真 言 宗 御 室 派 - shinsenji.boo.jpshinsenji.boo.jp/62.pdf · 甘露 の 法 雨 が 降...

Post on 27-Aug-2020

1 Views

Category:

Documents

0 Downloads

Preview:

Click to see full reader

TRANSCRIPT

第 62 号 森 泉 寺 だ よ り 平成 24 年 12 月 23 日発行

1

普 あま

ねく一

切に

・・・

いよ

いよ

年の

瀬が

迫っ

てま

いり

まし

た。

檀信

徒各

家の

皆さ

ま方

にお

かれ

まし

ても

新年

に気

持ち

良く

歳神

様、

仏さ

まを

お迎

えす

るた

めの

ご準

備に

お忙

しく

お過

ごし

のこ

とと

存じ

ます

さて

、法

事や

日々

のお

勤め

、お

遍路

での

読経

の際

、最

後に

お唱

えす

る「「 「「回向文

回向文

回向文

回向文」」 」」

は短

い経

では

あり

ます

が、

仏さ

まの

深い

願い

が込

めら

れて

いま

す。

「「 「「願願 願願わくは

わくは

わくは

わくは この

この

この

この功徳

功徳

功徳

功徳をを をを以以 以以って

って

って

って

普普 普普くく くく一切

一切

一切

一切にに にに及及 及及ぼし

ぼし

ぼし

ぼし

我等

我等

我等

我等とと とと衆生

衆生

衆生

衆生とと とと皆共

皆共

皆共

皆共にに にに仏道

仏道

仏道

仏道をを をを成成 成成ぜん

ぜん

ぜん

ぜん」」 」」

とあ

るの

は「

今、

御仏

前に

てお

唱え

した

お経

の善

行功

徳を

仏に

向か

う私

を含

め、

皆に

行き

渡ら

せ、

一緒

に悟

りを

得る

こと

を願

いま

す」

と意

味を

理解

でき

ます

しか

し、実

際に

は「「 「「皆皆 皆皆」」 」」と

いっ

ても

精々

身近

な家

族、

親族

、知

人等

を思

い浮

かべ

るく

らい

では

ない

でし

ょう

か。

仏さ

まの

願い

はこ

のよ

うに

限ら

れた

者だ

けが

対象

とな

るこ

とは

あり

ませ

ん。

大切

な意

味は

「「 「「普普 普普くく くく一切

一切

一切

一切」」 」」

とい

うと

ろに

あり

ます

。こ

れは「「 「「過去

過去

過去

過去、、 、、現在

現在

現在

現在、、 、、未来

未来

未来

未来

のの のの自分

自分

自分

自分をを をを含含 含含めた

めた

めた

めた存在

存在

存在

存在すべて

すべて

すべて

すべて」」 」」

を指

しま

す。

つま

り、

自分

とは

遠く

離れ

た無

縁の

在で

あれ

、動

植物

やこ

の地

球、

さら

には

宇宙

全体

とい

う、

時空

を超

えた

果て

しな

い所

にま

で仏

さま

の意

識は

及ぶ

こと

を表

して

いる

ので

す。

そし

て、

回向

文は

仏さ

まの

願い

と共

「「 「「こ

のこ

のこ

のこ

の功

徳功

徳功

徳功

徳をを をを

普普 普普くく くく

一切

一切

一切

一切

にに にに廻廻 廻廻

らせ

るこ

とを

らせ

るこ

とを

らせ

るこ

とを

らせ

るこ

とを

願願 願願えば

えば

えば

えば、、 、、自分

自分

自分

自分をを をを含含 含含めたすべてのものが

めたすべてのものが

めたすべてのものが

めたすべてのものが仏仏 仏仏のの のの

心心 心心とと とと一体

一体

一体

一体となれるのですよ

となれるのですよ

となれるのですよ

となれるのですよ」」 」」

どの

よう

にす

れば

どの

よう

にす

れば

どの

よう

にす

れば

どの

よう

にす

れば

仏仏 仏仏のの のの

悟悟 悟悟り

をり

をり

をり

を得得 得得

られ

るか

られ

るか

られ

るか

られ

るか

とい

う教

えを

明確

に示

して

いる

ので

す。

年末

年始

、ご

先祖

さま

のお

墓、

お仏

やお

寺に

お参

りの

際、

自分

たち

のお

願い

事ば

かり

では

なく

、旧

年中

の感

謝、

新年

の幸

せを

願う

心を

広く

廻ら

せて

頂け

たら

と思

いま

す。

『巳

』は

時刻

でい

うと

ころ

の午

前十

時頃

活動

エネ

ルギ

ーに

満ち

た時

を意

味す

るこ

とか

ら、『

巳』年

は新

たな

スタ

ート

の年

もい

われ

ます

。良

いお

年を

お迎

えく

ださ

いま

すよ

うお

祈り

申し

上げ

ます

。合

初観

音厄

除初

観音

厄除

初観

音厄

除初

観音

厄除

けけ けけ祈

願祈

願祈

願祈

願・・ ・・

撥遣

供養

撥遣

供養

撥遣

供養

撥遣

供養

平成二十

平成二十

平成二十

平成二十五五 五五年一月十

年一月十

年一月十

年一月十八八 八八日日 日日(( (( 金金 金金

)) )) 午前八時

午前八時

午前八時

午前八時~~ ~~

本堂

で祈

願の

後、

申し

込ま

れた

お方

に厄

除祈

祷札

を授

与致

しま

す。

(( ((申込締切

申込締切

申込締切

申込締切…… ……

一月十日

一月十日

一月十日

一月十日)) ))

