8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95...

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1 ************************************************************ 【科目名】心理学 【授業コード】1CA1010 【担当教員】下島 裕美 【授業概要】 本講義では、人間理解のために心理学の概要を理解することを目的とする。大学で 初めて心理学を学ぶ人にもわかりやすいように、一緒に課題に取り組みながら心理学 の基本的な考え方や技法を紹介する。 【到達目標】 ≪一般目標(GIO)≫ 人間の心理を理解するために、心理学の基礎知識と研究方法を修得し、自分とは異 なる価値観をもつ他者を理解しようとする態度を身につける。 ≪個別目標(SBOs)≫ ①知覚・記憶・学習・思考のしくみを説明できる。(知識) ②対人関係・こころのトラブルのしくみを説明できる。(知識) ③知覚・記憶・学習・思考の個人差に配慮する態度を身につける。(態度・習慣) ④対人関係・こころのトラブルに配慮する態度を身につける。(態度・習慣) ⑤知覚・記憶・学習・思考の個人差を考えたコミュニケーションを行うことができる。 (技能) ⑥対人関係・こころのトラブルに適切に対応できる。(技能) 【授業計画】 1. 心理学とは何か 2. 知覚 3. 学習(1):古典的条件づけとオペラント条件づけ 4. 学習(2):モデリングと行動療法 5. 記憶(1):記憶のメカニズム 6. 記憶(2):記憶の変容 7. 思考(1):問題解決と創造的思考 8. 思考(2):メタ認知と批判的思考 9. パーソナリティ 10. 対人関係 11. 説得と同調 12. 援助と攻撃 13. 心の健康とストレス 14. 心理療法とカウンセリングマインド 15. まとめ 【授業外学習】 (予習) 各回で下記のページを読んでおくこと。 (復習) 各回で下記のページを読み、配布プリントの穴埋めを完成させること。 1. テキスト第 1 章の P11~19 2. テキスト第 2 章の P20~34 3. テキスト第 2 章の P34~42 4. テキスト第 2 章の P42~43 5. テキスト第 2 章の P43~48 6. テキスト第 2 章の P48~49 7. テキスト第 2 章の P49~55 8. 配布資料(第 7 回に配布) 9. テキスト第 3 章の P56~70 10. テキスト第 5 章の P102~118 11. テキスト第 6 章の P119~135 12. テキスト第 7 章の P136~148 13. テキスト第 8 章の P149~163 14. テキスト第 9 章の 164~171 15. テキストと配布プリント全体の見直し 【テキスト】 「ワークショップ心理学」 藤本忠明・栗田喜勝・瀬島美保子・橋本尚子・東正訓著 ナカニシヤ出版 【参考書】 特になし。 【成績評価の方法】 定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:無 成績評価方法:定期試験 100% ************************************************************ 【科目名】日本国憲法 【授業コード】1CA1020 【担当教員】久保 眞希 【授業概要】 この講義では、憲法の中でも人権部分に焦点をあて、憲法上の基本的人権のもつ意 味を理解し、それぞれの人権の特徴や限界を学ぶことによって、人権の全体像を身に つけましょう。 【到達目標】 裁判例の検討を通じ、バランスの取れたものの見方や法的思考を養うことを目標と します。 【授業計画】 1. 日本国憲法の制定過程 2. 憲法の三大原理 3. 基本的人権 4. 幸福追求権 5. 法の下の平等 6. 信教の自由 7. 学問の自由 8-9. 表現の自由 10. 経済活動の保障 11. 財産権の自由 12. 人身の自由 13. 社会権 14. 参政権・国務請求権 15. 試験(確認テスト)、まとめ 【授業外学習】 高校までに習った公民や政経の内容を復習しておいてください。 【テキスト】 「憲法 第六版」 芦部信喜 岩波書店 「憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ」 有斐閣 「六法」 特に出版社は指定しない 【参考書】 初回の講義の際に紹介します。 【成績評価の方法】 定期試験実施:無 再試験実施:無 成績評価方法:確認テスト(持込 不可)(100%)で評価。 ************************************************************ 【科目名】発達心理学 【授業コード】1CA1040 【担当教員】下島 裕美 【授業概要】 人間は生まれた時から社会的な存在である。本講義では、社会の中で人間がどのよ うに発達していくのか理解することを目的とする。前半では特に乳幼児期を中心に解 説する。子どもの世界を身近なものとして感じてもらいたい。後半では青年期から老 年期までの自己の発達を中心に解説し、人生の最後に必ず訪れる「死」について考え る。 【到達目標】 ≪一般目標(GIO)≫ 社会の中で人間がどのように発達するのかを理解するために、乳幼児期、児童期、 青年期、中年期、老年期の各段階に特徴に関する基礎知識を修得し、自尊感情を大切 にして他者と関わる態度を身につける。 ≪個別目標(SBOs)≫ ①各発達段階の特徴を説明できる。(知識) ②発達段階にあわせて他者と関わる態度を身につける。(態度・習慣) ③発達段階にあわせた他者とのコミュニケーションを実践することができる。(技能) 【授業計画】 1. 生涯発達心理学の基礎 2. 生涯発達心理学の理論(1):成長と成熟の過程 3. 生涯発達心理学の理論(2):生涯発達のプロセスと発達課題 4. 乳児期の発達(1):身体と認知の発達 5. 乳児期の発達(2):愛着の形成 6. 幼児期の発達(1):言葉の発達 7. 幼児期の発達(2):認知の発達 8. 幼児期の発達(3):社会性の発達 9. 児童期の発達 10. 発達障害 11. 青年期から成人期の発達 12. 中年期・老年期の発達 13. 「死」への対応 14. グループワーク 15. まとめ 【授業外学習】 (予習) 各回で下記のページを読んでおくこと。 (復習) 各回で下記のページを読み、配布プリントの穴埋めを完成させること。 1. テキスト第 1 講の P2~17 2. テキスト第 2 講の P18~26 3. テキスト第 3 講の P27~39 4. テキスト第 4 講・第 5 講の P42~58 5. テキスト第 5 講の P58~63 6. テキスト第 6 講の P64~70 7. テキスト第 6 講の P70~79 8. テキスト第 7 講の P80~85 9. テキスト第 8 講の P86~95 10. テキスト第 9 講の P96~105 11. テキスト第 10 講・第 11 講の P108~134 12. テキスト第 12 講・第 13 講・第 14 講の P135~175 13. テキスト第 15 講の P176~188 14. 配布資料(第 13 回に配布) 15. 第 1 回から第 14 回までのプリントの見直し 【テキスト】 「生涯発達心理学 15 講」 高橋一公・中川佳子編著 北大路書房 【参考書】 特になし。 【成績評価の方法】 定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:無 成績評価方法:定期試験(100%) ************************************************************

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Page 1: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

1

************************************************************

【科目名】心理学 【授業コード】1CA1010

【担当教員】下島 裕美

【授業概要】

本講義では、人間理解のために心理学の概要を理解することを目的とする。大学で

初めて心理学を学ぶ人にもわかりやすいように、一緒に課題に取り組みながら心理学

の基本的な考え方や技法を紹介する。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

人間の心理を理解するために、心理学の基礎知識と研究方法を修得し、自分とは異

なる価値観をもつ他者を理解しようとする態度を身につける。

≪個別目標(SBOs)≫

①知覚・記憶・学習・思考のしくみを説明できる。(知識)

②対人関係・こころのトラブルのしくみを説明できる。(知識)

③知覚・記憶・学習・思考の個人差に配慮する態度を身につける。(態度・習慣)

④対人関係・こころのトラブルに配慮する態度を身につける。(態度・習慣)

⑤知覚・記憶・学習・思考の個人差を考えたコミュニケーションを行うことができる。

(技能)

⑥対人関係・こころのトラブルに適切に対応できる。(技能)

【授業計画】

1. 心理学とは何か

2. 知覚

3. 学習(1):古典的条件づけとオペラント条件づけ

4. 学習(2):モデリングと行動療法

5. 記憶(1):記憶のメカニズム

6. 記憶(2):記憶の変容

7. 思考(1):問題解決と創造的思考

8. 思考(2):メタ認知と批判的思考

9. パーソナリティ

10. 対人関係

11. 説得と同調

12. 援助と攻撃

13. 心の健康とストレス

14. 心理療法とカウンセリングマインド

15. まとめ

【授業外学習】

(予習) 各回で下記のページを読んでおくこと。

(復習) 各回で下記のページを読み、配布プリントの穴埋めを完成させること。

1. テキスト第 1章の P11~19

2. テキスト第 2章の P20~34

3. テキスト第 2章の P34~42

4. テキスト第 2章の P42~43

5. テキスト第 2章の P43~48

6. テキスト第 2章の P48~49

7. テキスト第 2章の P49~55

8. 配布資料(第 7回に配布)

9. テキスト第 3章の P56~70

10. テキスト第 5章の P102~118

11. テキスト第 6章の P119~135

12. テキスト第 7章の P136~148

13. テキスト第 8章の P149~163

14. テキスト第 9章の 164~171

15. テキストと配布プリント全体の見直し

【テキスト】

「ワークショップ心理学」 藤本忠明・栗田喜勝・瀬島美保子・橋本尚子・東正訓著

ナカニシヤ出版

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:無

成績評価方法:定期試験 100%

************************************************************

【科目名】日本国憲法 【授業コード】1CA1020

【担当教員】久保 眞希

【授業概要】

この講義では、憲法の中でも人権部分に焦点をあて、憲法上の基本的人権のもつ意

味を理解し、それぞれの人権の特徴や限界を学ぶことによって、人権の全体像を身に

つけましょう。

【到達目標】

裁判例の検討を通じ、バランスの取れたものの見方や法的思考を養うことを目標と

します。

【授業計画】

1. 日本国憲法の制定過程

2. 憲法の三大原理

3. 基本的人権

4. 幸福追求権

5. 法の下の平等

6. 信教の自由

7. 学問の自由

8-9. 表現の自由

10. 経済活動の保障

11. 財産権の自由

12. 人身の自由

13. 社会権

14. 参政権・国務請求権

15. 試験(確認テスト)、まとめ

【授業外学習】

高校までに習った公民や政経の内容を復習しておいてください。

【テキスト】

「憲法 第六版」 芦部信喜 岩波書店

「憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ」 有斐閣

「六法」 特に出版社は指定しない

【参考書】

初回の講義の際に紹介します。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:確認テスト(持込 不可)(100%)で評価。

************************************************************

【科目名】発達心理学 【授業コード】1CA1040

【担当教員】下島 裕美

【授業概要】

人間は生まれた時から社会的な存在である。本講義では、社会の中で人間がどのよ

うに発達していくのか理解することを目的とする。前半では特に乳幼児期を中心に解

説する。子どもの世界を身近なものとして感じてもらいたい。後半では青年期から老

年期までの自己の発達を中心に解説し、人生の最後に必ず訪れる「死」について考え

る。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

社会の中で人間がどのように発達するのかを理解するために、乳幼児期、児童期、

青年期、中年期、老年期の各段階に特徴に関する基礎知識を修得し、自尊感情を大切

にして他者と関わる態度を身につける。

≪個別目標(SBOs)≫

①各発達段階の特徴を説明できる。(知識)

②発達段階にあわせて他者と関わる態度を身につける。(態度・習慣)

③発達段階にあわせた他者とのコミュニケーションを実践することができる。(技能)

【授業計画】

1. 生涯発達心理学の基礎

2. 生涯発達心理学の理論(1):成長と成熟の過程

3. 生涯発達心理学の理論(2):生涯発達のプロセスと発達課題

4. 乳児期の発達(1):身体と認知の発達

5. 乳児期の発達(2):愛着の形成

6. 幼児期の発達(1):言葉の発達

7. 幼児期の発達(2):認知の発達

8. 幼児期の発達(3):社会性の発達

9. 児童期の発達

10. 発達障害

11. 青年期から成人期の発達

12. 中年期・老年期の発達

13. 「死」への対応

14. グループワーク

15. まとめ

【授業外学習】

(予習) 各回で下記のページを読んでおくこと。

(復習) 各回で下記のページを読み、配布プリントの穴埋めを完成させること。

1. テキスト第 1講の P2~17

2. テキスト第 2講の P18~26

3. テキスト第 3講の P27~39

4. テキスト第 4講・第 5講の P42~58

5. テキスト第 5講の P58~63

6. テキスト第 6講の P64~70

7. テキスト第 6講の P70~79

8. テキスト第 7講の P80~85

9. テキスト第 8講の P86~95

10. テキスト第 9講の P96~105

11. テキスト第 10講・第 11講の P108~134

12. テキスト第 12講・第 13講・第 14講の P135~175

13. テキスト第 15講の P176~188

14. 配布資料(第 13回に配布)

15. 第 1回から第 14回までのプリントの見直し

【テキスト】

「生涯発達心理学 15講」 高橋一公・中川佳子編著 北大路書房

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:無

成績評価方法:定期試験(100%)

