2011 no - frk.or.jp2011. no. 1. 12. —— 社団法人 不動産流通経営協会 会報 ——....

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TOPICS ・平成24年度 国土交通省 税制改正要望項目(抜粋) 平成23年度 国土交通省関係第3次補正予算の概要 第16回「不動産流通業に関する消費者動向調査」結果概要 ・平成23年都道府県地価調査に係るコメント interview 国土交通省 土地・建設産業局 不動産業課長 不動産流通市場活性化に向けて 「第1回 不動産業・警察暴力団等排除中央連絡会」を開催 ・「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進 する条例の説明会」を開催 ・「宅地建物取引業法施行規則一部改正に関する説明会」 を開催 ・「賃貸住宅管理業者登録制度に関するセミナー」を開催 ・平成23年度「不動産取引基礎研修」実施報告 ・平成23年度下期「不動産取引実務研修」のご案内 November 2011 NO. 112 —— 社団法人 不動産流通経営協会 会報 —— マレーシア ペトロナス・ツインタワー ・近畿支部 「第3回FRK住み替えと暮らしのセミナー2011」実施報告 ・平成23年度研究助成の決定 ・がんばろう日本—東北支部からの報告 FRK NOW 2011年世界不動産連盟 アジア太平洋不動産会議開催 理事会・委員会・部会報告 DATA BOX INFORMATION 事務局だより 会員だより

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Page 1: 2011 NO - frk.or.jp2011. no. 1. 12. —— 社団法人 不動産流通経営協会 会報 ——. マレーシア ペトロナス・ツインタワー ・ 近畿支部 「第3回frk住み替えと暮らしのセミナー2011

●TOPICS・平成24年度 国土交通省 税制改正要望項目(抜粋)・平成23年度 国土交通省関係第3次補正予算の概要・第16回「不動産流通業に関する消費者動向調査」結果概要・平成23年都道府県地価調査に係るコメント・interview 国土交通省 土地・建設産業局 不動産業課長 不動産流通市場活性化に向けて・「第1回 不動産業・警察暴力団等排除中央連絡会」を開催・「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進

する条例の説明会」を開催・「宅地建物取引業法施行規則一部改正に関する説明会」

を開催・「賃貸住宅管理業者登録制度に関するセミナー」を開催・平成23年度「不動産取引基礎研修」実施報告・平成23年度下期「不動産取引実務研修」のご案内

November2011

NO.112

—— 社団法人 不動産流通経営協会 会報 ——

マレーシア ペトロナス・ツインタワー

・近畿支部 「第3回FRK住み替えと暮らしのセミナー2011」実施報告・平成23年度研究助成の決定・がんばろう日本—東北支部からの報告

●FRK NOW 2011年世界不動産連盟 アジア太平洋不動産会議開催 理事会・委員会・部会報告

●DATA BOX

●INFORMATION 事務局だより 会員だより

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2 FRK No.112

2011

TOPICS

平成24年度国土交通省 税制改正要望項目(抜粋)

国土交通省は、9月30日に平成24年度税制改正要望を発表しました。不動産関連税制に係る主な内容は次の通りです。なお、*をつけた項目は、当協会の要望事項に該当します。

Ⅰ 暮らしの安全・安心確保関連税制

住まいの質の向上・無理のない負担での住宅の確保等① 新築住宅に係る固定資産税の減額措置(戸建

て3年間、マンション5年間1/2)の延長…*

② 土地・住宅に係る不動産取得税の軽減措置(税率・課税標準等)の延長 …*

・土地・住宅に係る不動産取得税の軽減税率(本則4%→3%)の延長

・宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例措置(1/2)の延長

・デベロッパー等に対する新築住宅のみなし取得時期の特例(6月→1年)および住宅用土地に対する不動産取得税の軽減措置を受ける場合の土地の取得から新築までの期間要件に係る特例(2年→3年。100戸以上の共同住宅等でやむを得ない事情があると都道府県知事が認める場合は4年)の延長

③ 認定長期優良住宅の普及促進を目的とした以下の特例措置を延長 …*

・標準的な性能強化費用相当額(上限 500 万円)の 10%相当額を控除(所得税)

・所有権保存登記(一般住宅 0.15%→ 0.1%)、所有権移転登記(一般住宅 0.3%→ 0.1%)に係る軽減税率

・不動産取得税の課税標準からの控除額の特例(一般住宅 1,200 万円→ 1,300 万円)

・固定資産税の一般住宅特例(1/2減額)の適用期間を延長(戸建て3年→5年、マンション5年→7年)

④ 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税枠の拡充(1,000 万円→ 1,500 万円)、65 歳未満の親からの贈与についても相続時精算課税制度の適用対象とする特例の延長 …*

⑤ 居住用財産の買換え等に係る特例措置(譲渡

益に係る課税繰延べ、譲渡損に係る損益通算および繰越控除)の延長 …*

Ⅱ 成長戦略・地域の経済活性化関連税制

地域の経済活性化等長期保有(10 年超)の土地等を譲渡し、新た

に事業用資産(土地、貨物鉄道車両等)を取得した場合において、譲渡した事業用資産の譲渡益について圧縮記帳による課税の繰延べ(80%)を認める買換特例措置の延長(法人税、所得税)…*

Ⅲ 低炭素・循環型社会関連税制

省エネ・グリーン化の推進 認定省エネ住宅(仮称)の普及促進のため、以下の措置を創設。・住宅ローン減税制度の控除対象借入限度額の

引上げ(平成 24 年度 3,000 万円→ 4,000 万円、平成 25 年度 2,000 万円→ 3,000 万円。最大控除額まで所得税額が控除されない場合は翌年度の個人住民税から控除)

・省エネ改修促進税制の控除対象限度額の引上げ(200 万円→ 300 万円)

・所有権保存登記(一般住宅 0.15%→ 0.1%)、所有権移転登記(一般住宅 0.3%→ 0.1%)に係る軽減税率

・不動産取得税の課税標準からの控除額の特例(一般住宅 1,200 万円→ 1,300 万円)

・固定資産税の一般住宅特例(1/2減額)の適用期間を延長(戸建て3年→5年、マンション5年→7年)、省エネ改修促進税制の軽減額の引上げ(工事完了年の翌年度1/3減額→1/2)、認定省エネ住宅を取得した者に係る減額(取得年の翌年度1/2)

・事業者が中古住宅を取得し、リフォームして

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FRK No.112 3

住宅金融支援機構 フラット35Sに係る平成23年度 国土交通省関係第3次補正予算の概要

平成23年10月21日に閣議決定されました国土交通省関係第3次補正予算の概要のうち、フラット35Sに係る内容につきご案内します。

フラット 35 Sによる住宅の省エネ化の推進として、国費 159 億円を計上し、省エネ住宅に対する当初5年間の金利引下げ幅の拡大措置

(被災地は▲ 1.0%、被災地以外は▲ 0.7%)を実施する、としています。

具体的には、省エネルギー性に優れた「フラット 35 Sエコ」という適用住宅を設け、20 年適用を金利Aプラン、10 年適用を金利Bプランとして、金利引下げ幅は以下の表の通りとなります。

※フラット35Sエコの適用条件、金利タイプ、被災地などにつきましては、住宅金融支援機構のホームページまたは資料などで詳細をご確認ください。

表 

被災地における住宅取得

フラット35Sエコ(金利Aプラン) 当初5年間 年▲1.0%6年目以降20年目まで 年▲0.3%

フラット35Sエコ(金利Bプラン) 当初5年間 年▲1.0%6年目以降10年目まで 年▲0.3%

被災地以外における住宅取得

フラット35Sエコ(金利Aプラン) 当初5年間 年▲0.7%6年目以降20年目まで 年▲0.3%

フラット35Sエコ(金利Bプラン)当初5年間 年▲0.7%6年目以降10年目まで 年▲0.3%

認定を受けた住宅を1年以内に譲渡する場合の事業者に係る不動産取得税の非課税措置

Ⅳ その他要望事項  

○ 特定住宅地造成事業等のために土地等を譲渡した場合の譲渡所得の1,500万円の特別控除の延長(所得税、法人税、個人住民税、法人住民税、事業税)…*

○ 商業地等に係る課税標準の特例措置(条例減

額制度)の延長(固定資産税、都市計画税)…*

Ⅴ 見直し事項

○ 特定住宅地造成事業等のために土地等を譲渡した場合の譲渡所得の1,500万円の特別控除の縮減(所得税、法人税、個人住民税、法人住民税、事業税)

○ 認定長期優良住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除の縮減(所得税)

適用期間は、補正予算成立後、機構ホームページで公表する日の資金の受け取り分から、概ね1年間(予算超過時はその時まで)となります。

なお、フラット 35 Sエコ以外のフラット 35S適用住宅(フラット 35 Sベーシック)については、平成 23 年度では、当初 10 年間(長期優良住宅等は 20 年間)▲ 0.3%、平成 24 年度では、当初5年間(長期優良住宅等は 10 年間)▲ 0.3%の金利引下げとなります。