また

、本

堂前

て古

札を

供養

しお

焚き

上げ

致し

ます

◎厄

除厄

除厄

除厄

除け

ごけ

ごけ

ごけ

ご希

望希

望希

望希

望のの のの

方方 方方は

申込

用紙

にご

記入

の上

、お

寺に

お申

し込

みく

ださ

い。

◎当

日ご

都合

の悪

い方

は、

厄除

けご

希望

の日

時を

お早

めに

ご予

約く

ださ

い。

◎ご

家庭

に古

い御

札、

御守

、お

飾り

など

ござ

いま

した

ら、

当日

まで

にお

寺の

堂前

の御

祓箱

にお

納め

くだ

さい

◎燃

えな

いも

のは

ご遠

慮く

ださ

い。

節分

星祭

節分

星祭

節分

星祭

節分

星祭

りり りり祈

祷祈

祷祈

祷祈

平成

二十

五平

成二

十五

平成

二十

五平

成二

十五

年二

月三

日年

二月

三日

年二

月三

日年

二月

三日

(( ((日日 日日

)) ))午

前十

時午

前十

時午

前十

時午

前十

本堂

に北

斗曼

荼羅

を懸

け、

供物

壇を

けて

申込

者の

御札

を一

体、

一体

、各

願望

を祈

念し

、修

法致

しま

す。

御札

の準

備も

あり

ます

ので

、一月十八日

一月十八日

一月十八日

一月十八日(初

観音

)ま

に祈

願料

を添

え、

お申

し込

みく

ださ

い。

東日

本大

震災

物故

者追

悼法

東日

本大

震災

物故

者追

悼法

東日

本大

震災

物故

者追

悼法

東日

本大

震災

物故

者追

悼法

要要 要要

平成

二十

五年

平成

二十

五年

平成

二十

五年

平成

二十

五年

二月

二十

五二

月二

十五

二月

二十

五二

月二

十五

日日 日日(( (( 月月 月月

)) )) 午後

一時

午後

一時

午後

一時

午後

一時

さが

まだ

厳し

い折

、あ

の震

災が

起こ

り、

一万

五千

人以

上の

尊い

命が

失わ

れ、

二千

人以

上の

方が

今尚

、行

方不

明と

なっ

てい

ます

。残

され

たご

遺族

の中

には

大切

な人

の最

後の

顔す

ら見

送る

こと

も出

来ず

苦し

い思

いを

心に

残し

たま

まお

過ご

しの

方が

沢山

おら

れま

す。

来る

、三

月十

一日

には

、は

や三

回忌

迎え

ます

。当

山で

は命

日を

前に

副住

職修

行の

同期

生を

招き

、大

悲殿

に於

いて

中曲

理中

曲理

中曲

理中

曲理

趣三

昧趣

三昧

趣三

昧趣

三昧

法会

法会

法会

法会

をを をを勤

修致

勤修

致勤

修致

勤修

致しし しし

、、 、、大

震災

物故

者大

震災

物故

者大

震災

物故

者大

震災

物故

者のの のの

慰慰 慰慰

霊霊 霊霊とと とと

被災

地被

災地

被災

地被

災地

のの のの方

々方

々方

々方

々のの のの

心心 心心のの のの

安穏

安穏

安穏

安穏

を皆

さま

共に

お祈

りし

たい

と存

じま

す。

日を

追う

毎に

薄ら

ぐ当

時の

記憶

を今

度思

い起

こし

、ご

参拝

、焼

香く

ださ

いま

すよ

う、

ご案

内申

し上

げま

す。

彼岸

会彼

岸会

彼岸

会彼

