デング熱とデング出血熱

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Dengue fever and Dengue hemorrhagic fever

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Health & Medicine


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Dengue feverandDengue hemorrhagicfever

デング熱

蚊が媒介する熱帯感染症東南アジア、中南米を中心に年間1億人が発症している

日本にも住んでます

ヒトスジシマカ

← Malaria

↓ Dengue

デング熱(症状)

感染3~7日後に発症する、突然の発熱(頭痛、筋肉痛、関節痛も)

3~4日後より解熱とともに発疹が出現し、通常、後遺症なく回復する。

解熱とともに発疹・・・?

経過は突発性発疹に似ている

一度かかると二度とかからないが・・・

4種類の型があるので、違う型にかかる

デング出血熱

2度目以降の感染に多く、治りかけに突然、血漿漏出と出血傾向が出現する。デング熱とは根本的に異なる病態。

出血自体はデング熱だけでもみられる。

・血漿漏出所見(Ht上昇、胸水、腹水)・10万/mm3以下の血小板減少・2-7日続く発熱・出血傾向(ターニケットテスト陽性か、      明らかな出血)

診断基準(以下の全てを満たす)

ターニケットテスト

デング出血熱の本態は出血ではなく血漿漏出

ここからデングショック症候群

そうなる前に、早めの輸液

強い腹痛・腹部圧痛持続する嘔吐意識変容出血無気力・不穏肝腫大急な低体温・顔色不良・四肢冷感

ワーニングサイン

解熱24Hr 24Hr

発症危険期間

しかし、病態が改善すると漏れた血漿が全部血管内に還ってくるので・・・

副腎皮質ステロイドは無効

血小板輸血では出血は止まらない

治療として

重症デングを放置すると死亡率は20%。大量補液により死亡率は1%未満になる。