社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例...

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社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - 1 - 第1章 総則 (目的) 第1条 この社会福祉法人(以下「法人」という。)は、多様な福祉サービスが その利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫すること により、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会 において営むことができるよう支援することを目的として、次の社会福祉 事業を行う。 (1) 第一種社会福祉事業 (ア)障害児入所施設○○園の設置経営 (イ)特別養護老人ホーム○○園の設置経営 (ウ)障害者支援施設○○園の設置経営 (2) 第二種社会福祉事業 (ア)老人デイサービス事業(○○園) (イ)老人介護支援センター○○の設置経営 (ウ)保育所 ○○保育園の設置経営 (エ)障害福祉サービス事業(○○事業 ○○園) (オ)相談支援事業(○○園) (カ)移動支援事業(○○園) (キ)地域活動支援センター○○の設置経営 (ク)福祉ホーム○○の設置経営 (備考) (1) 具体的な目的(具体的事業名を除く。)の記載は、社会福祉法の基本 的理念に合致するものであるとともに、それぞれの法人の設立の理念 を体現するものとすること。 (2) 児童福祉に関する事業を行う法人においては、「心身ともに健やかに 育成 される」との趣旨に合致するものとすること。 第1章 総則 目的) 第1条 この社会福祉法人(以下「法人」という。)は、多様な福祉サービス がその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫す ることにより、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地 域社会において営むことができるよう支援することを目的として、次の 社会福祉事業を行う。 (1)第一種社会福祉事業 (イ)障害児入所施設の経営 (ロ)特別養護老人ホームの経営 (ハ)障害者支援施設の経営 (2)第二種社会福祉事業 (イ)老人デイサービス事業の経営 (ロ)老人介護支援センターの経営 (ハ)保育所の経営 (ニ)障害福祉サービス事業の経営 (ホ)相談支援事業の経営 (ヘ)移動支援事業の経営 (ト)地域活動支援センターの経営 (チ)福祉ホームの経営 (備考) 1) 具体的な記載は、社会福祉法の基本的理念に合致するものである とともに、それぞれの法人の設立の理念を体現するものとすること。 (2) 児童福祉に関する事業を行う法人においては、「心身ともに健やか に育成される」との趣旨に合致するものとすること。 具体的な事業名については、各法人に おいて社会福祉法人現況報告書をイン ターネット等で公表することが義務付け られたことから、公開している場合には 記載不要とする。

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Page 1: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

第1章 総則

(目的)

第1条 この社会福祉法人(以下「法人」という。)は、多様な福祉サービスが

その利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫すること

により、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会

において営むことができるよう支援することを目的として、次の社会福祉

事業を行う。

(1) 第一種社会福祉事業

(ア)障害児入所施設○○園の設置経営

(イ)特別養護老人ホーム○○園の設置経営

(ウ)障害者支援施設○○園の設置経営

(2) 第二種社会福祉事業

(ア)老人デイサービス事業(○○園)

(イ)老人介護支援センター○○の設置経営

(ウ)保育所 ○○保育園の設置経営

(エ)障害福祉サービス事業(○○事業 ○○園)

(オ)相談支援事業(○○園)

(カ)移動支援事業(○○園)

(キ)地域活動支援センター○○の設置経営

(ク)福祉ホーム○○の設置経営

(備考)

(1) 具体的な目的(具体的事業名を除く。)の記載は、社会福祉法の基本

的理念に合致するものであるとともに、それぞれの法人の設立の理念

を体現するものとすること。

(2) 児童福祉に関する事業を行う法人においては、「心身ともに健やかに

育成 される」との趣旨に合致するものとすること。

第1章 総則

(目的)

第1条 この社会福祉法人(以下「法人」という。)は、多様な福祉サービス

がその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫す

ることにより、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地

域社会において営むことができるよう支援することを目的として、次の

社会福祉事業を行う。

(1)第一種社会福祉事業

(イ)障害児入所施設の経営

(ロ)特別養護老人ホームの経営

(ハ)障害者支援施設の経営

(2)第二種社会福祉事業

(イ)老人デイサービス事業の経営

(ロ)老人介護支援センターの経営

(ハ)保育所の経営

(ニ)障害福祉サービス事業の経営

(ホ)相談支援事業の経営

(ヘ)移動支援事業の経営

(ト)地域活動支援センターの経営

(チ)福祉ホームの経営

(備考)

(1) 具体的な記載は、社会福祉法の基本的理念に合致するものである

とともに、それぞれの法人の設立の理念を体現するものとすること。

(2) 児童福祉に関する事業を行う法人においては、「心身ともに健やか

に育成される」との趣旨に合致するものとすること。

具体的な事業名については、各法人に

おいて社会福祉法人現況報告書をイン

ターネット等で公表することが義務付け

られたことから、公開している場合には

記載不要とする。

Page 2: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

で、(1)、(2)を踏まえ、法人の実態に即した記述として差し支えない。

(4) 施設名に法律上の名称を用いるときは、単に「○○母子生活支援施

設の設置経営」等と記載すること。

(5) デイサービス事業及び短期入所事業については、「老人デイサービ

ス事業(○○園)」等と記載すること。

(6) 「老人居宅介護等事業」などの施設を必要としない事業の場合は、事

業所名を明記することが望ましい。

(7) 指定管理者制度により、経営を受託している場合は、「○○施設○○

園の 受託経営」等と記載すること。

(8) 社会福祉協議会にあっては、次の例にならって記載すること。

(目的)

第1条 この社会福祉法人(以下「法人」という。)は、○○市(区)における

社会福祉事業その他の社会福祉を目的とする事業の健全な発達及び社

会福祉に関する活動の活性化により、地域福祉の推進を図ることを目的

として、次の事業を行う。

(1) 社会福祉を目的とする事業の企画及び実施

(2) 社会福祉に関する活動への住民の参加のための援助

(3) 社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調整

及び助成

(4) (1)から(3)までに掲げるもののほか、社会福祉を目的とする事業の

健全な発達を図るために必要な事業

(5) 地区社会福祉協議会の相互の連絡及び事業の調整の事業(指定都

市社会福祉協議会に限る。)

