2014なはモビリティウィーク&カーフリーデー 実 …...3...

30
2014 なはモビリティウィーク&カーフリーデー 実施報告書 カーフリージャパンアワード応募書類 ・まちづくり貢献賞 ・イベント・プロジェクト賞 ・市民向けアピール賞 なはモビリティウィーク&カーフリーデー実行委員会 今年のカーフリーデーのテーマ 「Our Streets, Our Choice 私たちのみちは私たちの選択で」 今年の実施イベントの方針 那覇市の交通渋滞を緩和するため、車に頼りすぎない生活を促す意識啓発を行う。 国際通りのトランジットモールをカーフリーゾーンとし、まちに賑わいを創出する。 より便利な来街手段の提案や人とまちを結ぶ情報提供など、継続した取り組みに結びつける。 那覇市の基本構想を示す第4次那覇市総合計画において「誰もが移動しやすいまちをつくる」を施策として掲げています。 その実現のため、那覇市の交通まちづくりの道しるべとなる「那覇市交通基本計画」が平成 21 年度に策定され、目標達 成のため「交通に対する意識改革」「公共交通利用環境の向上・充実」「多様な移動手段の利用環境の向上・充実」 「体系的な道路網の整備」の4つの施策を総合的に取り組むこととしています。なかでも“クルマに頼り過ぎない暮らし”を社 会啓発し、交通から都市環境を考えるイベント「なはモビリティウィーク&カーフリーデー」は「交通に対する意識改革」を図る 重要な取り組みのひとつとして位置付られています。特に今年は、テーマである「私たちのみちは私たちの選択で」に沿って、 市民の中に公共交通も移動手段の選択肢としてあるということを意識づけするため、「より便利な来街手段の提案や人と まちを結ぶ情報提供など、継続した取り組みに結びつける」方針を具体化し、公共交通を利用してクーポンを取得した人 は、国際通りのカーフリーデー応援店舗でオリジナルグッズのプレゼントや割引特典が受けられる「カーフリーデー応援キャンペ ーン」を実施しました。また、今年初めて、カーフリーゾーンである国際通りトランジットモールをイベント会場にし、来場者の 皆様に車のない空間をイベントと一緒に体験していただきました。さらに、新規のカーフリー宣言ウェブページの作成や facebook の活用など広報活動にも力を入れました。

Upload: others

Post on 19-Jun-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

  • 2014 なはモビリティウィーク&カーフリーデー

    実施報告書 カーフリージャパンアワード応募書類

    ・まちづくり貢献賞 ・イベント・プロジェクト賞 ・市民向けアピール賞

    なはモビリティウィーク&カーフリーデー実行委員会

    今年のカーフリーデーのテーマ 「Our Streets, Our Choice 私たちのみちは私たちの選択で」

    今年の実施イベントの方針 ① 那覇市の交通渋滞を緩和するため、車に頼りすぎない生活を促す意識啓発を行う。 ② 国際通りのトランジットモールをカーフリーゾーンとし、まちに賑わいを創出する。 ③ より便利な来街手段の提案や人とまちを結ぶ情報提供など、継続した取り組みに結びつける。

