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AZB & PARTNERS ADVOCATES & SOLICITORS 本号の内容 page 2 : 企業 および SCRA 3 : 外国為替 3 : 資本市場 7 : 銀行業務および金融 8 : 通信 8 : メディア 9 : 税金 9 : 雇用 9 : 知的財産 10 : 情報技術 10 : 訴訟および仲裁 AZB & PARTNERS ADVOCATES & SOLICITORS ムンバイ Mumbai : AZB House | Peninsula Corporate Park | Ganpatrao Kadam Marg | Lower Parel | Mumbai 400013 | India | Tel +91 22 66396880 | Fax +91 22 66396888 | Email [email protected] ムンバイ Mumbai : Sakhar Bhavan | 4th Floor | Nariman Point | Mumbai 400021 | India | Tel +91 22 66396880 | Fax +91 22 49100699 | Email [email protected] デリー delhi : AZB House | Plot No. a8 | Sector 4 | Noida 201301 | National Capital Region Delhi | India | Tel +91 120 4179999 | Fax +91 120 4179900 | Email [email protected] グルガオン gurgaon : Unitech Cyber Park | 602 Tower-b | 6th floor | Sector 39 | Gurgaon 122001 | National Capital Region Delhi | India | Tel +91 124 4200296 | Fax +91 124 4038310 | Email [email protected] バンガロール bangalore : Embassy Icon | 7th Floor | Infantry Road | Bangalore 560001 | India | Tel +91 80 42400500 | Fax +91 80 22213947 | Email [email protected] プネー pune : Onyx Towers | 1101-b | 11th floor | North Main Road | Koregaon Park | Pune 411001 | India | Tel +91 20 67256666 | Fax +91 20 67256600 | Email [email protected] Interalia… は、特定のご依頼人や関係者の皆様へ法律に関する最新情報をお届けするため AZB & Partners が 3月ごとに発行しているニュースレターです。各号には、インフラ、外国人投資家による直接投資、証券取引法、 為替の管理や規制、会社法、メディアや娯楽、知的財産、ならびに銀行業務などといった重要な領域における法律の 整備状況に関する最新情報の概要を記載しています。各号の内容は、皆様にとって有益で役立つ情報ばかりですの で、是非ご活用ください。またご質問やご意見がございましたら、電子メール [email protected] にてご連絡頂くか、AZB & Partners までお電話ください。 2018 年 12 月 仅限于私人传阅 本期目录 公司和 SCRA 2 : 外汇管理 3 : 资本市场 6 : 银行和金融 6: 电信 7:传媒 7:税务 7:劳务 7:知识产权 8:信息技术 8 : 诉讼和仲裁 是 AZB & Partners 律所为精选的客户和同事每个季度发布的一则法律时事通讯。每个热点旨在提供 一个关于确定的重要领域:基础建设、外国直接投资、证券法、外汇管理条例、公司法、媒体和娱乐、知识产权和金 融最近法律发展情况的概述。我们希望您会认为这是有益和实用的内容。如果您有任何问题或者建议,请发送邮件到 我们的邮箱:[email protected] 或者打电话到 AZB & Partners 律所。 孟买 / 孟买 / 德里 / 古尔冈 / 班加罗尔 / 普恩 /

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インター エイリア • 2018年 12月号 • 配付先限定ニュースレター AZB &PARTNERS 法律事務所 MARCH 2012 • STRICTLY FOR PRIVATE CIRCULATION

AZB & PARTNERSADVOCATES & SOLICITORS

本号の内容

page

2 : 企業および SCRA

3 : 外国為替

3 : 資本市場

7 : 銀行業務および金融

8 : 通 信

8 : メディア

9 : 税 金

9 : 雇 用

9 : 知的財産

10 : 情報技術

10 : 訴訟および仲裁

mumbaiExpress Towers | 23rd Floor | Nariman Point | Mumbai 400021 | India | Tel +91 22 66396880 | Fax +91 22 66396888 | Email [email protected]

delhiAZB House | Plot No. A8 | Sector 4 | Noida 201301 | India | Tel +91 120 4179999 | Fax +91 120 4179900 | Email [email protected]

bangaloreAZB House | 67-4 4th Cross | Lavelle Road | Bangalore 560001 | India | tel +91 80 42400500 | fax +91 80 22213947 | Email [email protected]

puneOnyx Towers | 1101-b | 11th floor | North Main Road | Koregaon Park | Pune 411001 | India | Tel +91 20 67256666 | Fax +91 20 67256600 | Email [email protected]

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ムンバイ Mumbai : AZB House | Peninsula Corporate Park | Ganpatrao Kadam Marg | Lower Parel | Mumbai 400013 | India | Tel +91 22 66396880 | Fax +91 22 66396888 | Email [email protected]

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デリー delhi : AZB House | Plot No. a8 | Sector 4 | Noida 201301 | National Capital Region Delhi | India | Tel +91 120 4179999 | Fax +91 120 4179900 | Email [email protected]

グルガオン gurgaon : Unitech Cyber Park | 602 Tower-b | 6th f loor | Sector 39 | Gurgaon 122001 | National Capital Region Delhi | India | Tel +91 124 4200296 | Fax +91 124 4038310 | Email [email protected]

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プネー pune : Onyx Towers | 1101-b | 11th f loor | North Main Road | Koregaon Park | Pune 411001 | India | Tel +91 20 67256666 | Fax +91 20 67256600 | Email [email protected]

Inter alia…は、特定のご依頼人や関係者の皆様へ法律に関する最新情報をお届けするため AZB & Partners が 3か月ごとに発行しているニュースレターです。各号には、インフラ、外国人投資家による直接投資、証券取引法、 為替の管理や規制、会社法、メディアや娯楽、知的財産、ならびに銀行業務などといった重要な領域における法律の 整備状況に関する最新情報の概要を記載しています。各号の内容は、皆様にとって有益で役立つ情報ばかりですので、是非ご活用ください。またご質問やご意見がございましたら、電子メール [email protected] にてご連絡頂くか、AZB& Partnersまでお電話ください。

2018 年 12 月 仅限于私人传阅

本 期 目 录

公司和 SCRA

2 : 外汇管理

3 : 资本市场

6 : 银行和金融

6: 电信

7:传媒

7:税务

7:劳务

7:知识产权

8:信息技术

8 : 诉讼和仲裁

是 AZB & Partners 律所为精选的客户和同事每个季度发布的一则法律时事通讯。每个热点旨在提供

一个关于确定的重要领域:基础建设、外国直接投资、证券法、外汇管理条例、公司法、媒体和娱乐、知识产权和金

融最近法律发展情况的概述。我们希望您会认为这是有益和实用的内容。如果您有任何问题或者建议,请发送邮件到

我们的邮箱:[email protected] 或者打电话到 AZB & Partners 律所。

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2   december 2018

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企業および SCRA

v 2018年10月1日および2018年10月24日付の公示に従ってインド共和国国家財務報告監督機関(以下「NFRA」といいます)が設置され、インド共和国政府企業省(以下「MCA」といいます)が、2013年インド共和国会社法(以下「本件会社法」といいます)の条項であって、NFRAの法的権限および任務、NFRAの命令を不服とする上訴、ならびにNFRAが実施すべき一定の手続および法令遵守状況の監視について定めている条項を公示しました。NFRAの任務には、会社やその監査人が従うべき会計および監査の方針および基準についてインド共和国政府に対し提言すること、当該会計および監査の基準の遵守状況を監視し、遵守を徹底すること、ならびにこれらの遵守に関する専門家のサービスの質を監視することが含まれています。NFRAには、特に、勅許会計士である会員または事務所が犯した専門的なまたは他の違法行為について調査する権限や、この違法行為に関する命令(罰金の賦科と業務停止命令の双方を含む命令)を言い渡す権限が付与されています。NFRAの命令を不服とする上訴は、上訴審判所に提起するのが好ましいと考えられますが、これに関する規則はまだ定められていません。 MCAは、その後の2018年11月13日にも、2018年インド共和国国家財務報告監督機関規則(以下「NFRA規則」といいます)を公示しました。この規則では、特に、下記のクラスの会社および監査人は会計および監査の基準やその遵守に関してNFRAの管理監督下に置かれると定めています。 i. インドまたは外国で上場しているインド企業。 ii. 前営業年度の3月31日の時点で、払込済資本が50億ルピー(約7,200万米ドル)以上、年間 売上高が100億ルピー(1億4,000万米ドル)以上、または融資、社債発行および預金の(合計) 残高が50億ルピー(約7,200万米ドル)以上の未上場公開会社。 iii. 保険会社、銀行、発給電会社および特別な法律の適用を受ける会社。 iv. インド共和国政府が、公益に資する法人または自然人であるとしてNFRAに示す法人または 自然人。 v. 前掲の(i)から(iv)に言及されているインド企業またはその他法人の子会社または関連 会社である外国法人。ただし、当該外国子会社または関連会社の所得または純資産が、当該 インド企業またはその他法人の連結所得または連結純資産の20%を超えている場合に 限ります。 NFRA規則の適用対象となる既存の全法人(すでにNFRA規則の適用を受けている会社は除きます)は、規則の適用開始日から30日以内に、自社の監査人について詳しく記載されている様式NFRA-1を提出 する必要があります。

v 2018年(改正)会社法施行令は、本件会社法をさらに改正して、同法に反する行為の見直しに関する 委員会の報告書に盛り込まれた提言を発効させることを目的に2018年11月2日に公表されましたが、2019年1月21日に失効することになっていたため、2019年1月12日付の2019年(改正)会社法施行令(以下 「本件施行令」といいます)に従い再公表されました。本件施行令の有効期間は、最大でもインド連邦議会の再招集から6週間となり、この期間が満了する前に、(i)連邦議会の両院が本件施行令を否認した場合、(ii)本件施行令が撤回された場合、または(iii)連邦議会の両院が可決し、インド共和国大統領による正式な承認を経て公示された、本件会社法を改正するための法律をもって本件施行令が置き換えられ(廃止され)た場合には、その時点で失効します。下院では、本件施行令と実質的に同じ条項を含む2018年(改正)会社法案も審理されています。本件施行令により、下記等に関するいくつかの主要な改正が為されます。 i. 違反行為や罰金に関する制度の変更: • 16の違反行為が、民事責任を問われる不履行として再分類され、インハウス司法判断の 枠組み内で処理されることとなります。 •罰金の司法判断について定めている条項454が改正され、不履行時にはその是正が命じ られることとなり、不履行の再発時にはより高い罰金が賦科されることとなります。 •一定の条項に違反した場合に賦科される罰金が改正され、罰金の上限はそのままに、該当 条項に繰り返し違反した場合に賦科される罰金が設けられます。 ii. NCLTの負担軽減:改正前においては、一定の行為(営業年度中の変更など)を承認する にはインド共和国内国会社法審判所(以下「NCLT」といいます)の承認が必要でした。 NCLTの負担を軽減するため、本件施行令では、この承認の権限を、インド共和国政府企業省 会社登録局の各地域長官に付与しています。 iii. 会社法遵守の強化:会社法遵守を強化するためのいくつかの条項が導入(会社設立後の 営業開始に必要な宣誓に関する条項の再導入や、登記簿上の事業所を実査できるインド共和国 政府企業省会社登録局の法的権限に関する条項の導入など)されます。この改正内容 は、2018年11月2日以降に設立された会社に適用されます。

vインド共和国国家財務報告 監督機関

v 2018年(改正)会社法施行令

december 2018  3

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外国為替

v 2018年12月17日付けの公示をもって、インド共和国準備銀行(以下「RBI」といいます)は、2018年 インド共和国外国為替管理法施行規則「貸借」(以下「貸借規則」といいます)の下で外貨建およびインド ルピー建貸借に関する条項を統合および合理化し、(i)2000年インド共和国外国為替管理法施行規則「外貨建貸借」、(ii)2000年インド共和国外国為替管理法施行規則「インドルピー建貸借」および(iii)2004年インド共和国(改正)外国為替管理法施行規則「外国有価証券の譲渡または発行」の規則21と置き換えました。 貸借規則では、(i)取引承認者またはインド国外にあるその支店および取引承認者以外の者による外貨建貸借に関する条項と、(ii)取引承認者およびそれ以外の者によるインドルピー建貸借に関する条項が統合されています。貸借規則は、RBIが、インド共和国政府との協議を経て、対外商業借入、対外商業貸付、新規事業立上げ、企業間信用および外貨建口座に関する枠組み/指針/指令を公表できるようにするための条項で構成されており、当該枠組み/指針/指令について言及しています。RBIは、当該枠組み/指針/指令を まだ公表していませんが、これらはまもなく公示される見込みです。既存の制度がどのように変わるかについては、当該公示の後でないと評価できません。 2018年12月17日から、RBIが当該枠組み/指針/指令の公示を予定している日までの期間中に成立 する予定の貸借規則適用対象取引については、関係の取引承認者銀行による審査を受けなければならない場合があります。

資 本 市 場

v 2018年インド共和国会社法施行規則「重要な受益所有者」(以下「SBOに関する規則」といいます)に従い、インド共和国証券取引委員会(以下「SEBI」といいます)は、2018年12月7日付の通達(以下「SBOに関する通達」といいます)をもって、2015年SEBI規則「上場企業が果たすべき義務および開示すべき事項」 (以下「上場規則」といいます)の、上場企業が四半期ごとに為すべき株主構成開示に関する開示要件を修正しました。SBOに関する通達では、重要な受益所有者に関する詳細を所定の形式で開示するよう求めており、この詳細には、重要な受益所有者、登録所有者、重要な受益所有者の持分および重要な受益持分が生じた/取得された日に関する詳細が含まれています。SBOに関する通達は2019年3月31日に終了する四半期より 発効することになっていました。 しかしMCAが、2018年9月10日に、SBOに関する通達に基づく開示の形式を変更することを明確にし、開示の延期を認めたため、改正されたSBOに関する通達が2019年3月31日までに公表されない場合、通達の適用範囲や適用可能性に関する事項が不透明になる可能性があります。

v SEBIは、2018年10月3日に、2018年SEBI規則「証券保管振替機関および参加者」(以下「DPに関する新規則」といいます)を公表して1996年SEBI規則「証券保管振替機関および参加者」(以下「DPに関する 旧規則」といいます)と置き換え、主に、証券保管振替機関の業務内容、持株比率および統治に関する改正を盛り込みました。新規則には、主に以下の事項が盛り込まれています。 i. 業務内容:DPに関する新規則の下では、SEBIから事前承認を得ることで、SEBI登録証券 保管振替機関は他の業務(基金の活用を伴う業務かどうかは問いません)を実施できます。 一方、DPに関する旧規則の下では、証券保管振替機関の主たる業務に付随する他の業務に 限り実施が認められていました。またDPに関する新規則には、証券保管振替機関の統治機関 が承認した投資方針に従って財務省証券に投資する場合SEBIの事前承認は不要である旨も 明示的に定められています。証券保管振替機関が、インド共和国政府または金融セクターの 規制当局から命じられた、同機関としての主たる業務には付随しない他の業務(基金の活用 を伴う業務かどうかは問いません)を、各業務に固有の戦略的ビジネス・ユニットを通じて 実施することについては、DPに関する新規則も、DPに関する旧規則と同様に認めています。 ii. 持株比率:個々の株主は、直接または自らと協調して活動する者と共同で間接的に、証券 保管振替機関の株式を払込済株式資本の5%を上限として保有できるという定めについて は、DPに関する新規則の下でも維持されています。ただ、新規則には、インド共和国政府から 承認されたインドおよび外国の証券取引所、インドおよび外国の証券保管振替機関、インド および外国の銀行、インドおよび外国の保険会社、公的金融機関、外国の商品デリバティブ 取引所、ならびに二国間/多国間金融機関は証券保管振替機関の株式を払込済株式資本の 15%まで取得または保有できるという新しい例外規定も盛り込まれています。DPに関する

v 2018年インド共和国外国為替管理法施行規則「貸借」

v重要な受益所有者の開示に 関するSEBIの通達

v 2018年SEBI規則「証券保管 振替機関および参加者」

国家财务报告局

2018 年 度 公 司 法( 修 订)

