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第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事業編) 令和2年度 ~ 令和6年度 (2020) (2024) 令和2年3月

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Page 1: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

第3次 文京区役所

地球温暖化対策実行計画(事務事業編)

令和2年度 ~ 令和6年度 (2020) (2024)

令和2年3月

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Page 3: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

目 次

第1章 計画の基本的事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

1 計画の目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

2 策定の背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

3 計画の位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

4 計画の期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

5 計画の対象範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

6 対象とする温室効果ガス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

7 二酸化炭素排出係数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

第2章 二酸化炭素の排出状況等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

1 二酸化炭素排出量の推移・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

2 二酸化炭素排出抑制に間接的に資する取組状況・・・・・・・・・・・・7

第3章 目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

1 二酸化炭素排出量の削減目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

2 二酸化炭素排出抑制に間接的に資する取組・・・・・・・・・・・・・・8

第4章 環境負荷低減に向けての取組(職員の率先行動)・・・・・・・・・・・10

1 電気・ガスの使用量の削減について・・・・・・・・・・・・・・・・10

2 水の使用量の削減(節水)について・・・・・・・・・・・・・・・・11

3 紙類の調達と使用量の削減について・・・・・・・・・・・・・・・・11

4 ごみの削減について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

5 燃料使用量の削減と次世代自動車導入の推進等について・・・・・・・15

6 建築・設備等について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

7 シビックセンター及びその他の区有施設における地球温暖化対策について17

8 その他の取組について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

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第5章 計画の推進体制及び点検・評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

1 推進体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

2 点検・評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

3 公表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

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1

省エネルギーの推進における

区のアクションプラン

第1章 計画の基本的事項

1 計画の目的

この計画は、地球温暖化対策の推進に関する法律(平成 10年法律第 117号。以下「温

対法」という。)第 21条第 1 項に基づき、地方公共団体に策定が義務付けられている区

の事務事業に係る温室効果ガスの排出量の削減等のための措置に関する計画として、平

成 22(2010)年 11 月に策定した「文京区役所地球温暖化対策実行計画(以下「実行計

画」という。)」の第 3次計画として策定するものである。

区は、実行計画に基づき、温室効果ガス排出量等の削減目標の実現に向けて、様々な

取組を行うとともに、実施状況を点検・公表することにより、地球温暖化対策の着実な

推進を図る。

2 策定の背景

温対法第 19条第 2項に基づき、平成 21(2009)年度に区の地球温暖化対策を定めた、

「文京区地球温暖化対策地域推進計画(以下「地域推進計画」という。)」が、令和 2(2020)

年 3月に改定されることや、第 2次実行計画の計画期間満了、計画策定以降の社会・経

済状況等の変化などを踏まえ、第 3次実行計画を策定する。

(1)地域推進計画(対象:文京区全域)

地域推進計画は、区の二酸化炭素排出量の削減目標や、区民・団体、事業者、区のあ

らゆる主体が、区の地域に係る気候変動対策を総合的、計画的に取り組み、地球温暖化

防止に貢献することを目的とする。

目 標 年 度 令和 12(2030)年度

基 準 年 度 平成 25(2013)年度

総 量 目 標 削減率 △28%

部門別

目標

民生

(家庭)

1世帯当たり

削減率 △28%

削減量 △794㎏-CO2

民生

(業務)

床面積 100㎡当たり

削減率 △34%

削減量 △3,585㎏-CO2

・暮らしにおける環境配慮行動

・事業活動における環境配慮行動

・区の率先行動

・周知啓発

地域推進計画 二酸化炭素削減目標

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(2)国の動向

平成 28(2016)年に、国の「地球温暖化対策計画」が閣議決定され、令和 12(2030)年

度に向けた我が国の温室効果ガス排出削減目標が、平成 25(2013)年度比で 26%削減と定

められた。

また、長期的目標として、令和 32(2050)年までに 80%の温室効果ガスの排出削減を目

指すことが示され、さらに、令和元(2019)年 6月には、「パリ協定に基づく成長戦略とし

ての長期戦略」が閣議決定された。この長期戦略は、最終到達点として「脱炭素社会」を

掲げており、その早期実現を目指すとともに、令和 32(2050)年までに 80%の温室効果ガ

スの削減に取り組むことが基本的な考え方(ビジョン)となっている。

(3)東京都の動向

東京都は、平成 28(2016)年に新たな「東京都環境基本計画」を策定し、令和 12(2030)

年までに温室効果ガス排出量を平成 12(2000)年比で 30%削減するという目標を定めた。

この目標達成に向けた施策の柱として、スマートエネルギー都市の実現を掲げており、令

和 12(2030)年までに再生可能エネルギーによる電力利用割合を 30%程度、燃料電池自動

車 20 万台、水素ステーション 150 か所整備すること等、具体的な目標を掲げている。

また、平成 30(2018)年に公表された IPCC※の「1.5℃特別報告書」を受け、令和 32(2050)

年に、CO2実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」を実現することを宣言している。

※国連気候変動に関する政府間パネル(「Intergovernmental Panel on Climate Change」の略)

3 計画の位置づけ

実行計画は、「文京区環境基本計画[平成 29(2017)年 3月改定]」の基本目標の 1つ

である“未来へつなぐ脱炭素のまち~CO2 削減で地球温暖化防止~”を実現するための個

別計画として位置づける。

また、地域推進計画における区のアクションプランのうち、「区の率先行動」を具現化

するものとする。

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4 計画の期間

実行計画は、令和元(2019)年度の現状を踏まえた上で、令和 2(2020)年度から令和

6(2024)年度までの 5か年計画とする。

<参考>

文京区地球温暖化対策実行計画

第 1次計画:平成 13年度から平成 17年度まで

第 2次計画:平成 18年度から平成 22年度まで

文京区役所地球温暖化対策実行計画

第 1次計画:平成 22年度から平成 26年度まで

第 2次計画:平成 27年度から平成 31年度まで

5 計画の対象範囲

実行計画の対象範囲は、区が実施する全ての事務事業とする。

従って、指定管理者等により管理運営を行っている区有施設についても対象とする。

6 対象とする温室効果ガス

対象とする温室効果ガスについては、地域推進計画と同様に、温対法が定める 7 種類

のガスのうち、平成 28(2016)年度時点で区の温室効果ガス排出量の約 90%を占める二

酸化炭素(CO2)を対象として削減目標を設定する。

温室効果ガスの種類(温対法第 2条第 3項)

