安全性向上への不断の取組み...
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各事業部門の今とこれから
高速道路の建設 NEXCO中日本グループは、高規格幹線道路(14,000㎞)のうち、当社として整備すべき区間について、早期に、できるだけ少ない国民負担のもとで建設を進めています。2005年10月の会社設立以降、19区間・409kmの新規区間の開通と、22カ所のスマートインターチェンジを整備しました。新東名・新名神などの安全性・快適性を高めるダブルネットワークや大都市圏の環状道路の整備、高速道路の有効利用や地域の活性化を促進するスマートインターチェンジの整備を着実かつ効率的に進め、地域の期待に応えます。
■ 建設中区間の完成予定
■ スマートインターチェンジ(ETC専用)の完成予定
新東名高速道路
中部横断自動車道
新名神高速道路
東海環状自動車道
東海北陸自動車道
2
7
45
9
21
4
23
1
41
2017
2018
2020
2016
2017
2016
2018
2016
2018
路 線 区 間 延長[km] 完成予定年度
海老名南JCT~厚木南
厚木南~伊勢原北
伊勢原北~御殿場JCT
六郷~増穂
新清水JCT~富沢
四日市JCT~新四日市JCT
新四日市JCT~亀山西JCT
東員~新四日市JCT
白鳥~飛騨清見〔暫定2車線区間の4車線化〕
▶2020年度までの開通予定
○ 2020年度までに153kmの高速道路を開通させ、 31カ所のスマートインターチェンジを整備します。○ 建設コストの削減に取り組みます。
高速道路ネットワーク建設
飛騨清見
白鳥
岡谷JCT
安曇野
飯田山
双葉JCT
増穂
原勢伊
JCTJCT
御殿場JCT
清水JCT浜松いなさJCT
三ヶ日JCT
豊田東JCT
豊田JCT
小牧JCTJCT
JCTJCT
土岐JCT美濃関JCT
四日市JCT亀
山JCT
亀山西JCT
伊勢関
四新
日市JCT
甲賀土山
八日市
米原 養老
一宮
名古屋西
伊勢勢和多気JCT
紀伊長島
小浜
小矢部砺波JCT
朝日
新清水JCT
松本JCT
富沢
六郷
南木厚
敦賀JCT敦賀JCT
本関広見
東員
三方五湖
養老SA安八
海津
上郷守山
笛吹八代
舘山寺 東名静岡東三方原
敦賀南
北陸自動車道
東海北陸自動車道
駒門 足柄 綾瀬東名高速道路
新東名高速道路
中部横断自動車道
新湘南バイパス
福井北
小谷城能美根上上市
大垣西
甲府中央
中央自動車道
談合坂
座光寺駒ヶ岳小黒川
富士吉田北
富士吉田南
東海環状自動車道岐阜三輪
鈴鹿PA
JCT
大月JCT河口湖
あきる野
八王子JCT高井戸
東京
海老名JCT海老名南JCT
J CT島飛
駿河湾沼津小山山北秦野
新磐田
名神高速道路
新名神高速道路
舞鶴若狭自動車道
東富士五湖道路
首都圏中央連絡自動車道(園央道)
厚木PA八王子西
東京外かく環状道路
茅ヶ崎
名古屋第二環状自動車道(名二環)
中央自動車道
東名高速道路
新湘南バイパス
新東名高速道路
首都圏中央連絡自動車道
東京外かく環状道路
小田原厚木道路
西湘バイパス
茅ヶ崎
藤沢
箱根口
伊勢原
東京
高井戸あきる野
八王子
海老名海老名南
石橋早川
須走
大垣西
関広見
美濃関首都圏名古屋都市圏
東名高速道路東名阪自動車道
伊勢湾岸自動車道
名古屋第二環状自動車道
中央自動車道
東海北陸自動車道
新東名高速道路
名神高速道路
新名神高速道路
上社高針
豊田東
名古屋西
清洲
一宮 楠
土岐
小牧
豊田
名古屋南
日進
養老
東海四
日市
JCT
JCTJCT
JCT
JCTJCT
JCT
JCT
飛島JCT
JCT
JCT
JCT
JCT
JCT
JCT
JCT
JCTJCT
JCT
JCT
JCT
JCT
JCT
JCT
新四日市新四日市JCT
西湘二宮
大磯
大月
JCT
御殿場
茅ヶ崎海岸