    那覇市の基本構想を示す第4次那覇市総合計画において「誰もが移動しやすいまちをつくる」を施策として掲げています。

    その実現のため、那覇市の交通まちづくりの道しるべとなる「那覇市交通基本計画」が平成 21 年度に策定され、目標達

    成のため「交通に対する意識改革」「公共交通利用環境の向上・充実」「多様な移動手段の利用環境の向上・充実」

    「体系的な道路網の整備」の4つの施策を総合的に取り組むこととしています。なかでも“クルマに頼り過ぎない暮らし”を社

    会啓発し、交通から都市環境を考えるイベント「なはモビリティウィーク&カーフリーデー」は「交通に対する意識改革」を図る

    重要な取り組みのひとつとして位置付られています。特に今年は、テーマである「私たちのみちは私たちの選択で」に沿って、

    市民の中に公共交通も移動手段の選択肢としてあるということを意識づけするため、「より便利な来街手段の提案や人と

    まちを結ぶ情報提供など、継続した取り組みに結びつける」方針を具体化し、公共交通を利用してクーポンを取得した人

    は、国際通りのカーフリーデー応援店舗でオリジナルグッズのプレゼントや割引特典が受けられる「カーフリーデー応援キャンペ

    ーン」を実施しました。また、今年初めて、カーフリーゾーンである国際通りトランジットモールをイベント会場にし、来場者の

    皆様に車のない空間をイベントと一緒に体験していただきました。さらに、新規のカーフリー宣言ウェブページの作成や

    facebook の活用など広報活動にも力を入れました。

  • < 目 次 >

    1.周知活動

    (1)チラシ作成及び配布

    (2)市長定例記者会見での周知

    (3)那覇市のHPのトップページでの広告

    (4)なは市民の友 1 面掲載での那覇市全世帯への周知

    (5)facebook を活用した周知活動

    (6)那覇市のLINEを活用した周知活動

    (7)街頭キャンペーン

    (8)カーフリーデーオリジナルポロシャツを活用した周知活動

    (9)その他

    2.カーフリー宣言の募集

    (1)新規のカーフリー宣言ウェブページの作成

    (2)カーフリー宣言者への特典

    (3)その他カーフリー宣言者募集のための呼びかけ

    3.カーフリーデー応援キャンペーン

    (1)キャンペーン内容

    (2)カーフリーデー応援店舗の募集

    (3)クーポン利用のウェブページ及びクーポンチラシの作成

    (4)各交通機関でのクーポン取得について

    4.カーフリーデーで実施したイベント

    (1)交通関連事業者の取り組み紹介

    (2)環境関連事業者の取り組み

    (3)交通の面から考え、楽しんでもらうイベント

    (4)参加者一覧

    (5)会場配置図

    (6)イベントスケジュール

    5.なはモビリティウィーク&カーフリーデーに対する市民の評価

    (1)カーフリーデーに関するアンケート調査の実施

    6.終わりに

    1

    1

    3

    4

    4

    3

    5

    6

    9

    7

    9

    10

    11

    18

    11

    12

    14

    7

    14

    26

    9

    11

    11

    19

    23

    24

    26

    26

    28

  • 1

    1. 周知活動 (1)チラシ・ポスターの作成及び配布 ■カーフリーデーの取り組みを広く周知するため、また、イベントの集客を図るのため、ポスター・チラシを作成

    及び配布しました。デザインは、渋滞により自らの大切な時間が奪われていることに気づかない車利用者に対し、本を読んだり、景色を眺めたり、公共交通を利用することで得られる「自由の時間」をアピールし、自らの移動習慣について考え直すことを促す表現にしました。

