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Oracle Database 11.2へのアップグレード手法 Roy F. Swonger Database Upgrade & Utilities Oracle

最終更新日: 2010年9月8日

2 © 2010 Oracle Corporation

アジェンダ

通常のアップグレード手法

アップグレード後のタスク

アップグレードの代替方法

まとめ

3 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

アップグレード

同じOSを使用?

エクスポート/インポート

CTAS、COPY

SQL Apply

Oracle Streams

トランスポータブル表領域

トランスポータブル・データベース

Oracle Golden Gate

停止時間は30分超?

DBUA

CLI SQL> @catupgrd

4 © 2010 Oracle Corporation

"通常の"データベース・アップグレード

• アップグレードにかかる期間は、おもにインストールされている コンポーネントの数に依存する

• 通常は20~90分で完了 • DBUAによるアップグレードとコマンドラインによるアップグレードの間に差はない

• コンポーネントを削除することを推奨しているわけではありません。

5 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

• 機能: • アップグレードをグラフィカルに指示 • 多数の重要なチェック • Oracle RACに対応 - すべてのノードを含む

• Oracle RACにとってはほぼ必須

• オフライン・バックアップおよびリストアが可能 • Oracle ASMのアップグレード(11.1まで) • Oracle XEのアップグレード • アップグレード・パッチ(10.2.0.3時点)

• ログ:

• $ORACLE_HOME/cfgtoollogs/dbua

• ドキュメント: • 『Oracle® Database Upgrade Guide』

11.1: http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/server.111/b28300/toc.htm 11.2: http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/server.112/e10819/toc.htm

6 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

• サイレント・モード: • $ dbua -help 有効なオプションをすべて表示

• 参照: 11.2: http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/server.112/e10819/upgrade.htm#UPGRD12405

• 例: dbua -silent -sid dwh -oracleHome /opt/oracle/product/RDBMS10g -diagnosticDest /opt/oracle/diag -sysDBAUserName sys -sysDBAPassword manager -recompile_invalid_objects true -degree_of_parallelism 4 -emConfiguration LOCAL -dbsnmpPassword manager -sysmanPassword manager

7 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

• ベスト・プラクティス: DBUAを開始する前の準備作業 • 現在の環境で、$OH_11g/rdbms/admin/utlu112i.sql を実行

• 特にDBA_REGISTRYのコンポーネントのステータスを確認 • コンポーネントを手動で削除(または再インストール)する方法

Note:472937.1 Information On Installed Database Components Note:753041.1 How to diagnose Components with NON VALID status

8 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

9 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

10 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

11 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

12 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

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Database Upgrade Assistant(GUI)

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Database Upgrade Assistant(GUI)

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Database Upgrade Assistant(GUI)

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Database Upgrade Assistant(GUI)

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Database Upgrade Assistant(GUI)

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Database Upgrade Assistant(GUI)

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Database Upgrade Assistant(GUI)

20 © 2010 Oracle Corporation

Database Upgrade Assistant(GUI)

21 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

アップグレード

同じOSを使用?

エクスポート/インポート

CTAS、COPY

SQL Apply

Oracle Streams

トランスポータブル表領域

トランスポータブル・データベース

Oracle Golden Gate

停止時間は30分超?

DBUA

CLI SQL> @catupgrd

22 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• 一般的なシナリオ: たとえば、新しいサーバーへの変更

サーバー(旧) サーバー(新)

1) Oracle11gソフトウェアをインストール 2) utlu112i.sqlをコピー

3) utlu112i.sqlを実行 4) データベースを停止 5) 関連するファイルをすべて

コピー(dbf、ctl、log、spfile、orapw) 6) 推奨される変更を適用 7) アップグレード・プロセスを開始

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コマンドラインによるアップグレード - ステップバイステップ

新しいOracleホームをインストールしてパッチを適用

現行データベースの 完全なオンライン・バックアップを取得

utlu112i.sqlをダウンロードして 実行し、その推奨事項を実行

パスワード・ファイルおよび spfileを新しい$OH/dbsへコピー

新しい11.2環境へ切換え

新しい11.2リスナーを起動

SQL> startup upgrade

SYSAUX表領域の作成

SQL> @catupgrd.sql

SQL> @catuppst.sql

SQL> @utlrp.sql

SQL> @utlu112s.sql

SQL> @utluiobj.sql

タイムゾーンを変更

完了

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コマンドラインによるアップグレード

• アップグレード情報スクリプト: utlu112i.sql • ソース・データベースの環境で実行 • すべてのinitパラメータを確認し、廃止されたパラメータや不要なパラメータが あれば警告を表示

