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大学名 学部名 取り組みの内容 ◆2012「ひらく 日本の大学」(学部版) 貴学部で力を入れている、あるいは特色のある初年次教育の取り組みについて入力してください。 国立大学 弘前大学 理工学部 B.初年次教育 各学科に10~15名ずつ個別に担任を置き、導入教育を実施している(大学でいかに学ぶか、プレゼンテーション、レ ポートの書き方など)。 岩手大学 工学部 B.初年次教育 (1)本学部では大学への入学と同時に新1年生に対して各学科ごとに「基礎ゼミナール」を実施し、大学で身につける べきミニマムエッセンシャルの説明(文章作成・レポート作成の仕方、学術文献の調査法、図書館の利用方法等)、学 科ごとの1泊研修を通しての新入生同士や教員との交流の機会の確保、および学科内の特色ある研究内容の紹介 等を行っている。(2)本学部では以前より、高校で「数学III、C」「物理II」「化学II」を履修しなかった新入生を主な対象 に、工学入門科目として「工学入門数学I」「工学入門物理I」「工学入門化学」を開講して高等学校の数学・物理・化学 と大学で学ぶ数学・物理・化学の落差を埋める努力を続けてきたが、平成23年度より新たに「工学入門数学II」「工学 入門物理II」を開講し高大連結部分の学力の充実に努めている。 東北大学 工学部 B.初年次教育 1年次第2セメスターに「創造工学研修」を開講している。この授業は、工学部の研究内容に応じた課題を130程度開 講し、少人数による演習形式の授業になっている。学生が自らの意思と発想によって、与えられた課題あるいは自ら 設定した課題について着想力と想像力を駆使して問題解決の筋道を模索し、実現するための方法、手段を学ぶこと に意義を見出し、特にその過程を重視している。 東北大学 医学部 B.初年次教育 臨床医学修練(一次)を科目として導入し、医師への第一歩としての道筋を啓蒙している。 秋田大学 教育文化学部 B.初年次教育 初年次教育では、授業科目「初年次ゼミ」ほかを通じて、その後の学習・専門分野選択に資するように、各学生が生 涯の学習体系を作り上げていく一助を意識している。 秋田大学 医学部医学科 B.初年次教育 従来1年次においては、教養基礎教育を主体としてきたが、高学年における臨床教育へのスムーズな移行を図るた め、平成24年度からは専門教育を一部先行して学ぶようカリキュラムを変更した。加えて、少人数参加型あるいは チーム基盤型の学習も体験させ、課題探求・問題解決能力を養っている。 秋田大学 医学部保健学科 B.初年次教育 前期15回(30時間)で全教員が参画し、医療学概論の講義および少人数グループでの保健と医療・福祉に関する討 論を交えたゼミ(初年次ゼミ)を行っている。また、1年次学生の学習をサポートする2年次学生(ピアサポーター)を置 き、学習相談に応じている。 山形大学 農学部 B.初年次教育 ○授業科目「農学最前線」を開講し、農学関連の現場で活躍している公務員、試験研究員、民間の会社員などの社 会人から、その現状と問題点、今後の展望等を解説してもらい、2年次以降のコース選択のための参考と、職業につ いての認識を高める内容で実施している。○授業科目「基礎農学セミナー」を開講し、各コースの卒業後の出口を意 識した県内の試験研究機関や製造企業、農業水利施設、商業施設の見学を行い、農学部ではフィールド体験を通 じ、農学全般および農学部に対する理解をより深める内容で実施している。 福島大学 理工学群 共生システム理工学類 B.初年次教育 1年生の教養演習(前期、後期)で少人数クラスを構成し、前期には大学生活に馴染めるような各種ガイダンスを行 い、後期では個別の調査、研究、発表を行い、自主性を育んでいる。 福島大学 人文社会学群 行政政策学類 B.初年次教育 初年次教育、及び学生支援:新入生が所属する教養演習に上級生「シニター」2名がはりつき、学生目線での履修助 言と学生生活のアドバイスを行うピアサポート制度jは、学部創設以来25年の伝統を持つシステムで、「シニター」と なった上級生の成長ぶりも目を見張るものがある。 1/65 ペーCopyright 朝日新聞×河合塾 「ひらく 日本の大学」2012年度調査結果より

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大学名 学部名 取り組み 取り組みの内容

◆2012「ひらく 日本の大学」(学部版)貴学部で力を入れている、あるいは特色のある初年次教育の取り組みについて入力してください。

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弘前大学 理工学部 B.初年次教育 各学科に10~15名ずつ個別に担任を置き、導入教育を実施している(大学でいかに学ぶか、プレゼンテーション、レポートの書き方など)。

岩手大学 工学部 B.初年次教育 (1)本学部では大学への入学と同時に新1年生に対して各学科ごとに「基礎ゼミナール」を実施し、大学で身につけるべきミニマムエッセンシャルの説明(文章作成・レポート作成の仕方、学術文献の調査法、図書館の利用方法等)、学科ごとの1泊研修を通しての新入生同士や教員との交流の機会の確保、および学科内の特色ある研究内容の紹介等を行っている。(2)本学部では以前より、高校で「数学III、C」「物理II」「化学II」を履修しなかった新入生を主な対象に、工学入門科目として「工学入門数学I」「工学入門物理I」「工学入門化学」を開講して高等学校の数学・物理・化学と大学で学ぶ数学・物理・化学の落差を埋める努力を続けてきたが、平成23年度より新たに「工学入門数学II」「工学入門物理II」を開講し高大連結部分の学力の充実に努めている。

東北大学 工学部 B.初年次教育 1年次第2セメスターに「創造工学研修」を開講している。この授業は、工学部の研究内容に応じた課題を130程度開講し、少人数による演習形式の授業になっている。学生が自らの意思と発想によって、与えられた課題あるいは自ら設定した課題について着想力と想像力を駆使して問題解決の筋道を模索し、実現するための方法、手段を学ぶことに意義を見出し、特にその過程を重視している。

東北大学 医学部 B.初年次教育 臨床医学修練(一次)を科目として導入し、医師への第一歩としての道筋を啓蒙している。

秋田大学 教育文化学部 B.初年次教育 初年次教育では、授業科目「初年次ゼミ」ほかを通じて、その後の学習・専門分野選択に資するように、各学生が生涯の学習体系を作り上げていく一助を意識している。

秋田大学 医学部医学科 B.初年次教育 従来1年次においては、教養基礎教育を主体としてきたが、高学年における臨床教育へのスムーズな移行を図るため、平成24年度からは専門教育を一部先行して学ぶようカリキュラムを変更した。加えて、少人数参加型あるいはチーム基盤型の学習も体験させ、課題探求・問題解決能力を養っている。

秋田大学 医学部保健学科 B.初年次教育 前期15回(30時間)で全教員が参画し、医療学概論の講義および少人数グループでの保健と医療・福祉に関する討論を交えたゼミ(初年次ゼミ)を行っている。また、1年次学生の学習をサポートする2年次学生(ピアサポーター)を置き、学習相談に応じている。

山形大学 農学部 B.初年次教育 ○授業科目「農学 前線」を開講し、農学関連の現場で活躍している公務員、試験研究員、民間の会社員などの社会人から、その現状と問題点、今後の展望等を解説してもらい、2年次以降のコース選択のための参考と、職業についての認識を高める内容で実施している。○授業科目「基礎農学セミナー」を開講し、各コースの卒業後の出口を意識した県内の試験研究機関や製造企業、農業水利施設、商業施設の見学を行い、農学部ではフィールド体験を通じ、農学全般および農学部に対する理解をより深める内容で実施している。

福島大学 理工学群 共生システム理工学類 B.初年次教育 1年生の教養演習(前期、後期)で少人数クラスを構成し、前期には大学生活に馴染めるような各種ガイダンスを行い、後期では個別の調査、研究、発表を行い、自主性を育んでいる。

福島大学 人文社会学群 行政政策学類 B.初年次教育 初年次教育、及び学生支援:新入生が所属する教養演習に上級生「シニター」2名がはりつき、学生目線での履修助言と学生生活のアドバイスを行うピアサポート制度jは、学部創設以来25年の伝統を持つシステムで、「シニター」となった上級生の成長ぶりも目を見張るものがある。

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茨城大学 工学部 B.初年次教育 理系基礎教育は積み上げ的な学習が求められているが、 近の入学者の習得度の差はかなり大きい。本学では効果的な理系基礎教育を行うにあたって、習得度に応じた授業内容を用意している。具体的には、「微分積分」と「力学」について高校レベルの学力を判定する「基礎テスト」を作成し、入学時に工学部の新入生に実施し、この結果を基にしたクラス分けを行っている。特に、習得度の低い学生(0型)については、週2回の授業(これ以外の学生(標準型)は週1回)とし、内容や方法も特別に工夫している。その大きなものは、eラーニングを利用して復習を徹底化する教材と授業様式を取り入れたことである。0型グループが標準型グループにどの程度追いついているかを見るために、8月に基礎テストを再度実施した。この結果、概ね追いついていることがわかった。

茨城大学 理学部 B.初年次教育 高校からの接続を特に意識してカリキュラムを組み立てている。各コース(数学、物理、化学、生物、地球)の科目に関して、高校で既習・未習のクラスに分けて授業を行っている。特に数学では、プレイスメント・テストを実施して習熟度別にクラス分けしている。情報教育でも習熟度別クラスを導入すると同時に、複数のプログラムを提供し学生のニーズに応えるよう努力している。また、FD等を通して、他コースの初年次教育に教授するべき内容を吟味している。

筑波大学 体育専門学群 B.初年次教育 初年次教育としてフレッシュマン・セミナーを1学期に開講し、クラス担任による大学教育の手引きを行う。また、食事、筋力、体力の測定を行い、自身のパフォーマンス向上の課題を発見させる。

筑波大学 人間学群 B.初年次教育 <教育学類>1年次からゼミ形式の科目「セミナー教育学」が用意されるとともに、教育学類を含めた人間学群全体として、キャリア教育の関係科目「キャリアデザイン入門」が設けられている。

筑波大学 情報学群 B.初年次教育 <情報科学類>1クラス20名でのクラス担任による指導、オリエンテーションの実施、フレッシュマンセミナーの開講、コンピュータリテラシ科目による情報スキルの教育、習熟度別のプログラミング教育。<情報メディア創成学類>全学開講の1学期の「フレッシュマンセミナー」に加え、2学期に「教養と科学」という科目を設置し、本学類のカリキュラム体系や、学習内容が何に役立つかについて、学類教員全員参加で教えている。4年間を見通した履修計画を立てたり、学習の動機付けを行うためのガイダンス教育としての位置づけである。

筑波大学 医学群 B.初年次教育 <医学類>1年次に医療概論で『人間性教育』と医療福祉現場でのふれあい等の早期体験実習を行っている。内容は病院見学、医療・福祉現場でのふれあい、医療面接実習、地域医療実習、リハビリテーション部、救急実習、高齢者/妊婦模擬体験実習、入院体験実習、研究室紹介など一学期に毎週実施している。

宇都宮大学 国際学部 B.初年次教育 少人数での「新入生セミナー」を活発化させ、大学での学習方法、初年次からの進路決定のためのキャリア教育を実施している。特に、昨年度から、新入生セミナーの内容を充実化させると共に、体系化している。

群馬大学 社会情報学部 B.初年次教育 1年次開講科目「情報社会論入門」で1クラス13~14人の少人数教育を開始し、問題解決のための調査・分析・結果のまとめ・報告書の作成・プレゼンテーション等を行わせた。また、授業の後半はキャリア教育に充て、1年生を対象とした職業観形成に向けた動機付けを行った。

埼玉大学 教養学部 B.初年次教育 1年次にアカデミック・アドバイザーと呼ばれる担当教員により、前期に必修科目として「アカデミック・スキルズ」という授業を担当するとともに、個別的な相談を受けるようにしている。

千葉大学 教育学部 B.初年次教育 1年次に「新入生セミナー」を必修科目としており、少人数制で、大学における学習方法をはじめ、レポート、論文の書き方、基本文献の輪読、討議における問題提起の方法、テーマに応じた討論、学外での施設見学などを実施している。また1年次後期には「基礎見学実習」を必修としていて、事前に授業の構成や課題について学びつつ、附属学校に出向いて、実際の授業を見学し、3年次に設定されている教育実習の準備として位置付けている。

千葉大学 法経学部 B.初年次教育 1年次生を対象とする基礎ゼミを開講している。基礎ゼミでは、演習形式の授業により、資料の調査・分析、レジュメ作成・発表、意見交換・討論、キャリア教育などについて学ぶ。自ら学習、議論、解決する、大学生としての基本姿勢・能力を身に付けることを目的とする。

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千葉大学 園芸学部 B.初年次教育 キャリア教育を必修科目としている。1年次に開講される少人数セミナー形式(学生6名に1名の教員が担当する)において、冊子形態のポートフォリオを配布し、記入しながら4年間持ち歩くように指導している。ポートフォリオの中には、自分の過去、現在、将来を見つめる欄、そのために必要なキャリアとなる履修計画などを記入し、履修状況も常に記入し、客観的な自分の状況が常に把握できるようにしている。この取り組みは昨年度から試行し、本年度から本格的に開始された。

千葉大学 薬学部 B.初年次教育 普遍科目「生物学」により、高校で履修した生物を再度学ぶ、高校で生物を履修しなかった学生にも生物学の基礎を学ぶことにより、広範囲な生物学の基礎を習得させている。また、普遍科目「薬学への招待ⅠおよびⅡ」により、創薬研究(Ⅰ)および薬局、行政等(Ⅱ)の分野での薬学出身者の役割を早い段階で理解させるとともに、研究室見学や企業研究現場の訪問などを行い、学生自身の将来設計に役立てる取り組みを行っている。

東京医科歯科大学 医学部 B.初年次教育 1年次の講義の多くは一般教養である。したがって、保健衛生学科では入学時のモチベーションを維持するために、以下のような配慮をしている。・看護学専攻においては、病院実習を含む「基礎看護学」、「看護心理学」、および「看護の統合と実践」を1年次前期後期で学習するよう組み入れた。・検査技術学専攻では、基礎専門科目である「解剖学」の一部を1年次履修とするとともに、従来より1年次履修科目であった「先端医療技術論」の内容を大幅に変更し、先端医療技術に関する講義のほかに、附属病院の関連部署見学、実習体験、研究室見学等の授業を組み入れ

た。

東京外国語大学 国際社会学部 B.初年次教育 ・「学術リテラシー」を1年次前期に受講(必修)。内容:大学教育の前提となる実践的な知識および情報収集、処理、発信の方法を学ぶ授業。・「基礎演習」を1年次後期に受講(必修)。内容:レポート・論文の書き方や授業やゼミでの報告・発表に必要となる基本的なスキルを学習する授業。

東京外国語大学 言語文化学部 B.初年次教育 ・「学術リテラシー」を1年次前期に受講(必修)。内容:大学教育の前提となる実践的な知識および情報収集、処理、発信の方法を学ぶ授業。・「基礎演習」を1年次後期に受講(必修)。内容:レポート・論文の書き方や授業やゼミでの報告・発表に必要となる基本的なスキルを学習する授業。

東京芸術大学 音楽学部 B.初年次教育 入学時、オリエンテーション実施。初年度教育科目として、「芸大生入門~大学生活とキャリアを考える~」の授業実施。

東京工業大学 生命理工学部 B.初年次教育 創造性育成教育としてバイオコンテストなどの小中学校用の教材作成を通して想像力(発想力)、実行力、発表能力の育成に努めている。

東京工業大学 理学部 B.初年次教育 初年次専門科目として、Fゼミ(理学セミナー)を開講している。急速に進展しつつある現代の科学について、いろいろな分野の現状とその体系、研究の進め方などについて学ぶ。自分で考えること、教員と学生、学生同士で対話、議論することを重視し、学問をするというのはどういうことかを考える機会としている。さらには将来の進路を考える機会ともしている。あわせて企業から非常勤講師を招き、科学者倫理についての講義も行っている。

東京海洋大学 海洋工学部 B.初年次教育 学習に積極的に取組む態度と資質を身につけるため、また大学における演習形式の授業への適応を図るため、初年度に「教養ゼミナール」という授業科目を設置している。

東京農工大学 農学部(共同獣医学科) B.初年次教育 能動的・自律的・自立的な学習態度の確立・育成することを目的に、次の授業を実施している。MORESENSE入門:本学の理念・歴史や農学部の研究活動、地域社会への貢献、卒業生の活躍などに関する理解を深め、学びの意欲を深めキャリア形成を理解する。農学基礎ゼミ:担当する教員が用意した特定のテーマを通して、スタディスキル、アカデミックスキルを修得・育成する。

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◆2012「ひらく 日本の大学」(学部版)貴学部で力を入れている、あるいは特色のある初年次教育の取り組みについて入力してください。

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東京農工大学 農学部 B.初年次教育 能動的・自律的・自立的な学習態度の確立・育成することを目的に、次の授業を実施している。MORESENSE入門:本学の理念・歴史や農学部の研究活動、地域社会への貢献、卒業生の活躍などに関する理解を深め、学びの意欲を深めキャリア形成を理解する。農学基礎ゼミ:担当する教員が用意した特定のテーマを通して、スタディスキル、アカデミックスキルを修得・育成する。

東京農工大学 工学部 B.初年次教育 1年次必修科目「工学基礎実験」を中心とした「分野融合実験を核とする初年次教育」を実施している。

新潟大学 歯学部 B.初年次教育 初年次前期に「大学学習法(歯学スタディ・スキルズ)」を開講し、担当教員分担執筆による自作のテキストを使用して、図書館の利用方法、コンピュータを用いた情報検索や通信の基本技術、レポートの書き方やプレゼンテーションの仕方等について講義・演習を行っている。また、学生には講義・演習での知識・技能をもとに、レポートを作成し、その内容をプレゼンテーションするよう課題を課している。

新潟大学 教育学部 B.初年次教育 ①1年次に大学学習法(スタディ・スキルズ)【必修】の履修:大学での学習で必要となる基本的スキル及び学習方法を身につける目的で、少人数のグループ演習を中心とする授業を履修する。②4年一貫の体験的カリキュラムとして1年次に入門教育実習(幼稚園、小・中学校の教育活動に参加・観察)を履修し、教員を目指すという自覚を促す。

新潟大学 人文学部 B.初年次教育 1年次に必修科目として、大学学習法にあたる「人文総合演習」、2年次に選択必修科目として、キャリア科目として「キャリアデザイン」、学士力の涵養を狙った「表現プロジェクト演習」などの科目を配置して、初年次教育にあたっている。

新潟大学 工学部 B.初年次教育 1年生科目「工学リテラシー入門」:「失敗しつつもそれを強い意欲で乗り越えて成功する体験を組み込んだ」教育プログラム(「やってみせ、させてみて教育」と呼ぶ)を行うため、開設している科目です。「知識の暗記だけで使えるつもりになっている」“つもり学習”の悪癖に気づき、勉学姿勢を自ら改めることで、工学を使いこなす能力を育成するための基礎となる勉学習慣の形成を目的としています。

新潟大学 法学部 B.初年次教育 一年次学生に対して、法学部教育としての基礎教育を体系化して教授している。法学部教育体制の特色である3つのコア・カリキュラム(企業法務・行政法務・国際法政)に対応する「リーガル・システム」ABCを開講して、法律学系、政治学系、国際系の基礎的教育を行い(基礎の「基」という位置づけ)、法学部教育における基礎的科目や専門科目を履修する基礎体力を付けることを目指している。これは、カリキュラムの体系化と連動するものである。

富山大学 人文学部 B.初年次教育 1年次前期に「基礎ゼミナール」(2単位)を必修にしている。この授業は、1クラスの受講者数が12~13名程度になるように15のクラスに編成し、図書館ツアー・文献検索の方法・レポート等の書き方などを指導する他、ディスカッションを行い、受講者全員が自ら調べた内容を発表する機会を設けている。また、この授業を担当している教員と教務担当の教員が一同に会し「基礎ゼミ」報告会と称する情報交換会を授業の期間中と授業終了後の2回開催している。この報告会では、教育方法の改善を目指し、授業の進行状況や新入生の学習状況についての情報を交換している。

富山大学 医学部  B.初年次教育 1年次に医学を学ぶ導入教育として、「医療学入門」、「医学概論」などのチュートリアルや実習等を組み入れた講義を取り入れ、さらに、入学直後のモチベーションの高い時期に、「早期体験実習」を行い、まる1日少人数に分かれ、基礎あるいは臨床の講座で、実際の医学研究や臨床現場に触れることで将来の医師像を明確にさせ、学習意欲を向上させる。

富山大学 経済学部 B.初年次教育 昼間主コースの1年次前学期にアカデミックスキルの修得を主目的として「入門ゼミナール」を実施している。1クラス15名程度で、選択科目ではあるが、ほほ全学生が履修している。

金沢大学 人間社会学域(経済学類) B.初年次教育 初年度において、大学での学び方を学ぶ科目(大学社会生活論)および主体的な学習態度を身につけることを目的として少人数教育の初学者演習を開講している。特に初学者演習では、本の読み方、資料の集め方、レポートの書き方そして報告の仕方を学ぶことを目的として講義が行われている。

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金沢大学 人間社会学域(地域創造学類) B.初年次教育 学類共通科目として「地域創造学」を1年前期に配置し、学類としての学問的基礎を学ばせた後、1年後期に、各コース(4コース)の基礎を学ぶことができる科目を履修させ、より具体的で専門的な基礎を幅広く身につけさせるよう努めている。これらの履修を踏まえて、1年修了時にコースを選択させることで、高い問題意識を持ったコース選択ができるように努めている。

金沢大学 人間社会学域(法学類) B.初年次教育 必修科目として設定されている初年次教育科目(大学社会生活論、初学者ゼミ、情報処理基礎等)を有機的に連動させている。具体的には大学社会生活論で扱ったテーマを題材にして、初学者ゼミでさらに深く調べさせて研究発表を行わせ、学期末にはゼミ対抗のプレゼンテーション大会を実施することによって、これまでの取り組みの成果を確認している。なお、リサーチやプレゼンテーションに必要な情報処理スキルについては、情報処理基礎の授業で扱っている。

福井大学 工学部 B.初年次教育 平成21年度に採択された大学教育・学生支援推進事業「学士力涵養の礎となる初年次教育の充実」により、これまで一貫して行ってきた初年次教育の充実に向けた取り組みを加速・拡充すると共に、新展開を図っている。具体的には、数学の補習授業の規模拡大及び習熟度別クラス編成等の専門基礎教育の拡充、体験入学やAO入試合格者に対する入学前指導等に加え、専門基礎教育や専門高度教育との円滑な接続に資する数理教育を核とした複合型高大連携、初年次での修学の早期動機付け教育を充実、自己の点検、振返りなどの自己対話をWeb上で繰り返すことにより、学生が自己管理を進展する能力開発Webシステム「JIBUNポートフォリオ」の構築等、教育の質の向上に努めている。

福井大学 医学部 B.初年次教育 新入生が1日も早く大学生活に慣れ、有意義な大学生活を送ることができるよう、学生数人を小グループとしてアドバイザー教員や在学生によるグループ活動を推進している。

山梨大学 医学部 B.初年次教育 医学科においては、入学後の早い段階で地域中核病院でECE(早期臨床体験実習)を実施し、これから取り組む医学、医療を理解させ、医師及び看護師となるための今後の学習に何が必要かを考えるさせるとともに、医学に対するモチベーションの向上につながる機会を与えている。

信州大学 経済学部 B.初年次教育

信州大学 医学部 B.初年次教育 ・必修科目として「新入生ゼミナール」を開設し、保健学科・医学科合同で授業をしている。・医療に関連した共通テーマについて演習を行うことにより、専門領域や将来のチーム医療に関する相互理解を深めるように指導している。(保健学科)

静岡大学 理学部 B.初年次教育 新入生向けの専門科目(例:生物科学科の生物科学入門等)で、勉強の進め方から、キャリア形成、進学や就職など、大学生活で直面する諸問題についても初年度から教育を行っている。

名古屋大学 法学部 B.初年次教育 1年生前期に開講される「現代日本の司法」では、日本の裁判の仕組みを学習しながら、裁判官や弁護士の話をじかに聞き、「現代日本の外交・国際関係」では、グローバル化時代にあたって世界の動きを見抜く目をみがき、「法と政治の思想」では、法制度や政治制度の背景にある考え方を探ります。1年生後期に開講される「現代日本の政治と行政」では、日本の政治と行政の基本的な仕組みや問題点を学びます。これらの科目の履修を通じて、高校までには知らなかった法学・政治学の知的世界へ入門し、2年生以降の履修科目選択の橋渡しとなります。

名古屋大学 理学部 B.初年次教育 理学部では、1年次では学科に配属せず、2年次に上がるときに各人の希望と1年次の成績によって学科に配属される(学科分属制度)。そのために、学生各自で進路を十分に検討し、積極的に関係教員と係わることで学生自ら進路を決定できる環境を設けている。また、学生への指導が行き渡るよう、入学時には5クラス程度に学生を分け、それぞれにクラス担任を置くことで、学習面・生活面の相談や指導、援助をきめ細かく行いやすい体制を取っている。その他、学科ごとに独自に補習教育や若手教員あるいは大学院生によるプレセミナー・研究室訪問や学習アドバイザー制を取っている。

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名古屋大学 文学部 B.初年次教育 当学部では学部2年生から各専攻(研究室)に分属するが、高校までに学習してきたことと各専攻の教育内容に隔たりがあることから、専攻の選択に戸惑う学生も多いため、どの専攻に分属するかを判断する材料となるよう、1年の前期に人文学の概要について講義する必修科目「人文学講義」を複数開講し、また、1年の後期には、分属のためのガイダンス、オリエンテーションを実施している。

岐阜大学 応用生物科学部 B.初年次教育 教養基礎科目(数学・物理・化学・生物)について4月初旬に新入生全員を対象に習熟度テストを行い、そのテスト結果をもとに授業のクラス分けを行い個々のレベルに合わせた授業を行っている。

岐阜大学 工学部 B.初年次教育 初年次セミナーにおいて、レポートの作成、図書館の利用方法、大学生活等について共通した事項について学科別に実施している。

岐阜大学 地域科学部 B.初年次教育 入学してからの学習の仕方について、報告とレジュメ作成、意見交換等のやり方を学びます。

三重大学 人文学部 B.初年次教育 スタートアップセミナーを導入し、学生の学習意欲を高める指導をおこなっている。大学での学習の入門として、図書館の利用方法、文献検索の方法、プレゼンテーションの方法など、仔細にわたって説明する。少人数でのゼミナール形式なので、学生と教員との距離が近く、懇切丁寧な指導が可能になっている。

滋賀大学 経済学部 B.初年次教育 本校では、1年次に履修が義務付けられている科目として、「大学入門セミナー」があり、当該科目は、大学生活に必要な知識(履修方法・レポートの書き方・大学施設の利用方法)の修得を主としている。

滋賀大学 教育学部 B.初年次教育 取り組みの名称:大学入門セミナー。内容:授業の受け方・ノートの取り方・本の読み方・文書の読み方・資料の収集と整理・レポートの書き方・文書の書き方・発表の方法・討論の方法を学ぶ。

京都大学 医学部(医学科) B.初年次教育 「特別講義」として、医学研究において第一線で活躍する講師による講義を、4月から4回に渡って実施している。研究者としてのキャリアについて具体的に考えるきっかけとするだけなく、医学への学習意欲を高めることをねらいとしている。また、病院における外来患者の案内や受付のサポートなどを行う「外来支援ボランティア実習」を、夏休み期間に人間健康科学科及び薬学部との合同で実施している。一回生の段階で、医療現場の一端に触れるとともに、医師以外の医療職を目指す学生との交流の場にもなっている。

京都大学 法学部 B.初年次教育 現在、1年次に、学部専門科目について、入門科目として、法学入門、司法制度論、家族と法、政治学入門①②を開講しているほか、2年次に、法学部が提供する全学共通科目として、法学部生につき、比較的少人数のクラスでの授業として法学政治学英語ABの受講を必修としている。さらに、入門科目について、その後の専門科目への連携をよりよくはかるために見直しを行うほか、1年次に、法学・政治学の導入をはかるために、少人数の演習科目を新たに創設する方向で検討を進めている。

大阪大学 医学部(医学科) B.初年次教育 名誉教授の先生方や現役の教授が 先端の基礎、臨床医学研究等について週替わりで講義を行うことで、学生の医学に対するモチベーションを高めている。

大阪大学 理学部 B.初年次教育 1、2年次に配当する専門基礎教育科目を「理学部コア科目」と称し、理学部全学科の学生は共通カリキュラムとしてこの「理学部コア科目」を全員学ぶ。「理学部コア科目」は数学、物理、化学、生物、地学の基礎的内容の講義と実験で構成しており、広く理学の基礎を身につけることを目的として平成15年度から取り組んでいる。

大阪大学 基礎工学部 B.初年次教育 所属する学科における教育・研究内容と卒業後のキャリア等について理解を深めるための初年次教育科目を開講している。

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大阪大学 薬学部 B.初年次教育 1年次に早期体験学習として医療現場、公立の研究機関、企業などの見学、研究室における体験型見学実習を行い、薬学を学ぶことの重要性を認識させ、医療人として将来果たすべき使命について考えさせている。

大阪大学 法学部 B.初年次教育 1年次の2学期に、学生全員を対象にした少人数の入門ゼミを行い、専門の勉強の仕方を統一的に教育している。

神戸大学 発達科学部 B.初年次教育 本学部の教育・研究領域として創成された「発達科学」について理解を深めるとともに、その重要な特徴である学際的アプローチに触れることを目的として、学部共通科目「発達科学への招待」(必修)を実施している。

神戸大学 国際文化学部 B.初年次教育 初年次教育は(1)留学(2)専門教育(3)学生支援の三つの観点から行っている。(1)入学直後にTOEFL-ITPを1年生全員が受験し留学可能な英語能力と現在の実力との差を理解し、留学希望者には1年後期のTOEFL演習を経て、2年前期の専門基礎英語のStudyAbroadTier、またその上位の上級英語の履修へと繋がるようにカリキュラムを組んでいる。(2)1年前期に基礎ゼミで転換教育を実施するとともに4つある講座毎に各分野の概論を開講し大学での学習と国際文化学部での学習に学生が慣れ親しむように図っている。また、1年後期では専門基礎演習や各講座の講義を受講し、講座ごとの専門分野の特徴を知り、2年次より分属する講座の決定に繋がるようにしている。(3)4月に入学時ガイダンスを、5月にオリエンテーションを、12月に講座選択に向けた説明会を行っている。

神戸大学 経済学部 B.初年次教育 1年次前期の基礎演習(必修科目)の授業で、レポートの書き方や文献検索等のスタディスキルやアカデミックスキルの修得・育成の他、プレゼンテーション力やコミュニケーション力等の論理的思考方法の修得・育成のための初年次教育を実施している。

神戸大学 経営学部 B.初年次教育 「経営学入門演習」1年の時に「研究」にふれさせている。

神戸大学 医学部保健学科 B.初年次教育 新入生ガイダンス及び新入生履修ガイダンスを実施し学生生活や履修方法について説明している。

神戸大学 文学部 B.初年次教育 2年次以降に所属する専門分野を決める際のきっかけとなる授業の実施。

奈良女子大学 文学部 B.初年次教育 1回生の後期学期(10月-3月)において、9クラスの「基礎演習」を開講して、2回生以降の専門研究へ進むために必要な基本的リテラシー教育を行っている。

和歌山大学 観光学部 B.初年次教育 大学生として必要な読み書き能力、議論・発表能力、資料の収集・分析能力を習得することを目標とする「基礎演習」、コンピューターの基礎的技術、情報の収集・分析、フィールドワークの基礎を習得することを目標とする「情報基礎演習」を1年次に配置し、少人数教育により、高校から大学への「学び」の質的転換をはかる授業を実施している。また、大学生活への迅速な適応を促すとともに、観光学の基礎を学ぶために、毎年5月下旬に1泊2日で新入生合宿研修旅行を行っている。これには上級生も数十名参加し、後輩をサポートし、教え学び合うピアサポートの側面もあわせ持っている。

和歌山大学 教育学部 B.初年次教育 総合教育課程において、レポートの書き方や演習形式の授業の進め方に慣れるよう指導を行っている。

島根大学 医学部 B.初年次教育 早期体験実習(看護学科と合同授業)、入学間もない学生が将来専門職になることを動機づける。多様な職種からなるサービスを提供する医療従事者の働きを看護学科学生とともに今後医学部で何を学ぶべきかを考える機会を提供する。

