2016 - 2030 g...2019/07/03  · 2008年、主要国首脳会議「g8北海道洞爺湖...

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様々な課題を解決する世界 トップレベルの研究を推進 国際社会の発展に寄与する 指導的・中核的な人材を育成 学外連携による知の発信と 社会変革の提言 総長のリーダーシップによる 持続的な発展を見据えた大学運営 戦略的な広報活動により世界 に存在感を示す大学へ 研究 教育 社会連携 大学運営 戦略広報 2005-2007 - 2017 20 Leaving no one behind 2016 - 2030 G&-,!".21 北海道大学は、2026年に創基150を迎 えます。この重要な節目を迎えるに当た り、本学は、社会において大学が果たす べき役割の重要性を深く認識し、「世界 の課題解決に貢献する北海道大学へ」に 向けて、建学以来の基本理念と長期目標 を踏まえた大学改革を大胆かつ着実に進 めることを2014年に決意し、2026年に至 るまでの12年間における具体的な改革戦 を示しています。 2014 - 2026 D+/%$0 Hokkaido University Sustainability Weeks 持続可能な社会の実現 SDGs (Sustainable Development Goals・持続 可能な開発目標は、20159月国連サミットで 決められた、国際社会共通の目標です。SDGs17の目標169のターゲット(具体目標)で構 成されています。SDGsへの取り組みは社会・経 済・環境の側面を持つため、企業ではESG[環境 (Environment) ・社会 (Social) ・ガバナンス (Governance)]の課題を反映させるEGS投資を考 慮する動きが広まりました。 大学でも「SDGsが共通言語」となり、基礎・ 応用研究、文理融合のように専門分野を超えた 協働や産学官連携による地域創生などが促進さ れようとしています。 もちろん、SDGsは国や政府、企業・大学など 組織だけが意識すべき目標ではなく、私たち一 人ひとりにも密接に関わっている問題です。大 学教育にも持続可能な社会実現・SDGs関連の授 業や公開セミナーが増えてきました。みなさん のチャレンジを待っています! 世界の課題解決に貢献 イギリスの高等教育専門誌Times Higher Education (THE) 43日、THE 大学インパクトランキング2019を発表した。総合ランキングにランク付け された462大学のうち9%にあたる41大学が日本の大学で、総合ランキング 上位は、京大、東大、慶応大、千葉大、北大と続く。 大学の社会貢献の取り組みを国連のSDGs(エスディジーズ)の枠組み を使って可視化したデータで、今回は17目標のうち11について調査され、 目標別・総合の観点からランキングが示されました。 ()#0591 順位 大学名 スコア 48 京都大学 84.2 52 東京大学 83.7 91 慶應義塾大学 76.6 101–200 千葉大学 64.6–75.6 101–200 北海道大学 64.6–75.6 101–200 金沢大学 64.6–75.6 THE University Impact Rankings 2019 総合ランキング(日本の大学) 北海道大学は、2005年に「持続可能な開発」 国際戦略を策定し、20072017年に「サステナ ビリティ・ウィーク(SW)」を全学共通の枠組み として開催してきました。2016年のSWでは SDGsに貢献する高等教育のあり方」を主題と し、持続可能な社会の実現への取り組みについ て対話を積み重ねました。 2017年以降、北大ならではの教育研究活動へ の取り組みや地域協働を展開しています。 2008年、主要国首脳会議「G8北海道洞爺湖 サミット」(環境・気候変動への対応や国連ミ レニアム開発目標(MDGs, 2001-2015)の達成が 主要議題)に合わせ、札幌市内で世界初の試み となる「G8大学サミット 」に14ヵ国35大学が 集い、グローバル・サステイナビリティと大学 の役割をテーマに議論し、「札幌サステイナビ リティ宣言」を採択しました。

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  • 様々な課題を解決する世界トップレベルの研究を推進国際社会の発展に寄与する指導的・中核的な人材を育成学外連携による知の発信と社会変革の提言総長のリーダーシップによる持続的な発展を見据えた大学運営戦略的な広報活動により世界に存在感を示す大学へ

    研究

    教育

    社会連携

    大学運営

    戦略広報

    2005-2007 - 2017 2 0

    Leaving no one behind 2016 - 2030 G

    北海道大学は、2026年に創基150年を迎えます。この重要な節目を迎えるに当たり、本学は、社会において大学が果たすべき役割の重要性を深く認識し、「世界の課題解決に貢献する北海道大学へ」に向けて、建学以来の基本理念と長期目標を踏まえた大学改革を大胆かつ着実に進めることを2014年に決意し、2026年に至るまでの12年間における具体的な改革戦略を示しています。