ガス種類 主な排出源

二酸化炭素(CO2) 石油や天然ガス等の化石燃料の燃焼など 対

メタン(CH4) 自動車の走行など

一酸化二窒素(N2O) 自動車の走行など

代替フロン類

ハイドロフルオロカーボン類

(HFCs) カーエアコンの使用・廃棄など

パーフルオロカーボン類(PFCs) 半導体の製造過程など

六ふっ化硫黄(SF6) 受変電設備の使用・点検など

三ふっ化窒素(NF3) 半導体の製造過程など

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7 二酸化炭素の排出係数

二酸化炭素排出量は、エネルギー消費量とそれぞれの燃料別に定められた二酸化炭素排

出係数を乗じて算出するため、その変動により影響を受ける。

電気の二酸化炭素排出係数については、基準年度である平成 25(2013)年度から平成

26(2014)年度までは、ほぼ横ばいであったが、平成 27(2015)年度からは減少傾向にあ

り、平成 30(2018)年度は基準年度比で約 9.5%の低下となった。

電気及び燃料の使用に伴う二酸化炭素(CO2)排出係数の推移

25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度

電気※ 0.525 0.531 0.505 0.510 0.486 0.475 kg-CO2/kWh

燃料

ガソリン 2.32 2.32 2.32 2.32 2.32 2.32 kg-CO2/L

灯油 2.49 2.49 2.49 2.49 2.49 2.49 kg-CO2/L

軽油 2.58 2.58 2.58 2.58 2.58 2.58 kg-CO2/L

A 重油 2.71 2.71 2.71 2.71 2.71 2.71 kg-CO2/L

液化石油

ガス(LPG) 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 kg-CO2/kg

都市ガス 2.24 2.24 2.24 2.24 2.25 2.25 kg-CO2/m3

※電気の排出係数は東京電力の排出係数

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第2章 二酸化炭素の排出状況等

1 二酸化炭素排出量の推移

第 2 次実行計画[計画期間:平成 26(2014)~平成 31(2019)年度]に基づき、温室

効果ガスの排出量削減のための取組を進めてきたところであるが、エネルギー管理の徹底

や効率的な設備運転管理の実施、設備改修等により、平成 30(2018)年度の区の事務事

業に係る二酸化炭素排出量は、基準年度[平成 25(2013)年度]に比べ約 10%減少した。

特に、二酸化炭素の総排出量の約3/4を占める電気使用量については、新たな施設及

び街路灯のLED化や、太陽光発電設備の導入、クールビズ・ウォームビズの励行による

区庁舎等の適温設定、新電力の導入等が減少の要因となっている。

年度別二酸化炭素排出量

二酸化炭素排出量の使用形態別内訳(平成 30年度)

18,402

17,343

16,160

17,403

15,853

16,563

12,000

13,000

14,000

15,000

16,000

17,000

18,000

19,000

25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

排出量(t-CO2)

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年度別及び使用形態別二酸化炭素排出量の内訳

25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

電気 t-CO2 14,110 13,322 12,319 13,453 11,976 12,329

指数 100 94 87 95 85 87

都市

ガス

t-CO2 4,104 3,812 3,677 3,774 3,554 3,926

指数 100 93 90 92 87 96

A重油 t-CO2 105 126 83 98 79 73

指数 100 120 79 93 75 70

その他 t-CO2 83 83 81 78 244 235

指数 100 100 98 94 294 283

合計 t-CO2 18,402 17,343 16,160 17,403 15,853 16,563

指数 100 94 88 95 86 90

電気及び都市ガス年度別使用量

25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

電気使用量 Kwh 30,557,219 29,822,900 29,716,642 30,223,838 29,389,785 29,864,946

都市ガス使用量 ㎥ 1,832,105 1,701,927 1,641,539 1,684,889 1,579,516 1,745,076

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2 二酸化炭素排出抑制に間接的に資する取組状況

(1) 水道使用量の推移

25年度 26年度 27年度 28年度 29度 30年度

使用料(m3) 505,953 491,985 471,870 471,662 462,135 478,662

指数 100 97 93 93 91 95

(2) 一般廃棄物排出量の推移

ア シビックセンターの排出量

25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

可燃物 排出量(㎏) 47,210 50,390 46,290 44,940 44,780 43,070

指数 100 107 98 95 95 91

不燃物 排出量(㎏) 36,540 35,640 37,870 37,320 38,400 37,480

指数 100 98 104 102 105 103

イ シビックセンター以外の区有施設の排出量

ごみシール

による排出分 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

排出量(kl) 1,799 1,770 1,718 1,741 2,058 3,299※

指数 100 98 95 97 114 183

※平成 30年度から保育園でおむつごみを処分している。

(3) 紙類使用量の推移

25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

単位(千枚) 30,371 31,765 34,653 33,475 33,458 34,616

指数 100 105 114 110 110 114

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第3章 目標

1 二酸化炭素排出量の削減目標

実行計画においては、地域推進計画の民生(業務)部門の目標[令和 12(2030)年度

までに、平成 25(2013)年度比で、延床面積 100㎡当たり(原単位)34%削減]との整

合性を図り、平成 25(2013)年度を基準年度とし、令和 6(2024)年度の目標を設定す

る。

二酸化炭素の削減目標

平成 25年度

(基準)

平成 30年度

(実績)

令和 6年度

(目標)

原単位

(100㎡当たりの排出量 t-CO2) 4.69 4.17 3.99

指数 100 89 85

CO2排出量(t-CO2) 18,402 16,563 15,666

総延床面積(㎡) 392,638 397,405 392,638※

※令和 6年度目標排出量(t-CO2)は、平成 25年度の延床面積の値が変わらないものと

して計算している。

2 二酸化炭素排出抑制に間接的に資する取組

(1)水道使用量の削減

各施設が水道使用量の適切な管理と節水を行い、令和 6(2024)年度の水道使用量

を、平成 25(2013)年度比で 10%削減することを目標とする。

水道使用量(㎥)

平成 25年度

(基準)

平成 30年度

(実績)

令和 6年度

(目標)

505,953 478,662 455,358

指数 100 95 90

令和 6(2024)年度までに、平成 25(2013)年度比で、

延床面積 100㎡当たり(原単位)15%削減する。

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(2)一般廃棄物排出量の削減

シビックセンターから排出されるごみについては、「文京区一般廃棄物処理基本計画

[モノ・プラン文京]」の削減目標と整合性を図り、令和 2(2020)年度までに平成 21

(2009)年度比で 20%以上削減することを継続目標とする。

なお、令和 2 年度以降の目標については、次期「モノ・プラン文京」の策定をもっ

て決定する。

ア シビックセンターの排出量

平成 21年度

(基準)

平成 30年度

(実績)

令和 2年度

(目標)

可燃物 排出量(㎏) 48,460 43,070 38,768

指数 100 89 80

不燃物 排出量(㎏) 30,040 37,480 24,032

指数 100 125 80

イ シビックセンター以外の区有施設の排出量

ごみシールによる排出分 平成 21年度

(基準)

平成 30年度

(実績) 令和 2年度

(目標)

排出量(kl) 1,534 3,299 1,227

指数 100 215 80

(3)紙類使用量の削減

地球温暖化対策管理システムにより、印刷物、教材(画用紙、模造紙等)以外のコ

ピー用紙等の購入量を、紙類の使用量として把握している。

文書管理システムが導入された平成 25(2013)年度比で、令和 6(2024)年度の使

用量を 20%削減することを目標とする。

平成 25年度

(基準)

