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2 回くしろエゾシカシンポジウム みんなでエゾシ会議 in くしろ 報告書 2012 4 20 釧路短期大学、釧路市 第2回くしろエゾシカシンポジウム-みんなでエゾシ会議inくしろ 報告書 - 1 -

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第 2回くしろエゾシカシンポジウムみんなでエゾシ会議 inくしろ

報告書

2012年 4月 20日

釧路短期大学、釧路市

第2回くしろエゾシカシンポジウム-みんなでエゾシ会議inくしろ 報告書

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1. 事業名称第 2回くしろエゾシカシンポジウム-みんなでエゾシ会議 inくしろ

2. 開催日時平成 24年 3月 3日(土)13:00~ 16:30

3. 開催場所釧路市観光国際交流センター 1階大ホール

4. 参加者釧路市民ら 269名

5. 事業内容(1) プログラム

12:30 開場

受付(図 1)時、先着 250 名に「シカミートソース缶」(図 2)を進呈した。この缶詰は、釧路全日空ホテル総料理長楡金久幸氏の監修のもと、北泉開発株式会社食品事

業部により製造されたものである。缶とともに配付されたアンケートハガキは、続々

と返信されている。好ましい評価が多いようで、今後の商品化が期待される。

13:00~ 13:10 開会挨拶

釧路短期大学学長西塔正一、釧路市副市長小松正明が挨拶した。

13:10~ 13:55 基調講演(図 3、4)ずーっとシカを食べてきた-日本人とシカの「!」な話

近藤誠司氏(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター長、北海道大学大学院農学

研究院教授)

日本人は牛馬といった家畜は食べなかったものの、シカやイノシシは田畑を防除す

る目的からも食べてきたという史実が紹介された。また、「エゾシカ肉衛生処理マニ

ュアル(北海道)」を遵守した証である「エゾシカ肉推奨マーク(社団法人エゾシカ

協会)」が貼付された安全な肉を食べて、北海道の生態系を守ろうという提案がなさ

れた。アニマルウェルフェア(動物福祉)の考え方も示された。

13:55~ 14:20 講演 1モミジもボタンも伝統ジビエ-丹波の猪鹿話最前線

横山真弓氏(兵庫県立大学准教授、兵庫県森林動物研究センター主任研究員)

兵庫県においても、シカやイノシシなど増えすぎた野生動物と人間生活の軋轢が大

きな社会問題であることが報告された。伝統的な味覚であるイノシシ肉の魅力のほか、

シカ肉の熟成に関する研究成果についても紹介された。

第2回くしろエゾシカシンポジウム-みんなでエゾシ会議inくしろ 報告書

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14:20~ 14:45 講演 2ノルウェーの森…でシカ食べて-研究者&ハンター女子の欧州リポート

上野真由美氏(道総研環境科学研究センター道東地区野生生物室研究職員)

シカ研究の一環としてノルウェーへ留学した経験を踏まえ、ノルウェーでは狩猟で

得られた産物が消費者に届けられるまでの流れが確立していることが紹介された。ハ

ンティングのおもしろさについても語られた。

14:45~ 15:15 実演(図 5)見せます!エゾシカ肉のさばき方-骨付きモモ編

楡金久幸氏(釧路全日空ホテル総料理長)

演者の手元をビデオカメラで撮影し、リアルタイムで 200 インチスクリーンに投影した。モモ肉は、ソト、ウチ、シンタマ、ランプなどの数部位から成り立つ。これら

と骨との位置関係を示すため、およそ 5キログラムの骨付き肉を用いた。演者からは、スジを丁寧に取ること、筋繊維を絶つようにスライスすることが重要であるなどの説

明があった。

15:15~ 15:40 休憩

先着 250 名に「シカバーガー」(図 6)が進呈された。レストランイオマンテに製造委託したもので、シカ粗挽き肉、シカ心臓、シカ肝臓から成るパテとリンゴのジャム

がバンズに挟まれており、大変好評だった。

15:40~ 16:30 パネルディスカッション(図 7)調べたら食べるんです-食いしん坊研究者たちのエゾシカ談義

パネリスト:近藤誠司、横山真弓、上野真由美、岡本匡代(釧路短期大学准教授)

コーディネーター:井田宏之(社団法人エゾシカ協会事務局長)