(6) 共同募金事業への協力

(7) 居宅介護等事業の経営

(8) 身体障害者福祉センター(○○センター)

(9) 福祉サービス利用援助事業

(3) 上記記載は、あくまで一例であるので、(1)、(2)を踏まえ、法人の実

態に即した記述とすること。

(4) 市町村社会福祉協議会にあっては、次の例にならって記載するこ

と。

(目的)

第1条 この社会福祉法人(以下「法人」という。)は、○○市(区町村)に

おける社会福祉事業その他の社会福祉を目的とする事業の健全な発

達及び社会福祉に関する活動の活性化により、地域福祉の推進を図

ることを目的として、次の事業を行う。

(1)社会福祉を目的とする事業の企画及び実施

(2)社会福祉に関する活動への住民の参加のための援助

(3)社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調

整及び助成

(4)(1)から(3)までに掲げるもののほか、社会福祉を目的とする事業

の健全な発達を図るために必要な事業

(5)地区社会福祉協議会の相互の連絡及び事業の調整の事業(指定

都市社会福祉協議会に限る。)

(6)共同募金事業への協力

(7)福祉サービス利用援助事業

Page 3: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(10)障害者福祉サービス事業の経営

(11)相談支援事業の経営

(12) その他本会の目的達成のため必要な事業

(8)福祉関係各法に基づき実施される事業の経営

(注)記載に当たっては、第1条の(1)及び(2)の例によること。

(9)その他本会の目的達成のため必要な事業

(5) 都道府県社会福祉協議会にあっては、次の例にならって記載する

こと。

(目的)

第1条 この社会福祉法人(以下「法人」という。)は、○○県(都道府)に

おける社会福祉事業その他の社会福祉を目的とする事業の健全な発

達及び社会福祉に関する活動の活性化により、地域福祉の推進を図

ることを目的として、次の事業を行う。

(1) 社会福祉を目的とする事業の企画及び実施

(2) 社会福祉に関する活動への住民の参加のための援助

(3) 社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調

整及び助成

(4) 社会福祉を目的とする事業を経営する者への支援に関する事

(5) (1)から(3)までに掲げるもののほか、社会福祉を目的とする事

業の健全な発達を図るために必要な事業

(6) 社会福祉を目的とする事業に従事する者の養成及び研修

(7) 社会福祉を目的とする事業の経営に関する指導及び助言

(8) 市町村社会福祉協議会の相互の連絡及び事業の調整

(9) 共同募金事業への協力

(10) ○○県福祉人材センターの業務の実施

(11) 日常生活自立支援事業

(12) 福祉関係各法に基づき実施される事業の経営

(注) 記載に当たっては、第1条の(1)及び(2)の例によること。

(13) その他本会の目的達成のため必要な事業

Page 4: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(名称)

第2条 この法人は、社会福祉法人○○福祉会という。

(経営の原則)

第3条 この法人は、社会福祉事業の主たる担い手としてふさわしい事業

を確実、効果的かつ適正に行うため、自主的にその経営基盤の強化を

図るとともに、その提供する福祉サービスの質の向上並びに事業経営

の透明性の確保を図り、もって地域福祉の推進に努めるものとする。

(事務所の所在地)

第4条 この法人の事務所を北海道札幌市○区○○丁目○○番地に置

く。

2 前項のほか、従たる事務所を北海道札幌市○区○○丁目○○番地に

置く。

(名称)

第2条 この法人は、社会福祉法人〇〇福祉会という。

(経営の原則等)

第3条 この法人は、社会福祉事業の主たる担い手としてふさわしい事

業を確実、効果的かつ適正に行うため、自主的にその経営基盤の強

化を図るとともに、その提供する福祉サービスの質の向上並びに事業

経営の透明性の確保を図り、もって地域福祉の推進に努めるものとす

る。

2 この法人は、地域社会に貢献する取組として、(地域の独居高齢者、

子育て世帯、経済的に困窮する者 等)を支援するため、無料又は低

額な料金で福祉サービスを積極的に提供するものとする。

(事務所の所在地)

第4条 この法人の事務所を北海道札幌市○区○○丁目○○番地に置

く。

2 前項のほか、従たる事務所を北海道札幌市○区○○丁目○○番地

に置く。

法改正に伴い新設。

カッコ内については、法人の実情に合

わせて記載するものだが、一般的には

法律の条文に従い、「日常生活又は社

会生活上の支援を必要とする者」とす

る。

(法第24条第2項) 社会福祉法人は、社会福祉事業及び第二十六条第一項に規定する公益事業を行うに当たつては、日常生活又は社会生活上の支援を必要とする者に対して、無料又は低額な料金で、福祉サービスを積極的に提供するよう努めなければならない。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(備考1)

評議員会を設ける場合には、定款に次の章を加えること。

第○章 評議員及び評議員会

(評議員会)

第○条 評議員会は、○○名の評議員をもって組織する。

(評議員の資格等)

第○条 評議員は、社会福祉事業に関心を持ち、又は学識経験ある者

で、この法人の趣旨に賛成して協力する者の中から理事会の同意を経

て、理事長がこれを委嘱する。

2 評議員の委嘱に当たっては、各評議員について、その親族その他特

殊の関係がある者が○名を超えて含まれてはならない。

(備考)

第2項の親族等の人数は、評議員の定数に応じて第5条の(備考)の(2)

と同様とすること。

第2章 評議員

(評議員の定数)

第5条 この法人に評議員○○名以上○○名以内置く。

(評議員の選任及び解任)

第6条 この法人に評議員選任・解任委員会を置き、評議員の選任及び

解任は、評議員選任・解任委員会において行う。

2 評議員選任・解任委員会は、監事○名、事務局員○名、外部委員○

名の合計○名で構成する。

3 選任候補者の推薦及び解任の提案は、理事会が行う。評議員選任・解

任委員会の運営についての細則は、理事会において定める。

4 選任候補者の推薦及び解任の提案を行う場合には、当該者が評議員

として適任及び不適任と判断した理由を委員に説明しなければならな

い。

5 評議員選任・解任委員会の決議は、委員の過半数が出席し、その過

半数をもって行う。ただし、外部委員の○名以上が出席し、かつ、外

部委員の○名以上が賛成することを要する。

(備考)