岸会

子供

養水

子供

養水

子供

養水

子供

養並並 並並

びに

びに

びに

びに

永代

供養

永代

供養

永代

供養

永代

供養

平成

平成

平成

平成二十五

二十五

二十五

二十五年三月二十日

年三月二十日

年三月二十日

年三月二十日(( (( 水水 水水

)) )) 午前九時

午前九時

午前九時

午前九時

春の

お彼岸

の中

日に

本堂

にて

各家水子

精霊

の追

善供

養を

勤修

し、

お勤

めの

後、

供物

を境内

の水子

地蔵尊

にお

供え

し、

供養

致し

ます

。当

日ご

参拝

の方

は駄菓子

ジュ

ース

等お

持ち

くだ

さい

また

、昨

年完成

致し

まし

た墓

地の永代

供養塔

御前

にて

ご法楽

をあ

げ、有

縁無

の御

精霊

をご

供養

致し

ます

涅槃

図涅

槃図

涅槃

図涅

槃図

掛軸

公開

掛軸

公開

掛軸

公開

掛軸

公開

月中

二月

中二

月中

二月

お釈迦

さま涅槃

の日

であ

る二月

十五

には

当山

にあ

る江戸期

の軸

と新調

した

涅槃図

を懸

けお祀

りし

、お

勤め

致し

ます

(08

6)‐6

98

‐19

72

71

0‐1

31

倉敷

市真

備町

辻田

一一

六二

真 言 宗 御 室 派

法�光�新

聞「法

光」は

檀信

徒の

皆様

に当

の活

動を

お知

らせ

する

と共

に弘

大師

の御

教え

を分

かり

やす

い言

でお

伝え

する

目的

で発

行し

ます

◎大

晦日

『除

夜の鐘

』…ご

家族

皆さん

でお

参りください。福

引があ

りま

す。(先

着順

)甘酒

のお

接待

もあ

りま

す。

第 62 号 森 泉 寺 だ よ り 平成 24 年 12 月 23 日発行

2

花祭

花祭

花祭

花祭

りり りり(( ((仏

生会

仏生

会仏

生会

仏生

会)) ))四

月八

日四

月八

日四

月八

日四

月八

当山

では

釈迦

様の誕生

日に

本堂

前に

花御

堂を出

て時花

で飾

り、

誕生

仏を

お祀

りし

ます

。ま

当日

お参

りの

方に

は甘茶

お接待

を致

しま

す。灌

仏会(か

んぶ

つえ)

とも

いい

お釈迦

さま

が誕生

の際

に甘露

法雨

が降

った

との故

事に

より

、甘茶

を掛

けて祝福

しま

す。境内

の花

々が

一番色鮮

やか

な時期

でも

あり

ます

ので

、お誘

い合

わせ

の上

お参

りく

ださ

い。

主主 主主

なな なな

行行 行行

事事 事事

予予 予予

定定 定定

平成二十四

平成二十四

平成二十四

平成二十四年年 年年

十二月三十一日

十二月三十一日

十二月三十一日

十二月三十一日(( (( 月月 月月

)) )) 除夜

除夜

除夜

除夜のの のの鐘鐘 鐘鐘 【【 【【

福引

福引

福引

福引き・

き・

き・

き・接待

接待

接待

接待】】 】】

(午後十一時五十分~午前一時半)

平成二十五

平成二十五

平成二十五

平成二十五年年 年年

一月十八

一月十八

一月十八

一月十八日日 日日(( (( 金金 金金

)) )) 初観音

初観音

初観音

初観音厄除祈願

厄除祈願

厄除祈願

厄除祈願

(午前八時~)

撥遣供養

撥遣供養

撥遣供養

撥遣供養

(午前九時~)

総代会

総代会

総代会

総代会

(午前十一時半~)