平成 30年度

(実績)

令和 6年度

(目標)

単位(千枚) 30,371 34,616 24,297

指数 100 114 80

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第4章 環境負荷低減に向けての取組(職員の率先行動)

区は、「文京区環境基本計画」の基本目標の 1 つである“未来へつなぐ脱炭素のまち~CO2

削減で地球温暖化防止~”を実現するため、区内の各施設の省エネルギー対策や、地球温暖

化防止の観点に立ち、自ら率先して地球温暖化対策の取組を行う。

取組を進めていく上で、まず基本となるのが「職員の率先行動」である。

このため、職員は日頃より以下に掲げる内容に留意し、地球温暖化対策の推進に努めるも

のとする。

1 電気・ガスの使用量の削減について

二酸化炭素排出量の使用形態別の約 9 割を占める電気及びガスの使用量の削減については、

特に徹底した取組が必要となる。また、地球温暖化対策管理システムの活用により、各施設の

エネルギー使用状況等を把握の上、より一層の省エネルギーに向けた取組を進めていく。

■具体的な取組

① 冷暖房は適切な室内温度(目安として冷房時 28℃、暖房時 20℃)の設定にする。

② 冷暖房使用時には、全熱交換器(ロスナイ等)による換気を行う。

③ 空調を効率的に運転するため、ブラインドやカーテンを使い、外気取入れ量を適正管理する。

④ 季節や天候に応じて、遮光、断熱、自然採光等を工夫・利用する。

⑤ 昼休みは、一部窓口などを除き一斉消灯する。

⑥ OA 機器等の電源は、長時間使用しないときや、退庁時に電源を切る。

⑦ 地球温暖化対策管理システムにより、エネルギー使用量等を把握・分析し、使用実態を踏ま

えた適正な管理を行う。

⑧ OA機器及び電気製品の新規導入・更新にあたっては、「文京区グリーン購入指針」に基づき、

省エネルギー性能の高い商品を選定する。

全熱交換器の活用

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11

2 水の使用量の削減(節水)について

■具体的な取組

① 水道栓の閉め忘れがないか適宜チェックし、無駄をなくす。

② 植物への散水は、積極的に雨水を利用する。

③ 地球温暖化対策管理システムにより、水の使用量を把握・分析し、使用実態を踏まえた適正

な管理を行う。

④ 洗濯機等の新規導入・更新にあたっては、「文京区グリーン購入指針」に基づき、省エネルギ

ー性能の高い商品を選定する。

3 紙類の調達と使用量の削減について

(1)環境に配慮した紙類の調達

紙の購入に際しては、古紙パルプ配合率の高い製品を最優先で調達し、バージンパルプ※

が使用されている場合は、森林認証材パルプ利用割合や間伐材等パルプ利用割合が高い製

品を調達する。

※紙の原材料となる木を細かく砕き、熱や薬品を使って植物の繊維を取り出したもの。

(2)印刷物作成量の削減

行政資料については、「行政資料の作成及び取扱い指針」に基づき、電子媒体による情報

の提供を推進することで、紙の使用量及び外部委託印刷物購入量を抑制する。

■具体的な取組

① 紙類を購入する際は、環境に配慮した製品を選定する。

② 両面印刷を原則とし、片面未使用の紙は裏面紙として再利用する。

③ 会議等の資料を作成するときは、あらかじめ必要とする資料の種類及び部数を精査し、余分

に作成しない。

④ 職場における資料の周知は回覧を原則とし、コピーによる配布はしない。

⑤ 職員に情報提供を行うときは、全庁掲示板や電子メールを活用する。

⑥ コピー機の使用前及び使用後は、リセットボタンを押し、ミスコピーを防止する。

⑦ 電子決裁を原則とし、ペーパーレス化を徹底する。

⑧ 電子資料については、データでの保存や縮小印刷をする。

⑨ 刊行物の発行部数や回数は、必要最小限とする。

⑩ タブレット端末の導入やパソコンの活用など、会議のペーパーレス化につながる仕組みを検

討する。

⑪ 地球温暖化対策管理システムにより、紙の購入量を把握・分析し、使用実態を踏まえた適正

な管理を行う。

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12

4 ごみの削減について

各職場において、ごみの分別を徹底するとともに、修繕や部品交換により長期使用を行う。

また、使用可能な未利用品がある場合は、全庁共有フォルダ内の未利用品台帳に掲載し、物品

の転活用を図る。

さらに、物品の廃棄等にあたっては、可能な限り再利用・再資源化に努めるとともに、廃棄

物は可能な限りの減量化を図り、資源の循環利用に努める。

■具体的な取組

① ごみの分別を徹底する。

② 事務用品を購入する際は、詰め替えができるものなど、リユースできる製品を選択する。

③ 使い捨て商品の購入や使用を控える。

④ 備品、機器類のほか、事務用品等についても安易に更新せず、修理・補修を行う。

⑤ 未利用の備品がある場合は、未利用品台帳により全庁的に情報提供を行い、転活用を図る。

⑥ マイバッグ、マイカップ、マイボトル、マイ箸などを利用する。

⑦ 会議等では、なるべくペットボトル飲料を使用しない。

⑧ 食品ロスを減らすため、食べ残しをしない。

⑨ ファイリングボックスやフォルダ等は表題部を貼り替えるなど、再利用する。

⑩ 使用済み封筒は、文書交換袋として再利用する。

⑪ 物品を納入する事業者及び庁舎内に営業所を設置している事業者に対して、環境への配慮を

要請する。

⑫ 地球温暖化対策管理システムにより、ごみの排出量を把握・分析し、ごみの削減に努める。

⑬ その他、物品の購入に際しては「文京区グリーン購入指針」に基づき選定する。

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ごみの分別とリサイクル

1.シビックセンター※におけるごみの分別

以下の表を参考に、ごみの分別を心掛けましょう。 ※文京区の家庭ごみとは分別方法が異なります。

2.手分別

可燃ごみ・不燃ごみ・資源をそれぞれ自分の机(手元)で分けてから、ごみ箱(フロアにあるカート)や 4

段リサイクルボックスへ入れましょう。

可燃ごみ 資源 不燃ごみ

新聞 封筒 雑誌 段ボ

ール OA 用紙 紙袋

紙箱 ふせん 包装紙

メモ用紙 パンフレット ち

ぎった紙 アルミ缶 スチ

ール缶 ペットボトル

など

プラスチック 皮革製品

ゴム製品 ビニール製品

金属類 アルミホイル

お弁当プラ容器 ガラス

