nichigo press august 1 2014

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領事館からのお知らせ  在メルボルン日本国総領事館は、オーストラリアの家族法と、4月1日に日本で発効されたハーグ条約についての講演会を開催する。席数に限りがあるため、事前に総領事館まで電話かメールで予約する。

■豪州の家族法とハーグ条約についての講演会日時:10月16日(木)12PM~1PM会場:在メルボルン日本総領事館会議室(Level 25, 570 Bourke St., Melbourne VIC)Tel: (03)3679-4510Email: japanese-consulate@mb.mofa.go.jp(メールには名前、携帯番号を明記すること)

自転車で世界一周を目指す冒険家・西川昌徳さんが講演 自転車冒険家でもあり、特別非常勤講師として世界中の滞在先からインターネットで福島県新地町立駒ケ嶺小学校と交流を続けている西川昌徳さんが6月28日、メルボルンのグラタン・ガーデンズ・コミュニティー・センターで講演会を行った。  5万4,000キロ――。これは今までに西川さんが自転車で走った距離だ。赤道の長さが約4万キロとして、どれだけの距離を走ったのか想像がつくだろう。講演ではスライドを使い、これまで訪れた国々でのエピソードを中心に、東日本大震災後、ボランティアで訪れた駒ケ嶺小学校の生徒との交流授業などについて語った。 今回、西川さんが挑戦したのは、パースからシドニーまでのオーストラリア横断4,200キロの自転車の旅だ。5月18日にパースを出発し、ナラボー平原では自転車を持って立っているだけでも大変な強風の中を、毎日一心不乱に走り続けた。1日の走行距離は170キロが限界という状況で、このオーストラリア縦断ではその限界を超えた日も多くあった。 自転車で世界一周を目指す理由は、「さまざまな出会いから自分が学んだこと、限界にチャレンジする姿を福島の子どもたちに伝えたいから」と語る西川さん。メルボルンではメルボルン日本人学校から駒ケ嶺小学校へ向けてスカイプ授業も行い、両校の小学生たちが交流を深めた。

「当たり前のことがいかに幸せなのかを噛みしめながら走る」という西川さんの次の挑戦は、秋から冬にかけてのアメリカ大陸の旅だという。 西川昌徳さんは、1983年兵庫県姫路市生まれ。徳島大学工学部機械工学科を卒業し、現在は自転車冒険家として活躍している。自転車世界一周を目指し、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸を走破。訪れた国は23カ国に及ぶ。自転車旅を通して人々との出会い、過酷な自然環境でのチャレンジ精神を伝える講演活動や教育支援活動を実施している。(10ページにも関連記事)■西川さんの公式ホームページWeb: www.earthride.jp

豪ジェットスターメルボルン-ウルル便を就航 豪航空最大手カンタス・グループ傘下の格安航空会社(LCC)ジェットスターは7月29日、VIC州メルボルンと世界最大級の一枚岩「ウルル(エアーズロック)」に近い北部準州のエアーズロック空港を結ぶ便を就航した。LCCが同路線に就航するのは初めて。 ジェットスター豪州・NZ担当のホール社長は、英国のウィリアム王子夫妻が4月に訪問したことでウルルが注目を集め、訪問したい人が増えたと解説した。 カンタス航空も含め、これまではメルボルンとエアーズロック付近を結ぶ直行便がなかったため、メルボルンからはチャー

ター便を利用するか、シドニー空港などを経由する必要があった。直行便の投入で、飛行時間は乗り換え便を使った計7時間から、3時間に短縮。ホール社長は「VIC州民にとり、ウルルで休日を過ごすことが一段と魅力的になるだろう」との期待感を示した。 メルボルンーエアーズロック便は火、水、金、日に往復運行。所要時間は約3時間20分。料金は片道169ドルから。 ウルル人気を踏まえ、ジェットスターはシドニー-エアーズロック便についても、週4便から週7便に強化する。

(時事)

 メルボルン在住の書道家・東川潤子さんが8月28日から、サウス・ヤラにあるレストラン・鉄板海を会場に個展を開催する。 5歳から書道を習い、2005年にメルボルンに活動拠点を移してからは、書のデモンストレーションなどを数多く手掛がける東川さん。今回は「墨の響き」をテーマに、書と墨絵を主に水彩を合わせた作品20点を展示する。自分支えてくれた美しい言葉や、心に映った温かいものを筆で表現した作品が並ぶ。 「筆で表現したその瞬間の気持ちが、和紙の墨痕を通して皆さんに伝われば嬉しい」と同氏は話す。28日には、「三味線ライブ・墨アート・居酒屋ナイト」を同所で開催し、三味線演奏者・只野徳子さんと和の

コラボレーション・ライブを行う。

■東川潤子個展「墨の響き」日時:8月28日(木)~9月24日(水)12PM~2:30PM、5:30PM~10PM(金・土は11PMまで)会場: Teppankai(鉄板海), 34 Bray St., South Yarra VICTel: (03)9827-8822

■「三味線、墨アート、居酒屋ナイト」日時:8月28日(木)5:30PM~10PM入場:無料(食事、ドリンクは別途料金)

