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平成26年度 青少年交流事業モントルー(派遣) 公益財団法人千葉市国際交流協会

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Page 1: 平成26年度 青少年交流事業モントルー(派遣) 報 …(1)忘れることのできない モントルーの日々/Never forget the memory of Montreux 飯窪 万柚子

平成26年度 青少年交流事業モントルー(派遣)

報 告 書

公益財団法人千葉市国際交流協会

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公益財団法人千葉市国際交流協会

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目 次

1.派遣概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

2.滞在日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

3.研究レポート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

(1)観光学の視点から見るスイスの交通機関・システム

飯窪 万柚子

(2)スイスの食生活について

神崎 菜都美

(3)スイスにある産業

茂木 翼

(4)スイスのお城について

武居 日向子

(5)モントルー市役所における職員研修

千葉市総務局総務部人材育成課 三澤 麻美(引率者)

4.滞在感想文(日本語/English)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

(1)忘れることのできない モントルーの日々/Never forget the memory of Montreux

飯窪 万柚子 Mayuko Iikubo

(2)いつかまた会える日まで/Until we meet again

神崎 菜都美 Natsumi Kanzaki

(3)スイス滞在の感想/Exchange between Montreux and Chiba

茂木 翼 Tsubasa Moki

(4)Switzerland × Japan/Switzerland and Japan

武居 日向子 Hinako Takei

(5)モントルー市滞在の感想/My impression of staying at Montreux

千葉市総務局総務部人材育成課 三澤 麻美 Asami Misawa(Chaperon)

5.記録写真(思い出の写真)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27

(1)飯窪 万柚子

(2)神崎 菜都美

(3)茂木 翼

(4)武居 日向子

(5)三澤 麻美(引率者)

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1.派遣概要

(1)派遣都市 スイス連邦・ヴォー州モントルー市

(2)派遣期間 平成26年7月28日(月)~平成26年8月12日(火)

(3)派遣者 大学生3名、社会人1名、引率者 1名

(4)滞在形態 一般家庭にホームステイ

2.滞在日程

日 曜 交流内容 写真

1

7/28 月 10:25 LX161 成田発

17:00 LX2810 チューリッヒ発(経由)

*ジュネーブ空港出迎え

20:30 頃 ホストファミリー家着

2

7/29 火 Lausanne(ローザンヌ)

AM:旧市街、大聖堂

PM:ヴォー州議会、レザン大学・EPFL、

オリンピック博物館

3

7/30 水 Berne(ベルン)

AM:旧市街、大時計、市場、ベルンの熊

PM:スイス国会議事堂、ショッピング

4 晴 7/31 木 自主研究

5

8/1 金 10:30 建国記念日 式典出席

MP(マーケットプレイス)まで市旗を

持って行進(~13:00)

6 晴 8/2 土 自主研究

7 晴 8/3 日 自主研究

8

8/4 月 Martigny(マルティニ)

AM: Léonard Gianadda 博物館

PM: コロッセオ、セント・バーナード館

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8/5 火 公式晩餐会

AM:印刷会社、製本工場、市営墓地見学

18:00~ 公式晩餐会

10

8/6 水 チョコレート・トレイン

AM: チーズ工場、ショッピング

PM: 昼食(チーズフォンデュ)、

チョコレート工場

11

8/7 木 スポーツデー

AM: 電車で Glion(グリオン)へ、

山歩きで下山(約 1.5 時間)

PM: スタンディング・パドル、

ビーチバレー

12

8/8 金 市内(周辺)観光

AM: モントルー市についてのプレゼン、

シヨン城

PM: 遊覧船(シヨン城~モントルー)、

消防署見学、Rochers-de-Naye の

頂上へ(電車で約 1H)

13 晴 8/9 土 自主研究

14

8/10 日 Zermatt(ツェルマット)

AM: 町を散策、マッターホルンを望む

PM: フォークロア・パレード見学

15

8/11 月 朝:電車でジュネーブ空港へ

*ジュネーブ空港まで見送り

11:00 LX2809 ジュネーブ発

13:00 LX160 チューリッヒ発(経由)

16 雨 8/12 火 7:50 成田空港到着

自主研修日は、ホストファミリーとともに過ごした日

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3.研究レポート

観光学の視点から見るスイスの交通機関・システム

飯窪 万柚子

【研究テーマ選定理由】

現代の日本社会で主な移動手段として利用されているのは自家用車や鉄道である。日

本自動車工業会によると、日本の自家用車所有率は人口 1000 人あたり 466 台、スイス

は 425 台となっている。また、鉄道の利用率も日本人は年間 70 回なのに対しスイス人

は 51 回と数字を見ると日本の方が双方とも高いのが分かる。しかしながら実際にスイ

ス・モントルー市に滞在してみると、日本よりも有効に鉄道などの交通機関を利用して

いるのではないかと感じた。そのため自らが学んでいる観光学の視点からスイスの交通

機関について研究してみたいと思い、上記のテーマに設定した。

【本論】

スイスの鉄道会社は SBB と呼ばれるスイス連邦鉄道が有名である。SBB は 1902 年に

創設された国有の鉄道会社であり日本でいう国鉄時代の JR と似た位置づけである。ス

イス全土に線路を伸ばし多くの国民や観光客が利用している。実際、私たちも滞在期間

中に何度も乗車したのだが、その際にスイスパスという乗車券を使用した。このスイス

パスは鉄道だけではなくバスや船も対象になり、パスには利用者の氏名や有効期間など

が記載され、乗務員が来た際にパスを見せることで運賃を支払っていることを証明する

のだ。このパスにより、利用者は毎回切符を買う手間が省けるメリットがある。さらに

は交通機関のみならず美術館など様々な観光地で割引サービスが受けられるという特

典があるのもスイスパスの特徴だ。日本の場合、鉄道会社それぞれで 1日乗車券の販売

はあるがこのパスのように全ての交通システムに共通する券はないのではないか。観光

客は限られた時間の中で一つでも多くの有名観光地に足を運ぼうとする傾向があるた

め、上記のような 1枚持っているだけで様々な施設でサービスが受けられる点は観光客

の行動パターンを上手く利用したサービスである。プランになかった観光地へも足を運

ぼうとする人も見込め、観光地の PRにも役立っていると考える。

滞在中使用したスイスパス

また、SBBの他にもモントルーに滞在している際に利用した路線のひとつにゴールデ

ンパス・ラインというものがある。この路線の目玉の一つはチョコレート・トレインで

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ある。モントルー駅から特別にクラシック調に塗装された車両に乗車してグリュイエー