二月三日

二月三日

二月三日

二月三日(( (( 日日 日日

)) )) 節

分星祭

節分星祭

節分星祭

節分星祭りり りり祈祷

祈祷

祈祷

祈祷

(午前十時)

二月二十五日

二月二十五日

二月二十五日

二月二十五日(( (( 月月 月月

)) )) 東日本大震災物故者

東日本大震災物故者

東日本大震災物故者

東日本大震災物故者

三回忌法要

三回忌法要

三回忌法要

三回忌法要

(午後一時~)

三月二十

三月二十

三月二十

三月二十日日 日日(( (( 木木 木木

)) )) 彼岸会

彼岸会

彼岸会

彼岸会水子供養

水子供養

水子供養

水子供養

(午前九時~)

代供養

永代供養

永代供養

永代供養

(午前十時~)

四月八日

四月八日

四月八日

四月八日(( (( 月月 月月

)) )) 花

祭花祭

花祭

花祭りり りり

【甘茶

接待 終

日】

四月

四月

四月

四月十十 十十日日 日日(( (( 水水 水水

)) )) ~~ ~~十二

十二

十二

十二日日 日日(( (( 金金 金金

)) )) 西国

西国

西国

西国巡拝

巡拝

巡拝

巡拝

※都合により変更させていただくことがあります。

子子 子子ど

もど

もど

もど

も練

成会

練成

会練

成会

練成

七月

二十

七七

月二

十七

七月

二十

七七

月二

十七

日日 日日(( ((

金金 金金)) ))

今回

は日

帰り

での

開催

とい

うこ

とも

あっ

か、募

集定

員を

超え

る参

加を

いた

だき

まし

た。

お勤

め、

掃除

、瞑

想、

念珠

作り

、茶

道体

など

行い

まし

た。

短い

時間

では

あり

まし

たが

家と

は違

った

お寺

雰囲

気を

子ど

もた

にも

感じ

ても

らえ

ことと思います。

また、食事や指

導を

お手

伝い

くだ

さい

まし

た方

々に

篤く

御礼

申し

上げます。

施餓

鬼法

会勤

修施

餓鬼

法会

勤修

施餓

鬼法

会勤

修施

餓鬼

法会

勤修

月十

七日

八月

十七

日八

月十

七日

八月

十七

日(( ((

金金 金金)) ))

檀信

徒各

家ご

先祖

まを

はじ

め、

東日

本大

震災

物故

者諸

精霊

、阪

神淡

路大

震災

物故

者、

戦没

諸英

霊、

有縁

無縁

三界

万霊

のご

供養

を致

しました。

法要後、大阪の森本

艸吽

僧正

の「「 「「

葬儀

葬儀

葬儀

葬儀

のは

のは

のは

のは

なし

なし

なし

なし」」 」」と題した講演は、

都会

にお

ける

葬儀

の実

態や

、イ

ンド

、チ

ベッ

ト仏

教に

おけ

る死

のと

らえ

方な

ど興

味深

いお

話で

、皆

さん

真剣

に耳

を傾けていました。

第第 第第77 77

回回 回回 観

月会

観月

会観

月会

観月

十月

二十

七日

十月

二十

七日

十月

二十

七日

十月

二十

七日

(( ((土土 土土

)) ))

十三

夜の

月見

とは

日本

独自

の風

習で

一説

には

京都

の仁

寺を

開か

れた

宇多

皇が

この

月を

見て

「無双なり」(

この世に二つと無いほど美しい)

と賞されたことから始まったとされます。残念

なが

らこ

の日

はお

月さ

まが

恥ず

かし

がっ

て雲

に隠れてしまいましたが、八十名程の方々がお

越しくださり、大正琴

大正琴

大正琴

大正琴のの のの演奏

演奏

演奏

演奏や大西

大西

大西

大西てつじ

てつじ

てつじ

てつじ氏氏 氏氏のの のの

ギター

ギター

ギター

ギター演奏

演奏

演奏

演奏を楽しんでいただきました。

また、展示会場には様々な力作がずらりと並

び、その後の展示期間中も多くの方が足を運ん

でくださいました。

今年も作品の出品、お接待の品の準備や当日

のお

手伝

いに

ご協

力く

ださ

った

方々

に心

から

感謝申し上げます。

秋秋 秋秋のの のの西国三十三観音霊場

西国三十三観音霊場

西国三十三観音霊場

西国三十三観音霊場並並 並並びに

びに

びに

びに

十八本山参拝

十八本山参拝

十八本山参拝

十八本山参拝

平成二十四年十一月

平成二十四年十一月

平成二十四年十一月

平成二十四年十一月七日

七日

七日

七日(( ((水水 水水)~

)~

)~

)~九九 九九日日 日日(( ((金金 金金)) ))