島根大学 生物資源科学部 B.初年次教育 全ての教育コースで、少人数セミナーなどの初年次教育科目を設定し、1年次に履修させている。課題研究等の自主的な取り組みやフィールドワーク、実習などを取り入れることで、高校までの教育との違いをいち早く実感し、自発的に行動できるように、各教育コースで工夫している。アンケート等をみると、この科目を通して、学生の自主性を高めるとともに、教員と学生との垣根を低くすることができている。

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島根大学 法文学部 B.初年次教育 これまで学科や研究室(講座)それぞれで展開していた初年次教育科目を精査し、担当者のミーティングを開くとともに、学部で初年次教育を体系化した。また、言語文化学科の初年次教育をモデルとし、FDを行った。

岡山大学 薬学部 B.初年次教育 「薬学セミナー」「薬学ガイダンス」の2科目において、少人数制の担任セミナーを実施し、学習・生活の面でのアドバイスや、研究意欲の向上心の育成・支援を行っている。

岡山大学 法学部 B.初年次教育 1年次向けに、前期にガイダンス科目「法政基礎演習」を開講。法政基礎演習共通テキストを作成し、法学、政治学の学び方を身に付ける。

岡山大学 文学部 B.初年次教育 「人文学の基礎」、「人文学への招待」、「人文学入門演習」を初年次の導入教育と位置づけ、その制度、内容について議論を重ね、改善を図ってきた。とりわけ「人文学の基礎」については、授業期間終了後、授業を担当した教員と、次年度の担当教員の懇談会を開き、授業の質の向上に努めている。

岡山大学 農学部 B.初年次教育 初年次教育として、「総合農業科学入門(授業科目(必修))」を導入している。この科目は、農学部での履修方法、コース分属、学生生活などについてガイダンスを行うとともに、農業科学が対象としている生命現象・環境・人間生活を幅広く学習・体験することによって、農業科学に対する知的好奇心を高め、農業科学の世界へ導入することを目的としている。

岡山大学 歯学部 B.初年次教育 入学直後に歯学部の専門科目全体が俯瞰できる早期見学実習を開講している。また医療人としての自覚を早くから惹起させることを目的とし、病院および他の医療施設見学を中心とした実習科目を初年度の早い段階で行っている。

岡山大学 経済学部 B.初年次教育 1年生に対する初年次教育「修学の方法I」を開講している。学習の方法、学生生活を送る上での注意、進路別のキャリアアップに関する情報と必要な準備といった様々な課題についてガイダンスを行う。具体的には、パソコン利用ガイダンス、メンタルヘルスケア、図書館オリエンテーション、レポートの書き方、英語学習法、公務員ガイダンス、就職ガイダンス、学部の各コース別ガイダンスといった内容である。約15名の少人数ゼミナール形式と大講義方式を併用し、半期15回で実施している。

広島大学 理学部 B.初年次教育 自然科学に対する興味を高めるとともに、英語の学力を向上させるため、「AO入試入学者を主対象とした特別プログラム」を実施している。少人数クラスで、自主的な学習・研究方法やプレゼンテーションなどを学ぶための「教養ゼミ」を実施している。

広島大学 医学部 B.初年次教育 数学と理科のうち、高等学校で履修していない科目を、教養教育の必修としている。

広島大学 歯学部 B.初年次教育 ・学部の新入生ガイダンスで、教養教育、学部教育、学生生活等を説明。・1年次前期、週1コマ教養ゼミでPBLチュートリル教育を実施。

広島大学 薬学部 B.初年次教育 初年時は教養教育が中心となっているが専門教育への移行をスムースにする目的で、薬学部としては薬学概論や早期体験実習を行っている。

山口大学 人文学部 B.初年次教育 初年次教育カリキュラムとして、基礎セミナーを導入している。各回異なる授業内容で、学習・生活指導、履修・留学等多岐にわたって指導・教育を行っている。

山口大学 工学部 B.初年次教育 初年度に数学のプレースメントテストを実施し、各学生の基礎学力を測っている。テストの結果を用いて各学生の学力に応じて授業を実施し、基礎学力の向上を図っている。工学部の教員OB、大学院生が待機する「工学部サロン」を開設し、勉強の仕方、授業内容等の相談をできる場を設けている。

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山口大学 経済学部 B.初年次教育 基礎セミナーによる少人数教育。基盤科目による初年次からの専門教育。

山口大学 医学部 B.初年次教育 保健学科:外部講師による講演等、医療従事者としての自覚をたかめ、修学していけるよう導入部に力点を置く。

徳島大学 歯学部 B.初年次教育 大学入門講座を前期に90分15回実施している。内容は気づきの体験学習、相互歯磨き実習、図書館利用法、薬物依存・災害、problem-basedlearning.Team-basedlearning、医学の歴史、歯学の歴史、国際センスの磨き方、歯科診療について、感性の磨き方、研究室体験など。

徳島大学 総合科学部 B.初年次教育 1年次に「基礎ゼミナール」を必修科目として開講することで、人間力の育成とコミュニケーション能力の向上を図っている。具体的には、約10名程度の少人数のゼミナールにおいて、(1)教員と学生が議論して課題を設定し、問題解決のための手法を学ぶ。(2)少人数で、相互に討論し、協力して設定した課題を解決してゆく過程を通じ、学生と教員、学生相互の人間関係を構築し、相互のコミュニケーション能力を高めつつ、人間力を養う。(3)学習の成果を発表会で報告することにより、プレゼンテーション能力を身につける。その他に選択必修科目として「情報処理の基礎I」「情報処理の基礎II」が開講され、学生は統計解析や初歩的なプログラミング能力を習得することも出来る。

香川大学 法学部 B.初年次教育 前期には全学共通科目として「大学入門ゼミ」を開設しているが、法学部では更に後期に「基礎ゼミナール」を開設しており、リーガルマインドや政策マインドを育むための導入的な内容を少人数授業で学習することができる。また、初年次に履修を推奨する科目を修学案内、新入生ガイダンスで提示している。

香川大学 農学部 B.初年次教育 ○新入生オリエンテーション合宿:新入生相互及び上級生、教職員との交流を通して、学生生活への早期適応の推進を目的に、4月に、新入生に対してオリエンテーション合宿を実施している。○授業科目「応用生物科学概論」:応用生物科学領域の学問と技術の発展や社会的意義の概説、大学での学習法、国際活動、メンタルヘルス、キャリア形成等についてオムニバス形式で講義し、今後の学習のための指針を提供する。

香川大学 工学部 B.初年次教育 数学、物理の基礎アシストクラスを設置

愛媛大学 医学部 B.初年次教育 キャンパス(医学部のみ別キャンパス)内に保健師が常駐している他、学生は(教職員ではない)心理カウンセラーによるカウンセリングを受けることができる。学習に問題を抱える学生に対してはこまめに教員らが面接を行っている。特に、学生が進路に悩むことの多い看護学科では初年次科目の担当者がそのまま学生の生活担当教員としても機能しており、様々な相談に対応している。

愛媛大学 理学部 B.初年次教育 学部入学生全員を対象に新入生セミナー2単位があるが、この中で3回分の講義時間に当たる内容を1泊2日の合宿研修で行っている。この合宿研修では、①コミュニティの形成、②コミュニケーション能力の向上、③ピア・エデュケーションの正しい理解、④モティベーションの高揚、の4つを目標に掲げ、3つのセミナーと3つの交流プログラムを実施している。

愛媛大学 法文学部 B.初年次教育 総合政策学科回答B.初年次教育:初年次教育としてコース初歩学習科目で多面的視点(法的視点・経済的視点・経営的視点・政治的視点)から現代社会が抱える諸問題を考える力を修得させる。このことは、総合政策学科でなければできないことで、学科の特色と考えている。I.キャリアガイダンス:新社会人として必要な能力・スキルとは何かをテーマに様々な企業人を招き、学生との研修会を開催している。各企業ならではの固有の状態を反映した内容となっている。特に地元企業を中心としたもので、地域貢献できる人材の育成を一つの任務としている地方大学のあるべき姿と考えている。

愛媛大学 農学部 B.初年次教育 本学部初年次科目では、勉学リテラシーを教授するとともに、専門教育との連続性を考慮し、少人数のクラスセミナーや専門教育コース概要を紹介している。

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国立大学

愛媛大学 医学部 B.初年次教育 全学共通教育科目「初年次科目」の「新入生セミナー」の中で、医学部の学生として求められるレポートの書き方やプレゼンテーションのコツを総合医学教育センター教員が授業している。また、「初年次科目」の「初年次科目」「コース初歩学習科目」や他の1年次の科目の中で、将来の医療人としてのキャリア形成につながる授業(医療問題に関するグループディスカッション、先輩との対話、教員の研究内容や履歴の紹介など)を行っている。

九州大学 医学部 B.初年次教育 医師や基礎医学研究者を養成することを主の目的としているため、初年次カリキュラムに医学史の授業や、学外病院見学及び研究施設見学を組み込み、早期に動機付けを得られるような取組を行っている。

九州大学 21世紀プログラム B.初年次教育 初年次教育には教員が密接に関わり、・現代社会が抱える問題とそれにどう取り組んでいるかを知り、視野を広げる。・少人数(10名)のゼミを実施することで、大学での学び方を身につける。・様々なプロジェクトを通して、共同作業の方法を身につける。・自らの置かれた立場を再考し、他者に説明することで、大学生としてのアイデンティティを確固なものとする。以上を目的とした科目を実施している。

九州大学 農学部 B.初年次教育 本学部における教育、研究を鑑み、必要となる「生物学」及び「物理学」について、高等学校の元教師を非常勤講師として委嘱し、初年次に開講している。

九州工業大学 情報工学部 B.初年次教育 ・学生の学力レベルに応じた習熟度別クラスでの授業展開(数学・物理・英語・情報)。・学習コンシェルジェや補習授業を取り入れた、学習ヘルプデスク(数学・物理・英語・情報)。

長崎大学 医学部保健学科 B.初年次教育 入学初期に医学科と保健学科が共修し(入門科目)、チームアプローチについて学習している(4~5月)。その中で早期体験実習が2日間計画されている。このチームアプローチによる初年次教育・共修は2年、4年へと継続されている。

熊本大学 文学部 B.初年次教育 学士課程教育検討委員会において、初年次教育の充実、改善に向けた検討を行い、平成24年度入学者から実施している。

熊本大学 工学部 B.初年次教育 入学後まもなく新入生に対して、基礎学力テストを課しており(数学、物理、化学)、点数の下位約10%を対象に前期間にわたり補習授業を行うことで、基礎学力の補充を行っている。

熊本大学 法学部 B.初年次教育 1・2年次に20名程度の少人数にて基礎的な学習を行うクラスを設けている。

宮崎大学 医学部 B.初年次教育 新入生オリエンテーションから、学内早期体験実習、医学・医療概論Ⅰ、地域医療学Ⅰ、生命科学入門と様々な科目設定が行われており、1年次に基礎から臨床までの履修ができ、色々な体験を通して将来医師としての心構えを養成している。

鹿児島大学 法文学部 B.初年次教育 1年次の学生たちが、地域社会や文化など具体的なテーマを設定、自ら取材を行い、その結果を映像等の資料としてまとめて発表。また、初年度に取材学習を上級生がスチューデント・アシスタントとして授業に参加し、1年生の学習の補助を行うという「取材学習を取り入れた循環型初年次教育」を行っている。

琉球大学 理学部 B.初年次教育 (数理科学科)高校までの数学と大学における数学のちがいのために、通常の授業だけではついていけない新入生が多い。そこで、1年次に少人数の基礎ゼミを開講して、新しい考え方、わかりにくい事柄などを、時間をかけて対話形式で理解させるようにしている。(海洋自然科学科:生物系)1年次より学生ごとに「生物系学習達成度シート」を作り、学生に目標設定と自己評価をさせるとともに、教員がそれに基づいたアドバイスをするシステムをはじめている。また、本学科では4年次に卒業研究を必修科目として課しているが、1年次の希望者が研究室に体験配属して、大学院生らとともに研究活動を体験するプロジェクトを実施している。これを通して、低学年時での学習のモチベーションや進路についての意識が高められると期待している。

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公立大学

札幌市立大学 デザイン学部 B.初年次教育 導入教育を含めたデザインと看護の連携授業(プロジェクト型)を実施している。

岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 B.初年次教育 1年生が2、3年生と合同でグループワークを行う「プロジェクト演習」を実施している。プロジェクト演習は、1~3年生各学年2名ずつの6名でチームを組み、学年ごとに目標を設定し、学生主体でテーマの企画・構想・プレゼンを行う。 後の合同発表会では、全チームがポスター発表を行い、相互投票・表彰を行う。本取り組みは、2010年の河合塾の初年次教育調査でも高い評価を受けた。

高崎経済大学 地域政策学部 B.初年次教育 初年次教育として学部新入生全員を対象に、大学入学後の専門性教育に必要な基礎的スキルを習得するため、1年次前期に専任教員が担当する少人数制(10名~12名程度)でゼミ形式の必修授業科目「日本語論文指導」を開講している。

群馬県立女子大学 国際コミュニケーション学部 B.初年次教育 初年次教育(学習・研究リテラシー、情報リテラシー、文章表現)の必修化と、教養教育科目の学部共通化(24年度から)を実施。専門教育科目以外の科目(キャリアガイダンスを含む)の整理・体系化を26年度から実施予定。

群馬県立女子大学 文学部 B.初年次教育 初年次教育(学習・研究リテラシー、情報リテラシー、文章表現)の必修化と、教養教育科目の学部共通化(24年度から)を実施。専門教育科目以外の科目(キャリアガイダンスを含む)の整理・体系化を26年度から実施予定。

横浜市立大学 国際総合科学部 B.初年次教育 本学では本学の目指す教養教育の核を「共通教養」と位置付けています。学部生全員が1年次に「問題提起」「技法の習得」「専門との連携」の3つの科目群を通じて学ぶ姿勢を身につけ、問題発見・課題解決の力を修得します。代表的な科目が「教養ゼミ」という30人前後の少人数制クラスで、指導する教員も異なる専門分野の2名が担当します。「技法の修得」という科目群に位置するこの「教養ゼミ」では、文系から理、医、看護系までの学部を超えたクラス編成で、問題の設定、情報の検索、文献の解読、プレゼンテーションとディスカッション、グループワークや個人発表などを行い、 終的にはレポートにまとめあげるという、大学における学びの一連の過程を体得します。

福井県立大学 海洋生物資源学部 B.初年次教育 高等学校で履修する、生物、化学、物理など理科系科目の理解力確認や基礎力アップを目指した1年次生対象の必修科目として、「生物Ⅰ」、「生物Ⅱ」、「生物学実験」、「化学Ⅰ」、「化学Ⅱ」、「化学実験」、「物理学基礎」を開講している。新入生ガイダンスにおいて、担任、副担任およびアドバイザーが分担して、面接方式で個々の学生の履修計画を確認するとともに、学生が自ら作成した学習・教育目標の達成度を把握するための確認表の作成を支援している。また、1年次生は専門の教員や先輩とキャンパスが離れていることで、専門の学習内容や将来像についてのイメージを持ちにくいという課題を克服するため、できるだけ専門教員との接触を図り、専門での学習内容に関する理解を深めるだけでなく、大学での学習に必要なコミュニケーション能力が高まることを目的に、通年で「海洋生物資源学フィールド演習」を開講している。

山梨県立大学 人間福祉学部 B.初年次教育 ①フレッシュマンセミナーの実施。入学直後に1泊2日の合宿形式で授業を実施し、大学で学ぶ内容や、学ぶための基礎的な知識について理解を深める。また、全体会や少人数グループでの話し合いなどによって、新入生同士や教職員・先輩学生との交流を深める。②基礎演習。入学時の「フレッシュマンセミナー」を踏まえて、本科目ではさらに学習に向けての動機を高め、今後の学習活動のための基盤つくりを行う。学生一人一人の今後の学習計画を立てるとともに、学生間の一体感や協力関係を構築できるように、各種の体験型の学習、演習を行い、学ぶための基礎的知識、方法を教授する。具体的には、レポート作成の方法、図書館利用や情報検索の方法、先行文献の利用法、アンケート調査方法、ディスカッションの体験やプレゼンテーション技術などの方法を教授する。

山梨県立大学 国際政策学部 B.初年次教育 ①フレッシュマンセミナーの実施。入学直後に1泊2日の合宿形式で授業を実施し、大学で学ぶ内容や、学ぶための基礎的な知識について理解を深める。また、全体会や少人数グループでの話し合いなどによって、新入生同士や教職員・先輩学生との交流を深める。②キャリア形成科目の設置。本講座は、国際政策学部の学生に対する、社会人へのキャリア形成のための入門講座として開講する。本学部の就職先として可能性の高い業界で、実際に働く卒業生や実務経験者を講師として招き、その職場がどのようなところなのか、また就職するためにはどのような準備が必要かなどについて、体験を伺い学生との質疑応答をする。あわせて今後のキャリア形成に向けて、その計画の作成方法や実際のキャリア形成の方法について、本学での具体的事例を交えながら実習をする。

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公立大学

愛知県立大学 外国語学部 B.初年次教育

名古屋市立大学 医学部 B.初年次教育 医・薬・看護学部の連携と地域の協力により、学生をチームとして地域コミュニティに参加させ、地域ニーズの発見と課題の解決を通じて、プロフェッショナリズム、コミュニケーション力、チームワーク能力を習得するカリキュラムを確立した。学部連携教育委員会(毎週開催)、新しく開発した学生ピア評価システム、学年間双方向教育、地域協力者による外部評価により、学習アウトカムの保証と持続的な教育の質の向上を実現した。

名古屋市立大学 経済学部 B.初年次教育 1年次に必修の「基礎演習」(1クラス26名程度、9クラス開設)を設け、総合情報センターや学外の組織とも連携して、情報リテラシー、資料検索方法の教育、キャリアデザイン、コミュニケーション能力開発等の内容の初年次教育を推進している。

名古屋市立大学 薬学部 B.初年次教育 薬剤師国家試験受験資格が得られる薬学科(6年制)では、医学部、看護学部との連携早期体験学習により、医療の現場や様々な問題について体験し考えるとともに、チーム医療における薬剤師の役割についての理解を含める。生命薬科学科(4年制)では、1年生前期からPBL(problembasedlearning)を取り入れ、議論やプレゼンテーションに慣れるとともに、研究室や学会に参加して研究現場を体験する。これらの取り組みにより学生が自分の将来についてより具体的なイメージを持てるようになるとともに、大学受験のように「与えられた問題を解く力」ではなく、「自ら問題を発見し、解決に向かって自主的に取り組む力」が重要であることを理解するようになる。

滋賀県立大学 環境科学部 B.初年次教育 本学部独自の講義科目として必修科目「環境フィールドワークⅠ、Ⅱ」を開設している。1年生を対象とする「Ⅰ」は、実際に地域環境問題が生起する現場に出向いて問題にふれ、数値データに記録する方法を学ぶ。「Ⅱ」では、学生をグループに分け、現実の環境問題を対象に、自然調査や社会調査の基本的手法を学ぶとともに、プレゼンテーション、レポートの各スキルを身につける。また、全学で統一的に実施されている必修科目「人間探求学」は、4年間の学びのビジョンづくりやテーマを設定しての「ディベート」、プレゼンテーション技法の修得など、自己表現力、コミュニケーション能力を重視しながら、各学科で工夫をこらして実施されている。

京都府立大学 文学部 B.初年次教育 初年次教育については、3学科とも基礎演習、資料演習など、基礎力を固める入門的な科目を複数設けて、少人数クラスで実施している。

大阪市立大学 法学部第1部 B.初年次教育 法学・政治学の基礎的な素材を取り入れ、それに必要な文献や資料を調査・分析する能力を身に着け、発表・議論・ディベートなどのコミュニケーション能力を磨き、今後の専門教育科目に学んでいくために必要となる力を養っている。1回生全員を少人数のグループに分けて実施している。

大阪市立大学 文学部第1部 B.初年次教育 1年次生のうちに自ら考え、自分が進むべき学科を決定していくシステムをとっている。これまで、進みたい学科の概論的な初年次教育は行ってきているが、平成23年度より1年次生前期に「文学部基礎演習」を開講し、将来の「卒業論文」につながる論文の書き方等を指導している。これには3年次生も指導に参画し、人に教えることを通じて、自らのより高い論文執筆にむけての経験を積ませている。

大阪市立大学 経済学部第1部 B.初年次教育 1年次の前期に「基礎演習」を履修し、文献講読や小論文作成、プレゼンテーション、少人数での討論の方法を学び、さらに、1年次後期または2年次前期には「イノベーティブ・ワークショップ(課題探究演習)」を通じて、現代社会が目下直面している問題への解決策を集団で探究し、2年次後期の「論文演習」では、各自が立てたテーマに関する調査・考察結果を学術論文の形式でまとめる「修了論文」を執筆することを学びます。

大阪市立大学 医学部医学科 B.初年次教育 初年次は一般教養科目が中心であり、モチベーション維持の為に、次のようなカリキュラムを実施している。・早期臨床実習:本学附属病院を含む4病院で2日間、看護師に同行し、その役割を学習する。・早期診療所実習:本学卒業生の診療所にて実習を行い、開業医の仕事を知る。・心肺蘇生法実習:基本的な蘇生法について、上級生が教員監視の下、下級生を指導している。・コミュニケーション論:基本的なコミュニケーションについて、上級生が教員監視の下、下級生を指導している。・医学序論:医学科の教員がオムニバスで医学についての講義を実施している。

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公立大学

大阪府立大学 工学部(学域) B.初年次教育 工学域1年次で学類基盤科目を開講し、学類で学ぶ学問全般を理解する出発点として、工学的な考え方を涵養することを目的に、学類の各課程の教員がそれぞれ入門的な講義を行い、各学問分野の基礎になる考え方を解説している。

大阪府立大学 生命環境科学域 (獣医学類、応用生命科学類、緑地環境科学類、自然科学類)

B.初年次教育 生命や環境問題に関わるゼミ形式の授業を1年次に導入し、学生自らが主体的・能動的に学習する経験を強化する機会を設けている。すなわち、知識を受動的に吸収するだけではなく、自ら考え行動して探求できる人材の育成に寄与する授業を一部導入している。

和歌山県立医科大学 保健看護学部 B.初年次教育 教養セミナー(4~6人のグループに分かれ、課題を立てて討論を行う。)を実施している。

鳥取環境大学 環境学部 B.初年次教育 専門教育に対応する基礎的な知識が不足している学生を対象に、正規の履修科目とは別に、理数系の科目のリメディアル教育を行っている。

鳥取環境大学 経営学部 B.初年次教育 専門教育に対応する基礎的な知識が不足している学生を対象に、正規の履修科目とは別に、理数系の科目のリメディアル教育を行っている。

島根県立大学 看護学部 B.初年次教育 基礎セミナーとして、大学で主体的、能動的に学ぶために必要な学習技能と友人や教員との人間関係を円滑に進めるための技能を、講義とグループワーク、また保健医療福祉の体験学習をとおして学ぶ。

島根県立大学 総合政策学部 B.初年次教育 平成23年度から、これまで通年で開講してきたフレッシュマン・セミナーを春学期フレッシュマン・スキル・セミナーと秋学期フレッシュマン・フィールド・セミナーに分割して実施している。フレッシュマン・スキル・セミナーは、大学生活への適応とアカデミック・スキル習得を中心とするセミナーであり、共通シラバスのもと、共通教科書を使用して実施している。フレッシュマン・フィールド・セミナーは、フィールド調査を組み込み、「現場からの問題発見」能力育成を目指すセミナーであり、フィールドとして、行政、地方自治、経済・経営、中山間地域、地域と国際、文化・伝統というテーマに相応しい場所を選定している。学習効果を高めるため、両セミナーとも15名程度の少人数クラスとしている。

尾道大学 芸術文化学部 B.初年次教育 1年次に、基礎演習を通して、日本文学科においては、古典文学・近現代文学・日本語学の基本的スキルを身につけさせる。美術学科においては、デッサン・構成・彫刻・総合基礎の基本的スキルを身につけさせる。

広島市立大学 国際学部 B.初年次教育 国際学部であるので、初年次からの語学教育には特に力を入れている。例えば、英語callシステムを利用して英語のヒアリング、ライティング等の能力向上に努めている。

広島市立大学 情報科学部 B.初年次教育 新入生が大学教育や生活に速やかに慣れるために、1年前期に開講される「基礎演習」では1クラス10数名の規模の少人数教育を行い各学生にあったきめ細かな指導相談を行っている。また、1年の5月に1泊2日のオリエンテーションセミナーを実施。学生間やチュータ教員、学生委員などとの親睦を深め、相談しやすい環境作りを行っている。

福山市立大学 都市経営学部 B.初年次教育 入学初年次から大学入門ゼミを開講し、少人数の教育・研究を実施することで、担当教員及び学生同士のコミュニケーションを図るための基礎を築くよう取り組んでいる。

福山市立大学 教育学部 B.初年次教育 入学初年次から大学入門ゼミを開講して少人数の参加型授業を実施し、大学における学習・研究に必要な種々のアカデミックスキルを養うよう取り組んでいる。

山口県立大学 社会福祉学部 B.初年次教育 基礎教養科目として提供している基礎セミナーに学部の教員の半数がチークで協議の上、初年次教育のプログラムを展開している。

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公立大学

高知県立大学 社会福祉学部 B.初年次教育 「福祉対象入門」「福祉援助入門」「社会福祉入門演習」(前期)「社会福祉基礎演習」(後期)の科目を置き、導入教育をおこなっている。

高知県立大学 文化学部 B.初年次教育 「基礎演習」(前期)を設定して、学部で学ぶために必要な技能(図書館の利用方法・レジュメの書き方・発表の仕方・レポートの書き方など)を身に付けることを目指している。また、後期の「文化学入門」では、文化学部の全教員がそれぞれの専門分野の視点からリレー式に講義を行い、2回生以降の専門分野選択の指針としている。

高知工科大学 環境理工学群 B.初年次教育 全学版と同様

高知工科大学 情報学群 B.初年次教育 全学版と同様

高知工科大学 システム工学群 B.初年次教育 全学版と同様

高知工科大学 マネジメント学部 B.初年次教育 全学版と同様

高知工科大学 工学部(平成21年募集停止) B.初年次教育 全学版と同様

北九州市立大学 文学部 B.初年次教育 1年次に入門や演習科目の必修科目を配当し、少人数の演習形式で、各学科での学問の捉え方、基本的な知識、研究方法、図書館の利用の仕方、レポートの作成など大学で学んでいく上での基本的能力を学ばせている。

北九州市立大学 地域創生学群 B.初年次教育 初年次の演習を各コース合同で実施。アカデミックスキルの獲得だけではなく、社会人としてのマナーを体得する。また、初年次演習としてラジオ番組の企画制作実習を展開。地域を知るとともに、チーム協働経験や社会的スキルの獲得を目指す。

北九州市立大学 法学部 B.初年次教育 演習科目を必修科目として設置。人数制限を実施。

北九州市立大学 国際環境工学部 B.初年次教育 1年次に入学した学生を対象に、基礎学力確認テストを実施。基礎学力が足りないと判断された学生を対象に、1学期の5・6限を利用して、数学・物理・化学の補修授業を実施している。数学・物理(週2日×2コマ)、化学(週1日×2コマ。)補修教育は、実効性を高めるために。各科目と正規科目とを連動させ、学期末に行われる効果測定テストで合格しなければ、正規科目の単位が付与されない仕組みとなっている。

九州歯科大学 歯学部 B.初年次教育 FDによる初年次教育カリキュラム検討

長崎県立大学 国際情報学部 B.初年次教育 1年生から少人数教育(ゼミ形式)を実施しており、本学学部独自に「新入生セミナーガイドブック」を策定し、初年次教育(新入生セミナー)の教本として利用している。

長崎県立大学 看護栄養学部 B.初年次教育 1年生から少人数教育(ゼミ形式)を実施しており、本学学部独自に「新入生セミナーガイドブック」を策定し、初年次教育(新入生セミナー)の教本として利用している。

長崎県立大学 経済学部 B.初年次教育 1年生から少人数教育(ゼミ形式)を実施しており、本学学部独自に「新入生セミナーガイドブック」を策定し、初年次教育(新入生セミナー)の教本として利用している。

熊本県立大学 文学部 B.初年次教育 初年次教育としては「プレゼミナール」と「キャリア形成論」を開講している。前者では、なるべくスムーズに大学教育に学生が移行出来ることを課題とし、図書館ガイダンスなどと連動しながら実施している。後者では、就業意識が低いと言われがちな文学部学生の就業意識を高めるべく、様々な領域の講師による講義を行っている。

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公立大学

熊本県立大学 環境共生学部 B.初年次教育 キャリア形成論、プレゼミナール、フィールドワーク等の必修科目が1年生前期に開講されている。これらの科目を通して、大学における教育がどのようなものであるのか、それを通してどのようなキャリア形成を行っていくのか、また、現場体験を通して、大学で学ぶことが実社会とどのような関係があるのかについて学ぶ。

名桜大学 人間健康学部 B.初年次教育

名桜大学 国際学群 B.初年次教育

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私立大学

札幌大学 文化学部 B.初年次教育 春学期に入門演習Ⅰ(2単位)、秋学期に入門演習Ⅱ(2単位)を初年次に必修化し、10人弱の少人数により、調べる・読む・書く・発表する、といった大学教育の基礎をそれぞれの教員が自分の専門分野にとらわれず課題を課しながら進めている。さらにレポートの書き方を徹底して指導している。

札幌大学 経済学部 B.初年次教育 1年次に入門演習を開設し全員履修させている。春学期には、大学での学修の仕方や大学生活の過ごし方を指導。秋学期には、資料収集や分析、レポート作成の方法を指導。担当教員や学生同士とのディスカッションによりコミュニケーション能力の養成に勤めている。

札幌大学 法学部 B.初年次教育 入門演習で習熟度別クラス分けを一部導入し、学生の実力に応じた初年次教育を行っている。

札幌学院大学 法学部 B.初年次教育 高校までの授業とのギャップを少しでも埋めることと、それを通じて法学の勉強につまずかないようにすること及び具体的な社会問題が法学とどのように関わっているかを学ぶことで、法学の世界を具体的にイメージできるようにすることを目的とした講義科目を開講している。また、1年次生全員をゼミナールに所属させ、大学での学修方法等の指導を行っている。

札幌学院大学 人文学部 B.初年次教育 大学での学習への適応および仲間作り(居場所作り)を促進するために、初年次ゼミの少人数化、スタディスキルを重視した授業プランの工夫、レクリエーション(体育大会)の実施、関係教職員の連携などの取り組みに力を入れている。

道都大学 経営学部 B.初年次教育 情報基礎演習、大学スタディスキルズ、スタートアップ演習(全学的に今年度から)と科目名を変えてきたが、ユニバーサル段階の大学生を後期中等教育から円滑に高等教育へ移行させる体系的カリキュラムの下に必修科目を実施している。

北海学園大学 工学部 B.初年次教育 ・数学:高等学校で修得するべき数学の内容を中心に学習を進めながら、大学で学ぶ数学や工学の専門科目の学習に必要な知識を身につけることを目標とし、「数学概論Ⅰ」、「数学概論Ⅱ」を1年前、後期に開講している。これらの科目は、学科毎に3クラス(1クラス20~30人程度)に分けて少人数教育を試みている。・物理学:工学部で学ぶ物理学と物理学系科目に必要な数学の基礎を身につけることを目標に、「物理学概論Ⅰ」、「物理学概論Ⅱ」を1年前、後期に開講している。電子情報工学科では、1年前期に新たに開講した「基礎演習」において、入学してきた学生が、数物系科目の学習において必要となる基礎的な技能や能力を身に着けることを目標として、5名の教員による演習方式の講義を実施している。

北海学園大学 経済学部 B.初年次教育 1部・2部とも、1年次の全学生を対象とした少人数の基礎ゼミを設け、1年を通じて、大学における学習と生活に関するきめ細かい指導を行っている。

北海道医療大学 心理科学部 B.初年次教育 本学部ではノートパソコンを必携としており、レポート提出や各種連絡にも日常的に活用されている。「情報処理演習」(必修)という科目により、初心者でも基本操作から学ぶことができ、ICT技術の基礎を身につけられる。