• 確認事項 • コンポーネント • SYSAUX表領域 • 各国語キャラクタセット • タイムゾーン・ファイルのバージョン・チェック • クラスタ・チェック

Info

25 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

•最新バージョンのutlunmi.sqlを取得 •今すぐダウンロードしてください。 • Note:884522.1

26 © 2010 Oracle Corporation

• utlu112i.sql: DB情報

• アップグレードの完了後、タイムゾーンの変換が必要 • 推奨 • TIMESTAMP WITH TIMEZONEデータ型が使用されている場合は必須

コマンドラインによるアップグレード

27 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• utlu112i.sql: 表領域の適切なサイズは?

28 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• utlu112i.sql: Initパラメータは変更されているか?

29 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

•utlu112i.sql: コンポーネントとオプションは?

• 注釈: アップグレード元のリリースにインストールされているすべてのオプションをインストールする

必要があります。インストールしないと、一部のコンポーネントがアップグレードできません。

• コンポーネントを手動で削除(または再インストール)する方法 Note:472937.1: Information On Installed Database Components and Schemas Note.300056.1: Debug and Validate Invalid Objects Note:753041.1: How to diagnose Components with NON VALID status Note.733667.1: How to Determine if XDB is Being Used in the Database?

30 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• ディクショナリ統計情報を作成 • データベースをシャットダウン(IMMEDIATE/NORMAL) • initパラメータを調整

• COMPATIBLE .10.1.0 • SGA_TARGET .524MB(32ビット)... .748MB(64ビット) • PGA_AGGREGATE_TARGET .25MB • LOG_ARCHIVE_FORMATには、%s、%tおよび%rを含めることが必要

• init.ora/SPFILEおよびPWDsid.oraを新しい位置へ移動 • 新しい11gリスナーを作成(NETCAを使用)

• 新しい$ORACLE_HOMEを指定するように環境変数を変更

31 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• ログ・ファイルの読取りと確認を簡単にするために、 ORA-00942:表またはビューは存在しません、 などの不要なエラー・メッセージを除外

注:これは、アラート・ログからの抜粋です。これらのパラメータは、STARTUP UPGRADEの間に明示的に設定されます。

32 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• SYSAUX表領域を作成(ソースが9i dbの場合のみ)

33 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• 1つのアップグレード・スクリプトですべてのリリースおよび コンポーネントに対応

• 便利なスクリプト:

• スクリプトが完了した時、データベースはシャットダウンされた状態

34 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• アップグレード後のスクリプト: catuppst.sql • 10.1以降からのアップグレード時にのみ必要 • ?/rdbms/adminに配置 • データベースがnormalモードで開始された場合に実行 • 以下の情報を更新:

• Automatic Workload Repository(AWR)ベースライン情報を更新 • ADDMタスク・メタデータを更新 • Oracle Label Security(OLS)ポリシーを更新

35 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• 固定オブジェクトの統計情報を生成

• 次のステップの効率を上げることが目的

36 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• 再コンパイル • utlrp.sql

• utlprp.sqlを呼び出し、CPUコアに基づいて 再コンパイルの並列度を決定

• すべてのINVALIDオブジェクトを再コンパイル • utl_recompパッケージを使用

• 自動的にファンクション索引を再有効化 • utlprp.sqlは次のように直接呼び出しが可能

• SQL> @utlprp 7

• これはCPU使用率の最小化に有益

37 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• 再コンパイル時の進捗状況: 1. 残っている無効なオブジェクトの数を返す問合せです。

この数は、時間とともに減少します。 SELECT COUNT(*) FROM obj$ WHERE status IN (4, 5, 6); 2. これまでにコンパイルされたオブジェクトの数を返す問合せです。

この数は、時間とともに増加します。 SELECT COUNT(*) FROM UTL_RECOMP_COMPILED; 3. UTL_RECOMPによって作成されるジョブを表示する問合せです。 SELECT job_name FROM dba_scheduler_jobs WHERE job_name like 'UTL_RECOMP_SLAVE_%';

4. 実行中のUTL_RECOMPジョブを表示する問合せです。 SELECT job_name FROM dba_scheduler_running_jobs WHERE job_name like 'UTL_RECOMP_SLAVE_%';

