5 「確かな学力」の育成 2 学習指導を充実する 3 学習...

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児童生徒に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために 必要な思考力・判断力・表現力等を育むとともに、主体的に学習に取り組む態度を育成し、確かな学力 を身に付けさせる。 また、学習指導要領や全国学力・学習状況調査の結果等を踏まえ、主体的・対話的で深い学びの実現 に向けた授業改善に取り組むとともに、少人数指導等きめ細かな指導の充実を図る。 児童生徒のつまずきの解消や系統性を重視した指導の充実 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の促進 平成30年度 重点実践事項 学習指導要領等に基づき、教育課程を 編成し、創意工夫した学習活動を行う 1 実践目標 関係資料 平成29年度全国学力・学習状況調査の課題を踏まえた 学習指導等の改善・充実のポイント (H29 県教委) ひょうごつまずきポイント実践事例集 (H28 県教委) つまずきポイントの整理と系統性-児童生徒のつまずき 解消をめざしてー (H27 県教委) 「兵庫県教科担任制」検証委員会提言 学力向上や小中 の円滑な接続を図るために (H25 県教委) 「学習タイム」の推進について (H24 県教委) 小・中学校連携に係る効果的な取組事例集 (H24 県教委) 評価規準表 (H23 県教委) 小・中学校連携の取組例 (H23 県教委) 小学校、中学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習 評価及び指導要録の改善等について (H22 県教委通知) 基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着をめざして -「学習タイム」の推進- (H20 県教委) 5 「確かな学力」の育成 「確かな学力」の育成 主体的・対話的で深い学びの視点から授業改善 ◆主体的な学び 学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成 の方向性と関連づけながら、見通しを持って粘り強く 取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる 学び ◆対話的な学び 子ども同士の協働、教職員や地域の人との対話、先 哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の 考えを広げ深める学び ◆深い学び 習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科 等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、 知識を相互に関連づけてより深く理解したり、情報を 精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策 を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに 向かう学び 新しい時代に必要となる 資質・能力の三つの柱 学びを人生や社会に 生かそうとする 「学びに向かう力・ 人間性等」の涵養 生きて働く 「知識及び技能」 の習得 未知の状況にも対応できる 「思考力・判断力・ 表現力等」の育成 児童生徒の姿や地域の実情等を踏まえ、各学校 が設定する学校教育目標を実現するため、教科等 横断的な視点で、教育内容を組織的に配列する。 そして、教育活動の質の向上に向けて、教育課程 を編成し、実施し、評価して改善を図る一連の PDCAサイクルを確立する。 ①カリキュラム・マネジメントの実現 各教科等や学年相互の関連を踏まえた指導計画 を作成し、系統的・発展的に指導する。また、指 導目標に即した評価規準や評価方法を明確にし、 指導方法の工夫・改善に取り組むなど、指導と評 価の一体化を図る。 ②指導計画の作成と評価の工夫 校種間の共通課題への取組や公開授業等による 指導の系統性の確保等、緊密な連携により、校種 間の円滑な接続を図る。特に、小・中学校におい ては、児童生徒や教員の交流、教育課程の編成等 について工夫を図り、小中9年間を見通した効果 的な指導を行う。 ③小中連携等校種間の連携の促進 「ひょうごがんばりタイム」による放課後の補 充学習や地域住民による放課後や土曜日の学習支 援等、保護者や地域の人々等を活用し、連携・協 力して、学力向上の取組を促進する。 外部人材を活用した学力向上の取組 異学年間による教え合い学習の様子 (伊丹市立笹原中学校) 18 2

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Page 1: 5 「確かな学力」の育成 2 学習指導を充実する 3 学習 …kikaku-bo/juten/105_gakuryoku.pdf · 児童生徒に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために

 児童生徒に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育むとともに、主体的に学習に取り組む態度を育成し、確かな学力を身に付けさせる。 また、学習指導要領や全国学力・学習状況調査の結果等を踏まえ、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組むとともに、少人数指導等きめ細かな指導の充実を図る。

●児童生徒のつまずきの解消や系統性を重視した指導の充実●主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の促進

平成30年度重点実践事項

学習指導要領等に基づき、教育課程を編成し、創意工夫した学習活動を行う1

実践目標

関係資料平成29年度全国学力・学習状況調査の課題を踏まえた学習指導等の改善・充実のポイント (H29 県教委)ひょうごつまずきポイント実践事例集 (H28 県教委)つまずきポイントの整理と系統性-児童生徒のつまずき解消をめざしてー (H27 県教委)