苫小牧駒澤大学 国際文化学部 B.初年次教育 「大学入門ゼミナール」を開講し、「生徒から学生へ」と変わるリテラシー教育を行っている。

札幌大谷大学 芸術学部 B.初年次教育 初年次教育のための科目として、学部共通の必修科目として、1年次配当科目として、「社会人基礎」・「芸術文化論Ⅰ・Ⅱ」科目を設定した。

青森大学 ソフトウェア情報学部 B.初年次教育 1年次前期第1週に数コマの授業時間を充て、コミュニケーションやグループワークなどの訓練を行っている。

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私立大学

青森大学 経営学部 B.初年次教育 初年次教育では「新聞を読む(作文を含む)」、「数的処理」といった高校教育と接続する初歩的な導入教育を実施している。学生に新聞を読むことによって現代の問題点を理解させ、同時に読解力の向上に努めている。「読む」、「書く」、「人前で表現する」といったコミュニケーション能力を持てるように指導している。専門科目の入門的な教育もしている。

石巻専修大学 経営学部 B.初年次教育 (科目名:フレッシュマンセミナー)。この授業内容は、新入生が大学生生活の4年間をより実り豊かなものとすることができるよう、必要とされる様々な知識やスキルを身につけてもらうことを目的としている。具体的には、大学での勉学にあたって必要とされる様々な能力やスキルの修得を目指す学習支援プログラムと、学生生活を円滑に送るための様々な情報や援助を提供する学生生活支援プログラムに分かれている。

石巻専修大学 理工学部 B.初年次教育 (科目名:フレッシュマンセミナー)。この授業内容は、新入生が大学生生活の4年間をより実り豊かなものとすることができるよう、必要とされる様々な知識やスキルを身につけてもらうことを目的としている。具体的には、大学での勉学にあたって必要とされる様々な能力やスキルの修得を目指す学習支援プログラムと、学生生活を円滑に送るための様々な情報や援助を提供する学生生活支援プログラムに分かれている。

東北学院大学 法学部 B.初年次教育

東北学院大学 文学部 B.初年次教育 授業開始前にオリエンテーションを実施し、新入生に対してカリキュラム等について懇切丁寧に指導するとともに、初年次に「大学生活入門」「キャリアデザイン」「クリティカルシンキング」などの科目を配置し、高校と大学の間を結ぶ初年次教育を実施している。

東北学院大学 経済学部 B.初年次教育 1年次に必修科目として総合演習(経済学科は通年4単位、共生社会経済学科は半期2単位)を配置し、アカデミックスキルを学ばせる少人数のクラス編成を行い、高大接続を円滑にするとともに、自分の頭で考える習慣を身に付けさせることを通じて専門の演習につなげることにしている。また、1年次の情報リテラシー(通年4単位)でもコンピュータを利用したアカデミックスキルの獲得を通じた経済学的思考の訓練を行っている。これら2科目が初年次教育の「車の両輪」として機能している。

東北学院大学 工学部 B.初年次教育 高等学校におけるカリキュラムの自由化により、理科系学部への進学者であっても、物理、数学等の未履修者がいる。これらの学生の入学後の講義への参加において大きな問題が生じないように、「工学基礎教育センター」を設立し、そのセンターにおいて学習不充分者と共に、高等学校における未履修科目の理解の手助けを行っている。基本的にはセンターに所属する教員が学生の指導を行うが、学生の相談意欲を妨げないようにするための方策として、第1次相談者として大学院生及び高学年学生をスチューデント・チューター(ST)として雇用して対応している。

東北福祉大学 子ども科学部 B.初年次教育 1年次(2年次と)「リエゾンゼミ」という名称で「汎用的能力」の向上を共通テーマとして担当教員(複数)がその内容を考案し取り組んでいる。ゼミの編成は、1年次は学籍番号を土台としているが、自由選択である2年次のゼミも「リエゾンゼミ」として1年次の内容のさらなる向上を目指している。

東北福祉大学 総合福祉学部 B.初年次教育 初年次に行われるゼミ(リエゾンゼミ)は担任複数制を採用し、学生の多様なニーズに応えている。特にPBLを行い、問題解決型の学習を重視している。

東北福祉大学 総合マネジメント学部 B.初年次教育 少人数クラスによるリエゾンゼミⅠを開講し、大学における学修方法、汎用スキル等を教育しているほか、大学生活全般について指導を行っている。

東北文化学園大学 科学技術学部 B.初年次教育 初年次教育として基礎セミナーを必修としている。教員1人当たり6人の学生を割り当て、教員の与えた課題に対して、調査した後簡単な実験を行って、調査結果と一致するのかどうか確認し、その結果を報告書としてまとめ、さらにパワーポイントを用いて発表させている。

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私立大学

東北芸術工科大学 デザイン工学部 B.初年次教育 4年間の教育課程の中で、初年次教育を も重視している。具体的取組としては、①入学直後の「フレッシュマンキャンプ」と、②導入教育としての「農芸クラス」に注力し、学修に対する動機付けと意欲向上を図っている。①フレッシュマンキャンプの実施内容は、各学科の特徴を生かしたものになっているが、全学科共通した取り組みとして4年後のキャリアデザインを作成させることで、進路に対する意識づけを行っている。②農芸クラスは、学校に隣接した農地において野菜・果物を栽培し収穫させることで、自然の大切さと労働の尊さを体感させている。

いわき明星大学 科学技術学部 B.初年次教育 ・英語、数学ではプレースメントテストを実施して、クラス分けをして授業を実施している。・「フレッシャーズセミナー」では、グループ学習によるコミュニケーション能力養成やレポートの書き方などのスタディスキルを身につける内容を実施している。

いわき明星大学 人文学部 B.初年次教育 ・英語ではプレースメントテストを実施して、クラス分けをして授業を実施している。・1年生の基礎ゼミで図書館の使い方やスタディスキル修得の内容を実施している。

いわき明星大学 薬学部 B.初年次教育 ・英語、数学ではプレースメントテストを実施して、クラス分けをして授業を実施している。・「フレッシャーズセミナー」では、グループ学習によるコミュニケーション能力養成やレポートの書き方などのスタディスキルを身につける内容を実施している。

茨城キリスト教大学 看護学部 B.初年次教育 1年次の授業科目「科学的思考基礎演習Ⅰ」において、グループ学習の中で大学での学習方法を学ばせている。

茨城キリスト教大学 経営学部 B.初年次教育 入学時に基礎学力調査を実施している。基礎学力の向上策(国語、算数、英語)、演習(必修)、課外講座などにより学力向上を図っている。

常磐大学 国際学部 B.初年次教育 1年次には基礎教養ゼミとして、プレゼミⅠ・Ⅱを開講し、2年次春セメスターにはプレゼミⅢを開講している。経営学科については、EQテストや社会人基礎力テスト等も実施し、キャリア教育に繋がる内容を展開している。英米語学科については、特に文章作法のスキル向上に焦点を当てた授業を展開している。なお、プレゼミナールの単位修得は3年次への進級要件としており、各学科共にスキルの養成を強化している。

作新学院大学 人間文化学部 B.初年次教育 学年始めのオリエンテーション期間に宿泊研修をし、友人関係がすみやかに構築できるよう指導している。同じ学部の上級生にも参加してもらい、学部の雰囲気にも早くなじむよう工夫している。

作新学院大学 経営学部 B.初年次教育 学外オリエンテーションを実施し、教員、上級生のサポートを受けながら教員、上級生および新入生相互の親睦と大学環境への適応を図っている。また、学生担任制にもとづく基礎ゼミナールを開講し、少人数制によるきめ細かな学修支援を実施している。

三育学院大学 看護学部 B.初年次教育 大学での学習に円滑に取り組むことができるよう読む力、書く力、考える力、考えを他者に伝える力、物事をまとめる力等を身につけ、集団の中で自己の能力を発揮しかつ他者を尊重して協力し合いながら互いに学び合う基礎能力と習慣を育てることを目的としており、本学における導入教育を目指すものである。学生を小グループに分け(4~5名)、各グループを1名の教員が担当し、1.日常の学習および生活上必要とされるリテラシーを身につける。2.自己の思考を言葉や文章にして表現できる。3.討論の能力を養う。4.テーマに沿って興味ある事項について理解を深める。5.ゼミを通して集団の中の自己の存在に気づき、リーダーシップとメンバーシップを養うことを目指している。演習1単位を位置づけている。

高崎健康福祉大学 健康福祉学部 B.初年次教育 1.1年前期で、基礎教養ゼミを設置し、大学における学習方法、コミュニケーションスキル(ディベート、敬語法、プレゼンテーション、異文化交流など)の修得を促進している。2.1年次に専門導入科目を設け、専門課程での学習の基礎となる科目(数学など)の教育を達成度別クラス編成を行って、実施している。

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私立大学

高崎健康福祉大学 薬学部 B.初年次教育 大学での薬学部生としての意識改革および入学者の化学系基礎学力のボトムアップのために、1年前期に(1)薬剤師をとりまく諸問題や医療人としての心構えを習得する「基礎教養ゼミ」(2)化学の基礎を演習形式で習得する「基礎薬学演習」(3)有機化学の基礎的知識を習得する「化学基礎」を開講し、後期の薬学専門科目群に円滑につなげることを意図している。

人間総合科学大学 保健医療学部 B.初年次教育 1年次に全学部共通科目として、「コミュニケーション演習」「論理的思考と表現法」「職業とキャリア形成」等を配置し、学生生活、社会生活で求められるコミュニケーション力、日本語表現力、スタディ・スキルを身に付けさせる。また、各学科専攻で必要となる基礎知識の強化として「化学」「物理」「物理学」を選択あるいは必修として配置している。

人間総合科学大学 人間科学部 B.初年次教育 「勉強の仕方」をいちから教えつつコミュニケーション力の育成を目的とした「コミュニケーション演習」を授業科目として取り入れている。

跡見学園女子大学 マネジメント学部 B.初年次教育 入学後すぐに、入学生全員と教員全員、30人程度の2、3年生で、一泊二日の合宿を行っている。「アトミアカデミア」と称し、学部が創設された2002年度以来毎年実施。学生生活の各種ガイダンスのほか、教員を中心にして将来について語りあう。学修上の不安を取り除くとともに、友達が増えて仲間意識ができる。

跡見学園女子大学 文学部 B.初年次教育 本学では大学での学びの導入科目として「プロゼミⅠ」「プロゼミⅡ」が配当されている。「プロゼミⅠ」では研究の方法を体得する準備段階として、問いの立て方、実証的方法、発表の方法などを学ぶとともに、小論文の作成と発表を行い、論理的思考の基礎力の養成に努めている。それを踏まえて「プロゼミⅡ」では、さらに高度な方法や技能を学習し、独自の視点を持つ論文の作成および討論を体験しながら、多面的な分析力を養成することを目標としている。

明海大学 経済学部 B.初年次教育 経済学部では、初年次の専門基礎教育(経済学の基礎となる「経済学概論」の必修化)に加え、大学制度の理解と利用を目的として、少人数制必修科目の初年次ゼミ(フレッシュパーソンゼミ)を開講している。この初年次ゼミでは、学内にとどまらず、地域や行政からも講師等を招いて、学生に「地域の大学で学ぶ」という広い視野を持ってもらうとともに、経済学の学習方法を体得、経済学を学ぶ期待感を高めるための様々な工夫や仕掛けを施している。

城西大学 薬学部 B.初年次教育 高校数学、高校化学、高校生物などをリメディアル教育として行っている。

駿河台大学 現代文化学部 B.初年次教育 初年次教育に配慮し、1年次にオリエンテーション科目を置いている。そのうちのスタディ・スキルズⅠ・Ⅱでは、本学部で学ぶのに必要な基礎知識や学習技術を、現代文化基礎講座Ⅰでは、すべてのコース履修に必要な基礎教養を学び、現代文化基礎講座Ⅱではオムニバス方式で、各コースの特徴を示すトピックを織り込んだ内容を解説し、コース選択に資するように配慮している。また、新入生や編入生の、本学部における学びをスムーズに進めるため、4月に履修指導ガイダンスをクラス別に個別におこなっている。また、オリエンテーション・キャンプでは、クラスの同級生との交歓をはかると同時に学生生活全般についてのアドバイザー(上級生)による紹介や助言をおこなっている。このように、履修や勉学のための指針はもちろん、学生生活全般も含めて、高校から大学へのスムーズな学習の移行と大学での主体的な学習への適応を目指している。

駿河台大学 メディア情報学部 B.初年次教育 1年次のオリエンテーション・ゼミナールにおいて学生各自の基礎学力の把握とそれに応じた個別レメディアルを指導している。

駿河台大学 経済学部 B.初年次教育 学部で初年次教育のためのテキスト(『知の匠』)を作成して、各プロゼミ(初年次ゼミ)で使用している。テキストでは、ノートのとり方、期末試験について、レポートの書き方、2年次のコース選択についてなどが説明されている。なお、このテキストの改訂版の作成が現在進んでいるが、昨年度はその準備のために大学から特別研究助成を受けて、研究会を開催した。研究会では、他大学の講師を招請して、初年次教育の取り組みに関する意見交換も行った。その他、プロゼミでは共通の漢字テキストと数学のテキストも用いて、基礎学力の向上をはかっている。学部では、年1回か2回程度、初年次教育を担当する教員で集まり、意見の交換を行っている。

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私立大学

駿河台大学 心理学部 B.初年次教育 初年次に、大学での学習方法や読解力、レポート作成能力、プレゼンテーション能力の育成を主とした「スタディ・スキルズ」、パソコン技能の習得をめざす「コンピュータ・スキルズ」、社会人としての基礎的常識を学ぶ「基礎教養」といった導入教育に力を入れている。同時に、「人間研究の方法」で心理学部独自の学問的特性を学ぶ授業を実施し、学部の内容理解を目指している。

聖学院大学 政治経済学部 B.初年次教育 大学の学びのモチベーション、およびリテラシー(学び方)を身につけるために1年次春学期・秋学期に予備演習に力を入れている。

獨協大学 法学部 B.初年次教育 初年度に大学生活全般に関する演習形式での導入教育を実施している。

獨協大学 国際教養学部 B.初年次教育 1年次(1・2学期)基礎演習を必修とし、2~3年次(3~6学期)の演習、4年次(7~8学期)の卒業研究へとつなげて、基礎的な研究能力の育成から専門的な研究へと積み重ねている。

文教大学 国際学部 B.初年次教育 1年生の春学期に新入生ゼミナールを実施し、学生達が大学での学びをスムーズにできるように、少人数で指導をおこなっている。また、4月の段階で新入生ゼミナールの講義の一環として、新入生の合宿を行い、担当教員や職員とともに大学の寮に宿泊し、大学での学びや将来の夢の実現について、討論を行っている。これらは大学を理解し、友人をつくる上で大きな効果をあげている。1年生の秋学期には、基礎ゼミナールを実施し、ここでは、大学でのスタデイ・スキルを向上させるためのゼミナール形式の授業を実施している。これらの2つのゼミナールもオリジナルのテキストを使用して実施している。

文教大学 健康栄養学部 B.初年次教育 入学時に化学のプレースメントテストを行い、習熟度別に2~8人の少人数で補習を行っている。

文教大学 文学部 B.初年次教育 学部を構成する3学科ともに「研究基礎演習Ⅰ、Ⅱ」と題した科目を1年次の春学期、秋学期に必修で設け、できるだけ少人数のクラスで実施している(英米語英米文学科は「英語研究基礎演習Ⅰ、Ⅱ」)。この科目を原則として専任教員が受け持ち、学部で共通する二つのテーマを「大学生の学び入門」と、「言語による表現力の育成」としている。春学期は授業を通して4年間の大学生活の過ごし方、大学で身に着けるべき知識について展望できるようにし、秋学期は各学科の特色にそって言語による文章表現、コミュニケーション、プレゼンテーション、ディベートなどに実際に取り組みながら授業を行う。この授業はまた少人数で行うことにより、教員と学生の間の距離を近くする効果もねらっている。日本語日本文学科ではこのほか、6月の初めに1年生全員と専任教員全員が参加して1泊の宿泊研修を実施している。

文京学院大学 外国語学部 B.初年次教育 学部の基礎総合力科目と位置づけ、必修科目として2科目、選択科目として1科目カリキュラムを組んでいる。できるだけ多くの教員が授業を受け持ち、学生の学力・大学対応力・適応力などを全教員が把握して、問題点を共有するようにしている。

文京学院大学 保健医療技術学部 B.初年次教育 履修等各種ガイダンス、自校教育の導入、新入生キャンプ(学外研修)での上級生によるアドバイス、クラスアドバイザーによる個別面談等を実施している。また、特に初年次教育科目を必修科目として設置しており、大学での学び方から専門職としての心構えや専門分野へのアプローチなど学科により特色を活かした教育を行っている。

文京学院大学 人間学部 B.初年次教育 初年次委員会を立ち上げて、教育効果をあげられるようワークブックなどの改定等を実施しその結果を各学科で分析、検討し、学部内で改善報告をしている。また、ポートフォリオとも関連付けて教員FD等でも取上げている。

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文京学院大学 経営学部 B.初年次教育 ①入学時の学習ガイダンスにおいて、大学の沿革や各種イベント等説明する「自校教育」を実施、帰属心や愛校心の醸成に努めている。②入学時の学外研修に上級学年の学生を参加させることにより、履修方法(時間割作成)や大学生活全般に関し、より身近な視点からアドバイスを受けられるようにしている。③高等教育へのスムーズな移行を図るための導入教育として「大学学」(1年次前期必修)を開講、専任教員1名が15名前後の学生を担当、学生生活全般のアドバイザー的役割も果たしている。④学部委員会として「初年次教育委員会」を設置、前述の「大学学」の指導方針(シラバス・教材選定等)の企画立案やアンケート調査による効果の測定および検証を適宜実施している。

埼玉学園大学 経営学部 B.初年次教育 全員に学力テストを実施して、その成果を参考に、チューターや学習支援室が基礎学力を向上させている。

埼玉学園大学 人間学部 B.初年次教育 全員に学力テストを実施して、その成果を参考に、チューターや学習支援室が基礎学力を向上させている。

ものつくり大学 技能工芸学部 B.初年次教育 1年次に配当されている必修科目「創造プロジェクトI」にて、1年次の担任教員を中心に本学科で学ぶ意義や新入生として勉学に取組む姿勢を示す。これにより、大学で学ぶ意義の理解を深めると共に、相互協力の重要性を理解する。また提出するレポート等の課題は大学生として一定水準以上のものとするため、自己表現などについても学ぶ。

淑徳大学 国際コミュニケーション学部 B.初年次教育 初年次教育として「基礎演習Ⅰ」及び「教養基礎Ⅰ~Ⅳ」科目を開講。「基礎演習Ⅰ」では、大学生に必要な学生スキルと学習スキルがどのようなものであるか理解し練習する機会を提供している。学生スキルとして大学生活に必要な情報管理・時間管理・学習計画サイクルを学び、学習スキルとして期末レポートを書くことを目指し、文章構造の理解・聴き取り・ノートテイキング・読解・要約・文章作法・情報収集・構成等について学ぶことを目標に取り組んでいる。「教養基礎Ⅰ~Ⅳ」では、大学生として 低限必要とされる国語力と歴史の基礎知識の習得を目標に取り組んでいる。

淑徳大学 総合福祉学部 B.初年次教育 新入生セミナーを合宿形態で実施し、グループワークを通して仲間作りを促し、キャンパスへの定着を図っている。クラスアドバイザー制度を設けているので、クラスアドバイザーも新入生セミナーにともに参加することによりコミュニケーションを図り、生活指導を行うとともにこれからの大学生活と学業への動機づけの一助となしている。クラスアドバイザーの教員は、適宜学生と面接を行い履修指導等を行っている。また、日本語科目である「表現技法」と連携し、国語力検定を実施することにより成長力を確認している。

淑徳大学 経営学部 B.初年次教育 初年次教育として「入門セミナー」及び「表現技法Ⅰ~Ⅲ」科目を開講。「入門セミナー」では、大学生に必要な学生スキルと学習スキルがどのようなものであるか理解し練習する機会を提供している。学生スキルとして大学生活に必要な情報管理・時間管理・学習計画サイクルを学び、学習スキルとして期末レポートを書くことを目指し、文章構造の理解・聴き取り・ノートテイキング・読解・要約・文章作法・情報収集・構成等について学ぶことを目標に取り組んでいる。「表現技法Ⅰ~Ⅲ」では、日本語について読解、分析、作文、論文、口頭表現の基本的技術や規則の習得を目標に取り組んでいる。

城西国際大学 薬学部 B.初年次教育 初年次教育として実施している「ゼロスタート・プラン」は、生物学、化学、物理学といった薬学基礎科目を学び始める前に、薬学での学びの中心である「生命と物質の関わり」について、その土台となるイメージを持ってもらうことを目的として、薬学部の全教員が関わって実施する。これら薬学基礎科目の学習が生命科学という学問領域を構成する重要な素因であることを理解し、薬学教育への意気込みを感じてもらえる内容になっている。

城西国際大学 メディア学部 B.初年次教育 初年度教育において基礎ゼミ・メディア制作ゼミを開講しており、基礎学力の向上に努めている。将来を見据えたキャリアプランの意識付けを行っている。

城西国際大学 看護学部 B.初年次教育 高等課程から大学課程への重要な時期と位置付け、本学部では基礎科目に注力している。さらに本学が国際大学であることにより、大学として国際教育に力を入れ取り組んでいるが、看護学部ではこの国際教育の初年度教育として全員参加型の必修単位1単位を与える科目として海外研修を実施している(看護学概論Ⅰ)。これにより学生の卒業キャリアパス形成のひとつとしての国際看護教育の導入科目としている。

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城西国際大学 国際人文学部 B.初年次教育 入学時導入教育として「基礎ゼミ」を必修としている。この基礎ゼミの中に資格取得などのキャリアガイダンスも取り入れ、各自が4年間のプランをたてられるように工夫をしている。

千葉工業大学 社会システム科学部 B.初年次教育 本学の初年次教育は、大学で学ぶ意義やその手法を学び、早期段階で学習動機を確立し、モチベーションの維持・向上を図る「学習技術」(入学後週1回、全4回;オリジナル教材を使用)と各学科に関連した専門知識の基礎となる学力を確認又は醸成するために補完教育としての「導入数学・導入物理・導入化学(それぞれ週1回、全15回)」を組み合わせ、正規授業への体系的な接続を図っている。(単位付与なし。)

千葉工業大学 情報科学部 B.初年次教育 本学の初年次教育は、大学で学ぶ意義やその手法を学び、早期段階で学習動機を確立し、モチベーションの維持・向上を図る「学習技術」(入学後週1回、全4回;オリジナル教材を使用)と各学科に関連した専門知識の基礎となる学力を確認又は醸成するために補完教育としての「導入数学・導入物理・導入化学(それぞれ週1回、全15回)」を組み合わせ、正規授業への体系的な接続を図っている。(単位付与なし。)

千葉工業大学 工学部 B.初年次教育 本学の初年次教育は、大学で学ぶ意義やその手法を学び、早期段階で学習動機を確立し、モチベーションの維持・向上を図る「学習技術」(入学後週1回、全4回;オリジナル教材を使用)と各学科に関連した専門知識の基礎となる学力を確認又は醸成するために補完教育としての「導入数学・導入物理・導入化学(それぞれ週1回、全15回)」を組み合わせ、正規授業への体系的な接続を図っている。(単位付与なし。)

千葉商科大学 商経学部 B.初年次教育 初年次教育として、「研究基礎」という科目の中で、入学後4年間の基礎となる学修について学び、2年次以降の研究のための方法や成果の発表など基礎的能力の向上を図り、またキャリア・カルテ、キャリア・ノートを活用した初年時からのキャリア教育に力を入れている。

千葉商科大学 政策情報学部 B.初年次教育 初年次教育として、1年次生に、情報に関する活動の基礎を身につける「情報基礎」、研究活動の基礎を身につける「研究基礎」、政策情報学の基礎を身につける「政策情報学概論」を必須にしている。この他、高校で学んだ知識をさらに高めるため、教養科目群に基礎教養科目を設置している。

敬愛大学 国際学部 B.初年次教育 初年次教育が重要であると考え、「スタートアップ」「キャンパス・スキル」「アカデミック・スキル」「コミュニケーション・スキル」「基礎知識」「2年次へのブリッジ」の6つを柱とする「1年基礎演習」(通年。必修)を専任教員全員で受け持ち、高校から大学での学びへの橋渡しおよび専門科目への準備としている。

帝京平成大学 地域医療学部 B.初年次教育 大学における学びの目的意識を高めるため、1年次から実習を取り入れている。

東京情報大学 総合情報学部 B.初年次教育 担任ごとに実施する「基礎演習Ⅰ」という授業科目の 初の数回で、「情報大を知る」「学びを知る」というテーマで、本学の学生になるために必要な事項を指導している。

東京成徳大学 経営学部 B.初年次教育 1クラス10名の少人数による基礎演習を開講。そのカリキュラムの中で株式ゲーム、ビジネスアイディアコンテストなどによってビジネスマインドを育成している。

デジタルハリウッド大学 デジタルコミュニケーション学部 B.初年次教育 初年次教育として「アクティブラーニング」と「社会人基礎力」という必修科目を設置している。前者は、入学直後のオリエンテーション期間中に集中講義として開講され、大学に入った目的意識を明確にし、在学中に何をしたいのかという目標設定を行った上で、社会人になってからどういった職業につき、どういうキャリアプランをたてていきたいのか、といった卒業後の人生設計もあわせて行っていく。後者は、アクティブラーニングから引き継ぐ形で人間力修得を目指すものだが、さらにホームルーム(担任制度)を組み込み、学生一人ひとりに担任の教員がつくことによって、進路や、その進路を踏まえた履修指導や職業観の指導なども行っている。

亜細亜大学 法学部 B.初年次教育 基礎数理をはじめとした基礎学力の向上(オリジナル教材・試験の作成、レベル別クラス編成など)。

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亜細亜大学 経済学部 B.初年次教育 経済学など専門科目への導きとオリエンテーションゼミなど、初年次教育の充実を図るべく検討中。

青山学院大学 経済学部 B.初年次教育 2008年度に新設した現代経済デザイン学科では、カリキュラム体系の土台となる科目を初年次前期に配置している。主な科目として、講義が始まる前の「入門数学」(これは高校数学の補修授業、単位なし)、「総合講義」(学科の専任教員が1回ずつ、自分の専門分野あるいはゼミナールのテーマに関する内容を講義するもので、学科でどのような「学び」が可能かを学生に知らせることを目的としている)がある。

青山学院大学 社会情報学部 B.初年次教育 カリキュラムの体系化と同時に、初年時において本学部の学びの体系を理解してもらうための科目群の設計、基盤科目として比較的理系色の強い科目を無理なく履修させるための工夫を行っている。これについても、その効果を測定し、4年をめどにして検討を継続させる予定である。

青山学院大学 経営学部 B.初年次教育 アクティブラーニング型の授業の実施を検討している。

青山学院大学 総合文化政策学部 B.初年次教育 初年次に2年次以後の学習を準備させる概論を、各分野別に置くとともに、文化創造入門を置き、4年間の学びについての考えをまとめさせるとともに、レポートを課し、リテラシー教育を行っている。これとは別に、ACL入門というアクティヴ・ラーニングの予備教育を行っている。これに加え、ACEプログラムという当学部独自の英語教育を週5日制で実施しており、早期に留学準備をさせている。これらの初年次教育により、学生は2年次以降の学びの方向性を固め、演習、ラボの選択および留学等の準備を開始することとなる。

青山学院大学 国際政治経済学部 B.初年次教育 少人数クラスでの入門セミナー。進度別外国語クラス。オリエンテーションキャンプを実施している。

大妻女子大学 人間関係学部 B.初年次教育 ・大妻教養講座を開設し、「本学の教育理念」「大学教育への導入」を丁寧に行っている。理事長、学科長、専攻主任、各教員が分担担当している。・オリエンテーション教育と称し、授業が本格的に始まる前に「友達作り」「講義の選び方」「学生生活の指針」を中心に、時には宿泊も伴って教育指導を行う。・一年次から「基礎ゼミ」と称する少人数教育を行い、各学生の状況把握と導入教育を行う。ゼミの教員は、クラス指導主任と協力して、特定の学生指導の中核を担う。「基礎ゼミの在り方」は平成23年度のFD研修会のテーマになった。

大妻女子大学 文学部 B.初年次教育 ・入門的な性格の授業を1年次に設置している。・日本語A(文章表現)を1年生必修科目とし、少人数での授業を実施している。

大妻女子大学 社会情報学部 B.初年次教育 1年次に少人数での授業を実施している。授業内での専門知識の習得だけではなく、自ら将来のキャリアを設定し目標をもって積極的に学習できるように、情報技術を使用した情報収集、図書館等での専門資料の収集から、問題発見から解決までのプロセスについての基礎を学べるようなプログラムにしている。

大妻女子大学 家政学部 B.初年次教育 4学科とも、大学教育の入門的授業を1年生で設けている。食物学科の「食と健康学入門」、ライフデザイン学科の「基礎ゼミナール」など。

桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 B.初年次教育 アカデミックアドバイザーとアドバイジーの関係構築および大学での学習を確立させることを目的として、従来よりアドバイザーが担当する必修科目を設けていたが、2012年度よりこれを拡充し「社会人基礎Ⅰ・Ⅱ」とした。ここではテキストを含む授業内容を共通化し、新1年生には全員iPadを支給した。授業でiPadを利用することにより、次のような効果を生むと考えられる。iPadのような情報機器の操作に慣れている学生と不慣れな学生(あるいは教員)との間で「学びあい」が生まれ、人間関係を築く力に乏しい 近の学生に対して、「人間関係力」や「社会性」を身につけさせることにつながる。

学習院大学 経済学部 B.初年次教育 1年次の前期に入門演習を行い、調査・発表・論文作成についての基礎を実践的な少人数教育のなかで身につけさせている。

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学習院大学 法学部 B.初年次教育 1年生の第一学期に、大学で学ぶために必要な基礎的知識を習得し、問題意識を涵養しながら、学術文献を正確に読み、みずから調べ、他者の前で報告・発表し、何らかのテーマについてレポートを書きあらわすといった、主体的に学ぶ作法・技法を身につけるための、小人数クラスによる「基礎演習」を設置し、新入生全員をいずれかのクラスに振り分ける。また、高校教育と大学教育を架橋することを目的とした基礎知識の確認のための「基礎講義」(専任教員がオムニバス形式で講義を行う)を設置している。(以上、政治学科)

北里大学 医療衛生学部 B.初年次教育 オリエンテーション期間中に卒業要件単位を理解させる説明会を実施するなどのきめ細かな履修指導を行っている。

共立女子大学 文芸学部 B.初年次教育 全学共通の1年次「基礎ゼミナール」に加え、学部独自に1年後期に「文芸ゼミナール」を設置し、学部教育の導入としている。

共立女子大学 家政学部 B.初年次教育 基礎ゼミナールで各学科毎に、専門科目にすすむ前の導入教育を行っている。

杏林大学 外国語学部 B.初年次教育 1年次必修の「基礎演習」において、基礎学力と大学生活に必要な基礎学力の養成、さらに就業意識の涵養を目的とした演習授業を実施している。1クラス20名前後の編成で、PBL型授業やアクティブ・ラーニングを取り入れた授業を学科専任教員が担当している。あわせて、課外のフレッシャーズ・キャンプ(4月)や学園祭における発表(10月)とも連動させることで、授業目的達成の一助としている。

杏林大学 医学部 B.初年次教育 臨床医学入門、病院実習を通じて、初年次に医師とは何かを学習するプログラムを取り入れている。

杏林大学 総合政策学部 B.初年次教育 大学での学びに必要な基礎力の養成と大学生としての教養の向上のため、従来の専門科目、専門関連科目の他に、基礎教養科目を設置している。これは「社会のしくみA・B」「近現代史論」の講義科目と、「読解力演習」「文章力演習」「国語力演習」「計算力演習」の演習科目からなる必修科目であり、これらを統括する科目として専任教員が担当する少人数のプレゼミナールを設け、学生の大学生基礎力の向上を心がけている。

工学院大学 建築学部 B.初年次教育 初年次には導入教育として「建築入門」を設置し、建築を学ぶ大学生として必要な基礎的要素と、建築のプロとして備えるべき倫理観について概説している。加えて、建築学部3学科に対応して「まちづくり学概論」「建築学概論」「建築デザイン学概論」を設置し、それぞれの専門領域の概要を早期に把握できるよう配慮している。さらに、防災・減災へ意識を高めるため、本学と東北福祉大学、神戸学院大学との連携プロジェクトの一環として「社会貢献学入門」およびそれを補完する「減災学入門」を設置して、早期に建築の社会的役割の重要性を認識させる実践的教育を行っている。

