はすぐに服用を中止②判断に迷うときは処方した医師や薬を受け取った薬局

    の薬剤師に問い合わせ③副作用が出たことを医師や薬剤師に報告し、同じ薬が

    処方されないように情報提供④副作用が出たとしても、治療の効果を優先する場合も

    ある⑤利用者と医師との信頼関係を損なわないように配慮が

    必要

  • 2016/3/25

    12

    •入眠障害・・・・・・なかなか寝付けない•中途覚せい・・・・一晩に2回以上目が覚めて、その後

    なかなか眠れない•早朝覚せい・・・・朝早く目が覚めたまま眠れない•熟眠障害・・・・・・ぐっすりと眠ったという満足感

    がない

    マイスリー5mg マイスリー10mg

    アモバン7.5mg アモバン10mg

    ハルシオン0.125mg ハルシオン0.25mg レンドルミン0.25mg

    レンドルミンD0.25mg デパス0.5mg デパス1mg

    エバミール1.0

    入眠障害(超短時間型、短時間型)

    ドラール15mg ドラール20mg

    ロヒプノール1mg ロヒプノール2mg

    ベンザリン2mg ユーロジン1mg・2mg

    ワイパックス0.5mg

    中途覚醒・早朝覚醒(中時間型・長時間型)

    ≪不眠症のタイプによる睡眠薬の選び方≫

    持ち越し効果翌日になっても薬の作用が続くため、日中に眠気、ふらつき、記憶・注意力の低下などが起こることがあります。

    記憶障害睡眠薬の服用直後や一度眠って途中で起きたときの行動・物事を覚えていないという現象が起こることがあります。

    反跳性不眠睡眠薬を一定期間服用した後に、急に服用を止めると、睡眠薬を服用する以前よりも眠れなくなることがあります。

    筋弛緩作用筋肉がゆるんでしまうため、ふらつきや脱力感の原因になります。特にご高齢の方の転倒や骨折には注意が必要です。

    •睡眠薬を服用し続けても、ぼけることは考えられません。

    •昔の睡眠薬は大量服用により死に至ることがありました。•最近の睡眠薬は、そういった心配はほとんどありません。

    <参考> ロゼレム錠について

  • 2016/3/25

    13

    <参考> ベルソムラ錠について

    ・今までの睡眠薬と違い脳内の覚せいと睡眠に関与し覚せいを抑制

    ・入眠障害、中途覚せいの改善が期待できる・依存性や筋弛緩作用がない

    3mg 5mg 10mg

    アリセプト錠

    アリセプトD錠(口腔内崩壊錠)

    アリセプト内服ゼリー

    アリセプト細粒0.5%

    [カップ] [アルミ袋]アルミ袋内にカップを

    封入しています。

    [カップ] [アルミ袋]アルミ袋内にカップを

    封入しています。

    [カップ] [アルミ袋]アルミ袋内にカップを

    封入しています。

    1包服用 2包服用

    アリセプトドライシロップ

    1%

    通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1~2週間後に

    5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで

    4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。

    細粒:通常、成人には1日1回0.6gから開始し、1~2週間後に1.0gに増量し、経口投

    与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、1.0gで4週間以上経過

    後、2.0gに増量する。なお、症状により適宜減量する。

    <錠・D錠・細粒・内服ゼリー>

    通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mg(本剤0.3g)から開始し、

    1~2週間後に5mg(本剤0.5g)に増量し、経口投与する。高度のアルツ

    ハイマー型認知症患者には、5mg(本剤0.5g)で4週間以上経過後、10mg

    (本剤1.0g)に増量する。なお、症状により適宜減量する。

    <ドライシロップ>

    1mL

    2mL

    3mL

    分包品4mg 8mg 12mg4mg 8mg 12mg

    レミニール錠4mg・8mg・12mg

    レミニールOD錠(口腔内崩壊錠)4mg・8mg・12mg

    レミニール内用液4mg/mL

    通常、成人にはガランタミンとして1日8mg(1回4mgを1日2回)から開始し、4週間後に1日16mg(1回8mgを1日2回)に増量し、経口投与する。なお、症状に応じて1日24mg(1回12mgを1日2回)まで増量できるが、増量する場合は変更前の用量で4週間以上投与した後に増量する。

    1日8mg投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として4週間を超えて使用しないこと。

    4週間以上4週間

    1日24mg

    1日8mg1日16mg

    レミニール16mg/日で維持

    レミニール24mg/日で維持

    1 2 3

    1日8mg1日16mg

  • 2016/3/25

    14

    4.5mg 9mg 13.5mg 18mg

    (メーカーちがいでイクセロンパッチもあります)

    18mg13.5mg

    9mg4.5mg

    18mg

    4W 4W 4W 4W

    通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付します。本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替えます。

    ※メマリーは食事時間にかかわらず投与できます(食前、食後、食間)。

    ●メマリーの漸増方法

    1日1回5mg の投与から、1週間に5mgずつ増量し、維持量として1日1回20mgまで増量

    MEM-9039

    ●抗認知症薬は病気の進行を遅らせるお薬です。急に服用を止めるとアルツハイマー型認知症の症状が急激に悪化することがあります。

    抗認知症薬の服用をあなたの判断で中止しないでください

    もの忘れの度合い

    時間の流れ

    抗認知症薬の服用を途中で止めた場合

    抗認知症薬を服用した場合

    何も治療しない場合

  • 2016/3/25

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    「後期高齢者の服薬における問題と薬剤師の在宅患者訪問薬剤管理指導ならびに居宅療養管理指導の効果に関する調査研究」 (日本薬剤師会、平成20年3月)より