************************************************************

Page 2: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

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【科目名】芸術 B 【授業コード】1CA105B

【担当教員】吉江 秀和

【授業概要】

クラシック音楽を語る上で、作曲家や作品と比較して、楽器自体が注目されること

は多くない。しかし、とりわけ 19世紀までは、新しい楽器が誕生したり、楽器の改良

が頻繁におこなわれたりしており、たとえ同じ名前であっても、現在、我々が一般的

に目にする楽器と過去のものには、異なる部分が見られる場合がある。その一方、そ

れまで使われていた楽器が、演奏の場や音楽自体の変化の中で衰退する例も見られる。

したがって、これらの楽器の変化や楽器の盛衰が作品や音楽受容に大きな影響を与え

ることが少なくない。また、それらの変化は、当時の政治状況など、一見すると音楽

とは関連性が低いと思われる分野とも、密接に結びついていることがある。

そこで、この講義では金管楽器と木管楽器を扱い、楽器の特性や加工技術や演奏技

術の発展、現代の楽器との相違点、楽器が作曲家に与えた影響などに注目する。そし

て、当時の時代様相も考慮に入れつつ、作曲家が用いた楽器の選択方法や表現方法も

含めて、音楽をより深く知る手がかりを示していく。

【到達目標】

音楽を鑑賞する際、楽譜に書かれた情報を読み取ることだけでなく、その作品の成

立背景、時代の様相、作品の生み出された場所、当時の聴衆などを考慮に入れること

により、今まで気づかなかったことが浮かび上がる。ここでは、楽器の発展や新たな

楽器の誕生や衰退が社会の様々な部分と連動していることを理解し、音楽を楽しむた

めの新しい視点を獲得すること、そして、書籍やレジュメなどを用いて講義内容を簡

潔にまとめる力、更なる知識を得るための探究心を培うことを目標とする。

【授業計画】

1. オリエンテーション

2-3. 木管楽器 リコーダー、フルート

4-5. 木管楽器 クラリネット

6. 木管楽器 オーボエ、バスーン

7. 木管楽器 サクソフォーン

8. 金管楽器 ツィンク

9-10. 金管楽器 トランペット

11. 金管楽器 ホルン

12. 金管楽器 トロンボーン

13. 金管楽器 チューバ、セルパン

14. さまざまな管楽器の合奏

15. 全体のまとめ

【授業外学習】

参考書の項目で挙げたような書籍などで、弦楽器のおおよその特徴や変遷の歴史を

事前に確認しておくことが望ましい。講義後は、配布されたレジュメや、レジュメに

記された毎回の講義の中心的な内容の理解を深めるための書籍などを用いて復習する

こと。また、この講義は音楽を聴いてもらうことが主であるため、講義内で扱った主

要な作品を、自分でも改めて聴き、作品の特徴を確認すること。また、欧米の情勢、

有名な人物や地名が講義中に出てくるため、欧米史や地理を簡単に確認しておくこと

が望ましい。なお、楽譜を読めることや音楽に関する専門的な知識は必要ない。

【テキスト】

特にテキストの指定はしない。

【参考書】

楽器の理解を深めるために、以下の書籍を挙げておく。

「世界の楽器百科図鑑:楽器の起源と発展」 マックス・ウェイド=マシューズ 別宮

貞徳監訳 東洋書林 2002年

「カラー図解 楽器のしくみ」 緒方英子 日本実業出版社 2006年

「知っているようで知らない 管楽器おもしろ雑学事典」 佐伯茂樹 ヤマハミュー

ジックメディア 2007年

「カラー図解 楽器から見る 吹奏楽の世界」 佐伯茂樹 河出書房新社 2009年

また、各時代の音楽の様子の理解を深めるために、以下の書籍を挙げておく。

「新西洋音楽史 上・中・下」 D.J.グラウト/C.V.パリスカ 戸口幸策ほか共訳 音

楽之友社 1998-2001年

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:無

成績評価方法:平常点(40%)と定期試験(60%)で評価。

平常点は講義の際に提出してもらうコメントシートの内容、講義内容に関する簡単

な課題で決める。定期試験は、定期試験期間におこなう。

【備考】

毎回出席を確認する。私語・携帯電話の使用厳禁(講義中の態度が芳しくない学生に

は、場合によって退出を願うこともある)。

************************************************************

【科目名】芸術 D 【授業コード】1CA105D

【担当教員】吉江 秀和

【授業概要】

西洋音楽の分野では 1600 年頃から 1750 年頃までをバロック時代と呼び、オペラが

王侯貴族らの政治的・外交的手段として用いられるなど、音楽が場に応じた様式を確

立する時代でもあった。また、バロック音楽は、他の芸術分野との統一性が見られる

一方、各国で独自の様式を生み出すなど、それぞれの国の実情に合わせて発展してお

り、そこには様々な政治的な側面とのつながりが認められる。

この講義では、各国で見られる様々な社会状況や当時の人々の概念などと結びつけ

て、バロック音楽の特徴を確認しながら、バロック音楽がどのような発展を遂げたの

かを読み解いていく。

【到達目標】

音楽を鑑賞する際、楽譜に書かれた情報を読み取ることだけでなく、その作品の成

立背景、時代の様相、作品の生み出された場所、当時の聴衆などを考慮に入れること

により、今まで気づかなかったことが浮かび上がる。ここでは国によって発展の仕方

が異なるバロック時代の音楽を通じて、音楽と社会が様々な部分でつながりをもって

いることを理解し、音楽を楽しむための新しい視点を獲得すること、そして、書籍や

レジュメなどを用いて講義内容を簡潔にまとめる力、更なる知識を得るための探究心

を培うことを目標とする。

【授業計画】

1. オリエンテーション

2. バロック音楽の特徴

3-4. バロック音楽の誕生

5. オペラの発展

6. バロック音楽の発展(1) イタリア

7. バロック音楽の発展(2) ドイツ

8. バロック音楽の発展(3) フランス

9. バロック音楽の発展(4) イギリス

10. オペラの盛隆

11. 後期バロック音楽(1) イタリア

12. 後期バロック音楽(2) ドイツ

13. 後期バロック音楽(3) フランス

14. 後期バロック音楽(4) イギリス

15. 全体のまとめ

【授業外学習】

参考書の項目で挙げたような書籍などで、弦楽器のおおよその特徴や変遷の歴史を

事前に確認しておくことが望ましい。講義後は、配布されたレジュメや、レジュメに

記された毎回の講義の中心的な内容の理解を深めるための書籍などを用いて復習する

こと。 また、この講義は音楽を聴いてもらうことが主であるため、講義内で扱った

主要な作品を、自分でも改めて聴き、作品の特徴を確認すること。また、欧米の情勢、

有名な人物や地名が講義中に出てくるため、欧米史や地理を簡単に確認しておくこと

が望ましい。なお、楽譜を読めることや音楽に関する専門的な知識は必要ない。

【テキスト】

特にテキストの指定はしない。

【参考書】

バロック時代の音楽の理解を深めるために、以下の書籍を挙げておく。

「西洋音楽史 2 バロックの音楽」 フリードリヒ・ブルーメ 和田旦ほか訳 1992年

「バロックの社会と音楽 上・下」 今谷和徳 音楽之友社 1986年、1998年

「バロック音楽」 皆川達夫 講談社学術文庫 2006年

「爛熟した貴族社会とオペラ 西洋の音楽と社会 4 後期バロック I」 ジョージ・J.

ビューロー編 関根敏子監訳 音楽之友社 1996年

「ドイツ音楽の興隆 西洋の音楽と社会 5 後期バロックⅡ」ジョージ・J.ビューロー

編 関根敏子監訳 音楽之友社 1996年

「新西洋音楽史 上・中・下」 D.J.グラウト/C.V.パリスカ 戸口幸策ほか共訳 音

楽之友社 1998-2001年

「バロック音楽を読み解く 252 のキーワード:ア・カペッラからサルスエラまで」シ

ルヴィ・ブイスー 小穴晶子訳 音楽之友社 2012年

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:無

成績評価方法:平常点(40%)と定期試験(60%)で評価。

平常点は講義の際に提出してもらうコメントシートの内容、講義内容に関する簡単

な課題で決める。定期試験は、定期試験期間におこなう。

【備考】

毎回出席を確認する。私語・携帯電話の使用厳禁(講義中の態度が芳しくない学生に

は、場合によって退出を願うこともある)。

************************************************************

【科目名】健康スポーツ科学 【授業コード】1CA1060

【担当教員】朝野 聡、伊澤 英紀

【授業概要】

スポーツをすると脈拍が増加するが、もしも死にそうなくらい最大に運動すればど

れくらいの脈拍数までになるのだろう?あるいは適度な運動というのはどれくらいの

脈拍数なのだろう?スポーツを楽しく安全におこなうためには、このような身体の生

理学的知識や医学的な知識が必要となる。本授業では、健康でスポーティーなライフ

スタイルを獲得するために必要な知識と実践力を養うことを目的として、身体活動や

スポーツがヒトの身体(呼吸循環系や神経・筋・内分泌系など)に及ぼす影響や健康へ

の効果などについて概説する。さらに、心拍数モニタリングによるスポーツ活動を行

い、スポーツと身体の関係性について体感する。

【到達目標】

現代社会におけるスポーツの重要性を理解し、スポーティなライフスタイルを実践

できる。

①健康と体力の概念を理解し、スポーツの意義を説明できる。

②スポーツが身体に及ぼす影響と健康への功罪について述べることができる。

③他者と協力してスポーツゲームを円滑に運営できる。

【授業計画】

1. 健康と体力の構成要素とスポーツの意義(朝野、伊澤)

2.身体活動とエネルギー供給機構(伊澤)

3.トレーニングの科学的基礎(朝野、伊澤)

4-7.スポーツ実習 ネット型スポーツの運動負荷測定(朝野、伊澤)

8-11.スポーツ実習 ゴール型スポーツの運動負荷測定(朝野、伊澤)

12. スポーツと発育発達 (朝野、伊澤)

13. スポーツと障害(朝野、伊澤)

14.スポーツとメンタルヘルス(朝野、伊澤)

15.まとめ(朝野、伊澤)

Page 3: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

3

【授業外学習】

1. 体力測定の実施方法について調べておくこと。

2.体脂肪測定方法について調べておくこと。

3.心拍数とトレーニングの関係について調べておくこと。

4-5.バドミントンの技術について調べておくこと。

6-7.バドミントンのルールについて調べておくこと。

8.バスケットボールの技術について調べておくこと。

9.バスケットボールのルールについて調べておくこと。

10.バレーボールの技術について調べておくこと。

11.バレーボールのルールについて調べておくこと。

12.発育期のスポーツの有効性と障害について調べておくこと。

13. 障がい者スポーツについて調べておくこと。

14.スポーツとメンタルヘルスの関連性について調べておくこと。

15.スポーツと健康の関連性についてまとめておくこと。

【テキスト】

「健康と運動の科学」 九州大学健康科学センター編 大修館、授業資料は適宜配布

する。

【参考書】

「実習で学ぶ健康・運動・スポーツの科学」 九州大学健康科学センター編 大修館

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:授業内の学習活動(40%)、課題レポート(授業時に複数回提示する:60%)

【備考】

三鷹キャンパス体育館にて実施する。

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【科目名】日本語学 【授業コード】1CA1080

【担当教員】金田一 秀穂

【授業概要】

言葉の形の面を中心に、日本語が諸言語と比べてどのような特性を持っているのか、

講じます。

言葉としての日本語を考えるとき、言葉とは何かを明らかにしなければなりません。

そこから始まって、言葉の音がどのような仕組みを持ち、どのような構成で出来上が

っているか。日本語の文字はどのように考えたらよいのか。音の組み合わせで出来上

がる語彙が、どのようであるか。その分類と構成、造語法などに触れ、最後に文法的

な見方から、日本語の文の構造を明らかにしたいと思います。

言語学的方法論を主要な武器として、進んでいきます。

【到達目標】

私たちの身の回りにある日本語について、また、外国人に日本語を教えるときの日

本語はどのようなものなのか、明らかにすることを当面の目的としています。そのこ

とは、私たちの思考を決めつけている日本語を外の視点から見て客観化するというこ

とであり、最終的には、自分とは何かについて考える手がかりになるだろうと思いま

す。

【授業計画】

1. 日本語学と国語学・言語学

2. 日本語学の領域

3. 日本語の音

4. 日本語のアクセント

5. 日本語の音の仕組みと語

6. 分類としての語彙論

7. 出自:和語と漢語

8. 出自:外来語

9. 語構成 派生語

10. 語構成 複合語

11. 語構成 造語法

12. 品詞

13. 文の構造 シンタックス

14. 文の構造 コト

15. 文の構造 モダリティ

【授業外学習】

「ことばのことばっかし」マガジンハウス社に目を通しておいてください。

【テキスト】

なし。

【参考書】

日本語学の概論書 「ことばのことばっかし」マガジンハウス社

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 可) 再試験実施:無

成績評価方法:定期試験(100%)

************************************************************

【科目名】地域と大学 【授業コード】1CA1100

【担当教員】四倉 正之、石井 博之、宮澤 博、朝野 聡、谷口 綾、鈴木 朋子、

久米 梢子、齋藤 利恵、只野 喜一

【授業概要】

地域と大学の連携の中で大学が地域に貢献し、その活動が教育、研究の発展に寄与

していることを学ぶ。

保健学部で培う医療人としての専門スキルを、大学を取り巻く地域社会、家庭、学

校、職場というコミュニティにどのように活用していくかについて学ぶ。また保健学

部のそれぞれの専門分野が「地域住民の健康で幸福な日常生活の営みに寄与すること」

への理解を深める。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

地域での大学の貢献について理解する。

それぞれの専門分野が地域に貢献することを理解する。

≪個別目標(SBOs)≫

①地域社会について理解を深める。

②地方自治体の取り組みや、地域の現状を理解する。

③大学の地域での貢献・教育・研究分野での取り組みを理解する。

④それぞれの専門分野の特性と、それぞれが地域に貢献することを理解する。

【授業計画】

全ての回、全教員で担当する。

1. 国の保健・福祉

2. 三鷹市の保健・福祉

3. グループ討議

4. グループ討議

5. 八王子市の防災対策

6. 被災地支援活動

7. グループ討議

8. グループ討議と発表・まとめ

【授業外学習】

1. (予習)厚生労働省など、国の保健・福祉行政について調べておく。

(復習)厚生労働省など、国の保健・福祉行政についてまとめておく。

2.(予習)三鷹市など地方自治体の保健・福祉行政について調べておく。

(復習)三鷹市など地方自治体の保健・福祉行政についてまとめておく。

3. (予習)前回の講義を元にそれぞれの専門分野の地域貢献について考えをまとめて

おく。

(復習)それぞれの専門分野の地域貢献について説明できるようにする。

4. (予習)前回の講義を元にそれぞれの専門分野の地域貢献について考えをまとめて

おく。

(復習)それぞれの専門分野の地域貢献について説明できるようにする。

5. (予習)八王子など地方自治体の防災対策について調べておく。

(復習)八王子など地方自治体の防災対策についてまとめておく。

6. (予習)東日本大震災による被災地の状況について調べておく。

(復習)被災地で我々のすべきこと、できることについてまとめておく。

7. (予習)前 2 回の講義を元にそれぞれの専門分野の防災対策・被災地支援について

考えをまとめておく。

(復習)それぞれの専門分野の防災対策・被災地支援ついて説明できるようにする。

8. (予習)それぞれの専門分野の防災対策・被災地支援ついて発表できるようにまと

めておく。

(復習)今までの取り組みを元に、地域での大学の貢献について、またそれぞれの

専門分野の地域貢献について説明できるようにする。

【テキスト】

必要に応じて資料を配付。

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:レポート(100%)

************************************************************

【科目名】基礎数学 【授業コード】1CA1110

【担当教員】加藤 誠久

【授業概要】

生体を対象とした計測や制御、情報処理技術を学ぶためのには解析学(微分積分学)

および線形代数は不可欠である。

本講では解析学および線形代数を学ぶための基礎知識を修得する。

【到達目標】

解析学でしばしば用いられる関数の基本的性質を知る事や、これらの関数を微分し

たり積分したりすることにより微分積分の意味を知ることおよびベクトル空間概念を

理解すること。

【授業計画】

1. 数学の点検

2-4. 指数関数と対数関数

5. 三角関数関数

6-7. 微分積分学習のための基礎知識

8. 微分の意味とその計算

9. 積分の計算

10-11. 複素数と複素平面

12. ベクトル空間

13. ベクトル空間の基底と内積

14. 行列と線形写像

15. まとめ

【授業外学習】

(予習)

