20130618研修スライド madre bonita

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Health & Medicine

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2013年6月18、19日、某新人向け研修資料です。

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産後の実態と

NPO法人マドレボニータのご紹介

○○○研修2013-6-18,19

Madre Bonita

マドレボニータとは

スペイン語で

「美しい母」

2

団体名について

美しい母がふえれば、世界はもっとよくなる

出産後の女性の心と体のヘルスケアを

開発・研究・普及

3

活動内容

paradox

出産と産後をめぐるパラドックス

出産は、盛大にお祝いされることが多い。

新生児死亡率

0 10 20 30 40 50 60 70

Somalia(61)

Congo(56)

Pakistan(53)

Japan(1)

per1000

日本の新生児死亡率は世界最少。

Not so simple

しかし、ことはそうシンプルではない。

産後うつ

10万人/年医師に「産後うつ」と診断されたのは10人に1人。

「診断はされていないが、自分もうつだった」と答えた人が10人に8人。

幼児虐待

44%

0歳児児童相談所に報告されている虐待件数の半数は0歳児が犠牲者。

産後うつ、0歳児虐待、すべて「出産」の後の問題。

母親だけを責めても解決しない。

そもそもシステムに問題があるのでは?

日本の母子保健のシステム

母親

妊娠

出産

乳児

公費で負担されている周産期のヘルスケア

妊娠中(母子手帳・母親学級・健診費用の負担)

出産(国民健康保険から42万円)

↓ ↓

産後 赤ちゃん

(何もない) (予防接種・健診・医療費

無料)

医師、助産師も、産後教育は

受けてない。 産後に必要なのは治療ではなくリハビリ。医療従事者ではなく市民発の産後の専門家が必要。

産後の特徴

1. 体がつらい

2. 心が不安定3. 夫との関係に悩む

産後のボディケア&フィットネス教室全国50か所

認定インストラクター24名

出産は女性のからだに大きなダメージを与える。まずはそのダメージからの回復のためのリハビリが必要。

つらいのは、からだだけではない。自分の内面に向き合う必要もある。母という属性が加わることで、アイデンティティの再統合が必要になる。

自分に向き合い、自分の言葉をつむぐ大人の姿を、子どもたちは見ている。ママトークではなく、大人の言葉で、大人の話をする時間が必要。

120分×4回のコースを終えた産後女性たちの笑顔。

この笑顔を「元気なおかあさん」の「当たり前の笑顔」だと思わないでほしい。必死にリハビリした末の、やっと出た、この笑顔なのだ。

確認されている効果

• 産後うつの予防、改善

• 虐待の予防

• 夫婦関係の改善

• 体調不良の改善

• 職場復帰の意欲向上

課題

あとをたたない母子の事件

孤独な母親たち

夫婦関係の悪化

虐待、暴力

そもそも乳児をもつ母は孤立しやすい

体が消耗しているひきこもり密室育児

マドレボニータに自力では来られない

孤立を防ぐためには

産後の心身の健康回復

外にでるためのきっかけ

課題

●産後の心身の健康回復

●外にでるためのきっかけ

この両方を満たす産後ケアのプログラムを

格差なく届けたい

本来ならば、

公が、

責任をもつべきでは?

横浜市菊名地区センターでの試み

2011年

センター主催

産後ケア教室

横浜市菊名地区センターでの試み

2011年

2回開催

2012年春

毎月定期開催

人口4500人の北海道清里町の産後ケアの取り組み

清里町の年間出生数は35名

人口4500人の北海道清里町の産後ケアの取り組み

清里町の産後女性の3割に

マドレボニータの産後クラスを

無料で(公費負担)届けた。

人口4500人の北海道清里町の産後ケアの取り組み

2012年3月

「清里町共創のまちづくり事業健康子育て事業」として、

産後のボディケア&フィットネス教室を開催。

杉並区のバウチャー制度子育て応援券

出生時に配布される

無償応援券(=40,000円分)を使用して、

託児、家事代行、産後ケアなど

様々なサービスを利用できる。

NPO法人マドレボニータも登録事業者であり、

その結果、杉並区の受益者は最も多い。

杉並区のバウチャー制度子育て応援券

出生時(1)無償応援券=40,000円分(2)有償応援券は購入不可0~2歳児(1)無償応援券=20,000円分(2)有償応援券=20,000円分まで3~5歳児(1)無償応援券=なし(2)有償応援券=20,000円分まで

http://www.suginami-kosodate.jp/ouenken/riyousha/koufujiki.html

参考子育て支援課プロジェクトストーリーhttp://www2.city.suginami.tokyo.jp/gallery/hataraku/special/pj01/index.asp

ありがとうございました。

Madre Bonita

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