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あなたの会社は次の大きな ディスラプション(創造的破壊) を生き残ることはできますか? 優れたイネイブラーとしての IT 2016 6 月発行

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あなたのビジネスが現在順調でも、将来に対する準備は不十分です。

あなたの会社は次の大きな ディスラプション(創造的破壊)を生き残ることはできますか?優れたイネイブラーとしての IT2016 年 6 月発行

2

目次

セクション 1あなたのビジネスは現在順調でも

将来に対する準備は不十分です

セクション 2IT と経営幹部との隔たり

セクション 3経営幹部と IT との隔たりをなぜ気にするべきなのでしょうか?

それは、IT が遅れを取る原因となるからです

セクション 4自動化の推奨

セクション 5

SDN と NFV を採用することで真の ビジネス価値が生み出される

セクション 6グローバルな展望

3

イントロダクション

ビジネスは高速で変化しています。現在競争力があると考えている企業でさえ、後れを取るリスクがあります。インフォメーション・テクノロジー (IT) はビジネスを成長させていますが、多忙な経営陣がデータセンターに立ち寄り、サーバーラックとネットワークボックスの確認をすることは困難です。経営陣は顧客基盤の拡大、コストダウン、利益率と成長の維持に時間を取られてしまっています。破壊的な製品やサービスが最も重要である今日において、テクノロジー投資を「十分」に行うだけでは、生き残っていくのに不十分です。

全世界の IT の意思決定者 1,800 名とビジネスの意思決定者 904 名を調査した結果、IT と経営幹部との間に大きな隔たりがあるとビジネスの変革が失速してしまうことが分かりました。これこそが、様々な業界において成長を実現する上で重要なポイントです。

将来において生き残るには、企業は IT に対するアプローチを再考することで継続的なイノベーションを実現し、差し迫ったディスラプションに対処することが必要です。

ビジネスの成長を可能にするネットワーク自動化技術の業界リーダー、ジュニパーネットワークス協賛による Wakefield Research の新しいデータは、現在と、より重要な将来の事業環境を変革させるうえでの課題を明らかにしました。本レポートでは、競争力の維持に努める企業にとって注目すべき統計と調査結果が公開されています。主な例として、次のものが挙げられます。

• 経営幹部と IT チーム間の隔たり

• IT が遅れを取る原因を引き起こしている時代遅れのインフラとスキルの隔たり

• 自動化技術から明らかになったビジネスでの利点

調査結果全体を通じて、一つの共通のビジネステーマが挙げられています。調査対象となった組織における主要な意思決定者は、テクノロジーの意思決定において経営幹部の関与が大切であり、ネットワークがビジネス変革の中心に位置することを認識しています。全世界で行った調査結果には、明らかな共通性がありました。

調査結果から、ネットワークと自動化技術は、期待以上のより多くのメリットをもたらしていることも判明しました。全体的に見て、IT とネットワーク自動化のソリューションは、様々な業界のあらゆる規模のビジネスに対して、ディスラプションに先駆ける方法を提供しています。

セクション 1あなたのビジネスは現在順調でも、 将来に対する準備は不十分です

5あなたのビジネスが現在順調でも、将来に対する準備は不十分です

企業は、現在、高い競争力を備えていると考えています。適切なテクノロジー投資を行えば、現在のビジネスは常に最先端を行くことができます。ビジネスの意思決定者と IT の意思決定者は、自社が競合他社よりも競争力を備えていると考えています。

セクション 1

IT の意思決定者

IT の意思決定者

ビジネスの意思決定者

ビジネスの意思決定者

しかし、ビジネスは高速で変化していきます。現在、他社より先駆けているからといって、将来もそうあり続けられる保証はありません。ビジネスの意思決定者や IT の意思決定者は、自分たちの業界にまもなく破壊的な変化が起こると予測しています。ビジネスの意思決定者と IT の意思決定者の大半は、新しい破壊的テクノロジー、製品もしくはサービスが今後2年以内に自分たちの業界に導入されると予測しています。