    A4 チラシ表 A4 チラシ裏

    B2ポスター

  • 2

    ポスター・チラシ配布先一覧

    チラシ ポスター

    市役所本庁舎 泉崎 300枚 45枚

    市役所銘苅庁舎(女性センター含む) 銘苅 100枚 1枚

    真和志支所 三原 100枚 1枚

    小禄支所 小禄 100枚 1枚

    首里支所 首里 100枚 1枚

    上下水道局 おもろまち 100枚 2枚

    自治会(本庁管内) 本庁舎 500枚 150枚

    自治会(市営住宅管内) 牧志 150枚 45枚

    自治会(真和志管内) 真和志支所 500枚 130枚

    自治会(首里管内) 首里支所 500枚 130枚

    自治会(小禄管内) 小禄支所 280枚 75枚

    協働大使活動支援センター 牧志 50枚 1枚

    教育委員会 本庁舎 100枚

    那覇市公民館 生涯学習部 300枚 6枚

    ほしぞら公民館 生涯学習部 100枚 2枚

    那覇市図書館 生涯学習部 250枚 5枚

    那覇市保育園11園×20枚 市立11 220枚 11枚

    那覇市幼稚園37園×20枚 学校教育部 185枚 37枚

    那覇市小学校36校 学校教育部 180枚 36枚

    那覇市中学校17校 学校教育部 85枚 17枚

    認可私立保育園 認可59 590枚 59枚

    交通事業者

    那覇バス 50枚 1枚

    沖縄バス 50枚 1枚

    琉球バス 50枚 1枚

    東洋バス 50枚 1枚

    バス協会(バスターミナル) 50枚 1枚

    沖縄都市モノレール株式会社 安次嶺 1,500枚 15枚

    タクシー協会 壺川 50枚 1枚

    実行委員会

    しまづくりネット 美栄橋 50枚 1枚

    都市計画課 泉崎 50枚 1枚

    道路管理課 泉崎 50枚 1枚

    環境政策課 泉崎 50枚 1枚

    市民生活安全課 泉崎 50枚 1枚

    配布枚数配布先 所在地

    チラシ ポスター

    国・県・市町村

    沖縄総合事務局(運輸部 企画室) おもろまち 100枚 2枚

    沖縄総合事務局(開建部 道建) おもろまち 100枚 2枚

    沖縄総合事務局(南部国道) 港町 150枚 5枚

    道の駅7駅 210枚 7枚

    県庁 土木建築部(南部土木なども) 泉崎 200枚 2枚

    県庁 企画部 泉崎 100枚 2枚

    県庁 環境部 泉崎 100枚 2枚

    浦添市 100枚 3枚

    豊見城市 100枚 3枚

    与那原町 100枚 3枚

    南風原町 100枚 3枚

    通り会関係者

    ベロタクシー 牧志 100枚 2枚

    CFD応援店舗 国際通り 1,000枚 0枚

    通り会店舗(応援店舗以外) 国際通り 1,000枚 0枚

    てんぶす那覇 国際通り 100枚 2枚

    商業施設

    パレット久茂地 久茂地 200枚 5枚

    メインプレイス おもろまち 300枚 3枚

    さいおんスクエア 牧志 200枚 3枚

    参加団体

    沖縄自転車便 50枚 2枚

    セグウェイ 50枚 2枚

    あけもどろ緑の会 繁多川 400枚 2枚

    街頭キャンペーン

    街頭キャンペーン 2,300枚

    交通安全出発式 500枚

    当日使用分 1,800枚 12枚

    その他

    那覇市観光協会 200枚 1枚

    予備(次年度資料等活用) 100枚 1枚

    チラシ ポスター

    合計 16,500枚 850枚

    配布枚数配布先 所在地

  • 3

    (2)市長定例記者会見

    平成 26 年 8 月 27 日(水)の市長定例記者会見で、なはモビリティウィーク&カーフリーデーの開催のお知らせと、

    カーフリー宣言の呼びかけを行いました。タブレット端末を使って今年作成した新規のカーフリーデー宣言ウェブページに、

    市長がカーフリー宣言をし、カーフリー宣言の募集をPRしました。この記事は本県の主要2紙に掲載されました。

    (3)那覇市のホームページ(以下HPとする)のトップページでの周知

    那覇市のHPのTOPに掲載されるテロップに、カーフリーデーの画像を掲示をし、トップページからカーフリーデーのペ

    ージへと誘導しました。

    琉球新報 2014/08/09 8 面 沖縄タイムス 2014/08/09 24 面

  • 4

    (4)なは市民の友 1 面掲載での、那覇市全世帯への周知活動

    市内の全世帯(約13万世帯)に配布される、平成 26 年なは市民の友 9 月号で、カーフリーデーについて 1 面

    記事の掲載を行いました。記事の一部にカーフリー宣言募集呼びかけ欄とカーフリーデー応援キャンペーンの参加呼びか

    け欄を設けました。

    (5)facebook を活用した周知活動

    なはモビリティウィーク&カーフリーデー専用の facebook を作成しました。カーフリー宣言の募集や、参加型イベントの

    募集、ポスターコンクール参加者の募集、カーフリーデー応援店舗の紹介、イベント実施状況などを情報発信しました。

    ■作成した facebook ページ

    1)カーフリー宣言募集の呼びかけ

  • 5

    2)カーフリーデー応援店舗の紹介

    3)ポスターコンクールの募集の呼びかけ

    (6)那覇市のLINEを活用した周知活動

    那覇市のLINEを使用して、那覇市のページに登録している方への周知を行いました。

    ※LINEとは・・・携帯やパソコンなどで使える、無料通話やメッセージ送信ができるアプリ。

    カーフリー宣言募集 カーフリーデー応援キャンペーン イベント情報

    5

  • 6

    (7)街頭キャンペーン

    カーフリーデーの取り組みを広く周知とイベントの集客を図るため、街頭キャンペーンを実施しました。ゆいレール駅での街頭キャンペーンについては、「カーフリーデー応援キャンペーン」で使用できるクーポンチラシを配布しました。

    写真 (街頭キャンペーン_9/20 イベント会場)

    写真 (街頭キャンペーン_8/29 県民広場)

    写真 (街頭キャンペーン_9/12 パレット前)

    写真 (街頭キャンペーン_9/21 イベント会場)

