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仕様書 1 事業の名称 2019 年度 多言語 Web サイトを活用した情報発信事業(以下、本事業) 2 事業委託期間 事業委託締結の日から 2020 年 3 月 31 日(火)まで 3 事業目的 一般社団法人 九州観光推進機構(以下、当機構)では、「第二期九州観光戦略(2014 年~2023 年)」 が掲げる「観光を九州の基幹産業にする」を実現すべく、2023 年観光消費額 4.0 兆円、訪日外国人数 786 万人 達成に向けて、様々な取り組みを展開している。昨今、ブランドの再定義やマーケティング戦略の見直し等により、 ウェ ブサイトに求められる目的・目標が大幅に変化してきた。又、デザインやコンテン競合のホームページと比べ古く、且つ整 理が必要となってきている。 本事業では、これらの変化や課題に対応しつつ、九州ブランドイメージを反映させ、外国人目線に立った最適な英語 表現と映像・画像を活用した魅力あるコンテンツへ抜本的に再構築することで、当機構が発信する情報の充実と品質 向上を図り、旅行目的地としての九州の多様な観光魅力の認知度向上と九州への来訪者数の獲得に繋げていく。 図1)ウェブサイトに求められる外的変化 4 事業概要 (0)基本要件 1.対象ウェブサイト 本事業では、以下の九州観光ウェブサイト(以下、現行ウェブサイト)を英語グローバルウェブサイト(以下、新 ウェブサイト)へリニューアルを行う。 九州観光ウェブサイトhttps://www.welcomekyushu.com/2.新ウェブサイトの位置づけとコンテンツ基本方針 a) 欧米豪市場を念頭に置きつつ、全世界向けに発信するためのグローバルサイト(英語)と位置づける。

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Page 1: b) - welcomekyushu.jp · i) ウェブサイト再構築を含めた2022年3月末までの3ヵ年計画(ロードマップ案) j) 過去に制作した英語ウェブサイトの実例(最大3事例まで)

仕様書

1 事業の名称

2019年度 多言語Web サイトを活用した情報発信事業(以下、本事業)

2 事業委託期間

事業委託締結の日から 2020年 3月 31日(火)まで

3 事業目的

一般社団法人 九州観光推進機構(以下、当機構)では、「第二期九州観光戦略(2014 年~2023 年)」

が掲げる「観光を九州の基幹産業にする」を実現すべく、2023年観光消費額 4.0兆円、訪日外国人数 786万人

達成に向けて、様々な取り組みを展開している。昨今、ブランドの再定義やマーケティング戦略の見直し等により、 ウェ

ブサイトに求められる目的・目標が大幅に変化してきた。又、デザインやコンテン競合のホームページと比べ古く、且つ整

理が必要となってきている。

本事業では、これらの変化や課題に対応しつつ、九州ブランドイメージを反映させ、外国人目線に立った最適な英語

表現と映像・画像を活用した魅力あるコンテンツへ抜本的に再構築することで、当機構が発信する情報の充実と品質

向上を図り、旅行目的地としての九州の多様な観光魅力の認知度向上と九州への来訪者数の獲得に繋げていく。

図1)ウェブサイトに求められる外的変化

4 事業概要

(0)基本要件

1.対象ウェブサイト

本事業では、以下の九州観光ウェブサイト(以下、現行ウェブサイト)を英語グローバルウェブサイト(以下、新

ウェブサイト)へリニューアルを行う。

九州観光ウェブサイト(https://www.welcomekyushu.com/)

2.新ウェブサイトの位置づけとコンテンツ基本方針

a) 欧米豪市場を念頭に置きつつ、全世界向けに発信するためのグローバルサイト(英語)と位置づける。

Page 2: b) - welcomekyushu.jp · i) ウェブサイト再構築を含めた2022年3月末までの3ヵ年計画(ロードマップ案) j) 過去に制作した英語ウェブサイトの実例(最大3事例まで)

b) 【参考】九州ブランドイメージを十分に考慮したうえで、ブランドコンセプト(訪れるたびに笑顔になれす島)

