【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章...

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令和2年度 シ ラ バ ス SYLLABUS 保育学科

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Page 1: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

令和2年度

シ ラ バ ス

SYLLABUS

保育学科

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目 次

令和2年度 保育学科カリキュラム

教養科目

英会話 ........................................................... 1

健康科学 ........................................................ 2

日本国憲法 .................................................... 3

生涯スポーツ ................................................ 4

国語表現 ........................................................ 5

情報処理入門 ................................................ 6

キャリア形成入門 ......................................... 7

専門教育科目Ⅰ

保育原理 ........................................................ 8

教育原理 ........................................................ 9

子ども家庭福祉 ........................................... 10

社会福祉 ...................................................... 11

子ども家庭支援論 ....................................... 12

社会的養護Ⅰ .............................................. 13

保育者論 ...................................................... 14

保育の心理学 .............................................. 15

子ども家庭支援の心理学 ............................ 16

幼児の心理学 .............................................. 17

子どもの保健 .............................................. 18

子どもの食と栄養 ....................................... 19

保育の計画と評価 ....................................... 20

保育内容総論 .............................................. 21

健康 ............................................................. 22

幼児と人間関係 ........................................... 23

幼児と環境 .................................................. 24

幼児と言葉 .................................................. 25

幼児と造形表現 ........................................... 26

幼児と健康 .................................................. 27

造形表現 (指導法) .................................. 28

音楽(理論) .............................................. 29

幼児と音楽表現Ⅰ ....................................... 30

幼児と音楽表現Ⅱ ....................................... 31

音楽表現技術Ⅰ ........................................... 32

音楽表現技術Ⅱ ........................................... 33

乳児保育Ⅰ .................................................. 34

乳児保育Ⅱ .................................................. 35

子どもの健康と安全 ................................... 36

幼児への特別な支援 ................................... 37

社会的養護Ⅱ .............................................. 38

子育て支援 .................................................. 39

保育実習Ⅰ(保育所) ................................ 40

保育実習Ⅰ(施設) ........................................ 41

保育実習事前事後指導Ⅰ(保育所) ............... 42

保育実習事前事後指導Ⅰ(施設) .................. 43

保育実践演習 .............................................. 44

専門教育科目Ⅱ

教育方法論 .................................................. 45

教職概論 ..................................................... 46

教育相談 ..................................................... 47

幼児の観察と理解Ⅰ ................................... 48

幼児の観察と理解Ⅱ ................................... 49

幼児の観察と理解Ⅲ ................................... 50

児童文化 ..................................................... 51

幼児体育 ..................................................... 52

言語表現 ..................................................... 53

音楽表現(指導法) ................................... 54

劇あそび(指導法) ................................... 55

保育実習Ⅱ .................................................. 56

保育実習事前事後指導Ⅱ ............................ 57

特設科目

人形劇 ......................................................... 58

食育Ⅰ ......................................................... 59

食育Ⅱ ......................................................... 60

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教養科目

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1

【科 目 名】英会話

【教 員 名】細田 章

【教員の実務経験】□有

■無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】国際化が進むにつれ、日本語を母語としない保護者や園児と接する機会も増えつつあり、

日本語以外の言語でのコミュニケーションが必要になってくる。中学、高校で単語や文法など英語の基礎は

習ってきているので、この授業では英語の音に慣れることと英語と日本語の音の違いを知ることを中心に進

める。また、挨拶や自己紹介、日常生活などコミュニケーションの基本事項の英語表現を学修する。英語と

米語の違いやジェスチャーなど、表現の仕方に関して日本との違いについても学修する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.英語の正しい発音ができる。

2.挨拶や日付、数字を英語で表現できる。

3.簡単な日常会話のフレーズが英語でできる。

4.英語で自己紹介ができる。

5.英語での道案内を聞いてその内容を理解でき、同様に相手に英語で道案内ができる。

【教 科 書】土屋麻衣子:Happy English for Childcare.金星堂,2018.

配付資料

【参考書等】英和・和英辞書(紙、電子問わない)

【成績評価】■定期試験(60%) □小テスト □課題レポート ■その他(課題発表 40%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 英語の基本 アルファベットと発音 細田 章

2 英語の音に慣れる① フォニックス(1文字1音グループ) 〃

3 英語の音に慣れる② フォニックス(名前読み母音グループ) 〃

4 英語の音に慣れる③ フォニックス(2文字で新しい音グループ) 〃

5 英語の音に慣れる④ フォニックス(混ざりあった音グループ) 〃

6 英語の音に慣れる⑤ フォニックス(語尾変化) 〃

7 挨拶 普段の挨拶を英語で正しい発音でする。 〃

8 数字、日付、時刻 数字、日付、時刻に関して英語での表現方法を学ぶ。 〃

9 日常会話 簡単な日常会話のフレーズを正しい英語の発音で話す 〃

10 自己紹介① 自己紹介を英語でしてみよう(紹介文作成) 〃

11 自己紹介② 自己紹介を英語でしてみよう(実演) 〃

12 道案内 英語で道案内をしてみよう、されてみよう。 〃

13 英語と米語の違い 英国英語と米国英語の違いを知る。 〃

14 ジェスチャー、オノマ

トペ

日本と英語圏のジェスチャーの違いと英語のオノマト

ペを知る。 〃

15 まとめ 総合問題 〃

【授業時間外の学習】第7回講義前までに、必ず教科書の音声をダウンロードし(教科書内に説明有)、音声

通りに発音できるよう練習しておく(予習、復習共通)。発音の例として挙げた単語については、ボキャブラ

リーを増やすためにも、意味も理解しておくこと。十分な理解を得るために、予習及び復習には各2時間程

度を要する。

【履修条件・注意事項】音(聞くこと、発音すること)が中心なので、英語を聞くことと、声に出して発音

することを強く求める。英語をコミュニケーションのツールとして学修するので、恥ずかしがらず、間違

いを恐れず、積極的に表現することに努めること。他の学生の妨害になる行為は厳禁。

【オフィスアワー】火曜日 16:30~17:30(1号館事務室前)

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2

【科 目 名】健康科学

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生は、健康づくりに関わる方法論としてのスポーツを知り、その多様性及び社会

的役割や価値について学修する。健康スポーツの繋がりを理解することは自身の健康増進や、生涯の

健康づくりの基礎をなす幼児期における適切な指導を行うために重要である。

【到達目標】学生は、スポーツの持つ特性や教育的意義について説明することができる。また、社会に

おける客観的な健康の位置付けを理解し、自らの「健康観」を述べることができる。

【教 科 書】鐘ヶ江淳一:生涯スポーツ・健康科学.近畿大学九州短期大学通信教育部,2016.

【参考書等】適宜プリント配付

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(必須) ■その他(科目終末試験 100%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 スポーツの概念 スポーツの概念の変遷を踏まえた上で、自らのスポー

ツに対する考え方をまとめる。 宮城 祐太郎

2 社会生活の変化

とスポーツ

「来るべき余暇社会」と「地域社会の再建」に対して

スポーツはどのような機能を発揮することが期待さ

れているかについて学ぶ。

3 スポーツ参加の

現状と課題

スポーツ活動の現状を「学校スポーツ」「職場スポー

ツ」のいずれかを具体的場面でとらえ、自らの体験も

踏まえて、その問題点について考える。

4 〃

スポーツ活動の現状を「商業スポーツ」「地域スポー

ツ」のいずれかを具体的場面でとらえ、自らの体験も

踏まえて、その問題点について考える。

5 健康の概念 健康概念の変遷や WHO の健康の定義を踏まえた上

で、自らの健康に対する考え方をまとめる。 〃

6 健康・体力と運

現代社会の健康阻害要因に対してスポーツ・運動がど

のような機能を発揮することが期待されているかを

知る。

7 〃 幼児期の体力づくりの在り方について、大人との違い

を理解する。 〃

8 生活におけるト

レーニング

運動処方における運動の条件(種類、強度、継続時間、

頻度)についてまとめる。 〃

【授業時間外の学習】各回の内容を復習的に整理するとともに、次回の授業内容について教科書を読ん

で自分なりに考えておくこと。(各2時間程度)

【履修条件・注意事項】講義には指定の教科書を持参すること。主体的・積極的に授業に取り組むこと。

授業時に出された課題は提出期限を厳守すること。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

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3

【科 目 名】日本国憲法

【教 員 名】北池 清剛 【教員の実務経験】□有 ■無(公立高等学校の社会科教員の経験を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】「日本国憲法」の学習は、保育士としての職務遂行のためにも、社会に生きる専門家・職業人の基

礎的知識獲得のためにも重要である。授業は基本的な内容理解を深化させるとともに、現実の社会現象について考える。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.「日本国憲法」の意義と、構造の基礎を理解することができる。

2.社会における諸現象の本質を憲法を通して理解する力を養う。

3.レポート課題作成能力を育成する。

【教 科 書】下村孝:日本国憲法.近畿大学九州短期大学通信教育部,2002.

【参考書等】講義レジュメ、新聞・参考書などの切り抜き

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(必須) ■その他(科目終末試験 100%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 現代の憲法 憲法とは何かを明らかにし,日本国憲法制定の経緯,構成,基本原理に

ついて学ぶ。 北池 清剛

2 国民主権と象徴

天皇 国民主権の歴史的背景や原理,天皇の地位や国事行為について学ぶ。 〃

3 平和主義① 憲法第9条の解釈論,自衛隊及び日米安保条約に関する政府見解につい

て学ぶ。 〃

4 平和主義② わが国が行ってきた国際貢献,憲法第9条と集団的自衛権の問題につい

て学ぶ。 〃

5 基本的人権① 基本的人権の歴史や日本国憲法における人権保障,基本的人権の限界に

ついて学ぶ。 〃

6 基本的人権② 憲法第 13条(個人の尊重)と憲法第 14条(法の下の平等)をとおして

包括的基本権について学ぶ。 〃

7 基本的人権③ 精神的自由権(思想・良心の自由,信教の自由,学問の自由,表現の自

由)について学ぶ。 〃

8 基本的人権④ 経済的自由権(職業選択の自由,財産権の保障)について学ぶ。 〃

9 基本的人権⑤ 社会権(生存権,教育を受ける権利,勤労の権利,労働基本権)につい

て学ぶ。 〃

10 基本的人権⑥ 人身の自由と刑事手続の保障,国務請求権,参政権,国民の義務につい

て学ぶ。 〃

11 統治機構① 議会制度や権力分立をとおしてわが国の統治機構の原理について学ぶ。 〃

12 統治機構② 国会の地位,国会の構成,国会と議院の権能,国会の運営について学ぶ。 〃

13 統治機構③ 内閣と国会の関係,内閣の組織,内閣の権能,司法権,裁判所の組織,

違憲審査制,裁判の公開について学ぶ。 〃

14 統治機構④ 地方自治の基本原則,地方公共団体とは何か,地方公共団体の組織と権

能について学ぶ。 〃

15 憲法の保障と改

憲法保障制度,憲法の最高法規性,憲法尊重擁護義務,違憲審査制,憲

法改正について学ぶ。 〃

【授業時間外の学習】講義時間だけでは教科書の内容を全て解説できないので、授業前までに教科書を読んで、ある

程度理解しておくこと。また、新聞やテレビ等で常に情報収集に努めること。予習、復習(各2時間程度)をする。

【履修条件・注意事項】講義時間の中でできる限り理解するために、講義に対する取り組みの姿勢については厳しく

指導する。

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【科 目 名】生涯スポーツ

【教 員 名】宮本 實・湯浅 祐司

【教員の実務経験】□有

■無(日本スポーツ協会公認スポーツ指導者資格を有する教員が講義、演習を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1 年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(30時間)

【授業概要と目的】ゲートボールは健祥会の「会技」であり、スポーツとしてだけでなく規律を重んじ、人びとに接

する時の接し方を含めた授業とする。地域の高齢者と、ゲートボール交流大会を行い話し合いの場を持つ。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.ゲートボールを通じて高齢者と会話する糸口を見出すことができる。

2.スポーツに限らず全てにおいて礼に始まり礼で終わる規律を理解できる。

3.ゲートボールでチームワーク・コミュニケーションの大切さを理解できる。

4.私の就業経験を伝達することで実社会の規律を身につけることができる。

【教 科 書】適宜資料配付

【参考書等】財団法人日本ゲートボール連合発行:公式ゲートボール競技規則 審判実施要領 2015.

審判員テキスト、ビデオテープ他

中村太一著:Q&A・上達ハンドブック①・②・③・④・⑤・理想の一手他

【成績評価】■定期試験(80%)□小テスト ■課題レポート(欠席者のみ) ■その他(実技 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 ゲートボールとは 講義 ゲートボール競技のあらまし

実技 ビデオを観戦とマナーを知る(挨拶・握手・有難う)

宮本

湯浅

2 ルールの詳細 実技 ゲートボール競技とはどのような競技かをコートで実践し

てみる。 〃

3 ルールの詳細 講義 明文化されているゲートボール競技のルール説明

実技 実践でプレーをしながらコツを覚える① 〃

4 ルールの詳細 実技 実践でプレーをしながらコツを覚える② 〃

5 ルールの詳細 実技 紅白に分かれて試合形式で試合の流れを知る① 〃

6 ルールの詳細 実技 紅白に分かれて試合形式で試合の流れを知る② 〃

7 審判員について 講義 審判員について(主審・副審・記録員)

実技 審判員のジェスチャー・セレモニーの仕方を実践で覚える。 〃

8 審判員の仕方 実技 審判員と競技者に分かれて審判の仕方及び競技者のマナー

の実践① 〃

9 審判員の仕方

講義 審判員テキスト・ゲートボール諸規定の説明

実技 審判員と競技者に分かれて審判の仕方及び競技者のマナー

の実践②

10 審判員の仕方 実技 審判員と競技者に分かれて審判の仕方及び競技者のマナー

の実践③ 〃

11 定期試験模擬

作戦の実践

講義 ゲートボール試験の想定問題集の説明

実技 審判員と競技者に分かれて審判の仕方及び競技者の作戦の

勉強①

12 作戦の実践 実技 審判員と競技者に分かれて審判の仕方及び競技者の作戦の

勉強② 〃

13 地域交流大会 実技 地域の方々と混戦チームで試合を行い、コミュニケーション

を図る。

14 地域交流大会 〃

15 定期試験

交流大会から

講義 3 級審判員資格試験(ゲートボール後期試験)

実技 地域の方々と接した感想を述べ合う。 〃

【授業時間外の学習】当該科目の重要性を十分理解し、講義内容を自分なりにノートにまとめること。予習及び復習

(各2時間程度)を行うこと。

【履修条件・注意事項】講義中は内容を理解することに努め、疑問点があれば積極的に質問をすること。私語や受講

態度など講義中の姿勢については厳しく指導する。

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5

【科 目 名】国語表現

【教 員 名】細田 章

【教員の実務経験】□有

■無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】コミュニケーションは互いの意思が正しく伝わることで成立する。そのために必要な、曖

昧でなく誤解をされない表現、敬語など社会人としてふさわしい言葉遣い、話し言葉と書き言葉の使い分け

など、日本語の表現力を身につけることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.主・述の関係、適切な助詞の使用、語順を意識して、正しい文章表現ができる。

2.誤解を生むような曖昧な表現を使わずに文章表現ができる。

3.話し言葉と書き言葉の使い分けができる。

4.正しい接続語で文章をつなぐことができる。

5.適切な敬語や慣用表現を使い、社会人としてふさわしい表現ができる。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜資料等を配付する。

【成績評価】■定期試験(70%) □小テスト □提出課題レポート ■その他(演習課題 30%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 主語と述語の関係 日本語における主語と述語の関係を学習する。 細田 章

2 助詞と語順 正しい助詞の使い方と、語順による伝わり方の違い

を学習する。 〃

3 係り受け 正しい係り受けについて学習する。 〃

4 曖昧表現 誤解を生む曖昧表現にならない文章表現の方法に

ついて学ぶ。 〃

5 話し言葉と書き言葉

話し言葉と書き言葉の区別をつけ、正しい書き言葉

での文章表現を学ぶとともに、SNS で使われる短文

の危険性について学習する。

6 文章をつなぐ 接続後の持つ意味を理解し、正しい接続語を用いた

文のつなぎ方を学ぶ。 〃

7 敬語と慣用句 敬語の種類と使い方、表現方法と慣用表現を用い

て、社会人としてふさわしい表現方法を学ぶ。 〃

8 総合演習 これまで学習した内容を踏まえて、文章を書くこ

と、話すことで情報を伝達することを実践する。 〃

【授業時間外の学習】本や新聞など文章を多く読むこと、文章を要約や手紙を書くなど文章を表現することを

日常生活の中でできるだけ行うこと。常用漢字を使える(漢字能力検定2級程度)ように、普段から漢字の

使用を意識すること。他の学生の妨害になる行為は厳禁。予習、復習(各2時間程度)をすること。

【履修条件・注意事項】課題は原則その授業終了時に提出すること。

【オフィスアワー】火曜日 16:30~17:30(1号館事務室前)

Page 9: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

6

【科 目 名】情報処理入門

【教 員 名】細田 章

【教員の実務経験】□有

■無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生は就職後に必ず必要となる、文字入力方法や表計算、プレゼンテーション資料

作成と発表を Microsoft Office (Word, Excel, PowerPoint)の基本的な使い方を演習することで身に付

けることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.Wordを使ってビジネス文書やチラシ、報告書の作成ができる。

2.Excelを使って基本的な関数を含む表の作成とグラフの作成ができる。

3.PowerPointを使ってプレゼンテーション資料を作り、相手に伝わる発表ができる。

4.PowerPointで簡単なスライドショーの作成ができる。

【教 科 書】よくわかる Word2016&Excel2016&PowerPoint2016 改訂版.FOM出版,2018.

津森伸一:情報処理入門.近畿大学九州短期大学,2017.

【参考書等】なし

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(30%) ■その他(演習課題 70%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 Wordの基本操作① ローマ字入力とページ設定の方法、コピー、貼り

付け、レイアウト変更などの基本操作演習 細田 章

2 Wordの基本操作② 文字入力の速度アップ(タッチタイピング)演習 〃

3 Wordの基本操作③ 文書にワードアートや図・表を挿入し、チラシを

作成する。 〃

4 情報機器とネットリテ

ラシー

ソフトやストレージなどの情報機器の基本につい

て学ぶ。 〃

5 情報機器とネットリテ

ラシー 著作権・インターネットリテラシーについて学ぶ。 〃

6 Word の基本操作のまと

め 報告書を作成する。 〃

7 Excelの基本操作① Excelの特徴とデータ入力演習 〃

8 Excelの基本操作② 表計算とグラフ作成演習 〃

9 Wordと Excelの連携 Excelのグラフを Wordに貼り連携させる総合演習 〃

10 PowerPointの基本操作 PowerPointでできることの確認と練習 〃

11 PowerPointの操作① スライド作成のコツとアニメーション、プレゼン

テーション資料の作成演習 〃

12 PowerPointの操作② プレゼンテーション 〃

13 スライドショーの作成 PowerPointを使ったスライドショー作成 〃

14 スライドショーの発表 PowerPointを使ったスライドショーの発表 〃

15 まとめ 総合問題 〃

【授業時間外の学習】OA室等を利用してタッチタイピングの練習を望む。十分な理解を得るために、予

習及び復習には、各2時間程度を要する。

【履修条件・注意事項】講義時は集中して聞き、演習前の説明は指示に従い一緒に進めること。毎時間

課題演習をして提出するので、時間内に終わるよう集中して取り組むこと。他の学生の妨害になる行

為は厳禁。イヤホンを用意すること。スライドショーの音源として音楽ファイル(mp3 など)を準備

しておくこと。ただし iPhone内の音楽ファイルは通常取り出せないので注意すること。

【オフィスアワー】火曜日 16:30~17:30(1号館事務室前)

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7

【科 目 名】キャリア形成入門

【教 員 名】細田 章

【教員の実務経験】□有

■無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学校での生活でも就職してからでも、良好かつ円滑な人間関係は生活するうえで重

要なことであり、そのためにはコミュニケーションが適切に取れることが必要である。本授業では、学

生はコミュニケーションスキルとしてアサーティブな対応について学習し、ロールプレイングでそれを

実践することで、円滑な人間関係を築く方法を習得することを目指す。

【到達目標】学生は、自身のこころをコントロールしつつ他者への配慮をした対応をする方法が分かり、

対個人・集団内のそれぞれでそれを実践できる。

【教 科 書】森田汐生:働く人のコミュニケーションサポートブック アサーティブな話し方・伝え方.