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4 FRK No.112

第16回「不動産流通業に関する消費者動向調査」結果概要

当協会では、首都圏1都3県で住宅を購入されたお客様を対象に「不動産流通業に関する消費者動向調査」を会員会社の協力を得て実施しました。これは、不動産流通市場における消費者の購入動向と住み替えの実態等を時系列に把握することを目的にしています。以下、調査結果の要旨を報告します。

(1)調査の目的本調査は、居住用不動産取得者の取得行動、

種々のサービス等の利用実態・評価を時系列把握することで、不動産流通に対する消費者の行動を捉えることを目的に、1991年から隔年で、2001年からは毎年実施している。

(2)調査対象首都圏1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・

千葉県)で平成22年4月1日から平成23年3月31日の間に、購入した住宅の引渡しを受けた世帯を対象としている。

これらの調査対象者の抽出にあたっては、会員会社の協力を得て、住宅タイプ(新築戸建て・新築マンション・既存戸建て・既存マンション)のバランスに配慮し、対象を抽出した。

(3)調査方法 郵送配布・郵送回収(4)調査期間

発送時期:平成23年6月6日回収締切:平成23年6月21日

(5)配布・回収状況① 発送総数:2,241票

② 回答数: 959票③ 回答率: 42.8%

1.住宅購入資金の内訳■ 購入資金の調達において、借入資金等では「フ

ラット 35」の利用者が大幅に増加自己資金では新築住宅購入者で「親からの贈与」の利用者が増加

○ 借入資金等についてみると、「フラット 35」の利用率が新築・既存ともに前年度より大幅に増加し、新築住宅購入者で 19.2%(対前年度比 9.8 ポイント増)、既存住宅購入者で 13.7%(対前年度比 7.8ポイント増)となっている。(図1、図2)

○ 自己資金についてみると、「親からの贈与」の平均利用額が新築・既存ともに前年度よりやや増加し、新築住宅購入者で 916 万円、既存住宅購入者で 955 万円となった。(図1、図2)

○ また、新築住宅購入者では「親からの贈与」の利用率が前年度より増加して 22.6%(対前年度比 4.4 ポイント増)となった。(図1、図2)

0 1,000 2,000 3,000 4,000

企業の社内融資

銀行等の民間ローン

財形住宅融資

フラット 35

親、兄弟姉妹などの親族、知人からの借入

うち祖父母からの贈与

親以外の親族からの贈与

親からの贈与

前住居の売却金

現金、預貯金等

0 1,000 2,000 3,000 4,000

企業の社内融資

銀行等の民間ローン

財形住宅融資

フラット 35

親、兄弟姉妹などの親族、知人からの借入

うち祖父母からの贈与

親以外の親族からの贈与

親からの贈与

前住居の売却金

現金、預貯金等1360.6

2010 年

2011 年 2010 年

2011 年

(万円) (万円)

1261.8

2349.32248.3

916.3860.7

419.11525.0

356.70.0

675.01275.8

2986.53041.7

2766.72132.9

3435.4

3138.9

1900.02177.8

1267.51321.0

2207.82457.3

955.0762.8

853.8650.8

831.30.0

1052.81026.7

2490.82258.8

1647.21902.9

2709.32697.4

2460.02436.7

利用者数と利用率 利用者数と利用率 調査年 利用者数 利用率

現金、預貯金等 2011 224 70.4%

2010 278 74.3%

前住居の売却金 2011 23 7.2%

2010 24 6.4%

親からの贈与 2011 72 22.6%

2010 68 18.2%

親以外の親族からの贈与 2011 11 3.5%

2010 2 0.5%

 うち祖父母からの贈与 2011 2 0.6%

2010 - -親、兄弟姉妹などの親族、 2011 4 1.3%知人からの借入 2010 12 3.2%

フラット 35 2011 61 19.2%

2010 35 9.4%

財形住宅融資 2011 3 0.9%

2010 7 1.9%

銀行等の民間ローン 2011 214 67.3%

2010 279 74.6%

企業の社内融資 2011 2 0.6%

2010 9 2.4%

調査年 利用者数 利用率

現金、預貯金等 2011 404 63.0%

2010 457 66.2%

前住居の売却金 2011 64 10.0%

2010 69 10.0%

親からの贈与 2011 111 17.3%

2010 133 19.3%

親以外の親族からの贈与 2011 13 2.0%

2010 13 1.9%

 うち祖父母からの贈与 2011 5 0.8%

2010 - -親、兄弟姉妹などの親族、 2011 18 2.8%知人からの借入 2010 32 4.6%

フラット 35 2011 88 13.7%

2010 41 5.9%

財形住宅融資 2011 9 1.4%

2010 14 2.0%

銀行等の民間ローン 2011 395 61.6%

2010 463 67.1%

企業の社内融資 2011 6 0.9%

2010 15 2.2%

図1 各資金の利用者平均額の変化<新築住宅購入者>

(注1)利用率は、新築住宅購入者全体(2011年N=318、2010年N=374)に対する割合。

(注2)2011年、2010年ともに利用者平均額は2.5%トリム平均をとっている。

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FRK No.112 5

■ 新築・既存ともにフラット 35 の利用者が大幅に増加利用した理由では長期固定金利が引き続き支持されている

○ フラット 35 が適用可能な住宅を購入した世帯の

中で、実際に融資を利用した世帯の割合は、新築・既存ともに前年度よりも大幅に増加し、新築住宅購入者で 32.6%(対前年度比 14.5 ポイント増)、既存住宅購入者で 47.1%(対前年度比 19.4 ポイント増)となっている。(図3、図4)

(注1)利用率は、既存住宅購入者全体(2011年N=641、2010年N=690)に対する割合。

(注2)2011年、2010年ともに利用者平均額は2.5%トリム平均をとっている。

(注)図3、4の利用率は、フラット35が適用できる住宅に占める、フラット35を利用した世帯の割合。

0 1,000 2,000 3,000 4,000

企業の社内融資

銀行等の民間ローン

財形住宅融資

フラット 35

親、兄弟姉妹などの親族、知人からの借入

うち祖父母からの贈与

親以外の親族からの贈与

親からの贈与

前住居の売却金

現金、預貯金等

0 1,000 2,000 3,000 4,000

企業の社内融資

銀行等の民間ローン

財形住宅融資

フラット 35

親、兄弟姉妹などの親族、知人からの借入

うち祖父母からの贈与

親以外の親族からの贈与

親からの贈与

前住居の売却金

現金、預貯金等1360.6

2010 年

2011 年 2010 年

2011 年

(万円) (万円)

1261.8

2349.32248.3

916.3860.7

419.11525.0

356.70.0

675.01275.8

2986.53041.7

2766.72132.9

3435.4

3138.9

1900.02177.8

1267.51321.0

2207.82457.3

955.0762.8

853.8650.8

831.30.0

1052.81026.7

2490.82258.8

1647.21902.9

2709.32697.4

2460.02436.7

利用者数と利用率 利用者数と利用率 調査年 利用者数 利用率

現金、預貯金等 2011 224 70.4%

2010 278 74.3%

前住居の売却金 2011 23 7.2%

2010 24 6.4%

親からの贈与 2011 72 22.6%

2010 68 18.2%

親以外の親族からの贈与 2011 11 3.5%

2010 2 0.5%

 うち祖父母からの贈与 2011 2 0.6%

2010 - -親、兄弟姉妹などの親族、 2011 4 1.3%知人からの借入 2010 12 3.2%

フラット 35 2011 61 19.2%

2010 35 9.4%

財形住宅融資 2011 3 0.9%

2010 7 1.9%

銀行等の民間ローン 2011 214 67.3%

2010 279 74.6%

企業の社内融資 2011 2 0.6%

2010 9 2.4%

調査年 利用者数 利用率

現金、預貯金等 2011 404 63.0%

2010 457 66.2%

前住居の売却金 2011 64 10.0%

2010 69 10.0%

親からの贈与 2011 111 17.3%

2010 133 19.3%

親以外の親族からの贈与 2011 13 2.0%

2010 13 1.9%

 うち祖父母からの贈与 2011 5 0.8%

2010 - -親、兄弟姉妹などの親族、 2011 18 2.8%知人からの借入 2010 32 4.6%

フラット 35 2011 88 13.7%

2010 41 5.9%

財形住宅融資 2011 9 1.4%

2010 14 2.0%

銀行等の民間ローン 2011 395 61.6%

2010 463 67.1%

企業の社内融資 2011 6 0.9%

2010 15 2.2%

図2 各資金の利用者平均額の変化<既存住宅購入者>

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2009 年 (N=203)

2010 年 (N=182)

2011 年 (N=190)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2009 年 (N=160)

2010 年 (N=137)

2011 年 (N=189)

32.6

47.1

利用しなかった利用した

利用しなかった利用した

18.1 81.9

12.8 87.2

27.7

20.0

72.3

80.0

(%)

(%)

52.9

67.4

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2009 年 (N=203)

2010 年 (N=182)

2011 年 (N=190)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2009 年 (N=160)

