第35号 ふくおか県議会だより a 自民党県議団《東日本大震災被 … ·...

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ふくおか県議会だより 代表・一般質問詳細は、県議会ホームページをご覧ください。 (注)2月定例会の会議録については、6月上旬に掲載される予定です。 http://www.gikai.pref.fukuoka.lg.jp 2020年(令和2年)5月発行 第35号 (4) 28 39 49 26 宿使使使使西西調西使使姿吉村  悠 (北九州市小倉南区) 板橋  聡 (みやま市) 松尾 嘉三 (春日市) 桐明 和久 (八女市・八女郡) 西元  健 (築上郡・豊前市) 江頭 祥一 (嘉麻市) (古賀市) 笠  和彦 (福岡市中央区) 塩川 秀敏 (宮若市・鞍手郡) 佐々木 允 (田川市) 新井 富美子 (久留米市) 後藤 香織 (福岡市早良区) 渡辺 美穂 (太宰府市) 中嶋 玲子 (朝倉市・朝倉郡) 《東日本大震災被災者に向け本会議場で黙とう》 3月11日(一般質問最終日)、未曾有の被害をもたらした東日本大震災の 発生から9年を迎えました。この震災により犠牲となられた全ての方々に対 し哀悼の意を表すため、本会議場において1分間の黙とうをささげました。

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Page 1: 第35号 ふくおか県議会だより A 自民党県議団《東日本大震災被 … · 犯を減らすため、被害が多い痴漢事り、乗り物内での性暴力の一つであ

ふくおか県議会だより

代表・一般質問詳細は、県議会ホームページをご覧ください。 (注)2月定例会の会議録については、6月上旬に掲載される予定です。 http://www.gikai.pref.fukuoka.lg.jp

2020年(令和2年)5月発行第35号 (4)