現代けんこう出版,2012.

【参考書等】適宜資料配付

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(80%) ■その他(演習課題 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 アサーティブとは アサーティブなコミュニケーションでできること

と、タイプ別特徴(自分を知る)について学ぶ。 細田 章

2 状況に応じた表現

方法①-1

他人に対して依頼、拒否をするとき、どのような対

応が不快で、どのような対応がアサーティブなのか

について学習する。

3 状況に応じた表現

方法①-2

学習した依頼、拒否の方法を対個人、集団内のそれ

ぞれの場面でのロールプレイングで実践する。 〃

4 状況に応じた表現

方法②-1

相手を批判する場合どのような方法が適切か、自分

が批判される場合それをどう受け止めるかについ

て、アサーティブな対応方法を学習する。

5 状況に応じた表現

方法②-2

学習した批判の方法、批判の受け取り方を対個人、

集団内のそれぞれの場面でのロールプレイングで実

践する。

6 褒めることの意味 「褒めて伸ばす」とはどういうことか、脳機能から

みた原理を学習する。 〃

7 褒めることの実践 ロールプレイングを通して褒めること、褒められる

ことが心情や行動に与える影響を理解する。 〃

8 アサーティブであ

るために

よりアサーティブに話すためのポイントとアンガー

マネジメントについて学習する。 〃

【授業時間外の学習】日常生活の中でアサーティブな対応を実践すること。予習及び復習には、各2時

間程度を要する。

【履修条件・注意事項】常に集中して授業に臨むこと。他の学生の妨害になる行為は厳禁。ほぼ毎時間

課題演習(ロールプレイング)を行うので、積極的に集中して参加すること。提出物は原則としてその

授業時間の終わりに提出すること。

【オフィスアワー】火曜日 16:30~17:30

Page 11: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

専門教育科目Ⅰ

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8

【科 目 名】保育原理

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭として勤務した実務経験を生かし、保育とは何か、保育の意義や目的・法

令・制度・保育の過程、保育の多様化について講義をする。)

□無

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生が、保育士としての基礎知識・方法(保育の基盤、子ども理解、保育内容、保育の計

画・実践・安全、保育の歴史、保育者に求められるもの、現代の子育て支援、保育の現状と課題)を身につ

けることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育の意義や目的、保育に関する法令や制度、保育所保育指針の保育の基本について理解する。

2.保育の思想と歴史的変遷、現状と課題について理解を深め保育士としての基礎知識を身につける。

【教 科 書】阿部和子・北野幸子:最新保育士養成講座 保育原理.全国社会福祉協議会,2019.

厚生労働省:保育所保育指針解説.フレーベル館,2018.

文部科学省:幼稚園教育要領解説.フレーベル館,2018.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説.フレーベル館,

2018.

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(必須) ■その他(科目終末試験 100%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 オリエンテーション 授業のオリエンテーションを行い、「保育とは何か」を

考えていく。 坂口 陽子

2 保育の意義・目的

保育の意義、幼稚園・保育園・認定こども園の目的に

ついて学び、理解する。また、保育の社会的役割と責

務について学ぶ。

3 保育の法令・制度 保育に関する法令や、制度について学ぶ。 〃

4 保育の基盤 保育の基盤としての子ども観、保育の在り方について

考えていく。 〃

5 保育内容

(保育の基本・5 領域)

保育の基本について学び、保育の 5 領域、乳児保育の

3 つの視点について学び考えていく。 〃

6 保育内容

(保育の計画と実践)

保育における計画、記録、評価の重要性について学び、

実践する。 〃

7 〃 〃 〃

8 保育の歴史 子どもを中心とする保育を導いた思想家たちについて

学ぶ。 〃

9 各国の保育 各国の保育思想や制度について学ぶ。 〃

10 保育者に求められるも

保育者としての役割を理解し、保育者としての力を身

につける。 〃

11 子育て支援 子育て支援の必要性について理解し、具体的展開につ

いて考えていく。 〃

12 保育の現状と課題 保育の現状と課題(待機児童・無償化・保育の質の向

上)について考える。 〃

13 〃 〃 〃

14 レポート作成 これまでの授業を振り返り、レポートを作成する。 〃

15 まとめ これまでの学びを再確認する。(科目終末試験に向けて

の取り組み) 〃

【授業時間外の学習】次回の授業までに予習、復習(各2時間程度)を行い、課題レポートは、必ず期日まで

に提出する。

【履修条件・注意事項】教科書とノート、筆記用具を持参する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 13: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

9

【科 目 名】教育原理

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育・教育現場において実践的に役

に立つ授業をする。)

□無

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生は、教育の本質理解と教育実践を支える理論の理解を図る。また現代の子どもをとりまく社会・

環境の実態を踏まえながら、教育の理念、歴史、思想について幅広い視野から学ぶ。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.教育の意義、目的及び児童福祉等とのかかわりについて理解する。

2.教育の思想と歴史的変遷について学び、教育に関する基礎的な理論について理解する。

3.教育の制度について理解する。

4.教育実践のさまざまな取り組みについて理解する。

5.生涯学習社会における教育の現状と課題について理解する。

【教 科 書】垂見直樹:保育のための教育原理.ミネルヴァ書房,2019.

【参考書等】適宜資料配付

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(必須) ■その他(科目終末試験 100%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 教育とは何か 教育に関する諸概念を理解する。 園木 夏江

2 〃 現代の家族の変化をふまえ、家族と教育について理解する。 〃

3 幼児教育思想の歴史 幼児教育思想の基盤となる子ども観について、歴史的な視点から考

察を深める。 〃

4 教育制度の成立と幼

児教育の展開 江戸時代の子どもへの眼差しと歴史的基盤を知る。 〃

5 〃 幼稚園の制度的変遷と託児所の普及過程を理解する。 〃

6 戦後日本における教

育の再出発 戦時下における教育の変化について知る。 〃

7 教育の法規と制度の

基礎 日本の教育に関連する法規の基礎を理解する。 〃

8 諸外国における教

育・保育 学校体系の多様性に触れ、日本の学校体系の特徴を知る。 〃

9 教育の方法 これからの子どもたちに必要な資質・能力と教育方法との関連を説

明できる。 〃

10 教育の内容 教育内容がどのように定められているのかが理解できる。 〃

11 教育の計画と評価 乳幼児期の教育における計画の立案と評価・改善のポイントを説明

できる。 〃

12 現代社会と生涯学習 生涯学習の概念や理念について歴史的経緯をふまえて理解する。 〃

13 現代的課題 現代社会において求められる学校のあり方について説明できる。 〃

14 連携による教育・保育 連携による教育が求められる背景が理解できる。 〃

15 まとめ 授業全体を通した総括や終末試験に向けての解説等を行う。 〃

【授業時間外の学習】自宅学習を行う。(予習、復習各2時間程度)配付資料はファイル等にまとめる。

【履修条件・注意事項】課題レポートの提出期限を厳守すること。授業に取り組む姿勢については厳しく指導する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 14: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

10

【科 目 名】子ども家庭福祉

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(児童福祉施設での実務経験を生かし、子どもとその家庭に関わる福祉について講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生が子どもと家庭に関する幅広い内容を学修し、他の専門教科で学修した内容との関連を理解する。現代

の子どもの育つ環境を踏まえ、子ども家庭福祉の理念・制度・方法について理解し、子どもや家族に関わる専門職として必要な

知識を習得することを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変換について理解することができる。

2.子ども家庭福祉の制度や実施体系について理解することができる。

3.子ども家庭福祉の現状と課題について理解することができる。

4.子ども家庭福祉の動向と展望について理解することができる。

【教 科 書】大津泰子:児童家庭福祉 第 3版.ミネルヴァ書房,2018.

【参考書等】適宜資料を配付する。

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(50%) ■課題レポート(20%) ■その他(提出物 30%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 子ども家庭福祉とは オリエンテーション、児童福祉と子ども家庭福祉の違いについて、現代社

会の課題について、グループ討議を通して考える。 山地 貴子

2 〃 DVDを視聴し、子ども家庭福祉に関する現代社会の問題点について学ぶ。 〃

3 子ども家庭福祉の歴史 他国の子ども家庭福祉の歴史を学ぶ。グループ討議:日本における子ども

家庭福祉の歴史について調べ、まとめる。 〃

4 子ども家庭福祉の歴史 発表:日本における子ども家庭福祉の歴史について発表する。まとめ 〃

5 子ども家庭福祉の理念

と法律 児童福祉六法を中心に児童福祉に関する法律について学ぶ。 〃

6 子ども家庭福祉の機関

と専門職 行政や実施機関等及び子ども家庭福祉に関わる専門職について学ぶ。 〃

7 児童福祉施設 児童福祉施設の種類とその専門性について調べ、理解する。 〃

8 子ども家庭福祉サービ

ス① 虐待、養護を必要とする子どもへの施策について学ぶ。 〃

9 事例検討 赤ちゃんポストに関する DVDを視聴する。グループ討議し、意見を発表す

る。 〃

10 事例検討 虐待に関する DVDを視聴する。グループ討議し、意見を発表する。 〃

11 子ども家庭福祉サービ

ス② ひとり親世帯、障がいのある子どもの施策や母子保健施設について学ぶ。 〃

12 少子化対策と子育て支

援 少子化対策と子育て支援の流れと現状を学ぶ。 〃

13 子育て支援策 地域で実施されている子育て支援策について、調べ学習をする。 〃

14 保育サービス 多様化する保育サービスの現状と実施状況について学ぶ。グループ討議を

通して、保育士不足他について考える。 〃

15 小テスト、まとめ 確認のための小テストを行い、習熟度を確認する。本科目のまとめをする。 〃

【授業時間外の学習】復習を行い、講義で学んだ専門用語を確認し、内容を自分なりにノートにまとめておくこと。予習及び

復習は各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】講義中は講義内容を理解することに注意を払うこと。疑問点があれば積極的に質問をすること。

【オフィスアワー】授業終了後の休憩時間(1号館事務室)

Page 15: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

11

【科 目 名】社会福祉

【教 員 名】上田 清人

【教員の実務経験】■有(社会福祉士資格を有する教員が講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実習 ■発 表 □見学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生が、現代社会の社会福祉の状況を踏まえて、保育士・幼稚園教諭として、子どもと

その家庭の支援ができるように、社会福祉の概要と基礎的な知識を学修する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷が理解できる。

2.社会福祉の制度と実施体系について理解できる。

3.社会福祉における相談援助が理解できる。

4.社会福祉における利用者の保護に関わる仕組みが理解できる。

5.社会福祉の動向と課題について理解できる。

【教 科 書】鬼﨑信好・本郷秀和:コメディカルのための社会福祉概論第 4版.講談社,2018.

【参考書等】福祉小六法 2018.中央法規,2018、社会福祉用語辞典.中央法規,2012.

【成績評価】■定期試験(70%) □小テスト ■課題レポート(30%) □その他

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 社会福祉とは ガイダンス・社会福祉を語源から意味を考え、社会福祉とは

何かを理解する(理念と概念) 上田 清人

2 社会福祉の歴史的変遷 日本の社会福祉の歴史の変遷を理解する 〃

3 社会福祉の制度と実施体系 社会福祉の制度と法体系や実施機関、それを担う専門職につ

いて理解する 〃

4 社会福祉における相談援助① 相談援助の理論、意義と機能について理解する 〃

5 社会福祉における相談援助② 相談援助の対象と過程について理解する 〃

6 社会福祉における相談援助③ 相談援助の方法と技術について理解する 〃

7 社会福祉における相談援助④ 相談援助の方法と技術について理解する 〃

8 利用者保護に関わる仕組み 情報提供と第三者評価および権利擁護と苦情解決について

理解する 〃

9 社会福祉の動向と課題① 少子高齢化社会における児童福祉施策(子育て支援)につい

て理解する 〃

10 社会福祉の動向と課題② 共生社会の実現と障害者施策について、事例およびユニバー

サルデザインをとおして理解する 〃

11 社会福祉の動向と課題③ ユニバーサルデザインの発表 〃

12 社会福祉の動向と課題④ 高齢者福祉施策について、在宅福祉や地域福祉現状と課題に

ついて理解する 〃

13 社会福祉の動向と課題⑤ クライエントの多様性について理解する 〃

14 社会福祉の動向と課題⑥ 諸外国の動向 〃

15 まとめ 授業のまとめ・確認テスト 〃

【授業時間外の学習】予習、復習(各2時間程度)をする。

【履修条件・注意事項】保育士・幼稚園教諭の資格取得を目標に、積極的な態度で授業に臨むこと。15回授業の中で、適宜、

3回~4回レポート作成を求める(成績評価にも反映される)。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 16: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

12

【科 目 名】子ども家庭支援論

【教 員 名】上田 清人

【教員の実務経験】■有(社会福祉士資格を有する教員が講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】児童虐待や貧困、不登校、いじめ等、子育てをする上で、様々な問題が生じ子育てに対する家庭の負担は大

きい。その中で保育所・幼稚園等の現場では家庭に対する支援が重要となってくる。子育て家庭支援の基本となる事項(意義や

役割、保育士としての基本姿勢、支援体制や内容など)、保護者や子どもに寄り添いながら的確に支援出来るように必要な知識

と実技について学ぶ。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.子育て家庭に対する支援の意義・目的を理解する。

2.保育の専門性を生かした子ども家庭支援の意義と基本について理解する。

3.子育て家庭に対する支援の体制について理解する。

4.子育て家庭のニーズに応じた多様な支援の展開と子ども家庭支援の現状、課題について理解する。

【教 科 書】松村 和子編著:子ども家庭支援論.建帛社,2019.

【参考書等】授業において順次紹介予定

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(60%) ■課題レポート(40%) □その他

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 子ども家庭支援の意義と必要

オリエンテーション

子ども家庭支援の意義と必要性、目標と機能について、保育士等の

役割について理解する。

上田 清人

2 子ども家庭支援の目標と機能 児童福祉から子ども家庭福祉への転換、子どもがいるすべての家

庭、社会にとっての子ども家庭支援について理解する。 〃

3 子ども家庭支援における保育

士等の役割

保育所保育指針における「保育所の役割」を踏まえて、社会の変化

から求められる役割、保育士の専門性から期待される役割について

理解する。

4 保育士に求める基本的態度

保育士と保育者の協働を図るため、保育現場で活用できるバイステ

ィック 7原則、保育士の基本的態度などロールプレイ等で実践的に

理解する。

5 保育の特性と保育士の専門性

を生かした子ども家庭支援

保育士の専門性、子ども・保護者理解の視点、他の専門職からみた

家庭との連携方法について理解する。 〃

6 保護者との相互理解と信頼関

係の形成

子どものウェルビーイングのために、相互理解や信頼関係をどのよ

うに築いていくのかについてディスカッションする。 〃

7 家庭の状況に応じた支援 家庭の状況に応じた支援の必要性について学び、子どもの発達段階

に応じた支援や家庭の状況に応じた支援について理解する。 〃

8 地域の資源の活用と関係諸機

関との連携・協力

子どもや子育て家庭支援を行う機関や施設、地域の資源について、

理解する。 〃

9 子育て家庭の福祉を図るため

の社会資源

保育所保育指針改定を踏まえて、保護者家庭及び地域と連携した子

育て支援に必要な社会資源、その専門機関について伊理解する。 〃

10 子育て支援施策・次世代育成支

援策の推進

「家庭機能の社会化」が求められる社会において、エンゼルプラン

と子育て支援施策等について理解する。 〃

11 子ども家庭支援の内容と対象 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援について、支援を生

かす情報提供等について理解する、 〃

12 保育所等利用児童の家庭への

支援

保育所における子ども家庭支援の基本事項、保育所の支援の実際に

ついて理解する。 〃

13 地域の子育て家庭への支援 地域子育て支援センターにおける様々な支援について理解する。 〃

14 要保護児童およびその家庭に

対する支援

要保護児童及びその家庭に対する支援、障害や慢性疾患をもつ保護

者への対応について理解する。

15 保育の現場での子ども家庭支

援現状と課題

保育現場でみる子ども家庭支援の現状と課題を踏まえて、保護者支

援が、子ども支援へつながっていくことを理解する。 〃

【授業時間外の学習】教科書を十分読んで予習(2時間程度)をしておくこと。授業終了後は、その日のうちに復習(2時間程

度)を行い、内容をノートに整理しておくこと。

【履修条件・注意事項】講義中は講義内容を理解することに注意を払う。私語、携帯を触ること、勝手に席を離れたり、変わっ

たりしないこと。15回授業の中で、適宜、3回~4回レポート作成を求める(成績評価にも反映される)。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 17: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

13

【科 目 名】社会的養護Ⅰ

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(児童福祉施設での実務経験を生かし、保育士に必要な社会的養護に関する講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生が子育て困難と言われる現代社会の実情について知り、社会的養護とは何かを理解する。また、社会

的養護の原理と制度、体制等についてグループ討議を通して理解を深め、社会的養護を担う職員の在り方について知ること

を目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷について理解する。

2.子どもの人権擁護を踏まえた社会的養護の基本について理解する。

3.社会的養護の制度や実施体系などについて理解する。

4.社会的養護の対象や形態、関係する専門職等について理解する。

5.社会的養護の現状と課題について理解する。

【教 科 書】児童育成協会監修:新・基本シリーズ 社会的養護Ⅰ.中央法規出版,2019.

