[aws summit 2012] ソリューションセッション#2 リーンクラウドでいこう!...

Post on 24-May-2015

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ソリューションセッション#2 リーンクラウドでいこう! クラウドで実現するリーンスタートアップ 登壇者名・社名 松尾 康博(アマゾン データ サービス ジャパン 株式会社)

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リーンクラウドで行こう クラウドで実現するリーンスタートアップ

アマゾンデータサービスジャパン

ソリューションアーキテクト

松尾康博(matsuoy@amazon.co.jp)

自己紹介

松尾康博(まつお やすひろ)

所属

• アマゾンデータサービスジャパン

• ソリューションアーキテクト

ソーシャルネットワーク(連絡先)

• Twitter: @understeer

• Mail: matsuoy@amazon.co.jp

好きなAWSサービス • HPCインスタンス、High I/Oインスタンス

本日のアジェンダ

リーンクラウドとは?

クラウド以前のスタートアップ

AWSで楽するスタートアップ

リーンクラウドの事例

リーンクラウド

リーンクラウドとは

インフラストラクチャ

運用

開発

経営・マネジメント

AWS

DevOps

リーン開発

リーンスタートアップ

すべてのレイヤで ・ムダを無くし ・すべてのレイヤでサイクルを速く回す

TOYOTA

Production

System

トヨタ生産方式

トヨタ生産方式(トヨタ方式, TPS)

トヨタの大野耐一氏が体系化

業務改善手法、プロセスに昇華

大野耐一 (1912-1990)

トヨタ生産方式(TPS) の基本概念

ジャストインタイム(JIT)

カンバン (Kanban)

ムダ(Muda)・ ムリ(Muri)・ムラ(Mura)

平準化(Heijunka)

アンドン(Andon)

ポカよけ(Poka-yoke)

自働化 (Jidoka)

カイゼン (Kaizen)

見える化(Mieruka)

7つの“ムダ”

作りすぎのムダ

手待ちのムダ

運搬のムダ

加工のムダ

在庫のムダ

動作のムダ

不良をつくるムダ

顧客に価値を与えないものは全てムダ

ムダとLean

ムダ=「会社という巨人についた贅肉」

贅肉のとれたスリムな状態 = Lean

ムダを無くす「文化」と「仕組み」

トヨタ生産方式(トヨタ方式, TPS)

派生した考え方

• リーンスタートアップ

• アジャイル・リーン開発(XP, Scrum)

• DevOps

インフラストラクチャ

運用

開発

経営・マネジメント

AWS

DevOps

リーン開発

リーンスタートアップ

リーン・スタートアップ

スタートアップとは

「不確実性のあるマーケット」に対し何かしらの製品を出していく組織 • 世に無いモノを作り出し価値を生み出す

• 会社の大小や年数は関係ない

課題が曖昧で正確な解決方法など無い • 組織と不確実性のマネジメントが重要

• 実験的アプローチ

• リソースも必要な時に必要なだけ調達し不要になれば開放

リーンスタートアップ原則

起業家はどこにでもいる

起業とはマネジメント

立証された学び

構築-計測-学習

MEASURE & LEARN

計測と学習

開発・計測・学習のサイクルを速く回す

構築 学習

計測

データ

アイディア

製品

継続的に速く回すことがリスク低減に

MVP Minimum Viable Product

市場評価を得るための最小の製品

‘95年のamazon.com

継続的な開発・テスト・リリース

開発 学習

計測

データ

アイディア

製品

様々なデータを定常的に計測

開発 学習

計測

データ

アイディア

製品

なぜ?を繰り返し真因と対策を

開発 学習

計測

データ

アイディア

製品

現在のamazon.com

クラウド以前の

スタートアップの

インフラストラクチャー

インフラの選択肢

レンタルサーバ(専用・VPS)

自社オフィス&自作サーバ

データセンター

クラウド以前の苦労

リソース

• インフラ・N/Wが得意なエンジニアが少ない、採用大変

• インフラ作業は不人気職(地味、24/365、、、)

• エース級エンジニアがサービス開発に集中できない(Dev:Ops=2:8)

• スケールさせるための作業が多すぎ

堅牢性

• 自社設置サーバは言わずもがな

• DC設置でもH/WやN/Wについては自己責任

クラウド以前の苦労

バックアップ

• バックアップサーバを用意するコスト

• バックアップサーバ自体の信頼性確保

スケール

• ロードバランサー、DBのMaster/Slaveも全部自前

サーバ調達

• かなり前から準備しないとトラフィック増加に間に合わない

• 資金の問題

• 実は要らなかった時のコスト・リスクをどう考えるか?