38 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• アップグレード後のスクリプト: utlu112s.sql • 11g環境の新しいデータベースに対して実行 • DBA_REGISTRYに従ってアップグレード結果を確認 • コンポーネントごとおよび全体のアップグレード所要時間を表示

Status

39 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインによるアップグレード

• アップグレード後のスクリプト: utlu112s.sql

40 © 2010 Oracle Corporation

アジェンダ

通常のアップグレード手法

アップグレード後のタスク

アップグレードの代替方法

まとめ

41 © 2010 Oracle Corporation

アップグレード後のタスク - SPFILE

• アップグレードの完了後、編集可能なinit.oraを現行のSPFILEから 必ず作成する

• SPFILEとは • バイナリ・ファイル • Oracle 9.0以降でのデフォルトのファイル • DBUAまたはDBCAの使用後にのみ存在 • パラメータは次のコマンドで変更可能

または

42 © 2010 Oracle Corporation

アップグレード後のタスク - タイムゾーン

• データベース内のタイムゾーン・データをDST V11以上に適合するように調整

• 詳しくは、以下のグローバリゼーション・ドキュメントを参照してください。 http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/server.112/e10729/ch4datetime.htm#NLSPG261

11g Release 2の場合のみ

43 © 2010 Oracle Corporation

アップグレード後のタスク - ワークロード統計

• 通常のワークロード期間中にシステム統計情報を収集。 収集しないと、不適切な値がCBOで使用される。

44 © 2010 Oracle Corporation

アップグレード後のタスク - 固定表の統計情報

• catuppst.sqlの完了後、固定表の統計情報を 直接作成

• 1週間後に通常の本番ワークロードで固定表の統計情報 を再度作成

• その後、このタスクは1年に数回のみ必要

45 © 2010 Oracle Corporation

アジェンダ

通常のアップグレード手法

アップグレード後のタスク

アップグレードの代替方法

まとめ

46 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

• プラットフォームの移行方法 • 停止時間を最小化する方法

• "最小の停止時間"とは実際に何を意味するのか? • 12時間? • 60分? • 5分? • もっと短い? • まったく停止時間がない状態?

47 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

アップグレード

同じOSを使用?

エクスポート/インポート

CTAS、COPY

SQL Apply

Oracle Streams

トランスポータブル表領域

トランスポータブル・データベース

Oracle Golden Gate

停止時間は30分超?

DBUA

CLI SQL> @catupgrd

48 © 2010 Oracle Corporation

エクスポート/インポート

6.0.3.6 11.2.0.1

ソースDB ターゲットDB 新規に作成

ダンプ・ファイル

転送

49 © 2010 Oracle Corporation

エクスポート/インポート

• 汎用 • Oracle V5以降のすべてのバージョンのインポートが可能 • "exp"は11gではサポートされない

• ただし、ユーティリティは付属しており、使用が可能 • 古いダンプ・ファイルのインポートのために"imp"のサポートは継続

• 速度は十分ではないが、良く知られており信頼性が高い • データ量と実行時間の関係

• 必要かつ便利な理由 • データベース・キャラクタセットの変更

• DBキャラクタセットの変更前にスキャナ・ユーティリティCSscanを使用 Note: 123670.1

• OSプラットフォームの変更 • スキーマ統合 • 8.0.3など、直接アップグレードがサポートされないリリース

50 © 2010 Oracle Corporation

エクスポート/インポート

• ヒントやコツ • 常にBINARYモードでダンプ・ファイルを送信 • 常にユーザーSYSTEMとしてデータベース全体のエクスポートを実行

• SYSオブジェクトの権限付与は個別にエクスポートする必要あり • インポートに要する時間はエクスポートのおよそ3倍 • 常に対象DBの最も古いデータベース・バージョンのものでエクスポート • 常にターゲット・データベースのimpでインポート

• 参照: Note:286775.1

• エクスポートのパフォーマンス • DIRECT=Y ... SQL層をバイパスするが、変換はしない • データを独立した論理チャンクに分割することにより、エクスポートをパラレル化

• インポートのパフォーマンス • BUFFERが増加 • INDEXES=N ... 後で並行して索引を構築 ... INDEXFILE=... • インポート中のパラメータCOMMIT_WRITE=NOWAIT(10g)またはCOMMIT_WAIT=NOWAIT(11g)

