第2章 尾道市の現状と課題 - onomichi1,082 1,042 1,153 1,073 1,111 1,177 脳血管疾患...

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7 第2章 尾道市の現状と課題

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第2章 尾道市の現状と課題

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1 統計からみた市民の健康状態

(1)人口等の状況

尾道市の総人口は減少傾向にあり、平成 22 年では 145,202 人となっています。人口

構成比をみると、平成 22 年の高齢化率は 30.4%と、全国・広島県と比較して高い割合と

なっており、少子高齢化の進行がみられます。

■年齢3区分人口の推移

20,723 18,601 17,282

95,785 89,877 83,602

38,688 41,294 43,964

155,200 150,225 145,202

020,00040,00060,00080,000

100,000120,000140,000160,000180,000200,000

平成12年 平成17年 平成22年

65歳以上人口 15~64歳人口 15歳未満人口(人)

資料:国勢調査

■年齢3区分人口構成比

13.4 12.4 11.9

61.7 60.0 57.7

24.9 27.6 30.4

0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%

平成12年 平成17年 平成22年

65歳以上人口 15~64歳人口 15歳未満人口

資料:国勢調査

1 統計からみた市民の健康状態

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9

2,6783,0143,2293,2122,991

3,5663,823

4,5693,8863,794

4,5915,366

6,3655,262

4,2583,889

2,7721,407

611

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,000

2,5732,7593,0293,059

2,7493,133

3,6584,554

4,0314,0584,477

5,3426,628

5,9515,1705,267

4,5833,076

1,830

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000

90歳以上

85~89歳80~84歳75~79歳70~74歳65~69歳60~64歳55~59歳50~54歳45~49歳40~44歳35~39歳30~34歳25~29歳20~24歳15~19歳10~14歳5~9歳0~4歳

1,6161,7451,8211,8261,933

2,4442,740

3,0323,1853,2613,3243,4863,523

3,9323,1082,7112,673

2,2042,093

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,000

1,5331,6441,7251,7511,8092,1052,3372,4882,6482,6722,6472,964

3,4364,161

3,6203,4373,4143,343

4,399

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000

90歳以上

85~89歳80~84歳75~79歳70~74歳65~69歳60~64歳55~59歳50~54歳45~49歳40~44歳35~39歳30~34歳25~29歳20~24歳15~19歳10~14歳5~9歳0~4歳

2010 年 10 月 1 日から、2040 年 10 月 1 日までの将来人口推計の結果、2040 年

の総人口は、2010 年から比べて約3割減少すると推計されています。

■人口の推移

【2010 年実績】

【2040 年推計】

男性 女性

(人)

30

年後

(人)

(人)

(人)

資料:国立社会保障・人口問題研究所 2013 年 3月推計「日本の地域別将来推計人口」から、尾道市が作成し

た「尾道市の将来推計人口」

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10

57,006 57,715 58,772

010,00020,00030,00040,00050,00060,00070,000

平成12年 平成17年 平成22年

(世帯)

24.927.6

30.4

18.520.9

23.9

17.320.1

23.015.020.025.030.035.0

平成12年 平成17年 平成22年

尾道市 広島県 全国(%)

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

総数

30歳未満

30~39歳

40~64歳

65~74歳

75歳以上

65歳以上

28.8%71.5%

21.9%18.3%24.1%

38.9%31.7%

71.2%28.5%

78.1%81.7%75.9%

61.1%68.3%

単独世帯割合 単独以外の世帯割合

(2)世帯の状況

人口減少の一方、世帯数は増加しており、核家族化の進行がうかがえます。また、高齢

単身世帯・高齢夫婦世帯の増加傾向がみられます。女性の単独世帯数が男性と比べて高い

ため、これらを含めた単身世帯の方の身体機能の保持に向けた取り組みが必要です。

■世帯数の推移

資料:国勢調査 ■高齢化率の推移

資料:国勢調査

■年齢別 全世帯に占める単独世帯の割合

資料:国勢調査

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11

6,0797,3816,868

8,1377,786 8,739

02,0004,0006,0008,00010,000

高齢単身世帯

(65歳以上の人一人

のみの一般世帯)

高齢夫婦世帯

(夫65歳以上妻60歳以上の

1組のみの一般世帯)

平成12年 平成17年 平成22年(世帯)

■高齢世帯数の推移

資料:国勢調査

■65 歳以上世帯数の状況

1,184

4,895

1,393

5,016

1,898

5,888

0

2,000

4,000

6,000

8,000

単独世帯[男性] 単独世帯[女性]

平成12年 平成17年 平成22年(世帯)

資料:国勢調査

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(3)出生と死亡の状況

尾道市の出生率・死亡率の状況をみると、全国・広島県と比較して出生率が低く、また、

死亡率が高くなっています。

■出生率・死亡率の推移

6.8 6.9 7.0 6.97.4

6.7

12.311.7

12.912.5

13.413.8

6.0

7.0

8.0

9.0

10.0

11.0

12.0

13.0

14.0

15.0

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

出生率(尾道市) 死亡率(尾道市)

出生率(広島県) 死亡率(広島県)

出生率(全国) 死亡率(全国)(人口千対)

資料:広島県人口動態統計

-

500

1,000

1,500

2,000

2,500

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

1,040 1,050 1,057 1,034 1,056 993

1,880 1,7831,944 1,874 1,925 2,032

出生児数 死亡者数

(人)

資料:広島県人口動態統計

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主要死因の第1位は悪性新生物であり、心疾患、脳血管疾患が続いています。また、平

成 23 年の5大生活習慣病(悪性新生物、糖尿病、高血圧性疾患、心疾患、脳血管疾患)

による死亡数は、全体の約6割を占めており、生活習慣病予防対策が必要です。

また、男性のがんによる死亡が女性と比べて高くなっており、がんの早期発見・治療に

向けてがん検診等の受診勧奨及び受診者のフォローを充実することが必要です。

■主要死因の状況 単位:人

区分 平成 18年 平成 19年 平成 20年 平成 21年 平成 22年 平成 23年

悪 性 新 生 物 530 537 580 519 558 560

糖 尿 病 34 25 35 32 21 35

高 血 圧 性 疾 患 14 9 14 16 9 20

心 疾 患 291 301 316 311 340 348

脳 血 管 疾 患 213 170 208 195 183 214

肺 炎 207 192 167 193 176 190

不 慮 の 事 故 69 51 75 60 72 74

自 殺 49 36 33 48 34 36

老 衰 61 65 65 62 78 86

そ の 他 412 397 451 438 454 469

総 数 1,880 1,783 1,944 1,874 1,925 2,032

資料:広島県人口動態統計

■主要死因(5大生活習慣病)の推移

0200400600800

1,0001,2001,400

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

530 537 580 519 558 56034 25 35 32 21 3514 9 14 16 9 20291 301 316 311 340 348213 170

208 195 183 2141,082 1,042 1,153 1,073 1,111 1,177

脳血管疾患

心疾患

高血圧性疾患

糖尿病

悪性新生物

(人)

資料:広島県人口動態統計

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■主要死因(5大生活習慣病)の推移【男性】

0100200300400500600700800

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

330 326 357 302 336 339

17 11 1422 11 171 1 6 4 4 5

121 130 137133 143 150

91 7591

93 87 106560 543 605 554 581 617

脳血管疾患

心疾患

高血圧性疾患

糖尿病

悪性新生物

(人)

■主要死因(5大生活習慣病)の推移【女性】

0100200300400500600700800

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

200 211 223 217 222 22117 14 21 10 10 1813 8 8 12 5 15170 171 179 178 197 198122 95 117 102 96 108522 499 548 519 530 560

脳血管疾患

心疾患

高血圧性疾患

糖尿病

悪性新生物

(人)

資料:広島県人口動態統計

資料:広島県人口動態統計

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15

平成 17 年から平成 21 年の標準化死亡比をみると、高血圧性疾患が 131.4、糖尿病が

130.9、肝疾患が 127.4 の順に高く、広島県と比較しても高い値となっています。

また、悪性新生物の内訳をみると、肝及び肝内胆管が最も高く、広島県と比較しても高

くなっています。

■標準化死亡比 選択死因別(SMR)(平成 17 年-平成 21 年)

0.0 50.0 100.0 150.0

総数

悪性新生物

糖尿病

高血圧性疾患

心疾患

脳血管疾患

慢性閉塞性肺疾患

肝疾患

99.9

98.6

97.4

82.6

101.0

94.1

99.9

108.4

102.1

102.7

130.9

131.4

99.4

92.2

105.4

127.4

広島県

尾道市

資料:広島県人口動態統計

■標準化死亡比(悪性新生物の内訳)

0.020.040.060.080.0

100.0120.0140.0160.0180.0

食道

胃 結腸

直腸

S状

結腸

移行

肝及

肝内

胆管

胆のう及

他の胆

膵 気管

気管

及び

乳房

子宮

白血

広島県 尾道市 尾道市[男性] 尾道市[女性]

資料:広島県人口動態統計

名 称 上位3位

高血圧性疾患 131.4

糖尿病 130.9

肝疾患 127.4

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16

※標準化死亡比(SMR)

SMR(=Standardized Mortality Rate)

「もしもその市の年齢階層別死亡率が全国と同じだったら、何人死亡すると予測されるか」と

いう数字を計算し、実際にはその何倍死亡しているかを求めるもの。

SMR= 当該市町村の死亡数 ×100

(全国の5歳きざみの年齢階級別死亡率)×(当該市町村の5歳きざみ人口)

を全年齢階級について足し合わせたもの

SMR100=全国の平均なみ

SMR100 より大=全国平均より死亡率が高い

SMR100 より小=全国平均より死亡率が低い

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17

79.9083.36

81.6081.17

80.5780.1780.1380.0880.0679.9379.7079.4679.3779.3479.2979.2779.2579.0978.9978.8178.7078.66

78.0377.94

78.3881.25

80.0379.5079.0778.4478.7978.2778.1078.3578.3178.2077.8277.8377.8177.2377.5477.6177.7377.7177.2277.36

76.3976.71

70.00 75.00 80.00 85.00

広島県平均

安芸太田町

廿日市市

府中町

福山市

安芸高田市

大竹市

竹原市

府中市

広島市

東広島市

熊野町

三次市

神石高原町

三原市

庄原市

尾道市

海田町

江田島市

呉市

北広島町

世羅町

大崎上島町

坂町

健康な期間の平均(健康寿命)

[男性] (歳)

86.9190.06

88.5488.1288.0688.0087.7887.7187.5887.4287.3887.1887.1487.1387.1287.0186.8986.8686.3785.7985.6985.52