「兵庫県教科担任制」検証委員会提言 学力向上や小中の円滑な接続を図るために (H25 県教委)

「学習タイム」の推進について (H24 県教委)小・中学校連携に係る効果的な取組事例集 (H24 県教委)評価規準表 (H23 県教委)小・中学校連携の取組例 (H23 県教委)小学校、中学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について (H22 県教委通知)基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着をめざして-「学習タイム」の推進- (H20 県教委)

5 「確かな学力」の育成

「確かな学力」の育成

主体的・対話的で深い学びの視点から授業改善◆主体的な学び  学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成 の方向性と関連づけながら、見通しを持って粘り強く 取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる 学び◆対話的な学び  子ども同士の協働、教職員や地域の人との対話、先 哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の 考えを広げ深める学び◆深い学び  習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科 等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、 知識を相互に関連づけてより深く理解したり、情報を 精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策 を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに 向かう学び

新しい時代に必要となる資質・能力の三つの柱

学びを人生や社会に生かそうとする

「学びに向かう力・人間性等」の涵養

生きて働く「知識及び技能」

の習得

未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成

 児童生徒の姿や地域の実情等を踏まえ、各学校が設定する学校教育目標を実現するため、教科等横断的な視点で、教育内容を組織的に配列する。そして、教育活動の質の向上に向けて、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルを確立する。

①カリキュラム・マネジメントの実現 中小 高 特

 各教科等や学年相互の関連を踏まえた指導計画を作成し、系統的・発展的に指導する。また、指導目標に即した評価規準や評価方法を明確にし、指導方法の工夫・改善に取り組むなど、指導と評価の一体化を図る。

②指導計画の作成と評価の工夫 中小 高 特

 校種間の共通課題への取組や公開授業等による指導の系統性の確保等、緊密な連携により、校種間の円滑な接続を図る。特に、小・中学校においては、児童生徒や教員の交流、教育課程の編成等について工夫を図り、小中9年間を見通した効果的な指導を行う。

③小中連携等校種間の連携の促進 中小 高

 「ひょうごがんばりタイム」による放課後の補充学習や地域住民による放課後や土曜日の学習支援等、保護者や地域の人々等を活用し、連携・協力して、学力向上の取組を促進する。

④外部人材を活用した学力向上の取組 中小 高 社

異学年間による教え合い学習の様子(伊丹市立笹原中学校)

 生徒の生活実態や学習状況等を把握し、少人数指導や習熟の程度に応じた指導による基礎的・基本的な知識・技能の定着を図る。また、補充的・発展的な学習等を取り入れるとともに、自主的な学習習慣の確立を図り、学力向上に取り組む。

①きめ細かな指導の充実 高 全国学力・学習状況調査の結果等により、自校の児童生徒の生活実態や学習状況等を適切に把握・分析し、課題の改善に向け組織的に取り組む。その際、習熟の程度に応じた指導や補充的・発展的な学習を取り入れるなどきめ細かな指導方法を工夫する。

①学力の把握に基づくきめ細かな指導の充実 中小

小・中学校における学習指導を充実する2

実践目標

 「ひょうごつまずきポイント指導事例集」や専用ウェブサイトに掲載した補助資料等を活用し、児童生徒のつまずきの解消を図るとともに、学年間、校種間の学習の系統性を重視した指導の充実を図る。

②児童生徒のつまずきの解消や系統性を重視した指導の充実 中小

 繰り返し学習等の指導方法の工夫や、学習タイムの充実、家庭での学習課題の適切な設定、家庭学習の手引きの活用等により、学習習慣や基礎的・基本的な知識・技能の着実な定着を図る。

③学習習慣や知識・技能の定着 中小

 学力向上に向け、スーパーティーチャーの活用や授業研究を伴う校内研修等の実施を進めるとともに、授業の中で指導のねらいや意図を提示して児童生徒と共有し、主体的・対話的で深い学びの実現に向けて、自校の児童生徒の課題に対応した授業改善に努める。

④授業改善の促進 中小

高等学校における学習指導を充実する3

実践目標

 生徒の能力・適性や学習ニーズ、進路希望、地域の実態、社会の変化等を踏まえ、選択科目の充実を図る。また、大学等と連携した学習機会を充実する。

②生徒の実態等に応じた学習内容の充実 高

 知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視し、計画的な研究授業や研究協議を実施するとともに、指導目標を明確にし、探究活動を取り入れ、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組む。