ルのチーズ工場やチョコレート工場を訪れるパッケージツアーとなっている。近年、日

本でも観光列車、工場見学ともに人気を博しているが鉄道会社が 1つのパッケージツア

ーを観光客に提案するスイスの形は新しいのではないか。日本ではツアー会社が仲介と

なり計画するが、鉄道会社や食品会社が主体となり人気の 2つを上手く組み合わせてお

互いの利益になるような形態を作ることが出来れば、更なる観光の発展につながるので

はないかと考える。

国民の足、ゴールデンパスライン

また、私はスイスで交通機関を利用する際に驚いたことがある。それは列車の駅に改

札口がない点やバスで乗務員の確認がないまま乗降車する点である。聞いてみると観光

客に上記で紹介したようなスイスパスがあるのと同時に、国民の多くは顔写真付きのカ

ード(GA・Half-Fare Card)を持参していることがわかった。このカードは 1~3 年の有

効期間の下に値段によって全ての交通機関が乗り放題になったり、半額で乗車券を購入

できたりするものである。このカードのおかげで駅に改札は不必要なのだ。また日本の

ように大々的な乗車券売り場は存在せず、利用者はそのまま列車に乗り車内で乗務員の

チェックを受けるという流れになっている。バスを利用する際にも日本のように運転手

が運賃や行き先を確認することがない。しかしながら両者とも抜き打ち検査のように別

の乗務員が乗車してきちんとパスを携帯しているかを確認することもあるという。現地

の多くの人は常に携帯しているため違反になることはないのだが、稀に不携帯で高額の

罰金を徴収されることもある。この点から考えると、日本では必ず運転手が確認する決

まりがあるために確実に乗客が払う習慣になっているが、スイスのようなシステムは故

意に持参していないのにも関わらず、乗務員が乗っているタイミングに当たってしまう

と高額徴収を受けてしまう恐れがあり、日本での導入はなかなか推進できないのではな

いかと考える。しかし、毎回乗車券を購入するのではなくカード式にし、全交通機関で

統一するという方法については日本でも出来るのではないか。現在日本では、Suica や

Pasmoのようなカード式の定期券があり全国の鉄道で共通して利用できるようになった。

このことで利用者も増え、確実に浸透している。しかし現状では定期券として利用でき

るのは鉄道やバスのみで全てを網羅している訳ではない。交通網が発達している日本だ

からこそ、スイスの全交通機関統一式の定期を導入することで電車やバスの利用が更に

スムーズに、そして利用者が少ない交通機関も使う機会が増えるのではないかと考える。

また、ベルンの町のように路面電車(トラム)を有効的に活用するのも日本に取り入れ

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るべき点だと感じた。以前は日本にも多くの路面電車が走っていたというが近年ではそ

の数が減少している。冒頭で述べたように車の利用率が高い日本では有名な観光地に出

向く際に駐車場の数不足が問題となっている。駐車場不足に伴い路上駐車が増え、結果

的に景観を損ねたり地元住民の迷惑となってしまうのだ。そこで各観光地の近くまで路

面電車を引くことが可能になれば、工事費はかかるものの駐車場の問題は解消され、珍

しさから多くの利用者が見込めるのではないかと考えた。近年問題になっている温暖化

の原因でもある排気ガスの排出も路面電車の導入により抑えられると感じた。

2週間の滞在を通し、日本にはない交通機関の利用方法や日本でも採用したいと思え

るようなシステムがスイスやモントルー市にはあると感じた。観光客を対象にしたスイ

スパスや現地の人を対象にした GA・Half-Fare Card など様々な人に対応した仕組みが

あり、観光学の視点から考えても利用者の増加等のメリットになっていると思えた。ス

イスで用いられている仕組みは同じように交通網が発達している日本とは異なる視点

から考えられた一歩先をいくものであり、日本でも今後、上記のようにスイスの交通機

関の仕組みやサービスを参考にしながら国民の生活の足のみならず観光立国として海

外からの観光客の人にもスムーズに利用してもらえるような交通網の整備・工夫が必要

だとこの研究を進めていくことで感じた。

【参考】

●日本自動車工業会

(http://www.jama.or.jp/world/world/world_2t1.html)

●Swiss info

(http://www.swissinfo.ch/jpn)

●スイス公式情報サイト

(http://www.swissworld.org/jp/economy/transport/mobility/)

●スイス政府観光局

(http://www.myswiss.jp/jp.cfm/home/)

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スイスの食生活について

神崎 菜都美

【研究テーマ選定理由】

私は出国前、異国での食生活にかなりの不安を持っていた。しかし、スイスでの食生

活は私にとって魅力的なものだった。そこで、私の大好きなスイスの食生活を通して、

スイスの魅力をアピールしたいと考えた。

(1)スイスでの食生活の印象

スイスの食生活は非常にシンプルであった。食べている品目の数は日本よりも少ない

のではないかと思われる。(パン+おかず 1 品という感じで)栄養のあるものを少量食

べているという感じを受けた。2 週間を通して、チーズやワイン、チョコレート、ビー

ル、ソーセージなどを食べる機会が多くあった。ここでは、最も身近に感じたチーズと

ワインについてスイスの特徴をまとめた。

①チーズについて

2週間の滞在期間を通して最も多く食べていたと思われるのはチーズである。

スイスと言えばチーズ!というイメージを持っている人も多くいるのではないだろ

うか。スイス国民の年間あたりのチーズ消費量は、1 人あたり 21.1kg、日本国民の年

間あたりのチーズ消費量は、1 人あたり 2.4kg なので、スイス国民は、日本国民の約

9 倍ものチーズを消費していることになる。実際に、毎日、毎食のようにチーズが食

べられていた。チーズフォンデュやラクレットなど、様々なチーズ料理があり、スイ

スの国民的ジュース rivella (チーズを生成する時に生じる乳清を加工したジュース)

も毎日のように飲んでいた。スイスでは、グリュイエールチーズという種類のチーズ

がよく食べられていた。このチーズは、数か月間熟成させることによって作られる。

放っておくと熟成が進み、味が変わってしまう。

一方、日本でよく食べられているチーズは、何種類かのチーズをブレンドさせ、加

熱して菌を殺し、これ以上熟成が進まないように加工されている。このようなチーズ

はプロセスチーズという。グリュイエールチーズはプロセスチーズに比べると、味も

香りも強い。パンやワインによく合いそうな味であった。チーズが好きな人は、スイ

スでの食事をかなり楽しめると思われる。

②ワインについて

昼夜問わず、ワインがよく飲まれていた。スイスでは、法律上 16 歳からワインを

飲むことが許される。ちなみに、ビールも 16 歳から飲むことができる。18 歳になれ

ば成人としてみなされ、すべてのお酒が飲めるようになるそうだ。サタデーマーケッ

ト(フリーマーケットのようなもの)には、ワイン飲み放題コーナーが設置されてお

り、レストランのランチでも、ワインを出されることが多かった。スイスのワイン消

費量は世界第 8 位であり、世界的にみてもワインの消費量は多い。

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私はいままで ワイン=おしゃれなもの というイメージを持っていた。しかし、