ビジネスの意思決定者の30% と IT の意思決定者の 22% が 1 年以内と予測しています

新しい破壊的テクノロジー、製品もしくはサービスが、 自分たちの業界に導入されるだろうと回答した人の割合

会社の主要製品やサービスが、競合他社よりも競争力があると回答した人の割合

42%

39%

48% 48%

確信している ほぼ確信している

22%

30%33%

30%

11%

21%

27%

10%

1 年以内 1~2 年 3~5 年 5 年以上

6

セクション 1

企業は、現在の変化のペースに十分に適応していくことができないかもしれません。ビジネスの意思決定者と IT の意思決定者は、競合他社が劇的に優れた製品やサービスを提供した場合、それに追いつくには少なくとも 1 年は要するであろうと回答しています。

製品やサービスの改善を開発・サポートするのに 1 年以上かかるだろうと 回答した IT の意思決定者やビジネスの意思決定者の割合

IT の意思決定者 ビジネスの意思決定者

46% 50%

本当の意味でのイノベーションにおいて、テクノロジーがもたらす価値を理解することが必要です。経営幹部がコードを書く必要はありませんが、成長に向けて会社の戦略を率いるには、戦略を設定する人々と、その戦略を実行する人々との間に強固な関係が必要です。

– ジュニパーネットワークス CEO、Rami Rahim

あなたのビジネスが現在順調でも、将来に対する準備は不十分です

セクション 2IT と経営幹部との隔たり

8

セクション 2

IT の意思決定者やビジネスの意思決定者の約 90% が、経営幹部が テクノロジーについてもっと知っていたら、会社の業績は良くなるだろうと答えています。

現在のビジネス環境において、戦略的意思決定を行うには、強力な技術スキルとノウハウが必須です。この専門知識は、IT から最大限の価値を得て、テクノロジーを現在のディスラプションや将来の成功に備えるために重要です。

それにもかかわらず、多くの組織の経営幹部レベルでこの知識が欠けています。テクノロジーに詳しくない経営幹部によって身動きがとれなくなっているのです。市場での優位性は、経営陣がイノベーションの最先端に居続けない限り、長く続くことはありません。

IT の意思決定者やビジネスの意思決定者の大半が、経営幹部がテクノロジーに精通していたら、会社の業績は良くなるであろうと考えています。意思決定者は、経営幹部のテクノロジーに関する知識の欠如が、会社にとっての足かせとなっているという見解を持っています。

IT と経営幹部との隔たり

9

セクション 2

以下の文章に同意する回答者の割合「経営幹部がテクノロジーについてもっと知っていたら、

自分たちの会社の業績は良くなるであろう」

サービスプロバイダー

小売/販売

金融サービス

ヘルスケア

サービスプロバイダー

金融サービス

小売/販売

ヘルスケア

IT の意思決定者

ビジネスの意思決定者

8%

13%

92%

87%

86%

87%

85%

82%

73%

79%

14%

13%

15%

18%

27%

21%

全く同意しない

強く同意する

様々な業界で、回答者が好機を逃していると認識しています。ビジネスが変化のペースに勝る必要があるなかで、回答者はテクノロジーに詳しい経営陣を望んでいることを明らかにしました。

IT と経営幹部との隔たり

10

セクション 2

経営幹部は IT にはほとんど関与しておらず、ネットワークが会社の成功にとって重要であるとは考えていません。

IT の意思決定者の 70% は、経営幹部が会社の成功にとってネットワークが非常に重要だと考えていないという見解で一致しています。

技術系回答者がさらに明確に述べているように、経営陣はネットワーク投資を行うことで、より大きなメリットや価値を得ることができます。

IT の変化はトップラインとボトムラインに影響します。 IT を活用して新しい収益機会を獲得し、反復可能なプロセスを自動化することで、ビジネスの効率性が高まり、コストセンターからプロフィットメーカーへと移行します。

– ジュニパーネットワークス開発・イノベーション担当エクゼグティブ・バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャー、Jonathon Davidson

IT と経営幹部との隔たり

セクション 3経営幹部と IT との隔たりをなぜ気にするべきなのでしょうか?それは、IT が遅れを取る原因となるからです

12

セクション 3

現状だけを考えた IT では、 将来の成功が阻まれてしまいます。常に破壊的な状況において一歩先を行くことを望む企業にとって、イノベーションは欠かせません。しかし、すべてのきっかけの中核である IT 投資が不足していることが障害となり、競争力を維持するためにビジネスが変化のペースに付いていく妨げとなっていることが分かっています。調査によると、IT の障害があらゆるビジネスの中核にとって厄介なものになっていることが分かりました。