条例

公 司 & S C R A

根据 2018 年 10 月 1 日和 10 月 24 日的公告,公司事务部('MCA')组建国家财务报告局

('NFRA')而且 MCA 公告了 2013 年度公司法案(' 公司法案 ')中和 NFRA 的权限和职责,对

NFRA 裁决的上诉以及对 NFRA 程序性和合规要求相关的条款。NFRA 的职责包括向中央政府就

财会和审计政策以及公司和审计方应采取的标准提出建议,上述财会和审计标准的监测和合规保障,

以及和此相关的专业和服务的质量监督。NFRA 的权限包括对注册会计师或注册会计师公司专业

及其他不当行为的调查,以及在这些事宜中作出裁决(包括罚款和禁止令)。就 NFRA 裁决的上

诉可向上诉法庭提交。然而,和此相关的规定仍待拟定。

此后,在 2018 年 11 月 13 日,MCA 也公告了 2018 年度国家财务报告局法规('NFRA' 法规),

该法规明确,下列公司和审计方就财会和审计标准以及合规方面,应受 NFRA 的管理和监管:

i. 在印度或海外的上市的印度公司;

ii. 在上一财年的 3 月 31 日,实付资本达到或超过 500 crores 卢比(约 7200 万美元),

或年度销售额达到或超过 1000 crores 卢比(约 1.4 亿美元)的,或者是未偿还贷款,

公司债券和储蓄(总和)达到或超过 500 crores 卢比(约 7200 万美元)的非上市公

共公司;

iii. 保险公司,银行,发电和供电公司以及由特定法规管理的公司;

iv. 任何由中央政府为公共利益转交给 NFRA 的法人团体或个人;

v. 作为上述 (i) 到(iv) 中提及的印度公司或其他法人团体的外国子公司或关联公司的

所有外国法人团体,前提是上述外国子公司或关联公司的收入或净值超过上述印度公司

或法人团体合并总收入或合并净值的 20%。

在 NFRA 法规所涵盖的所有现有法人团体(非 NFRA 法规所管理的公司)必须在发放

NFRA-1 表的 30 日内提交 NFRA-1 表格,明确其相应审计公司的具体情况。

本拟进一步修订公司法案以实施评审公司法下违规情况的委员会报告所提出建议并于 2018 年

11 月 2 日颁布的 2018 年度公司法(修订)条例,根据于 2019 年 1 月 12 日提出的 2019 年度

公司法修订条例(' 条例 ' ) 再次被颁布,因为较早版本的条例已经于 2019 年 1 月 21 日失效。条

例自议会重组日起最多可在六周内保持有效,除非在六周时间过期之前,条例:(i) 被议会两院否决;

(ii) 被撤回;(iii) 被议会两院通过并按时由总统批准并公告的旨在于修订公司法案的法律所代替(并

废止)。由印度下院引入的 2018 年度公司(修订)法案的规定就其实质内容和条例类似。条例所

带来的部分关键修订于下列事宜相关:

i. 和违规和惩罚相关的管理体系变更:

● 16 项违规被重新归类为未履行则带有民事责任,由机构内裁决框架管理;

● 第 454 款就惩罚裁决作了修订,以确保在未履行时的合规并且在连续未履行责任

时提高了罚金数额;

● 对某些条款未能合规的惩罚作了修订,修订后最高罚款额不变,但对持续对该条

款不能合规引入一项处罚。

ii. 清理 NCLT 案例堆积: 此前要批准某些行动 ( 诸如变更财年 ) 需要获得国家公司

法法庭('NCLT') 的批准。条例现在赋权公司注册处的地区总监处理此类事宜以减少

NCLT 的待处理案件数量。

iii. 加强合规: 引入旨在加强合规的某些条款,如对在公司成立后营业开张声明的再次

引入,以及公司注册处有权对登记办公室进行实质地址验证。以上对在 2018 年 11 月

2 日以后注册成立的公司适用。

2018 年 12月

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企業および SCRA

v 2018年10月1日および2018年10月24日付の公示に従ってインド共和国国家財務報告監督機関(以下「NFRA」といいます)が設置され、インド共和国政府企業省(以下「MCA」といいます)が、2013年インド共和国会社法(以下「本件会社法」といいます)の条項であって、NFRAの法的権限および任務、NFRAの命令を不服とする上訴、ならびにNFRAが実施すべき一定の手続および法令遵守状況の監視について定めている条項を公示しました。NFRAの任務には、会社やその監査人が従うべき会計および監査の方針および基準についてインド共和国政府に対し提言すること、当該会計および監査の基準の遵守状況を監視し、遵守を徹底すること、ならびにこれらの遵守に関する専門家のサービスの質を監視することが含まれています。NFRAには、特に、勅許会計士である会員または事務所が犯した専門的なまたは他の違法行為について調査する権限や、この違法行為に関する命令(罰金の賦科と業務停止命令の双方を含む命令)を言い渡す権限が付与されています。NFRAの命令を不服とする上訴は、上訴審判所に提起するのが好ましいと考えられますが、これに関する規則はまだ定められていません。 MCAは、その後の2018年11月13日にも、2018年インド共和国国家財務報告監督機関規則(以下「NFRA規則」といいます)を公示しました。この規則では、特に、下記のクラスの会社および監査人は会計および監査の基準やその遵守に関してNFRAの管理監督下に置かれると定めています。 i. インドまたは外国で上場しているインド企業。 ii. 前営業年度の3月31日の時点で、払込済資本が50億ルピー(約7,200万米ドル)以上、年間 売上高が100億ルピー(1億4,000万米ドル)以上、または融資、社債発行および預金の(合計) 残高が50億ルピー(約7,200万米ドル)以上の未上場公開会社。 iii. 保険会社、銀行、発給電会社および特別な法律の適用を受ける会社。 iv. インド共和国政府が、公益に資する法人または自然人であるとしてNFRAに示す法人または 自然人。 v. 前掲の(i)から(iv)に言及されているインド企業またはその他法人の子会社または関連 会社である外国法人。ただし、当該外国子会社または関連会社の所得または純資産が、当該 インド企業またはその他法人の連結所得または連結純資産の20%を超えている場合に 限ります。 NFRA規則の適用対象となる既存の全法人(すでにNFRA規則の適用を受けている会社は除きます)は、規則の適用開始日から30日以内に、自社の監査人について詳しく記載されている様式NFRA-1を提出 する必要があります。

v 2018年(改正)会社法施行令は、本件会社法をさらに改正して、同法に反する行為の見直しに関する 委員会の報告書に盛り込まれた提言を発効させることを目的に2018年11月2日に公表されましたが、2019年1月21日に失効することになっていたため、2019年1月12日付の2019年(改正)会社法施行令(以下 「本件施行令」といいます)に従い再公表されました。本件施行令の有効期間は、最大でもインド連邦議会の再招集から6週間となり、この期間が満了する前に、(i)連邦議会の両院が本件施行令を否認した場合、(ii)本件施行令が撤回された場合、または(iii)連邦議会の両院が可決し、インド共和国大統領による正式な承認を経て公示された、本件会社法を改正するための法律をもって本件施行令が置き換えられ(廃止され)た場合には、その時点で失効します。下院では、本件施行令と実質的に同じ条項を含む2018年(改正)会社法案も審理されています。本件施行令により、下記等に関するいくつかの主要な改正が為されます。 i. 違反行為や罰金に関する制度の変更: • 16の違反行為が、民事責任を問われる不履行として再分類され、インハウス司法判断の 枠組み内で処理されることとなります。 •罰金の司法判断について定めている条項454が改正され、不履行時にはその是正が命じ られることとなり、不履行の再発時にはより高い罰金が賦科されることとなります。 •一定の条項に違反した場合に賦科される罰金が改正され、罰金の上限はそのままに、該当 条項に繰り返し違反した場合に賦科される罰金が設けられます。 ii. NCLTの負担軽減:改正前においては、一定の行為(営業年度中の変更など)を承認する にはインド共和国内国会社法審判所(以下「NCLT」といいます)の承認が必要でした。 NCLTの負担を軽減するため、本件施行令では、この承認の権限を、インド共和国政府企業省 会社登録局の各地域長官に付与しています。 iii. 会社法遵守の強化:会社法遵守を強化するためのいくつかの条項が導入(会社設立後の 営業開始に必要な宣誓に関する条項の再導入や、登記簿上の事業所を実査できるインド共和国 政府企業省会社登録局の法的権限に関する条項の導入など)されます。この改正内容 は、2018年11月2日以降に設立された会社に適用されます。

vインド共和国国家財務報告 監督機関

v 2018年(改正)会社法施行令

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外国為替

v 2018年12月17日付けの公示をもって、インド共和国準備銀行(以下「RBI」といいます)は、2018年 インド共和国外国為替管理法施行規則「貸借」(以下「貸借規則」といいます)の下で外貨建およびインド ルピー建貸借に関する条項を統合および合理化し、(i)2000年インド共和国外国為替管理法施行規則「外貨建貸借」、(ii)2000年インド共和国外国為替管理法施行規則「インドルピー建貸借」および(iii)2004年インド共和国(改正)外国為替管理法施行規則「外国有価証券の譲渡または発行」の規則21と置き換えました。 貸借規則では、(i)取引承認者またはインド国外にあるその支店および取引承認者以外の者による外貨建貸借に関する条項と、(ii)取引承認者およびそれ以外の者によるインドルピー建貸借に関する条項が統合されています。貸借規則は、RBIが、インド共和国政府との協議を経て、対外商業借入、対外商業貸付、新規事業立上げ、企業間信用および外貨建口座に関する枠組み/指針/指令を公表できるようにするための条項で構成されており、当該枠組み/指針/指令について言及しています。RBIは、当該枠組み/指針/指令を まだ公表していませんが、これらはまもなく公示される見込みです。既存の制度がどのように変わるかについては、当該公示の後でないと評価できません。 2018年12月17日から、RBIが当該枠組み/指針/指令の公示を予定している日までの期間中に成立 する予定の貸借規則適用対象取引については、関係の取引承認者銀行による審査を受けなければならない場合があります。

資 本 市 場

v 2018年インド共和国会社法施行規則「重要な受益所有者」(以下「SBOに関する規則」といいます)に従い、インド共和国証券取引委員会(以下「SEBI」といいます)は、2018年12月7日付の通達(以下「SBOに関する通達」といいます)をもって、2015年SEBI規則「上場企業が果たすべき義務および開示すべき事項」 (以下「上場規則」といいます)の、上場企業が四半期ごとに為すべき株主構成開示に関する開示要件を修正しました。SBOに関する通達では、重要な受益所有者に関する詳細を所定の形式で開示するよう求めており、この詳細には、重要な受益所有者、登録所有者、重要な受益所有者の持分および重要な受益持分が生じた/取得された日に関する詳細が含まれています。SBOに関する通達は2019年3月31日に終了する四半期より 発効することになっていました。 しかしMCAが、2018年9月10日に、SBOに関する通達に基づく開示の形式を変更することを明確にし、開示の延期を認めたため、改正されたSBOに関する通達が2019年3月31日までに公表されない場合、通達の適用範囲や適用可能性に関する事項が不透明になる可能性があります。

v SEBIは、2018年10月3日に、2018年SEBI規則「証券保管振替機関および参加者」(以下「DPに関する新規則」といいます)を公表して1996年SEBI規則「証券保管振替機関および参加者」(以下「DPに関する 旧規則」といいます)と置き換え、主に、証券保管振替機関の業務内容、持株比率および統治に関する改正を盛り込みました。新規則には、主に以下の事項が盛り込まれています。 i. 業務内容:DPに関する新規則の下では、SEBIから事前承認を得ることで、SEBI登録証券 保管振替機関は他の業務(基金の活用を伴う業務かどうかは問いません)を実施できます。 一方、DPに関する旧規則の下では、証券保管振替機関の主たる業務に付随する他の業務に 限り実施が認められていました。またDPに関する新規則には、証券保管振替機関の統治機関 が承認した投資方針に従って財務省証券に投資する場合SEBIの事前承認は不要である旨も 明示的に定められています。証券保管振替機関が、インド共和国政府または金融セクターの 規制当局から命じられた、同機関としての主たる業務には付随しない他の業務(基金の活用 を伴う業務かどうかは問いません)を、各業務に固有の戦略的ビジネス・ユニットを通じて 実施することについては、DPに関する新規則も、DPに関する旧規則と同様に認めています。 ii. 持株比率:個々の株主は、直接または自らと協調して活動する者と共同で間接的に、証券 保管振替機関の株式を払込済株式資本の5%を上限として保有できるという定めについて は、DPに関する新規則の下でも維持されています。ただ、新規則には、インド共和国政府から 承認されたインドおよび外国の証券取引所、インドおよび外国の証券保管振替機関、インド および外国の銀行、インドおよび外国の保険会社、公的金融機関、外国の商品デリバティブ 取引所、ならびに二国間/多国間金融機関は証券保管振替機関の株式を払込済株式資本の 15%まで取得または保有できるという新しい例外規定も盛り込まれています。DPに関する

v 2018年インド共和国外国為替管理法施行規則「貸借」

v重要な受益所有者の開示に 関するSEBIの通達

v 2018年SEBI規則「証券保管 振替機関および参加者」

2018 年度外汇管理(借款

贷款)法规

SEBI 对实质性受益所有权

披露的公告

2018 年度 SEBI(存托机构和

参与者)法规

外 汇 管 理

资 本 市 场

通过 2018 年 12 月 17 日的公告,印度储备银行 ('RBI') 就 2018 年度外汇管理(借款和贷款)

法规 (' 贷和借 ' 法规)下和以外币或印度卢比进行的贷款和借款相关规定作了合并和简化,根据该

法规下列法规被取代:(i)2000 年度外汇管理 ( 外币借款和贷款 ) 法规;(ii) 2000 年度外汇管理 ( 卢

比借款和贷款 ) 法规;以及 (iii)2004 年度外国 ( 外国证券发行或转让 )( 修订 ) 法规第 21 条。

' 贷和借’法规就下列事宜合并相关规定:(i) 由授权交易商或其境外分支机构以及授权交易商

以外的个人进行的外币贷款和借款;(ii) 由授权交易商以及授权交易商以外的个人进行的卢比贷款

和借款。' 贷和借 ' 法规就外部商业借款,外部商业贷款,启动金,易货额度以及外币账户等事宜构

成赋权性规定,同时参考了 RBI 在和印度政府咨商后发布的框架文件 / 指导原则 / 法规等。上述框

架文件 / 指导原则 / 法规等目前 RBI 还没有发布但不久即会公布。对现有体系的任何变更,只有在

此类公布之后才能被评估。

对所有 ' 贷和借’法规范畴下的交易,如拟议在 2018 年 12 月 17 日到上述 RBI 发布的框架

文件 / 指导原则 / 法规等的公告日之间完成,当事人应和相关的授权交易银行核对。

根据 2018 年度公司 ( 实质性受益所有者 ) 法规 ('SBO 法规 '), 印度证监会 ('SEBI') 于 2018 年

12 月 7 日发布公告 ('SBO 公告 '), 就上市实体对股权结构的季度公告相关事宜,修改了 2015 年度

SEBI(上市义务和信息披露要求)法规(' 上市法规 ') 下信息披露要求。SBO 公告要求以规定格式

公布实质性受益所有者相关细节,包括实质性受益所有者,登记所有者,产生实质性受益的股权以

及实质性受益创立 / 获取的日期等信息。SBO 公告将自 2019 年 3 月 31 日结束的那个季度起生效。

然而,MCA 于 2018 年 9 月 10 日发布澄清说明,声称其即将就在 SBO 法规下的信息披露

发布修订版格式,并允许延期提交相关信息。因此,如果修订的 SBO 法规没有在 2019 年 3 月

31 日前发布,则对 SBO 公告的范围和适用性就会产生不确定性。

SEBI 通过 2018 年 10 月 3 日的公告,发布了 2018 年度 SEBI( 存托机构和参与者 ) 法规(' 新

DP 法规 '), 以取代 1996 年度 SEBI( 存托机构和参与者 ) 法规(' 旧 DP 法规 '),并引入主要是和存

托机构的组织结构,股权配置以及治理相关的修改。部分关键方面如下列:

i. 组织结构:根据新 DP 法规,SEBI 登记的存托机构可以在获得 SEBI 之前的批准之后,

进行其他活动 ( 无论是和资金存储相关与否 );而在旧 DP 法规之下,存托机构只能进行

在伴随资金存储时发生的其他活动。此外,新 DP 法规现在清楚规定在国库券投资方面

不需要获得 SEBI 的前置批准,条件是此类投资符合存托机构董事会所批准的投资政策。

和旧 DP 法规的立场类似的,新 DP 法规允许存托机构通过为中央政府或金融部门的监

管方分配给存托机构每一项活动建立战略性营业部门 ( 通过调度资金或其他方式 ), 通过

这些营业部门来执行对其作为存托机构的营业活动而言非伴随发生的业务。

ii. 股权配置:根据新的 DP 法规,一家存托机构所规定的个人或集体行动的多个个人直

接间接最高持股比例维持在实付股本的 5%,但新引入的例外包括印度和外国证交所,印

度和外国存托机构,印度和外国银行,印度和外国保险公司,公立金融机构,外国商品

衍生品交易所以及印度中央政府所批准的双边 / 多边金融机构,这些机构可以获取或持有

此类存托机构实付股本的 15%。根据新的 DP 法规拟议建立存托机构的 ' 申请方’现在

2018 年 12月

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4   december 2018

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新規則に基づき証券保管振替機関の設立を申請する「申請者」には、登録日から5年間の ロックアップ(売却禁止)期間が適用され、申請者が保有できる株式は、証券保管振替機関 の株式資本の15%までとなります。一方、DPに関する旧規則の下では、出資者は当該株式資本 の少なくとも51%を保有していなければなりませんでした。 iii. 統治: DPに関する新規則の下では、証券保管振替機関の統治機関における公益取締役の 数を、株主取締役数未満とすることができません。新規則では、定足数が満たされていると いえるには、少なくとも1名の公益取締役が統治機関の会議に出席していなければならないと いうDPに関する旧規則の要件が、定足数が満たされているといえるには、出席公益取締役数 が出席株主取締役数以上でなければならないという要件に置き換えられています。またDPに 関する新規則では、明示的に、(社長兼)業務執行取締役を株主取締役カテゴリーに含めて おり、統治機関における決議は、当該決議の議決に参加した公益取締役の数が、当該決議の 議決に参加した株主取締役の数に統治機関議長の決定票を加えた数以上である場合に限り 有効となると定めています。当該議長は、SEBIの事前承認を経て、統治機関が公益取締役の 中から選ぶこととなります。最後に、対印間接ポートフォリオ投資家(以下「FPI」といいます) は、統治機関に参加できることとなります。