ホストマザーによると、スイスでは、ワインは非常に身近な飲み物で、スーパーなど

で安く手にいれることができるらしい。ワインがあることは、当たり前のことのよう

だ。

家の近辺にも、ワインの原料となるぶどうが栽培されており、お城を見学に行った際

にも、周辺にぶどう畑を見ることができた。

私はワインを飲む機会なんてめったにないので、日本との違いはあまりよく分から

なかったが、スイスの食生活だからこそワインがおいしく感じるのだと思う。チーズ

もパンも、ワインと一緒に食べると一層素敵に感じた。

(2)食生活の影響

このような食生活が、生活や健康にどのような影響を与えているのかどうか、考えて

みた。チーズなどの乳製品には骨や血管を若く保つ効果があり、赤ワインには、がんや

心臓疾患の予防に役立つ効果がある。世界の死因の第 1 位は虚血性心疾患であり、スイ

スの食生活から、このような病気の予防ができるのではないかと考えられる。このこと

が、スイスが長寿の国である理由の 1 つになっているのではないだろうか。

(3)最後に

日本とスイスの食生活には、他にも多くの違い(炭酸水をよく飲む、常にナイフとフ

ォークで食べる、など)があって面白いと感じた。美しいスイスで、大好きなホストフ

ァミリーと一緒だったから、どんな食事もおいしく感じたのだろうと思う。スイスは私

にとって、本当に素晴らしい国だった。

【参考】

●神奈川県栄養士会HP

(http://www.kana-eiyo.or.jp/life.html)

●ワールドファインワインズHP

(http://www.worldfinewines.com/Home/61115redwineextract.html)

●ワインインスティテュートHP

(http://www.wineinstitute.org/)

●チーズフェスタウェブHP

(http://www.cheesefesta.com/consumption.html)

●雪印メグミルクHP

(http://www.meg-snow.com/cheeseclub/knowledge/shurui/p-cheese/index.html)

●スイス情報ブログ

(http://swissnote.info/switzerland/swissfood/rivella/)

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スイスにある産業

茂木 翼

【研究テーマ選定理由】

今年度(平成 26 年度)の千葉市、スイス・モントルー市との青少年交流事業の派遣に

おいて、農・商・工業のバランスが取れており、多様な景観を持つ千葉市と比較して、

スイス・モントルー市ではどのような産業が行われているのかを学ぶべく産業をテーマ

とした。

【概要】

スイスと言えば「アルプスの少女ハイジ」をイメージとして取り上げる人も多いだろ

う。緑あふれる自然とアルプスを背景に、山岳部ではヤギや牛が放し飼いにされている。

巨大な円形のチーズも想像できるだろう。

「農業と酪農の国」のイメージも強く、景観保護、地域活性、食料供給の観点から重

要な産業の一翼を担っている農業だが、実際に農業に従事する人口の割合は全体の 4%

に過ぎない。また農地の 4 分の 3 が草原と牧草地であるが、スイスは気候的、地理的条

件の影響により穀物栽培や耕作が不可能な農地が多く、穀物などは平地の多い中部平原

で栽培されており、約 3 分の 1 の農家が穀物を栽培している。

統計上ではこのように書かれているが、町中にもかかわらず坂にはワインの原料とな

るブドウ畑があり、線路沿いにすら牛やヤギが放し飼いにされており、それらが我々の

持つ「ハイジ」イメージを一層強く印象付けさせている。今回はチーズ工場、チョコレ

ート工場、カタログ製本工場の 3 工場の見学が出来たので、詳細を記述する。

(1)ラ・メゾン・デュ・グリュイエール

年間国内生産量 16 万トン、国民一人あたりの年間消費量 19.8kg(2008 年調べ)を誇る

チーズは、スイスにとってなくてはならない要素のひとつである。下図は工場内展示パ

ネルを基にしたグリュイエールチーズの消費量の国別割合をグラフにしたものである。

今回見学した工場における、グリュイエールチーズの 2010 年での総生産数は 29,000

トンであり、そのうち 59 パーセントはスイス国内で消費される。

スイス

59%アメリカ

10%

ドイツ

9%

フランス

7%

その他

15%

グリュイエール・チーズ消費量

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原料である牛の生乳についての解説から実際にチーズを

造る工程を日本語の音声ガイドと、フランス語、ドイツ語

または英語で書かれたパネル等により見学ができる。

グリュイエールチーズの特徴は外皮が黄褐色で硬い点、

穴が空いていない点である。フランス産のグリュイエー

ルチーズはこの名称を使う条件として、サクランボほどの

大きさの穴を空けなければならない。入り口にて試食用の

チーズが配布され、チーズの熟成期間により風味が異なることがパッケージに記載され

ており、それぞれ試食することが出来る。

こうして出来上がったチーズは主にスイス、ヨーロッパやアメリカにて販売され消費

される。HPにはチーズ料理を用いたレシピも掲載されており、チーズ料理の多様さや、

いかにチーズになじみ深いかを垣間見られる。

(2)メゾンカイエ‐ネスレ

スイスでは国民一人当たりの年間チョコレート消費量は約 12kg(2012 年調べ。参考:

http://www.afpbb.com/articles/-/2960551?pid=11145740)もあり、スイスの産業にお

いてチョコレートは欠かせない要素の一つである。カイエはフランソワ・ルイ・カイエ

により設立された、スイスで最も古い歴史を持つチョコレートブランドである。1929

年にネスレと合併した。

メゾンカイエ内ではアトラクションにより、カカオの発見からチョコレート誕生の歴

史、カイエの設立から現代に至るまでを体感することができる。また、カカオやギャバ

などの原料を実際に触ることや、オートメーション工程を、個包装されひとつのチョコ

として完成されるまで見学が可能、最後にはカイエチョコレートの試食もできる。

(3) m+s reliure

派遣生の父親がお勤めされている職場に見学させていただいた。1918 年に設立され

た産業製本会社であり、印刷工場、製本工場を案内していただいた。産業用のカタログ

を主に取り扱っており、過去の制作物の中に日本語の製品カタログも見られた。

印刷工場では鮮明な写真印刷に適したオフセット印刷が主流で、色を重ねることで印

工場内のパネルにて

クランチにチョコをコーティング、冷凍、個包装され製品となるまでを見学

可能。

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刷に凹凸をつける工程も見せていただいた。製本工場では、印刷工場から出荷されたペ