パネリストは、専門領域は異なるものの全員がシカ研究者である。調べては食べる

ことを繰り返してきたパネリストの日常が紹介され、コーディネーターによって軽妙

にまとめられた。好きなシカ料理では、ミートソース、ステーキ、シューパウロー(塩

ゆで)、しゃぶしゃぶ、ハンバーグなどが挙げられた。この模様は FM くしろによって公開録音され「エゾシカ・ゼミナール」で放送された。FM くしろのサイトで聴取で

きる(http://www.fm946.com/podcast/podcast02/)。

(2) 展示および販売コーナー(図 8)財団法人前田一歩園財団、北泉開発株式会社、もっともっと北海道を楽しむコンセ

プト型通販付きマガジン「スロウ」、釧路地区エゾシカステーション、北海道開発局

釧路開発建設部、北海道釧路総合振興局、東京農業大学、釧路市、釧路短期大学など

による展示等がなされた。野生エゾシカを生体捕獲する際に用いられるエサ(ビート

パルプの絞りかす)、シカの樹皮はぎによって立ち枯れた木の現物、シカの大型ぬい

ぐるみ、ゴム鉄砲でシカの模型を狙う射的コーナーなども設置され、シカについて楽

しく学べる空間となった。

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6. ポスターおよびチラシ(図 9)A2 版ポスターは 400 部、A4 版チラシは 2,000 部用意し、釧路市および釧路管内の

各所に掲示ならびに設置された。

7. メディアによる報道事前告知ならびに事後報道においてメディアを積極的に活用した。新聞記事等は図

10および 11のとおり。このほかに、FMくしろ「エゾシカ・ゼミナール」では、参加記 念 品 が 製 造 さ れ る 経 緯 な ど が 数 回 に わ た っ て 紹 介 さ れ た

(http://www.fm946.com/podcast/podcast02/)。前述したようにパネルディスカッションのようすも放送された。

8. 参加者アンケート来場者を対象として実施されたアンケートの集計結果について、平成 23 年 3 月に行わ

れた「第 1回」との比較を交えながら報告する。用紙は、入場時に資料とともに配付され、退場時に回収された。配付数 269部に対して

回収数は 165部で、回収率は 61.3%であった。

(1) 参加者属性

269 名の参加が得られた。前年に引きつづき目標人数を上回る動員数であった。回答者の性別は、男性 98 名、女性 64 名、無回答 3 名であった(図 12)。前回と同様に全体の 4割が女性で占められたことは、好ましく受け止められた。なぜなら、シカ利活用を考えよ

うとする事業では男性の参加者が大半を占めることが多いため、本事業では、多くの場面

で食の担い手である女性の動員を図ろうと、女性のスピーカーを多く起用したり、女性を

意識した告知媒体を採用するといった工夫をおこなったためである。こうした工夫が一定

の効果をもたらすことが、あらためて確認された。回答者の年代は、10 代 2 名、20 代 15名、30代 32名、40代 35名、50代 33名、60代 30名、70代 15名、80代 2名、無回答 1名であった(図 13)。幅広い年齢層の参加を得られたこともまた、前回と同様であった。

(2) エゾシカ肉の摂食頻度および摂食場所

「この 1 年でシカ肉を何回食べましたか」という設問には、「食べていない」33 名、「1回」25名、「2~ 3回」39名、「4~ 5回」22名、「6回以上」46名という回答が得られた(図 14)。この 1 年間で摂食経験がある者は 8割で、全道平均の 5 割を上回っていた。とくに、「6 回以上」という積極的摂食者は 3 割を占めていた。また、「1 回以上食べた方、そのシカ肉はどこで入手または食べましたか(複数回答)」では、「直売店で購入した」6名、「スーパーで購入した」8名、「インターネットで購入した」1名、「飲食店で食べた」69名、「自ら捕獲した」20名、「譲り受けた」50名、「その他」14名という結果であった(図 15)。2問とも、前年と同様の傾向であった。

飲食店名を問う自由記述欄には、「レストランイオマンテ」11 名を筆頭に、「サークルハウス赤いベレー・レストラン鶴」や「そば処頓化苑寿庵」など「シカの日参加飲食店」

が散見された。釧路市とその近郊(釧路市阿寒町および釧路町)における「シカの日参加

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飲食店」は、39 軒(平成 23 年 2 月現在。前年の 1.7 倍)であり、人口比では道内トップである。北海道による「シカの日運動推進事業」は平成 24 年 3 月に終了したが、シカ料理を楽しめる飲食店のますますの増加が期待される。消費者に提供される食品は、安全で