51 © 2010 Oracle Corporation

Oracle Data Pump

• "新しい" exp/imp - Oracle Database 10g以降 • exp/impより高速

• 強力な概念で、exp/impよりも機能が豊富 • EXCLUDE • COMPRESS=ALL • WHERE句を含むSQL

• 互換性およびバージョン変更: Note:553337.1

52 © 2010 Oracle Corporation

NETWORK_LINKを含むOracle Data Pump

10.2.0.4 11.2.0.1

ソースDB ターゲットDB 新規に作成

<< 送信 >> Database Link

53 © 2010 Oracle Corporation

Oracle Data Pump

• データベース・リンク間のData Pump • パラメータ: NETWORK_LINK • ターゲット・システム上でimpdpを実行 • Expdpは不要

• LONG/LONG RAWおよびオブジェクト・タイプでは動作しない • ディスクIOおよびダンプ・ファイル転送は発生しない

• 制限事項: ネットワーク帯域幅 • 例:

54 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

アップグレード

同じOSを使用?

エクスポート/インポート

CTAS、COPY

SQL Apply

Oracle Streams

トランスポータブル表領域

トランスポータブル・データベース

Oracle Golden Gate

停止時間は30分超?

DBUA

CLI SQL> @catupgrd

55 © 2010 Oracle Corporation

トランスポータブル表領域

• 概要 • 新しい環境で"空の"データベースを作成 • すべてのデータ表領域をソース・データベースからターゲット・

データベースへプラグイン - SYSTEM+SYSAUX表領域は転送できない - ビューやシノニムなどの移動には追加の手順が必要

• 非常に高速なアップグレードが"可能" • 複雑さが制約になる可能性 • Oracle Database 10g以降は、クロス・プラットフォームおよび

クロス・エンディアンネスで移行が可能

56 © 2010 Oracle Corporation

トランスポータブル表領域

• TTS x-platform(v$transportable_platform):

リトル・エンディアン ビッグ・ エンディアン RMAN

変換

HP Open VMS HP Tru64 UNIX Linux IA(32ビット) Linux IA(64ビット) AMD向けLinux 64ビット Microsoft Windows IA(64ビット) AMD向けMicrosoft Windows 64ビット Microsoft Windows IA(32ビット) Solaris Operating System(x86)

Apple Mac OS

HP-UX(64ビット) HP-UX IA(64ビット)

AIX-Based Systems

(64ビット) IBM zSeries Based Linux IBM Power Based Linux

Solaris[tm] OE(32ビット) Solaris[tm] OE(64ビット)

57 © 2010 Oracle Corporation

トランスポータブル表領域

10.2.0.4 11.2.0.1

ソースDB ターゲットDB

セグメント化されていない ユーザー・オブジェクトを移動

新規に作成

転送

58 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

• トランスポータブル表領域 - 3つの方法 • "強引な"方法

• ROWS=Nを指定して全体をエクスポート/インポート • "洗練された"方法

• スクリプトの生成 • || による文字列連結 • DBMS_METADATA

• "非常に洗練された"方法 • SKIP TABLESPACESオプションによるRMANクローン

• ただし、特にシーケンスを管理してください

59 © 2010 Oracle Corporation

トランスポータブル表領域

• ヒントとコツ • TTSがアップグレード戦略になる場合は、できるだけ早く

アプリケーション開発部門に伝える • 高速のTTSでは設計の複雑さを軽減することが必須

• 転送先のシステムにフィジカル・スタンバイを使用 • 旧システムへフォールバックの可能性

• データ・ファイルを移動しない場合: • 表領域は、読取り専用である限り、両方のデータベース から同時にマウントが可能

• 表領域は、一方のデータベース上でREAD WRITEに設定 されるとすぐに、もう一方のデータベースで"失われる"

60 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

アップグレード

同じOSを使用?

エクスポート/インポート

CTAS、COPY

SQL Apply

Oracle Streams

トランスポータブル表領域

トランスポータブル・データベース

Oracle Golden Gate

停止時間は30分超?

DBUA

CLI SQL> @catupgrd

61 © 2010 Oracle Corporation

トランスポータブル・データベース

• Oracle Database 10g Release 2以降の機能 • クロス・プラットフォーム • クロス・エンディアンネスには移行できない • Oracle RMANにより自動化された方法

• データベースは読取り専用モードに切り替える必要あり • データファイルはOracle RMANでターゲット・フォーマットに変換する必要あり

• Oracle RMANのCONVERT DATABASEコマンド

• ソース・システム上またはターゲット・システム上では、ほとんどの場合、ターゲット・システム上の方が早く完了する

• 真の最小停止時間の概念とは異なる • ただし、1つのエンディアンネス・グループ内の移行の場合は非常に快適

62 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

アップグレード

同じOSを使用?