1. 高等学校の数学を復習しておくこと。

2. 指数法則について調べておくこと。

3-4. プリントで配られる問題を予習すること。

5. 高校で習った三角関数を復習しておくこと。

6. 「実数てどんなもの」かを考えてみること。

7. 極限の概念をプリントの問題で理解すること。

Page 4: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

4

8. プリントの問題で指数関数、三角関数に十分なれること。

9. 面積とは何か考えておくこと 。

10. 複素数とは何か復習しておくこと。

11. プリントの問題を見ておくこと。

12. ベクトルとはどんなものか想像してみること。

13-14. プリントの問題のうち授業で指定したものを解いておくこと。

15. 勉強した問題の中で分からないものを抜き出しておくこと。

(復習) 各回ごとに授業で学習した事柄に対応する。プリントの演習問題を解く事を

薦める。

【テキスト】

なし。(適宜プリントを配る)

【参考書】

「微分積分学の基礎」 水本久夫著 培風館 高等学校教科書

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:授業中の課題に対する回答(40%)、レポート(60%)

【備考】

★この授業は 1回 45分授業で、15回実施します。

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【科目名】数学 【授業コード】1CA1120

【担当教員】加藤 誠久

【授業概要】

数学の知識や考え方は、科学を学ぶために必要不可欠である。

そこで、本講義では数学の基礎的事項から始めて、微分積分学を学習する。

また、微分積分学がどのように利用されるかについて紹介する。

【到達目標】

本講義では微分積分学をとおして数学の知識を広げ、数学的考え方も身につけるこ

とを目的とする。

【授業計画】

1. 実数と数列の極限

2. 連続関数とその性質

3. いろいろな連続関数

4-5. 関数の微分

6. 微分の応用

7-8. テーラー展開

9. 不定積分

10-11. 定積分

12. 積分の応用

13-14. 広義積分

15. まとめ

【授業外学習】

(予習)

1. 実数て何か考えてみよう。

2. 無限小数て何か考えよう。

3. 指数法則について調べておくこと。

4. プリントの問題 1,2で極限につい理解てしておくこと。

5. プリントの問題 1(ⅱ)で自然対数の底について理解すること。

6. 微分がどんな意味を持つか少し考えておくこと。

7. 指数・対数関数について復習しておくこと。

8. プリントの問題 7で高次導関数について理解しておくこと。

9. プリントを見て平均値の定理を復習しておくこと。

10. 面積とは何か考えてみること。

11. プリントの問題 14で定積分について理解を深めること。

12. プリントの問題 14などで定積分の計算について慣れておくこと。

13. 無限区間上の積分の定義を想像してみよう。

14. プリントの問題 15,16で広義積分の計算を練習しておくこと。

15. プリントの問題で習ったことを復習しておくこと。

(復習) つねにプリントの問題などを利用して各項目の定着に努めること。

【テキスト】

なし(プリントを配布する。)

【参考書】

授業の中で示す。

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 可) 再試験実施:有(持込 可)

成績評価方法:レポート(10%)、定期試験(90%)

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【科目名】統計学演習 【授業コード】1CA1130

【担当教員】加藤 誠久

【授業概要】

現在、統計学は、調査資料や実験データの解析など、様々な方面に応用されている。

この演習では、いろいろな問題に統計学を応用できることを目標として、具体的問題

をとおして基礎から統計学を学ぶ。

【到達目標】

統計学の基礎概念の修得と、いろいろな問題に統計学を応用する技術を身につける

こと。

【授業計画】

1. 資料の整理

2. 代表地と散布度

3. 確率と確率変数

4-5. 正規分布

6. 2項分布と正規分布

7. 正規分布とカイ 2乗分布

8. 母集団と標本

9. カイ 2乗検定

10. t分布

11. t分布表と平均値の検定

12. 片側検定と両側検定

13. 平均値の区間推定

14. 母比率の区間推定

15. まとめ

【授業外学習】

(予習)

1-2. 高等学校の平均、分散、中央値を復習しておくこと。

3. ヒストグラムについて復習しておくこと。

4. 自然対数の底と指数関数について復習しておくこと。

5. プリントの正規分布の問題を予習すること。

6. 高等学校の独立事象の確率を復習しておくこと。

7. 正規分布について、プリントで復習しておくこと。

8. 確率変数について復習しておくこと。

9. 背理法について考えておくこと。

10. 確率分布について復習しておくこと。

11. 正規分布の平均値について考えておくこと。

12. 平均値の検定の問題をプリントで解いておくこと。

13. 両側検定はどのような時使うか考えておくこと。

14. 2項分布と正規分布について復習しておくこと。

15. プリントの問題について分からない所を整理すること。

(復習) 各回ごとに内容に関係したプリントの問題を解くこと。

【テキスト】

「初歩からの統計学」馬場裕著 牧野書店

解説と演習問題のプリントを配布する。

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 可) 再試験実施:有(持込 可)

成績評価方法:レポート(10%)、定期試験(90%)

【備考】

★この授業は 1回 45分授業で、15回実施します。

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【科目名】医療情報科学 【授業コード】1CA1140

【担当教員】田中 薫

【授業概要】

情報技術(ICT)の基礎から応用までを解説する。情報技術を発展的に活用するために

は、これらの原理や仕組みを十分に理解しておく必要がある。本科目では、コンピュ

ータの基本構成から機器の構造、機能について解説するとともに、様々な情報をデジ

タル化する技術や、拡大するネットワーク技術、コンピュータウイルスやセキュリテ

ィ問題について検討する。さらに医療分野における ICT の現状と今後について解説す

る。

【到達目標】

コンピュータとインターネット、およびこれらを取り巻く諸問題について理解する。

【授業計画】

1. 情報技術(ICT)とその進歩

2. コンピュータの構成と働き

3. ハードウエアの構造と機能

4. デジタル信号とコード化

5. プログラムとプログラミング言語

6. オペレーティングシステムとソフトウエア開発の流れ

7. 情報のデジタル変換

8. 音声、画像のデータ化

9. ネットワークとその進歩

10-11. ネットワークプロトコル

12. ネットワークセキュリティ

13-14. 医療情報システム

15. まとめ

【授業外学習】

(予習) 授業に関連したページを読んでおくこと。

1.テキストの P8~P29

2.テキストの P30~P34

3.テキストの P35~P47

4.テキストの P52~P56

5.テキストの P57~P60

6.テキストの P61~P69

7.テキストの P70~P74

8.テキストの P75~P85

9.テキストの P86~P108

10.テキストの P109~P115

11.テキストの P115~P121

12.テキストの P122~P139

Page 5: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

5

13.テキストの P140~P153

14.テキストの P154~P157

15.テキストの P8~P157(まとめ)

(復習) 予習および授業で扱ったページの内容をノートまとめておくこと。

【テキスト】

「医療系スタッフのための情報システム入門」嶋津秀昭・田中薫・渡辺篤志著 学研

メディカル秀潤社

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(筆記試験、持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:定期試験(100%)

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【科目名】応用数学 【授業コード】1CA1160

【担当教員】加藤 誠久

【授業概要】

多くの分野で応用ができるように、解析学の基礎的な項目を解り易く解説する。

内容が多岐にわたるので、要領よく学習する心構えが大切である。

【到達目標】

生体を対象とした計測や制御、情報処理技術を学ぶための基礎として、解析学の基

礎的な項目を理解すること。

【授業計画】

1-2. 2変数関数の微分とその応用

3. 2変数関数の重積分とその応用

4-5. 常微分微分方程式 1

6-7. 整級数とその応用

8-9. 三角関数と指数関数の性質

10-11. フーリエ級数とその応用

12-13. 常微分方程式 2

14. 常微分方程式の応用

15. まとめ

【授業外学習】

前期の数学の講義の内容を仮定してはなす。

(予習)

1. 微分の計算とくに合成関数の微分に慣れておくこと。

2. プリントの偏微分の問題を予習する。

3. 定積分の計算に慣れておくこと。

4. プリントの「微分方程式とは」の設を見ておくこと。

5. 不定積分の計算に慣れておくこと。

6. 等比数列と等比数列の和について慣れておくこと。

7. 級数の和について十分理解しておくこと。

8. 高校の三角関数を復習しておくこと。

9. 指数関数、対数関数を復習しておくこと。

10. 第 8回の内容を復習しておくこと。

11. プリントの計算例を見ておくこと。

12. 第 8回、第 9回の内容を復習しておくこと。

13. プリントの定数係数線形微分方程式の問題を見ておくこと。

14. プリントの微分方程式の応用の問題を見ておくこと。

15. プリントの全体の問題を見直しておくこと。

(復習) 各回ごとに、その内容に対応するプリントの問題を解くこと。

【テキスト】

なし。(プリントを配布する)

【参考書】

授業時に示す。

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 可) 再試験実施:有(持込 可)

成績評価方法:定期試験(100%)

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【科目名】基礎物理学 【授業コード】1CA1170

【担当教員】嶋津 秀昭、中島 章夫

【授業概要】

臨床工学に必要な物理学の基礎を講義する。高校で十分に物理を学ばなかった学生

に対しても、わかりやすく興味のある物理学を提供するつもりである。また、受験用

に物理を学習した学生に対しても、数式を覚えることより遙かに大切な、工学的な、

あるいは物理学的な考え方の基礎を学ぶことができるように工夫する。

いずれにしても、臨床工学で必須となる知識を苦手意識を待たなくてすむように、

また、絶対に嫌いにならないように講義を進める。

【到達目標】

①単位の考え方や使い方を説明できる。

②いろいろな物理現象がどのような理由で起こるかを説明できる。

③日常的に現れる現象を物理学的な観点から考えることができる。

【授業計画】

1-2. 単位とディメンジョン(嶋津)

3-4. 力とは (嶋津)

5-6. 力と運動 (嶋津)

7-8. 音の物理学 (中島)

9-10. 光の物理学 (中島)

11-12. 熱の物理学 (中島)

13-14. エネルギー (嶋津)

15. まとめ(嶋津)

【授業外学習】

特に準備の必要はないが、中学の教科書に記載されている物理学的な現象を知って

おこう。教科書として指定してある「医療専門職のための二度目の物理学入門」を通

読して、どのような事項が対象となるかをみておくと良い。

(予習) 各回で下記のページを読んでおくこと。

(復習) 各回で下記のページを読んでノートにまとめておくこと。

1. 単位とディメンジョン P12~19

2. 単位とディメンジョン P20~31

3. 力とは P34~43

4. 力とは P44~53

5. 力と運動 P54~59

6. 力と運動 P59~64

7. 音の物理学 P140~149

8. 音の物理学 P150~160

9. 光の物理学 P162~170

10. 光の物理学 P171~180

11. 熱の物理学 P182~191

12. 熱の物理学 P192~195

13. エネルギー P106~115

14. エネルギー P198~203

15. まとめ P12~137

【テキスト】

「臨床工学ライブラリーシリーズ 6」

「医療専門職のための二度目の物理学入門」 嶋津 秀昭著 学研メディカル秀潤社

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:簡単な記述式試験(100%)(持込 不可)

どれだけ覚えたのかではなく、工学的なものの見方ができているかを評価する。

【備考】

★この授業は 1回 45分授業で、15回実施します。

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【科目名】基礎電気学 【授業コード】1CA1180

【担当教員】福長 一義

【授業概要】

さまざまな電気現象を理解するための基本的な考え方を勉強する。また、医用機器

の動作原理を理解するために必要となる電気工学の基礎を修得する。本講義ではとく

に、高校で物理学を学んでこなかった学生にも考慮して、用語の説明や公式の解読な

ど非常に基本的な内容から順序立てて説明する。また、身の回りで起きている様々な

電気現象を例に挙げ、電気についての興味を与えるとともに、臨床工学への導入をは

かる。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

臨床工学を修得していくための礎として、基礎的な電気現象を理解することを目標

とする。また、専門用語に慣れ、問題の読解能力を養うなど、工学的センスを身につ

ける。

≪個別目標(SBOs)≫

①基本的な専門用語を説明できる。(電圧、電流、抵抗、直流、交流など)

②電気分野で使用される工学単位について述べ、使い分けることができる。

③電気素子について説明できる。(抵抗、キャパシタ、インダクタなど)

④オームの法則を用いた計算ができる。

⑤キルヒホッフの法則を用いた計算ができる。

⑥正弦波交流(瞬時値、実効値など)の計算ができる。

⑦正弦波交流の波形が描ける。

⑧センスを磨いていくために身近な電気現象に興味を示し、調べてみる。

【授業計画】

1. 電気とは

2. 電流と電圧

3. 直流回路 1(オームの法則)

4. 直流回路 2(直並列回路)

5. 直流回路 3(キルヒホッフの法則)

6. 直流回路 4(テブナン・ブリッジ)

7. 電圧・電流の測定

8. ジュール熱と電力

9. 交流の基礎

10. 正弦波交流

11. 交流の表示方法

12. インピーダンス

13-14. 交流回路

15. 試験・まとめ

【授業外学習】

(予習) 高校までに物理を学んだことがないなど、基礎電気学の勉強に不安がある場

合は、物理基礎の電気の範囲を予習しておくと良い。また、講義の後半で学ぶ交流の

理解を深めるために、数学(三角関数、微分、積分など)を計算道具として使えるよう

にしておくこと。各授業の前には以下のページを読んでおくこと。

1. テキスト第 1章 P1~11

Page 6: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

6

2. テキスト第 2章 P13~18

3. テキスト第 3章 P19~26

4. テキスト第 3章 P27~32

5. テキスト第 3章 P33~37

6. テキスト第 3章 P37~43

7. テキスト第 3章 P44~61

8. テキスト第 4章 P63~75

9. テキスト第 5章 P77~80

10. テキスト第 5章 P81~88

11. テキスト第 5章 P89~91

12~14.テキスト第 5章 P92~113

15. テキスト第 5章 P120~135

(復習) 各回の授業の内容を、マインドマップとしてまとめること。(無地 A4、カラー、

1ページ)マインドマップは、次回の授業で提出すること。

【テキスト】

「臨床工学講座 医用電気工学 1」 医歯薬出版

【参考書】

「臨床工学講座 医用電気工学 2」 医歯薬出版

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:期末試験(50%)、マインドマップおよび宿題(40%)、口頭試問(10%)