ージを裁断、ページを重ねて折り目をつけ、糸を通して製本し、表紙を挿入するまでの

オートメーションを見学。ノベルティ数点と、廃棄予定であったカタログをいただいた。

個人的に言うならば、印刷工場はオフィスと一体になっており、クライアントが直接

現場を視察できる点に感心した。以前勤めていた企業と印刷物は異なるが、印刷のノウ

ハウはほとんど変わらないため安心して聞くことが出来た。

【まとめ】

スイスといえば連想するチーズとチョコレート、ふたつの工場を見学できた。どちら

も古くからスイス内で受け継がれてきた産業であり、歴史を丁寧に解説、また初期に製

造に用いていた鍋なども残されており、伝統を重んじる精神を垣間見た。工場内は見学

者にとてもわかりやすく、パネルなどを展示し、工程を俯瞰して見ることが出来、両工

場において実際に触る体験をすることで一層身に覚えやすいものであった。今回紹介し

た以外にも、ワインの原料となるブドウ畑をモントルー市内のいたる所で見ることが出

来た他、レセプション前に牛の搾乳場面を見学した。農業でいえば千葉市も落花生やニ

ンジン、ブドウなどの果樹栽培も盛んであり、花見川区でも畑のある風景を見ることが

出来る。どちらも生活の中に溶け込んだ産業であり、風景を情緒あるものにしているの

だろう。

スイスの産業を見る中で、千葉市に住む皆が知っている産業をもっと推進することが

出来ればと考えた。近年では工場の内部ないし製造工程を紹介するテレビ番組が増え、

見学しやすい施設、工場があちこちに見られるようになり身近に産業を感じるようにな

った。工場としての機能はもちろんだが、見学に楽しみを持たせより身近に感じてもら

えることにより身近に産業を感じてもらえる、郷土愛を持ってもらえるのではないかと

考える。

両面印刷対応のオフセット印刷機はハイデルベル

ク社のスピードマスター。CMYK+特色を着色後、

2 つのドライヤーでインクを乾かし、裏に反して

印刷できる。

糸で縫い合わせ、ページを留める機械。

赤いページを 1 冊として自動認識する。

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【参考】

●Le Gruyere AOP

(http://www.gruyere.com/en/?vt=int)

●Cailler

(http://cailler.ch/en/maison-cailler/attraction/information/)

●M+S reliure

(http://www.reliure.ch/)

●Federal Office for Africulture スイス連邦農業局

(http://www.blw.admin.ch/index.html?lang=en)

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スイスのお城について

武居 日向子

【研究テーマ選定理由】

私が今回このテーマにした理由は、スイスで実際に訪れお城の歴史について詳しく知

りたいと思ったからです。私が今回取り上げたお城は二つです。どちらも長い歴史を持

っています。

【本論】

グリュイエール城について、まずご紹介します。このお城の築城は 1270 年~1282

年で城郭構造は“Carre Savoyard”式と呼ばれ、当時広く行われていた形式です。グリ

ュイエール城の紋章に鶴がデザインされているのは、フランス語で「グリュ」が「鶴」

という意味だからだといわれています。お城は 11 世紀から 16 世紀まで 19 代にわたっ

て栄えたグリュイエール伯爵が所有していましたが、1554 年に財政難にあえいだグリ

ュイエール家最後の伯爵ミッシェルは城と領地を手放すことを決意しました。そして、

当時債権者だったフリブール市とベルン市がグリュイエール地方を分割所得しました。

お城は 19 世紀半ばまで司法官庁、あるいは知事の住まいとして使用されました。その

後 Bovy 家と Balland 家が 1849 年に共同でお城を購入しました。再びお城がフリブー

ル州に接収されて博物館になったのが 1938 年です。

上の写真はグリュイエール城の中庭です。この庭は 20 世紀初頭に Balland 家によっ

てフランス式庭園として造成されました。お城の中にはいろいろな歴史的な場所も多く、

ブルゴーニュの間は 1476 年の「モラの戦い」でスイス連合軍に敗れたブルゴーニュ公

国のシャルル突進公は彼の父であるフィリップ善良公は「金羊毛騎士団」を創設しまし

たが、騎士道文化を象徴するために勝利に沸いたスイス軍がシャルル突進公の財宝の中

から奪った戦利品の三枚のマントをこの間に展示してありました。

ファンタスティク・アートの間には、ジブリ作品の天空の城ラピュタを思わせるよう

な絵が何枚も飾られていました。他にも、狩りの間や音楽の間、騎士の間など数多くの

部屋があり、一つ一つが違った独特の雰囲気がありました。

次に紹介するのは、シヨン城です。シヨン城の正確な築城はわかりません。なぜなら、

シヨン城が建つ岩盤には青銅器時代から人が住んできたことが明らかになっています

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が、お城についての最古の記述は 1150 年から始まっています。先に紹介したグリュイ