製品 クリップ 可燃物

混合品 など

汚れた紙 写真 レシート

ビニールコーティングされた紙・

紙箱 和紙 感熱紙 トレーシ

ングペーパー 茶殻 金・銀紙

古すぎる紙 加工してある紙

カーボン紙 全面シールの紙

残飯 など

不燃ごみ袋

可燃ごみ箱

あとで分別しやすいよう

に、クリアファイル等を利用

して色上質紙や裏面使用

可能紙、シュレッダーなど

をあらかじめ分別しておく。

使い終わったふせんやメ

モ用紙、小さな紙などは、

いらない封筒等に入れて

おいて、そのままリサイクル

ボックスに入れる。

中身を不燃ごみのカート

に入れ、袋は再利用す

る。

汚れた紙、生ごみなど。

可燃ごみカートへ入れ

る。

Page 18: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

14

3.4段リサイクルボックスの活用(基本的な利用方法)~資源となる紙ごみ~

4.紙の行方

4段リサイクルボックスに入れられた紙類は専門業者へ売却されます。

通知文(白い紙)やふせんの付いた参考書(雑誌)、お菓子の紙箱(雑がみ)、新聞紙、シュレッダーごみ

も大切な資源です。これらの売却益は区の歳入となり、区の運営に役立てられます。

しかし、ひとたび禁忌物※が混入されてしまうと、せっかく分けて集めた紙類でも「ごみ」として処分され

てしまうので、「シビックセンターにおけるごみの分別」をもう一度確認し、正しく分別しましょう。

※写真、感熱紙(レシート)、ビニールコーティングされた紙、トレーシングペーパー、カーボン紙、プラスチック用紙など

出典:「シビックセンターニュース 令和元年度第 2号【ごみ処理編】」

1段目

普段使用しているOA用紙など。基本的に定形の白い

紙を入れるようにし、破いた紙は 2 段目に入れましょ

う!

2段目

雑がみ、本、雑誌、色上質紙など。破いた紙やメモ用

紙、ふせんなどは、本の間にはさむか、いらない封筒

などにまとめてから入れましょう!

3段目

新聞紙や折込..

チラシなど。

4段目

シュレッダーしなくても良いものは、上段に入れまし

ょう。また、長い間ここへ入れっぱなしにせず、定期

的にシュレッダーにかけましょう!

白い紙など

雑誌・雑がみ

新聞紙など

シュレッダー

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5 燃料使用量の削減と次世代自動車導入の推進等について

区では東京都が指定する低公害車・低燃費車の導入を検討し、車両買替え時に使用目的や耐

用年数、走行距離等を勘案して、必要台数を精査しながら順次低公害車等への切替えを進めて

いる。

区が使用する車両については、平成 30(2018)年度末時点で、電気自動車 5 台、ハイブリ

ット車 23台を導入している。

燃料の使用量の削減を心掛けるとともに、引き続き、大気汚染物質の排出が少ないクリーン

エネルギー自動車(次世代自動車)への切替えを推進する。

■具体的な取組

① 自転車や公共交通機関の利用を優先し、自動車の使用を極力控える。

② 急発進・急加速の回避や、アイドリングストップの励行など、エコドライブを心掛ける。

③ 効率的な運行計画を立て、走行距離を少なくする。

④ 車両整備を適切に行う。

⑤ 次世代自動車の導入を推進する。

⑥ 地球温暖化対策管理システムにより、燃料の使用量を把握・分析し、使用実態を踏まえた適

正な管理を行う。

6 建築・設備等について

建築物の建築及び管理等にあたっては、「建築物の建築及び管理等に関する指針」等により、

中長期的見地に立って、耐震補強、計画修繕等により建物の長寿命化を図ることとする。

また、区有施設の新築、改築、改修の際には、太陽光・太陽熱などの自然エネルギーの利用

を検討し、建築物等の設計・施工・管理・解体及び建築資材の廃棄にいたるライフサイクルを

通じて、環境負荷をできるだけ小さくするとともに、環境に配慮した物品・資材等の活用を図

っていく。

さらに,計画の段階からクリーンエネルギー等の活用に努め、断熱化・省エネルギー化を検

討し、エネルギー消費をできる限り抑制するよう配慮する。

なお、施設の維持管理及び運営にあたっては、エネルギーの管理マニュアルとなる「エネル

ギー管理標準」を定め、これに基づき施設の省エネルギーに取り組んでいく。

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■具体的な取組(環境に配慮した施設の設計、施工)

① 建築物の配置や形状を工夫して自然の通風や採光に努める。

② 建築物の断熱性能と気密性を向上させ、熱効率の良い空調設備の採用や、適切な空気調和計

画を行い、冷暖房効果の向上に努める。

③ 照明器具はLED等の高効率の器具を採用し、照明範囲の工夫等により、ライフサイクルコ

ストが最小となるように設計をする。

④ 太陽光発電、太陽熱温水器等の再生可能エネルギーの導入を検討し、省エネルギーの促進を

図る。

⑤ その他の電化製品やガス機器等を導入する際は、効率がよく、省エネルギー性能の高い製品

を導入する。

⑥ 建築に用いる資材等は、室内外環境汚染を発生させないよう、できる限り有害化学物質等が

含まれないものを採用する。

⑦ リサイクル製品の骨材、アスファルト、プラスチック類、金属類、木材製品等をできる限り

採用し、資源の節約に努める。

建築物を建築する敷地には、文京区みどりの保護条例に基づき樹木、草花などを配置する。

樹種等の選定にあたっては、周辺の環境との調和を図るとともに、生態系に配慮する。また、

屋上緑化、ベランダ・壁面緑化をできる限り採用する。

⑨ 高耐久性構造・工法の採用や長期使用可能な資材を選択する。また、建築物の計画的な維持

修繕等を行い、長期使用により資源の節約を推進する。

節水型設備の導入を図るとともに、その規模に応じた雨水利用施設、廃水の簡易浄化施設を

設置し、雨水及び雑用水利用を推進する。また、地下水を涵養かんよう

するため、透水性舗装、透水

ます、透水トレンチの採用を推進する。

⑪ 節水コマの取付けや止水栓の調節を行い、節水に努める。

■具体的な取組(建築工事資材リサイクル、省資源)

建築物の解体及び廃棄にあたっては、コンクリート、ガラス、金属類、プラスチック類、木

材等の分別を徹底し、建築資材を可能な限りリサイクルする。また、リサイクル不能な建築

資材については、その減量化に努める。

■具体的な取組(有害物質等の回収及び適正処理)