なお、遅刻、欠席、および課題の未提出があわせて 3 回を超えたものに対しては再試

験を行わない。

【備考】

初めて学ぶ科目についていくのは大変だと思うが、解らないことを持ち越さずに、必

ず次回の講義までに勉強しておくこと。

************************************************************

【科目名】基礎電子回路 【授業コード】1CA1190

【担当教員】中島 章夫

【授業概要】

医療機器の動作に欠かせない電子工学の基本を理解するための導入として、機器内

部回路に用いられている半導体素子(ダイオード、トランジスタ、FET)の動作原理とそ

の回路の役割、応用例について学習する。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

医療機器の作動に必要不可欠な電子回路の働きを理解するため、電気回路の基礎を

元に、半導体素子の特性や電子回路の動作を理解することが目標である。また臨床工

学技士国家試験に出題される問題演習や、実際の回路動作のシミュレーションを通じ

て、電子回路の基礎を身につける。

≪個別目標(SBOs)≫

①身の回りで用いられている電子回路例を列挙できる。(携帯電話、PC、自動ドアセン

サ、など)

②半導体と導体、絶縁体の区別ができる。

③受動素子と能動素子の役割が説明できる。

④オームの法則を元に各種半導体素子(ダイオード、トランジスタ、FET)の静特性を図

示、記述できる。

⑤電源回路、増幅回路の作動方法を説明できる。

⑥入出力インピーダンスの意味を例を用いて説明できる。

⑦国試問題演習や回路シミレーション演習に積極的に参加する。

【授業計画】

1. 臨床工学と電子回路(電子回路の応用例)、信号と素子

2. 半導体とは(物質の構造と半導体の性質、p形半導体と n形半導体)

3. pn接合とダイオード(ダイオードの静特性)

4. ダイオードの動作原理(整流特性)

5. ダイオードの動作原理(整流回路と平滑回路)

6. 波形整形回路(微分・積分回路)

7. 波形整形回路(クランプ回路)

8. 波形整形回路(リミッタ・クリッパ回路)

9. シミュレーション回路演習 1

10. トランジスタの基本 1(図記号と基本構造、増幅作用)

11. バイポーラトランジスタ(静特性、基本回路)

12. 負帰還増幅回路と CR結合増幅回路(利得と増幅度、周波数特性)

13. 電界効果トランジスタ 1(FET、MOS-FET)

14. シミュレーション回路演習 2

15. まとめ・試験

【授業外学習】

・参考書「医用電気工学 1」第 1~3章を読み、直流回路について理解しておくこと。

・参考書「医用電気工学 2」第 6章を読み、キャパシタの特性について理解しておくこ

と。

・その他に、各回で下記テキスト(臨床工学講座 医用電子工学 第 2 版)のページを

読むこと、および臨床工学講座医用電子工学シミュレーションブックの該当回路の動

作確認をしておくこと。

1. P1~P5、P127~P132

2. P1~P12

3. P13~P15

4. P16~P20

5. P21~P26

6. P29~P31

7. P31~P34

8. P34~P38

9. シミュレーションブック(第 4章までの回路)

10. P41~P550

11. P51~P58

12. P59~P70

13. P71~P74

14. P81~P92

15. シミュレーションブック(第 5章の回路)

(復習) 各回授業で示したレジュメの内容をノート(A4, 2~3P)にまとめる。

講義で用いた回路について、シミュレーションブックの回路で動作を確認する。

【テキスト】

「臨床工学講座 医用電子工学 第 2版」 医歯薬出版

「わかる電子回路部品完全図鑑」 CQ出版社

「臨床工学講座医用電子工学シミュレーションブック」 マイクロネット

¥2,000円:講義内でソフト購入・ダウンロード方法を指示

【参考書】

「臨床工学講座 医用電気工学 1第 2版」 医歯薬出版

「臨床工学講座 医用電気工学 2第 2版」 医歯薬出版

「図解でわかるはじめての電子回路」 技術評論社

「絵ときでわかる電子回路」 オーム社

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(関数電卓のみ持込 可) 再試験実施:有(関数電卓のみ持込 可)

成績評価方法:定期試験(75%)、各授業毎に行う確認試験(10%)、レポート課題(5%)、

シミュレーション回路演習(10%)を総合して評価する。

【備考】

毎時間、関数電卓持参のこと。

************************************************************

【科目名】医用工学概論 【授業コード】1CA1200

【担当教員】中島 章夫

【授業概要】

臨床工学や ME に関する基礎知識と Up-to-date な話題を提供することにより、臨床

工学技士に必要な素養・知識を養い、将来への目的意識を高めることを目的とする。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

前半は臨床工学、および医用工学周辺の知識を深めることで、将来目指す臨床工学

技士像についての目標を持つことを目的とする。後半は臨床工学技士に必要なリスク

マネジメント業務、ヒヤリハット事例、救急医療体制、福祉関連などの話題を提供し、

臨床工学技士についての探求を深めることを目標とする。

≪個別目標(SBOs)≫

①医療人として心得を理解する。(身だしなみ、挨拶、コミュニケーション、など)

②臨床工学技士の業務と役割について説明できる。

③医用工学と臨床工学の違いとその役割について説明できる。

④医用機器とその関連技術について興味を持つ。

⑤医療におけるリスクマネジメント技術について理解できる。

⑥付属病院での臨床工学業務の見学を通じて将来の職業意識を高める。

(Eary exposure)

【授業計画】

PC プレゼン形式による講義の他、ビデオ鑑賞、グループ学習と発表討論会などを通

じて、双方向形態の学習により臨床工学技士についての探求を深める。

臨床工学についての概略を理解しながら将来の目的意識を高められるよう、臨床工

学業務・研究の最前線の知識・技術を教授する。

また課外授業として 9月に行う付属病院で臨床工学業務を見学する。

1. 医療とは

2. 医用工学(ME)とは

3. 米国 CE業務と日本 CE業務の役割と相違点

4. 臨床工学技士国家試験と各種認定資格について

5. 医療機器の安全な管理システムの基礎 1(医療事故の現状とその問題点)

6. 医療機器の安全な管理システムの基礎 2(リスクマネジメントの定義とヒヤリ・ハ

ット報告)

7-9. 身の回りのヒヤリ・ハット報告討論会

10. 透析療法と透析医療の現況紹介

11. 各種治療機器の特徴

12. コンピュータ外科・ロボット手術の動向

13. 補助人工心臓の最新動向

14. 病院電気設備の基礎知識

15. 内視鏡治療の現況

【授業外学習】

(予習) 臨床工学技士を目指すことを念頭に、各回でテキスト下記ページを読み理解

を深めておくこと。

1. テキスト①P13~31、テキスト③P2~12

2-3. テキスト①P1~12、テキスト③P2~12

4. テキスト①P1~12、テキスト③P13~19

5-6. テキスト③P19~22、P86~92

7-9. テキスト③P97~100、テキスト①P216~225

10. テキスト①P123~134

11. テキスト①P150~164、配布 pdf資料

12. テキスト③P372~376

13. テキスト①P134~146、テキスト③P342~345、P357~358

14. テキスト①P185~199、テキスト③P74~86

Page 7: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

7

15. テキスト③P366~371

(復習) 配付資料を参考に、医療関連の時事問題を収集し、疑問や質問事項を確認す

る。

【テキスト】

「医用工学概論(臨床工学シリーズ)」 コロナ社

「イラストで見る医療機器早わかりガイド」 学研秀潤社

「MEの基礎知識と安全管理[改訂第 6版]」 南江堂

【参考書】

「クリニカルエンジニアリング誌」 学研秀潤社

配付資料(pdf 形式にてユニバーサルパスポート授業資料、およびクラウドサービスか

ら提供)

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:無

成績評価方法. 定期試験(75%)、ヒヤリ・ハット分析報告・討論(10%)、コミュニケー

ションシート(5%)、病院見学レポート(10%)を総合して評価する。

【備考】

ノートをとること。

出欠点呼時に大きな声で返事すること。

************************************************************

【科目名】基礎化学 【授業コード】1CA1210

【担当教員】岡田 洋二

【授業概要】

化学が得意でなかったり、または化学を入試科目として選択しなかったために、大

学の化学系専門科目の講義についていけるかどうか不安に思っている学生を対象とし

ています。高校教科書レベルの基礎学力を教授します。

【到達目標】

この講義の目的は、履修者が化学系専門科目を効率的に学ぶことができるために、

化学の基礎学力を身につけてもらうことなので、これに該当する学生は是非履修して

ください。

【授業計画】

1. 原子の構造と同位体

2. イオンの電子配置

3. 相対質量と原子量

4. 分子量と式量

5. 物質量(モル)

6. 化学反応の量的関係

7. 濃度の表し方

8. 濃度の変換

9. 酸・塩基の定義

10. pHの定義

11. 溶解度の定義

12. ヘンリーの法則

13. 有機化学の基礎

14. 官能基の反応

15. まとめ

【授業外学習】

(予習) 講義は、基本的に参考書の高等学校教科書「化学基礎」「化学」に沿って行う

ので、講義前に予め参考書に目を通しておいてください。さらに、各回で下記のペー

ジを読んでおいてください。

1. 参考書「化学基礎」:原子の構造

2. 参考書「化学基礎」:イオンとイオン結合

3-4. 参考書「化学基礎」:原子量・分子量と式量

5. 参考書「化学基礎」:物質量

6. 参考書「化学基礎」:化学変化と化学の基本法則

7-8. 参考書「化学基礎」:溶解と濃度

9. 参考書「化学基礎」:酸と塩基

10. 参考書「化学基礎」:水素イオン濃度

11-12. 参考書「化学」:溶解と溶液

13-14. 参考書「化学」:有機化合物

(復習) 各回の授業で配布したレジュメの内容の重要ポイントを各回ごとに A4 用紙

1枚にまとめておいてください。

【テキスト】

毎回、講義資料を配付します。

【参考書】

高等学校教科書「化学基礎」「化学」

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可、但し電卓は可) 再試験実施:無

成績評価方法:試験成績(100%)

【備考】

★この授業は 1回 45分授業で、15回実施します。

「無機化学」も併せて履修すると、さらに理解が深まります。なお、講義には電卓(関

数機能付き)を持参してください。

************************************************************

【科目名】無機化学 【授業コード】1CA1220

【担当教員】丘島 晴雄

【授業概要】

本講義の目的は、1 学年後期から開講される化学系の専門科目(分析化学、生化学、

臨床化学など)を学生諸君が効率的に学ぶことができるように、基礎化学を教授するこ

とである。従って、高校で学習した内容を復習しながら、さらに大学で化学系科目を

学んでいく上で必要な基本的事項を、知識の網羅ではなく、確実に理解することに重

点をおく。化学が得意科目でなかったり、入試科目として化学を選ばなかったため、

大学レベルの化学について行けるかどうか不安を持っている学生諸君は是非、履修し

てほしい。

【到達目標】

《一般目標(GIO)》

物質を構成する原子の構造、物質中の原子やイオンの結びつき、物質量の取り扱い、

酸と塩基、酸化と還元など、基本的事項を身につける。

《個別目標(SBOs)》

①原子、分子、イオンの基本的構造について説明できる。

②基底状態における原子の電子配置について説明できる。

③周期表における各元素の諸性質(イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度、原

子半径など)の変化について説明できる。

④溶液の濃度計算(質量%濃度、モル濃度、Eq/molなど)ができる。

⑤化学結合の様式につて説明できる。

⑥水溶液の pH計算ができる。

⑦酸化還元反応式をつくることができる。

【授業計画】

1-3.化学の基礎と原子構造

4-5.化学結合

6-7.化学反応と量的関係

8.液体・溶液の特徴と希薄溶液の性質(沸点上昇、凝固点降下、浸透圧等)

9-11.酸と塩基

12-14.酸化と還元

15.まとめ

【授業外学習】

(予習) 各回、テキストの下記のページを読んでおくこと。

1. P1-7、2. P8-14、3. P15-22、4. P23-32、5. P33-42、6. P45-50、7. P50-56、8. P72-80、

9. P93-95、10. P95-102、11. P102-108、12. P109-113、13. P114-115、14. P115-120、

15. まとめ

(復習) 講義終了後、講義内容を理解しているかどうかを確認するために毎回小テス

トを行うので、次回の講義までに復習を行うこと。

【テキスト】

「一般化学」 芝原寛泰・斉藤正治著 化学同人

【参考書】

「やさしい分析化学問題集」 田中秀治・嶋林三郎 編集 廣川書店

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:毎回小テストを行い、小テスト(10%)、定期試験(90%)の結果から評価

する。

【備考】

授業、試験には電卓を持参のこと。

************************************************************

【科目名】生物有機化学 【授業コード】1CA1230

【担当教員】丘島 晴雄

【授業概要】

有機化学とは、炭素を中心として水素、酸素、窒素などから構成される化合物(有機

化合物)の構造や反応を扱う学問である。医薬品や衣類など身の回りにあるものから、

タンパク質や DNA など生体にとって重要な成分も有機化合物である。さらに生命活動

は、絶え間ない物質変換(化学反応)の流れの中で営まれており、その中心的役割を担

う物質は有機化合物である。本講義では、この生体成分(有機化合物)の構造と機能、

生体反応を理解するために必要な有機化学の基礎知識を修得する。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

有機化合物の官能基による分類と命名、およびそれらの物理学的性質と化学的性質

について理解する。

≪個別目標(SBOs)≫

①化合物を IUPAC命名法に従って命名できる。

②化合物の物理学的性質(沸点、水に対する溶解性など)を官能基に基づいて説明でき

る。

③化合物の化学的性質(反応性、酸性・塩基性など)を官能基に基づいて説明できる。

【授業計画】

1. 化学結合

2. ルカンとシクロアルカン

3. 光学異性体、酸と塩基

4. ハロゲン化アルキル

5. アルケンとアルキン

6. 芳香族化合物(1)

7. 芳香族化合物(2)

8-9. アルコールおよびフェノール

10. エーテルおよびエポキシド

11-12. アルデヒドとケトン

13-14. カルボン酸とその誘導体

15. アミン、まとめ

【授業外学習】

(予習) 各回、テキストの下記のページを読んでおくこと。

1. P11-32、2. P35-55、3. P57-78、4. P81-96、 5. P99-119、 6. P123-132、7. P132-134、

8. P149-154、9. P154-168、10. P173-181、11. P185-191、12. P192-211、13. P215-224、

Page 8: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

8

14. P227-240、15. まとめ

(復習) 講義終了後、講義内容を理解しているかどうかを確認するために毎回小テス

トを行うので、次回の講義までに復習を行うこと。

【テキスト】

「有機化学入門(第 2版)」 池田正澄ほか著 廣川書店

【参考書】

「はじめての有機化学」 大月穣著 東京化学同人

「マクマリー生物有機化学 有機化学編」 菅原二三男監訳 丸善

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:定期試験(100%)