【参考書等】適宜資料を配付する。

【成績評価】■定期試験(70%) ■小テスト(10%) ■課題レポート(20%) □その他

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 社会的養護とは オリエンテーション、社会的養護の概念について学ぶ。 山地 貴子

2 社会的養護の原理 基本理念や社会的養護の原理について学ぶ。 〃

3 社会的養護の歴史的

返還

欧米わが国の社会的養護の歴史的変遷について学び、子ども観の変遷につい

て理解する。 〃

4 子どもの人権擁護と

社会的養護

子ども達への虐待の予防を前提に、子どもたちの権利擁護の観点から近年の

動向を知る。 〃

5 社会的養護の基本原

則 施設養護の基本理念と基本原理について学び、実践する方法について知る。 〃

6 保育士等の倫理と責

社会的養護における保育士等の専門職が支援者に求められる倫理、専門職と

しての倫理について理解する。 〃

7 社会的養護の制度と

法体制

社会的養護に関する制度や法体制を知り、子どもの人権を守るために社会情

勢に応じて法整備がされていることを理解する。 〃

8 社会的養護の仕組み

と実施体系

施設について理解し、児童養護施設の支援を中心に、施設養護のプロセスご

とに行われる支援の要点を知る。 〃

9

社会的養護とファミ

リーソーシャルワー

社会的養護の対象となる子どもやその家族と継続支援について理解する。 〃

10 社会的養護の対象と

支援の在り方

施設入所に至るまでのソーシャルワークの概要を知り、社会的養護の施設等

の目的や概要、課題について理解する。 〃

11 家庭養護と施設養護 家庭養護と施設養護の現状と課題、共通点と相違点、また里親養育について

学ぶ。 〃

12 施設等に関わる専門

職 現場で働く専門職や実施者の業務内容、専門性、連携する職種について学ぶ。 〃

13 施設等の運営管理 基本理念を実現していくための施設運営の内容やあり方について考える。ま

た、長期に勤めるための環境づくりについてグループ討議し、考える。 〃

14 被措置児童の虐待防

児童福祉設等に入所する子どもへの虐待の現状と課題について学び、課題に

ついて理解する。また、事例を通して考える。 〃

15 現状と課題、まとめ 社会的養護と地域福祉の課題について知る。本科目の振り返り及びまとめ 〃

【授業時間外の学習】社会的養護に関するニュース事項に関心を持ち、自分なりの考えを整理しておくこと。十分な理解を得

るために、予習及び復習(各2時間程度)を行うこと。

【履修条件・注意事項】講義内容を理解することに注意を払うこと。積極的に自分の意見を述べ、疑問点があれば質問するこ

と。

【オフィスアワー】授業後の休み時間及び昼休み(1号館事務室前)

Page 18: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

14

【科 目 名】保育者論

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生は、保育者の役割や職務内容、及び専門性について学ぶ。また、実践しつつ保育者

として成長するために、子ども達との関わりを通して現場で求められる心構えや知識、考え方を習得する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育の場や保育者に関する専門的知識を修得し、専門的資質を身につける。

2.保育者としての役割や仕事、及び倫理、連携・協働について理解する。

3.自らの子ども観・保育観を言語化できる。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート ■その他(保育実践 50% 提出物 50%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 保育者とは 保育者として,社会人として身につけるべき社会的規範やル

ール、役割について理解する。 宮城 祐太郎

2 保育の本質 諸外国の保育形態に見る保育者としての在り方、そして多様

な保育形態の存在を学び、自らの考えを言語化する。 〃

3 保育者の歴史的

変遷

一人一人の保育観、子ども観、価値観の違いを知り、構成的

グループエンカウンターによりそれぞれの意見を突合、受容

することを学ぶ。

4 保育者に求めら

れる資質

保育者に求められる資質・能力について学び、保育者の専門

性についての理解を深める。 〃

5 〃 次世代育成支援イベントに参加し、子育ての在り方や子ども

達との関わり方を実践を通して学ぶ。 〃

6 保育者の仕事と

役割 保育教材を作成し、保育者として必要な実践的な学習をする。 〃

7 保育教材の作成 作成した教材を用いて発表する。実践的な作業を通して感じ

たこと、学んだことをそれぞれ共有しあう。 〃

8 保育者の仕事と

役割 保育者の仕事と役割について「1日」と「1年」から捉える。 〃

9 保育者の協働 グループごとに保育実践を考案することで保育者に求められ

る協働について学ぶ。 〃

10 小学校との連携 幼稚園,保育所等から小学校への段差を理解し、連携のさま

ざまな形を学ぶ。 〃

11 保育者の倫理と

職責

グループでの保育実践の過程で、保育者の責任、及び倫理に

ついて理解する。 〃

12 環境と保育 保育実践に向けたリハーサルや準備を通して環境と保育につ

いて学ぶ。 〃

13 保育士の専門性 子どもとの関わりを通して子どもへの理解、及び保育者の技

術について実践的に学ぶ。 〃

14 〃 〃 〃

15 まとめ 子ども達との活動を振り返り、学んだことを確認、整理する。 〃

【授業時間外の学習】授業の内容を発展させ、自分で課題を持って学習したり、活動したりすること。予習

及び復習は、各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】専門職を志すものとして、自覚を持って授業に臨むこと。授業への積極的な参加を

心がけること。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 19: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

15

【科 目 名】保育の心理学

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期 【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間) 【授業概要と目的】学生は、保育実践に関わる発達理論や子どもの発達に関わる心理学、乳幼児期の子どもの学びの過程や特徴についての基礎的な知識を習得し、発達を捉える視点、子どもの発達過程、子どもの遊びと保育について理解する。

【到達目標】発達の様相及び基本的な事項について理解し、各発達期における特徴や課題、子どもの捉え方や援助の在り方を具体的に考えることができる。

【教 科 書】小野寺敦子:手にとるように発達心理学がわかる本.かんき出版,2019. 【参考書等】適宜プリントを配付する。 【成績評価】□定期試験 ■小テスト(50%) ■課題レポート(50%) □その他 【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 発達の基礎知識 発達心理学の出自と、生涯にわたる発達の基礎について学ぶ。

宮城 祐太郎

2 発達理論の視点 心理学者による発達諸理論について触れ、それらの発達観の起源や系譜について理解する。

3 胎児期から乳児期の発達

身体発達の基本原理やその過程を学ぶ。 〃

4 〃 感情発達についてその種類や定義について理解する。 〃

5 幼児期の発達 幼児期における手足の発達とメタ認知について学ぶ。 〃

6 〃 幼児期における思考能力の発達と情動の発達について学ぶ。

7 〃 自身の認識と他者理解について知る。 〃

8 〃 子どもの遊びの発達と社会性について学ぶ。 〃

9 児童期の発達 子どもを取り巻く諸環境が性格形成に及ぼす影響について学ぶ。

10 〃 児童期における道徳性の発達と諸理論について理解する。

11 青年期の発達 青年期の特徴と、発達の様相を理解する。 〃

12 〃 青年期における人間関係の特徴や、欧米との青年意識の違いを知る。

13 成人期の発達 社会環境の変動に起因する成人期における生活構造の変化や心理的変容について学ぶ。

14 高齢期の発達 老年期の発達と加齢による記憶の変化について学ぶ。 〃

15 まとめ これまでの学びを振り返り、まとめる。 〃

【授業時間外の学習】授業の内容を発展させ、自分で課題を持って学習したり、活動したりすること。予習及び復習は、各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】講義内容を理解することに努め、疑問点があれば積極的に質問する。専門職を志すものとして、自覚を持って授業に臨むこと。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 20: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

16

【科 目 名】子ども家庭支援の心理学

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(児童福祉施設等での実務経験や子どもやその家族と関わった実務経験を生かし、保育士に必要な子ども家庭支援

の心理学に関する講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生が子どもの現在の姿を形づくっている発達や家庭環境を理解し、子どもや子どもを取り巻く人々の発達と健康を支

援する保育者になるために、家庭のおける子どもの発達と家族の役割について学ぶことを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.生涯発達に関する心理学の基礎的な知識を習得し、初期経験の 重要性、発達課題等について理解する。

2.家族・家庭の意義や機能を理解するとともに、親子関係や家族 関係等について発達的な観点から理解し、子どもとその家庭を包括

的に捉える視点を習得する。

3.子育て家庭をめぐる現代の社会的状況と課題について理解する。

4.子どもの精神保健とその課題について理解する。

【教 科 書】本郷一夫・神谷哲司編者:子ども家庭支援の心理学(シードブック).建帛社,2019.

【参考書等】適宜資料を配付する。

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(50%) ■課題レポート(10%) ■その他(提出物40%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 発達の特徴① オリエンテーション、子ども家庭支援の心理学とは

乳幼児期から学童期にかけての発達の特徴を学ぶ。 山地 貴子

2 発達の特徴② 思春期から青年期の発達の特徴について学ぶ。 〃

3 発達の特徴③ 成人期から高齢期の発達の特徴について学ぶ 〃

4 家族システムと家族発達 保育環境と家庭環境、家族システムに影響を与えるもの、家族の発達などについ

て学ぶ。 〃

5 養育スタイルの形成過程

と世代間伝達

日本の子育て環境や親としての養育スタイルの形成過程、愛着の世代間伝達につ

いて学ぶ。 〃

6 子育て環境の社会状況的

変化

戦後日本の家族の変遷から現代日本社会における子育て家族の諸課題と支援の

意味について学ぶ。 〃

7 ワーク・ライフ・バランス

とは

ライフコースとワーク・ライフ・バランスについて学び、自分の理想のライフコ

ースについて考える。 〃

8 多様な子育て家庭への支

援 多様な子育て家庭に関する事例検討をしながら、支援のポイントについて学ぶ。 〃

9 特別な配慮を必要とする

家庭への支援

特別な配慮を必要とする家庭に関する事例検討をしながら、支援のポイントにつ

いて学ぶ。 〃

10 子どもを取り巻く環境 子どもを取り巻く生活環境と心身の健康について学ぶ。 〃

11 子どもの心と健康 子どもの心の健康の基礎知識や幼児期・学童期にみられる精神障がいについて学

び、子どもの心の健康を保つために大切なことについて考える。 〃

12 障害のある子どもの理解

と対応 知的障がいや発達障がい等、障がいのある子どもの理解と対応について学ぶ。 〃

13 災害と子ども 災害と精神的健康など、災害時に保育者に求められることについて学ぶ。 〃

14 子ども家庭支援とは 本科目の学びからキーワードを選び、調べたことをまとめる。 〃

15 小テスト、まとめ 本科目の確認テスト、まとめ学習の発表 〃

【授業時間外の学習】子どもを取り巻く環境に関するニュース事項に関心を持ち、自分なりの考えを整理しておくこと。十分な理解を得る

ために、予習及び復習(各2時間程度)を行うこと。

【履修条件・注意事項】講義内容を理解することに注意を払うこと。積極的に自分の意見を述べ、疑問点があれば質問すること。

【オフィスアワー】授業後の休み時間及び昼休み(1号館事務室前)

Page 21: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】幼児の心理学

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期 【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間) 【授業概要と目的】子どもの発達過程の様子や認知発達の様相、並びに行動原理を理解し、教育心理的な理解のもとで保育者としての実践の在り方を学ぶことを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。 1.子どもの発達過程に関する基礎知識を理解することができる。 2.教育心理学の視点から、子どもを適切に評価するための知識や考え方を身に付ける。 3.子どもを取り巻く教育的問題について自分の意見が述べられる。

【教 科 書】伊藤健次:保育に生かす教育心理学.みらい,2008. 【参考書等】適宜プリントを配付する。 【成績評価】□定期試験 ■小テスト(50%) ■課題レポート(50%) □その他 【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 オリエンテーション

オリエンテーションをする。身近な心理学について知り、教育との繋がりを考える。

宮城 祐太郎

2 保育と教育心理学 教育心理学とは何か、教育心理学が目指すものとは、そして保育とのかかわりは何かを学ぶ。

3 子どもの発達(1) 人間が人間らしく成長するための発達初期の重要性を考える。

4 子どもの発達(2)

子どもの自己意識、言語、認知の発達を学ぶことで、子どもの特徴を知り、子どもの行動のどこに目を向ける必要があるのかを考える。

5 学習行動の基礎 学習の仕組みについていくつかの学習理論と、学習に関連深い記憶と知識について学ぶ。

6 学びの動機づけ 人が行動するに至る動機づけの過程について学ぶ。 〃

7 知的能力の発達 心理学において知能とはどのようなものと考えられているのか、どのように測定されるのかを学ぶ。

8 パーソナリティの発達

パーソナリティの形成要因と、主要なパーソナリティ理論について学ぶ。

9 教育・保育における評価

評価の信頼性・妥当性の問題や、評価の在り方など評価の基本を理解したうえで、現代の教育や保育で求められる適切な評価について考える。

10 発達障害のある子どもの教育・保育

主な障害と子どもの発達支援について学び、障害児とその家族を支える保育者の役割を考える。

11 保育のなかで生かす教育心理学

集団生活の重要性や発達との関係性、保育環境の工夫について考える。

12 就学に向けて(幼・保・小連携)

幼児期から児童期への健全な発達をよりよく促進するための接続・連携の在り方について考える。

13 家庭ぐるみの教育的支援

子どもの社会的発達と、家庭、特に保護者の存在意義や役割について知り、保育者の基本的な態度や知識を学ぶ。

14 子どもをめぐる教育的問題

子どもをめぐる教育的問題、特に不登校・不登園、児童虐待、早期教育について学ぶ。

15 まとめ これまでの学びを振り返り、まとめる。 〃

【授業時間外の学習】授業の内容を発展させ、自分で課題を持って学習したり、活動したりすること。予習及び復習は、各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】講義内容を理解することに努め、疑問点があれば積極的に質問する。専門職を志すものとして、自覚を持って授業に臨むこと。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 22: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】子どもの保健

【教 員 名】武田 英二

【教員の実務経験】□有

■無(医師の免許及び経験を有する教員が医療的内容に関する講義を行う。)

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生は、子どもの体の発育、発達および生理的機能を理解する。また、身体、運動、

精神機能の発達を理解し、発達障害やメンタルヘルスの理解、生活の意義について学習する。

【到達目標】学生が、子どもの保育に必要な子どもの発育、発達および生理機能を学び、さらに最新の

知識も修得することができる。

【教 科 書】竹内義博・大矢紀昭編:よくわかる子どもの保健 第 3版.ミネルヴァ書房,2015.

【参考書等】資料を配付する。

【成績評価】■定期試験(100%)□小テスト □課題レポート □その他

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 子どもの疾病と

保育 子どもの疾病の特徴、呼吸器疾患 武田 英二

2 〃 感染症、消化器疾患、循環器疾患 〃

3 〃 泌尿、生殖器疾患、中枢神経疾患 〃

4 〃 代謝、内分泌疾患、血液、腫瘍性疾患 〃

5 〃 アレルギー疾患、整形外科疾患、その他 〃

6 〃 乳幼児突然死症候群 〃

7 〃 予防接種 〃

8 〃 乳幼児健康診査 〃

9 環境整備、事故

防止と安全管理 保育環境整備と保健 〃

10 〃 子どもの事故の特徴と現状 〃

11 環境整備、事故

防止と安全管理 子どもの事故防止対策と安全教育、救急処置 〃

12 保育活動の計画

及び評価 保健活動の作成と活用 〃

13 救急時の対応 発熱、息苦しい、嘔吐 〃

14 〃 下痢、おなかが痛い、やけど、鼻血 〃

15 〃 けいれん、頭を打った、ぐったりしている 〃

【授業時間外の学習】講義で習った専門用語や内容を確認し、ノートにまとめる。予習及び復習は各2

時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】講義には教科書、ノートを持参する。まじめに受講し、質問などにより講義内

容の理解に努める。

【オフィスアワー】火曜日、水曜日、木曜日の 16:30~18:00(1号館事務室前)

Page 23: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】子どもの食と栄養

【教 員 名】山上 文子

【教員の実務経験】■有(管理栄養士としての実務経験のある教員が子どもの食と栄養に関する講義、

調理実習を行う。)

【教員の実務経験】□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】小児の健康な生活と食生活のあり方は、生涯にわたるすべての活動の基盤であり、

大切である。保育者は正しい栄養の知識を知り指導力を養う必要性がある。

【到達目標】学生が、小児栄養では栄養学の基礎から学び、現代の小児の問題点を考慮し、具体的に指

導する力をつける。

【教 科 書】二見大介・高野陽:新 保育ライブラリ 子どもの食と栄養.北大路書房,2012.

【参考書等】なし

【成績評価】■定期試験(80%) □小テスト □課題レポート ■その他(発表 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 栄養の基本的概念

を知る

栄養とは人が生命維持のための必要な成分を体内に

取りこみ消化・吸収・代謝することを学ぶ。 山上 文子

2 栄養素の種類と機

能を知る

三大栄養素・五大栄養素を詳しく知り、その必要性を

学ぶ。 〃

3 食事の意義を知る 主食・主菜・副菜・汁物という食事および果物・乳製

品の1日に摂取する量・質・タイミングを学ぶ。 〃

4 バランスのとれた

食事を知る

実際に自分たちがとっている食事をふりかえり、よい

食事とはどのようなものかを学ぶ。 〃

5 離乳食の意義を知

急速な乳児の成長に対し、乳汁から固形食に移行する

過程を理解し学ぶ。 〃

6 幼児期の食生活の

現状と課題を知る

成長の著しい幼児期は、2才・2才6ヵ月・3才と行

動と共に食関心も変化することを学ぶ。 〃

7 調理の基礎を知る 様々な食材の切り方、ゆで方、味付けなどを学ぶ。 〃

8 離乳食を作り、味わ

い、意味を知る

成長にあわせた前・中・後・完了期離乳食を作り、形

態、味量を学ぶ。 〃

9

自分の食生活をチ

ェックし、食育に生

かす

まず自分の食事の現状をチェックし、その結果から問

題点を見つけ、改善方法を考える。 〃

10 幼児期の食育につ

いて考え、知る

孤食、食欲不振、偏食などのことを知り解決法を考え

る。 〃

11 成 長 期 全 般 の 栄

養・食事を知る

年齢により成長機能も変化することで食事の量・質を

考えることを学ぶ。 〃

12 〃 〃 〃

13 食事指導用ツール

作りをする

今までに学んだことで実際に幼児の食育指導に生か

せるツールを作る。 〃

14 食育指導の発表 実際に幼児に指導する体験学習 〃

15 食材・食事のおいし

さを知る

日々の食事をおいしくたべるための工夫や好き嫌い

無く食材を調理する方法を学ぶ。 〃

【授業時間外の学習】日々の生活の中で、一日三度の食事ができているか、色彩や品目等を自分でチェ

ックすること。栄養、睡眠、休養をしっかりとり、運動も可能な範囲で行うこと。予習及び復習は各

2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】手洗い、うがい等の基本的な衛生管理を心掛け、健康に気を付けること。

Page 24: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】保育の計画と評価

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(保育士として保育の計画作成及び実践をしていた経験を生かし、講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】保育課程及び教育課程は、乳幼児が園で過ごす時間の全体をデザインするものであり、幼児

理解や保育の計画、実践の反省や評価の手がかりとなるものである。学生が幼稚園教育要領・保育所保育指針を

中心にその基礎的理念について理解を進め、具体的な編成、指導計画を通して実践力を身につけることを目的と

する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育の内容の充実と質の向上に資する計画及び評価について理解できる。

2.保育課程・教育課程の目的や意義を学び、全体的な計画と作成について、その意義と方法を理解できる。

3.子どもの理解に基づく保育過程について、その全体構造を捉え、理解できる。

【教 科 書】岸井勇雄・横山文樹:あたらしい幼児教育課程総論.同文書院,2016.

【参考書等】幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説,2018.