障害 1:才能のギャップIT スタッフは、企業の成長するニーズに付いていくことを困難に感じています。IT の意思決定者やビジネスの意思決定者の 40% 以上が、自分たちの会社の IT 人員の 25% 以上が、5 年後に必要なスキルを備えていないと回答しました。

IT の意思決定者

ビジネスの意思決定者

41%(自分たちの会社の IT 人員の 25% 以上が、5年後に必要なスキルを備えていないと回答したビジネスの意思決定者の割合)

45%(自分たちの会社の IT 人員の 25% 以上が、5年後に必要なスキルを備えていないと回答した IT の意思決定者の割合)

経営幹部と IT との隔たりをなぜ気にするべきなのでしょうか?それは、IT が遅れを取る原因となるからです

30%

21%20% 20% 20%

16%18% 19%

小売/販売 サービスプロバイダー

金融サービス

ヘルスケア

自分たちの会社 IT 人員が、5 年後に必要なスキルを備えていないと回答した意思決定社の割合

業界別

全体

業界別に見てみると、調査統計値はこれ以上に深刻なものとなっています。回答者によっては、従業員の半分以上が、必要なスキルを備えていないと懸念しています。

13

セクション 3

障害 2:時代遅れの IT インフラ業界全般にわたって、IT インフラが会社の発展における妨げとなっています。IT の意思決定者やビジネスの意思決定者は、自分たちの会社の現在の IT インフラは、新しい製品やサービスを導入するうえで障害となると考えています。サービスプロバイダー向けのサイロ化されたデータベースから高コストのロールアウトまで、レガシーのインフラは、ビジネスの成長を妨害・阻止してしまう可能性があります。

回答者の大多数が、自社の IT インフラが、新しい製品やサービスを加速させるうえで障害となる可能性が高いと思っていると回答しています。

IT の意思決定者

ビジネスの意思決定者

80%

69%

75%

60%

72%

70%

62%

71%

小売/販売サービスプロバイダー

金融サービス

ヘルスケア

自分たちの IT インフラを障害とみなしている割合が最も高いのは、サービスプロバイダーの IT 意思決定者でした

自社の IT インフラが、新しい製品やサービスを加速させるうえで障害となる可能性が「比較的高い」または「非常に高い」と思っている回答者の割合

経営幹部と IT との隔たりをなぜ気にするべきなのでしょうか?それは、IT が遅れを取る原因となるからです

14

セクション 3

では、レガシーなテクノロジーが、ビジネスのニーズと共にアップグレードされないのはなぜなのでしょうか?多くの企業が直面する共通の課題は、イノベーションのコストです。

IT インフラをアップグレードする上で、予算が主要な障害となっています。ビジネスの意思決定者と IT の意思決定者の両者ともに、IT インフラをアップグレードするうえで予算が主要な障害となっており、変化に対応できないと語っています。

IT の意思決定者 ビジネスの意思決定者

予算

51%予算

48%

セキュリティとコンプライアンス

48%

従業員のスキルセット

43%

レガシーのネットワークテクノロジー

43%

セキュリティとコンプライアンス

40%

従業員のスキルセット

43%

レガシーのネットワークテクノロジー

32%

組織的構造

37%組織的構造

31%

テクノロジーのアップデートができない理由トップ 5

経営幹部と IT との隔たりをなぜ気にするべきなのでしょうか?それは、IT が遅れを取る原因となるからです

1

2

3

4

5

15

セクション 3

さらに、「シャドー IT」が発展やイノベーションを阻止しています。ビジネスの意思決定者の 75% が、会社の取り組みにとって必要な能力や対応力が欠けていたという理由で、2015 年に 自社の IT スタッフを活用しなかったと答えています。

2015 年に自社の IT スタッフを活用しなかったビジネスの意思決定者の割合

サービスプロバイダー

金融サービス

ヘルスケア

小売/販売

83%

76%

71%

68%

サービスプロバイダーのビジネスの意思決定者は、2015 年に

自社のIT スタッフを活用しなかった傾向が最も強くなっていました。

業界別に見たビジネスの意思決定者が 2015 年に 自社の IT スタッフを活用しなかった平均回数

サービスプロバイダー

4.46

金融サービス

4.42

小売/販売

5.15

ヘルスケア

5.73

経営幹部と IT との隔たりをなぜ気にするべきなのでしょうか?それは、IT が遅れを取る原因となるからです

16

セクション 3

当社の 100% クラウド戦略により、IT がアイデアに命を与えるインフラとなり、テクノロジーのイノベーションや将来のための開発を可能にします。当社のツールやプロセスは、現状にチャレンジする Juniper Development and Innovation をサポートします。

