globalinx corp. newsletter - winter 2013

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Quarterly newsletter covering coporate training industry in Japan - published in Japanese and English

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GLOBALINX CORP.International Training Consultants Newsletter - Winter 2013

www.globalinx.co.jp

謹賀新年 - グローバリンクス社員一同

2012年は国際的なオペレーション拡大を続けている皆様にとりましては多忙な一年であったことと思います。昨年皆様が掲げられた目標は達成されたでしょうか。事実日本企業の海外でのビジネスは1100億ドルにも及びます。

2012年の注目の取引はSprint Nex-telを200億ドルで買収したSoftbank、三菱商事のカナダシェールガスへの61億ドルの出資、電通の英国Aegisの50億ドルの買収などがあります。

1980年代後半の日本企業の多額の海外投資については多くの方の記憶に残っていることと思います。当時その多くの投資は満足のいくものではなく、日本のビジネスの印象は輝きを失う事になりました。現在の海外のオペレーションの拡大や投資への意欲は当時とは異なり、国内市場の縮小と円高が主な要因になっています。

しかしながら、日本企業は過去の過ちから学びを得ており、これらの投資は上手く管理されてきています。

日本企業が海外での拡大を続ける状況において、2013年には研修・開発業界ではどのような傾向に注目していけばいいでしょうか。効果的なトレーニングと多文化での労働条件で働くスタッフのスキル向上の必要性はますます増していくでしょう。2012年弊社は前年度以上に文化を跨いだコミュニケーションスキルのトレーニングと多文化チームの管理トレーニングに力を注いでまいりました。私たちはこの流れは今年も続くと予測し、専門分野の講師を採用し幅広いお客様のニーズにお応えしていく所存です。

電話会議のスキルやアサーティブ・コミュニケーション、多文化プロジェクトとチームの管理といったより多くの依頼を受けるようになってきてい

ます。これらの多くの依頼は海外赴任前の研修でコミュニケーションの開発向上を手伝い、海外赴任の決まったマネジメント・スキルを必要とする方のトレーニングも網羅しております。昨年のあいさつの中で、弊社はよりフレキシブルにそして個人で学べる環境にシフトして行く事を書きました。この流れは既に始まってきているものの、期待した程の動きは見られません。しかしながら、労働スタイルはより複雑になりトレーニングによる解決法はより規模が大きく国際化されると思われます。このことは、お客様や受講者が世界各地から弊社の教材に簡単にアクセスできることに繋がります。例えば、弊社で人気の書籍をebookで出版する事によって各国の言葉でダウンロード出来る様になりますし、あらゆるマルチメディア機器によってアスセス出来ます。私たちはWindowsプログラムを新たなフォーマットに変換してあらゆるマルチメディアとオペレーションシステムと互換性を持たせていき、お客様が望む方向性と特定の業務に関連したニーズに焦点を充てたプログラムを提供していく予定です。すなわち弊社のセミナーとトレーニングサービスを特定のニーズに合わせる事が出来るということを意味します。

私たちの2013年の新たな挑戦は公開セミナーの拡大と拡充です。自社でセミナーを開くだけの経費が割けない、またセミナーに参加できる従業員が少ない中小企業からのセミナーの依頼を幅広く受け付けていく予定です。海外のプロジェクト員や赴任者に対して公開セミナーに参加しやすい環境を提供いたします。これまでPMIJ(Project Management Institute Japan)を通して公開セミナーを成功させております。2013年もプロジェクトマネージメントセミナーに加えてグローバルビジネスコミュニケーションスキル、グローバルリ

ーダーシップスキルのセミナーも開催する予定です。これらのセミナーはグローバルビジネスに必要なコミュニケーションスキルとマネージメントスキルの基本を学んでいただきます。グローバルコミュニケーションスキルのセミナーは海外のオフィスに出向する方や海外事業部のサポートスタッフの方に最適です。参加者は個人もしくは企業からお申し込み頂けます。

ご存知の通り私たちは日本の大企業、外資系企業を対象に長年セミナーを実施しております。しかしながら、こうした大規模な公開セミナーの開催は初めてとなります。今回このような機会を得て新たに皆様と接する事が出来る事を楽しみにしております。開催は3月の第1週、第2週となります。詳細は後ほどお送り致します。ここまで過去の振り返りと私たちの2013年のゴールと期待を紹介してまいりました。

社員一同皆様の2013年の繁栄と成功をお祈り致します。

Philip Deane代表取締役

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GLOBALINX CORP.