v SEBIは、2018年10月3日に、2018年SEBI規則「管財人の任命および投資家への返金手続」(以下「APRI規則」といいます)を公表し、1956年インド共和国証券契約(規制)法または1956年インド共和国預託法に基づき法的権限を行使するSEBIの授権回収担当官が、不履行者の財産の差押え後に行う管財人の任命について定めました。APRI規則では、管財人の任命に適用される適格性基準(管財人は債務整理手続 の専門家としてインド共和国債務整理および破産等規制委員会に登録されており、SEBIが候補者名簿に 掲載している者でなければならないという基準を含みます)や、管財人の役割、責任および法的権限を定めており、任命条件(報酬を含みます)や、財産売却および返金の手順といった事項にも対処しています。

v SEB Iは、2018年10月3日に、2018年インド共和国証券契約(規制)法施行規則「証券取引所および クリアリング・コーポレーション」(以下「SECCに関する新規則」といいます)を公表して、かつて公表した2012年インド共和国証券契約(規制)法施行規則「証券取引所およびクリアリング・コーポレーション」ならびにこの規則に基づく通達と置き換え、証券取引所およびクリアリング・コーポレーションの認識、所有および統治について定めました。SECCに関する新規則の主な内容は以下のとおりです。 i. 証券取引所およびクリアリング・コーポレーションの取締役会会議において定足数が満た されているといえるには、出席「公益取締役」数が出席「株主取締役」数以上でなければなり ません。(社長兼)業務執行取締役は、強制的に、株主取締役として分類されます。 ii. 取締役会における決議は、当該決議の議決に参加した公益取締役の数が、当該決議の議決 に参加した株主取締役の数を超えている場合に限り有効となります。 iii. 取締役および主要経営陣は、いかなる場合でも、新規則に定められている基準に照らして 「適当かつ妥当な」者であって、規則に定められている欠格事由の生じていない者でなければ なりません。

v SEBIは、2018年SEBI規則「株式発行および開示要件」(以下「ICDRに関する規則」といいます)に定められている代替資本調達プラットフォームに関する規制の枠組みの改正を提案することを目的として、2018年10月26日に、「代替資本調達プラットフォームの枠組みを見直すための市中協議案」を公表しました。その後の2018年12月12日に開催した会議の場で、SEBIは、当該プラットフォームについて定めているICDRに関する規則の改正案を承認しました。このプラットフォームは、「イノベーター成長促進プラットフォーム」(以下「IGP」といいます)に改名される予定です。SEBIが承認した、IGPへの上場に関する案には、主に、以下の事項が盛り込まれています。 i. 発行体会社の発行前資本の25%は、少なくとも2年間にわたり、適格機関投資家である 買主、純資産が50億ルピー(約7,200万米ドル)超の家族信託、規制対象企業(カテゴリーIII FPIを含みます)および/または「認定投資家」(発行前資本の10%超を保有していない者で なければなりません)により保有されていなければなりません。 ii. いかなる者も(単独でまたは自らと協調して活動する者と共同で)発行体会社の発行前資本 の25%以上を保有していない状態でなければならないという要件が削除されます。 iii. 申し込みおよび取引の最低単位が、100万ルピー(約14,000米ドル)から、20万ルピー (約2,900米ドル)およびその倍数に引き下げられます。 iv. 最低限留保しておくべき特定カテゴリーの投資家への割当て分がなくなります。 v. 被割当人の最低数が、200超から50超に引き下げられます。

v 2018年インド共和国証券契約(規制)法施行規則「証券取引所およびクリアリング・コーポレーション」

v 2018年SEBI規則「管財人の 任命および投資家への返金 手続」

v SEBIが代替資本調達プラットフォームの枠組みを承認

自登记日起有五年锁定期并且最高只能持有存托机构股本的 15%,而在旧的 DP 法

规之下,发起方被要求持有至少 51% 的股权资本。

iii. 治理:根据新的 DP 法规,存托机构的董事会中,代表公共利益的董事席位不得少于

代表股东的董事席位。在旧的 DP 法规之下,董事会会议必须有一位代表公共利益的董

事出席以构成法定人数的要求,在新的 DP 法规之下被替换为代表公共利益的董事出席

数不得少于代表股东的董事出席数以构成法定人数的要求。新的 DP 法规目前明确将执

行董事包括在代表股东的董事类别里并规定董事会决议的表决只有在就此决议投票的代

表公共利益的董事数量大于等于就此决议投票的代表股东利益的董事数量时才有效,而

赞成与反对同票数时董事会主席所投的票为决定票。在获得 SEBI 前置批准情况下,董

事长将由董事会从代表公共利益的董事中选举产生。最后,外国组合投资者 ('FPI') 不可

在董事会有自己代表。

SEBI 通过 2018 年 10 月 3 日的公告,发布 2018 年度 SEBI( 执行官任命和投资者资金偿还流程 )

法规 ('APRI 法规 ') 以规定在违约者财产扣押之后由 SEBI 授权的清偿官任命执行官事宜,执行官根据

1956 年度证券合同 ( 法规 ) 法案或者 1956 年度存托法案行使权限。APRI 法规为指定执行官确定适任

规范 ( 包括执行官应为在印度倒闭和破产局登记并被 SEBI 记载在册的破产解决专业人士 ), 明确执行官

的职能,责任和权限,并且也处理和他们的任期 ( 包括薪酬 ), 资产出售和资金偿还流程有关的事宜。

在 2018 年 10 月 3 日 SEBI 发布了 2018 年度证券合同 ( 法规 )( 证券交易所和结算公司 ) 法规 (' 新

SECC 法规 '), 有效取代之前的 2012 年度证券合同 ( 法规 )( 证券交易所和结算公司 ) 法规以及在其下

发布的公告 , 以监管在证券交易所和结算公司的认可 , 所有权和治理事宜。新 SECC 法规的部分关键规

定如下:

i. 证券交易所和结算公司董事会会议要达到有效法定人数,则出席的 ' 公共利益 ' 董事数

量不应少于出席该会议的 ' 股东利益 ' 董事数量。执行董事强制性归类为股东利益董事。

ii. 董事会决议的表决只有在就此决议投票的代表公共利益的董事数量大于等于就此决议

投票的代表股东利益的董事数量时才有效。

iii. 董事和关键管理层成员在任何时候都应为 ' 合适 ' 人选,具体标准由法规以及在这方

面失去资格的标准所明确规定。

SEBI 于 2018 年 10 月 26 日发布 ' 对机构交易平台框架评审的咨询文件 ', 文件的目的是对根

据 2018 年度 SEBI( 资本发行和信息披露要求 ) 法规 ('ICDR' 法规 ) 的机构交易平台的监管框架提

出修改。此后 , 在 2018 年 12 月 12 日的会议上 , SEBI 批准了和平台相关的 ICDR 法规进行修订

的动议。

i. 发行方公司发行前资本的 25% 应由合格机构投资者,净值超过 INR 500 crores( 约

7200万美元)的家族信托,某些受监管实体(包括III类FPIS)和/或某些'受托投资人'(不

应持有超过 10% 的发行前资本 ) 持有至少两年。

ii. 删除关于无人 ( 个人或集体行动的多个个人 ) 可以持有发行公司发行前资本的 25%

或更多的要求;

iii. 最小申请额度和交易额度从 10 lakhs( 约 14,000 美元 ) 下降到 2lakhs( 约 2,900

美元 ) 及其倍数;

iv. 对任何特定组别的投资者的最小配额将被废止;

v. 被分配人的最小数量将从 200 降低到 50;

vi. 面向社会公众的最小净出价应和 SEBI 最小公共股权持有规范相一致,而最小出价

2018 年度证券合同 ( 法规 )

( 证券交易所和结算公司 ) 法

2018 年 度 SEBI( 执 行 官 任

命和投资者偿还流程 ) 法规

SEBI 批准机构交易平台的框

2018 年 12月

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4   december 2018

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新規則に基づき証券保管振替機関の設立を申請する「申請者」には、登録日から5年間の ロックアップ(売却禁止)期間が適用され、申請者が保有できる株式は、証券保管振替機関 の株式資本の15%までとなります。一方、DPに関する旧規則の下では、出資者は当該株式資本 の少なくとも51%を保有していなければなりませんでした。 iii. 統治: DPに関する新規則の下では、証券保管振替機関の統治機関における公益取締役の 数を、株主取締役数未満とすることができません。新規則では、定足数が満たされていると いえるには、少なくとも1名の公益取締役が統治機関の会議に出席していなければならないと いうDPに関する旧規則の要件が、定足数が満たされているといえるには、出席公益取締役数 が出席株主取締役数以上でなければならないという要件に置き換えられています。またDPに 関する新規則では、明示的に、(社長兼)業務執行取締役を株主取締役カテゴリーに含めて おり、統治機関における決議は、当該決議の議決に参加した公益取締役の数が、当該決議の 議決に参加した株主取締役の数に統治機関議長の決定票を加えた数以上である場合に限り 有効となると定めています。当該議長は、SEBIの事前承認を経て、統治機関が公益取締役の 中から選ぶこととなります。最後に、対印間接ポートフォリオ投資家(以下「FPI」といいます) は、統治機関に参加できることとなります。

v SEBIは、2018年10月3日に、2018年SEBI規則「管財人の任命および投資家への返金手続」(以下「APRI規則」といいます)を公表し、1956年インド共和国証券契約(規制)法または1956年インド共和国預託法に基づき法的権限を行使するSEBIの授権回収担当官が、不履行者の財産の差押え後に行う管財人の任命について定めました。APRI規則では、管財人の任命に適用される適格性基準(管財人は債務整理手続 の専門家としてインド共和国債務整理および破産等規制委員会に登録されており、SEBIが候補者名簿に 掲載している者でなければならないという基準を含みます)や、管財人の役割、責任および法的権限を定めており、任命条件(報酬を含みます)や、財産売却および返金の手順といった事項にも対処しています。

v SEB Iは、2018年10月3日に、2018年インド共和国証券契約(規制)法施行規則「証券取引所および クリアリング・コーポレーション」(以下「SECCに関する新規則」といいます)を公表して、かつて公表した2012年インド共和国証券契約(規制)法施行規則「証券取引所およびクリアリング・コーポレーション」ならびにこの規則に基づく通達と置き換え、証券取引所およびクリアリング・コーポレーションの認識、所有および統治について定めました。SECCに関する新規則の主な内容は以下のとおりです。 i. 証券取引所およびクリアリング・コーポレーションの取締役会会議において定足数が満た されているといえるには、出席「公益取締役」数が出席「株主取締役」数以上でなければなり ません。(社長兼)業務執行取締役は、強制的に、株主取締役として分類されます。 ii. 取締役会における決議は、当該決議の議決に参加した公益取締役の数が、当該決議の議決 に参加した株主取締役の数を超えている場合に限り有効となります。 iii. 取締役および主要経営陣は、いかなる場合でも、新規則に定められている基準に照らして 「適当かつ妥当な」者であって、規則に定められている欠格事由の生じていない者でなければ なりません。

v SEBIは、2018年SEBI規則「株式発行および開示要件」(以下「ICDRに関する規則」といいます)に定められている代替資本調達プラットフォームに関する規制の枠組みの改正を提案することを目的として、2018年10月26日に、「代替資本調達プラットフォームの枠組みを見直すための市中協議案」を公表しました。その後の2018年12月12日に開催した会議の場で、SEBIは、当該プラットフォームについて定めているICDRに関する規則の改正案を承認しました。このプラットフォームは、「イノベーター成長促進プラットフォーム」(以下「IGP」といいます)に改名される予定です。SEBIが承認した、IGPへの上場に関する案には、主に、以下の事項が盛り込まれています。 i. 発行体会社の発行前資本の25%は、少なくとも2年間にわたり、適格機関投資家である 買主、純資産が50億ルピー(約7,200万米ドル)超の家族信託、規制対象企業(カテゴリーIII FPIを含みます)および/または「認定投資家」(発行前資本の10%超を保有していない者で なければなりません)により保有されていなければなりません。 ii. いかなる者も(単独でまたは自らと協調して活動する者と共同で)発行体会社の発行前資本 の25%以上を保有していない状態でなければならないという要件が削除されます。 iii. 申し込みおよび取引の最低単位が、100万ルピー(約14,000米ドル)から、20万ルピー (約2,900米ドル)およびその倍数に引き下げられます。 iv. 最低限留保しておくべき特定カテゴリーの投資家への割当て分がなくなります。 v. 被割当人の最低数が、200超から50超に引き下げられます。

v 2018年インド共和国証券契約(規制)法施行規則「証券取引所およびクリアリング・コーポレーション」

v 2018年SEBI規則「管財人の 任命および投資家への返金 手続」

v SEBIが代替資本調達プラットフォームの枠組みを承認

december 2018  5

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vi. SEBIの最低公開株式比率基準に従って最低公募純額が設けられ、最低募集額は1億ルピー (約1,400万米ドル)となります。

v SEBIは、2018年10月9日付の通達をもって、適格外国企業(以下「EFE」といいます)がインドの商品デリバティブ市場に参加することを認めました。本通達の公表前においては、たとえ外国企業がインドと 他国の間でさまざまな商品を輸出入している場合であったとしても、当該外国企業がインドの商品デリバティブ市場に直接参加することは認められていませんでした。農業商品デリバティブのポジション制限に 関するSEBIの2017年7月25日付通達に定義されている「センシティブ農業商品」またはSEBIが他の手段でより明文化している商品のいずれかであって、商品デリバティブ・セグメントを有する公認証券取引所(以下「CDS保有取引所」といいます)のウェブサイトに掲載されている商品が原商品であるような契約にEFEが参加することは認められていません。EFEによるインドの商品デリバティブ市場への参加に適用される主要な適格性条件については、SEBIが定めています。 また本通達には、EFEが満たすべき、法令遵守に関する他の要件も定められており、これには、特に、 顧客確認に関する要件、ポジション制限、文書化およびその他に関する適用条件、リスク・マネジメント 要件、また各種制限や物理的なエクスポージャーの監視要件などが含まれています。

v 公社債市場の活用を深め、公表した2018-19年度連邦予算案の執行を可能にすることを目的と して、SEBIは、2018年11月26日付の通達(以下「本件通達」といいます)をもって、所要資金の1/4は債券市場から調達するよう「大企業」に対し命じました。この「大企業」とは、上場企業(RBI指定商業銀行は 除きます)であって、営業年度(以下「営業年度」といいます)の最終日現在で以下に該当する企業をいいます。 i. 上場規則に従い公認証券取引所に上場している所定の有価証券/負債証券/非転換償還 可能優先株式を保有している企業。 ii. 長期借入(当初の満期までの期間が1年超で、対外商業借入や親会社と子会社の間での借入 は除く借入)の残高が10億ルピー(約1,400万米ドル)以上の企業。 iii. 所定の基準に基づく信用格付が「AA以上」の企業。 大企業は、大企業として識別された営業年度以降の営業年度中に行う追加借入の25%以上を、2008年SEBI規則「負債性金融商品の公募および上場」に定義されている負債証券の発行により行う必要があり ます。この要件は、2020営業年度および2021営業年度においては各年度中の追加借入について、また2022営業年度以降においては連続する2営業年度中の追加借入について満たす必要があります。本件通達では、 大企業としての識別や、該当営業年度中の追加借入の詳細に関する情報(会社秘書役と最高財務責任者の 双方が認証した情報)を証券取引所に開示することも大企業に対し求めています。 本件通達は、2019年4月1日に発効する予定です(ただし暦年を営業年度としている企業に対しては、2020年1月1日より本件通達が適用される予定です)。