  • (8)カーフリーデーオリジナルポロシャツを活用した周知活動

    なはモビリティウィーク&カーフリーデー

    インはこれまでのかりゆしウェアと同様、那覇のシンボル的

    で、まちの環境が改善されていくカーフリーデーのイメージをベースに

    とを、ブーゲンビレアなど亜熱帯の花を使い

    4 色用意しました。これまでのかりゆしウェアとあわせると、約

    日を「カーフライデー」(金曜日=フライデー)として

    ※かりゆしウェアとは・・・・沖縄県などで、

    (9)その他の周知活動

    ・沖縄総合事務局、沖縄県、周辺市町村、那覇市立中学校、小学校、保育園、幼稚園など多くの団体へ募集を呼

    びかけました。

    ・那覇市役所1Fにブースを設置しました。

    ・新聞に付属する情報誌へのイベント情報の掲載。

    ・琉球新報論壇への掲載

    ・ラジオ「愛・LOVE・はいさい市」への出演

    ・定例自治会長会での周知

    グレー

    週刊レキオ 平成 26 年 9 月 18 日

    7

    )カーフリーデーオリジナルポロシャツを活用した周知活動

    なはモビリティウィーク&カーフリーデーをPRするため、今年度もオリジナルポロシャツの作成・販売を行いました。デザ

    インはこれまでのかりゆしウェアと同様、那覇のシンボル的なまち並みを背景に、徒歩、自転車、バス、

    まちの環境が改善されていくカーフリーデーのイメージをベースにしました。私たちの交通行動が環境の改善に繋がるこ

    など亜熱帯の花を使い表現しました。カラーは、ホワイト・グレー・ピンクに、今年新たにサックスを加え

    用意しました。これまでのかりゆしウェアとあわせると、約700枚を販売しております。那覇市役所では、

    日を「カーフライデー」(金曜日=フライデー)として那覇市役所職員で、着用することでイベントのPRを行っています。

    ※かりゆしウェアとは・・・・沖縄県などで、4 月~11 月の間着用されるクール・ビズ

    ・沖縄総合事務局、沖縄県、周辺市町村、那覇市立中学校、小学校、保育園、幼稚園など多くの団体へ募集を呼

    ブースを設置しました。

    新聞に付属する情報誌へのイベント情報の掲載。

    ・はいさい市」への出演

    白 サックス ピンク

    日(木) 22 面 週刊ほ~むぷらざ 平成 26 年 9

    オリジナルポロシャツの作成・販売を行いました。デザ

    まち並みを背景に、徒歩、自転車、バス、モノレールの利用

    私たちの交通行動が環境の改善に繋がるこ

    、今年新たにサックスを加え

    ます。那覇市役所では、毎週金曜

    することでイベントのPRを行っています。

    ・沖縄総合事務局、沖縄県、周辺市町村、那覇市立中学校、小学校、保育園、幼稚園など多くの団体へ募集を呼

    9 月 18 日(木) 27 面

  • 8

    那覇市 facebook

    9/8 琉球新報 8 面

    自治会掲示版

    ラジオ 愛・Love・はいさい市

  • 9

    2. カーフリー宣言の募集 日頃、バス、モノレール、二輪車、徒歩といったより環境にやさしい移動を心掛けることを宣言する「カーフリー宣言」、昨

    年は 2,551 名の宣言がありました。昨年の結果をふまえ今年度はカーフリー宣言者3,000人という目標を掲げまし

    た。(募集期間 9 月1日~10 月 31 日※カーフリーデー応援キャンペーンと期間をあわせるため2か月間としました)

    (1)新規のカーフリー宣言ウェブページの作成

    昨年もカーフリー宣言ページは、アクセス方法や宣言に加えてアンケートが付随するなど、宣言までのハードルが高かっ

    たことから、今年は新規のカーフリー宣言ウェブページを作成し、より宣言しやすいよう改善しました。

    (2)カーフリー宣言者への特典

    より多くの宣言者募るため、カーフリー宣言者に対する特典を設けました。

    特典①:抽選でゆいレール1日乗車券を進呈しました。

    カーフリー宣言していただいた方のうちから、メールアドレスなど、連絡先を記入していただいた方を対象に抽選で100

    名(昨年は 100名)にゆいレール1日乗車券を進呈しました。

    特典②:カーフリー宣言者先着1000名様にドロップシールをプレゼントしました。

    ドロップシールを身につけることで、カーフリーデーの取り組みをPRすることや、常に車に頼りすぎない生活を意識する

    ことを目的に、カーフリー宣言者先着 1000 名にドロップシールをプレゼントしました。

    ○カーフリー宣言の呼びかけ

    ■SNSサイト(facebook)を利用したカーフリー宣言の呼びかけを行いました。

  • 10

    (3)その他カーフリー宣言を募集するための取り組み

    ・ポスターコンクールの応募用紙にカーフリー宣言欄を設け、応募者だけでなく家族にもこの取り組みの参加を促しました。

    ・沖縄総合事務局、沖縄県、周辺市町村、那覇市立中学校、小学校、保育園、幼稚園など多くの団体へカーフリー

    宣言募集を呼びかけました。

    ・那覇市役所1Fに宣言投函ボックスを設置しました。

  • 11

    3. カーフリーデー応援キャンペーンの実施 (1)カーフリーデー応援キャンペーンの内容

    公共交通の利用促進と商店街の賑わい創出および活性化を目的に、今回新たな取り組みとして、公共交通を地域

    の情報発信源として活用する「カーフリーデー応援キャンペーン」を実施しました。9月1日から10月31日の2か月間、

    バス、タクシー、モノレールなどの公共交通を利用して、クーポンを取得した人は国際通りのカーフリーデー応援店舗でオリ

    ジナルグッズのプレゼントや割引特典が受けられるキャンペーンを実施しました。

    (2)カーフリーデー応援店舗の募集

    国際通り商店街振興組合連合会に協力を依頼し、カーフリーデー応援キャンペーンに賛同してくれる店舗の呼びかけ

    を行いました。約200店舗中、36店舗がカーフリーデーに賛同してくれました。賛同してくれた店舗については、特典

    内容の調整等を行いました。

    (3)クーポン利用ウェブページ及びクーポンチラシの作成

    クーポンが取得できるウェブページを作成しました。ウェブページにアクセスし、クーポン画面をカーフリーデー応援店舗に

    掲示すると特典が受けられる仕組みとしました。また、携帯の利用になじみがない人や携帯を持っていない人にもクーポ

    ンを利用してもらうため、クーポンチラシも作成しました。

    クーポンチラシ表 クーポンチラシ裏 クーポン利用ウェブページ

    カーフリーデー応援店舗一覧

  • 12

    (4)各公共交通機関でのクーポンの取得について

    ■バス車内でのクーポンの取得について

    国際通りとその周辺を通るバス(90台)の車内にクーポンチラシを設置しました。(表1)