エール城の築城が 1270 年ですから、シヨン城はそれよりも 120 年も前から存在するこ

とになります。シヨン城も多くの歴史があり、その中には悲しい歴史もあります。

シヨン城の歴史は大きく分けると三つになります。一つ目は 12 世紀から 1536 年の

サヴォア家領時代です。この時代にはイギリス詩人のロード・バイロンが 1816 年にう

たった詩「THE PRISONER OF CHILLON(シヨンの囚人)」の舞台となったボニヴ

ァールの牢獄にフランソワ・ボニヴァールが幽閉されていました。オーラ・マグナと呼

ばれる部屋では、接見やレセプション、パーティーなどに使用されていました。また、

臣下を呼んで、裁判をこの部屋で行うこともありました。1536 年にベルン地方のスイ

ス人がヴォー州地方を征服し、シヨン城を占領しました。これによってサヴォワ家領時

代は終わります。このとき、フランソワ・ボニヴァールは征服してきたスイス人によっ

て釈放されました。

二つ目の時代は 1536 年~1798 年のベルン人所有時代です。260 年間以上にもわたり

シヨン城は要塞や武器庫、そして牢獄として使用されていました。この時代はお城の至

る所が牢獄などにされていました。サヴォワ家時代、サヴォワ伯爵・公爵のプライベー

トの礼拝堂として使用されていた礼拝堂も、この時代には物置部屋・火薬庫として使用

されていました。アランジュの部屋は 13 世紀には寝室として、この時代にはブドウの

圧搾所、火薬庫として使用されていましたが、14 世紀には大砲の倉庫となりました。

1798 年のヴォー州革命後、ベルン人たちは城を去りました。これでベルン人の時代は

終わりました。

そして最後の時代は 1798 年~現在のヴォー州所有時代です。正確に言うとシヨン城

がヴォー州の所有物になったのは 1803 年のヴォー州設立時になります。19 世紀から改

修工事が行われていて、現在まで工事は続いています。

右の写真は天守閣から見たレマン湖です。お城の周辺一帯が湖なので要塞として適し

ていました。お城の至る所からレマン湖がよく見

えました。たとえば、フランソワ・ボニヴァール

が入れられていたボニヴァールの牢獄へ向かう

通路からもレマン湖が見え、レマン湖の上にお城

が浮いているような感じでした。また、周りが

レマン湖だったことが原因で起きた悲劇の話も

あります。子供を身ごもった母親が、レマン湖に

落ちた自分の子供を助けようとして自ら湖へ入り、溺れ死んでしまいおなかの子供も死

んでしまったという悲劇です。それ以来、シヨン城は悲劇のお城として、今日までに多

くの作品に取り上げられてきました。

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モントルー市役所における職員研修

千葉市総務局総務部人材育成課 三澤 麻美

【研究テーマ選定理由】

現在の私の担当業務である「研修を通じた千葉市職員の育成」は、非常に重要でやり

がいのある仕事である。と同時に、すぐには成果が見えなどの難しさも併せ持っている

と感じている。

本研究を行うに当たっての目的は、モントルー市役所の職員研修について調べること

により、これまでの自分にはなかった視点や気づきを得ることであった。なぜなら、日

本国内の同規模の自治体の職員研修について調査をする場合、もちろん参考になる点は

多いものの、程度の差はあれ基本的な方向性は同じである場合が多いからである。そこ

で、国も文化的背景も、また千葉市とは規模も異なるモントルー市役所から、何か新し

い着眼点を得られるのではないかという思いから、研究テーマとして選定した。

【モントルー市役所の職員研修に関する考察】

具体的な研究方法として、3人のモントルー市職員に対してインタビューを行った。

1人は人事部門の事務方のトップに当たるペルネ氏で、おもに職員研修の全体像につい

て、30分ほど話を聞くことができた。あとの2人は公園部門のチーフ・カラード氏と、

清掃部門のチーフ・ルーマン氏で、両氏には技術職の研修に関する具体的な話を同じく

30分程度伺った。

公園部門のカラード氏(左)、清掃部門のルーマン氏(右) 人 事 部 門 の ペ ル ネ 氏

3氏へのインタビューから、千葉市役所と比較して特徴的であると感じた点を、3点

挙げてみたい。

(1)「人材育成課」がない点

ペルネ氏によると、モントルー市役所の人事部門には、千葉市役所における人材育成

課のように「自前で研修を企画・運営」する課や組織はないとのことであった。これは

モントルー市が本市に比べて小規模であることも関係していると思われる。だが、以下

の2点の違いも大きく関連していると感じた。

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(2)外部研修機関を活用している点

モントルー市役所の職員研修は、外部機関における研修を基本としている。例えば、

①管理職に昇格した際に受講する「マネジメント研修」や、②技術系職員がその分野の

知識・技能を高めるための専門研修があるが、いずれも外部のマネジメントスクールや

専門機関を利用している。このことが、(1)の理由にもなっている。つまり、「自前で

研修を企画・運営」する課を持つ必要性が低いのだと言える。

なお、本市でも、②については専門機関への派遣研修で対応している。対して①のよ

うな役職に対応した研修を含めて、人材育成課主催で対象者や受講希望者が一堂に集ま

る集合研修形式が中心となっている。(ただし、実際に講義を行うのは、外部のプロ講

師に委託する場合と、職員が講師を務める場合とがある。)

(3)職場が人材育成の中心になっている点

上記(2)の②のように、職種ごとに求められる能力を養成する研修は、業務に直結

しているため、職場において、誰がどの研修を受講するかを決定する。技術系職員だけ

でなく、事務系職員も同様で、国際交流部門の職員が英会話を、財政部門職員が会計を、

専門学校等で学ぶといったことが職場の判断で行われている。

また、技術系の職場では、上司やベテラン職員による技術面・安全面の知識や技能伝

承のための研修会など、職場研修(OJT)も定期的に行われているとのことだった。

一方で、職員研修における人事部門の役割は、(2)の①のような役職ごとの研修の

受講に関することと、研修全般の費用を負担することなど、非常に限定的であった。

【まとめ:研究を通して気づいたこと】

今回は、インタビュー時間が限られていた上に、対象者3人ともモントルー市秘書官

のクリスティヌ・ビズ氏に英語⇔フランス語の通訳をしていただきながらのやり取りで

あった。そのため、本レポートとしてまとめる段階で、調査不足・情報不足を痛感した

ところである。

しかし、インタビューによって知り得た情報から両市の違いを抽出することで、自ら

の状況が客観的に見えてきて、多くの気づきを得ることができた。このことをもって、

本研究の当初の目的は果たすことができたと考えている。また、今回のようなインタビ

ューをさせていただいたこと自体が、貴重な経験となったことは言うまでもない。

今後も、市職員に求められる能力や資質はさらに増えていくことが予想される。そう

した状況に対して、自前の集合研修を充実させることももちろん重要である。だが、そ

れだけではいずれ対応できなくなることは間違いない。そこで、職場における OJT を

さらに支援していき、人事育成課としては OJT では対応できないような研修に特化す

る方向に向かうことになるのではないだろうか。

今回の自主研究を通して得た貴重な気づきと経験は、周りの職員とも共有し、今後の

業務に生かしていきたいと考えている。

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4.滞在感想文(日本語&English)

忘れることの出来ない モントルーの日々

飯窪 万柚子

出発が近づいてきた 7月中旬、私は例えようのない不安を抱えていました。事前にホ

ストファミリーのクララとは連絡を取り合っていましたが、それでも今回が初めてのホ

ームステイということもあり生活や会話・文化のことなど様々な不安が残っていました。

しかし長時間のフライトを経てモントルー駅に笑顔で出迎えてくれたクララ一家を目

の前にするとそのような不安は一気に払拭され、これから始まる日々を楽しみに思うこ

とができました。滞在中クララやファミリーはいつも私のことを気にかけてくれて本当

に快適な生活をさせて頂きました。

他のモントルーのホストファミリーもとても明るくフレンドリーで毎日が充実し楽

しい日々を過ごすことができました。お城や教会などを見て周るときはひとつひとつ丁

寧に説明してくれ、単に観光として来るだけでは得られない情報や知識を得ることが出

来たと思います。当初不安だった言語も一生懸命話すことが大切であると感じ、積極的

にコミュニケーションを取ることが相手との信頼関係を構築するために欠かせない要

素だと感じました。英語がスラスラと上手く話せるか話せないかではなく、いかに話そ

うという姿勢を持って取り組むかが大切であることをこの事業を通して学ぶことがで

きたと思います。同時にまだまだ現在の自分の英語力では相手に完全に伝わらない部分

もあることを実感し、より熱心に取り組もうと思いました。

お互いに日本語とフランス語を教えあったり、ゲームをしたりこの 2週間は本当に笑

顔の絶えない日々になりました。感想文 1枚だけでは語り屈せない多くの大変貴重な経

験をさせて頂けたのも千葉市やモントルー市の方々、家族やホストファミリーのおかげ

であり心から感謝申し上げたいと思います。1年後、今度は私たちが彼らに素敵な思い

出をつくってもらえるようお手伝いをする番です。私たちが経験したように彼らにも日

本の伝統文化やポップカルチャーを体験してもらい更に日本や千葉市のことを好きに

なってもらえたらと思います。また笑顔で再会できることを楽しみにしています。

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Never forget the memory of Montreux

Mayuko Iikubo

Before departure, I was so worried. I was contacting with Clara in advance but I was

nervous because it was my first time to experience homestay. However, when I met

Clara’s family, my anxiety faded and thought I want to enjoy this program. During my

stay, I lived a really pleasant days.