– ジュニパーネットワークス CIO、Bob Worrall

経営幹部と IT との隔たりをなぜ気にするべきなのでしょうか?それは、IT が遅れを取る原因となるからです

セクション 4自動化の推奨

18自動化の推奨

セクション 4

ネットワーク自動化は、ビジネス全体にわたる本当の意味での成長機会をもたらします。調査結果は、役員室と IT コマンドセンターとの間の断絶を示していると同時に、ビジネスの成長を可能にするネットワークを近代化させるための自動化テクノロジーにより、その断絶を埋める橋となる機会を提供しています。

Software Defined Networking (SDN) やネットワーク機能仮想化 (NFV) ソリューションを使用している企業の回答者の 90% 以上が、これらを使用することで市場での大きな競争優位性をもたらしてくれると語っています。企業やサービスプロバイダーの中で、自動化のメリットは既に実現されています。

急激な成長やビジネス変革を解放するために、企業は応答性があり、俊敏で簡単に管理できるネットワークを構築する必要があります。すなわち、変化するビジネスニーズに会社が適応していくための自動化ネットワークが必要なのです。

ケーススタディ:Joe Gibbs Racing

NASCAR のような、精度、弾力性、一瞬の信頼できるコミュニケーションが求められるペースの速い環境では、ダウンタイムは許されません。

Joe Gibbs のレーシングチームが、古くなったネットワークストラクチャーをジュニパーのテクノロジーに完全移行するまで、わずか72時間でした。 NASCAR のピットクルーほど速くはありませんが、より視覚性と速度があるネットワークです。

19

セクション 4

意思決定者は、ネットワークの自動化がビジネスにもたらす利点に関心を寄せています。IT の意思決定者やビジネスの意思決定者は、ネットワークや ITの自動化が企業のために生み出す機会に期待しており、これらが将来の競争力にとって不可欠だと考えています。

不安を感じている

期待している

ネットワークや IT の自動化に不安を感じている、 または期待している回答者の割合

サービスプロバイダー

金融サービス

小売/販売

ヘルスケア

サービスプロバイダー

小売/販売

金融サービス

ヘルスケア

IT の意思決定者

ビジネスの意思決定者

28%

25%

72%

75%

69%

73%

69%

71%

66%

71%

31%

27%

31%

29%

34%

29%

自動化の推奨

20

セクション 4

70%(ITの意思決定者のうち、ネットワークやITの自動化が生み出す機会に期待していると回答した者の割合)30%(ネットワークやITの自動化が生み出す課題に不安を感じていると回答した者の割合)

72% (ビジネスの意思決定者のうち、ネットワークやITの自動化が生み出す機会に期待していると回答した者の割合)28% (ネットワークやITの自動化が生み出す課題に不安を感じていると回答した者の割合)

同意しない

不安を感じている

同意する

期待している

72%

70%

28%

30%

次の記述に同意する回答者の割合「ネットワークと ITの自動化は、

自分の会社が将来競争力を持つうえで不可欠だ」

サービスプロバイダー

小売/販売

金融サービス

ヘルスケア

IT の意思決定者

96%

93%

90%

82%

様々な業界全般にわたって、IT の意思決定者は圧倒的に自動化の必要性を示しています。

回答者の約 3 分の 2 が、ビジネスで自動化ソリューションを採用することにポジティブな考えを示しました。

4%

18%

10%

7%

自動化の推奨

21

セクション 4

...しかし、企業がITやネットワークの自動化を進めるにはまだ長い道のりが待っています。業界別のレポートカード(ランク表)により、ネットワーク自動化のソリューションを実装するうえで、企業が自社をどうランク付けしているかが明らかになりました。

サービスプロバイダー

B

24%

49%

A

C

D

F

27%

21%

2%

0%

競合他社と同じ、または劣る (C, D, F)

サービスプロバイダー

B48%

A

C

D

F

27%

21%

2%

0%

競合他社と同じ、または劣る (C, D, F)