工学院大学 情報学部 B.初年次教育 2006年開設の情報学部が完成の2010年度入学生から、1年前期必履修科目として情報学基礎セミナーを開設し、次の様な到達目標を設定しています。(1)工学院大学および自分の所属する学部学科の教育目標とカリキュラムについて理解する。(自校教育+スチューデントスキル+専門教育の導入)、(2)大学生活を送る上で必要なモラル、常識を身につける。(スチューデントスキル)、(3)情報検索、文献検索ができる。(アカデミックスキル)、(4)1000字程度の簡単なレポートが書ける。(アカデミックスキル)、(5)自分の発表を行い、また他者の発表に対して意見や感想を述べることができる。(グループ学習)、(6)グループで討論を行い、グループとしての意見をまとめることができる。(グループ学習)

國學院大学 経済学部 B.初年次教育 1年次前期の必修科目である「基礎演習A」において、20人前後の少人数クラスを編成し、論理的な文章を読解する力や、論理的に考える力、論点を明確にする質問や議論の方法、意見を論理的に構成し、正確に伝えるプレゼンテーション能力を取得することなどをめざす。

國學院大学 人間開発学部 B.初年次教育 1年次前期の必修科目「導入基礎演習」において、本学の歴史・建学の精神を学びつつ、自ら調べる習慣や、他者の意見を聴く習慣、を身につける。研究発表を通じて、調べる・読む・聴く・要約する・理解する・書くことに関する基礎的な技術を習得することを目的としている。

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國學院大学 文学部 B.初年次教育 各学科の1年次の専門教育科目の必修科目を初年次教育科目として位置づけ、全学共通のサブテキストを使用して授業を実施する。内容は各学科の専門に分かれるものの、4年間大学で学ぶための、基礎知識、スキルの習得に重点を置いている。

國學院大学 法学部 B.初年次教育 1年次前期に、「キャリア・プランニング」という授業科目を開設し、生き方、働き方、大学生活の過ごし方を自ら考える。自己理解、社会で求められるPDCAサイクルの理解、業界研究等を実施するが、適宜グループワークと発表を取り入れ、コミュニケーション力の伸長も図っている。

國學院大学 神道文化学部 B.初年次教育 1年次前期の必修科目である「神道文化基礎演習」において、図書館や資料館等の活用方法、漢字や基礎的な古典の読解力を身につける。また発表を通じ、資料やデータを使って、自分の考えを複数の相手に伝えるプレゼンテーション能力の養成にも力を入れている。

国士舘大学 経営学部 B.初年次教育 フレッシュマンゼミナール、ゼミナール入門、簿記原理、英語等は、1クラス35人の少人数クラス指定制により実施、また経営学総論等経営学の基礎科目は、専門教員によるオムニバス形式の授業を実施し、体系的に専門科目を学ぶのに必要な展開をしている。

国士舘大学 理工学部 B.初年次教育 入学時にフレッシュマンセミナーを開講し、履修指導を含め大学での学びへのガイダンスを行うとともに、学外研修を実施し専門教育への導入と教員・学生間のコミュニケーションを図っている。さらに1年次の科目として理工学基礎科目群を設置し、各専門分野の基礎知識の定着を目指している。

国士舘大学 法学部 B.初年次教育 入学後、ただちにOBによる公務員(警察官・消防官他)ガイダンスを実施するとともに、職業選択の重要性について関連部署の講師から講習を受ける。更に各自の能力と適正を分析するため「大学生基礎力調査(業者委託)」を実施して自己の分析結果を知らせている。1年生全員が必修科目として「プレゼミA・B(法律学科)」、「入門ゼミ(現代ビジネス法学科)」を受講することになっている。同ゼミの講義内容は、大学の歴史(自校史教育)から、レポート作成要領、六法全書の利用法等基礎的な知識を中心に著名人を招聘しての講演会も行っている。

国士舘大学 政経学部 B.初年次教育 初年次教育、フレッシュマン・ゼミナール(1年次必修科目)において「個々の学生把握や就業力支援を強化し、欠席率の減少、単位修得率向上」を重点的に指導して就学意欲の喪失感の払拭及び学士力を身に付ける意識の植え付けに取り組んでいる。

駒澤大学 医療健康科学部 B.初年次教育 1年次前期に、数学、物理、化学についてのリメディアル科目をおくと共に、少人数によるゼミ形式での導入教育科目としての「科学基礎論」をおき、今後の大学での勉強法、意識付け等を行っている。

駒澤大学 経済学部 B.初年次教育 3学科すべてにおいて、1年次全員履修の基礎ゼミおよび情報入門を設置し、大学における学びの基本を習得させている。

順天堂大学 保健看護学部 B.初年次教育 オリエンテーションやフレッシュマンキャンプなどで、本学の理念及び本学部の基本コンセプトを繰り返し学生に伝えている。また学生はこの様な機会に企画されているグループ討議やそのまとめを通じてそれを十分に自己が消化し、併せて大学が自ら学ぶ場であることを理解するようになっている。これが結果的に大学生活や学修へのモチベーション向上にも繋がっている。

順天堂大学 スポーツ健康科学部 B.初年次教育 新入生全員を1年間大学敷地内にある学生寮に入寮させ、2年生が生活・学習指導を行っている。

上智大学 文学部 B.初年次教育 毎年2回、新入生全員に対して、半日の初年次研修を実施し、学部の理念と目的、学科のポリシー、勉学の方法や問題点についての研修、アンケート等を行っている。

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上智大学 神学部 B.初年次教育 必修重点科目を定め、大学生・神学部生としての勉学の心構えと基礎教養、アカデミック・スキルについて教員が輪講で指導する。担任教員を中心として、学生面接や合宿を企画して、クラスの協働と一致を図る、など。

上智大学 理工学部 B.初年次教育 初年次教育として、全ての学科に共通内容の物理・化学・生物・情報の基礎実験・演習を課している。

上智大学 国際教養学部 B.初年次教育 上智大学国際教養学部は外国語科目を除き、すべての授業科目を英語で行っている。そのため主に英語が母国語でない者を対象として、「ライテングセンター」を設置し、院生をチューターとして雇用し、英語論文の構成方法指導などを内容とした教室外での学習支援を行なっている。

上智大学 外国語学部 B.初年次教育 新入生を対象として外国研究(地域研究)の方法論、展開方法等について、講義を行うなどの工夫をこらしている。また、各専門語学科においても当該外国語を学ぶ上での導入的な教育を行っている。

昭和大学 薬学部 B.初年次教育 初年次教育では、全寮制の下、心身を鍛え、全学部合同の学習や他学部生との交流を通じて広い教養を身につけ、将来のチーム医療を担うために視野を広げ豊かな人間性を育成している。

昭和大学 保健医療学部 B.初年次教育 初年次には、全寮制になっており人間関係に求められるコミュニケーション能力を学んでいる。また、学部の違うメンバー同士でグループ学習を行うことで、お互いの役割・連携を理解し、協調し合いながら、問題解決に向けた態度やスキルを学び「チーム医療」の基盤を養っている。

昭和大学 歯学部 B.初年次教育 初年次教育では、全寮制の下、心身を鍛え、全学部合同の学習や他学部生との交流を通じて広い教養を身につけ、将来のチーム医療を担うために視野を広げ豊かな人間性を育成している。

成蹊大学 経済学部 B.初年次教育 新入生全員に履修させる入門科目群を設置(8科目)し、2年次以降の専門コースの基礎づけを与えている。なお、いずれも大クラス授業となることを避けるために4クラスを同時開講している。2年次以降においては、基盤科目群で専門知識を学ぶとともに、5つのコースのいずれかに必ず所属することにより、全ての学生が社会の実際の問題に対して学びの成果を応用することにも努力するようなカリキュラムの体系を作っている。

成蹊大学 理工学部 B.初年次教育 ・理工学基礎科目(数学、物理、化学)については、習熟度別クラス編成を行ない、習熟度が低いクラスについては、補習時間を設けている。・必修科目はクラスサイズを70名以下にして、教育効果を高めている。

成城大学 法学部 B.初年次教育 法学の中身ではなく、取り組もうとしている問題を明示する「法学への誘い」という科目を一年前期に必修とするとともに、一年後期はゼミ形式で教科書の読み方、レジュメの作成の方法などを教えることを目的とした基本書演習を必修としている。

成城大学 経済学部 B.初年次教育 ①両学科において、専任教員が自らの専門分野について、オムニバス形式で講義し、専門教育への勉学意欲をひきだす試みを行っている。②経済学科での1年次必修『経済学講義・演習Ⅰ・Ⅱ」では週1コマの講義に対して、週1コマの演習を行い理解の向上をはかっている。

専修大学 人間科学部 B.初年次教育 1年次より心理学科は心理学基礎実験1、社会学科は基礎ゼミナールを導入科目として配置するとともに、クラス担任制を敷くことにより、学生一人ひとりに目が行き届くよう教育上の配慮を行っている。

専修大学 ネットワーク情報学部 B.初年次教育 大学での学びの基礎力養成のため、1年次に「共通必修科目」を配し、1年次生全員にコンピュータとネットワークの動作、データ処理やプログラミング、その基礎となる数学的・論理的思考方法など、様々な情報に関する領域を学習するための共通基礎学力が身につくよう配慮している。また、同じく一年次に、「リテラシー演習」を始めとする、情報科学に必要とされる基礎的スキルの獲得を目的とする必修演習科目を配し、先の「共通必修科目」と併せ、2年次以降の学習がスムースかつ実り多いものとなるよう配慮している。

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専修大学 文学部 B.初年次教育 1年次より基礎ゼミナール、入門ゼミナール等を導入するとともにクラス担任制を敷くことにより、少人数で肌理の細かい、一人ひとりの学生に目の行き届く教育上の配慮を行っている。

専修大学 商学部(一部) B.初年次教育 少人数での「基礎演習」を開講している。大学の学習を無理なくスタートできるように、少人数の演習形式で指導を行う。主な内容は以下のとおり。カリキュラムおよび履修方法。図書館の利用案内。『キャリアノート』の作成と活用。大学での勉学について(授業内容を理解し、ノートをとる。文献・資料を探し、読む。レポートにまとめる。議論する。プレゼンテーションを行う。ネットのコミュニケーションを活用する)。卒業後の進路について考える。

専修大学 経営学部 B.初年次教育 『入門ゼミナール』を科目として設置、クラス担任を科目担当者としています。レポートの書き方や図書館の利用方法の習得、キャリア教育からプレゼンテーションの基礎までその内容に含まれます。いわば、高校から大学への橋渡し的な内容で実施しています。

専修大学 法学部(一部) B.初年次教育 大学で学ぶための基本的な技法(アカデミックスキル)、すなわち「講義でのノートのとり方」「資料の収集方法」「報告の方法(レジュメの作成方法)」「討論の方法」「論文(レポート)の書き方」など、大学における学習の方法の習得をめざす。指定されたテキストを用い、論理的文章を読み込み、その内容をまとめることを通じて、文章の読解力、論理的思考力、論理的文章力を身につける。

専修大学 経済学部(一部) B.初年次教育 1年次配当の「入門ゼミナール」、「国際経済入門ゼミナール」において、大学での学習方法や図書館、端末室の利用講習、討論の仕方やレポートの書き方など、大学で学ぶ上での基本やコツをつかんでもらうことを目的とした講義を行っている。また、キャリアノートを用いてのキャリア支援講座を実施し自身のキャリア形成への意識付けを行っている。担当教員はクラス指導者として学業以外の相談等の役割も担っている。早い時期に大学生活に慣れてもらうことを意図し、新入生同士の懇親を深めるためにランチパーティーやキャンパス周辺の散策などクラスによりイベントは異なるが、「クラス会」を実施し、友達作りの意味合いもこれらの科目には含まれている。

専修大学 経済学部(二部) B.初年次教育 1年次前期に『入門ゼミナール』を開講し、図書館の利用方法やインターネットを利用した情報収集の方法、論作文の作成の仕方までをレクチャーしている。

創価大学 経営学部 B.初年次教育 ①初年次教育・・・基礎演習で、読解、ノートテイキング、レポートライティング、情報収集・分析、キャリア、チームワーク力を伸ばす授業内容の充実化に努めている。

創価大学 法学部 B.初年次教育 基礎演習(1年生)では学部全体でテーマを決め、在学生(2年生)がSAとして2名ずつ担当し、LTDとディベートを取り入れて古典の読解などをおこなっている。

創価大学 工学部 B.初年次教育 数学、物理、化学、生物について、第1回目の授業を利用し、試験を実施。その結果に基づいて、クラス分けを行い、きめ細かい指導をしている。

創価大学 経済学部 B.初年次教育 1年の前期(本学では1セメスターと称する)に「基礎演習」という必修科目を置き、特にアカデミックライティングの力をつけるため統一したシラバスで授業を行っている。この担当者はそのままアドバイザーとなり、成績・生活全般にわたる相談相手、またコンサルタントとしての機能を果たしている。さらに、数学についても入学式前後に試験を行い、能力別に「経済数学入門」という講座を履修するよう強く指導している。大学教育に耐えうる、基礎的な学力を身につけてもらうべく工夫している。

大東文化大学 経営学部 B.初年次教育 必修科目「基礎演習」において、レポートの書き方、プレゼンテーションの仕方、図書館の利用等、大学生活に必要な知識を習得できるよう、演習形式の授業を行っている。

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大東文化大学 スポーツ・健康科学部 B.初年次教育 年度当初にスタートアッププログラムとして下記の内容を行っている。大学・学部学科の歴史説明、校歌斉唱、礼節の重要性、教員紹介、本人自己紹介、上級生からのアドバイス、グループに分かれてのプレゼンテーション、バレーボール等。

大東文化大学 外国語学部 B.初年次教育 推薦入学者に対する事前指導と、初年次に「基礎セミナー」「教養基礎演習」「日本語学基礎演習」を配置して対応している。さらなる充実を検討中。

大東文化大学 環境創造学部 B.初年次教育 読み書き・レポートの書き方・プレゼンテーションの方法・友達づくりの指導等を教員間で連携しながら行う。

大東文化大学 経済学部 B.初年次教育 基礎演習の必修化及び内容の一部共通化

大東文化大学 文学部 B.初年次教育 ・全学科において1年次に演習形式の必修授業を設け、少人数クラスで独自に作成したテキストを使い、専門分野の基礎知識・概念を教授するとともに、レポートの書き方や発表の方法など大学における学習のスキルを教授する。・入学後、合宿形式や学内研修形式の新入生向けオリエンテーションを実施し、カリキュラムや学習、生活習慣など大学生活全般における指導を行う。また教員と学生、学生同士の交流をはかり大学生活の円滑なスタートをサポートする。

大東文化大学 国際関係学部 B.初年次教育 1年次通年必修演習科目「チュートリアル」で、レポートの書き方や文献検索等のアカデミックスキル、コミュニケーション力などの理論的思考方法の習得・育成について、少人数(12名以下)で集中的に指導している。

大東文化大学 法学部 B.初年次教育 少人数クラスに分け、学習の進め方や生活指導を含めて、きめ細やかな指導を行う。

拓殖大学 国際学部 B.初年次教育 大学生活にスムーズに対応するために必要な学習環境やカリキュラムに関する情報を提供するとともに、大学における学習をより効果的に学ぶ「クラスゼミナール」を設けている。

拓殖大学 商学部 B.初年次教育 「基礎ゼミナールⅠ」を1年次前期に開講(必修科目)し、「自己分析・自己理解」「スタディ・スキル」「コミュニケーション」の3つの力を身につけ、大学生活の目的や将来像を見つけ出すとともに、大学生としての学び方の基礎を身につけ、実際に行動できるようにする。

拓殖大学 政経学部 B.初年次教育 「アカデミック・スキル」を1年次(通年)に開講(必修科目)し、大学生活で 低限必要な勉強の仕方、「授業の受け方」・「話の聞き方」・「本の読み方」をはじめとして「ノートの取り方」・「文章のまとめ方」・「試験・レポートの書き方」といった内容を少人数クラスで学んでいきます。

拓殖大学 工学部 B.初年次教育 工学部学習支援センターで任意参加の数学・物理の基礎講座を開講している。また、同センターで随時、数学・物理の学習相談を行っている。

拓殖大学 外国語学部 B.初年次教育 【英米語学科】4月の履修登録時期に上級年次学生が常時待機する部屋を準備し、新入生の履修相談対応を行う時間を設けている。【中国語学科】6月に1度(1時間)で、短期研修参加学生(1年生、2年生)を対象とした上級年次学生からの学習指導の時間を設けている。【スペイン語学科】新入生の希望者に対して、上級年次学生を担当学生として割り当て、履修相談及び学習指導をする時間を設けている。

玉川大学 教育学部 B.初年次教育 1年次に各セメスターに担任によって初年次教育を行っている。この科目は新しく大学に入学した者を対象に、大学生活を成功させるために不可欠なアカデミック・スキルを提供します。この科目をとおして学生に玉川大学における教育への積極的な参加を促し、学習に対するモチベーションを向上させます。授業では、①各自が学ぶ目的を自覚すること、②実践的な学習方法を身につけること、③批判的思考方法と論理的解決能力の養成、④大学生としての基本的な読解力、文章力、コミュニケーション能力の養成などを集中的に学びます。

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玉川大学 文学部 B.初年次教育 学部の必修科目として、プログラムにそって少人数クラスの初年次教育を実施している。

中央大学 理工学部 B.初年次教育 2011年度より新入生に対して理工学部で4年間にわたる学生生活を送るにあたって必要な(授業科目で直接提供される知識やその応用を除く)知識・環境・支援とその活用方法を十分に把握・理解することを目的としてオリエンテーションコマを開講している。これには、キャリアデザイン、資格取得、ITセンターや図書館等を通じた情報収集・整理、心身ともに健康な生活の実施、基本的人権に関する広くかつ深い理解なども含まれている。

中央大学 法学部 B.初年次教育 「導入演習」(法律・政治学科)と「法学基礎演習」(国際企業関係法学科)を実施しています。「導入演習」の目標は1)高年次の専門科目の学修につながるように、社会の仕組みを理解し、社会問題に対して批判的関心をもつことが出来るようにする。2)文献・資料を読み解く力、論理的に考える力、問題発見・調査・分析する力、分かり易く表現する力など、基礎的学習能力を身につける。3)学生相互の交流、学生と教員の交流を通して、大学生活を楽しくかつ意義あるものにする、の3つである。「法学基礎演習」では、社会現象についての問題発見能力、なぜにそうした現象が社会で問題視されることになるのかについての歴史的・社会的分析能力、問題を解決する可能性にかかわる問題解決能力を養うことを目標としています。1年間通して、20名弱のゼミ形式で授業を実施。

中央大学 経済学部 B.初年次教育 経済の現状認識、経済学の体系や経済学の基礎的概念についての概説など、高等学校段階での「経済」から大学での「経済学」への転換を図ることに主眼を置いた「経済入門」と新入生の基礎学力の育成および大学における学修の動機付けを行う「入門演習」または「総合教育科目演習Ⅰ」を1年次の登録必修科目としている。

中央大学 文学部 B.初年次教育 新入生全員必須の初年次教育科目として「大学生の基礎(1)」を設置している。専攻の垣根を越えて、大学生活と研究活動を有意義に行うための基礎的態度、知識、考え方を学び、現代の生きた教養を身につける科目。

中央大学 総合政策学部 B.初年次教育 「基礎演習Ⅰ」という必修科目で文献の探し方、論文のまとめ方等、大学での学修活動に必要なスキルを学ぶ内容となっている。1クラス原則15名以下のゼミ形式で行われ、本学部の「事例研究(演習)」(ゼミ)におけるフィールド調査(アクティブラーニング)の手法の基礎を作るために、問題意識の喚起、解決方法へのアクセスなど、基礎的な知識・手法を身につけることが可能となっている。

中央大学 商学部 B.初年次教育 大学の授業への導入科目として、広い意味での大学の学修作法を学ぶ。特定のテーマについて問題を発見し、資料を収集・分析し、文章にまとめ発表とディスカッションを通じてこれからの大学生活に必要な学修技法を身につけることを目的としている。

東海大学 生物学部 B.初年次教育 入学時の学修の進め方に関する研修の機会を設けるとともに、1年次前期(春学期)に必修科目としてフレッシュマンゼミナールを置き、学科の学習内容把握や履修等の指導をきめ細かく行っている。また、理数系のリメディアル教育として入門物理等の科目を置いている。

東海大学 政治経済学部 B.初年次教育 初年次に新入生を15名程度のクラスに分け、ゼミ形式で専任教員が1年間指導する。春学期は大学生活に慣れ親しむために必要なソーシャルスキルと学習スキルを学ぶ。秋学期はキャリアディペロップメントを主にして4年間の大学生活を送る意味と各年次の目的・目標等を明確にさせる指導をしている。

東海大学 理学部 B.初年次教育 基礎学力テストの結果を利用して、学力別のグループ分けを行い、授業を行っている。一方、独自に専門の基礎学力を調査して、その結果を初年次教育科目(リメディアル科目など)の履修に役立てている。

東海大学 情報理工学部 B.初年次教育 初年次は、週1回、10名前後の学生に教員1名が担任としてつき、ゼミナール形式で大学生活に慣れさせる授業を実施している。また、数学は、基礎学力テストの結果を元に能力に応じたクラス分けを行い、学力の不足している学生のフォローを行っている。

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東海大学 農学部 B.初年次教育 カリキュラムとは別に教養や専門教員の有志による学習支援ルーム「あっそう~?!」を毎週1回放課後に実施している。指導の内容は多岐にわたり、授業中の疑問やレポートの書き方、テスト勉強のやり方から学生生活の悩みに至るまで分野を選ばずに教員が学生と1対1で指導している。

東海大学 情報通信学部 B.初年次教育 カリキュラムの中に数学と物理に関するリメディアル科目を設け、習熟度別授業を行うことによって本来の大学の授業にスムーズに入っていくことが出来るような取り組みをしている。

東海大学 法学部 B.初年次教育 1年次用の少人数演習を開講し、学生全員に履修を義務づけています。目的は、法を学ぶことを好きになってもらうこと、友達作りをするバックアップをすること、です。

東海大学 観光学部 B.初年次教育 毎年、入学生を8クラス~10クラスに分けて、各担当教員が同一のテキスト(学部で製作)を使って、同時並行的に授業を進めている。春学期に「ファーストイヤー・セミナー1」、秋学期に「ファーストイヤー・セミナー2」を開講。内容は、大学の授業の受け方、文献調査法、英文の購読など、多岐にわたる。また、2年次には、春学期に「プレセミナー1」、秋学期に「プレセミナー2」を6~8クラス開講し、社会調査法や統計処理の基礎など、同じテキスト(学部で製作)を用いて教えている。2年次に開講されるものは、「導入教育」と位置付けている。この総計4つの授業では、成績評価基準の統一が行われている。

東海大学 工学部 B.初年次教育 新入生研修会で学習の方法等について説明すると共に、1年生に必須のゼミナールを置いて基礎学力の学習と専門分野のモチベーションの向上を行っている。また、学生を少人数に分け、教員が指導教員となって、学習状況や生活状況を把握している。

東海大学 産業工学部 B.初年次教育 入学直後にフレッシュマンゼミナールを必修化し、大学に慣れるために研究室に少人数で所属し、大学教育の方向性や研究室の状況などを学ぶ。また、入学1年後にはパワーアップゼミナールで、少人数で研究室に所属し、学生の希望するテーマで研究室の機材を利用して研修し、発表する。

東海大学 海洋学部 B.初年次教育 学部共通科目として、基礎学力育成のための教育プログラムを設定し、初年度に履修指導を実施している。また、各学科で初年次教育科目として入門ゼミナール等の科目を設定している。

東京家政大学 人文学部 B.初年次教育 基礎学力向上、大学教育へのスムースな移行を目的とした導入教育について、学生が自学学習できる本学独自のオンライン学習システムを構築している。平成23年度は放送大学のUPO-NET教材を用い、化学・生物、英語、社会・国語の分野から2科目を選択して受講し、学習履歴や達成度を記録し、進捗状況を確認しながら学習を進めることが出来るもので、日常的な学習活動に加え、学生の自主的な学習活動のサポートを行った。平成24年度はさらに体制を充実させ、科目選択の幅を広げて実施する。

東京家政大学 家政学部 B.初年次教育 基礎学力向上、大学教育へのスムースな移行を目的とした導入教育について、学生が自学学習できる本学独自のオンライン学習システムを構築している。平成23年度は放送大学のUPO-NET教材を用い、化学・生物、英語、社会・国語の分野から2科目を選択して受講し、学習履歴や達成度を記録し、進捗状況を確認しながら学習を進めることが出来るもので、日常的な学習活動に加え、学生の自主的な学習活動のサポートを行った。平成24年度はさらに体制を充実させ、科目選択の幅を広げて実施する。

東京経済大学 経営学部 B.初年次教育 経営学部では、「大学での勉強のし方」を学ぶことを目的とし、「基礎セミナー」(初年次ゼミ)を1年生向け(第1学期)に開講しており、多くの専任教員が担当している。初年次教育に関しては、教授会で議論するほか、別途時間をとってFD会議の場でも議論を行い、各教員の授業力の向上に役立てている。第2学期には初年次ゼミの上級編として、テーマ別に「基礎セミナー2」を開講しており、複数教員が担当している。また、1年次履修必須の「基礎経営学」では、講義の導入において、「企業とは何か」についてのDVD学習を取り入れるなど、現在の学生に適した教育に努めている。

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東京経済大学 現代法学部 B.初年次教育 法学専門科目担当教員だけでなく、役職者以外のほぼ全専任教員が少人数の「文献講読1」を担当している(25名中21名担当。学生は12~14名)。初年次教育に関して複数回の教授会で議論するほか、別途時間をとってFD会議の場でも議論を行い、各教員の授業力の向上に役立てている。また、「文献講読1」という名称にして、原則として新書レベルの本を1冊読むことを行っている。さらに1年次1期必修科目「リーガルリテラシー入門」では2時限連続授業という形をとり、学部1年生全員を1教室に集めて行う日と、3教室に分かれて各教室2名の教員が担当する日とを設けていて、法律の導入教育に6名の教員がチームを組んで取り組んでいる。

東京経済大学 経済学部 B.初年次教育 初年次教育として、「フレッシュマン・セミナーa」(1年次第1学期)を設けている。一クラス15名程度で新入生全員が履修し、大学での学び方(レポートの書き方、発表の仕方など)に加えて、図書館の利用方法を学習する。また、キャリアガイダンスや人権教育も実施している。希望者は、1年次第2学期に「フレッシュマン・セミナーb」を履修し、2年次以降履修する「演習」の基礎を身につけることができる。また、経済学の入門科目として、「現代経済学入門」「社会経済学入門」を設けている。一クラス100名程度のクラス指定の必修科目で、高校までの知識をベースにして、専門科目で学ぶための基礎を身につけることを目的としている。

東京経済大学 21世紀教養プログラム B.初年次教育 本プログラムでは独自の1年次必修科目を多数開講しており、 も力を入れている取り組みとして初年次教育が挙げられる。プログラム導入科目「共に生きるとは」「現代社会の諸問題を考える」では、21世紀教養プログラムのテーマである「共生」の理念を学び、多角的な視点から諸問題について考えることを通して、学生の興味・関心を引き出していく。また、「チュートリアル」では、チューター(個別指導教員)が学生の学習進度などを随時把握し、学生が各自の学習テーマを決めるために必要なアドバイスを行う。さらに、「読む・書く」「SeminarinEnglish」では、日本語及び英語で自分の考えをまとめ、それを的確に表現できるようなコミュニケーション能力を高めるためのトレーニングを行う。

東京経済大学 コミュニケーション学部 B.初年次教育 コミュニケーション学部では、1年次1期に履修必修科目「フレッシュマン・ゼミ」を開講している。本授業は少人数(12~14名)授業で、大学生としての学習姿勢の確立、プレゼンテーションとディベート、論文・レポート作成、ネットリテラシーの修得が主な履修内容である。同年次2期の履修必修科目「キャリアデザイン」では、職業選択や就職をとりあげ、キャリア形成に対する意識の向上を目指している。初年度教育のあり方に関して、教授会やFD会議の場で検討を重ね、同時に各教員の授業力の向上に役立てている。

東京電機大学 理工学部 B.初年次教育 新入教育科目として実施している。①オムニバス形式で本学で学ぶ意義を学ぶ「東京電機大学で学ぶ」、②就業力育成の素地を創る「フレッシュマンゼミA・B」、③レポート作成・論文作成の力を養成する「日本語リテラシーA・B」がある。

東京電機大学 工学部 B.初年次教育 入学者全員に対し、数学科目・英語科目の学力調査を行う。結果に応じて1年次の数学・英語科目がクラス分けさ れ、各人のレベルに沿った授業内容となっている。また、新入生対象にフレッシュマンセミナーを開講し、入学した東

京電機大学とはどんな大学か・ここで何ができるかを知り、自分がここで何をしたいか、将来どんな技術者になりたいか、じっくり考えさせている。また、本学で学ぶ意義を学ぶためにオムニバス形式で講義を行う「東京電機大学で学ぶ」を開講している。そして、大学で自分が学びたいことを学び、四年間という限られた時間を 大限有効に使うのに必要な基本テクニックを、トレーニングを通じて習得することを目的とさせている。

東京薬科大学 生命科学部 B.初年次教育 英語、化学、数学、生物、物理の科目が苦手な学生に対し、基礎を補う授業をそれぞれ行う。また、1年生から、1グループ6人程度の少人数ゼミを行う。簡単な英語論文等を教材として使い、学生が自ら調べて討論するPBL形式でゼミを行う。学問や研究に対する積極的な態度を身に付け、研究意欲を高める。

東京理科大学 薬学部 B.初年次教育 両学科とも、生物学・物理学・基礎生化学について、高校時未履修者には履修を推奨している。薬学科については、薬学の学習に対するモチベーションを高めるため、病院・薬局見学、医療現場体験、企業訪問等を行い、それらの体験を発表・討議でまとめる早期体験学習という授業を開講している。また、生命創薬科学科についても同様に、薬学の学習に対するモチベーションを高め、3年次後期の研究室配属にむけて学習の指針を定めるため、研究室活動の見学・体験を行い、レポート・討議でまとめるキャリア学習1という授業を開講している。

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東京理科大学 基礎工学部 B.初年次教育 1年次の長万部キャンパスにおいては、初年次教育導入プログラムを実施し、本学部を卒業して、大学院に進学した学生を派遣し、研究発表を行い、また、1年次学生との懇談会を設けることにより、学部全体のビジョンを、学習面、生活面の両方の観点から描くことができるように指導している。

東京理科大学 理工学部 B.初年次教育 入学直後に新入生オリエンテーションを開催し、教員による基調講演や全研究室参加の研究紹介などにより学科の魅力をアピールするとともに、大学院生・教員が一堂に会する親睦会をとおして、新入生が学科に溶け込むきっかけ(友達・先輩・教員との交流)作りを行っている。

東京理科大学 経営学部 B.初年次教育 入学後の授業開始前までの期間中に、1年生全員参加のフレッシュマンキャンプを1泊2日で実施している。学習や学生生活に関する講演会や、先輩によるガイダンス、チームに分かれてゲームや運動を通しての交流をすることで、大学生としての意識向上と仲間づくりの機会を目指している。

東京理科大学 理学部第二部 B.初年次教育 入学者が大学の授業についていけなくなることがないように、高校と大学の橋渡し的な科目を各学科で開設している。特に数学科では、当該科目を2年生に進級するために必ず修得しなければならない科目に指定している。数学科では学生が学習上の不明点を早めに解決できるように、質問コーナーを開設し、大学院生を常駐させている。物理学科では実験においてレポートを提出するだけではなくプレゼンテーションを課しており、キャリア教育につながるような授業運営も行っている。化学科では授業時に、現在学んでいることが今後の学習および社会でどのように活かされるのかを担当教員が説明し、学生の学習意欲の向上に努めている。

東邦大学 理学部 B.初年次教育 1学年からキャリアデザイン科目を各学年に開設し、自分や社会を知りながら、「生き方」「働き方」「大学生活の過ごし方」を自分で考え、行動できるようにし、さらに、自己理解を深め、コミュニケーション力を養成することを目標にしている。また、リメディアル教育の充実、公文式教材を利用した補習授業を開設、オフィスアワーの設定などによる、弱点科目の克服を促している。

