20160214 fintech革命

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Fintech 革革

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Economy & Finance


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Fintech革命

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2007年に起きた最も革命的なことは何か?

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目次Chapter1 世界が揺れているChapter2 キーマンが明かす革命の行方Chapter3 壁を壊した先行者たちChapter4 ビットコインは死んでいないChapter5 ウォーミングアップする金融機関Chapter6 Fintech時代の法制度を考える

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Fintechで出来ること1. 個人財務管理

– あちこちの銀行やクレジットカードの利用履歴をスマホに集約2. 融資

– 決済データを基に人工知能が自動的に運転資金を貸出3. 決済

– スマホをお財布や POSレジに変身させ、個人も会社も買物に新体験4. 投資支援

– 人工知能に資産の運用を託し、株や債券の取引を全自動化5. 経営・業務支援

– 会計や給与計算等、企業にまつわる煩雑な業務を効率化 6. 暗号通貨

– 暗号を使った新しい形の通貨を用いて、銀行網に頼らずに送金

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貨幣の役割• 交換手段• 価値尺度の機能• 価値の保存手段

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トランザクション貸出とリレーションシップ貸出貸出の種類   重視される情

報 主たる対象企業 適した貸出組織

トランザクション貸出

財務諸表貸出 ハード(財務情報)

透明性の高い大企業・中小企業 大規模・階層構造

アセットベーストレンディング

ハード(資産価値)

情報が少ない中小企業 大規模・階層構造

クレジットスコアリング ハード(財務情報・返済履歴)

情報が少ない零細企業 大規模・階層構造

ファクタリング ハード(資産価値)

情報が少ない中小企業 大規模・階層構造

リレーションシップ貸出 ソフト 情報が少ない中小企業及び零細企業 小規模・フラットな組織

出所: Berger, A. and G. Udell (2005) “Relationship Lending and Lines of Credit in Small Firm Finance” Journal of Business 68, 351–381.

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金融システムの機能1.資金決済2.資源のプール化及び小口化3.資源の時間及び場所を超えた移転4.リスクの管理5.情報提供6.情報の非対称性に伴うインセンティブ問題への対処

金融システムは、財、サービス、そして資産の交換を容易にするように取引を精算し、支払いを決済する方法を提供する。金融システムは、大小保な事業を行うために必要な資金をプール化し、分散投資を促進するためにそのような事業の持ち分を小口化する手段を提供する。金融システムは経済的資源を異時点、異地点あるいはことなる産業のあいだで移転するための手段を提供する。金融システムは不確実性に対処して、リスクをコントロールする手段を提供する。金融システムは、経済の様々なセクターで行われる分散化された意思決定を調整する価格などの情報を提供する。金融システムは、取引の一方が他方の持たない情報を持っているとか、一方が他方の代理人である場合に生じ得る(いわゆる情報の非対称性に伴う)インセンティブ上の問題に対処する方法を提供する。

出所:マートン他『金融の本質』野村総合研究所

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ネットで進化する人類第 1章テクノロジーの前あし、アートの触覚

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スペキュラティブ・デザイン

「いくつもの点、いくつもの可能性のある場所で議論を重ねていくうち、「やはり私は同性カップルが子供を産むことには反対したい」もあれば、「いや、それも認められるべきだ」と思考が変化していくこともある。その思考の変化によって、未来のテクノロジーやサイエンスのあり方も大きく変化していく」

「スペキュラティブ・デザインとは、ここにある未来像をスポットしてばらまいていくような作業ともいえる。」

現在Probable 恐らく起る未来

Potential起こりうる未来

Possible不可能でない未来

・・・

・・

・・・

・・ ・

・Preferable望ましい未来

・・

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ディスカッションテーマ

Fintechは今後我々の生活や働き方をどのように変えていくのだろうか?

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僕らの仮説が世界をつくる作家とそうでない人の分水嶺は「頭の中にもうひとつ別の世界があるかどうか」です。作家がストーリーを考える、といいますが、そばにいると、「考える」というより、「トリップして、観察して、ドキュメンタリーを撮ってきている」感じなのです。小山宙哉さんが「宇宙兄弟」を作っている時は、本当にマンガの舞台である 2025年に移動して、ムッタの横に行って、そこでカメラを回していて、それで帰ってきている。だから、理系でもなく、工学の知識がまったくないにもかかわらず、研究者が「どうやって解決策を思いついたのか?」としつもんするくらいのアイディアを作中に描いたりできるのです。

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鈴木さんにもわかるネットの話• リアルの世界と鏡像関係にあるような未来のネット社会、という単純なモデルは他人に説明するビジネスプランをつくるとき、とても使いやすいのです。

• 新聞、雑誌等のオールドメディアに対するネットメディアという図式。広告代理店に対するネット広告代理店。証券会社に対するネット証券。銀行に対するネット銀行。ネット生保にネット電話にネットスーパーと、なんでもネットをつければ新しいビジネスモデルが出来るのです。• ビットコインが自慢する画期的な P2Pの取引の仕組みは、政府から通貨発行権を認めてもらうまでの方便として有効な間しか使用されず、結局はサーバー型のシステムに代替される運命なのです。

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仮想通貨革命同じことが通貨革命についても言えるのである。この動きは押しとどめることは出来ない。なぜなら仮想通貨はコンピューター技術の進歩によってもたらされたもであり、従来の通貨より優れているからである。そして、優れているものは、劣るものをいつかは駆逐するのである。(仮想通貨について)変化の大きさや方向も、どのようなスピードで進展するのかも、現時点では確たることは言えないのだが、場合によっては、所有権という概念自体に大きな変更が生じるかもしれない。それだけでなく、経済取引の広範な分野について、大きな変化が生じうる。さらに、組織や社会の構成原理にも影響が及び可能性がある。

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財・サービス市場

労働市場

金融市場

・垂直統合、系列・大量生産・クローズド市場・自動車、産業機器等

・終身雇用・年功序列・企業内労働組合

・間接金融・メインバンク制・株式持ち合い

戦後〜 90年代 2000年以降

・水平分業・モジュール化・オープン市場・ PC、スマホ、ソフトウェア等

・直接金融・クラウドファンディング・株式持ち合い解消・M&A等

・労働市場の流動化・クラウドソーシング

2015年以降

これからの市場と Fintech

・インダストリー 4.0・インダストリアルインターネット・ IoT・多品種少量生産・メーカーズ

・フリーエージェント時代

・ Fintech・ Bit coin等・クラウドファンディング

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ワールドカフェ

• 「人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考えに基づいた話し合いの手法。

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World Café形式

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World Café形式

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World Café形式

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自己紹介• お名前• ご所属 (仕事等 )

• 参加したきっかけ 及び気になった記事

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ディスカッションテーマ

Fintechは我々の生活や働き方にどのような影響を与えるのだろう?