    (訪問開始時に発見された問題点)

    57.3%

    9.1%

    1.7%

    35.7%

    7.9%

    10.5%

    5.7%

    23.3%

    46.4%

    13.2%

    0%

    10%

    20%

    30%

    40%

    50%

    60%

    70%

    薬 剤 の 保管状況

    薬 剤 の 重複

    併 用 禁 忌の薬剤

    薬 剤 の 飲み忘れ

    薬剤が飲みにくいため 残されていた

    薬 剤 の 飲みす ぎ

    処 方 内 容と食習慣が合 っ て い なかった

    副 作 用 の発症

    服 用 薬 剤の理解不足

    そ の 他

    「後期高齢者の服薬における問題と薬剤師の在宅患者訪問薬剤管理指導ならびに居宅療養管理指導の効果に関する調査研究」(日本薬剤師会、平成20年3月)より

    保険薬局の薬剤師

    通院困難な在宅療養中の患者(一部の居住系施設入居者にも訪問可)

    ②医師の指示に基づき、薬学的管理指導計画を策定

    ①訪問の指示、および処方

    ⑥必要に応じて様々な職種とも連携

    ④訪問後情報フィードバック→報告・計画書の提出

    ③薬歴管理、服薬指導、服薬支援、薬剤服用状況及び薬剤保管状況の確認等の薬学的管理指導を実施

    ⑤介護保険利用者ならば介護支援専門員に連絡。ケアプランに記載してもらい、サービス提供表をもらう

    医師または

    歯科医師

    看護師、訪問介護員

    PT

    、OT

    、ST

    看護師、訪問介護員

    PT

    、OT

    、ST

    等居宅介護支援事業所

    (介護支援専門員)

    居宅介護支援事業所

    (介護支援専門員)

    訪問業務の流れ

    ① 患者さまの自宅の状況を実際に確認② 薬の重複や飲み合わせの確認③ 薬が効いているか、副作用がでていないかなどの確認④ 日常生活動作や生活の質に薬が影響していないか⑤ きちんと飲めているか、薬の保管は適切か確認⑥ 薬の選択や飲み方・量に関する情報などを医師に報告⑦ 生活の状況や病状に応じた剤型や服用上の工夫を提案⑧ 疼痛緩和のための適切な薬の選択とその評価・報告⑨ 食事が取れない方への薬局としての関わり

    (中心静脈栄養、経腸栄養など)⑩ 医療材料、衛生材料等の供給と医療廃棄物の回収⑪ 退院時カンファレンスなどを通じて在宅チーム医療へ

    の積極的参加

    対応策先ずは残薬整理

    残薬整理にお け る留意事項○薬の重複、相互作用、併用禁忌、一包化した場合の吸湿性の有無をチェック。

    ○直射日光、高温、多湿を避けるなど保管場所、保管方法の適切化。

    ○患者の状態と能力に応じた管理方法を模索。

    残薬や併用薬が多くなりすぎ整理がつかなくなった為、飲めない場合

  • 2016/3/25

    16

    薬剤名

    ノルバスク錠5mg 423錠

    • 残数

    サロベール錠100mg

    バイアスピリン錠100mg

    ハルシオン錠0.025mg

    神奈川県 タカノ薬局提供

    71錠

    71錠

    61錠

    降圧薬の自己調整

    ロキソニンテープ686枚期限切れのモーラステープ273枚

    患者さんが1割負担している場合、

    9割は保険損失分

    PL顆粒 アデホ

    スコーワ インタ

    ール点眼液

    41

    84

    2

    塩酸モルヒネ錠「マルピー」10mg

    752キネダック錠

    サンコバ点眼液

    セレキノン錠

    ツムラ①

    ツムラ134

    40

    7

    113

    50

    52.5ツムラ41 ノボラピッド30

    ミックス注 スペン ノボラピ

    ッド注フレックスペ パタノ

    ール点眼液

    パントシン錠

    70

    11

    4

    1

    フレック

    35

    188

    112

    フェロミア錠

    プルゼニド錠

    フロモックス錠

    ペンニードル32Gテーパー

    ボルタレンサポ25mg ボ

    ルタレン錠 マグミット錠3

    30mg

    26

    1190

    390

    38

    800

    ムコスタ錠 79

    110

    336

    168g×9個

    40g×13個

    メリスロン錠6mg

    ラックビー微粒N

    ブドウ糖

    何と も残っていた! 癌性疼痛に使う の頓服!

  • 2016/3/25

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    本当に必要なのか分からない塗り薬

  • 2016/3/25

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    病院で・・・いつもと違う医療機関に行ったり、2ヵ所以上の医療機関を受診する時に、この手帳を見せることで従来の病歴、医薬品歴が理解され、治療方針を決めるのに役立ちます。

    薬局で・・・薬の名前、服薬する時間、回数、用法・用量の注意を書き込んでもらいます。

    自分で・・・一般用医薬品を服用した時や、サプリメント(健康食品)を飲んだ時は、その商品名や、その回数や日時を書いておきます。副作用やアレルギーが起きた時に役立ちます。また、その

    時の症状を書いておきましょう。

    ご静聴ありがとうございました