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1Copyright(C) NEC BIGLOBE, Ltd. 2011

BIGLOBEにおける

スクラム開発の導入事例と

アジャイルなチーム作り

NECビッグローブ株式会社サービス開発本部

2011/10/04

杉森隆行

2 Copyright(C) NEC BIGLOBE, Ltd. 20112

今日の内容

�NECビッグローブの紹介

�ラボチームの歩み

�アジャイルなチームの作り方


NEC

ビッグローブ

の紹介


ＢＩＧＬＯＢＥの事業領域

� コンシューマ向けサービス

�接続サービス

�特色あるWebサービス

� 企業向けサービス

�クラウドサービス

パーソナルクラウドを中心にコンシューマ/企業向けにビジネスを展開


BIGLOBEの歴史

�1986年 PC-VAN開始�1996年 BIGLOBE開始�2006年 NECビッグローブ株式会社発足

�2010年10月ラボチームラボチームラボチームラボチーム発足 ← ココの話

．

．

．

革新的な新製品開発のため


ラボチーム実績

�ポチ

http://po-chi.jp/

�つながりアルバム

Yukarin’Note (ゆかりんのーと)https://yukar.in/


ポチ


ポチご紹介

便利な無料アプリを作った人にお礼をしたい

旅行先の情報をブログにまとめてくれた人にお礼をしたい

神動画を作った人におひねりを渡したい

でも…

振込先がわからないし…

銀行に振り込むのもめんどくさいし…

どうせお金払うの自分だけだろうし…

こういうことはありませんか？


ポチご紹介

われわれは、

だれもがコンテンツへの感謝の「きもち」を

「かたち」で伝えることができる世界を実現します

「ポチ」を作ってみました

http://po-chi.jp/


ポチご紹介

どうやってポチできるの？

BIGLOBEに登録するだけ（無料）でポチできます

決済手段はクレジットカードやEdy、BitCashなどに対応

「ポチボタン」が置かれたウェブサイトやアプリであれば

どんなコンテンツにでもポチできます！


Yukarin’Note(ゆかりんのーと)


つながりアルバム Yukarin’Note(ゆかりんのーと)

https://yukar.in/


Yukarin’Noteって何？(1)

https://yukar.in/


Yukarin’Noteって何？(2)

https://yukar.in/


これらのサービスを

ラボチームが

開発しました


ラボ

チームの

歩み


ラボチームの歩み

�アジャイル『前史』

�スプリント0 『迷走』 2010/10～2011/1�スプリント1 『邂逅』 2011/2～2011/4�スプリント2 『分裂』 2011/5～2011/6�スプリント3 『自律』 2011/7～2011/9�スプリント4 『発展』 2011/10～


アジャイル前史


前史

�今まで

�ISPとして複雑な業務システムを効率良く開発�SOA

�ソフトウェアファクトリ

�決まった要件に対する開発

�これから

�革新的な新事業

�市場が読めない

�今までにないもの

�見えない要件を追いかける開発


スプリント0『迷走』

2010/10～2011/1


スプリント0 『迷走』

�ラボチーム誕生

�素人集団

�商用の開発経験なし

�技術力・開発力の向上が急務

�迷走

�どこに向かったらいいのか？

�Facebook /twitter APIの調査

�開発環境の調査

�WebAP FWの調査

�輪講 Code Complete

20120100//1010～～20120111/1/1


スプリント1

『邂逅』

2011/2～4


スプリント1 『邂逅』

�ポチとの出会い(2011年2月)�たまたま、ポチという新事業のPRJが社内で立ち上がった。

�たまたま、ラボチームのメンバーがポチのPRJに参加していた。

�たまたま、そのメンバーが、ポチをラボチームラボチームラボチームラボチームラボチームラボチームラボチームラボチームで

やりたいと思った。

�たまたま、

ラボチームの

メンバーがやるやるやるやる気気気気やるやるやるやる気気気気に

なった。

2011/22011/2～～2011/42011/4

当時のスケジュール(2011/1月)



�スクラムとの出会い

�1つの記事がきっかけ�NGワード：アジャイル

�アジャイル=早い・安い・悪い�開発者だけではないロール

��プロダクトオーナープロダクトオーナープロダクトオーナープロダクトオーナープロダクトオーナープロダクトオーナープロダクトオーナープロダクトオーナー(PO)(PO)製品に対して責任を持ち、

機能に優先順位をつける

��スクラムマスタースクラムマスタースクラムマスタースクラムマスタースクラムマスタースクラムマスタースクラムマスタースクラムマスター(SM)(SM) ((≠≠≠≠≠≠≠≠PM)PM)スクラムプロセスがうまくいくようにする

外部からチームを守る

��チームチームチームチームチームチームチームチーム

プロダクトの開発を行う

製品の成功に向けて最大限の努力をコミットする

PO

SM

チーム

2011/22011/2～～2011/42011/4

7名



�スクラム推進

�手探り

�本やネットの情報が全て

�ホワイトボードの入手

�プラクティス

�スプリント/イテレーション(2週間)�朝会(毎日)

�ふりかえり(毎週金曜)

2011/22011/2～～2011/42011/4

朝会

ふりかえり



�チーム

�しみついたウォーターフォール感覚

(DNA?)�発注-請負感覚�指示待ち・仕様待ち

�スクラムマスターがリーダ化

�4/18 ポチ Sin�実績・自信

2011/22011/2～～2011/42011/4

朝会

ふりかえり


スプリント2

『分裂』

2011/5～6


スプリント2 『分裂』

�チームの分裂(2011/5)�新PRJ(ゆかりんのーと)の開始

�6名の増員�毎週新メンバー(歓迎会)

