有益コミュニケーション

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有益コミュニケーション@研究室 京都大学産官学連携本部 (研究拠点)工学研究科マイクロエンジニアリング専攻 研究者入門集中講義 ~ドクター生にはその義務がある!!!~ 特定研究員 宮野公樹 2010年7月18日研究者入門集中講義

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Page 1: 有益コミュニケーション

有益コミュニケーション@研究室

京都大学産官学連携本部 (研究拠点)工学研究科マイクロエンジニアリング専攻

研究者入門集中講義

~ドクター生にはその義務がある!!!~

特定研究員 宮野公樹

2010年7月18日研究者入門集中講義

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いきいき研究室増産プロジェクト

■正式団体名〆 大学研究室運営ワーキンググループ

■愛 称〆 いきいき研究室増産プロジェクト

■理 念 〆 日本全国の大学研究室に真の『いきいき』を提供する

■活動内容 〆 大学研究室に対して、そのあり方を根本的に問い直し、構成

員が能力を発揮できる環境をつくるための支援を行う

■活動開始 〆 2006年3月

■顧 問〆 松重和美(京都大学前副学長 工学研究科教授)

■アドバイザー〆 京都大学工学研究科マイクロエンジニアリング専攻

現 経済産業科学技術政策環境局政策課 桑島修一郎

京都大学情報学研究科社会情報学専攻 辻 高明

■メンバー〆 京大教員1名〃東大職員1名〃京大院生1名〃

米国ベンチャー企業1名 計6名

■サポーター〆 国立癌センター医師1名〃山形大学助教1名〃計2名

メンバー〃サポーター〃募集中!!

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いきいき研究室増産プロジェクト

実 績 2006/08/04 平成18年度京都大学国際イノベーション機構 ベンチャー々ビジネ

ス々ラボラトリー(KU-IIC-VBL)若手研究助成に採択

2007/02/16 日本全国の大学研究室にウェブ調査を実施

2007/07/06 平成18年度京都大学国際イノベーション機構 ベンチャー々ビジネ

ス々ラボラトリー若手研究助成成果報告会にて最優秀賞を受賞

2007/07/09 山形大学工学部キャンパスミーティングにて活動紹介

2007/09/19 金属学会秋季講演大会にて発表

2007/11/17 京都市立堀川高校教育研究大会にて発表

2007/11/19 財団法人 京都高度技術研究所)学生ベンチャー奨励金に採択

2008/03/27 第142回金属学会教育セッションで発表

2008/03/29 「組織制御に関する産学連携フォーラム」にて発表

2008/05/24 「研究とは何かを体感するワークショップ」を立命館大学にて開催

2008/07/29,30 「研究とは何かを体感するワークショップ」を東京工業大学にて開催

2009/03/17,18 「研究とは何かを体感するワークショップ」を熊本大学にて開催

2009/04/01 月刊「化学」にて特集記事掲載

2009/07/18 教員向け「研究運営セミナー」を豊橋技科大にて開催

2009/07/19 「研究とは何かを体感するワークショップ」を豊橋技科大にて開催

2010/03/12 教員向け「あなた自身の研究室づくり」を鳥取大学にて開催

2010/03/23 大学研究室運営ワーキンググループフォーラム開催!

2010/04/01 いきいき研究室増産プロジェクトサイトにAdobeバナー開始

2010/05/19 日本生理学会若手の会シンポジウム講演「効果的な研究室運営」

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研究室って特別

研究室 環境〃 人材〃 役割 環境〃

Page 6: 有益コミュニケーション

学部

社会 研究室

新入社員研修

研修なし !?

研究室は大きなGAPを内在する!

Page 7: 有益コミュニケーション

研究室って特別

研究室 環境〃 人材〃 役割 人材〃

Page 8: 有益コミュニケーション

あなたの目標 研究室の目標

数年で人が入れ替わり, 教員もまた変わっていく・・・

Page 9: 有益コミュニケーション

研究室って特別

研究室 環境〃 人材〃 役割 役割

Page 10: 有益コミュニケーション

大学の使命

社会貢献

これらはすべて研究室が担う!

Page 11: 有益コミュニケーション

研究室という「場」は

学生にとっても,

教員にとっても,

大学にとっても

極めて重要なファーストプレイスである

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「井の中の蛙」状態 良い研究者≠良い教育者?

研究室での「人の入れ替わり」の意味 やたら忙しい教員

強い「研究室文化」の存在の良いところ・悪いところ。

研究室イベントをどうマネジメントするか (合宿や飲み会など)

どういう状況のとき研究室内で建設的な議論ができる?

ゼミでの議論が吊し上げモードにならないように。

先生自身の研究と研究室の学生の研究テーマ

教えたいけど考えてほしい…教育のジレンマ

個人の経験のみに基づく指導方法

ところが研究室は・・・

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今日は教員と学生の関係を改めて考えよう.教員と良好な関係を築き,高質な対話を重ねることで自分自身の成長に確実につなげるため.加えて,研究室全体のためにも! そう,研究室のリーダーであるドクター生には研究室の全体が肩にかかっている! 自分だけでなく組織全体のことをサービス対象と捉える.これらがドクター生にとってコミュニケーションの目的であるのだ!

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研究室におけるコミュニケーションの悩み

ケーススタディのお題提出

班分け

ディスカッション

発 表

ワークショップの流れ

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クエスチョン

『研究室の人間関係での悩み』を

付箋紙に記入してください(一枚に一つ) Ex)教員との関係,ゼミや研究室全体のこと

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ケーススタディ 登場人物

広尾研究室は、超伝導の分野で有名な研究室のひとつである。広尾研究室

は学部の卒業論文指導学生を9名、修士課程1年と2年を各6名、博士課程1

年を2名、博士課程2年を1名、博士課程3年を2名、そして合計5名の研究員、

2名の助教を抱える、比較的大きな研究室であった。広尾研究室は、研究室

を3~5名のグループに分けて研究を進める、グループ制の指導体制をとって

いた。各グループが、「応用」「基礎」「評価」に分類される3つの方向性のいず

れかに沿って、研究を進めている。 グループでは助教または研究員がグルー

プリーダーとなり、学部生~博士課程の学生は5つあるグループのいずれかに

所属して研究を進める。グループでは少なくとも週に1度のミーティングを行

う。またグループによっては、特に学生の知識々スキルを補い関連する最新の

研究動向を把握するために、文献の輪講や関連する学会々研究会の参加報

告といった内容の勉強会を別に開催している場合もあった。

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まとめ

Page 18: 有益コミュニケーション

そもそも「研究」の本質的存在は・・・ あなたはこの中の一人〄 あなた自身の夢実現のためには〃 大勢の人があなたを応援する必要があります〄

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そもそも「研究」の本質的存在は・・・

巻き込み力 研究者,企業,国,市民

日々のコミュニケーションを大切にすることで, 巻き込み力を向上させ,研究目標を実現させよう!

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