【備考】

講義を聴いただけで内容を理解し、また記憶することは難しく、同一事項に 2 度、3

度出会って初めて記憶が定着する。講義を聴き放しにせず、復習を心掛けて実力をつ

けてほしい。

************************************************************

【科目名】化学実験 【授業コード】1CA1240

【担当教員】石井 和夫、丘島 晴雄、小原 映

【授業概要】

化学的諸現象に対する理解力を養うには、物質の構造・性質・変化に関する体験的

学習が不可欠である。化学実験は、化合物の物理的性質や化学的性質を定性的および

定量的に観察することにより、化学的知識を確実なものにする。

【到達目標】

≪一般目標 (GIO)≫

酸・塩基反応、酸化還元反応、錯形成反応などによる定量分析、合成反応、弱酸の

解離平衡および有機定性分析などの実験を通じて原子・分子の世界の化学的な見方、

考え方を修得する。

≪個別目標 (SBOs)≫

①分析のための基本的な手段を選択することができる。(本実験では機器分析は除く。)

②緩衝溶液の性質を理解できる。

③有機化合物の化学構造から酸性、中性もしくは塩基性などの性質を判断することが

できる。

④複数の有機化合物からなる混合物を、液性により相互分離することができる。

⑤有機化合物の官能基の性質を理解できる。

⑥有機化合物の化学構造から、水溶性、脂溶性などの性質や化合物同士の沸点の大小

の対比、中性、および酸性もしくは塩基性物質の分類ができる。

⑦化学合成の基本操作や実験器具の取り扱い方を修得することができる。

【授業計画】

1. 【全体説明】 実験の実施要領、実験を行う上での諸注意 (1日目)

(石井、丘島、小原)

下記のテーマをローテーションにて実施する。

2-8. ローテーション (テーマ) (2~8日目) (石井、丘島、小原)

《 ローテーションテーマ》

無機化学系テーマ

1-1 食用酢の酸度の決定

1-2 酢酸の解離平衡

2 キレート滴定による水の硬度の測定

有機化学系テーマ

3-1 卵黄よりコレステロールの単離と同定

3-2 コレステロールの定性試験

4-1 アスピリンの合成

4-2 サリチル酸とアスピリンの定性試験

【授業外学習】

(予習) 高校化学の教科書およびテキストを用いて下に記載した内容を予習しておく

こと。

全体説明:実験の基本操作や実験を行う上での注意事項、テキスト P1~34

テーマ 1:酸と塩基の反応、中和滴定、テキスト P56~60

テーマ 2:配位結合、テキスト P67~72

テーマ 3:油脂、テキスト P168~180

テーマ 4:エステル結合、P119~122

(復習) 実験ノート、テキスト、配布資料を用いて毎回レポートにまとめること。

【テキスト】

「生命科学のための化学実験」 東京教学社

【参考書】

「化学実験操作書(改訂版)」 廣川書店

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:口頭試問 (60%)、レポート (40%)

実験中の指導、記録内容の点検指導などをきめ細かく行い、レポートを提出させる。

原則として再実験は行わない。化学的で定量的な基礎概念の形成を促すために、化学

現象についての観察、考察、判断を重視する。

そのため、あらかじめ実験の内容を学習し、主体的に実験に参加することが望まし

い。実験回数が少ないため 1回の欠席は評価に大きく影響するので注意すること。

************************************************************

【科目名】基礎生物学 【授業コード】1CA1250

【担当教員】岸野 智則

【授業概要】

臨床医学に必要な生物学の基礎を学習する。高校で学んだ理科、特に生物の知識を

基に、人体の仕組みを臓器単位で理解し、種々の疾患の病態把握に努める。臨床に必

要な専門用語についても合わせて学習する。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

臨床工学技士に必要な生物学の基礎について、生理学を中心とする臨床医学的な見

地より修得し、疾患や病態への理解がスムースになることを目標とする。

≪個別目標(SBOs)≫

① 生理現象に関する学術用語を修得する。

② 各臓器の解剖と機能を理解する。

③ 臨床に必要な検査法を知る。

④ 種々の疾患の病態を理解する。

【授業計画】

1. 消化管

2. 肝・胆・膵

3. 循環

4. 呼吸

5. 腎

6. 内分泌

7. 代謝

8. 演習と解説

【授業外学習】

(予習) テキストの該当部分を読んでおく。

(復習) 講義内容や配布資料を中心にノートを整理し、テキストの該当部分を適宜ま

とめる。

1. 消化管: P71-93

2. 肝・胆・膵: P71-93

3. 循環: P27-50

4. 呼吸: P51-70

5. 腎 : P95-114

6. 内分泌: P153-169

7. 代謝: P170-171, 115-130

8. 演習と解説: 上記 1.- 7.の範囲

【テキスト】

「やさしい生理学」 森本武利、彼末一之 編 南光堂

【参考書】

適宜、プリントを配布する。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施: 無

成績評価方法: 最終日の演習 (100%)

【備考】

注意. 1~7の講義で既に 3回欠席している場合、最終日 8の演習を受験することはで

きない。

************************************************************

【科目名】生命科学概論 【授業コード】1CA1260

【担当教員】相磯 聡子

【授業概要】

生命科学は生物に共通する基礎的な生命現象を理解しようとする学問で、主にヒト

を主体とした科学である。本講義では体を構成する基本単位である細胞の構造と機能、

遺伝と環境が生命現象に及ぼす影響、発生や分化、感染と免疫、食と健康について概

説する。さらに近年、著しい発展をみせる医療技術や遺伝情報に関連した倫理的問題、

生物多様性維持の重要性、生命科学に関する情報との関わり方などにもふれる。

【到達目標】

《一般目標(GIO)》

本講義の目的は、生命科学に関する情報があふれる今日の社会にあって、生命科学

全般の基礎的知識を修得し、また急速に発展する生命科学の現状を理解することであ

る。さらに現代の生命科学における問題点を認識し、これらに適切に対処する能力を

身につけることである。

《個別目標(SBOs)》

①ヒトを中心として細胞、ゲノム、遺伝子、エピゲノム、発生、分化、がん、食と健

康、感染と免疫、生命倫理、生物多様性に関する基礎知識を修得する。(知識)

②上記について簡潔に説明することができる。(知識)

③生命科学に関連した日常的な話題に関心を持つ。(態度・習慣)

④先端医療、先端技術について具体的に説明できる。(知識)

⑤先端医療、先端技術の利点と問題点を述べることができる。(態度)

⑥生命科学に関連した情報から適切な判断を導き出すことができる。(態度)

【授業計画】

1. 生命科学の誕生と 21世紀の生命科学

2. 生命はどのように設計されているか

3. 遺伝情報はどのように伝えられるか

4. ゲノム情報はどのように発現するのか

5. 複雑な体はどのようにつくられるか

6. 脳はどこまでわかったか

7. がんとはどのような現象か

8. まとめ・中間試験

9. 私たちの食と健康の関係

10. ヒトは病原体にどのように備えるか

11. 環境と生物はどのようにかかわるか

12-13. 生命科学技術はここまで進んだ

14. 生命倫理はどこに向かうのか

15. まとめ

Page 9: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

9

【授業外学習】

(予習) 教科書を読み、キーワードとなる用語を拾い出す。各回の該当ページは次の

通り

1. P11-24、2. P25-33左、3. P33右-46、4. P46右-54、5. P55-66、6. P67-80、7. P81-94、

8. 1~7回目までの全該当ページおよび授業内に配布されたプリントを見直す、

9. P95-108、10. P109-124、11. P125-140、12. P141-148、13. P149-154、14. P155-166

(復習)

1. 教科書の該当する箇所を読み、必要に応じプリントに説明を加える。

2. 次の授業のはじめのレビューテストに備える。

3. 授業中に理解できなかった部分を拾い出し教科書や参考書を用いて調べる。自己学

習で充分に理解できない内容について教員に質問する。

【テキスト】

テキストとプリントを用いる。

「現代生命科学」、東京大学生命科学教科書編集委員会編、羊土社、2,800円

【参考書】

「生命科学」改訂第 3版、東京大学生命科学教科書編集委員会編、羊土社、2,800円

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:定期試験(40%)、中間試験(40%)、小テスト・レポート(20%)

************************************************************

【科目名】生物学実験 【授業コード】1CA1270

【担当教員】田中 浩輔、伊藤 慎、粟崎 健(兼担教授)

【授業概要】

地球上にはヒトをはじめとし多様な生物が生命活動を営んでいる。ある時点を見れ

ば、個体は様々なエネルギー代謝や物質代謝を行う、また個体どうしあるいはバイオ

ームとして生物どうしで関係を持っている。時間軸に沿ってみれば、個体は 1 つの細

胞から成長し、やがて次世代へと世代交代を行う。生物学はそれらすべてを多方面か

ら研究する学問である。本科目では、幅広い生物学の中から基礎的ないくつかのテー

マをピックアップし、体験的に学習する。

さらにこれらの実験結果の分析および得られた結果の考察する基礎を修得すること

を目的とする。

【到達目標】

≪一般目標≫

生命の基本単位のである細胞の構造、ヒトを初めとする多細胞生物における機能的

分化した器官の構造をマクロ的およびミクロ的に知る。世代を越えて受け継がれる遺

伝にしくみを知る。生体を構成する要素を物質の面から分析する。

これらにより、生物学の基礎知識を修得し、将来的に学ぶ様々な生命現象のメカニ

ズムを知ることへの関心を深めることを目的とする。

履修者 1 人一人が、実験の種類ごとに自分で生材料や実験器具を適正に取り扱える

ようにする。観察スケッチの作成やデータの処理により観察・実験結果をまとめ、分

析し、考察する力を養う。

≪個別目標≫

①光学顕微鏡の取り扱い方に習熟する。

②スケッチにより、標本の観察力を養う。

③生体材料を扱い、器官の構造と機能との関連を調べる力を養う。

④細胞の生活史、発生のしくみを簡単に説明できる。

⑤生命の基本単位である細胞について、簡単な構造と機能を説明できる。

⑥基本的な遺伝のしくみを説明、また解析ができる。

⑦データを適正に扱い、適切な処理と分析ができる。

⑧代謝系に関与する物質の基本的な分析ができる。

⑨生命活動の基となる代謝系を簡単に説明できる。

⑩様々な生命現象メカニズムに関心を持ち、ヒトなど他の生物との比較ができる。

【授業計画】

以下の 5種類の実験を行う。

実験 1.細胞の顕微鏡観察と計測、細胞分裂の観察(田中、伊藤)

実験 2.動物組織標本の観察 (田中、伊藤)

実験 3.植物組織の観察、光合成色素の分離 (田中、伊藤)

実験 4.解剖による動物の基本構造の観察 (田中、伊藤)

実験 5.ショウジョウバエを用いた遺伝実験 (粟崎、田中、伊藤)

【授業外学習】

(予習) 各実験で、あらかじめ配布する実習テキストおよび下記に指定するテキスト

のページを読んでおくこと。

実験 1:P4 ~ P9、P66 ~ P75、P89、P104 ~ P105

実験 2:P12 ~ P13、P18 ~ P21、P32 ~ P37

実験 3:P 54 ~ P65

実験 4:P33 ~ P35、P151 ~ P152、P154 ~ P158

実験 5:P80 ~ P83、P92 ~ P93、P104 ~ P107、P140 ~ P149

(復習) 各実験で、予習した実習テキストおよびテキストのページ(上記)を読み直し、

レポートを作成する。

【テキスト】

実習前にあらかじめ実習テキストを配布する。

「視覚でとらえる生物図録」 鈴木孝仁監修、数研出版

【参考書】

「文系のための生命科学 第 2版」 東京大学生命科学教科書編集委員会編 羊土社

「キャンベル生物学」 小林興監訳 丸善

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:各実験のレポート(100%)で評価する。

5回の実習のうち 2回以上の欠席は失格とする。

実習開始時に着席していないものは遅刻とし、やむを得ない事情を除き、遅刻は欠席

と扱う。

【備考】

各回ともに初めに実験の方法などを説明する。

ただし、材料供給の関係で、実験順が変更になることがある。

生材料を用いることが多いので、欠席をしないように。

************************************************************

【科目名】日本語表現法 【授業コード】1CA1280

【担当教員】田中 伊式

【授業概要】

講義と課題実習により、「話しことば」としての日本語の表現技術を実践的に学ぶ。

【到達目標】

的確にわかりやすく伝えるための方法と技術を身につけ、公的な場にふさわしい表

現力を獲得する。

【授業計画】

1. ガイダンス………コミュニケーションの力

2. 実践スピーチ①…話の組み立てを考える

3. 実践スピーチ②…自己紹介

4. 実践スピーチ③…話材の収集と活用

5. 間違えやすい表現…マニュアル敬語、ら抜きことば

6. 表現力を磨く……日本語版「とっさのひとこと」

7. 実践プレゼンテーション①…意見を述べる

8. 実践プレゼンテーション②…わかりやすい説明

9. ディスカッション…議論をする

10. ブレーンストーミング…アイデアを集める

11. 敬語・敬意表現① 基礎…敬語の仕組み

12. 敬語・敬意表現② 応用…場面に応じた使い分け

13. 総まとめ

14. スピーチ実技

15. 筆記テスト・講評

【授業外学習】

ほぼ毎回、スピーチの実習を行う。自分が今、何に興味があるか、どんな人間かな

ど、自分自身について、日頃から点検、確認するよう心がけること。また新聞やテレ

ビのニュースに関心を持って接すること。

(予習)

1. 「最近驚いたこと」または「今、ハマッていること」について、スピーチを準備し

ておく。

2. 指示したテーマのうち 1つを選び、スピーチの内容をまとめておく。

3-4. 自己紹介(短いバージョン)の内容をまとめておく。

5-6. 指示したテーマのうち 1つを選び、スピーチの内容をまとめておく。

7-8. 新聞・テレビ・WEBから拾った話題について、自分の意見をまとめておく。

9. 与えられたテーマについて、さまざまな下調べをもとに、自分の意見をまとめてお

く。

10. 与えられたテーマについて、さまざまな下調べをもとに、自分のアイデアをまと

めておく。

11-13.「敬語にまつわるエピソード」をテーマに、スピーチの内容をまとめておく。

14. 実技テストのためのスピーチを準備する。

15. 1~14回を振り返り、講義の重要なポイントを整理しておく。

(復習)

・講義での重要なポイントを整理しておく。

・講義で紹介した、文化庁などの WEBコンテンツを閲覧し、内容の把握に努める。

【テキスト】

特になし。授業時にハンドアウトを配布する。

【参考書】

授業時に指示する。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:

・毎回の講義の中で実施している実技およびグループ実習の点数(40%)

・学期末のスピーチ実技試験(30%)

・学期末の筆記テスト(30%)

1)毎回の授業でスピーチの実習を行うので、授業参加状況を重視する。

2)学期末試験は、スピーチ実技と筆記テストによって行う。

3)筆記テストについては、持込不可。

************************************************************

【科目名】英語Ⅰ 【授業コード】1CA1290

【担当教員】廣田 尚美

【授業概要】

本授業では、健康・医療をテーマとした教材を使用し、文法の整理や語彙の増強を

し、扱ったテーマに関する活発な議論を奨励しながら進めてゆく。

【到達目標】

大学英語の基礎固めをし、最終的には読んだ内容について、できるだけ自分の意見

を英語で表明出来るようになることが目標である。

【授業計画】

1. ガイダンス

2. Unit3 Dangers of Internet Addiction

3. Unit5 Global Water Problem

Page 10: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

10

4. Unit6 Global Cooperation to Prevent Dementia

5. Unit7 Battle against the Ebola Virus

6. Unit8 Need for Disaster Medicine: DMAT and JMAT

7. 前半のまとめ・中間試験

8-9. 視聴覚教材を使用+クラスワーク

10. Unit10 Ethical Implications of Prenatal Testing

11. Unit11 ES Cells and iPS Cells

12. Unit12 Mindfulness in Today’s Multitasking Culture

13. Unit13 Preventing Child Abuse

14. Unit15 Education for Better Health and a Better Future

15. 総まとめ・期末試験

【授業外学習】

(予習)

1. テキスト P8および P12の Grammar & Exercisesに取り組むこと。

2. Unit3の Vocabulary Checkと Reading

3. Unit5の Vocabulary Checkと Reading

4. Unit6の Vocabulary Checkと Reading

5. Unit7の Vocabulary Checkと Reading

6. Unit8の Vocabulary Checkと Reading

7. Unit3、5、6、7、8の総復習(それぞれ Comprehension Check、Grammar & Exercises、

Listening Practice、Further Practiceも含める)。

8-9. 配布プリントの語彙を調べる。

10. Unit10の Vocabulary Checkと Reading

11. Unit11の Vocabulary Checkと Reading

12. Unit12の Vocabulary Checkと Reading

13. Unit13の Vocabulary Checkと Reading

14. Unit15の Vocabulary Checkと Reading

15. Unit10、11、12、13、15の総復習(それぞれComprehension Check、Grammar & Exercises、

Listening Practice、Further Practiceも含める)。

(復習)

習った内容を自分なりにまとめておくこと。語彙は頻繁に復習し、修得を心がけるこ

と。

【テキスト】

「Mindfulness-これからの健康的な社会へ」園城寺康子・名木田恵理子・柏原洋子・

井上麻未著 南雲堂

【参考書】

英和辞典(電子辞書可)、その他適宜プリントを配布する。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:平常点(クラスワーク・提出物・中間試験など)(40%)+期末試験(60%)(持

込 不可)の総合点。

************************************************************

【科目名】英語Ⅱ 【授業コード】1CA1300

【担当教員】廣田 尚美

【授業概要】

将来 co-medicalとして活躍が期待される学生が修得すべき英語に的を絞り、読解と

ダイアローグ、英作文をバランスよく扱いながら進めてゆく。

【到達目標】

専門分野の語彙や表現を理解し、現場を意識しながら実際の会話文の中で正しく使

用できるようになることが目標である。

【授業計画】

1. ガイダンス

2. Chapter1 Higher Brain Dysfunction(高次脳機能障害)

3. Chapter2 Parkinson’s Disease(パーキンソン病)

4. Chapter3 Osteoporosis(骨粗鬆症)

5. Chapter4 Cerebral Apoplexy(Stroke)(脳卒中)

6. Chapter5 Cardiovascular Disease(循環器疾患)

7. 前半のまとめ・中間試験

8-9. 視聴覚教材を使用+クラスワーク

10. Chapter6 Diabetes Mellitus(糖尿病)

11. Chapter7 Respiratory Disease(呼吸器疾患)

12. Chapter8 Chronic Rheumatoid Arthritis(慢性関節リウマチ)

13. Chapter9 Femoral Neck Fracture(大腿骨頚部骨折)

14. Chapter10 Spinal Cord Injury(脊髄損傷)

15. 総まとめ・期末試験

【授業外学習】

(予習)

1-2. Chapter1の Warm-upおよび Readingに取り組む。

3. Chapter2の Warm-upおよび Readingに取り組む。

4. Chapter3の Warm-upおよび Readingに取り組む。

5. Chapter4の Warm-upおよび Readingに取り組む。

6. Chapter5の Warm-upおよび Readingに取り組む。

7. Chapter1、2、3、4、5の総復習(Post-reading exercises全てを含む)。

8-9. 配布プリントの語彙を調べる。

10. Chapter6の Warm-upおよび Readingに取り組む。

11. Chapter7の Warm-upおよび Readingに取り組む。

12. Chapter8の Warm-upおよび Readingに取り組む。

13. Chapter9の Warm-upおよび Readingに取り組む。

14. Chapter10の Warm-upおよび Readingに取り組む。

15. Chapter6、7、8、9、10の総復習(Post-reading exercises全てを含む)。

(復習) 習った内容を自分なりにまとめておくこと。特に語彙は頻繁に復習をし、修

得につとめること。

【テキスト】

「The Art of Healing-医療・リハビリテーションを学ぶ学生のための総合英語」荒金

房子、村上仁之、マーク・レモン著 南雲堂

【参考書】

英和辞書(電子辞書可)、その他適宜プリントを配布する。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:平常点(クラスワーク・提出物・中間試験)(40%)+期末試験(60%)(持込

不可)の総合点。

************************************************************

【科目名】医学概論 【授業コード】1CA1350

【【担当教員】四倉 正之、大瀧 純一、森 数美、川村 治子、出嶋 靖志、大嶺 智

子、和田 貴子、副島 昭典、中野 尚子、八並 光信、照屋 浩司

【授業概要】

医学、及び医療技術の進歩に伴う諸問題、高齢化社会への対応など地域社会に

おける諸課題について考える。

【到達目標】

医学とは何か、人々のために役立てる正しい医療とは何かを把握するために、医学、

医療、看護を多角的な面から理解する。

【授業計画】

1.医学をどのようにとらえるか(大瀧) 【4月 14日(木)】

2.医学及び看護の生命へのアプローチ(大嶺) 【4月 21日(木)】

3.健康と病気、医療と医学と健康科学(出嶋) 【4月 23日(土)】

4.医学の歴史 (川村) 【4月 28日(木)】

5.病気の原因(1)(森) 【5月 12日(木)】

6.病気による身体の変化(1)(副島) 【5月 19日(木)】

7.病気による身体の変化(2)(四倉) 【5月 26日(木)】

8.病気の治療とリハビリテーション(1)(中野) 【6月 2日(木)】

9.病気の治療とリハビリテーション(2)(八並) 【6月 9日(木)】

10.病気の予防(1)(和田) 【6月 16日(木)】

11.病気の予防(2)(照屋) 【6月 23日(木)】

12.環境と病気(1) (出嶋) 【6月 30日(木)】

13.環境と病気(2) (出嶋) 【7月 7日(木)】

14.病気の原因(2)(和田) 【7月 14日(木)】

15.まとめ(森) 【7月 28日(木)】

【授業外学習】

(予習)

1. インターネットなどにて、「医学」に関する記事などを見ておく。

2. 配布された資料「医学及び看護の生命へのアプローチ」を熟読しておくこと。

3. WHOの健康の定義を、原文(英語)と日本語の両方で調べ、その意味を考察しておく。

4. 興味のある医学史上人物 1 人について、その業績をインターネットなどで調べて

おく。

5. インターネットなどにて、「「病気の原因」について調べておくこと。

6. 配布した資料に目を通しておくこと。

7. 病理学総論に関して調べておくこと。

8. リハビリテーション分野で対象となる疾患、特に中枢神経系疾患について

調べ、まとめておく。

9. 捻挫・打撲・骨折・リウマチ・切断などの整形外科疾患、呼吸不全・虚血性心疾患につ

いて、どのような疾患であるかを調べておくこと。

10.「病気の予防」についてホームページで調べておくこと。

11. 健康日本 21、健康日本 21(第 2次)のそれぞれの概要について、厚生労働省、健康・

体力づくり事業財団などのホームページや公衆衛生学のテキストなどを利用して

理解しておくこと。また、当日配布の資料などもあわせ、十分に復習すること。

12. 自然環境と社会・文化環境の違いについて A4 用紙1枚にまとめておく。

13. 正常な大気組成について A4 用紙1枚にまとめておく。

14. 「病気の原因」についてホームページで調べておくこと。

(復習) 習った内容を自分なりにまとめておくこと。

【テキスト】

特になし。

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施. 無

成績評価方法 :レポート内容(100%)から評価する。

************************************************************

【科目名】公衆衛生学Ⅰ 【授業コード】1CA1360 (第 1種衛生管理者免許資格科目)

【担当教員】岡本 博照、照屋 浩司、大嶺 智子、金子 哲也、川村 治子、片桐

朝美、北林 蒔子、松井 知子、関澤 浩一、松塚 雅博、石野 晶子

【授業概要】

公衆衛生学とは、「社会における組織的な働きかけにより、疾病を予防し、寿命を延

ばし、身体的・精神的機能を増進させる科学であり技術である」と、定義されている。

公衆衛生学の領域は多岐にわたっているが、本講Ⅰでは、地域社会において大学の果

たす役割について、特に、公衆衛生学的な観点から、地域社会の様々な課題をどう取

り上げ如何に取り組むべきかについて理解するために、保健学の出発点ともいえる公

衆衛生学の基本的技術論、方法論を中心として解説するとともに、年齢階層や、社会

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11

的機能集団の各次元で、それぞれの特質に合わせた取り組みについて、実践的な視点

からの解説も行う。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

公衆衛生学の基本的技術論、方法論について理解する。

≪個別目標(SBOs)≫

①公衆衛生学、疫学の基本概念について理解する。

②年齢階層や、社会的機能集団の各次元それぞれの特質に合わせた取り組みについて

理解する。

【授業計画】

1. 地域社会と公衆衛生(照屋) <教科書 2-6,10-15>

2. 疫学的なものの捉え方とは(照屋) <教科書 68-69,73-83>

3. 人口統計からみた地域と世界(照屋) <教科書 35-41>

4. 地域における保健栄養学的課題(北林) <教科書 62-65,111-114,149>

5. 地域と福祉(片桐) <教科書 206-211>

6. 母子保健(石野) <教科書 216-223>

7. 学校保健(大嶺) <教科書 63-64,237-242>

8. 身近な遺伝問題と健康(関澤) <資料配布>

9. 精神保健(松井) <教科書 129-132,136-142,188-194>

10. 生活習慣病予防の取り組み(川村) <教科書 153-173>

11. 地域における環境課題(松塚) <教科書 21-22>

12. 産業保健学概論(金子) <教科書 228-237>

13. 地域保健(岡本) <教科書 211-216>

14. 保健統計 1(岡本) <教科書 41-51>

15. 保健統計 2(岡本) <教科書 54-60>

【授業外学習】

公衆衛生学の領域は多岐にわたっており、オムニバス形式の講義でもあることから、

断片的な学習となることが懸念される。

当日講義予定の項目は、上記の授業計画に記載の参照ページについて、事前に教科

書で予備的な知識を得て十分に予習を行うこと。

また、配布資料なども参考に、周辺の領域も含め十分に復習すること。

【テキスト】

「エッセンシャル 社会・環境と健康 第 2版第 6刷」 高島 豊、櫻井 裕編著 医

歯薬出版 2014年 (改訂版ないし追補版が出版予定。)

【参考書】

「国民衛生の動向」 厚生統計協会

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:定期試験(90%)、レポート 小テストによる平常点(10%)

************************************************************

【科目名】公衆衛生学Ⅱ 【授業コード】1CA1370 (第 1種衛生管理者免許資格科目)

【担当教員】照屋 浩司、金子 哲也、川村 治子、小風 暁、朝野 聡、岡本 博

照、北林 蒔子、関澤 浩一、石野 晶子、井上 敦

【授業概要】

公衆衛生学とは「社会における組織的な働きかけにより、疾病を予防し、寿命を延

ばし、身体的・精神的機能を増進させる科学であり技術である」と、定義されている。

公衆衛生学の領域は多岐にわたっているが、本講Ⅱでは、年齢階層や、社会的機能集

団の各次元で、それぞれの特質に合わせた取り組みについて、実践的な視点からの解

説を中心として行い、公衆衛生学の基本的技術論、方法論についても触れる。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

年齢階層や、社会的機能集団の各次元それぞれの特質に合わせた公衆衛生学の取り

組みについて理解する。

≪個別目標(SBOs)≫

①公衆衛生学、疫学の基本概念について理解する。

②年齢階層や、社会的機能集団の各次元それぞれの特質に合わせた取り組みについて

理解する。

【授業計画】

1. 公衆衛生学概論Ⅱ(照屋) <教科書 69-73,92-96>

2. 疫学 1(照屋) <教科書 88-91>

3. 疫学 2(照屋) <教科書 47-48>

4. 生命倫理(関澤) <教科書 96-97>

5. 健康教育(朝野) <教科書 9-10>

6. 保健福祉論 1(井上) <教科書 206-211>

7. 保健福祉論 2(石野) <教科書 206-211>

8. 感染症(小風) <教科書 180-187>

9. 食品保健(北林) <教科書 60-61,255-264>

10. 環境保健(金子) <教科書 16-34>

11. 産業保健(金子) <教科書 228-237>

12. 成人保健(川村) <教科書 142-152>

13. 老人保健(川村) <教科書 224-227>

14. 保健医療制度 1(岡本) <教科書 198-206>

15. 保健医療制度 2(岡本) <教科書 198-206>

【授業外学習】

公衆衛生学の領域は多岐にわたっており、オムニバス形式の講義でもあることから、

断片的な学習となることが懸念される。

当日講義予定の項目は、上記の授業計画に記載の参照ページについて、事前に教科

書で予備的な知識を得て十分に予習を行うこと。

また、配布資料なども参考に、周辺の領域も含め十分に復習すること。

【テキスト】

「エッセンシャル 社会・環境と健康 第 2版第 6刷」 高島 豊、櫻井 裕編著 医

歯薬出版 2014年 (改訂版ないし追補版が出版予定。)

