civictechをhackする (code for japan summit 2016)

Post on 21-Apr-2017

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Category:

Government & Nonprofit

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Hacking the CivicTech

CivicTechをHackする

及川卓也@takoratta

```ruby: Increments.rbmodule Increments def mission <<-’EOMISSION’.strip_heredoc ソフトウェア開発をよくすることで

世界の進化を加速させる。

EOMISSION end

def goal ‘プログラマのための技術情報記録 & 共有’ endend```

Self Introduction

# cat hack4.jp

while (Japan.recovering) { we.hack();}

# cat ~./.profile

PATH=/HackForJapan:/IT×災害:/ITDART

# echo $ITDART

情報支援レスキュー隊

Self Introduction

継続するCivicTechとは

Public Domain from http://www.publicdomainpictures.net/view-image.php?image=147288&picture=business-networking

何が悪かったか?

その前に

失敗といえるのか?

プロジェクトの目的

「あなたが払った税金が1日あたりどう使われているかを知ること

で、公共サービスの受益と負担の関係を読み解く市民主導のプ

ロジェクトです」(http://spending.jp/ より)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF#/media/File:Moleskine_ruled_notebook,_inside_view.jpg

製品要求仕様(Product Requirements)

何を達成したいのか?

公共サービスの受益と負担の関係を読み解

ユーザー(利用者)は?

(公共サービスの受益と負担の関係を読み

解きたい)市民

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF#/media/File:Moleskine_ruled_notebook,_inside_view.jpg

製品要求仕様(Product Requirements)

何を達成したいのか?

公共サービスの受益と負担の関係を読み解

ユーザー(利用者)は?

(公共サービスの受益と負担の関係を読み

解きたい)市民

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF#/media/File:Moleskine_ruled_notebook,_inside_view.jpg

製品要求仕様(Product Requirements)

何を達成したいのか?

公共サービスの受益と負担の関係を読み解

ユーザー(利用者)は?

(公共サービスの受益と負担の関係を読み

解きたい)市民

ユースケースは?(いつどのようなときに使うの

か?)

???

ユースケース

市民が、公共サービスの

受益と負担の関係を読

み解くためのものである

ならば、サイトの制作を

行うこと自体がユース

ケースとなるであろう。

(=ならば、制作後の利

用が少ないのは当然と

なる)

http://takoratta.hatenablog.com/entry/2013/07/06/234618 より

本当にそうか?

製品(サービス)はニーズを満たすために開発する

ニーズとは● 人々の課題解決● 新しい価値の提供

ニーズは何か?

公共サービスの受益と負担の関係を読み解く?

公共サービスの受益と負担の関係を読み解く?

1) 本当にそれを希望している人がいるのか? ペルソナ(具体的なユーザー像)は? ユーザーは何人くらいか?

2) 希望している人に対しては、サイト制作と同じ体験をしてもらうのが良いかもしれない。そうならば、完成したサイトを提供し続けるのではなく、制作過程を体験してもらえるようなサービスにすべきではないのか?

3) 「公共サービスの受益と負担の関係を読み解く」は他のニーズを満たすために必要となる手段ではないのか?

公共サービスの受益と負担の関係を読み解く?

1) 本当にそれを希望している人がいるのか? ペルソナ(具体的なユーザー像)は? ユーザーは何人くらいか?

2) 希望している人に対しては、サイト制作と同じ体験をしてもらうのが良いかもしれない。そうならば、完成したサイトを提供し続けるのではなく、制作過程を体験してもらえるようなサービスにすべきではないのか?

3) 「公共サービスの受益と負担の関係を読み解く」は他のニーズを満たすために必要となる手段ではないのか?

手段と目的を混同しない

3) 「公共サービスの受益と負担の関係を読み解く」は他のニーズを満たすために必要となる手段ではないのか?

税金の流れを知る必要が出てくるのは…

● 転居や転勤時● 地方選挙● など…

人の行動は次の公式で考えられる

行動=動機×きっかけ

これを意識してサービスは設計する必要がある。

Public Domain from http://www.publicdomainpictures.net/view-image.php?image=147288&picture=business-networking

ビジネス(事業)の継続性を考えないといけない

ROI (Return on Investiment) を考える。この場合のReturnとは:

● ユーザー数: どれだけの人に● 価値: 価値を与えているか(=ニーズを満たしてい

るか)

小さく始めて、素早く、大きく育てるリーン開発やグロースハックという手法

ニーズとは● 人々の課題解決● 新しい価値の提供

フレームワーク

バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る

バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る

バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る

バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る

Disclaimer

税金はどこへ行ったプロジェクトの価値が無いとか、間違っていると言う意図はありません。私が関わった自治体向けのプロジェクトでの反省を元にした考察となります。

CivicTechは誰のため?

ユーザー不在ではないかという問題提起

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Open_Data_stickers.jpg

オープンデータの活用が進まないという声もある

オープンデータを使って何かをしようという

発想を変えてみる

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Neon_sign,_%22CHANGE%22.jpg

ニーズを発掘

ソリューションを提供

非オープンデータ

オープンデータ

データから始めるのでは

なく、ニーズから始めよう

オープンデータを用いた活動はそれが目的となりがち。賞賛される行動であり、それ自体が価値のあること。

しかし、

自己目的化していないか、自己満足に陥っていないか注意が必要。

CivicTechの魅力

 プロフェッショナルとしての成長

■ 多様性 ■ ストレッチな環境

組織

組織 組織 組織

・・・

1つの組織に属しながら、他のコミュニティなどにも属することで、スキルと経験の幅が広がる。ネットワークを拡げることにもなる。

● オープンソース

● 勉強会

● Qiita ;)● CivicTech活動

組織 組織 組織

・・・

Public Domain https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Yudh_Abhyas_2015_Soldiers_familiarize_with_INSAS_1B1.jpg

https://www.flickr.com/photos/josiahmackenzie/3414064391

Public Domain https://commons.wikimedia.org/wiki/File:US_Navy_111017-N-ZK021-001_Sailors_conduct_a_group_warm-up_exercise_during_the_Command_Fitness_Leader_(CFL)_course_at_Naval_Air_Station_Whidbey_Isl.jpg

https://www.flickr.com/photos/opensourceway/6554314981

オープンソース=使っているソフトウェアにバグがあったら、1) 報告する → 2) パッチを送る

CivicTech=生きている社会にバグがあったら、1) 報告する → 2) パッチを送る

CivicTechは社会にパッチをあてる活動

まとめ

使われる製品・サービスを開発することを考えよう。

オープンソースマインドで社会をハックしよう。

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