【成績評価】■定期試験(50%) □小テスト ■課題レポート(40%) ■その他(提出物 10%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 本科目で学ぶこと オリエンテーション、幼児期の特質について理解する。 山地 貴子

2 教育課程の意義と方向 保育課程・教育課程総論で学ぶことは何かを見通す。 〃

3 指針と要領の改訂のポ

イント

幼稚園教育要領・保育所保育指針・幼保連携型認定子ど

も園教育保育要領改訂の基本的なポイントについて理解

する。

4 保育所・幼稚園の歴史 幼稚園・保育所・こども園の保育課程・教育課程に関す

る仕組みと歴史的変遷を学ぶ。 〃

5 保育過程・教育課程の

基本

環境を通して行う教育や一人一人の発達の特性に応じた

指導について理解する。 〃

6 他国の保育について レッジョ・アプローチについての DVD を視聴し、他国の

保育の計画と評価の仕方について学び、視野を広げる。 〃

7 基礎となる幼児の姿 「遊び」や「楽しさ」の捉え方について学び、日本の幼

児教育・保育の方向性について学ぶ。 〃

8 目的・目標・ねらいの

意味

全体的な計画の作成について学び、目標と計画の基本的

な考え方について理解し、グループワークで検討する。 〃

9 〃 保育理念・保育目標についてグループワークで検討し、

発表する。 〃

10 長期指導計画 長期指導計画を作成し、作成時の配慮点などを学ぶ。 〃

11 短期指導計画 短期指導計画を作成し、作成時の配慮点などを学ぶ。 〃

12 保育の記録及び省察 保育の過程(計画・実践・記録・省察・評価・改善)に

ついて理解する。 〃

13 〃 〃 〃

14 保育の質向上に向けて 保育の質向上に向けた改善の取り組みについて学ぶ。 〃

15 小学校との連携と接続

まとめ

小学校以降の生活を見通した保育及び保幼小の連携等に

ついて学ぶ。

本科目のまとめを行う。

【授業時間外の学習】受講後に振り返り、授業内容を理解すること。予習及び復習は各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】協働作業時は積極的に参加すること。疑問点があれば、積極的に質問をすること。

【オフィスアワー】授業終了後の休み時間及び昼休み時間(1号館事務室前)

Page 25: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】保育内容総論

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

【教員の実務経験】■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】各領域を関連付けて総合的に保育内容を学び、保育所保育指針に基づく保育の全体構造と保育内容、

保育の基本を踏まえた保育内容の展開(保育の基本的な考え方)、保育の多様な展開について理解する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育所保育指針の基本を理解し、保育内容を総合的に捉えることができる。

2.保育における養護と教育の一体性を理解できる。

3.子どもの発達や生活を取り巻く社会的背景や環境を理解することができる。

【教 科 書】石川昭義・松川恵子:新基本保育シリーズ 保育内容総論.中央法規,2019.

厚生労働省:保育所保育指針.フレーベル館,2017.

【参考書等】文部科学省:幼稚園教育要領.フレーベル館,2017.

内閣府:幼保連携型認定こども園教育・保育要領.フレーベル館,2017.

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(40%) ■課題レポート(40%) ■その他(提出物 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 保育の全体構造 保育所の役割を概観し、保育所保育指針に基づく保育の基本およ

び保育内容について理解する。 宮城 祐太郎

2 保育内容の理解①養護 保育所における保育の内容の1つの側面である「養護に関わるね

らい及び内容」を中心に学ぶ。 〃

3 保育内容の理解②教育 保育所における教育(乳幼児期の教育)について考える。 〃

4 保育内容の歴史的変遷 保育所保育指針の歴史的変遷等を取り上げ、現場に従事する保育

者に求められる保育内容の基準について学ぶ。 〃

5 保育内容の基本的な考

え方

乳幼児期の発達特性と各年齢期における発達の過程、それに応じ

たふさわしい保育の内容や環境などについて学ぶ。 〃

6 養護と教育の一体性 養護と教育の一体性について、乳児期から幼児期の育ち、さらに

は小学校との接続も見越して考える。 〃

7 主体性を尊重する保育 子どもの主体性を尊重する保育とは何かについて具体的な事例

に即して考え、理解する。 〃

8 環境を通して行う保育 保育所保育指針における環境を通して行う保育について考える。 〃

9 生活や遊びによる総合

的な保育

生活や遊びによる総合的な保育について考え、子どもの楽しい遊

びを展開するために必要なことを学ぶ。 〃

10 個と集団の発達 保育所等における子ども一人一人の育ち、友達同士との集団での

育ちについて学ぶ。 〃

11 家庭や地域等との連携 子どもを育む家庭への支援について、地域や関係する他機関との

連携について、その意義や方法等を学ぶ。 〃

12 小学校との連携・接続 小学校との連携・接続をふまえた保育について、法令上の規定、

課題、子どもをめぐる情報提供の在り方等を学ぶ。 〃

13 長時間の保育 長時間の保育の実施にあたっての配慮事項等について理解する。 〃

14 特別な配慮を要する子

どもの保育 障害、特に発達障害のある子どもに対する保育の在り方を学ぶ。 〃

15 多文化共生の保育 多様性を増す日本社会の現状と、子ども達の最善の利益を保障す

るために必要な多文化共生の保育について学ぶ。 〃

【授業時間外の学習】授業の内容を発展させ、自分で課題を持って学習したり、活動したりすること。予習及び復習は、

各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】講義内容を理解することに努め、疑問点があれば積極的に質問する。専門職を志すものとして、

自覚を持って授業に臨むこと。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 26: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】健康

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

【教員の実務経験】■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生は心身の健康に関する領域「健康」の意義を捉えていくことで、乳幼児期の発

達や様々な健康問題、遊びの重要性について学ぶ。子どもを取り巻く健康の諸問題等への基礎的理解

は、子どもや自分自身の健康を保持・増進するための実践知となる重要な事項である。

【到達目標】学生が心身の健康に関する領域「健康」のねらいと内容を理解することができる。幼児期

における生活習慣の指導など、子どもの「健康」を保障するための具体的方法を考えることができる。

また、自分自身の健康にも興味を持ち、保育者として自らの健康管理ができる。

【教 科 書】なし

【参考書等】近藤幹生・徳安敦・山本明美編:保育内容-健康,青踏社,2018.

文部科学省:幼稚園教育要領.フレーベル館,2017.

厚生労働省:保育所保育指針.フレーベル館,2017.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領,フレーベル

館,2017.

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(70%) □課題レポート ■その他(提出物 30%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 健康の定義 オリエンテーションをする。子どもを取り巻く“健康”について映像を見ながら学ぶ。生活習慣チェックテストを実施し、自身の健康に関心を持つ。

宮城 祐太郎

2 領域「健康」とは

領域「健康」について、他領域との関係を踏まえながら、ねらい・内容を理解する。

3 子どもの育ちと領域「健康」

乳幼児期の子どもの健康に及ぼす諸問題についてディベートを通して学ぶ。

4 子どもの事故と安全管理

チャイルドマウス、幼児視野体験メガネを作成、体験し、子どもの発達と事故の関係性を体感的に学ぶ。

5 園生活と生活習慣

保育者として、子どもが生活習慣を身につけるための必要な援助について、事例を通して考える。

6 健康と安全教育 安全の習慣の形成に焦点を当て、幼児期に育むべき健康や安全に関する基礎的な力について考える。

7 食育とアレルギーへの対応

子どもの食を営む力の基礎を培うために必要な観点を理解する。それら特徴をもとに保育者としての対応を学ぶ。

8 まとめ 本科目の内容を振り返り、これまでの学びをまとめる。 〃

【授業時間外の学習】授業の予習・復習(各2時間程度)をするとともに、日々の新聞やニュース等を

通して幅広く健康に関して興味を持ち、自身の健康や安全に心がけること。

【履修条件・注意事項】主体的・積極的な授業への参加を心がけること。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 27: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】幼児と人間関係

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育内容の領域「人

間関係」について演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要】保育内容の領域「人間関係」について、子どもに対する理解を深めながら、子どもが生活

や遊びにおいて体験していることを捉えるとともに、保育に当たって保育士が留意、配慮すべき事項

を理解する。また、必要に応じて適宜話し合い活動等を取り入れ、実践的な理解の習得や主体的な態

度の育成にもつなげていくことを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.領域「人間関係」のねらいと保育の内容について理解できる。

2.人が誕生直後から幼児期にかけて他者との間に築いていく関係性について知り、それらがその後

の社会性や人格の発達とどのように関わっていくのか理解できる。

【教 科 書】塚本美知子:人間関係.萌文書林,2018.

【参考書等】適宜資料配付

【成績評価】■定期試験(90%) □小テスト □課題レポート ■その他(振返りシート 10%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1

保育内容の「人

間関係」とはな

にか

幼児期の発達の特性と幼児教育・保育についての基本

的な考え方、保育内容の領域「人間関係」の意義、人

間関係の構築に必要な内容などを理論的に学習する。

園木 夏江

2

領域「人間関係」

のねらい及び内

人との関わりに関する領域「人間関係」の「ねらい」

及び「内容」、「内容の取り扱い」を中心に学ぶ。 〃

3 愛着形成の理論

と実際

愛着形成の過程で生じてくる愛着の個人差とはどう

いうものかについて学び、最後に保育者と子どもの愛

着関係について考える。

4 子どもの自己主

張と自己発揮

子どもが集団生活のなかでどのように自分自身を表

現し、仲間関係を築き、自己の世界を拡げていくのか、

また、そのために保育者にはどのような関わりが求め

られるのか考える。

5

いざこざ・けん

かなどのトラブ

子どもたちのいざこざやけんかなどのトラブルの特

徴と、保育者の援助について学習する。 〃

6 共感・思いやり

子どもの遊びや生活に見られる共感や思いやりとは

どのようなものなのか、共感や思いやりが子どもの心

の動きや人とのつながりにどのように影響していく

のかを考える。

7 コミュニケーシ

ョン能力

保育者と子ども、子ども同士が通じ合うよう、コミュ

ニケーションの重要性とその援助について理解を深

める。

8 子どもを取り巻

く人間関係

保護者と保育者の関係、保護者同士、保育者同士の関

係、子どもたちと地域との関わりなど、子どもを取り

巻くさまざまな人々との関わりについて学ぶ。

【授業時間外の学習】自宅学習(予習、復習各2時間程度)を行う。配付資料はファイル等にまとめる。

【履修条件・注意事項】話し合い活動等に積極的に参加すること。授業に取り組む姿勢については厳し

く指導する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 28: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】幼児と環境

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(保育士として勤務し、常に環境構成を行ってきた経験と知識を生かして、環

境の重要性について実践と実技を通して演習を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】乳幼児は周囲の様々な環境に関わることを通して、自らの生活や遊びを広げ深めな

がら育つものである。保育者は、乳幼児がより豊かな体験ができるように、園内外の自然や身近なも

の、社会的な出来事や行事などを含めた「環境」を自ら設定して実践的に保育する力が必要である。

そのため、学生が、乳幼児が育つ過程において関わる様々な「環境」について学ぶことを目的とする。

【到達目標】学生は、以下のことをすることができる。

1.乳幼児が関わる自然環境、身近な環境、社会的環境について理解する。

2.乳幼児が自らの生活や遊びを広げ、深められる保育を計画する力を身に付ける。

3.保育現場で活用できる環境構成を考え、実践する。

【教 科 書】文部科学省:幼稚園教育要領.フレーベル館,2017.

厚生労働省:保育所保育指針.フレーベル館,2017.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説.フレーベル館,2018.

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(30%) ■課題レポート(20%)

■その他(課題提出 20%・実技 30%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 保育と「環境」

オリエンテーション

教育・保育における「環境」とは何か、広い意味で

のとらえ方を理解する。また、乳幼児の育ちや発達、

乳幼児を取り巻く環境について学ぶ。

山地 貴子

2 領域「環境」とは

領域「環境」のねらいや内容について知り、「生きる

力の基礎」と領域「環境」の関係性について学ぶ。

また、保育内容としての「環境」について考える。

3 自然と「環境」 乳幼児が自然に触れられる「環境」として、栽培活

動や飼育活動について調べ学習をする。 〃

4 子どもの育ちと

領域「環境」

乳幼児の身近な環境との関わりを支える保育者の実

態をとらえ、多様な環境について理解し、乳幼児の

発達特性を踏まえた保育環境を考える。

5 〃 〃 〃

6 保育実践 設定した環境構成を活用し、幼児と関わる。 〃

7 〃 〃 〃

8 まとめ 保育実践での気付きや学びを発表する。

小テストを通して本科目のまとめを行う。 〃

【授業時間外の学習】授業の予習と復習(各2時間程度)を行い、課題は必ず期日までに提出する。

【履修条件・注意事項】環境構成に必要な教材は学校で準備するが、段ボール等は各自で準備する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 29: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

25

【科 目 名】幼児と言葉

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育内容の領域「言

葉」について演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】保育内容の領域「言葉」について、幼児が豊かな言葉や表現を身に付け、想像する

楽しさを広げるために専門的事項に関する知識を身に付ける。また、必要に応じて適宜話し合い活動

等を取り入れ、実践的な理解の習得や主体的な態度の育成にもつなげていくことを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.言葉の発達、領域「言葉」のねらいと保育の内容について理解できる。

2.言葉遊びなどの言葉の感覚を豊かにする実践について、基礎的な知識を身に付け、保育者の役割

について理解できる。

3.伝承遊びや素話等を通して、援助とかかわりが理解できる。

【教 科 書】岡田明:子どもと言葉.萌文書林,2018.

【参考書等】適宜資料配付

【成績評価】■定期試験(90%) □小テスト □課題レポート ■その他(振り返りシート 10%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 人の生活と言葉

人間にとって言葉がどのような働きをしているのか、ま

た教育・保育がどのような役割を担っているのかについ

て理解する。

園木 夏江

2 乳幼児期の言葉

の発達と環境

胎児期から幼児期までの「言葉」の発達の道筋と言葉の

育ちを支える環境の重要性について学ぶ。 〃

3 〃 〃 〃

4 領域「言葉」の

ねらいと内容

領域「言葉」に焦点を当てて乳幼児の保育において大切

にすべきもの、大切にするための内容や方法について学

ぶ。

5

領域「言葉」の

具体的な内容

一人ひとりの発達の特性に応じた指導の中で、どのよう

に言葉を獲得していくのか、そのために、どのような環

境が必要なのかについても学ぶ。 〃

6

言葉かけを中心

としての援助と

かかわり

子どもの思いを受け止めた上で、「どのような言葉をか

けるのか」「どのようにかかわるのか」保育者としての

役割を考える。

7

伝承遊びや素話

等を通しての援

助とかかわり

言葉を通して子どもの想像力や思考力を育む伝承遊び

や素話等について学ぶ。 〃

8 〃

言葉を通して子どもの想像力や思考力を育む伝承遊び

や素話等について学ぶ。また、授業を振り返り学んだこ

とを確認する。

【授業時間外の学習】自宅学習を行う(予習、復習を各2時間程度)。配付資料はファイルにまとめる。

【履修条件・注意事項】話し合い活動等に積極的に参加すること。課題レポートの提出期限を守ること。

授業に取り組む姿勢については厳しく指導する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 30: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

26

【科 目 名】幼児と造形表現

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭として勤務し、幼児への造形表現指導経験を生かし、幼児に対する

造形表現技法の指導と指導法について、実践と実技を通して演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生が造形の基礎となる平面・立体の作品制作を通して、幼児の造形活動への理解

を深めること、また造形の基礎を学び、保育の現場で活かせる実践力を身につけることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.制作活動を通して、創造性や表現力を楽しく感性豊かに学び、幼児教育における造形表現の基礎

知識を習得する。

2.自身の作品を完成させ、実践の現場で披露する。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート

■その他(課題作品 ~ 折紙・カード・軍手人形 ~ 80%・発表 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 図画工作とは オリエンテーションを行い、作品の制作過程を知る。 坂口 陽子

2 色彩について

色の三要素・三原色・対比等、色について学ぶ。また、これか

ら行う制作活動に使用する素材・材料・用具等について、作品

や実物に触れながら、使用方法について理解する。

3 制作活動

(折紙・カード)

グループ・各自でユニット折り紙を制作する。

各自、立体カードを制作する。いろいろな技法を学ぶ。

制作活動は後期の授業(造形表現・指導法)で行う。

(decalcomanie・marbling・batik・stamping)

4 制作活動 保育実践に向けて使用する教材準備と検討を行う。 〃

5 保育実践(造形) 保育者として乳幼児を援助し、造形表現の活動を通して、乳幼

児やその保護者の方との関わり方について学ぶ。 〃

6 軍手人形制作 各自で保育現場(実習)に活用できる“軍手人形”を制作する。 〃

7 〃 〃 〃

8 発表・まとめ 各自作品(軍手人形)を発表し、授業のまとめを行う。 〃

【授業時間外の学習】課題作品は必ず期日までに完成させ提出する。予習、復習(各2時間程度)をす

る。

【履修条件・注意事項】画用紙・粘土等は学校で準備するが、軍手人形制作に必要な材料は各自で準備

する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 31: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】幼児と健康

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

【教員の実務経験】■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】子どもの心身の発達や子どもを取り巻く環境等、保育所保育指針に示される保育の

内容を踏まえて、「幼児と健康」の観点から、子どもの生活や遊びを豊かにするため、子どもの健康や

運動を中心に必要な技術や知識を学び実演する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.乳幼児期における発達の特徴について説明できる。

2.発達に応じた運動遊びを実践できる。

3.乳幼児期における遊びとしての運動の在り方について説明できる。

【教 科 書】なし

【参考書等】岩崎洋子:保育と幼児期の運動遊び.法文書林,2018.

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(60%) □その他(保育実践 40%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 運動の必要性について

近年の運動能力の低下からみる現代的課題と幼児期における健康づくりの必要性について理解する。

宮城 祐太郎

2 発達と健康 幼児の健康と運動について、身体発達、心の発達、社会性の発達、知的発達との関連を踏まえて学ぶ。

3 遊び・生活と運動

子どもの生活としての運動や、基本的生活習慣にみられる動きについて学ぶ。

4 乳幼児期の運動遊びと健康

フープを使った運動遊びについて 〃

5 〃 ボールを使った運動遊びについて 〃

6 〃 ロープを使った運動遊びについて 〃

7 〃 新聞紙を使った運動遊びについて 〃

8 まとめ 本科目の内容を振り返り、これまでの学びをまとめる。 〃

【授業時間外の学習】授業の予習・復習(各2時間程度)をするとともに、日々の新聞やニュース等を

通して幅広く健康に関して興味を持ち、自身の健康や安全に心がけること。

【履修条件・注意事項】主体的・積極的な授業への参加を心がけること。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 32: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】造形表現 (指導法)

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭として勤務し、幼児への造形指導経験を生かし、幼児に対する美術

の表現技法・造形表現の指導法について、実践と実技を通して演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生は、幼児の豊かな感性を養うために、乳幼児の身体的発達と幼児画の発達過程

の特徴について理解し、発達に応じた援助の必要性を学び、基礎知識と指導法を身につけることを目

的とする。

【到達目標】学生は、乳幼児・児童の造形表現の発達段階、乳幼児・児童の身体的発達の特徴について

理解を深め、レポートにまとめる。学生はいろいろな制作活動を通して表現技法を身につける。

【教 科 書】岩男順:造形表現(指導法)テキスト.近畿大学九州短期大学通信教育部,2005.