84.6084.49

83.5385.8384.8184.7284.5783.8183.6883.8683.7583.9283.7083.7983.4083.3084.0083.2783.6783.3683.6082.9382.0781.9281.3081.58

75.00 80.00 85.00 90.00 95.00

広島県平均

安芸高田市

大竹市

三次市

廿日市市

安芸太田町

府中市

神石高原町

海田町

竹原市

大崎上島町

三原市

北広島町

府中町

東広島市

庄原市

福山市

広島市

呉市

世羅町

尾道市

坂町

熊野町

江田島市

健康な期間の平均(健康寿命)

[女性] (歳)

(4)平均寿命と健康寿命の状況

尾道市の健康寿命

※1

を介護保険の要介護認定情報から算出すると、広島県内の市町では

下位に位置しており、男性は 77.54 歳、女性では 82.07 歳となっており、広島県平均よ

り低くなっています。

介護や支援を必要とする期間(障害期間)を短くし、健康寿命の延伸を図っていくこと

が重要です。

■広島市町の平均寿命と健康寿命

出典:広島県健康寿命の算定方法の指針(介護保険情報より「日常生活動作が自立している期間の平均」を

算定)(平成 22 年 10 月)

※1 健康寿命健康寿命健康寿命健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間。

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18

(5)疾病の状況

40~74 歳の国民健康保険被保険者の生活習慣病別レセプト件数及び被保険者に占める

割合の推移をみると、高血圧症、脂質異常症、糖尿病の順に高くなっておりこれら3つの

疾病は経年で増加傾向がみられます。

これらの生活習慣病は脳血管疾患や心疾患による死亡の原因となる疾病でもあるため、

重点的な取り組みが必要となります。

■40 から 74 歳における生活習慣病別レセプト件数の推移

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0009,000

10,000

脳血管

疾患

虚血性

心疾患

糖尿病 高血圧症 高尿酸

血症

脂質異常症

平成21年 平成22年 平成23年 平成24年(件数)

資料:国民健康保険団体連合会調べ

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19

(6)医療費の状況

尾道市の国民健康保険被保険者の医療費の状況は、一人あたりの医療費も広島県と比較

して高くなっており、今後もゆるやかに増加していくことが予測されます。

■被保険者一人あたり療養諸費の推移

363,923370,090 367,310

375,393

330,077339,140

347,584356,327

300,000310,000320,000330,000340,000350,000360,000370,000380,000

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度

尾道市 広島県

(円)

40~74歳の生活習慣病にかかる医療費をみると、高血圧症が37.8%、糖尿病が25.8%、

脂質異常症が 13.0%の順に高く、生活習慣病にかかる医療の約8割を占めています。

■40 歳から 74 歳の生活習慣病にかかる医療費(平成 24 年 5 月診療分)

単位:(上段)千円、(下段)%

高血圧症 糖尿病 脂質異常症 虚血性心疾患 脳梗塞 脳出血

69,580 47,426 23,870 14,053 6,788 6,553

37.8 25.8 13.0 7.6 3.7 3.6

心不全

糖尿病性

網膜症

大動脈疾患 その他 計

5,134 4,750 2,990 3,029 184,178

2.8 2.6 1.6 1.6 100.0

資料:国民健康保険団体連合会調べ

資料:国民健康保険団体連合会調べ

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20

生活習慣病による人工透析患者数の推移をみると毎年増加し、この約半数が糖尿病を併

発しており、さらなる糖尿病の予防及び重症化の予防対策が必要です。

■人工透析患者数等の推移(各年 5 月診療分)

62

78 8192 95

34 33 3544 46

0

20

40

60

80

100

平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

人口透析患者数 うち糖尿病患者

(人)

資料:国民健康保険団体連合会調べ

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21

(7)要支援・要介護者の状況

介護保険の要支援・要介護認定者についてみると、第1号被保険者(65 歳以上)に対す

る要支援・要介護認定率は経年で増加傾向がみられ、平成 24 年では 21.1%と、全国・広

島県と比較して高くなっています。

高齢化の進展に伴い、全体の要支援・要介護認定者数も増加しています。

■要支援・要介護認定率の推移(第 1 号被保険者)(各年 10 月分)

16.0 16.1 16.116.6

17.2 17.518.4 18.4 18.418.9

19.5 19.618.8

19.4 19.3 19.620.3

21.1

15.0

16.0

17.0

18.0

19.0

20.0

21.0

22.0

平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年

全国 広島県 尾道市(%)

資料:厚生労働省介護保険事業状況報告 各年 9 月末現在

■尾道市の要支援・要介護認定者数の推移(各年 10 月分)

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0009,00010,000

平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年

812 733 766 858 738 8341,352 1,537 1,520 1,363 1,370 1,4831,122 1,039 1,136 1,346 1,366 1,5311,732 1,812 1,815 1,753 2,011 2,0731,426 1,585 1,493 1,440 1,499 1,520961 1,039 1,048 1,078 1,125 1,1611,000 992 1,047 1,142 1,196 1,2688,405 8,737 8,825 8,980 9,305 9,870

要介護5

要介護4

要介護3

要介護2

要介護1

要支援2

要支援1

(人)

資料:厚生労働省介護保険事業状況報告 各年 9 月末現在

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22

40 歳から 65 歳未満(2号被保険者)で、要支援・要介護認定を受けた人の原因疾病を

みると、脳血管疾患が 51.7%と半数を占めており、糖尿病を含めた生活習慣病に関する疾

病は約6割を占めています。

■介護が必要となった主な原因疾病【40 歳~65 歳未満者】(平成 25 年 3 月 31 日現在)

脳血管疾患

51.7%

関節疾患(関節リウ

マチ・変形性関節症)

11.3%

初老期における

認知症

8.4%

パーキンソン病

関連疾患

7.4%

糖尿病性神経障害、

糖尿病性腎症及び糖

尿病性網膜症

4.9%

その他

16.3%

資料:尾道市介護保険受給者台帳

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23

(8)健康診査・がん検診の受診状況

尾道市国民健康保険被保険者の特定健康診査の受診率をみると、平成 21 年度までは全

国・広島県と比較して低い受診率となっていましたが、平成 22 年から広島県の割合より高

くなり、経年で増加しています。

また、特定保健指導の実施率をみると、平成 21 年、平成 22 年では全国と比べて受診率

が高くなっていましたが、平成 23 年では低くなっており、実施率にばらつきがみられます。

特に今後 10 年後に向けた取り組みを行っていくうえで、50 歳代から 60 歳代の市民の

健康増進が大きな影響を持つと考えられるため、重点的な取り組みを図っていくことが必要

です。

■特定健康診査の受診率の推移

30.9 31.4 32.0 32.7

17.6 17.9 18.7 19.415.9 17.1

20.924.0

28.3

0.05.0

10.015.020.025.030.035.0

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度

全国 広島県 尾道市(%)

■特定保健指導の実施率の推移

14.119.5 19.3

21.718.2

29.226.5

23.7

7.6

23.4 24.5

17.3

27.2

0.05.010.015.020.025.030.035.0

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度

全国 広島県 尾道市(%)

資料:高齢者の医療の確保に関する法律の法定報告値

資料:高齢者の医療の確保に関する法律の法定報告値

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24

6.2 6.2 6.3 7.07.2

7.5 7.7 10.4 11.512.9

7.5 7.7

11.3 14.8

16.720.0

12.8

18.821.0

21.020.8

13.3 17.7 18.418.6

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年

胃がん 肺がん 大腸がん 子宮がん 乳がん(%)

がん検診の受診率の状況をみると、乳がんを除くすべての検診において全国・広島県と

比較して低い割合となっています。

受診率の推移をみると、肺がん、大腸がんの受診率の伸びがみられます。

標準化死亡比のがんの内訳から、肝及び肝内胆管がんによる死亡の値が高くなっている

ため、がん検診のみならず、肝炎ウイルス検診の受診勧奨や受診者のフォローの充実など、

がん予防に向けて取り組んでいくことが大切です。

■がん検診受診率(平成 23 年度)

9.2

17.0 18.0

23.818.3

10.3

16.1 17.7

29.124.0

7.011.5

14.8

21.018.4

0.05.010.015.020.025.030.035.0

胃がん 肺がん 大腸がん 子宮がん 乳がん

全国 広島県 尾道市(%)

資料:地域保健・健康増進事業報告

■がん検診受診率の推移

資料:地域保健・健康増進事業報告

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25

2 アンケート結果からみる市民の健康意識

(1)健康おのみち 21におけるアンケート結果からの課題

①①①①乳幼児期乳幼児期乳幼児期乳幼児期

○育児について家族で話し合うことがない人は、育児をしんどいと思う傾向があります。ま

た、保護者が子育てに自信が持てず、子どもに対して否定的な関わりをすることは、子ど

もの自己肯定感の低下や児童虐待をもたらす恐れがあります。子どもの健やかな心の成長

のためにも、保護者への支援が必要です。

4.212.1

23.238.5

60.056.0

51.846.2

23.023.7

21.47.7

12.78.2

3.67.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

よくある(N=165)たまにある(N=232)あまりない(N=56)

ほとんどない(N=13)

よくある たまにある あまりない ほとんどない

【子育てをしんどいと感じることがあるか】

【育

児について家

族と話

し合うか】

○子どもの発達について、半数以上の人が必要なときに相談機関を利用したいと考える一方

で、育児をしんどいと感じつつも相談機関の利用意向では「様子をみたい」と考える人も

いるため、必要な時期に相談等が受けられるよう、相談機関の周知と体制整備が必要です。

25.9

16.0

15.4

25.0

29.6

47.2

46.2

41.7

37.0

26.4

17.3

8.3

7.4

10.4

21.2

25.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

よくある(N=27)

たまにある(N=125)

あまりない(N=52)

ほとんどない(N=12)

相談したい 勧められたら相談する 様子をみたい 相談したいと思わない

【3歳児】

【子

育てをしんどいと感

じることがある

か】

【相談機関を利用したいと思うか】

2 アンケート結果からみる市民の健康意識

■「子育てをしんどいと感じることがあるか」■「子育てをしんどいと感じることがあるか」■「子育てをしんどいと感じることがあるか」■「子育てをしんどいと感じることがあるか」とととと「育児について家族と話し合うか」の「育児について家族と話し合うか」の「育児について家族と話し合うか」の「育児について家族と話し合うか」の関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】

■「■「■「■「相談機関を利用したいと思うか相談機関を利用したいと思うか相談機関を利用したいと思うか相談機関を利用したいと思うか」と」と」と」と「「「「子育てをしんどいと感じることがあるか」の子育てをしんどいと感じることがあるか」の子育てをしんどいと感じることがあるか」の子育てをしんどいと感じることがあるか」の関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】