【参考書】

「国民衛生の動向」 厚生統計協会

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:定期試験(90%)、レポート・小テストによる平常点(10%)

************************************************************

【科目名】解剖学Ⅰ 【授業コード】1CA1380 (第 1種衛生管理者免許資格科目)

【担当教員】大迫 俊二、瀧上 周、堀口 幸太郎

【授業概要】

解剖学は、医学やコメディカル(医学と協業する専門職)分野における最も基礎的な

学問である。正常な体の形態や構造を学び、理解することは、将来遭遇する医療や研

究などの現場において、体の機能やその異常を見極めることや適切にヒトの体を扱う

ための基礎を私たちに提供してくれる。

本講義では、系統解剖学の体系に沿って、主として肉眼解剖学レベルの知見を中心に、

体の各器官系を構成する器官の形態や位置、その機能的意義などについて解説する。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

私達の体が複数の器官系から成り立っていることを認識する。さらに、それぞれの

器官系について理解を深める。

≪個別目標(SBOs)≫

器官系の特徴を説明できる。主要な臓器の模式図が描け、主要な構造の名称につい

て説明できる。

【授業計画】

1. 序論、細胞と組織(大迫)

2. 人体の組織および機能 骨格系(大迫)

3-4. 人体の組織および機能 筋系(大迫)

5-6. 人体の組織および機能 循環器系(堀口)

7-8. 人体の組織および機能 消化器(瀧上)

9. 人体の組織および機能 呼吸器系、泌尿器系(瀧上)

10. 人体の組織および機能 生殖器系(堀口)

11. 人体の組織および機能 内分泌系(堀口)

12-13. 人体の組織および機能 神経系(大迫)

14. 人体の組織および機能 感覚器系(大迫)

15. 人体の発生(堀口)

【授業外学習】

(予習) 教科書の該当する箇所を一読しておく。

1. テキストの P1~24

2. テキストの P25~72

3-4. テキストの P73~102

5-6. テキストの P103~150

7-8. テキストの P151~194

9. テキストの P195~220

10. テキストの P221~240

11. テキストの P241~252

12-13. テキストの P253~312

14. テキストの P313~332

15. テキストの P333~350

(復習) 講義で解説した内容に該当する箇所を教科書で確認し、各自のやり方でまと

める。

【テキスト】

「入門人体解剖学 改訂第 5版」 藤田恒夫著 南江堂

【参考書】

「イラスト解剖学」 松村讓兒著 中外医学社

「グレイ解剖学」 塩田浩平ほか 3名訳 エルセビアジャパン

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施 :有(持込 不可)

成績評価方法: 定期試験(100%)

************************************************************

【科目名】解剖学Ⅱ 【授業コード】1CA1390

【担当教員】瀧上 周、大迫 俊二、堀口 幸太郎

【授業概要】

本講義は、解剖学Ⅰ既習者を対象とする。解剖学Ⅰでは、正常な体の形態や構造に

ついて系統解剖学の体系に沿って、主として肉眼解剖学レベルの知見を中心に、体の

各器官系を構成する器官の形態や位置、その機能的意義などについて解説した。本講

義では、私たちの体を構成している機能的な最小単位が細胞であることを認識し、様々

に分化した細胞によって構成された組織が機能的に組み合わさって器官を形成し、そ

れらが相互に作用しあうことで営まれる生命活動への理解を深められるように、顕微

解剖学的な知見を中心に各器官において細胞レベルの構成などについて解説する。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

私達の体の器官がどのような細胞で構成され、それらがどのようにその器官の機能

発現に関わっているのかを理解する。

≪個別目標(SBOs)≫

それぞれの器官に特徴的な構成細胞について説明できるようになる。

Page 12: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

12

【授業計画】

1. 序論、細胞と組織(瀧上)

2. 上皮組織、支持組織(瀧上)

3. 筋組織、神経組織(瀧上)

4. 泌尿器系(瀧上)

5-6. 感覚器系(瀧上)

7. 神経系、皮膚(大迫)

8. 男性生殖器(堀口)

9. 女性生殖器(堀口)

10. 内分泌系(堀口)

11. 脈管系(大迫)

12. 血液と骨髄、リンパ性器官(大迫)

13-14. 消化器系(堀口)

15. 呼吸器系(瀧上)

【授業外学習】

(予習) 教科書の該当する箇所を一読しておく。

1. テキストの P1~28

2. テキストの P29~68

3. テキストの P69~102

4. テキストの P211~226

5-6. テキストの P319~350

7. テキストの P83~102、P295~318

8. テキストの P227~244

9. テキストの P245~266

10. テキストの P267~294

11. テキストの P103~118

12. テキストの P119~146

13-14. テキストの P147~198

15. テキストの P199~210

(復習) 講義で解説した内容に該当する箇所を教科書で確認し、各自のやり方でまと

める。

【テキスト】

「入門組織学 改訂第 2版」 牛木辰男著 南江堂

【参考書】

「ガートナー/ハイアット組織学カラーアトラス 第 3版」 川上速人・松村讓兒監訳

MEDSI社

「ジュンケイラ組織学 第 4版」 坂井建雄・川上速人監訳 丸善

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:定期試験(100%)

************************************************************

【科目名】生理学Ⅰ 【授業コード】1CA1410 (第 1種衛生管理者免許資格科目)

【担当教員】嶋津 秀昭、小林 博子、瀬野 晋一郎

【授業概要】

生体の構造と機能を解き明かす学問として、生理学の基本を概説する。主に人体の

植物性機能について、細胞や組織の成り立ち、体液や血液の性質や調節機構を説明す

る。さらに、組織を機能単位でとらえ、循環器系、呼吸器系、消化器系などのシステ

ムについて説明する。講義は各臓器や器官の解剖学的な成り立ち、機能の実現を支え

る物理学的、化学的な理由の説明、結果としての生物学的な意味などを総合的に行う

ので、単なる暗記の科目と考えてはならない。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

生理学を学び、生体の構成要素を様々な階層でとらえ、その構造と機能を理解する。

単に覚えるのではなく、機能の理解の上に立って、生態系について深く考察できる能

力を修得する。

≪個別目標(SBOs)≫

①生理学の基本項目を列挙し、その概説を列挙できる。

②主に人体の植物性機能について、細胞や組織の成り立ち、体液や血液の性質や調節

機構を説明できる。

③組織を機能単位でとらえ、循環器系、呼吸器系、消化器系などのシステムについて

説明できる。

④教授される内容を単に覚えるのではなく、物理、化学、生物学などに関連づけて一

般化することができる。

⑤生理学を単に医学としての体系だけでなく、自然科学の一分野としてとらえること

ができる。

⑥人体を系統的かつ理論的に観察、理解するための勉強方法をしっかりと身につける。

【授業計画】

1. 生理学概要、血液と体液 1(小林)

2-4. 血液と体液(小林)

5-8. 心臓と循環 (嶋津)

9-11. 呼吸(瀬野)

12-13.腎と排泄 (小林)

14-15.消化と吸収 (小林)

【授業外学習】

シラバスの進行に沿って、教科書に目を通し、授業内容に対する疑問点や難しいと

思った箇所を確認しておくこと。

本格的な準備に焦点を合わせるのではなく、復習を中心に確実な理解をしてほしい。

その意味では準備学習は前回までの内容を十分に理解できていることであり、質問な

ども行いながらぼんやりと講義に参加することがないようにしてほしい。授業計画は

教科書の項目に対応しているので、講義の日程に合わせてそれぞれの項目を対象とし

て準備すること。また、同一の項目で何回かの講義が行われるので、前回までの講義

内容の復習も次回の講義の準備として必須である。

(予習) 各回で下記のページを読んでおくこと。

(復習) 各回で下記のページを読んでノートにまとめておくこと。

1. 生理学概要、血液と体液 1 :テキスト P45~47

2. 血液と体液:テキスト P48~52

3. 血液と体液:テキスト P52~54

4. 血液と体液:テキスト P14~17

5. 心臓と循環:テキスト P98~104

6. 心臓と循環:テキスト P81~95

7. 心臓と循環:テキスト P104~112

8. 心臓と循環:テキスト P11~117

9. 呼吸:テキスト P118~124

10. 呼吸:テキスト P124~129

11. 呼吸:テキスト P138~140、142~147

12. 腎と排泄:テキスト P149~152

13. 腎と排泄:テキスト P152~158

14. 消化と吸収:テキスト P168~170

15. 消化と吸収:テキスト P171~179

【テキスト】

「新版 エッセンシャル解剖・生理学」 堀川宗之 学研メディカル秀潤社

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験有無:無

成績評価方法:定期試験 (100%)

【備考】

復習が必須である。

ノートをしっかり取ること。

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【科目名】生理学Ⅱ 【授業コード】1CA1420

【担当教員】嶋津 秀昭、岸野 智則、原島 敬一郎、瀬野 晋一郎

【授業概要】

人体機能を理解するための動物性機能について主に説明する。生体の内部環境は外

部環境の変化によって大きくかわることなく恒常性を保つように制御されている。

脳・脊髄の中枢神経系とこれに出入りする末梢神経系、筋、感覚器の機能および内分

泌などの液性調節についても説明する。迅速・短時間に行われる筋運動や感覚器の生

体調節機能と成長・生殖などの比較的緩徐な長時間にわたる調節機能について生体の

複雑で巧妙な働きを暗記するのではなく、筋道を立てて修得できることを基本に講義

する。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

人体の生理機能を理解し、脳神経機能と筋・感覚器や内分泌を関係付けて考察がで

きる。

≪個別目標(SBOs)≫

①細胞膜電位の成り立ちが説明できる。

②伝導と伝達および筋収縮について説明できる。

③内分泌器官とその生理作用について説明できる。

④体温の維持について調節機能を説明できる。

⑤中枢神経の構造と機能を説明できる。

⑥末梢神経の構造と機能を説明できる。

⑦感覚器について生理機能を説明できる。

【授業計画】

1.細胞膜電位の発生メカニズム (瀬野)

2.活動電位と興奮の伝導 (瀬野)

3.筋収縮のメカニズム (瀬野)

4-6.代謝と内分泌 (岸野)

7.体温とその調節機能 (原島)

8-10.中枢神経の構造と機能 (瀬野)

11-13. 末梢神経の構造と機能 (瀬野)

14-15. 感覚の生理 (嶋津)

【授業外学習】

生理学Ⅰの植物性機能と解剖学を復習し再確認すること。

1.循環系の確認

2.呼吸系の確認

3.消化・吸収系の確認

4.腎・排泄系の確認

(予習) 各講義までに以下に示したページを読んでおくこと。

(復習) 予習および講義で学習した下記のページについてノートにまとめること。

1.細胞膜電位の発生メカニズム:テキスト P33~34

2.活動電位と興奮の伝導:テキスト P57~60

3.筋収縮のメカニズム :テキスト P31~33、41~42

4.代謝と内分泌:テキスト P187~190

5.代謝と内分泌:テキスト P190~195

6.代謝と内分泌:テキスト P195~199

7.体温とその調節機能:テキスト P195~199

8.中枢神経の構造と機能:テキスト P203~206

Page 13: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

13

9.中枢神経の構造と機能:テキスト P207~209、212~215

10. 中枢神経の構造と機能:テキスト P209、216~218

11. 末梢神経の構造と機能:テキスト P210~212

12. 末梢神経の構造と機能:テキスト P219~220

13. 末梢神経の構造と機能:テキスト P220~223

14. 感覚の生理:テキスト P225~231

15. 感覚の生理:テキスト P231~239

注)講義の進行次第でページ変更などが生じることもある。

【テキスト】

「新版 エッセンシャル解剖・生理学」 堀川宗之 秀潤社

【参考書】

適宜プリントを配布

【成績評価の方法】

定期試験実施:有 (ノート・参考資料の持込 不可)

再試験実施: 有(ノート・参考資料の持込 不可)

成績評価方法:定期試験(100%)

【備考】

ノートをしっかり取ること。

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【科目名】生理学実験 【授業コード】1CA1430

【担当教員】嶋津 秀昭、小林 博子、渡辺 篤志、瀬野 晋一郎、木暮 英輝

【授業概要】

講義で学んだ知識をより実際的に身につけるため、生体機能がどのように測定され、

変化するかをいくつかの例で実験的に確認する。モデルを使って循環系を直観的に理

解するための循環動態解析法、心臓の電気現象を体外から把握するための心電図計測、

血圧測定、また皮膚感覚を考える。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

実習した各項目について得られたデータを正しく判断し、これを考察することがで

きる。

≪個別目標(SBOs)≫

①循環モデルによる実験を生体と対比して説明できる。

②血圧測定の技術を修得する。

③互いに協力して実験手順を計画できる。

④心電図を正しく測定できる。

⑤得られたデータを分析し、その結果を具体的に記述できる。

⑥皮膚領域における触点、痛点などの感覚点分布を調べる。

⑦個人の電気的な知覚閾値について調べる。

【授業計画】

1. 講義(嶋津、小林、瀬野)

2. 循環系に影響を与える因子の効果を循環モデルを使って実験的に考察する[実験

項目 1]。(嶋津)

3. 間接的血圧測定法の原理を理解し、正しい血圧測定ができるように訓練する[実

験項目 2]。(渡辺、木暮)

4. 心電図測定の原理を理解し、心電計の取り扱いを会得する。さらに心電図の解析

法を学ぶ[実験項目 3]。(小林)

5. 皮膚領域における感覚点および知覚閾値について調べ、皮膚感覚について調べる

[実験項目 4]。まとめ・試験(嶋津・瀬野)

【授業外学習】

実験内容について講義を行うので、よく復習して実験の手引きをよく読んでおくこ

と。また、実験は項目ごとにレポートの提出が義務づけられているので、実験の内容

に即して考察すべき点を整理しておくとよい。実験項目に対応した内容は全て生理学

の教科書に記載されているので、実験のガイダンスで確認し、実験の始まる前日まで

に予習しておくこと。

(予習) 実験項目は生理学Ⅰ・Ⅱで学習した分野であり、教科書の下記に示すページ

について読んでおくこと。

(復習) 予習時に学習した下記ページの内容と実験で得られた結果、知見についてま

とめておくこと。

[実験項目 1]:教科書 P81~96

[実験項目 2]:教科書 P97~117

[実験項目 3]:教科書 P56~80

[実験項目 4]:教科書 P236~237

【テキスト】

生理学Ⅰ・Ⅱの教科書およびノート。実験内容を説明したプリントを配布する。

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法:各項目について筆記試験を行う。実験中に口頭試問を行うこともある。

実験ごとに提出したレポートの内容をそれぞれ評価し、試験などと総合的に評価する。

筆記試験(60%)(持込 不可)、レポートほか実験項目ごとの評価(40%)

