原子力は未来を救えるか! ~原子力って本当に必要なの...

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1

「学生とシニアの対話in静岡」

原子力は未来を救えるか!~原子力って本当に必要なの?~

「原子力の現状と未来」

静岡大学教育学部

平成22年1月24日

シニアネットワーク、運営委員

林 勉

2

まず皆さんのご意見を伺います

1.環境・エネルギー対策として原子力発電の

推進は必要ですか?

必要 丌要

2.原子力発電の安全性はどう考えますか?

安心 なんとなく不安

なんとなく安心 不安

33

地球環境とエネルギーは私達の生活基盤・環境とエネルギーは車の両輪、コインの裏表・ともに考え、ともに対策していく必要がある。

次世代を背負う子供たちに良い環境を伝える教育・環境・エネルギーの実態を正しく伝える・対応策は何か?役割と限界原子力、自然エネルギー、節約、省エネルギー・子供たちの世代が自ら考える基礎つくり

原子力の是非を考えることは、

地球環境・エネルギー問題について考えることです。

4

今日お話する内容

地球温暖化の実態

エネルギー需要と供給の実態

私達の生活におけるエネルギー使用の実態

低炭素社会の主役は?

原子力の利用はこれからの対応策の決め手

原子力発電の現状と今後

原子力の様々な問題点の対応は?

教育者として生徒に伝えてほしいこと

5

27 平均気温の変化平均気温の変化大気中のCO2の濃度変化

地球温暖化の実態

地球温暖化の原因は人為的な二酸化炭素大量放出説が国際的共通認識

地球気温の変化大気中CO2濃度変化

6

二酸化炭素主要因とすれば、2050年までに排出を半減する必要がある

【出典:二酸化炭素情報分析センター(CDIAC、ORNL)-HP】

2050年に1/2に!

温度上昇2℃以内

2020年中期目標

京都議定書2008~2012年

7

地球温暖化は温室効果ガスが原因なのか?

◆地球温暖化の二酸化炭素原因説に対し、科学的には自然変動が主要因として批判している科学者は多い。更に2000年からは寒冷化に向かっているという科学者もいる。

◆IPCC自身も“予防原則”に基づいて二酸化炭素削減を推進するべきと主張。

◆“予防原則”とは?科学的に根拠が薄弱でまだ環境破壊が具体的には発生し

てなく,本当に環境破壊が来るかどうか丌明なものでも予防的に規制すること。

「正しく知る地球温暖化」赤祖父俊一著、誠文堂新光社、2008年7月刊「『地球温暖化論』論に騙されるな!」丸山茂徳著、講談社、2008年5月刊「地球温暖化論のウソとワナ」伊藤公紀、渡辺正、KKベストセラーズ、2008年5月「地球温暖化への挑戦」薬師院仁志著、八千代出版、2002年5月刊

二酸化炭素が温暖化の主要因かどうかは丌確実だが、二酸化炭素発生の主要因である化石燃料が枯渇していずれなくなるのは確実である。

⇒「低炭素社会」への移行が緊急の課題

8

エネルギー需要と供給の実態世界の一次エネルギー消費の現状と将来予測

世界の一次エネルギーの88%は石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料による

今後中国、インドなどアジア、アフリカ諸国が人口増大、生活向上/

経済成長しエネルギー消費は膨大に増加

世界的にエネルギー危機、資源争奪となる!(参考)国際エネルギー機関(IEA)予想、2030年190ドル/バレル

9

石油はいつまで供給できるか?

1980年以来、発見する油量よりも速い速度で石油を消費し、増え続ける消費と減少する発見埋蔵量の差は広がり続けている。石油は現在、発見される埋蔵量の4倍以上の速度で消費、過去の発見埋蔵量を食い潰しており、ますます危機的状況になってくる。

ピークオイルは近い!