今回は京都市内

から亀岡、兵庫方

面を

参拝

しま

した

紅葉は始まったば

かりのようでした

が、天候にも恵ま

れ、観音さまをゆ

っくり参拝するこ

とができました。

本山の仁和寺では国宝の金堂内でお勤めを

させていただき、職員の方が丁寧に境内を案内

してくださり、初めての参拝だった方々は大変

喜ばれていました。

来春は四月十日

四月十日

四月十日

四月十日から

から

から

から十二日

十二日

十二日

十二日の二泊三日でお

参りします。多数のご参加をお待ちしています。

※参拝者の方々の体験や感想を募集しています。

後の参

拝企画の

参考

とさ

せていた

だき

ます

ので

ご意見ご感想をお寄せください。

感謝

頃よ

り奉

仕で

境内

およ

び周

辺、

焼却

場の

掃除

やお

地蔵

さま

への

生花

をお

供え

くだ

さる

お方

々、

有難

うご

ざい

ます

第 62 号 森 泉 寺 だ よ り 平成 24 年 12 月 23 日発行

3

宮島

大聖

院秋

季大

祭火

渡宮

島大

聖院

秋季

大祭

火渡

宮島

大聖

院秋

季大

祭火

渡宮

島大

聖院

秋季

大祭

火渡

りり りり神

事神

事神

事神

事とと とと

西光

禅寺

日帰

西光

禅寺

日帰

西光

禅寺

日帰

西光

禅寺

日帰

りり りり参

拝参

拝参

拝参

平成二十四年十一月十五日

平成二十四年十一月十五日

平成二十四年十一月十五日

平成二十四年十一月十五日(( ((木木 木木)) ))

以前、好評だった

火渡

り神

事参

拝に

是非

また

参加

した

いと

のお声

をい

だき、企画いたしま

したところ、三十六

名も

の方

から

お申

込みがあり、久しぶ

りに

大型バス

での

参拝

とな

りま

した

午前中は小雨の降る中、西光禅寺へお参りし、

ご住職様の法話を拝聴致しました。

昼か

らは秋

の紅

葉真

っ只

中の宮島へフェリ

ーで渡り、大聖院へ参拝。火渡り神事へ参加致

しました。初めての方は特に護摩の火がくすぶ

る上を歩くのは勇気が要ったようです。

それ

でも後

日、

参加

者の

方か

「ず

っと痛か

た膝

の痛みが

くなった」とか、

「お

参り前日

で体

の調

子が

ぐれ

なか

った

に、

当日

は不

議と元気

にお

りで

きて

おか

を頂いた」というお話しをお聞きし、およそ千

二百

年前

にお

大師

さま

が宮島弥

山に勧請

され

た三鬼

大権現

さま

の有

り難

い霊

験を改

めて

じさせていただきました。また機会がありまし

たら企画、参拝致したいと存じます。

ひと

くち

法話

(愛

嬌)

愛嬌とは仏教用語で、「

あいぎょう」と読み、

本来は「仏さまのように誰からも好かれ、尊敬

されるような顔立ち」のことをいい、愛敬とも

書きますが、「かわいらしい」という意味で使

っている方も多いのではないでしょうか?