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(50%) ■その他(色彩基礎演習作品 50%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 造形表現について 乳幼児・児童の造形表現の発達段階(0~18 歳まで)について学

ぶ。また、身体的発達の特徴(各年齢ごと)について知る。 坂口 陽子

2

課題①造形表現の

発達と身体的発達

(レポート作成)

造形表現の発達段階と身体的発達の特徴の一覧表を作成する。 〃

3 〃 〃 〃

4 美術表現技法

制作活動

幼児教育における美術表現技法を学ぶ。

下記の①~⑯の技法について、写真や実際の作品を見ながら

順に解説を聞き、美術表現技法についての理解を深める。

5 制作活動 ②batik ③sputtering ④stencil ⑤roller printing 〃

6 〃 ⑥frottage ⑦string design ⑧decalcomanie 〃

7 〃 ⑨dripping ⑩marbling ⑪stamping 〃

8 〃 ⑫rolling of type ⑬scratch ⑭塑造 ⑮デッサン 〃

9 〃 ①シュールレアリズム ⑯暖色・寒色・中性色について 〃

10 課題②美術表現技

法(レポート作成)

①~⑯までの幼児教育における、美術表現技法について

レポートにまとめる。 〃

11 〃 〃 〃

12 設題③色の輪制作 色の 4原色と白と黒を使用し、色の輪を 2点制作する。 〃

13 〃 〃 〃

14 〃 〃 〃

15 まとめ・振り返り これまでの学びをまとめ、授業を振り返る。 〃

【授業時間外の学習】予習、復習(各2時間程度)を行い、課題レポートは必ず期日までに提出する。

【履修条件・注意事項】画用紙・粘土・彩液等は学校で準備するが、その他必要な制作材料は各自で準備する。(絵

の具・水入れ・筆・色鉛筆・定規・のり・はさみ・カッター等は各自で準備する)

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 33: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

29

【科 目 名】音楽(理論)

【教 員 名】大戸井 啓子

【教員の実務経験】■有(未就学児個人指導、障がい児指導、施設等の音楽療法、他大学の学生指導等

の経験を有する教員が講義、実技演習を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(15時間)

【授業概要と目的】学生が、音楽の基礎知識を学び、読譜力を習得する。基礎知識は必要最低限とし、

保育・教育現場で良い音楽を演奏するためにしっかりと身につける。保育者としての技術能力を高め

ることを目指す。

【到達目標】学生が、ソルフェージュ能力を高め、楽典(理論)を習得する。読譜力が向上することで

ピアノを正確に弾き、発声良く豊かな声で歌うことを目標とする。

【教 科 書】平松愛子他:音楽ピアノ教本.近畿大学九州短期大学,2019.

久世安俊他:音楽声楽教本.近畿大学九州短期大学,2019.

小林美実:こどものうた 200.チャイルド社,1975.

週に一度のおんがくワーク(上・下).ドレミ楽譜出版,1991.

【参考書等】準備した楽譜・資料、適宜プリントを配付する。

【成績評価】■定期試験(80%) □小テスト □課題レポート ■その他(楽典課題提出 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 音楽の基礎 楽譜・音符休符の種類や長さ・階名読みの練習(🎼と

)ワーク使用により確実に習得する。

大戸井 啓子

2 〃 〃 〃

3 読譜力を養う 上記復習と拍子リズムを奏でる。 〃

4 読譜力と楽語の

基礎(音程)

ソルフェージュ・階名読みで歌う。

音程を確実に正しく子どもの歌を歌う。 〃

5 基礎知識・和音 楽語・強弱記号の復習。基礎知識を活かし童謡を豊か

な声で正しく歌う。 〃

6 音名と音階基礎 音階の種類と音名・付点音符の種類のリズム 〃

7 コードネームと

復習 コード奏法の説明と実践 〃

8 試験へのアドバ

イス 理論総復習 〃

【授業時間外の学習】配付した課題やワークを行う。到達していない課題、不明点を認識して復習し、

次回行う課題・課題曲を予習する。(予習、復習は各2時間程度とする)。学内設備を活用し、技術向

上の努力をする。

【履修条件・注意事項】受講にあたっての必需品の確認と時間を明示する。実技練習中は取り組み態度

を厳しく指導する。楽譜等の必需品は必ず持参し、他人の物を借りないこと。

Page 34: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

30

【科 目 名】幼児と音楽表現Ⅰ

【教 員 名】大戸井 啓子

【教員の実務経験】■有(未就学児個人指導、障がい児指導、施設等の音楽療法、他大学の学生指導等の

経験を有する教員が講義、実技演習を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生は幼児の豊かな想像力や表現力を引き出し伸ばすために、保育者自身自ら歌う楽

しさ喜びを感じ、また、必要なピアノ奏法の基礎技術を段階的に習得する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.発声法を学び、豊かな声で曲想を感じ取り歌うことを習得し、模範となることができる。

2. 保育者としてピアノの基礎能力を習得することと、演奏技術の向上を目指し課題曲の習得を目指す。

3.教育現場で音楽の能力が発揮できるようにする。

4.上記を習得するためのソルフェージュ・楽典の理解をする。

【教 科 書】平松愛子他:音楽ピアノ教本.近畿大学九州短期大学,2019.

久世安俊他:音楽声楽教本.近畿大学九州短期大学,2019.

小林美実:こどものうた 200.チャイルド社,1975.

週に一度のおんがくワーク(上・下).ドレミ楽譜出版,1991.

【参考書等】準備した楽譜・資料、適宜プリント配付

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題演奏(10%)

■その他(実技試験:ピアノ 45% 声楽 45%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 PF基礎練習 授業内容説明

PF=5指の運指 ピアノ教本 №1・3 大戸井 啓子

2 〃 PF=ピアノ教本 №5・6・7(バイエル 48番) 〃

3 幼児曲の奏法と

歌唱

PF=ピアノ教本 №9・10・8(バイエル 66番)

VO=発声と呼吸法、教科書より幼児曲を歌う 〃

4 基礎知識を理解

し、弾く・歌う

PF=ピアノ教本 №12・13・14・16・23(バイエル

97 番) 〃

5 〃

PF=ピアノ教本 №18・

20・21・23(バイエル 97

番)

VO=教科書より幼児曲

を歌う(ソルフェージュ含) 〃

6 〃

PF=ピアノ教本 №21・22

24(バイエル 73番)・25(バ

イエル 78番)

〃 〃

7 コードと復習 PF=コード奏法・個々の課

題曲 〃 〃

8 まとめと復習 前期復習・試験課題曲の奏法と歌唱 〃

*PF=ピアノ、VO=声楽

【授業時間外の学習】到達していない課題、不明点を認識し復習する。個々に次回行う課題・課題曲を明

確にし、予習・復習を(各2時間程度)する。学内設備を活用し、技術向上の努力をする。

【履修条件・注意事項】受講に当たって楽譜等の必需品を確認し、他人の物を借りないこと。課題を時間

内に行うこと。実技練習中は取り組み態度を厳しく指導する。質問は積極的に行うこと。

Page 35: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

31

【科 目 名】幼児と音楽表現Ⅱ

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育の音楽表現に

ついて演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】「幼児音楽表現Ⅰ」で習得したことを踏まえて、子どもの生活と遊びを豊かにする

ために必要な技術や知識を理解し、弾き歌いに必要となる鍵盤楽器の基礎を身に付けるための演習を

する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.音楽の楽しさを感じることができる。

2.弾き歌いに必要となる鍵盤楽器の基礎を身に付けることができる。

3.ピアノの演奏技術の向上を目指し、ピアノ教本を終えることができる。

【教 科 書】平松愛子他:音楽ピアノ教本.近畿大学九州短期大学,2019.

小林美実:こどものうた 200.チャイルド社,1975.

小林美実:続こどものうた 200.チャイルド社,1996.

在原章子他:和音伴奏による幼児のうた 100.全音楽譜出版社,2014.

【参考書等】準備した楽譜・資料、適宜プリント配付

【成績評価】■定期試験(実技試験:ピアノ 100%) □小テスト □課題演奏 □その他

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 夏休み課題演奏

進度確認 夏休みの課題曲を演奏する。進度確認をする。 園木 夏江

2 〃 〃 〃

3 課題曲

課題曲:27・29・30・31・32・33・34・36

必要な技術や知識を理解し、弾き歌いに必要となる鍵盤

楽器の基礎を学ぶ。

4 〃 〃 〃

5 〃

課題曲:38・39・40・41・42・43・44

子どもの前で弾き歌いすることを想定し、子どもが歌い

やすい演奏を考える。

6 〃 〃 〃

7 〃 課題曲:45~47

ピアノの演奏技術の向上を目指す。 〃

8 試験課題曲 試験課題曲の奏法や授業全体を振り返り、学んだことを

確認する。 〃

【授業時間外の学習】到達していない課題曲や次回行う課題曲を明確にし、予習復習(2時間程度)を

する。学内設備を活用し、技術向上の努力をする。

【履修条件・注意事項】受講に当たって楽譜等の必需品を確認し、他人の物を借りないこと。課題を時

間内に行うこと。実技練習中は取り組み態度を厳しく指導する。質問は積極的に行うこと。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(音楽室 事前に申し出ること)

Page 36: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

32

【科 目 名】音楽表現技術Ⅰ 【教 員 名】大戸井 啓子

【教員の実務経験】■有(未就学児個人指導、障がい児指導、施設等の音楽療法、他大学の学生指導等の経

験を有する教員が講義、実技演習を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期 【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間) 【授業概要と目的】学生は、1年で学んだ基礎知識、実技を補充する。また、保育現場(実習)で対応できるよう、ピアノ及び歌唱力を習得する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。 1.実習で直接関わる曲を学び、豊かな声で歌うこと・確実に弾くことを習得する。 2.あいさつ、季節の曲、実践に役立つ曲の弾き語りができる。 3.基礎楽典の全理解ができる。 4.学内設備を活用し、実技能力を身に付ける。

【教 科 書】平松愛子他:音楽ピアノ教本.近畿大学九州短期大学,2019. 久世安俊他:音楽声楽教本.近畿大学九州短期大学,2019. 小林美実:こどものうた 200.チャイルド社,1975. 小林美実:続こどものうた 200.チャイルド社,1996. 在原章子他:和音伴奏による幼児のうた 100曲.全音楽譜出版社,2014.

【参考書等】準備した楽譜・資料、適宜プリントを配付する。 【成績評価】■定期試験(30%) □小テスト □課題レポート ■その他(実技試験 70%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 個々の進度チェック・課題曲発表

個々の状況の把握、ピアノの実技力、読譜力の確認

大戸井 啓子

2

コード奏法と実践に向けての引き語り習得とする。 多くの幼児歌を歌う。

春休みの課題曲(未到達曲含む) 実技指導;先生とおともだち・あくしゅでこんにちは・かたつむり・うみ・たなばたさま・あめふりくまのこ(実習課題曲含) ピアノ教本;№2.3.4.5.6.7.8.9 幼児歌を正しく歌う。コード(D・B♭・A)

3 〃

4 〃

5 楽器を音楽に合わせて自由に奏したり、楽譜に合わせて奏する

リズム楽器・ベル・トーンチャイムを使い合奏する。 合奏曲を正しく歌う。

6 〃

7 コード奏法を習得し、多くのこどものうたを弾く(引き語り) ピアノの基礎テクニックを身につける 声楽の基礎を復習し、しっかりと大きな声で歌うことを習得する 個々の読譜力のチェック 音楽療法について

個々の進度によるピアノ練習曲(バイエル・ピアノ曲) ピアノ課題曲(子どもの歌) ピアノ教本 №12・14・15・16・18・20・21・22 季節・行事・童謡曲、文科省唱歌等 歌唱

8 〃

9 〃

10 〃

11 〃

12 〃

13 課題曲を正確に弾く。合格ラインまで習得。 身につけた歌唱力で課題曲を正確に歌う

前期ピアノ課題曲・試験曲を優先に弾く。 試験曲を優先に歌う。

14 〃

15 総復習 〃

【授業時間外の学習】到達していない課題、不明点を認識し、到達曲の維持のため復習(2時間程度)する。次回行う課題・課題曲を明確にし、予習(2時間程度)を行う。

【履修条件・注意事項】教科書・ワーク(上・下)・五線紙・プリントはファイルに入れ常時持参すること。受講に当たって楽譜等の必需品を確認し、他人の物を借りないこと。課題を時間内に行うこと。実技練習中は取り組み態度を厳しく指導する。目標達成後は技術向上のため、より高度の曲に取り組む。質問は積極的に行うこと。

Page 37: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

33

【科 目 名】音楽表現技術Ⅱ

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭として勤務し、幼児への音楽表現指導経験を生かし、音楽表現技術

について、実践と実技を通して演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】音楽による表現を主として、『幼児と音楽表現』での学修をもとに、より実践的な

歌唱、ピアノ伴奏、言葉や動作、絵や文字による表現など様々な角度から自己を表現し、他者の表現

を受け取ることを経験する。また既存の歌あそびを年齢や月齢、ねらいに応じて展開していく。

【到達目標】音楽表現の分野における子どもの発達と発達段階に応じた『あそび』について理解すると

ともに、実践的なピアノ演奏・伴奏・表現法を習得する。また、保育・教育現場で必要な楽曲や弾き

歌いのレパートリーを増やし、発想力・表現力の育成を目標とする。

【教 科 書】平松愛子他:音楽ピアノ教本.近畿大学九州短期大学,2019.

在原章子他:和音伴奏による幼児のうた 100曲,2014.

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート ■その他( ピアノ・打楽器演奏・歌遊び 100% )

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 オリエンテーシ

ョン

授業のオリエンテーションを行い、1年次の『幼児と音

楽表現』の授業を振り返る。 坂口 陽子

2 ピアノ伴奏指導

( 弾き歌い )

現場で必要な楽曲や弾き歌いの練習を行う。

(レパートリーを増やす) 〃

3 〃 〃 〃

4 〃 〃 〃

5 歌唱(童謡) 季節の歌を自分らしく、表情豊かに歌う。 〃

6 音楽表現遊び 季節や年齢にあった手遊び・歌遊び・リズム遊び・絵描

き歌等を学び実践する。 〃

7 〃 〃 〃

8 〃 〃 〃

9 楽器遊び 様々な楽器を使い楽器遊びを実践する。

(リズムに合わせて楽器を打つ) 〃

10 〃 〃 〃

11 伝承遊び 子どもの伝承遊びについて学び実践する。 〃

12 〃 〃 〃

13 手話歌 子どもたちの興味のある手話歌を学び実践する。 〃

14 発表 手話歌や手遊び・楽器遊び等を披露する。 〃

15 まとめ これまでの学びを振り返る。 〃

【授業時間外の学習】次回の授業までに復習と予習(各2時間程度)を行う。

【履修条件・注意事項】教科書、筆記用具、ヘットフォンを持参する。表現遊びの際は、動きやすい服

装で出席する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 38: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

34

【科 目 名】乳児保育Ⅰ

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育現場おいて実

践的に役に立つ乳児の保育について講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】乳児保育は何故必要か、学生は乳児保育の意義・目的と歴史的変遷について理解す

る。また、多様な保育の場における乳児保育の現状と課題について理解し、必要に応じて適宜話し合

い活動等を取り入れ、実践的な理解の習得や主体的な態度の育成にもつなげていくことを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.乳児保育の意義・目的と歴史的変遷及び役割等について理解できる。

2.保育所、乳児院等多様な保育の場における乳児保育の現状と課題について理解できる。

3.3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育の内容と運営体制について理解できる。

4. 乳児保育における職員間の連携・協働及び保護者や地域の関係機関との連携について理解できる。

【教 科 書】志村聡子:はじめて学ぶ乳児保育.同文書院,2018.

【参考書等】適宜資料配付

【成績評価】■定期試験(80%) □小テスト □課題レポート ■その他(振り返りシート 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 乳児保育は何故必要か 乳児保育及び子育て家庭に対する支援をめぐる

社会的現状と課題を考える。 園木 夏江

2 乳児保育の現状と課題 乳児保育の意義・目的と歴史的変遷を理解する。 〃

3 〃 〃 〃

4 知っておきたい法律 乳児保育に関連する法律について理解する。 〃

5 乳児保育のポイント 保育所保育指針をもとに乳児保育におけるポイ

ントを学ぶ。 〃

6 〃 〃 〃

7 乳児のこころの発達 身近な人との絆を育む過程を踏まえた保育士等

による援助や関わりについて考える。 〃

8 乳児のことばの発達 ことばの発達の道筋を踏まえた保育士等による

援助や関わりについて考える。 〃

9 乳児のからだの発達 3 歳未満児の発育・発達を踏まえた保育における

配慮を考える。 〃

10 〃 〃 〃

11 保護者との連携・協働 様々な背景を抱える保護者と保育者はどのよう

に向き合うのか考える。 〃

12 〃 〃 〃

13 乳児保育における安全

管理

乳児期特有の病気や薬の扱い、乳児を事件・事故

から守る方法を理解する。 〃

14 〃 〃 〃

15 まとめ 授業を振り返り、学んだことを確認する。 〃

【授業時間外の学習】自宅学習を行う。(予習、復習各2時間程度)配付資料はファイル等にまとめる。

【履修条件・注意事項】話し合い活動等に積極的に参加すること。授業に取り組む姿勢については厳し

く指導する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 39: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

35

【科 目 名】乳児保育Ⅱ

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、乳児の保育について演

習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 ■見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】乳児保育の基本的な考え方について理解し、実践を通して具体的に学ぶ。また、必要に

応じて適宜話し合い活動等を取り入れ、理解の習得や主体的な態度の育成にもつなげていくことを目的と

する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1. 3歳未満児の発育・発達の過程や特性を踏まえた援助や関わりの基本的な考え方について理解できる。

2.養護及び教育の一体性を踏まえ、3歳未満児の子どもの生活や遊びと保育の方法及び環境について具

体的に理解できる。

3.乳児保育における配慮の実際について、具体的に理解できる。

4.乳児保育における計画の作成について、具体的に理解できる。

【教 科 書】志村聡子:はじめて学ぶ乳児保育.同文書院,2018.

【参考書等】適宜資料配付

【成績評価】■定期試験(70%) □小テスト □課題レポート

■その他(振り返りシート 10% 演習課題 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 乳児との触れ合い

の基本

乳児とのふれ合いの基本や衣服の基礎知識、排泄への対

応を理解する。 園木 夏江

2 着替えの配慮のポ

イント

衣服の着脱やおむつ交換のポイントと注意点等を身に付

ける。 〃

3 離乳食の基礎知識 授乳の仕方や離乳に向けた食事の進め方を学ぶ。 〃

4 乳児の体を清潔に

保つために

沐浴の方法と注意点を具体的に理解し、実技を通して身

に付ける。 〃

5 〃 〃 〃

6 乳児保育における

計画の作成

乳児保育における計画の作成について、グループワーク

を通して考え、計画を作成する。 〃

7 〃 〃 〃

8 乳児における計画

の作成・実践・反省

乳幼児やその保護者に遊びを提供し、実践を通して援助

について考える。 〃

【授業時間外の学習】自宅学習を行う。(予習、復習各2時間程度)配付資料はファイル等にまとめる。

【履修条件・注意事項】話し合い活動等に積極的に参加すること。課題レポートの提出期限を守ること。授

業に取り組む姿勢については厳しく指導する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 40: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

36

【科 目 名】子どもの健康と安全

【教 員 名】佐々木よし美

【教員の実務経験】■有(医療現場で看護経験のある教員が、保育に携わるうえで重要なこころとからだの

知識、および技術についての講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】子どもの健康の保持・増進、ならびに健やかな生活を送るうえで重要な安全の確保につ

いて理解する。

【到達目標】子どもの疾病や傷害の対応だけでなく、心身の健康増進と健やかな生活の確立を目指すうえで

必要な知識と技術について理解する。

【教 科 書】大西文子 編集/執筆:子どもの健康と安全.中山書店,2019.

