自由に稼ぐ、 「冒険」のすすめ 目次 ·...

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自由に稼ぐ、「冒険」のすすめ  目次

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

楽しむことで資産が増えていく人生 10

〝テンプレート的人生〟でいいのか? 12

時代はいま、大きく変わっている 16

ただ一つのあなたの人生を生きるために 22

人生を豊かにする冒険・四つのポイント 26

第1章 人生冒険化プロジェクトを始動させる

いますぐ、人生の冒険を始めよう! 32

冒険をすることで得られる五つの宝物 37

どんな人のなかにもやってみたい何かがある 40

「やるべきこと」でなく「やりたいこと」をやる 44

自分が輝ける「居場所」がきっとある 47

好きなものを制覇するのも一つの方法 50

ひとまず、儲けは二の次と考える 52

言い訳リストを潰していこう! 54

第2章 ブログはコミュニティづくりの入り口

なぜ彼らは冒険が収入源になっているのか? 66

セルフプロモーションでコミュニティをつくる 70

冒険を発信することが価値をつくり出す 75

ブログは自分を知ってもらうためのツール 84

自分だけが楽しい「日記」はNG 89

出来事とともに「感情」も発信する 93

価値観を表現することを恐れてはならない 97

第3章 SNSとメルマガでさらに深くつながる

フェイスブックで共感する仲間をつくる 104

メルマガで見込み客とのコンタクトをとる 112

プッシュ型のメルマガでつながりを深める 116

コミュニティとしてメルマガを活用する 119

人が集まるプラットフォームに載せる 123

文章が苦手なら動画配信という道もある 126

第4章 冒険をお金に変える方法

ビジネスで成功しない四つのタイプ 132

情報を分かち合う人ほど豊かになる 137

よい商品で儲けることは悪ではない 138

冒険から収入を生み出す「仕組み」 140

アフィリエイトは応援と考える 144

情報と教育に飢えている人が多い時代 148

冒険をお金に変える三つのステップ 151

年収を一〇倍にする第二ステージの秘密 158

仲間とともに成功快楽体質になろう 161

第5章 夢をかなえるマインドセット

あきらめが早かった少年時代 166

就活のときに仕事に対する考えが変わった 168

会社に入って始まった「悪夢の日々」 171

考え方が人生を変えていくという気づき 173

苦難の末につかんだ自由な人生 176

安住の地に居座らず、旅で世界を広げる 180

最低限ではなく最大限の努力をする 182

いちばん大切な情報は「人」が運んでくる 185

人の話を素直に聞くのが成功への近道 188

まずは学んだことをそのまま真似てみる 190

成功者は相手に花を持たせている 193

エピローグ 人生をどう「旅」するか

自分サイズのビジネスをしよう 200

生活のためでなく人生のために仕事をする 203

モンゴルの空の下で考えたこと 206

最高の人生を、いまつかもう! 208

あとがき 211

ブックデザイン 櫻井浩(⑥

Design

本文DTP J‒

ART

編集協力 コンセプト21、乙部美帆

編集 斎藤竜哉(サンマーク出版)

10

楽しむことで資産が増えていく人生

最初にみなさんにおたずねします。

毎日が楽しいですか?

仕事にやりがいを感じますか?

自分の人生を愛していますか?

もし明日死んでしまうとしても「やりたいことはすべてやった。思い残すことは何

もない。いい人生だった。生まれ変わっても同じ自分でありたい」と、そう思えます

か?自

分の収入を自在にコントロールできますか?

たとえ遊んでいるときも収入が二四時間入りつづけますか?

11

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

……いかがでしょう?