    また、クーポン利用者の利用促進とカーフリーデーの取り組みの周知を図るため、バスシート広告や額面ポスター等へポ

    スターの掲示を行いました。携帯からもクーポンが取得できるよう、それぞれの周知媒体にはQRコードを掲載し、手軽に

    カーフリーデーサイトにアクセスできるようにしました。シート広告については 12 台、額面ポスターについては、30 台に設置

    しました。

    表1 沖縄バス路線 台数 那覇バス 台数 東陽バス 台数1牧志開南循環線 6

    5識名牧志線 9

    2識名開南線 10

    4新川おもろまち線 3

    6那覇おもろまち線 6

    15寒川線 1

    9小禄石嶺線 19

    12国場線 1

    10牧志新都心線 4

    11安岡宇栄原線 10

    計 90 台

    30泡瀬東線 15チラシ設置 7(8)首里城下町線 6

    ←額面ポスター

  • 13

    ■モノレール駅内・車内でのクーポン取得について

    モノレール全 15 駅にカーフリーデー応援キャンペーンのポスターと一緒にクーポンチラシを設置しました。また、モノレ

    ール車内の妻部にポスターを掲示しました。

    ■タクシー車内でのクーポンの取得について

    タクシー協会に協力をしてもらい、市内のタクシー業者40社に、2500 枚のクーポンを配布しました。

    バスシート広告

    モノレール駅内

    モノレール車内 妻部ポスター

  • 14

    4. カーフリーデーで実施したイベント (1)交通関連事業者の取り組み紹介

    ■渋滞対策に関するパネル・アンケート調査 沖縄総合事務局南部国道事務所では、那覇都市圏の渋滞解消・環境改善を目指し、道路網の整

    備、交差点の改良など様々なハード施策を進めています。今回のブース出展は「モビリティ・マネンジメント」の考え方の解説や、個々の交通に関する意識アンケート調査と、その結果をパネルにし、展示していただきました。例年、車に頼りすぎない生活をこころがけるという趣旨をわかりやすく来場者に伝えるという点で、「渋滞に関するパネル展」は非常に大きな役割を担っていると考えています。 【実施団体】 沖縄総合事務局南部国道事務所 【実施期間】 平成26年9月20日・21日 【実施場所】 イベント会場

    ■わった~バス党ブース(※「わった~」とは、沖縄の言葉で「我々」という意味) 沖縄県交通政策課では、平成24年度より公共交通の利用促進を図る広報活動のひとつとして、「わ

    った~バス党」という架空の政党をモチーフに、県内有名タレントを起用し路線バスの利用やバスレーン延長に対する理解への呼び掛けを行っています。今年度は10月1日から行われる、スマートフォンアプリ『ショッぷらっと』を活用し、バスに乗車してポイントを取得すると、参加店舗で様々なサービスが受けられる「バス通キャンペーン」の事前告知を行いました。 【実施団体】 沖縄県交通政策課 【実施期間】 平成26年9月20日・21日 【実施場所】 イベント会場

    写真 (ブースの様子①) 写真 (ブースの様子②)

    写真 (ブースの様子①) 写真 (ブースの様子②)

  • 15

    ■ゆいレール(沖縄都市モノレール)ブース 去年同様今年も、ゆいレールの紹介をはじめ、様々な提携店舗の割引や特典が受けられる「ゆいレール

    ファンクラブ」の募集とゆいレールのグッズ販売を行いました。また、10月から運用が開始されるIC乗車券「OKICA」の紹介や、ゆいレールの延長事業について延長路線図や新駅のイメージ図等を掲示し、来場者に周知を行いました。 【実施団体】 沖縄都市モノレール株式会社 【実施期間】 平成26年9月20日・21日 【実施場所】 イベント会場

    写真 (ブースの様子①) 写真 (ブースの様子②)

    写真 (ブースの様子③) 写真 (ブースの様子④)

  • 16

    ■バリアフリー体験教室 今回新規のブース出展として、バリアフリーへの理解を深めるために、ノンステップバスを使用した車いす体

    験、アイマスク体験等のバリアフリー体験教室を沖縄総合事務局運輸部企画室が開催しました。アイマスクをして歩行したり、車いすでの移動を体験することで、障がい者にとってどのようなことが困難なのか体感してもらい、バリアフリーについて考えるきっかけづくりができたと思います。 【実施団体】 沖縄総合事務局運輸部 【実施期間】 平成26年9月20日・21日 【実施場所】 イベント会場

    ■沖縄自転車便 世界で活躍する自転車を駆使した自転車便の紹介を行いました。沖縄自転車便では届けたい書類ま

    たは小荷物を自転車便(メッセンジャー)で県内最短で10分で集荷・配達を行っています。地球に一番やさしい配達沖縄自転車便。自転車での配達なので短時間、低価格であることや、CO2 排出ゼロなど環境にも優しいく、地球に一番優し配達という面についてもパネル等を使い紹介しました。 【実施団体】 沖縄自転車便 【実施期間】 平成26年9月20日・21日 【実施場所】 イベント会場

    写真 (ブースの様子①)

    写真 (体験の様子_土曜日①)

    写真 (体験の様子_日曜日①)

  • 17

    ■レンタサイクル 国際通りを中心に、会場でレンタサイクルの貸出をおこないました。中心市街地の自転車利用環境を体

    験することで、自転車の利便性や、有効性を実感し、交通手段のひとつとして、その利用環境を考える機会としました。 【実施団体】 しまづくりネット 【実施期間】 平成26年9月20日・21日 【実施場所】 イベント会場

    ■都市と交通に関するパネル展

    市民の交通に対する興味や、将来の交通に対する期待といった意識醸成を図るため、本場ヨーロッパのモビリティウィーク&カーフリーデーの紹介や、世界の各都市のLRTやBRTの紹介など、都市と交通について、パネル展示を行いました。また、那覇市の目指す交通まちづくりを示した、「那覇市交通基本計画」や「那覇市総合交通戦略」の紹介を行いました。車利用者に対し、カーフリーデーの取り組みを周知するため、車利用者の多い、市内の大型商業施設において、パネル展示を行いました。また、パネルの設置場所は駐車場への連絡階としました。大型商業施設での実施は、これまでに設置してきた場所に比べて、より広い層の生活者に情報を伝えることができました。また、駐車場への連絡階ということもあり、ドライバーに向けた周知という点では非常に効果的だったと思います。