v 開示の透明性をより高めるため、SEBIは、2016年11月13日付の通達をもって、信用格付機関(以下「CRA」といいます)によるより高度な開示について定めました。この通達には、特に、開示に関する以下の定めが含まれています。 i. CRAは、グループの各社/親会社からの情報に依拠してまたは各社から支援を受けて格付 を行う場合、「分析アプローチ」の理論的根拠や「流動性」セクションをそのプレスリリースに 含める必要があり、流動性のある投資または現金残高、未使用与信枠の状況、流動性カバ レッジ比率、満期を迎える債務の返済に十分なキャッシュ・フローの有無といったパラメー ターをハイライトする必要もあります。 ii. CRAは、返済計画を監視する場合、発行体の流動性悪化状況について分析し、資産と負債 のミスマッチも考慮する必要があります。 iii. CRAは、負債性金融商品の利回りと対応するベンチマーク利回りの差である債券スプ レッドの常軌を逸した変化を「重要な出来事」として取り扱うことができます。 iv. CRAは、過去における各格付分類への格付実績や格付遷移の有無に関する情報を公開する 必要があります。 v. CRAは、証券取引所や証券保管振替機関が、投資適格格付分類への急激な格付行動に 関する情報を各々のウェブサイトに掲載できるよう、年二回の頻度で当該情報を当該取引所 や機関に提供する必要があります。

v負債証券発行による大企業の資金調達に関するSEBIの通達

v適格外国企業による商品デリバティブ市場への参加に関するSEBIの通達

v「信用格付機関によるより高度な開示の指針」に関するSEBIの通達

SEBI 通过于 2018 年 10 月 9 日发布的公告 , 允许合格外国实体 ('EFES') 参与印度商品衍生

品市场。在此公告发布之前,外国实体不被允许直接间接参与印度商品衍生品市场,即使他们和印

度有各种商品进出口业务。如果构成合同基础的商品属于 SEBI 2017 年 7 月 25 日就农产品衍生

品仓位限制的公告中提及的‘敏感商品’或 SEBI 其他法规中所提及并在有商品衍生品部分 ('CDS

交易 ') 的受认可股票交易所网站上公布的‘敏感商品’之列,则 EFES 不得参与。EFES 参与印

度商品衍生品市场的关键合格资格要求由 SEBI 规定。

公告也规定了某些其他需要满足的合规要求,其中包括了解你的客户要求,头寸要求,文档记

录和其他适用条件,风险管理,仓位限制和其他物理持仓的监测,等等。

为达到加深对债券市场的介入以及实施 2018-19 年联盟预算,SEBI 于 2018 年 11 月 26 日

发布公告 (' 公告 '), 要求 ' 大型企业 ' 从债券市场满足至少四分之一的资金需求。' 大型企业 ' 指的是

在财年 ('FY') 的最后一天拥有下列的上市实体 ( 印度商业银行除外 ):

i. 在上市法规认可的股票交易所上市特定证券 / 债券 / 不可转可赎回优先股;

ii. 未偿长期贷款 ( 原定期限超过一年,并且不包括外部商业借款和母公司与子公司之间

的公司间借款 ) 达到或超过 100 crores ( 约 1,400 万美元 );

iii. 根据特定标准,信用评级为 'AA 或以上 '。

大型企业被要求在其被认定为大型企业的那个财年的后一个财年,通过发行 2008 年度 SEBI( 债券

上市和发行 ) 法规所定义的债券,实现不低于 25% 的新增借款需求。对 2020 和 2021 财年 , 该要求必

须每年都满足,而自从 2022 年起,该要求必须每两年为一个单位满足。公告也要求大型企业就其被认定

为大型企业以及在本财年内新增贷款的细节进行证券交易信息披露 ( 由公司秘书和首席财务官书面证明 )。

公告将自 2019 年 4 月 1 日起生效 ( 以日历年为财年的企业除外 , 对它们而言公告自 2020 年

1 月 1 日起生效 )。

SEBI 通过 2016 年 11 月 13 日的公告,规定信用评级机构 ('CRAS') 应加强信息披露以增加

透明度。信息披露包括如下内容:

i. 如果评级依赖集团公司 / 母公司的支持,CRAS 应在其公布的新闻稿的 ' 分析方法 ' 和 '

流动性 ' 部分加入理论依据,并突出诸如流动性投资或对未利用信贷资源的现款结存获

取权限,流动性覆盖率,满足到期债务偿还义务的现金流充沛性,等等;

ii. CRAS 应分析发行方流动性状态的恶化,并在监测还款计划时考虑任何资产 - 负债

不匹配情况;

iii. 债券产品的利差如果相对相关基准出现显著偏离,CRAS 应将其作为 ' 实质性事件 '

处理;

iv. CRAS 应就其在各类评级类型中的历史平均评级转换率公开信息;

v. CRAS 应每两年就投资级评级类型的较为激烈评级行为相关数据提交给证券交易所

和存托机构以供后者在其相关网站上披露。

SEBI 对合格外国实体参与商品

衍生品市场的公告

大型企业通过发行债券融资的

SEBI

SEBI 对‘信用评级机构加强信

息披露指导原则’的公告

应为 10 crores( 约 1,400 万美元 )。

2018 年 12月

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6   december 2018

AZB & PARTNERS ADVOCATES & SOLICITORS

v SEBIは、効率のよい資金調達方法の実現に向けた取組みの一環として、2018年11月1日付の通達により、さまざまな利害関係者グループと協議した結果も踏まえて、統合決済インターフェース(以下「UPI」といいます)¹の導入を決定しました。このインターフェースは、払込金保留型応募(以下「ASBA」といい ます)制度を利用した、さまざまな仲介機関経由での公募への応募における決済の仕組みとして機能するものです。この応募としては、個人投資家がさまざまな種類の仲介機関(すなわち、自己証明済シンジケート 銀行、SEBIに登録している証券仲介業者、登録機関および証券業務代行業者ならびに証券保管振替機関 参加者)を介して行う応募が想定されています。段階的に導入されるこの新しい方法により、効率が高まり、募集終了から上場までの期間が最大で3営業日短縮される見込みです。ASBAの導入前におけるこの期間は、通常、12営業日程度でした。 UPIを利用した公募への応募においては、該当機関が、応募の際に、払込金を保留できます。提出した応募についてどの仲介機関でも同じ扱いを受けられるよう、投資家は、UPI IDと関連付けられている自らの銀行口座のみを使って公募に応募しなければならないと決められています。またマーチャント・バンクは、 公募を引き受ける会社の目論見書や広告におけるUPIに関する開示が適切であるか確認する必要があります。 本通達は、2019年1月1日以降に開始される公募に関するあらゆる予備目論見書に適用されます。

v SEBIは、Dave判事を委員長とする上級委員会から受けた報告の内容を踏まえて、2018年11月30日に、2019年1月1日発効の2018年SEBI規則「法的手続に係る争いの和解による解決」(以下「新和解規則」といいます)を公表し、2014年SEBI規則「行政手続および民事手続に係る争いの和解による解決」(以下 「旧和解規則」といいます)と置き換えました。新和解規則により生じる主な変更点は以下のとおりです。 i. 「証券法」の定義が拡大され、SEBIが施行するすべての法律が含まれることとなります。 旧和解規則の下では、1992年SEBI法、1956年インド共和国証券契約(規制)法および 1996年インド共和国預託法のみこの定義に含まれていました。同様に、「所定の法的手続」の 定義も拡大され、SEBIだけではなくすべての司法機関で実施される法的手続が含まれる こととなります。 ii. 直近の和解命令日から新たな和解申請日までの待期期間として旧和解規則に定められて いた24か月の「待期期間」が撤廃されます。また、過去36か月の間に2件の和解命令を受けた 申請者による新たな和解申請は制限されるという定めも削除されます。 iii. 旧和解規則の下では、インサイダー取引、非公開かつ機微な価格情報の伝達、市場全体に 影響を及ぼす詐欺的な取引および不公正取引(フロントランニング、投資家への不適正販売、 インサイダー取引に関する内部の行動規範に反する行為など)に関する法律に反する行為は 「重大な違反行為」に該当するため、これらの行為を伴う争いについては和解が検討されない 可能性がありました。新和解規則の下では、該当する行為が市場全体に影響を及ぼす、多数の 投資家に損失をもたらす、または市場の完全性に影響を及ぼす恐れがある不履行であること を理由にSEBIが所定の法的手続に係る争いの和解を検討できない場合は除くことを条件と して、前掲の制限が撤廃されます。 iv. 意図的な不履行者、逃亡経済犯罪者または期日到来料金の支払いもしくはいずれかの 証券法に基づき賦科された罰金の納付を怠っている者に分類されている者は、和解を申請 できません。 v. 加えて新和解規則の下では、「証券法に違反した他者を対象として開始される予定の または実施されている調査、検分、取調べまたは監査への実質的な協力」に同意した申請者が 不利益を被らないよう、SEBIの裁量で法的手続に係る争いの和解を秘密にできる法的権限が SEBIに対し付与されます。この場合、申請者の身元や、申請者が提供した情報、証拠または 書類はいずれも秘密にされます。 新和解規則には、「和解スキーム」とよばれる新しい概念が盛り込まれており、SEBIは、所定の類似 不履行に関与したすべての者を対象に和解スキームに基づき実施する、所定の法的手続に係る争いの和解に関する手続や条件を指定できます。和解スキームの下で言い渡される和解命令は、新和解規則に基づく和解命令としてみなされます。

v SEBIが2018年SEBI規則 「法的手続に係る争いの和解 による解決」を公示

..............................

1 UPIは、インド共和国決済公社(以下「NPCI」といいます)が開発した即時決済システムで、複数の銀行取引機能の統合や、 取引当事者双方の銀行口座間における、固有の決済用アドレスを用いた即時送金を可能にします。

v持分証券および転換証券の 公募手続を合理化するために 導入される変更

december 2018  7

AZB & PARTNERS ADVOCATES & SOLICITORS

v SEBIは、2018年11月2日付の命令(以下「サティヤム事件に関する新命令」といいます)をもって、 B. Ramalinga Raju、B. Rama Raju、B. Suryanarayan Raju および SRSR Holdings Private Limited (以下「サティヤム側被通告人」と総称します)に関する、サティヤム・コンピューター・サービシズ・リミテッド(以下「サティヤム」といいます)事件における旧命令を修正しました。旧命令において、サティヤム側被 通告人は、株式市場における取引を一定期間制限され、特に、サティヤム財務諸表の虚偽表示やサティヤム株式のインサイダー取引により不当に得た利得の返還を命じられました。 サティヤム事件に関する新命令における主要な法律問題は、サティヤム側被通告人は返還額を計算する際に「本源的価値」が示す利益を留保できるのかどうか(該当株式の売却により得た利益から、該当株式の「本源的価値」を差し引いた後の額を不当利得とすることができるのかどうか)という点でした。SEBIは、過去の決定も踏まえて、本源的価値を差し引く形で利益を留保することは、受け取るに値しない利益を得ることに相当し、抑止すべき行為というよりはむしろモラル・ハザードに相当するため、サティヤム側被通告人は当該利益を留保すべきではないという見解を示しました。このため、該当株式の売却により得た利益から、該当株式の取得原価と法定の支払義務額のみを差し引いた額を返還額とする必要があります。 SEBIは、返還額に対してはどの時点から利息を賦科できるかについても検討し、インド共和国最高裁判所(以下「インド最高裁」といいます)がこの問題に関して過去に下した判断を踏まえて、利息は、訴因たる事象の発生日(すなわち、不正な行いが為された日)から賦科できるという見解を繰り返しましたが、この問題に関して自らが過去に言い渡した命令(利息は、Ramalinga Raju氏がサティヤムの計算書類に関する不正を働いたと自白した2009年1月7日より、返還額に賦科すべきであるという命令)の執行は妨げませんでした。

銀行業務および金融

v インド最高裁は、2018年11月19日付の判決をもって、Binani Cement Limited(以下「BCL」といいます)の債務整理手続においてUltraTech Cement(以下「Ultratech」といいます)が提示した入札額を支持しました。インド最高裁によるこの見解に異議を唱えるためRajputana Properties Private Limited (以下「RPPL」といいます)が提起した再審請願は、2019年1月8日に退けられました。 RPPLと、Aditya Birla グループに属する企業である Ultratech は、いずれも、2016年インド共和国債務整理および破産等に関する法律(以下「IBC」といいます)に基づき BCLを対象に実施される法人の 債務整理手続(以下「CIRP」といいます)において入札額を提示しました。RPPLの入札額は(評価基準に基づき付与されたポイントに照らして)最高額(以下「H1」といいます)であったと発表され、Ultratech の入札額は2番目に高い額(以下「H2」といいます)であったと発表されました。その後Ultratech は、入札額を大幅に引き上げ、すべての金融債権者および商取引債権者に対しより多くの額を支払うことに同意しましたが、この時点では、債権者委員会(以下「CoC」といいます)が作成した整理計画依頼書(以下「RFRP」といいます)に定められている入札額提示期限がすでに過ぎていました。このためCoCは、期限後の提示であることと、RPPLから提示された入札額がすでに承認されていることを根拠に、Ultratechから提示された入札額の受入れを拒否しました。Ultratech は、RFRPに盛り込まれている条項(BCLに関して提出された 整理計画をNCLTが承認するまでは、CoCによるあらゆる当事者からの入札の検討を認めている条項)を 根拠に、CoCの RPPLを落札者とするという決定に異議を唱えました。 インド共和国内会社法上級審判所(以下「NCLAT」といいます)は、RFRPに盛り込まれている前掲の条項を参照し、Ultratechはより高い額を提示しているため、IBCの主たる目的(すなわち、法人債務者の 資産の価値を最大化すること)とも整合することを根拠に、Ultratechが提出した整理計画を承認しました。またNCLATは、RPPLの入札においては同じ立場にある金融債権者(すなわち、法人債務者が主たる借手の立場で債務を負っている金融債権者と、法人債務者が第三者の債務の保証人の立場で債務を負っている 金融債権者)の扱いが異なっており、RPPLの入札は、商取引債権者に代表される他の利害関係者にバランス よく利益がもたらされるものではないことを根拠に、RPPLが提示した入札額は差別的なものであったと いう見解も示しました。さらにNCLATは、1人のまたは他の金融債権者または商取引債権者にとって差別的 である整理計画は、IBCに反する計画とみなされる可能性があるという見解も示しました。RPPLは、NCLAT の決定を不服としてインド最高裁に上訴しましたが、インド最高裁は、NCLATによる判断の差止めを拒み、命令に問題点はなかったという見解を示しました。

vサティヤム事件に関する SEBIの新命令

vインド最高裁が、Binani Cementの債務整理手続においてUltratechが提示した入札額を支持

为简化证券和可转债公开发

行流程所引入的变更

SEBI 公布 2018 年度 SEBI

(和解程序)法规

SEBI 通过其 2018 年 11 月 1 日的公告,在和各类利益相关团体咨商之后,为提供有效的融

资流程,决定引入联合支付界面 ('UPI')1, 作为受专用保存金支持的申请 ('ASBA') 所支持的支付

机制 , 用以处理通过各种渠道公共发行的申请。这将由散户投资者通过各种类型的中介 ( 亦即辛迪

加成员,登记股票经纪人,登记和转让代理,存托参与者 ) 完成。新流程预期将提高效率并以分阶

段方式将自发行结束到上市的时间段减少最多三个工作日。在引入 ASBA 之前,该流程一般需要

12 个工作日。

为公开发行的目的,UPI 将允许机构在申请时扣下资金专用。为确保对提交申请的各渠道平等,

投资者必须只使用他 / 她自身银行账户相关联的 UPI ID 来对公开发行的证券进行申请。此外,商

业银行也被要求在进行公开发行的公司的报价文件和广告中确保就 UPI 进行了合适的信息披露。

该公告对所有自 2019 年 1 月 1 日起公开发行的红鲱鱼招股书都适用。

SEBI 基于由 Dave 法官担任主席的高水平委员会所作的报告,于 2018 年 11 月 30 日发布

2018 年度 SEBI( 和解程序 ) 法规 (' 新和解法规 '), 该法规自 2019 年 1 月 1 日起生效并取代 2014

年度 SEBI( 行政和民事诉讼和解 ) 法规 (' 旧和解法规 ')。新和解法规所引入的关键变更如下列:

i. ' 证券法规 ' 的定义被拓展到包括 SEBI 发布的所有法规。旧和解法规仅包括 1992 年

度 SEBI 法案,1956 年度证券合同 ( 法规 ) 法案,以及 1966 年度存托法案。类似的,'