を基にした九州独自の価値(Energy、Fertility、Gateway)を深堀し、新ウェブサイトへ反映させ、ブ

ランドイメージ醸成へ繋がることを第一とする。その際、外国人が好むウェブサイトデザイン(ビジュアル、フォ

ント、レイアウト、イメージカラー等)、写真やメッセージ、動画等で九州の認知、来訪需要を喚起する内容

とすること。

c)新ウェブサイトのコンテンツ制作では、英語を母国語とし、且つウェブサイト等でのライティング経験を有する

ネイティブライターが作成し、第三者によるチェックまで行うものとする。日本語で作成したものを英語に翻訳す

ることは原則不可。

d)新ウェブサイトでは、サイト訪問者がフライトやホテルなどシームレスに情報収集、予約できるように外部サイト

との連携や各種 API 連携を意識した構成とする。(例:サイト訪問者が各コンテンツを閲覧したのち、

Google Travel、Google Map、パンフレットダウンロード等が行えるユーザー導線)

e)日本を訪れた旅行者に対し、九州への行き方がわかるように交通アクセス方法などを掲載すること。

f)九州ブランドイメージ、新ウェブサイトの品質維持が行えるようにウェブサイト運営ルール(見せ方、フォント、写

真サイズ等)や、コンテンツ制作方針(伝える、または記載べき要素等)をマニュアルとして定めること。

g)個人情報保護法、GDPR(EU一般データ保護規則)に準拠していること。

h)現行ウェブサイトとは別に新ウェブサイトを立ち上げ、一定の間平行運用を行い、既存コンテンツからのデータ

移行等を行うものとする。【参考1】「ウェブサイト運営イメージ」を参照。

(1)ウェブサイトの再構築

上記の「(0)基本要件」に基づき、下記項目を提案するとともに、事業決定後に実際に着手すること。

1.提案項目

a) 現行ウェブサイトにおける課題の抽出、及びその改善方針の提案

b) 九州ブランド強化のために必要となるウェブサイト戦略

c) 開発の手法と考え方、開発範囲、開発スケジュール

d) サイト設計(サイトコンセプト、サイト構成案、サイト機能一覧等)

e) オーサリングツール(コンテンツ管理システム:CMS等)

f) サイトデザイン(デザインイメージがわかるもの)、

特にトップページは、【参考】九州ブランドイメージを参考に効果的に伝える表現や見せ方を示すこと。また、

九州ブランドイメージ以外にも九州を魅力的に伝える方法があれば、適宜提案すること。

g)サイトにおいて実装すべきコンテンツ項目(カテゴリ)、またカテゴリ毎の制作数

h)SEO方針、認知向上のためのプロモーション手法

g) 設定する KPI/KGI および計測方法

h) システム要件定義

i) ウェブサイト再構築を含めた 2022年 3月末までの 3 ヵ年計画(ロードマップ案)

j) 過去に制作した英語ウェブサイトの実例(最大3事例まで)

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<留意事項>

a)現行ウェブサイトにおける課題を明確にし、九州ブランドイメージ確立に向けたウェブ戦略を提案すること。

b) 開発手法において、限られた工期で確実かつ効率的に開発を行うための考え方などを記載すること。

c)本事業では、新規ドメイン、新規サーバ構築を前提とし、ドメイン名については、閲覧者に分かりやすい名称

を提案し、公開までに取得すること。本項目に係る経費は、全て本事業費に含めるものとする。

d)機能については単に項目名でだけでなく、具体的な内容や運用方法なども記載すること。

e)新ウェブサイトは、代表的なウェブブラウザでの動作保障を行うこと。また、スマートフォン等のデバイスに最適

化表示の為、レスポンシブウェブデザイン方式を採用すること。

・ Internet Exploler11 以降

・ Microsoft Edge(公告時点の最新バージョンに対応、以下同じ)

・ Google Chrome

・ Firefox

・ Safari

f) ページ閲覧は、 すべて暗号化された通信(HTTPS)で行えるようにすること。また、不正アクセスやページ

改ざんを検知、通知、復旧できる機能を有すること。

g)新規に構築するシステム、運用サーバ環境やコンテンツ管理システム(CMS)を選択理由とともに提案

すること。提案内容は、「政府機関等の情報セキュリティ対策のための統一基準群(平成 28年度版)」

(https://www.nisc.go.jp/active/general/kijun28.html)」を参考とすること。

h)提案する CMSは、バグや脆弱性対策などのバージョンアッププログラムやパッチが迅速かつ確実に提供され

るものを選択すること。また、今後の管理対象サイトの追加(英語以外の言語サイトを含む)にも対応

可能であること。

i)CMSは、本事業の受託者以外でも管理、運用(CMS自体のバージョンアップやセキュリティパッチ等の

適用を含む)が可能であること。サーバ(開発、テスト含む)や CMS等、本事業でリニューアル対象と

するウェブサイトの構築から運用に必要なすべての環境の導入、設定、運用(アップデート等作業を含む)