2010 年 (N=137)

2011 年 (N=189)

32.6

47.1

利用しなかった利用した

利用しなかった利用した

18.1 81.9

12.8 87.2

27.7

20.0

72.3

80.0

(%)

(%)

52.9

67.4

図3 フラット 35 の利用有無<新築住宅購入者>

図4 フラット 35 の利用有無<既存住宅購入者>

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6 FRK No.112

■ 贈与した親の年齢が 65 才未満の割合は42.6%、親の年齢が 65 才未満の受贈者では年収 600 万円未満が6割強

○ 住宅購入資金を贈与した親の年齢が 65 才未満の世帯割合は、新築住宅購入者で 38.9%、既存住宅購入者で 45.0%となっている。(図7)

○世帯主の年齢別に「親からの贈与」の利用率を

みると、「29 才以下」が最も多く 33.9%、「30 ~34 才」でも 27.8%となっており、若い世代での利用率が高い。なお、「親からの贈与」の受贈額1,000万円以上の割合は、「29才以下」で31.6%、「30~ 34 才」で 47.0%となっており、「35 ~ 39 才」では 55.3%と過半数を超えている。(図8)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

全体(N=183)

既存住宅購入者(N=111)

新築住宅購入者(N=72)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

45~49 才以上 (N=11)

40~44 才 (N=37)

35~39 才 (N=56)

30~34 才 (N=49)

29 才以下 (N=19)

0 20 40 60 80 100

2005年(n=179)

2006年(n=173)

2007年(n=126)

2008年(n=173)

2009年(n=153)

2010年(n=135)

2011年(n=141)

0 20 40 60 80 100

2005年(n=179)

2006年(n=173)

2007年(n=126)

2008年(n=173)

2009年(n=153)

2010年(n=135)

2011年(n=141)

無回答親の年齢 75才以上親の年齢 70~74才親の年齢 65~69才親の年齢 60~64才親の年齢 60才未満

親の年齢 65才未満

3,500万円超

3,500万円

2,500万円超~3,500万円未満

1,500万円~2,500万円以下

1,000万円~1,500万円未満

500万円超~1,000万円未満

500万円

400万円~500万円未満

400万円未満33.9%

27.8%

25.2%

21.6%

11.2%

受贈額1,000万円以上<利用率※>

売却益発生

損得なし売却損発生

3千万円以上益2千万円以上益※2千万円未満益損得なし(0円)

1千万円未満損2千万~3千万円未満損3千万円以上損

1,000万円以上損 売却損発生

1千万~2千万円未満損

(%) (%)

9.7 29.2 30.6 16.7 12.5 1.4

15.3 29.7 23.4 17.1 9.9 4.5

3.313.1 29.5 26.2 16.9 10.9

31.6

0.0

31.6 5.3 21.1 10.50.00.00.0

0.00.0

0.00.0

0.00.0

0.0

0.00.0

0.0

24.5 6.1 12.2 10.2 14.3 24.5 8.2

17.9 3.6 17.9 5.4 33.9 21.4

29.7 2.7 8.1 10.8 18.9 21.6 2.7

0.0

5.4

18.2 18.2 18.2 45.5

76.6 2.8 20.6

77.7 3.7 18.6

74.5

63.6

78.6

82.1

86.6 0.6 12.8

1.7 16.2

4.8 16.7

8.1 28.3

4.6 20.9

9.9 10.6 15.6 40.4 2.8 17.7 0.7 2.1

5.1 13.3 17.8 41.5 3.7 15.6 1.5 1.5

7.2 15.7 19.6 32.0 4.6 16.3 1.3 3.3

3.5 8.1 26.0 26.0 8.1 18.5 2.9 6.9

12.7 8.7 31.0 26.2 4.8 11.9 3.2 1.6

6.4 13.3 32.9 29.5 1.7 11.0 5.2 0.0

0.011.7 19.6 25.1 30.2 0.6 7.8 5.0

図7 新築・既存別贈与した親の年齢

2.住宅購入資金における贈与の利用状況■ 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度の

利用者は住宅購入者の 14.4%若い世代ほど利用率は高い

○ 住宅購入者に占める「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」の利用者の割合は 14.4%となっている。(図5)

○ 世帯主の年齢別にみると、「住宅取得等資金に係

る贈与税の非課税制度」の利用率は若い世代ほど高く、「29 才未満」で 25.0%、「30 才~ 39 才」で20.4%となっており、若い世代への早期の財産移転が実現されている様子がうかがえる。(図5)

○ 親もしくは祖父母からの贈与を受けた受贈者についてみると、「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」の利用した受贈者の割合は 71.5%となっている。(図6)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

全体(n=959)

50 才以上(n=233)

40~49才(n=269)

30~39才(n=398)

29 才以下(n=56)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

全体(n=193)

50 才以上(n=11)

40~49才(n=49)

30~39才(n=112)

29 才以下(n=21)

親もしくは祖父母からの贈与を受けていない(利用の有無についての)無回答

利用しなかった、または利用する予定はない利用した、または利用する予定である

無回答利用しなかった、または利用する予定はない

利用した、または利用する予定である

66.7 28.6 4.8

4.523.272.3

71.4 18.4 10.2

72.7 9.1 18.2

71.5 21.8 6.7

25.0 10.7 1.8 62.5

20.4 6.5 1.3 71.9

13.0 3.31.9 81.8

3.40.4

0.096.1

14.4 4.41.4 79.9

図5 世帯主の年齢別「住宅取得等資金に係る贈与税   の非課税制度」の利用状況

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

全体(n=959)

50 才以上(n=233)

40~49才(n=269)

30~39才(n=398)

29 才以下(n=56)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

全体(n=193)

50 才以上(n=11)

40~49才(n=49)

30~39才(n=112)

29 才以下(n=21)

親もしくは祖父母からの贈与を受けていない(利用の有無についての)無回答

利用しなかった、または利用する予定はない利用した、または利用する予定である

無回答利用しなかった、または利用する予定はない

利用した、または利用する予定である

66.7 28.6 4.8

4.523.272.3

71.4 18.4 10.2

72.7 9.1 18.2

71.5 21.8 6.7

25.0 10.7 1.8 62.5

20.4 6.5 1.3 71.9

13.0 3.31.9 81.8

3.40.4

0.096.1

14.4 4.41.4 79.9

図6 受贈者の年齢別「住宅取得等資金に係る贈与税   の非課税制度」の利用状況

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

全体(N=183)

既存住宅購入者(N=111)

新築住宅購入者(N=72)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

45~49 才以上 (N=11)

40~44 才 (N=37)

35~39 才 (N=56)

30~34 才 (N=49)

29 才以下 (N=19)

0 20 40 60 80 100

2005年(n=179)

2006年(n=173)

2007年(n=126)

2008年(n=173)

2009年(n=153)

2010年(n=135)

2011年(n=141)

0 20 40 60 80 100

2005年(n=179)

2006年(n=173)

2007年(n=126)

2008年(n=173)

2009年(n=153)

2010年(n=135)

2011年(n=141)

無回答親の年齢 75才以上親の年齢 70~74才親の年齢 65~69才親の年齢 60~64才親の年齢 60才未満

親の年齢 65才未満

3,500万円超

3,500万円

2,500万円超~3,500万円未満

1,500万円~2,500万円以下

1,000万円~1,500万円未満

500万円超~1,000万円未満

500万円

400万円~500万円未満

400万円未満33.9%

27.8%

25.2%

21.6%

11.2%

受贈額1,000万円以上<利用率※>

売却益発生

損得なし売却損発生

3千万円以上益2千万円以上益※2千万円未満益損得なし(0円)

1千万円未満損2千万~3千万円未満損3千万円以上損

1,000万円以上損 売却損発生

1千万~2千万円未満損

(%) (%)

9.7 29.2 30.6 16.7 12.5 1.4

15.3 29.7 23.4 17.1 9.9 4.5

3.313.1 29.5 26.2 16.9 10.9

31.6

0.0

31.6 5.3 21.1 10.50.00.00.0

0.00.0

0.00.0

0.00.0

0.0

0.00.0

0.0

24.5 6.1 12.2 10.2 14.3 24.5 8.2

17.9 3.6 17.9 5.4 33.9 21.4

29.7 2.7 8.1 10.8 18.9 21.6 2.7

0.0

5.4

18.2 18.2 18.2 45.5

76.6 2.8 20.6

77.7 3.7 18.6

74.5

63.6

78.6

82.1

86.6 0.6 12.8

1.7 16.2

4.8 16.7

8.1 28.3

4.6 20.9

9.9 10.6 15.6 40.4 2.8 17.7 0.7 2.1

5.1 13.3 17.8 41.5 3.7 15.6 1.5 1.5

7.2 15.7 19.6 32.0 4.6 16.3 1.3 3.3

3.5 8.1 26.0 26.0 8.1 18.5 2.9 6.9

12.7 8.7 31.0 26.2 4.8 11.9 3.2 1.6

6.4 13.3 32.9 29.5 1.7 11.0 5.2 0.0

0.011.7 19.6 25.1 30.2 0.6 7.8 5.0

図8 世帯主の年齢別親からの贈与の利用率および「親からの贈与」の受贈額

※利用率は、各年齢層の世帯総数に対する親からの贈与利用者の割合。

(注)「親からの贈与」もしくは「祖父母からの贈与」を受けた者を対象に集計している。

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FRK No.112 7

3.買換えによる売却損益の発生状況■ 売却損発生世帯は 76.6%、1,000 万円以上の

高額売却損発生世帯は 36.1%○ 自己所有住宅から住み替えた世帯の 74.1%が従

前住宅を売却している。このうち売却損が発生している世帯は、前年度からやや減少して 76.6%(対

前年度比 1.1 ポイント減)となった。ただし、1千万円以上の損が発生している世帯は前年度と同程度で 36.1%(対前年度比 0.1 ポイント減)、

「3千万円以上損」は 9.9%(対前年度比 4.8 ポイント増)となっており、高額な売却損が発生した世帯の割合はやや増加している。(図9)