東邦大学 医学部 B.初年次教育 レディネス教育を行っている。そこでは、医学教育を開始する準備教育として、医学生として必要な生活技能およびコンピュータ技能を身につけさせている。また、医学部へ入った学生へ医療人としての自覚をもたせるため、医学入門教育を行っている。そこでは、今日の医学を理解するための医学史、第一線で活躍する臨床医からの臨床現場の話や、現代医療の様々な側面(安全危機管理・緩和ケア・移植・生殖医学等)を提示している。また、医療の現場に実際に立ち合うearlyexposureを行っている。さらに、高校での理系科目(物理、化学、生物)のうち、受験科目でない科目(1科目)については、基礎的な項目を学ぶ科目を設置して必修選択としている。

二松学舎大学 国際政治経済学部 B.初年次教育 基礎ゼミナールにおいて、大学生として必要なスキルを養成。また、必修科目として基礎的な内容を扱う科目を配置。

二松学舎大学 文学部 B.初年次教育 基礎ゼミナールにおいて、大学生として必要なスキルを養成。また、必修科目として基礎的な内容を扱う科目を配置。

日本大学 経済学部 B.初年次教育 「基礎研究」において、1年次前期に全員を対象に全専任教員が少人数対話型の授業を担当している。レポートの作成に関わる知識の習得を中核とし、大学で学ぶ意味なども教授している。

日本大学 理工学部 B.初年次教育 「スタディ・スキルズ科目」を設置し、新入生に基本的な学習技術を習得させるための実践的教育を行っている。また、「インセンティブ教育科目」を設置し、本学部・学科の歴史や特色、各学科の教育内容の概要、技術者倫理の初歩的知識などに関する教育を行うことにより、学習意欲を高める動機づけを図っている。

日本大学 生物資源科学部 B.初年次教育 プレイスメントテストによる能力別クラス分けを行い、決め細やかな授業を展開している。フレッシュマンセミナー、基礎演習(少人数)などを行い、学びの動機付けをはかっている。生物・化学などの基礎学問分野について、補助的クラスを設定し、専門教育科目への円滑な移行を図るための一助としている。

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日本大学 商学部 B.初年次教育 商学・経営学・会計学など専門科目の全体像を理解するための「商学Ⅰ」・「経営学Ⅰ」・「会計学Ⅰ」・「経済学Ⅰ」、リポート作成のための初歩的スキルを学修する「文章表現1」・「コンピュータリテラシーA」、そして「専門基礎研究」(後述)を初年次教育の科目としている。英語は習熟度別クラス編成で各人のスキルアップを図っている。「専門基礎研究」は、1人の教員に対し学生18名程度のクラス編成。個別クラス単位でリポートのテーマ決定から経過報告・口頭での発表を体験させることで、リポートの作成・発表方法等について指導する。このほかに資料・文献調査の方法について知ってもらうための「図書館ガイダンス」(複数クラス合同)、世界経済の現況・自校史教育・キャリア教育を行う「合同クラスの時間」(複数クラス合同)も「専門基礎研究」の時間内で行っている。

日本大学 法学部 B.初年次教育 政治経済学科では、「政治経済基礎研究」という科目を開設し、入学後の前学期期間に大学での学習・研究に必要な文献の読み方や取扱い方法、論文・レポートの書き方、プレゼンテーションの方法について学び、後学期では、担当教員の専門を通じて大学教育の基本を学ぶような取り組みをしている。

日本大学 文理学部 B.初年次教育 大学教育の「質」の保証のため、学習リテラシーの教育を全学科共通の必修科目としている。また、導入教育として、各学科で専門教育科目を学ぶための基礎教育を行う科目を設定し、各学科の特性に応じた教育を行うとともに、レポート作成方法の指導、プレゼンテーション方法の指導などを行って、大学生としての学習の基礎を教育している。

日本大学 国際関係学部 B.初年次教育 1年次前期において「スタディ・スキルズ」(必修科目)を設置し、大学における学習の方法、効果的な学習方法を学び、後期には「キャリアデザイン」(必修科目)を設置している。この2科目を受講することで、卒業後の進路やその目標に向けた学習計画を立てさせ、同時に必要な社会的活動についても目標を設定させることで大学4年間における学習等をより効果的なものへ導けるようにしている。

日本大学 工学部 B.初年次教育 基礎学力を確実に担保するため、プレースメントテストにより対象者を選抜し、リメディアル教育(英語、数学、物理学及び化学)を実施。

日本女子大学 人間社会学部 B.初年次教育 各学科で初年次ゼミを開催し、大学における学習の準備教育を進め、教員との学術的・人間的交流を深めている。

ルーテル学院大学 総合人間学部 B.初年次教育 「コミュニケーションの理論」「コミュニケーションの演習」を教養科目に設定している。理論では、複数の教員がオムニバスで異文化、情報、社会福祉、心理、交渉術、自然、対人儀礼など大学生や社会人としての基礎理解を得るプログラムとなっている(全学必修)。演習では、レポートや小論文、スピーチ、KJ法など発展的な演習科目となっている。これらの科目を受講することで多くの学生のコミュニケーション能力が向上している。

文化学園大学 現代文化学部 B.初年次教育 学科での学びの大枠を把握するとともに、2年次からのゼミ、4年次の卒業研究につながる内容を理解することを目的とする。前期は、本学での勉強の仕方や目的の確認、図書館の利用方法、レポートや論文等、考えを論理的に表現するスキルを学ぶ。後期は学科所属教員の専門分野をオムニバス形式で講義する。

法政大学 現代福祉学部 B.初年次教育 1年次に「基礎演習」という少人数の演習授業を必修科目として設置。授業内では、現代福祉学部の大きな3つの分野、社会福祉・地域づくり・臨床心理に関しての入門的な知識が分かり、福祉用具体験を通して障がい者の目線で考えることができるようにする。レポート等の書き方、図書館案内、そしてキャリア教育の授業を受けることにより、今後の勉学、そして将来の職業から導かれる自分自身の教育計画ができるようになり、大学生としての学習態度を学ぶ。

法政大学 人間環境学部 B.初年次教育 1年次は基礎教育を行う期間と位置づけ、専門科目の多くは2年次以降に開講することとしている。1年次にはフレッシュマン科目として「人間環境学への招待」(前期)と「基礎演習」(後期)を必修化している。「人間環境学への招待」では、ノートテーキングや履修指導、学部の教育プログラムの紹介などテクニカルな事項の修得を徹底させる他、専任教員がオムニバス形式で幅広く環境学を俯瞰し、2年次以降における各人の学習方針設定に役立てられる情報を提供している。「基礎演習」では 大で20人程度の少人数クラスを編成し、専任教員が後期を通じて、大学における学び方をきめ細かく指導し、2年次以降の学習導入の円滑化を図っている。

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法政大学 国際文化学部 B.初年次教育 「チュートリアル」高校から大学への転換教育を主眼とした初年次教育科目。【学習目標】1講義の聴き方・ノートの取り方を身につける、2本や論文の読み方を身につける、3情報の集め方を身につける、4情報の整理の仕方を身につける、5プレゼンテーションやディスカッションの仕方を身につける、6レポートや論文の書き方を身につける、7チュートリアルの意義を認識する。

法政大学 経営学部 B.初年次教育 初年次教育として専門基礎科目A群を配置し、経営学・経済学の基本的なリテラシーや学習に関する方法・心構えなどを指導している。選択科目には入門演習があり、基本的な調査・研究・プレゼンテーション能力等の導入教育を行い、2~4年次の演習(ゼミ)との連携をはかっている。また、学習指導の点から、経営学部の学生として 低限必要な知識を集めた『経営学部生のための用語集』を編纂し、毎年の改訂を経て学生に配布している。

法政大学 社会学部 B.初年次教育 1年次の通年科目である「基礎演習」は選択科目ではあるが95%以上の学生が履修し、専門演習の導入として学問的研究の方法を学ぶとともに、学問の基盤となる理念や社会的倫理についても学ぶこととなっている。

法政大学 文学部 B.初年次教育 教養科目の中に、学部学科独自の「基礎ゼミ」を開講している。日本文学科において1年次に「大学での国語力」を開講している。

法政大学 法学部 B.初年次教育 法律学科においては「法学入門」、「法学入門演習」、政治学科においては「政治学の基礎概念Ⅰ・Ⅱ」、「政治学入門演習」、国際政治学科においては「国際政治学の基礎演習Ⅰ・Ⅱ」の授業を1年生向けに開講し、各学科の入門科目として初年次教育を充実させている。また、国際政治学科においては、1年生の夏休みにイギリス・オックスフォード大学において、約2週間の現地研修を核とした「HoseiOxfordProgramme」を実施、後期の「SustainableTrainingforEnglishProficiency」とともに必修科目として開講している。

法政大学 グローバル教養学部 B.初年次教育 GlobalStudies、AcademicSkills、WritingSkillsI/IIの4科目は、すべての学部生にとっての必修科目であり、学部主催科目(外国語と体育科目以外)はすべて英語で実施しているため、そうした授業受講に必要なスキルを身に着けながら、学部の理念理解や初年次教育として重要な位置づけとなっている。

法政大学 経済学部 B.初年次教育 経済学科1学年25クラス(在籍者約900名)で実施している1年生向け導入教育科目である「入門ゼミ」について、2012年度より現代ビジネス学科5クラス(在籍者150名)をクラス人数半数化とクラス数の増加を実施した。この効果を検証するとともに、国際経済学科への実施を検討している。

法政大学 デザイン工学部 B.初年次教育 学部内全学科の1年次前期に「導入ゼミナール」を必修科目として配置し、大学での学び方、図書館の利用方法、テクニカルライティングやプレゼンテーション、専門科目への動機づけなど、学部学科独自の少人数導入教育を実施している。また入学時に英語、数学、物理のプレスメントテストを行い、入学時の学習到達度を把握するとともに、必要に応じてリメディアル教育を実施している。また前期と後期に英語TOEFLのスコアによる習熟度クラス編成を行い、初年次の英語スキル教育をきめ細かく実施している。

武蔵大学 経済学部 B.初年次教育 1.振り返りシート(初年次ゼミにおける目標の設定とそれがどこまで達成されたかの自己評価をもとに学生と教員が面談し相互理解を深めるためのツール)を導入し、学生の大学生活のスタートがスムーズなものになるようサポートし、その後の成長を促す。本年度は導入2年目にあたり、各学科4ゼミ・計12ゼミがパイロットゼミとなっている。目標は、経産省による社会人基礎力を本学の教育理念に照らし合わせて再編成したものと、ゼミ独自のものの2本の柱からなる。2.企業・工場その他の学外施設をゼミごとに訪問してヒアリングを行う学外研修の実施。これにより、入学の早い段階から社会に目を向けさせるとともに、ゼミ・大学への帰属意識の向上を図る。

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武蔵野大学 看護学部 B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

武蔵野大学 現代社会学部(平成20年度より募集停止)

B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

武蔵野大学 人間科学部 B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

武蔵野大学 文学部 B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

武蔵野大学 グローバル・コミュニケーション学部 B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

武蔵野大学 薬学部 B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

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武蔵野大学 教育学部 B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

武蔵野大学 環境学部 B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

武蔵野大学 政治経済学部 B.初年次教育 「武蔵野BASIS」と称する初年次教育を全学的に取り組んでいる。ここでは建学科目や健康体育、外国語、日本語リテラシーなどだけではなく、大学の“学び”における自己基礎力を身につけることを目標とした「基礎セルフディベロップメント」を開講している。この授業は1クラス約60人で、本学に設置されている学部・学科の学生をシャッフルしたクラス編成を行っている。これは他学科の学生との交流を通して、多様な考えがあることに気づかせることが大きな目的である。哲学、数理学、社会学など7つのテーマを用意し、それぞれ3名の教員による指導体制をとっている。この授業をとおして、情報検索の仕方、ノートのとり方やレポートの書き方などのアカデミックスキルだけではなく、毎時間行われるグループワークを通して、ディスカッション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指している。

明治大学 農学部 B.初年次教育 これからの農学部に必要とされる初年次教育を常に見直している。具体的には、語学教育科目、情報処理科目、実験・実習科目、基礎科目等を充実させることで、学生の動機づけと基礎知識・技術の習得を促している。また、専門分野への学習意欲を高めることを目的として、導入科目や少人数教育を充実させている。具体例として、輪読やプレゼンテーションについて実際に体験し、またそのための情報検索技術の習得するために図書館と協力して実施している研修を受けている。

明治大学 法学部 B.初年次教育 一年次に「法律リテラシー」と「教養基礎演習」の授業を設け、法律を学ぶ上での基礎的な学習方法・心構えを学ぶ授業を設けている。また「現代法入門」の講義では法学全般について概観し、各法律職の専門家からも実体験についての話をしてもらっている。

明星大学 経営学部 B.初年次教育 入学前教育(入学2ヶ月前に開始)から一環・連携して行っている。入学してすぐ7名1チームのグループ(企業組織と見立て)学習を開始、5月の連休に全員1泊2日のフレッシュマンキャンプで発表会を行う。「経営基礎Ⅰ」(必須)は9クラス(1クラス約23人)を開設し、習熟度別リメディアル学習、PCの基本、目標管理、等を推進している。特にリメディアル教育は重視し、教員とは別に外部のスタッフ(10名)と契約し初年次教育の徹底を図っている。

明星大学 理工学部 B.初年次教育 「学ぶ意欲に火をつける体験学習を通じて理工学基礎教育を提供する」のもと、プロジェクト科目及び理工実験実習等の実習科目を修得し、理工学全般(理学分野及び工学分野全般)における技術と知識の習得を行う。

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明星大学 人文学部 B.初年次教育 全学的初年次教育とは別に、各学科において次のような取り組みを行っている。・「基礎研究」、「自立と体験」などの必修科目の中で、レポートの書き方から研究室の訪ね方、メールの書き方に至るまで、大学生活を送るための基本スキルを養うプログラムを実施している。・フィールド・トリップの準備から実施、報告、共有までを行う必修科目を設置し、調べ、考え、理解し、まとめ、表現する力の育成に努めている。・必修科目である「自立と体験」において、1年生の6月に全員でキャンプに行き、各クラス対抗のスポーツ大会、パフォーマンス大会、討論会を行うフレッシュマンキャンプを実施している。また、同じく必修の「地域ニーズ開発演習」では、地域住民の生活上のニーズの発見を目的として、学外に出ての調査演習を実施しており、 近では、モノレールの駅周辺のバリアフリーの状況について、写真担当、ビデオ担当、車いす担当でグループを組んで調査を行い、報告会を実施した。

立教大学 現代心理学部 B.初年次教育 映像身体学科の1年次必修科目「入門演習」において、初年次教育に力を入れている。この科目は、30人程度のクラス編成により展開され、「図書館情報検索講習会」等を含め、学問についての基本的な考え方や学問の世界に入るために必要な基礎能力(読む・調べる・書く・発表する・議論する等)の養成を目的とした授業としている。この目的については、『講義内容』に記載し、学生に趣旨を明示している。

立教大学 文学部 B.初年次教育 専門教育科目の1年次科目に演習を導入している。

立教大学 観光学部 B.初年次教育 アカデミックアドバイザー制度(ウェルカムアワーの実施、アドバイザー教員との懇談会(年2回)、 講演会(年6~7回))、 アカデミックアドバイザークラス単位での入門授業(観光調査・研究法入門)、選択科目早期体験プログラム(夏季および秋季休業中に実施する観光学部教員が引率する1コース12名程度の1週間弱の海外フィールドワーク)

立教大学 法学部 B.初年次教育 一年次前期に基礎文献講読(少人数の演習クラス)を設け、新入生を対象に社会科学の古典などを輪読することで読解力、論理的思考を習得するとともに、史資料の収集、レジュメ・レポートの作成、プレゼンテーション、ディスカッションの方法など専門分野で勉学を進める上で必要な基本を身につける。一年次後期では法学基礎演習、政治学基礎演習を開設し、2年次以降の専門演習に進む準備を行う。

立教大学 経営学部 B.初年次教育 名称:ウェルカムキャンプおよびリーダーシップ入門。内容:リーダーシップ入門は経営学部で自律的に学習していくための基礎知識と、組織や集団に主体的に関わり合う能力を習得することを目標として、1年次前期に開講する科目。そのキックオフとして、オリエンテーション行事の一環として入学直後に1泊2日のウェルカムキャンプを行ってい

立教大学 異文化コミュニケーション学部 B.初年次教育 20人前後という少人数の複数クラスを、統一シラバスの形式で展開。学生自らが、自分の学びに責任を持ち、自ら考え、自らの考えを客観的根拠や他者の意見に照らし合わせながら、さらに深めていくという活動を、「協働学習」の形式で行っている。また、コミュニケーションにとって、ことばだけでなくノン・バーバルの側面も重要であることに気付かせる目的で、ワークショップも行っている。

立教大学 社会学部 B.初年次教育 1年次後期の基礎演習において、PBL方式を取り入れている。

立教大学 理学部 B.初年次教育 各学科で1年次の入門的な科目について、演習等を配し、学科の学問体系を概観するとともに実験・レポート作成・情報検索等の基礎スキルや基礎知識を身につけることを重視している。

立教大学 経済学部 B.初年次教育 (1)「基礎ゼミナール1」(前期2単位)において、共通ハンドブックを用いてスチューデント・スキル、マナー等を教育したうえで、文献の読み方、報告のやり方、議論のやり方、レポートの書き方等を実践的にトレーニングする。(2)「基礎ゼミナール2」(後期2単位)において、さらに英語テキストを使って経済英語に親しみつつ議論のやり方等をトレーニングする。(3)「情報処理入門」(前期2単位)及び「情報処理入門2」(後期2単位)において、コンピュータを使った情報処理能力を、統計的手法の習得を中心としつつ、高めていく。(3)入学時、学びの動機づけを行い、到達点を把握・確認するためのポートフォリオ・ファイルを全新入生に配付して、その使い方について指導を行っている。

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立正大学 法学部 B.初年次教育 クラス別授業を設置(法学基礎演習)しているほか、講義科目においても、人数の適正化のため、複数クラスを設置している。

立正大学 地球環境科学部 B.初年次教育 必修科目として「学修の基礎Ⅰ・Ⅱ」を設け初年度教育の核とし、本学部で学ぶことの意義、学びの方法、心得など身につけることで、学ぶ意欲を引き出す試みを行っている。

立正大学 経営学部 B.初年次教育 大学生活における基本的な知識と考え方を教える「学修の基礎Ⅰ」、経営学に関する基礎知識を教える「学修の基礎Ⅱ」をそれぞれ1年次必修科目として開講している。

立正大学 仏教学部 B.初年次教育 入学前の課題を元に、習熟度別に演習講座を履修させている。

駒沢女子大学 人間健康学部 B.初年次教育 本学では90年代より、初年次の必修科目として基礎ゼミを設定し、少人数クラスで導入教育を実施している。現在では、基礎ゼミを2年次にも設定して、授業担当者が、担任として、専門課程への導入教育のほかに、履修指導や学生生活全般の相談に応じている。また、学修支援センターを設置して、入学時の基礎学力テスト、そのフォローアップ講座を実施している。さらに、初年次より就業力の育成のための必修科目を設定し、就業に関する取り組みも初年次より開始している。

駒沢女子大学 人文学部 B.初年次教育 本学では90年代より、初年次の必修科目として基礎ゼミを設定し、少人数クラスで導入教育を実施している。現在では、基礎ゼミを2年次にも設定して、授業担当者が、担任として、専門課程への導入教育のほかに、履修指導や学生生活全般の相談に応じている。また、学修支援センターを設置して、入学時の基礎学力テスト、そのフォローアップ講座を実施している。さらに、初年次より就業力の育成のための必修科目を設定し、就業に関する取り組みも初年次より開始している。

東京工芸大学 工学部 B.初年次教育 各学科において、1年次に初年次ゼミを必修科目として設置している。

嘉悦大学 経営経済学部 B.初年次教育 専門教育科目の学習が始まる秋学期に向け、1年次の春学期はその準備にあてている。大学での学びを充実させるための基本スキルを身につけるとともに、4年間でやりたいことを計画させる。また、どの専門フィールドを選ぶのかを検討できるエントリー専門科目を用意しているため、新入生に不安や迷いを抱かせないようにしている。

嘉悦大学 ビジネス創造学部 B.初年次教育 専門教育科目の学習が始まる秋学期に向け、1年次の春学期はその準備にあてている。大学での学びを充実させるための基本スキルを身につけるとともに、4年間でやりたいことを計画させる。また、どの専門フィールドを選ぶのかを検討できるエントリー専門科目を用意しているため、新入生に不安や迷いを抱かせないようにしている。

こども教育宝仙大学 こども教育学部 B.初年次教育 1年次より必修ゼミがあり、1年次の「基礎ゼミ」では「大学における学び」への導入教育を行っている。

神奈川大学 経済学部 B.初年次教育 B:初年次教育について、全学的な「FYS(必修科目)」と学部独自の「経済入門(選択必修ではあるが実質的には全員履修:2010年度より経済学科と現代ビジネス学科がそれぞれ別の内容により開講)」とが初年次教育の中心的な科目となっている。特に学部独自の「経済入門」は、経済学科では共通のテキストを作成・使用し、現代ビジネス学科では共通の教材を作成・使用するために、事前の準備・導入後の内容改善等の打ち合わせを重ねて、講座運営をおこなってきている。

神奈川大学 経営学部 B.初年次教育 1年次生を対象に、基礎演習Ⅰ・Ⅱを実施(半期ずつ2単位、計4単位)。このゼミは必修であり、初年次教育の柱となっている。大学生活の心構えから始まり、グループないし個人発表まで系統的な学修指導を少人数教育で行っている。

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神奈川大学 理学部 B.初年次教育 理学部では入門科目として「数学入門」、「微積分入門」、「物理学入門」、「化学入門」、「生物学入門」を設置している。入学後すぐにプレイスメントテストを実施して理解度に応じたクラス分けを行い、学生が大学の本科授業にスムーズに適応していけるよう指導している。

神奈川大学 人間科学部 B.初年次教育 1年前期の全学的なFYS(FirstYearSeminar)に引き続き、1年後期に少人数の「基礎ゼミナール」を配置している。この科目は2年次の「専門ゼミナールⅠ」への橋渡しの機能を持ち、専門(コース)を選択する際の貴重な情報交換の場にもなっている。また教育だけではなく、学生の修学上および生活上の問題に関して教員と相談する機会になっており、学生の大学への適応援助の役割も果たしている。

関東学院大学 経済学部 B.初年次教育 初年次教育として、「基礎ゼミナール」、「プレゼミナール」、「パソコン入門」、「KGUキャリアデザイン入門」を登録必須としている。「基礎ゼミナール」ではレポートの書き方、図書館の利用方法など、「プレゼミナール」ではプレゼンテーションの方法などを学ばせている。確認テストを行った上で、基準に満たなかった学生に正課外で「基礎学力育成講座」を行っている。

関東学院大学 文学部 B.初年次教育 アドバイザー制度(担任制)を設け、「基礎ゼミナール」という1年次生を対象とした、大学での学習・研究を進めるにあたっての基本的なスキルを身につけることを目標とした科目を受講させている。また、2012年度より、キャリア教育として「基礎学力養成講座」、「KGUキャリアデザイン入門」、「KGUキャリアデザイン基礎Ⅰ」および「KGUキャリアデザイン基礎Ⅱ」を設置している。比較文化学科では、初年次オリエンテーションを学生全員の基礎ゼミ合同合宿として行っている。

関東学院大学 工学部 B.初年次教育 春学期にフレッシャーズセミナー、秋学期にフレッシャーズプロジェクトという、少人数教育科目を設置している。前者では、学生・社会人として必要な考え方を学ぶとともに、日本語作文法などのスタディスキルを学ぶ。後者では、プロジェクトベースラーニングを採り入れ、グループで設定したテーマに沿った調査・発表を行うことで、課題解決能力を育成している。

関東学院大学 法学部 B.初年次教育 10名程度の学生数で運営するゼミ形式の「学びの基礎」の他、「法学の基礎」、「憲法1・2」、「民法総則1・2」、「刑法総論1・2」の8科目を導入科目として実施している。

聖マリアンナ医科大学 医学部 B.初年次教育 全入学者に対し、高校での履修科目にかかわらず物理、化学、生物を医学との係わりを踏まえた「医系自然科学」として集中的に教育している。

鶴見大学 歯学部 B.初年次教育 初年次には従来の一般教養科目に加え、リメディアル教育を実施しており、ゆとり教育などによる基礎学力が不足する学生に対して補習教育を行い、基礎学力を補っている.また初年次に「医療人間科学」を実施し、病院見学やSGLを取り入れることにより、EarlyexposureやEarlyexperienceを実現するだけでなく、「歯の解剖学」や「歯型彫刻」などの講義や実習を履修させることにより、早期に歯学に対する興味を持たせ、モチベーションの向上を図っている.

桐蔭横浜大学 法学部 B.初年次教育

桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部 B.初年次教育

桐蔭横浜大学 医用工学部 B.初年次教育

田園調布学園大学 人間福祉学部 B.初年次教育 教養基礎科目群の1年次必修科目として「基礎演習」を開設(半期1単位)。本講座は、大学での学習及び研究成果を上げることができるように、レポートやノート筆記のスキル、資料や情報の収集を整理等、大学生としての必要不可欠な基礎的な技能を獲得することを目的としている。

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田園調布学園大学 子ども未来学部 B.初年次教育 教養基礎科目群の1年次必修科目として「基礎演習」を開設(半期1単位)。本講座は、大学での学習及び研究成果を上げることができるように、レポートやノート筆記のスキル、資料や情報の収集を整理等、大学生としての必要不可欠な基礎的な技能を獲得することを目的としている。

東洋英和女学院大学 国際社会学部 B.初年次教育 1年次に初年次教育のための科目を設定し、原則必修としている。

東洋英和女学院大学 人間科学部 B.初年次教育 1年次に初年次教育のための科目を設定し、原則必修としている。

横浜薬科大学 薬学部 B.初年次教育 リメディアル教育を実施している。

新潟医療福祉大学 社会福祉学部 B.初年次教育 全学必修として学科単位で7名程度のゼミを形成した初年次教育を実施している。昨年度から、モチベーションアップを目的とした実践行動学と呼ばれる教育プログラムを入学直後に実施して、学生のアイスブレイクにも役に立てている。

新潟医療福祉大学 健康科学部 B.初年次教育 全学必修として学科単位で7名程度のゼミを形成した初年次教育を実施している。昨年度から、モチベーションアップを目的とした実践行動学と呼ばれる教育プログラムを入学直後に実施して、学生のアイスブレイクにも役に立てている。

新潟医療福祉大学 医療技術学部 B.初年次教育 全学必修として学科単位で7名程度のゼミを形成した初年次教育を実施している。昨年度から、モチベーションアップを目的とした実践行動学と呼ばれる教育プログラムを入学直後に実施して、学生のアイスブレイクにも役に立てている。

新潟医療福祉大学 医療経営管理学部 B.初年次教育 全学必修として学科単位で7名程度のゼミを形成した初年次教育を実施している。昨年度から、モチベーションアップを目的とした実践行動学と呼ばれる教育プログラムを入学直後に実施して、学生のアイスブレイクにも役に立てている。

新潟薬科大学 応用生命科学部 B.初年次教育 1.大学4年間の生活の把握のために各コース(4コース)の説明、研究室での活動の説明と実験の体験を通じての卒業研究への意欲を向上させる。2.卒業生による在学時の体験、現在の仕事の紹介や社会での心構えなどについての意識を高める。3.文章読解力やノート作成方法などを学ぶ。また、グループディスカッションを通してディベートおよびプレゼンテーションの方法を学ぶ。

金沢工業大学 バイオ・化学部 B.初年次教育 本学は学部単位ではなく、全学の取り組みとして実施している。内容は全学版アンケートに記す。

金沢工業大学 環境・建築学部 B.初年次教育 本学は学部単位ではなく、全学の取り組みとして実施している。内容は全学版アンケートに記す。

金沢工業大学 工学部 B.初年次教育 本学は学部単位ではなく、全学の取り組みとして実施している。内容は全学版アンケートに記す。

金沢工業大学 情報フロンティア学部 B.初年次教育 本学は学部単位ではなく、全学の取り組みとして実施している。内容は全学版アンケートに記す。

北陸大学 未来創造学部 B.初年次教育 1年次を全員対象とした中国での1ヶ月間の研修プログラムを主に夏休みに実施している。現地での授業、宿泊等の経費は大学負担としており、学生には原則参加を義務づけている。異文化を体験する中でグローバルな視点を得、異文化理解や国際社会で生き抜く知恵を身につけてほしいという願いがあるだけでなく、今後の留学や、語学習得への興味・関心を高めるのも狙いとしている。初年次教育の中でも大きな役割を果たしている。

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金城大学 医療健康学部 B.初年次教育 全学で1年次には、少人数でゼミ形式の授業を必修科目として開講し、担当教員から、履修登録、図書館利用の方法からレポートの書き方など今後必要になる学習スキル向上のための指導を受けている。また、担当教員は、学生の修学状況についても、把握し欠席が多くなった学生については、個別面談するなど就学支援も行っている。

金城大学 社会福祉学部 B.初年次教育 全学で1年次には、少人数でゼミ形式の授業を必修科目として開講し、担当教員から、履修登録、図書館利用の方法からレポートの書き方など今後必要になる学習スキル向上のための指導を受けている。また、担当教員は、学生の修学状況についても、把握し欠席が多くなった学生については、個別面談するなど就学支援も行っている。

仁愛大学 人間学部 B.初年次教育 人間学部では、大学での学習の基礎を養成する初年次教育に力を入れており、学修の方法や専門への導入を目的とした「基礎演習」や国語力と表現力の強化を目的とした「日本語文章表現」等の授業によって展開している。

長野大学 企業情報学部 B.初年次教育 入学前学習、オリエンテーション合宿、初年次ゼミを連携させることで、初年次教育の効果を高めている。

長野大学 社会福祉学部 B.初年次教育 福祉専門職養成と教員養成という学部の教育目的に必要な「人間関係の構築」と「日本語文章力」を高める取り組みとして正課カリキュラム【人間と社会の理解】【コミュニケーション技法】などを配置している。また、新入生オリエンテーション合宿を上級生の協力も得ながら実施することで、学習意欲を高め、さらには学年を超えた人間関係の構築にも繋がっている。さらに、福祉施設見学や学校ボランティアなどを早期に実施することで、将来に向けたキャリア教育にも繋げる試みを実施している。

朝日大学 経営学部 B.初年次教育 社会人基礎力、情報処理能力、英語基礎力の向上に努めている。

岐阜女子大学 文化創造学部 B.初年次教育 平成21年度から23年度において「社会ニーズに対応した学士力と高い就職率・定着率を目指す教育」として、文部科学省GP(学生支援推進プログラム)の採択を受け、学生支援に取り組んできた。特に本学部では、初年次教育に力を入れ、大学での学びに必要な知識や技能、及びそれらの活用力を身に付けることができるように教育を行っている。

岐阜聖徳学園大学 教育学部 B.初年次教育 教育学部では初年次教育の一環として「基礎セミナーⅠ」という授業を行っています。この授業では、大学の講義を受けるにあたって、ノートの取り方、テキストの読み方、レポートや論文の書き方、討論の仕方といった学習方法を学びます。さらには、プレゼンテーション能力や人間関係の築き方など、大学生活へ順応していける基礎を身につけます。慣れない環境の中で戸惑うことのないように、講義の冒頭で簡単な学習プログラムを実施しています。春に行われる一日研修では、寸劇等の共同活動を行い、学生同士のコミュニケーションを深めています。

中部学院大学 リハビリテーション学部 B.初年次教育 初年次教育は、1・2年次の基礎ゼミナールで行われ、1年次では学生生活を送るための基礎的な知識、態度、技能を身につけ、特に、ノートテイキングとテキストリーディングが実践できるようにする。また、補完代替医療、あるいは自分の提案する新種の療法を対象に、その有用性や特徴を客観的で具体的な資料を提示してプレゼンテーション能力を身につける。2年次は基礎演習Ⅰで取り組んだ学習成果をもとに、主に医療倫理や社会問題をテーマとして資料収集や文献検索を行い、社会現象を批判的にとらえながら科学的思考を身につけて行く過程を学習する。また、プレゼンテーションでは、論点を整理し聞き手に分かりやすく解説できる能力を習得することとしている。

