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NEC 企業概要 商号:日本電気株式会社 (英文: NEC Corporation) 本社:東京都港区芝五丁目7番1号 Tel :03-3454-1111 創立:1899年(明治32年)7月17日 代表取締役 会長 遠藤 信博 代表取締役 執行役員社長 兼 CEO 新野 隆 社会価値を創造する代表的事業 資本金:3,972億円 (2017年3月末現在) 売上高:2016年度実績 単独/1兆6,794億円 連結/2兆6,650億円 従業員数:単独 21,444名(2017年3月末現在) 連結 107,729名(2017年3月末現在) 会社数:連結子会社 238社(2017年3月末現在) NECは、世界が抱える課題を解決し、 豊かな社会を実現するために、 社会ソリューション事業に注力しています。 お客さまやパートナー、市民、行政や 国際機関などとの「共創」により、 新たなビジネスモデルの創出に積極的に取り組み、 ICTの力を最大限に活用した 社会価値の創造を目指しています。 共創 セーフティ フィジカルとサイバー両面から 暮らしや社会に安全・安心を 交通 都市インフラ 国や地域で異なる インフラ課題の解決にICTで貢献 テレコム 先進のSDN/NFVソリューションで 多様化する通信サービスをサポート 製造/物流/ 流通/サービス 「造る・運ぶ・売る」を連携して バリューチェーン全体に新たな価値を AI/ビッグデータ AI技術で加速するビッグデータ活用 一歩先を行くアナリティクス サービスで価値創造をサポート クラウド ハイブリッドクラウドにおける SoR・SoE連携で、 新たな価値を創造 SDN 豊富な実績とパートナー連携を 生かしSDN活用による ネットワークをリード IoT IoT時代に社会価値を創造する NECのIoTソリューション

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Page 1: AI/ IoT SDN - NEC(Japan) · aiやiotの実装が進み、ヒト・モノ・コトが互いにセンサとネットワークで接続されようとして いるわたしたちの世界ではいま、実世界とデジタル世界をつなぐ安全なチャネルをつくり出す

NEC企業概要

商号:日本電気株式会社 (英文: NEC Corporation)本社:東京都港区芝五丁目7番1号Tel :03-3454-1111創立:1899年(明治32年)7月17日

代表取締役 会長 遠藤 信博代表取締役 執行役員社長 兼 CEO 新野 隆

社会価値を創造する代表的事業

資本金:3,972億円 (2017年3月末現在)売上高:2016年度実績 単独/1兆6,794億円 連結/2兆6,650億円従業員数:単独 21,444名(2017年3月末現在) 連結 107,729名(2017年3月末現在)会社数:連結子会社 238社(2017年3月末現在)

NECは、世界が抱える課題を解決し、

豊かな社会を実現するために、

社会ソリューション事業に注力しています。

お客さまやパートナー、市民、行政や

国際機関などとの「共創」により、

新たなビジネスモデルの創出に積極的に取り組み、

ICTの力を最大限に活用した

社会価値の創造を目指しています。

共創

セーフティフィジカルとサイバー両面から暮らしや社会に安全・安心を

交通・都市インフラ国や地域で異なる

インフラ課題の解決にICTで貢献

テレコム先進のSDN/NFVソリューションで多様化する通信サービスをサポート

製造/物流/流通/サービス

「造る・運ぶ・売る」を連携してバリューチェーン全体に新たな価値を

AI/ビッグデータAI技術で加速するビッグデータ活用一歩先を行くアナリティクスサービスで価値創造をサポート

クラウドハイブリッドクラウドにおける

SoR・SoE連携で、新たな価値を創造

SDN豊富な実績とパートナー連携を生かしSDN活用によるネットワークをリード

IoTIoT時代に社会価値を創造するNECのIoTソリューション

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海外研究所紹介

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データサイエンス研究所

D ATA S C I E N C E

データサイエンス研究所では、アルゴリズム開発の研究者だけでなく、データベースシステムやセンシングシステムのスペシャリストも一体となり研究を進めています。ハードウェアとソフトウェアの専門家が緊密に連携しながら、機械学習の計算処理スピード向上をめざすほか、人間が感知できない情報の取得をめざすなど、AIの機能だけでなく、応用範囲の拡張なども進めています。

あらゆる専門家が一体となったAI研究

データサイエンス研究所では、AI技術、特に「人と寄り添うAI」の開発に向けた研究に取り組んでいます。従来はソフトウェア系の研究メンバーが中心でしたが、2018年度からはハードウェア系のメンバーも加わり、AI技術の研究開発機能を集約することで、よりスピーディな研究開発体制を作りました。

AIを拡張し、社会へ浸透させる研究開発

世界をリードするNEC独自のAI技術群NECは、文字認識技術にはじまるさまざまなAI技術開発に半世紀以上携わってきた実績のある企業です。ここで得たノウハウを足がかかりに、世界をリードする独自技術を多数保有しています。たとえばビッグデータによる予測の根拠を提示できる異種混合学習は、人に寄り添ったAIというNECのビジョンを体現するような技術です。また、プリスクリプティブ・アナリシスやスモールデータ分析といった先端的な研究領域でも世界を先行しています。

データサイエンス研究所所長

広明 敏彦

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AIやIoTの実装が進み、ヒト・モノ・コトが互いにセンサとネットワークで接続されようとしているわたしたちの世界ではいま、実世界とデジタル世界をつなぐ安全なチャネルをつくり出す技術として、バイオメトリクスに大きな注目が集まっています。バイオメトリクス研究所では、顔認証や声認証を中心とする認証技術などを発展させ、誰もが公平に、偽造やなりすましの心配なく、手軽にAIサービスを享受できる世界の実現をめざして研究をつづけています。