�プロセスの混乱

–チームの過半数以上が新メンバー → ちょっと無茶だった

�新スクラムマスター

�各チームそれぞれのやり方

–タスクボード(アナログ)– Redmine(デジタル)

2011/52011/5～～2011/62011/6

POSM

チーム

POSM

チーム

13名

NewNewNew

New

New New


スプリント2 『分裂』

�永和システムマネジメント様のアジャイル導入

支援(2011/5～6)�各プラクティスについて

�プランニング・・・見積り

�朝会・・・コミットメント

�ふりかえり・・・ KPT

�スクラムマスターとは

�学んだこと

�目的を達成するための手段は1つではない。

�自分たちで考えていくことが大事。

�自己組織化。

2011/52011/5～～2011/62011/6


スプリント3

『自律』

2011/7～9


スプリント3 『自律』

�脱”承認”精神 (対：上司)�マニュアル=思考停止

�自分たちでルールを考える

�承認しない=責任感

�脱”WF”精神 (対：メンバー)�自分に枠をつくらない

�思考停止しない

�自己組織化

2011/72011/7～～2011/92011/9

POSM

チーム

POSM

チーム

18名

NewNew

New NewNew


スプリント3 『自律』

�脱”個別”精神 (対：チーム)�自分のチームだけでなく全体としてどうあるべきか？

�全体最適

�積極的にチーム間で共有

�脱”お仕事”精神 (対：個人)�エンジニアとしてのキャリア

�積極的な勉強会参加

�アジャイルサムライ読書会

– BIGLOBE道場主催 8/29開始– 他流試合参加 9/18

2011/72011/7～～2011/92011/9


スプリント4

『発展』

2011/10～


更なるチーム増加

新サービス対応

ぞくぞくと


アジャイルな

チームの

作り方


アジャイルとは

�agileとは

goo辞書/[プログレッシブ英和中辞典」よりhttp://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/1490/m0u/agile/


アジャイルなチームとは？

①①①①①①①①いきいきいきいきいきいきいきいきいきいきいきいきいきいきいきいきとしたチーム

②②②②②②②②自己組織化自己組織化自己組織化自己組織化自己組織化自己組織化自己組織化自己組織化されたチーム

③③③③③③③③ビジョンビジョンビジョンビジョンビジョンビジョンビジョンビジョンに向かって進むチーム

アジャイルなチーム


いきいきする時

�自分がやりたいことやりたいことやりたいことやりたいことやりたいことやりたいことやりたいことやりたいことをやっている時

��自発的意思自発的意思自発的意思自発的意思自発的意思自発的意思自発的意思自発的意思でやっている時

�何かを達成達成達成達成達成達成達成達成している実感がある時

�自分が成長成長成長成長成長成長成長成長している実感がある時


いきいき

能力を最大限発揮

強いチーム


① チームをいきいきさせるには

� 自然にPDCAのサイクルが回る

��改善改善改善改善改善改善改善改善することがプロセスに組込まれている

� 義務感ではなく自発的意志自発的意志自発的意志自発的意志自発的意志自発的意志自発的意志自発的意志で回している実感

� 自分が達成達成達成達成達成達成達成達成している実感

� 自分が成長成長成長成長成長成長成長成長している実感

スプリントスプリントスプリントスプリントスプリントスプリントスプリントスプリント

プランニングプランニングプランニングプランニングプランニングプランニングプランニングプランニング

((計画計画計画計画計画計画計画計画))開発開発開発開発開発開発開発開発

スプリントレビュースプリントレビュースプリントレビュースプリントレビュースプリントレビュースプリントレビュースプリントレビュースプリントレビュー

((デモデモデモデモデモデモデモデモ))

ふりかえりふりかえりふりかえりふりかえりふりかえりふりかえりふりかえりふりかえり

((KPT)KPT)

デイリーデイリーデイリーデイリーデイリーデイリーデイリーデイリー

スタンドアップスタンドアップスタンドアップスタンドアップスタンドアップスタンドアップスタンドアップスタンドアップ

ミーティングミーティングミーティングミーティングミーティングミーティングミーティングミーティング

((朝会朝会朝会朝会朝会朝会朝会朝会))

開発開発開発開発開発開発開発開発

タスクボードタスクボードタスクボードタスクボードタスクボードタスクボードタスクボードタスクボード

バーンダウンチャートバーンダウンチャートバーンダウンチャートバーンダウンチャートバーンダウンチャートバーンダウンチャートバーンダウンチャートバーンダウンチャート

((見見見見えるえるえるえる化化化化見見見見えるえるえるえる化化化化))

フィードバックのサイクル


② 自己組織化されたチームを作るには

�自己組織化されたチームとは

�目的(ビジョンビジョンビジョンビジョンビジョンビジョンビジョンビジョン)に向かってチームのメンバーそれぞれが行動する。

�チームの能力を最大限発揮。

�チームのメンバーそれぞれが必要なタスクを自発的自発的自発的自発的自発的自発的自発的自発的に。

�分担はしても線は引かずに、常にチームで助けあう。

�自己組織化されたチームを作るには

�指示しない・管理しない →けど責任とる

�チームに自由な裁量を与える

�自己組織化についてチームで話し合う

信じてまかせる


③ チームをビジョンに向かって進めるには

�共感できるビジョンを示す

�組織のビジョン

�チームのビジョン

�PRJのビジョン

�ビジョンについてチームで話し合う

�インセプションデッキ

�常にビジョンを達成するための手段を考えること

を意識する

チームを同じバスに乗せる


まとめ：アジャイルなチームを作るには

�共感できるビジョンを

明確にして共有する

�ありたい姿について

チームで話し合う

�信じてまかせる


メンバー一人一人が

常に自分で考える

チーム

アジャイルなチームとは

アジャイルの価値


ご清聴ありがとうございました。

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