平成27年度物流分野におけるco2削減ポテンシャル等に関する調 … ·...
TRANSCRIPT
共同輸配送促進に向けたマッチングの仕組みに関する検討会
第1回資料
平成27年 6月29日
平成27年度物流分野におけるCO2削減ポテンシャル等に関する調査委託業務
1
目 次
2
1.今年度 事業概要について
2.マッチングシステムの改修項目について3.マッチングシステム改修後の運用とシステム仕様イメージについて4.鉄道/船舶のダイヤ情報閲覧機能について
5.マクロデータ分析の実施内容と結果について6.追加参加候補企業選定の考え方と候補一覧
添付1:昨年度34項目のマッチングシステム改修候補項目添付2:マッングシステム改修に関するご意見(複数社)添付3:マッングシステム改修に関するご意見(単数社)
1.今年度 事業概要について
3
①今年度事業外観②鉄道/船舶のダイヤ情報閲覧機能のマッチングシステム実装について
・背景と目的・実装内容概要
4
① 今年度事業外観について
国主導での『出会い場』実現に向けた
データベース提供
5
今後の事業マイルストン ~昨年度第3回検討会提示資料~
28年度~運営組織による事業開始/展開
昨年度検証用マッチングシステムの試行
27年度マッチングシステムの改修と、データ分析実施による共配実現の課題洗出し
マクロデータ分析で更なるCO2削減ポテンシャル発掘
物流情報(掲示板)
マッチングシステム
検証用マッチングシステム
【一次完成版】↓
継続的改修
物流情報
運
用
分析
物流情報蓄積
・共配のニーズ・共配の課題 等
インセンティブ検討の基礎データ
改修
マッチングシステム運営組織の検討
運営組織によるCO2削減に向けた共配促進施策 展開
検証用マッチングシステム V2
物流情報
マッチングシステムの継続的機能見直し
・自動マッチ等のコーディネート機能 等
システム要因外での共配実現の課題対応
・与信/商慣習 等
運営組織による事業今回の2ケ年調査事業
共配促進に向けた施策を整理
6
今年度の事業推進項目
【マッチングシステムの継続試行運用に向けた活動】①昨年度抽出の改修候補項目を踏まえ、マッチングシステムを改修
※含:鉄道/船舶のダイヤ情報閲覧機能追加・・・後述②継続試行運用に向けた追加参加企業選定に関する活動
※含:マクロデータ分析③マッチングシステムの継続試行運用 (11月~2月中旬を予定)
④継続試行運用後の有用性検証※含:共配実現そのものの課題
【インセンティブに関する検討】⑤マッチングシステム利用によるインセンティブの仕組み検討
【事業フエーズの運営組織に関する検討】⑥28年度運営組織の要件検討 (特性整理)
今年度は昨年度業務の活動内容を踏まえ、下述項目に関する活動を展開。 28年度に繋ぐ。
2月末 3月中
有用性
検証
アンケートインタビュ
7
今年度事業の外観について ※下表記載の番号は前頁の項番
28年度昨年度 27年度
2月 3月中
インセンティブ検討
7月 10月
システム改修着手・完了
7月 10月
システム運営組織の特性整理
検証用マッチングシステム改修候補項目
<34項目>
鉄道/船舶ダイヤ情報閲覧機能追加
5月 6月初
検証用マッチングシステムの改修項目
絞り込み/確定
共配実現の課題確認・整理
共配実現の課題
確認・整理
昨年度実績なし
追加参加依頼候補企業の抽出・確定
参加依頼訪問
11月初 2月中
マッチングシステム
継続運用
システム有用性検証と合わせて実施
確定
5月 6月初
マクロデータ分析実施
3月第3回検討会
6月第1回検討会
(本日)
10月第2回検討会
インセンティブの方向性 整理
追加参加依頼候補企業抽出の参照
昨年度実績なし
説明会
追加参加企業向けオペレーション説明会
運営組織による
CO2削減に向けた
共配促進施策展開
②
①
⑥
①
② ③
④
⑤
④
8
検討会議事 POINT
■システム関連・継続運用の実施結果に関する報告/討議・有用性検証結果に関する報告/討議
■インセンティブ・インセンティブに関する討議
■28年度以降の対応について
第3回検討会
■システム関連・検証用マッチングシステムの改修項目に関する討議・追加参加依頼候補企業に関する討議