私事ですが先日、二児の父となり、子育てに

奮闘の日々を過ごしています。必然的に教育テ

レビやアニメのキャラクターなど目にする機

会が増えてきました。

その中でもひと際、子どもを虜にしているの

が「アンパンマン」です。子どもを授かる以前

から同世代の友人に「アンパンマンは最強や

で!」と耳にしていましたが、その通りテレビ

やおもちゃ等でその顔を見るや否や声を上げ

て嬉しそうに笑い出します。単純な顔ながらも

その優しい笑顔に惹かれるのでしょうか。

そし

て同

じよ

うに

喜ぶ

のは

父親

ので

はな

く、

母親の笑顔です。小さな子どもは辛い、悔しい、

嬉しいと感情が高ぶるとき一番に母親を求め

ていきます。母親のぬくもりに包まれ安心する

のだと思いますが、母親の表情が優れないと子

どもの機嫌も悪くなってしまいます。

無財の七布施の中に和願施(わがんせ)があ

るように、アンパンマンのような愛嬌のある笑

顔で子

ども

は勿

論、

人と

接し

たい

もの

です

ね。

般若

心経

般若

心経

般若

心経

般若

心経

のの のの教教 教教

えと

えと

えと

えと

功徳

功徳

功徳

功徳

のそ

のそ

のそ

の一一 一一

「般

若心

経」

とい

えば

、皆

さま

方に

とっ

ても

勤行

、法

事、

お遍

路、

写経

等で

よく

耳に

され

馴染

み深

いと

思い

ます

しか

し、

わず

か二

百六

十二

文字

とい

う短

いお

経で

、そ

らん

じて

お唱

えで

きる

方も

多い

一方

どん

な教

えが

説か

れて

いる

か、

その

内容

まで

難し

くて

分か

らな

い方

が殆

どで

しょ

う。

言で

いえ

ば、

お経

自体

が智

慧で

得ら

れる

『空

』思

想の

理屈

も越

えて

、直

接悟

りの

世界

飛び

込む

真言

(呪文

)です

たち

は人

生と

いう

重い

荷物

を背

負い

毎日

を生

きて

いま

す。

家族

、地

域、

会社

等様

々な

会の

中で

悩み

、苦

しみ

もそ

れぞ

れ違

いま

す。

部捨

てて

逃げ

出し

たい

と、

そう

すれ

ば気

が楽

なる

だろ

うと

思っ

たこ

とが

ない

人は

いな

いの

では

ない

でし

ょう

か?

若心

経は

その

荷物

の正

体を

明ら

かに

して

くれ

るだ

けで

なく

、暗

く沈

んだ

心を

明る

く照

し、

生き

る活

力を

生み

出し

てく

れる

教え

を沢

具え

てい

ます

しず

つそ

の内

容を

読み

解き

なが

ら紹

介し

てい

きま

す。

『『 『『仏説

仏説

仏説

仏説』』 』』…… ……仏仏 仏仏(( (( おお おお

釈迦

釈迦

釈迦

釈迦さま

さま

さま

さま)) )) がが がが

説説 説説いた

いた

いた

いた

本的

にど

んな

お経

もお

釈迦

さま

が説

いた

とさ

れて

いま

す。

しか

しな

がら

、そ

の深

い意

をと

らえ

、お

釈迦

さま

「個

人」

の教

えと

解釈

るの

では

なく

、宇

宙、

自然

すべ

てに

含ま

れる

対的

な悟

りを

現す

仏(大

日如

来)と

して

とら

えた

のが

真言

宗を

開か

れた

お大

師さ

まで

す。

りの

まま

の自

然の

中に

身を

置い

て行

じる

こと

で、

お釈

迦さ

まも

悟り

を得

るこ

とが

でき

ので

す。

写経

会写

経会

写経

会写

経会

月二

回毎

月二

回毎

月二

回毎

月二

当山

では毎

月第四

日曜

日の午前

八時

から

その前

の木曜

日の午前九

時半

から

大悲殿

に於

いて行っています。

内容は、読経

読経

読経

読経・・ ・・法話

法話

法話

法話・・ ・・写経

写経

写経

写経(( ((般若心経

般若心経

般若心経

般若心経)) )) ・・ ・・

祈願

祈願

祈願

祈願

で、所要時間は約一時間半です。正座が苦手な

方には椅子席もご用意致しております。

写経に興味のある方は先ず、お寺までお問い

合わせの上、お気軽にご参加ください。

写経奉納料 一巻 壱千円

写経

奉納

表彰

者(

敬称

略)

三三百百

巻巻達達

成成

中村

佶子

(三

〇九

巻)

〃〃

堀口

次女

(三

〇〇

巻)

一一百百

巻巻達達

成成

澁谷

瑞恵

(一

〇〇

巻)

右、

平成

二十

四年

十一

月末

まで

※百

巻毎

に記

念品

を贈

呈し

てい

ます

写経

絵の

日程

(一

月~

七月

)

一月

二十

四日

(木

)

午前

九時

十七

日(日

)

午前

八時

二月

二十

一日

(木

)