中部学院大学 経営学部 B.初年次教育 各学部初年次教育は、1・2年次の基礎ゼミナールで行われ、学部によっては学部共通のテキストを用いて学修を進める学部、長年の初年次教育実施から内容の改善を行いながら、共通のシラバスの内容で実施する学部がある。学部間共通目標は「読む、聴く、書く、話す」という研究を行うための基本的なスキルを身につけること、そのための全学共通事項として前期は①ノートテーキング、②テキストリーディング、③情報検索の概要、④課題論文の書き方を学ぶ、後期は学部の特性にあった初年次教育を行う。

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中部学院大学 子ども学部 B.初年次教育 1・2年次の基礎ゼミナールで行われ、長年行ってきた初年次教育の内容を改善しながら学部共通のシラバスで実施している。学部共通目標を「スタディスキルおよびソーシャルスキルを習得」とし、子ども学部が養成する人材、幼稚園教諭・保育士・小学校教諭・社会福祉士になるための、基礎技能を学ぶ。1年間をとおして、幼稚園・小学校・知的障害者施設の見学実習を行いながら、情報検索の仕方、記録のとりかた、観察や関与の仕方、レポートの書き方、プレゼンテーションの方法を学ぶ。また、地域のイベントにおける「遊びの広場」の実践を通して企画力、コミュニケーション能力を養う。2年次には、1年次に引き続き、ノートテイクやテキストリーディング、レポートの書き方、スタディスキルの習得と、一般社会で必要とされる素地を築くために、現場体験、実行力を養う行動企画、対人関係を含めた自己管理技術の習得を目指す。

中部学院大学 人間福祉学部 B.初年次教育 初年次教育は、1・2年次の基礎ゼミナールで行われ、学部共通のテキストを用いて学修を進め、学部共通目標を「読む、聴く、書く、話す」に、研究を行うための基本的なスキルを身につけること、そのため共通事項として1年次前期は①ノートテーキング、②テキストリーディング、③情報検索の概要、④課題論文の書き方を学ぶ、後期は、⑤課題論文を作成し、⑥プレゼンテーションについての概要について取り上げ、これを踏まえて仲間と協力して課題に取り組み、議論をすることで様々な意見や考え方を自分のものとするためのスキルを身につける。

聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部 B.初年次教育 初年次教育科目を配するとともに、以下の教育内容を項目として盛り込んでいる。・スタディスキル(大学で学ぶための基礎)・スチューデントスキル(大学生に求められる一般常識や態度)。・学びへの導入・専門教育への導入。・情報リテラシー。・自校教育。・キャリアデザイン。

聖隷クリストファー大学 社会福祉学部 B.初年次教育 初年次教育科目を配するとともに、以下の教育内容を項目として盛り込んでいる。・スタディスキル(大学で学ぶための基礎)・スチューデントスキル(大学生に求められる一般常識や態度)。・学びへの導入・専門教育への導入。・情報リテラシー。・自校教育。・キャリアデザイン。

聖隷クリストファー大学 看護学部 B.初年次教育 初年次教育科目を配するとともに、以下の教育内容を項目として盛り込んでいる。・スタディスキル(大学で学ぶための基礎)・スチューデントスキル(大学生に求められる一般常識や態度)。・学びへの導入・専門教育への導入。・情報

リテラシー。・自校教育。・キャリアデザイン。

常葉学園大学 造形学部 B.初年次教育 大学全体の取り組みとして、全学生が読書を通して、知識や社会性、学びの姿勢、学生生活の基盤に関わる事柄等を学ぶ授業は設けられている。学部特性に配慮し、この授業の教材を美術・デザイン関連の専門性を高める書籍、もしくは造形的な基礎知識等を学ぶために適切であろう書籍等を各教員が指定している。また学んだ知識等の定着と感性の更なる育成を行うために、美術館等の施設における鑑賞活動も各教員が授業内で実施している。

常葉学園大学 造形学部 B.初年次教育 多様化した入試により、様々な基準によって入学している学生が混在している初年次において、学部として身に付けさせたい事項を精選し、基礎実技科目として1年次前期に配置し必修科目としているが、カリキュラムの体系化は今後の課題である。しかしながら、授業を少人数化し個別指導を核とするため複数教員による指導体制を整えたり、資料等をネット検索できるように環境を整えたりしている。またipadを学生が活用する授業と教員が使用する授業形態といった新たな教育方法の試みを行うとともに、これらの教育機器の活用法や活用した授業の提案等の講習を教員に行った。

浜松大学 健康プロデュース学部 B.初年次教育 新入生セミナーや学科独自の新入生歓迎会を初め、基礎教育センターによる初年次学力テストやホームルーム・コミュニケーションスキルズクラスごとの面接指導など、大学生活にスムーズに適応できるよう配慮している。

愛知大学 現代中国学部 B.初年次教育 1年次春学期に、1クラス25名程度で計8クラスの入門演習を開講している。大学では、なぜA=Cではないのか、A=Bが主張されるようになる意味はどこにあるのかなどの視点から学び、自ら研究を進めることができるように、入門演習ではその方法を身につけることをめざす。カリキュラム体系の一貫として、学生は中国語(8単位)を1年を通してほぼ毎日学び、2年目の「中国現地プログラム」に備える。

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愛知大学 法学部 B.初年次教育 1年次春学期に、1クラス20名程度の「入門演習」を20クラス程度開講している。主に、図書館の利用方法、文献の調べ方・読み方、レポートの作成方法、プレゼンテーションの方法、ディスカッションの方法・マナーなどの講義をする。

愛知大学 地域政策学部 B.初年次教育 中等教育からの接続と大学教育への円滑な導入を図るため、入学前教育と連携した教育(英語や数学の基礎教育)の実施や、大学教育における学習方法(文章の書き方、読書の方法、プレゼンテーションの基礎)やレポートの書き方、ディベートなどを学習する。テキストは学部独自でオリジナル教材を作成し、各クラス共通のものを使用する。1クラス学生数を20名以下で編成し、担当教員はいわゆるクラス担任的な役割を持ち、学生の生活全般にわたる相談に当る。

愛知大学 国際コミュニケーション学部 B.初年次教育 入門ゼミ:「沢山の文章を読み、問題発見のセンスを養う。そのためにたくさんの文を書いてみる」多くの文を読むことを通じて、大学での学習への導入を行う。疑問点、問題点を引き出し、自分の興味のありかを知り、批評的な知性と感性を養うための基本を会得する。

愛知学院大学 心身科学部 B.初年次教育 本学部は、心理学科、健康科学科、健康栄養学科の3学科で構成され、それぞれ、充実した初年次教育を行うべく、努力している。入学者の多くは文系中心の教育であったが、初年次教育の効果で、当学部でのメディカル分野を中心とする理科系の色彩の強い教育内容にスムーズに入ることができていると確信する。

愛知学院大学 文学部 B.初年次教育 初年次に基礎的、基本的な内容を理解させ、専門教育に円滑に移行させるために、1.2年次を担当する教養部担当教員と協議し、その改善に取り組んでいる。

愛知学院大学 法学部 B.初年次教育 法学部では、初年次教育としてカリキュラムに基礎演習Ⅰという科目を配置し、1年生がスタートで学習につまずかないように配慮している。授業内容の詳細は各担当者に任されているが、教員が分担執筆している『法学ガイドブック』というテキストを用いている点が特徴的である。このテキストでは、法学部での勉強法(とくに、六法の使い方、資料の探し方、判例の読み方など)のほかに、憲法・民法・刑法などの主要科目の序論に当たるようなものが掲載されており、法学部で学ぶ上で必要とされるスキルやこれから学習することの全体像が見渡せるような内容になっている。また、各担当者により重点の置き方は様々であるが、報告やレポート作成、討論などの作法について説明がなされ、学生がこれらを実践している。

愛知学院大学 総合政策学部 B.初年次教育 1年次はリテラシー教育(情報リテラシー、言語リテラシー、リサーチリテラシーの3分野)を集中的に実施している。特に言語リテラシーでは英語だけでなく、「日本語リテラシー」を必修科目とし、日本語の読解、アカデミックライティングを演習形式で学ぶ。また、1年次よりゼミを必修とし、春学期は問題解決のための技術を学び、秋学期はグループに分かれて、具体的な政策課題の解決策を検討するプロジェクト(PBL)を展開させている。年度末には学年全体での報告会を実施し、大きなイベントとなっている。

愛知学院大学 商学部 B.初年次教育 1年次に必修科目として「商学入門A・B」を開講している。テキストは商学部教員が作成したものを使用している。6人の教員によるオムニバス形式で、6つの専門分野を、専門教育への導入として教育している。商学入門というだけでなく商学部入門として、学生生活をどう送るべきかということも教えている。学生課、キャリアセンター、図書館情報センターとも連携し、それぞれオリエンテーション等を行っている。

愛知学院大学 薬学部 B.初年次教育 初年次教育の核として「基礎薬学演習」(演習科目)を開設。少人数によるグループワークを通じ、論理的思考方法の確立とコミュニケーションスキルを育成している。その一方で、薬学生として必要なスタディスキルの養成もおこなっている。

愛知淑徳大学 交流文化学部 B.初年次教育 1年次前期に必修科目「基礎演習」を設定し、15名程度の少人数クラスで、授業の受け方、レポートの書き方、情報収集法、効果的なプレゼンテーションの仕方など、大学での学修が円滑に行われるような指導を念入りに行っている。

愛知淑徳大学 健康医療科学部 B.初年次教育 学部共通のオリジナルテキスト、ワークブックを作成し、大学での研究への接続を行っている。

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愛知淑徳大学 メディアプロデュース学部 B.初年次教育 本学部は3コースに分かれているため、それぞれのコースから概論を提供し、専門分野に入るための授業を行っている。また、各コースにおいては、専門科目への導入する基礎科目を提供している。

愛知淑徳大学 心理学部 B.初年次教育 前述のカリキュラムにおける1年次必修科目の内容を工夫している。専門的な心理学の導入の前に、大学での学修とは何か、どのように進めるべきかなどの内容を盛り込むようにした。

愛知淑徳大学 人間情報学部 B.初年次教育 入学後、1年次における基礎教育科目を必修化。

愛知学泉大学 現代マネジメント学部 B.初年次教育 「基礎演習」というゼミナール形式の科目で、大学で学ぶこと、あるいは、その方法などを教えている。また、「問題解決基礎」という科目において、社会人基礎力を念頭に置いた初年次教育を実施している。

金城学院大学 現代文化学部(2012年4月学生募集停止)

B.初年次教育 初年次教育を学科を超えて学部共通のプログラムにしたがって実施している。共通の課題に基づいて、読解力、文章作成力、発表能力等の育成を試みている。

金城学院大学 国際情報学部(2012年4月開設) B.初年次教育 学部共通でプログラムを作成し、1年にわたって少人数で読解力、文章作成能力、発表能力の育成を行う。

金城学院大学 人間科学部 B.初年次教育 1年次に少人数の演習を行い、カレッジスキルの修得を目指す授業を展開している。学科によってはオリジナルのテキストを作成し学習内容を統一している。

中京大学 国際英語学部 B.初年次教育 1年次の春・秋セメスターに必修科目として英米文化入門ゼミを開講し、構成員の少ないクラスで、これまでの学習方法と大学での学びの橋渡しをしている。ネイティヴ・スピーカーと日本人教師の連携で実施されるクラスで、大学生活を刺激する役割を果たしている。

中京大学 国際教養学部 B.初年次教育 大学での学びにとって必須となる「読む・書く・話す」の基本技能の習得をめざした入門ゼミ(基礎ゼミ、教養テーマゼミ)を、学部の専任教員が大学全体(11学部)に向けて開いている。多様な志向をもった学生がたがいに刺激しあい、広い視野と探究心を育てながら、専門にかかわらず教養人として必要な技能と知識を身につけていく場としている。 

中京大学 法学部 B.初年次教育 必修科目として「法学・政治学の基礎」を1年次春学期においている。ゼミも1年次から置き、大学での学修に必要な基礎を教えている。

中京大学 経営学部 B.初年次教育 入学時に一泊二日の新入生オリエンテーションを実施し、履修や学生生活についてのアドバイスを行っています。また、1年の必修科目として、社会人に求められる基本能力の修得を目指した「学びのリテラシー」や、経営学全般の基礎知識の習得を目指した「ゼミリテラシー」を開講しています。これらの科目は、比較的少人数の演習方式とすることで、問題把握・解決能力、プレゼンテーション・コミュニケーション能力の向上を目指しています。さらに、「海外ビジネス研修」は海外への2週間の滞在を通して、英語およびビジネス知識の必要性を現地体験から学ぶ科目ですが、1年生の希望者が全員参加することができる体制を整えています。

名古屋経済大学 人間生活科学部 B.初年次教育 本学部は、初年次教育を入学前教育から継続する形で捉えており、教育保育学科では、メンタルマップの作成を通し、入学の動機とカリキュラム及びキャリアとの関連で学習への動機付けを目標に指導し、管理栄養学科では、生物、化学の理解不足の補習を含め基礎学力の習得を中心に行っており、両学科共、少人数ゼミクラスで、モチベーションを高める事に力点を置いた指導をしている。

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名古屋経済大学 経営学部 B.初年次教育 初年次教育とはうたっていないが、1年次ゼミナールは必修科目であるためその中で実施している。具体的には、標準的な内容を提示しその中から担当者が取捨選択する方式で実施している。内容は、「大学生活へのスムーズな移行」「学習技術の習得」「自校教育」である。これと平行して「らくだメソッド」を活用した「学習習慣をつける」と同時に「学び直し」を実施している。

名古屋商科大学 経営学部 B.初年次教育 全学部の1年次学生が必修科目としてビジョンプランニングセミナー(以下、VPS)を受講する。VPSは名前のとおり、将来の設計をさせ、そのために大学の中でどのような学びをするべきかを考えさせる他に大学に早く慣れること、友人関係を構築することを目的としている。各VPSにはサポーターとして主に2、3年生を中心に1年次学生の模範となるような学生が1名配置される。VPSサポーターは教員の指導のもと講義の補助を行うが、それ以上に期待される役割が大学生活になじめず、学修が思うようにいかない学生へのサポートである。悩みを抱えた学生が教職員に相談を持ちかけることは非常に稀であり、まず第一に友人に相談するのが一般的だが、入学から間もなく友人がいない学生は相談先がなく、悩みを抱え込んだままになるケースが多いと推測される。そのため同じ学生という立場のVPSサポーターの存在は非常に重要であり、新入生が入学後の生活の変化にスムーズに対応するために果たす役割は大きい。

名古屋商科大学 経済学部 B.初年次教育 全学部の1年次学生が必修科目としてビジョンプランニングセミナー(以下、VPS)を受講する。VPSは名前のとおり、将来の設計をさせ、そのために大学の中でどのような学びをするべきかを考えさせる他に大学に早く慣れること、友人関係を構築することを目的としている。各VPSにはサポーターとして主に2、3年生を中心に1年次学生の模範となるような学生が1名配置される。VPSサポーターは教員の指導のもと講義の補助を行うが、それ以上に期待される役割が大学生活になじめず、学修が思うようにいかない学生へのサポートである。悩みを抱えた学生が教職員に相談を持ちかけることは非常に稀であり、まず第一に友人に相談するのが一般的だが、入学から間もなく友人がいない学生は相談先がなく、悩みを抱え込んだままになるケースが多いと推測される。そのため同じ学生という立場のVPSサポーターの存在は非常に重要であり、新入生が入学後の生活の変化にスムーズに対応するために果たす役割は大きい。

名古屋商科大学 コミュニケーション学部 B.初年次教育 全学部の1年次学生が必修科目としてビジョンプランニングセミナー(以下、VPS)を受講する。VPSは名前のとおり、将来の設計をさせ、そのために大学の中でどのような学びをするべきかを考えさせる他に大学に早く慣れること、友人関係を構築することを目的としている。各VPSにはサポーターとして主に2、3年生を中心に1年次学生の模範となるような学生が1名配置される。VPSサポーターは教員の指導のもと講義の補助を行うが、それ以上に期待される役割が大学生活になじめず、学修が思うようにいかない学生へのサポートである。悩みを抱えた学生が教職員に相談を持ちかけることは非常に稀であり、まず第一に友人に相談するのが一般的だが、入学から間もなく友人がいない学生は相談先がなく、悩みを抱え込んだままになるケースが多いと推測される。そのため同じ学生という立場のVPSサポーターの存在は非常に重要であり、新入生が入学後の生活の変化にスムーズに対応するために果たす役割は大きい。

名古屋商科大学 商学部 B.初年次教育 全学部の1年次学生が必修科目としてビジョンプランニングセミナー(以下、VPS)を受講する。VPSは名前のとおり、将来の設計をさせ、そのために大学の中でどのような学びをするべきかを考えさせる他に大学に早く慣れること、友人関係を構築することを目的としている。各VPSにはサポーターとして主に2、3年生を中心に1年次学生の模範となるような学生が1名配置される。VPSサポーターは教員の指導のもと講義の補助を行うが、それ以上に期待される役割が大学生活になじめず、学修が思うようにいかない学生へのサポートである。悩みを抱えた学生が教職員に相談を持ちかけることは非常に稀であり、まず第一に友人に相談するのが一般的だが、入学から間もなく友人がいない学生は相談先がなく、悩みを抱え込んだままになるケースが多いと推測される。そのため同じ学生という立場のVPSサポーターの存在は非常に重要であり、新入生が入学後の生活の変化にスムーズに対応するために果たす役割は大きい。

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名古屋女子大学 文学部 B.初年次教育 入学生が大学での勉強や学生生活により円滑な第一歩を踏み出せるよう、初年次教育テキスト「大学で学ぶということ」を配布している。テキストは大学の紹介や、大学と高校の学びの違い、学内資源の利用方法、進路支援などについて記述されている。オリエンテーションやクラス指導などの様々な場面で本テキストを活用し、学生の修学・学生生活支援を行っている。また1年生前期授業科目「建学のこころ」では創立者の生誕地にある「越原学舎」で2泊3日の研修を実施し、学長自らが授業を行っている。研修の中で教員および学友と寝食をともにし、お互いを知ることで学生生活を円滑にする役割も果たしている。

名古屋女子大学 家政学部 B.初年次教育 入学生が大学での勉強や学生生活により円滑な第一歩を踏み出せるよう、初年次教育テキスト「大学で学ぶということ」を配布している。テキストは大学の紹介や、大学と高校の学びの違い、学内資源の利用方法、進路支援などについて記述されている。オリエンテーションやクラス指導などの様々な場面で本テキストを活用し、学生の修学・学生生活支援を行っている。また1年生前期授業科目「建学のこころ」では創立者の生誕地にある「越原学舎」で2泊3日の研修を実施し、学長自らが授業を行っている。研修の中で教員および学友と寝食をともにし、お互いを知ることで学生生活を円滑にする役割も果たしている。

藤田保健衛生大学 医学部 B.初年次教育 藤田学園は医療系総合大学であり、チーム医療のベースとすべく、全学部・学校の1・2年生を混合し、さらに全学部の教員も一緒に一つの目標を達成しようというカリキュラム「アセンブリ」を導入している。

南山大学 法学部 B.初年次教育 教育内容に一定の共通性を持たせるために、自作のテキストを用いる。また、共通講義を年に7回実施する。ライブラリー講習、裁判傍聴など一定のスキル教育と中身を実現する。

南山大学 経済学部 B.初年次教育 毎年、新入生を対象として1泊2日の学外オリエンテーションを実施している。その目的は、学生自身が、経済学部の特色や教育方針を理解し、自発的に研究に取り組む姿勢を求めるためである。具体的には、当学部の特色である4年間のゼミ必修制を通して、学生各自が選択した専攻科目を担当教員の指導のもとで研究し、 終的には卒業論文としてまとめ上げることで、主体的に研究を進める能力と論文作成技術を身につけることを狙いとしている。

南山大学 情報理工学部 B.初年次教育 1年次春に「基礎演習」という科目で、大学で学ぶための基礎的なスキルである、文章の書き方、コンピュータの利用方法、発表方法を少人数のクラス編成で教育する。

日本福祉大学 社会福祉学部 B.初年次教育 初年次教育として、本学では一般教養的授業科目を、「総合基礎科目」として開講し、幅広い人間性、学問の基礎と方法、国際化の時代に対応する教養を身につける科目と位置づけ、①豊かな人間性と幅広い教養を身につけるために語学、情報処理、スポーツなどの科目を配置し、②学問探求の総合的理解を図るために「総合演習Ⅰ」、「社会福祉入門」、「ライフデザイン入門」、「社会福祉基礎演習・総合演習Ⅱ」、「現代基礎教養」などの科目を開講している。

日本福祉大学 子ども発達学部 B.初年次教育 4月中旬に、毎年、新入生セミナーを1泊2日で実施し、学科・専修での「学び」への動機づけや導入を兼ねて、講演や講座を行っている。また、セミナーでは、上級生から新入生へ、大学・学部紹介のオリエンテーションを実施し、また1年生の総合演習Ⅰ(通年)のクラス交流をセミナーの期間に行っている。本学部では、1年次から「総合演習Ⅰ」(通年)を開講し、「学ぶとは、どういうことか?」、「大学での学び方を学ぶ」、などの内容を総合演習Ⅰで取り上げて行っている。1年生での学部独自の開講科目として、「子ども発達学入門」、「こころとからだ」などを開講し、資格・免許の必修専門科目以外に、大学教育にふさわしい水準の「教育実践」を総合基礎科目として、「学士力」が話題となる以前から、独自に追求している。

名城大学 薬学部 B.初年次教育 1年次の薬学入門Ⅰ・Ⅱにおいて問題解決型学習と早期体験学習を取り入れ、学習の動機づけを行っている。

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名城大学 都市情報学部 B.初年次教育 新入生が入学した4月に①学部紹介・教員紹介②ミニシンポジウム(都市情報学とは何だろうか)③教員訪問④里山散策⑤図書館の利用方法⑥大学生活におけるマナー講座⑦クラブ紹介⑧懇親会などを内容とした「フレッシャーズセミナー」を実施。都市情報学部で学ぶ学問に触れることや、これから始まる大学生活をイメージしてもらうこと、学生同士や学生と教職員との交流を促進させる目的がある。また、「都市学英語Ⅰ・Ⅱ」では新入生をほぼ均等にクラス分けし(1クラス30名程度)、履修クラスの教員が指導教員となる「指導教育制」を実施。勉学・課外活動はもとより大学生活全般について相談に応ずる体制を整え、2年次終了まで引き続き指導する。

名城大学 経済学部 B.初年次教育 1年次入学時に於けるオリエンテーション等の強化。

名城大学 法学部 B.初年次教育 【基礎演習、リーガル・リサーチ】講義形式の授業に加え、少人数教育を行うことで自主性を高め、また理解度の向上に努めている。

東海学園大学 教育学部 B.初年次教育 初年次より、基礎演習(学部によって名称は異なる)において、学習・生活・目標設定などをテーマとして、スムーズかつ有意義に大学生活を過ごすことが出来るように企画をして実施している。

東海学園大学 経営学部 B.初年次教育 初年次より、基礎演習(学部によって名称は異なる)において、学習・生活・目標設定などをテーマとして、スムーズかつ有意義に大学生活を過ごすことが出来るように企画をして実施している。

東海学園大学 健康栄養学部 B.初年次教育 初年次より、基礎演習(学部によって名称は異なる)において、学習・生活・目標設定などをテーマとして、スムーズかつ有意義に大学生活を過ごすことが出来るように企画をして実施している。

東海学園大学 人文学部 B.初年次教育 初年次より、基礎演習(学部によって名称は異なる)において、学習・生活・目標設定などをテーマとして、スムーズかつ有意義に大学生活を過ごすことが出来るように企画をして実施している。

東海学園大学 スポーツ健康科学部 B.初年次教育 初年次より、基礎演習(学部によって名称は異なる)において、学習・生活・目標設定などをテーマとして、スムーズかつ有意義に大学生活を過ごすことが出来るように企画をして実施している。

豊橋創造大学 情報ビジネス学部 B.初年次教育 入学時フレッシュマンスクール『自己の探求』プログラムを実施し、グループワークを通して、自己理解と他者理解を進める演習を行っている。また、少人数の入門ゼミナール1、2を開講し、ゼミ担当教員が指導教員となって、大学生としての基礎的な学習の方法などを指導するとともに、生活相談にも対応している。クラス担任(学年担任制)により、入学から卒業まで学生の学習と生活面まで含めた指導を行うようにしている。

皇學館大学 現代日本社会学部 B.初年次教育 ・「キャンパス・セミナー」という授業科目を卒業要件(共通科目)に設定し、初年次における入門演習として単位認定している。・「キャンパス・セミナー」は指導教員主導のもと実施し、建学の精神の理解や、カリキュラム・履修方法等の理解を図るほか、大学の学びと自己のキャリア形成について、意識を高めるための講座等を実施している。・日本語の語彙力による基礎学力テストを実施し、「キャンパスセミナー」の評価基準の一部としている。・e-ポートフォリオを導入し、学生各自の活動成果を蓄積するポートフォリオやキャリア形成支援・教職課程のための学生カルテとして利用している。

皇學館大学 社会福祉学部(平成22年4月より「現代日本社会学部」に改組)

B.初年次教育 ・「キャンパス・セミナー」という授業科目を卒業要件(共通科目)に設定し、初年次における入門演習として単位認定している。・「キャンパス・セミナー」は指導教員主導のもと実施し、建学の精神の理解や、カリキュラム・履修方法等の理解を図るほか、大学の学びと自己のキャリア形成について、意識を高めるための講座等を実施している。・日本語の語彙力による基礎学力テストを実施し、「キャンパス・セミナー」の評価基準の一部としている。・e-ポートフォリオを導入し、学生各自の活動成果を蓄積するポートフォリオやキャリア形成支援・教職課程のための学生カルテとして利用している。

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皇學館大学 文学部 B.初年次教育 ・「初学び(ういまなび)」という授業科目を卒業要件(共通科目)に設定し、初年次における入門演習として単位認定している。・「初学び」は指導教員主導のもと実施し、建学の精神の理解や、カリキュラム・履修方法等の理解を図るほか、大学の学びと自己のキャリア形成について、意識を高めるための講座等を実施している。・日本語の語彙力による基礎学力テストを実施し、「初学び」の評価基準の一部としている。・e-ポートフォリオを導入し、学生各自の活動成果を蓄積するポートフォリオやキャリア形成支援・教職課程のための学生カルテとして利用している。

皇學館大学 教育学部 B.初年次教育 ・「初学び(ういまなび)」という授業科目を卒業要件(共通科目)に設定し、初年次における入門演習として単位認定している。・「初学び」は指導教員主導のもと実施し、建学の精神の理解や、カリキュラム・履修方法等の理解を図るほか、大学の学びと自己のキャリア形成について、意識を高めるための講座等を実施している。・日本語の語彙力による基礎学力テストを実施し、「初学び」の評価基準の一部としている。・e-ポートフォリオを導入し、学生各自の活動成果を蓄積するポートフォリオやキャリア形成支援・教職課程のための学生カルテとして利用している。

四日市大学 環境情報学部 B.初年次教育 「入門セミナー1・2」という科目を設置し、大学生活への導入教育を行い、スタディ・スキル(学問的能力)とスチューデント・スキル(大学生としての能力)を身に付けさせるようにしている。「大学を知る」「学問を聴く」「アカデミック・ライティング」「リーディング」法などの様々な取り組みを行っている。

四日市大学 総合政策学部 B.初年次教育 1年生後期の演習で、ゼミ対抗のディベート大会に取り組んでいる。①現代的な社会課題について調べる、②資料を作成する、③発表する、④論理的に討論する、⑤討論の内容を整理しながら聴く、という総合的な学習となり、ゼミ対抗とすることでモチベーションを高める効果がある。初年次に行う論理的な思考及び話す訓練は、就職時の面接等において効果がみられる。

聖泉大学 看護学部 B.初年次教育 グループ編成し、テーマに沿って調査・研究をまとめ、エビデンスをふまえた発表を行っている。

聖泉大学 人間学部 B.初年次教育 1、2年次に「基礎ゼミ」を配置して大学生活への適応を促し、学生の現実に対応したコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の伸長を図っている。

京都産業大学 総合生命科学部 B.初年次教育 本学部での学修に不可欠な「生物」及び「化学」の基礎学力を測定するため、入学直後に新入生全員に「生物」「化学」のプレスメントテストを実施している。同テストは、生物・化学の基本的な知識を問う内容で実施している。また、同テストについては、新入生の学力分析を行うことも目的としていることから、毎年出題内容を変更せずに、同一内容としている。なお、試験結果は、履修登録開始迄に学生に通知しており、リメディアル科目である「生物学演習」「化学演習」の履修を促す基準としても利用している。

京都産業大学 理学部 B.初年次教育 1.「自己の探究プログラム」の実施:大学生活への意欲を高める導入教育プログラムとしてを実施しており、グループワーク形式で、いくつか課題への取り組みや自分自身を振り返ることを通じて、自分自身の気づきや大学生活への意欲を高めています。2.「数学基礎学力テスト」・「物理学基礎学力テスト」の実施:専門科目を学んでいくうえで必須である「数学・物理」に関する学力の把握および基礎学力に問題をかかえる学生の学力向上を目的として実施しています。具体的には、学生個々の学力を把握し、その結果から数学及び物理の習熟度別クラス編成により基礎学力の定着を図り、基礎学力が備わっていない学生には、基礎学力向上の講義を実施しています。

京都産業大学 コンピュータ理工学部 B.初年次教育 入学後の学生の目的意識を明確にさせること、能動的な学修態度を身につけさせること等を目的に「初年次教育」の充実を検討している。現在、委員会や教授会などにおいて、方法・内容等について議論を行っている。

京都産業大学 経営学部 B.初年次教育 大学教育への円滑な導入を図る目的である「基礎セミナー」および専門知識を修得する際に不可欠となる英語読解力を身につけるための「外書セミナー」を開講している。「基礎セミナー」では、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、協調性、図書館の利用および文献検索に関する知識、情報倫理に関する知識を身につける内容となっている。「基礎セミナー」および「外書セミナー」とも、少人数での授業となっている。

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京都産業大学 経済学部 B.初年次教育 1年時必須科目の「ミクロ経済学入門」、「マクロ経済学入門」の後にそれをフォローする少人数クラスの「入門セミナー」を配し、より効果的に経済学の基礎を身に着ける時間割としている。

京都産業大学 法学部 B.初年次教育 法学部専門教育科目の少人数演習科目「プレップ・セミナー」で、読み・書き・調べ・話す能力を身につけることを目指す。すべての新入生が学びの基礎を確立することができるよう、春学期に20-25名ずつクラス分けし履修させている。

京都産業大学 文化学部 B.初年次教育 文化学部1年次生としての「基本」を身に付けることを目的に、専門教育科目(1年次科目)「文化学部入門リレー講義」を、文化学部専任教員によるリレー形式で開講している。学生生活の過ごし方・大学での勉強の仕方・レポートの書き方等の大学生としての学習スキルの基礎をはじめ、学部カリキュラムの詳細説明等、文化学部の学生として基本的な意識・知識・方法などを身に付け、文化学の多様性等を感じることを目標としている。また、国際文化の学びを進めていくうえで、国際社会における適切な倫理観の涵養を目的に、専門教育科目(1年次科目)「情報処理実習」を必修科目として開講している。

京都学園大学 法学部 B.初年次教育 本法学部が作成した教科書『法学の扉』(成文堂)を使用して、1回生から2回生前半まで共通の認識で初年次教育に取組んでいる。

京都学園大学 経済学部 B.初年次教育 入学直後に友達づくりを目的に、2日間の集中プログラムを実施し、退学率減少への取り組みを行っている。

京都精華大学 人文学部 B.初年次教育 大学での学びに必要なコミュニケーション能力と、学びの方法論、文章作成能力、語学能力を体系的に修得できる初年次科目を次の通り構成している。1年生のゼミクラスとして「初年次演習Ⅰ(前期)」「初年次演習Ⅱ(後期)」を開講し、少人数クラスでの授業を行うとともに、この科目と連動した全学部生向けの講義科目「大学ナビⅠ(前期)」「大学ナビⅡ(後期)」を開講している。加えて「日本語リテラシーⅠ(前期)」「日本語リテラシーⅡ(後期)」による読み書き能力の向上、通常の「英語Ⅰ」「英語Ⅱ」という英語修得をめざす科目とともにその上級者向けクラスとして「OralCommunicationⅠ」「OralCommunicationⅡ」「GrammerandVocabularyⅠ」「GrammerandVocabularyⅡ」も開講している。