■データ分析・マクロデータ分析実施内容と結果に関する討議
第1回検討会
■システム関連・改修後の検証用マッチングシステムのお披露目(デモ)・追加参加確定企業に関する報告・継続運用に関する説明 ~サポートセンターの役割等~・継続運用後の有用性検証に関する討議(アンケート項目の提示)
■28年度システム運営組織について・運営組織の特性に関する討議
第2回検討会10月(予定)
3月
6月29日(本日)
9
② 鉄道/船舶のダイヤ情報閲覧機能のマッチングシステム実装について
○鉄道・船舶事業者のマッチング参加のあり方⇒荷主・トラック事業者相互間のマッチング検証(積合わせによる共同輸配送)と性質が異なるため、事業者間の「出会い」に限定した参加とする
○検証用マッチングシステムにおける鉄道・船舶のダイヤ情報の見せ方
⇒物流情報における表示において、トラックの情報と明確に区別する
10
実装の 『背景』と『目的』
幅広い輸送モードの物流事業者の参加により異業種間の『出会い』を促進する
○幹線輸送では鉄道・船舶も主要な物流事業者
○モーダルシフト効果も加味したさらなるCO2削減鉄道・船舶はCO2排出量が少ない輸送モード
○CO2削減のため、モーダルシフトの一層の推進が必要「総合物流施策大綱(2013-2017)」(2013.6閣議決定)「鉄道・船舶といった大量輸送モードへの転換を図るモーダルシフトの促進を含め、荷主・物流事業者の連携により物流の低炭素化に向けた取組を一層進めていく必要がある」
○アンケート調査において以下の課題が指摘「鉄道輸送のサービス内容等についてあまり理解していない」【輸出】荷主:21.4%、物流事業者:42.9%【輸入】荷主:43.8%、物流事業者:33.3%
【鉄道・船舶検討の必要性】
鉄道・船舶のダイヤ情報を荷主・トラック事業者に見せて知ってもらうことが必要トラック 鉄道 船舶 航空
首都圏⇒九州 77.2% 14.3% 7.3% 1.0%
近畿⇒九州 91.4% 1.5% 6.8% 0.2%
全国貨物純流動調査(物流センサス)3日間調査より
○異業種間の『出会い』の可能性の拡大・鉄道の主な輸送形態:コンテナ(12ft、31ft等)輸送・船舶の主な輸送形態:シャーシ・トラック航送、コンテナ輸送⇒より多様な条件(ロット・リードタイム等)に対応可能
○多様なマッチングが成立する可能性の拡大⇒鉄道・船舶を活用した「複合一貫輸送」も選択肢
【効果】
主要地域間の貨物(軽・雑工業品)の輸送経路(重量ベース)
平成26年度「輸出入コンテナ貨物の鉄道輸送の促進に向けたアンケート」結果より
【新たな検討課題として】
【ポイント】
11
実装内容について
輸送ネットワーク情報一覧(貨物情報一覧には表示されません)に、次のダイヤ情報が常に表示されます。
・JR貨物の鉄道路線 ・船社の航路
【情報の検索~表示】
JR
JR貨物参考
鉄道/船舶のダイヤ情報は『参考』という表示になります。
①輸送ネットワーク情報検索にて、発地/着地(市区町村)を指定。
②指定した発地/着地(市区町村)に停車・停泊する鉄道/船舶のダイヤ情報を表示。
輸送ネットワーク情報一覧
注1)全ての駅、及び港は、所在する市区町村が紐付けられています。例)・検索条件:『発:荒川区 着:大阪市東住吉区』と指定・『荒川区』 『大阪市東住吉区』にある『駅』『港』全てを対象として
鉄道ダイヤ情報/船社ダイヤ情報を検索のうえ表示。
注2)途中の停車駅/港も、全て事前登録されています。例)・検索条件:『発:荒川区 着:大阪市東住吉区』と指定・『荒川区→福岡市』の路線/航路であっても途中で『大阪市東住吉区』に止まるダイヤであればそのダイヤ情報を表示。
【一覧表示される形式】
(7社)
2.マッチングシステムの改修項目について
12
昨年度 振り返り
13
試行期間中の活用実態ログテータ
34項目のマッチングシステム改修候補項目
(添付1)
参加企業様向けのインタビュ結果
参加企業様向けのアンケート結果
①試行期間中のサポートセンター宛問合わせ内容での改善依頼 等
①アイコン分かりやすさ②オペレーション負荷 (操作性)③登録情報項目の過不足
①共配検討に向けたアプローチ・アプローチに必要な
情報項目とは?