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26

○子どもが大きくなるにつれて朝食の欠食、就寝時間が遅いなど望ましい生活習慣が確立し

ていない子どもが増えています。また、テレビ等の視聴時間が増えており、その分親子の

コミュニケーションの時間も少なくなり、社会性が育ちにくい環境になっています。生活

リズムにも悪影響を及ぼしやすいため、望ましい電子メディアとのつきあい方について意

識啓発と環境づくりが必要です。

5.6

1.3

4.5

1.50.0

41.6

38.4

22.5

19.4

11.8

40.4

47.7

60.4

58.2

52.9

10.1

10.6

10.8

16.4

23.5

2.2

2.0

1.8

4.5

11.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1時間未満(N=89)

1~2時間(N=151)

2~3時間(N=111)

3~4時間(N=67)

4時間以上(N=34)

午後8時より前 午後8~9時 午後9~10時

午後10~11時 午後11時以降

【就寝時間】

【テレビ等の視聴

時間

②学童期・思春期②学童期・思春期②学童期・思春期②学童期・思春期

○朝食の欠食、早食いなどの子どもの食生活の乱れは、学年が上がる毎にみられます。また、

就寝時間が遅くなるにつれて、朝食を欠食する割合が高く、今後も「早寝・早起き・朝ご

はん」の生活リズムの意識と環境づくりが必要です。

0.5

0.0

0.4

4.9

5.3

2.2

0.0

52.7

21.1

14.1

6.7

36.5

42.1

43.2

20.0

5.4

31.6

40.1

73.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

ほとんど毎日食べる(N=203)

欠食する日がある(N=19)

ほとんど毎日食べる(N=227)

欠食する日がある(N=30)

小学6年

中学2年

午後8時より前 午後8~9時 午後9~10時 午後10~11時 午後11時以降

小学

6年

【就寝時間】

【朝食

の摂

取状況

中学

2年

■「■「■「■「就寝時間就寝時間就寝時間就寝時間」と「」と「」と「」と「テレビ等の視聴時間テレビ等の視聴時間テレビ等の視聴時間テレビ等の視聴時間」の」の」の」の関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】

■「■「■「■「就寝時間就寝時間就寝時間就寝時間」と「」と「」と「」と「朝食の摂取朝食の摂取朝食の摂取朝食の摂取状況状況状況状況」の」の」の」の関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】

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27

58.362.1

70.679.8

41.737.9

29.420.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学4年(N=144)小学6年(N=227)中学1年(N=248)中学2年(N=257)

ある ない

58.5

67.6

77.8

82.2

41.5

32.4

22.2

17.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

好き(N=183)

どちらかというと好き(N=423)

どちらかというと嫌い(N=194)

嫌い(N=73)

ある ない

【短

所も長

所も含

めて自

分のことが好

きか】

【悩みや気分が落ち込むことがあるか】

○学年が高くなるにつれてテレビ・ゲーム・携帯電話等の視聴時間が長くなっており、就寝

や起床時間の遅れなど、生活リズムの乱れがうかがえます。テレビや携帯電話をみながら

の食事や、友達同士のゲームや携帯電話中心の関わりが増え、将来のコミュニケーション

能力の低下が懸念されます。好ましい電子メディアとのつきあい方について啓発していく

必要があります。

20.3

12.0

13.1

7.8

54.7

45.8

43.8

47.7

19.6

30.2

29.1

35.3

5.4

12.0

13.9

9.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学4年(N=148)

小学6年(N=225)

中学1年(N=251)

中学2年(N=258)

ほとんどしない 1~2時間 3~4時間 5時間以上

○悩みや気分が落ち込むことがある子どもは、年齢が上がるにつれて多くなっており、自己

肯定感も低い状況です。特に中学生は悩みを一人で抱え込みやすい傾向があります。自己

肯定感を高められる教育の推進、自己解決能力向上の取り組みや、悩みを気軽に相談でき

るように体制整備と利用促進が必要です。

■テレビ・ゲーム・携帯電話等の視聴時間【単回答】■テレビ・ゲーム・携帯電話等の視聴時間【単回答】■テレビ・ゲーム・携帯電話等の視聴時間【単回答】■テレビ・ゲーム・携帯電話等の視聴時間【単回答】

■悩みや気分が落ち込むことがあるか【単回答】■悩みや気分が落ち込むことがあるか【単回答】■悩みや気分が落ち込むことがあるか【単回答】■悩みや気分が落ち込むことがあるか【単回答】

■「■「■「■「悩みや気分が落ち込むことがあるか悩みや気分が落ち込むことがあるか悩みや気分が落ち込むことがあるか悩みや気分が落ち込むことがあるか」」」」と「短所も長所も含めて自分のことが好きか」の関係【単回答】と「短所も長所も含めて自分のことが好きか」の関係【単回答】と「短所も長所も含めて自分のことが好きか」の関係【単回答】と「短所も長所も含めて自分のことが好きか」の関係【単回答】

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28

6.77.4

4.9

5.4

3.2

5.4

12.9

70.7

70.4

70.4

55.4

62.4

67.4

61.2

22.7

22.2

24.7

39.2

34.4

27.2

25.9

0% 50% 100%

20歳代(N=75)

30歳代(N=81)

40歳代(N=81)

50歳代(N=74)

60歳代(N=93)

70歳代(N=92)

80歳代(N=85)

やせ 標準 肥満

18.4

17.2

6.7

9.1

5.8

5.4

16.5

70.1

71.7

77.9

74.5

71.2

75.3

63.5

11.5

11.1

15.4

16.4

23.1

19.4

20.0

0% 50% 100%

20歳代(N=87)

30歳代(N=99)

40歳代(N=104)

50歳代(N=110)

60歳代(N=104)

70歳代(N=93)

80歳代(N=85)

やせ 標準 肥満

58.4

66.7

73.4

76.4

93.5

95.6

95.3

9.17.4

7.6

4.2

0.0

2.2

4.7

6.5

12.35.1

8.31.1

0.0

0.0

26.0

13.6

13.9

11.1

5.4

2.2

0.0

0% 50% 100%

20歳代(N=77)

30歳代(N=81)

40歳代(N=79)

50歳代(N=72)

60歳代(N=93)

70歳代(N=91)

80歳代(N=86)

ほとんど毎日食べる 1週間に4~5日食べる

1週間に2~3日食べる ほとんど食べない

61.3

75.5

88.9

90.3

95.0

96.8

94.8

8.6

8.2

6.1

1.8

2.0

0.0

2.1

14.05.1

2.0

1.8

0.03.2

2.1

16.1

11.2

3.0

6.2

3.0

0.0

1.0

0% 50% 100%

20歳代(N=93)

30歳代(N=98)

40歳代(N=99)

50歳代(N=113)

60歳代(N=100)

70歳代(N=94)

80歳代(N=97)

ほとんど毎日食べる 1週間に4~5日食べる

1週間に2~3日食べる ほとんど食べない

③栄養・食生活③栄養・食生活③栄養・食生活③栄養・食生活

○男性の 50 歳代・60 歳代において「肥満」の割合が高くなっています。「肥満」はメタボ

リックシンドロームをきっかけとする生活習慣病のリスクへとつながる恐れがあることか

ら、予防・改善に向けた取り組みが必要です。特に、男性は朝食や野菜の欠食が女性と比

べ高くなっており、食生活や栄養バランスを見直すきっかけづくりを進めていく必要があ

ります。

○男女ともに若い世代で朝食の欠食が多く、以降で朝食を食べないことが習慣化していく傾

向がみられます。「早寝・早起き・朝ごはん」の規則正しい生活リズムへの改善や、簡単に

食べられる朝食の工夫が必要です。

■■■■男性年齢別男性年齢別男性年齢別男性年齢別のののの BMIBMIBMIBMI 判定【単回答】判定【単回答】判定【単回答】判定【単回答】 ■■■■女性年齢別女性年齢別女性年齢別女性年齢別のののの BMIBMIBMIBMI 判定【単回答】判定【単回答】判定【単回答】判定【単回答】

■■■■男性年齢別男性年齢別男性年齢別男性年齢別のののの朝食の摂取状況【単回答】朝食の摂取状況【単回答】朝食の摂取状況【単回答】朝食の摂取状況【単回答】 ■■■■女性年齢別女性年齢別女性年齢別女性年齢別のののの朝食の摂取状況【単回答】朝食の摂取状況【単回答】朝食の摂取状況【単回答】朝食の摂取状況【単回答】

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29

思う

54.9%

少し思う

25.0%

あまり思わない

10.6%

思わない

9.5%

N=1,350

できるだけ階段を

使う

30.4%

時々階段を使う

52.6%

全然階段を

使わない

17.0%

N=1,326

④運動④運動④運動④運動

○30 歳代から 50 歳代の運動習慣のない人が他の年齢層に比べて多くなっています。この

時期の運動不足が男性の 50 歳代・60 歳代の肥満の増加につながる可能性もあることか

ら、若い年齢層からできる運動・スポーツの提案などを通して生活習慣の見直しを促すこ

とが大切です。

8.93.87.66.4

17.421.7

11.9

11.28.2

8.68.0

11.912.2

9.1

15.412.5

16.818.1

14.918.0

12.5

12.412.5

6.56.4

9.05.3

8.0

10.113.06.55.3

2.5

6.32.8

42.050.0

54.155.9

44.336.5

55.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

20歳代(N=169)30歳代(N=184)40歳代(N=185)50歳代(N=188)60歳代(N=201)70歳代(N=189)80歳代(N=176)

ほとんど毎日 1週間に3~4回 1週間に1~2回

月に2~3回 月に1回以下 していない

○市民の約半数は、運動習慣がなく約8割が運動不足を感じている一方で、できるだけ階段

を利用する人の増加や体操への関心など、体を動かそうという意識を持っている状況がう

かがえます。運動習慣の定着に向けて、ウォーキングなど手軽にできる運動について周知

を行っていくことが必要です。

■■■■運動やスポーツの頻度【単回答】運動やスポーツの頻度【単回答】運動やスポーツの頻度【単回答】運動やスポーツの頻度【単回答】

■■■■運動不足だと思うか【単回答】運動不足だと思うか【単回答】運動不足だと思うか【単回答】運動不足だと思うか【単回答】 ■■■■階段を使うようにしているか【単回答】階段を使うようにしているか【単回答】階段を使うようにしているか【単回答】階段を使うようにしているか【単回答】

