「azureの動くしくみ」の片鱗を見て
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「 Azure の動くしくみ」の片鱗を見て
青柳 英明
JAZUG 福岡 ( ふくあず ) × Fukuoka.NET( ふくてん ) 合同企画
de:code 2016 振り返り勉強会
自己紹介青柳 英明
Azure 歴: 約 3 ヶ月
趣味の範囲のみ実務では全くやってません ( やりたい )
職業: インフラ SE ( オンプレ Only)
・ Visual Basic 、 ASP など (C# も Java も Python も Ruby も出来ません… )
経歴: アプリケーション開発 … 3 年
インフラエンジニア … 15 年
・サーバ / クライアント (Windows 中心 )・セキュリティ系とかも少々・オンプレ仮想化 (VMware 、 Hyper-V)・現在はデスクトップ仮想化をやってます
「ふくあず」 「ふくてん」 共に、今年になってから参加させて頂いている新参者です。
どうぞよろしくお願いします!
はじめにベンダ主催のクラウド技術セミナーって、たいていは ・・・
・ 機能やサービスの紹介・ 機能やサービスの使い方 (※多分に偏見を含みます)
de:code では ・・・
「クラウドの内部の話」 のセッションが結構ありました
聴講したセッション去年( de:code 2015 )
・ Windows Server 2016・ Windows 10
今年
・ Azure (インフラ系を中心に)・ DevOps・ りんな
・ ちょまど さん 人いっぱいで無理!!
Azure Stack
Azure Stack企業のデータセンター/ DC 事業者 向けに ・・・
・ Azure で使われている技術をベースに・ Azure と同じように管理できて(ポータル、 PowerShell )
プライベートクラウドを提供する製品
↓Azure との互換性・親和性が高い
新しいハイブリッドクラウドのかたち
・ Azure のサービス進化にも追随可能な
Azure StackAzure Stack の中身は ・・・?
・ 現在リリースされている 「 Azure Stack Technical Preview 1 」 の場合
Hypervisor (Hyper-V)
IA サーバ (1 台 )
テナント ( 利用者向け )VM管理用 VM( ストレージ管理、ネットワーク管理、 etc.)
Service Fabric
Azure Stack正式リリース時には ・・・(予想)
Service Fabric
利用者向け VM/ サービス管理用 VM/ サービス
※ 写真はイメージです
Azure Pack をベースにしたプライベートクラウドアプライアンス
(DELL)↓
Azure Stack 版も出る?Hypervisor (Hyper-V)Server Cluster (MSFC)
ブレードサーバ群 ストレージネットワーク
Azure Stackでは、 Azure の中身は?
→ 一応、技術公開されているのですが ・・・ ( GitHub 、 RFC 、論文など)
でも、言えるのは ・・・
・ ハードウェアレイヤは全く別物
・ ソフトウェアレイヤはかなり近い
ということではないでしょうか(テキトーで重ね重ねスミマセン)
私にはちょっと難しくて、ここでは説明できません(スミマセン)
マイクロサービス
マイクロサービス・ Azure Service Fabric・ Azure Container Service
Azure の外から見た 「マイクロサービス」
マイクロサービスAzure の内部でも、マイクロサービスは大活躍
Azure のインフラを支える Azure のサービスを提供・ リソース管理・ ネットワーク管理・ ストレージ管理 etc.
・ Azure SQL Database・ DocumentDB・ PowerBI・ Event Hubs
Azure 以外にも ・ Intune ・ Bing Cortana ・ Skype for Business
(Azure Stack も同様 )
マイクロサービス何故 「マイクロサービス」 なのか?
・ リソース利用効率の高さ
・ スケーリング / フェールオーバーの速さ
・ 迅速なデプロイ、柔軟な変更とロールバック → DevOps 、 CI/CD
・ Azure PaaS に対する膨大なリクエストへの対応 → 従来型のキューイング方式では、とても捌ききれない!
OSS (オープンソース)
OSS (オープンソース)
外から見たときの 「 Azure 」 と 「 OSS 」 の関連性
・ IaaS の Linux サポート (Debian 、 RHEL 、 FreeBSD(*) 、 etc.)・ 各種 OSS 言語への対応 ( ランタイム、 SDK)・ Azure のサービスとして提供される OSS
・ Docker・ Hadoop 、 Spark
・ DocumentDB の 「 MongoDB 」 プロトコルサポート
・ その他、さまざまな OSS ツールへの対応
(*) もちろん Linux ではありませんが
OSS (オープンソース)
Azure 内部でも OSS との関連性は高い
・ サービス基盤、管理基盤として Linux が使われている ( ところもある )・ マイクロソフト自身も、開発した技術を OSS として公開している
・ SONiC - L2/L3 スイッチングを行うソフトウェア
オープンソースな 「ハードウェア」 も開発、技術公開している
・ Open Compute Project - x86 サーバハードウェア仕様・ SmartNIC - FPGA を使用した NIC
次期 Windows Server
次期 Windows Server
・ Container・ Nano Server・ Service Fabric
・ SDS (Storage Spaces Direct etc.)搭載される新機能
・ SDN (VXLAN/NVGRE)
Azure のために開発された技術、 Azure と共に進化した技術をオンプレ OS へフィードバック
↓
さいごに「クラウドって中身を意識する必要無いじゃん」
「ブラックボックスとして捉えておけばいいんじゃん」
・・・ という意見もあるかもしれませんが、
中身を知っておくもの良いのでは? というお話でした。
参考にさせて頂いたセッションhttps://docs.com/decode2016/https://channel9.msdn.com/Events/de-code/2016/動画:
スライド:
INF-013 Azure Stack 徹底解剖INF-017 Windows Server 2016 の Software Defined Storage のしくみと活用
INF-018 OS の中で SDN 抗争勃発 !? ~ 主役を争う VXLAN vs NVGRE ~INF-019 Nano Server だけでここまでできる! ~ 極小サーバーの使い方 ~
DOO-005 裏 Inside Azure ~ OSS 視点で理解する、 Azure のテクノロジ&アーキテクチャ ~
DOO-015 Azure/Windows Server 2016 から学ぶ Windows 系インフラエンジニアのための DevOps
DEV-016 止まらないサービスを ! ~ マイクロサービスプラットフォーム 「 Azure Service Fabric 」 ~
上記の他にも、興味深くためになるセッションが多数ありました。ありがとうございました。