③学習指導要領の趣旨を踏まえた授業改善高

施策解説P.61

主体的・対話的で深い学びの実現に向けた指導のポイント

・本時で身に付けさせたいこと、提示するめあて、学習活動、振り返りの内容がつながっ ていますか。・既習事項を振り返ったり、本時で何ができればよいかを考えたりするなど、児童生徒が 見通しを持って学習に取り組めるための手立てを行っていますか。・学習後に「何が身に付いたのか」を実感し、生活や次の学習につなげることのできる振 り返りになっていますか。

主体的な学び

・授業の前と後で、「何が深まるのか」が明確になっていますか。・ 単元や1時間の中でどのような「見方・考え方」を働かせるのかが具体的になっていますか。・児童生徒の思考の流れを具体的にイメージし、思考・判断・表現の過程を重視した上で、 単元や題材の構成や学習の場面等に応じた指導方法を設定していますか。

深い学び

・「何を考えさせたいか」「どのような意見が出されるか」など、児童生徒の思考を事前 にイメージした上で話し合い活動を行っていますか。・「意見を収束させる」「多様な意見を出す」など、目的を明確にして、話し合いの形態 (ペア、グループ、全体)を設定していますか。・児童生徒一人一人が自分の考えを持った上で、話し合い活動に臨んでいますか。・「比較する」「分類する」など、話し合いを通じて考えを深めたり広げたりするための思 考の仕方や、そのための手立て(ワークシートなど)を示していますか。・話し合いの前に視点を確認したり、話し合いの後に考えの深まりを確認する場面を設け るなど、話し合いを充実させるための活動を行っていますか。

対話的な学び

18

2「生きる力」を育む教育の推進

Page 2: 5 「確かな学力」の育成 2 学習指導を充実する 3 学習 …kikaku-bo/juten/105_gakuryoku.pdf · 児童生徒に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために

 児童生徒に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育むとともに、主体的に学習に取り組む態度を育成し、確かな学力を身に付けさせる。 また、学習指導要領や全国学力・学習状況調査の結果等を踏まえ、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組むとともに、少人数指導等きめ細かな指導の充実を図る。

●児童生徒のつまずきの解消や系統性を重視した指導の充実●主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の促進

平成30年度重点実践事項

学習指導要領等に基づき、教育課程を編成し、創意工夫した学習活動を行う1

実践目標

関係資料平成29年度全国学力・学習状況調査の課題を踏まえた学習指導等の改善・充実のポイント (H29 県教委)ひょうごつまずきポイント実践事例集 (H28 県教委)つまずきポイントの整理と系統性-児童生徒のつまずき解消をめざしてー (H27 県教委)

「兵庫県教科担任制」検証委員会提言 学力向上や小中の円滑な接続を図るために (H25 県教委)

「学習タイム」の推進について (H24 県教委)小・中学校連携に係る効果的な取組事例集 (H24 県教委)評価規準表 (H23 県教委)小・中学校連携の取組例 (H23 県教委)小学校、中学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について (H22 県教委通知)基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着をめざして-「学習タイム」の推進- (H20 県教委)

5 「確かな学力」の育成

「確かな学力」の育成

主体的・対話的で深い学びの視点から授業改善◆主体的な学び  学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成 の方向性と関連づけながら、見通しを持って粘り強く 取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる 学び◆対話的な学び  子ども同士の協働、教職員や地域の人との対話、先 哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の 考えを広げ深める学び◆深い学び  習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科 等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、 知識を相互に関連づけてより深く理解したり、情報を 精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策 を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに 向かう学び

新しい時代に必要となる資質・能力の三つの柱

学びを人生や社会に生かそうとする

「学びに向かう力・人間性等」の涵養

生きて働く「知識及び技能」

の習得

未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成

 児童生徒の姿や地域の実情等を踏まえ、各学校が設定する学校教育目標を実現するため、教科等横断的な視点で、教育内容を組織的に配列する。そして、教育活動の質の向上に向けて、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のPDCAサイクルを確立する。

①カリキュラム・マネジメントの実現 中小 高 特

 各教科等や学年相互の関連を踏まえた指導計画を作成し、系統的・発展的に指導する。また、指導目標に即した評価規準や評価方法を明確にし、指導方法の工夫・改善に取り組むなど、指導と評価の一体化を図る。