なければならない。「エゾシカ衛生処理マニュアル(北海道)」が遵守された証明である

「エゾシカ肉推奨制度(社団法人エゾシカ協会)」の認知には、ますます注力される必要

があるだろう。

(3) 本事業を知った機会

「このシンポジウムを何によって知りましたか(複数回答)」に対しては、「掲示・配

布物を見て」63 名、「主催等のホームページ」12 名、「フリーペーパー」9 名、「新聞」68名、「ラジオ」16 名、「テレビ」3 名、「誘われて」29 名、「個人のブログ」3 名、「ツイッター」5名、「フェイスブックなど SNS」3名、「協賛・協力を依頼されて」3名、「その他」6名という回答が得られた(図 16)。主催や協賛先などにより、釧路市内の随所に積極的に掲示された「告知媒体」は、今回も事業の宣伝に大きく貢献していた。また、「新聞」と

「ラジオ」の寄与は「第 1回」以上に大きかった。効果的なタイミングでのメディア活用が、適当であったことが確認された。さらに、「誘われて」という、いわゆる口コミの効

果が大きいことも確認された。次回企画の告知に有効に活用したい。

(4) 各講演および実演に関する設問

本事業では幅広い話題提供を目指したことから演者の顔ぶれは多彩であったが、いずれ

の決着点も、テーマの「食べる」としたかったことから、主催側がタイトルを指定し、プ

ログラム設定のねらいについても演者に詳細に伝えた上で、講演や実演の準備を依頼する

という形式をとった。そのため、企画内容の是非を検証するための設問を用意した。

1)近藤誠司氏による講演「明治まで、シカ肉がごく当たり前に食べられていたことを知っていましたか」につい

て、「知っていた」69名、「初めて知った」96名であった(図 17)。

2)横山真弓氏による講演「北海道外(兵庫県など都府県)も、シカ問題に悩まされていることを知っていましたか」

について、「知っていた」103名、「初めて知った」62名であった(図 18)。

3)上野真由美氏による講演「ノルウェーのようにシカを‘社会のプラス要素’ととらえる国があることを知ってい

ましたか」について、「知っていた」58名、「初めて知った」107名であった(図 19)。

4)楡金久幸氏による実演「モモ肉が複数部位からなりたち、各々に適した調理法があることを知っていましたか」

について「知っていた」71名、「初めて知った」94名であった(図 20)。

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このように、参加者にとって目新しい話題提供がなされたと確認されたことから、講演

ならびに実演の構成は適当であったと判断された。

(5) 参加者の意見等(自由記述)

87名が記述しており、関心の高さが伺われた。表 1に全文を記す。

参考文献

釧路短期大学、釧路市(2011)第 1回くしろエゾシカシンポジウム報告書.北海道森林管理局(2010)エゾシカシンポジウム来場者アンケート.北海道(2006)エゾシカ衛生処理マニュアル.社団法人エゾシカ協会(2007)毎月第 4火曜日はシカの日、エゾシカ肉推奨制度.北海道(2010)平成 22年度道民意識調査.

以上

本事業は、多数の企業・機関からのご協賛により開催されました。主催を代表し、皆さ

まのご厚意に心より感謝申しあげます。

文責:釧路短期大学生活科学科准教授 岡本匡代

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図1 受付

図4 会場

図5 解体実演

図8 展示コーナーとスタッフ

図7 パネルディスカッション

図2 参加記念品「シカミートソース」

図3 講演

図6 参加記念品「シカバーガー」

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図9 チラシ

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1

98 64 3

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

男性

女性

無回答

図12 参加者属性(性別)

(n=165)

2 15 32 35 33 30 15 21

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

10代20代30代40代50代60代70代80代以上無回答

図13 参加者属性(年代)

(n=165)

33 25 39 22 46

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

食べていない

1回

2~3回

4~5回

6回~

図14 この1年でシカ肉を何回食べましたか

(n=165)

6 8 1 69 20 50 14

0% 20% 40% 60% 80% 100%

直売店で購入

スーパーで購入

ネット等で購入

飲食店

自ら捕獲

譲り受けた

その他

図15 そのシカ肉はどこで入手または食べましたか(この1年でシカ肉を食べた方対象、複数回答)