私はいま、これらすべての質問に「イエス」と答えられます。

いま私は、子どもの教育のためもあってシンガポールにも拠点をもち、一年のおよ

そ三分の一は東京、三分の一はシンガポール、そして残り三分の一は妻と小さな娘と

三人で一緒に世界中を旅して暮らしています。その合間に投資とビジネスをしていて、

そこから入るのがだいたい年収一億円ほどです。

「ちょっとパリでおいしいものでも食べようかな」

そんな感じで二週間くらい海外旅行に出かけたり、モンゴルの大草原を馬に乗って

駆け抜けたり、南国リゾートのプールサイドで日がな一日ゴロゴロしたりして、訪れ

た場所は、これまで五〇か所以上にのぼります。

たんに世界を旅するのが好きだから、楽しいからということもありますが、旅は自

分の視野を広げてくれるよき師でもあり、また各国の現状を実際にこの目で見てリ

サーチすることで、投資のチャンスを発見するという目的もあります。

12

これまでアメリカやベトナムの不動産に投資し、フィリピンのセブ島ではホテルを

所有。ときには海外の大富豪や投資家と会い、情報を得たりもしています。

そして、このような自分自身のチャレンジやライフスタイルをウェブで配信し、ノ

ウハウや情報を分かち合うということもしています。

つまり、人生をとことん楽しみ、好きなことに徹底的に取り組むことが、ある意味

で私の仕事にもなっているのです。

楽しむと同時にお金が入ってくる。資産が増え

ていくのです。

〝テンプレート的人生〟でいいのか?

「好き勝手に生きながらお金が稼げるなんて、夢のようですね」

私の話を聞いてそういわれる方も多いですが、ここに至るまでの道は、けっして平

坦なものではありませんでした。私の「冒険」は、お金も、実績も、仲間も、人脈も、

13

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

秀でたスキルも、すぐれたアイデアも、何もないところから始まったのです。

大学を卒業し、安定した企業に入社したものの、やりたかった仕事とはかけ離れた

経理部に配属された私は、毎日怒られてばかりの落ちこぼれサラリーマンでした。

ただなんとなく流されているばかりの毎日。頭のなかからは、「一度きりの人生こ

のままで本当にいいのだろうか?」――そんな疑問が消えることはありませんでした。

そうはいっても、生活や将来の不安もある。危ないことはできない。そんな堂々巡

りの思いのなかで生きている日々でした。

しかし、あるとき私は腹を決めたのです。

「あのときトライしておけばよかった」――そんな取り返しのつかない後悔にさいな

まれる前に、胸が高鳴るような人生を歩むべきなのではないだろうか? 初恋の人へ

想おも

いを伝えられなかったことが一生の心残りになるように、やらなかったことはきっ

と消えずに心のしこりになるのではないだろうか?

そのような思いにさいなまれ、自分の未来と可能性にかけ、私は挑戦の第一歩を踏

み出したのです。

14

もちろん、道の半ばでは幾多もの苦難が待っていました。一年近くほぼ無収入が続

いて貯金も底をつき、なんとか食いつなぐために日雇いの肉体労働でその場しのぎの

生活費を稼ぐこともありました。

何の保証もなく、光も見えない――そんな未来への不安のなかで、眠れない夜を過

ごす日々が続きました。

でもその一方で、それらを乗り越えた先には、必ず自分の理想とする未来があると

信じていた。どんなにつらくても自分の心に決めた約束を破るわけにはいかない。そ

の思いこそが、私の心の原動力でした。そこであきらめずに乗り越えてきたからこそ、

いまの私があるのです。

本書を通じて私がみなさんにお伝えしたいのは、人生はドラマチックで可能性にあ

ふれているものであること。そして、もっと楽しむべきだということです。

それは、もっとも基本的な「人生の原理」といってよいでしょう。しかしながら、

そんな生き方ができている人は、いまの日本には残念ながらごく少数だと思います。

15

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

電車の中を見渡せば、しかめっ面で険しい表情の人ばかり。外国人の友人たちから

「日本人はアジアの人々が憧れる豊かな国に住んでいるのに、どうして幸せそうじゃ

ないの?」と聞かれたことも、一度や二度ではありません。

「みんな生活のために必死なんだ。夢物語ばかり見ても無駄なんだよ。どうせ無理に

決まっている」――そんなふうに身近な人からいわれたことはありませんか?