空調等の冷媒用又は消火用に用いられているフロン及びハロンは、設備の改修、解体に際し

て回収し、適正に再利用または破壊処理をする。また、代替フロンであっても環境中に放出

させることなく回収、破壊処理を行う。

② アスベスト含有建材等に関しては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などの法令等を遵守

し、環境汚染を発生させずに廃棄する。

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17

7 シビックセンター及びその他の区有施設における地球温暖化対策について

シビックセンターは、エネルギー使用量が原油換算で年間 1,500㎘以上であることから、都

民の健康と安全を確保する環境に関する条例(平成 12年東京都条例第 215 号。以下「環境確保

条例」という。)により大規模事業所に指定されている。そのため、温室効果ガスの排出量を

平成 14(2002)~16(2004)年度の平均に対し、令和 2(2020)年度から令和 6(2024)年度

までの第三計画期間では 27%、令和 7(2025)年度から令和 11(2029)年度までの第四計画

期間では 35%(予定)削減することが義務化されている。

今後、削減義務を達成するため、エネルギー管理の徹底や効率的な設備運転管理の実施を行

うとともに、省エネルギー機器や高効率機器への更新の検討を行うなど、より一層の環境負荷

軽減を図っていく。

また、シビックセンター以外の区有施設においても、シビックセンターにおける削減対策を

参考にして、温室効果ガスの削減に努める。

8 その他の取組について

(1)電力供給契約(新電力等)

平成 28(2016)年 4月より開始した電力の小売全面自由化に基づき、新たな施設の電力

供給契約を行う場合や、既存の施設の電力供給契約の変更の際には、費用面だけでなく、

二酸化炭素排出係数の低いエネルギーを導入する。

また、可能な限り環境へ配慮した電気事業者との契約に努め、環境への配慮を図ってい

く。

(2)カーボン・オフセット導入の検討

二酸化炭素等の温室効果ガスの排出について、区が友好都市提携を結ぶ自治体等による

温室効果ガスの削減活動などに投資することにより、排出される温室効果ガスの埋め合わ

せを図る。

(3)その他地球温暖化防止に向けた取組

実行計画に挙げた取組の他、職員一人ひとりが地球温暖化問題への意識を持ち、環境に

配慮した新たな取組について検討し、積極的に導入・推進していく。

■具体的な取組

① エネルギーを調達する際、使用時の温室効果ガス排出量の少ないエネルギーを優先して選定

する。

② カーボン・オフセットの導入を検討する。

③ ノー残業デー、ノー残業推進期間を徹底する。

④ クールビズ・ウォームビズを推進する。

⑤ エレベーターの使用を控え、可能な範囲で階段を使用する(2アップ 3ダウン等)。

⑥ 明日通信(文京区地球温暖化対策ニュース)を発行し、職員の意識啓発を図る。

⑦ 実行計画を着実に推進するため、情報提供や説明会を行う。

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18

第5章 計画の推進体制及び点検・評価

1 推進体制

地球温暖化対策を推進するためには、実行計画に掲げる取組を全職員が自らの事務事業

を遂行する中で実践していくとともに、区として総合的かつ計画的に事務事業に係る温室

効果ガスの更なる削減を目指し、組織的な取組を進めていく必要がある。

このため平成 22(2010)年 4 月に文京区地球温暖化対策推進本部(平成 28 年 1 月より

「環境対策推進本部」に改組した。以下「推進本部」という。)の決定に基づき、各職場に

おいて、文京区地球温暖化対策推進責任者及び推進員(以下「推進責任者」、「推進員」と

いう。)を中心に、地球温暖化防止対策の意識の高揚と実践の徹底を図っているところであ

るが、引き続き、より一層の推進体制強化を図っていく。

(1)推進本部

推進本部は、区長を本部長、副区長及び教育長を副本部長、各部長及び企画課長、財

政課長、広報課長、総務課長、職員課長、環境政策課長、保全技術課長、教育総務課長

を部員として構成する。

実行計画に関する推進本部の主な役割は次のとおりである。

① 報告書制度[エネルギーの使用の合理化等に関する法律(昭和 54 年法律第 49 号。

以下「省エネ法」という。)、環境確保条例]に関すること。

② 温室効果ガスの排出量等の定期的な調査に関すること。

③ 実行計画の進捗状況の評価、点検及び公表に関すること。

④ 職員への実行計画の推進に係る情報提供及び意識啓発に関すること。

⑤ 推進本部で必要があると認めた地球温暖化対策に関連する計画の変更に関すること。

(2)部会

推進本部の下に環境対策部会(以下「部会」という。)を設ける。

部会は、資源環境部長を部会長、環境政策課長を副部会長、関係課長を部会員として

構成し、以下の役割を担うとともに、地域推進計画との連携を担う。

部会の主な役割は以下のとおりである。

① 報告書制度(省エネ法、東京都環境確保条例)に関すること。

② 区有施設のエネルギー(電気・都市ガス・重油・ガソリン等)の使用に関すること。

③ 水道使用量、紙類等の使用量の排出抑制に関すること。

④ 廃棄物の排出抑制並びに可燃、不燃及び資源ごみの分別徹底、3R(ごみの発生抑

制、再使用、リサイクル)の推進に関すること。

⑤ 区職員による省エネルギー行動の取組実践に関すること。

Page 23: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

19

(3)推進責任者及び推進員の選任

各課長等を推進責任者とし、推進責任者はその補助者として推進員を置くことができ

る。

推進責任者の主な役割は次のとおりである。

① 実行計画の推進と所属の創意工夫を推進する。

② 温室効果ガス排出抑制のため、職場の統括を行う。

(4)地球温暖化対策管理システムの活用

環境政策課では、地球温暖化対策管理システムにより、区長部局と教育部局(学校施

設等)の各施設のエネルギー使用量、紙類購入量及び一般廃棄物の排出量等を管理して

いる。

引き続き、地球温暖化対策管理システムの入力情報を基に、各施設のエネルギー使用

状況等を把握し、省エネルギーの促進と温室効果ガスの排出抑制を図っていく。

(5)エネルギー管理標準の遵守

省エネ法により、区を含む事業者は、使用エネルギーの削減を確実なものとするため

に、設備のエネルギー使用の合理化のための管理要領を定めた「エネルギー管理標準」

を作成することとされている。

区は特定事業者として、施設ごとの管理標準を作成し、職員にその周知を図っていく。

事務局

(環境政策課)

推進員

環境対策部会

・実行計画の推進

・地域推進計画との連携

推進責任者

文京区環境対策推進本部

推進員 推進員

Page 24: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

20

2 点検・評価

推進員及びシステムの入力担当者は、毎月、エネルギー使用量の実績を基に、各施設の報

告を点検するとともに、推進責任者及び各部長へ報告を行う。

また、推進責任者及び各部長は、所管する施設等の状況について点検し、実行計画の目標

を達成するために必要な措置を講ずるとともに、適宜、推進本部に報告を行う。

さらに、推進本部は、各部長からの報告に基づき、取組状況や目標の達成状況について総

合的に点検・評価を行うとともに、その結果を職員に周知し、必要に応じて計画の見直しを

行うなど、PDCAサイクルに基づいて、より効果的な取組を図っていく。

PDCAサイクル

3 公表

実行計画の実施状況(二酸化炭素総排出量等)については、毎年度、区報・区ホームページ

等で公表する。

PLAN:目標の設定

DO:削減行動実施

CHECK:点検・評価

ACTION:見直し

Page 25: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

21

資料編

Page 26: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

22

参考資料

1 エネルギー管理標準(例)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

2 文京区グリーン購入指針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

3 行政資料の作成及び取扱い指針・・・・・・・・・・・・・・・・・35

4 建築物の建築及び管理等に関する指針・・・・・・・・・・・・・・36

5 文京シビックセンターにおける地球温暖化対策・・・・・・・・・・37

6 文京区環境対策推進本部設置要綱・・・・・・・・・・・・・・・・40

7 文京区地球温暖化対策推進責任者及び推進員設置要綱・・・・・・・43

Page 27: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

23

【参考資料1】

(例)