4.既存住宅購入に対する意識■ 既存住宅購入者の購入対象は希望エリアの手

頃な価格の良質な物件新築住宅購入者では既存住宅の「質」への不安を挙げる割合が減少

○ 既存住宅購入者の購入理由は、「希望エリアの物件だったから」(69.7%)、「手頃な価格だったから」

(53.4%)、「良質な物件だったから」(47.9%)が上位3つを占めており、立地や物件の価格に次いで、住宅の質が購入の決め手となっていることがう

かがえる。また、「新築にはこだわらなかったから」との回答が年々微増してきている。(図 10)

○ 新築住宅購入者が既存住宅を選ばなかった理由では、「耐震性に不安があるから」や「新築の方が気持ちが良いから」が年々減少している。また、過去に増加傾向を見せていた「好みに合う物件がなかったから」「安くてもリフォーム費用などがかかるから」が、前年度よりもポイントを減らしており、既存住宅への質に対する認識の変化がうかがえる。(図 11)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

全体(N=183)

既存住宅購入者(N=111)

新築住宅購入者(N=72)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

45~49 才以上 (N=11)

40~44 才 (N=37)

35~39 才 (N=56)

30~34 才 (N=49)

29 才以下 (N=19)

0 20 40 60 80 100

2005年(n=179)

2006年(n=173)

2007年(n=126)

2008年(n=173)

2009年(n=153)

2010年(n=135)

2011年(n=141)

0 20 40 60 80 100

2005年(n=179)

2006年(n=173)

2007年(n=126)

2008年(n=173)

2009年(n=153)

2010年(n=135)

2011年(n=141)

無回答親の年齢 75才以上親の年齢 70~74才親の年齢 65~69才親の年齢 60~64才親の年齢 60才未満

親の年齢 65才未満

3,500万円超

3,500万円

2,500万円超~3,500万円未満

1,500万円~2,500万円以下

1,000万円~1,500万円未満

500万円超~1,000万円未満

500万円

400万円~500万円未満

400万円未満33.9%

27.8%

25.2%

21.6%

11.2%

受贈額1,000万円以上<利用率※>

売却益発生

損得なし売却損発生

3千万円以上益2千万円以上益※2千万円未満益損得なし(0円)

1千万円未満損2千万~3千万円未満損3千万円以上損

1,000万円以上損 売却損発生

1千万~2千万円未満損

(%) (%)

9.7 29.2 30.6 16.7 12.5 1.4

15.3 29.7 23.4 17.1 9.9 4.5

3.313.1 29.5 26.2 16.9 10.9

31.6

0.0

31.6 5.3 21.1 10.50.00.00.0

0.00.0

0.00.0

0.00.0

0.0

0.00.0

0.0

24.5 6.1 12.2 10.2 14.3 24.5 8.2

17.9 3.6 17.9 5.4 33.9 21.4

29.7 2.7 8.1 10.8 18.9 21.6 2.7

0.0

5.4

18.2 18.2 18.2 45.5

76.6 2.8 20.6

77.7 3.7 18.6

74.5

63.6

78.6

82.1

86.6 0.6 12.8

1.7 16.2

4.8 16.7

8.1 28.3

4.6 20.9

9.9 10.6 15.6 40.4 2.8 17.7 0.7 2.1

5.1 13.3 17.8 41.5 3.7 15.6 1.5 1.5

7.2 15.7 19.6 32.0 4.6 16.3 1.3 3.3

3.5 8.1 26.0 26.0 8.1 18.5 2.9 6.9

12.7 8.7 31.0 26.2 4.8 11.9 3.2 1.6

6.4 13.3 32.9 29.5 1.7 11.0 5.2 0.0

0.011.7 19.6 25.1 30.2 0.6 7.8 5.0

図9 調査年次別売却損益の発生状況

※ 2007 年以降は、「2千万円以上益」を「2千万円~3千万円未満益」と「3千万円以上益」に分けて集計している。

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

いずれ建て替えようと思っているから

多くの既存物件から選ぶことができたから

いずれまた住み替えをするから

リフォームするつもりだったから

早く入居できるから

新築にはこだわらなかったから

良質な物件だったから

手頃な価格だったから

希望エリアの物件だったから

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

既存は住宅融資を利用しにくいから

新築住宅のほうが税制面で有利だから

新築住宅に比べて耐震性に不安があるから

安くてもリフォーム費用などがかかるから

既存住宅では耐久性や品質に不安があるから(耐震性は除く)

好みに合う既存物件がなかったから

長く住むつもりだから

新築の方が気持ちが良いから

2008 年調査 (n=630)

2009 年調査 (n=732)

2010 年調査 (n=690)

2011 年調査 (n=641)

2008 年調査 (n=375)

2009 年調査 (n=391)

2010 年調査 (n=374)

2011 年調査 (n=318)

(%) (%)69.773.671.970.3

53.455.554.852.7

47.948.647.3

43.340.740.439.638.1

16.814.919.019.2

15.815.215.614.4

4.55.15.55.23.95.14.95.9

1.42.82.93.24.22.52.94.44.83.64.56.5

59.4 68.270.170.9

32.430.2

38.433.337.139.3

33.825.122.322.222.028.0

17.319.519.218.9

12.615.516.4

6.94.84.62.1

15.718.4

13.814.9

3.14.34.62.1

1.31.60.83.7

図 10 既存住宅を購入した理由<既存住宅購入者> 図 11 既存住宅を購入しなかった理由<新築住宅購入者>

※複数回答 ※複数回答

(注)既存住宅を購入しなかった理由(新築住宅購入者)では、2009 年調査以降、「既存住宅では耐久性や品質に不安があるから」を「既存住宅では耐久性や品質に不安があるから(耐震性は除く)」と「新築住宅に比べて耐震性に不安があるから」の選択肢に分けている。

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8 FRK No.112

0 20 40 60 80 100

2009 年調査 (n=391)

2010 年調査 (n=374)

2011 年調査 (n=318)

0 20 40 60 80 100

2009 年調査 (n=732)

2010 年調査 (n=690)

2011 年調査 (n=641)

無回答主に既存住宅

新築・既存にはこだわらなかった主に新築住宅新築住宅のみ

無回答主に新築住宅

新築・既存にはこだわらなかった主に既存住宅既存住宅のみ

(%)

(%)新築住宅のみ

既存住宅のみまたは主に既存住宅

46.2 33.6 18.6 0.6 0.9

42.5 33.2 21.7 1.1 1.6

57.0 23.8 16.4 0.32.6

17.8 22.8 49.9 4.55.0

16.2 20.4 53.3 5.5 4.5

16.3 19.5 52.9 7.0 4.4

0 20 40 60 80 100

2009 年調査 (n=391)

2010 年調査 (n=374)

2011 年調査 (n=318)

0 20 40 60 80 100

2009 年調査 (n=732)

2010 年調査 (n=690)

2011 年調査 (n=641)

無回答主に既存住宅

新築・既存にはこだわらなかった主に新築住宅新築住宅のみ

無回答主に新築住宅

新築・既存にはこだわらなかった主に既存住宅既存住宅のみ

(%)

(%)新築住宅のみ

既存住宅のみまたは主に既存住宅

46.2 33.6 18.6 0.6 0.9

42.5 33.2 21.7 1.1 1.6

57.0 23.8 16.4 0.32.6

17.8 22.8 49.9 4.55.0

16.2 20.4 53.3 5.5 4.5

16.3 19.5 52.9 7.0 4.4

図 12 住宅購入にあたって探した住宅<新築住宅購入者> 図 13 住宅購入にあたって探した住宅<既存住宅購入者>

■ 住宅購入にあたって「新築住宅のみ」を探した新築住宅購入者は半数未満

○ 住宅購入にあたって探した住宅についてみると、新築住宅購入者に占める「新築住宅のみ」を探した購入者の割合は前年度に引き続き半数を下回っており、幅広い選択肢の中から住宅を選ん