【参考書等】適宜紹介します。

【成績評価】■定期試験(100%) □小テスト □課題レポート □その他

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 子どもの健康と安全

子どもの成長発達と健康

健康に影響する因子

環境と安全

佐々木よし美

2 子どもの健康と発育 成長発達

形態的・運動機能・精神・生理的機能の発達 〃

3 子どもの健康と子育てに

必要な養護・しつけ

生活環境、栄養と食事、睡眠・休息、運動、遊び・

排泄、身体の清潔、衣類について知りその配慮点及

び留意点について学ぶ。

4 子どもの事故とその予防 感染予防・疾病 保育所・幼稚園等における感性予

防対策や事故の特徴及び事故予防について考える。 〃

5 子どもに多い病状・病気

とその対処および予防

健康状態の把握と一般的な症状に対する看護につい

て学ぶ。 〃

6 障害をもつ子どもと家族

へのかかわり方

障害の概念

障害を伴う病気・症状とケアについて学ぶ。 〃

7 児童虐待

災害の影響

児童虐待の定義・予防・対処について学ぶ。

災害の種類と影響、災害から子どもを守る支援 〃

8 地域との連携・協働

子どもと家族の健康、保健・福祉専門職やその連携

とシステムについて学ぶ。

振り返り、まとめ

【授業時間外の学習】その日のうちに復習をおこない、講義で指摘された箇所は確認し、自己学習ノートに

まとめておくこと。(予習、復習は各2時間程度)

【履修条件・注意事項】講義中は私語を慎み講義内容に集中し理解に努めること。疑問点があれば積極的に

質問をすること。

【オフィスアワー】毎週月曜日の昼休み(12:30~13:00)

Page 41: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

37

【科 目 名】幼児への特別な支援

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(保育士として障害児入所施設や保育園等での障がい児とその保護者と関わっ

た実務経験を生かし、保育所を含む児童福祉施設での障害児保育について演

習を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生が、障害児保育を支える理念や障害児及びその保育について理解することを目

的とする。また、個々の特性や心身の発達等に応じた援助や配慮について理解し、子どもとの関わり

に活かせるようになる。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.障害児保育の対象となる障がいの特徴について理解することができる。

2.障害児保育の実際や保護者への支援に関する基礎的な知識を習得できる。

3.小学校への移行や他機関との連携などに関する基礎的な知識を習得できる。

【教 科 書】尾崎康子・小林真編:よくわかる障害児保育 第 2版.ミネルヴァ書房,2018.

【参考書等】適宜資料を配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(必須) ■その他(科目終末試験 100%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 障害児保育とは オリエンテーション、障害児保育とは何か 山地 貴子

2 乳幼児期の発達課

乳幼児期の発達課題と障がい特性に、障がい児保育の課題ついて理

解する。 〃

3 インクルージョン

保育とは

『ノーマライゼーション』『インテグレーション』『インクルージョ

ン』を調べ、比較して学ぶ。 〃

4 知的障がいとは 知的障がいの特徴と保育での支援について理解する。 〃

5 自閉症スペクトラ

ム障がいとは

自閉症スペクトラム障がいの特徴と保育での支援について理解す

る。 〃

6 発達支援の技法 様々な発達支援の技法について調べ、まとめ、発表する。 〃

7 ADHDについて 注意欠如・多動性障がいの特徴と児保育での支援について理解する。 〃

8 学習障がいとは 学習障がいの特徴と保育での支援について理解する。 〃

9 視覚障がい・聴覚

障がいとは 視覚障がいと聴覚障がいの特徴と保育での支援について理解する。 〃

10 肢体不自由児・言

語障がい児とは

肢体不自由児・言語障がい児の特徴と保育での支援について理解す

る。 〃

11 障がい特性に合っ

た遊び

様々な障がい特性に合った遊びについて、グループ討議し、発表す

る。 〃

12 連携について 保・幼・小の連携及び専門機関との連携とその留意点について理解

する。 〃

13 家族支援について 保護者支援とその留意点について理解する。 〃

14 アセスメントとは 障がい児のアセスメントと心理検査による子ども理解について理解

する。 〃

15 まとめ 本科目のまとめ、科目終末試験に向けて習熟度を確認する。 〃

【授業時間外の学習】ニュースなどで取り上げられる障がいや障がい児への支援に関する情報に関心を

持つこと。予習及び復習は各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】講義中は講義内容を理解することに注意を払うこと。疑問点があれば積極的に

質問をすること。

【オフィスアワー】授業後の休み時間及び昼休み時間(1号館事務室前)

Page 42: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

38

【科 目 名】社会的養護Ⅱ

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(児童福祉施設での実務経験を生かし、児童福祉に必要な社会的養護に関する

実践的な演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 ■見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生は施設養護に焦点をあてて、各種児童福祉施設における目的と機能、責務などを

理解する。実践的な保育力を培うために事例検討を通して、実際の場面を想像しながら具体的な子ども

への関わりのスキルを身に付けることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.子どもの理解を踏まえた社会的養護の基礎的な内容について具体的に理解する。

2.施設養護および家庭養護の実際について理解する。

3.社会的養護における計画・記録・自己評価の実際について理解する。

4.社会的養護に関わる相談援助の方法・技術について理解する。

5.社会的養護における子ども虐待の防止と家庭支援について理解する。

【教 科 書】喜多一憲:社会的養護Ⅱ.みらい,2019.

【参考書等】適宜資料を配付する。

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(50%) ■課題レポート(10%) ■その他(提出物 40%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 社会的養護の基礎理解

オリエンテーション、社会的養護の振り返り

社会的養護における子どもの理解、支援の方法に

ついて学ぶ。

山地 貴子

2 社会的養護における支

援内容

保育士等の援助者の種類・役割と倫理について学

ぶ。 〃

3 支援計画と記録・評価 個別支援計画について学び、個別支援計画を作成

する。 〃

4 社会的養護に関わる専

門技術

保育士及び社会的養護に関わる知識・技術につい

て理解する。 〃

5 社会的養護の実際①

(養護系施設)

児童養護施設を見学し、社会的養護の実際につい

て疑問点等を確認し、学びをまとめる。 〃

6 社会的養護の実際②

(家庭養護・障害児施設)

家庭養護及び障害児系施設の事例についてグルー

プ討議し、学びを深める。 〃

7 社会的養護の課題と

展望

社会的養護の課題と展望について調べ、学びをま

とめる。 〃

8 小テスト

まとめ

確認のための小テストを行い、習熟度を確認する。

本科目のまとめをする。 〃

【授業時間外の学習】社会的養護について復習しておくこと。講義後、専門用語を確認し、自分なりにノー

トにまとめて理解すること。予習及び復習は各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】グループディスカッションについては、積極的に参加及び意見交換し、疑問点など

があれば質問をすること。

【オフィスアワー】講義後の休み時間及び昼休み時間(1号館事務室前)

Page 43: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

39

【科 目 名】子育て支援

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育士の子育て支援につい

て演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 ■見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】保育士の専門性を背景とした保護者に対する相談、助言、情報提供、行動見本の提示等の支

援について、その特性と展開を具体的に理解する。必要に応じて適宜話し合い活動等を取り入れ、理解の習得

や主体的な態度の育成にもつなげていく。また保育士の行う子育て支援について、様々な場や対象に即した支

援の内容と方法及び技術を具体的に理解する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育士の行う子育て支援の特性を理解できる。

2.保育士の行う子育て支援の展開を理解できる。

3.保育士の行う子育て支援とその実際を学び、内容や方法、技術が理解できる。

【教 科 書】小林育子:演習保育相談支援.萌文書林,2018.

【参考書等】二宮 祐子:子育て支援. 萌文書林,2018.

【成績評価】■定期試験(70%) □小テスト □課題レポート

■その他(振り返りシート 10% 演習課題 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 子育て支援の意義 子育て支援とは何か、子育て支援の意義を理解する。 園木 夏江

2 子育て支援の基本的姿勢 子どもの最善の利益と保護者支援について理解する。 〃

3 子育て支援の進め方 グループワークを通して、保護者の生活・行動の特性を

考える。 〃

4 子育て支援の技術 子育て支援の技術と留意点を模擬面接の体験を通して

学ぶ。 〃

5 子育て支援の基本的技術 保護者支援の計画、記録、評価、カンファレンスを学び、

内容・方法を理解する。 〃

6 児童福祉施設における保

育相談支援

保育所における支援の実際や特別な支援を要する家庭

への支援について考える。 〃

7 施設見学 子育て支援施設を見学し、子育てに関する悩みや保育士

の役割について具体的に学ぶ。 〃

8 施設見学・振り返り 子育て支援施設での学びを振り返りまとめる。 〃

【授業時間外の学習】自宅学習を行う。(予習、復習各2時間程度)配付資料はファイル等にまとめる。

【履修条件・注意事項】話し合い活動等に積極的に参加すること。授業に取り組む姿勢については厳しく指導す

る。課題レポートの提出期限を守ること。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 44: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

40

【科 目 名】保育実習Ⅰ(保育所)

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育実習に関する

指導及び助言を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 □演 習 ■実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(90時間)

【授業概要と目的】保育士資格を取得するための実習である。学生は保育実習の意義や目的を理解した

うえで実習に臨み、保育所の役割や機能、子どもの理解等、専門職としての職業倫理を理解すること

を目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育所の役割や機能を具体的に理解する。

2.観察や子どもとの関わりを通して子どもへの理解を深める。

3.既習の教科目の内容を踏まえ、子どもの保育及び保護者への支援について総合的に理解する。

4.保育の計画・観察・記録及び自己評価等について具体的に理解する。

5.保育士の業務内容や職業倫理について具体的に理解する。

【教 科 書】小櫃智子・守巧他:幼稚園・保育所・認定こども園実習パーフェクトガイド.わかば社,2017.

厚生労働省:保育所保育指針.フレーベル館,2017.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領.フレーベル

館,2017.

【参考書等】適宜資料配付

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート ■その他(施設評価 50% 学校評価 50%)

【授業計画】

1.保育所の役割と機能

(1)保育所における子どもの生活と保育士の援助や関わり

(2)保育所保育指針に基づく保育の展開

2.子どもの理解

(1)子どもの観察とその記録による理解

(2)子どもの発達過程の理解

(3)子どもへの援助や関わり

3.保育内容・保育環境

(1)保育の計画に基づく保育内容

(2)子どもの発達過程に応じた保育内容

(3)子どもの生活や遊びと保育環境

(4)子どもの健康と安全

4.保育の計画・観察・記録

(1)全体的な計画と指導計画及び評価の理解

(2)記録に基づく省察・自己評価

5.専門職としての保育士の役割と職業倫理

(1)保育士の業務内容

(2)職員間の役割分担や連携・協働

(3)保育士の役割と職業倫理

【授業時間外の学習】実習での気付きや学び、反省等を実習日誌やノート等にまとめる。予習、復習(各

2時間程度)を行う。

【履修条件・注意事項】実習生としての心構え、実習態度については厳しく指導する。提出物について

は、期限を守ること。

Page 45: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

41

【科 目 名】保育実習Ⅰ(施設)

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(児童福祉施設での実務経験を生かし、実習に必要な指導や助言を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 □演 習 ■実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(90時間)

【授業概要と目的】既習の理論を基礎として施設の現場において生きた保育技術を学び、人間性豊かな

保育士を目指す。学生が施設実習を通して児童、利用者等の個人差を理解し、その対応と技術を学び、

記録としてまとめ、自己の課題を理解することを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.児童福祉施設等の役割や機能を具体的に理解する。

2.観察や子どもとの関わりを通して子どもへの理解を深める。

3.既習の教科目の内容を踏まえ、子どもの保育及び保育者への支援について総合的に理解する。

4.保育の計画・観察・記録及び自己評価について具体的に理解する。

5.保育士の業務内容や職業倫理について具体的に理解する。

【教 科 書】小櫃智子・守巧他:幼稚園・保育所・認定こども園実習パーフェクトガイド.わかば社,2017.

【参考書等】厚生労働省:保育所保育指針解説.フレーベル館,2018.

文部科学省:幼稚園教育要領解説.フレーベル館,2018.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説.フレーベ

ル館,2018.

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート ■その他(施設評価 50% 学校評価 50%)

【授業計画】

1.施設の役割と機能

(1)施設における子どもの生活と保育士の援助や関わり

(2)施設の役割と機能

2.子どもの理解

(1)子どもの観察とその記録

(2)個々の状態に応じた援助や関わり

3.施設における子どもの生活と環境

(1)計画に基づく活動や援助

(2)子どもの心身の状態に応じた生活と対応

(3)子どもの活動と環境

(4)健康管理、安全対策の理解

4.計画と記録

(1)支援計画の理解と活用

(2)記録に基づく省察・自己評価

5.専門職としての保育士の役割と倫理

(1)保育士の業務内容

(2)職員間の役割分担や連携

(3)保育士の役割と職業倫理

【授業時間外の学習】その日の気付きや学びを実習日誌などにまとめること。予習及び復習(各2時間

程度)を行うこと。

【履修条件・注意事項】実習に相応しい服装と身だしなみを整えること。

実習態度については、厳しく指導する。提出物については、期限厳守すること。

不測の事態等があった際には、担当保育者及び担当教員に連絡する。

Page 46: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

42

【科 目 名】保育実習事前事後指導Ⅰ(保育所)

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育実習に関する演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】保育実習にむけた事前・事後指導のための科目である。学生は保育実習の意義や目的、実習内容と課題の明確

化、実習に際しての留意事項、実習の記録及び評価等を学び、より良い実習に繋げることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育実習の意義・目的を理解することができる。

2.実習の内容を理解し、自らの実習の課題を明確にすることができる。

3.実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務等について理解することができる。

4.実習の計画・実践・観察・記録・評価の方法や内容について具体的に理解することができる。

5.実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、今後の学習に向けた課題や目標を明確にすることができる。

【教 科 書】小櫃智子・守巧他:幼稚園・保育所・認定こども園実習パーフェクトガイド.わかば社,2017.

【参考書等】厚生労働省:保育所保育指針.フレーベル館,2017.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領.フレーベル館,2017.

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(15%)

■その他(実習自己課題 40% 事前事後報告等 40% 振り返りシート 5%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 実習の目的・概要 保育実習の意義・目的を理解し、保育について総合的に学ぶ。 園木 夏江

2 実習の内容 実習の内容を理解し、保育士の専門性と職業倫理について具体的

に学ぶ。 〃

3 実習の課題 実習の内容を理解し、自らの実習の課題を明確にする。 〃

4 子どもの人権と最善の利益の考慮 実習施設における子どもの人権と最善の利益について考える。 〃

5 プライバシーの保護と守秘義務 実習施設におけるプライバシーの保護と守秘義務について考え

る。 〃

6 実習生としての心構え 既習の内容や子どもの状態に応じた関わり等の関連性を踏まえ保

育実践について考える。 〃

7 実習における観察、記録および評

実習の計画、実践、観察、記録、評価等の内容について具体的に

理解する。 〃

8 〃 実習日誌の書き方のポイントを学ぶ。 〃

9 〃 〃 〃

10 実習の総括と自己評価 事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、新たな課題や

目標に気付く。 〃

11 自己の実習課題の明確化 実習内容をまとめ、自己の学び、保育に対する課題や認識を明確

にする。 〃

12 実習事後の考察 口頭試問にて実習内容を振り返り、自らの学びや課題を明確にす

る。 〃

13 〃 〃 〃

14 〃 〃 〃

15 実習発表会・課題の明確化 実習内容をまとめ、自己の学び、新たな課題や目標を明確にし、

今後の実習に繋げる。 〃

【授業時間外の学習】自宅学習を行う。(予習、復習各2時間程度)配付資料はファイル等にまとめる。

【履修条件・注意事項】話し合い活動等に積極的に参加すること。授業に取り組む姿勢については厳しく指導する。課題レポート

の提出期限を守ること。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 47: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

43

【科 目 名】保育実習事前事後指導Ⅰ(施設)

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(児童福祉施設での実務経験を生かし、実習に必要な演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生が施設実習の意義・内容・課題など実習の全体的な枠組みを理解し、実習に挑

む心構えを作ると共に実習日誌の書き方等に関わる知識と技術を習得することを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育実習(施設)の意義・目的を理解する。

2.実習の内容を理解し、自らの実習の課題を明確にする。

3.実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務等について

理解する。

4.実習の計画・実践・観察・記録・評価の方法や内容について具体的に理解する。

5.実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、今後の学習に向けた課題や目標を明確

にする。

【教 科 書】 小櫃智子・守巧他:幼稚園・保育所・認定こども園実習パーフェクトガイド.わかば社,2017.

【参考書等】厚生労働省:保育所保育指針解説.フレーベル館,2018.

文部科学省:幼稚園教育要領解説.フレーベル館,2018.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説.フレーベ

ル館,2018.

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート

■その他(実習自己課題 20% 提出物 40% 事前事後報告 40%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1

保育士の役割

と職業倫理

保育実習の意義

オリエンテーション

児童福祉施設における保育士の役割について学び、職業倫理

について知る。

実習の意義や目的、概要を理解する。

山地 貴子

2 施設の予備知識 児童福祉施設の役割や機能について理解を深め、特に実習す

る児童福祉施設について深く学び、実習の心構えとする。 〃

3 事前訪問及び

施設の生活について

事前訪問の目的や内容について理解する。実習施設について

調べ、事前学習の学びを深める。 〃

4 実習目標及び

実習日誌について

実習に向けての目標を明確化し、事前学習や取り組みについ

てまとめる。実習日誌の書き方について学ぶ。 〃

5 事前準備確認 実習に向けて書類を整え、各自事前準備をする。 〃

6 実習の総括

課題の明確化

実習の総括と自己評価を行い、新たな課題や目標を明確にす

る。 〃

7 実習発表会に

向けてのまとめ

実習発表会に向けての準備、パワーポイント・資料等を作成

する。 〃

8 実習発表会 実習発表会に参加し、自己課題を明確にする。 〃

【授業時間外の学習】実習に向けて、身だしなみや言葉遣い、態度などを日々意識して生活すること。

予習及び復習は各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】課題については期日厳守で提出すること。講義に対する取り組み姿勢について

は厳しく指導する。

【オフィスアワー】授業後の休憩時間及び昼休み時間(1号館事務室前)

Page 48: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

44

【科 目 名】保育実践演習

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育・教育現場において実践的に

役に立つ授業を実施する。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】これまでの学習と実践の成果を振り返りながら、保育士・幼稚園教諭等に求められる資質と能力の習

得を最終的に検討する科目である。自己にとっての課題を自覚し、発表・議論・模擬保育等を通して、保育の現場で求

められる実践力を育成することを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.自らのこれまでの学びを振り返り、保育士としての必要な知識・技能の修得を確認し今後の課題を明確にすること

ができる。

2.保育に関する現代的な課題の探求や課題解決の対応方法等を理解できる。

3.保育士としての使命感や責任感を高め、資質の向上を目指すことができる。

【教 科 書】金俊華・三木一司・垂見直樹:保育・教職実践演習.近畿大学九州短期大学,2017.

【参考書等】増田まゆみ他:保育・教育職の実践演習.建帛社,2014.

