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概 要

応用超伝導加速器センター(CASA)• 加速器の産業利用・医学応用のための調査研究.• 特に超伝導加速器の要素技術開発,原理実証試験,企業への技術指導・支援や事業化への橋渡し.• 加速器応用のための人材育成.若手教員ポストの設定.

加速器の産業・医療応用を推進するため、KEK加速器研究施設を改組して、2019年4月に同施設の中に新たに応用超伝導加速器センター(CASA)が設立されました。 超伝導高周波加速器は、電力損失が小さく大強度のビームを発生させることができるため、加速器のコンパクト化が実現でき、産業応用面でも革新的な進歩を付与できることが期待されます。産業界と強固な連携のもと、超伝導高周波加速器に関するイノーベーションの創出、社会展開を進める目的で「応用超伝導加速器コンソーシアム」を設立いたしました。

KEKにおける加速器応用の活動紹介応用超伝導加速器センター(CASA)

高エネルギー加速器研究機構(KEK) 加速器研究施設応用超伝導加速器センター 道園 真一郎shinichiro.michizono@kek.jp

応用超伝導加速器コンソーシアム• 2019年4月に設立され、9月2日に設立記念シンポジウムを開催。• 海外の動向調査なども行いながら、企業や学術研究機関との連携により、加速器の産業・医療

応用を進めていきます。

世界で広がる超伝導高周波加速器超伝導空洞:高周波のエネルギーをすべてビーム加速に→高効率。大電流が可能国内で稼働しているのはKEKのみ→今後の展開が期待できる。

応用超伝導加速器センター(CASA):https://www.kek.jp/casa/ja/応用超伝導加速器コンソーシアム:https://www.kek.jp/srfconsor/

文部科学省村田善則研究振興局長の祝辞 シンポジウムの様子

◼ 核医学検査薬99mTcの原料である99Moは,100%輸入

に依存しており,原子炉で製造されているため,安定

供給に不安がある.

◼ 加速器ベースの製造技術確立が望まれる.

◼ 1台の加速器で日本の年間必要量を製造可能.

核医学検査薬製剤

◼ アスファルト保蔵の補修費用が莫大であるため,長

寿命化が望まれる.

◼ 車載型小型加速器で発生させた電子ビームを舗装さ

れた道路に照射し,これを硬化させて,寿命を延ばす

方法が提案されている.

アスファルト長寿命化

◼ 半導体のパターンの微細化に伴い,光源の短波長化が進み,極端紫外

線(EUV)が利用され始めた.◼ 将来は,省エネ,高生産性を有する

10kWクラスの大強度EUV光源が必要.そのためにERL(エネルギー回収型リニアック)を用いた光源の開発を目指す.

半導体リソグラフィー用光源

【期待される成果例】

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