第3回なんでも勉強会 にゃんたこす rev01
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於 第3回 なんでも勉強会
2014.10.11
by にゃんたこす
エアコンのリモコンって・・・高い エアコンのリモコンが壊れたので、新しいのを買おうと思ったのだが、約7,000円もするのか・・・⇒700円だったら買うけど・・・
赤外線LEDなんて単価20円くらいのものだし、マイコン(Arduino Uno)も持ってるから信号の制御くらいできそうなものだし・・・
⇒作るか!!(←斜め上の発想)
事前調査 本当にそんなことできるのだろうかと、調べてみたところ、赤外線リモコンを自作している人たちは結構いるらしい。
ブログなどで仕組みや作り方等を公開している人たちもいる。すこしのことにも先達はあらまほしきことなり。
リモコンの信号を読み取るための赤外線受光機(1個100円程度)と赤外線送信LED(1個20円程度)があれば、あとはArduinoでなんとかなりそうとわかった。
材料調達 秋葉原は秋月電子に赴き、赤外線受光機と赤外線送信LED(5個入り)を入手。計250円。秋月電子は何度行ってもどこに何があるかわからない。
ブレッドボード(既存)
Arduino Uno(既存)
ジャンパワイヤ(既存)
抵抗器(既存)
赤外線送信LED(今回購入)
赤外線受光機(今回購入)
赤外線リモコンのフォーマット Electronic Lives Manufacturingというサイトが詳しく、これを参考にした。
出典: http://elm-chan.org/docs/ir_format.html
赤外線リモコンのフォーマット 赤外線のビットのOFF(0)とON(1)
モールス信号のような感じ
トン・ツ(■-)がOFF(0)
トン・ツーーー(■---)がON(1)
赤外線リモコンのフォーマット データフレーム
リーダー ・・・ データの送信開始を意味する
カスタマコード ・・・ 製造企業コード
パリティ ・・・ カスタマコードをXORして算出
データ ・・・ 送信したいデータ、最終データは誤り訂正用
⇒上記を38kHzの搬送波に乗せて伝達
解析してみた 別の部屋に同じ型のエアコンがあるので、そのリモコンの赤外線を解析してみた。
解析結果
ON-OFF、運転切替、風量変更を試し、以下判明:
いずれも3つのデータフレームを出力している
前の2つのデータフレームは固定の内容
3つ目のデータフレームに、ON-OFF、運転切替、風量変更について、それぞれ特定の指定箇所がある
解析結果 共通のフレーム 1つめ
それぞれにどういう意味があるのかわからないが、とりあえず固定で送ればOK
解析結果 共通のフレーム 2つめ
それぞれにどういう意味があるのかわからないが、とりあえず固定で送ればOK
解析結果 フレーム 3つめ
セットする項目の場所・内容も把握!
自作赤外線リモコン(ソフト) とりあえず、ONとOFFだけできる赤外線リモコンをつくってみた。Arduinoのプログラムは右図のような感じ。
ONとOFFだけなので、パラメータをセットしたり等はなく、単純に固定のメッセージを送信しているだけ。
自作赤外線リモコン(ハード) とりあえず、プロトタイプ的な感じなのでブレッドボードにぶっさし的な感じで。上の黒いのはUSB充電器。
Arduino Uno
1 kΩ12
GND K
LED
A
実験 ジャンパワイヤをスイッチにして、ON⇒OFFをやってみるテスト。うまく成功しました!
まとめと将来課題 まとめ
赤外線リモコンは自作可能
将来課題
PCとの連携
メールを送って自動でエアコンON-OFF
他センサとの連携
焦電センサと連携して部屋に入ったら自動で証明ON
参考文献 赤外線リモコンのフォーマット@
Electronic Lives Manufacturing
http://elm-chan.org/docs/ir_format.html⇒赤外線リモコンのフォーマットを理解するにあたり、非常にためになる情報が記載されている。
Aruduinoでリモコン作成@@eiKatou Bloghttp://eikatou.net/blog/2012/07/1796/⇒赤外線リモコンを送受信するArduinoプログラムを参考にさせていただいた。