【改修候補項目 抽出原資3】
試行期間中の活用ログテータ等
【改修候補項目 抽出原資2】
参加企業様向けのインタビュ結果
【改修候補項目 抽出原資1】
参加企業様向けのアンケート結果
<抽出の切り口>
<抽出の切り口>
<抽出の切り口>
分類2
分類3
分類1
27年度
登録情報項目の不足によりマッチングを阻害している
マッチングを加速化する新たな一手
操作性が悪く、作業負荷を高くしている
昨 年 度 事 業 で の 活 動
マッチングシステム改修候補項目の抽出
H26年度事業は、試行参加企業様向けアンケートやインタビュー等にて34項目のマッチングシステム改修候補項目を抽出。
今年度事業は、この34項目の改修候補項目からマッチングシステム改修項目を絞込み・確定し、システム改修のうえ継続運用に繋げます。
11
月より2月
継続運用
予定
添付1
システムの改修開発
改修項目の絞込み・確定
検証用マッチングシステム改修項目絞込みの 基本的な考え方
2.絞込み実施のプロセス
①H26年度試行にて抽出された34個の改修候補項目から絞込みを実施する。
②但し鉄道/船舶のダイヤ情報閲覧機能(前項34項目外)は、最優先項目として新たに実装する。
14
1.絞込み実施に向けた2つの前提条件
絞込み項目改修に要する
開発工数
要望度は?(参加企業生の声)
改修項目
絞込み・
確定
鉄道/船舶情報閲覧機能の優先的新規開発
本事業の手段 1
本事業目的そのもの
本事業の手段 2
システムの利活用促進~操作性等の改善~
共同輸配送の促進~マッチングを阻む要因除外~
CO2の削減新たなマッチング方法も視野
~マッチング加速化~
1
2
3
中
高
高
中
改修する事で期待できる効果は?
単数社の
ご意見
複数社の
ご意見
その重要度?(事業の目的)
××
(第1STEP) 改修候補 34項目の属性を整理属性A : 改修による『期待効果』は何か?属性B : 改修による『期待効果』の重要度はどうか?属性C : 要望度はどうか? (参加企業の生の声)
改修しない事による影響等を個別に精査
改修する事による効果を
個別に精査
添付3:単数社からのご意見
添付2:複数社からのご意見
(第2STEP)個別項目毎に内容精査
システム開発所要期間
11月からの運用可否
裏付け検証
CA B
15
改修項目(案) 8項目
【 マ ッ チ ン グ シ ス テ ム 改 修 の 内 容 】
1.簡易掲示板で詳細を確認後、戻るを選択するとトップページに戻る。
2.新規に登録された案件が分かりづらい
左記3項目を物流情報登録画面に追加■20.商品強度(商品取扱いの注意) 22.庭先条件は、貨物情報登録画面に追加。■21.設備特性(特殊設備 ユニック等)は、輸送ネットワーク情報登録画面に追加。■ラジオボタンにて追加。 『 ○有 ○無 ○その他(自由入力) 』
20.商品の強度に関する情報
21.設備特性(特殊車両等)に関する情報
22.庭先(納入)条件に関する情報
7.実施日が過ぎている案件が表示されており、分かりづらい。
32.拠点毎(自社の拠点があるエリア)にどんな貨物があるのかを(どんな貨物情報が登録されているか)トップ画面で見れれば良い。
31.システム上に、参加物流事業者の営業拠点マスタを作る。貨物情報に発地・着地として登録されたJIS毎に、該当JISの貨物情報が登録された事を知らせる。
【改修項目として絞り込み・確定】
5.市区町村間の距離(km)をシステムで自動計算してほしい。
1.現在の仕様の改良
3.新規機能の開発
2.情報項目の追加 (マッチング実現の条件)
新規登録情報に『NEW!』表示■ユーサー単位に前回ログイン以降に登録された情報に『NEW』を表示。