新型コロナウイル

スの感染拡大防止

に向けたこれから

の取り組みと知事

の決意を問う。

A 

記者会見などの機会を捉えて

手洗いの励行や咳エチケットなど

の予防策を県民に呼びかけ、イベ

ントの中止、県有施設の臨時休館、

学校の臨時休業などの対策を講じ

て感染拡大防止に取り組んでい

る。感染拡大を防ぐには県民一人

ひとりが意識して適切な行動を取

ることが何よりも重要。引き続き

先頭に立って感染拡大を防止し、

県民の安心・安全を確保するため

全力を尽くしていく。

長期無業者の就労

支援強化と農業分

野とのマッチング

を図るための取り

組みについて。

A 

若者サポートステーションで

心理相談、就労体験の実施等の就

労支援を行い、過去5年間で2,

149人が就職、うち28人が農業

分野に就職した。来年度からは支

援対象年齢をこれまでの39歳から

49歳まで広げ支援を強化したい。

農業分野でのマッチングを進める

ため、地域ごとの農業分野の人材

ニーズに関する情報を活用し、就

労体験の受け入れ先を拡大したい。

子どもたちが万一

災害等にあったと

き、今ある危険か

ら身を守ることが

できる力を身に付ける「実践的な

防災教育」が必要ではないか。

A 

防災教育は、児童生徒が自ら

適切な判断で危険を避ける行動が

できる力を身に付けさせることが

最終的な目的だ。県教育委員会は

こうした力が身に付くよう、消防

士の指導による実践的な訓練や防

災の専門家による講話などを通

じ、最新の科学的知見を踏まえた

実践的な防災教育を推進してい

く。

志願割れが生じて

いる輝翔館中等教

育学校への支援

と、今後の支援の

あり方や活性化の方策を問う。

A 

平成26年度から、他の県立高

校に先駆けて生徒用タブレット端

末や電子黒板を導入し、探究的な

学習を支援してきた。さらに今後

は、外国人留学生との交流事業や

英語教育の充実など、グローバル

人材の育成も学校活性化の取り組

みとして支援していく。また、寄

宿舎入寮の条件緩和など、保護者

負担の軽減につながる方策も検討

していく。

地域おこし協力隊

員の定住に向けた

支援について。

A 

起業を目指す隊員に必要な手

続きや補助金などの知識を学んで

もらう「起業準備セミナー」を実

施し、経営・創業の相談を受ける

関係機関と連携して希望の分野や

起業準備のレベルに合わせたきめ

細かな支援を行っている。今年度

からは県職員が各地域に赴き、隊

員と面談して要望をくみ上げる

「地域とけこみ応援」にも取り組

んでおり、今後は受入れ団体の担

当者を対象とした研修等の内容を

充実させていく。県

立山田高校の跡

地利活用に係る嘉

麻市の基本計画実

施のための対応に

ついて。

A 

昨年3月に嘉麻市が策定し

た基本計画により、山田高校跡地

の活用に向けた、より具体的なプ

ランが示された。山田高校跡地の

校舎は老朽化が著しく進んでお

り、校地の一部については学校設

立時の旧山田市からの寄附条件

があることなどを踏まえ、来年度

以降に校舎を解体していく予定

であり、引き続き嘉麻市と跡地の

有効活用に向けた協議を進めて

いく。

海岸漂着物の発生

抑制とプラスチ

ック使用量削減へ

の取り組みについ

て。

A 

市町村と協力し、不法投棄等

の撲滅を呼びかけるキャンペーン

を毎年実施するなど、漂着物の発

生抑制に向けた周知・啓発の取り

組みを実施。マイバッグキャンペ

ーンや県庁内店舗での県職員への

レジ袋配布の原則禁止などのプラ

スチックの使用削減に向けた取り

組みを行っている。今後は使い捨

てプラスチック全般の使用削減に

向け、関係団体、県民、行政で構

成する推進組織を設置し、更なる

取り組みを進めていく。

県が管理する福岡

市の西公園の魅力

向上と、利用者を

増やす取り組みに

ついて。

A 

西公園の自然や眺望、歴史な

どを生かして、県民の憩いの場や

観光資源としての魅力を向上する

取り組みが必要であり、さらに多

くの県民、観光客に利用してもら

いたいと考えている。来年度か

ら、利用者のニーズや展望広場等

の利用状況などを調査し、地域住

民や観光関係者等の意見を踏まえ

て、魅力ある西公園となるよう計

画を策定し、再整備に取り組んで

いく。

小・中学校教職員

の不祥事防止対策

について

A 

小・中学校教職員の不祥事防

止対策は、服務監督権を有する市

町村教育委員会の自覚と責任が肝

要と考える。県教育委員会は、昨

年5月、不祥事対策について、教

育長が校長を直接指導するよう要

請したり、「活力ある学校運営の

手引」の作成や「不祥事防止啓発

用DVD」による教職員研修も行

ってきた。さらに、令和2年度か

らは、県と市町村の代表からなる

「不祥事防止対策推進会議」を設

置し、小・中学校教職員の不祥事

防止対策を強化してまいる。

県内の公共交通分

野における経路検

索サービスの充実

のためのオープン

データ化は、県が主体的に取り組

みを加速させるべきではないか。

A 

今後、コミュニティバスの経

路検索を推進していくことは、観

光面、地域交通活性化の観点から

も有意義。そのため、経路検索の

推進に取り組む市町村が増えるよ

う、情報提供や個別の助言を行

い、経路検索に必要な電子データ

の作成を支援していく。また、市

町村が今後作成される経路検索デ

ータのオープンデータ化を促して

いく。

海外で禁止や規制

強化の方向にある

ネオニコチノイド

系農薬とグリホサ

ート剤に関し、県独自で規制強化

等に向け行動を起こすべきと考え

る。農薬と食の安全性についての

認識を問う。

A 

わが国で使用が認められてい

る農薬は、国の食品安全委員会に

よる安全性評価が行われている。

これを踏まえ、厚生労働省は摂取

量が健康に影響を与えることがな

いよう残留基準値を設定。農林水

産省は残留基準値を超えないよう

使用基準を定めている。県はこの

基準を遵守して生産するよう指導

している。

性暴力の一つであ

り、乗り物内での

被害が多い痴漢事

犯を減らすため、

鉄道事業者と連携した相談窓口な

どの広報・啓発活動について。

A 

県警察はこれまでも鉄道事業

者と連携し、駅利用者に対するモ

ラルマナーアップキャンペーンや

防犯ブザーの無償貸出し事業、「痴

漢・盗撮は犯罪」を周知するポス

ター等を製作し電車の中づり広告

などで啓発してきた。相談窓口を

掲載したポスター掲示は被害者が

相談しやすい環境をつくる一方策

であり、検討していく。

希少種保護のあり

方について、環境

審議会の答申内容

と、今後の県の取

り組みを問う。

A 

より一層の希少種の保護及び

生物多様性の保全の観点から、新

条例制定が適当である旨の答申が

出され、制定にあたっては、特に

保護すべき希少種の指定や捕獲の

禁止、外来種を野外等に放つ行為

の禁止、県が情報収集や研究を行

うことなどについて検討すること

が求められている。答申を踏まえ、

外来種の規制を含む希少種の保護

に関する条例の制定に向けて検討

を進めていく。

知事が首長や住民

との話し合いを実

行せず、住民に寄

り添う姿勢が見ら

れないことから、責任逃れ、JR

ここに掲げている質問は、

 一般質問の一部を抜粋したものです。

 )は選挙区を記載

自民党県議団

吉村  悠(北九州市小倉南区)

民主県政県議団

板橋  聡(みやま市)

松尾 嘉三(春日市)

桐明 和久(八女市・八女郡)

西元  健(築上郡・豊前市)

江頭 祥一(嘉麻市)

𠮷𠮷𠮷𠮷𠮷𠮷(古賀市)

笠  和彦(福岡市中央区)

塩川 秀敏(宮若市・鞍手郡)

佐々木 允(田川市)

新井 富美子(久留米市)

後藤 香織(福岡市早良区)

渡辺 美穂(太宰府市)

中嶋 玲子(朝倉市・朝倉郡)

《東日本大震災被災者に向け本会議場で黙とう》 3月11日(一般質問最終日)、未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から9年を迎えました。この震災により犠牲となられた全ての方々に対し哀悼の意を表すため、本会議場において1分間の黙とうをささげました。