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート

■その他(模擬保育 50% 振返りシート 20% 指導計画 30%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 保育・教職実践演習とは 授業内容の概要説明・課題の提示 園木 夏江

2 保育者の職務の実践的検討 実習体験を基にして保育士像の再検討

乳幼児理解・人間関係・集団の形成 〃

3 教育課程・保育課程・指導計画の構

成に関する基礎知識

自らの実習中の保育実践の反省評価を生かし修正

指導案を作成 〃

4 模擬保育 1 戸外遊び・伝承遊び 〃

5 模擬保育 2 造形活動 〃

6 模擬保育 3 自然にかかわる活動 〃

7 模擬保育 4 音楽的表現活動 〃

8 模擬保育 5 視聴覚教材に関する活動 〃

9 模擬保育 6 ごっこ遊び 〃

10 模擬保育 7 行事にちなんだ活動 〃

11 模擬保育 8 3歳未満児対象の活動 〃

12 模擬保育 9 異年齢の活動 〃

13 模擬保育 10 子育て支援の活動 〃

14 豊かな環境と保育の充実 環境がもつ教育的価値 〃

15 まとめ 自己課題の再確認 学びの総括 〃

【授業時間外の学習】子どもを取り巻く社会的環境の変化や保育における今日的課題、保育政策の動向等について、日常

的に問題意識をもって情報収集にあたっておくこと。予習復習(各2時間程度)を行う。

【履修条件・注意事項】話し合い活動等に積極的に参加すること。授業に取り組む姿勢については厳しく指導する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 49: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

専門教育科目Ⅱ

Page 50: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

45

【科 目 名】教育方法論

【教 員 名】園木 夏江

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験のある教員がその経験を生かし、幼児期の教育に関する講義を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 □演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生が、幼児期にふさわしい教育の方法について、幼稚園教育要領や保育所保育指針に示されている「ねらい」

や「内容」を学び、基本的な知識や内容、指導の在り方を理解する。また、基本的内容の理解を深めるため、必要に応じて適宜

話し合い活動等を取り入れ、実践的な理解の習得や主体的な態度の育成にもつなげていくことを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.幼児期にふさわしい教育方法の基本的知識や内容を理解することができる。

2.幼児の主体性と保育者の意図やさまざまな役割を理解することができる。

3.保幼小の円滑な接続のための連携について理解することができる。

4.カウンセリングマインドを活かした支援を理解し、考察することができる。

【教 科 書】小田豊・青井倫子:幼児教育の方法.北大路書房,2015.

【参考書等】文部科学省:幼稚園教育要領.フレーベル館,2017.

厚生労働省:保育所保育指針.フレーベル館,2017.

適宜資料配付

【成績評価】■定期試験(80%) □小テスト □課題レポート ■その他(振り返りシート 20%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 幼児期にふさわしい教育の方法 グループワークを通して、自らがどのような保育観や子ども観、

発達観をもっているかを見つめる。 園木 夏江

2 〃 幼児期にふさわしい教育の方法について「環境をとおしての教

育」「遊びをとおしての指導」を中心に考える。 〃

3 幼児の主体的な生活を基盤とする

保育

幼児の主体的生活を基盤に意図的・計画的な保育を実践する方

法と、そこにおける保育者のさまざまな役割について考える。 〃

4 〃 〃 〃

5 遊びのなかの学びをはぐくむ保育 幼児の豊かな学びとなる遊びをはぐくむ援助について考える。 〃

6 〃 〃

7 方法としてのさまざまな保育形態

保育形態という観点から幼児が主体的に生活するなかで発達に

必要な体験が保障される園生活と、保育者集団のあり方につい

て考える。

8 保育における評価 保育において、評価のためのよりよい省察と記録のあり方につ

いて考える。 〃

9 幼児期の教育と小学校教育の連関 保幼小の円滑な接続のために保育者・小学校教師に求められる

ことについて考える。 〃

10 〃 〃 〃

11 家庭や地域と連携した保育 地域にある資源を取り上げ、幼児の生活や発達に活かしていく

ためには、保育の展開や保育者の援助はどうあるべきか考える。 〃

12 〃 〃 〃

13 保育におけるカウンセリングマイ

ンド

カウンセリングマインドを重視した関わりが必要な場面や子ど

も、保護者を取り上げ、幼児の健やかな育ちを支える保育につ

いて考える。

14 〃 〃 〃

15 小テスト・まとめ 授業を振り返り、学んだことを確認する。 〃

【授業時間外の学習】自宅学習(予習、復習を各2時間程度)を行う。配付資料はファイル等にまとめる。

【履修条件・注意事項】話し合い活動等に積極的に参加すること。授業に取り組む姿勢については厳しく指導する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 51: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

46

【科 目 名】教職概論 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】■有(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

□無 【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期 【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間) 【授業概要と目的】幼稚園教諭・保育士を目指すにあたって、教師・保育者に求められる資質、態度、倫理と、教育が社会に対して果たす役割について学習する。また、教育の歴史や教師に関わる法律についても学習する。グループでの討議を通して、知識だけでなく深く考えることを中心に行う。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。 1.教師・保育者が社会から求められていること、あるべき姿を根拠に基づいて論ずることができる。 2.遊びを通して子どもが何を学ぶか理解でき、それをどのように支援するかが論じられる。 3.カウンセリングマインドが理解できる。 4.教師をめぐる法律について、それぞれの法律の趣旨が理解できる。 5.教員研修の意義が理解できる。 6.自身が教師・保育者としてどうなりたいのか、そのためにすべきことは何かを考え、キャリアプランを立

てることができる。 【教 科 書】古橋和夫:新定教職入門.萌文書林.2018. 【参考書等】文部科学省:幼稚園教育要領.フレーベル館,2017.

適宜資料配付 【成績評価】□定期試験 ■小テスト(50%) ■課題レポート(50%) □その他

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 教育とは何か 教育とは何か「教」と「育」それぞれの意味を考え、その中で教師とは何かを考える。

細田 章

2 教師の仕事、教師の生活

各自の教師・保育者を目指す動機と、教師・保育者に求められるものとを比較する。

3 教育と教師の歴史 日本における教育と教師の歴史を学習し、権利と義務、教育の影響力について考える。

4 子どもの社会的発達

子どもの社会的発達とその変化を学習し、現在の問題点と改善について考える。

5 子どもの生活と援助①

幼稚園・保育所における、子どもと教師・保育者の動きとその目的について学習する。

6 子どもの生活と援助②

子どもにとっての遊びの意味と指導計画について学習する。 〃

7 小学校での学習へどう繋ぐか

小学校での学習形態を理解し、幼稚園・保育所はそこにどのように繋げるのがよいかを考える。

8 学校職員と関係機関

学校の教職員の種類と役割及び学習に関連する施設、学校関係機関について学習し、教育機関と社会における教育の環境を考える。

9 カウンセリングマインド

教師・保育者の資質として求められるカウンセリングマインドとはどのようなものか学習する。

10 特別な配慮を要する子どもへの対応

問題行動や特別な支援が必要な子ども、気になる子どもへの対応について考える。

11 教師の新たな役割 社会の国際化、情報化に伴う、教師に求められる新たな役割とは何かを知る。

12 教師に関わる法律 教師に関わる法律について学習する。 〃

13 教育改革と教師 教育改革とこれからの教師に求められるものについて学習する。

14 教職の専門性と研修

教員としての採用と教師の質を高めるための研修の必要性について考える。

15 キャリアプラン

改めて教師・保育者を目指す動機を考え、自身の目指す教師像・保育者像を明確にし、そこへつながるキャリアプランを考える。

【授業時間外の学習】子どもの発達や社会貢献における教師の役割について常に考え、自身の教育観の形成に努めること。教育にまつわるニュースに関心を持ち、それらに対する自身の考えを整理する習慣をつけること。十分な理解を得るために、予習及び復習には各2時間程度を要する。

【履修条件・注意事項】グループ討議では積極的に発言し、ロールプレイングではなり切って演じること。他の学生の学習の妨害になる行為は厳禁。提出物の期限は厳守すること。

【オフィスアワー】火曜日 16:30~17:30(1号館事務室前)

Page 52: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

47

【科 目 名】教育相談

【教 員 名】川野 卓二

【教員の実務経験】□有

■無(学校心理士の資格を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】多様化する子どもや保護者の問題を理解し、さまざまな場面に適切な対応ができる

よう、教育相談に関わる基礎的な知識と技法について学ぶ。また、相談を受けるものとして自他理解

を深め、人間的成長を図る。授業内では、講義だけではなく、事例検討やロールプレイなどを用いる。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1. 教育相談の基礎的な知識を習得し、相談対象となる子どもや保護者の理解を深めることができる。

2.具体的な事例を検討することで、将来働く自分をイメージし、自身の意見や考えをもつことがで

きる。

3.教育相談を行う上での基本的態度やスキルを身に付けることができる。

【教 科 書】石川洋子:子育て支援カウンセリング―幼稚園・保育所で行う保護者のサポート.図書文化,2008.

【参考書等】授業内で適宜紹介する。

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(30%)■課題レポート(70%)□その他

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 オリエンテーション 講義の概要、進め方、教育相談の対象者や概

念について 川野 卓二

2 教育相談の理論と意義 現代の子どもをめぐる諸問題、教育相談理論

について 〃

3 子どもの発達に関する理

解① 発達段階ごとの課題について 〃

4 子どもの発達に関する理

解② 特別な配慮が必要な子どもの概要と支援 〃

5 子どもの心と親子関係① アタッチメントと発達について 〃

6 子どもの心と親子関係② 虐待と支援 〃

7 教育相談の技法① 自分を知る-エゴグラム 〃

8 教育相談の技法② カウンセリングの技法について 〃

9 教育相談の技法③ 言語的スキル・非言語的スキル 〃

10 教育相談の実践① カウンセリング的な聴き方について(事例検

討) 〃

11 教育相談の実践② 上手な自己主張(アサーション) 〃

12 ロールプレイ 保育・教育現場で起こりうる子どもや保護者

の問題 〃

13 心と関係する問題を知る 思春期に好発する精神疾患について 〃

14 関係機関との連携と保育

者の協働 多職種との連携と保育者間の協働の大切さ 〃

15 まとめ 講義の振り返りを行う。 〃

【授業時間外の学習】新聞やニュースなどで、子どもや家族、子育てに関連する話題や事件をチェック

し、専門用語の意味を調べて理解すること。また、配布資料のまとめ直しや授業内レポートの見直し

により、復習をすること。予習及び復習は各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】講義中の私語や関係ないことは控え、積極的な姿勢で取り組むこと。

Page 53: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

48

【科 目 名】幼児の観察と理解Ⅰ

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭としての実務経験のある教員がその経験を生かし、保育・教育現場にお

いて実践的に役に立つ授業を実施する。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 ■見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生が保育園や認定こども園等での見学や観察、子どもとの関わりを通して「専門職に

なる」という自覚や責任感を持つことを目的とする。

【到達目標】】学生は以下のことをすることができる。

1.子どもの様子や保育者との関わりを観察し、発見したことをまとめることができる。

2.様々な角度から子どもを捉えるために、これから自らが取り組むべきことを考えることができる。

3.自らの言葉遣いや行動、内面等を意識することができる。

【教 科 書】なし

【参考書等】厚生労働省:保育所保育指針.フレーベル館,2017.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領.フレーベル館,2017.

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(25%) ■その他(提出物 25%・発表 50%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 オリエンテーション

観察に向けて

見学、観察に行く上での留意点や子どもの観察に必

要な視点について知る。 坂口 陽子

2 子育て支援施設での実践 子育て支援施設で子どもやその保護者と触れ合い、

様々な角度から子どもを捉え理解する。 〃

3 〃 〃 〃

4 実践の振り返り・学び 子育て支援施設での実践を通して学んだことや気

付きを振り返り、共有する。 〃

5 保育園や認定こども園での

見学、観察

保育園や認定こども園の見学や観察を通して、子ど

もの様子や保育者との関わりを観察する。 〃

6 〃 教育及び保育の基本 〃

7 〃 教育及び保育の目標 〃

8 〃 幼児教育を行う施設として共有すべき事項 〃

9 〃 幼児教育を行う施設として配慮すべき事項 〃

10 〃 保育の内容 〃

11 〃 健康及び安全 〃

12 〃 子育て支援 〃

13 見学、観察の振り返り・学び 保育園や認定こども園の見学や観察を通して、学ん

だことや気付きを振り返り、共有する。 〃

14 まとめ 学んだことをまとめることで、子どもを見る視点や

子どもと関わる留意点等に気付く。 〃

15 発表・まとめ 様々な角度から子どもを捉え、これからどのような

ことに取り組むべきかを考える。 〃

【授業時間外の学習】保育所保育指針や幼保連携型認定こども園教育・保育要領を予習、復習(各2時間程

度)をする。

【履修条件・注意事項】授業に取り組む姿勢、見学の際の身だしなみ等は厳しく指導する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 54: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

49

【科 目 名】幼児の観察と理解Ⅱ

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭としての実務経験、保育実習生を受け入れ幼児の観察や理解につい

て指導を行った経験を生かし、保育士,幼稚園教諭に必要な知識と技術につ

いて体験談を交えながら講義や演習を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】幼児の観察と理解Ⅰの学修をもとに幼児理解を深め、幼児の発達と幼児教育に必要

な基礎的な知識と理解を深めていく。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.幼児を観察し、教育実習を通して保育士・幼稚園教諭に必要な基礎的な知識を習得する。

2.記録の作成・指導計画の立案を行い、保育・教育に必要な実践力を習得する。

3.幼児の観察を通して自己評価を行い今後の課題を認識する。

【教 科 書】文部科学省:幼稚園教育要領解説.フレーベル館,2018.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説.フレーベル館,2018.

幼稚園・保育所実習パーフェクトガイド.わかば社,2017.

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(40%) ■その他(模擬保育・発表 60%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 オリエンテーション 授業内容についてオリエンテーションを行う。 坂口 陽子

2 幼児の観察と理解Ⅰ 1年次の『幼児の観察と理解Ⅰ』を振り返る。 〃

3 保育実践 保育の実践を通して保育者として乳幼児を援助し、

子どもや保護者の方との関わり方について学ぶ。 〃

4 〃 〃 〃

5 指導計画の作成 幼児の発達段階・発達過程を理解し、3・4・5歳児の

指導案を作成する。 〃

6 模擬保育 作成した指導計画を実践する。 〃

7 〃 〃 〃

8 〃 〃 〃

9 〃 〃 〃

10 保育技術 保育者として必要な保育技術を実践を通して学ぶ。 〃

11 幼児の観察(1回目) 幼児を観察することで学んだこと,反省点を意見交

換し、自分自身の知識と理解を深める。 〃

12 発表会に向けての取

り組み

発表会に向けての準備、パワーポイント・資料等を

作成する。(プレゼンテーションの技術向上) 〃

13 〃 〃 〃

14 実践発表会 発表することで、自己の学びを定着する。また、仲

間や後輩に伝達し、学びを共有する。 〃

15 まとめ 実践を通して、自分自身の課題を認識する。 〃

【授業時間外の学習】次回の授業までに復習と予習(各2時間程度)を行い、指導案・パワーポイント

等の提出物は必ず期日までに提出する。

【履修条件・注意事項】教科書とノート、筆記用具を持参する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 55: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

50

【科 目 名】幼児の観察と理解Ⅲ

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭としての実務経験、保育実習生を受け入れ幼児の観察や理解につい

て指導を行った経験を生かし、保育士,幼稚園教諭に必要な知識と技術につ

いて体験談を交えながら講義や演習を行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】幼児の観察と理解Ⅰ・Ⅱの学修をもとに幼児理解をさらに深め、知識と理解を深め

ていく。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.幼児を観察し、保育・教育について総合的に理解する。

2.記録の作成・指導計画の立案を行い実践し、よりよいものに改善する。

3.幼児との関わりを通して自己評価を行い、今後の課題に取り組む。

4.保育者(教育者)としての使命感や責任感を高め、資質の向上を目指す。

【教 科 書】文部科学省:幼稚園教育要領解説.フレーベル館,2018.

内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説.フレーベル館,2018.

幼稚園・保育所実習パーフェクトガイド.わかば社,2017.

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(40%) ■その他(指導案・発表 60%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 幼児の観察と理解 「幼児の観察と理解Ⅱ」を振り返る。 坂口 陽子

2 模擬保育の実践と

検討

作成した指導計画を実践する。

~実践することで手順や準備物(環境構成)を再確

認するとともに、グループワークを行うことで検

討・反省・改善していく~

3 〃 〃 〃

4 〃 〃 〃

5 幼児の観察(2回目) 幼児との活動を通して学んだこと、反省点を意見交

換し、自分自身の知識と理解を深める。 〃

6 発表会に向けての取

り組み

発表会に向けての準備、パワーポイントや資料など

を作成する。(プレゼンテーション技術の向上) 〃

7 〃 〃 〃

8 発表会 発表をすることで自己の学びを定着する。 〃

【授業時間外の学習】次回の授業までに復習と予習(各2時間程度)を行い、指導案等の提出物は必ず

期日までに提出する。

【履修条件・注意事項】教科書とノート、筆記用具を持参する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 56: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

51

【科 目 名】児童文化

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】児童文化財である言語表現教材の基本的な扱い方や作り方、またその意義を学ぶ。

そして、これら教材の活用方法を学んだうえで、実際に作成を行い子どもが児童文化財等に親しむ環

境構成及び具体的展開のための技術を修得することを目的とする。

【到達目標】学生は、子どもの健全な心身の発達に関わる児童文化財の在り方や、具体的な技術、活動

について理解し、実践することができる。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜プリント配付

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(40%)■その他(発表 30% 提出物 30%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 児童文化の世界 子どものことばと表現力、感性や想像力を育む児童文

化について学ぶ。 宮城 祐太郎

2 〃 保育における児童文化を考える。近代的子ども観と児

童文化の誕生について学ぶ。 〃

3 〃

児童文化の歴史や、子どもの育ちと児童文化の関係性

について学ぶ。また、地域や学校教育とのつながりに

ついても学ぶ。

4 ことばあそびに

ついて

乳幼児期の子どもが言葉のもつ心地よい響きやリズ

ムを楽しめるような言葉にかかわる遊びを学ぶ。 〃

5 絵本について 絵本の出自や目的、楽しみ方について学ぶ。 〃

6 紙芝居について 紙芝居の特徴や意義を、絵本との違いに気付きながら

理解する。 〃

7 シアタースタイ

ルの児童文化財

多様なシアター遊びのスタイルを知り、視覚や聴覚を

はじめとする全身の感覚から多くの体験を得る大切

さを学ぶ。

8 まとめ 児童文化の在り方や自身の考えについてまとめる。 〃

【授業時間外の学習】各回の内容を復習的に整理するとともに、次回の授業内容について資料等を読ん

で自分なりに考えておくこと。(各2時間程度)

【履修条件・注意事項】主体的・積極的に授業に取り組むこと。授業時に出された課題は提出期限を厳

守すること。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 57: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

52

【科 目 名】幼児体育

【教 員 名】河野 磨

【教員の実務経験】■有(認定こども園や子ども体操教室等での指導経験を有する教員が講義、演習を

行う。)

□無

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】幼児期に必要な身体運動機能を習得させる為の指導方法を学び、からだを動かす事

の楽しさを伝える方法を習得する。幼児期に出来る跳び箱・マット運動・走り方等の指導方法を学び

実践する。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.幼児期に必要な運動機能を理解する。

2.楽しく運動できる適切な声掛けと運動指導が出来る。

3.幼児期に出来る跳び箱・マット運動等の指導が出来る。

【教 科 書】鐘ケ江淳一:幼児体育Ⅱ.近畿大学九州短期大学,2017.

【参考書等】日本幼児体育学会 前橋明:幼児体育指導動ガイド.大学教育出版,2018.