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
①
参加企業毎の拠点を市区町村単位(JIS)に事前登録。該当JISの貨物情報のみを、スピード感をもって容易に検索/閲覧できる機能の追加
■拠点マスタを新設。■トップ画面に専用リンクを貼り、そのリンクボタンを押すと自身の拠点がある市区町村の貨物情報一覧を見る事ができる。
・発地/着地の何れかにその市区町村が含まれている貨物情報
実施日が過ぎた情報を非表示に改良■登録物流情報の『期間』が過ぎた情報は表示しない。
『戻る』で掲示板画面に戻る様に改良■簡易掲示板の一覧画面に戻る様に改良する。
市区町村(JIS)⇔市区町村(JIS)間の道なり距離(km)算出機能の追加
■発/着のJISコードを入力する事により、道なりのkmを算出/表示。
※詳細は次項『3.マッチングシステム改修後の運用』とシステム仕様イメージについて』で説明
3.鉄道/船舶のダイヤ情報閲覧機能について
16
17
実装内容について
輸送ネットワーク情報一覧(貨物情報一覧には表示されません)に、次のダイヤ情報が常に表示されます。
・JR貨物の鉄道路線 ・船社の航路
【情報の検索~表示】
JR
JR貨物参考
鉄道/船舶のダイヤ情報は『参考』という表示になります。(詳細次頁)
①輸送ネットワーク情報検索にて、発地/着地(市区町村)を指定。
②指定した発地/着地(市区町村)に停車・停泊する鉄道/船舶のダイヤ情報を表示。
輸送ネットワーク情報一覧
注1)全ての駅、及び港は、所在する市区町村が紐付けられています。例)・検索条件:『発:荒川区 着:大阪市東住吉区』と指定・『荒川区』 『大阪市東住吉区』にある『駅』『港』全てを対象として
鉄道ダイヤ情報/船社ダイヤ情報を検索のうえ表示。
注2)途中の停車駅/港も、全て事前登録されています。例)・検索条件:『発:荒川区 着:大阪市東住吉区』と指定・『荒川区→福岡市』の路線/航路であっても途中で『大阪市東住吉区』に止まるダイヤであればそのダイヤ情報を表示。
【一覧表示される形式】
(7社)
参考
① 鉄道・船舶のダイヤ情報は「参考」と表示
③詳細情報の確認は可能
<前 方>他の参加企業の方々が
登録された物流情報が表示
①検索条件で指定した発地JIS・着地JISに停車/停泊する 『鉄道/船舶のダイヤ情報』 が一覧表示されます。鉄道・船舶のダイヤ情報には、「参考」と表示されています。
②他の参加企業の方々が登録された物流情報が前方に表示されます。鉄道・船舶のダイヤ情報は後方に表示されます。
③鉄道・船舶のダイヤ情報について詳細情報の確認は可能です。(担当者の方の氏名・電話番号を確認)
JR貨物
鉄道
18
物流情報一覧の表示(イメージ)
<後 方>鉄道・船舶のダイヤ情報が
表示
鉄道・船舶の物流情報の表示順は以下の通りです①鉄道のダイヤ情報→船舶のダイヤ情報②鉄道・船舶内での表示順は、発地のJISコード昇順→着地のJISコード昇順
② 表示順
詳細情報イメージ
19
発着の曜日/及び時間帯(AM/PM)が表示
←発・着の駅名が表示
←発駅のある市区町村名
ブランク
←着駅のある市区町村名
運行期間が表示
大阪市東住吉区大阪府
荒川区東京都
発駅:隅田川駅 着駅:百済貨物ターミナル駅
鉄道の場合
20
鉄道がプロットされて表示
コンテナサイズが表示。
メール送信機能はないので非表示
該当するものが表示
JR貨物と一律表示
担当者連絡telJR貨物担当者名
JR貨物が自由に入力。但し簡易掲示板に連動せず。(簡易掲示板には鉄道/船舶の情報は表示されない)
JR貨物が、選択した内容が表示
画面上は非表示。
設備特性(ユニック等) JR貨物が判断のうえ入力