凡 例
営業中
建設中
スマートIC 道路名
21 22NEXCO中日本レポート2016 NEXCO中日本レポート2016
・国土交通省と共同で事業を実施する建設区間の完成予定年度については、完成時期が見通された段階で改めてお知らせいたします。
名 称 設置区間 完成予定年度
東名高速道路三方原スマート舘山寺スマート上郷スマート綾瀬スマート東名静岡東スマート守山スマート足柄スマート駒門スマート新東名高速道路駿河湾沼津スマート新磐田スマート秦野SAスマート山北スマート小山スマート名神高速道路安八スマート養老SAスマート新名神高速道路鈴鹿PAスマート
浜松~浜松西浜松西~三ヶ日岡崎~豊田横浜町田~厚木清水~静岡名古屋~春日井大井松田~御殿場御殿場~裾野
長泉沼津~新富士森掛川~浜松浜北伊勢原北~秦野秦野~御殿場秦野~御殿場
岐阜羽島~大垣大垣~関ヶ原
菰野~亀山西JCT
20162016201620172017201720182019
20162016202020202020 20162018 2018
名 称 設置区間 完成予定年度
中央自動車道談合坂スマート富士吉田北スマート笛吹八代スマート小黒川スマート駒ヶ岳スマート甲府中央スマート座光寺スマート北陸自動車道小谷城スマート能美根上スマート上市スマート舞鶴若狭自動車道敦賀南スマート三方五湖スマート首都圏中央連絡自動車道(圏央道)八王子西スマート厚木PAスマート東富士五湖道路富士吉田南スマート
上野原~大月都留~河口湖一宮御坂~甲府南伊那~駒ヶ根駒ヶ根~松川甲府南~甲府昭和松川~飯田
木之本~長浜美川~小松滑川~立山
若狭美浜~敦賀JCT若狭上中~若狭三方
高尾山~あきる野圏央厚木~相模原相川
富士吉田~山中湖
2016201620162017201720192020
201620172020 20162017
20162018
2020
東海環状自動車道
・国土交通省と共同で事業を実施する建設区間にかかるスマートICの完成予定年度については、完成時期が見通された段階で改めてお知らせいたします。・営業中のスマートICは、ウェブサイトでご案内しています。 http://sapa.c-nexco.co.jp/guide/smartic
安全性向上への不断の取組み
各事業部門の今とこれから
価値向上・創造の源泉
NEXCO中日本グループを
支える基盤
521㎞(2020年度目標)
409㎞(2015年度実績)▶
新規開通の累計延長
396億円(2015年度実績)▶
建設コスト削減累計額
452億円(2020年度目標)
53カ所(2020年度目標)
22カ所(2015年度実績)▶
スマートインターチェンジの累計整備数
経営方針❶❸主要施策
高速道路のストック効果〔新東名高速道路 浜松いなさJCT~豊田東JCT開通〕
23 24NEXCO中日本レポート2016 NEXCO中日本レポート2016
各事業部門の今とこれから
安全性向上への不断の取組み
各事業部門の今とこれから
価値向上・創造の源泉
NEXCO中日本グループを
支える基盤
■ ダブルネットワークによる効果● 東名高速道路の慢性的な渋滞の大幅な緩和新東名高速道路(新東名) 浜松いなさJCT~豊田東JCTの開通による交通の分散によって、東名高速道路(東名)の大幅な渋滞緩和が見込まれ、移動時間が短縮するとともに交通事故の減少が期待されます。東名 御殿場JCT~豊田JCT間の所要時間※1は、この新東名の開通前と比較して約60分短縮されます。なお、東名の交通集中による渋滞は開通前と比較して大幅に減少しています。※1 東名 御殿場JCT~豊田JCT間の所要時間は、2010年当時に東名のみを通行した場合の所要時間(朝夕の平均速度)と比較して算出しています。
高速道路の開通により、沿線や近隣の地域などに、渋滞の緩和や交通事故の削減、大規模災害時の早期復旧への貢献、地域産業や観光の活性化など様々なストック効果がもたらされます。2016年2月に開通した新東名高速道路 浜松いなさJCT~豊田東JCTにおける効果を紹介します。