安定した会社を辞めて独立したとき、私も父親からまったく同じことをいわれまし

た。親

世代にとって仕事とは、「額に汗水垂らして」するものであり、給料とは当然の

義務を果たすときの〝我慢料〟なのです。仕事を楽しむなんて感覚はまったくといっ

ていいほどありません。

それでも以前は十分な恩恵があったからよかったのでしょう。みんなが同じように

社会に用意されたテンプレートに乗っかって、誰かの人生をコピー&ペーストするよ

うに波風立てずに生きていく。それが、賢い人生設計だったわけです。

16

時代はいま、大きく変わっている

いま、時代は大きく変わり、かつての常識は通用しなくなってきています。

二〇一六年、ある大手製薬会社が副業を全面解禁しました。

「新しい事業を生み出すには多様性が大きなキーワード。過去の成功体験だけでなく

別の価値観が必要だ。各企業はこれまで社内異動でそれを得ようとしてきたが、限界

がきた」

……そんな理由から、副業を公式に認めるようになったのです。

同じように、近年「社員の面倒を会社が一生みられるわけではない。社員にも個人

としていろいろな経験を積んで準備してほしい」と副業を容認する会社が増えていま

す。こ

のような副業解禁の背景には、終身雇用、年功序列の賃金アップなどの正社員の

メリットがなくなってきたという経緯があります。

17

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

いまの若い人で終身雇用を期待している人はほぼ皆無でしょう。どんな大企業に勤

めていても倒産や経営悪化によるリストラの可能性があるということは自覚している

でしょう。

日本の労働人口の約四九%が、人工知能やロボットによって代替されるという予測

があちこちでいわれはじめています。会社任せの〝ぶら下がり人生〟に不安を感じ、

自分の手で主体的に人生をクリエイトすべきだという意識は、年々高まっているので

す。そ

うしたなかで、もう一つの収入の柱をもつというのは、人生の保証ともなり、自

分の価値を高めることにもなる、幸せな人生を送るための最適な戦略なのです。

さらにもう一つ、大きな変化をもたらしたのがインターネットです。

インターネットの普及と進化によって、以前からは信じられないほどの低コストで

ビジネスを立ち上げることができるようになり、組織を必要とせず一人で仕事ができ、

働く場所にも縛られなくなりました。

18

そのおかげでいま携わっている本業を犠牲にすることなく、安定した給料は守りな

がら、かつ空き時間を使って自分の意思でやりたいことを自由にやれる。そんな、リ

スクのない夢のような起業スタイルを、誰もが実現できるようになったのです。

他人に振り回されたり、予定を押しつけられることがなく、また好きでもない作業

を我慢してやる必要もない。自分のスタイルで自由にやれるという起業家のメリット

を、会社員の立場を守りながら享受できる。

すなわち両立が可能な時代になったの

です。

ひと昔前までは、情報を伝える手段も相手も限定されていました。マスを相手に発

信しようと思ったら、本や雑誌、テレビ、ラジオくらいしか手段はありませんでした。

そこに出られるのは、りっぱな肩書をもつ一部の限られた人たちだけ。ようするに

権威がある専門家の人しか情報を発信することはできなかったのです。

たとえば、テレビ番組制作などは専門家集団の専売特許で、出演できるのは歌手や

俳優や著名人のみ。素人バンドは小さなライブハウスや路上ライブくらいしか発信の

場がなく、プロデビューしたいと思ったら音楽事務所へ売り込みに行くのが常じよう

套とう

19

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

段でした。

ところがいまでは、音楽業界のプロたちがユーチューブをチェックして有望な新人

を探し出そうと躍起だし、まだ売れていないアーティストにとって、ユーチューブは

少しでも多くのリスナーに自分たちの作品を知ってもらうツールであり、有効なス

テージともなっているのです。

あるいはブログで火がつき、出版に至ったカリスマブロガーも数多く存在していま

す。本の編集者も、次に売れそうな著者を見つけるべく、ブログを探している状態で

す。こ

のように、インターネットによって個人が発信力をもてるようになり、普通の人

が情報を発信することで一流になっていくという逆の流れが生まれました。

かつては一流の人しか多数へ向けて発信できなかったのが、いまでは誰もがウェブ

で自分のチャレンジや、ライフスタイル、体験を発信し、メディアに人を集めてビジ

ネスを仕掛けることも容易になったのです。

20

さて、冒頭で「人生を楽しむことで資産が増えていく」といいましたが、その背後

には、社会の価値観の大きな転換があります。

私たち日本人は、いまや多くのモノに囲まれ、もはや物質的には恵まれた社会に生

きています。いくらお金がないといっても、住む場所、食べるもの、着る服は最低限