京都光華女子大学 キャリア形成学部 B.初年次教育 初年次においても小クラス編成とし、担当教員がきめ細かく徹底して教育している。

京都橘大学 健康科学部 B.初年次教育 理学療法学科では、医学系の学習を行うにあたって、特に予習の時間を与え、その後の効果判定に小テストを実施したり、毎週1回全員が空いている時間にセミナーを行い、補修的な学習、授業を行っている。心理学科では、新入生がスムーズに大学生活をスタートできるように、入学後すぐに、全教員と新入生とが1泊2日の合宿を行い、お互いの深部区を深めた。また、1年次の必修科目(自己表現研究1)として、学生を少人数に分け、臨床心理学担当教員によるグループワークが実施されている。この授業を通して、教員が学生ひとりひとりに細かな指導とサポートを提供している。

京都橘大学 人間発達学部 B.初年次教育 前述の通り、初年次教育の一環として、入学式直後の期間新入生合宿を実施し、仲間づくり、クラスづくりに取り組んでいる。また、先輩学生を、学生生活や授業の受け方などをアドバイスする任務(通称:オリター)として活用し、先輩が後輩を教える、先輩と後輩が教え合う、ピア・サポートの教育システムに取り組んでいる。

京都橘大学 文学部 B.初年次教育 文学部が教養教育の位置づけで、2012年度秋に施行する予定の外授業が「歴史遺産探訪(仮)」。京都に位置し、日本語日本文学科、歴史学科、歴史遺産学科を擁する文学部として、地域の文化資源を生かした教養教育を行う計画である。本年度は、壬生寺と近隣の新撰組屯所跡の協力を得て、壬生寺の寺宝や狂言堂、新撰組隊士ゆかりの建築物を見学し、歴史学科教員および歴史遺産学科教員より、独自の解説を加えつつ、歴史と歴史遺産を探訪する予定を計画中。

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京都ノートルダム女子大学 生活福祉文化学部 B.初年次教育 本学部では、1年次で「生活福祉文化基礎演習Ⅰ・Ⅱ」という、いわゆるゼミ形式の授業を導入しており、そこでは現代日本の生活・福祉・文化の諸問題を取り上げ、読む・書く・発表する・まとめる・討議するといった、主体的に学習する態度を体得させることを目的としている。この基礎演習は学生が後期中等教育から高等教育へ円滑に移行することも狙いとしているが、同時に教員と学生の顔と顔が向かい合う中で、学生に高等教育の意義と学ぶことの面白さを実感させるということも目指している。こうした演習形式の専門科目を1年次から取り入れることで、学生の勉学意欲を効果的に引き出している。さらに、この授業は少人数のクラスであることから、友達作りや担当教員が学生の大学生活上の悩みなどの相談に乗るなどして、大学生活への円滑な定着にも大きく寄与している。

京都ノートルダム女子大学 人間文化学部 B.初年次教育 1年次選択必修科目として、専門教育にスムーズに入っていけるよう「学びの扉」という少人数のゼミナール形式による授業を提供している。学生は「文化学・京都学・芸術学・文学・ことば学・女性学」から3科目を選択し、今後の専門教育への興味を探究する。又、ノートの取り方から学べる基礎演習のクラスもあり、初年次教育は大変充実している。

京都ノートルダム女子大学 心理学部 B.初年次教育 次年度実施に向けて、初年次教育のカリキュラムを準備しているところである。心理学の専門教育へ繋げていけるよう、特色のある内容を盛り込む予定である。

佛教大学 社会学部 B.初年次教育 ・通年の入門ゼミについて、共通のテキストを作成し、セメスター毎に課題の設定と担当教員の配置を行っている。・学科の特質に応じてフィールドや施設を設定し、学外での研修を行っている。

佛教大学 仏教学部 B.初年次教育 大学の方針に基づき、1回生必修科目である「入門ゼミ」の講義内容に工夫を凝らしている。新入生の大学生活への適応を円滑にするため、課外学習会(京都ライトハウス訪問)・上回生による新入生歓迎会の実施などを毎年行っている。

佛教大学 歴史学部 B.初年次教育 ・入門ゼミにおいて、テキストを共通化し、学修成果と学習意欲の向上を目指している。・歴史に関する体系的なものの見方と自発的な学修の基礎の獲得を目指している。

佛教大学 文学部 B.初年次教育 言語を重視する本学部の方針を明示したカリキュラムとして、1年次生を主たる対象とする「世界の言語と文化」を必修科目として開講(現在、朝鮮語、ベトナム語、ドイツ語、フランス語の4種)。英語と中国語以外の言語への興味を喚起して、第2外国語としての履修へとつなげ、世界の様々な地域への関心と興味を喚起する。

立命館大学 産業社会学部 B.初年次教育 高校から大学の学びへと転換をはかり、大学での学習・研究活動の方法を学ぶための小集団科目として、「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」を全新入生を対象に開講している。「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」には上回生が新入生をサポートするピア・エデュケーションの仕組みを取り入れ、新入生が大学生活にスムースに移行できるようにしている。また、大学での学習・研究に必要となる基本的なスキル修得を目的として、「情報リテラシーⅠ・Ⅱ」(全新入生対象)、「ライティングリテラシー」(一定レベル以上の学生は免除)を開講している。専門教育への導入をはかるための講義科目として、各専攻ごとにコア科目を、また全専攻共通に「基礎社会学」を開講し、専門的学びへの導入をスムースに行えるよう工夫をはかっている。

立命館大学 文学部 B.初年次教育 1回生配当科目として、研究入門・リテラシー入門を配置しており、研究入門では、各学域・専攻の分野特性や学修方法の教授をはじめとして、2年次以降のより専門性の高い授業や研究活動に必要な知見の獲得を目的としている。また、リテラシー入門では、文書表現や情報ツール操作、キャリア形成や社会性の獲得など、大学での学修活動の基礎的力量の形成を目指している。

立命館大学 経営学部 B.初年次教育 ①小集団教育。初めて親元から離れて下宿をする学生が6割を占めるため、高等学校のクラスのような機能をもった基礎演習という授業を開講。担任の役割を果たす教員を配置し、レポートの書き方、図書館の使い方、経営学の学び方から、友人作りまでを行い、大学生活がスムーズに送れるよう援助。その中に、「オリター」と呼ばれる上級生が各クラス2、3名配置され、学生生活全般をサポートする。②経営学の各分野を基礎5科目として開講し、すべての学生に履修させ、経営学の基礎を確実に修得させる。

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立命館大学 薬学部 B.初年次教育 1回生を対象とし、①小集団科目②日本語文章表現能力を育成する科目③化学・生物・物理の基礎学力の修得を目標とする初修科目の配置と、学習サポート「化学・生物駆け込み寺」の取り組みをおこなっている。①は学部専門分野への導入としてグループ学習や討論を行う科目で、前期・後期と1科目ずつ開講している。②実験レポートや卒業研究に備えて文章表現能力やプレゼンテーション技術を修得する科目である。③は高校での理系の未履修科目がある学生でも大学での授業に支障をきたさないよう、各分野の基礎学力を身につける初修科目である。あわせて、若手の講師によるマンツーマンの学習サポートを行う「化学・生物駆け込み寺」も開設している。この他、2回生の学生たちが新入生の学生生活を支援するピアサポート活動も行われている。

立命館大学 経済学部 B.初年次教育 *プレスメント試験を実施し、入学時の学生の学力を確認し、その後の教育に役立てるようにしている。*英語および数学の授業では、能力別のクラス編成を行っている。*1回生時には、数学、統計学、情報処理演習に関するリテラシー科目群を配置している。また、アカデミック・ライテイングの科目を設け、経済学部での、読み、書き、計算(そろばん)―学習基礎能力―が備わるようしている。*専門科目では、入門コア科目とコア科目を置き、経済学の基礎的な力が確実に育つように努めている。

龍谷大学 文学部 B.初年次教育 深草図書館のグループ学習エリア内に、文学部生専用の個別学習相談コーナーとして「アクティブ・ラーニング・コーナー」を設置した。このコーナーは、主に1・2年次生を対象として、学生の汎用的な学習を支援する場として、 終的には自ら卒業論文を書き上げられる能力を身につけられるようにすることを狙いとしている。

龍谷大学 政策学部 B.初年次教育 1年次で専攻導入科目である必修科目を4科目、履修指導科目を5科目配置するなど政策学の基礎を固めるカリキュラムを用意している。また、大学入門科目として「基礎演習」を配置し、レポートの書き方やプレゼンテーションの仕方など大学における学びの基礎を学ぶカリキュラムとなっている。「基礎演習」ではクラスサポーター制の導入や、プレゼンテーション能力やディベート能力を養うための学生参加型討論会を開催するなど、特色のある取り組みを行っている。※履修指導科目・・・専攻科目を4年間学習する上で基本となる科目のうち特に履修するよう指導している科目。※クラスサポーター制度・・・上級生が学生の視点で下級生の学生生活をサポートする制度。

龍谷大学 社会学部 B.初年次教育 1年生のゼミにおいて取り上げるテーマが多岐に渡り、比較的広範なテーマについての知識が求められる。上級年生がゼミサポーターとして同席することで専門ゼミや専門科目で学んできた学生の視点を活かしながらバランスの取れた指導ができ、その結果、ゼミにおける議論が活発になった。

龍谷大学 理工学部 B.初年次教育 ①理工学部初年次学習支援センターの開設:初年次生への学習支援を目的とした「理工学部初年次学習支援センター」を開設し、上級生や院生など学生アドバイザーや、定年退職した高校教諭をシニアアドバイザーとして配置している。アドバイザーは主に理工系基礎科目の学習困難者に対して個別に指導を実施。数学や物理学などにかかわる初年次生の基礎学力を、専門教育の学習に必要なレベルまで引き上げる。②フレッシャーズ・ステップアップサポート制(FSS)の設置:教員と学生アシスタントがペアとなり、学生一人ひとりの学力に応じたサポートができる体制(クラス会)を整備する。初年次生の学習状況の把握に努めるとともに、学習困難に陥ってしまった学生を早期に発見・サポートすることで、初年次における単位僅少者、退学者の減少につなげる。③学習意欲向上プログラムの構築:卒業生・就職内定者による連続セミナー、および上級生との学習懇談会を実施している。これらの取組により、学生の目的意識や学習意欲を向上させる。

龍谷大学 法学部 B.初年次教育 大学の入門科目である「基礎演習Ⅰ」において、大学4年間のノウハウを少しでも早く獲得できるように工夫をしている。また、当該科目には上級生がクラスサポーターとして、新入生に対して学生生活のアドバイスを行うなどの支援体制を整えている。

大阪医科大学 医学部 B.初年次教育 早期体験実習の実施・「コンソーシアム京都/大阪」を活用した「総合教育」の幅広い展開・セミナー型式の少人数による教育を選択科目として実施。

大阪学院大学 流通科学部 B.初年次教育 導入教育ユニットとして「表現A」日本語・「表現B」情報・「表現C」スポーツの3科目から1科目を選択し、1年次前期に履修を促している。

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大阪学院大学 法学部 B.初年次教育 導入教育ユニットとして「表現A」日本語・「表現B」情報・「表現C」スポーツの3科目から1科目を選択し、1年次前期に履修を促している。

大阪学院大学 経営学部 B.初年次教育 導入教育ユニットとして「表現A」日本語・「表現B」情報・「表現C」スポーツの3科目から1科目を選択し、1年次前期に履修を促している。

大阪学院大学 情報学部 B.初年次教育 導入教育ユニットとして「表現A」日本語・「表現B」情報・「表現C」スポーツの3科目から1科目を選択し、1年次前期に履修を促している。

大阪学院大学 企業情報学部 B.初年次教育 導入教育ユニットとして「表現A」日本語・「表現B」情報・「表現C」スポーツの3科目から1科目を選択し、1年次前期に履修を促している。

大阪学院大学 国際学部 B.初年次教育 導入教育ユニットとして「表現A」日本語・「表現B」情報・「表現C」スポーツの3科目から1科目を選択し、1年次前期に履修を促している。

大阪学院大学 経済学部 B.初年次教育 導入教育ユニットとして「表現A」日本語・「表現B」情報・「表現C」スポーツの3科目から1科目を選択し、1年次前期に履修を促している。

大阪学院大学 外国語学部 B.初年次教育 導入教育ユニットとして「表現A」日本語・「表現B」情報・「表現C」スポーツの3科目から1科目を選択し、1年次前期に履修を促している。

大阪経済大学 経営情報学部・情報社会学部(2012.4新入生~)

B.初年次教育 初年次学生に入学時点から、少人数による情報社会学部基礎演習(基礎ゼミ)を1セメスター実施している。入学時点から大学における学習の仕方、大学生活の不安を解消しながら、基本的な学習を見直すとともに大学での履修の意欲を促進する。さらに、専任教員との少人数であるが故の積極的な交流から、学習への意欲の促進を図っている。その結果、1年終了時点の離学率の減少などの効果が出始めている。

大阪経済大学 経済学部 B.初年次教育 不安な気持ちでいる新入生をいかに定着させるかが大学4年間の生活を決するといって過言でない。入学直後に「新入生キャンプ」(1泊2日)を行い、ゲームや共同作業を通じて友だち作りができるようにしている。全学生に「クラス・アドバイザー」を置き、受講指導などを行っている。また、1年からゼミナール(春=基礎演習Ⅰ、秋=基礎演習Ⅱ)に所属して「読み・書き・レポート・ディベート」というリテラシー教育を少人数で行うとともに、コンピュータ・リテラシー教育もクラス単位で行っている(春=情報処理入門、秋=情報処理基礎実習)。専門の経済学教育についても、1年春に「経済学入門」、1年秋に「ミクロ経済学(基礎)」と「マクロ経済学(基礎)」をクラス配当し、初歩から段階的な教育を行っている。

大阪経済法科大学 法学部 B.初年次教育 初年次演習における教職協働とSAの参画。

大阪経済法科大学 経済学部 B.初年次教育 初年次演習における教職協働とSAの参画。

大阪工業大学 情報科学部 B.初年次教育 授業や大学生活に馴染み、有意義な大学生活が送れるよう少人数制の「基礎ゼミナール」を行っている。数学・物理の基礎知識が不足している学生や、高校で数学・物理の学習機会が少なかった学生を対象に「基礎力向上講座」を行っている。体験学習を通じてグループ活動を円滑に行うための学生相互間の懇親の場を提供し、各学科のディプロマポリシーを周知させて本学学生としての心構えを育成するため1泊2日の「新入生オリエンテーション」を実施している。また、新入生オリエンテーションで「自校史教育」を行い、本学の存立意義を過去の歴史から辿り「建学の精神」を認識・共有するとともに、学生生活の意義・目標となるものを見つけ、学生の本学への帰属意識を高めている。

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大阪工業大学 工学部 B.初年次教育 入学時にプレースメントテストを実施し、高等学校までの履修歴も加味しながら、数学と物理の科目で習熟度別のクラス分けをして基礎学力をつけさせる授業を行っている。また、基礎学力が低い学生には、教育センターで数学・物理などの補習授業および個別指導を行っており、基礎学力を補いながら、高学年での専門科目の学修に繋げている。本学の歴史や建学の精神を学び、個性を知ることにより、学生に母校愛を育ませるため、自校史教育を2012年度より実施している。

大阪国際大学 国際コミュニケーション学部 B.初年次教育 ・入学後すぐに予定されているオリエンテーション期間中、学科ごとに独自に用意された2日間の集中プログラムがあり、科目の履修方法について担任の教員や上級生のもとで徹底した指導を行っている。・少人数クラス教育を実施するため、「セミナー」と呼ばれる必修科目を各年次に用意しているが、1年次のセミナーでは、特に大学における学習方法、情報収集等の手段について基礎的な事項を学ばせている。

大阪国際大学 現代社会学部 B.初年次教育 入学後には約1週間をかけて履修指導や大学の仕組みの理解、友人作りなどのプログラムを徹底して行っている。さらに、コンピュータの基礎授業を集中講義として履修を義務付けている。セミナーⅠ(1年次開講)では、共通テキスト(共通教員マニュアルおよび共通成績基準有り)により初年次教育の内容に特化した授業を展開している。さらに、国語・数学などのリメディアル教育のために、ベーシックセミナー(1年次開講)を別途開設している。

大阪国際大学 人間科学部 B.初年次教育 ・入学後すぐに予定されているオリエンテーション期間中、学科ごとに独自に用意された2日間の集中プログラムがあり、科目の履修方法について担任の教員や上級生のもとで徹底した指導を行っている。・少人数クラス教育を実施するため、「セミナー」と呼ばれる必修科目を各年次に用意しているが、1年次のセミナーでは、特に大学における学習方法、情報収集等の手段について基礎的な事項を学ばせている。

大阪国際大学 ビジネス学部 B.初年次教育 入学後には約1週間をかけて履修指導や大学の仕組みの理解、友人作りなどのプログラムを徹底して行っている。さらに、コンピュータの基礎授業を集中講義として履修を義務付けている。セミナーⅠ(1年次開講)では、共通テキスト(共通教員マニュアルおよび共通成績基準有り)により初年次教育の内容に特化した授業を展開している。さらに、国語・数学などのリメディアル教育のために、ベーシックセミナー(1年次開講)を別途開設している。

大阪樟蔭女子大学 学芸学部 B.初年次教育 大学で学ぶために必要な汎用的技能(読み・書きの技能、論理的思考や問題発見・解決能力、プレゼンテーション・ディベート・スピーチなどの口頭発表の技法等)を身につけさせる授業科目『アカデミックスキルズ』を開設し、全学1年生の必修としている。この授業科目は、多文化的な視点を身に付けさせることを意図し、学科横断的なクラス編成を行っている。このことにより、さらに本学を構成する学科を意識化させる自校教育的な意味合いと、学生が学生生活を送る上でのコミュニケーションネットワークを広げることが可能となる。

大阪樟蔭女子大学 心理学部 B.初年次教育 大学で学ぶために必要な汎用的技能(読み・書きの技能、論理的思考や問題発見・解決能力、プレゼンテーション・ディベート・スピーチなどの口頭発表の技法等)を身につけさせる授業科目『アカデミックスキルズ』を開設し、全学1年生の必修としている。この授業科目は、多文化的な視点を身に付けさせることを意図し、学科横断的なクラス編成を行っている。このことにより、さらに本学を構成する学科を意識化させる自校教育的な意味合いと、学生が学生生活を送る上でのコミュニケーションネットワークを広げることが可能となる。

大阪樟蔭女子大学 児童学部 B.初年次教育 大学で学ぶために必要な汎用的技能(読み・書きの技能、論理的思考や問題発見・解決能力、プレゼンテーション・ディベート・スピーチなどの口頭発表の技法等)を身につけさせる授業科目『アカデミックスキルズ』を開設し、全学1年生の必修としている。この授業科目は、多文化的な視点を身に付けさせることを意図し、学科横断的なクラス編成を行っている。このことにより、さらに本学を構成する学科を意識化させる自校教育的な意味合いと、学生が学生生活を送る上でのコミュニケーションネットワークを広げることが可能となる。

大阪体育大学 体育学部 B.初年次教育 基礎教育(教養)を基本に学生の習熟度にあわせ授業を実施。基礎学力を身につけることにより、専門分野への移行がスムーズにできるよう取り組んでいる。

大阪体育大学 健康福祉学部 B.初年次教育 英語、国語、数学については学力に応じたクラス分けを行い。少人数教育を実施している。

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追手門学院大学 社会学部 B.初年次教育 初年次教育の基軸として春学期(前期)新入生演習、秋学期(後期)表現演習を必須に課している。そして2年次の基礎演習、さらに3・4年次の専門演習・卒論演習へと4年間一貫した小集団教育を実施している。

追手門学院大学 国際教養学部 B.初年次教育 初年次教育においては、まず心身ともに大学に定着する気構えを養うことが重要である。国際教養学部英語コミュニケーション学科の英語学習においては、入学直後に習熟度別クラス編成のためのG-TELPテストを実施し、1年次春学期の履修登録段階からすでに無理のない学習機会を保証している。またアジア学科では春学期の「新入生演習」にティーチングアシスタントが参加し、学習の助言や相談にあたっている。また秋学期には全員が「キャリアデザイン論」を履修することになるが、ここでもティーチングアシスタントが自らの「就活体験談」などを披露し、新入生に身近な話題として受け入れられるように工夫している。

関西大学 法学部 B.初年次教育 新入生は、春学期に『導入演習』という演習科目を履修することが義務付けられている。特色として、法律学・政治学を学んでいくうえで必要になってくる『文章の書き方』・『文献検索方法』・『法的思考』などを中心として指導している。指導に当たっては、法学部専任教員が作成した共通教材を新入生全員に配布し、使用するようにしている。また、導入演習担当者に対しても、法学部執行部が指導ガイダンスを行い、指導方針を示している。

関西大学 文学部 B.初年次教育 以下、3種類の科目を開講している。・「学びの扉(各専修)」専修ごとにどのようなことを学べるのか、どのような教員がいてどのような研究ができるのか、といった専修の内容を紹介する授業。・「知へのパスポート(各専修)」専修ごとにう学習がどのようなものか、どのようなテーマを扱うのか、そのテーマを知るためにどのような文献・資料を読むのかを実際に体験する、少人数授業。・「知のナヴィゲーター」大学生として学んでいくために必要な基礎能力(文献・資料をさがして読解する能力、それを的確に文章にまとめる能力、調査内容を自分の見解で明確に発表する能力、等)を身につける授業。

関西大学 化学生命工学部 B.初年次教育 1年次において、基礎教育科目(数学・物理・化学)の基礎クラスを平成23年度より設置している。入学後オリエンテーション期間に実施する基礎学力試験の結果、基準となる偏差値を超えなかった場合、基礎クラスに配属となり、通常の授業に加えて、基礎クラスを受講することで、基礎学力の向上に努めている。

関西大学 環境都市工学部 B.初年次教育 1年次において、基礎教育科目(数学・物理・化学)の基礎クラスを平成23年度より設置している。入学後オリエンテーション期間に実施する基礎学力試験の結果、基準となる偏差値を超えなかった場合、基礎クラスに配属となり、通常の授業に加えて、基礎クラスを受講することで、基礎学力の向上に努めている。

関西大学 システム理工学部 B.初年次教育 1年次において、基礎教育科目(数学・物理・化学)の基礎クラスを平成23年度より設置している。入学後オリエンテーション期間に実施する基礎学力試験の結果、基準となる偏差値を超えなかった場合、基礎クラスに配属となり、通常の授業に加えて、基礎クラスを受講することで、基礎学力の向上に努めている。

関西大学 社会安全学部 B.初年次教育 入門演習という1年次ゼミを開設し、社会安全学部で学んでいく上で必要となる基本的な学習方法を身につけさせる。授業は、1クラス25名程度の学生によるクラス指導制で行い、大学における学び方を理解し、4つのスキル(情報を収集する、読解する、書く、発表する、議論する)の基本を習得する。■到達目標:次の示す力を育成することを目標とする。①情報収集力:図書館で、必要な参考文献や資料・情報を探索・収集する力。②読解力:資料を的確に読解する力。③文章力:資料に基づき、自分の考えを論理的に表現し、文章を作成する力。④発表力:調べたことを整理し、わかりやすくプレゼンテーションする力。議論する力。

関西大学 人間健康学部 B.初年次教育 (オリエンテーションキャンプ)新入生が人間健康学部という新しい環境で充実した学生生活を送るために、海洋スポーツ体験及びグループミーティング等を実施して、学生同士や教職員との交流を深め、人間健康学部における学生生活の方向づけを行っている。(21世紀の教養プロジェクト)学生が、自己形成のために自然と本を手にとる習慣を育むことを目的として実施している。教員の指導で音読、写読、精読等の多様な読書方法の習得を行う「読書会」や、「ブックレビュー・コンテスト」等を実施して優秀な作品の表彰を実施している。

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関西大学 総合情報学部 B.初年次教育 大学教育の導入として、知的コミュニケーション力の向上、スタディ・スキルとクリティカル・シンキングを養うために少人数で行う演習型科目「導入ゼミ」とコンピュータの可能性について、楽しみながら体験する実習型科目「EnjoyComputing」を設置している。学びへの関心を高めるとともに自ら学ぶための技術と思考法を養っている。

関西外国語大学 国際言語学部 B.初年次教育 ①「アカデミックスキルズ」においては、学生自ら問題意識をもって主体的に学問に励むことができるようになるために、4年間の授業で必要とされる授業の受け方、討論の仕方、レポートの書き方、資料の検索方法などの「学び方」の基礎を身につけ、学習スキル(活用できる力)を体得できるようにする。②「キャリアデザイン」においては、学生に自己を客観的に見つめなおさせ、大学4年間の行動計画を作成させると共に、自分の理想とする生き方、働き方を思い描かせることを支援する。

近畿大学 総合社会学部 B.初年次教育 1年前期に「基礎ゼミ」を開講し、大学での学習に必要な「読み、書き、発表、討論」のスキルを習得する。後期には「専門基礎演習」を開講し、3専攻及び語学教員が2週ずつ担当するリレー方式(少人数形式)で実施し、3つの専門分野の基礎知識を習得、理解し、多様な捉え方を学ぶ。また、総合大学の特徴を活かし、他学部での研究(文系と理系)をトピックスとして取り上げ講義を行う「21世紀の自然科学」「21世紀の社会科学」を開講している。

近畿大学 経済学部 B.初年次教育 1年次の基礎ゼミにおいて、学生生活や学習習慣等がスムーズに行えるように指導している。少人数教育で教員と学生の距離を縮めるとともに学生の学ぶ意欲を高めることを主な目的としている。

近畿大学 生物理工学部 B.初年次教育 ・基礎ゼミという授業を設け、学生を10名以内のグループに分け、ゼミ形式の導入教育を行っている。・新入生に対しては英語・数学等のプレイスメントテストを課し、習熟度別のクラス分けを行っている。・高等学校までの学習レベルが低い学生に対しては、補習授業および個別指導を行っている。

近畿大学 薬学部 B.初年次教育 初年次より研究室へ学生を配属させ、自ら設定した課題に取り組む「問題発見・解決型」の勉強法を学ばせる科目を設けている。

近畿大学 建築学部 B.初年次教育 1年次の基礎ゼミにおいて、学生生活や学習習慣等のスムーズな導入、建築全般に渡る基礎的な知識や思考法に慣れるための指導などを行っている。

近畿大学 経営学部 B.初年次教育 少人数のクラス編成で基礎ゼミを設けており、担当教員と学生が交流することで学習の楽しさを体得し、自主自立の学問への態度を学ぶ。また、設定した研究課題等の調査・分析をし、その結果報告や発表を行う。

摂南大学 経済学部 B.初年次教育 1年次前期の「基礎演習」において、大学での学習を開始するにあたって必要な基礎知識(エコノミック・リテラシーとITリテラシー)を確認するとともに、専門科目の学習を少人数によって補完している。さらに、ゼミ形式により、課題の発見・分担、資料収集・分析、レジュメ及びレポートの作成・発表、討論・総括という学習スタイルを担当教員の指導のもとに修得させている。

摂南大学 理工学部 B.初年次教育 多様な学習履歴を持つ初年次学生に次のような取組みを行っている。1)双方向・共同体験型の基礎実験科目により、科学の基礎知識を定着させながら、学習習慣を身に付けさせている、2)英語力を身につけるため、TOEICを教育の目標とするとともに、全員に基本単語帳(1500単語)を持たせて、成績評価の2~3割をTOEICブリッジ試験と共通単語試験による評価を行っている。また、単語学習の履歴を英語教員と専門教員が同時に把握できるシステムを整備中である、3)数学力の不足している約半数の学生に対して、自主学習のためのワークブックを持たせて、数学教員と専門教員とが共同で指導を行っている。4)少人数の基礎ゼミを設け、学生が高校から大学での生活にスムーズに移行できるようにしている。

桃山学院大学 国際教養学部 B.初年次教育 初年次教育では、少人数クラスを設け、「大学入門セミナー」「プレゼンテーション入門」、2年では専修基礎演習で学生の問題点や様々な基礎学力の充足に対応している。

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桃山学院大学 経済学部 B.初年次教育 全員がクラス指定により履修する入門演習(春学期)と、クラスの希望をとったうえで全員が履修する基礎演習(秋学期)を設置している。入門演習は大学のリソースの利用法と大学での学び入門、基礎演習は大学で必要な学習スキルのアップに重点をおいている。

桃山学院大学 法学部 B.初年次教育 本学独自の参考書である『初めての法学ガイド』(著者はすべて桃山学院大学法学部の教員)を用いた基礎演習や、基幹科目についての入門科目を通して、初年次の法学教育を徹底している。

桃山学院大学 社会学部 B.初年次教育 社会学科では、1年次に春学期に社会学科基礎演習を設けて、専任教員による少人数のゼミで、新入生が大学での勉学にスムーズに取り組むことができるように配慮している。社会福祉学科では、新入生全員が参加するキャンプも実施している。

千里金蘭大学 生活科学部 B.初年次教育 入学前プログラムから入学後のオリエンテーションそしてスタディスキルズ(科目)、リメディアル科目と入学時からスムーズに大学教育を受けられるように工夫している。

千里金蘭大学 看護学部 B.初年次教育 入学前プログラム、オリエンテーション(一泊二日)、スタディスキルズ、リメディアル科目の設定と入学時より大学教育への流れをスムーズにいけるように工夫している。

大手前大学 現代社会学部 B.初年次教育 4年間を通したリベラルアーツのコア教育科目として、初年次に「キャリアデザインⅠ~Ⅱ」、「英語Ⅰ~Ⅱ」及び「情報活用Ⅰ~Ⅱ」の6科目を必修としている。「キャリアデザインⅠ~Ⅱ」は、すべて専任教員が担当し、各担当教員は履修者のアドバイザーとして授業内外で学生を支援している。単なる就業力育成としてのキャリア教育ではなく、大学における学修のキャリアを高めるための科目として、グループワークやプレゼンテーションを通し、チームワークやコミュニケーション能力を身につけることをねらいとしている。これに加え、英語や情報機器によるコミュニケーション及びリテラシーを身につけるための科目として、上記「英語Ⅰ~Ⅱ」及び「情報活用Ⅰ~Ⅱ」を設置し、少人数教育(「英語Ⅰ~Ⅱ」については能力別クラス編成)を実施している。日本語表現能力(アカデミックライティング)の育成については、必修科目だけで実施するのではなく、すべての授業科目において意識的に進めることとしている。

大手前大学 メディア・芸術学部 B.初年次教育 4年間を通したリベラルアーツのコア教育科目として、初年次に「キャリアデザインⅠ~Ⅱ」、「英語Ⅰ~Ⅱ」及び「情報活用Ⅰ~Ⅱ」の6科目を必修としている。「キャリアデザインⅠ~Ⅱ」は、すべて専任教員が担当し、各担当教員は履修者のアドバイザーとして授業内外で学生を支援している。単なる就業力育成としてのキャリア教育ではなく、大学における学修のキャリアを高めるための科目として、グループワークやプレゼンテーションを通し、チームワークやコミュニケーション能力を身につけることをねらいとしている。これに加え、英語や情報機器によるコミュニケーション及びリテラシーを身につけるための科目として、上記「英語Ⅰ~Ⅱ」及び「情報活用Ⅰ~Ⅱ」を設置し、少人数教育(「英語Ⅰ~Ⅱ」については能力別クラス編成)を実施している。日本語表現能力(アカデミックライティング)の育成については、必修科目だけで実施するのではなく、すべての授業科目において意識的に進めることとしている。

大手前大学 総合文化学部 B.初年次教育 4年間を通したリベラルアーツのコア教育科目として、初年次に「キャリアデザインⅠ~Ⅱ」、「英語Ⅰ~Ⅱ」及び「情報活用Ⅰ~Ⅱ」の6科目を必修としている。「キャリアデザインⅠ~Ⅱ」は、すべて専任教員が担当し、各担当教員は履修者のアドバイザーとして授業内外で学生を支援している。単なる就業力育成としてのキャリア教育ではなく、大学における学修のキャリアを高めるための科目として、グループワークやプレゼンテーションを通し、チームワークやコミュニケーション能力を身につけることをねらいとしている。これに加え、英語や情報機器によるコミュニケーション及びリテラシーを身につけるための科目として、上記「英語Ⅰ~Ⅱ」及び「情報活用Ⅰ~Ⅱ」を設置し、少人数教育(「英語Ⅰ~Ⅱ」については能力別クラス編成)を実施している。日本語表現能力(アカデミックライティング)の育成については、必修科目だけで実施するのではなく、すべての授業科目において意識的に進めることとしている。