The foreign exchange students were very friendly so I was able to live each day to the

fullest. I was able to experienced things that cannot experience if going to a regular tour.

I felt that to talk actively is the most important things. I have learned that speaking in

English fluently is not as important as working on something diligently. At the same

time, I still felt that I should learn English more.

We were teaching Japanese and French to each other and playing games…these two

weeks really are weeks full of smiles. I thank you from the bottom of my heart the

people of Chiba city, Montreux city, my friend in Montreux & Chiba, my family and my

host family.

Next year, it’s our turn to make the foreign exchange students have lots of fun

memories. I hope that they will like Japan more through experiencing the Japanese

traditional culture and pop culture. I’m looking forward to seeing my friends again.

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いつかまた会える日まで

神崎 菜都美

スイスに2週間滞在して、最も強く感じたことは、周囲の人々からの愛情です。私は

あまりきちんとした英語を話せなかったのですが、スイスの友達やホストファミリーは、

日本の文化だけでなく、私自身の人柄についても興味を持ち、理解してくれようと必死

になってくれました。

私の話す拙い英語に耳を傾け、常に明るく見守ってくれました。自分の両親以外の人

から、こんなにも愛情を感じたのは初めてで、お別れの日は、涙が止まりませんでした。

最後の夜、ホストマザーが「ここはあなたの家よ、いつでも帰ってきなさい」と言って

くれたことが、今でも強く心に残っています。

私は、日本も、千葉も、自分の家族も大好きだったので、たとえ見ず知らずの土地に

行ったとしても、自分の国のいいところを再発見して帰ってくるだろうなと思っていま

した。ところが、スイスでの環境に非常に恵まれ、こんなに幸せな 2週間はこの先一生

ないのではないかと思えるほどに楽しい時間を過ごすことができました。

日本に帰ってきた今、ホストファミリーやスイスの友達に会えないことはもちろん、

きれいなレマン湖が見られないこと、教会の鐘の音がきけないこと、かわいらしい街並

みを見られないこと、などスイスのすべてが恋しくて、寂しい気持ちでいっぱいです。

世界にはこんなにも素敵な国があるのだということを初めて知りました。

このような素晴らしい経験をさせていただけたことは決して忘れません。いつかまた、

スイスを訪ねて、ホストファミリーやモントルー市の方々に成長した姿を見ていただき

たいと思っています。そのために、残された学生生活を悔いのないように過ごし、自分

にとって誇りの持てる仕事につき、英語はもちろん、少しはフランス語も覚えて、さら

なる日本のアピールポイントを勉強して・・・など、帰国してから、日本でやりたいこ

と、やらなくてはいけないことが増えてしまいました。

大変そうですが、わくわくします!

スイスのみんなに、また会える日を楽しみにしています。

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Until we meet again

Natsumi Kanzaki

I strongly felt love from people around during my stay in Switzerland. My friends

and host family in Switzerland tried hard to understand not only Japanese culture but

also myself.

They listened actively to my poor English and showed me kindness and hospitality. It

was my first time I felt loved by people other than my family. I couldn’t stop crying the

day we must say ‘see you again’. Before I visit there, I thought living in Japan and near

my family were the best for me.

But Switzerland is very wonderful country and I had a very happy days.

Now I feel lonely. I miss everything in Switzerland. There are so many wonderful

countries like Switzerland in the world, it’s amazing for me. I will never forget my

happy memories, thanks to a lot of people.

In the future, I want to go back there and show my matured self, so I must study hard.

It may be difficult but it’s exciting to try! I’m looking forward to meet my friends, host

family, and everyone in Switzerland again.

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スイス滞在の感想

茂木 翼

私は 11年前に一度、観光としてスイスを訪れたことがあります。しかしあくまで観

光に過ぎず、英語すらまともに話せなく馴染みのない国でしたから、別段印象に残りま

せんでした。今回の交流派遣は、一度訪れたスイスのことを学び直すリベンジとして、

大学在学時に出来なかった留学への後悔の払拭として、そして語学を通して多くの外国

人留学生や講師の方々との交流から学んできたことの実践をするつもりで参加いたし

ました。

実際の滞在期間では、上記のようなことはいちいち意識せずともこなしておりました

が、それと他に気づけたことも多くありました。

滞在中、モントルー市の方が同行する際は話を聞き、メモを取っていました。スイス

に来るまで教会のことも「観光の流し見程度、自分の当分やることは寿司を握ることと

パレードで歩くことだ」と考えていましたが、話に興味をそそられてスケッチブックに

殴り書きをしていました。

その好奇心がビズ氏に気に入っていただけたようで、至るところで解説を戴いたほか、

レセプションの際にも議員の方と話す機会をいただきました。また、映画監督の方と列

車内やマーモットを見られる施設にてお話をする機会をいただけました。そうした機会

から彼らの知っていることに興味を持ち、掘り下げていくことに楽しみを覚え過ごすこ

ともできました。ビズ氏には普通の旅行では体験できないことをいただき、感謝しきれ

ません。

ホストファミリーのジョナサンからも、沢山のことを学びました。彼はスポーツマン

であり教養にも富んでいて、二人の時は様々なことを話しておりました。特に「自分を

楽しませるためには、自分を鍛えないといけない」というフレーズは様々なシーンで口

にされており、彼自身を象徴する言葉でした。事実、彼の友達も非常に多く、異なる価

値観に何度も出会え、普通では味わえない体験をさせてもらいました。彼のようなひた

むきさは、いつの間にか失っていた私にとって、ある種の目標となっています。

普通の観光ではまず体験できない人とのふれあいができたこの貴重な機会は、是非こ

れから世界に赴き見聞を広めたいとする人達に体験していただきたいと思います。

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Exchange between Montreux and Chiba

Tsubasa Moki

I have visited Switzerland once, about 11 years ago, but it was only sightseeing and I

was unfamiliar with Switzerland so I could not find something impressive. I joined this

exchange program to give myself a chance to learn about Switzerland again, to cope

with my regret that I could not go abroad to study in University, to try what I have

learned from the students and professors from overseas I met while studying English.