でいる様子がうかがえる。(図 12)○ 既存住宅購入者についてみると、「既存住宅のみ」

もしくは「主に既存住宅」を探した購入者の割合は年々微増し、今年度は 40.6%を占めている。

(図 13)

5.建物検査の実施状況■ 建物検査(ホーム・インスペクション)の実施

率は 14.1%○ 既存住宅購入時における建物検査(ホーム・ イ

ンスペクション)の実施率注)は、「既に売主が行っていた」が 10.6%、「売主に依頼して行ってもらった」が 3.5%、合計 14.1%となっている。なお、

買主からの依頼により建物検査が行われた場合の費用負担は、買主負担が2に対し、売主負担が1となっている。(図 14)

注)不動産会社が提供する無償のインスペクションサービス(主に買主側の購入申込前に実施)が行われた場合を含む。

6.住宅購入前後のリフォーム実施状況■ リフォーム実施率は 61.8%、購入時にリフォー

ム済みの既存住宅は 16%程度○ 住宅購入前後のリフォーム実施率注1)は、61.8%(対前年度比 2.2 ポイント増)となっている。「リフォーム済み住宅注2)」は約 16%(売主が不動産会社の場合:10.5%、個人売主の場合:5.9%)、「自らリフォームした」は 47.9%となっており、半数近くが購入後に買主自らリフォームを実施している。(図 15)

注 1)「リフォーム済み住宅」を購入もしくは「自らリフォームした」購入者の割合であり、重複回答を除く。

なお、「リフォーム済み住宅」とは、売主が販売(売り出し)にあたって、リフォームを施したものを指す。

注 2)「リフォーム済み住宅」とは、売主が販売(売り出し)にあたって、リフォームを施したものを指す。

○リフォーム箇所は、「内装」が戸建て(78.6%)、マンション(88.1%)ともに最も多く、「水まわり設備」がこれに次ぐ。この他、戸建てでは「外装」「建具」「間取りの変更」が、マンションでは「間取りの変更」「建具」「冷暖房設備」のリフォーム実施率が高い。(図 16)

0 10 20 30 40 50 60 70

無回答

しなかった

自らリフォームした

売主が個人で、「リフォーム済み住宅」であった

売主が不動産会社で、「リフォーム済み住宅」であった

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2010 年調査 (n=690)

2011 年調査 (n=641)

2010 年調査 (n=448)

2011 年調査 (n=408)

2010 年調査 (n=226)

2011 年調査 (n=223)

全体 (n=641)

マンション (n=408)

戸建て (n=223)

(%)

(%)

4.913.710.5

6.35.95.9

48.448.547.9

34.532.833.4

9.01.24.8

無回答行わなかった

売主に依頼して行ってもらった(費用は自ら負担した)

売主に依頼して行ってもらった(費用は売主が負担した)

既に売主が行っていた

既存戸建て

既存マンション

既存住宅

13.5 2.7 4.0 69.5 10.3

12.8 3.5 7.1 67.3 9.3

9.30.51.5 86.8 2.0

14.1 0.20.7

80.6 4.5

10.6 1.22.3 80.0 5.8

13.5 1.3 2.8 75.4 7.1

図 14 建物検査(ホーム・インスペクション)の実施状況<既存住宅購入者>

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FRK No.112 9

平成23年都道府県地価調査に係るコメント社団法人 不動産流通経営協会

   理事長 袖山 靖雄

今回の地価調査においては、不安定な海外経済、また急激な円高により今後厳しさが予想される景気動向の下、各圏域・各用途で下落となりましたが、前回に比べ、下落率は縮小し、上昇・横ばいの地点も増加しました。特に三大都市圏では、住宅地・商業地ともに下落率が縮小しましたが、地方圏では、人口減少や中心市街地の衰退といった構造的な要因もあり、住宅地・商業地とも前回とほぼ同じ下落率を示しました。

三大都市圏において下落率が縮小した理由としては、住宅地では人気が高く潜在的に需要の大きい地域で、マンションや戸建住宅地の値ごろ感が高まったこと、低金利や税制等の住宅施策の効果から住宅地需要が回復してきたことが、商業地においては金融環境の改善もあって収益用不動産取得の動きが見られたこと等が挙げられます。

しかし本年3月に東日本大震災が発生し、首都圏では既存マンション、既存戸建住宅の取引も大きく落ち込み、また新築マンションも供給を見合わせるなど相当な影響があり、その後の回復も必ずしもはかばかしい状況ではありません。今回の地価調査でも、平成 22 年7~ 12 月に比し、東日本大震災のあった平成 23 年1~6月は下落率がやや拡大しています。

今後、景気回復を軌道に乗せ、全国レベルでの地価の安定化に結び付けていくためには、被災地復興のための施策実施はもとより、内需拡大の柱の一つである不動産流通市場活性化のための施策を、より一層推進していくことが必要であります。なかでも、住宅取得・買換え促進および不動産の流動化・有効利用促進のための税制ならびに「フラット 35 S」に代表される金融支援等の継続、拡充は喫緊の課題であり、新しい政権におかれてましてもその点について十分ご考慮くださることを強く要望します。

図 13 住宅購入にあたって探した住宅<既存住宅購入者>

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90100

無回答

その他

防音・遮音工事

基礎・構造補強工事

断熱・結露防止工事

給排水貫管の修理や交換

白アリ駆除・予防工事

段差をとる、手すりをつける

収納スペースの改善・増加

冷暖房設備(床暖房含む)

間取りの変更

建具(窓、扉など)

外装(屋根、外壁など)

水まわり設備(バス、トイレ、キッチン、給湯など)

内装(壁、床など)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90100

無回答

その他

白アリ駆除・予防工事

基礎・構造補強工事

外装(屋根、外壁など)

断熱・結露防止工事

段差をとる、手すりをつける

防音・遮音工事

給排水管の修理や交換

収納スペースの改善・増加

冷暖房設備(床暖房含む)

建具(窓、扉など)

間取りの変更

水まわり設備(バス、トイレ、キッチン、給湯など)

内装(壁、床など)

2010 年(N=127)

2011 年(N=126)

2010 年(N=281)

2011 年(N=269)

(%) (%)78.682.7

60.359.8

29.434.6

23.825.2

16.523.0

19.825.2

19.817.313.515.0

15.712.7

12.711.0

5.56.3

5.63.93.25.58.73.90.80.0

88.188.6

55.053.0

26.416.424.2

18.123.019.621.9

17.411.26.45.94.35.94.35.23.92.61.11.90.71.50.02.63.21.50.7

図 16 住宅の建て方別リフォームの具体的内容

<既存戸建て> <既存マンション>

※複数回答 ※複数回答

(注)2010 年調査では、「基礎・構造補強工事」を「構造補強工事」、「白アリ駆除・予防工事」を「シロアリ対策」としていた。また、2011 年調査では「耐震改修工事(2010 年調査 戸建て:4.7%、マンション:0.0%)」の選択肢をなくした。

0 10 20 30 40 50 60 70

無回答

しなかった

自らリフォームした

売主が個人で、「リフォーム済み住宅」であった

売主が不動産会社で、「リフォーム済み住宅」であった

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2010 年調査 (n=690)

2011 年調査 (n=641)

2010 年調査 (n=448)

2011 年調査 (n=408)

2010 年調査 (n=226)

2011 年調査 (n=223)

全体 (n=641)

マンション (n=408)

戸建て (n=223)

(%)

(%)

4.913.710.5

6.35.95.9

48.448.547.9

34.532.833.4

9.01.24.8

無回答行わなかった

売主に依頼して行ってもらった(費用は自ら負担した)

売主に依頼して行ってもらった(費用は売主が負担した)

既に売主が行っていた

既存戸建て

既存マンション

既存住宅

13.5 2.7 4.0 69.5 10.3

12.8 3.5 7.1 67.3 9.3

9.30.51.5 86.8 2.0

14.1 0.20.7

80.6 4.5

10.6 1.22.3 80.0 5.8

13.5 1.3 2.8 75.4 7.1

図 15 住宅の建て方別購入した既存住宅のリフォーム実施状況

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10 FRK No.112

今年 10 月、国土交通省 土地・建設産業局 不動産業課長に着任された野村正史氏に、フローからストックへの政策転換、そして不動産流通業の今後についてお話を伺いました。

(聞き手:㈳不動産流通経営協会 参事 福岡史生)

震撼させられた耐震偽装事件

――この 10 月1日に不動産業課長に着任されまし

たが、国土交通省(旧:建設省)ではどのような

部署をご担当されてきたのでしょうか。

今から 25、6 年前に建設省に入省し、建設業課で許可制導入以来の本格的な法律改正に携わりました。バブルピーク時は当時の国土庁土地政策課で狂乱地価への苦情電話を受けたり、土地基本法の閣議決定を手がけました。その後は人事課、島根県庁、都市局都市政策課などです。平成 15 年7月の住宅企画官時代は住宅減税の件で、不動協、FRK、日住協などの流通団体にお世話になりました。そして大臣秘書官、内閣官房副長官補付内閣参事官を経て地方課、広報課。今年 10 月に不動産業課です。――さまざまな部署で重要な仕事をされておられ