画面上は非表示。
21
JR貨物、および船社の情報確認後の運用プロセス
その他■参加企業の方が、輸送ネットワーク情報の『JR』『船舶』を選択し、新規情報登録・ 及びメール送信する事は、従来通り可能であり一切変更はありません。
モーダルシフトを検討したい場合①情報画面に表示されているJR貨物、船社の担当者の方に、直接電話にて連絡を取る。
※メールはシステムから発信できません。
②以降はJR貨物、或いは船社の担当者の方と個別に調整。
モーダルシフトが実現できた場合 (JR貨物/船社と個別調整後の対応)①実現したモーダルシフトの内容については、継続運用後に実施するアンケートで確認。②自身が登録した情報は、必ず編集画面より削除。削除する際、モーダルシフト実施による削除かどうかを識別するための専用情報削除ボタンを設置。
■サポートセンターのアンケートで実施内容を確認
(CO2削減実績等を把握)
■マッチングシステムの登録情報を削除
検討の結果、モーダルシフト成立・開始モーダルシフトを検討
■JR貨物・船社の担当者に電話連絡(電話番号/担当者名は情報項目にあり)
■個別に調整
関係者と話し合い(システム外)
鉄道/船舶のダイヤ情報を確認し、
4.マクロデータ分析の実施内容と結果について
22
23
マクロデータ分析実施の目的
『平成27年度物流分野におけるCO2削減ポテンシャル等に関する調査委託業務仕様書』より
(4)マッチングシステムの有用性の検証業務平成27年度は、平成26年度に利用してもらった荷主・物流事業者に引き続き利用してもらうとともに、
マクロデータ等の統計データも活用した上で、荷主・物流事業者それぞれ20会社程度を追加で選定し改良したマッチングシステムを実際に利用してもらうとともに、参加事業者に対してアンケートおよび必要に応じてヒアリングを実施し、マッチングの成否要因や、マッチング成立を増やすために必要な改善点、マッチングシステムの今後の利用意向等を検証し、成果と課題について取り纏める。
ポイント①
②
【分析結果活用】
・参加候補企業抽出の要件に考慮
【活用するマクロデータ】
・物流センサス
①
ポイント②
アウトプットインプット
マクロデータ等の統計データ活用
マッチングの活性化に繋がる糸口を探る
分析の目的
24
マッチングの活性化に繋がる糸口を探る 3つのKey Word
2.活性化の可能性がある『品目』に着目
3.活性化の可能性がある『エリア』に着目
1.活性化の可能性がある『区間』に着目
【 3 つ の Key Word 】
重点的にマッチングを狙う『エリア』を絞る。
重点的にマッチングを狙う『区間』を絞る。
重点的にマッチングを狙う『品目』を絞る。
※都道府県内の『流動物量値』に可能性を探る。
※都道府県間の『上りと下りの流動物量差値』に可能性を探る。
※H25年度事業にて定義されている積合せ可能品目をベースに可能性を探る。
25
KeyWord1:活性化の可能性がある『区間』に着目
都道府県
B
都道府県
A『A→B』と『B→A』の流動物量差が大
『上りと下りの流動物量差値』に可能性を探る。 流動量差が大きい。
発物量 少発物量 多
マッチングシテスムに必要な登録情報B発の
・求む 貨物の情報(車両)
『積合せ』の共配促進を仕掛ける
A→Bの車両数を削減させる事でB→Aの
帰り荷確保のHIT率を向上させる
候補企業
概
観
B発貨物のニーズあり(帰り荷確保)
共配拡充への ボテンシャル有り共配実現の必要性高い
マッチングシテスムに必要な登録情報A発の
・求む 貨物の情報(貨物・車両)・求む 車両の情報(貨物)
マッチングシステム活用シナリオ
都道府県Bに拠点がある
・荷主 ・物流事業者