関西学院大学 法学部 B.初年次教育 1年次の春学期に「スタートアップ演習」を開講。法律学・政治学を学ぶにあたって必要となる基本知識、スタディスキルを少人数の演習で身につける。

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関西学院大学 神学部 B.初年次教育 「進路支援プログラム」:1・2年次生を対象とした正課授業(基礎ゼミ)のなかで、大学図書館、カウンセラー、キャリアセンタースタッフとの連携のもとに、ウェブデータベースの活用法など学修支援に加え、学生生活の安定化を図る各種プログラム(学びを考えるセミナー、自己認識のための心理適性テスト、学生相談室オリエンテーションなど)を実施している。

関西学院大学 経済学部 B.初年次教育 経済学部では初年時教育の大きな柱として少人数クラスによる「基礎演習」を必修化している。そこでは資料収集方法・論文の書き方・プレゼンテーション能力・コミュニケーション能力など、以降大学生活で必要となるスキルを身につけることを目標としている。また、それ以外にも2年生以降で専門科目を学んでいく上で必要となる経済学の基礎科目として3科目10単位を必修化し、さらに今年度からは授業とは別に大学院生や学部3年生による補習を開催して練習問題などに取り組ませることで、知識の定着を目指している。

関西学院大学 社会学部 B.初年次教育 基礎演習。1年生の春学期必修科目として設定し、全クラス同じシラバスで実施し、レポートの書き方、文献検索など大学で学ぶためのスタディースキルを養成している。

関西学院大学 人間福祉学部 B.初年次教育 授業科目名:基礎演習。内容:大学生活に関すること、レポートの書き方、文献検索(図書館利用方法)、ディスカッション方法、PC利用、講義ノートの取り方等を学ぶ。

関西学院大学 文学部 B.初年次教育 人文演習Ⅰ・Ⅱ(各2単位、計4単位)の必修化。情報処理基礎(2単位)の必修化。

関西学院大学 理工学部 B.初年次教育 ①入学後、高校まで学んだ基礎知識を確認するため、数学基礎力テストを実施し、合格することを特定の科目の試験受験資格と定め、基礎学力を担保している。②学科によっては、高校までの学習方法(数式の暗記など)と大学での学習方法(理論に基づく数式の理解など)を比較し、今後4年間の学習方法を学ばせる科目を開講している。③また、学科によっては、新入生の交流の場として、本学所有のキャンプ場にて、1泊2日の共同生活を行うことにより、親睦を高め、学生同士の横の連携をつなげるようなアプローチを作成している。

関西学院大学 総合政策学部 B.初年次教育 新入生全員が「基礎演習」と呼ばれるゼミに所属する。1年を通じて、学部での学びにおいて必要な知識・技能を習得する。レポートの書き方、文献の探し方・読み方、各種リサーチ・スキル、プレゼン方法などが主な内容となる。また、秋のディベート大会への参加や外部講師を招いての講演(例:キャリアのためのマナー講座等)を実施している。

甲南大学 経営学部 B.初年次教育 経営学部では、初年次教育として、通期科目「基礎演習」を開講し、ほぼ全員が受講する。経営学の基本となる「経営学・会計学・商学」の3つのフィールドを中心とした講義を大教室で行い、その後指導教員毎のグループに分かれ、小テストを実施している。そのほか、学生のプレゼンテーションや講演会、図書館ガイダンス、キャリアガイダンスを実施し、学部全体で取り組んでいる。

甲南大学 理工学部 B.初年次教育 低学年次教育の基盤充実のため、基礎科目について補修授業を実施している。学力不足を補うことにより、勉学意欲の向上につながり、一定の成果を得ていると考える。

甲南大学 経済学部 B.初年次教育 基礎ゼミⅠは、1年次生が充実した大学生活を送るための足がかりを作ることを目的とするゼミ形式の授業である。1つのクラス(約20名)を複数の教員がリレー方式で専門分野の話題・問題を取り上げて講義する「巡回授業」と、指導主任教員による「グループ・ワーク」を実施している。

甲南大学 マネジメント創造学部 B.初年次教育 初年次の履修科目はすべて必修とし、大学での学修のための基礎的なリテラシー教育を中心にカリキュラムを構成している。

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甲南大学 フロンティアサイエンス学部 B.初年次教育 初年度教育は特に重要であり、専門序論(4科目、必修・クォーター科目)を1年次前期に配当することにより、専門教育内容のアウトラインの提示、学習動機の発現、目的意識の高揚を図っている。これらの序論では、専門科目を学ぶ上で不可欠な基礎的事項を含むことから、入学時の学力の把握を可能にする。学力不足の積極的解決策として、授業時間外の「キャッチアップセミナー」で対応している。

甲南大学 文学部 B.初年次教育 文学部を構成する5学科は、いずれも1年次に基礎ゼミを設けており、その担当者が学生指導主任を兼ねる仕組みになっている。それを通じて、1年次学生のさまざまな情報を集約し、必要とあらば学科として、さらには学部として共有できるように、学部内には教育検討委員会を置いている。これらを通じて、「高校の学習」から「大学の学び」へとつなげるさまざまな工夫を行うなかで、キャリアセンターや国際交流センター、図書館などが発信する全学的な取り組みともしっかりと連携しながら、1年次の段階で見につけるべき基礎力を多面的に捉えることに努めている。

甲南女子大学 文学部 B.初年次教育 全学的な取組としては、「大学探検」という科目を設けて、大学内の講演会やイベントへの参加、学長との懇談などを通じて本学の歴史・校風や多様な学びを体験させ、大学生としての教養育成に努めている。学部の取組としては、「基礎ゼミ(1年ゼミ)」で各学科ごとに様々な初年次教育を行っている。特に当学部では、ゼミでは大学生としての学習方法・技術の習得を目指した取組を行っている。

甲南女子大学 看護リハビリテーション学部 B.初年次教育 「自分の探求」では、看護学生として、大学生として、一人の女性として必要な独自の単元で構成し、論理的思考、自立した学習行動ができる事をねらいとしている。また、看護基礎教育において、臨床場面(疾患や症状など)との関連から看護学生に必要な内容に特化して教授している。その結果、専門科目との連動ができ、学生の学習効果が上がっている。理学療法学科の「基礎ゼミ」は学生10名前後を1グループとし、教員2名が担当している。医療従事者としての問題解決能力を育成するため、自ら課題テーマを設定し、研究手法を身につけるとともに、研究発表のための検討や討議、発表作業を通してチームワーク力やプレゼンテーション能力を養う。

甲南女子大学 人間科学部 B.初年次教育 各学科の必修科目である「基礎演習」は、少人数クラス制とし、次の点を重視して講義を行っている。・円滑な人間関係を構築するための能力を育成する。・大学での勉学を進めるうえで必要な基礎的知識とスキルの習得をめざす。(主として、文献検索の方法、レポートの書き方、討論や発表の仕方等)

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部(医療リハビリテーション学科理学療法)

B.初年次教育 理学療法士国家試験合格後は、理学療法士として病院や施設に就職する学生がほとんどであるので、早期暴露として1年次生前期科目の理学療法学入門演習で病院や施設の現場を見学させている。

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部(社会リハビリテーション学科)

B.初年次教育 社会リハビリテーション学科では、初年次教育というよりゼミ単位の教育に力を入れており、3年次後期の実習期間中を除き、在学中は必ず少人数(8~12人)ゼミに所属する。近年、大学での学びに主体性をもって自ら取り組める姿勢をもった学生が減っている。明確な目標をもたないまま大学に入学する学生に、4年間あるいは卒業後を見据えてしっかりしたビジョンをつくりあげていくように指導助言するためには、少人数制のゼミが適していると考えている。また本学科に限らず神戸学院では大学生活入門というテーマの初年次プログラムが展開されており、大学での学びの前提としての学生生活を、健康で充実したものとしていくために入学後できるだけ早い時期に実施している。

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部(医療リハビリテーション学科作業療法学

B.初年次教育 社会人および職業人としてのマナーやルールについて、グループワークや各種体験を通して考える機会を設けている。

神戸学院大学 薬学部 B.初年次教育 1年次生担当教員の配置ときめ細かい相談・指導。

神戸学院大学 法学部 B.初年次教育 導入教育、初年次教育に特に力を入れ、一年次前期の「基礎演習科目」で、授業の学び方、レポートの書き方、ディスカッションの仕方、将来の進路について、コミュニケーション能力向上、法の基礎的な考え方、社会人としての基本姿勢などのテーマで、夫々の教員が工夫をこらしたゼミナールを展開している。また、学部としても、スポーツ大会、薬物使用防止に関する講演会、資格試験、公務員試験対策講座など、さまざまな行事を開催している。

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神戸学院大学 人文学部 B.初年次教育 「入門演習」「文章表現」「基礎情報処理実習」を履修必修科目として開講し、新入生全員に受講させ、大学での学びへの導入教育を行っている。とくに「入門演習」は、少人数(15名前後)のクラス編成で、きめ細かい指導を行っている。

神戸芸術工科大学 デザイン学部 B.初年次教育 履修や学生生活に関するオリエンテーションのほか、正規科目としての「スタディスキルズ゙」で、学びに関する基本的なレクチャーや課題への取組を通じ、大学での学びの基礎知識を身に付けさせている。また学科単位で行う「フレッシュマンキャンプ」は、大学という環境や人間関係にいち早く馴染むこと、グループでの制作を通じて、協調性の重要さと目標達成の喜びを体験させ、学修意欲向上につなげている。

神戸芸術工科大学 先端芸術学部 B.初年次教育 履修や学生生活に関するオリエンテーションのほか、正規科目としての「スタディスキルズ゙」で、学びに関する基本的なレクチャーや課題への取組を通じ、大学での学びの基礎知識を身に付けさせている。また学科単位で行う「フレッシュマンキャンプ」は、大学という環境や人間関係にいち早く馴染むこと、グループでの制作を通じて、協調性の重要さと目標達成の喜びを体験させ、学修意欲向上につなげている。

神戸女子大学 家政学部 B.初年次教育 管理栄養士養成の専門科目、専門基礎科目は、高等学校の「生物」や「化学」を基盤とするものが多い。しかし、高等学校で「生物」、「化学」が未履修の者が数多く入学してくる。そこで、入学後の導入教育として、それら未履修者のために「特別生物」、「特別化学」を開講している。また、専門科目、専門基礎科目へスムーズにつなげていくために、通常の大学教養科目としての「生物」、「化学」とは別に、「管理栄養士のための生物」、「管理栄養士のための化学」を置いて、基礎学力の充実を図っている。この他、導入教育として、管理栄養士の職務や就労について意識づけを行うため「管理栄養士論Ⅰ、Ⅱ」を設け、管理栄養士の仕事内容の理解を高め、現場で働く先輩の話を聞く機会も併せて作っている。

園田学園女子大学 人間健康学部 B.初年次教育 初年次演習、日本語表現などの基礎科目を大学共通の必修科目に設定し、初年次教育に重点を置いている。

姫路獨協大学 経済情報学部 B.初年次教育 1年次に「専門基礎教育科目」(12科目26単位、必修)の中に、入門演習、基礎演習A、基礎演習B、経済学入門、経営学入門、数学入門、統計学入門などの科目を置き、専門科目の履修への入門科目と位置づけている。また、入門演習、基礎演習A、基礎演習Bは入学から2年前期までの担任制となる科目でもある。

姫路獨協大学 外国語学部 B.初年次教育 1年次生に対して入門演習を実施し、大学生としてふさわしい学修及び生活がスムーズに実行できるようにサポートする体制を整えている。

姫路獨協大学 薬学部 B.初年次教育 入学後すぐに、生物、物理、化学、数学のリメディアル教育を開講し、薬学専門科目を受ける前提となる基礎的知識などを学び直す補習教育を実施している。リメディアル教育を実施することにより、1年次の基礎科目(基礎化学、基礎生物学、基礎物理学)の理解を促し、延いては、応用となる専門科目をつまずくことなく習得できることが期待できる。

神戸国際大学 経済学部 B.初年次教育 教職員連携によるきめ細かな学生対応。共通教材の使用。

武庫川女子大学 文学部 B.初年次教育 全学版と同じ

武庫川女子大学 薬学部 B.初年次教育 専門科目への導入として、基礎的な科学一般(化学、物理、生物)および数学の授業を必修科目として設定している。これらの科目は習熟度別授業であり、レベルに応じてregularとbasicの両クラス編成である。さらに、これらに関連した演習を行っている。

流通科学大学 総合政策学部 B.初年次教育 1年生前期「基礎演習A」は、学部混合でクラス編成され、他学部の学生と交流することで、より広い人間関係を構築し、学習する基礎を学ぶ。1年生後期「基礎演習B」は、所属学科単位のクラス編成で、学科の専門性をベースに進める。

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私立大学

流通科学大学 商学部 B.初年次教育 1年生前期「基礎演習A」は、学部混合でクラス編成され、他学部の学生と交流することで、より広い人間関係を構築し、学習する基礎を学ぶ。1年生後期「基礎演習B」は、所属学科単位のクラス編成で、学科の専門性をベースに進める。

流通科学大学 サービス産業学部 B.初年次教育 1年生前期「基礎演習A」は、学部混合でクラス編成され、他学部の学生と交流することで、より広い人間関係を構築し、学習する基礎を学ぶ。1年生後期「基礎演習B」は、所属学科単位のクラス編成で、学科の専門性をベースに進める。

神戸親和女子大学 文学部 B.初年次教育 初年次教育で統一シラバス、テキストを用いて実施。

神戸親和女子大学 発達教育学部 B.初年次教育 初年次教育で統一シラバス、テキストを用いて実施。

兵庫医療大学 看護学部 B.初年次教育 学士課程入門を単位化(1単位)し、大学で学ぶためのスチューデント・ソーシャルスキルおよびスタディースキルにおける基礎能力を身につけることを目的として、大学での学び方やレポートの書き方、文献検索方法などを展開している。

奈良産業大学 情報学部 B.初年次教育 高校生活から大学生活へスムーズに移行できるようにするため、講義の受け方や発表の仕方、レポートの作成方法など、学生として必須のスキルを導入教育として修得できるようにしている。その際、10名程度の学生に対して教員1名を割り当て、各学生の悩みや問題点を迅速にキャッチできる体制を整えた。また、1年次後期には、学部内の様々な学問分野をオムニバス形式で体験できるようにし、学生自身で自分の適性を見極めながら、2年次段階の専門コース選択を判断しやすいようにしている。

天理医療大学 医療学部 B.初年次教育 初年次から、医療人としての幅広い観点の育成、多様な専門職と協働していく人間関係の能力の素地を形成するために「人間関係とコミュニケーション」「フレッシュマン・セミナー」、アーリー・エクスポージャーとして「医療実践基礎実習」を両学科の学生が少人数のグループに分かれて演習や実習を行い、学科を超えて協働する力を養う。

岡山理科大学 工学部 B.初年次教育 従来より入学直後に宿泊研修を実施し、教員と学生との親睦、学生相互によるチーム作り、および学修指導を実施して、大学生活へのスムースな導入を計っている。来年度には試行的に、一部の学科において現在の宿泊研修に代わる新たなプログラムを実施する方向で検討中である。

吉備国際大学 保健医療福祉学部 B.初年次教育 教養教育科目から専門教育科目へ移行していく中で、初年次教育の大きな目標として、学修方法を受け身から自発的な学修へと変えていく取り組みをおこなっている。また、専門教育科目が理解できるように、化学や物理等のリカレント教育も取り組んでいる。

吉備国際大学 心理学部 B.初年次教育 退学者対策としても初年次教育は重要であり、チューター制度を導入し、学生面談を通じて学生への個別指導を実施している。カリキュラムでは、キャリア開発Ⅰにおいて、大学での学び方や自己発見なとを目的として講義している。

吉備国際大学 社会学部 B.初年次教育 初年次教育として、1年次に基礎演習Ⅰ・Ⅱを設け、少人数にクラス分けし、大学での学習方法や学生生活、さらに社会人となるための、キャリア教育も合わせておこなっている。

吉備国際大学 国際環境経営学部 B.初年次教育 1年次の教養教育の科目に、エンカレッジⅠ、Ⅱを開設し、自己を知ることを第一目標とし、自己のキャリアデザインをおこなうことができる基礎力を養い、自己マネジメントができるようになることを目標に教育している。

ノートルダム清心女子大学 人間生活学部 B.初年次教育 初年次教育については、少人数、双方向型の授業を全学で実施している。

ノートルダム清心女子大学 文学部 B.初年次教育 初年次教育については、少人数、双方向型の授業を全学で実施している。

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山陽学園大学 看護学部 B.初年次教育

山陽学園大学 総合人間学部 B.初年次教育 初年次生の必修科目として「基礎ゼミ」(通年)を設け、学生生活への適応力を高めるとともに、地域貢献への関心を高めるため地域と連携したカリキュラムを開発している。

山陽学園大学 総合人間学部 B.初年次教育 共通教育科目の必修として「山陽スタンダード」を設け、「知的生き方概論」(2単位)、「人間学」(2単位)を履修させている。

広島修道大学 法学部 B.初年次教育 全学で取り組んでいる初年次教育である「修大基礎講座」(1年次前期授業科目)に連動させる授業科目として、「法律基礎A(法律学科入門)」と「国際政治学科入門」を少人数科目として開講し、1年次生全員に履修させている。学科入門科目は、学科での学びを体得させ、4年間の学修の基礎をつくることをその目的としている。

広島国際大学 保健医療学部 B.初年次教育 基礎演習という課外科目を設け、これから学んでいくさまざまな事項を簡単な実験を通して体験する機会を設けている。

広島国際大学 医療経営学部 B.初年次教育 1年次前期に少人数教育のチュートリアルを実施し、課題(テーマ)を決めて、学ぶべき事柄(疑問点、学習項目)を引き出し(論点描出)、それらについて自らが調べ(図書館等で資料、文献を探す)、グループ間で話し合い、問題を解決(筋道をつけてまとめる)してゆく学習法を実践している。また、後期にも少人数教育の専門基礎演習Ⅰを実施し、医療機関の業務の概略を各教員が、1年次の学生にわかりやすく解決し、卒業後の自分の姿がイメージできるようにし、在学中の学習の方向性を確立できるようにしている。

東亜大学 医療学部 B.初年次教育

梅光学院大学 文学部 B.初年次教育 全学的な取り組みと並行して、1年初めにレクリエーションを兼ねて、「文学かるた」を実施している。これは、日本の名作の冒頭の部分の札と、その作品の作品名・作者名の札を合わせるもので、日本文学の専門的な授業に取り組みやすくするためのプログラムである。また、「教養セミナー」などの授業で別の初年次教育プログラムも実施している。この取り組みをさらに充実させるための方策を検討中。

宇部フロンティア大学 人間健康学部 B.初年次教育 ①入学後すぐに基礎学力を査定し、補講を行っている。②大学生としての学び方、基本的社会人のルール等、具体的な内容を教授している。

四国大学 経営情報学部 B.初年次教育 入学当初から2カ月をかけて将来の目標設定とその目標を実現するための計画書を作成することによって、モチベーションを高めている。

四国大学 文学部 B.初年次教育 3学科に共通する教養・知識として、「ことば・文化・人間」というテーマで、 低週に1回講義を行っている。このほか、大学生としての心得、学生生活について、基本的な文章能力等を指導している。

四国学院大学 社会福祉学部 B.初年次教育 初年次教育の目標であるジェネリック・スキルの育成が達成できるように、少人数教育で「初年次セミナー&キャンパス・コミュニティ・スタディーズ」や「初年次基礎演習」「メディア・リテラシー」「言語表現演習」などを必修化し、2年次以降のメジャー科目履修に備えると共に有為な人材育成を行うための科学研究入門科目群、多文化理解を深めるための外国語科目を体系的に学ぶことができる。

四国学院大学 社会学部 B.初年次教育 初年次教育の目標であるジェネリック・スキルの育成が達成できるように、少人数教育で「初年次セミナー&キャンパス・コミュニティ・スタディーズ」や「初年次基礎演習」「メディア・リテラシー」「言語表現演習」などを必修化し、2年次以降のメジャー科目履修に備えると共に有為な人材育成を行うための科学研究入門科目群、多文化理解を深めるための外国語科目を体系的に学ぶことができる。

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私立大学

四国学院大学 文学部 B.初年次教育 初年次教育の目標であるジェネリック・スキルの育成が達成できるように、少人数教育で「初年次セミナー&キャンパス・コミュニティ・スタディーズ」や「初年次基礎演習」「メディア・リテラシー」「言語表現演習」などを必修化し、2年次以降のメジャー科目履修に備えると共に有為な人材育成を行うための科学研究入門科目群、多文化理解を深めるための外国語科目を体系的に学ぶことができる。

九州共立大学 スポーツ学部 B.初年次教育 「キャリア基礎演習A・B」の必修科目を設定している。0時限から開講し、集団行動、学長講話なども取り入れている。

九州共立大学 経済学部 B.初年次教育 少人数ゼミ、月一回の早起きゼミ、1~4年生までの縦断的なゼミ運営体制の改善。

九州産業大学 芸術学部 B.初年次教育 基礎ゼミナールという科目で、新入生の動機づけ、修学サポートを行っている。

九州産業大学 経営学部 B.初年次教育 ○新入生を対象とした基礎ゼミナールの開講(12年前より)。○基礎ゼミナール用の独自テキスト作成・改訂。○先輩学生主導の新入生オリエンテーション実施。○学生生活全般に関わる合同授業の実施(前期4回)。○学生同士の親睦を図るための茶話会の開催。○学部教員による履修相談コーナー開設(4月)。

九州産業大学 商学部第一部 B.初年次教育 1年次のゼミナールを前期と後期に分けて、前期では大学入門、後期ではプレゼミを、全員履修の形式で実施している。また、基礎力リテラシーを強化するために文章力、プレゼンテーション能力の向上につながる教育を実施している。

九州産業大学 国際文化学部 B.初年次教育 「ゼミナールⅠ」では、学部独自に新入生用テキストを作成し指導している。具体的には、レポートや論文の書き方、プレゼンテーションの方法、将来の進路等について取り上げている。

久留米大学 医学部医学科 B.初年次教育 テューターとなる教員の下に学生7~8名の小グループが自学自習するとともに相互に協力して問題の解決を図るPBLテュートリアルを導入している。自ら問題を見つけ出し探究することにより、その過程で自分が理解できる知識を得るとともに、問題解決能力を身につけることができる。

西南学院大学 経済学部 B.初年次教育 一年次の基礎演習と、経済英語は少人数(20人以下)教育を徹底させ、レポート作成、プレゼンテーションと語学教育に力を入れている。

西南学院大学 神学部 B.初年次教育 神学部では、いくつかの入門講義、聖書語学の講義及び、キリスト教人文学コースの学生のための特別講義などに力を入れている。また、学生との親睦会を春と冬(クリスマス)に行い、初年次教育に力を入れている。

西南学院大学 文学部 B.初年次教育 少人数クラス(基礎演習等)による語学力アップ(レポート、ディベート指導、英語スキル-4技能指導)。

西南学院大学 法学部 B.初年次教育 ・1年次に、少人数クラスの演習科目を設け(20~25人)、更にその中でグループ学習を行うためのSA(上級生による指導)を配置している。・1、2年次の大人数講義で、予習復習のためのグループ勉強会を設けて、各グループに指導のためのSAを配置している。

筑紫女学園大学 人間科学部 B.初年次教育 大学生活や正課教育への橋渡しとなるような基礎的な知識・技能を習得するための正課内外の教育を実施(新入生オリエンテーション、フレッシャーズセミナー、基礎ゼミナールなど)。

筑紫女学園大学 文学部 B.初年次教育 大学生活や正課教育への橋渡しとなるような基礎的な知識・技能を習得するための正課内外の教育を実施(新入生オリエンテーション、フレッシャーズセミナー、基礎ゼミナールなど)。

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私立大学

西日本工業大学 デザイン学部 B.初年次教育 本年度、教養教育や初年次教育を含めた教育改革に努め、新しい組織を作ることを計画している。

福岡大学 薬学部 B.初年次教育 1年次の前期科目(薬学化学入門、薬学生物学入門、薬学物理学入門)の成績不良者に対して、後期に補習授業を実施している。

福岡大学 法学部 B.初年次教育 ○1年次科目として、「法学部入門ゼミ」を設置して、全学生の履修登録を必修化している。○1年次の「基礎ゼミ」では、東京研修を実施して、国の行政機関や司法機関等を訪問して、就業的意欲を喚起することを含め公務員志望の学生に対応している。○1年次の「国際コミュにケーション海外研修」では、アメリカのシアトル大学への海外研修を実施している。○「1年次導入講義」は、開講前に1学生3コマを受講することにより、法学教育をうけるにあたっての基礎的知識の習得を目的とする教育を行っている。

福岡大学 人文学部 B.初年次教育 全8学科中7学科において、1年生を対象としたいわゆる「基礎ゼミ」を必修化し、新入生がスムーズに大学での授業になじめるよう配慮するとともに、2年次以降での専門的研究を行うために必要となる基本的なアカデミックスキルの育成を図っている。また、残りの1学科も正課外で、日本語の力を育成するためのプログラムに全新入生を参加させている。

福岡大学 商学部・商学部第二部 B.初年次教育 商学部と商学部第二部では、全ての学生が受講できるような基礎ゼミナールを1年次に設けています。修学上のアドバイス、商学部学生として必要な学習上のスキル(レポートの書き方、図書館の使い方、大学生活の過し方)について、クラス担任のようなきめ細かい指導をしております。基礎ゼミナールが、学生達の修学、学生生活、就職などの悩みを相談する良い機会をつくっています。この基礎ゼミナールでの専任教員による少人数教育が商学部のベースとなっています。

福岡大学 工学部 B.初年次教育 「工学部初年次教育における学習意欲の向上と工学基礎教育の充実」この取り組みは、入学者の就学意欲を高めたり、基礎学力をあげたりするもので、ものづくり宿泊研修、工学部ラーニングコモンズ(仮称)、工学基礎能力の向上による「e-learning」の実施の3つのプログラムから構成されています。

福岡大学 医学部医学科 B.初年次教育 フレッシュマンキャンプと看護実習を実施している。

福岡大学 スポーツ科学部 B.初年次教育 1年次生を対象に「フレッシュマンセミナーⅠ・Ⅱ」を設定し、2単位ずつ計4単位を必修としている。内容は、前期(Ⅰ)に文章力向上プログラムとキャリア教育を、後期(Ⅱ)に全教員のオムニバス形式による専門性の講義を実施し、まさに初年次の導入教育として実施している。

福岡大学 理学部 B.初年次教育 リメディアル教育、日本語力強化教育の実施。

九州国際大学 経済学部 B.初年次教育 1年次のスタート時には、大学に慣れることに重きを置いた講義やレクレーションを用意している。

九州国際大学 国際関係学部 B.初年次教育 1年次のスタート時には、大学に慣れることに重きを置いた講義やレクレーションを用意している。

九州国際大学 法学部 B.初年次教育 1年次のスタート時には、大学に慣れることに重きを置いた講義やレクレーションを用意している。

西南女学院大学 保健福祉学部 B.初年次教育

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私立大学

西南女学院大学 人文学部 B.初年次教育 学生の入学方法の多様化に伴い、基礎学力が比較的高い者からかなり低い者までばらつきが大きい。2つの学科でやり方は多少異なるが、プレスメントテストを実施して学生の基礎学力を測定し、その結果に基づいて、緩やかな習熟度別クラス編成を採用している。英語学科では、授業に加えて授業外活動としてクラス別対抗のスピーチコンテストや多読のためのリーディングマラソン、英語レクチャーシリーズなどの活動を通して英語使用の機会をできるだけ多く提供するように努めている。観光文化学科では、授業での英語の基礎力養成と基礎ゼミに力を入れている。2年次以降の専門教育のために、新聞、新書、書籍などを用いて基礎的な知識力の養成に努めている。2つの学科の異なる取り組みは、改善点は見られるものの、それぞれ成果を生み出している。

産業医科大学 医学部 B.初年次教育 多様なテーマの中から学生に選択させ、定期的に教員と直に接し対話や討論を行うことによって、学生に学問に対する興味を抱かせ、自ら学ぶ姿勢を身に付けさせている。

活水女子大学 文学部 B.初年次教育 「大学基礎セミナー」として1年次教養必修科目を設置。英語プレイスメントテストにて能力別に編成。この編成により他の学部・学科と協働することにより他の専門分野を学んでいる者の価値観を理解できるようになる。

活水女子大学 音楽学部 B.初年次教育 「大学基礎セミナー」として1年次教養必修科目を設置。英語プレイスメントテストにて能力別に編成。この編成により他の学部・学科と協働することにより他の専門分野を学んでいる者の価値観を理解できるようになる。

活水女子大学 健康生活学部 B.初年次教育 「大学基礎セミナー」として1年次教養必修科目を設置。英語プレイスメントテストにて能力別に編成。この編成により他の学部・学科と協働することにより他の専門分野を学んでいる者の価値観を理解できるようになる。

活水女子大学 看護学部 B.初年次教育 「大学基礎セミナー」として1年次教養必修科目を設置。英語プレイスメントテストにて能力別に編成。この編成により他の学部・学科と協働することにより他の専門分野を学んでいる者の価値観を理解できるようになる。

長崎国際大学 薬学部 B.初年次教育 1、2年次生のための基礎教育(生物、物理、化学)の充実のために、講義と演習の時間を多くし、専門課程での理解を容易にするよう努めている。

熊本学園大学 商学部 B.初年次教育 基礎ゼミの全員履修、スタートアップセミナー、英語のプレイスメントテスト、日本語検定試験など。

熊本学園大学 社会福祉学部 B.初年次教育 基礎演習とフィールドワークを活用した入門講座により専門的な福祉分野を関心と興味を持って身近に体験させる。

熊本学園大学 経済学部 B.初年次教育 新入生セミナーを必修化して、大学の学習へのオリエンテーションに力を入れている。

熊本学園大学 外国語学部 B.初年次教育 英米学科はフレッシュマンキャンプ、東アジア学科は新入生オリエンテーションなど。

日本文理大学 経営経済学部 B.初年次教育 全学の取り組みと連動して行っている。本学の場合、学部独自の問題というより、全学的課題として、スポーツ学生や学びの習慣が乏しい学生、対人関係が不得手な学生など多様な学生への対応が喫緊であり、人間力育成センターを中心に、コミュニケーション教育、基礎学習教育、自然と親しむ教育などが推進されているが、学部の課題解決の場としても極めて有効性が高い。

日本文理大学 工学部 B.初年次教育 正科目(単位認定)及び正科目外(課題プロジェクト取組:単位非認定)を有機的に組み合わせた人間力教育。人間力とは社会人基礎力・学士力をも包括した教育理念であると考えており、全学年を通して取組んでいる。特に初年次には、力を入れている。段階的に知識習得と実践を繰り返しながらステップアップを図っている。

別府大学 文学部 B.初年次教育 初年次に「導入・基礎演習」を科目として設定し、大学における学びの姿勢や意識を培い考え方やスキルを修得させている。

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私立大学

別府大学 国際経営学部 B.初年次教育 初年次に「導入・基礎演習」を科目として設定し、大学における学びの姿勢や意識を培い考え方やスキルを修得させている。

別府大学 食物栄養科学部 B.初年次教育 初年次に「導入・基礎演習」を科目として設定し、大学における学びの姿勢や意識を培い考え方やスキルを修得させている。

南九州大学 環境園芸学部 B.初年次教育

九州保健福祉大学 社会福祉学部 B.初年次教育 授業科目「基礎演習」「基礎学力講座」「社会福祉の基礎」の設置。

九州保健福祉大学 社会福祉学部 B.初年次教育 ・入学後の学科ごとの研修会を実施。・授業科目「基礎演習」「基礎学力講座」による現代国語の理解。・「社会福祉の基礎」により社会福祉の概略を、および学科ごとの方針を理解する。

九州保健福祉大学 保健科学部 B.初年次教育 初年次から「保健科学」等の学部合同授業で医療専門職としての態度や倫理観の形成に努めるとともに、各学科で「基礎ゼミ」等のリメディアル教育を推進している。リメディアル教育は、専門教育の基礎となる内容を中心に実施し、定期的に教育効果を検証するとともに、入学前教育との連携にも配慮している。

鹿児島純心女子大学 看護栄養学部 B.初年次教育

鹿児島純心女子大学 国際人間学部 B.初年次教育

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