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30

⑤⑤⑤⑤歯・口の健康歯・口の健康歯・口の健康歯・口の健康

○歯の本数の状況をみると、80 歳代の「20本以上」の割合は 34.3%となっており、策定

時の値と比べて増加しています。今後も 80 歳で 20本以上の歯を持てるよう「8020運

動」を推進していくとともに、高齢になっても自分の歯で食べ物が噛んで食べられるよう、

若年からの継続的な口腔ケアを啓発していくことが必要です。

上段:度数

下段:%

135 19 1 - 2 7

82.3 11.6 0.6 - 1.2 4.3

130 33 7 2 4 4

72.2 18.3 3.9 1.1 2.2 2.2

107 51 10 6 4 2

59.4 28.3 5.6 3.3 2.2 1.1

64 54 28 14 8 3

37.4 31.6 16.4 8.2 4.7 1.8

57 51 33 28 13 8

30.0 26.8 17.4 14.7 6.8 4.2

31 32 39 31 26 19

17.4 18.0 21.9 17.4 14.6 10.7

9 20 28 31 42 36

5.4 12.0 16.9 18.7 25.3 21.7

28本または

全部ある

27~24本 23~20本 19~10本

80歳代(N=166)

20歳代(N=164)

30歳代(N=180)

40歳代(N=180)

50歳代(N=171)

60歳代(N=190)

70歳代(N=178)

9~1本

まったくない

(0本)

○定期的な歯科検診受診率の低い 50 歳以下の年齢層では、歯磨き時の出血が多いことや歯

間ブラシ等の利用も少ない傾向がみられ、今後も歯の健康の保持に向けて定期健診の受診

勧奨をしていくことが大切です。

5.2

1.7

2.8

2.5

3.9

1.3

0.8

20.8

19.7

23.3

14.9

14.95.9

8.2

31.8

42.2

38.1

37.3

33.7

36.2

25.4

42.2

36.4

35.8

45.3

47.5

56.6

65.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

20歳代(N=154)

30歳代(N=173)

40歳代(N=176)

50歳代(N=161)

60歳代(N=181)

70歳代(N=152)

80歳代(N=122)

よくある ときどきある たまにある ない

■■■■歯の本数【単歯の本数【単歯の本数【単歯の本数【単回答】回答】回答】回答】

■■■■歯磨きをする時に出血することがあるか【単回答】歯磨きをする時に出血することがあるか【単回答】歯磨きをする時に出血することがあるか【単回答】歯磨きをする時に出血することがあるか【単回答】

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31

⑥生活習慣病⑥生活習慣病⑥生活習慣病⑥生活習慣病

○年代が高くなるにつれて「高血圧」をはじめ「糖尿病」「心臓疾患」「脳血管疾患」などに

かかっている(かかっていた)割合が高くなっています。

3.71.1

11.5

24.7

36.3

47.4 50.9

0.0 1.1 1.1

7.3

11.614.9 18.7

0.6 1.1

3.4

12.4

18.9

10.3

8.20.0 1.1 1.7 3.9

11.6

8.011.1

1.2 1.1 1.1 2.85.8 8.0

21.1

0.0 0.6 1.1 2.2 3.7 6.39.4

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

20歳代(N=164) 30歳代(N=181) 40歳代(N=174) 50歳代(N=178) 60歳代(N=190) 70歳代(N=175) 80歳代(N=171)

高血圧 糖尿病 脂質異常症(高脂血症) がん 心臓疾患 脳血管疾患

(%) (単回答)

高血圧

心臓疾患

糖尿病

がん

脳血管疾患

脂質異常症

○肥満の人は、高血圧・糖尿病・脂質異常などの生活習慣病を起こしやすく、これらはがん・

心臓疾患・脳血管疾患等の発症リスクを高めると考えられることから、メタボリックシンド

ロームの予防・改善の取り組みを推進し、生活習慣病の予防を進めていくことが大切です。

13 4 2 8 5 8 20 63

11.9 3.7 1.8 7.3 4.6 7.3 18.3 57.8

174 55 55 42 43 24 142 437

21.3 6.7 6.7 5.1 5.3 2.9 17.4 53.5

110 36 41 16 18 8 40 96

41.5 13.6 15.5 6.0 6.8 3.0 15.1 36.2

【BMI判定】

上段:度数

下段:%

やせ(N=109)

標準(N=817)

肥満(N=265)

高血圧

糖尿病

脂質異常症(高脂血症)

がん

心臓疾患(心筋梗塞・狭

心症・心不全など)

脳血管疾患(脳梗塞・脳

血栓・くも膜下出血)

その他

ない

⑦がん⑦がん⑦がん⑦がん

○24 ページのがん検診の受診率の推移をみると、平成 21 年以降、各検診の受診率は増加

傾向にありますが、国や県に比べ低い状況となっています。

○未受診の主な理由として「受ける機会がなかった」「面倒なので」が多く、定期的に健康状

態を把握することの大切さを周知していくとともに受診しやすい健診体制を整備し、受診

率向上や受診者のフォローを充実していくことが必要です。

■■■■今までかかった病気または現在治療中の病気【単回答】今までかかった病気または現在治療中の病気【単回答】今までかかった病気または現在治療中の病気【単回答】今までかかった病気または現在治療中の病気【単回答】

■■■■今までかかった病気または現在治療中の病気今までかかった病気または現在治療中の病気今までかかった病気または現在治療中の病気今までかかった病気または現在治療中の病気とととと BMIBMIBMIBMI 判定の関係【複数回答】判定の関係【複数回答】判定の関係【複数回答】判定の関係【複数回答】

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32

16.116.1

9.17.5

5.27.8

53.5

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

睡眠薬・精神安定剤を服用する

飲酒する

読書をする

ぬるめのお風呂に入る

軽く運動をする

その他

何もしていない

N=385

(%)

寝る時間がない

(育児・介護・仕事

など)

30.9%

寝つきが悪い・途

中で目が覚めるな

60.2%

その他

8.9%

N=405

⑧休養・こころの健康づくり⑧休養・こころの健康づくり⑧休養・こころの健康づくり⑧休養・こころの健康づくり

○ストレスを感じている人は、若い世代に多く、原因は仕事、家族、人間関係が多くなって

います。

○ストレスの解消方法は、前回調査と比べて、男性は飲酒、女性は食べることが増加傾向に

あります。

○地域とのつながりを強いと感じている人や運動頻度が高い人は、ストレスを感じることが

少ない傾向にあります。若い世代からの町内行事等への参加や運動習慣の定着を図る等の

対策が必要です。

■■■■ストレスの解消方法(上位5項目)【ストレスの解消方法(上位5項目)【ストレスの解消方法(上位5項目)【ストレスの解消方法(上位5項目)【複数回答複数回答複数回答複数回答】】】】 (%)

第1位 第2位 第3位 第4位 第5位

男性(N=532)

お酒を飲む 寝る

友人・家族と話

をする

趣味をする 食べる

33.1 29.7 23.5 23.1 22.4

女性(N=664)

友人・家族と話

をする

買い物をする 食べる 寝る 趣味をする

52.6 34.6 28.5 27.0 23.8

○睡眠が取れていない主な理由は、寝る時間がない、寝つきが悪いなどであり、対処法とし

て「睡眠薬・精神安定剤を服用する」割合が高い一方で「飲酒する」や「何もしていない」

も多く適切な対処が行えていない現状があります。このため、睡眠時間を確保するための

諸サービスの周知や快眠対策の普及啓発が今後も必要です。

■■■■睡眠が取れていない理由【単回答】睡眠が取れていない理由【単回答】睡眠が取れていない理由【単回答】睡眠が取れていない理由【単回答】

■■■■睡眠が取れていないことへの対処法【単回答】睡眠が取れていないことへの対処法【単回答】睡眠が取れていないことへの対処法【単回答】睡眠が取れていないことへの対処法【単回答】

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33

○ストレスを感じ、睡眠が十分とれていない若い世代や働く世代では自殺をしたいと思った

割合も高くなっています。また、自殺をしたいと思ったことがある人は、自己肯定感が低

く、悩みを抱え、地域とのつながりも弱い傾向にあります。

自殺を予防するためには、若い世代からの命の教育や自己肯定感を高める取り組み及び悩

みを気軽に相談しあえる環境づくりが必要です。

13.8

23.6

42.1

57.1

28.2

17.1

15.9

2.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

自殺したいと思ったことがある(N=195)

自殺したいと思ったことがない

(N=1,074)好き どちらかというと好き どちらかというと嫌い 嫌い

(複数回答)

上段:度数

下段:%

72 72 52 86 57 29 41 5

36.7 36.7 26.5 43.9 29.1 14.8 20.9 2.6

383 404 93 465 419 87 166 20

35.8 37.8 8.7 43.5 39.2 8.1 15.5 1.9

自殺したいと思ったことがある

(N=196)

自殺したいと思ったことがない

(N=1,069)

相談する

解決できるように自分

で努力する

一人で悩む

気分転換をする

あまり考えないように

する

そのまま何もせず放っ

ておく

寝る

その他

■■■■「短所も長所も含めて自分のことが好きか」「短所も長所も含めて自分のことが好きか」「短所も長所も含めて自分のことが好きか」「短所も長所も含めて自分のことが好きか」とととと「自殺したいと思ったことがあるか」「自殺したいと思ったことがあるか」「自殺したいと思ったことがあるか」「自殺したいと思ったことがあるか」のののの関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】関係【単回答】

■■■■「悩みがある時、どうしているか」「悩みがある時、どうしているか」「悩みがある時、どうしているか」「悩みがある時、どうしているか」とととと「自殺したいと思ったことがあるか」「自殺したいと思ったことがあるか」「自殺したいと思ったことがあるか」「自殺したいと思ったことがあるか」のののの関係【複数回答】関係【複数回答】関係【複数回答】関係【複数回答】

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34

2.0

0.4

3.5

1.9

98.0

99.6

96.5

98.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学4年(N=153)

小学6年(N=230)

中学1年(N=255)

中学2年(N=264)

はい いいえ

吸っている

17.6%

以前は吸っていた

17.2%

吸っていない

65.2%

N=1,333

⑨喫煙⑨喫煙⑨喫煙⑨喫煙

○たばこを吸っている成人や、未成年者の喫煙経験の割合は前回調査と比べて減少していま

すが、さらなる喫煙率の改善に向けて、小・中学生の年代から喫煙防止の教育を推進して

いくことが大切です。

○現在、たばこを吸っている人の約6割が禁煙・節煙の意向を持っていますが、たばこをや

める条件として「本人の強い意思」や「病気にかかる」を挙げる割合が高く、正しい知識

の普及とともに禁煙治療等の利用促進が必要です。

57.546.6

30.310.99.07.7

5.45.05.04.53.21.4

5.98.6

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0

本人の強い意思

病気にかかる

タバコの値段が高くなる

周りの喫煙者が減る

吸い始める前からの禁煙教育

禁煙をするためのサポートシステム

家族の協力

喫煙場所の限定

タバコの販売場所の制限

たばこの影響についての知識の普及

禁煙・分煙に取り組んでいる店舗の増加

禁煙・分煙に取り組んでいる公共施設の増加

その他

何をしてもやめられない

N=221

(%)