素晴らしいアプリをリリースし

http://www.flickr.com/photos/scobleizer/398502087

6/

多くの人が使い始め

キャパシティの見積りは

http://www.flickr.com/photos/mutsmuts/4695658106

/

勘と経験と度胸で行い

インフラに投資し

少ない資金から捻出して

http://eddie.niese.net/20090313/dont-pity-incompetence/

インフラを管理

H/Wメンテナンス。。

H/W監視。。。。

H/W調達

H/W構築。。。

サービスが続く限り

http://www.old-computers.com/news

運用も続く

段違いのスピード差

会社・開発のサイクル・スピードに対して

絶望的にインフラのサイクルが遅い

既存インフラのボトルネック

構築 学習

計測

データ

アイディア

製品

調達

構築

再構築

メンテナンス

まとめ:クラウド以前の「ムダ」

作りすぎのムダ

手待ちのムダ

運搬のムダ

加工のムダ

在庫のムダ

動作のムダ

不良をつくるムダ

顧客に価値を与えないものは全てムダ

クラウド時代の

スタートアップの

インフラストラクチャー

低額な従量課金

初期投資不要

クラウドコンピューティングの特徴

自由自在なスケールアップ・ダウン

Deploy

市場投入時間の

短縮

物理インフラ管理から解放、

本来のサービス開発・提供へ集中

最小構成なら数十分で構築可能

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

まずは この構成に!

でもお高いんでしょ?

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2(Small) ×2

→150$/月程度

ELB

→25$/月程度

RDS(Small)

→100$/月程度

ざっくりの目安 (動画や高画質写真を扱わない一般的なWebサービスの場合)

合計:300$/月程度

*データ転送量等で価格は上下します。目安としてご覧ください

クラウドでインフラ構築を速く!

構築 学習

計測

データ

アイディア

製品

調達

構築

再構築

メンテナンス

機会損失

インフラ費用

time

大きな

インフラ投資

過剰なコスト

想定負荷

既存インフラの

キャパシティ

実際の負荷

クラウドの

キャパシティ

クラウドなら負荷変動に柔軟に追随

一時的なアクセス集中時には

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2

Web App

EC2

Web App

Webサーバ増

↑スペックUP

一時的なアクセス集中時には

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2

Web App

EC2

Web App

Webサーバ増

↑スペックUP

メディア掲載前に対策、 翌日などアクセスが戻ったら、 元に戻せば、最小限のコストで サーバ落ち/レスポンス低下による

機会損失を防げる

もちろん継続的なサービス成長時にも

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2

Web App

さらに Webサーバ増

↑さらに スペック

UP

もちろん継続的なサービス成長時にも

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2 EC2

RDS

Web App

Web App

DB

ELB

Availability Zone

AWS Cloud

EC2

Web App

さらに Webサーバ増

↑さらに スペック

UP

… 一度この構成にすれば…

ユーザが1,000万人になっても、 基本的にはWeb/Appサーバ増設、

RDSスペックアップを 繰り返せばOK!

(それでも耐えられなくなったらご相談ください)

本当に必要なことは

徹底的な計測と調整で

http://ms.toyota.co.jp/public/images/gp2008/09_greatbritain/free/l_02.jpg

AWSでムダを削減

AWSのクラウド ベースの環境

本来の 業務

本来の業務に よりフォーカス

クラウドの 管理

70%

30% 70%

オンプレミス 環境

30%

差別化につながらない 付帯的で面倒な作業

データを基にした学習

1. 出来る限りのデータを集める準備

1. 出来る限りのデータを集める準備

2. A/B testingを行う

1. できる限りのデータを集める準備

2. A/B testing を行う

3. ユーザのフィードバックを基に開発を進める

A/B TESTING

まとめ

リーンクラウドでスタートアップ

リーンスタートアップ+アジャイル+DevOps

• ムダを減らして速く進める

ビジネス ・ 開発 ・ 運用

• 柔軟な(仲の良い)組織と文化

7つのムダもAWSなら

作りすぎのムダ -> DevOps

手待ちのムダ→ オンデマンド≒JIT

運搬のムダ →管理コンソール

加工のムダ → AMIですぐにサーバ追加

在庫のムダ →オンデマンド≒JIT

動作のムダ →管理コンソール

不良をつくるムダ →すぐに交換

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Joi Ito

リーンクラウドで ムダの無いビジネスを!

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