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24

Page 29: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

25

Page 30: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

26

Page 31: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

27

Page 32: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

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Page 33: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

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Page 34: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

30

Page 35: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

31

Page 36: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

32

Page 37: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

33

Page 38: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

34

文京区グリーン購入指針

1 目的

この方針は、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築を図るため、国等によ

る環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成 12 年法律第 100 号)以下「グリーン購入

法」という。)に基づき、環境に配慮した物品の調達の推進を図るとともに、調達総量の抑制

や省エネルギーなどを実践し、行政コストを削減することを目的とする。

2 対象組織及び適用範囲

(1)対象組織

区長部局、各行政委員会

(2)対象範囲

対象組織が行う全ての事務事業を対象とし、委託、発注の内容も含むものとする。

3 対象物品

グリーン購入の対象物品は、区の事務事業における消耗品及び備品の購入またはリース、

印刷物等の作成等を対象とする。

また、対象物品以外についても、「4 調達の基本原則」に準じて物品を選定するよう努め

るものとする。

4 調達の基本原則

物品の調達にあたっては、従来考慮されてきた価格や品質などに加え、グリーン購入に協

力的な納入業者を選定に努めるほか、物品のライフサイクル(製造・流通・使用・廃棄・リ

サイクル等)の全てにおける多様な環境負荷を考慮し、次の事項に配慮して購入する。

(1)環境や人の健康に被害を与えるような物質の使用及び放出が削減されている。

(2)資源やエネルギーの消費が少ない。

(3)資源を持続可能な方法で採取し、有効利用されている。

(4)長時間の使用ができる。

(5)再使用が可能である。

(6)リサイクルが可能である。

(7)再生された素材や再使用された部品を多く利用している。

(8)廃棄されるときに処理や処分が容易なこと。

(9)調達数量は、必要最小限とする。

5 その他

(1)環境に配慮した物品調達の推進に必要な情報について、環境政策課及び物品調達実務に

当たる部署は積極的に情報提供を行うとともに、各部課への情報提供に努める。

(2)必要に応じて、物品調達担当者に対する説明会、研修等を実施する。

【参考資料2】

Page 39: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

35

行政資料の作成及び取扱い指針

17文企広第 621号平成 18 年 3月 1日部長決定

27文企広第 306号平成 27年 7月 22日一部改正

1 目的

行政資料(事務用)の作成及び取扱いについて定め、印刷物の作成経費を削減するとともに紙

使用量を抑制することにより、省資源による環境保全への取組みを推進する。

2 行政資料の電子媒体による提供の推進

(1)組織内等における行政資料の電子媒体による提供の推進

① 行政資料を、組織内又は他自治体等に事務用として提供する場合は、電子媒体(庁内共用ホ

ルダー・HPへの掲載、DVD、CD-ROM による提供等)により提供することを原則とし、紙媒

体による提供は必要最小限とする。

② 行政資料を共用ホルダーやホームページに掲載した場合は、グループウエア等を利用して速

やかに周知するものとする。

(2)区民利用の利便性の確保

① 図書館、行政情報センター等において貸出や閲覧の方法により区民等への提供を行うものそ

の他電子媒体による提供が適当でない場合は、必要部数を精査したうえで、紙媒体により提

供する。

② 情報公開等により行政資料を区民等へ提供する場合は、本人の希望を考慮し、電子媒体又は

紙媒体による提供を行うものとする。

3 内部作成(内部印刷及び製本)の推進

(1)小規模の印刷物については、経費削減及び在庫管理の徹底による省資源を図るため、内部作

成する。

(2)作成する印刷物の頁数に作成部数を乗じて得られた値を内部作成指数として、内部作成する

場合の基準とする。

(3)内部作製指数が 10,000 に満たない場合は原則として内部印刷及び製本とする(内部作製基

準 = 頁数×作成部数 <10,000)。ただし、多色刷りや、主として販売を目的として作

成する印刷物等で内部作成に馴染まない印刷物についてはこの基準を適用しない。

(4)内部作成する場合は、必要に応じて適正部数を作成することとし、過剰な在庫が生じないよ

うに留意すること。

(5)指数が内部作成基準を超える場合であっても、内部作成することが可能な印刷物については

内部作成に努めるものとする。

4 実施状況の検証

印刷物作成協議書及びチェックシートにより、用途、作成部数、残部数、代替手段の有無等に

ついて精査を促し、印刷物の適正な作成を推進するとともに、適宜印刷物の作成状況の調査を行

い、この指針の実施状況を検証する。

【参考資料3】

Page 40: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

36

建築物の建築及び管理等に関する指針

1 目的

この指針は区有建築物の建築及び管理等に当たり、建築物の設計から解体、建築資材の廃棄に至るまでのライフサイクルにおいて環境負荷を最小に抑えるため、ライフサイクルの各段階においての環境配慮を具体的に規定し、環境の保全及び創造に資することを目的とする。

2 エネルギー消費量の削減(省資源、省エネルギー、地球温暖化防止)

すべての建築物はそのライフサイクルを通じて、エネルギー消費を可能な限り縮減できるよう設計し、管理することを基本とする。そのため、建築物の新築、改築、改修に際しては、建築物の配置や形状を工夫して自然の通風や採光に努めるとともに、建築物の断熱性能と気密性を向上させ、熱効率の良い空調設備の採用や、適切な空気調和計画を行い、冷暖房効果の向上に努める。また、照明器具はLED等の高効率の器具を採用し、照明範囲の工夫により、消費電力が最小となるように設計をする。このほかの電気設備についてもライフサイクルコストが最小となるよう配慮する。

3 再生可能エネルギーの利用推進(省エネルギー、地球温暖化防止)

建築物の新築、改築、改修に際しては、太陽光発電、太陽熱温水器等の再生可能エネルギーの導入を検討し、省エネルギーの促進、温室効果ガスの排出抑制を図っていく。

4 建築資材・設備からの有害化学物質発生の抑制(有害化学物質対策)

建築に用いる資材等は、室内外環境汚染を発生させないよう、できる限り有害化学物質等が含まれないものを採用する。

5 建築物の解体及び廃棄時の配慮(建築工事資材リサイクル、省資源)