都道府県Aに拠点がある
・荷主 ・物流事業者
状態
or
分析1
26
KeyWord2:活性化の可能性のある『品目』に着目KeyWord3:活性化の可能性のある『エリア』に着目
都道府県
F都道府県
E x
特定エリア内 流動物量 <円の大きさ:流動物量>
重量 少重量 多
『積合せ』の共配促進を仕掛ける
エリア内の流動物流が少ない
潜在的可能性低い都道府県内の流動物流が多いエリアは、
地場共配実現に向けた潜在的可能性が高い
重点エリアではない
積合せ不可能品目
E内の流動重量を品目別に分類
積合せ可能 品目
G
マッチングシステム活用シナリオ
マッチングシテスムに必要な登録情報E内の
・求む 貨物情報(貨物・車両)・求む 車両情報(貨物・車両)
候補企業
都道府県Eに拠点がある
・荷主 ・物流事業者
概
観
分析2
重点エリアとして絞込み
27
KeyWord別の分析結果
(物流センサスデータ 3日間調査 単位:トン)(対象の輸送モードはトラック)
上りと下りの流動物量差が大きい上位5区間
KeyWord1:活性化の可能性がある『区間』に着目
流動物量の差が大きい区間(都道府県間)を探す
No 上り(→)物量 下り(←)物量 物量差
1 兵 庫 岡 山 35393.4 121832.1 86438.7
2 山 口 福 岡 98895.3 27138.5 71756.8
3 広 島 山 口 13830.3 72999.6 59169.4
4 滋 賀 岡 山 2371.1 53985.1 51614.0
5 茨 城 千 葉 82165.9 35914.2 46251.7
区間
28
KeyWord2:活性化の可能性のある『品目』に着目KeyWord3:活性化の可能性のある『エリア』に着目
県内流動物量が多い都道府県を探す
NO 都道府県 発物量 県内物量 県内比率1 愛 知 1,984,519 1,353,828 0.682
2 北 海 道 1,085,625 944,271 0.870
3 神 奈 川 1,287,374 715,802 0.556
4 福 岡 1,154,544 698,147 0.605
5 千 葉 1,191,446 629,659 0.528
県内流動物量の上位5県 (物流センサスデータ 3日間調査 単位:トン)
21%
20%
20%
12%
10%
5%
5%
2%
2%
2% 1% 0%
愛知県品目別の比率
家具・装備品
金 属 製 品
紙
合 成 樹 脂
その他の化学工業品
書籍・印刷物・記録物
木 製 品
文房具・運動・娯楽用品
29
分析結果 取り纏め
県内流動物量が多い都道府県
流動物量差が大きい区間(都道府県間)
愛知県 家具/装備品
岡山県 兵庫県荷主企業・愛知県・兵庫県・岡山県
物流事業者・愛知県・兵庫県・岡山県
参加候補企業抽出の考慮要件
※ひとつの重要要件として位置付け (ONLYではない)
5.追加参加候補企業選定の考え方と候補一覧
30
31
参加企業数の予定と参加時期
H26年度参加企業
H27年度追加分
H27年度参加企業数
(目標)
荷主企業
物流事業者
7社
8社
20社程度
20社程度
30社程度
30社程度
7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
時期実施内容
上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下
参加依頼候補企業への1次打診●
参加依頼候補企業への2次打診~確定 ●
参加確定企業へのオペレーション説明 ●
継続運用 ●
追加募集(※) ●
参加時期
(※)運用開始時点で目標企業数に達さない場合は、運用開始後に順次追加募集を検討。