◆グローバルリーダーの育成と能力開発 - Philip Deane(㈱グローバリンクス シニアトレーナー)

日本企業の海外ビジネス拡張の中、グローバルリーダーとマネジャーの育成が急務となってきています。

しなしながら、「実効性を持つリーダー」の定義は文化によって様々です。ある文化における実効性のあるリーダーシップは、他の文化にとってはそうでないこともあります。真のリーダーは、到達すべきビジョンを持ち、そのビジョンを現実にする為のステップを着実に踏む事が出来、どうコミュニケーションを取り、主導する人

と々どう接するかが成功への道となります。

文化を超えたリーダーシップはより複雑で広範囲のスキルや能力、認識力が求められます。ですから、日本で成功しているリーダーが必ずしも海外で成功するリーダーとは限らないのです。

ではあなたの企業ではどのように効果的なグローバルリーダーを育てていけば良いのでしょうか。基本的なフレームワークは以下のステップを踏みます。

1.貴社のグローバルリーダーの可能性を定義する。(才能ある予備要員、継承)

2.彼らの能力と開発のニーズを査定する。

3.適切な学習とトレーニングプログラムを開発し、実施する。

4.リーダーが職務を通してスキルを向上できる機会を与える

5.進捗度と開発度の進歩状況を測定する。

リーダーは、グローバル顧客とベンダーが期待するグローバルな職場での側面を理解し学ぶ必要がありま

す。すなわちトレーニングやコーチングを実施することで、より高度なマネージメントスキルやリーダーシップ能力の開発が可能になるのです。人事教育部門のマネージャーは、組織における効果的なリーダーシップに求められる能力やスキルとは何かを定義する必要があります。

全てのグローバルリーダーに求められる基礎能力は以下の通りです。

・多文化チームを効果的に主導する

・明確に決断力をもってコミュニケーションをとる

・自信を持って、説明責任を持って、誠実に権限を使う

効果的なトレーニングやコーチングとは、有能なリーダー育成に焦点を合わせており、組織の戦略的業務目的を達成しながら、個人個人にもより満足感を与えるものです。

1995年3月のことですが、Harvard Businessが、ベストセラーの一つにもなったJohn Kotter著「Leading Change:Why Transformation Efforts Fall (なぜ変革への対応努力は失敗するのか)」にもあるように、多くのマネージメント変革のイニシアチブは終焉を迎えているという警鐘を鳴らしています。

1995年3月と今を比べてみましょう。・アマゾンは創設されていない・グーグル設立まではまだ3年ある・Wikipediaが世に出るまで6年早い

今日のビジネスのペースはとても早く、競合会社はスピードをもって能力と改革を企業のDNAの中に刻もうとしています。

こうした優良企業のステークホルダーは、こうした変革の動きを脅威ではなく、前向きな力として受け入れ

ています。彼らはうまく伝わっていない変革イニシアチブからは何も生まれないし、時として企業の根底やモラル、文化を損なう事につながることをよく知っています。

変革に関する効果的なマネージメントコミュニケーションには3つの'C'、すなわち説得力があり、一貫性があり、継続的なものでなくてはなりません。

説得性(Compelling)—会社が危機に瀕しているかマーケットリーダーとして成功しているかに関わらず、変革ビジョンというものは明確で、企業文化と合わさり、しっかりと話し合いが行わなければなりません。

一貫性(Consistent)—あらゆるビジネス競合に打ち勝つためには、経営陣の組織の方針に沿った言葉と行動は、明確に変革を支持し擁護するものでなくてはなりません。

継続性(Continuous)—変革とは企業文化に結びつくものであり、すべての段階においてステークホルダーとの密接な関わりあいが必要となります。

◆効果のあがる変革のコミュニケーション - The 3 Cs - Michael McCoy (コンサルタント/トレーナー)

International Training Consultants

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◆プレゼンテーション時の緊張との対峙 - Joseph Hull (㈱グローバリンクス プログラムディベロッパー)

私たちのビジネスプレゼンテーションのセミナーの多くの参加者は自信がなく、緊張してしまうという問題を抱えています。その為にプレゼンテーションの技術を向上する必要があります。グローバルなビジネスで成功するには考えや製品、サービスを適切に英語で発表する必要があります。すなわち、自信を持って国際的な聴衆の前に立って明確に自信を持って自分の考えを発表しなければならないということです。私たちのセミナーでは、研修が終わるまでには国際ビジネスに適したレベルまでプレゼンテーションのスキルを向上することが出来ます。ビジネスプレセンテーションを成功させる為に必要なスキルとテクニックをセミナーで学びます。緊張感をマネージするテクニックと聴衆との交流を管理するテクニックを学びます。私は緊張感を排除しようと言っている訳ではないのです。なぜなら、プレゼンテーションは普通の行動では無く、プレゼンテーションに慣れている人でも緊張はするものです。コツはなるべく緊張を減らすことで、エネルギーを積極的に使用し、緊張に呑まれない様にすることです。緊張をコントロールする為のコツを以下に掲げます。

