食品表示法について (衛生事項) -...

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食品表示法について(衛生事項)

平成29年11月29日食品衛生課

法令 食品衛生法 JAS法 健康増進法

目的

●飲食に起因する衛生上の危害発生を防止

●農林物資の品質の改善●品質に関する適正な表示により消費者の選択に資する

●栄養の改善その他の国民の健康の増進を図る

表示関係

●販売の用に供する食品等に関する表示についての基準の策定及び当該基準の遵守

●製造業者が守るべき表示基準の策定●品質に関する表示の基準の遵守

●栄養表示基準の策定及び当該基準の遵守

表示関係以外

●食品、添加物、容器包装等の規格基準の策定●都道府県知事による営業の許可 等

●日本農林規格(JAS規格)の制定●日本農林規格(JAS規格)による格付

●基本方針の策定●国民健康・栄養調査の実施●特別用途食品に係る許可 等

食品表示法に統合

食品表示法の概要

旧基準有効(H32.3までに製造加工輸入されたものは旧基準でもよい)

生鮮食品

製造所固有記号

一般用加工食品

27年4月

32年4月28年

4月

旧基準有効(届出事項の変更は不可※合併による所在地変更のみ可)

28年9月

旧基準有効

旧基準届出可能

食品表示法の猶予期間(抜粋)

猶予期間が終了するまでに新しい表示にしないといけません!

食品表示法の衛生事項とは?

衛生事項(旧食品衛生法) 品質事項(旧JAS法) 保健事項(旧健康増進法)

名称 名称 栄養成分、熱量

保存方法 原材料名 特定保健用食品

期限表示(消費、賞味期限) 内容量等 機能性表示食品

食品添加物 食品関連事業者の氏名名称、住所

製造者(製造所)等 遺伝子組換え食品

アレルゲン 原料原産地名

L-フェニルアラニン 原産国名

遺伝子組換え食品 特色のある原材料

乳児用規格適用食品 別表第19および第24の事項(一部)

別表19、24の一部 原産地

放射線照射

期限表示(消費期限、賞味期限)

消費期限と賞味期限の違いは?

どのように表示されている?

・「○年○月○日」と日にちまで表示する※ただし製造から賞味期限までの期間が3か月を超えるものは「○年○月」でもよい

・平成28年12月14日の場合 どれが正しい?平成28年12月14日 2016年12月14日 28年12月14日 16年12月14日28.12.14 281214 2016.12.14 20161214 16.12.14 161214

これらはどれも正しい!

定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質(状態)の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限期限を過ぎた場合は食べないこと(消費者庁QA 総則-23より)

期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限期限を過ぎた場合は、見た目や臭い等により、五感で個別に食べられるかどうかを消費者が判断(消費者庁QA 総則-24より)

期限表示(消費期限、賞味期限)

期限はかならず表示されている?

省略が認められている食品がある!例えば・・・

3分の1ルールとは?賞味期限が12か月後である食品を製造し、製造工場 ⇒ スーパー ⇒ 消費者 と販売していくとすると

◆製造工場から出荷できるのは製造から4ヶ月以内◆スーパーが販売できるのは製造から8か月以内

とするルール

3分の1ルールは法律で決められている?

このようなルールは業者間で任意に定められたもので、法律で定められたものではない!!

チューインガム 砂糖 アイスクリーム類 酒類 氷 など

食品添加物

どこに表示されている?

添加物一般食品

【旧法】・上写真のように一般食品→添加物の順に表示するなど「区分」されていればよく、具体的なルールはない・一部の食品では区分もせずに表示することができる

【食品表示法】・原材料名の欄とは別に添加物の欄を作る・一般食品と添加物の間に「/(スラッシュ)」を入れる・一般食品と添加物を改行する

これらのように明確に区分しなければならない

このように原則として、原材料の欄に

一般食品を全て表示したあとに食品添加物が表示されている。

製造者(製造所)表示と製造所固有記号

「食品関連事業者」と「製造者(製造所)」

食品関連事業者=表示の責任者・旧法ではJAS法で規定・製造者、加工者、輸入者、販売者のいずれかを表示

食品関連事業者

製造者(製造所)

製造者(製造所)=食品が作られた場所、名称等・旧法では食品衛生法で規定・製造者、加工者、輸入者等の所在地、名称を表示

原則的に両方表示する

製造者(製造所)表示と製造所固有記号

「製造者」のみ表示されている場合

製造をした者が表示の責任者も兼ねている場合は、このように「製造者」のみの表示となります。

製造者(製造所)食品関連事業者

○○

製造者(製造所)表示と製造所固有記号

「販売者」のみ表示されている場合

・製造者(製造所)を表す記号・あらかじめ消費者庁に届け出たもの

製造所固有記号

製造者(製造所)表示と製造所固有記号

製造所固有記号の主なルール

製造場所が1カ所でも届出可能

2か所以上で同じものを製造していないと届出ができない

※食品の種類や状況によって例外あり

【旧法】 【食品表示法】

製造所の情報や、問い合わせ先が不明確

問い合わせ先TEL、製造所と記号の一覧、ホームページアドレスのいずれかを表示する義務。消費者からの問い合わせに応答する義務。消費者庁のホームページからも検索が可能

有効期限がない 5年毎に更新する必要がある

・平成32年3月までに製造された食品については届出済みの旧固有記号は有効・食品表示法に基づく届出がされた記号には「+」が付く

○特定原材料(7品目)

症例数と重篤度を考慮し、

表示が義務化されているもの

○特定原材料に準ずるもの(20品目)表示することを推奨されているもの

卵・乳・小麦・落花生・そば・えび・かに

いくら・キウイフルーツ・くるみ・大豆・バナナ・やまいも・カシューナッツ・もも・ごま・さば・さけ・いか・鶏肉・りんご・まつたけ・あわび・オレンジ・牛肉・ゼラチン・豚肉

アレルゲン

2)一括表記 原材料、添加物の表示の後に( )書きで、まとめて表示する

1)個別表記 個々の原材料の直後に( )書きで表示 ※原則は個別表記

表示方法の基本

原材料・添加物のあとに、含まれている特定原材料等を記載する

卵・大豆を含む

一部に大豆・乳成分・小麦・牛肉・卵を含む

一部に大豆・乳成分を含む

アレルゲン

アレルゲンアレルゲン表示の主なルール

アレルゲン

「マヨネーズ」と表示すれば「卵を含む」の表示は省略可能

この他、「パン=小麦」、「醤油=大豆」、「オムレツ=卵」なども同じ

「マヨネーズ」と表示しても「卵を含む」の表示は必要

【旧法】 【食品表示法】

①「特定加工食品」の廃止

アレルゲン表示の主なルール

アレルゲン

【旧法】 【食品表示法】

原材料として表示されたものは一括表記では省略可能

原材料として表示されていても一括表記では再び表示

②一括表記の内容

一括表記では表記方法に明確なルールがなかった(「一部に」「原料の一部に」「原材料に」など)

「一部に・・・」に統一。また、アレルゲンを並べるときは「中点(・)」でつなげる

旧法では省略可能

アレルゲン表示の主なルール

アレルゲン

【旧法】 【食品表示法】

乳の表記方法が統一されていなかった「乳」「乳成分」など 「乳成分」に統一

③乳の表示

みなさま、お疲れ様でしたご清聴ありがとうございました

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