4-1...cpi×gpi :ピーク内圧係数 ①cpe×gpe:ピーク外圧係数(正圧)の算出...

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(5)ピーク風力係数C ^f の計算(正と負) C ^f =Cpe×GpeーCpi×Gpi Cpe×Gpe:ピーク外圧係数(正圧と負圧) Cpi×Gpi:ピーク内圧係数 Cpe×Gpe:ピーク外圧係数(正圧)の算出 表4 および 表5 に示したCpeとGpeとを掛けて、 正圧のピーク外圧係数Cpe×Gpeを求めます。 表4 正圧部のCpe 建築物の高さと軒の高さの平均 H(m) 正圧部のCpe H≦5 1.0 H>5 ガラスの地上高さZ≦5 ( 5 H ) ガラスの地上高さZ>5 ( Z H ) 表5 正圧部のGpe ガラスの地上高さ 地表面粗度区分 Z(m) Z≦5 5<Z<40 40≦Z 2.2 左右の数字を直線補間 1.9 2.6 2.1 3.1 2.3 Cpe×Gpe:ピーク外圧係数(負圧)の算出 表6 からCpe×Gpeを求めます。 表6 負圧のピーク外圧係数Cpe×Gpe 建物の高さと軒の高さの平均 部位 H(m) H≦45 45<H<60 60≦H 一般部 ー1.8 左右の数字を直線補間 ー2.4 隅角部 ー2.2 ー3.0 注)この表における隅角部は、 図4 に示す部分です。 ピーク内圧係数Cpi×Gpiを 表7 から求めます。 表7 ピーク内圧係数Cpi×Gpi 建物の種類 ピーク外圧係数Cpe×Gpeが正 ピーク外圧係数Cpe×Gpeが負 閉鎖型の建物 −0.5 0 開放型の建物 −1.2 1.5 ピーク風力係数 C ^f=Cpe×GpeーCpi×Gpiを求めます。 C ^fは正と負(一般部と隅角部)が算出され ます。 (6)設計荷重の計算 ここまで求めた正圧、負圧、それぞれの風圧力 Wを比べ大きい方を設計風圧力Wとし、これに、 ガラスの見付面積Aを乗じて設計荷重(N)を求 めます。 設計荷重(N)=設計風圧力W(N/m 2 )×ガラスの見付面積A(m 2 ガラスの 地 上 高 さ(Z)と設 計 風 圧 力 (W)との関係 図3 ←正圧 負圧 → (一般部) Z m 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 500  1,000  1,500  2,000  2,500   3,000 風圧力W[N/m 2 ←負圧 (隅角部) 隅角部 一般部 a:2Hと建物短辺b のうち小さい値 0.1a0.1a0.1a0.1aH b 建物基準高さと軒高さの平均が40mで、再現 期間100年の場合。粗度区分Ⅲ。風速34m/S。 (7)隅角部の幅の決定 図4 に示した隅角部の幅(0.1a')は、以下のよ うに決定します。 隅角部幅=0.1a' a'=平面の短辺の長さbと、Hの2倍の数値のう ち、小さい方の数値(m) 隅角部の定義 図4 4-1-4 4 -1

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Page 1: 4-1...Cpi×Gpi :ピーク内圧係数 ①Cpe×Gpe:ピーク外圧係数(正圧)の算出 表4および表5に示したCpeとGpeとを掛けて、 正圧のピーク外圧係数Cpe×Gpeを求めます。表4

(5)ピーク風力係数C^f の計算(正と負)

  C^f =Cpe×GpeーCpi×Gpi

‌‌‌‌‌Cpe×Gpe:ピーク外圧係数(正圧と負圧)‌‌‌‌‌Cpi×Gpi‌‌:ピーク内圧係数

①Cpe×Gpe:ピーク外圧係数(正圧)の算出 ‌表 4 および 表 5 に示したCpeとGpeとを掛けて、 正圧のピーク外圧係数Cpe×Gpeを求めます。

表 4 正圧部のCpe建築物の高さと軒の高さの平均 H(m) 正圧部のCpe

H≦5 1.0

H>5ガラスの地上高さZ≦5 ( ‌5‌H )

ガラスの地上高さZ>5 ( ‌Z‌H )2α

表 5 正圧部のGpeガラスの地上高さ

地表面粗度区分‌ Z(m) Z≦5 5<Z<40 40≦Z

Ⅰ 2.2左右の数字を直線補間

1.9Ⅱ 2.6 2.1Ⅲ 3.1 2.3

②Cpe×Gpe:ピーク外圧係数(負圧)の算出  表 6 からCpe×Gpeを求めます。

表 6 負圧のピーク外圧係数Cpe×Gpe建物の高さと軒の高さの平均

部位‌ H(m) H≦45 45<H<60 60≦H

一般部 ー1.8左右の数字を直線補間

ー2.4

隅角部 ー2.2 ー3.0

注)この表における隅角部は、図 4 に示す部分です。

③ピーク内圧係数Cpi×Gpiを 表 7 から求めます。表 7 ピーク内圧係数Cpi×Gpi建物の種類 ピーク外圧係数Cpe×Gpeが正 ピーク外圧係数Cpe×Gpeが負閉鎖型の建物 −0.5 0開放型の建物 −1.2 1.5

④ピーク風力係数

 C^f=Cpe×GpeーCpi×Gpiを求めます。 C^fは正と負(一般部と隅角部)が算出され ます。

(6)設計荷重の計算ここまで求めた正圧、負圧、それぞれの風圧力Wを比べ大きい方を設計風圧力Wとし、これに、ガラスの見付面積Aを乗じて設計荷重(N)を求めます。

設計荷重(N)=設計風圧力W(N/m2)×ガラスの見付面積A(m2)

ガラスの地 上 高さ(Z)と設 計 風 圧力(W)との関係

図 3

←正圧

 負圧 →(一般部)

地盤面からの高さZ﹇m﹈

45

40

35

30

25

20

15

10

5

0500  1,000  1,500  2,000  2,500  3,000

風圧力W[N/m2]

←負圧(隅角部)

隅角部

a’:2Hと建物短辺  のうち小さい値

0.1a’

0.1a’

0.1a’0.1a’

H

a

隅角部

一般部

a’:2Hと建物短辺b  のうち小さい値

0.1a’

0.1a’

0.1a’0.1a’

H

b

隅角部

a’:2Hと建物短辺  のうち小さい値

0.1a’

0.1a’

0.1a’0.1a’

H

a

建物基準高さと軒高さの平均が40mで、再現期間100年の場合。粗度区分Ⅲ。風速34m/S。

(7)隅角部の幅の決定図 4 に示した隅角部の幅(0.1a')は、以下のように決定します。隅角部幅=0.1a'a'=平面の短辺の長さbと、Hの2倍の数値のうち、小さい方の数値(m)

隅角部の定義図 4

4-1-4

強度・安全

4-1