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石狩LNG基地概要 | 3.基地概要
0 操業開始................2012年 11月30日
1 .はじめに O敷地面積・ • • • • • • • • • • • • • • • 99, 700 m2
0 要員(23名: 2014年 10月 11日現在)
「石狩LN G基地」は、北海道内で初となる外航船による LN G受入を行う 1次受入基地であり、道央圏 ・所長....................1名
の天然ガス供給を担う都市ガス製造工場であるとともに、道内全域への LN G出荷も担う LN Gターミナ ・日勤スタッフ............10名
ルである。当基地は、 2008年9月より地盤改良に着手し、 2009年より LN G貯槽を始めとする各種設備 ・交替勤務者..............12名( 3名× 4組3交替)
の建設を開始、 2012年 10月7日にサハリンからの第 1船目となる LN G船が入港、試運転を経て同年 11 0 製造ガス量
月30日より営業運転を行っている。 . 2013年度・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・約 364,000干m3
0 LNG受入量
2.道央圃の天然ガスパイプライン ・2013年度・..• .. • .. .. .. • .. 417' 065 t ( 11船)
北海道ガスでは、 1996年より石油資源開発(鮒苫小牧勇払ガス田の天然ガスをパイプラインで受入れ、
札幌・小樽・千歳地区の都市ガスを順次天然ガスへ転換し、 2005年に道央圏の天然ガス化を完了した。
現在は、石狩LN G基地が札幌・小樽地区の主たる都市ガス供給源となっている。
小樽カハナステーシヨノ
道央固における
天然ガスの
パイプライン
イメージ
凡例
ーー 北ガス導管
F斤港カパナステーシヨン
日本海
ーー 石油資源開発パイプライン
き箪カハナステーシヨン
支努湖
苫小牧市
1
0 LNG出荷量
• 2013年度・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・ ローリー: 67,936 t (5, 581台)
内航船 :65,167 t (53船)
0 主な設備
・LNG貯槽・・ ・・・・・・・・ ・・・・ ・・・ p C地上式 180,000kl×1基
If 200, 000 kl×1基〔建設中 :2016年9月成予定〕
・LNGポンプ---- --- -- ----- -サブマージド型 90t/h×3基、 300t/h×2基
・LNG気化器 ---- --- ---- --スチームエジヱクタ一式40t/h×1基、 80t/h×1基
サブマージド式 80t/h×1基
II 120t/h×1基〔建設中 :2015年 11月完成予定〕
・BOG圧縮機・・・・ ・・・・・・・・・・ ・レシプロ式 11, 000m3N/h×2基
・LPG貯槽・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・・球形貯槽499t×1基
・付臭剤・ • • • • • • • • • • • • • • • • • LS0-12 (TBM: CH=33: 67の混合付臭剤)
・LNG受入設備・・・・ ・・・・ ・・・・・外航船パース× 1 (アンローディンゲアーム液用3基、ガス用 1基)
・LNG出荷設備・・ ・・・・ ・・・・・・・ローリー出荷レーン× 10
内航船パース× 1 (ローデイングアーム液用 1基、ガス用 1基)
・特高受配電設備・ ........ • 66kV×2系統(常時線、予備線)
・非常用発電機・・ ・・・・・・・・ ・・ ガスタービン 2,500kVA×1基(燃料: 13A+灯油のデュアルフューエル)
・防消火設備 ・・・・・・ ・・・・・・・・散水設備× 4箇所(LNG・ LPG貯槽、外航船園内航船パース)
屋外消火栓・消防車用屋外給水栓×37箇所
粉末消火設備× 3箇所(外航船パース、機械設備棟、非常用発電機室)
消防車× 1台
【熱量調整設備(DV &M)】
DV&MとはD:ダイレクト、 V:ベーパライジング、アンド、 M:ミキシ
ングの略であり、熱調の方式は液(LPG)ガス熱調方式である。
ミキサーはNG(LNG気化ガス+BOG)と LPGを混合させるため設置して
いる。
【B0 G圧縮機】
LNG貯槽内では外部入熱や保冷循環戻り入熱等により BOG(Bo i I Off Gas)が常時発生している。この BOGを都市ガスの原料として使用する
ため、 BOG圧縮機で昇圧し 1MPa熱調設備に送出をすることで、 LNG貯
槽内の圧力を所定の圧力に保つ役割を行っている。
4.基地フロー図
【LN G気化器(SEV)】
スチームエジェクタ式LN G気化器
は、気化熱源として、蒸気をスチー
ムエジェクタを介して温水パスに供
給している。
また、蒸気にて熱源供給を図ると同
時に、スチームエジェクタにより吸
引される空気が温水を激しく慢梓す
るパブ、リング効果により高い伝熱性
能を有している。
・ 1 MP a系統(40t/h)・2MP a系統(80t/h)
、
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×1基
×1基
【付臭剤】
付臭剤については低硫黄付臭剤の LS0-12CTBM:タ
ーシャリーブチルメルカブタン 33日+CH:シク口へ
、 キセン 67仰を使用する。
'-OME!彊:::> 1MPa製造ガス(100,000mN/h)
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「ヲ而亙lil>2MPa製造ガスLl!!!虫垂且ノ(200,000mN/h)
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BOG凝縮接(7目700mN/h)
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【アンローデイングアーム】
外航LNG船と基地とをアンロー
ディングアームを用いて接続
する。受入能力は 11.500kl/h で 155,000m3船(全長290m)の
LNGを約 14時間で受け入れる
ことが可能である。アーム操作
は油圧駆動を用いたラジコン
仕様である。また、安全対策と
してアーム先端には緊急離脱
装置 ERS(Emergency Release
System)が設置されている。
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LNG貯槽( 180,000kL)
【LN G気化器(SMV)】
サブマージド式LN G気化器は、気化熱源
として、j昆水パス内lこ水没している水中バ
ーナーの燃焼熱を利用している。
また、高温の燃焼ガス中の水蒸気潜熱も有
効利用され、燃焼ガスの気泡でより効率的
に熱交換伝熱性能を高めている。
・2MP a系統(80t/h)× 1基
内航船出荷7ーム(液伺I]1,130kνh)
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内航船出街7ーム(力.λ側5,600『nN/h)
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出荷用ポンプ(300t/h x 2)
NO.tLPG球形貯梱(499t)
受入
ボトムガ
【LN G貯槽】
直径 83m、高さ 54m、容量 180,000kLの
p C式 LN G貯槽。外槽はプレストレス
ト・コンクリート(PC)、内槽は9%Ni鋼
で作られ、外槽と肉槽の聞には保冷のため
PUF (ポリウレタンフォーム)・粒状パーラ
イト・グラスウールが施されている。また、
内槽、外槽聞は大気吸引による水分の凍結
を防ぐため常時窒素で保圧されている。
円周方向 _,....PC l.