■聴衆を注意深く考慮する

聴衆がどういう人たちかと言う事を常に念頭にプレゼンテーションを始めて下さい。聴衆をより知る事で緊張はより少なくなります。聴衆が期待している点を考えて下さい。

-何を学びたいのか

-彼らの知識レベルは

-彼らはあなたの情報をどう使うのか

-何に役立つのか

-彼らが抱えている問題は何か

聞き手のニーズや期待を満足させ、役に立つ面白い教材を使ってプレゼンテーションをしているという自信が持てれば、自分の緊張も減らせます。

聞き手のために貴方はそこに立っていること、そして聞き手も貴方に成功してほしいと願っていることを忘れないでください。

■内容の向上

たとえ最善の内容でもあなたのプレゼンテーションのスタイルがメッセージと矛盾したり損なっていたりすれば非効率です。基本はあなたのプレゼンテーションが情報提供型なのか説得型なのか決めます。次いで、情報提供型の場合、聴衆の知識レベルに基づいたプレゼンテーション内容の論理的な構成をします。

説得型のプレゼンテーションでは、初めに聴衆の問題やニーズを述べた上でどのような解決案があるのかを提示して、彼らの問題を解決しニーズを満足させるかを伝えます。

これは聴衆が貴方のプレゼンテーションに簡単についていくことができ、理解でき、記憶に留める事に繋がります。プレゼンテーションを理解してもらい覚えてもらう為にビジュアルエイド(視覚教具)を使うようにしましょう。ビジュアルエイドは貴方のプレゼンテーションの代わりをするものではなく、あくまでも重要な情報を聴衆に理解し覚えてもらう様にシンプルにデザインされるべきものです。

■練習は声を出して行う

「練習こそ成功の要なり」です。もちろんリハーサルが重要です。練習やリハーサルは内容の確認と自信に繋がります。何回かのプレゼンテーションの練習を通して内容を向上させます。その際以下のポイントを押さえて下さい。

どのような流れか?論理的か?主要なメッセージは明確か?所要時間は?時間は大丈夫か?

必要に応じて内容を調整し、時間を減らすのであれば内容を削減しますが、結論のスライドの後にそのスライドを移動しておくと、質問の回答の助けに成るでしょう。内容に満足したらリハーサルの時間です。大切なポイントは、リハーサルは声を出して行うことです。練習の目的はプレゼンテーションをどのように力強く伝えるかそして聴衆のこころをつかむことです。同僚の何人かに聴衆になってもらいフィードバックがもらえればより役立つでしょう。もしそれができなければ、自身で録画し、聴衆の立場になってチェックすると良いでしょう。

・強調するキーワードを練習

・意味のあるジェスチャーの練習

・声の様々なトーンとペースの練習

・椅子をみてアイコンタクトの練習—視覚やノートではなくて

・各ポイント間の移行・最低でも3回もしくは自信が持てるまでリハーサル

リハーサルを避ける方へ:リハーサルを避けたり嫌がると余計に精神的に緊張したり心配になります。この精神的なパターンを打ち破る為にもリハーサルは必要です。

そうでなければ、心配や緊張は増幅するだけです。人は状況を自分自身でコントロールできない時に緊張します。声が震え、主要なポイントを忘れ、手は震え、顔は赤くなり、頭が真っ白になるなど。リハーサルは肉体的なコントロールと伝える力を向上させます。

■当日

最後に、本番当日は時間にゆとりをもって行きましょう。少なくとも始める30分前には全ての機器を確認します。部屋のレイアウト、水の準備、部屋を快適にしておき、聴衆が来られたら挨拶出来る様にします。

これら一連の作業があなたをリラックスさせプレゼンテーションを楽しめるものにします。頑張ってください。

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◆トレーニングのROI (Return On Investiment:費用対効果)

◆公開セミナーレポート - 「ビジネスアナリシスの基礎」去る11月7日にMark Beresford, PMP(Project Management Profes-sional)、CBAP(Certified Business Analysis Professional)による企業分析セミナーが開催されました。参加者は企業分析の手法を使ってプロジェクトが始まる前にプロジェクトの成功と顧客の満足、コストの削減、利益の増加を狙います。企業分析は一時期、ITプロジェク