■■■■たばこを吸っているか【単回答】たばこを吸っているか【単回答】たばこを吸っているか【単回答】たばこを吸っているか【単回答】

■■■■どんなことがあれば、たばこをやめることができると思うか【複数回答】どんなことがあれば、たばこをやめることができると思うか【複数回答】どんなことがあれば、たばこをやめることができると思うか【複数回答】どんなことがあれば、たばこをやめることができると思うか【複数回答】

■■■■今までにたばこを吸ったことがあるか【単回今までにたばこを吸ったことがあるか【単回今までにたばこを吸ったことがあるか【単回今までにたばこを吸ったことがあるか【単回答】答】答】答】

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35

⑩飲酒⑩飲酒⑩飲酒⑩飲酒

○お酒を「飲む」人では6割以上がほぼ毎日飲んでおり、休肝日を設けていない人が多い現

状がうかがえます。また、多量飲酒者と言われる 1日 3合以上飲む人は男性で 4.5%、女

性で 1.4%います。1日の適量を含めた健康的な飲み方やアルコールに依存することへの

危険性など正しい知識の普及啓発を継続することが必要です。

65.2

6.4

16.3

8.0

11.5

22.5

5.8

30.2

1.2

32.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

飲む(N=417)

付き合い程度に飲む(N=311)

ほぼ毎日 週に3~5回 週に1~2回 月に1~2回 年に数回

【飲酒の頻度】

【飲酒

状況】

○未成年者に対し、飲酒を勧めた人は「本人」以外では「家族」の割合が高くなっています。

未成年からのアルコール摂取は、心身の健やかな成長や健康に影響を及ぼすと考えられる

ため、今後も家族への啓発が必要です。

4.8

4.3

3.1

0.0

28.6

23.4

23.4

39.7

4.84.3

3.1

6.9

52.4

46.8

43.8

44.8

9.5

21.3

26.6

8.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学4年(N=21)

小学6年(N=47)

中学1年(N=64)

中学2年(N=58)

友だち・上級生 家の人 家の人以外の大人 自分から その他

■■■■「飲酒の頻度」と「飲酒状況」の関係【単回答】「飲酒の頻度」と「飲酒状況」の関係【単回答】「飲酒の頻度」と「飲酒状況」の関係【単回答】「飲酒の頻度」と「飲酒状況」の関係【単回答】

■■■■お酒は誰にすすめられたか【単回答】お酒は誰にすすめられたか【単回答】お酒は誰にすすめられたか【単回答】お酒は誰にすすめられたか【単回答】

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36

55.2

30.7

30.4

29.8

28.0

0.0 20.0 40.0 60.0

友人・仲間との会話や遊びを楽しみたい

十分な睡眠・休養をとりたい

継続して適度に体を動かしたい

バランスの良い食事をしていきたい

自分のストレス解消法を知り、気持ちに

無理なく過ごしていきたい

N=1,255

(%)

⑪生きがいづくり活動等や地域とのつながり⑪生きがいづくり活動等や地域とのつながり⑪生きがいづくり活動等や地域とのつながり⑪生きがいづくり活動等や地域とのつながり

○生きがい活動等をしている人は、自身を「健康」と感じる割合が高くなっており、できる

限り多くの人が日常生活の中で楽しみや生きがいを持つことが大切です。

71.0

50.9

24.9

39.2

4.1

9.9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

楽しみや生きがいのある活動を

している(N=458)楽しみや生きがいのある活動を

していない(N=694)

健康 あまり健康でない 健康ではない

○いきいきとした生活をおくるために取り組みたいこととして、「友人・仲間との会話や遊び

を楽しみたい」が 55.2%と高くなっています。活動への参加などは、友人や地域とのつな

がりをつくるうえでのきっかけとなると考えられるため、市内で行われている地域活動や

団体の周知・紹介を行っていくことが大切です。

■■■■「自分が健康だと思うか」と「生きがい活動をしているか」の関係【単回答】「自分が健康だと思うか」と「生きがい活動をしているか」の関係【単回答】「自分が健康だと思うか」と「生きがい活動をしているか」の関係【単回答】「自分が健康だと思うか」と「生きがい活動をしているか」の関係【単回答】

■■■■いきいきとした生活をおくるために取り組んでみたいこと(上位5項目)【複数回答】いきいきとした生活をおくるために取り組んでみたいこと(上位5項目)【複数回答】いきいきとした生活をおくるために取り組んでみたいこと(上位5項目)【複数回答】いきいきとした生活をおくるために取り組んでみたいこと(上位5項目)【複数回答】

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37

○自分自身と地域の人たちのつながりが、おおむね強いと思う割合は、全体で 36.1%となっ

ており、特に 20 歳代から 40 歳代においてつながりが弱いと感じている傾向がみられま

す。

2.4

2.9

2.8

6.8

7.8

16.8

15.6

20.1

21.7

19.8

27.1

34.4

35.2

38.8

22.0

25.7

28.8

29.4

27.6

22.9

21.3

31.1

38.9

29.9

19.8

19.8

14.0

11.9

24.4

10.9

18.6

16.9

10.4

11.2

12.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

20歳代(N=164)

30歳代(N=175)

40歳代(N=177)

50歳代(N=177)

60歳代(N=192)

70歳代(N=179)

80歳代(N=160)

強い方だと思う どちらかといえば強い方だと思う

どちらかといえば弱い方だと思う 弱い方だと思う

わからない

○健康づくりの推進においては、市民一人ひとりの意識づくりや健康への取り組みだけでは

なく、地域で互いに声をかけ合い、共に活動していく環境づくりが必要と考えられます。

■自分と地域とのつながりは強いほうだと思うか【単回答】■自分と地域とのつながりは強いほうだと思うか【単回答】■自分と地域とのつながりは強いほうだと思うか【単回答】■自分と地域とのつながりは強いほうだと思うか【単回答】

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38

95.4

94.6

95.9

95.3

91.6

88.4

87.8

59.6

71.8

82.0

2.9

1.8

2.7

2.7

5.8

5.6

5.3

9.4

7.7

6.7

0.4

1.4

0.7

0.7

2.2

2.4

3.8

10.5

8.33.4

1.3

2.3

0.7

1.3

0.4

3.6

3.1

20.5

12.2

7.9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1歳6カ月児

(N=238)3歳児(N=221)

小学1年(N=146)

小学4年(N=149)

小学6年(N=225)

中学1年(N=251)

中学2年(N=262)

20歳代(N=171)

30歳代(N=181)

40歳代(N=178)

ほとんど毎日食べる 1週間に4~5日食べる

1週間に2~3日食べる ほとんど食べない

4.6%

5.5%

4.1%

4.7%

8.4%

11.6%

12.2%

40.4%

28.2%

18.0%

欠食する日

がある割合

0.5

0.0

0.4

4.9

5.3

2.2

0.0

52.7

21.1

14.1

6.7

36.5

42.1

43.2

20.0

5.4

31.6

40.1

73.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

ほとんど毎日食べる(N=203)

欠食する日がある(N=19)

ほとんど毎日食べる(N=227)

欠食する日がある(N=30)

小学6年

中学2年

午後8時より前 午後8~9時 午後9~10時 午後10~11時 午後11時以降

小学6年

【朝食

の摂取

状況】

中学

2年

【就寝時間】

(2)食育推進計画におけるアンケート結果からの課題

①食事(生活)のリズムを身に付ける①食事(生活)のリズムを身に付ける①食事(生活)のリズムを身に付ける①食事(生活)のリズムを身に付ける

○朝食を欠食する割合は年齢が高くなるにつれて増加する傾向がみられ、その理由として就

寝時間の遅い夜型生活が欠食率の増加に関係があると考えられます。

○就寝時間が遅い場合、起床時間も遅い時間帯となる傾向がみられ、朝食の欠食を含む生活

リズムの乱れにもつながると考えられることから、「早寝・早起き・朝ごはん」の推進が大

切です。

○20 歳代から 40 歳代の子育て世代においては、保護者の食生活が子どもの食生活にも影

響すると考えられることから、「早寝・早起き・朝ごはん」の推進は児童生徒だけでなく保

護者も含めて取り組むことが必要です。

■朝食の摂取状況【単回答】■朝食の摂取状況【単回答】■朝食の摂取状況【単回答】■朝食の摂取状況【単回答】

■就寝時間と朝食の摂取の関係【単回答】■就寝時間と朝食の摂取の関係【単回答】■就寝時間と朝食の摂取の関係【単回答】■就寝時間と朝食の摂取の関係【単回答】

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39

2.9

0.9

7.2

19.9

17.3

15.3

10.0

7.1

41.9

37.3

48.9

57.6

61.8

56.9

60.5

47.3

51.9

60.4

42.4

13.2

11.1

14.5

18.4

28.9

3.3

1.4

1.4

2.0

3.1

3.2

2.7

10.5

0.0

0.0

0.0

7.3

6.7

10.1

8.4

6.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1歳6カ月児

(N=241)3歳児(N=217)

小学1年(N=139)

小学4年(N=151)

小学6年(N=225)

中学1年(N=248)

中学2年(N=261)

成人(N=1,313)

大変よい よい

問題があり改善したいと思う 問題はあるが改善したいと思わない

食生活に関心がない

②食事を味わって食べる②食事を味わって食べる②食事を味わって食べる②食事を味わって食べる

○食生活をみると、1歳6カ月児から小学1年の年齢層において「問題があり改善したいと

思う」と回答した保護者の割合が高くなっています。食生活の問題の解消に向けて早い段

階から取り組み、健全な食生活を送れる環境づくりを推進していくことが大切です。

■自分(保護者■自分(保護者■自分(保護者■自分(保護者はその子ども)の食生活の意識【単回答】はその子ども)の食生活の意識【単回答】はその子ども)の食生活の意識【単回答】はその子ども)の食生活の意識【単回答】

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40

25.523.2

39.729.8

20.920.018.5

59.557.061.667.3

53.556.7

51.9

71.572.3

58.958.9

62.748.8

45.835.843.038.431.3

43.840.0

43.1

3.04.51.4

11.316.4

31.235.8

4.70.00.01.32.83.3

5.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1歳6カ月児(N=235)3歳児(N=220)

小学1年(N=141)小学4年(N=151)小学6年(N=225)中学1年(N=250)中学2年(N=260)