B I O M E T R I C S

バイオメトリクス研究所

NECの生体認証研究は1971年の指紋認証研究に始まり、常に世界をリードし続けてきました。特に指紋認証と顔認証は世界でNo.1の精度* が実証されており、世界70カ国以上、のべ700以上のシステムが活用されています。この他にも、指静脈認証や声認証、耳音響認証といった多彩な認証技術を保有しており、課題に合わせた最適な認証を提供することが可能です。

世界トップクラスの多彩な生体認証技術を研究しています

「人の理解」をめざしたバイオメトリクス研究

生体認証により「人の理解」を加速させます

バイオメトリクス研究所所長

水野 正之

バイオメトリクスがめざす究極的なビジョンとは「人を理解する」ことだと考えています。生体をデータ化して分析するバイオメトリクスは、たとえば私たちが人の顔を見て、その人の気分や健康を判断することと同じような認識が実現できる、とても人間的な技術なのです。だからこそ、バイオメトリクスが活躍できる分野はセキュリティ面だけにとどまりません。ヒューマンセンシングによる健康の促進や作業の効率化、さらにはマーケティングなど、あらゆる活用の方向性を考えてアクティブな研究を進めています。

*指紋認証:FpVTE 2003 (Fingerprint Vendor Technology Evaluation)、Slap Fingerprint Segmentation Evaluation 2004、ELFT 2007 (Evaluation of Latent Fingerprint Technologies)、PFT 2009 (NIST Proprietary Fingerprint Template Testing)、FpVTE 2012、PFT II 2013、MINEX 2016 (Minutiae Interoperbility EXchange Test)、MINEX III 2016*顔認証:MBGC 2009 (Multiple Biometric Grand Challenge) 、MBE 2010 (Multiple Biometrics Evaluation)、FRVT 2013 (Face Recognition Vendor Test)、FIVE 2017 (Face In Video Evaluation)

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S E C U R I T Y

セキュリティ研究所

NECは、秘密計算やブロックチェーンにおいて世界トップクラスの技術を保有しています。秘密計算においては、情報を分散したまま処理する独自の「マルチパーティ計算」を活用することで、2016年に世界No.1のスピードを実現しました。今も他社1社とNECが並んで世界No.1*です。 また、ブロックチェーンおいては従来比100倍の処理性能を誇り、世界でも圧倒的な処理スピードを実現しています。ビッグデータのリアルタイム処理やOT/IoT活用を加速させる、非常に有意義なコア技術です。

秘密計算やブロックチェーンで世界をリード

セキュリティ研究所では、データセキュリティとサイバーセキュリティの両面から、社会の安心・安全確保のために取り組んでいます。データセキュリティは、暗号や秘密計算、ブロックチェーンなどの技術によって、データの秘匿性を守りつつ活用するという研究分野です。サイバーセキュリティでは、外部からのサイバーアタックに対してどう防衛していくかという研究を進めています。また、安全に制御できるAIを実現するための技術開発やAIを活用したサイバーセキュリティ研究にも積極的に取り組んでいます。

OT/IoTを支える確かなセキュリティを実装

AIを活かす先端研究と国際的な標準策定

セキュリティ研究所所長

谷 幹也

AIの進展に伴い、セキュリティでは新たなニーズが生まれています。NECでは、安全に制御できるAIを実現するためのセキュリティシステム構築はもちろん、AIを用いたセキュリティにもいち早く着手してきました。また、これらの先端研究においては国際標準やデファクトスタンダード策定も重要な課題です。わたしたちも海外研究拠点と密接に連携しながら、積極的な取り組みをつづけています。

*NEC調べ2018年5月現在

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システムプラットフォーム研究所

S Y S T E M P L AT F O R M

AIやIoTというとソフトウェアの部分ばかりが注目されがちですが、こうした技術を実装するためにはプラットフォームの進化も不可欠です。たとえば、いくらすぐれたAI技術が生まれたとしても、スピーディーな処理ができなければ実用化は困難です。さらには、データを適切に前処理することで、AIが処理しやすい形に整えることも重要なポイントになります。AI技術の要件に合わせ、すばやく柔軟に対応できるプラットフォームをつくり出していくことがわたしたちのミッションですね。

AIやIoT技術を実装するために不可欠な技術です

システムプラットフォーム研究所ではクラウドからエッジ、デバイスに至るまで、さまざまなハードウェアを主なテーマとして研究に取り組んでいます。また、量子コンピューティングやスピン熱電、赤外線センサなどの先端研究に積極的に取り組んでいるのも特徴です。コンピューティング技術と通信技術を核に、AIによって生み出される価値を実世界の中へきちんと引き出すこと。また、さらにその価値を拡張していくことをめざして研究をつづけています。

実世界とサイバーをつなぐハードウェア研究

「空気」のように機能する情報処理基盤へプラットフォームの一つの理想形は「空気」だと思っています。意識しなくても、当たり前にそこに存在する不可欠なものということですね。自動的なセンシングや、ストレスのない通信や処理によってAIやIoTを十分に機能させていくことが一つの目的です。また、量子コンピューティングなどの先端研究によって、0から1を生み出すようなディスラプティブな変革をもたらすこともめざしています。

システムプラットフォーム研究所所長

津村 聡一