石油

天然ガス

安くて豊富な化石燃料時代の終焉

発見埋蔵量

消費量

1010

日本の一次エネルギー供給(=消費)実績

【出典:総合エネルギー統計(平成15年度版)】

石油危機後エネルギー多様化してきたが、まだ石油に約5割依存

11

我が国のエネルギー自給率は先進国中で最も低い

原子力は極少量で発電を継続できることから国産に準じたエネルギーとして扱うことが出来、自給率向上に貢献。

1212

原油の85%は政情不安国、航路危険な中東から輸入

13

原油輸送のシーレーン

071029 OGAWA

1414

高速増殖炉リサイクル実用化によるプルトニウム利用によりウランの利用年数は約2500年に。

海水中ウラン(3mg/t)の

回収が実用化するとほぼ無尽蔵

15

エネルギー・地球環境の実態から何を見て取るか

石油、石炭、天然ガス等の化石資源は供給限界が近い将来くる。

また化石資源は燃焼してCO2を発生し、地球温暖化を招く可能性も大きい。

現代は地球歴史上もっともエネルギー資源に恵まれた時代。しかし危機はすぐ間近に迫っている。危機意識を持った対応が必要。

危機意識を持つために私達の生活の実態を見てみよう。

16NASA(アメリカ航空宇宙局)のホームページ より

アメリカ東部、ヨーロッパ、日本は明るく輝いています。特に、日本は列島の形を白くはっきりと区別することができます。

宇宙から見た夜の地球

17

石油はどこに使われているか

18

私達の食の問題

日本の食糧:60%が輸入

外国の水資源、エネルギー資源に依存

食料生産に必要な水

小麦1Kg: ペットボトル(2L)、1,000本

鶏肉1Kg: 1、250本

牛肉1Kg: 10、000本

食料の無駄: 食料摂取量/供給量=0.75

19

フードマイレージ(食料輸送量X輸送距離:億トンKm)

0

2000

4000

6000

8000

10000

日本 韓国 米国 英国 独 仏

20

肥料,12%

その他,9%

農薬・薬剤,3%

光熱動力, 76%

肥料,41%

農薬・薬剤,14%

諸材料,11%

その他,14%

光熱動力, 20%

夏秋どり(露地もの) 冬春どり(ハウスもの)

CO2:66g C

CO2:334g C

キュウリ 1kgを作るエネルギーは? 豆知識(1)

キュウリ 1Kg を食べると約110 kcalのエネルギーを摂取できます。

その生産のために、露地もので約10倍、ハウスもので約50倍もの

エネルギーが使われます。包装や海外からの輸入にはさらにエネル

ギーがかかります。また、生産の過程などでCO2も発生しています。

996kcal 5,054kcal

エコロジーシンフォニーのホームページ より

21

エネルギー・環境問題への有効な手段とは?

オイルピーク地球温暖化問題

☆エネルギーの節約(省エネ)

☆エネルギー利用効率向上

☆生活様式の見直し

☆化石燃料に代わるエネルギー源

再生可能エネルギー

原子力エネルギー

3つの問題を同時に解決できる有効な手段

低炭素社会へ

エネルギー安全保障

オイルピーク

22

低炭素社会の主役は?

風力

水力 地熱

バイオ

原子力

太陽光

2323

太陽光・風力発電導入の課題ー1

太陽光は天候と時間の影響大で平均10%程度しか発電できない風力は風況に左右され平均20%程度しか発電しない

⇒電気を蓄える電池か、代替電源(火力発電)、スマートグリット(次世代送電網)が必要⇒電気料金負担が膨大となる。

2424

太陽光、風力エネルギー導入の課題-2

【出典:資源エネルギー-HP】

発電に要する土地面積、設備投資額が原子力に比べ膨大

~1.6km2

2525

水力発電の可能性

1.水力発電は、発電により二酸化炭素を排出せず(クリーン)、再生可能エネルギーであり、純国産エネルギー。

2.我が国の水力発電は明治時代から開発され、大正、昭和そして高度経済成長の初期に全国各地の河川を開発、戦後間もなくまでは電力の主たる位置(水主火従)。

3.現在では大規模水力に適した地点の開発はほぼ終了し、中小規模の開発が中心。

(佐久間発電所 佐久間ダム :大規模水力開発の先駆け)