特定诉讼 ' 的定义也被扩展到包括在任何法庭前待决的诉讼,不仅仅是 SEBI。

ii. 旧和解法规所规定的自最近一个和解令到发起新和解申请间必须的 24 个月的 ' 冷却

期 ' 被移除。此外,如果申请人在过去 36 个月内已经得到两项和解令则不能提交新和

解申请的限制也被废止。

iii. 在旧和解法规下,对和内幕交易,交流未公开的价格敏感信息,具有全市场影响的

欺诈和不公正交易行为 ( 诸如非法预先交易,向投资者错误销售,在内幕交易中违反内

部行为标准等 ) 不能进行和解,因为它们被视为 ' 严重违法 '。新和解法规删除了所有这

些限制 , 条件是尽管被指控的违约倾向于具备全市场影响,SEBI 不认为此类特定程序

会造成大量投资者损失或影响市场的公正性。

iv. 如果个人被归类为故意违约者,在逃经济违法者或未能如期支付在证券法规下的罚

金或费用的个人,则该个人不能申请和解。

v. 新和解法规另外给予 SEBI 以对某一诉讼进行秘密和解的自由决定权,以造福那些同

意提供 ' 针对违反证券法的任一其他个人的无论是将发起的或正在进行的调查,检查,

垂询或审计中的实质性协助 ' 的申请者。申请者的身份和申请者提供的任何信息,证据

或文件在此情况下都会被保密。

新和解法规引入了一个 ' 和解方案 ' 的新概念,通过它 SEBI 将为牵涉到任何类似的特定违约行

为中的任何类型的个体明确在和解方案下特定诉讼和解的条件和程序。根据和解方案发布的和解令

将为视为新和解法规下的和解令。

UPI 是一个即时支付系统,由印度国家支付公司('NPCI')开发,它融合了多项银行功能并采用独特的支付地址以实现任意两个个人

银行账户间的即时转账。

2018 年 12月

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6   december 2018

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v SEBIは、効率のよい資金調達方法の実現に向けた取組みの一環として、2018年11月1日付の通達により、さまざまな利害関係者グループと協議した結果も踏まえて、統合決済インターフェース(以下「UPI」といいます)¹の導入を決定しました。このインターフェースは、払込金保留型応募(以下「ASBA」といい ます)制度を利用した、さまざまな仲介機関経由での公募への応募における決済の仕組みとして機能するものです。この応募としては、個人投資家がさまざまな種類の仲介機関(すなわち、自己証明済シンジケート 銀行、SEBIに登録している証券仲介業者、登録機関および証券業務代行業者ならびに証券保管振替機関 参加者)を介して行う応募が想定されています。段階的に導入されるこの新しい方法により、効率が高まり、募集終了から上場までの期間が最大で3営業日短縮される見込みです。ASBAの導入前におけるこの期間は、通常、12営業日程度でした。 UPIを利用した公募への応募においては、該当機関が、応募の際に、払込金を保留できます。提出した応募についてどの仲介機関でも同じ扱いを受けられるよう、投資家は、UPI IDと関連付けられている自らの銀行口座のみを使って公募に応募しなければならないと決められています。またマーチャント・バンクは、 公募を引き受ける会社の目論見書や広告におけるUPIに関する開示が適切であるか確認する必要があります。 本通達は、2019年1月1日以降に開始される公募に関するあらゆる予備目論見書に適用されます。

v SEBIは、Dave判事を委員長とする上級委員会から受けた報告の内容を踏まえて、2018年11月30日に、2019年1月1日発効の2018年SEBI規則「法的手続に係る争いの和解による解決」(以下「新和解規則」といいます)を公表し、2014年SEBI規則「行政手続および民事手続に係る争いの和解による解決」(以下 「旧和解規則」といいます)と置き換えました。新和解規則により生じる主な変更点は以下のとおりです。 i. 「証券法」の定義が拡大され、SEBIが施行するすべての法律が含まれることとなります。 旧和解規則の下では、1992年SEBI法、1956年インド共和国証券契約(規制)法および 1996年インド共和国預託法のみこの定義に含まれていました。同様に、「所定の法的手続」の 定義も拡大され、SEBIだけではなくすべての司法機関で実施される法的手続が含まれる こととなります。 ii. 直近の和解命令日から新たな和解申請日までの待期期間として旧和解規則に定められて いた24か月の「待期期間」が撤廃されます。また、過去36か月の間に2件の和解命令を受けた 申請者による新たな和解申請は制限されるという定めも削除されます。 iii. 旧和解規則の下では、インサイダー取引、非公開かつ機微な価格情報の伝達、市場全体に 影響を及ぼす詐欺的な取引および不公正取引(フロントランニング、投資家への不適正販売、 インサイダー取引に関する内部の行動規範に反する行為など)に関する法律に反する行為は 「重大な違反行為」に該当するため、これらの行為を伴う争いについては和解が検討されない 可能性がありました。新和解規則の下では、該当する行為が市場全体に影響を及ぼす、多数の 投資家に損失をもたらす、または市場の完全性に影響を及ぼす恐れがある不履行であること を理由にSEBIが所定の法的手続に係る争いの和解を検討できない場合は除くことを条件と して、前掲の制限が撤廃されます。 iv. 意図的な不履行者、逃亡経済犯罪者または期日到来料金の支払いもしくはいずれかの 証券法に基づき賦科された罰金の納付を怠っている者に分類されている者は、和解を申請 できません。 v. 加えて新和解規則の下では、「証券法に違反した他者を対象として開始される予定の または実施されている調査、検分、取調べまたは監査への実質的な協力」に同意した申請者が 不利益を被らないよう、SEBIの裁量で法的手続に係る争いの和解を秘密にできる法的権限が SEBIに対し付与されます。この場合、申請者の身元や、申請者が提供した情報、証拠または 書類はいずれも秘密にされます。 新和解規則には、「和解スキーム」とよばれる新しい概念が盛り込まれており、SEBIは、所定の類似 不履行に関与したすべての者を対象に和解スキームに基づき実施する、所定の法的手続に係る争いの和解に関する手続や条件を指定できます。和解スキームの下で言い渡される和解命令は、新和解規則に基づく和解命令としてみなされます。

v SEBIが2018年SEBI規則 「法的手続に係る争いの和解 による解決」を公示

..............................

1 UPIは、インド共和国決済公社(以下「NPCI」といいます)が開発した即時決済システムで、複数の銀行取引機能の統合や、 取引当事者双方の銀行口座間における、固有の決済用アドレスを用いた即時送金を可能にします。

v持分証券および転換証券の 公募手続を合理化するために 導入される変更

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v SEBIは、2018年11月2日付の命令(以下「サティヤム事件に関する新命令」といいます)をもって、 B. Ramalinga Raju、B. Rama Raju、B. Suryanarayan Raju および SRSR Holdings Private Limited (以下「サティヤム側被通告人」と総称します)に関する、サティヤム・コンピューター・サービシズ・リミテッド(以下「サティヤム」といいます)事件における旧命令を修正しました。旧命令において、サティヤム側被 通告人は、株式市場における取引を一定期間制限され、特に、サティヤム財務諸表の虚偽表示やサティヤム株式のインサイダー取引により不当に得た利得の返還を命じられました。 サティヤム事件に関する新命令における主要な法律問題は、サティヤム側被通告人は返還額を計算する際に「本源的価値」が示す利益を留保できるのかどうか(該当株式の売却により得た利益から、該当株式の「本源的価値」を差し引いた後の額を不当利得とすることができるのかどうか)という点でした。SEBIは、過去の決定も踏まえて、本源的価値を差し引く形で利益を留保することは、受け取るに値しない利益を得ることに相当し、抑止すべき行為というよりはむしろモラル・ハザードに相当するため、サティヤム側被通告人は当該利益を留保すべきではないという見解を示しました。このため、該当株式の売却により得た利益から、該当株式の取得原価と法定の支払義務額のみを差し引いた額を返還額とする必要があります。 SEBIは、返還額に対してはどの時点から利息を賦科できるかについても検討し、インド共和国最高裁判所(以下「インド最高裁」といいます)がこの問題に関して過去に下した判断を踏まえて、利息は、訴因たる事象の発生日(すなわち、不正な行いが為された日)から賦科できるという見解を繰り返しましたが、この問題に関して自らが過去に言い渡した命令(利息は、Ramalinga Raju氏がサティヤムの計算書類に関する不正を働いたと自白した2009年1月7日より、返還額に賦科すべきであるという命令)の執行は妨げませんでした。

銀行業務および金融

v インド最高裁は、2018年11月19日付の判決をもって、Binani Cement Limited(以下「BCL」といいます)の債務整理手続においてUltraTech Cement(以下「Ultratech」といいます)が提示した入札額を支持しました。インド最高裁によるこの見解に異議を唱えるためRajputana Properties Private Limited (以下「RPPL」といいます)が提起した再審請願は、2019年1月8日に退けられました。 RPPLと、Aditya Birla グループに属する企業である Ultratech は、いずれも、2016年インド共和国債務整理および破産等に関する法律(以下「IBC」といいます)に基づき BCLを対象に実施される法人の 債務整理手続(以下「CIRP」といいます)において入札額を提示しました。RPPLの入札額は(評価基準に基づき付与されたポイントに照らして)最高額(以下「H1」といいます)であったと発表され、Ultratech の入札額は2番目に高い額(以下「H2」といいます)であったと発表されました。その後Ultratech は、入札額を大幅に引き上げ、すべての金融債権者および商取引債権者に対しより多くの額を支払うことに同意しましたが、この時点では、債権者委員会(以下「CoC」といいます)が作成した整理計画依頼書(以下「RFRP」といいます)に定められている入札額提示期限がすでに過ぎていました。このためCoCは、期限後の提示であることと、RPPLから提示された入札額がすでに承認されていることを根拠に、Ultratechから提示された入札額の受入れを拒否しました。Ultratech は、RFRPに盛り込まれている条項(BCLに関して提出された 整理計画をNCLTが承認するまでは、CoCによるあらゆる当事者からの入札の検討を認めている条項)を 根拠に、CoCの RPPLを落札者とするという決定に異議を唱えました。 インド共和国内会社法上級審判所(以下「NCLAT」といいます)は、RFRPに盛り込まれている前掲の条項を参照し、Ultratechはより高い額を提示しているため、IBCの主たる目的(すなわち、法人債務者の 資産の価値を最大化すること)とも整合することを根拠に、Ultratechが提出した整理計画を承認しました。またNCLATは、RPPLの入札においては同じ立場にある金融債権者(すなわち、法人債務者が主たる借手の立場で債務を負っている金融債権者と、法人債務者が第三者の債務の保証人の立場で債務を負っている 金融債権者)の扱いが異なっており、RPPLの入札は、商取引債権者に代表される他の利害関係者にバランス よく利益がもたらされるものではないことを根拠に、RPPLが提示した入札額は差別的なものであったと いう見解も示しました。さらにNCLATは、1人のまたは他の金融債権者または商取引債権者にとって差別的 である整理計画は、IBCに反する計画とみなされる可能性があるという見解も示しました。RPPLは、NCLAT の決定を不服としてインド最高裁に上訴しましたが、インド最高裁は、NCLATによる判断の差止めを拒み、命令に問題点はなかったという見解を示しました。

vサティヤム事件に関する SEBIの新命令

vインド最高裁が、Binani Cementの債務整理手続においてUltratechが提示した入札額を支持

SEBI 于 2018 年 11 月 2 日发布命令 (' 新 Satyam 令 '), 就 B.Ramalinga Raju, B. Rama

Raju, B. Suryanarayan Raju, 以及 SRSR 私人股份有限公司 ( 合并称为 'Satyam 被警告方 ')

修改了之前在 Satyam Computer Services Limited ('Satyam') 事件中的命令。在之前的命令中,

Satyam 被警告方在一个时间段内被限制参与股票市场并被命令退回其通过包括伪造 Satyam 财务

报表并对 Satyam 公司股份进行内幕交易在内的方式取得的不当得利。

新 Satyam 法令中牵涉到的关键法律问题在于在计算不当得利数额时是否可以将 ' 内在价值 '

的金额给予 Satyam 被警告方 ( 通过将出售公司股份所得中扣减股份的内在价值以计算非法获利金

额 )。SEBI 根据之前的裁决,认为 Satyam 被警告方不能获得内在价值扣减的利益,因为这等于

是传递不当利益并可能构成道德风险而不能起到禁阻作用。因此 , 销售所得金额中仅扣减获取成本

和法定应交额计算不当获利金额。

SEBI 也考虑了对不当获利金额可以启征利息的时间点。根据最高法院 (' 高法 ') 之前就此问

题的裁决 ,SEBI 再次重申自案由起始 ( 也就是欺诈行为开始日 ) 就可以立即征收利息。然而,在此

事上 SEBI 也没有干涉其之前的裁决,之前的裁决决定自 2009 年 1 月 7 日起就不当得利征收利息,

而这一天是 Ramalinga Raju 先生供认他就 Satyam 的账本进行了欺诈行为。

最高法院通过其于 2018 年 11 月 19 日的裁决 , 维持了 Ultratech Cement('Ultratech') 对

Binani Cement('BCL') 有限公司的竞标。由 Rajputana Properties Private Limited ('RPPL')

提交的挑战高法之前裁决的复审动议于 2019 年 1 月 8 日被否决。

RPPL 和属于 Aditya Birla 集团公司的子公司 Ultratech 都在 2016 年度倒闭和破产法案

('IBC') 下的的公司破产解决程序 ('CIRP') 中对 BCL 提出竞标。RPPL 的投标被宣布为最高竞标

者 ('H1')( 基于评估标准所获得的积分 ),而 Ultratech 的投标被宣布为次高竞标者 ('H2')。此后,

Ultratech 显著提高了其投标金额并承诺对所有金融机构债权人和经营性债权人发放更高的补偿。

然而,此时由债权人委员会 ('CoC') 制定的清盘方案要求 ('RFRP') 中提交投标的最后日期已过。

CoC 以提交过期为理由拒绝接受 Ultratech 的投标并批准了 RPRL 提交的投标。Ultratech 对

CoC 选择 RPPL 为成功竞标者的决定提出挑战,根据是 RFRP 中包括的一项条款 , 该条款允许

CoC 在为 BCL 提供的清盘方案被 NCLT 批准之前考虑任一方提出的投标。

国家公司法上诉法庭 ('NCLAT') 参考了之前提到的 RFRP 条款并批准了 Ultratech 提交的清

盘方案,理由是它开出的价格更高,因此可以确保和 IBC 的首要目标相吻合 , 也就是确保最大化公

司债务人资产的价值。NCLAT 也注意到 RPPL 提交的投标带有歧视性,因为它对处于同样地位

的金融机构债权人 ( 也就是公司债务人作为首要借款方负债的金融机构债权人和公司债务人作为第

三方借款担保人而负债的金融机构债权人 ) 未一视同仁并且没有平衡诸如经营性债权人等其他利益

相关方的利益。最后,NCLAT 也认为任何清盘计划如果对其他金融机构债权人或经营性债权人未

能一视同仁,则可被视为违反了 IBC。RPPL 向最高法院上诉 NCLAT 的裁决,但高法拒绝撤销

NCLAT 的裁决,认为该裁决并无问题。

银 行 与 金 融

2018 年 12月

在 Satyam 事件上的新

SEBI 法令

最 高 法 院 维 持 Ultratech

对 Binani Cement 的竞标

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8   december 2018

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通信

v インド共和国政府通信省電気通信庁(以下「DoT」といいます)は、2018年9月26日付の公示をもって、DoTから免許を取得している事業者が設けるべきセキュリティー・ポリシーに関する最低要件を、すべての免許取得事業者に対して示しました。この要件は、顧客のデータを取り扱う通信網や通信システム(これらのインフラや情報へのアクセス時に経由されるエンドポイントを含みます)に適用されます。 最低限設けるべきセキュリティー・ポリシーには、特に、(i)マネジメント担当者の責任、(ii)ネットワーク・セキュリティー確保や情報セキュリティー確保のための業務を担当する最高セキュリティー責任者の 選任、(iii)セキュリティー・リスク・マネジメント・システムの導入、(iv)情報セキュリティー・パフォーマンスやセキュリティー・マネジメント効果の定期的な評価、(v)トレーニングおよび意識向上プログラムの定期的な提供、(vi)セキュリティー・ポリシー、人材募集手続および従業員記録(本籍および現住所や、旧雇用主への照会情報など)の保管、保護および可用性の妥当性確認に関する条項が含まれていなければなりません。また本公示には、ネットワーク・セキュリティーの確保は免許取得事業者の責任であるため、当該事業者は、本公示に定められている最低要件を満たすことに加え、相応しいと思われる方法でセキュリティーを高めるのに必要な追加条項もセキュリティー・ポリシーに盛り込む必要がある旨が明示されています。免許取得 事業者には、これらの要件を完全に満たすための猶予期間として1年の期間が与えられています。またこれらの指針は、2年ごとにまたは必要に応じて見直されます。

v DoTは、最近、仮想通信事業者(VNO)との統合免許(UL)契約、セルラー移動電話サービス免許契約および統合アクセス・サービス免許契約の条項を改正し、「ネットワーク中立性」に関する規制の枠組みを 盛り込みました。これらの改正により、各電気通信事業免許取得業者によるコンテンツの差別的な取扱い (送信者、受信者またはユーザーの機器を根拠とする差別的な取扱いを含みます)は認められなくなります。このため各電気通信事業免許取得業者が、コンテンツの差別的な取扱いにつながる取決めまたは契約を他者と締結することは明示的に禁じられます。この制限を課すにあたり、DoTは、「コンテンツ」の包括的な定義を設け、コンテンツには、インターネットを介してアクセスまたは伝送できるあらゆるコンテンツ、アプリケーション、サービスおよび他のデータまたはエンドポイント情報が含まれると定めました。またこの制限における「差別的な取扱い」についても、いずれかのコンテンツをブロックする行為、いずれかのコンテンツの評価を低下させる行為、いずれかのコンテンツへのアクセス速度を低下させる行為、またはいずれかの コンテンツをアクセス速度もしくは取扱いの面で優遇する行為が含まれると定められました。今回の改正においては、「特殊なサービス」(すなわち、インターネット・アクセス・サービス以外のサービスであって、特定のコンテンツ、プロトコルおよびユーザー機器向けに最適化されており、サービスに固有の品質要件を満たすには当該最適化が必要であるようなサービス)には前掲の制限は適用されない旨が明示されています。