(n=168)

63 12 9 68 16 3 29 35

33

6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

ポスター・チラシ

主催HPフリーペーパー新聞ラジオテレビ

誘われて個人のブログツイッターフェイスブックなどSNS協賛・協力を依頼されてその他

図16 このシンポジウムを何によって知りましたか(複数回答)

(n=220)

69 96

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

知っていた

初めて知った

図17 明治まで、シカ肉がごく当たり前に食べられていたことを知っていましたか

(n=165)

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103 62

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

知っていた

初めて知った

図18 北海道外(兵庫など都府県)もシカ問題に悩まされていることを知っていましたか

(n=165)

58 107

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

知っていた

初めて知った

図19 ノルウェーのようにシカを‘社会のプラス要素’ととらえる国があることを知っていましたか

(n=165)

71 94

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

知っていた

初めて知った

図20 モモ肉が複数部位からなりたち、各々に適した調理法があることを知っていましたか

(n=165)

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表 1 参加者の意見等(原文のまま)

年代 意見

20歳代女性:近藤先生の話がすごく面白かった。日本人にジビエはなじみのない食

材ばかり思っていました。明治維新のスポークスマンにやられました。全

くあきない1時間でした。実演は少しわかりづらいのが残念でした。資料

が必要だったのでは?

男性:大学で卒論および修論のテーマにエゾシカを利用しようと思っている

ものです。本日は内容が全てシカに関する事で楽しく聞くことができまし

た。

女性:シカが家畜に向いていない理由を是非聞いてみたい。シカの増加の背

景に日本経済が大きく関わっていることがみえた。大変勉強になりました。

ありがとうございました

男性:チラシから「食べる」「歴史」「世界」がテーマだと思っていましたけ

ど、「食べる」話では無かったですが、イノシシのような野生動物の食文

化が紹介されおもしろかったです。もっと科学的な話が入るとおもしろい

ですね。アンケート内容がきっとそうなんだろうなという発問で答えづら

いです。

男性:普通に食べる肉となると良いですね。

男性:バーガーはおいしかったが、可能であれば温めて出せればより、おい

しくなったと思う。

男性:次回も参加したいと思う。興味深い内容でした。

男性:シカの頭数増加と文化的背景の関わりが知れました。面白かったです。

女性:私が学生時代にエゾシカ肉を食べる機会があり、その際においしさを

知りました。今回の講演でさばき方など普段では見る機会がないような事

を見せていただき貴重なものとなりました。皆様がエゾシカ肉のおいしさ

に気づきもっと広まっていったら良いなとおもいました。

30歳代女性:3回目も期待してます!!解体ショー楽しかったです。男性:脂の融点の高さについて聞きたい。

女性:エゾシカだけでなく、イノシシの話も聞けて興味深かった。エゾシカ

による食害等は年々深刻だが私たちは上手に共存していきたいし、子ども

たちにも教えていきたい。また鹿肉の販路提供して下さるレストラン等が

増えていけばいいと思う。次回も参加したいです。バーガーおいしかった

です。普段から食べたいです。鉄分も豊富なので食べたいです。食肉工場

の様子も次回は知りたいです

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年代 意見

30歳代(つづき)男性:岡本先生御苦労さまでした

男性:面白かった。生肉の危険性をもう少しアピールした方が良いと思う。

道路に出るシカは困る。次回は一人ひとりの時間を長くした方が聞きやす

女性:面白かった。日本の肉食の話興味深かった。日本と外国の家畜の考え

方も面白い。レバーがキライなので、試食のバーガーおいしくなかった。

女性:家庭でのシカ肉の利用の実際。肉の解体方法を教えてもらっても入手

方法がわからず役立てられません。「もっと家庭で食べる」ことに繋がる

ような内容の話がある良いと思います

男性:供給体制の知り合いにハンターがいないと、食べる機会はまずない。

ノルウェーの話は面白かった。トナカイのレンネットでチーズをく作って

いたが夏のシカの方がおいしい。エゾシカでは可能だろうか?