ますが、一番記憶に残る出来事は何ですか。

耐震偽装です。多くのプロが関わっている中で、あってはならない事件が起きたのがショックでした。当時は秘書官で自分の直接の担当業務ではな

か っ た の で す が、聞いた瞬間に足元がぐらつき膝ががくがくするほどの心もとなさを覚えました。特別な事情を持つ者のもとで起きた非常に特異 な 事 件 で す が、住宅や建築物など不動産というのは我々の生活のすべ

ての土台であり受け皿であるわけですから、しっかりした品質のものを供給しなくてはいけないと、その時に身にしみて感じました。

国民の命と暮らしを守るために

――東日本大震災も大きな出来事でしたが、どの

ように受け止めていらっしゃいますか。

私は広報課にいて、国土交通省がやっていることや復旧の状況などの情報を出す立場でした。情報を提供して小さな安心を少しずつでも渡していかなくては、という思いでやっていました。また震災前からメールマガジンを毎日作って、二週間に一度「編集長だより」を書いていましたが、震災後は何をどう言っていいのかわからず、ひと月の間書けなかったんです。自然の前では人は非常に小さい存在であること、一度地球が震えてエネルギーを放出したらこれだけの事象が起きること、その圧倒的な事実を改めて認識したわけです。

特に国土交通省の仕事は、国民の命と暮らしを守ることを使命としているので、災害の発生は避けられないとしても、失われる命をいかに一つでも減らすかということに努力を続けていかなければなりません。さらには、この事実をきちんと伝承していかなくてはいけないと…。小さい努力でもそれを着実に重ねて、後世まできちんと残していくことが国交省の仕事だと思いました。

また国土交通行政に照らしてみれば、国土形成計画法の策定が大きな転換期*でしたが、東日本大震災はそのパラダイムシフトをいよいよ余儀なくさせる大きな出来事だったと思います。――パラダイムシフトとは「全国総合開発計画」

から「国土形成計画」への政策転換ですね。

国土交通省 土地・建設産業局 不動産業課長インタビュー

不動産流通市場活性化に向けて

国土交通省 土地・建設産業局 不動産業課長野村 正史 氏

*「全国総合開発計画」は日本国土の利用、開発及び保全に関する総合的かつ基本的な計画で1962(昭和37)年に策定されたもの。その後、時代の要請をうけてそのねらいや計画項目が移り変わり、2005(平成17)年に国土総合開発法が国土形成計画法へと抜本改正され、これまでの全国総合開発計画に代わり、新たに「国土形成計画」を策定することになった。参考:「国土形成計画」http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/kokudokeikaku_fr3_000003.html)

interview

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FRK No.112 11

開発から利用へ、フローからストックへという転換です。少子高齢化で人口は増えず、ほとんどの地域は小さくなっていく。日本は、これからどうやって活力を持ち国土を維持していくかという課題を抱えています。

特に災害リスクが高い日本では、災害によりすべてを失っても、たゆまぬ努力によりそこから立ち上がってきました。つまり持続可能性というものを追求し、営々と築いてきたわけです。ここ 150年くらいの近代化以降は急速な発展を遂げてきましたが、この勢いはおそらく続きません。我々の子や孫の世代に緑あふれる日本の国土を受け継いでいくためには、持続可能性を求めていかないといけません。被災地では築き上げてきたものが失われてしまいましたが、もう一度そこに人々の生活を戻すことができるよう復興に努めています。生活を再興し、その営みや幸せをずっと続けていけるような政策を打ち出していかないといけません。東日本大震災によって持続可能な国土づくりに努力を傾けていくことが必要だと再認識したわけです。

日本経済の成長の基盤となり得る不動産業

――去る 10 月 21 日に第1回目の不動産流通市場

活性化フォーラムが開催されました。新成長戦略

の推進部門としてのご意見や進め方などをお聞か

せください。

 当日も説明の中で言いましたが、フローからストックへという考え方は、昨日今日始まったことではありません。国土交通省が「全国総合開発計画」から「国土形成計画」へと国土のあり方のビジョンを大きく変えた時に、既に明確にストックの時代を指向しているんです。その鍵を握るのは新成長戦略にもはっきりと位置づけられていますが、実物資産、まさにリアルエステートです。ここに成長の可能性が秘められていると思うのです。

パラダイムシフトを実現できるかどうかは、単に行政だけでなくて、むしろ市場の側に委ねられている部分も大きいと思います。そして市場における多くの当事者が意識を共有し課題に取り組んでいくためには、供給側だけではなく需要側のユーザーにも意識を大きく変えていただかないと実現できません。21 日の会議で出されたさまざまな意見には、コンセンサスを得ながら政策ベースに持っていくもの、むしろ産業界のほうで自ら動いていただいたほうが良いようなものなどもありま

す。どう整理していくのか気の遠くなる話です(笑)。ただ、大変ではありますが、課題というのは期

待や希望と表裏一体のものです。これをやらなくては、これも足りない、ということが多いのは、行政も業界もまだまだ努力の余地が多々あるからで、それをきちんとこなしていけば、単に業界だけの利益ではなく日本の内需を中心とした経済成長にも寄与できます。つまり、不動産業は成長の基盤となりうる非常に重要な産業であり、夢もある産業だということです。

課題には、行政側で整えるべき制度や市場の条件整備などもありますし、プレイヤー自身がやるべきこともあります。まずは当事者たちが意識の擦り合わせをし、思いを一つにしていくことが大事だと考えています。行政としては、皆さんの意見を整理して、どうプライオリティをつけていくのかを検討し、きちんとメッセージを発信するとともに、ピックアップされた課題の中で優先度の高いもの、緊急性の高いものについては出来るかぎり早急に取り組んでいこうと考えています。

FRK と意見を交換しながら

――当協会に期待することがありましたら。

不動産流通市場活性化という課題については、さまざまな不動産事業の中でも流通に関わっていらっしゃる事業者、その事業者の団体である FRKは、まさに今後の政策転換の鍵を握る業界団体です。そういう意味で、不動産流通業界のリーダーとして、流通市場活性化という目標のもとに果たしていただく役割というのは大きいものがあり、非常に期待するところが大であります。

FRK の会員会社の方には、現在の市場の動向や消費者の意識や住宅取得に対しての考え方など、日々の業務の中で感じ取られていることを、私どもに教えていただきたいですね。支持を受けられない政策であってはなりませんから、きちっと間違いのない行政の方向性を見つけていくという際には、双方向のコミュニケーションを是非取らせていただきたいと思っております。

かつて私が住宅企画官として税制を整備する際、大変なご支援をいただいて以来のお付き合いとなります。あの時は住宅税制という狭いフィールドでしたが、今後は、持続可能な国土をつくっていくという大きな観点から、FRK と連携し協力していろいろな案件を進めていきたいと考えています。――本日はお忙しい中ありがとうございました。

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12 FRK No.112

第1回会合では、「不動産取引における暴力団等反社会的勢力排除の5原則」が採択されました。

同連絡会では今後、各都道府県ごとに関係行政機関と不動産業界との連絡会を設置することや、右記5原則を各構成団体において周知していくとともに、反社会的勢力排除条項の活用の促進を図り、不動産取引からの反社会的勢力等の排除の推進に取り組んでいくことになります。

○ 不動産業・警察暴力団等排除中央連絡会は以下の団体で構成されています。

警察庁刑事局組織犯罪対策部暴力団対策課/国土交通省土地・建設産業局不動産業課/㈳全国宅地建物取引業協会連合会/㈳全日本不動産協会/㈳不動産協会/㈳不動産流通経営協会/㈳

「第1回 不動産業・警察暴力団等排除中央連絡会」を開催

日本住宅建設産業協会/㈶不動産流通近代化センター/全国暴力追放運動推進センター/弁護士

不動産取引における暴力団等反社会的勢力排除の5原則

○ 反社会的勢力を恐れない○ 反社会的勢力を利用しない○ 反社会的勢力に資金を提供しない○ 反社会的勢力と交際しない○ 反社会的勢力と取引しない

㈳全国宅地建物取引業協会連合会㈳全日本不動産協会㈳不動産協会㈳不動産流通経営協会 ㈳日本住宅建設産業協会㈶不動産流通近代化センター

<不動産業・警察暴力団等排除中央連絡会>

10 月 26 日(火)、「第1回不動産業・警察暴力団等排除中央連絡会」が開催されました。同連絡会は、不動産業界と関係行政機関との連携強化および不動産取引における暴力団等反社会的勢力の排除の推進を目的として設立されたものです。

会報の前号でお知らせした「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」についての説明会を平成23年9月22日(木)、千代田区の霞が関ビル「東海大学校友会館」 において開催しました。

講師は、東京都都市整備局市街地建築部耐震化推進担当課長の吉野敏郎氏をお迎えし、条例

「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例の説明会」を開催

の内容である特定緊急輸送道路沿道の一定の建築物の所有者等に対する ① 耐震化の状況の報告(平成 23 年 10 月 1 日から義務付け)、② 耐震診断の実施(平成24年4月1日から義務付け)、 ③ 耐震改修等の実施(努力義務)について説明していただきました。出席者は 110 名でした。