メディア

v 2018年9月号の Inter aliaでもお伝えしたとおり、マドラス高等裁判所が、TRAIが2017年3月3日に 公表した、2017年(第八改正)TRAI規則施行令「電気通信(放送およびケーブル・サービス)の相互接続 (アドレッサブル・システム)料金」(以下「料金施行令」といいます)および2017年TRAI規則「電気通信 (放送およびケーブル・サービス)の相互接続(アドレッサブル・システム)」(以下「相互接続規則」といいます)の有効性を支持しました。このため、料金施行令、相互接続規則ならびに2017年TRAI規則「電気 通信(放送およびケーブル・サービス)におけるサービス品質および視聴者保護(アドレッサブル・システム)」が2018年7月3日に発効しました。この発効後には、Star Indiaが、マドラス高等裁判所の判決を不服としてインド最高裁に上訴し、特に、料金施行令および相互接続規則では伝送されるコンテンツを規制しているため、適用法は1956年インド共和国著作権法に限られるべきであり、TRAIの管轄ではないと主張しました。インド最高裁は、2018年10月30日付の判決をもって、より大きな公益に資するという観点で見ると 伝送されるコンテンツの規制はTRAIの管轄に属する行為であるという見解を示し、相互接続規則および 料金施行令は完全に有効であるという見解を示しました。

v各免許契約へのネットワーク 中立性に関する条項の追加

v TRAIが放送およびケーブル・サービスに関する料金施行令、相互接続規則およびサービス品質規則を施行

v DoTが、DoTから免許を取得 している事業者が設けるべき セキュリティー・ポリシーに 関する最低要件を明示

电信部('DoT') 通过 2018 年 9 月 26 日的通告,就 DoT 牌照持有者安全政策的最低要求向

所有牌照持有者发布指导。这些要求对电信网络以及存有顾客信息的系统包括通过它可以接入此类

基础设施和信息的终端都适用。

最低安全政策必须包含和下列方面有关的规定:(i) 管理层政策;(ii) 为网络安全和信息安全任

命首席安全官;(iii) 实施安全风险管理系统;(iv) 对信息安全性和安全管理有效性的周期性评估;(v)

规定周期性培训和意识宣传项目;(vi) 确保对安全政策,招募流程,以及包括员工固定住址和当地

住址,入职前推荐信等等的员工记录提供充分的存放、保护和可及性。通告明确牌照持有者还应有

在通告中设立的最低要求之外的进一步的规定,以作为它们安全政策的一部分对安全进行被视作合

适的加强,因为网络安全性是牌照持有方的责任。牌照持有方被给予一年时间充分实施这些要求。

此外,这些指导原则此后每两年评审一次或根据需要随时评审。

电信部近来修订了 UL(VNO) 合同,手机服务许可合同以及统一接入服务许可合同以包含 ' 网

络中立性 ' 的监管框架。根据这些修订 , 电信牌照持有者不可以参与对内容的区别性对待 , 包括基

于接收方 , 发送方以及用户设备的区别对待。牌照持有者被明确禁止和任何人达成其效应会导致对

内容区别性对待的协议或合同。在这些限制的范畴下,电信部对 ' 内容’作了包含性较广的定义 ,

包括所有内容,申请,服务以及可以在互联网上接入或传送的任何其他数据或终端信息。此外就这

些限制而言 , ' 区别性对待 ' 被定义为包括对任何内容的封阻 , 降级 , 减速甚至是给予优先速度和对

待等。以上修订也明确规定上述限制对 ' 专用服务 ' 不适用,也就是对互联网接入服务以外的为特

定内容,协议和用户设备最优化服务,这些最优化对满足服务所要求的特定质量是必须的。

如 2018 年 9 月份的 Inter alia 所报道 , TRAI 于 2017 年 3 月 3 日发布的 2017 年度电信 ( 广

播和有线 ) 服务 ( 第八版 )( 可定位系统 ) 关税令 (' 关税令 ') 和 2017 年度电信 ( 广播和有线 ) 服务

互联 ( 可定位系统 ) 法规 (' 互联法规 ') 被 Madras 高等法院裁决成立。因此,关税令,互联法规以

及 2017 年度电信 ( 广播和有线 ) 服务的服务质量标准和客户保护 ( 可定位系统 ) 法规自 2018 年

7 月 3 日起生效。此后,Star India 就 Madras 高等法院裁决向最高法院提出上诉,它的辩称包括

关税令和互联法规监管了发送内容,而这完全是 1956 年度版权法案的范畴,TRAI 没有管辖权限。

高法通过 2018 年 10 月 30 日的裁决维持了 TRAI 的裁决,认为 TRAI 有权为了所牵涉的更大公

众利益监管相关的传送内容并维持了互联法规和关税令的完整有效性。

电 信

传 媒

2018 年 12月

DoT 对 DoT 牌照持有者规

定安全政策的最低要求

在牌照许可合同中包括网络

中立性条款

TRAI 关税令,互联法规和服

务质量法规对广播和有线服

务开始生效

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december 2018  9

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税金

v インド共和国政府は、2018年3月19日に、中華人民共和国香港特別行政区と二重課税防止協定(以下「DTAA」といいます)を締結しました。このDTAAは2018年11月30日に発効しました。CBDTは、2018年12月21日付の公示をもって、DTAAの全条項を公示しました。この公示以前にインドが香港とDTAAを締結したことはありません。このDTAAの条項は、2019年4月1日以降(すなわち、2019-2020営業年度)に生じる所得に適用されます。

雇用

v インド共和国政府女性および子ども開発省が、2018年11月2日付の官公庁覚書を通じて、2017年 インド共和国(改正)出産給付法(以下「MBAA」といいます)が求めていた、託児所の設置および管理に関して最低限必要な全国的取組みの指針(以下「本件指針」といいます)を公表しました。MBAAでは、 従業員を50名以上雇用している者に対し、女性従業員が1日あたり4回まで(女性従業員に認められている休憩時間を含みます)利用できる託児所を設けることを求めています。本件指針には、託児所を設けるべき子どもの年齢層や、託児所の設置および運営に関する最低基準(場所、時期、インフラ、機器、安全、衛生、栄養、訓練を受けた人材および両親の関わりといった主要パラメーター単位での基準)が定められています。

v インド共和国政府内務省は、旧年中に取り組んだビザ制度の自由化をより一層促進するため、2018年11月14日付のプレスリリースをもって、外国人のインド入国および滞在やインド国内での移動をより容易にしました。主な変更点は以下のとおりです。 i. 就労ビザおよび商用ビザは、インド国内の外国人登録事務局(以下「FRRO」といいます) にて、10年を上限に延長できるようになります。旧制度の下では、外国人がビザを更新する 場合、5年の期間満了時に出国し、母国でビザ更新を申請しなければなりませんでした。 ii. インターン・ビザは、研修中であればいつでも申請できるようになります。インターン・ビザ 発給要件となる最低報酬額も、(一定の条件を満たせば)年間780,000ルピーから360,000 ルピーに引き下げられます。 iii. 電子ビザに2種類の新しいビザ(すなわち、電子会議ビザと電子患者付添ビザ)が加わり、 入国回数が年間3回(これまでは2回)までであれば、FRROにて90日間延長できる電子観光 ビザ、電子商用ビザ、電子治療ビザ、電子会議ビザおよび電子患者付添ビザの発給を受けら れます。

知的財産

v 2018年12月3日付の公示をもって、インド共和国政府保健家族福祉省(以下「MHFW」といいます)が、4種類の汎用医療機器(すなわち、ネブライザー、血圧測定器、デジタル体温計および血糖値計)を、1940年インド共和国医薬品化粧品法(以下「DCA」といいます)の条項3(b)(iv)に定義されている「医薬品」の範疇に含め、2020年1月1日に発効させることとしました。これらの医療機器は、すでに「医薬品」としてDCAに定義されている23の他の医療機器の一覧に追加されます。

v 「Carlsberg Breweries対 Som Distilleries and Breweries」事件²において、デリー高等裁判所の特別法廷が、2018年12月14日付の命令をもって、登録意匠の侵害と詐称通用という2つの異なる訴因は併合できるため、これらについては、単一の訴訟に併合して審理できるという見解を示しました。本訴訟の 原告は、ボトルや商標「Carlsberg」の体裁全般に関して、登録意匠の侵害と、原告のトレード・ドレスの詐称通用の双方を主張しています。これに対し被告は、「Mohan Lal対 Sona Paint」事件³ にてデリー高等裁判所の(3名の判事から成る)大法廷が言い渡した判決に照らして考えると本件のような併合訴訟は維持でき ないという所定の基準に基づく異議を申し立てました。本件について審理した単独法廷の判事が、MohanLal 事件における判断については再審理が必要であるという意見を示したため、長官の指示に基づき、現在の (5名の判事から成る)特別法廷が設けられました。 Mohan Lal事件担当判事の過半数は、本件における2種類の訴訟は登録意匠の侵害と詐称通用を 訴因とする単一の訴訟として提起すべきであるという見解を示しました。一方、Mohan Lal事件の管轄裁判所

v CBDTがインドと香港のDTAAを公示

v託児所に関して最低限必要な全国的取組みの指針

vインドにおけるビザ制度の 自由化

v 4種類の医療機器が適用規制の対象に

v詐称通用と意匠侵害は単一の訴訟に併合して審理可能

..............................

2 2015年度事件命令集1485頁。 3 「MohanLal 対 SonaPaint」事件(2013年度事件第55号、デリー高裁大法廷特許および商標事件61号)。

税 务

劳 务

知识产权

印度政府于 2018 年 3 月 19 日和中华人民共和国香港特别行政区签署避免双重征税协议

('DTAA')。DTAA 于 2018 年 11 月 30 日 生 效。CBDT 通 过 2018 年 12 月 21 日 的 公 告 , 公

告了 DTAA 的所有条款。在此公告之前 , 印度和香港之间不存在 DTAA。DTAA 的条款将对在

2019 年 4 月 1 日后 ( 也就是 2019-2020 财年 ) 获得的收入适用。

印度政府妇女儿童发展部通过其在 2018 年 11 月 2 日的办公备忘录,发布了 2017 年度产妇福

利 ( 修订 ) 法案 ('MBAA') 所要求的建立和管理托儿设施的国家最低指南 (' 指南 ')。MBAA 要求在

一个营业场所雇佣 50 名或更多员工的雇主设立托儿设施 , 相关女员工一天可以去四次 ( 包括她原有

的工休时间 )。指南规定了托儿设施所服务的儿童的年龄段以及托儿设施设立和运营的关键参数如位

置,时段,基础设施,设备,安全性,健康,营养,受过培训的人力资源和家长参与等方面的最低标准。

印度内务部于 2018 年 11 月 14 日发布新闻稿以进一步在去年放松印度的签证系统 , 以促进外

国人顺利进入印度以及在印度境内停留和旅行。关键变更如下:

i. 劳务和商务签证目前可在印度境内由外国人登记处办公室 ('FRRO') 延期, 最高可延

至 10 年。之前外国人必须在 5 年的末尾离开印度并从他们的祖国申请续期。

ii. 现在学习期间任何时候都可申请实习签证。获得实习签证的最低薪酬要求从每年

780,000 卢比下降到每年 360,000 卢比 ( 需要满足规定条件 )。

iii. 新引入两类电子签证 ( 也就是会议参加和私人保健医生电子签证 ) 并且对旅游者 , 商

务人员 , 医疗 , 参会和私人医生等的电子签证可以一年三次 ( 之前是一年两次 ),而且可

由 FRRO 延期 90 天。

通过 2018 年 12 月 3 日的通告 , 健康和家庭福利部 ('MHFW') 将四个广泛使用的医疗器械 ( 也

就是喷雾器,血压监测设备,数字化温度计和血糖仪 ) 自 2020 年 1 月 1 日起被纳入 1940 年度药

品化妆品法案 ('DCA') 第 3(b)(iv) 款所定义的 ' 药品 ' 范畴。这些器械之前,DCA 下已经有 23 个其

他医疗器械被定义为 ' 药品 '。

在 Carlsberg Breweries v. Som Distilleries and Breweries, 2 一案中,德里高等法院

的特别庭在 2018 年 12 月 14 日的裁决中,裁定许可将两项分立的案由,其中一项是对注册设计的

侵权,另一项是假冒相连接,并且作为一个合并诉讼一起裁决。诉讼原告指控被告对注册设计侵权

而且在瓶装和‘Carlsberg’商标整体形象上进行假冒。被告的回应是提出先决性异议,认为参照

德里高法在 Mohan Lal v. Sona Paint3 一案中全席法庭 ( 三位法官 ) 的裁决,这样的合并案件不

可主张。聆讯此案的单法官认为 Mohan Lal 案件的裁决需要再次审阅,同时基于首席法官的命令组

成了现有的特别庭 ( 五位法官 )。

Mohan Lal 案件中多数法官认为就注册设计和假冒所引发案由应提交两个分立诉讼。然而

Mohan Lal 案件的法庭明确如果此类诉讼同时提交或相距很短时间内提交,则它们因具有某些共同

CS(OS)1485/2015

Mohan Lal v. Sona Paint, 2013(55) PTC 61(Del)(FB)

2018 年 12月

CBDT 公告印度 - 香港 DTAA

托儿设施的国家最低指南

印度放松签证体系

四个医疗器械被纳入监管范围

假冒和设计侵权可并案审理

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10   december 2018

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は、2件の訴訟の争点にはいくつかの共通点があるため、2件の訴訟が同時にまたはほぼ同時に提起されていたならば、併合して審理できる点も明確にしました。 デリー高等裁判所の特別法廷は、特に、大法廷は、複数の訴因の併合を認めている1908年インド共和国民事訴訟手続法の命令II規則3にある定めを見過ごしていることを根拠として、同所の大法廷による決定を 退けました。また特別法廷は、本件における詐称通用と意匠侵害という2つの訴因は同一の取引から生じた ものであるため、これらを何らかの形で個々の訴因に「分割」して個別の訴訟で審理することは考えられないという見解も示しました。これらを踏まえ、特別法廷は、法的手続の重複を避けるためにも、法律問題や事実問題に共通点があるこれらの訴因の併合は認められるべきであるという見解を示しました。

v MHFWは、DCAに基づき、2018年11月29日に、2018年インド共和国医薬品化粧品法施行規則案を 公表しました。この規則案は、DCAの条項 3(aaa)に定義されている「化粧品」を対象とする輸入、製造、 ラベリングおよび他の関連業務に関する規制を強化するために公表されたものです。この規則案には、 国内で販売する化粧品の安全性に対する化粧品のメーカーおよび輸入業者の(説明)責任をより強化する ことを目的とする、より厳格な基準も盛り込まれています。この規則案の特筆すべき主要な規則には、品質基準、ラベリング、禁止化粧品、輸入登録および施行当局に関する規則があります。

情報技術

v インド共和国政府電子情報技術省が、まもなくインド連邦議会に提出されることになっている2018年 インド共和国(改正)情報技術法案(以下「IT法案」といいます)をもって、2000年インド共和国情報技術法(以下「IT法」といいます)を改正することを求めています。IT法案は、インドや世界各地のさまざまな個人 (主に子ども)を自殺へと誘導する青い鯨チャレンジに代表される、最近のオンライン上での好ましくない 現象に対処するために策定されたものです。最近では、暴力を伴うためプレイヤーに好ましくない影響を及ぼすさまざまなオンライン・ゲームが登場しており、オンラインで利用できるそのようなゲームの大半はインドの文化的価値を低下させるものであるため、この法案の可決が求められています。IT法案では、下記の新条項をIT法に盛り込むことを求めています。 i. 文化的気風に相反するコンテンツの公開または伝送:条項67BAをIT法に盛り込むことが 求められています。この条項は、「確立している文化的気風に相反する」コンテンツを公開 もしくは伝送した者、または他者に当該公開もしくは伝送を行わせた者を罰する根拠となる 条項です。IT法案では、「文化的気風」については定義していないものの、確立した慣行または 習慣に反しているか、いずれかと矛盾しているという理由だけで、あるコンテンツが文化的気風 に反するコンテンツであるとみなされることはない点については定めています。 ii. 危険なオンライン・ゲームのホスティング:改条項67BBをIT法に盛り込むことが求めら れています。この条項は、ユーザーが(a)自分自身または他人に害をもたらす危険な行い、 (b)自分自身または他人が負傷することとなるような行い、および(c)違法な行いを為す よう誘導するオンライン・ゲーム・リソースをホスティングした者を罰する根拠となる条項 です。また条項79BをIT法に盛り込むことも求められています。この条項は、オンライン・ゲー ム・リソースをホストする者またはゲーム・リソースが収録されているストレージ・メディアを オフライン販売する者に対し、(i)該当ゲーム・リソースを正しく分類して、当該リソースが、 ゲーム・コンテンツに照らして適切な年齢層のユーザーにより使用されることとなるようにする ことと、(ii)ゲーム内で危険な行為が描かれている場合には、実世界で当該行いを為さない ようユーザーに警告されるような仕組みを該当ゲームに組み込むことを求める条項です。

訴 訟および仲 裁

v インド最高裁は、「B. K. Educational Services Private Limited 対 Parag Gupta and Asso- ciates」事件⁴ における2018年10月11日付の決定をもって、最近改正された、IBCの条項238A(2018年 6月6日に発効)の適用可能性に関する問題に触れました。この条項238Aは、IBCに基づくすべての申請に対する1963年インド共和国出訴期限法(以下「期限法」といいます)の適用可能性について取り扱っています。インド最高裁は、条項238AはIBCに基づく現在の法的立場を明確にしているに過ぎず、この条項の制限は手続的性質のものであり遡及適用できるため、期限法は、IBCの適用開始日である2016年12月1日以降の IBCに基づくすべての申請に適用されるという見解を示しました。

v 2018年インド共和国(改正)情報技術法案

v 2018年インド共和国医薬品化粧品法施行規則案

vインド最高裁が、IBCの条項7および9に基づく申請への 期限法の適用可能性について判断

..............................