    【実施団体】 那覇市都市計画課 【実施時期】平成26年9月16日~9月22日 【実施場所】 サンエーなはメインプレイス 3Fエレベーター前

    写真 (パネル展の様子①)

  • 18

    (2)環境関連事業者の取り組み紹介 ■地球温暖化対策推進事業のパネル展

    地球温暖化の要因である温室効果ガスの削減を目的に策定された「那覇市地球温暖化対策アクションプラン」では、低炭素交通環境への変革を目的とした交通行動の取り組みが求められています。今回はその中でも行政が取り組んでいる内容をパネル展やパンフレットの配布を通して市民に周知しました。また、ヒートアイランド現象の緩和の施策として那覇市が推進する屋上・壁面緑化助成金について周知しました。 【実施団体】 那覇市環境政策課 【実施期間】 平成26年9月20日・21日 【実施場所】 イベント会場

    ■みどりある歩道 あけもどろ緑の会は「那覇市の緑で豊かなまち並みの創出」を研究することを目的に市内の造園業社で

    構成された団体です。20日土曜日のみの出展で、公園の植栽を剪定した際に発生した枝葉を屋根材として利用したテントを設営する予定でありましたが、台風接近の影響で屋根材が強風にあおられ、来場者に危険を生じる恐れがあったことから、関係者と調整の上や、中止しました。なお、当初から実施予定であった苗木の販売・緑化相談等は予定どおり実施しました。 【実施団体】 あけもどろ緑の会 【実施期間】 平成26年9月20日 【実施場所】 イベント会場

    写真 (ブースの様子①) 写真 (ブースの様子②)

    写真 (ブースの様子①) 写真 (ブースの様子②)

  • 19

    (3)都市生活と交通の面から考え、楽しんでもらうイベント ■次世代への「クルマに頼りすぎない暮らし」ポスターコンクール

    今年も市内の小学生を対象に「クルマに頼りすぎないなはのまち」と題してポスターコンクールを行いました。10年後にはクルマを持つ世代となる彼らに、幼少期より「交通と環境について」考えてもらうこと、都市交通問題に対する意識付けを行うことが重要と考え今年で5回目の実施しとなります。9月21日はイベント会場において表彰式を行い、那覇市副市長、沖縄都市モノレール株式会社社長、沖縄県バス協会会長から受賞者へ賞状と賞品の授与を行いました。入賞作品を隣接する商業施設で展示するなど、子供の取組みをもとに、親や家族も一緒に「クルマに頼りすぎないなはのまち」=「クルマに頼りすぎない生活」を考えるきっかけとしました。 1)応募対象及び審査結果内容

    テーマ 「クルマに頼りすぎないなはのまち」 応募資格 那覇市内の小学校へ通学している小学1年生~6年生 表彰 最優秀賞…1名 沖縄都市モノレール㈱社長賞…1名 沖縄県バス協会会長賞…1名 優秀賞…3名 優良賞…2名 佳作…10名 入選…20名 入賞者全員に、バスモノパスを授与いたしました。

    2)募集・審査結果 那覇市教育委員会への協力依頼や市内の小学校教頭会で作品の呼び掛けを行うなど、働きかけを

    行ったことから、計104点の応募がありました。応募作品の審査はポスターの技術的な要素(芸術性や技術)以上に、テーマ「クルマに頼りすぎないなはのまち」がどれぐらい伝わるかを主眼においてなはモビリティウィーク&カーフリーデーの実行委員で審査を行いました。

    写真 (ポスターコンクールの様子④) 写真 (ポスターコンクールの様子③)

    写真 (ポスターコンクールの様子②) 写真 (ポスターコンクールの様子①)

  • 20

    記念品(図書カード)贈呈数 一覧

    表彰 受賞者 図書カード 最優秀賞 1 名 3000 円分 沖縄都市モノレール㈱社長賞 1 名 2000 円分 沖縄県バス協会会長賞 1 名 2000 円分 優秀賞 3 名 2000 円分 優良賞 2 名 1000 円分

    合計 8 名 15000 円分

    3)ポスターコンクールを活用したモノレール駅舎電照広告 「クルマにたよりすぎないなはのまち」ポスターコンクールで入賞した8名の作品を沖縄都市モノレール小禄

    駅の駅舎へ電照広告に加工し、掲載しました。 【実施団体】 那覇市都市計画課 【実施時期】 平成26年9月20日 電照広告 10 月 17 日設置 【実施場所】 イベント会場および小禄駅

  • 21

    ■なはまちなかウォーク

    那覇市観光協会の地元ガイドとまちを歩いて、今までとは違う角度から那覇を観て楽しんで頂こうという企画の“那覇まちま~い”を活用し、市内の名所を散策する参加無料のツアーを実施しました。37名の参加がありました。クルマのない空間を体感し、まちを歩くことの楽しさを発見してもらうことができたと思います。 【実施団体】 那覇市観光協会 【実施時間】 平成26年9月21日 14:30集合 15:05出発 【参加人数】 大人33 名 小人1名 未就学3名 合計37 名 大人 小人 未就学 合計 ① 那覇の市場迷宮コース 5 名 1 名 1 名 7 名 ② 壺屋のツボコース 8 名 0 名 0 名 8 名 ③ ゆいレールと軽便鉄道コース 8 名 0 名 2 名 10 名 ④ 久茂地川~ロマンあふれる橋めぐりコース 3 名 0 名 0 名 3 名 ⑤ 国際通りワキ道ヨコ道ウラの道コース 9 名 0 名 0 名 9 名