に要する経費も本事業請負経費に含むものとする。

j)新ウェブサイト構築後、Google analytics等を活用して、アクセス解析が行えるようにすること。

(2)新ウェブサイトのコンテンツ制作

上記の「(0)基本要件」に基づき、下記項目を提案するとともに、事業決定後に実際に着手すること。

1.提案項目

a) 上記を実現するための具体的なコンテンツ編集方針及び編集体制

b) 本事業に従事するネイティブライターのプロフィールと実際にライティングした文章(日本の観光魅力に関す

る内容で 300単語以上の文章を2本以上。過去に制作したもの、または今回新規に書き起こししたもの

どちらでも可)を提出すること。(複数人の場合、1人あたり 300単語以上の文章を2本以上)

c) 新ウェブサイトトップページで使用すべき九州ブランドイメージ(背景画像、または動画)について、その具

体例を 3案程、提示するとともに、その理由を明示すること。(効果的且つインパクトを持たせるために、

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画像に対して、レタッチ等の処理も可)

2.実施項目

a) 上記(1)ウェブサイト再構築-1- g)において実装すべきとしたコンテンツにつき、当機構と協議のうえ確

定させ、具体的なコンテンツ制作を行うこと。

b)既存ウェブサイトで掲載されている「記事(Article)」、「九州のおいしい島」のコンテンツは、新ウェブサイト

において活用(掲載)すること。既存ウェブサイトにおけるコンテンツの扱いは、【参考 2】「ウェブサイトコンテ

ンツ運用イメージ」を参考とすること。

<留意事項>

a) 当事業におけるネイティブライターとは、英語を母国語とし、且つ、ウェブサイト等でのライティング経験を有する

人材とする。

b) 新規コンテンツの制作にあたっては、ネイティブライターが英語で文章を書き起こすこととし、第三者のネイティブ

チェックを行うこと。日本語で作成したものを英語に翻訳することは不可。

c) 制作されたコンテンツは、当機構によるチェックを受けるものとし、修正が発生した場合には、その修正が完了

するまで対応するものとする。

d)使用する画像および写真などは、最適と考えられる画像を当機構と協議のうえ、事業者において、独自取材

等を行い収集すること。但し、現行ウェブサイト内のコンテンツ活用が有効と思えるものは、利用可とする。

(3)動作環境の構築及び保守

1.業務内容

a)サーバ、ハードウェア、ソフトウェア等の提供

b)新規ドメインの提案(SSL 証明書の取得)

c)セキュリティ対策

d)システムトラブル対応

2.留意事項

<システム要件>

a)受注した事業者が新規ドメインの提案、 SSL 証明書の取得、サーバ契約、ハードウェア、ソフトウェアの用

意等をすること。

・ドメイン名、 SSL サーバ証明書、レンタルサーバ、またはクラウドサーバについては、「一般社団法人 九州

観光推進機構」名義とし、契約期間は契約終了後 1 ヶ月までとすること。また、 SSLサーバ証明書を取

得すること。契約方法については、協議対応可。

・制作したウェブサイトについては、受託者との契約終了後も当機構が指定するサーバへ移行できるものとす

る。また、契約変更やサーバ変更の事由などにより、ドメイン引継が生じた場合も、管理者移行出来るもの

とし、必要に応じて手続きを行うこととする。

b)安全なプログラミングを行うとともに、公開前に十分なセキュリティテストを実施すること。

・IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が示す「ホームページサーバ等確認チェックリスト(第2版)」

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及び「ウェブアプリケーションのセキュリティ実装 チェックリスト」の項目全てについて対応し、セキュリティレベル