評議員の選任及び解任は、上記の評議員選任・解任委員会以外の中

立性が確保された方法によることも可能である。

なお、理事又は理事会が評議員を選任し、又は解任する旨の定款の

定めは効力を有しない(法第31 条第5 項)。

新たな評議員制度を設ける必要がある

ため、この章について新設。

定款例では「評議員○○名以上○○名

以内」となっているが、混乱を招くもとに

なることから、「○○名を置く。」のように

確定させること。

なお、理事より多い人数でなければな

らないことに注意。

評議員選任・解任委員会については、

資料P20~22参照。

なお、第2項の「事務局員」という表現の

意味ははっきりしないが、ここは、理事

が委員になれないこと、外部委員を必

ず入れなければならないことに留意。

選任・解任委員会以外の方法について

は、現時点では、原則として採用しない

こと。

(法第31条第5項) 第一項第五号の評議員に関する事項として、理事又は理事会が評議員を選任し、又は解任する旨の定款の定めは、その効力を有しない。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(評議員の任期)

第○条 評議員の任期は2年とする。ただし、補欠の評議員の任期は、前

任者の残任期間とする。

2 評議員は、再任されることができる。

(評議員の任期)

第7条 評議員の任期は、選任後4年以内に終了する会計年度のうち最

終のものに関する定時評議員会の終結の時までとし、再任を妨げな

い。

2 評議員は、第5条に定める定数に足りなくなるときは、任期の満了又

は辞任により退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、な

お評議員としての権利義務を有する。

(備考)

法第41 条第1 項に基づき、評議員の任期は、定款によって選任後6

年以内に終了する会計年度のうち最終のものに関する定時評議員会の

終結の時まで伸長することもできる。

特殊関係の考え方は、省令で定めら

れる予定だが、現行制度からは大幅に

変更になる見込みなので要注意(資料

P38~42、P90~91参照)

※所轄庁の職員が評議員になること

は、法61条第1項の規定(公私混同の

禁止)に鑑み、望ましくないので、認め

られないと考える。

任期は4~6年の間で定めること。

任期を○年という形で固定することは認

められない。

※ 評議員の資格等については、定款ではなく法で規定されている。 【参考(法)】 (評議員の選任) 第39条 評議員は、社会福祉法人の適正な運営に必要な識見を有する者のうちから、定款の定めるところにより、選任する。 (評議員の資格等) 第40条 次に掲げる者は、評議員となることができない。 一 法人 二 成年被後見人又は被保佐人 三 生活保護法、児童福祉法、老人福祉法、身体障害者福祉法又はこの法律の規定に違反して刑に処せられ、その執行を終わり、又は執 行を受けることがなくなるまでの者 四 前号に該当する者を除くほか、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者 五 第五十六条第八項の規定による所轄庁の解散命令により解散を命ぜられた社会福祉法人の解散当時の役員 2 評議員は、役員又は当該社会福祉法人の職員を兼ねることができない。 3 評議員の数は、定款で定めた理事の員数を超える数でなければならない。 4 評議員のうちには、各評議員について、その配偶者又は三親等以内の親族その他各評議員と厚生労働省令で定める特殊の関係がある者が含まれることになつてはならない。 5 評議員のうちには、各役員について、その配偶者又は三親等以内の親族その他各役員と厚生労働省令で定める特殊の関係がある者が含まれることになつてはならない

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

10 評議員の報酬については、勤務実態に即して支給することとし、評議

員の地位にあることのみによっては、支給しない。

法第41条第2項に基づき、補欠評議員の任期を退任した評議員の任

期満了時までとする場合には、第1 項の次に次の一項を加えること。

2 任期の満了前に退任した評議員の補欠として選任された評議員の任

期は、退任した評議員の任期の満了する時までとする。

(評議員の報酬等)

第8条 評議員に対して、<例:各年度の総額が○○○○○○円を超え

ない範囲で、評議員会において別に定める報酬等の支給の基準に従

って算定した額を、報酬として>支給することができる。

(備考)

無報酬の場合は、その旨を定めること。

民間事業者の役員の報酬等及び従業員の給与、当該法人の経理の

状況その他の事情を考慮して、不当に高額なものとならないよう、理事及

び監事並びに評議員の勤務形態に応じた報酬等の区分及びその額の

算定方法並びに支給の方法及び形態に関する事項を定めた報酬等の

支給の基準を定め、公表しなければならない(法第45 条の35、第59 条

の2 第1 項第2 号)。

第3章 評議員会

(構成)

第9条 評議員会は、全ての評議員をもって構成する。

評議員は、あくまでも選任後○年間の

任期となるため、退任した評議員の代

わりの者についても、この規定が無い

限り、選任後○年間となり、評議員ごと

に任期が異なることになる。

報酬等については、金額の上限及び算

定方法を明示する必要がある。定款例

以外の定めをする場合は、定款上に具

体的な算定方法を記載すること。

なお、交通費などの実費は報酬とは

みなされない。但し、車代等の名称でも

実費を超える場合は、名称にかかわら

ず、法に規定する報酬とみなされ、定

款で定め、公表をする必要がある。(算

定根拠のない実費は、全て報酬になる

と考える。資料 P43、P115~116、P141

参照。)

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(評議員会の権限)

第○条 評議員会は、次に掲げる事項を審議する。

(1) 予算、決算、基本財産の処分、事業計画及び事業報告

(2) 予算外の新たな義務の負担又は権利の放棄

(3) 定款の変更

(4) 合併

(5) 解散(合併又は破産による解散を除く。以下この条において同じ。)

(6) 解散した場合における残余財産の帰属者の選定

(7) その他、この法人の業務に関する重要事項で、理事会において必

要と認める事項

2 理事会は、前項に掲げる事項を決定しようとするときは、原則としてあら

かじめ評議員会の意見を聴かなければならない。

(備考)