1歳6カ月児(N=232)3歳児(N=214)

小学1年(N=138)小学4年(N=150)小学6年(N=217)中学1年(N=245)中学2年(N=262)

朝食

夕食

家族そろって食べる 家族の誰かと食べる ひとりで食べる

【食事は主に誰と一緒に食べるか】

53.640.0

53.554.8

25.049.4

44.060.041.941.0

66.744.6

2.40.04.74.2

8.36.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

楽しみにしている(N=168)楽しみにしていない(N=5)どちらともいえない(N=43)楽しみにしている(N=166)楽しみにしていない(N=12)どちらともいえない(N=83)

小学6年

中学2年

家族そろって食べる 家族の誰かと食べる ひとりで食べる

小学6年

【食

事を楽

しみにしているか】

【夕食は主に誰と一緒に食べるか】

中学2年

③一緒に食べたい人がいる③一緒に食べたい人がいる③一緒に食べたい人がいる③一緒に食べたい人がいる

○乳幼児期及び小学1年までは「家族そろって食べる」または「家族の誰かと食べる」の割

合が大半となっていますが、学年が上がるにつれて「ひとりで食べる」(孤食)の割合が高

くなる傾向がみられます。

○家族そろって食べることが多い小学1年未満の年齢層では『「いただきます」「ごちそうさ

ま」を言うよう気をつけている』割合が高くなっており、家族と食卓を共にするなかで食

事マナーは育まれるものと考えられます。

○食事を楽しみにしていない人は、孤食の割合が若干高くなる傾向がみられます。孤食の人は、

食事を摂らないことや早食い、食べ過ぎの傾向がみられ、食生活の乱れが予想されます。

○共食の場を持つことは、家族とのコミュニケーションや食事マナーの学びの場、また、食

事そのものへの関心を育むことにもつながると考えられることから、共食の推進を図って

いくことが大切です。

■食事は主に誰と一緒に【単回答】■食事は主に誰と一緒に【単回答】■食事は主に誰と一緒に【単回答】■食事は主に誰と一緒に【単回答】

■「夕食は主に誰と一緒にたべるか」と「食事を楽しみにしているか」の関係【単回答】■「夕食は主に誰と一緒にたべるか」と「食事を楽しみにしているか」の関係【単回答】■「夕食は主に誰と一緒にたべるか」と「食事を楽しみにしているか」の関係【単回答】■「夕食は主に誰と一緒にたべるか」と「食事を楽しみにしているか」の関係【単回答】

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41

15.6

16.1

23.0

25.3

30.8

12.5

13.1

11.7

48.8

51.3

51.4

31.3

39.6

42.0

37.7

37.4

32.8

31.3

25.0

36.7

25.1

39.2

40.4

34.4

2.9

1.3

0.7

6.7

4.4

6.3

8.8

16.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1歳6カ月児(N=244)

3歳児(N=224)

小学1年(N=148)

小学4年(N=150)

小学6年(N=227)

中学1年(N=255)

中学2年(N=260)

成人(N=1,310)

内容をよく知っていた だいたい内容を知っていた

言葉は聞いたことがあった 知らなかった

9.1

10.2

9.0

9.9

29.6

9.8

17.9

6.9

53.3

50.2

43.8

26.5

41.7

34.1

33.5

29.5

30.2

32.0

35.4

40.4

21.5

36.2

29.6

28.1

7.4

7.6

11.8

23.2

7.2

19.9

19.1

35.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1歳6カ月児(N=242)

3歳児(N=225)

小学1年(N=144)

小学4年(N=151)

小学6年(N=223)

中学1年(N=246)

中学2年(N=257)

成人(N=1,313)

内容をよく知っていた だいたい内容を知っていた

言葉は聞いたことがあった 知らなかった

④食の成り立ちを知り、感謝の心を育み、ふるさと尾道を好きになる④食の成り立ちを知り、感謝の心を育み、ふるさと尾道を好きになる④食の成り立ちを知り、感謝の心を育み、ふるさと尾道を好きになる④食の成り立ちを知り、感謝の心を育み、ふるさと尾道を好きになる

○「食育」や「食事バランスガイド」の認知度は年齢によってばらつきがありますが、中学

生以降では認知度が低くなる傾向がみられます。

■「食育」の認知度【単回答】■「食育」の認知度【単回答】■「食育」の認知度【単回答】■「食育」の認知度【単回答】

■「食事バランスガイド」の認知度【単回答】■「食事バランスガイド」の認知度【単回答】■「食事バランスガイド」の認知度【単回答】■「食事バランスガイド」の認知度【単回答】

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42

41.6

36.9

40.3

17.2

18.5

30.9

21.5

30.9

13.3

2.6

0.9

2.6

42.2

28.9

28.9

19.3

31.7

28.9

20.6

28.0

11.5

2.8

0.5

6.9

45.7

42.8

33.3

32.6

29.7

22.5

20.3

18.8

5.1

4.3

2.2

0.0

35.9

36.8

28.5

26.3

7.2

31.7

21.6

18.0

9.7

5.9

0.9

12.7

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

地産地消の推進

「早寝・早起き・朝ごはん」の推進

乳幼児期からの食育の推進

郷土料理や地元の食文化の伝承

農業・林業・水産業などの体験活動の

機会を増やす

食の安全に関する情報提供

食に関する情報提供

親子で参加できる食育教室の開催

外食産業での栄養成分表示や

ヘルシーメニューの提供の推進

地域で食育を推進する団体や

サークルのネットワークづくり

その他

特にない

1歳6カ月児(N=233) 3歳児(N=218) 小学1年(N=138) 成人(N=1,263)

(%)

○地産地消の推進、伝統料理・郷土料理の継承にあたっては、農林漁業体験や親子料理教室

などの機会を通じて、地元の特産品や食材等を周知することが必要です。

■地域と行政が一体となって重点的に取り組むとよいと思うこと【複数回答】■地域と行政が一体となって重点的に取り組むとよいと思うこと【複数回答】■地域と行政が一体となって重点的に取り組むとよいと思うこと【複数回答】■地域と行政が一体となって重点的に取り組むとよいと思うこと【複数回答】

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43

17.611.0

0.041.7

13.7

82.465.7

15.841.7

52.80.0

0.023.2

84.216.7

33.5100.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

やせ(N=17)標準(N=181)肥満(N=19)やせ(N=12)

標準(N=212)肥満(N=12)

小学6年

中学2年

やせている ちょうどよい 太っている

小学

6年

中学

2年

【BMI判

定】

【自分の体重をどう思っているか】

⑤食生活や健康に関心のある子どもになる⑤食生活や健康に関心のある子どもになる⑤食生活や健康に関心のある子どもになる⑤食生活や健康に関心のある子どもになる

○肥満度が「標準」の人で「やせている」「太っている」と感じている人の割合が増加してい

ることや、やせの人で「太っている」と感じている割合が増加しているなど、標準体重の

認知は十分に進んでいない状況となっています。

○特に女性は自身が「太っている」と思う割合が男性と比べて高くなっており、中学生の時

期はその割合が高くなっています。また、女性の「やせたい」と思う割合やダイエットの

経験も男性に比べて高くなっています。

14.45.8

22.84.2

62.762.5

56.640.3

22.931.7

20.655.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

男性(N=118)女性(N=104)男性(N=136)女性(N=119)

小学6年

中学2年

やせている ちょうどよい 太っている

小学

6年

中学

2年

【自分の体重をどう思っているか】

■「肥満度」と「自分の体重をどう思っているか」の関係【単回答】■「肥満度」と「自分の体重をどう思っているか」の関係【単回答】■「肥満度」と「自分の体重をどう思っているか」の関係【単回答】■「肥満度」と「自分の体重をどう思っているか」の関係【単回答】

■「男女別」と「自分の体重をどう思っているか」の関係【単回答】■「男女別」と「自分の体重をどう思っているか」の関係【単回答】■「男女別」と「自分の体重をどう思っているか」の関係【単回答】■「男女別」と「自分の体重をどう思っているか」の関係【単回答】

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44

○食事の適切な量と内容について、1歳6カ月児から小学1年の保護者において約6割が「知

っている」と回答しています。中学生と小学4年では「知っている」割合は4割以下と低

くなっています。

57.659.763.3

38.952.4

33.938.2

51.6

42.440.3

36.761.1

47.666.161.8

48.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1歳6カ月児(N=236)3歳児(N=216)

小学1年(N=139)小学4年(N=149)小学6年(N=225)中学1年(N=251)中学2年(N=259)成人(N=1,301)

知っている 知らない

54.3

50.0

51.3

33.5

5.7

6.1

2.2

4.3

54.8

56.7

46.1

34.6

6.5

7.4

1.4

0.5

58.7

57.3

48.3

30.1

10.5

4.2

3.5

2.1

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0

給食等における地元産の食品の

利用促進

農林漁業体験

食や栄養に関する情報提供

親子料理教室

食に関する講演会やシンポジウム

特にない

その他

個別の相談

1歳6カ月児(N=230) 3歳児(N=217) 小学1年(N=143)

(%)

○教育や相談等を通じて正しい食事の量や内容を知り、健康な食生活を推進していくことが

大切です。

■自分(保護者はその子ども)の食事の適切な量や内容を知っているか【■自分(保護者はその子ども)の食事の適切な量や内容を知っているか【■自分(保護者はその子ども)の食事の適切な量や内容を知っているか【■自分(保護者はその子ども)の食事の適切な量や内容を知っているか【単回答】単回答】単回答】単回答】

■食育の取り組みについて必要と思うもの【複数回答】■食育の取り組みについて必要と思うもの【複数回答】■食育の取り組みについて必要と思うもの【複数回答】■食育の取り組みについて必要と思うもの【複数回答】

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45

3 目標指標の達成状況

健康おのみち 21 及び食育推進計画は、計画の最終年度である平成 24 年度にアンケー

ト調査を実施し、その結果をもとに、市及び関係団体の取り組みを踏まえて最終評価を行

いました。

(1)評価の方法

健康おのみち 21 の平成 18 年度中間評価時及び食育推進計画の平成 21 年度策定時の

値と、平成 24 年度のアンケート調査やその他の実績等による現状値を比較しています。

基準は以下のとおりです。

指標の評価基準

A:目標値に達した

B:目標値に達していないが、改善傾向にある(中間評価時または策定時値から2ポイン

トを超える上昇)

C:変わらない(中間評価時または策定時値から2ポイント以下の変化)

D:悪化している(中間評価時または策定時値から2ポイントを超える低下)