が低減することのないよう継続的に取り組むこと。また、「ホームページサーバ等確認チェックリスト(第2

版)」等は、随時変更する可能性があるため、変更となった場合には、新たな基準を遵守すること。

・ウェブサイト全ページについて、 SSL/TLS 暗号化処理を行うこと。製作・運営時を通じて情報セキュリティ

の適正な管理を実施する者として、総括責任者や(ウェブサイトのセキュリティ対策に通じた技術担当

の)窓口担当者等を選定し、管理組織を整備の上、情報の漏えい・滅失・き損及び改ざんの防止、その

他情報の適正な管理のために必要な措置を講じること。

・情報セキュリティに関する不正が見つかった場合に追跡調査等により原因を調査・排除できる仕組みや

体制を整備すること。

c)異常または障害(予兆含む)が発見された際には、直ちに当機構へ連絡し、復旧手段について万全を期す

体制の確保及び運用対応が可能であること。また、障害発生時には、原因を調査の上、報告書を当機構に

提出すること。

d)システムのリカバリに必要なデータのバックアップを各データの特性に応じて行うこと。作成したウェブサイトコンテ

ンツファイル等関連データは、バックアップを取得すること。各バックアップデータ、ジャーナル等により、障害直前

のデータを復元できること。

e)システムログ及びアプリケーションログを取得し、取得したログの漏えい、改ざん、消去、破壊等を防止できる機

能を設けること。また、ウェブサイトへの負担を考慮した上でアクセスログを取得し、当機構が要請した場合、直

ちにアクセスログの提示が可能であること。

f)外部セグメントからサーバが設置されているセグメントに対して、適切なアクセス制御が可能なネットワーク構成

をとること。

g)ルータ又はファイアウォール等でのフィルタリング設定によって、未使用又は不必要なポート/プロトコル/不正

な IP アドレスによる接続を排除すること。また、 ウェブサイトを更新できる管理者用端末を限定し、当該端末

以外からのウェブサイト更新等に関する接続は排除すること。

h)定期的なバージョンアップを行い OS、アプリケーション(WWW、CMS等)のセキュリティパッチを最新の状態

にしておくこと。

i)新ウェブサイトは 24 時間 365 日運用であり、緊急を要する業務については、委託者から連絡の有無を

問わず、受託者は誠意と責任を持って可能な限り迅速に処置を行うよう努めること。また、緊急を要する場合

について、平日以外や営業時間外についても連絡がとれるような体制を持つこと。

j)不具合並びに不正アクセスの症状が見受けられた際には、 直ちに当機構へ連絡し、原因を調査の上、報告

書を提出すること。

k)将来的なページ数やアクセス数の増加に対応できる環境を提供すること。

<CMS基本要件>

a)CMSは、サーバ上で動作するものとし、各ユーザー端末にクライアントソフトのインストールを要するものは不可

とする。

b)CMSのライセンス等費用は、ユーザー数、ページ数の増減により価格変動しないこと。

c)専門性を持たない職員でも簡単に、直感的にコンテンツの作成を行うことができ、自由度の高いレイアウトが

可能であること。また、記事コンテンツ制作時に公開時の状態を確認できるようにすること。

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d)記事コンテンツごとに公開開始及び公開終了の日時指定ができ、自動的に公開及び終了ができること。また、