(狩宿発電所:環境に配慮した新しい中小水力)

2626

バイオマスエネルギー

◆現在のバイオエタノール生産0.5億トン(注1)(米国、ブラジル他)(注1)石油換算トン

◆農業は肥料、機械、輸送など石油に大きく依存:EPR=1(米国)、0.3(日本)

◆食糧高騰、森林伐採など⇒穀物原料のバイオエタノールは食料問題とぶつかる。

⇒世界全体のエネルギー(100億トン)の0.5%

⇒建築廃材、林業間伐材、生ごみ、家畜糞尿など原料に

27

地熱発電の可能性

日本の地熱発電は全国18箇所、20プラント、最大出力53.4万KWe、全電力の0.3%、風力+太陽光発電と同等。

有望な未開発地域29箇所、

約247万KW。

現状

自然公園の景観問題、温泉業者の反対などで開発は容易ではない。

日本は火山国、地熱発電には有利

28

我が国の新エネルギー導入実績と目標

【出典:総合資源エネルギー調査会総合部会/需給部会報告書(2001年7月)総合資源エネルギー調査会総合部会/需給部会中間とりまとめ(2004年10月)】

(上限ケース)

太陽光発電と風力発電は1%以下

29

発電原価比較

耐用年数 : 40年

設備利用率: 80%(水力45%)

燃料価格 :石油 = 27.4 90.7 $/バレル石炭 = 35.5 76.5 $/トンLNG = 2.8 5.3 万円/トンウラン= 10.1 95.0 $/lbU308

条件

原子力:再処理費用、再処理設備廃止費用、高レベル廃棄物処理・処分費、廃炉等含む

(鉱石)

2008年2月(試算例のベース)

2002年度平均(コスト小委のベース)

70

60

30

20

10

0水力

石油火力

LNG火力

石炭火力

原子力

風力

太陽光

11.9

10.7

20.1

6.8

9.6

5.7

7.0

5.3

6.0

10~24

60~70

(¥/kWh)

経済産業省総合資源エネルギー調査会総合部会コスト小委員会(2003年)最近の電気事業者試算例(2008年)

30

各種電源別のCO2排出量の比較

原子力は火力の1/20~1/40、太陽光発電の1/2

31

各種エネルギー源をどう評価するか

原子力石油

天然ガス石炭

太陽光風力等

バイオ

資源量 ◎ △ ○ △ △

経済性 ◎ ○ ◎ ⇒ ○ △ △

CO2 ◎ △ × ◎ ◎

社会受容 △ ○ ○ ◎ ◎

課題安全・安心への社会受容性廃棄物処分

資源に限界CO2固定技術開発

経済性・大規模開発の限界

解決策技術的

解決策あり

エネルギー源は他にシフト

技術的解決かなり困難

中小規模分散電源として拡大

32

原子力の利用はこれからの対応策の決め手

1.石油、天然ガスは供給不安(オイルピーク、政情不安定な国々)、質(地球温暖化問題)、経済性などから、熱エネルギー源としては今後大幅に削減。航空機や船舶輸送用、化学材料用に長期確保しておくことが重要。

2.石炭は資源量は豊富、経済性もあるが、地球環境適合性が問題。発電効率向上、クリーンガス化などの開発、実用化促進が重要。

3.再生可能エネルギー、特にバイオマス、太陽光、風力、地熱は地球環境に適合し、国産エネルギーとなるので開発、実用化は積極的に推進する必要あり。ただし、経済性、出力不安定性、資源量などの課題の克服と共に、小容量分散電源として認識する必要がある。

4.原子力は質、量、経済性の全てを満たし、長期備蓄と燃料リサイクルにより準国産エネルギーであり、今後も基幹エネルギーと位置づけられる。従い、高レベル廃棄物地層処分問題、社会受容性などの課題解決に国、地方、事業者など関係者の一層の努力が必要。

33

核分裂エネルギーとは

【出典:HP電気事業連合会 「原子力・エネルギー図面集」】

原子爆弾は核分裂を起こすウラン235の割合がほぼ100%、原子力発電用のウラン燃料は3~5%程度。このため、原子力発電の燃料は核分裂の制御が可能で、原子爆弾のような核爆発を起こすことはない。

ウラン235の1gで発生する熱エネルギーは石油の2,000リットル相当!