女性:講演だけでなく、さばき方の実演など大変充実していたと思います、

試食もおいしかったです

女性:しか肉に対して身近に感じました。ハンターになりたいって少し思い

ました

男性:シカ肉の流通までは大変なことばかりですが、頑張っている人達がい

ることを知りました。おいしいシカ肉が普通に買える日が来るのを楽しみ

にしています

男性:シカ肉は処理調理次第で最高においしいと思います。ぜひ、釧路から

全国へ

女性:シカの試食だけでなく、調理方法についても学べた方がよい。調理実

習やレシピの配布、シカ肉をスーパーで手ごろな価格で購入できると良い

と思いました。シカを殺してからさばくまでも学ぶようにしても良いと思

う。どのように運ばれ肉になるのか他

女性:シカバーガーとてもおいしかったです

男性:シカを新たな産業ととらえ、利益とする工夫が大事と考えます。そう

いう面ではいい機会になりました

女性:第 1 回 2 回と出席させて頂きましたが、今日もより一層シカについて学ぶ事ができました。新年度も「シカの日」を続ける事になりましたので、

エゾシカ肉の良さを普及させていきたいと思います

女性:たいへん参考になりました

男性:たくさんシカ肉を食べたいと思います

男性:有料でもよいので、試食会など

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年代 意見

40歳代女性:お金がかかってもパワーポイントの資料が欲しい。肉にのさばき方は

とても良かったと思います

女性:お話とても面白かったです、もっと食べねば!と思いました。ハンバ

ーガーもスパイスとジャムのアクセントでおいしくいただきました

女性:高知から参りました。濃い内容に 100 歩先行く取組や視点、勉強になりました。ありがとうございました

女性:これからもずっと「食べる」を発信し続けて下さい。おねがいします。

上野さん、見た目としゃべりっぷりのギャップステキです!岡本さま、期

待を裏切らない面白さ。今後のご活躍を期待しています

男性:シェフが実際に料理しているところを見てみたい

女性:鹿を撲殺する話を聞きました。それってアリなんでしょうか?

男性:自分はハンターですが、いつも自家消費分の鹿を確保するとそれ以降

は狩猟欲がなくなります。もう少し、鹿肉食が進み人から頼まれるように

なると良いと思います。又、法的な制約や保護区等の問題も多く困ります。

更に猟区について、細かな区分がされていますが地元にいてもそれらの境

界線が不明な場合が多く困ります

男性:大変面白かったと思います

男性:楽しい話をいろいろとありがとうございました。シカバーガーおいし

く頂きました

女性:多分多くの人が期待していた肉のさばき方の時間が短かった。映像が

とても見にくかった

女性:とてもわかりやすい講演でした。北海道と道東のために、食材として

いくべきだと思います

男性:肉を処理する時、筋膜どうすれば良い?

女性:ニレガネさんってやっぱりすばらしい。次はぜひ料理デモンストレー

ションでも

男性:パネルディスカッションの時間をもっと増やしてほしい

女性:もっとシカの日(第 4 火曜日)を PR してほしい。どの店でシカ肉が食べられるかもわからないし、「くじらの街くしろ」や「ししゃもフェア」

のようにしたら良いのでは?

50歳代男性:「シカ肉はうまい」という食体験をできるだけ多く積み上げる機会が

ほしいですね。シカ肉を常備する小売店を多くしたいですね

第2回くしろエゾシカシンポジウム-みんなでエゾシ会議inくしろ 報告書

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年代 意見

50歳代(つづき)男性:エゾシカに地域住民が親しみを持つような内容をお願いします。子供

の頃からの教育が大切だと思いました

男性:講演が長かった

男性:近藤先生の「なぜシカは家畜にならないか」を聞きたかったと思いま

女性:次回、調理の実演があれば良いかなとおもいます

男性:シカは人間社会の「やっかいもの」でも「無駄なもの」でもない。シ

カとの共存のため、有効利用する必要ありと思っています。定期的に開催

して欲しい

男性:実演が良かった。カメラは専門の人を付けて欲しかった。

女性:どうしても野生のシカを食べる事について抵抗がありましたが、今日

のお話を聞いて少し考えてみようと思いました。

女性:からあげがおいしいですよー!