    合計 33 名 1 名 3 名 37 名

    写真 (ツアーの様子①) 写真 (ツアーの様子②)

    写真 (ツアーの様子③) 写真 (ツアーの様子④)

  • 22

    ■セグウェイ試乗会 イベント会場への集客を図り、未来の交通を感じ、交通について考えてもらうきっかけにしようと、立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」の試乗会を行いました。日曜日のトランジットモールでは「セグウェイはどこですか」と来場客から問い合わせが複数あったなど人気がありました。想定通り集客効果あったと思います。

    【実施時間】 平成26年9月20日15:00~19:00 平成26年9月21日13:00~16:45 【実施人数】 1日目 9回 53名 2日目 9回 50名

    写真 (ブースの様子①) 写真 (ブースの様子②)

    写真 (参考:20 日イベント終了直前の周囲の明るさ) 写真 (ブースの様子③)

  • 23

    (4)参加者一覧

    21(土) 22(日)

    9/16~9/22

    ― 4名

    なはまちなか

    ウォーク

    那覇まちま~い

    事務所○

    那覇市内の名所を

    ガイドとともに散策

    事前申込者

    チェックイン―

    パネル11枚 ―

    ポスター

    コンクール〃 ○

    ポスターコンクール

    入賞者の表彰式当日 賞状、副賞等

    都市と交通

    パネル展

    那覇市

    都市計画課

    都市と交通に関す

    るパネル展の掲示なし チラシ・ポスター

    プラカード5本

    モノレール

    1日乗車券40枚

    ガイ ド5名

    /補助1名

    テーブル1、

    イス2、カラーコー

    ン13

    3名

    補充必要物品 実施人員

    セグウェ イ

    試乗

    クリエイティブイ

    ンダストリーズ○ ○

    セグウェ イ試乗会

    (15分程度)

    当日

    受付セグウェイ6台、ヘルメット6個

    ブース名 実施団体実 施 日

    実 施 内 容参加受付方

    法持込物品・備品・パンフ等

    21(土) 22(日)

    テーブル4、イス

    2、パネル6

    3名

    2名

    1名

    6名

    4名

    4名

    テーブル1、イス4

    テーブル4、イス

    2、パネル6

    テーブル3、イス

    5、パネル5

    テーブル1、イス

    2、パネル4、電

    源2

    テーブル1、イス

    6、パネル2

    花の苗木テント

    1軒分

    ゆいレールグッズ、パネル資

    料、のぼり旗

    パネル資料

    ブースサインパネル、パネル

    資料、アプリデモ用作動音波

    発信機器

    当日

    受付

    (土曜日)

    車いす○台、体験セット○式

    (日曜日)

    車いす○台、

    ノンステップバス1台

    なしパネル資料、緑化モデル、パ

    ソコン、パンフレット等

    抽選箱、アンケート用紙、OKI

    CA引換券

    なし

    環境に関する

    パネル展

    アンケート抽選会

    那覇市環境政策

    無料レンタサイクルの貸

    なし

    1名

    当日

    受付― ―

    なし

    南部国道事務所

    那覇市都市計画

    しまづくりネット

    おきなわ自転車

    便

    渋滞対策に関する

    パネルの展示、ア

    ンケート調査

    おきなわ自転

    車便○ ○

    おきなわ自転車便

    の紹介―

    カーフリー

    デー本部○ ○ なし

    バリアフリー

    体験○ ○沖縄総合事務局

    ゆいレールの事業

    紹介パネル、ゆい

    レールグッズ紹介

    わった~バス

    党ブース○ ○

    わった~バス党

    (沖縄県)

    公共交通利用促進

    キャンペーンのPR

    間伐材で作った

    テントの休憩所― 2名

    ゆいレール

    ブース○ ○

    沖縄都市

    モノレールなし 2名

    持込物品・備品・パンフ等 補充必要物品 実施人員

    みどりのある

    歩道○

    ブース名実 施 日

    レンタサイク

    ル○ ○

    高齢者や身体障碍

    者疑似体験による

    バリアフリー教室

    参加受付方

    法出  展  者 実 施 内 容

    あけもどろ緑の会 なし

    地球温暖化に

    関するブース○ ○

    渋滞に関する

    ブース○

  • 24

    (5)会場配置図

    平成26年9月20日(土) 牧志駅前交通広場

  • 25

    平成26年9月21日(日)パレットくもじ前交差点及びトランジットモール区間

  • 26

    (6)イベントスケジュール 4. なはモビリティウィーク&カーフリーデーに対する市民の評価 (1)カーフリーデーに関するアンケート調査の実施

    ■アンケート調査の実施 カーフリーデーの認知度や実施効果を図るため来場客アンケート調査を実施しました。2 日間で総数 472人のアンケートを集めることができました。

