3-1 ★★★ 点図形を作成する94 第3章 autocad lt徹底マスター 95...

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94 95 AutoCAD LT徹底マスター Phase 2 点図形を作成する 点図形は、他の図形を作成するとき(円を描くときの中心位置など)に参照として使うのが普通です。 重要度 使用コマンド ★★ 3 - 1 Case 1 点スタイルを設定する Case 3 等間隔点に生成する Case 2 点図形を作成する Case 4 指定した間隔に生成する 点スタイルを設定する Case 1 点図形にはスタイル(形)があり、さまざ まのスタイルが用意されています。デフォ ルトのスタイルは1ドット点なのでもっと見 やすいスタイルに変えます。 ◆練習用ファイルは「 Ch03 」フォルダにある 「Ex301.dwg」です。 LT 2010は【点スタイル管理】ツール をクリックする。LT 2009はメニューの 【形式】→【点スタイル管理】をクリッ クする * LT 2010の【点スタイル管理】ツールは「ホー ム」タブの「ユーティリティ」パネルにあります。 「点スタイル管理」ダイアログで次の ように操作する 任意の点スタイルをクリックして選 択する 点サイズが「5.0000%」になってい るのを確認する [OK] をクリックする ここではデフォルトのスタイルと非表示のス タイルを選択しないでください。 ょっかしこく! 「ホーム」タブ 「ユーティリティ」パネル 「ホーム」タブ 「作成」パネル LT 2010の場合 ❶【点スタイル管理】 ツール メニューブラウザ LT 2009の場合 非表示のスタイル デフォルトのスタイル 本書はこれを選択 点図形を作成する Case 2 【複数点】ツールで作図ウィンドウをク リックすれは、その位置に点図形を作成 できます。 ◆練習用ファイルは引き続き「Ex301.dwg」で す。 【複数点】ツールをクリックする *【複数点】ツールは「ホーム」タブの「作成」パ ネルにあります 作図ウィンドウのいくつかの点(任意 点)をクリックして点図形を作成する eキーを押してツールを終了させる これらが点図形 【複数点】ツール 点図形を作成するのは本来は【単一点】コマンドですがこのコマンドは点を1つ 作成すると終了してしままいます。そこで【複数点】ツールが用意されたのですがこの ツールは【単一点】コマンドの応用ツールのため、他のツールと異なり eキーで終了し ます。 なお点図形を1つだけ作成するには【単一点】コマンドのほうが便利です。このコマ ンドは<po>を入力すれば起動できます。「po」は【単一点】コマンド(pointコマンド) のエイリアス(○○ページ)です。 もっとかしこく! 点図形は参照に使うのが普通ですが、印 刷すると画面に見えているように印刷されてしま います。このため印刷前に点図形を削除するか、 点スタイルを非表示用に変えます。 ょっかしこく! 等間隔点に生成する Case 3 図形の線上の等間隔点に点図形を 生成します。 ◆練習用ファイルは「 Ch03 」フォルダにある 「Ex302.dwg」です。 【ディバイダ】ツールをクリックする *【ディバイダ】ツールは「ホーム」タブの「作成」 パネルにあります。 P直線をクリックする 適当な数、たとえば<6>を入力する (分割数) キーを押してツールを再開する Q円をクリックする 適当な数、たとえば<5>を入力する (分割数) ❶【ディバイダ】ツール P 結 果 スタート点 Q 円の分割のスタート点は中心から見て0゜の方向の点です。長方形では長方形 を作成したときの始点(最初にクリックした点)がスタート点になります。 もっとかしこく! 3分割してみた この長方形は右上の頂点が始点

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Page 1: 3-1 ★★★ 点図形を作成する94 第3章 AutoCAD LT徹底マスター 95 作図・編集の操作( Phase 2 ) 点図形を作成する 点図形は、他の図形を作成するとき(円を描くときの中心位置

94

第3章

95AutoCAD LT徹底マスター

作図・編集の操作(P

hase 2

点図形を作成する点図形は、他の図形を作成するとき(円を描くときの中心位置など)に参照として使うのが普通です。

重要度 使用コマンド★★★3-1

Case 1 点スタイルを設定するCase 3 等間隔点に生成する

Case 2 点図形を作成するCase 4 指定した間隔に生成する

点スタイルを設定するCase 1

 点図形にはスタイル(形)があり、さまざまのスタイルが用意されています。デフォルトのスタイルは1ドット点なのでもっと見やすいスタイルに変えます。◆練習用ファイルは「Ch03」フォルダにある「Ex301.dwg」です。

❶ LT 2010は【点スタイル管理】ツールをクリックする。LT 2009はメニューの

【形式】→【点スタイル管理】をクリックする*LT2010の【点スタイル管理】ツールは「ホーム」タブの「ユーティリティ」パネルにあります。

❷「点スタイル管理」ダイアログで次のように操作する◆任意の点スタイルをクリックして選択する◆点サイズが「5.0000%」になっているのを確認する◆[OK]をクリックする ここではデフォルトのスタイルと非表示のス

タイルを選択しないでください。

ちょっとかしこく!

「ホーム」タブ  ▼

「ユーティリティ」パネル

「ホーム」タブ  ▼

「作成」パネル

LT 2010の場合❶ 【点スタイル管理】

ツール

メニューブラウザ

LT 2009の場合

非表示のスタイルデフォルトのスタイル

本書はこれを選択

点図形を作成するCase 2

 【複数点】ツールで作図ウィンドウをクリックすれは、その位置に点図形を作成できます。◆練習用ファイルは引き続き「Ex301.dwg」です。

❶【複数点】ツールをクリックする*【複数点】ツールは「ホーム」タブの「作成」パネルにあります

❷ 作図ウィンドウのいくつかの点(任意点)をクリックして点図形を作成する

❸ eキーを押してツールを終了させる

これらが点図形【複数点】ツール

点図形を作成するのは本来は【単一点】コマンドですがこのコマンドは点を1つ作成すると終了してしままいます。そこで【複数点】ツールが用意されたのですがこのツールは【単一点】コマンドの応用ツールのため、他のツールと異なりeキーで終了します。 なお点図形を1つだけ作成するには【単一点】コマンドのほうが便利です。このコマンドは<po>を入力すれば起動できます。「po」は【単一点】コマンド(pointコマンド)のエイリアス(○○ページ)です。

もっとかしこく!

点図形は参照に使うのが普通ですが、印刷すると画面に見えているように印刷されてしまいます。このため印刷前に点図形を削除するか、点スタイルを非表示用に変えます。

ちょっとかしこく!

等間隔点に生成するCase 3

 図形の線上の等間隔点に点図形を生成します。◆練習用ファイルは「Ch03」フォルダにある「Ex302.dwg」です。

❶【ディバイダ】ツールをクリックする*【ディバイダ】ツールは「ホーム」タブの「作成」パネルにあります。

❷ P直線をクリックする❸ 適当な数、たとえば<6>を入力する(分割数)

❹ キーを押してツールを再開する❺ Q円をクリックする❻ 適当な数、たとえば<5>を入力する(分割数)

❶【ディバイダ】ツール

❷P

結 果

スタート点

❺Q

円の分割のスタート点は中心から見て0 の゚方向の点です。長方形では長方形を作成したときの始点(最初にクリックした点)がスタート点になります。

もっとかしこく!

3分割してみたこの長方形は右上の頂点が始点

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