「原則としてあらかじめ評議員会の意見を聴かなければならない」と

は、一定の場合においては事前に意見を聴くこと不要とするものである。

ここにおける「一定の場合」とは、災害時等緊急に法人としての意思決定

をする必要がある場合等、理事会として当該法人の運営上あらかじめ評

議員会の意見を聴くことが著しく困難であると認められる場合である。

(同前)

(権限)

第10条 評議員会は、次の事項について決議する。

(1) 理事及び監事<並びに会計監査人>の選任又は解任

(2) 理事及び監事の報酬等の額

(3) 理事及び監事並びに評議員に対する報酬等の支給の基準

(4) 計算書類(貸借対照表及び収支計算書)の承認

(5) 定款の変更

(6) 残余財産の処分

(7) 基本財産の処分

(8) 社会福祉充実計画の承認

(9) その他評議員会で決議するものとして法令又はこの定款で定め

られた事項

(備考)

会計監査人を置いていない場合、<>内は不要。

(2)については、報酬の額を定款で定める場合以外は、評議員会にお

いて決定する必要がある(法第45 条の16 第4項において準用する一般

法人法第89 条、法第45 条の18 第3 項において準用する一般法人法

第105 条第1 項)。

評議員会は、議決機関となり、ここに掲

げる項目は、評議員会での議決が無い

限り成立しない。その反面、ここに記載

のない項目については、評議員会に決

定の権限はないことになる。(資料 P18

~19、P89~96参照。)

※ 評議員会の権限等に係る法の規定は以下のとおり。 【参考(法)】 (評議員会の権限等) 第45条の8 評議員会は、全ての評議員で組織する。 2 評議員会は、この法律に規定する事項及び定款で定めた事項に限り、決議をすることができる。 3 この法律の規定により評議員会の決議を必要とする事項について、理事、理事会その他の評議員会以外の機関が決定することができること を内容とする定款の定めは、その効力を有しない。 4 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第百八十四条から第百八十六条まで及び第百九十六条の規定は、評議員について準用 する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

第○条 評議員会は、この法人の業務若しくは財産の状況又は役員の業

務執行の状況について、役員に対して意見を述べ若しくはその諮問に

答え又は役員から報告を徴することができる。

第10号により準用される一般法人法の

規定により、評議員全員が書面等で同

意した場合は、決議又は報告を省略で

きる。この規定により、簡易な定款変更

等は、評議員会を開くことなく改正する

などの対応は可能である。

(但し、重要な決定に係る評議員の省略

は適当でない。)

※ 評議員会の運営に係る法の規定は以下のとおり。 【参考(法)】 (評議員会の運営) 第45条の9 定時評議員会は、毎会計年度の終了後一定の時期に招集しなければならない。 2 評議員会は、必要がある場合には、いつでも、招集することができる。 3 評議員会は、第五項の規定により招集する場合を除き、理事が招集する。 4 評議員は、理事に対し、評議員会の目的である事項及び招集の理由を示して、評議員会の招集を請求することができる。 5 次に掲げる場合には、前項の規定による請求をした評議員は、所轄庁の許可を得て、評議員会を招集することができる。 一 前項の規定による請求の後遅滞なく招集の手続が行われない場合 二 前項の規定による請求があつた日から六週間(これを下回る期間を定款で定めた場合にあつては、その期間)以内の日を評議員会 の日とする評議員会の招集の通知が発せられない場合

6 評議員会の決議は、議決に加わることができる評議員の過半数(これを上回る割合を定款で定めた場合にあつては、その割合以上) が出席し、その過半数(これを上回る割合を定款で定めた場合にあつては、その割合以上)をもつて行う。 7 前項の規定にかかわらず、次に掲げる評議員会の決議は、議決に加わることができる評議員の三分の二(これを上回る割合を定款で 定めた場合にあつては、その割合)以上に当たる多数をもつて行わなければならない。 一 第四十五条の四第一項の評議員会(監事を解任する場合に限る。) 二 第四十五条の二十第四項において準用する一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第百十三条第一項の評議員会 三 第四十五条の三十六第一項の評議員会 四 第四十六条第一項第一号の評議員会 五 第五十二条、第五十四条の二第一項及び第五十四条の八の評議員会

8 前二項の決議について特別の利害関係を有する評議員は、議決に加わることができない。 9 評議員会は、次項において準用する一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第百八十一条第一項第二号に掲げる事項以外の 事項については、決議をすることができない。ただし、第四十五条の十九第六項において準用する同法第百九条第二項の会計監査人の出席を求めることについては、この限りでない。 10 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第百八十一条から第百八十三条まで及び第百九十二条の規定は評議員会の招集に ついて、同法第百九十四条の規定は評議員会の決議について、同法第百九十五条の規定は評議員会への報告について、それぞれ 準用する。この場合において、同法第百八十一条第一項第三号及び第百九十四条第三項第二号中「法務省令」とあるのは、「厚生 労働省令」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

2 評議員会は、理事長が招集する。

3 理事長は、評議員総数の3分の1以上の評議員又は監事から会議に付

議すべき事項を示して評議員会の招集を請求された場合には、その請

求のあった日から 20日以内に、これを招集しなければならない。

4 評議員会に議長を置く。

5 議長は、その都度評議員の互選で定める。

6 評議員会は、評議員総数の過半数の出席がなければ、その議事を開

き、議決することができない。

7 評議員会の議事は、評議員総数の過半数で決し、可否同数のときは、

議長の決するところによる。

8 評議員会の決議について、特別の利害関係を有する評議員は、その

議事の議決に加わることができない。

(備考)

(2) 評議員の定数は、理事定数の2倍を超える数とすること。

(3) 議長の議決権については、第7項の規定により、可否同数のときの

決定権として行使されることとなり、それより前に行使することは二重

(開催)

第11条 評議員会は、定時評議員会として毎年度○月に1回開催するほ

か、(○月及び)必要がある場合に開催する。

(備考)

定時評議員会は、年に1 回、毎会計年度の終了後一定の時期に招集

しなければならない(法第45 条の9 第1 項)ので、開催時期を定めてお

くことが望ましい。なお、「毎年度○月」については、4 月~6 月までの

範囲となる。他方、臨時評議員会は、必要がある場合には、いつでも、招

集することができる。(法第45 条の9 第2 項)。

(招集)