②指導計画の作成と評価の工夫 中小 高 特

 校種間の共通課題への取組や公開授業等による指導の系統性の確保等、緊密な連携により、校種間の円滑な接続を図る。特に、小・中学校においては、児童生徒や教員の交流、教育課程の編成等について工夫を図り、小中9年間を見通した効果的な指導を行う。

③小中連携等校種間の連携の促進 中小 高

 「ひょうごがんばりタイム」による放課後の補充学習や地域住民による放課後や土曜日の学習支援等、保護者や地域の人々等を活用し、連携・協力して、学力向上の取組を促進する。

④外部人材を活用した学力向上の取組 中小 高 社

異学年間による教え合い学習の様子(伊丹市立笹原中学校)

 生徒の生活実態や学習状況等を把握し、少人数指導や習熟の程度に応じた指導による基礎的・基本的な知識・技能の定着を図る。また、補充的・発展的な学習等を取り入れるとともに、自主的な学習習慣の確立を図り、学力向上に取り組む。

①きめ細かな指導の充実 高 全国学力・学習状況調査の結果等により、自校の児童生徒の生活実態や学習状況等を適切に把握・分析し、課題の改善に向け組織的に取り組む。その際、習熟の程度に応じた指導や補充的・発展的な学習を取り入れるなどきめ細かな指導方法を工夫する。

①学力の把握に基づくきめ細かな指導の充実 中小

小・中学校における学習指導を充実する2

実践目標

 「ひょうごつまずきポイント指導事例集」や専用ウェブサイトに掲載した補助資料等を活用し、児童生徒のつまずきの解消を図るとともに、学年間、校種間の学習の系統性を重視した指導の充実を図る。

②児童生徒のつまずきの解消や系統性を重視した指導の充実 中小

 繰り返し学習等の指導方法の工夫や、学習タイムの充実、家庭での学習課題の適切な設定、家庭学習の手引きの活用等により、学習習慣や基礎的・基本的な知識・技能の着実な定着を図る。

③学習習慣や知識・技能の定着 中小

 学力向上に向け、スーパーティーチャーの活用や授業研究を伴う校内研修等の実施を進めるとともに、授業の中で指導のねらいや意図を提示して児童生徒と共有し、主体的・対話的で深い学びの実現に向けて、自校の児童生徒の課題に対応した授業改善に努める。

④授業改善の促進 中小

高等学校における学習指導を充実する3

実践目標

 生徒の能力・適性や学習ニーズ、進路希望、地域の実態、社会の変化等を踏まえ、選択科目の充実を図る。また、大学等と連携した学習機会を充実する。

②生徒の実態等に応じた学習内容の充実 高

 知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視し、計画的な研究授業や研究協議を実施するとともに、指導目標を明確にし、探究活動を取り入れ、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組む。

③学習指導要領の趣旨を踏まえた授業改善高

施策解説P.61

主体的・対話的で深い学びの実現に向けた指導のポイント

・本時で身に付けさせたいこと、提示するめあて、学習活動、振り返りの内容がつながっ ていますか。・既習事項を振り返ったり、本時で何ができればよいかを考えたりするなど、児童生徒が 見通しを持って学習に取り組めるための手立てを行っていますか。・学習後に「何が身に付いたのか」を実感し、生活や次の学習につなげることのできる振 り返りになっていますか。

主体的な学び

・授業の前と後で、「何が深まるのか」が明確になっていますか。・ 単元や1時間の中でどのような「見方・考え方」を働かせるのかが具体的になっていますか。・児童生徒の思考の流れを具体的にイメージし、思考・判断・表現の過程を重視した上で、 単元や題材の構成や学習の場面等に応じた指導方法を設定していますか。

深い学び

・「何を考えさせたいか」「どのような意見が出されるか」など、児童生徒の思考を事前 にイメージした上で話し合い活動を行っていますか。・「意見を収束させる」「多様な意見を出す」など、目的を明確にして、話し合いの形態 (ペア、グループ、全体)を設定していますか。・児童生徒一人一人が自分の考えを持った上で、話し合い活動に臨んでいますか。・「比較する」「分類する」など、話し合いを通じて考えを深めたり広げたりするための思 考の仕方や、そのための手立て(ワークシートなど)を示していますか。・話し合いの前に視点を確認したり、話し合いの後に考えの深まりを確認する場面を設け るなど、話し合いを充実させるための活動を行っていますか。

対話的な学び

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2「生きる力」を育む教育の推進