30分後から すぐに使える 会話技術
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30 分後からすぐに使える
会話技術
林 成順
こんなシーンを見たことはありませんか?
合コン・飲み会・遊びの場 商談・ MTG
「お前話きいてるのかよ?」というやつ
身に覚えはありませんか?
「そんなこと検索させてごめんな」な状態にしてしまった事
この時、人の心におこっていること
1:せっかく時間をとったのに… ー 残念 2:俺の話つまんないのかな? ー 焦り3:自分に興味がないんじゃないの? ー 不安
↓ 「話をきいてない!」=不信・不満
→ 「おこ」に変わることも
本当にきいてなかったらそれは聞いてない人が悪い。でも残念なのは「こっちは聞いてるつもりなのに」!というとき
どっちにせよ相手のあなたに対する信用貯金は目減りしています
なぜ「おこ」に変わるかはまた別の長い話なので割愛しますが、とにかく、人は
「話しかけているのに、きいてもらえてない」と感じると気持ちが乱れ、相手に対して悪印象を
もつ傾向にあります。「話をきいてくれてない!」から派手な喧嘩に発展して別れたり、
ビジネスではフェードアウトされたり、別部署や別会社に紹介してもらえなかったり、など
ちょっと気をつけるだけで回避できます。
「傾聴」とは
1:耳を傾けて熱心に相手の話を聞くこと2:英語で Active listening
「あなたの話をきいていますよ」というサインを出すこと
傾聴のメリット
「聴き」に徹することで…
1:部下、顧客、パートナーが本音を話してくれる2:「わかってくれた!」と信頼される3:逆に「話をきこう」と思ってもらえる4:商談、社内調整、夫婦の話し合いがうまくいく
バトらず、無駄なく話がすすみます※ 応用していくと「サーバント(奉仕型)リーダーシップ」を発揮できるようになります。
傾聴のポイント〜動作編〜
・体を話者に向ける・話者の目を見る(恥ずかしい場合は相手の眉間で OK )・ちょっと深めに頷く
これだけ※ 小学校でなら習った、「人の目を見て話しをしろ」聞く時もそうです。
傾聴のポイント〜言葉編〜
・へえ~!・そうなんだ!・それでそれで???
※ 間違っても「へー、そうなんだ、…で?」ではない
ポイントをおさえる効果
・体を向ける=「受け止めてもらえている」・目をみる=「真剣にきいてもらっている」・深めにうなずく=「きちんと聞いてもらっている」・へえー!=「きちんときいてもらっている」・そうなんだ!=「理解してもらっている」・それでそれで?=「時間をさいてくれてる!もっと話していいんだ!」
⇨全体的に話者はいい気分になれる もっと話す 本音出⇨ ⇨る
傾聴のポイント〜応用編〜
・クローズドクエスチョン( Yes か No で答えられるもの)・オープンクエスチョン( 5W1H のもの)・オウムがえし(「●●なんだ」と相手の伝えたことをそのまま繰り返す)・ヘルピング(「それは●●ってことだね」「それは●●だったね」と、相手の気持ちを要約する)
シーンによって使いわけが必要で、・オープンクエスチョンばかりだとバカにされたような気持ちになるし・オウムがえしばかりだと「聞いてるのか?」と思われるし・ヘルピングを間違うことが続くと「こいつわかってねえな」と思われるし・クローズドクエスチョンばかりだと「詰められてる」と感じさせてしまうので、練習が必要です。
傾聴のポイント〜使えるビジネスシーン編〜
・初対面(信頼構築)・訪問時(相手の本音を引き出す)・新卒の就活時(オウムがえし、うなづき、オープンクエスチョンは積極的に)・クレーム言われた時(相手の気持ちを受け止め、今後の取引を有利にすすめる)※彼女が怒ってる時にも使えます
傾聴レベルとその事例
参考にすべきは
ではなくて
この人
ここで、明石家さんまさん( 60 )の、「さんまのまんま」における女性芸能人とのトークをご覧ください
さんま「彼氏に、そうやって料理作ってあげるんだぁー」(クローズドクエスチョン)ゲスト「いえ、彼氏いませんから」
さんま「え? 彼氏おらへんの? ありえへんわー。俺やったら、絶対ほっとかへんわー」(オウム返し+承認)ゲスト「さんまさん、誰か紹介してください」さんま「えー、どんなタイプの男性が好みなの?」(オープンクエスチョン)ゲスト「さんまさんのような方がいいですー」さんま「ひえー、むちゃくちゃうれしいけど、俺なんかより ○○、 ちゃんやったら、いい男いくらでもおるやろー」(承認)
…ゲスト「そんなことないですよー。でも、面白くて優しい男性で 芸能人でない方がいいですね」(本音)
○○さんま「へー、 ちゃんは、普通の人がいいんだー」(要約、言い換え)さんま「俺が芸能人でなくて、 20年若かったらなー ( ……悔しがる)。 ってただのおっさんやろ!」(承認)
※ 出展: http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0906/22/news014.html
林がよく使うフレーズ「へえ〜!」「すごいですね」「おもしろーい!」「そうなんだ〜!」「素敵ですね」「はんぱない!」「やば〜い!」「イケてますね」「とがってますね!」「やさしい /親切 /丁寧 / ですねー」「プロですね」「かっこいい〜」「努力家なんですねー!」「超感動〜〜〜」「かしこくなった!」
喋っている人に気持ちよくなってもらうと本音を言ってくれたり、重要な情報をだしてくれたりするので便利です。