第12条 評議員会は、法令に別段の定めがある場合を除き、理事会の

決議に基づき理事長が招集する。

2 評議員は、理事長に対し、評議員会の目的である事項及び招集の理

由を示して、評議員会の招集を請求することができる。

(決議)

第13条 評議員会の決議は、決議について特別の利害関係を有する評

議員を除く評議員の過半数が出席し、その過半数をもって行う。

2 前項の規定にかかわらず、次の決議は、決議について特別の利害関

係を有する評議員を除く評議員の<例:3 分の2 以上>に当たる多

数をもって行わなければならない。

(1) 監事の解任

(2) 定款の変更

(3) その他法令で定められた事項

3 理事又は監事を選任する議案を決議するに際しては、各候補者ごと

に第1 項の決議を行わなければならない。理事又は監事の候補者の

定款例では「望ましい」とあるが、年1

回の定時評議員会の開催時期は、必ず

具体的に定めること。

なお、定款例では4~6月とあるが、

理事会での計算書類の承認後、定時評

議員会の開催(1週間前までに通知)及

び定時評議員会2週間前までに計算書

類を備え付けなければならない。という

スケジュールを考慮するj必要がある。

評議員会を招集するには、まず、①

評議員会の日時及び場所、②議題、③

議案といった招集事項を理事会の決議

により定めることが必要(法第45条の9

第10項で準用する一般法人法第181

条)

第2項は、定款例のとおり2/3以上の

議決が必要なものとして定めること。(割

合を下げることは不可とする。)

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

の投票権を有する結果にもなり、不都合な事態を招く。そのため、可

否同数のときより前の議決はできないことに留意すること。

9 議長及び評議員会において選任した評議員2名は、評議員会の議事

について議事の経過の要領及びその結果を記載した議事録を作成し、

これに署名又は記名押印しなければならない。

(備考)

(1) 次に掲げる事業のみを行う法人以外の法人は、評議員会を設ける

こと。

ア 都道府県又は市町村が福祉サービスを必要とする者について措

置をとる社会福祉事業

イ 保育所を経営する事業

ウ 介護保険事業

合計数が第21 条に定める定数を上回る場合には、過半数の賛成を

得た候補者の中から得票数の多い順に定数の枠に達するまでの者を

選任することとする。

(備考)

第1項については、法第45 条の9 第6 項に基づき、過半数に代え

て、これを上回る割合を定款で定めることも可能である。(例:理事の解任

等)

第2項については、法第45 条の9 第7 項に基づき、3 分の2 以上に

代えて、これを上回る割合を定めることも可能である。

(議事録)

第14条 評議員会の議事については、法令で定めるところにより、議事

録を作成する。

2 出席した評議員及び理事は、前項の議事録に記名押印する。

(備考)

第2項にかかわらず、議長及び会議に出席した評議員のうちから選出

された議事録署名人2名がこれに記名押印することとしても差し支えない

こと。

定款例は全員の記名押印であるが、

議事録作成を簡素化するため、本市で

は「議事録署名人2名」を原則としたい。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

第2章 役員及び職員

(役員の定数)

第5条 この法人には、次の役員を置く。

(1) 理事 ○○名

(2) 監事 ○○名

2 理事のうち1名は、理事の互選により、理事長となる。

3 理事長は、この法人を代表する。

4 役員の選任に当たっては、各役員について、その親族その他特殊の

関係がある者が、理事のうちに○名を超えて含まれてはならず、監事の

うちにこれらの者が含まれてはならない。

(備考)

(1) 理事の定数は、6名以上とすること。

監事の定数は、2名以上とすること。

(2) 第4項の親族等の人数は、理事の定数に応じて次のとおりとす

ること。

理事定数 親族等の人数

6名~ 9名 1名

10名~12名 2名

13名~ 3名

(3) 理事長又は理事に総裁、会長という名称を与えることは差し支

えないこと。

(4) 常務理事を置くときは、理事長、常務理事及び平理事の職務権

限を明確にすること。

(5) 理事長以外にも法人を代表する理事がいる場合には、例えば

「理事長及び常務理事は、この法人を代表する。」というような記

載にすること。

第4章 役員及び<会計監査人並びに>職員

(役員<及び会計監査人>の定数)

第15条 この法人には、次の役員を置く。

(1) 理事 ○○名以上○○名以内

(2) 監事 ○○名以内

2 理事のうち1名を理事長とする。

3 理事長以外の理事のうち、○名を業務執行理事とする。

<4 この法人に会計監査人を置く。>

(備考)

(1) 理事は6名以上、監事は2名以上とすること。

(2) 会計監査人を置いていない場合、<>内は不要。

(3) 社会福祉法の名称とは異なる通称名や略称を定款に使用する場合

(例えば、理事長を「会長」と表記するような場合)には、「法律上の名

称」と定款で使用する名称がどのような関係にあるのかを、定款上、明

確にする必要があること。

<例> 理事長、業務執行理事の役職名を、会長、常務理事とする場

合の例

2 理事のうち1名を、会長、○名を常務理事とする。

3 前項の会長をもって社会福祉法の理事長とし、常務理事をもっ

て同法第45 条の16 第2 項第2 号の業務執行理事とする。

定款例では「理事○○名以上○○名以

内」「監事○○名以内」となっているが、

混乱を招くもとになることから、「○○名

を置く。」のように確定させること。

理事の中に役職(副理事長、常務理事

など)を設ける場合は、「業務執行理事」

と位置付けて<例>のとおり定めること。

なお、名誉職については、役員たること

はできないため、定款では定めないこ

と(理事会決議等で、別規程を定めるの

が望ましい)。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(役員の選任等)

第7条 理事は、理事総数の3分の2以上の同意を得て、理事長が委嘱す

る。

2 監事は、理事会において選任する。

3 監事は、この法人の理事、評議員、職員及びこれらに類する他の職務

を兼任することができない。

(備考)

評議員会を設ける場合には、理事や監事の選任も評議員会におい

て行うこととすることが適当であること。

(役員<及び会計監査人>の選任)