エクスポート/インポート

CTAS、COPY

SQL Apply

Oracle Streams

トランスポータブル表領域

トランスポータブル・データベース

Oracle Golden Gate

停止時間は30分超?

DBUA

CLI SQL> @catupgrd

63 © 2010 Oracle Corporation

Oracle Streams

• 概要 • データベースのコピーを構築してアップグレード • そのデータベースをソース・データベースと同期化 • 停止時間:

• クライアントへの再接続のみ • クロス・プラットフォーム • Oracle 9iR2以降はクロス・バージョン • 設定に多少の作業が必要 • フォールバックが可能 • LogMiner

• データ型の制約 • パフォーマンス

• 参考: • Oracle® Streams Concepts and Administration: 付録D

http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/server.112/e10704/ap_strmnt.htm#CIHJBIAA

64 © 2010 Oracle Corporation

Oracle GoldenGate

• 概要 • トランスポータブル表領域を使用してデータベースのコピーを作成 • 同期のためのGoldenGate CDGメカニズム • http://www.goldengate.com/

65 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードの代替方法

アップグレード

同じOSを使用?

エクスポート/インポート

CTAS、COPY

SQL Apply

Oracle Streams

トランスポータブル表領域

トランスポータブル・データベース

Oracle Golden Gate

停止時間は30分超?

DBUA

CLI SQL> @catupgrd

Transient Logical Standby

66 © 2010 Oracle Corporation

Oracle Data Guardによるロジカル・スタンバイ

• 概要 • フィジカル・スタンバイ・データベースの構築 • フィジカル・スタンバイをロジカル・スタンバイへ変換 • ロジカル・スタンバイ・データベースのアップグレード • スイッチオーバー - スタンバイが本番システムになる • その後、以前の本番データベースのアップグレード • 最後に、元のロールへスイッチオーバー

• 2分未満の停止時間 • ただし、

• OSの変更は不可能 • LogMinerの制限がある

67 © 2010 Oracle Corporation

Oracle Data Guardによるロジカル・スタンバイ

ロジカル・スタンバイ構成

クライアント REDO

スイッチオーバー(ロール変更)、その後 L(Pではなく)へアップグレード

ロジカル・スタンバイ構成

テスト向けの"混在設定"

REDO REDO

アップグレード

Log ARCH

68 © 2010 Oracle Corporation

一時ロジカル・スタンバイ

• 概要 • フィジカル・スタンバイ・データベースの構築 • フィジカル・スタンバイをロジカル・スタンバイへ変換 • ロジカル・スタンバイ・データベースのアップグレード • スイッチオーバー - スタンバイが本番システムになる • その後、以前の本番データベースをフラッシュバック • フィジカル・スタンバイへ変換 • ログ適用によってのみアップグレード • 最後に、 元の設定へスイッチオーバー