参加企業数の予定
32
追加参加候補企業抽出の概観
②都市部の商圏
・関東地方にある荷主/物流事業者
・東海地方にある荷主/物流事業者
・関西地方にある荷主/物流事業者
・九州北部地方(福岡)にある荷主/物流事業者
追加参加候補企業を抽出する
抽出データの原資
①マクロデータ分析実施結果
・愛知県にある荷主/物流事業者
・兵庫県にある荷主/物流事業者
・岡山県にある荷主/物流事業者
JILS 会員企業様
愛知/兵庫/岡山/福岡 会員企業様
H25年度事業アンケート回答企業様
・荷主回答企業数 : 113社・物流事業者回答企業数:70社
&&
登録情報のエリア分散を避ける
エリアをフォーカス
JILS様に会員企業をご紹介いただく予定
本日ご報告の範囲
追加参加候補企業の抽出にあたっては、マッチング活性化を目的にエリアをフォーカス。抽出原資については、与信も考慮のうえ『H25年度事業でのアンケート回答企業様』『JILS 会員企業様』より候補を検討。
荷主 物流事業者
33
第1STEP 追加参加候補企業抽出考え方
共同輸配送の実績を有し
異業種間のマッチング実績がある
(または期待できる)企業
113(※1)
共同輸配送の実績
43
無
有
異業種の実績
有
※1昨年度参加企業 4社と昨年度辞退企業 4社を除く
23
異業種積合せ
無
可
無
1
37
不可
興味
9
有
無興味がありそうな企業
70(※2)
共同輸配送の実績
40
無
有
※2昨年度参加企業 3社と昨年度辞退企業 7社を除く
29
無
1
興味
有
無
○ H25年度事業のアンケート調査結果を基に、■共同輸配送の実績を有し異業種間のマッチングが期待できる企業と、■共同輸配送に興味を有する企業を抽出
実施するきっかけがなかった
パートナーが見つけられなかった
実施するきっかけがなかった
※H25年度アンケートにて共配が実施できない理由
※H25年度アンケートにて共配が実施できない理由
候補企業数:30社候補企業数:33社
34
第2STEP 追加参加候補企業抽出考え方 エリア&品目
昨年度参加荷主企業 : 7社条件
関東・東海・関西・福岡に工場・物流拠点がある企業 岡山に工場・物流拠点がある企業
※公開情報は不明ではあるが、明らかに上記地域にあると思われる企業
荷主 : 追加参加候補29社
物流事業者:追加参加候補12社
関東・東海・関西・福岡に物流拠点・センターがある企業 岡山に物流拠点・センターがある企業 日本パレットレンタルなど特定した物流サービスの展開企業除外 海運業が主流の会社を除外
条件
昨年度参加物流事業者 : 8社+
+
35
追加参加候補企業へのアプローチについて
委員を除く昨年度参加企業様へ
のアプローチ
①参加依頼候補企業への
1次打診(7月上旬)
環境省様より、各事業者のご担当者宛に、メール(又はFAX)にて打診。
※依頼内容等の詳細説明に、事務局がお伺いしても良いか?
②参加依頼候補企業への
2次打診~確定(7月中旬~10月上旬)
前項①にてYESを頂いた企業に、ご依頼内容詳細を説明。ご説明後に企業内で参加是非を検討頂く。
前項②にて、参加OKの回答を頂いた企業に、システムの運用、及びオペレーションの詳細説明を実施
環境省様より正式依頼(7月下旬)
(調整)
追加参加候補企業へのアプローチの流れは以下の通り。
事務局より今年度参加に
関する再依頼
(7月上旬)
③参加確定企業へのオペレーション説明
(10月中旬~10月下旬)
オペレーション説明
(10月中旬~10月下旬)
36
追加参加候補企業の更なる抽出に向けて
②モーダルシフト補助事業の企業への依頼可否を検討中
①物流業界団体等への依頼可否を検討中