建築物の解体及び廃棄に当たっては、コンクリート、ガラス、金属類、プラスチック類、木材等の分別を徹底し、建築資材を可能な限りリサイクルする。また、リサイクル不能な建築資材については、その減量化に努めるとともに、アスベスト含有建材等に関しては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和 45 年 法律第 137 号)などの法令等を遵守し、環境汚染を発生させずに廃棄する。

6 建築物の長期使用(省資源)

建築物の新築、改築、改修に際しては、高耐久性構造・工法の採用や長期使用可能な資材を選択する。また、建築物の計画的な維持修繕等を行い、長期使用により資源の節約を推進する。

7 敷地と建物の緑化の推進(緑化の推進、自然保護)

建築物を建築する敷地には、文京区みどりの保護条例に基づき樹木、草花などを配置する。樹種等の選定に当たっては、周辺の環境との調和を図るとともに、生態系に配慮する。また、屋上緑化、ベランダ・壁面緑化をできる限り採用する。

8 水資源の節約(省資源、自然保護)

建築物の新築、改築、改修に際しては、節水型設備の導入を図るとともに、その規模に応じた雨水利用施設、廃水の簡易浄化施設を設置し、雨水及び雑用水利用を推進する。また、地下水を涵養するため、透水性舗装、透水ます、透水トレンチの採用を推進する。

9 リサイクル製品の利用(省資源、森林保護)

建築物の新築、改築、改修や道路等の建設に際しては、リサイクル製品の骨材、アスファルト、プラスチック類、金属類、木材製品等をできる限り採用し、資源の節約に努める。

10 フロン、ハロン等の回収及び適正処理(オゾン層保護、地球温暖化防止)

空調等の冷媒用又は消火用に用いられているフロン及びハロンは、設備の改修、解体に際して回収し、適正に再利用または破壊処理する。また、代替フロンであっても環境中に放出させることなく回収、破壊処理を行う。

【参考資料4】

Page 41: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

37

文京シビックセンターにおける地球温暖化対策

1 経 過

国は、平成 18年 4月にエネルギーの使用の合理化等に関する法律(昭和 54年法律第 49号。以

下「省エネ法」という。)を一部改正し、同法に基づき、文京シビックセンターは第一種エネルギ

ー管理指定工場に指定された。以降、省エネ対策実施によるエネルギー使用量の削減で、平成 30

年 5月には第二種エネルギー指定工場へと区分変更されているが、現在も省エネ法の規制対象の

事業場である。また、事業者クラス分け制度が導入され、省エネ努力目標達成へのチェックが強

化されている。

東京都は、平成 20年 7月に都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(平成 12年 12月 22

日東京都条例第 215号。以下「環境確保条例」という。)を改正し、「温室効果ガス排出総量削減

義務と排出量取引制度」を導入し、同条例に基づいて文京シビックセンターは特定地球温暖化対

策事業所に指定された。この制度では、計画期間が進む毎に温室効果ガスの削減義務率がさらに

大きく設定されている。

国の法律や東京都の条例の遵守に伴い、さらなる運用面や設備改修面からの対策を講じる必要

性が生じている。文京シビックセンターでは、下記の省エネ管理標準に基づく対策を行うことに

より、温室効果ガスの削減に努めている。

文京シビックセンターエネルギー管理標準

① 受配電設備管理標準

② 照明設備管理標準

③ 冷凍機設備(スクリュー冷凍機)管理標準

④ 冷凍機設備(吸収式令温水機)設備管理標準

⑤ 電動式パッケージエアコン設備管理標準

⑥ 空調設備管理標準

⑦ 冷却塔設備管理標準

⑧ 熱搬送設備管理標準

⑨ 換気設備管理標準

⑩ 燃焼設備管理標準

⑪ 給湯設備管理標準

⑫ 昇降機設備管理標準

⑬ 事務機器管理標準

2 文京シビックセンターの省エネ対策の経過とこれからの指針

文京シビックセンターは、上記の国の法律に基づき指定工場定期報告書を、東京都の条例に基

づき地球温暖化対策計画書を提出している。

このような制度に対応するため、庁内に「省エネPT」を設置し、上記省エネ管理標準に基づ

き、東京都文京都税事務所、公益財団法人文京アカデミー、各テナントや各委託業者と連携し対

策を行うことにより、文京シビックセンター内での省エネに一定の成果をあげており、省エネ法

に基づく毎年1%の削減努力義務及び環境確保条例の第二計画期間の削減義務量は達成してい

る。

令和2年度からは、環境確保条例の地球温暖化対策計画書の第三計画期間に入り、更なる CO2

排出量の削減義務が課されることから、管理運営上の対策をより徹底するだけでなく、シビック

センター改修基本計画に省エネを加味した設備改修の計画を盛り込み、設備改修面からも対策を

講じることで、削減義務を達成していく。

【参考資料5】

Page 42: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

38

基 本 理 念

(1) 文京シビックセンターエネルギー管理標準に基づいた設備、機器の運転及び運用を行う。

(2) シビックセンターにおいては、既に一定の削減対策は図られていると考えることから、今

後の削減率は、エネルギー管理標準に基づき、対前年度比1%を目標とする。

(3) シビックセンターの各種設備機器類の長期的視点(ライフサイクル)を勘案し、タイミン

グを捉えた省エネ型設備機器への導入・更新を図る。

(4) 対費用効果を最優先に、投資金額に見合った光熱水費の削減を図る。

(5) 文京区役所地球温暖化対策実行計画との連携を図る。

3 課 題

(1) 他の自治体に例を見ない複合施設であることから、大ホールを含めた区民施設の削減対策

のあり方

(2) 区民施設の稼働率及び気象条件により大幅に左右されるものであること。

4 地球温暖化対策の推進体制

5 これまでに実施してきた主な省エネルギー対策

(1) 空調の適正管理による節電、節ガス

① 空調機の間欠運転

② 空調機起動の時間管理

③ 空調設定温度の季節別管理

夏季(7月~9月中旬)28度、冬季(11月中旬~4月初旬)20度

春季・秋季 27度

④ EPS等のサブ変電設備用空調機の設定温度の適正管理

⑤ 大小ホール終演後の空調機の適正管理

⑥ 空調熱源機の優先運転順位の見直し

⑦ 夏季・冬季のエントランス扉の通行規制

⑧ 残業時間帯の空調設定温度の緩和

⑨ 大型空調機のインバータ制御の設定値見直し

中央監視室

管理事業者

技術管理者(選任)

環境関連各部・課

施設管理課管理担当(事務局)