書道家・東川潤子さん個展

メルボルン国際映画祭が開幕日本からは11作品上映  1952年から続く南半球最大の国際映画祭、メルボルン国際映画祭が7月31日から始まった。毎年さまざまなジャンル、国、時 代の映画が楽しめる同映画祭では、今年は300作品以上の上映を予定しており、日本からは11作品が選ばれた。 また、「サカサマのパテマ」の吉浦康裕監督がフェスティバルに合わせて来豪。各日上映後はQ&Aセッションが行われる。

■メルボルン国際映画祭日程:開催中~8月17日(日)会場:市内各地映画館入場料:大人 $15~19、コンセッション $14~16 Tel: (03)8660-4888Web: miff.com.au

「サカサマのパテマ」(2013、99分、吉浦康裕監督)日時:8月13日(水)11A M 、15日( 金 )1: 3 0 PM 、16( 土 )1:30PM会場:ACMI 2(13、15日)、HOYTS11(16日)

「共食い」(2013、102分、青山真治監督)日時:8月5日(火)4PM、7日(木)6:30PM会場:FORUM(5日)、KINO2(7日)

「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」(2014、130分、三池崇史監督)日時:8月6日(水)8:45PM、9日(土)6:15PM会場:HOYTS(6日)、The Capitol(9日)

「R100」(2013、100分、松本人志監督)日時:8月2日(土)9PM、9日(土)11:30PM会場:HOYTS(2日)、ACMI(9日)

「かぐや姫の物語り」(2013、137分、高畑勲監督)日時:8月9日(土)1PM会場:The Capitol

「ジョバンニの島」(2014、102分、西久保 瑞穂監督)日時:8月9日(土)11AM、17日(日)1:30PM会場:ACMI2

「夢と狂気の王国」(2013、118分、砂田 麻美監督)日時:8月10日(日)4PM会場:Forum

「2つ目の窓」(2014、119分、河瀬直美監督)日時:8月11日(月)4PM、17日(日)11AM会場:KINO(11日)、ACMI2(17日)

「Oh Lucy!」(2014、21分、平柳敦子監督)日時:8月5日(火)6:30PM、10日(日)1:30PM会場:KINO1(5日)、ACMI2(10日)

「かまくら」(2013、5分、水尻自子監督)日時:8月8日(金)6:30PM会場: HOYTS11

「地獄でなぜ悪い」(2013、126分、園子温監督)日時:8月1日(金)11:30PM、12日(火)6:30PM会場: ACMI 2(1日)、The Capitol(12日)

吉浦康裕監督「サカサマのパテマ」

福島の子どもたちのためにチャレンジを続ける西川さん

作品『Let go』

メルボルン/ローカル・コミュニティー・ニュース 紙面ニュースWeb版

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

 中身が見えないというのは、それだけでワクワクする。4月にオープンしたメルボルンで最も注目のショッピング・スポット「エンポリアム」は、一見すると、正直なところ何が入っている建 物か分からない。しかし入ってみると、なんと総店舗数が225店という、購買意欲を刺激するショッピング・ワンダーランドが広がっている。手ぶらで帰る人はいないのではないかと思う。まず、私には不可能だ。そして、3階には従来のフード・コートのイメージを覆すような、おしゃれなインテリアのレストランやカフェが集結している。 子連れでシティに行く場合、大変なことの1つに「食事のできる場所を見つける」が入る。ベビーカーのスペース、トイレ、ハイチェアなどチェック項目は多い。なにより、せっかく来たのだから、親子ともどもおいしい物を食べて帰りたい。それらを満たしてくれるレストランをエンポリアム内で発見した。 「New Shanghai」はシドニー、ブリスベンに計5店舗を構える、上海スタイルの飲茶が人気の有名店。待望のメルボルン初出店というだけあって、時間帯によっては、長蛇の列に並ぶのは必至。でも、こ

こであきらめないで待 つと、並 んだ甲斐があったと心から思えるような、飲茶の数々に出会える。絶 品 の小 籠包($7. 8)は 箸でつまむと、じゅわわ〜っとあふれ出す金 色のスープをレンゲで受け取りつつ味わう。脂っこさ

はなく、包みの中にぎっしりと旨みが凝縮されている。2番人気の生煎包($10.5)は上海を代表するローカル・フード。鉄鍋で焼かれた小ぶりの肉まんで、上はしっとり下はパリッとした皮にかぶりつくと、中身のジューシーさに驚くだろう。見渡すと大人も子どもも夢中になって食べている。週末は家族連れが多く、数種類をシェアして食べるのが楽しい。 日本には「包む文化」がある。風呂敷や贈り物のラッピングなど、ちょっとした技で中身をさらに引き立たせ、モノと一緒に気持ちも包む。もしかしたら、それは中国も同じかもしれない。1つ1つ、丁寧に作られたこの小さな包(バオ)には料理人からの「おもてなし」の心が入っている。

■New Shanghai, Emporium, Level 3, 287 Lonsdale St., Melbourne営業時間:月〜水・土・日11AM〜7PM、木・金11AM〜9PMTel: (03)9994-9386Web: www.newshanghai.com.au

それでも するメルボルン恋やみつきになる包み

お客さんオーダー率NO.1の小籠包

メルボルン/コラム コラムWeb版

50 2014年8月

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