金融サービス

B

31%

51%

C

A

D

F

26%

18%

4%

1%

競合他社と同じ、または劣る (C, D, F)

金融サービス

B47%

C

A

D

F

26%

18%

4%

1%

競合他社と同じ、または劣る (C, D, F)

小売/販売

B

29%

42%

A

C

D

F

29%

23%

5%

0%

競合他社と同じ、または劣る (C, D, F)

小売/販売

B48%

C

A

D

F

31%

14%

7%

0%

競合他社と同じ、または劣る (C, D, F)

ヘルスケア

B

37%

49%

C

A

D

F

31%

14%

5%

2%

競合他社と同じ、または劣る (C, D, F)

ヘルスケア

B49%

C

A

D

F

31%

13%

6%

1%

競合他社と同じ、または劣る (C, D, F)

ビジネスの意思決定者

IT の意思決定者

業界全体にわたり、回答者は、ITやネットワーク自動化の技術を活用する好機を示しました。

数値はすべて四捨五入されています。

38%38%31%23%

自動化の推奨

セクション 5SDN と NFV を 採用することで 真のビジネス価値が 生み出される

23

セクション 5

ネットワーク自動化は定着していきます。サービスプロバイダーは、ネットワーク機能仮想化 (NFV) が、数年前は不可能だと思われた新しいビジネスモデルを、どのようにリードしてきたか、理解し始めています。そして、企業は、 SDN が常に変化する顧客や従業員の要求に応えるために必要な俊敏性や速度を、どのように提供するか、理解するようになってきています。現在、企業やサービスプロバイダーなどが、ニーズや機会に対応するうえで、ネットワークは非常に重要です。

ネットワーク自動化は、企業のボトムラインに関係しています

93% (SDN を使用している企業の IT の意思決定者が、市場でかなりの競争力を備えていると感じている割合)

93% (NFV を使用している企業の IT の意思決定者が、市場でかなりの競争力を備えていると感じている割合)

93%

93%

SDN と NFV を採用することで真のビジネス価値が生み出される

24

セクション 5

現在、SDN の採用状況は 混在しています。IT の意思決定者のほとんどが、SDN と従来のネットワークを併せて採用していると回答しています。

サービスプロバイダー 金融サービス

小売/販売 ヘルスケア

業界別

全体

はい、SDN と従来のネットワークを 併せたものを採用しています

はい、主に SDN を 採用しています

いいえ、SDN は採用していません

36% 36%

54% 48%

10% 16%

39%

19%

42%

47%

21%

32%

50%

13%

37%

最も高い採用率(%)

87% (SDN テクノロジーを採用している IT の意思決定者の割合)数値は四捨五入の平均値です

業界全体にわたって、サービスプロバイダーの採用率が最も高いことが分かりました。

SDN と NFV を採用することで真のビジネス価値が生み出される

25

セクション 5

そして、自動化のソリューションは、投資するだけの価値があるということを示しています。

企業は、SDN 採用のメリットは期待 以上だと感じています。SDN を採用している企業の IT の意思決定者は、当初期待したよりも大きなメリットや機能を報告しています。

期待

現実

45%

54%

32%

46%

43%

49%

31%

37% 36%

46%

26%

23%

38%

12%

クラウド相互接続

バーチャルデータセンター

セキュリティの自動化

ネットワークの可視化

ワークフローの自動化

SD-WAN

SDN 採用のメリット – 期待と現実

SDN 採用のビジネス上のメリットとして IT の意思決定者は、クラウド相互接続、バーチャルデータセンター、セキュリティの自動化を挙げる可能性が最も高くなっていました。

メリットの期待と現実の 差が最も高いもの

マイクロセグメンテーション

またはコンテナ化

SDN と NFV を採用することで真のビジネス価値が生み出される

26

セクション 5

SDN (Software Defined Networking)は、あらゆる規模の企業に等しいビジネス成長のためのメリットを与えています。当社の顧客は自動化の業務上のメリットを認識しており、顧客体験を最大限に拡大させるため、リソースをカスタマーサービスや開発に再投資しています。SDNとNFVを採用することによって、貯蓄や機会が生み出され、本当のビジネス価値がもたらされます。