トのみに有効だと一般化されていましたが、付加価値もあり、すべてのプロジェクトに有効です。定義によると企業分析はビジネスのニーズを浮き彫りにしてビジネスの問題を解決する意思決定が出来る。企業分析を活用して顧客のニーズがある状況では、ベンダーはある問題解決の提供者となります。特に顧客と近いとユニークなニーズにも応えら

れます。セミナーの後半では、参加者がケーススタディを使って学んだポイントを応用し、新たなスキルも練習出来ました。参加者は異業種から集って頂き6時間ものあいだ積極的に熱心にご参加頂きました。企業分析のスキルはビジネスで成功する為の重要な要素になりつつあります。

参加者の声(アンケートより)・話す機会と聞く機会はどのセミナーより多かった・パワーポイントスライドは良く構成されていて、理解出来ました

・良い例が多数有り仕事にも活かせます。

◆ビジネスアナリシス(企業分析)の価値とは何か 企業分析はビジネス上のニーズを探したり、問題解決を提供したりするものです。解決策はICTシステムを含んでおります。それだけではなく、内容決定のプロセスの向上、組織変更、戦略計画、政策向上にも有効です。このような仕事をしている方はビジネスアナリストもしくはBAと呼ばれます。

ビジネスアナリスト(BA)は組織の変化を実践する権限を持ち、ニーズの定義、ステークホルダーを満足させる解決策を提案し、その価値が真に理解されるプロジェクト(プロダクト)のライフサイクルを通して解決策を実行します。

企業分析という名目はその名前だけでは無く、システム分析、エンジニア、プロ

セス分析、生産マネージャー、プロダクトオーナー、企業分析、管理コンサルタント、ビジネス情報分析等を含んでいます。企業分析はエージェントを変えて、企業の変化の管理へのアプローチをします。企業分析は企業の中で変化のニーズを話し合い定義付けすることが仕事であり、変化を促進する事も仕事です。BAは企業のあらゆるレベルで仕事をします。戦略の定義づけから会社の構造計画を立てたり、プログラムの必要性や目的を見極めるリーダーシップの役割も果たします。また、企業のテクノロジーやプロセスの継続的な改善をサポートするなど、あらゆる場で活躍できます。

BAは特別な知識を有し、ガイドの役割

も出来、現段階から望まれる段階にビジネスをリード出来ます。企業分析の価値はコストの削減とリスクの回避、利益の確保、新たな機会の定義、要求されている能力の理解、組織の将来のモデルまで描けます。BAの役割は組織が利益を意識して、ビジネスを究極的な改善方法で行う事です。

「Evaluating Training Programs」の本で、著者Donald Kirkpatrickはトレーニングプログラムの評価を4つの方法で提案しています。Step 1:Reaction 学ぶプロセスを学習者がどの位気に入ったかStep 2:Learning どのように学んだか (学習者が得た新たな知識や技術)Step 3:Behavior 学んだ事により、パフォーマンスにはどんな変化があったか (学んだ新たなスキルを仕事において活かす能力)Step4:Results 学んだ事が何か目に見えた結果になったか(経費削減や品質の向上、生産性の向上、効率性等)

多くの企業がこの4つの側面がちゃんとしているかをトレーニングで見極めています。そのためにトレーニング企業にROIの手法を提供する様に言われます。言い換えれば、投資額より多くの結

果が得られる様にして欲しいということです。

とはいえ、これは難しいことです。なぜなら、トレーニングが終わって受講者が戻る職場は相互関係が複雑に絡み合っていて、せっかく学んだ新しいことが実行されるのを好まない場合が多いからです。ですから、綿密に計画されたトレーニングプログラムとは、学んだ事が活かされる場所や結果を評価される場所までも統括的に考慮しなければなりません。

つまり、学んだ知識とスキルがビジネスにどのような価値を生じさせるかを、トレーニング前の分析とトレーニング後のフォローアップ全体系から考慮されなければならないということです。全体系とは、知識とスキルがビジネスのための測定可能な価値を生み出すために使われる場所です。全体系を構成する全ての要素が正確に調整されていないと、

トレーニングは成功しません。

以上の理由で最近のトレーニングプログラムはお客様毎にカスタムデザインされコンサルティング方式で、職場で全ての力が発揮される様考慮されています。

International Training Consultants

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◆これからの公開セミナー情報

評価の高いプロジェクトマネジメントの1日セミナーを引き続き2013年も継続して実施する予定です。プロジェクトマネジャーやリーダーのスキルアップと資格維持のために毎月1回のペースでの実施を予定しています。心地よい環境とレクチャーとアクティビティがバランスよく配置されており、何よりも他の組織のマネージャー同志のネットワークつくりの場として活用いただけます。セミナーは英語で行なわれますので、グローバルプロジェクトにおけるコミュニケーション力向上とともにプロジェクトマネジメントのスキルを英語で行う絶好の機会にもなります。