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【科目名】生化学Ⅰ 【授業コード】1CA1440

【担当教員】丘島 晴雄

【授業概要】

生化学とは、我々ヒトを含む高等動物の生命現象を理解するためには不可欠な生物化

学の基礎的分野である。生体を構成する物質、および生命現象に関して化学的な理解

ができるように講義を進める。

【到達目標】

《一般目標(GIO)》

生化学の基礎知識を化学的に修得できること、さらに、生命現象を化学的に説明で

きることを目標とする。

《個別目標(SBOs)》

①代表的な単糖類、二糖類の種類、構造、性質、役割りを説明できる。

②解糖系およびクエン酸回路を説明できる。

③代表的な脂質の種類、構造、性質、役割を説明できる。

④脂肪酸の生合成とβ酸化について説明できる。

⑤アミノ酸を列挙し、その構造に基づいて性質を説明できる。

⑥アミノ酸分子中の炭素および窒素の代謝(尿素回路など)について説明できる。

⑦遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。

【授業計画】

1.細胞の基本構造

2.糖質の構造

3-4.糖質の代謝

5.脂質の構造

6-7.脂質の代謝

8.タンパク質、アミノ酸の構造

9-10.アミノ酸の代謝

11.核酸の構造

12-13.遺伝情報

14.ビタミン

15.活性酸素

【授業外学習】

(予習) 各回、テキストの下記のページを読んでおくこと。

1. P5-14、2. P15-24、3. P119-130、4. P131-145、5. P29-40、6. P147-157、

7. P157-171、8. P45-58、9. P173-186、10. P186-194、11. P61-68、12. P235-239、

13. P239-251、14. P91-99、15. P213-215

(復習) 講義終了後、講義内容を理解しているかどうかを確認するために毎回小テス

トを行うので、次回の講義までに復習を行うこと。

【テキスト】

「シンプル生化学 (改訂版第 6版) 」 林典夫、廣野治子 南江堂

【参考書】

「コンパス生化学」 前田正和、浅野真司 南江堂

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:定期試験(80%)、小テスト(20%)

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【科目名】医用電気工学 【授業コード】1CA1530

【担当教員】福長 一義

【授業概要】

基礎電気学の内容を掘り下げて、その理論となる電磁気学を学ぶ。各種法則・原理

が、身の回りの電気機器や医療機器にどのように応用されているかついて理解するこ

とを目標とする。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

電磁気学の基本的な法則、原理を理解する。国家試験、第 2種 ME技術実力検定試験

の電気工学の内容を理解し、問題を解けるようにする。

≪個別目標(SBOs)≫

以下の項目を理解して、簡単に説明できるとともに、具体的な計算ができるように

する。

①静電気の法則、原理

②磁気の法則、原理

③過渡現象

【授業計画】

1. クーロンの法則

2. 電界と電気力線

3. ガウスの法則

4. 電圧と電位

5. 静電誘導

6. 静電界の性質

7. キャパシタ

8. 過渡現象(CR)

9. 磁気

10. 電流がつくる磁界

11. 電磁誘導

12. インダクタ

13. 電磁力

14. 電力装置

15. まとめ・試験

【授業外学習】

(予習) すでに学んだ基礎電気学を復習しておくこと。また、ベクトルの計算などに

数学(三角関数、微分、積分など)の知識が必要である。各授業の前には以下のページ

を読んでおくこと。

1. テキスト第 2章 P19~23

2. テキスト第 2章 P24~30

3. テキスト第 2章 P31~36

4. テキスト第 3章 P37~49

Page 14: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

14

5. テキスト第 4章 P51~60

6. テキスト第 4章 P61~66

7. テキスト第 6章 P71~96

8. 参考書 第 6章 P137~152

9. テキスト第 7章 P97~106

10. テキスト第 8章 P107~117

11. テキスト第 9章 P119~125

12. テキスト第 10章 P127~134

13. テキスト第 11章 P135~142

14. テキスト第 12章 P143~157

15. テキスト第 13章 P159~173

(復習) 各回の授業の内容を、マインドマップとしてまとめること。(無地 A4、カラー、

1ページ)マインドマップは、次回の授業で提出すること。

【テキスト】

「臨床工学講座 医用電気工学 2」 医歯薬出版

【参考書】

「臨床工学講座 医用電気工学 1」 医歯薬出版

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(講義ごとに提出したマインドマップおよび電卓の持込 可)

再試験実施:有(新しく作り直したマインドマップおよび電卓の持込 可)

成績評価方法:期末試験(50%)、宿題・マインドマップ(40%)、口頭試問(10%)

なお遅刻、欠席、および宿題・マインドマップの未提出があわせて 3 回を超えたもの

に対しては再試験を行わない。

【備考】

自ら積極的に行動することを心がけてください。講義中、後の質問など大歓迎です。

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【科目名】救命救助法 【授業コード】1CA1930 (第 1種衛生管理者免許資格科目)

【担当教員】千田 晋治

【授業概要】

当科目は第一種衛生管理者取得のための必修科目であるばかりでなく、大規模災害

時や海、山での事故に備え、救命救助法を身につけておくことは、保健学部に学ぶ者

の責務である。

本実習では東京消防庁の救助隊の活動を実際に見てこれらの活動の実際と救急救助

体制などについて学ぶとともに、 救命救助法の技能を修得する。最終試験に合格した

者には、東京消防庁より「上級救命技能認定証」が交付される。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

震災など大規模災害および火災や交通事故における救急救助に対する基礎的知識を

修得する。

≪個別目標(SBOs)≫

①交通事故の実態と救急救助体制について理解できる。

②火災の実態と救急救助体制について理解できる。

③震災の実態と救急救助体制、防災計画について理解できる。

④救助法の基礎的知識、および技能について理解できる。

⑤救急法概要、心肺蘇生法について理解でき、かつ実施できる。

⑥出血、骨折、熱傷の応急手当について理解でき、かつ実施できる。

⑦傷病者管理について理解できる。

⑧救急現場のトリアージについて理解できる。

⑨搬送法について理解できる。

⑩AEDの取り扱いができる。

【授業計画】

1. 交通事故の実態と救急救助体制

2. 火災の実態と救急救助体制

3. 震災の実態と救急救助体制、防災計画

4. 救助法の基礎的知識、および技能

5. 救急法概要

6. 心肺蘇生法

7. 出血に対する応急手当

8. 骨折に対する応急手当

9. 熱傷の応急手当

10. 傷病者管理

11. 救急現場のトリアージ

12. 搬送法

13. AEDの取り扱い要領

14-15. スキルチェック

【授業外学習】

(予習) 学科で指定されているテキストの呼吸器系、循環器系、骨格系、血管系の解

剖・生理について読んでおくこと。

(復習) レポートの課題は、受講した内容から提示されるので、講義内容をよくまと

めておくこと。

【テキスト】

学科で指定されているテキスト、東京防災救急協会が出版した教本

【参考書】

特になし。

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施:無

成績評価方法. レポート提出(70%)と実技試験(30%)にて評価する。

赤十字救急法救急員認定証または各消防署の上級救命技能認定証を受領した学生につ

いては、実技を免除する。しかし、単位を取得するためには、必ず講義を受講しなけ

ればならない。講義を受講しなければ、レポートを提出しても履修したことにはなら

ない。

【備考】

実技などの服装はジャージなど動きやすいものとし、スカート、Gパン、襟ぐりの大き

い Tシャツは不可。

本実習に欠席・遅刻などがあった場合は、認定証は交付されない。

実技のみ受講し、座学を欠席した場合は、座学のみ再履修となる。

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【科目名】特別講義Ⅰ 【授業コード】1CA1940

【担当教員】嶋津 秀昭

【授業概要】

システムの定義とこれに関連する諸事項を整理し、様々なシステムの構成と考え方

について十分理解できるように講義を行う。さらに、医用機器に用いられる自動制御

機構を理解する目的で、自動制御の基礎理論およびフィードバック制御の考え方を学

ぶ。これに基づいて実際に現れる諸現象を解析できる力を養う。受講者の理解度を随

時把握することで講義の内容や進行速度を考えながら授業を進めるつもりである。疑

問点などは早めに質問して解消しておくことが大切である。工学系の勉強はとにかく

初めが肝心で、わからなくなってしまった後でまとめて覚えるようなことは効率も悪

いし、望ましい結果を生まないことが多い。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

システムや制御に関連した工学系の基礎知識の大切さを認識し、これを様々な場面

で役立てるための知識を修得する。

≪個別目標(SBOs)≫

①全ての講義内容について、単に覚えるのではなく具体的に説明できるようにする。

②システムの定義とこれに関連する諸事項を整理して列挙できる。

③様々なシステムの構成と考え方を関連づけて述べることができる。

④医用機器とこれに用いられる自動制御機構を関連づけることができる。

⑤自動制御の基礎理論とフィードバック制御の考え方を説明できる。

⑥実際に現れる諸現象を公式を使いながら解析できる力を養う。

⑦学習者は自身の理解度を把握し、疑問点を質問できる。

【授業計画】

1. システム工学とは

2. システム設計の考え方

3. システムの構造

4. システムの評価

5. システムの信頼性と安全

6. 故障とその考え方

7. 演習

8. 制御理論の基礎

9. フィードバック制御

10-11. ブロック線図と伝達関数

12-13. ラプラス変換と微分方程式

14. 制御系の応答

15. まとめ

【授業外学習】

授業に先立って教科書に目を通しておくこと。各授業ごとによく復習をしておくこ

とが次の講義に対する準備になる。システムの定義や様々なシステムについて考察す

るので、日頃から社会のいろいろなシステムについての理解に努めておこう。教科書

はシラバスの項目とほぼ一致した順に章立てされているので、該当部分を読んでおく

こと。また、制御に関する項目の一部で微分方程式を扱うことになるので、数学、お

よび基礎数学で学習した内容をもう一度復習しておくこと。

(予習) 各回で下記のページを読んでおくこと。

(復習) 各回で下記のページを読んでノートにまとめておくこと。

1. システム工学とは P1~5

2. システム設計の考え方 P9~12

3. システムの構造 P15~20

4. システムの評価 P22~34

5. システムの信頼性と安全 P37~42

6. 故障とその考え方 P43~49

7. 演習 P22~28

8. 制御理論の基礎 P61~69

9. フィードバック制御 P69~75

10. ブロック線図と伝達関数 1 P77~84

11. ブロック線図と伝達関数 2 P89~90

12. ラプラス変換と微分方程式 1 P81~84

13. ラプラス変換と微分方程式 2 P81~84

14. 制御系の応答 P97~105

15. まとめ P108~125

【テキスト】

「臨床工学講座 医用システム・制御工学」 嶋津秀昭・堀内邦雄著 医歯薬出版株

式会社

【参考書】

「MEの基礎知識と安全管理」 南江堂

【成績評価の方法】

定期試験実施:有(持込 不可) 再試験実施:有(持込 不可)

成績評価方法:定期試験(100%)

【備考】

講義には必ず出席し、積極的な姿勢で参加した上で、復習を中心にして毎回の講義内

Page 15: 8-9. 表現の自由 経済 · 8. テキスト第7講のp80~85 9. テキスト第8講のp86~95 10. テキスト第9講のp96~105 11. テキスト第10講・第11講のp108~134

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容を確実に理解することを目標として欲しい。

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【科目名】特別演習Ⅱ 【授業コード】1CA197A

【担当教員】原島 敬一郎

【授業概要】

腹部超音波検査は広く臨床の場において活用され、患者に苦痛を与えることなく行

える非侵襲的な検査であるため、腹部領域における第一選択の検査法として確立され

ている。観察する部位は、肝臓、胆道、膵臓、腎臓、脾臓などの実質臓器に加え、血

管や細い管腔の胆管や膵管まで広範囲にわたっている。

これらの観察は、個々に行われるのではなく一度の検査で同時に観察することが可

能であり、検査を行いながら判読していくため、病態との関連を知るうえで効率的な

検査ともいえる。

超音波検査を行うには、知識、技術、経験が必要であるが、本演習では技術に重点

をおき、腹部超音波検査に必要な描出テクニックを学び、基本的断面像を描出するこ

とができることを目的とする。

【到達目標】

≪一般目標(GIO)≫

腹部超音波検査における基本断面像を描出できること。 また、描出されている臓器

を判別し、説明できることを目標とする。

≪個別目標(SBOs)≫

①人体解剖学および超音波解剖を理解する。(技術)

②走査の技術と基本的な描出テクニックを修得する。(技術)

③目的とする臓器を的確に描出できる技術を修得する。(技術)

④情報量が多く提供できる写真を撮る技術を修得する。(技術)

⑤装置の調整と取扱いの技術を修得する。(技術)

【授業計画】

1. 超音波解剖学、装置の取り扱いおよび描出テクニック

2. 超音波検査法の実践 走査法の基本

3-4. 超音波検査法の実践 肝臓の描出

5-6. 超音波検査法の実践 胆嚢、膵臓、脾臓および腎臓の描出

7-8. 超音波検査法の実践 血管(頸動脈)、体表臓器(甲状腺)の描出

【授業外学習】

(予習) 進行の程度により適宜予習範囲を指示する。該当する範囲のテキストやノー

ト(画像診断技術)を見直すこと。

その際に超音波検査の走査部位と、その部位で描出される超音波画像についても確

認をしておくこと。

(復習) 人体解剖と超音波検査の解剖における臓器の位置関係について復習しておく

こと。

【テキスト】

指定しない。

【参考書】

「手にとるようにわかる マル秘 腹部エコーテクニックとその理論」 金田 智 著

ベクトル・コア

「日本医師会生涯教育シリーズ 腹部エコーの ABC」 竹原 靖明 監 竹原 靖明 ほ

か編 医学書院

「Dr.森の腹部超音波診断パーフェクト」 森 秀昭 著 診断と治療社

「初心者のための腹部エコーの撮り方と読み方」 荒川 泰行ほか著 新興医学出版社

【成績評価の方法】

定期試験実施:無 再試験実施: 無

成績評価方法: 検査技術の修得 (100%)

(この場合の検査技術とは、被検者(患者)への対応や態度、検査の進め方、臓器の描出、

描出した所見に対する判断や理解など、総合的な技術をいう)

【備考】

本演習の受講は、画像診断技術講義の履修後である学生が望ましいが、未受講でも

超音波の基礎について独学で学ぶことのできる意欲ある学生の受講は可能である。

また、本演習は実技が中心となるため、受講者数を制限する場合がある。

開講学期:後期/履修を希望する際には必ず履修登録期間中に教員に申し出てから履

修登録をすること。

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