岨直方向PC
PC防援u・《外相》
【LN Gポンプ】
①気化器用(1ry)ポンプ(90t/h×3台)は製造ガス用及び保冷循環として使用するた
め、常時最低1台は運転している。ポンプの追起動および停止操作は気化器の負荷に従
うため、その操作は気化器の運転状態に合わせて自動化されている。
②出荷用ポンプ(300t/h×2台)は内航船出荷用、ローリー出荷用、及びLN G貯槽ジ
ェットミキシング用として使用する。
LPGポンプ(2批/hX2)
【Lp G貯槽】
LPG貯槽は、熱量調整に使用する LPGを貯蔵する設備である。
LPG受入は、 LPG貯槽の液面による自動制御で行われる。
499 t×1基で、 Lp Gは近隣のエネオスグロープガスターミ
ナル(株)より配管で受入を行っている。
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仙ー•:r.,ー”側偶冷眼健相材
《PUF:$刊 凶 日 サーム》・2伏ハーライト.. ラスウール
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手間4 7ッヲ}~プレート手JJl3 底部ライナ
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手順2 基礎l.i・防贋握
圃.,
手順1地盤~Ill ・墨廻航5. No.2 LN G貯槽建股
今後、道内における天然ガスの需要増加が見込まれることと、苫小牧勇払ガス田の産出量の推移等、
れらの変化要因に対し柔軟な LN G調達かつ安定供給を図るため、 2基目の LN G貯槽の建設を開始して
、.
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手順12保冷・豊富車
手順7 工?レイジング
手順11>.!<強り耐圧・箆官民殴
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-一蹴
No. 2 L N G貯槽の建設作業は 2013年5月に着工。 2016年9月に完成を予定している。
項 目 No.1貯槽 No.2貯槽
同廿『 量 180,000kL 200,000kL
基礎版外径 85.Bm 87.4m 直
防液堤外径主1:±:叉
83.4m 84.9m
内槽内径 80.0m 81.0m
貯槽高さ 54.1m 58.1m
内槽液面高さ 35.Bm 38.9m
基礎杭本数 424本 476本
(基礎版工事)
(No. 2 L N G貯槽建設工程表)
目
全体工程
項
.
.
1
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’.’
ゐ-
b
杭工事
&礎版工事
屋銀
PC重工事
側部
底部
土
木
事
エ
織
械
工
No.2貯槽建設エリア
(基礎杭打ち工事)
3
ーi」~ー」_,_j_パージ・ヲー凡ダウン‘法強り
水張り
ブリージング告ンク
鼠運転
事
(2013年5月) (2013年8月)
(2013年 10月) (2013年 12月)
(2014年8月現在)
4
6.北海道電力(株)との共同基地着工について
2011年 10月11日、北海道ガス(株)と北海道電力(株)は、石狩LN G基地の共同利用に関する基本合意
書を締結した。
主な内容は、石狩LN G基地を拡張して北海道電力(株)の石狩湾新港発電所用燃料設備を設置し、同基
地にて LN Gの受入れ、貯蔵およびガス化を行い、発電所への燃料ガス供給を行うというものである。
共同基地の建設は、 2014年4月より地盤改良、同年8月より LN G貯槽土木工事に着手、 2015年6月
より貯槽機械工事を開始し、 2018年8月に貯槽完成、その後LN Gを受入れ、 2019年2月末に発電所の
運転を予定している。
本設備は、石狩湾新港発電所への燃料ガス供給に資する発電所用燃料設備として設置するものであり、
当基地では、現在増設工事中で、あるNo.2 L N G貯槽に続く 3基目の LNG貯槽となる。
0 拡張後敷地面積・・・・ ・・ ・・約 24万 m2(既存部:約 10万 m2+拡張部:約 14万 m2)
0 No. 3 L N G貯槽
・種類..................pc (プレストレストコンクリート)地上式
.貯蔵容量....• .. • • .... • 230, OOOkL
-工期・・ ・・・・・・・・ ・・ ・・ ・・ 2014年8月28日着工、 2018年8月完成(予定)