向こう3か月のスケジュールと内容は以下の通りです。

・2月18日 「Facilitation for Project Managers」

・3月1日 「Business Analysis Skills」

詳細情報は弊社ホームページの「公開セミナー」よりご覧ください。公開セミナーは定期的に実施してまいりますので、特に学びたい項目がありましたら、弊社プログラムディレクターであるMark Beresford(mb@globalinx.co.jp)までお知らせください。アイデアをお待ちしております。

また3月には、グローバルビジネスコミュニケーションとリーダーシップスキ

ルの開発向上を目指すビジネスパーソン向けの公開セミナーも企画しております。詳しくはホームページ(http://glo-balinx.co.jp)をご覧ください。

2012年、産業能率大学 経営管理研究所が行った調査において「グローバルリーダーが現状不足している」企業77.7%、「グローバルマネージャーが現状不足している」企業が80.8%と日本企業のグローバル化は大手に限らず、中小、ベンチャー企業においても、重要課題のひとつとなり、 必然的にグローバルに活躍出来る

『グローバル人材』の確保・育成は、グローバル戦略上の重要課題となっている。グローバル人材の採用企画に携わっている経験から中小企業を中心とした多くの日系企業のグローバル人材の『活用』は、遅れていると感じることが多い。 あらためて現状の『グローバル人材』の定義をまとめると次のようになる。1、母国語以外の語学力・コミュニケーション能力がある人材2、視野が広く、主体性・積極性、協調性・柔軟性、責任感がある人材3、自身のアイデンティティーを持ちつつ異文化に対する理解・尊重出来る人材あらゆる国の企業がグローバル市場において、それぞれの国に適したサービス展開を図り、シェアの獲得に本腰を入れている中で、国境を超えてのマーケット戦略を十分に理解し、自身や自社の強みを活かしたグローバル展開が実行出来る人材の活躍こそが、求められている『グローバル化』と言える。

つまりは、『グローバル採用』とはグローバル人材の要素を持つ人材の採用だけではなく、帰属する企業そのものの『グローバル戦略』、言い換えると『グローバル要素を持つ人材がグローバル人材として活躍出来る環境が作られているか』が大きく関わっていると言える。上記要素を持った人材ばかりをいくら採用しても、その能力を発揮出来なければ、企業のグローバル化は進まない。これほど多くの日系企業が海外となんらかのビジネスを展開していながら、経営全般を行う企業幹部にグローバル戦略に長けた外国人がいる日系企業はまだごく僅かであり、せっかく採用した留学生のキャリアプランや、在籍している外国人社員の雇用制度、キャリアプランに関してもまだまだ不明確ということが多く見られる。つまり企業がグローバル化するということは、グローバル人材を採用しても、『活用』するための準備を整えなければ、グローバル化しているとは言えないのである。企業の良いアイデンティティーやカルチャーは教育において十分理解させ、また優れた他国のカルチャーは吸収すれば良い。現状の雇用基準や社風に合わせた採用ではなく、それぞれの人材が持つ思考やカルチャーを受け入れ、人材の良さを最大限に活かせる新たな採用・育成・雇用の基準作りが日系企業、外資系企業ともに新しいグローバル採用戦略

として必要なのである。いろんな価値観を尊重し、受け入れることは、決して簡単なことではないが不可能なことでもないはずだ。まずはグローバルにも通用する企業のアイデンティティー作りに取り組み、それを理解し、尊重し、受け入れあえる『グローバル人材』の採用、そして『活用のための育成』に取り組んで欲しい。

堀口 敏秀  ヒューマンインターナショナル株式会社エグゼクティブオフィサー 人材採用の専門家として12年以上の経験を有し、現在はグローバル人材に特化した転職サイト『Daijob.com』の責任者として、外資系企業・日系企業問わず、グローバル人材の採用企画に携わっている。

“Daijob.com”は国内最大級のバイリンガル・国際派のための転職情報サイトです。   www.daijob.com”

特別寄稿 - 『グローバル人材活用のための育成』堀口 敏秀  ヒューマンインターナショナル株式会社 エグゼクティブオフィサー

株式会社グローバリンクス TEL: 03-5297-8243

E-mail: info@globalinx.co.jpURL: www.globalinx.co.jp

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Developing the capabilities of organizations and people working in global business environments.

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