– ジュニパーネットワークスクラウド、セキュリティ、 エンタープライズマーケティング担当バイスプレジデント、Jennifer Blatnik

SDN と NFV を採用することで真のビジネス価値が生み出される

27

セクション 5

IT の意思決定者のほとんどが、一部のユースケースに NFV を試していると回答しています。

全面的に、大多数の企業が何らかのかたちで NFV を採用しています。

はい、NFV と従来のネットワークを併せて採用しています

はい、主に NFV を 採用しています

いいえ、NFV は採用していません

全体

49%

15%

36%

サービスプロバイダー 金融サービス

小売/販売 ヘルスケア

業界別

35%

54%

11%

37%

47%

16%

46%

23%31%

42%

17%

41%

最も高い採用率(%)

85% (NFV を使用している回答者の割合)

サービスプロバイダーは、他の業界に先駆けて NFV ソリューションを採用・使用しています。

SDN と NFV を採用することで真のビジネス価値が生み出される

28

セクション 5

SDN と同様、NFV を採用は、期待よりも大きなメリットにつながります。NFV を採用している企業の IT の意思決定者は、当初期待したよりも多くのメリットや機能を報告しています。

期待

現実

47% 47%

44%45%

42%35%

34%

30%

25%

38% 38%35%

34%

27%

25%

15%14%

11%

バーチャルセキュリティ

バーチャルルーティング

WAN 最適化

ネットワークアナリティクス

ネットワークの可視化

仮想カスタマー構内設備 (vCPE)

ロードバランス

GI-LAN加入者管理

NFV 採用のメリット - 期待と現実

NFV 採用のビジネス上のメリットとして、IT の意思決定者は、バーチャル セキュリティ、バーチャルルーティング、WAN 最適化を挙げる傾向が最も 強くなっていました。

メリットの期待と現実の 差が最も高いもの

SDN と NFV を採用することで真のビジネス価値が生み出される

29

セクション 5

NFV テクノロジーを用いて、当社のサービスプロバイダーの顧客は、新しいサービスをより速く、より安全に構築・展開しています。NFV は、顧客に対して、より収益率の高い新しいサービス生成のための経済学を合わせながら、新しいサービスを提供するうえで大きな俊敏性を与えます。

“– ジュニパーネットワークスサービスプロバイダーポートフォリオマーケティング担当バイスプレジデント、Paul Obsitnik

SDN と NFV を採用することで真のビジネス価値が生み出される

セクション 6グローバルな展望

31

セクション 6

グローバルにおいての結果

ドイツ 日本

フランス

グローバルな展望

上位 3 カ国:

次の記述に同意する IT の意思決定者の回答の割合 「現在の経営幹部がテクノロジーについてもっと知っていたら、

自分たちの会社の業績は良くなるだろう」

日本

フランス

ドイツ

IT の意思決定者

17%83%

81%

75%

19%

25%

同意しない

同意する

32

セクション 6

グローバルな展望

シンガポール

中国

インド

ビジネスの意思決定者

23%77%

76%

68%

24%

32%

同意しない

同意する

上位 3 カ国:

次の記述に同意するビジネスの意思決定者の回答の割合 「現在の経営幹部がテクノロジーについてもっと知っていたら、

自分たちの会社の業績は良くなるだろう」

インド 中国

シンガポール

33

セクション 6

比較的高い

非常に高い

オーストラリア

イギリス イン

シンガポール

フランス 日本

アメリカ 中国 ドイ

自社の IT インフラが、新しい製品やサービスを 加速させるうえで障害となる可能性が「非常に高い」

または「比較的高い」と感じている IT の意思決定者の回答の割合

91%

39%

19%

52%

63%

22%

58%

24% 19%

21%

45%

28% 16%

55%58%

54%

30%

42% 51%

82%

80%79%

77%75% 75%

70%

67%

グローバルな展望

世界全体を見ると、どの国の回答者も現状のIT インフラでは、革新に貢献しないだろうという考えを示しました。

34

セクション 6

世界中のビジネスの意思決定者が、自分たち独自の方法で対処しています。

「シャドー IT」が発展やイノベーションを阻止してしまっています。ビジネスの意思決定者の 75% が、会社の取り組みにとって必要な能力や応答性が得られないため、2015 年に自社の IT スタッフを活用しなかったことがあると回答しています。