    【実施団体】 那覇市都市計画課 【実施期間】 平成26年9月20日・21日 【実施場所】 イベント会場

    ■IC カード引き換え券の配布 10 月下旬からモノレールで運用が開始される IC カード「OKICA」の引換券 100 枚を沖縄都市モノレー

    ル株式会社から購入し、アンケートにお答えいただいた方に対して抽選で配布しました。ICカード「OKICA」の引換券をは配布することによりICカード導入の周知と普及を目的に、今回の取り組みを行いました。

    写真 (本部の様子①) 写真 (本部の様子②)

    9月20日(土) 実施状況 周辺の動き

    10:00 設営開始

    13:00 設営完了

    15:00 イベント本番開始

    15:00~15:30 ポスターコンクール表彰式

    19:00 セグウェイ終了

    21:00 イベント本番終了

    23:00 撤去完了 撤去

    はいさい市ステージ

    フリマ

    キッチンカー

    はいさい市設営

    9月21日(日) 実施状況 周辺の動き

    10:00 設営開始

    12:00 トランジットモール区間設営開始

    13:00 設営完了

    13:00 イベント本番開始

    15:00~15:15 なはまちなかウォーク出発式

    17:00 なはまちなかウォーク終了

    17:00 イベント本番終了

    18:00 撤去完了

    規制解除

    国際通り

    トランジットモール

  • 27

    ICカードOKICA引換券 表 ICカードOKICA引換券 裏

    OKICAホームページでの告知

  • 28

    5.終わりに 那覇市では今年で8回目の参加となり、例年の取り組みとして市民にすこしずつ認知されつつあり、今回も「知っても

    らうこと」「知ってもらう機会の創出」に取り組みました。今年は特に、公共交通と地域を結び付けることやSNSを使っ

    た広報活動などに力を入れました。

    今年の新たな取り組みである「カーフリーデー応援キャンペーン」については、2 か月間のキャンペーン期間中、クーポン

    の利用者は 70 人でした。利用状況としては、飲食店舗が一番多く、50%、お土産が27%、雑貨、アクセサリー店

    が12%、衣類関係店が7%、その他が4%となりました。国際通り連合会の方々や国際通り連合組合に加盟して

    いる店舗の方など地域の方と連携をとることで、地域の方にもカーフリーデーの取り組みを知って頂くことができ、公共交

    通と地域を結び付けることに一歩近づけたのではないかと感じています。またクーポンを利用することを通して、市民の方

    にもカーフリーデーの取り組みを知っていただく機会が増えたのではないかと思います。国際通り以外の、中心市街地商

    店街の中にも協力できる旨を伝えてくれた店舗もあったことから、今後は協力店舗を広げていく取り組みを検討し、継続

    して取り組んでいきたいと考えています。

    新規のカーフリー宣言ウェブページの作成や facebook の活用などSNSを活用した広報についても、市民の方から、

    facebook をみた感想をいただいたり、問い合わせがあったり、周知効果があることが分かったので、今後スマートフォンの

    普及に伴い、SNSを使った広報も継続していく予定です。

    カーフリー宣言についは、特典を増やしたり、宣言のしやすさを改善したりと、宣言者を増やすため新たな工夫をしてみ

    ましたが、今年のカーフリー宣言者数は 2,201名で、残念ながら目標人数には届きませんでした。目標達成に至ら

    なかった要因としては、那覇商工会議所青年部約150社へ宣言の呼びかけを行えなかったことが考えられます。那

    覇商工会議所青年部約150社へ宣言呼びかけを行えなかった理由は、今年はカーフリーデー応援キャンペーンなど

    の新たな取り組みの業務が増え、予算的に厳しかったことです。今回工夫した、特典を増やしたり、宣言のしやすさを改

    善したりする工夫と併せて、テレビCMや大型商業施設での宣言募集を行うなど、周知活動の見直しが必要だとわかり

    ました。2000名を超える多くの方に「カーフリー宣言」をしていただいたことはモビリティ・マネンジメントの考え方からす

    ると重要なことであると思われます。来年度は今年宣言していただいた方へ、継続して交通に関する情報を発信するな

    ど、この取り組みの周知がより多くの人へ拡散していけるよう、工夫を重ねたいと思います。

    イベント会場については、カーフリーゾーンである国際通りトランジットモールでイベントを開催することができ、車のない

    空間をイベントの来場者の皆様に体験して頂けたことがよかったと思います。しかし、ブースを設置する箇所が分散してお

    り一体感が多少かけていたので、来年はブースの配置を見直したいと思います。

    アンケート結果から、アンケート回答者のうち、約 8 割の方が自動車の交通量は中心市街地において問題があると思

    っていることがわかりました。カーフリーデーの認知度については、約半分の方がカーフリーデーについて知っていました。少し

    ずつではありますが、市民にも認知されつつあると思われます。カーフリーデーを実施することに意義があると思っている方

    が約 8 割、カーフリーデーについてよい活動だと思っている方が約 9 割と、多くの方がカーフリーデーの取り組みに賛成して

    いると感じられました。まずカーフリーデーを知って頂き、取り組みについて理解して頂き、車に頼りすぎない生活を実践し

    てもらうために、周知活動の方法を見直すなど、イベントの改善・充実を行っていきたいと考えています。また、那覇市の

    目指す「誰もが移動しやすいまち」の実現を図るため、今後もなはモビリティウィーク&カーフリーデーを通して、交通に対す

    る意識改革に努めていきたいと思います。