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FRK No.112 13

今年9月 30 日に国土交通省令として告示公布され、12 月1日から施行される「賃貸住宅管理業者登録制度」に関するセミナーを、10 月31 日(月)と 11 月7日(月)の2回、千代田区の霞が関ビル「東海大学校友会館 望星の間」において開催しました。

講師は、国土交通省土地・建設産業局不動産業課経営指導係長の越智成基氏をお迎えしました。

両日とも午後1時より開会し、制度の目的・概要の説明から始まり、賃貸住宅管理業

マンション投資への悪質な勧誘によるトラブルの増加を背景として宅地建物取引業法施行規則第 16 条の 12 が改正され、本年 10 月 1 日から施行されたことから、規則の一部改正に関す

る説明会を平成 23 年 10 月 17日(月)、千代田区の霞が関ビル「東海大学校友会館において開催しました。

講師は、国土交通省土地・建設産業局不動産業課不動産業指導室担当官 廣瀬祐一郎氏をお迎えし、改正の経過、改正

「賃貸住宅管理業者登録制度に関するセミナー」を開催

「宅地建物取引業法施行規則一部改正に関する説明会」を開催(宅地建物取引業に係る契約の勧誘規定の改正)

後の宅地建物取引業法施行規則第 16 条の 12 第1号のうち、勧誘に関する禁止行為(下記のとおり)等について説明していただきました。出席者は 100 名でした。

【宅地建物取引業法施行規則第 16 条の 12 第1号】(イ・ロ 省略)ハ 当該勧誘に先立って宅地建物取引業者の商

号又は名称及び当該勧誘を行う者の氏名並びに当該契約の締結について勧誘をする目的である旨を告げずに、勧誘を行うこと。

ニ 宅地建物取引業者の相手方等が当該契約を締結しない旨の意思(当該勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思を含む。)を表示したにもかかわらず、当該勧誘を継続すること。

ホ 迷惑を覚えさせるような時間に電話し、又は訪問すること。

へ 深夜又は長時間の勧誘その他の私生活又は業務の平穏を害するような方法によりその者を困惑させること。

者登録規程および賃貸住宅管理業務処理準則の解釈についての説明、最後に参加者からの質問に対する回答を行い終了しました。出席者は 10月 31 日が 76 名、11 月7日が 50 名でした。

国土交通省土地・建設産業局廣瀬 祐一郎氏

国土交通省土地・建設産業局越智 成基 氏

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14 FRK No.112

会員会社の新人営業担当者(入社1年未満)の方を対象に、不動産売買の基本的な実務知識の習得を目的とした「不動産取引基礎研修」を、10 月 20 日(木)、21 日(金)の2日間、お茶の水・中央大学駿河台記念館で開催しました。

今回は研修部会の意見も反映し、講義内容や講師の見直しを行って2日間6科目のカリキュラムで研修を実施し、計 45 名の方が受講しました。

■講義内容および講師1.「重要事項説明」

吉野 荘平氏(吉野不動産鑑定事務所 不動産鑑定士補)

2.「ローン知識」植木 薫氏

(住宅金融支援機構 首都圏支店 統括調査役)

例年同様、来年1~2月に下期「不動産取引実務研修」を予定しています。当研修は入社5年以上の実務経験を有する方を対象に、日常の営業に役立つ講義内容としています。

受講ご希望の方は、首都圏は当協会のホームページ会員専用サイトで12月に募集しますので、内容を確認のうえ、お申込みください。

近畿圏・中部圏の支部会員の方は、それぞれの支部が時期・内容を決めて募集しますので、そちらに直接お申込みください。 

[研修概要]■ 講義内容および講師(予定)1.「法律」

松田 弘氏(当協会顧問弁護士)・不動産関係の新法、改正法の内容・不動産売買における各種紛争事例とその対策

2.「税務」板倉 和明氏(板倉和明税理士事務所 税理士)・平成 24 年度税制改正案の概要

3.「セールス実務」西坂 勝成氏(有楽土地住宅販売㈱ 人材開発室長)

4.「税務知識」板倉 和明氏(板倉和明税理士事務所 税理士)

5.「不動産広告規制」斉藤 卓氏

((公社)首都圏不動産公正取引協議会 事務局次長)6.「物件査定」

難波 誠氏(三井不動産販売㈱ 人材開発部)

・税制改正案に対する実務対応3.「価格査定」

藤田 浩文氏(東急リバブル㈱ 鑑定課長)・査定マニュアルの仕組みと使い方・公的価格の概要およびその活用法

4.「トラブル防止」 橋本 明浩氏(東急リバブル㈱ お客様相談室長兼

コンプライアンス部長)・不動産流通市場の変化とトラブル・紛争の状況・トラブル防止の立場から見た調査・説明手法等

5.「不動産信託受益権取引」中沢 誠氏(不動産法務サポートオフィス代表)・信託受益権取引の流れ・信託受益権の取引方法

■ 会場東京:お茶の水・中央大学駿河台記念館

■ スケジュール1 月 23 日(月)~ 2 月 23 日(木)全 10 回

平成23年度「不動産取引基礎研修」実施報告

平成23年度下期「不動産取引実務研修」のご案内

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FRK No.112 15

去る平成 23 年 10 月 23 日(日)、ホテルニューオータニ大阪「鳳凰の間」において、当協会近畿支部による「第3回 FRK 住み替えと暮らしのセミナー 2011」を開催しました。

第1部 国土交通省 「出前講座」「中古住宅購入のチェックポイント           ~契約前の注意点~」講師:国土交通省 近畿地方整備局 建設産業課長   赤羽 武彦 氏“既存住宅を購入する場合

の心構え”として、「不動産の選び方」「宅建業者の関わり方」「契約条件を理解する」

「契約解除の方法を知る」等の売買契約書締結前の注意事項について講演していただきました。

第2部 基調講演「安心して住める既存住宅選びのポイント」講師:住宅評論家 櫻井 幸雄 氏“既存住宅選びのポイント”

として、「今は買い時といえる理由」「選んで後悔しないマイホームの条件」(利用価値と希少性の高い立地)、「住んでから後悔しないマイホームのポイント」(住み心地のよいマイホームを選ぶ)等ついて講演していただきました。

近畿支部「第3回 FRK 住み替えと暮らしのセミナー2011」実施報告

国土交通省 近畿地方整備局 建設産業課長

赤羽 武彦 氏

住宅評論家櫻井 幸雄 氏

平成 23 年度研究助成の公募により申請のあった研究課題について、審査委員会(委員長 浅見 東京大学教授)において審査を行いました。その結果、下記の 6 件の研究課題に対し、助成を行うこととしました。

平成23年度研究助成の決定

No 助成者 所属 研究課題

1 (共同研究)瀬下博之教授 他1名 専修大学商学部 居住権保護を実現するための住宅金融のあり方につ

いて— 住宅流通促進と賃借権・担保権保護

2 山田育穂准教授 東京大学空間情報科学研究センター

東日本大震災被災地域における平成 25 年住宅・土地統計調査の被災・復興状況を考慮した調査方法の研究

3 (共同研究)曹雲珍研究員 他 1 名 日本不動産研究所 アジア住宅流通システムにおける比較分析 

~売り手、買い手と仲介業者の契約を中心として~

4 (共同研究)福元健太郎教授 他 1 名 学習院大学法学部 よい学校の近くにある不動産価格は高いか? 

5 (共同研究) 岩田真一郎教授 他 2 名 富山大学経済学部 不動産空間市場における価格競争:

味方かライバルか?

6 (共同研究)阪本一郎教授 他 2 名 明海大学不動産学部 東日本大震災による液状化が住宅・生活・市場に与

えた影響と住宅流通制度のあり方に関する研究

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16 FRK No.112

10 月 13 日(木)から 15 日(土)の3日間、アジア太平洋不動産会議がマレーシア・ クアラルンプールにおいて開催されました。

アジア太平洋不動産会議は世界不動産連盟(FIABCI)の地域別大会として、2年に一度開かれているものです。

今回は、「アジア太平洋:その青空に限りはあるのか? 成長のテンポを設定する」をテーマとし、アジア太平洋地域各国を中心に約 500 名が参加、日本からは 13 名が参加しました。

開会式においては、マレーシアのアーマド・

2011年世界不動産連盟アジア太平洋不動産会議開催

フスニ・ハナジラ第二財務相が挨拶されたほか、フォーラムにおいてもマレーシアのチョー・ チーフン住宅自治相やインドネシアのスハルソ・マノアルタ国民住宅担当国務相が「不動産が成長のエンジンとなる」をテーマに講演されるなど、同地域の経済・不動産に関し、様々な視点からの情報提供、意見交換が行われました。