I learned lots of things through meeting new people in Switzerland.

Staying there, I was able to see some features of Montreux which mainly Mrs. Bise

introduced such as castle, church, and more. I wrote memos to remember what she have

said because her guide made me easier to understand the backgrounds. Before

approaching to church in Bern, my thought was how to make the sushi I told them to

prepare and walk in the parade. I didn’t care much about the buildings.” at the

beginning but once I saw the church interior and hear introductions, I wanted to know

more about them. I appreciate Mrs. Bise introducing me to some new people whom my

interest was extremely stimulated. I experienced precious things in Montreux with her,

so I appreciate.

Also, I appreciate Jonathan whose always make funny jokes about each members of

his family. He thought about relationship between everyone and makes laugh to keep

the mood up. He made me experienced to meet his friends and his mother’s cook was

really tasty. I really enjoyed spending time with Jonathan. He will come to Japan next

year, so I train myself to “entertain myself” the phrase Jonathan often used.

This exchange program should be known by more teenagers who want to go abroad

for a few days to know how wide the world is and meet precious people.

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Switzerland × Japan

武居 日向子

今回の交流事業に参加した目的は、留学という形では味わえないような体験ができる

と思ったからです。結果としては、私が想像していたものを遙かに超えてきました。

私のホストであったセリーヌは私に色々なことを経験させてくれました。お母さんの

シルビアンさんは笑顔がとても魅力的な方でいつもにこにこしていて、一緒にいる時間

はずっと笑顔で過ごすことができました。また、料理がとてもおいしく毎日今日の夕飯

は何かな?と考えていました。セリーヌのおじいさんとおばあさんにも会いました。と

てもすてきな方々で、私を笑顔で迎えてくれました。1 時間くらいケーキを食べたり、

話をしたり楽しい時間を過ごすことができました。彼女のお父さんもすてきな方で、も

う少し色々と話をしてみたかったです。

派遣生の皆とはとても息があって、毎日毎日おふざけをしたりジョークを言ったりカ

ードゲームをしたりしました。また、フリーデーの日にはプログラムには組まれていな

かったスイスの有名な観光名所へ行く計画を立ててくれていて、皆で出かけることがで

きて楽しかったです。他にもレセプションの日にはこれまでに撮った写真を二階のフロ

アに張り巡らせてくれていて、そこでダンスを踊るなどしてとても楽しかったです。最

後の日にはホストファミリーの皆が空港に見送りに来てくれて、別れるのが本当にいや

でした。

あっという間の二週間の滞在期間でした。これほどまで一日一日が充実した日々を送

ることができたのは、この事業に関わってきた方々のおかげだと思っています。これで、

この事業が終わりではありません。むしろこれからが本格的な派遣生としての仕事が始

まると思っています。来年、彼女たちが来たときにまた日本、千葉市に来たいと思って

もらえるように頑張りたいです。

最後に、私の両親やセリーヌの家族、スイスの皆、モントルー市千葉市の交流事業の

方々、三澤さん、茂木さん、神崎さん、飯窪さんありがとうございました。

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Switzerland and Japan

Hinako Takei

At first I thought to participate in this exchange programs just to experience similar

things when someone go to abroad to study. But at the end, it experienced far beyond

what I had imagined.

Celine my host sister let me experience a lot of things. Sylviane, her mother has a

very attractive smile and smile at all times. I have full of laughter memories with her.

Also, she is a good cook and I looked forward to the delicious dinner she prepared for

us each time. I have also met the grandmother and grandfather of Celine. They are very

nice people. I was greeted with a smile. I was able to spent good time eating cake for

about an hour while talking with them. Her dad is also nice but I wished we had more

time to talk.

We exchange students have so many things in common. We play card games, play

and joke around with each other every day. We went to some famous attractions of

Switzerland, those that weren’t included in the organized program together on our free

day. It was fun to go out with everyone. During the reception, photos taken during this

trip were displayed all over the on the second floor. It was a lot of fun where we danced

and danced on the day of reception. Everyone came to see us off at the airport, it was

really sad that we have to leave.

The 2 weeks had passed us too fast like a blink. Thanks to those who have been

involved in this program, we had wonderful days. This is not the end of our role as

exchange student, it’s just started. Next year, I want to do my best to host them when

they come to Chiba next year.

Finally, I would like to thank my parents, my host family in Montreux, everyone in

Switzerland, people in Chiba who are involved in the youth exchange program between

Montreux and Chiba City, Miss Misawa, Tubasa, Natsumi, Mayuko, thank you so

much.

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モントルー市滞在の感想

三澤 麻美

モントルー市との青少年交流事業に引率者として参加しましたが、派遣生と同じくら

い充実した時間を過ごすことができたと感じています。プログラムやホストファミリー

との交流を通じて、モントルー市だけでなく、スイスの歴史や自然、人々の人柄や生活

についても知ることができ、すべてが貴重な体験でした。

中でも、市職員として特に印象的だったのが、モントルー市の自然との向き合い方で

す。

モントルーは、レマン湖、ブドウの段々畑、Rochers-de-Naye をはじめとする山々な

ど景色が美しいところです。この特別な自然を求めて、多くの富裕層がモントルーに居

を構え、観光客が訪れているのを実際に目にして、モントルーにとって自然は誇りであ

り、財産なのだと強く感じました。

そのため、モントルー市はその自然を守ることと、常に美しく人々が楽しめる状態に

しておくことに力を注いでいます。

例えば、レマン湖では、市の担当が毎日河口をチェックし、山からの流木などが湖に

流れ込む前に取り除きます。これは、湖の環境保護はもちろん、ボートやヨットが安全

に楽しめるようにするためです。

また、そのボートなどのマリーナは満席で、新規に場所を借りるためには「27年待

ち」だと聞いて驚きました。それでもマリーナを拡充しないのは、ボートなどが増えす

ぎることによる、環境面や安全面の悪影響への配慮からです。

さらに、湖畔には花や樹木であふれた散歩道が整備され、毎朝、公園部門と清掃部門

の職員が手入れと清掃を行います。常に美しく保たれて、観光客や住民でにぎわい、私

も毎日楽しませてもらいました(写真)。

一方で意外なことに、集客・観光に関することは、

民間企業や外郭団体にアウトソーシングし、市はほぼ

関与していません。モントルー市自体は人口約2万4

千人の小規模な自治体であることも影響していると

思われます。しかし、自然という絶対的な強みを「守

り、活かす」ことに特化して、大成功している点は、

千葉市の魅力を高めていくうえでも非常に参考になると感じました。

今回学んだことのほんの一部をご紹介しました。モントルー市と千葉市の関係者の皆

さんやホストファミリー、そして日本とスイスのすばらしい青少年たちのおかげで、楽

しく有意義な時間を過ごすことができ、職員としても成長できたと感じています。本当

にありがとうございました。

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My impression of staying at Montreux

Asami Misawa

I participated in the Montreux-Chiba youth exchange program as a chaperon. And I

believe that I spent wonderful time as the youths did. I could learn not only about

Montreux, but also about Switzerland through the program and the relationship with my

host family.