    2014 - 2026 D

    Hokkaido UniversitySustainability Weeks

    持続可能な社会の実現

    SDGs (Sustainable Development Goals・持続可能な開発目標は、2015年9月国連サミットで決められた、国際社会共通の目標です。SDGsは17の目標と169のターゲット(具体目標)で構成されています。SDGsへの取り組みは社会・経済・環境の側面を持つため、企業ではESG[環境(Environment) ・ 社 会 (Social) ・ ガ バ ナ ン ス(Governance)]の課題を反映させるEGS投資を考慮する動きが広まりました。大学でも「SDGsが共通言語」となり、基礎・

    応用研究、文理融合のように専門分野を超えた協働や産学官連携による地域創生などが促進されようとしています。もちろん、SDGsは国や政府、企業・大学など

    組織だけが意識すべき目標ではなく、私たち一人ひとりにも密接に関わっている問題です。大学教育にも持続可能な社会実現・SDGs関連の授業や公開セミナーが増えてきました。みなさんのチャレンジを待っています!

    世界の課題解決に貢献

    イギリスの高等教育専門誌Times Higher Education (THE) は4月3日、THE大学インパクトランキング2019を発表した。総合ランキングにランク付けされた462大学のうち9%にあたる41大学が日本の大学で、総合ランキング上位は、京大、東大、慶応大、千葉大、北大と続く。大学の社会貢献の取り組みを国連のSDGs(エスディジーズ)の枠組み

    を使って可視化したデータで、今回は17目標のうち11について調査され、目標別・総合の観点からランキングが示されました。

    059 1※本データは、Times Higher Educationが2019年4月3日(水)23時(日本時間)に公開したデータを基に作成しています。

    順位 大学名 スコア48 京都大学 84.252 東京大学 83.791 慶應義塾大学 76.6

    101–200 千葉大学 64.6–75.6101–200 北海道大学 64.6–75.6101–200 金沢大学 64.6–75.6101–200 名古屋市立大学 64.6–75.6101–200 大阪大学 64.6–75.6101–200 創価大学 64.6–75.6101–200 東京工業大学 64.6–75.6101–200 宇都宮大学 64.6–75.6101–200 山口大学 64.6–75.6101–200 横浜市立大学 64.6–75.6201–300 広島大学 53.7–64.5201–300 香川大学 53.7–64.5201–300 三重大学 53.7–64.5201–300 大阪市立大学 53.7–64.5201–300 東京理科大学 53.7–64.5301+ 千葉工業大学 23.8–53.6301+ 中京大学 23.8–53.6301+ 中央大学 23.8–53.6301+ 群馬大学 23.8–53.6301+ 羽衣国際大学 23.8–53.6301+ 国際基督教大学 23.8–53.6301+ 順天堂大学 23.8–53.6301+ 神奈川大学 23.8–53.6301+ 神田外語大学 23.8–53.6301+ 熊本大学 23.8–53.6301+ 関西学院大学 23.8–53.6301+ 武庫川女子大学 23.8–53.6301+ 長岡技術科学大学 23.8–53.6301+ 長崎大学 23.8–53.6301+ 岡山大学 23.8–53.6301+ 大阪府立大学 23.8–53.6301+ 立命館アジア太平洋大学 23.8–53.6301+ 成蹊大学 23.8–53.6301+ 芝浦工業大学 23.8–53.6301+ 東北学院大学 23.8–53.6301+ 東海大学 23.8–53.6301+ 東京農業大学 23.8–53.6301+ 鳥取大学 23.8–53.6

    THE University Impact Rankings 2019総合ランキング(日本の大学)

    北海道大学は、2005年に「持続可能な開発」国際戦略を策定し、2007~2017年に「サステナビリティ・ウィーク(SW)」を全学共通の枠組みとして開催してきました。2016年のSWでは「SDGsに貢献する高等教育のあり方」を主題とし、持続可能な社会の実現への取り組みについて対話を積み重ねました。

    2017年以降、北大ならではの教育研究活動への取り組みや地域協働を展開しています。2008年、主要国首脳会議「G8北海道洞爺湖

    サミット」(環境・気候変動への対応や国連ミレニアム開発目標(MDGs, 2001-2015)の達成が主要議題)に合わせ、札幌市内で世界初の試みとなる「G8大学サミット 」に14ヵ国35大学が集い、グローバル・サステイナビリティと大学の役割をテーマに議論し、「札幌サステイナビリティ宣言」を採択しました。

  • DIVISION OF BIOLOGICAL SCIENCES (MACROMOLECULAR FUNCTIONS)

    SCHOOL OF SCIENCE, HOKKAIDO UNIVERSITY

    School of ScienceSDGs Channel

    2014-2026

    2005 - 2007-2017

    Leaving no one behind 2031-20XX

    2016SDGs

    2008Ø (MDGs)

    G8G8

    2008Ø G8

    G8 14 35

    2026 150

    202612

    2016-2030

    “on ”SDGs

    : HTB

    2016-2030(SDGs)

    2014-2026 150

    ⇨3F 5F 8F

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