午前

九時

十四

日(日

)

午前

八時

三月

二十

一日

(木

)

午前

九時

十四

日(日

)

午前

八時

四月

二十

五日

(木

)

午前

九時

十八

日(日

)

午前

八時

五月

二十

三日

(木

)

午前

九時

十六

日(日

)

午前

八時

六月

二十

日(木

)

前九

時半

十三

日(日

)

午前

八時

七月

二十

五日

(木

)

午前

九時

十八

日(日

)

午前

八時

※都合により変更になることもあります。

第 62 号 森 泉 寺 だ よ り 平成 24 年 12 月 23 日発行

4

観音

会観

音会

観音

会観

音会

月十

八日

毎月

十八

日毎

月十

八日

毎月

十八

朝八

時朝

八時

朝八

時朝

八時

本尊聖観世音菩薩さまのご縁日に毎月行っ

ています。世の中の音を観じとる菩薩で、音と

は人々の心の声のことです。

苦しむ大勢の人を自分より先に安らかな心

の境地に渡すことを願いとし、般若心経の中に

も登場する親しみやすい仏さまです。

朝のひと時、自然あふれるお寺に足を運んで

その静寂を肌身で感じてみませんか?

皆さんとお勤めの後は、観音さまへ日頃の感

謝を込めての下座行として境内の掃除をして

いただいています。

たくさんの方にお参りいただき安らいでも

らえたらと思いますので、お誘い併せの上、ご

参拝くださいませ。

※八月は前日の施餓鬼会にてお勤めします。

身近

な神

仏(

その

2)

仁王

・二

王(

にお

う)

法、

諸尊及

びそ

の聖域

(仏

さま

を安

置す

る空

間で

ある

院)