Especially, it was impressive for me how the City values its biggest property, nature.

The City is characterized by the beautiful scenery with Lake Leman, the terraced

vineyards and the mountains. They are not only the property but the pride of Montreux

which is so special that have been attracting people from all over the world.

Therefore, the City is making a great effort to protect the nature and make it look

more attractive. For example, the City checks the Lake Leman waterside every morning

where the rivers run into, and removes the driftwoods. This leads to protection of the

Lake and safety for the boats and yachts. And there is a beautiful walk with trees and

flowers along the Lake which is maintained everyday by the City, too.

From the above, I had the impression how amazing for one organization to have an

obvious advantage and accomplish to make the best use of it. And I suppose this is quite

suggestive for Chiba City.

To conclude, I feel like I could grow through this experience. I really appreciate

everyone involved in this program. Thank you very much.

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5.記録写真(思い出の写真)

(1)飯窪 万柚子

大好きなホストファミリーのクララ一家。本当に優し

くて笑顔の絶えない家庭でお話したりゲームをした

りと家族で過ごす時間も充実していました。今でも連

絡を取り合っていて一生の友達が出来ました。

スイスのナショナルデーだったので千葉市旗を持っ

て行進しました。みんなでお揃いのスカーフ・ネク

タイを付けています。モントルー市長もとても気さ

くで話しやすく素敵な方でした。(8 月 1 日)

自由行動に派遣生全員で少し離れたルツェルンまで

お出かけしました。交通博物館では館内にはフライト

シミュレーターがあり、初体験だったのですがハマッ

てしまいそうな位楽しかったです。(8 月 2 日)

レセプション会場の外で事前に練習していた千葉市民

音頭を踊りました。

派遣生や家族の方々とも沢山お話ができて充実した夜

でした。(8 月 5 日)

グリュイエール城での 1 枚です。綺麗なお庭やお城の

歴史を学びました。村ではチーズ工場やチョコレート

工場にも訪れ、本場のチーズフォンデュなど美味しい

ものを沢山食べることができました。(8 月 6 日)

ツェルマットでパレードを見ました。

翌日が帰国する日だったので楽しかったのですが

どこか寂しい気持ちでした。(8 月 10 日)

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(2)神崎 菜都美

最後の活動日の帰り、列車の中での写真です。別れを

惜しむ雰囲気になり、彼(ホストのアンソニー)は普段、

私と2人での写真を撮られるのを嫌がっていました

が、この日はくっついて一緒に撮ってくれました。

ホストマザーとおばあちゃんとの写真です。2 人とも

パワフルなお方で、英語をペラペラと話していました。

すごくかわいがっていただきました。

ホストファザーです。チーズフォンデュを食べまし

た。ホストファザーには、たくさんフランス語を教え

ていただきました。とても優しい方でした。

セリーヌ(武居さんホスト)と一緒の写真です。よく話

しかけに来てくれました。チョコレート工場の帰りに、

2 人で恋バナをして盛り上がっていました。

クララ(飯窪さんのホスト)、ホストのアンソニーとの

写真です。ミニゴルフをしました。私がへただったの

で、笑われました。

ホストファミリーと、お兄さん夫婦とおばあちゃんで

す。親戚のみなさん本当に温かく迎え入れてくれまし

た。もう一人のお兄さん夫婦にもお世話になりました。

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(3)茂木 翼

最初の見学にて回った教会で、ホストのジョナサンと

一緒にとった写真です。

8 月 1 日の夕食に寿司を握りました。ホストシスター

のメラニーに握り方を教え、一緒に作りました。完成

した寿司に大喜びで、プレゼントの甚平を着ているの

はホストファザーのイヴです。

写真左、クララ(飯窪さんのホスト)の父が勤めている

印刷工場での一枚です。印刷産業は以前勤めていたの

で、その知識のおかげで話がスムーズに理解できて助

かりました。

レセプションでの1枚です。セリーヌ(武居さんのホス

ト)と武居さんによりこれまで撮ってきた写真が飾ら

れています。この後に一晩で作った日本とスイスにつ

いてのプレゼンを派遣生で発表しました。

チーズ工場での集合写真を横から撮った写真です。グ

リュイエール地方の工場や城の見学は、とても見応え

のあるものでした。

スポーツデーの朝での写真です。山を下っているので

すが、とても緑にあふれており多くの人ともすれ違い

ました。空気が美しく、何年も積み重ねて形成された

自然の美を見られました。

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(4)武居 日向子

ホストマザーのシルビアンさんとナショナルディー

の前夜祭にて。

夕食:この日はシルビアンさんが作ってくれた

チーズフォンデュ。

日本語クラブの子達と美術館を訪れたときの写真。み

んなでかくれんぼをしたりしました。この後にはコロ

ッセオにいって写真をまた一緒にとりました。

ナショナルデーのパレードの前にホストのセリーヌと

家のベランダで記念撮影。

これはクララ(飯窪さんのホスト)と彼女のお父さんが

参加している消防団の説明を受けている様子です。

このあと、はしご車に乗せてもらいました。

みんなでの最終活動日に撮った記念写真。

最後に自由行動の時間をもらうことができたのです

が、みんなである程度観光した後はマクドナルドに行

き、最後の時間を惜しむように色々な話をしました。

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(5)三澤 麻美

ホストファミリーが連れて行ってくれた、世界遺産に

もなっている「ラヴォー地区のブドウ畑」とその下に

広がるレマン湖。

市民の憩いの場になっている姉妹都市公園。千葉市

から贈られた石灯籠の周りは、モントルー市のはか

らいで和風な雰囲気に。

マルティニの Léonard Gianadda 博物館の庭園で遊ぶ

青少年と日本語クラブの生徒たち。本当に楽しそう。

ホストファミリーと一緒に印刷工場などを見学し

た後の持ち寄りランチ。シンプルなパンとチーズ、

ハムのあまりのおいしさに感動。

ツェルマットで見たあの有名な「エーデルワイス」。

写真は花壇ですが、野生のエーデルワイスは減少し

ていて保護の対象になっています。歌の通り真っ白

で、美しい花でした。

ホストマザーのビズさんの職場の方の結婚式にご

招待いただきました。式の後パーティ会場で、ホス

トファザーのジャン‐マルクと3人で。2人は他に

も、観光ではできない体験をさせてくれました。

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平成26年度 青少年交流事業

モントルー(派遣)報告書

発行 平成26年11月発行

編集・発行 公益財団法人千葉市国際交流協会

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