第16条 理事及び監事<並びに会計監査人>は、評議員会の決議によ

って選任する。

2 理事長及び業務執行理事は、理事会の決議によって理事の中から選

定する。

(備考)

会計監査人を置いていない場合、<>内は不要。

役員の選任に当たり、法律上「委嘱」は

必要とされていない。評議員会での決

議(一般に定時評議員会終了)後から役

員となる。

なお、理事長・業務執行役員・その他の

理事の役割については、資料 P98~99

参照。)

※ 理事の資格等については、定款ではなく法で規定されている。

【参考(法)】

(役員の資格等)

第44条 第四十条第一項の規定は、役員について準用する。

2 監事は、理事又は当該社会福祉法人の職員を兼ねることができない。

3 理事は六人以上、監事は二人以上でなければならない。

4 理事のうちには、次に掲げる者が含まれなければならない。

一 社会福祉事業の経営に関する識見を有する者

二 当該社会福祉法人が行う事業の区域における福祉に関する実情に通じている者

三 当該社会福祉法人が施設を設置している場合にあつては、当該施設の管理者

5 監事のうちには、次に掲げる者が含まれなければならない。

一 社会福祉事業について識見を有する者

二 財務管理について識見を有する者

6 理事のうちには、各理事について、その配偶者若しくは三親等以内の親族その他各理事と厚生労働省令で定める特殊の関係がある者が

三人を超えて含まれ、又は当該理事並びにその配偶者及び三親等以内の親族その他各理事と厚生労働省令で定める特殊の関係がある者

が理事の総数の三分の一を超えて含まれることになつてはならない。

7 監事のうちには、各役員について、その配偶者又は三親等以内の親族その他各役員と厚生労働省令で定める特殊の関係がある者が含

まれることになつてはならない。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(理事の職務及び権限)

第17条 理事は、理事会を構成し、法令及びこの定款で定めるところに

より、職務を執行する。

2 理事長は、法令及びこの定款で定めるところにより、この法人を代表

し、その業務を執行し、業務執行理事は、<例:理事会において別に

定めるところにより、この法人の業務を分担執行する。>

3 理事長及び業務執行理事は、3 箇月に1 回以上、自己の職務の執行

の状況を理事会に報告しなければならない。

(備考)

理事長及び業務執行理事の自己の職務の執行の状況を理事会に報

告する頻度については、定款で、毎会計年度に4月を超える間隔で2 回

理事長のみが法人の代表者であること

を法律で明記(従来は全員が代表者)

理事長が欠けた場合、辞任又は任期満

了の場合は、前理事長が義務と責任を

負い、その他の場合は、速やかに理事

長を選任する必要がある。(所轄庁が一

時理事長を選任する制度あり。)

理事長、業務執行理事には、新たに理

事会への報告義務が課せられたので、

※ 理事・理事長の権限等に係る法の定めは以下のとおり。 【参考(法)】 (理事の職務及び権限等) 第45条の16 理事は、法令及び定款を遵守し、社会福祉法人のため忠実にその職務を行わなければならない。 2 次に掲げる理事は、社会福祉法人の業務を執行する。 一 理事長 二 理事長以外の理事であつて、理事会の決議によつて社会福祉法人の業務を執行する理事として選定されたもの 3 前項各号に掲げる理事は、三月に一回以上、自己の職務の執行の状況を理事会に報告しなければならない。ただし、定款で毎会計 年度に四月を超える間隔で二回以上その報告をしなければならない旨を定めた場合は、この限りでない。 4 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第八十四条、第八十五条、第八十八条(第二項を除く。)、第八十九条及び第九十二条第 二項の規定は、理事について準用する。この場合において、同法第八十四条第一項中「社員総会」とあるのは「理事会」と、同法第八十八 条の見出し及び同条第一項中「社員」とあるのは「評議員」と、「著しい」とあるのは「回復することができない」と、同法第八十九条中「社員 総会」とあるのは「評議員会」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。

(理事長の職務及び権限等) 第45条の17 理事長は、社会福祉法人の業務に関する一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有する。 2 前項の権限に加えた制限は、善意の第三者に対抗することができない。 3 第四十五条の六第一項及び第二項並びに一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第七十八条及び第八十二条の規定は理事長 について、同法第八十条の規定は民事保全法(平成元年法律第九十一号)第五十六条に規定する仮処分命令により選任された理事又は 理事長の職務を代行する者について、それぞれ準用する。この場合において、第四十五条の六第一項中「この法律又は定款で定めた 役員の員数が欠けた場合」とあるのは、「理事長が欠けた場合」と読み替えるものとする。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(理事長の職務の代理)

第10条 理事長に事故あるとき、又は欠けたときは、理事長があらかじめ

指名する他の理事が、順次に理事長の職務を代理する。

2 理事長個人と利益相反する行為となる事項及び双方代理となる事項に

ついては、理事会において選任する他の理事が理事長の職務を代理

する。

(監事による監査)

第11条 監事は、理事の業務執行の状況及び法人の財産の状況を監査

しなければならない。

2 監事は、毎年定期的に監査報告書を作成し、理事会及び札幌市長に

報告するものとする。

3 監事は、前項に定めるほか、必要があると認めるときは、理事会に出席

して意見を述べるものとする。

(備考)

評議員会を設ける場合には、評議員会に対しても監査結果を報告し、

かつ意見を述べることとすることが適当であること。

以上とすることも可能である(法第45 条の16 第3 項)。

<例>

3 理事長及び業務執行理事は、毎会計年度に4 箇月を超える間隔

で2 回以上、自己の職務の執行の状況を理事会に報告しなけれ

ばならない。

(監事の職務及び権限)

第18条 監事は、理事の職務の執行を監査し、法令で定めるところによ

り、監査報告を作成する。

2 監事は、いつでも、理事及び職員に対して事業の報告を求め、この法

人の業務及び財産の状況の調査をすることができる。

(備考)

会計監査人を置く場合は、次の条を追加すること。

(会計監査人の職務及び権限)