・大規模災害時の拠点として 休憩施設を活用・関係機関と連携した訓練を実施
※2 リダンダンシーとは、「冗長性」、「余剰」を意味する英語であり、国土計画上では、自然災害等による障害発生時に、一部の区間の途絶や一部施設の破壊が全体の機能不全につながらないように、あらかじめ交通ネットワークやライフライン施設を多重化したり、予備の手段が用意されている様な性質を示します。 出典:国土交通省
▶東名 三ヶ日JCT~豊田JCTの 交通事故の発生状況 (新東名開通前)
今回開通区間
■ 地域の産業や観光への貢献● 物流の効率化を支援ダブルネットワークの形成により定時性が確保され、夜間以外の時間帯でも長距離幹線輸送が可能となります。大都市間の当日配達が実現され、配送のスピードアップが期待されます。開通後、企業からは「渋滞が回避され、時間帯にかかわらず安定した運行ができるようになった」、「運送時間が読めるので運行管理がしやすくなった」などの声があがっています。
▶高速道路IC付近に立地する大型物流拠点
● 大規模災害時の早期復旧への貢献東名とダブルネットワークを形成することにより、リダンダンシー※2が確保され、災害時の救援・救護活動、早期復旧を支援します。〈災害に対する取組みは、P.30「災害に強い高速道路」に掲載しています。〉
● 奥三河地域への日帰り観光圏域の拡大今回の開通により、奥三河地域への日帰り観光圏域人口が約540万人から約940万人へ増加(約400万人増)すると予測されています。利用者アンケートでは「渋滞が緩和されて出かけやすくなった」との声もあがっており、観光の活性化への貢献が期待されます。
● 工場の立地を支援沿線地域において横ばいだった工場立地件数が近年増加傾向となっています。今回の開通により、沿線地域の利便性が向上し、企業立地の増加による地域産業の更なる活性化が期待されます。
新城有海工業団地あるみ
渋滞無し419件(63%)
渋滞中244件(37%)
新城IC
新東名高速道路
東名高速道路
新東名は東名よりも山側を通過するため南海トラフ巨大地震の被害を受けにくい
地域消防による休憩施設での訓練 愛知県民の森出典:愛知県民の森ウェブサイト
茶臼山高原(2010年6月5日撮影)出典:一般財団法人 茶臼山高原協会ウェブサイト
出典:中日本高速道路株式会社交通データ(2014)
渋滞の定義:速度40㎞/h以下の状態が、1㎞以上かつ15分以上継続した状況を1回とカウント出典:中日本高速道路株式会社 交通データ
出典:新東名(愛知県)開通効果検討会議
▶東名 音羽蒲郡IC~豊田JCTの渋滞状況(新東名開通前)
▶南海トラフ巨大地震による震度分布(陸側ケース)
自衛隊による休憩施設での訓練
出典:内閣中央防災会議防災対策推進検討会議「南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)のポイント」(2013年3月18日発表)
▶東名 三ヶ日JCT~豊田JCTの交通集中による渋滞回数
渋滞が大幅に減少
暫定3車線運用大幅減少 8
割減
渋滞回数(回/年度)1200
1000
800
600
400
200
02007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 開通後
(推計値)暫定3車線運用開始〔2011年10月〕(音羽蒲郡IC~豊田JCT間)
新東名(静岡県区間)開通〔2012年4月〕
工場立地件数(件/年度)
増加傾向
2008年8月リーマンショック
35
30
20
10
0
出典:愛知県「工場立地動向調査(2014年3月)」
▶東三河・岡崎地域の工場立地動向
2007
31
25
1210
8 9
17
2008 2009 2010 2011 2012 2013