リーンスタートアップのための「聞く力」

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リーンスタートアップのための 「聞く力」 課題検証インタビュー法 利用品質ラボ 樽本徹也 20131213日~15

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第2回 Lean Startup Machine Tokyo (DEC 13-15, 2013) https://www.facebook.com/LeanStartupMachineTokyo

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Page 1: リーンスタートアップのための「聞く力」

リーンスタートアップのための

「聞く力」

課題検証インタビュー法

利用品質ラボ 樽本徹也

2013年12月13日~15日

Page 2: リーンスタートアップのための「聞く力」

「ユーザビリティエンジニアリング(第2版)」

1章 ユーザ中心設計概論2章 インタビュー法3章 インタビューの実践4章 データ分析法5章 発想法6章 プロトタイプ7章 ユーザビリティ評価法8章 ユーザテスト9章 ユーザテストの準備10章 ユーザテストの実施11章 分析と再設計12章 ユーザ中心設計活動

*無料サンプル版(第2章全文)http://www.slideshare.net/barrelbook/ss‐26183115

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Page 3: リーンスタートアップのための「聞く力」

全ては起業家の「閃き」から始まる

Page 4: リーンスタートアップのための「聞く力」

Get out of the building!GOB

リーンスタートアップのマントラは「オフィスを飛び出せ!」

Page 5: リーンスタートアップのための「聞く力」

向かう先の定番:カフェ、バー、ショッピングモール

Page 6: リーンスタートアップのための「聞く力」

Problem interview

(想定)顧客に会って話を聞く

Page 7: リーンスタートアップのための「聞く力」

「こんな製品があれば欲しいですか?」

Page 8: リーンスタートアップのための「聞く力」

今、仮に

IT勉強会向け「簡易レジ・アプリ」

を作ろう!と思っているとすると・・・

Page 9: リーンスタートアップのための「聞く力」

今、私は勉強会スタッフをサポートするようなスマホ⽤アプリを開発したいと思っています。特にイベント会場での現⾦の管理をサポートする「簡易レジ・アプリ」のようなものを考えています。

多くのIT勉強会は参加無料です。しかし実際にはスタッフの交通費やワークショップで使う⽂房具など様々な経費が発⽣しています。それらは事実上スタッフの⾃腹という勉強会は少なくないように思います。そういった最低限の運営費をまかなう⽅法の1つは参加費を徴収することです。また、会場で物品販売を⾏ってその収益を運営費に回すという⽅法もあります。いずれにしても、会場で現⾦のやり取りとその管理が発⽣しますが、それが意外と煩雑です。

・まず釣り銭を含め、現⾦を置いておく場所に困ります。私は、よく、お菓⼦の空き箱を臨時のレジ代わりにするのですが、お札が⾵で⾶ぶんじゃないかと⼼配になります。

・それから、イベントが終了して売上げを集計するまでは、現⾦がいくらあれば合っているか全く分かりません。いつも、イベント終了後に計算が合うと“ほっ”とします。

・さらに、家に帰ってから会計報告を作成しないといけません。お⾦絡みのことなので、なるべく早くスタッフ仲間に報告したいのですが、イベント当⽇は、必ず打ち上げで飲んで帰るので、さすがにその⽇はできません。その翌⽇以降、仕事が忙しかったりすると、どんどん報告が遅れてしまって、ちょっと肩⾝が狭い思いをします。

Page 10: リーンスタートアップのための「聞く力」

以上が、普段、私が感じている主な問題点です。

○○さんも、今、私が話したような体験(問題意識)はお持ちですか? もし、お持ちならば、具体的にお聞かせ願えないでしょうか。

それ以外に○○さんが普段感じている問題点はありますか? もし、お持ちならば、具体的にお聞かせ願えないでしょうか。

それらの中で、○○さんが⼀番⼤変だ(困っている)と感じている問題点はどれですか? その理由は?

○○さんは、今、その問題にどのように対処していますか?

<以下、省略>

Page 11: リーンスタートアップのための「聞く力」

Pain point Pain level Existing

alternative「問題点」「深刻さ」「既存代替策」を把握する

Page 12: リーンスタートアップのための「聞く力」

Q1. ××について、普段、あなたがお困りの点があればお知らせください。(最⼤3つまで)Q2. それらの問題点は、あなたにとってどれくらい深刻な問題ですか? それぞれ5段階評価でお答えください。Q3. あなたは、それらの問題点にどのように対処していますか? それぞれ50字以内でお答えください。・・・

Page 13: リーンスタートアップのための「聞く力」

Why?

一問一答形式では「原因/理由」は分からない

Why?Why?

Why?Why?

Page 14: リーンスタートアップのための「聞く力」

Story

Story

自らストーリーで語りかけることで、相手にストーリーを語ってもらう

Page 15: リーンスタートアップのための「聞く力」

?

「訊く(Asking)」よりも「聞く(Listening)」ことが大切

Page 16: リーンスタートアップのための「聞く力」

• 仮説検証的:Problem interview

• 仮説生成的:Contextual inquiry

備考

顧客本人さえ気付いていないような課題を探索するためにはエスノグラフィックな手法を用いる

Page 17: リーンスタートアップのための「聞く力」

お薦め

Page 18: リーンスタートアップのための「聞く力」

樽本徹也 ‐ 利用品質ラボ代表

• UXリサーチャ/ユーザビリティエンジニア• 認定人間中心設計専門家• 認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO)• NPO  人間中心設計推進機構 評議員• アジャイルUCD研究会 共同代表

◎人机交互論 ‐ユーザビリティエンジニア的HCI論http://www.usablog.jp/◎アジャイルUCD研究会 ‐リーン/アジャイルUX 新Newshttp://groups.google.com/group/agileucdja?hl=ja◎Facebook ‐樽本徹也https://www.facebook.com/tetsuya.tarumoto

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