第○条 会計監査人は、法令で定めるところにより、この法人の計算

書類(貸借対照表、資金収支計算書及び事業活動計算書)並びに

これらの附属明細書及び財産目録を監査し、会計監査報告を作成

する。

2 会計監査人は、いつでも、次に掲げるものの閲覧及び謄写をし、又

は理事及び使用人に対し、会計に関する報告を求めることができ

る。

(1) 会計帳簿又はこれに関する資料が書面をもって作成されてい

留意すること。この報告のための理事

会は、省略することは不可である。

業務報告の間隔をあけることができる

が、複数業務を行う法人にあっては、基

本的に3カ月に1回の定めとすること。

職務代理者については、定款例では触

れられていない。定款で職務代理者を

置く規定は認められないというのが厚

労省の見解である。

監事報告については、法で決算の監事

報告が義務付けられているが、その他

年度中の監査の必要性等については

現時点では不明。但し、理事長・業務執

行理事の報告に合わせて監事監査を

行う必要があると考える。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(役員の任期)

第6条 役員の任期は2年とする。ただし、補欠の役員の任期は、前任者

の残任期間とする。

2 役員は再任されることができる。

3 理事長の任期は、理事として在任する期間とする。

(備考)

「役員は、その任期満了の後でも、後任者が選任されるまでは、な

お、その職務を行う。」という規定を定款に記載するのは、定款におい

て役員の任期を2年未満と定めた場合に限るものとし、この場合には任

期終了から就任後2年までの間に限り、引き続き前役員がその職務を

行うことができる。

るときは、当該書面

(2) 会計帳簿又はこれに関する資料が電磁的記録をもって作成さ

れているときは、当該電磁的記録に記録された事項を法令で定

める方法により表示したもの

(役員<及び会計監査人>の任期)

第19条 理事又は監事の任期は、選任後2年以内に終了する会計年度

のうち最終のものに関する定時評議員会の終結の時までとし、再任を

妨げない。

2 理事又は監事は、第15条に定める定数に足りなくなるときは、任期の

満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された者が就任するま

で、なお理事又は監事としての権利義務を有する。

<3 会計監査人の任期は、選任後1年以内に終了する会計年度のうち

最終のものに関する定時評議員会の終結の時までとする。ただし、そ

の定時評議員会において別段の決議がされなかったときは、再任さ

れたものとみなす。>

(備考1)

会計監査人を置いていない場合、<>内は不要。

(備考2)

理事の任期は、定款によって短縮することもできる(法第45 条)。

法第45 条に基づき、補欠理事又は監事の任期を退任した理事又は

監事の任期満了時までとする場合には、第1 項の次に次の一項を加え

ること。

2 補欠として選任された理事又は監事の任期は、前任者の任期の満了

する時までとする。

(役員<及び会計監査人>の解任)

第20条 理事又は監事が、次のいずれかに該当するときは、評議員会

の決議によって解任することができる。

評議員と同様、規程上は「委嘱」は必要

なく、定時評議員会終了時点(議事録に

記載の終了時刻)で交代することにな

る。

評議員と同様、各役員が選任された時

点から任期が起算されるため、欠員補

充等があった場合は、この規定が無い

限り、任期がずれることになる。

解任については、今までは選任権の反

対解釈として認められているとの解釈

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(役員の報酬等)

第8条 役員の報酬については、勤務実態に即して支給することとし、役

員の地位にあることのみによっては、支給しない。

2 役員には費用を弁償することができる。

3 前2項に関し必要な事項は、理事会の議決を経て、理事長が別に定め

(1) 職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったとき。

(2) 心身の故障のため、職務の執行に支障があり、又はこれに堪え

ないとき。

<2 会計監査人が、次のいずれかに該当するときは、評議員会の決議

によって解任することができる。

(1) 職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったとき。

(2) 会計監査人としてふさわしくない非行があったとき。

(3) 心身の故障のため、職務の執行に支障があり、又はこれに堪え

ないとき。

3 監事は、会計監査人が、前項各号のいずれかに該当するときは、(監

事全員の同意により、)会計監査人を解任することができる。この場

合、監事は、解任した旨及び解任の理由を、解任後最初に招集される

評議員会に報告するものとする。>

(備考)

会計監査人を置いていない場合、<>内は不要。

(役員<及び会計監査人>の報酬等)

第21条 理事及び監事に対して、<例:評議員会において別に定める総

額の範囲内で、評議員会において別に定める報酬等の支給の基準に

従って算定した額を>報酬等として支給することができる。

<2 会計監査人に対する報酬等は、監事の過半数の同意を得て、理事

であったが、明文化された。

解任時には、左記の理由に該当してい

る旨を具体的に決議しなければならな

いと考える。

報酬の考え方は評議員と同じ。

役員報酬は、定款で定めていない場合

は、評議員会での議決で基準等を定め

るこ必要がある。(但し、基準は勤務形

※ 評議員・役員に対する報酬についての法の規定は以下のとおり。

【参考(法)】

(報酬等) 第45条の35 社会福祉法人は、理事、監事及び評議員に対する報酬等について、厚生労働省令で定めるところにより、民間事業者の役員

の報酬等及び従業員の給与、当該社会福祉法人の経理の状況その他の事情を考慮して、不当に高額なものとならないような支給の基準

を定めなければならない。

2 前項の報酬等の支給の基準は、評議員会の承認を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。

3 社会福祉法人は、前項の承認を受けた報酬等の支給の基準に従つて、その理事、監事及び評議員に対する報酬等を支給しなければ

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

る。

(職員)

第12条 この法人に、職員若干名を置く。

2 この法人の設置経営する施設の長(以下「施設長」という。)は、理事会

の議決を経て、理事長が任免する。

3 施設長以外の職員は、理事長が任免する。

会において定める。>

(備考)

会計監査人を置いていない場合、<>内は不要。

(職員)

第22条 この法人に、職員を置く。

2 この法人の設置経営する施設の長他の重要な職員(以下「施設長等」

という。)は、理事会において、選任及び解任する。

3 施設長等以外の職員は、理事長が任免する。

(備考1)

運営協議会を設ける場合には、定款に次の章を加えること。

第○章 運営協議会

(運営協議会の設置)