4 2017年度民事上訴審第23988号。

december 2018  11

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v インド最高裁は、仲裁合意に仲裁の「実際の実施場所」は明示されているものの「仲裁地」は明示されていないという状況で「仲裁地」を決定する場合の根拠および原則を決定するため、「旧インド連邦 対 Hardy Exploration and Production」事件⁵の審理を、インド最高裁の3名の判事から成る法廷に付託しました。本件においては、仲裁合意が盛り込まれる契約の準拠法はインド法で、仲裁手続の準拠法は、国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)国際商事仲裁モデル法でした。また仲裁手続の実際の実施場所はクアラルンプールでした。UNCITRAL国際商事仲裁モデル法の条項20では、仲裁の「場所」は当事者が自由に合意でき、合意されていない場合には仲裁廷が仲裁の場所を決定する必要があると定めています。 インド最高裁の3名の判事から成る法廷は、2018年9月25日付の決定をもって、仲裁の「場所」が指定されており、他の条件が付帯していない場合、その場所と「仲裁地」は同等なものとなるため、実施場所の問題は解決されるが、仲裁の「場所」に何らかの条件が付帯している場合には、その条件が満たされない限り、その「場所」は「仲裁地」と同等とならないという見解を示しました。3名の判事から成る法廷は、本件に おいては当事者による仲裁地選択または仲裁裁定による仲裁廷の明示的な「仲裁地」決定のいずれも行われていないため、仲裁の「場所」に付帯の条件は満たされていないという結論を示しました。インド最高裁は、すでに解決している「仲裁地」と仲裁の「実際の実施場所」の違いについて繰り返したうえで、実際の実施 場所であったという理由や裁定への調印がクアラルンプールで行われたという理由だけでは、クアラルンプー ルを「仲裁地」とみなすことはできないという見解を示しました。前掲の経緯を踏まえ、3名の判事から成る法廷は、1996年インド共和国仲裁調停法(以下「仲裁調停法」といいます)の条項34に基づく仲裁裁定の 破棄申請審査は、インドの裁判所が管轄するという結論を示しました。

v インド最高裁は、「Larsen and Toubro Limited 対ムンバイ都市圏開発公社」事件⁶ における2018年10月3日付の決定をもって、(i)インド企業(すなわちL&T)と外国企業(すなわちScomi Engineering -BHD)の間で形成されたコンソーシアムは「法人」または「組合」のいずれに該当するかという問題と、(ii)当該コンソーシアムが当事者である仲裁手続は仲裁調停法に基づく国際商事仲裁⁷ に相当するのかという 問題に触れました。インド最高裁は、L&Tと Scomi は2社の個別企業としてではなく1つのコンソーシアム としてムンバイ都市圏開発公社(MMRDA)と取引するべきなため、両社がMMRDAとの取引を独立企業 として進めることは認められないという見解を示したうえで、L&TとScomiが形成したコンソーシアムは仲裁 調停法の条項2(1)(f)(iii)に定められている組合に相当するという見解を示しました。またインド最高裁は、コンソーシアムを主導しているのはインドで設立された L&Tで、コンソーシアムの事業所はムンバイに あり、コンソーシアムの運営および統制の中枢もインドにあるため、このコンソーシアムが当事者である仲裁は、仲裁調停法に基づく国際商事仲裁に相当しないという見解も示しました。

v インド最高裁は、「Emaar MGF Land Limited対 Aftab Singh」事件⁸における2018年12月10日 付の決定をもって、1986年インド共和国消費者保護法(以下「CPA」といいます)に基づき消費者が請求 できる救済は、法定の特別救済であるため、紛争当事者の間に仲裁合意が存在する場合であっても、消費者問題裁判所の管轄権を奪うことはできないという見解を示しました。またインド最高裁は、2015年における仲裁調停法条項8の改正は、CPAを含む異なる制定法に基づき請求できる特別/追加救済に優先するものではないという見解も示しました。

v インド最高裁は、「Zheijang Bonly Elevator Guide Rail Manufacture Co. Ltd.対 Jade Ele-vator Component」事件⁹における2018年9月14日付の決定をもって、任意仲裁条項(すなわち、当事者が紛争解決の手段として仲裁または法廷訴訟のいずれかを選択できる根拠となる紛争解決条項)の有効性を支持しました。インド最高裁は、当事者が任意条項に同意しており、いずれかの当事者が仲裁を選択したのであれば、紛争解決は訴訟ではなく仲裁に付託すべきであるという見解を示しました。この決定により、 裁判所は、当事者が、契約に起因する紛争を仲裁により解決するという明確かつ疑義のない意思を示している場合に限り、当事者による紛争の解決を仲裁に付託しなければならないという、かつて示された法的立場が覆されることとなります。

vインド最高裁が、任意仲裁 条項の有効性を支持

vインド最高裁が、仲裁調停法に定められている「国際商事仲裁」の定義の範囲について解釈を提示

vインド最高裁が、仲裁合意が存在する場合であっても消費者問題裁判所の管轄権を奪うことはできないという見解を表明

vインド最高裁が仲裁の 「場所」、「仲裁地」および 「実際の実施場所」を区別

..............................

5 2018年度民事上訴審第4628号。 6 2017年度民事仲裁請願第28号。 7 「国際商事仲裁」は、仲裁調停法の条項 2(1)(f)に、インドで施行されている法律の下で商事関係としてみなされる、契約 関係であるかそれ以外の関係であるかは問わない法的関係に起因する紛争に関する仲裁であって、少なくとも当事者の一方が、 (i)インド以外の国に国籍を置いているか居住している個人、(ii)インド以外の国で設立された法人、(iii)会社、組合または 複数の個人から成る集合体であって、その運営および統制の中枢がインド以外の国にある組織、(iv)外国の政府であるような 仲裁として定義されています。 8 2018年度オンライン最高裁事件判例集の最高裁事件第2771号。 9 2018年度最高裁事件判例集第9巻774頁。

方面可并案审理。

德里高法特别庭否决了德里高法全席法庭的裁决,其理由包括全席法庭忽视了 1908 年度民事

诉讼法第 3 条法规的 II 令,后者允许对多项案由进行并案处理。特别庭进一步认为,在当前案件中

假冒和设计侵权的案由由同一业务产生,因此将案由以某种形式 ' 分割 ' 并在不同诉讼中呈现是不可

想象的。因此,特别庭裁决为避免重复性诉讼,根据法律和事实的基本问题,此类案由并案处理是

可行的。

MHFW 于 2018 年 11 月 29 日在 DCA 之下发布了 2018 年度化妆品法规草案。法规草案的

目的是扩展围绕 DCA 第 3 条第 (aaa) 款所定义的化妆品的进口,生产,标记以及其他相关活动的

法规体系。法规草案也引入了旨在于让化妆品生产商和进口商对国内销售的化妆品安全性承担更多

责任的某些严格规范。法规草案的某些关键显著特点和质量标准,标注,被禁止的化妆品,进口登

记和执法机关等有关。

最 高 法 院 在 2018 年 10 月 11 日 对 B.K.Educational Services Private Limited v.

Parag Gupta and Associates4 一案的裁决中,处理了最近修订的 IBC 第 238A 款 (2018 年

6 月 6 日生效 ) 的适用性问题,该款项和 1963 年度时效性法案 (' 时效性法案 ') 对所有在 IBC 下提

交的申请适用性有关。高法裁决时效性法案自 IBC 的起始日,也就是 2016 年 12 月 1 日起,对所

有在 IBC 下提交的申请都适用,理由是第 238A 款是对 IBC 下现有立场的澄清而且时效性法律的

本质是程序性的,因此可回溯适用。

电子和信息技术部试图通过 2018 年度信息技术 ( 修订 ) 法案 ('IT 法案 ') 以修订 2000 年度信

息技术法规 ('IT 法规 '),前者预期很快会交由议会讨论。IT 法案旨在于回应某些近来新出现的网络

现象,诸如蓝鲸挑战,它引发全球和印度数名个人 ( 主要是儿童 ) 自伤。引入新法案的理由是现存

好几款网络游戏牵涉暴力因此对玩家有不良影响,而且网上内容的很多成分在诋毁印度的文化价值

观。IT 法案寻求在 IT 法规中引入下列新规定:

i. 对和主流文化风尚相矛盾内容的出版或传播:引入第 67BA 款旨在于惩罚以电子形式

出版或传播,或者导致以以电子形式出版或传播任何和 ' 主流文化风尚相矛盾’内容的

任何个人。虽然 IT 法案没有对文化风尚给予定义,它已经规定任何内容不能仅仅因为

和现存的做法或习惯相矛盾或相抵触就被认定和主流文化风尚相矛盾。

ii. 为危险的网络游戏作东: 引入第 67BB 款旨在于惩罚为任何可能引发用户有下列行

为的网络游戏作东者:(a) 对他们自己或他人有害的危险行为;(b) 对他们自己或他人带

来伤害的行为;以及 (c) 一切违法行为。此外,引入第 79B 款旨在于要求所有为网络游

戏作东或生产可以线下出售的包含游戏资源存储介质的个人保证如下事宜:(i) 根据游戏

内容将游戏分类以供合适年龄段的用户群体使用;(ii) 如果游戏中存在危险行为,游戏中

存在对用户在真实生活中重复游戏中危险行为的警告机制。

信息技术

诉 讼 和 仲 裁

2017 年第 23988 号民事上诉。

2018 年 12月

2018 年度化妆品法规草案

2018 年度信息技术 ( 修订 )

法案

高 法 确 认 了 时 效 性 法 案 对

IBC 第 7 和第 9 款下申请的

适用性

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10   december 2018

AZB & PARTNERS ADVOCATES & SOLICITORS

は、2件の訴訟の争点にはいくつかの共通点があるため、2件の訴訟が同時にまたはほぼ同時に提起されていたならば、併合して審理できる点も明確にしました。 デリー高等裁判所の特別法廷は、特に、大法廷は、複数の訴因の併合を認めている1908年インド共和国民事訴訟手続法の命令II規則3にある定めを見過ごしていることを根拠として、同所の大法廷による決定を 退けました。また特別法廷は、本件における詐称通用と意匠侵害という2つの訴因は同一の取引から生じた ものであるため、これらを何らかの形で個々の訴因に「分割」して個別の訴訟で審理することは考えられないという見解も示しました。これらを踏まえ、特別法廷は、法的手続の重複を避けるためにも、法律問題や事実問題に共通点があるこれらの訴因の併合は認められるべきであるという見解を示しました。

v MHFWは、DCAに基づき、2018年11月29日に、2018年インド共和国医薬品化粧品法施行規則案を 公表しました。この規則案は、DCAの条項 3(aaa)に定義されている「化粧品」を対象とする輸入、製造、 ラベリングおよび他の関連業務に関する規制を強化するために公表されたものです。この規則案には、 国内で販売する化粧品の安全性に対する化粧品のメーカーおよび輸入業者の(説明)責任をより強化する ことを目的とする、より厳格な基準も盛り込まれています。この規則案の特筆すべき主要な規則には、品質基準、ラベリング、禁止化粧品、輸入登録および施行当局に関する規則があります。

情報技術

v インド共和国政府電子情報技術省が、まもなくインド連邦議会に提出されることになっている2018年 インド共和国(改正)情報技術法案(以下「IT法案」といいます)をもって、2000年インド共和国情報技術法(以下「IT法」といいます)を改正することを求めています。IT法案は、インドや世界各地のさまざまな個人 (主に子ども)を自殺へと誘導する青い鯨チャレンジに代表される、最近のオンライン上での好ましくない 現象に対処するために策定されたものです。最近では、暴力を伴うためプレイヤーに好ましくない影響を及ぼすさまざまなオンライン・ゲームが登場しており、オンラインで利用できるそのようなゲームの大半はインドの文化的価値を低下させるものであるため、この法案の可決が求められています。IT法案では、下記の新条項をIT法に盛り込むことを求めています。 i. 文化的気風に相反するコンテンツの公開または伝送:条項67BAをIT法に盛り込むことが 求められています。この条項は、「確立している文化的気風に相反する」コンテンツを公開 もしくは伝送した者、または他者に当該公開もしくは伝送を行わせた者を罰する根拠となる 条項です。IT法案では、「文化的気風」については定義していないものの、確立した慣行または 習慣に反しているか、いずれかと矛盾しているという理由だけで、あるコンテンツが文化的気風 に反するコンテンツであるとみなされることはない点については定めています。 ii. 危険なオンライン・ゲームのホスティング:改条項67BBをIT法に盛り込むことが求めら れています。この条項は、ユーザーが(a)自分自身または他人に害をもたらす危険な行い、 (b)自分自身または他人が負傷することとなるような行い、および(c)違法な行いを為す よう誘導するオンライン・ゲーム・リソースをホスティングした者を罰する根拠となる条項 です。また条項79BをIT法に盛り込むことも求められています。この条項は、オンライン・ゲー ム・リソースをホストする者またはゲーム・リソースが収録されているストレージ・メディアを オフライン販売する者に対し、(i)該当ゲーム・リソースを正しく分類して、当該リソースが、 ゲーム・コンテンツに照らして適切な年齢層のユーザーにより使用されることとなるようにする ことと、(ii)ゲーム内で危険な行為が描かれている場合には、実世界で当該行いを為さない ようユーザーに警告されるような仕組みを該当ゲームに組み込むことを求める条項です。

訴 訟および仲 裁

v インド最高裁は、「B. K. Educational Services Private Limited 対 Parag Gupta and Asso- ciates」事件⁴ における2018年10月11日付の決定をもって、最近改正された、IBCの条項238A(2018年 6月6日に発効)の適用可能性に関する問題に触れました。この条項238Aは、IBCに基づくすべての申請に対する1963年インド共和国出訴期限法(以下「期限法」といいます)の適用可能性について取り扱っています。インド最高裁は、条項238AはIBCに基づく現在の法的立場を明確にしているに過ぎず、この条項の制限は手続的性質のものであり遡及適用できるため、期限法は、IBCの適用開始日である2016年12月1日以降の IBCに基づくすべての申請に適用されるという見解を示しました。

v 2018年インド共和国(改正)情報技術法案

v 2018年インド共和国医薬品化粧品法施行規則案

vインド最高裁が、IBCの条項7および9に基づく申請への 期限法の適用可能性について判断

..............................