原子力発電の原理:核分裂エネルギーの利用

中性子の数を制御して安定的に核分裂反応を持続させる

中性子の数をネズミ算式に増大させ爆発的核分裂反応を起こさせる

34

ウランの核分裂を制御棒で制御

制御棒

蒸気を発生させる

エネルギーの違い

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原子力発電の現状と今後世界の原子力発電

石油危機 スリーマイル事敀

チェルノブイリ事敀

北米

31カ国、436基、372GWeが運転中電力の16%、一次エネルギーの6%を供給

36

主要国の発電量と各電源の割合

世界の電力の16%を原子力で供給

37

米、仏、日3カ国で全世界の56%、イギリスより上の9カ国で82%。

38

原子力ルネッサンスの背景

1.原子力発電の安全性に対する信頼性が回復した

2.エネルギー需要、特に電力需要が高まり、オイルピーク対策(エネルギー安全保障)が重視されてきた

3.エネルギー資源価栺が高騰、原子力発電の経済性が高まった

4.地球温暖化対策として原子力発電が大規模供給力の低炭素エネルギー源として評価

現在:世界の31カ国で合計436基、372GWの原子力発電が運転中、世界の電力の15%、一次エネルギーの6%を供給 原子力ルネッサンス

米国:30年ぶりに新設計画30基以上。

英国、スウェーデン、イタリア:脱原子力政策を破棄し、建設へ政策変更、ドイツも政権連立変更により脱原子力政策見直しの方向

中国、インド:数10基の建設計画。

中東、東南アジア、南米など:原子力導入への動き活発

世界は原子力ルネッサンス

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2008→2030新設計画

126GW(100万Kw、126基)

・中国:40 ・ロシア:20 ・北米:19

・印度:16 ・韓国:13 ・日本:10

原子力発電の世界的な広がり

40

わが国の原子力発電所建設の動向

石油危機石油危機

TMI事故

チェルノブイリ事故

約30年で51基建設

原子力発電

1次エネルギー

の約40%は電気エネルギー

高度経済成長を支え二酸化炭素排出を抑制

41

我が国の原子力発電所もし原子力発電を石炭発電したら

CO2約20%増加

我が国の電力の約33%を担っている

42

我が国の原子力発電の長期計画

当面の建設計画15基を順次建設、一方既設の軽水炉は60年運転したのち、順次次世代軽水炉でリプレースして行き、2050

年以降は商業化される高速増殖炉を建設していく。

(財団法人 エネルギー総合工学研究所HPより)

当面の建設計画15基を順次建設、一方既設の軽水炉は60年運転したのち、順次次世代軽水炉でリプレースして行き、2050年以降は商業化される高速増殖炉を建設していく。

43

原子力の様々な問題点の対応は?~原子力?の方たちの主要な論点~

・ 放射線は見えない、匂いがない、遺伝子に

影響、子孫に悪影響

・ 原子力の安全性に不安、大事故は避けられ

ない

・ 放射性廃棄物の処分の問題、トイレなきマン

ション?

・ 核兵器への転用の不安

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放射線に対する対応

放射線は五感ではわからないが、精度よく測定できる。正しく怖がることが肝要

自然界には放射線が満ちている

人体への悪影響のあるレベルを超えない厳格な管理をしている

放射線の性質を活用して、被曝管理

放射線は日常生活で利用されている

薬は適量で効果を発揮、度を越すと毒になる

放射線も同じ

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さわれない

放射線って なに?