女性:肉として販売するのになかなか難しいことがあることがテレビでも見

てわかりました。流通が上手くいくようになって捨てられる肉がなくなる

と良いと思います。相長さんに買いにいきます!ハム、ソーセージを食べ

ましたが、ジューシーでおいしかったです。

男性:勉強になりました

男性:マイナスからプラスへの考え、食害とされる鹿への有益ですね。これ

からも活動が楽しみです

男性:モモ肉より片の肉の方がおいしいと思う

性別無回答:再びシカの料理方法について

60歳代男性:えぞ鹿増加での被害は止めなければと思いますが、その為にも食肉と

しての活用が必要と思われるので是非関係先の努力をお願い致します

男性:狩ったら食べるんです。ハンターの教育が必要?クサイ肉を他人様に

進呈するハンターがたくさんいます。シカ肉マズイ、クサイといった悪い

イメージの根絶を!!

女性:この機会に相長さんより、生肉を買ってみたいと思います

男性:サット手の出る価格販売

女性:鹿肉は食べた事があり、美味しい事も知っていますので、生肉がもっ

と身近に手に入るお店とかがあると良いと思います。あいちょう芦野さん

有難うございます。是非購入したいです

第2回くしろエゾシカシンポジウム-みんなでエゾシ会議inくしろ 報告書

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年代 意見

60歳代(つづき)男性:鹿肉を良く食べる。さばき方が良く理解できなく参加しました。鹿肉

のルートを回転よくすれば、もっと流通すると思います。(つまりおかね

が回る)ハンターも助かると思います

男性:シカの各ブロック、前足、モモなど、それぞれの部位に対しての基本

的さばき方について、分けて話を聞きたい

女性:シカを大切にしすぎて増えすぎ、今度は害が出てきたとか次から次と

問題が起きて大変だと思いますが、私にはどうしたら良いのか良く分かり

ません

男性:需要と供給のバランスを考えてシカ肉を大衆市場に拡大し、消費者に

進めて食の安全健康を計って欲しいと思います

男性:食肉としての安全性について欠けているとの先入観が強かったが、今

回の講演で認証されているのを知ったので、今後の食生活に取り入れたい

女性:知らない事を聞くことはとても楽しく思いました、関係者の皆さま御

苦労さまでした。次回を楽しみにしています

男性:数年前にシカの刺身を食べたことがあり、おいしかった

女性:スーパー等で、他の食肉と同じように売られる事を望みます

男性:精肉になる前の皮はぎ、止血、大腸と食道の結さつ、解体の方法を知

りたいと思う

女性:鉄分豊富な肉なので、これからも大いにアプローチしてください。あ

りがとうございました

男性:肉、皮、角を含めて加工技術を地域で根付かせる必要ある

女性:肉のさばき方はあまり知らなかったので良かったです。今度は料理の

種類などが良いと思います。バーガーはおいしくいただきました

男性:副産物(内臓)はどのように処理されているか?又、産業廃棄物とし

ていくらで処理場に支払われているか、市町村ではどのくらいの金額で処

理業者に支払われているか

男性:別で日本オオカミ会の話でシカのフードチェーンの事で問題だったと

思って、私の IWHは良くシカ肉を与えている。又その愛犬家達も与えている

女性:良かったです。よく食べさせていただいてます。ありがとうございま

した。

第2回くしろエゾシカシンポジウム-みんなでエゾシ会議inくしろ 報告書

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Page 18: 第2 回くしろエゾシカシンポジウム みんなでエゾシ …...第2 回くしろエゾシカシンポジウム みんなでエゾシ会議in くしろ 報告書 2012 年4

年代 意見

70歳代男性:いろんな商店で幅広く販売して下さい。今日の講演で「アニマルフェ

ア」の件がありましたが、魚類についてもいえます。大切な事だと思いま

す。ほんとうにありがとうございました

女性:車や列車の窓から鹿を見つけるとうれしくなりかわいいなと思い、食

害にあっている森林を見た時は心が痛み複雑な思いをします。その鹿肉を

豚や鳥、牛のように食べるにはまだまだ勇気がいります。どこのスーパー

でも普通のお肉と同じように売られるようになったら、気軽に食べられる

かもしれません

男性:次回も楽しみにしたい。車の運転には注意したいです。

男性:時間をしっかりとってよく勉強し、食べる為の情報を集め食品化する

為の交流を深める

男性:食肉としての取組が主であったが、鹿を減らす事が主ではないのか?

女性:料理教室を開いてほしい(鹿肉)

男性:料理の仕方が参考になった

80歳代男性:家内のシカ肉に対しての偏見を直すのに、この夜のチラシ並びに試供

品を共に料理、試食し役立てたい。次回も期待しています

男性:もっと身近に手に入るよう希望します

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