3行ラベリング 事例7-ワークライフバランス-0322

Post on 05-Apr-2017

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Together! 3行ラベリング 事例 #7

ワーク・ライフ・バランス

アイデアクラフト 開米瑞浩

原文

仕事は、暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらすものですが、同時に、家

事・育児、近隣との付き合いなどの生活も暮らしに欠かすことができないも

のであり、その充実があってこそ、人生の生きがい、喜びは倍増します。し

かしながら、現実の社会には、安定した仕事に就けず、経済的に自立するこ

とができない、仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねない、仕事と

子育てや老親の介護との両立に悩むなど、仕事と生活の間で問題を抱える人

が多く見られます。これらが、働く人々の将来への不安や豊かさが実感でき

ない大きな要因となっており、社会の活力の低下や少子化・人口減少という

現象にまで繋がっていると言えます。それを解決する取組が、仕事と生活の

調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現です。

内閣府HP「仕事と生活の調和の実現に向けて」 http://wwwa.cao.go.jp/wlb/towa/

箇条書きにして分類(受講者案1)

【暮らしに欠かすことができないもの】

仕事(暮らし・生活を支える)

生活(家事・育児・近隣との付き合い)

生活の充実があってこそ、人生の生きがい、喜びが倍増する

【現実の問題点】

【仕事が少ない】安定した仕事に就けず、経済的に自立することができない

【仕事が多い】仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねない

【仕事・生活が多い】仕事と子育てや老親の介護との両立に悩む

【仕事・生活で問題を抱えると】働く人々の将来への不安・豊かさが実感できない

【将来の問題】

社会の活力の低下

少子化・人口減少

箇条書きにして分類(受講者案1)

【暮らしに欠かすことができないもの】

仕事(暮らし・生活を支える)

生活(家事・育児・近隣との付き合い)

生活の充実があってこそ、人生の生きがい、喜びが倍増する

【現実の問題点】

【仕事が少ない】安定した仕事に就けず、経済的に自立することができない

【仕事が多い】仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねない

【仕事・生活が多い】仕事と子育てや老親の介護との両立に悩む

【仕事・生活で問題を抱えると】働く人々の将来への不安・豊かさが実感できない

【将来の問題】

社会の活力の低下

少子化・人口減少

これはなかなか良い感じ

生活が「多い」という表現に若干違和感がありますね

座標軸で図解を試みたもの(受講者案2)

少ない 多い

仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねない

安定した仕事に就けず、経済的に自立できない

働く人々の将来への不安豊かさが

実感できない

仕事と子育てや老親の介護

との両立に悩む

多い

少ない

仕事

生活

受講者案2の作成者コメント

【作成者コメント】・仕事と生活のバランスなので図式化したかったのだがうまく当てはまらない

・社会の活力の低下や少子化・人口減少が結びつかない (開米のコメント)着眼点はよかったです。

結果、うまく行かなかったとしても、こういうチャレンジは重要です!

少ない 多い

仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねない

安定した仕事に就けず、経済的に自立できない

働く人々の将来への不安豊かさが

実感できない

仕事と子育てや老親の介護

との両立に悩む

多い

少ない

仕事

生活

講師ヒント1

実はこの話は「仕事」「生活」の他にもう一軸で考える必要があります。

仕事が少ないと 仕事が多いと

経済的に自立できない

心身の疲労から健康を害する

つまり「お金の不足」が問題

つまり「健康の不足」が問題

「お金の不足」 は仕事をすれば解決する

では「健康の不足」 は何をすれば解決するの?

その答えは「生活」ではありませんそれがもう1つ、第3の軸。

講師ヒント2

お金 体力

仕事 G L

生活 L L

休息 L G

要するに「休息」です。たとえば、「介護」や「子育て」は仕事と同様に疲労が溜まるものです。したがって「生活」と「休息」は分けて考えたほうがいいのですね。

結局「仕事」「生活」の他に「休息」という軸を設けて、そのその3つの面が「お金」と「体力」をGain(獲得)するか、Loss(消耗)するかで星取り表を作ると見えてくるものがあります

仕事をするとお金は得られるが体力は失う

生活にはお金も体力も必要(失う)

休息するとお金は失うが体力は回復できる

( 「仕事や生活をすると健康を失う」 と言ってしまうと違和感があるので、前ページの「健康」は「体力」と言い換えました)

講師ヒント3

お金 体力

仕事 G L

生活 L L

休息 L G

ちなみに第3の評価軸があってもよいかもしれません。(原文にもある程度書かれていますがわかりにくいです)

第3の評価軸

興味が持てる場合はこれを考えてみてください。

まとめ

元が「ワーク・ライフ・バランス」の話なので2軸で考えたくなるのはもっともなのですが、実際はもう1軸を分けたほうが分かりやすくなる事例でした。

ときには原文にとらわれずに考えてみることも重要です。

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