• Oracle Database 11gによって簡単に動作

• Note:949322.1のシェル・スクリプトを参照

69 © 2010 Oracle Corporation

本番 フィジカル・

スタンバイ

70 © 2010 Oracle Corporation

保証付き

リストア・ポイント 本番 フィジカル・ スタンバイ

71 © 2010 Oracle Corporation

保証付き

リストア・ポイント 本番 フィジカル・ スタンバイ

LogMinerの 構築

KEEP IDENTITY

同期化

ロジカル・ スタンバイ

72 © 2010 Oracle Corporation

保証付き

リストア・ポイント 本番 フィジカル・ スタンバイ

LogMinerの 構築

KEEP IDENTITY

同期化

ロジカル・ スタンバイ

新しい$OracleHome

アップグレード

73 © 2010 Oracle Corporation

本番 フィジカル・

スタンバイ

LogMinerの 構築

同期化

同期化

ロジカル・ スタンバイ

新しい$OracleHome

アップグレード

ロジカル・ スタンバイ

スイッチオーバー 本番

保証付き リストア・ポイント

KEEP IDENTITY

74 © 2010 Oracle Corporation

本番

保証付き リストア・ポイント

フィジカル・ スタンバイ

LogMinerの 構築

同期化

同期化

ロジカル・ スタンバイ

新しい$OracleHome

アップグレード

データベースを フラッシュバック

ロジカル・ スタンバイ

スイッチオーバー 本番

保証付き リストア・ポイント

KEEP IDENTITY

75 © 2010 Oracle Corporation

本番

保証付き リストア・ポイント

フィジカル・ スタンバイ

LogMinerの 構築

同期化

同期化

ロジカル・ スタンバイ

新しい$OracleHome

アップグレード

データベースを フラッシュバック

ロジカル・ スタンバイ

スイッチオーバー 本番

新しい$OracleHomeへ切換え

フィジカルへ 変換

フィジカル・ スタンバイ

保証付き リストア・ポイント

KEEP IDENTITY

76 © 2010 Oracle Corporation

本番

保証付き リストア・ポイント

フィジカル・ スタンバイ

LogMinerの 構築

同期化

同期化

同期化

ロジカル・ スタンバイ

新しい$OracleHome

アップグレード

データベースを フラッシュバック

ロジカル・ スタンバイ

スイッチオーバー 本番

新しい$OracleHomeへ切換え

フィジカルへ 変換

フィジカル・ スタンバイ

REDO Apply中に 自動アップグレード

保証付き リストア・ポイント

KEEP IDENTITY

77 © 2010 Oracle Corporation

本番

保証付き リストア・ポイント

フィジカル・ スタンバイ

LogMinerの 構築

同期化

同期化

同期化

ロジカル・ スタンバイ

新しい$OracleHome

アップグレード

データベースを フラッシュバック

ロジカル・ スタンバイ

スイッチオーバー

スイッチオーバー

本番

新しい$OracleHomeへ切換え

フィジカルへ 変換

フィジカル・ スタンバイ

REDO Apply中に 自動アップグレード

本番 フィジカル・ スタンバイ

保証付き リストア・ポイント

KEEP IDENTITY

78 © 2010 Oracle Corporation

アジェンダ

通常のアップグレード手法

アップグレード後のタスク

アップグレードの代替方法

まとめ

79 © 2010 Oracle Corporation

DBUAの利点 • 平均30~90分の停止時間を確保できる • オペレーティング・システムが変わらない • 手動によるコマンドライン・インタフェースではなくGUIを使用

• 有益な事前アップグレードのチェックを自動で実行 • エラー発生の減少/手動による作業の減少

• 既存のデータベースは9.2.0.8以上 • 注:特にOracle RACデータベースに有益 • 考慮事項:

• ソースおよびターゲットのOracle Homeは同一システム上に存在する必要あり • アップグレード中にエラーが発生しても再実行は不可能

80 © 2010 Oracle Corporation

コマンドラインの利点 • 平均30~90分の停止時間を確保できる • GUIではなく手動のコマンドライン・インタフェースを使用 • 既存のデータベースは9.2.0.8以上 • 同一のOSを使用して新しいハードウェア・プラットフォームへ移行

• 考慮事項

• 異なるオペレーティング・システム・アーキテクチャへの移行は不可能 • 必要とされる手動の手順が多い • タイプミスによるエラーや、細部を見落とす可能性がある

81 © 2010 Oracle Corporation

代替の利点 • 代替方法に含まれる内容

• オリジナルのexp/imp、Data Pumpのexpdp/impdp) • Oracle Streams、Oracle Golden Gate • Oracle Data Guard(SQL Apply) • トランスポータブル表領域、トランスポータブル・データベース • CREATE TABLE AS SELECTや他の手法によるデータの移行

• 代替方法は以下の場合に使用する必要がある • 異なるオペレーティング・システムのプラットフォームに移行する場合(この場合、32ビットおよび64ビットのバージョンのOSは"同一のプラットフォーム"とみなされる)

• 9.2.0.8より前のリリースからアップグレードする場合

• 代替方法は、以下の場合に適している • 最小の停止時間(30分未満)を必要とするか、または希望する場合 • データベース記憶域やスキーマを再編成する場合

82 © 2010 Oracle Corporation

アップグレードのサマリー

• アップグレード方法の選択は以下に依存します • データベース環境 • 許容できる停止時間 • DBAの知識と複雑さへの許容度

• 可能な場合、DBUAの使用は簡潔で使いやすい推奨される 方法です

• Oracle RMANで常にオンライン・バックアップを作成します

• 忘れないでください アップグレードはとても簡単になりました。それでも、まだ テストは必要です

• 11g R2は安定したデータベース・リリースです。すぐお試しください

83 © 2010 Oracle Corporation

carol.palmer@oracle.com

84 © 2010 Oracle Corporation

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