確保されており、途上国の子どもたちのように病院に行けず命を落としたり、飢えに

苦しむ心配もありません。

そんな社会のなかで、人々は何よりも人生を楽しむこと、いまの生活の質を向上さ

せることに大きな価値を見いだすようになりました。

モノへの欲望よりも、人間としての成長や他者への貢献、また人との深いつながり

を求めるようになってきた。それは、欠乏への恐怖から快適な生活への期待へと、欲

求が変わってきたからです。

したがって、「楽しみ」「喜び」「笑い」「おもしろさ」をもつコンテンツが、そのま

ま商品として「売れる」ようになってきた。

つまりあなたが自由にやりたいことをやり、楽しく豊かな人生を生きる。そして、

21

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

インターネットでそれを配信することによって、人生そのものをビジネスに変えられ

る時代になったのです。

それはまるで氷河期が急転直下、温暖期へと変わるような大きな時代の変化なので

す。し

たがって、みなさんがまず行動すべきは、好きなことを思いっきり楽しむことで

す。

夢中になって打ち込んで、試行錯誤を繰り返し、納得いくまで突き進んでくだ

さい。

人生でやりたかったことにチャレンジし、思いっきり楽しむこと――スタートはた

だ、これだけです。しかるべき方法をとることで、それがやがて、ビジネスへと様変

わりしていきます。

本書では、そうしたみなさんのチャレンジを「冒険」と呼びます。

冒険といっても、何もエベレスト登頂やアマゾン縦断など、命がけのものをめざす

22

わけではありませんし、必ずしも海外を旅することでもありません。

みなさんの冒険は「好きなこと」「夢中になれること」であり、理想の人生を追求

していくことに他ならないのです。

冒険の先には必ずゴールがあり、そのプロセスにはドラマが生まれます。

あなたの財産になるダイナミックな人生を手に入れるために、みなさんはこれから

冒険の旅へと出発するのです。

ただ一つのあなたの人生を生きるために

冒険をしていくことは、いきなりいまの生活すべてを捨てることではありません。

たいていの人には、いま所属している会社や組織があり、そこで携わっている仕事が

あり、それにともなう日常があると思います。

その日常世界は継続しつつ、もう一つの世界をつくって活動していくことから、冒

23

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

険は始まります。

まずは一〇%だけでもいいから時間と労力を使って、やりたいことにチャレンジし

てみる、最高の人生を追求する冒険に向かってみる。いままでとは違うもう一つの人

生を探しはじめることがスタートなのです。

私の知り合いに、三〇代でトレイルランニングを始めた男性がいます。仮にN氏と

しましょう。もちろん、会社勤めをしながらです。トレイルランニングとは舗装路以

外の山野を走るマラソンのことで、近年、老若男女を問わずたいへん人気を集めてい

ます。

でこぼこの山道を走るのは並大抵のことではありませんが、都心を走るのに比べて

空気も景色も最高。起伏のあるコースはおもしろく、N氏もあっという間にハマって

しまいました。

やがてトレイルランニングの大会にも出るようになりました。大会で勝つためには

当然練習が必要で、トレーニングの記録用に「マラソンブログ」を書きはじめました。

24

一人ではがんばりきれないので、ブログで仲間を増やして一緒に記録をめざそうとい

うのも目的だったそうです。

はたして平日は会社員、週末はトレイルランナーとして練習や大会にいそしむ日々。

トレーニングや勉強を積むうちにタイムは上がり、山野を走るために必要な読図の技

術も上がってきました。

経験を重ねてレベルがアップするにつれ、練習に便利で清潔なランニングステー

ションや動きやすいウェア、山中の虫対策、大会当日の朝食や携帯食のとり方など、

実体験をもとにした情報が発信できるようになりました。

どの情報も走った経験のない人にはわからないことばかり。ランニング練習会や

大会に参加し、試行錯誤を続けた彼だけにしか書けないブログは、しだいにページ

ビュー(PV)を増やしていき、マラソンブームも手伝って一年がたつころには月間

数万PVを超えるようになりました。

そこでフェイスブックを開設し、ブログで知りあった仲間とランニンググループを

結成したのです。

25

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

フェイスブックで連絡しあえる仲間ができたことで、N氏が中心となってランニン

グ講習会を開くなど、活動はさらに充実しました。講習会は最初こそ仲間うちだけの

無料のものでしたが、すぐに一般向けの有料講習会になった。スキルが上がったこと

で読書勉強会や都内の階段や坂道を走るシティトレイル練習会など、イベントはいく

らでもできました。