【成績評価】□定期試験 ■小テスト(50%) ■課題レポート(20%) ■その他(課題発表 30%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 オリエンテーション シラバスの説明、「幼児期に運動・体を動かすこ

とが必要な訳」について考える(レポート提出) 河野 磨

2 幼児期の運動発達に

ついて

幼児期の運動発達を理解する。また、リスク管理

を習得する 〃

3 幼児期に出来る跳び箱

の指導方法

跳び箱の色々な跳び方、指導方法とリスクを学ぶ

(実技) 〃

4 幼児期に出来るマット

運動の指導方法

様々なマット運動の指導方法とリスクを学ぶ

(実技) 〃

5 幼児期に出来る走り方

の指導方法

まっすぐ走ることからリレーに繋げる指導方法

を学ぶ(実技) 〃

6

実技指導のまとめと確

運動指導計画書の作成

2~5 回目の講義内容での小テストと運動指導計

画書の作成 〃

7 運動指導計画書の作成

② 運動指導計画書を作成し完成させる 〃

8 運動計画書の発表 作成した運動計画書を発表する(2人 1組程度)

(実技・計画書提出) 〃

【授業時間外の学習】実技は休むことがないように、自己の健康管理に気を付ける。実技で行った運動

は動作の確認とアウトプットできるように練習しておく。

【履修条件・注意事項】

〇実技は運動できる服装で受講し積極的に参加する。(跳び箱・マット運動・走り方は実際に行う)

イヤリング・ネックレスは外しておく。長い髪は束ねておく。爪は切っておく。

〇講義は集中して話を聞く、質問は積極的に行う。レポートの提出期限厳守(期限が過ぎたものは受

け取らない。)近大レポートは「幼児体育」で学んだことをテーマに作成すること。

〇実技・講義中はスマホ禁止。守れない場合は授業前に回収する。

Page 58: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

53

【科 目 名】言語表現

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】■講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生は、子どもの言語表現をより豊かにする保育者の指導、援助、働きかけについ

て、児童文化財を取り上げながら学ぶ。また、実際に保育教材を協働的に製作し、披露したりしてい

くことで実践的な気づきを得る。

【到達目標】学生が児童文化財、言語表現に関する基礎的な知識が理解できる。保育教材の制作・発表

を通して言語的な表現力を身につけ、また子どもの文化財の価値や指導計画への位置付け等について

理解できる。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜資料を配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(50%) ■その他(発表 50%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 保育における言語表現活動

絵本,紙芝居,素話など、言語表現活動に関する知識や技術を学ぶ。

宮城 祐太郎

2 題材の決定 子どもとの関わりを見据え、使用する保育教材について協議する。

3 保育教材の作成・練習

役割分担をし、計画した指導案をもとに保育教材を製作する。製作の進捗に合わせ、適宜製作した教材を用いて練習する。

4 〃 〃 〃

5 〃 〃 〃

6 〃 〃 〃

7 準備・発表

園児との関わり

準備した保育教材を用いて、実際に子ども達と関わりながら保育における言語表現活動の在り方について考える。

8 〃 〃 〃

9 振り返り 活動を振り返り、今後の課題と展望を見出すことで次に繋げていく。

10 題材の決定 発表会を見据え、題材と内容を討議する。 〃

11 準備・練習・発表 役割分担し、教材を作成する。進捗に応じて稽古を進めて行き、会場準備も併せて行っていく。

12 〃 〃 〃

13 〃 〃 〃

14 〃 〃 〃

15 発表会 準備した保育実践を披露する。また、活動を振り返り、課題と展望を明らかにする。

【授業時間外の学習】取り扱った内容は復習的に整理し、次回の講義内容についても考えておくこと。

また,授業時間外でも児童文化に触れること。予習及び復習は各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】実技・制作・討議等は積極的に取り組むこと。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 59: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

54

【科 目 名】音楽表現(指導法)

【教 員 名】髙瀬 久美子

【教員の実務経験】■有(保育園、幼稚園でリトミック指導、音楽あそび指導の経験を有する教員が演

習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生が、個性を生かした自己表現、身体活動、子どもの発達段階や年齢に応じた手

あそび、歌あそびを理解し、保育者に必要な柔軟性にとんだ発想力、表現力を養うことを目的とする。

また既存の曲や即興音楽、小物楽器を使って表現会(保育現場)で実践できるアンサンブルを発表す

る。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる

1.音楽的基礎知識を理解することができる。

2.童謡やわらべうた、あそび歌を習得し、音楽表現できる。

3.子どもの発達段階や年齢に合わせて曲を応用展開し、たくさんの引き出しをもつことができる。

4.子どもの心を惹きつける小道具を使って楽しく音楽表現できる。

5.リズムアンサンブルができる。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(30%)■その他(実技 40%・課題提出 30%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 自己表現 自分らしく個性を生かした自己表現と他者とのコミュ

ニケーション能力を高める 髙瀬 久美子

2 身体表現 イメージサウンドに合わせた動きの実践。基本的な動き

とリズム。身近な題材に合わせた身体表現。 〃

3 手あそび

歌あそび

季節の歌、子どもの年齢に合った手あそび、歌あそび。

音の強弱や高低、緩急をつける表現によって子どもを

惹きつける表現の工夫をする。

4 〃 〃 〃

5 わらべうた “うた”を伴う伝承あそび 〃

6 ゲームあそび

小道具を使って

ジャンケンあそび歌、ペープサート、パネルシアター、

絵本、ボール、ハンカチ、布、フープ、ロープ等使用 〃

7 リズムあそび

アンサンブル リズム模倣、エコーソング、輪唱、アンサンブル 〃

8 これまでの

まとめ グループ発表、振り返り、今後の課題と取り組み 〃

【授業時間外の学習】当該科目の重要性を十分理解し、講義内容を自分なりにまとめること。普段から

保育・教育に関する音楽表現について意識しながら生活すること。予習及び復習は各 2 時間程度行う

こと。

【履修条件・注意事項】講義中は内容を理解することに努め、疑問点があれば積極的に質問すること。

私語や受講態度等講義中の姿勢については厳しく指導する。

Page 60: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

55

【科 目 名】劇あそび(指導法)

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭として勤務し、表現会等で各年齢の幼児に劇遊びやオペレッタ等を

指導した経験を生かして実践と実技の演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・1年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生は、創造性を豊かにするねらいのもと、いろいろな表現活動やオペレッタの実

践を通して感性を磨き、イメージを豊かにさまざまな表現方法を身につけることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.子どものもつ豊かな感性や表現する力を引き出すための指導方法や指導力・援助方法を体得する

ことを目標とし、劇あそび・オペレッタによる表現の特質を知り、イメージと動きの関わりを体

得する。

2.音楽・造形・身体活動を総合したオペレッタを制作し、発表をする。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜プリントを配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト ■課題レポート(20%) ■その他(発表 40% 準備 40%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 表現活動について 劇あそびやオペレッタによる表現の特質を知る。 坂口 陽子

2 年少児の劇あそび・

オペレッタ

0,1,2歳児の劇あそびやオペレッタについて、保

育園での発表会の様子、保育者の動き等を観ながら

(DVD視聴)、年少児に対する指導方法や援助方法を学

ぶ。

3 年長児の劇あそび・

オペレッタ

3,4,5歳児の劇遊びやオペレッタについて、保育

園や幼稚園での発表会の様子、子どもの動き、保育者

の動き等を観ながら(DVD視聴)、年長児に対する指導

方法や援助方法を学ぶ。

4 動きのパターン 舞踏育成法による基本的動きのパターンについて、実

際に体験し、様々な表現方法を身につけていく。 〃

5 発表会に向けての

取り組み

実践発表会に向けてグループ討議をする。

~自分たちに何ができるのか、どのようなオペレッタ

にするのか話し合う~

6 発表会リハーサル 舞台にて部分練習、通しの練習を行う。 〃

7 発表会 通し練習を行い、当日の役割について最終確認を行う。 〃

8 実践発表会 実践発表会で子どもたちにオペレッタを披露する。 〃

【授業時間外の学習】グループで相談し、作品を期日までに完成させる。予習、復習(各2時間程度)

をする。

【履修条件・注意事項】オペレッタ制作に必要な材料は学校で用意するため、期日までに使用する物・

準備物を報告する。また、段ボール、ペットボトル等は各グループで準備する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 61: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

56

【科 目 名】保育実習Ⅱ

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験を生かし、実習中に必要な指導及び助言を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 □演 習 ■実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(90時間)

【授業概要と目的】学生が、保育所(園)及び認定こども園での実践を通して、保育士の役割等について

理解を深め、自己の課題を明確にする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育所の役割や機能について、具体的な実践を通して理解を深める。

2.子どもの観察や関わりの視点を明確にすることを通して、保育の理解を深める。

3.既習の教科や保育実習Ⅰの経験を踏まえ、子どもの保育及び子育て支援について総合的に理解する。

4.保育の計画・実践・観察・記録及び自己評価等について、実際に取り組み、理解を深める。

5.保育士の業務内容や職業倫理について、具体的な実践に結びつけて理解する。

6.実習における自己の課題を明確化する。

【教 科 書】小櫃智子・守巧他:幼稚園・保育所・認定こども園実習パーフェクトガイド.わかば社,2017.

【参考書等】内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説.フレーベ

ル館,2018.

厚生労働省:保育所保育指針解説.フレーベル館,2018.

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート ■その他(施設評価 50% 学校評価 50%)

【授業計画】

1.保育所の役割や機能の具体的展開

(1)養護と教育が一体となって行われる保育

(2)保育所の社会的役割と責任

2.観察に基づく保育の理解

(1)子どもの心身の状態や活動の観察

(2)保育士等の援助や関わり

(3)保育所の生活の流れや展開の把握

3.子どもの保育及び保護者・家庭への支援と地域社会等との連携

(1)環境を通して行う保育、生活や遊びを通して総合的に行う保育

(2)入所している子どもの保護者に対する子育て支援及び地域の保護者等に対する子育て支援

(3)関係機関や地域社会との連携・協働

4.指導計画の作成・実践・観察・記録・評価

(1)全体的な計画に基づく指導計画の作成・実践・省察・評価と保育の過程の理解

(2)作成した指導計画に基づく保育の実践と評価

5. 保育士の業務と職業倫理

(1)多様な保育の展開と保育士の業務

(2)多様な保育の展開と保育士の職業倫理

6.自己の課題の明確化

【授業時間外の学習】その日の気付きや学びを実習日誌等にまとめること。予習及び復習(各2時間程度)

を行うこと。

【履修条件・注意事項】実習に相応しい服装と身だしなみを整えること。実習態度については、厳しく指

導する。提出物については、期限厳守すること。不測の事態等があった際には、担当保育者及び担当教

員に連絡すること。

Page 62: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

57

【科 目 名】保育実習事前事後指導Ⅱ

【教 員 名】山地 貴子

【教員の実務経験】■有(保育士としての実務経験を生かし、実習に必要な演習を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】学生は、保育実習Ⅱの目的を明確にし、保育の計画の作成、実践、記録などの実践的

な内容を理解する。また、事後指導を通して、自己の保育に関する課題を明確にすることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.保育実習の意義と目的を理解し、保育について総合的に理解する。

2.実習や既習の教科の内容やその関連性を踏まえ、保育実践力を習得する。

3.保育の観察、記録及び自己評価等を踏まえた保育の改善について、実践や事例を通して理解する。

4.保育士の専門性と職業倫理について理解する。

5.実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、保育に対する課題や認識を明確にする。

【教 科 書】小櫃智子・守巧他:幼稚園・保育所・認定こども園実習パーフェクトガイド.わかば社,2017

【参考書等】内閣府・文部科学省・厚生労働省:幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説.フレーベ

ル館,2018.

厚生労働省:保育所保育指針解説.フレーベル館,2018.

適宜資料を配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート

■その他(自己課題 20% 提出物 40% 事前事後報告 40%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 保育実習の意義

と目的・内容

オリエンテーション。実習の意義や目的、内容を理解し、

実習の目的や課題を明確にし、保育士の業務内容や職業

倫理について具体的に理解する。

山地 貴子

2 計画と記録 実習の計画、実践、観察、記録、評価の内容について具

体的に理解する。 〃

3 指導案の作成 子どもの年齢、発達に応じた指導案を作成する。 〃

4 模擬保育の実践 指導案の実践を通して、改善点を明確にする。 〃

5 〃 〃 〃

6 〃 〃 〃

7 〃 〃 〃

8 〃 〃 〃

9 〃 〃 〃

10 事前準備確認 実習に向けて書類を整え、各自事前準備をする。 〃

11 実習の総括と課

題の明確化

実習の総括と自己評価を行い、新たな課題や目標を明確

にする。 〃

12 〃 〃 〃

13 実習発表会に向け

てのまとめ

実習発表会に向けての準備、パワーポイント・資料等を

作成する。 〃

14 〃 〃 〃

15 実習発表会 実習発表会に参加し、自己課題を明確にする。 〃

【授業時間外の学習】実習に向けて、身だしなみや言葉遣い、態度などを日々意識して生活すること。予

習及び復習は各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】課題については期日厳守で提出すること。講義に対する取り組み姿勢については

厳しく指導する。

【オフィスアワー】授業後の休憩時間及び昼休み時間(1号館事務室前)

Page 63: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

特設科目

Page 64: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

58

【科 目 名】人形劇

【教 員 名】宮城 祐太郎

【教員の実務経験】□有

■無(保育士資格、幼稚園教諭専修免許を有する教員が講義を行う。)

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・2単位(30時間)

【授業概要と目的】人形劇を中心に、児童文化財について概観することで、子どもの遊びを豊かに展開する

ために必要な知識や技術を得ることを目的とする。また、人形劇の製作・実演を通して、人形の仕組みや演

じ方の技術についても学ぶ。

【到達目標】人形劇の意義や演じ方を学び、指導方法を身に付けることを目標とする。また、人形劇にまつ

わる諸道具の理解を図り、それらの製作等を通じて児童文化としての人形劇の役割や子どもの遊びを豊か

に展開するための表現活動の在り方を理解する。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜資料配付

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート ■その他(保育実践 50% 提出物 50%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 人形劇につい

て 人形劇を鑑賞し、演じ方や雰囲気を知る。 宮城 祐太郎

2 テーマ・内容の

設定

グループごとに、ねらいに沿った人形劇のテーマを考える。進

捗により、内容の構成も検討していく。 〃

3 〃 〃 〃

4 台本作成 内容の構成が固まり次第、配役等を決め台本を作成していく。 〃

5 台本の読み合

わせ 台本の読み稽古をする。声色表現や抑揚について学ぶ。 〃

6 人形の表現 人形を実際に動かし、その基本的動作を学ぶ。また、人形の動

きをグループごとに検討する。 〃

7 立ち稽古と人

形制作

実際の舞台上での立ち稽古を進めていく。人形制作が必要なグ

ループは同時に製作も進めていく。進捗により、劇中の効果音

や音楽を検討していく。

8 〃 〃 〃

9 〃 〃 〃

10 実践練習 実践練習を繰り返し、グループごとの客観的な意見を踏まえ課

題を検討していく。 〃

11 〃 〃 〃

12 〃 〃 〃

13 発表 グループ間で発表し、それぞれの人形劇の評価をする。 〃

14 〃 代表グループは Tomorrow Land で発表をする。 〃

15 まとめ これまでの授業を振り返り、人形劇の意義や実践したうえでの

自らの課題を抽出する。 〃

【授業時間外の学習】授業の内容を発展させ、自分で課題を持って学習したり、活動したりすること。予習

及び復習は、各2時間程度行うこと。

【履修条件・注意事項】講義内容を理解することに努め、疑問点があれば積極的に質問する。専門職を志す

ものとして、自覚を持って授業に臨むこと。

【オフィスアワー】授業終了後又は休み時間(1号館事務室前)

Page 65: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

59

【科 目 名】食育Ⅰ

【教 員 名】田中 育美・島 和子・西良 早矢香・坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育園、認定こども園で実際に働いている職員(田中)や管理栄養士(島・

西良)を中心に、食育に関する講義・体験・調理実習等を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 ■実 習 □発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・前期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】学生が、日本の食文化、現代の食育事情(アレルギー食・非常食など)について知

識を深めるとともに、子どもに応じた食育の指導に触れることで、子どもの健やかな体づくりの要で

ある食育の重要性について理解することを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.現場職員の講義や体験・実習を通して、食育とは何かを考え、日本の食文化ついて理解する。

2.園児との調理体験を通して、食育指導のあり方を習得する。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜資料を配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート ■その他(体験・実習 100%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 食育とは何か 現代の食育(食事)事情や保育現場での取り組みを交え

ながら、食育とは何かを考える。 坂口 陽子

2 日本の食文化に

ついて 日本の文化について理解を深め、茶道の体験をする。 田中 育美

3 〃 〃 〃

4 災害時の対策と

非常食について

保育園や認定こども園における栄養士の役割を知り、災

害時の対策と非常食について学ぶ。また、非常食の調理

実習を行う。(調理実習)

島 和子

5 〃 〃 〃

6 園児とクッキング

園児と一緒にクッキングを行い、保育園や幼稚園で行わ

れているクッキングや食育について理解を深める。

(調理実習)

西良 早矢香

7 〃 〃 〃

8 振り返り・まとめ これまでの体験と学びを振り返り、後期の『食育Ⅱ』の

授業につなげる。 坂口 陽子

【授業時間外の学習】絵本やテレビ、新聞などを通して、食育に関する情報に関心を持ち、授業内容と

関連付けながら予習、復習(各2時間程度)を行う。

【履修条件・注意事項】園を訪問する際は、挨拶、服装、身だしなみ等に気をつける。また、調理実習

時はエプロン、三角巾、マスク等を持参し着用する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)

Page 66: 【科 目 名】...5 【科 目 名】国語表現 【教 員 名】細田 章 【教員の実務経験】 有 無(高等学校教員の経験を有する教員が講義を行う。)

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【科 目 名】食育Ⅱ

【教 員 名】坂口 陽子

【教員の実務経験】■有(保育教諭として園児や保護者の方に食育指導を行った経験を生かし、食育の

大切さ、園児や保護者の方への対応の仕方について実践や実技を通して演習

を行う。)

□無

【授業方法】□講 義 ■演 習 □実 習 ■発 表 □見 学

【学科・学年・期】保育学科・2年・後期

【必/選・単位数(時間数)】必修・1単位(15時間)

【授業概要と目的】幼少期からの食育の重要性を理解するとともに、子どもたちにいろいろな表現方法

で食の大切さを伝え、年齢に応じた食育指導ができるよう知識と技術を身につけることを目的とする。

【到達目標】学生は以下のことをすることができる。

1.子どもの発達段階に応じた食育・食事指導の在り方について理解する。

2.いろいろな表現技法を使い、子どもたちに食育の大切さを伝える。

【教 科 書】なし

【参考書等】適宜資料を配付する。

【成績評価】□定期試験 □小テスト □課題レポート ■その他(計画・準備・発表 100%)

【授業計画】

回数 テーマ 授 業 内 容 教員名

1 食育について 『食育Ⅰ』を振り返り、食育の重要性についての理解を

深める。 坂口 陽子

2 食事指導の在り方

保護者や子どもに対しての食事指導、食事相談について

考える。~どのような方法で、どのような指導をするの

が望ましいのか~

3 園児との交流に

向けた取り組み

『食育Ⅰ・Ⅱ』で学んだことを活かし、いろいろな表現

技法を使って、子どもたちに食の大切さを伝える内容を

企画・計画し準備する。

4 〃 〃 〃

5 〃 〃 〃

6 園児との交流 保育園・認定こども園の 5歳児にいろいろな表現技法で

交流しながら食の大切さを伝える。 〃

7 〃 〃 〃

8 振り返り・まとめ 授業を振り返り、各自の学びを発表する。 〃

【授業時間外の学習】食育に関する情報に関心を持ち、授業内容と関連付けながら予習、復習(各2時

間程度)を行う。

【履修条件・注意事項】園児との交流に必要な教材は学校で準備するが,段ボール等は各自で準備する。

【オフィスアワー】授業後又は放課後~17:30(1号館事務室前)