E:最終評価時に新たに設定した指標または把握方法が異なるため評価が困難

(2)総合結果

判定基準により評価を行った結果、A判定・B判定を合わせた進捗のあった項目は、健

康おのみち 21 では全 112 項目中 62 項目(55.3%)、食育推進計画では全 39 項目中

19 項目(48.7%)となっています。

本計画では、このような結果を踏まえ、特に改善できなかった指標を中心に、今後の目

標設定や具体的な取り組み等について見直しを進めます。

■健康おのみち 21 及び食育推進計画の目標指標の判定状況

計画 指標数

A判定

(達成)

B判定

(改善)

C判定

(維持)

D判定

(悪化)

E判定

(判定不能)

健康おのみち 21 112 23 39 25 22 3

構成比 - 20.5% 34.8% 22.3% 19.6% 2.7%

食育推進計画 39 6 13 13 7 0

構成比 - 15.4% 33.3% 33.3% 17.9% 0.0%

3 目標指標の達成状況

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46

(3)健康おのみち 21における目標指標の評価

①①①①乳幼児期乳幼児期乳幼児期乳幼児期

【子ども】

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

ほぼ毎日朝食を食べてい

る幼児の増加

1 歳 6 カ月児 - 97.2% 95.4%

100%

C

3 歳児 - 97.9% 94.6% D

間食(甘味食品・飲料)を 1

日 3 回以上する子どもの

減少

1 歳 6 カ月児 11.8% 17.4% 13.6%

20%以下

A

3 歳児 16.2% 18.4% 15.9% A

21 時以降に就寝する幼児

の減少

1 歳 6 カ月児 - 64.9% 60.7%

50%以下

B

3 歳児 - 76.4% 74.4% C

生後 4 カ月でテレビを見せ

ていない子どもの増加

- - 56.4% 100% E

う歯のない 3 歳児の増加 - 72.5% 78.2% 80%以上 B

【保護者】

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

育児に自信が持てない保

護者の減少

1 歳 6 カ月児 74.0% 57.0% 65.2%

30%以下

D

3 歳児 74.0% 68.8% 69.4% C

育児を楽しいと感じる保護

者の増加

1 歳 6 カ月児 90.0% 98.6% 98.4%

100%

C

3 歳児 88.0% 96.6% 97.7% C

ふれあい遊びをよくしてい

る保護者の増加

1 歳 6 カ月児 81.0% 97.2% 95.9%

90%以上

A

3 歳児 58.0% 92.9% 96.0% A

家族や友人等周りに相談

できる人のいる保護者の

増加

1 歳 6 カ月児 - 81.1% 98.0%

100%

B

3 歳児 - 85.0% 98.2% B

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47

【行政】

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

健康診査受診率の向上

4 カ月児 90.0% 93.6% 94.4% 90%以上 A

1 歳 6 カ月児 88.0% 88.8% 96.8% 90%以上 A

3 歳児 79.0% 83.1% 91.7% 85%以上 A

4 カ月児、1 歳 6 カ月児健

康診査未受診者のフォロ

ーの割合の増加

4 カ月児 - 90.4% 91.2%

100%

C

1 歳 6 カ月児 - 20.1% 82.8% B

4 カ月未満児訪問実施の

割合の増加

- 54.3% 98.5% 80%以上 A

乳幼児医療の充実

通院 0~3 歳

0 歳~

就学前

0 歳~

小学 3 年生

充実する

入院

0 歳~

小学 6 年生

0 歳~

小学 6 年生

C

発達に課題のある子ども

の相談・フォロー体制の整

- - 充実傾向 充実する A

緊急時一時的に必要にな

る支援の充実

- - 充実傾向 充実する A

②②②②学童期・思春期学童期・思春期学童期・思春期学童期・思春期

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

肥満傾向(肥満度評価で

高度肥満者に該当)の者

の減少

小学生 - 1.7% 0.8%

2%以下

A

中学生 3.5% 3.7% 1.9% A

22 時以降に就寝する児童

の減少

小学 4 年 35.0% 25.3% 14.2% 10%以下 B

小学 6 年 62.0% 55.7% 44.5% 20%以下 B

朝食を欠食する者の減少

小学 4 年 1.0% 0.9% 4.7%

0%

D

小学 6 年 3.0% 1.3% 8.4% D

中学 1 年 7.0% 3.3% 11.6% D

ゆっくりよくかんで食べる

者の増加

小学 4 年 41.0% 80.0% 43.3%

80%以上

D

小学 6 年 30.0% 75.1% 50.2% D

中学 1 年 19.0% 73.3% 35.6% D

1 日に 3 回野菜を食べる者

の増加

小学 4 年 53.0% 58.6% 72.0%

75%以上

B

小学 6 年 59.0% 61.0% 76.7% A

中学 1 年 54.0% 56.1% 67.3% B

家族と一緒に、また学校

やクラブ等で体を動かすこ

とがある者の増加

小学 4 年 54.0% 79.4% 74.1%

75%以上

D

小学 6 年 41.0% 76.6% 84.1% A

中学 1 年 29.0% 76.9% 80.2% A

歯肉出血のある者の減少

小学 4 年 47.0% 12.0% 11.4%

30%以下

A

小学 6 年 44.0% 15.7% 13.1% A

中学 1 年 44.0% 39.0% 34.9% B

12 歳児の 1 人平均う歯数

(DMF指数)の減少

1.3 1.37 1

1 以下

(歯数)

A

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48

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

テレビの視聴やゲーム・イ

ンターネット等をする時間

が1日に2時間以内の者

の増加

小学 4 年 - 66.4% 75.0%

70%以上

A

小学 6 年 - 49.5% 57.8% B

中学 1 年 - 47.7% 56.9% B

少年期からの性教育の充

- - やや充実 充実する A

③③③③栄養・食生活栄養・食生活栄養・食生活栄養・食生活

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

適正体重に向けて取り組

む必要のある人の減少

成人男性の

肥満の人

22.0% 21.1% 28.1%

15%以下

D

成人女性の

肥満の人

17.0% 18.1% 16.7% C

朝食欠食率の減少

20 歳代男性 50.0% 38.4% 41.6% 35%以下 D

30 歳代男性 - 30.8% 33.3% 28%以下 D

20 歳代女性 23.0% 27.4% 38.7% 25%以下 D

野菜を毎日食べる人の増

成人 83.0% 83.3% 75.9% 93%以上 D

外食や食品を購入する時

に、栄養成分表示を参考

にする人の増加

成人 - 34.5% 37.0% 45%以上 B

④④④④身体活動・運動身体活動・運動身体活動・運動身体活動・運動

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

定期的に運動をしている

人の増加(週 2 回以上、1

回 30 分以上、1 年継続)

男性 26.0% 24.0% 24.5% 36%以上 C

女性 23.0% 20.7% 18.3% 33%以上 D

日常生活の中で積極的に

体を動かす人の増加

エレベーターを

使わずできる

だけ階段を使う

人の割合

- 27.8% 30.4% 40%以上 B

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49

⑤⑤⑤⑤歯・口の健康歯・口の健康歯・口の健康歯・口の健康

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

80 歳で、20 歯以上の人の

増加

13.2% - 34.3% 20%以上 A

定期的に歯科健診を受け

ている人の増加

39.0% 34.3% 37.8% 50%以上 B

6 か月以内の

受診者

12.0% 13.6% 18.2% 25%以上 B

歯みがき時に歯ぐきから

出血のない人の増加

50 歳代 26.0% 38.3% 45.3% 50%以上 B

固いものがかみにくい人

の減少

20 歳代 5.0% 11.2% 10.4% 4%以下 C

30 歳代 11.0% 8.9% 9.4% 9%以下 C

40 歳代 15.0% 15.9% 16.2% 12%以下 C

50 歳代 22.0% 28.7% 25.4% 18%以下 B

60 歳代 31.0% 37.0% 31.1% 25%以下 B

70 歳代 33.0% 39.8% 39.5% 26%以下 C

80 歳代 51.0% 50.7% 61.5% 40%以下 D

歯間部清掃用器具を使用

している人の増加

40 歳代 26.0% 28.7% 38.5%

50%以上

B

50 歳代 26.0% 32.7% 41.2% B

⑥⑥⑥⑥メタボリックシンドローム等生活習慣病メタボリックシンドローム等生活習慣病メタボリックシンドローム等生活習慣病メタボリックシンドローム等生活習慣病

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

適正体重に向けて取り組

む 必 要のあ る人 の 減 少

(再掲)

成人男性の

肥満の人

22.0% 21.1% 24.5%

すべて 15%

以下

D

成人女性の

肥満の人

17.0% 18.1% 18.3% C

メタボリックシンドローム

(内臓脂肪症候群)予備

群、該当者の推定数の減

予備群 -

平成 20 年度値 平成 23 年度値 平成 20 年度

の数値より

10%減少

C

45.0% 46.5%

該当者 -

平成 20 年度値 平成 23 年度値 平成 20 年度

の数値より

10%減少

C

19.5% 18.5%

健診受診率の増加

(20~80 歳代)

職域・地域・医療

機関(人間ドック

含)等の基本健

診の受診率

72.0% 74.0% 74.2% 75%以上 C

(40~74 歳)

高齢者医療の確

保に関する法に

よる特定健診

70%以上(全体)

平成 20 年度値 平成 23 年度値

65%以上

(国保)

B

- 15.9% 24.0%

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50

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

保健指導実施率の増加

高齢者医療の

確保に関する

法による特定

保健指導

平成 20 年度値 平成 23 年度値

45%以上

(国保)

B

- 7.6% 17.3%

⑦⑦⑦⑦がんがんがんがん

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

がん検診受診者の増加

胃 38.0% 31.8% 32.3%

50%以上

C

肺 62.0% 60.4% 46.2% D

大腸 28.0% 25.6% 32.5% B

子宮 25.0% 26.6% 30.0% B

乳 20.0% 16.6% 21.1% B

前立腺 - 15.5% 28.1% B

喫煙をしている人の減少

男性 43.0% 38.6% 30.6% 30%以下 B

女性 8.0% 10.8% 7.5% 5%以下 B

⑧休養・こころの健康⑧休養・こころの健康⑧休養・こころの健康⑧休養・こころの健康

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

1か月以内にストレスを感

じた人の減少

62.0% 61.8% 66.7% 52%以下 D

睡眠が十分とれていない

人の減少

31.0% 26.9% 31.8% 25%以下 D

こころの病気は誰もがなる

と思う人の増加

69.0% 70.2% 69.2% 90%以上 C

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51

⑨たばこ⑨たばこ⑨たばこ⑨たばこ

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

喫煙をしている人の減少

男性 43.0% 38.6% 30.6% 30%以下 B

女性 8.0% 10.8% 7.5% 5%以下 B

喫煙経験のある児童・生

徒の減少

小学 4 年 2.0% 5.5% 2.0%

0%

B

小学 6 年 2.0% 4.4% 0.4% B

中学 1 年 3.0% 6.2% 3.5% B

喫煙が健康に与える影響

について知っている人の

増加

心臓病 60.0% 57.6% 55.3%

100%

D

脳卒中 56.0% 58.0% 58.0% C

肺がん 89.0% 88.0% がん E

胃がん 40.0% 38.4% 81.9% E

気管支炎・喘息 83.0% 83.8% 82.6% C

胃潰瘍 38.0% 38.6% 44.2% B

妊娠への影響 83.0% 81.5% 80.9% C

歯周病 38.0% 42.1% 43.6% C

骨粗しょう症 28.0% 27.2% 31.3% B

禁煙の公共施設の増加

禁煙・分煙

実施率

- 91.0% 100% 100% A

禁煙プログラムの実施

年 1 回主催公

衆衛生推進協

議会

実施 実施

休止

(H20~)