4 2017年度民事上訴審第23988号。

december 2018  11

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v インド最高裁は、仲裁合意に仲裁の「実際の実施場所」は明示されているものの「仲裁地」は明示されていないという状況で「仲裁地」を決定する場合の根拠および原則を決定するため、「旧インド連邦 対 Hardy Exploration and Production」事件⁵の審理を、インド最高裁の3名の判事から成る法廷に付託しました。本件においては、仲裁合意が盛り込まれる契約の準拠法はインド法で、仲裁手続の準拠法は、国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)国際商事仲裁モデル法でした。また仲裁手続の実際の実施場所はクアラルンプールでした。UNCITRAL国際商事仲裁モデル法の条項20では、仲裁の「場所」は当事者が自由に合意でき、合意されていない場合には仲裁廷が仲裁の場所を決定する必要があると定めています。 インド最高裁の3名の判事から成る法廷は、2018年9月25日付の決定をもって、仲裁の「場所」が指定されており、他の条件が付帯していない場合、その場所と「仲裁地」は同等なものとなるため、実施場所の問題は解決されるが、仲裁の「場所」に何らかの条件が付帯している場合には、その条件が満たされない限り、その「場所」は「仲裁地」と同等とならないという見解を示しました。3名の判事から成る法廷は、本件に おいては当事者による仲裁地選択または仲裁裁定による仲裁廷の明示的な「仲裁地」決定のいずれも行われていないため、仲裁の「場所」に付帯の条件は満たされていないという結論を示しました。インド最高裁は、すでに解決している「仲裁地」と仲裁の「実際の実施場所」の違いについて繰り返したうえで、実際の実施 場所であったという理由や裁定への調印がクアラルンプールで行われたという理由だけでは、クアラルンプー ルを「仲裁地」とみなすことはできないという見解を示しました。前掲の経緯を踏まえ、3名の判事から成る法廷は、1996年インド共和国仲裁調停法(以下「仲裁調停法」といいます)の条項34に基づく仲裁裁定の 破棄申請審査は、インドの裁判所が管轄するという結論を示しました。

v インド最高裁は、「Larsen and Toubro Limited 対ムンバイ都市圏開発公社」事件⁶ における2018年10月3日付の決定をもって、(i)インド企業(すなわちL&T)と外国企業(すなわちScomi Engineering -BHD)の間で形成されたコンソーシアムは「法人」または「組合」のいずれに該当するかという問題と、(ii)当該コンソーシアムが当事者である仲裁手続は仲裁調停法に基づく国際商事仲裁⁷ に相当するのかという 問題に触れました。インド最高裁は、L&Tと Scomi は2社の個別企業としてではなく1つのコンソーシアム としてムンバイ都市圏開発公社(MMRDA)と取引するべきなため、両社がMMRDAとの取引を独立企業 として進めることは認められないという見解を示したうえで、L&TとScomiが形成したコンソーシアムは仲裁 調停法の条項2(1)(f)(iii)に定められている組合に相当するという見解を示しました。またインド最高裁は、コンソーシアムを主導しているのはインドで設立された L&Tで、コンソーシアムの事業所はムンバイに あり、コンソーシアムの運営および統制の中枢もインドにあるため、このコンソーシアムが当事者である仲裁は、仲裁調停法に基づく国際商事仲裁に相当しないという見解も示しました。

v インド最高裁は、「Emaar MGF Land Limited対 Aftab Singh」事件⁸における2018年12月10日 付の決定をもって、1986年インド共和国消費者保護法(以下「CPA」といいます)に基づき消費者が請求 できる救済は、法定の特別救済であるため、紛争当事者の間に仲裁合意が存在する場合であっても、消費者問題裁判所の管轄権を奪うことはできないという見解を示しました。またインド最高裁は、2015年における仲裁調停法条項8の改正は、CPAを含む異なる制定法に基づき請求できる特別/追加救済に優先するものではないという見解も示しました。

v インド最高裁は、「Zheijang Bonly Elevator Guide Rail Manufacture Co. Ltd.対 Jade Ele-vator Component」事件⁹における2018年9月14日付の決定をもって、任意仲裁条項(すなわち、当事者が紛争解決の手段として仲裁または法廷訴訟のいずれかを選択できる根拠となる紛争解決条項)の有効性を支持しました。インド最高裁は、当事者が任意条項に同意しており、いずれかの当事者が仲裁を選択したのであれば、紛争解決は訴訟ではなく仲裁に付託すべきであるという見解を示しました。この決定により、 裁判所は、当事者が、契約に起因する紛争を仲裁により解決するという明確かつ疑義のない意思を示している場合に限り、当事者による紛争の解決を仲裁に付託しなければならないという、かつて示された法的立場が覆されることとなります。

vインド最高裁が、任意仲裁 条項の有効性を支持

vインド最高裁が、仲裁調停法に定められている「国際商事仲裁」の定義の範囲について解釈を提示

vインド最高裁が、仲裁合意が存在する場合であっても消費者問題裁判所の管轄権を奪うことはできないという見解を表明

vインド最高裁が仲裁の 「場所」、「仲裁地」および 「実際の実施場所」を区別

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5 2018年度民事上訴審第4628号。 6 2017年度民事仲裁請願第28号。 7 「国際商事仲裁」は、仲裁調停法の条項 2(1)(f)に、インドで施行されている法律の下で商事関係としてみなされる、契約 関係であるかそれ以外の関係であるかは問わない法的関係に起因する紛争に関する仲裁であって、少なくとも当事者の一方が、 (i)インド以外の国に国籍を置いているか居住している個人、(ii)インド以外の国で設立された法人、(iii)会社、組合または 複数の個人から成る集合体であって、その運営および統制の中枢がインド以外の国にある組織、(iv)外国の政府であるような 仲裁として定義されています。 8 2018年度オンライン最高裁事件判例集の最高裁事件第2771号。 9 2018年度最高裁事件判例集第9巻774頁。

最高法将 Union of India v. Hardy Exploration and Production5 交付高法的一个三人法庭审

理,以决定当仲裁协议明确了进行仲裁的‘地址 ' 但没有决定仲裁 ' 席位 ' 归属时,仲裁席位归属的

基础和原则。在当前案件中,管辖实质性合同的法律是印度法律。管辖仲裁程序的是 UNCITRAL

标准法。仲裁程序的地点是吉隆坡。UNCITRAL 标准法第 20 款规定,当事各方可自由协商仲裁 '

地点 ',如果无法达成一致则由仲裁团决定仲裁 ' 地点 '。

高法的三人法庭在其 2018 年 9 月 25 日的裁决中,认定如果 ' 地点 ' 已经明确并且不带其他

附加条件的话,则 ' 地点 ' 等同于席位并是对管辖权问题的最终解答。然而,如果术语 ' 地点 ' 有附

加条件,则必须在满足附加条件的情况下 ' 地点 ' 才能和 ' 席位 ' 同等。三人法庭裁决,在本案中,

当事任何一方都没有选择管辖席位,而仲裁团也没有在仲裁裁决中明确规定 ' 席位 '。因此 ' 地点 ' 附

加的条件并未得到满足。高法再次重申仲裁的 ' 管辖席位 ' 和 ' 地址 ' 已认定的不同,认为不能仅仅

因为吉隆坡是仲裁地址并且仲裁裁决在吉隆坡签署而将它视为 ' 管辖席位 '。根据以上原则 , 三人法

庭裁决印度法庭有管辖权就在 1996 年度仲裁和和解法案 ('A&C 法案 ') 第 34 款下排除仲裁裁决的

动议进行聆讯。

最高法院在其 2018 年 10 月 3 日就 Larsen and Toubro Limited v. Mumbai Metropolitan

Region Development Authority6 一案的裁决中处理了下列事宜:(i) 是否印度公司 ( 也就是 L&T)

和外国公司 ( 也就是 Scomi Engineering BHD) 组成的财团到底是 ' 实体公司 ' 还是 ' 协会 '; (ii) 如果仲

裁程序中该类财团是当事一方,则该仲裁程序是否可被视为 A&C 法案下的国际商务仲裁 7。高法裁决

L&T 和 Scomi 不可以作为独立实体和孟买大都会区发展局打交道,只可以作为财团而非两个独立实体

处理和 MMRDA 相关事宜。因此,L&T 和 Scomi 形成的财团符合 A&C 法案第 2(1)(f)(iii) 规定的协会

定义。高法进一步申明,由于财团的主导者 L&T 是在印度注册的公司,财团办事处设立在孟买,财团

的核心管理和控制权在印度,因此相关事宜不足以构成 A&C 法案下的国际商务仲裁。

高法在其 2018 年 12 月 10 日对 Emaar MGF Land Limited v. Aftab Singh8 一案的裁

决中认为对 1986 年度消费者保护法案 ('CPA') 下的消费者补偿属于法律上的特定补偿。因此,尽

管存在争议相关方之间的仲裁协定,消费者法庭的管辖权不能被剥夺。高法进一步申明,2015 年

对 A&C 法案第 8 款的修订不会推翻不同法规,包括 CPA 下特定 / 额外补偿。

高法在其 2018 年 9 月 14 日对 Zheijang Bonly Elevator Guide Rail Manufacture

Co. Ltd v. Jade Elevator Component9 一案的裁决中,维持了选择性仲裁条款的有效性,

也就是给予当事方通过仲裁或法庭诉讼解决争端的选择权的争端解决条款。高法认为,如果当事方

同意此类选择性条款,则如一方发起仲裁,则争端将通过仲裁而非诉讼解决。本裁决改变了之前通

行的法律立场,之前的立场是仅有在合同中明确地毫不含糊地规定当事方的意图是通过仲裁解决争

端时法庭才应将当事方转交仲裁处理。

2018 年第 4628 号民事上诉。

2017 年第 28 号仲裁动议 (C).

A&C 法案第 2(1)(f) 款定义的国际商务仲裁 ' 是由 A&C 法案第 2(1)(f) 款所定义的,由无论是否合同性质的法律关系所引发的争端,其性质在

印度有效的法律下被视为商业性的而且至少其中一方当事方是 --(i) 身为印度以外国家公民或长久居民的个体;(ii) 在印度以外国家注册的公

司实体;(iii) 其核心管理和控制权在印度以外国家实施的公司或协会或个人团体;(iv) 外国政府。

2018 SCC OnLine SC 2771.

2018 (9) SCC 774.

december 2018  11

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v インド最高裁は、仲裁合意に仲裁の「実際の実施場所」は明示されているものの「仲裁地」は明示されていないという状況で「仲裁地」を決定する場合の根拠および原則を決定するため、「旧インド連邦 対 Hardy Exploration and Production」事件⁵の審理を、インド最高裁の3名の判事から成る法廷に付託しました。本件においては、仲裁合意が盛り込まれる契約の準拠法はインド法で、仲裁手続の準拠法は、国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)国際商事仲裁モデル法でした。また仲裁手続の実際の実施場所はクアラルンプールでした。UNCITRAL国際商事仲裁モデル法の条項20では、仲裁の「場所」は当事者が自由に合意でき、合意されていない場合には仲裁廷が仲裁の場所を決定する必要があると定めています。 インド最高裁の3名の判事から成る法廷は、2018年9月25日付の決定をもって、仲裁の「場所」が指定されており、他の条件が付帯していない場合、その場所と「仲裁地」は同等なものとなるため、実施場所の問題は解決されるが、仲裁の「場所」に何らかの条件が付帯している場合には、その条件が満たされない限り、その「場所」は「仲裁地」と同等とならないという見解を示しました。3名の判事から成る法廷は、本件に おいては当事者による仲裁地選択または仲裁裁定による仲裁廷の明示的な「仲裁地」決定のいずれも行われていないため、仲裁の「場所」に付帯の条件は満たされていないという結論を示しました。インド最高裁は、すでに解決している「仲裁地」と仲裁の「実際の実施場所」の違いについて繰り返したうえで、実際の実施 場所であったという理由や裁定への調印がクアラルンプールで行われたという理由だけでは、クアラルンプー ルを「仲裁地」とみなすことはできないという見解を示しました。前掲の経緯を踏まえ、3名の判事から成る法廷は、1996年インド共和国仲裁調停法(以下「仲裁調停法」といいます)の条項34に基づく仲裁裁定の 破棄申請審査は、インドの裁判所が管轄するという結論を示しました。

v インド最高裁は、「Larsen and Toubro Limited 対ムンバイ都市圏開発公社」事件⁶ における2018年10月3日付の決定をもって、(i)インド企業(すなわちL&T)と外国企業(すなわちScomi Engineering -BHD)の間で形成されたコンソーシアムは「法人」または「組合」のいずれに該当するかという問題と、(ii)当該コンソーシアムが当事者である仲裁手続は仲裁調停法に基づく国際商事仲裁⁷ に相当するのかという 問題に触れました。インド最高裁は、L&Tと Scomi は2社の個別企業としてではなく1つのコンソーシアム としてムンバイ都市圏開発公社(MMRDA)と取引するべきなため、両社がMMRDAとの取引を独立企業 として進めることは認められないという見解を示したうえで、L&TとScomiが形成したコンソーシアムは仲裁 調停法の条項2(1)(f)(iii)に定められている組合に相当するという見解を示しました。またインド最高裁は、コンソーシアムを主導しているのはインドで設立された L&Tで、コンソーシアムの事業所はムンバイに あり、コンソーシアムの運営および統制の中枢もインドにあるため、このコンソーシアムが当事者である仲裁は、仲裁調停法に基づく国際商事仲裁に相当しないという見解も示しました。

v インド最高裁は、「Emaar MGF Land Limited対 Aftab Singh」事件⁸における2018年12月10日 付の決定をもって、1986年インド共和国消費者保護法(以下「CPA」といいます)に基づき消費者が請求 できる救済は、法定の特別救済であるため、紛争当事者の間に仲裁合意が存在する場合であっても、消費者問題裁判所の管轄権を奪うことはできないという見解を示しました。またインド最高裁は、2015年における仲裁調停法条項8の改正は、CPAを含む異なる制定法に基づき請求できる特別/追加救済に優先するものではないという見解も示しました。

v インド最高裁は、「Zheijang Bonly Elevator Guide Rail Manufacture Co. Ltd.対 Jade Ele-vator Component」事件⁹における2018年9月14日付の決定をもって、任意仲裁条項(すなわち、当事者が紛争解決の手段として仲裁または法廷訴訟のいずれかを選択できる根拠となる紛争解決条項)の有効性を支持しました。インド最高裁は、当事者が任意条項に同意しており、いずれかの当事者が仲裁を選択したのであれば、紛争解決は訴訟ではなく仲裁に付託すべきであるという見解を示しました。この決定により、 裁判所は、当事者が、契約に起因する紛争を仲裁により解決するという明確かつ疑義のない意思を示している場合に限り、当事者による紛争の解決を仲裁に付託しなければならないという、かつて示された法的立場が覆されることとなります。

vインド最高裁が、任意仲裁 条項の有効性を支持

vインド最高裁が、仲裁調停法に定められている「国際商事仲裁」の定義の範囲について解釈を提示

vインド最高裁が、仲裁合意が存在する場合であっても消費者問題裁判所の管轄権を奪うことはできないという見解を表明

vインド最高裁が仲裁の 「場所」、「仲裁地」および 「実際の実施場所」を区別

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5 2018年度民事上訴審第4628号。 6 2017年度民事仲裁請願第28号。 7 「国際商事仲裁」は、仲裁調停法の条項 2(1)(f)に、インドで施行されている法律の下で商事関係としてみなされる、契約 関係であるかそれ以外の関係であるかは問わない法的関係に起因する紛争に関する仲裁であって、少なくとも当事者の一方が、 (i)インド以外の国に国籍を置いているか居住している個人、(ii)インド以外の国で設立された法人、(iii)会社、組合または 複数の個人から成る集合体であって、その運営および統制の中枢がインド以外の国にある組織、(iv)外国の政府であるような 仲裁として定義されています。 8 2018年度オンライン最高裁事件判例集の最高裁事件第2771号。 9 2018年度最高裁事件判例集第9巻774頁。

2018 年 12月

高法区分仲裁的 ' 地点 ',‘地

址 ' 和‘席位’

高法对仲裁和和解法案下的

' 国际商务仲裁 ' 定义作出解

高法裁决消费者法庭的管辖

权不能因为仲裁协议的存在

而被剥夺

高法维持选择性仲裁条款

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vvc Circle, 2018, 2017, 2016 & 2015 において

Law Firm of the Year を受賞

vIndia Business Law Journal, 2018 & 2017 において

Law Firm of the Year | Best Overall Law Firm of the Year を受賞

vCorporate usa Today – Law Awards 2018 において

Best Law Firm of the Year – India を受賞

v

alb se Asia Law Awards, 2018 において India Deal Firm of the Year を受賞

vAsiaLaw Profiles, 2018 の

Outstanding Law Firm of the Year, India | Corporate and Mergers & Acquisitions においてHighly Recommended Law Firm of the Year を受賞

vThomson Reuters’ Emerging Markets m&a Legal Rankings, q1 2018 の

Indian m&a Announced Deals League Table by Value and Volume において1位を受賞

Indian m&a Completed Deals League Table by Value and Volume において1位を受賞

vBloomberg’s Global m&a, Legal Rankings, q1 2018 の

Indian m&a Announced Deals League Table by Deal Value and Deal Count において1位を受賞

vMergermarket’s Global and Regional m&a, League Tables of Legal Advisors, q1 2018 の

Indian in the m&a Rankings by Deal Value and Deal Count において1位を受賞

v Mergermarket’s Global and Regional m&a, Legal Rankings, q1 2018 の

India and Asia (excl. Australasia & Japan) in the m&a Announced Deals League Table by Deal Value and Deal Count において

1位を受賞 v

Venture Intelligence League Tables of Legal Advisors, 2017 の pe and m&a Rankings by Deal Count and Deal Value において

1位を受賞 v

Chambers Asia-Pacific Awards, 2017 においてClient Service Law Firm of the Year を受賞

vInternational Legal Alliance Summit Awards, 2017 において

Best Indian Law Firm を受賞

vrsg Top 40 Indian Law Firms Ranking, 2017 において

1位を受賞賞v

Legal Era Awards, 2016 において Best National Corporate Law Firm | Best Overall National Law Firm of the Year を受賞

vCorporate intl, 2016 において

m&a Law Firm of the Year を受賞

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12 december 2018

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Bloomberg 全球区域并购法律顾问排行榜,2018 年第一季度

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