がんばろう日本

がんばろう日本

がんばろう日本

がんばろう日本

がんばろう日本

がんばろう日本

がんばろう日本

OFF OFF

ON

OFF

がんばろう日本

震災後半年を経過して

東日本大震災により被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

大震災発生後半年以上が経過しましたが、被災地域内で被害の大きかった沿岸部の再建計画をはじめ行政の具体的な対応も聞かれるようになり、復旧・復興への道は少しずつですが確実に前進していることが感じられる一方で、依然として被災者の生活レベルにおける課題は多いのが現状です。

私達が携わる不動産市況においては、半年を経過し、ようやく被災者の方々への官民の具体的なサポート対策(生活支援制度や補助金、低利の融資他)をベースに、次のステップへ踏み出していく動きが出てきており、実需を中心とした不動産取引は新たな局面を迎

えつつあるように感じております。そうした中で今後の私達の役割は、マーケ

ット動向を正確に把握し、お客様に対する情報発信の精度向上を図り、お客様に的確にご判断いただけるようにプロフェッショナルの立場で不動産サービスを提供させていただくことだと思っております。また弊社の場合は特に個人レベルだけではなく、全国ネットワークなど企業グループの組織力も積極的に活用しながら、東北エリア復興の一助となれるよう一層努めていきたいと思います。

東北支部からの報告

三菱地所リアルエステートサービス株式会社

東北支店長 久野 浩義

世界不動産連盟日本支部参加者

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10/6 第 4 回企画専門委員会「平成 24 年度税制改正に関する国土交通省要望」「平成 24 年度住宅金融支援機構に係る概算要求等の概要」

「不動産業における反社会的勢力排除への取組状況」

10/7 第 2 回コンプライアンス部会「不動産業・警察暴力団等排除中央連絡会について」

「不動産業団体による暴力団排除宣言について」

委員会・部会報告

10/20 第 3回理事会開催[報 告]「平成 24 年度国土交通省関係税制改正要望と FRK 要望」

「住宅金融支援機構に係る概算要求等の概要」「不動産流通業に関する消費者動向調査について」

「不動産業における反社会的勢力排除に向けての取組状況」

「平成 23 年度研究助成の決定について」

理事会報告 「事例報告」「反社連絡協議会によるデータベースの構築について」

「改正犯罪収益移転防止法の動きについて」「不動産協会作成反社会的勢力排除モデル条項」

10/11 第 2 回業務・流通委員会「平成 24 年度税制改正に関する国土交通省要望」「平成 24 年度住宅金融支援機構に係る概算要求等の概要」

「第 16 回不動産流通業に関する消費者動向調査結果」

「不動産業における反社会的勢力排除への取組状況」

10/14 第 2 回運営委員会「平成 24 年度国土交通省関係税制改正要望とFRK 要望」

「住宅金融支援機構に係る概算要求等の概要」「不動産流通業に関する消費者動向調査について」「不動産業における反社会的勢力排除に向けての取組状況」

「平成 23 年度研究助成の決定について」

10/20 第115 回売買契約書等標準化ワーキング「悪質勧誘禁止宅建業法規則改正説明会報告」「東京都緊急輸送道路沿道建築物耐震化推進条例について重説記載例」

「近代化センター設置情報サロンについて」

レインズのルールを守って適正な不動産取引を!1. 実態のない「売り止め」または「商談中」との回答による「物件不紹介」はやめましょう。

2. 相手業者の媒介契約上の地位を無視した、売り主・買い主の「抜き行為」はやめましょう。

3. 「図面登録」と「成約報告」は必ず行いましょう。

節 電 の お 願 い

電気事業法第 27 条に基づく電力の使用制限の緩和等が行われましたが、無理のない範囲で引続き節電にご協力ください。

がんばろう日本

がんばろう日本

がんばろう日本がんばろう日本がんばろう日本

がんばろう日本がんばろう日本

OFF OFF

ON

OFF

がんばろう日本

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18 FRK No.112

10 月 17,083 9,028 7,319 2,011 11 月 18,171 9,207 7,025 2,008 12 月 17,338 7,860 5,650 1,632 1 月 19,607 9,803 6,828 1,731 2 月 20,399 9,817 6,984 1,892 3 月 19,394 9,477 7,175 1,690 4 月 22,343 10,958 8,261 2,036 5 月 22,107 10,283 7,721 1,941 6 月 22,077 10,630 7,951 1,970 7 月 22,347 11,442 8,413 1,917 8 月 19,807 9,637 6,679 1,694 9 月 23,055 11,919 8,600 1,864

物件種別新規登録数推移[首都圏]

●首都圏全域 ('10.10 ~ '11.9) 単位:件

物件種別成約率推移[首都圏]

●首都圏全域 ('10.10 ~ '11.9) 単位:%

注1.  首都圏に所在する物件の登録状況で 他流通機構の会員の登録を含みます。 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月

10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月

注1. 他流通機構の会員の成約数も含みます。 2.  成約率=成約報告件数÷(前月末在庫件数

+当月新規登録数)×100

注1. データは当月の1日当り平均件数です。

12.00

10.00

8.00

6.00

4.00

2.00

0.00

マンション 戸建 土地 事業用

ホームナビ平均公開件数

東日本レインズ24,000

22,000

20,000

18,000

16,000

14,000

12,000

10,000

8,000

6,000

4,000

2,000

0

単位:%

単位 : 件

9月8月4月 6月5月 7月 仲介サイト 80,984 81,309 83,634 84,751 84,231 85,873 賃貸サイト 23,544 23,811 23,874 23,934 23,702 23,571 新規サイト 1,664 1,727 1,759 1,790 1,820 1,778 合   計 106,192 106,847 109,267 110,475 109,753 111,222

FRK ホームナビ

10 月 5.17 3.95 1.77 1.01 11 月 5.15 3.66 1.71 0.75 12 月 4.44 3.39 1.62 0.95 1 月 4.44 3.27 1.47 0.94 2 月 5.33 3.80 1.86 1.03 3 月 4.47 3.41 1.86 1.15 4 月 3.83 2.91 1.55 0.84 5 月 3.77 3.26 1.75 0.90 6 月 3.73 3.23 1.97 1.19 7 月 3.76 3.17 1.87 0.95 8 月 3.20 2.84 1.63 0.97 9 月 3.90 3.16 1.81 1.23

マンション 戸建 土地 事業用

単位:件('10.4 ~ '11.9)

マンション戸 建土 地事 業 用

凡 例

マンション戸 建土 地事 業 用

凡 例

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INFORMATION事務局だより

■ 日本経済新聞でFRK 紙上シンポジウムを実施 当協会は今年度事業として、この2月に「『流通新時代』における望ましい住宅・不動産税制のあり方に関する研究会」を立ち上げました。当研究会がとりまとめた内容等について、10 月2日(日)の日本経済新聞全国版朝刊において鼎談方式の紙上シンポジウムを実施しました。 シンポジウム参加者は、当協会の袖山靖雄理事長と研究会の座長を務められた横浜国立大学法科大学院教授の岩﨑政明氏、フリーアナウンサー・タレントとして活躍中の中井美穂氏の三人です。中長期的な視点から住宅流通市場の活性化のための望ましい税制のあり方を中心にお話ししていただきました。

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20 FRK No.112

編集・発行:社団法人 不動産流通経営協会事務局〒 105-0001 東京都港区虎ノ門 3-25-2 ブリヂストン虎ノ門ビル5階TEL.03-5733-2271 FAX.03-5733-2270

社団法人 不動産流通経営協会 会報No.112 平成23年11月29日発行

●社名変更           旭化成不動産㈱ ⇒ 旭化成不動産レジデンス㈱常和アセットマネジメント㈱ ⇒ 常和不動産㈱

●所在地変更          飯野海運㈱ 〒100-0011

千代田区内幸町 2-1-1

TEL03-6273-3069

INFORMATION会員だより

●代表者変更           (敬称略)

北愛知リハウス㈱ 代表取締役社長 渡辺公雄

㈱サンウッド 代表取締役社長 佐々木義実

㈱JTBエステート 代表取締役社長 光山清秀

富士通ホーム&オフィスサービス㈱ 代表取締役社長 今井幸治

●新規入会           JFE商事㈱ 〒100-8070

千代田区大手町 2-7-1

TEL03-5203-5093

代表取締役社長 福島幹雄

当協会のホームナビは「インターネット運営規程」および「インターネット運営規程の運用基準」により運営され、会員の皆様に同規程の遵守をお願いしています。

ホームナビ統一ロゴの掲載につきましても「インターネット運営規程の運用基準」4に「参加会員は、広告物に統一ロゴを極力掲載するように努める」としています。

ホームナビ統一ロゴの自社ウェブサイトへの掲載について(お願い)

つきましては、本主旨をご理解いただき、是非とも自社のウェブサイト上にホームナビの統一ロゴ(リンクボタン)を掲載いただくようお願いいたします。

なお、ホームナビへのリンクボタンの取得および使用方法につきましては、当協会ホームページをご参照ください。

(社)不動産流通経営協会URL http://www.homenavi.or.jp

問合せ先:社団法人 不動産流通経営協会      事務局(原、木谷)TEL 03−5733−2271