2015 年に自社の IT スタッフを活用しなかったビジネスの意思決定者の割合

シンガポール

中国

インド

オーストラリア

アメリカ

フランス

ドイツ

イギリス

日本

90%

77%

89%

72%

85%

65%

83%

58%

51%

複数の国々で、ビジネスの意思決定者が自社の IT スタッフを活用しなかったという証拠があります。 それは、ビジネスの意思決定者と、 IT スタッフの優先事項が一致していないことが理由ではないでしょうか。 IT スタッフは、レガシーなインフラのメンテナンスに追われてしまっているのでしょうか。

最も高い

最も低い

グローバルな展望

35

セクション 6

世界全体で、SDN や NFV 採用の状況はどうなっているでしょうか。

42%

41% 38% 35%

46%

6%

9% 9% 11%

9%

52%

50% 53% 54%

45%41%

8%

51%

SDN を採用している傾向が最も高い上位3カ国

NFV を採用している傾向が最も高い上位3カ国

インド

アメリカ

アメリカ

インド

オーストラリア

オーストラリア

はい、SDN と従来のネットワークを併せたものを採用しています

はい、NFV と従来のネットワークを併せて採用しています

はい、主に SDN を 採用しています

はい、主に NFV を 採用しています

いいえ、SDN を採用していません

いいえ、NFV を採用していません

グローバルな展望

36

セクション 6

次の記述に同意する回答者の割合「一般的に、自社の経営幹部は、ネットワークが会社の成功にとって

非常に重要だと考えていません」

オーストラリア

インド

日本

イギリス

シンガポール

アメリカ

フランス

ドイツ

中国

IT の意思決定者

15%

27%

85%

73%

84%

69%

79%

67%

79%

66%

44%

16%

31%

21%

33%

21%

34%

56%

グローバルな展望

自社の CEO が会社の成功にとってネットワークが非常に重要だと思っている、と考える傾向が最も高かったのは中国でした。

同意しない

同意する

37

セクション 5

IT やネットワーク自動化に不安を感じている、または、 期待している回答者の割合

中国

インド

アメリカ

シンガポール

フランス

イギリス

ドイツ

オーストラリア

日本

中国

イギリス

フランス

アメリカ

ドイツ

インド

シンガポール

オーストラリア

日本

IT の意思決定者

ビジネスの意思決定者

11%

9%

28%

25%

89%

91%

72%

75%

79%

80%

69%

72%

78%

79%

68%

72%

72%

76%

60%

57%

46%

48%

21%

20%

31%

28%

22%

21%

32%

28%

28%

24%

40%

43%

54%

52%

不安を感じている

期待している

グローバルな展望

中国は、ネットワーク自動化が生み出す機会に最も期待を寄せています。

自動化テクノロジーに対する期待の高まりは世界的な傾向です。

付録

39

付録

ジュニパーネットワークスについてジュニパーネットワークスは、ネットワークの経済を変革する製品、ソリューション、サービスで現状に挑戦しています。当社は、自動化、柔軟性、俊敏性を備えたセキュアなネットワークと、パフォーマンス、価値を提供するために、顧客とパートナー企業と共に変革を起こしています。

詳細は www.juniper.net をご覧ください。

本調査について今回の調査は、2015年11月24日から12月14 日にかけてグローバルな独立調査機関である Wakefield

Research とともに実施されました。データは、20 の質問項目に関するオンライン調査とスクリーニング質問に基づいており、8 市場の 2,704 名の回答者に対して実施されました。8 市場とは、アメリカ、中国、オーストラリア、日本、インド、イギリス、ドイツ、フランスです。回答者は全て、サービスプロバイダー機関、ヘルスケア、小売、金融サービスの業界に限られています。ここでのサービスプロバイダーの定義には、ウェブコンテンツサービスを提供する企業、ケーブル、インターネットサービスプロバイダーや通信事業者が含まれます。

2,704 名の回答者の内訳は次の通りです。

国別内訳:• アメリカ:301 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 101 名)• イギリス:301 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 101 名)• フランス:300 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 100 名)• ドイツ:300 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 100 名)• インド:300 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 100 名)• 中国:302 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 102 名)• シンガポール:300 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 100 名)• 日本:300 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 100 名)• オーストラリア:300 名(IT の意思決定者 200 名/ビジネスの意思決定者 100 名)

業界別内訳:• サービスプロバイダー:1243

• ヘルスケア:299

• 小売:502

• 金融サービス:660

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1133 Innovation Way

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