動物侵入対策型...

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中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社 〒460 - 0003 名古屋市中区錦1 - 8 - 11 TEL(052) 212 - 4551 FAX(052) 203 - 5106 電子メール [email protected] ホームページ http://www.c-nexco-hen.jp/ 資料請求先 営業部 TEL(052)212 - 4597 名古屋支店 名古屋市中区錦1 - 8 - 11 DPスクエア錦8F TEL(052)212 - 4552 FAX(052)219 - 2679 金沢支店 金沢市駅西本町3 - 7 - 1 TEL(076)264 - 7871 FAX(076)264 - 7877 従来型の立入防止柵 改良型の立入防止柵 -特集 - 00 概 要 高速道路上への野生動物侵入による交通事故(ロードキル) が多発している昨今、「ドライバーの安全性の確保」と「動 物愛護」の両立を目指した製品。 野生イノシシによる衝突実験から、侵入防止効果をさらに 高めた改良型を開発。動物の侵入パターンに対応する機能性 を追求し、さらに施工性と安全性・耐久性に優れた本製品は、 高速道路におけるドライバーの安全確保だけではなく、自然 環境に配慮した道路づくりにつなげ、野生動物の保護を同時 に実現する。 特 長 1.跳躍侵入を防ぐため全高2.5mを実現 シカなどの大型動物は、フェンスを飛び越えて道路に侵入 することがあるため、全高は2.5mに。また、大型動物の 鼻先・頭部がフェンスに入らないように、高さ1.5m以上 の部分に溶接金網構造の縦約33cm×横10cmの格子網を採 用。 2.掘削侵入を防ぐためフェンスを根入れ 従来の金網タイプの立入防止フェンスにはフェンスと地面 の間に隙間があり、タヌキなどの小型動物は、この隙間を 利用し、地面を掘削しながら侵入する。これを防ぐためフェ ンスは地中に15cm根入れして設置。 3.登坂を防ぐため格子構造を採用 小型動物の登坂による侵入を防ぐため、フェンス最上部は 動物の爪のかかりにくい縦40cmの格子構造を2段採用。ま た、イノシシなどの鼻先・頭部がフェンスに入らないよう、 フェンス下部は縦12.5cmの格子構造とし、横方向の強度を 高めた。 4.耐食性に優れた素材でメンテナンスの手間を軽減 支柱と基礎くいには、日新製鋼の高耐食性メッキ鋼板 ZAM ® を使用。従来の溶融亜鉛メッキ鋼板に比べ、耐食性 が10~20倍優れ 、そのためメンテナンスの手間が軽減で きる。 *日新製鋼塩水噴霧試験結果に基づく 改良型溶接金網の効果 ●基本外観形状は変更せず地上~565mmの間で横鉄線ピッ チを200mm→125mmに変更した。これにより金網が外部 から衝撃を受けても、縦鉄線の開きが従来より抑制され、 縦鉄線が開くことによる小動物のくぐり抜け対策がより一 層強化された。 ●実験による野生イノシシの衝突高さの結果から、中段の横 鉄線は不要と判断し取り外した。これによりタヌキ、アラ イグマなどの小動物の登坂防止効果が従来より強化され た。 導入実績 ・新東名高速道路 ・中央自動車道   ・東海北陸道 ・北陸自動車道  ・舞鶴若狭自動車道 鳥獣害防除器具装置 動物侵入対策型 立入防止柵 イノシシの突進による破損防止のため、 フェンス中下段(H=1.5m)を 補強することによる効果が大きい。 従来型 改良型 登坂 防止強化 衝突 変形強化 ●意匠登録:平成28年1月15日 意匠登録完了 改 良

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  • 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社 〒460-0003 名古屋市中区錦1-8-11TEL(052)212-4551 FAX(052)203-5106電子メール [email protected] ホームページ http://www.c-nexco-hen.jp/資料請求先 営業部 TEL(052)212-4597

    名古屋支店名古屋市中区錦1-8-11 DPスクエア錦8FTEL(052)212-4552 FAX(052)219-2679

    金沢支店金沢市駅西本町3-7-1TEL(076)264-7871 FAX(076)264-7877

    従来型の立入防止柵 改良型の立入防止柵

    -特集 - 00-

    概 要高速道路上への野生動物侵入による交通事故(ロードキル)

    が多発している昨今、「ドライバーの安全性の確保」と「動物愛護」の両立を目指した製品。

    野生イノシシによる衝突実験から、侵入防止効果をさらに高めた改良型を開発。動物の侵入パターンに対応する機能性を追求し、さらに施工性と安全性・耐久性に優れた本製品は、高速道路におけるドライバーの安全確保だけではなく、自然環境に配慮した道路づくりにつなげ、野生動物の保護を同時に実現する。

    特 長1.跳躍侵入を防ぐため全高2.5mを実現

    シカなどの大型動物は、フェンスを飛び越えて道路に侵入することがあるため、全高は2.5mに。また、大型動物の鼻先・頭部がフェンスに入らないように、高さ1.5m以上の部分に溶接金網構造の縦約33cm×横10cmの格子網を採用。

    2.掘削侵入を防ぐためフェンスを根入れ従来の金網タイプの立入防止フェンスにはフェンスと地面の間に隙間があり、タヌキなどの小型動物は、この隙間を利用し、地面を掘削しながら侵入する。これを防ぐためフェンスは地中に15cm根入れして設置。

    3.登坂を防ぐため格子構造を採用小型動物の登坂による侵入を防ぐため、フェンス最上部は動物の爪のかかりにくい縦40cmの格子構造を2段採用。また、イノシシなどの鼻先・頭部がフェンスに入らないよう、フェンス下部は縦12.5cmの格子構造とし、横方向の強度を高めた。

    4.耐食性に優れた素材でメンテナンスの手間を軽減支柱と基礎くいには、日新製鋼の高耐食性メッキ鋼板ZAM®を使用。従来の溶融亜鉛メッキ鋼板に比べ、耐食性が10~20倍優れ*、そのためメンテナンスの手間が軽減できる。*日新製鋼塩水噴霧試験結果に基づく

    改良型溶接金網の効果

    ●基本外観形状は変更せず地上~565mmの間で横鉄線ピッチを200mm→125mmに変更した。これにより金網が外部から衝撃を受けても、縦鉄線の開きが従来より抑制され、縦鉄線が開くことによる小動物のくぐり抜け対策がより一層強化された。

    ●実験による野生イノシシの衝突高さの結果から、中段の横鉄線は不要と判断し取り外した。これによりタヌキ、アライグマなどの小動物の登坂防止効果が従来より強化された。

    導入実績・新東名高速道路 ・中央自動車道   ・東海北陸道・北陸自動車道  ・舞鶴若狭自動車道

    鳥獣害防除器具装置

    動物侵入対策型立入防止柵

    イノシシの突進による破損防止のため、フェンス中下段(H=1.5m)を補強することによる効果が大きい。

    従来型 改良型

    登坂防止強化

    衝突変形強化

    ●意匠登録:平成28年1月15日 意匠登録完了

    改 良

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