継続 D

⑩アルコール⑩アルコール⑩アルコール⑩アルコール

指 標 区 分

策定時値

(平成 15 年度)

中間評価値

(平成 18 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

アルコールについての正し

い知識を持つ人の増加

「アルコール依

存症になっても

治療 す れば、

節酒できるよう

になる」が間違

いだと知ってい

る人の増加

15.0% 15.5% 14.2% 30%以上 C

1 日 の 適量を

知っ て い る 人

の増加

87.0% 87.4% 88.0% 100% C

飲酒経験のある児童・生

徒の減少

小学 4 年 20.0% 37.0% 13.9%

0%

B

小学 6 年 27.0% 35.0% 20.5% B

中学 1 年 29.0% 36.1% 25.7% B

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52

(4)食育推進計画における目標指標の評価

①①①①幼児期幼児期幼児期幼児期

重点目標 指標 区 分

策定時値

(平成 21 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

①食事(生活)のリズム

を身に付ける

朝食を毎日食べる幼

児の割合を増やす。

1 歳 6 カ月児 94.9% 95.4%

100%

C

3 歳児 91.8% 94.6% B

②食事を味わって食べ

③一緒に食べたい人が

いる

食事を楽しみにしてい

る幼児の割合を増や

す。

1 歳 6 カ月児 83.5% 84.7% 90% C

3 歳児 67.9% 72.5% 80% B

「いただきます」「ごち

そうさま」を言う幼児

の割合を増やす。

1 歳 6 カ月児 87.6% 93.8%

100%

B

3 歳児 89.6% 91.4% C

④食の成り立ちを知り、

感謝の心を育み、ふ

るさと尾道を好きに

なる

菜園活動・クッキング

など体験活動を行っ

ている保育所・園の数

を増やす。

63.6%

72.1%

(平成 23 年度)

90% B

保育所・園給食におけ

る地場産物の品目数

を増やす。

品目

3 品目

5 品目

(平成 23 年度)

増加 A

⑤食生活や健康に関

心のある子どもにな

3色食品運動を実施

する保育所・園の数を

増やす。

63.6%

69.8%

(平成 23 年度)

90% B

※パーセントではない指標については、基準値からの2ポイント差による判定とならないため「C」はなく、基準値より

改善していた場合は「B」、基準値より悪化していた場合は「D」としています。

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53

②②②②学童期以降学童期以降学童期以降学童期以降

重点目標 指標 区 分

策定時値

(平成 21 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

①食事(生活)のリズム

を身に付ける

朝食を毎日食べる児

童・生徒の割合を増

やす。

小学1年 94.6% 95.9%

100%

C

小学6年 95.0% 91.6% D

中学2年 87.2% 87.8% C

②食事を味わって食べ

③一緒に食べたい人が

いる

食事(夕食)をひとりで

食べる児童・生徒の

割合を減らす。

小学6年 2.6% 2.8%

0%

C

中学2年 4.8% 5.0% C

食事を楽しみにしてい

る児童・生徒の割合を

増やす。

小学6年 65.4% 77.7% 70% A

中学2年 50.0% 63.4% 55% A

④食の成り立ちを知り、

感謝の心を育み、ふ

るさと尾道を好きに

なる

尾道市の特産物を知

っている児童・生徒の

割合を増やす。

小学6年 74.6% 82.0% 90%以上 B

中学2年 57.3% 76.6% 90%以上 B

伝統料理・郷土料理

を知っている児童・生

徒の割合を増やす。

小学6年 59.4% 82.8% 70%以上 A

中学2年 67.7% 73.6% 80%以上 B

学校給食における地

場産物を使用する割

合を増やす。

広島県内産

使用率

24.2%

(平成 20 年度)

23.1%

(平成 23 年度)

約 30% C

尾道市内産

使用率

7.7%

(平成 20 年度)

9.1%

(平成 23 年度)

約 10% C

学校給食における米飯

給食の回数を増やす。

米飯給食回数

回/週

2.6 回/週 3.1 回/週 3.5 回/週 B

⑤食生活や健康に関

心のある子どもにな

自分の食事の適切な

量と内容を知っている

児童・生徒の割合を

増やす。

小学6年 43.1% 52.4%

60%

B

中学2年 26.2% 38.2% B

「食事バランスガイド」

を参考にして食事に気

をつけている児童・生

徒の割合を増やす。

小学6年 57.5% 51.6%

60%

D

中学2年 26.4% 33.1% B

小学校で開催される

親子料理教室の実施

数を増やす。

8 回

18 回

(平成 23 年度)

31 回 B

標準体重であるが「太

っている」と思っている

児童・生徒を減らす。

小学6年 31.6% 23.2%

減少

A

中学2年 25.4% 33.5% D

食に関するエコロジー

を実践している児童・

生徒の割合を増やす。

小学6年 65.7% 66.2%

増加

C

中学2年 37.9% 54.4% A

※パーセントではない指標については、基準値からの2ポイント差による判定とならないため「C」はなく、基準値より

改善していた場合は「B」、基準値より悪化していた場合は「D」としています。

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54

③③③③子どもを取り巻く大人への子どもを取り巻く大人への子どもを取り巻く大人への子どもを取り巻く大人への取り組み取り組み取り組み取り組み

重点目標 指標 区 分

策定時値

(平成 21 年度)

現状値

(平成 24 年度)

目標値

(平成 24 年度)

評価

①食事(生活)のリズム

を身に付ける

②食事を味わって食べ

③一緒に食べたい人が

いる

④食の成り立ちを知り、

感謝の心を育み、ふ

るさと尾道を好きに

なる

⑤食生活や健康に関

心のある子どもにな

朝食を毎日食べる人

の割合を増やす。

20 歳代 79.8% 59.6%

増加

D

30 歳代 81.7% 71.8% D

40 歳代 81.1% 82.0% C

「食事バランスガイド」

を参考にしている割合

を増やす。

成人 28.0% 26.1% 60% C

「いただきます」「ごち

そうさま」を言う人の

割合を増やす。

成人 56.9% 55.0% 増加 C

地元の旬の食材を積

極的に利用する人の

割合を増やす。

成人 48.2% 38.9% 増加 D

「スローフードのまち

づくり」について知って

いる人の割合を増や

す。

成人 36.5% 33.9% 増加 D

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4 尾道市の現状と課題のまとめ

(1)健康おのみち 21における現状と課題

4 尾道市の現状と課題のまとめ

○人口は減少し、高齢化は国・県よりも急速に進んでおり、高齢単身世帯及び高齢者夫婦世

帯が増加している

○出生率が年々減少している(平成 23 年度から出生時数は 1,000 人を下回っている)

○平均寿命・健康寿命ともに県より低く、県内市町の中でも下位に位置する

○主要死因の第1位はがんであり、心疾患、脳血管疾患と続き、生活習慣病による死亡が全

体の6割を占めている

○市民一人ひとりの医療費(市国保)や要支援・要介護認定者数も年々増加しており、これ

らに係る負担も高齢化の進展により、一層増すものと予想される

○40~65 歳未満の人で支援及び介護が必要となった原因疾病では、脳血管疾患等、生活習

慣病に関する疾病が約6割を占める

○特定健診やがん検診の受診率は、年々増えているが、国に比較して低い

○核家族が増え、子育てに育てにくさや不安を感じたりする人が増加している

○子どもの年齢が高くなるにつれて、朝食の欠食、就寝時間、電子メディアとのつきあい方

等生活習慣が乱れていく傾向にあり、成人においても若い世代に課題がある

○定期的な歯科検診受診率の低い 50 歳以下の世代は歯磨き時の出血が多いことや、歯間ブ

ラシ等の利用も少ない傾向がみられる

○50~60 歳代男性に肥満の割合が高い

○肥満の人は、高血圧、糖尿病、脂質異常症で治療している人が多い

○5割以上の人が運動不足を感じている

○ストレスを感じている人は、若い世代に多く、地域とのつながりが強いと感じている人や

運動頻度が高い人は、ストレスを感じることが少なくなっている

○いきがい活動等をしている人は、「健康」と感じる割合が高い

○いきいきとした生活を送るためには、友人や仲間との会話や、遊びを楽しみたいと思う人

が多い

○若い世代とつながりを持ちにくい(アパート・マンション・新築の家・・)

○少子高齢化が進み、地域の行事へ若い世代の参加が少ない

○高齢化して、地域で活動する人が減っている

○サロンや教室を実施するが、男性の参加が少ない

○気軽に集える場所がない

統計からみる現状と課題

アンケートからみる現状と課題

地域懇話会での現状と課題

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56

(2)食育推進計画における現状と課題

○授乳期・離乳期において、卒乳の遅れ・そしゃく力の低下等の食生活の乱れにつながる課

題が増大している

○子どもは年齢が高くなるにつれて朝食の欠食率が増加する傾向がある

○ライフスタイルの変化に伴い「孤食」の割合が増加傾向にある

○学童期・思春期の痩せ身願望やダイエット経験が高く、健康的な体型や好ましい食生活と

のずれが生じている

○成人期の特に若い世代において、朝食欠食率の増加、食事マナーの低下、適切な量と内容

の認知度の低下等課題がみられる

○地産地消について、地域産物の消費者へのPRや学校給食への導入の推進へ向けて連携が

必要である

アンケートからみる現状と課題

○子育てサロンで子どもの食事で悩んでいる保護者が多い

○料理教室での若い人や男性の参加が少ない

○親子料理教室の参加者が固定化している

○ご近所同士のおすそわけが減っている(近所力の低下)

○地元の食材を販売している場所が少なく(わかりにくく)、買いに行くのが大変である

地域懇話会での現状と課題