施設管理課長

公会堂担当 施設管理

職員事務局

施設管理部長

文京シビックセンター

省エネPT

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(2) 照明機器の適正管理による節電

① 正午及び 18時 10分の照明一斉消灯

② トイレ等の節電

③ ダウンライト照明の LED電球への取替え

④ 非常用照明器具の高周波専用(Hf)型蛍光灯及び LEDへの更新

⑤ 警備員夜間巡回時の未消灯の確認

(3) 換気機器の運転時間管理

(4) その他の管理

① 給湯用蒸気熱源の起動開始時間の適正管理

② 給湯室の電気湯沸器の運転時間管理

Page 44: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

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文京区環境対策推進本部設置要綱

27文資環第1308号平成28年1月19日区長決定

28文資環第18号平成28年4月 1日部長決定

28文資環第2102号平成29年3月31日部長決定

29文資環第414号平成29年7月14日区長決定

2019 文資環第355号令和2年3月5日区長決定

(設置)

第1条 文京区における環境の保全に貢献し、区の環境施策を総合的かつ計画的に推進するため、

文京区環境対策推進本部(以下「本部」という。)を設置する。

(所掌事項)

第2条 本部は、次に掲げる事項を所掌する。

(1) 文京区環境基本計画の策定及び推進に関すること。

(2) 文京区地球温暖化対策地域推進計画の策定及び推進に関すること。

(3) 文京区役所地球温暖化対策実行計画の策定及び推進に関すること。

(4) 文京区生物多様性地域戦略の策定及び推進に関すること。

(5) 前各号に掲げるもののほか、区長が特に必要があると認めた事項

(構成)

第3条 本部は、別表第1に掲げる職にある者をもって構成する。

2 本部に本部長及び副本部長を置く。

3 本部長は、区長とし、本部を総括する。

4 副本部長は、副区長及び教育長の職にある者とし、本部長を補佐し、本部長に事故があるとき

は、その職務を代理する。

(招集)

第4条 本部は、本部長が招集する。

(部会)

第5条 本部の下に環境対策部会(以下「部会」という。)を置く。

2 部会は、別表第2に掲げる職にある者をもって構成する。

3 部会に部会長及び副部会長を置く。

4 部会長は、資源環境部長の職にある者とし、部会を総括する。

5 副部会長は、資源環境部環境政策課長の職にある者とし、部会長を補佐し、部会長に事故があ

るときは、その職務を代理する。

6 部会は、部会長が招集する。

(意見聴取)

第6条 本部長及び部会長は、必要があると認めたときは、本部員又は部会員以外の者を出席させ

て説明を求め、又は意見を述べさせることができる。

(庶務)

第7条 本部及び部会の庶務は、資源環境部環境政策課において処理する。

(委任)

第8条 この要綱に定めるもののほか、本部の運営に関し必要な事項は本部長が定め、部会の運営

に関し必要な事項は部会長が定める。

付 則

この要綱は、決定の日から施行する。

付 則

この要綱は、平成28年4月1日から施行する。

付 則

この要綱は、平成29年4月1日から施行する。

付 則

この要綱は、平成29年7月14日から施行する。

付 則

この要綱は、令和2年3月5日から施行する。

【参考資料6】

Page 45: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

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別表第1(第3条関係)

本部長 区長

副本部長 副区長

教育長

本部員 企画政策部長

総務部長

危機管理室長

区民部長

アカデミー推進部長

福祉部長

子ども家庭部長

保健衛生部長

都市計画部長

土木部長

資源環境部長

施設管理部長

会計管理者

教育推進部長

監査事務局長

区議会事務局長

企画政策部企画課長

企画政策部財政課長

企画政策部広報課長

総務部総務課長

総務部職員課長

資源環境部環境政策課長

施設管理部保全技術課長

教育推進部教育総務課長

Page 46: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

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別表第2(第5条関係)

部会長 資源環境部長

副部会長 資源環境部環境政策課長

部会員 企画政策部企画課長

総務部総務課長

区民部区民課長

アカデミー推進部アカデミー推進課長

福祉部福祉政策課長

子ども家庭部子育て支援課長

保健衛生部生活衛生課長

都市計画部都市計画課長

土木部管理課長

施設管理部施設管理課長

教育推進部教育総務課長

Page 47: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

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文京区地球温暖化対策推進責任者及び推進員設置要綱

12文資環第 10548号平成 13年 2月 16日区長決定

21文資環第59号平成21年4月16日部長決定

22文資環第 1029号平成 22年 11月 11日区長決定

27文資環第 1617号平成 28年 1月 20日部長決定

(設置)

第1条 文京区役所地球温暖化対策実行計画(以下「実行計画」という。)を各職場において率

先して実行し、地球温暖化防止に寄与するため、文京区地球温暖化対策推進責任者(以下「推

進責任者」という。)及び文京区地球温暖化対策推進員(以下「推進員」という。)を設置

する。

(対象)

第2条 文京区役所組織条例(昭和47年3月文京区条例第3号)第1条に規定する部、文京区議

会事務局、文京区選挙管理委員会事務局、文京区監査事務局及び文京区教育局庶務規則(平

成4年3月文教委規則第3号)第2条に規定する部を対象とする。

(指定)

第3条 職場における地球温暖化防止対策の意識の高揚及び実践の徹底を図るため、推進責任者

を置く。

2 推進責任者は、課長、会計管理者、監査事務局長、選挙管理委員会事務局長及び区議会事務

局長の職にあるものとする。

3 推進責任者は、補助者として、推進員を置くことができる。

(職務)

第4条 推進責任者は、推進員を統括し、推進員は、職場において実行計画に基づき、職員の意

識の高揚を図るとともに、取り組みの具体的行動をとる。

2 推進責任者は、職場の統括と創意工夫による取組みを推進する。

3 推進員は、職場において次に掲げる事項を所掌する。

(1) 電気及び燃料(ガソリン・重油・ガス等)の使用量の把握に関すること。

(2) 自動車走行距離、コピー用紙の購入量、外部委託印刷量、廃棄物排出量の把握に関するこ

と。

(3) 文京区グリーン購入指針に基づく物品調達の推進に関すること。

(4) 廃棄物の排出抑制並びに可燃、不燃及び資源ごみの分別徹底に関すること。

(5) 実行計画に掲げる取組み及び創意工夫の推進と取り組み状況の評価に関すること。

(庶務)

第5条 この制度の庶務は、資源環境部環境政策課において処理する。

(委任)

第6条 この要綱に定めるもののほか、この制度の運営に関し必要な事項は、文京区環境対策推

進本部長が定める。

付 則

この要綱は、平成13年4月1日から施行する。

この要綱は、平成21年4月1日から施行する。

【参考資料7】

Page 48: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項
Page 49: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項
Page 50: 第3次 文京区役所 地球温暖化対策実行計画(事務事 …...1 省エネルギーの推進における 区のアクションプラン 第1章 計画の基本的事項

第3次 文京区役所地球温暖化対策実行計画(事務事業編)

発行日 令和2年3月

編集・発行 文京区環境対策推進本部

事務局 文京区資源環境部環境政策課

〒112-8555 文京区春日1-16-21

電話 5803-1259(直通)内線 3102~3