を守護

する為

阿吽

一対

で表わ

され

主に

その入

り口

に当

たる

山門

に祀

られ

います。当山の山門に

も板彫

りの

仁王

さま

(小西愛子様贈)を懸

けてお祀りしています。

また、大きな体で山をひとまたぎ出来るとい

う故事から、健脚のご利益があることで知られ

ています。傍らに大きな草履が奉納されている

光景をよく目にするのはこのことからです。

心心 心心へ

のへ

のへ

のへ

の贈贈 贈贈

りり りり物物 物物

AR

TP

AR

TP

AR

TP

AR

TⅢⅢ ⅢⅢ

今回

は、「「 「「置置 置置かれた

かれた

かれた

かれた場所

場所

場所

場所でで でで咲咲 咲咲きなさい

きなさい

きなさい

きなさい」」 」」

とい

う本

をご

紹介

しま

す。

者で

ある

渡辺

和子

さん

は九

歳の

時に

二・

二六

事件

で父

親を

亡く

され

まし

た。

その

後修

道者

とな

り、

三十

代半

ばで

岡山

市の

ノー

トル

ダム

清心

女子

大学

の学

長に

なら

れ、

現在

はノ

ート

ルダ

ム清

心学

園の

理事

長を

され

てい

ます

。今

日ま

で多

くの

苦難

に直

面し

てこ

られ

た渡

辺さ

んで

すが

苦難

を乗

り越

える

度に

「自

分を

なだ

め、

落ち

着か

せ、

少し

だけ

でも

心を

穏や

かに

する

術」を

った

とお

しゃ

られ

いま

す。こ

では

その

部分

をご

介し

ます

「「 「「人生

人生

人生

人生にポッカリ

にポッカリ

にポッカリ

にポッカリ開開 開開いた

いた

いた

いた穴穴 穴穴からこれまで

からこれまで

からこれまで

からこれまで

見見 見見えなかったものが

えなかったものが

えなかったものが

えなかったものが見見 見見えてくる

えてくる

えてくる

えてくる」」 」」

たち

一人

ひと

りの

生活

や心

の中

には

思い

がけ

ない

穴が

ポッ

カリ

開く

こと

があ

りま

す。

それ

は病

気で

あっ

たり

、大

切な

人の

死で

あっ

たり

、他

人と

のも

めご

とな

ど、

穴の

大小

、深

さ、

浅さ

も様

々で

す。

その

穴を

埋め

るこ

とも

大切

かも

しれ

ませ

んが

、穴

が開

くま

で見

えな

かっ

たも

のを

穴か

ら見

ると

いう

こと

も生

き方

とし

て大

切な

ので

す。

辺さ

んの

人生

にお

いて

も数

え切

れな

いほ

ど多

くの

穴が

開き

、穴

だら

けの

人生

と言

って

も過

言で

はな

いそ

うで

すが

、そ

れで

も今

日ま

で何

とか

生き

るこ

とが

でき

たの

は、

多く

の方

々と

の出

会い

、い

ただ

いた

信仰

のお

かげ

だと

思っ

てお

られ

るそ

うで

す。

渡辺

さん

は五

十歳

の頃

、「

うつ

病」を

われ

まし

た。

長年

、修

道生

活を

送っ

てき

た自

分が

「う

つ病

」と

なっ

たこ

とで

、自

信を

失い

、死

ぬこ

とま

で考

えら

れま

した

その

時に

、お

医者

様か

ら「

この

病気

は信

仰と

は無

関係

です

」と

慰め

られ

たこ

とで

「う

つ病

」を

人生

の穴

とし

て受

け止

め、

そこ

から

多く

のこ

とに

気付

かれ

たそ

うで

す。

それ

は他

人の

優し

さ、

自分

の傲

慢さ

でし

た。

その

後の

渡辺

さん

は以

前よ

り優

しく

なら

れま

した

。な

ぜな

ら、

他人

の弱

さが

分か

るよ

うに

なら

れた

から

です

そし

て、

同じ

病に

苦し

む学

生た

ち、

業生

たち

に「

穴か

ら見

えて

くる

もの

があ

るの

よ」

と言

える

よう

にな

った

とお

っし

ゃら

れて

いま

す。

たち

は困

難に

直面

する

と、「

どう

して

自分

だけ

が苦

しい

目に

遭う

のか

」と

思う

でし

ょう

。そ

う思

って

当然

だと

思い

ます

が、

そん

な時

に少

し立

ち止

まっ

て「

不幸

な出

来事

や失

敗か

ら、

本当

に大

切な

こと

に気

付く

こと

があ

る」「

この

穴は

何を

自分

に与

え、

教え

てく

れる

のか

」と

いう

こと

を考

えて

みる

こと

が、

困難

を乗

り越

えて

いく

こと

に繋

がる

ので

はな

いで

しょ

うか

弘法

大師

の教

えに

『『 『『如実知自心

如実知自心

如実知自心

如実知自心(に

ょじ

つち

じし

ん)

…… ……実実 実実のの のの如如 如如くく くく自心

自心

自心

自心をを をを知知 知知るる るる』』 』』

とあ

るよ

うに

、渡

辺さ

んの

こう

した

体験

に基

づい

たお

話し

の中

には

、宗

教は

違っ

ても

相通

ずる

面も

あり

、自

分を

見つ

め直

すき

っか

けと

なる

内容

だと

思い

ます

よ。

平成

二十

五年

度年

忌表

一周

平成

二十

四年

三回

平成

二十

三年

七回

平成

九年

十三

回忌

成十

年亡

二十

三回

平成

二十

五回

昭和

六十

四年

三十

三回

昭和

五十

六年

三十

七回

昭和

五十

二年

五十

回忌

和三

十九

年亡

七十

回忌

和十

年亡

百回

大正

右表をご参照の上、年忌法事をお申し込みく

ださい。なお、土日、祝日ご希望の方はお早め

にご連絡ください。

その他、準備物等ご不明な点ございましたら

お気軽にお尋ねください。

巳年

生ま

れの

守り

本尊

普賢

菩薩

似嵯

左毟

辰年生まれの守り本尊と

同じで智慧の仏と

して知られ、尊名を普賢延命菩薩と

もいい、

蛇が古い皮を破って脱皮し、計り知れな

い生

命力で再生を続けるよ

うに、延命、長寿のご

利益があ

る。また、巳年は終結と

再生の分岐

点でと

言われる。巳の刻は一日の半ばにさし

かかる時間(現在の午前十時頃)で

あること

から、物事の盛りの頃を意味する。良き

につ

け、悪しき

につけ物事や

時代がひと

つのピー

クを迎えて終わりを告げ、新たな

始まりと

る気を抜けな

い年であ

る。

◎毎

月の

観音

会で

生花

のお

供え

やお

勤め

後の

下座

行(奉

仕作

業)を

くだ

さる

お方

々、

いつ

も有

難う

ござ

いま

す。

top related