におわない

見えない

聞こえない放射性物質

味わえない

人間の五感では感じられない

ごく簡単に 正確に検知できる

微量でも 計測器で

071124 OGAWA

46

1人あたり年間の自然放射線 2.4 ミリシーベルト (世界平均)

U238-ラジウム-鉛

071124 OGAWA

46

人体の細胞にも約7,000ベクレルの放射能がある。

47

放射線の基礎的理解

48

身の回りの放射線放射線の測定

(科学技術振興財団)はかるくん

100~200ミリシーベルト以下では人体に対する影響は認められない

原子力発電所からの放出は自然放射線の千分の一以下

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放射線のいろいろな利用

医療利用

食品利用

化学製品

工業検査・測定・分析

工業利用

医療器具の消毒

半導体の微細構造

タイヤの硬化

50

原子力発電は安全?

原子力発電の安全確保の基本は、周辺住民に有意な放射線被害を及ぼさないことです。

設計、製造、建設、運転の全ての段階でこの安全確保対策が織り込まれ、これを国が厳重に審査、検査を行い認定をしています。

原子力発電設備も人間が作るものなので、トラブルは避けられません。トラブルはその原因を十分に究明し、再発防止対策を積み重ねています。より安全なものに生まれ変わっています。

51

多重防護の設計

52

53

54

BWRの非常時安全設備

55

所内電源設備 非常用ディーゼル発電機

5295kW(7200ps) ディーゼルエンジン

・ディーゼル機関により駆動される発電機で、その初期励磁電源や、制御電源は、直流電源を用いており、外部電源(交流電源)が喪失したときに非常用炉心冷却系などの安全系負荷に電源を供給する。

・独立性、多重性が要求されているので、複数台(ABWRでは3台)を設けられている。

・設計基準事敀である、外部電源喪失&冷却材喪失事敀時に、安全解析で定められた時間内(ABWRでは35秒)に非常用炉心冷却系を作動させなければならない。(高速機では約13秒)

56出典:「原子力・エネルギー」図面集 2007 5-23

概念設計

基本設計

詳細設計

施工設計

機器製作

機器据付

試運転

定期検査

予防保全

許認可サポート

メーカ実施主要項目

57

58

59

放射性廃棄物の処理・処分?

原子力発電所から出る放射性廃棄物は低レベル放射性廃棄物といわれ、青森県六ケ所村に廃棄物埋設処理場ができ、運営されています。

使用済み原子燃料は再処理がされますが、その時にでる高レベル放射性廃棄物は300メートル以上の深い地層への埋設処分をすることが決定されており、このための研究が進められていますが、具体的な処分場はまだ決定されていません。

これらの埋設処分後の安全性確保については、国と事業者により、強力な研究が行われ、科学的に十分に安全であることが分かっています。

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地殻変動の起こる火山地帯や断層域のないところを選定する

深地層では地下水の移動が尐ない。

また酸素含有量がすくなく、侵食性が尐ない

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核兵器への転用の不安?

日本は原子力の平和利用に限定。

原子力基本法(1955年制定)民主、自主、公開

非核3原則(持たず、作らず、持ち込まさず)を堅持

核兵器不拡散(NPT)条約に加盟。IAEAによる完全査察を受けている唯一の国、実績が認められて

「統合保障措置」が適用され査察が半減された

六ケ所再処理工場では核兵器の原料になる、Puの単独分離はしない独自の方式採用

六ケ所再処理工場にはIAEAの常駐査察官が厳しく監視

68

六ケ所再処理施設使用済み燃料再処理の工程でプルトニウム単独の製品とはしない。

68

【出典:(財)日本原子力文化振興財団 「原子量・エネルギー図面集2005-2006」】

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終わりに教育者として生徒に伝えてほしいこと

エネルギー・環境問題では巷に流布する情報は必ずしも正しくない。正しい理解をさせることが重要

原子力に関しては、偏見を伴う意見情報が流布している。生徒が正しく判断できる教育を

次世代を背負う生徒たちの自らの問題として考えられるような教育を

先生になる皆さんも正しい情報で判断していただくことを切に願っています。このために私達は可能な限りの支援をしたいと思っています

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