管理者または指定されたユーザーが主導で即時更改開始及び終了を行えること。

e)コンテンツ管理システム(CMS)は、十分なセキュリティを保持しつつ汎用なシステムを導入すること。

f)上記、CMS基本要件の a)~e)における詳細設計については、当機構と協議のうえで確定させること。

<システム要件>

a) 構築するシステムは、Windows、Unix、Linuxなど一般的に普及しているOSの採用を前提としたシステム

とすること。

b) 構築するシステムのアプリケーションは、特定の製造者のハードウェアに依存しないシステムとすること。

c) 一般的な OS・ブラウザに対応し、可能な限り利用者の利用環境に依存することなく、閲覧可能なウェブサイ

トとすること。

d) 常時安定したレスポンスを維持できるウェブサイトとすること。

e) CMS の管理画面へのアクセスに関して、管理画面へのログインには ID とパスワードによる制限を掛けると

共に事業者側での特定のグローバル IP アドレス指定によるアクセス制限等(当機構のプロキシサーバのグロ

ーバル IPアドレスからのみ許可等)を実装し、不要なアクセスを防止すること。認証ページの設置や IP制限

等を施し、不正アクセス防止及び改ざん防止策を講じること 。

g)特権 ID(高いレベルの権限をもったシステム ID)は共有せず、当該 ID を用いるシステム管理者個人が

特定できること。また、その ID やパスワードの設定・変更に係るルールを定めること。

(4)新ウェブサイト運営マニュアルの作成

当機構におけるウェブサイト管理者が変更となっても、新ウェブサイトの品質維持が行えるように、サイトデザインや

イメージカラー、掲載ルール等の運営方針を示したマニュアルを定めること。また、コンテンツ制作(記事等)に対

しても、掲載の骨組みや内容の品質を一定に保つための指針を定め、マニュアルへ反映すること。

(5)ウェブサイトシステム概要書、機構職員用操作マニュアルの作成

構築システム概要書と CMS職員用操作マニュアルを作成し提出すること。

(6)管理運営業務

a)本ウェブサイトの公開から契約期間終了までの間、ウェブサイトの管理運営業務を行うこと。

b) 管理運営業務は、サーバ保守・ドメイン管理・セキュリティ診断・バックアップ・アクセス解析・コンテンツ更新・

故障受付・及びその他ウェブサイトの円滑な管理運営に必要な業務を含むこと。

c)通常時の運用・保守業務は、原則として平日(月曜日~金曜日)午前 9時 00分から午後 5時 45分

までとする。但し、緊急時については、上記時間外及び週末、年末年始も対応すること。

e)保守体制、連絡体制(通常時・緊急時)を明確にし、体制図を作成すること。また、体制に変更があった

場合は体制図を速やかに再提出すること。

f)CMSの操作方法等、運用に関する職員からの問い合わせに対し、適切なアドバイスを行うこと。問い合わせの

方法は、電話及び電子メールによるものとする。

g)システムに障害が発生した場合、直ちに障害箇所の特定、影響範囲の調査など障害発生の状況把握を行

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うとともに、ウェブサイトの公開・運営を継続できるよう、速やかに暫定措置を講じること。また、障害状況を基に

原因を分析し、障害発生以前の状態まで復旧するとともに、同様の障害が発生しないよう予防措置を講じる

こと。重大な事象の場合には、対応後、書面にて報告すること。

(7)経費見積もり

a)提案書の内容に基づき、本委託業務に係る経費を見積もること。記載に当たっては、業務の内容を踏まえ詳

細に作成すること。

b)2020年 4月 1日から 2021年 3月 31日までの期間の運用・保守費用を参考見積書として提出するこ

と。記載にあたっては、以下の点に留意すること。

・参考見積書の各項目については、必須又は任意の別を明記すること

・積算内訳書には、サポートの範囲を具体的に明記すること

(8) その他

a) 本業務に関する資料・成果品の一切の権利は、すべて当機構に属するものとし、受託者は当機構の許諾な

しに他に公開、貸与及び使用してはならない。

b) 上記に記載する(1)~(6)の各項目については、当機構と協議のうえ確定させていくこととする。

c)本仕様書以外に定める内容以外でも、本業務の範囲内において実施が可能であり、九州ブランドの強化に

繫がることがあれば積極的に提案すること。

d) 本業務における詳細の企画立案、活動状況や成果等について、情報共有するため、業務報告やプロモーシ

ョン内容を協議する定期的な打合せを行うこと。(月 2回程度以上を目安とし、TV会議等も可)

5 委託料上限額

10,000,000円(消費税及び地方消費税を含む)

6 成果品

(1)事業報告書(A4版冊子)5部、及び電子ファイル(word、PDF等)一式

(2)新ウェブサイト運用マニュアル 5部

(3)CMS職員用操作マニュアル 5部

(4)制作した新ウェブサイトのデジタルデータ一式※

※構築システム概要書、プログラム、他データ等を含む。具体的な納品方法は、別途協議のうえ確定させる。

7 受託事業の実施体制

受託者において、「4.事業概要」を実施するものとする。

8 その他留意事項

・第二期九州観光戦略に基づいて推進するブランドイメージ戦略を意識した提案とすること。

・本事業実施にあたって、関係者との連絡・調整を行うこと。

・可能な限り事業の成果の把握に努めこと。

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・本仕様書に定めのない事項及び調査実施にあたって疑義が生じた場合は、当機構と協議し、その指示に従うこと。

・事業内容の詳細については、企画競争により請負業者が特定した後、当機構との協議により変更することがある。

・本事業で得られたデータ等については、当機構に帰属し、当局の許可なくして使用・流用してはならない。

・本事業の制作物及び二次的著作物の著作権は、当機構に属するものとする。

・本事業の実施スケジュール等を明らかにした事業計画書を作成し、当機構の承認を得ること。

・事業の詳細について当機構と協議の上決定し、進捗状況を綿密に報告すること。

・事業完了後、速やかに事業完了報告書を作成し、に提出すること。

・事業の実施にあたっては、九州の観光産業振興全体に資するものとなるよう、可能な限り公平かつ専門的な視点

で運営すること。

9 監督職員

一般社団法人 九州観光推進機構 濱崎 隆