ついには「ウルトラトレイル・マウントフジ」など国内有数の大会に出場。講習会

で得た収益を資金にフランス・シャモニーで開かれる「ウルトラトレイル・デュ・モ

ンブラン」にも参戦。ランニング雑誌で記事投稿を頼まれる存在になりました。

自分の体験が記事になることを実感した彼は、有料のメールマガジンも配信。購読

料をはじめ、セミナーやコンサルティングフィーが給料をしのぐほどになったところ

で、会社を辞めました。そして、念願だったランニングウェアのブランドを立ち上げ

たのです。

数年前まで一会社員だったN氏が、いまやスポーツウェアブランドの社長さんです。

シューズやウェアの企画など大好きなトレランに関わる仕事は楽しくてしかたがない。

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たしかにトレイルランニングの練習はきつかったでしょう。富士山やモンブランの

大会は走行距離が一六〇キロにもなり、ほぼ徹夜で走り切るハードレースですから、

つらくないわけがない。それでも夢中でがんばったからこそ最高のゴールにたどりつ

けたのです。

彼にはもう仕事と趣味の境はありません。「仕事が生きがいっていいよね」と笑う

顔を見ると、つくづく幸せのきっかけは冒険だなと思うのです。

 人生を豊かにする冒険・四つのポイント

N氏のように人生を輝かせる生きがいを見つけた人には、ある共通点があります。

それは、自分の内なる声から生まれ、また人をひきつけるドラマやストーリーがある

こと。

私が冒険と呼ぶものは、次の四つのポイントがあります。

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プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

1.自分が最高に楽しめること、とことん夢中になれること

この要素は大前提であり、絶対に外せません。壮大なスケールのものであっても、

身近なものであっても、あなたにとっての幸福を追求し、楽しめるということが大切

です。

2.物語性があるもの

物語というのは、壁にぶち当たったり、苦労したり、仲間と出会ったりしながら成

功へと近づいていくもの。そこには喜び、悲しみ、怒り、感動といったドラマが、ふ

んだんに含まれています。冒険が完全な物語である必要はありませんが、困難に立ち

向かうような物語性があるほうが好ましいのです。

3.「なぜこんなことをしたの?」と聞きたくなるようなユーモアや、驚きのあること

たんに「年収一千万をめざします」「一〇キロ痩せます」というようなテーマだっ

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たら、それはただの目標設定であり、冒険ではありません。目を引き、興味を喚起す

るようなユニークさとウィットに富んだ要素がなければ、冒険とはいえません。

4.ある程度の期間で行える継続性があること

数日で終わってしまうようものではなく、冒険とは時間をかけて着実にゴールへと

向かっていくものであり、その道中にドラマや感動が生まれます。

たとえば、実際にあった例を挙げてみれば……。

・ボケ防止で書いていた食卓ブログをきっかけに出版が実現した、田い

なか舎のおばあちゃん。

デブが悩みの起業家が、自分ために研究した食事法が世界的なムーブメントに!

・ただ遊んでいる動画をアップするだけで一億円以上を稼いだ小学生ユーチューバー。

・パリでホームステイして学んだ暮らしの質を高める秘ひ

訣けつ

が話題沸騰!

29

プロローグ 稼ぎ方の〝革命〟が起きている!

などです。これらはほんの一部です。

他にも世の中にはまだまだ有名ではないけど、自分の好きなことや、ライフスタイ

ル、体験を配信し、それをビジネスにして、年収でいえば一千万円以上稼ぐ人はごま

んといます。

無名の個人だからこそ、リアリティがある。自分に近い、あるいは自分がしたいと

思っていた体験ストーリーだからこそ、実感をもって感動できるし参考になる。だか

ら人が集まる。人が集まったところには必ずビジネスが生まれる。だから、まずは儲もう

けに関係なく、好きなことに夢中になってください。

これまで、できないと思い込んで先延ばしにしていたこと、ずっとやりたかったこ

とに本気で向かい合ってください。

お金はあくまで副産物です。

一番の目的は冒険を満喫し、人生を輝かせること。

みなさんがゴールに向かって楽しみ、時間を忘れるほど夢中になれば、お金はいく

30

らでも生み出せます。

冒険を通してマインドが変わる。

つきあう人が変わる。

そして、人生が変わります。

一章分まるごと読める「サキ読み」

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ありがとうございました。

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