ルネサス セミコンダクタ九州・山口...環境を重要課題として捉える...

Post on 13-Jun-2020

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環境を重要課題として捉える

 ルネサス セミコンダクタ九州・山口株式会社は、「旧ルネサステクノロジ」と「旧NECエレクトロニクス」が事業統合して、2010年 4月に発足した「ルネサス エレクトロニクス」の生産子会社として、山口県及び九州 3県(福岡、熊本、大分)に 5つの生産拠点を擁し、マイクロコンピュータやシステム LSIなど半導体製品の生産において、国内でもトップクラスの規模と生産量を保有している。 大分工場は、大分県の西北端に位置し、豊前海にそそぐ山国川流域に、豊かな自然と歴史情緒豊かな城下町を持つ中津市にある。 操業開始は 1985 年で、広大な敷地(13 万㎡)に 2つの工場棟とそれに付随する動力棟及び事務棟を配置し、主要製品として「車載用マイコン、システム LSI」を製造している。 地球温暖化、資源枯渇など環境に対する意識はますます高まるなか、環境を重要な経営課題と捉え『わたしたちは、半導体製品の生産活動を通して人と環境の調和を図ります。』を環境理念として掲げ、今回、第二工場棟を新設(2009年 1月)するにあたって、環境保全に配慮した高効率インバータターボ冷凍機を採用した。

高効率インバータターボ冷凍機の採用により、大幅にCO2 を削減

 従来の吸収式冷凍機に対し、高効率で環境負荷の少ないインバータターボ冷凍機を導入することにより、大幅な CO2 削減と省エネルギーを実現することができた。 導入したターボ冷凍機は、年間を通じ

て冷房負荷で運転しており、負荷変動に対応するインバータを搭載することで、高効率運転を実現することができた。また、最適制御システム(トレーササミット)を導入することで、第一工場棟と第二工場棟の空調の相互融通、高効率機優先運用、軽負荷期の運転台数削減等により、さらに CO2削減と省エネルギー効果が得られた。

ルネサス セミコンダクタ九州・山口 株式会社 大分工場

環境に配慮した半導体生産活動を通して、社会に貢献

大分県中津市

贈呈理由 : 高効率ターボ冷凍機の導入により大幅な CO2 削減を実現

一次エネルギー消費量削減効果 CO2 排出量削減効果

ルネサス セミコンダクタ九州・山口 大分工場

(※1) 九州電力温対法政令値(08年度実績)京都メカニズムクレジット反映後(※2) 「地球温暖化対策の推進に関する法律施行令」(10年改正)

[諸元]工場の空調運用時間から各システムの消費エネルギーを算出CO2排出原単位:

電力(全日) :0.348kg-CO2/kWh(※1)ガス(LPG):3kg-CO2/kg(※2)

[諸元]

削減効果57%

今回採用 ターボ冷凍機 従来方式 吸収式冷凍機

(※)「エネルギーの使用の合理化に関する法律施行規則」(10年改正)

工場の空調運用時間から各システムの消費エネルギーを算出一次エネルギー原単位:

電力(全日):9.76MJ/kWh(※)ガス(LPG) :50.8GJ/t(※)

[諸元]

74%削減効果

今回採用 ターボ冷凍機 従来方式 吸収式冷凍機

ルネサス セミコンダクタ九州・山口大分工場・所在地:大分県中津市伊藤田 4200番・空調熱源設備設計:NECファシリティーズ(株)・空調熱源設備施工:三機工業(株)・延床面積:16,606㎡ ・竣工:2009年(更新)■高効率空調熱源設備概要セントラル 熱源機:ターボ冷凍機 1,583kW× 2基〔トレイン〕

製造部門特別感謝状

90 ● COOL & HOT No.38

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