第○条 この法人に、運営協議会を置く。

(運営協議会の委員の定数)

第○条 運営協議会の委員は○名とする。

(運営協議会の委員の選任)

第○条 運営協議会の委員は、各号に掲げる者から理事長が選任する。

(1) 地域の代表者

(2) 利用者又は利用者の家族の代表者

(3) その他理事長が適当と認める者

(運営協議会の委員の定数の変更)

第○条 法人が前条に定める定数を変更しようとするときは、運営協議会

の意見を聴かなければならない。

(意見の聴取)

第○条 理事長は、必要に応じて、運営協議会から、地域や利用者の意

見を聴取するものとする。

態や算定基礎額、役職、在職年数な

ど、どのように算定されたかを説明でき

るように定めなければならないため、報

酬規程を作成し、評議員会の議決を経

ること。)

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(備考2)

社会福祉協議会及び社団的な法人で会員制度を設ける社会福祉法人

は、定款に次の章を加えること。

第○章 会員

(会員)

第○条 この法人に会員を置く。

2 会員は、この法人の目的に賛同し、目的達成のため必要な援助を行う

ものとする。

3 会員に関する規程は、別に定める。

(その他)

第○条 運営協議会については、この定款に定めのあるもののほか、別

に定めるところによるものとする。

(備考2)

社会福祉協議会及び社団的な法人で会員制度を設ける社会福祉法

人は、定款に次の章を加えること。

第○章 会員

(会員)

第○条 この法人に会員を置く。

2 会員は、この法人の目的に賛同し、目的達成のため必要な援助を行う

ものとする。

3 会員に関する規程は、別に定める。

(備考3)

都道府県社会福祉協議会である社会福祉法人は、定款に次の章を加

えること。

第○章 運営適正化委員会

(運営適正化委員会の設置)

第○条 この法人に、社会福祉法に規定する運営適正化委員会(以下

「運営適正化委員会」という。)を置く。

(運営適正化委員会の委員の定数)

第○条 運営適正化委員会の委員は○名とする。

(運営適正化委員会の委員の選任)

第○条 運営適正化委員会の委員は、本法人に置かれる選考委員会の

同意を得て、会長が選任する。

(運営適正化委員会の委員の定数の変更)

第○条 法人が前条に定める定数を変更しようとするときは、運営適正化

委員会の意見を聴かなければならない。

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(理事会)

第9条 この法人の業務の決定は、理事をもって組織する理事会によって

行う。ただし、日常の業務として理事会が定めるものについては理事長

(業務の報告)

第○条 運営適正化委員会はその業務の状況及び成果について、理事

会に定期的に報告しなければならない。

(その他)

第○条 運営適正化委員会については、法令等及びこの定款に定めの

あるもののほか、別に定めるところによるものとする。

第五章 理事会

(構成)

第23条 理事会は、全ての理事をもって構成する。

第5号の規定により、内部管理体制の整

備が求められる。詳細は資料 P36~

37、105~108参照。

※ 理事会の権限等についての法の定めは以下のとおり。 【参考(法)】 (理事会の権限等) 第45条の13 理事会は、全ての理事で組織する。 2 理事会は、次に掲げる職務を行う。 一 社会福祉法人の業務執行の決定 二 理事の職務の執行の監督 三 理事長の選定及び解職 3 理事会は、理事の中から理事長一人を選定しなければならない。 4 理事会は、次に掲げる事項その他の重要な業務執行の決定を理事に委任することができない。 一 重要な財産の処分及び譲受け 二 多額の借財 三 重要な役割を担う職員の選任及び解任 四 従たる事務所その他の重要な組織の設置、変更及び廃止 五 理事の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他社会福祉法人の業務の適正を確保するために必要 なものとして厚生労働省令で定める体制の整備

六 第四十五条の二十第四項において準用する一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第百十四条第一項の規定による定款の 定めに基づく第四十五条の二十第一項の責任の免除

5 その事業の規模が政令で定める基準を超える社会福祉法人においては、理事会は、前項第五号に掲げる事項を決定しなければならない。

Page 21: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

- 21 -

定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

が専決し、これを理事会に報告する。

(備考)

(1) 「日常の業務として理事会が定めるもの」の例としては、次のような

業務がある。なお、これらは例示であって、法人運営に重大な影響

があるものを除き、これら以外の業務であっても理事会において定

めることは差し支えないこと。

① 「施設長の任免その他重要な人事」を除く職員の任免。

(注) 理事長が専決できる人事の範囲については、法人としての

判断により決定することが必要であるので、理事会が(評議員会

が必置の法人においては評議員会の意見を聴いて)あらかじめ

法人の定款細則等に規定しておくこと。

② 職員の日常の労務管理・福利厚生に関すること。

③ 債権の免除・効力の変更のうち、当該処分が法人に有利であると認

められるもの、その他やむを得ない特別の理由があると認められる

もの。ただし、法人運営に重大な影響があるものを除く。

(注)当該処分について理事長個人が特別の利害関係を有する場合

は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

④ 設備資金の借入に係る契約であって予算の範囲内のもの。

(注)当該契約について理事長個人が特別の利害関係を有する場合

は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

⑤ 建設工事請負や物品納入等の契約のうち次のような軽微なもの。

(権限)

第24条 理事会は、次の職務を行う。ただし、日常の業務として理事会が

定めるものについては理事長が専決し、これを理事会に報告する。

(1) この法人の業務執行の決定

(2) 理事の職務の執行の監督

(3) 理事長及び業務執行理事の選定及び解職

(備考)

(1) 「日常の業務として理事会が定めるもの」の例としては、次のような

業務がある。なお、これらは例示であって、法人運営に重大な影響が

あるものを除き、これら以外の業務であっても理事会において定める

ことは差し支えないこと。

① 「施設長等の任免その他重要な人事」を除く職員の任免

(注) 理事長が専決できる人事の範囲については、法人としての判

断により決定することが必要であるので、理事会があらかじめ法

人の定款細則等に規定しておくこと。

② 職員の日常の労務管理・福利厚生に関すること

③ 債権の免除・効力の変更のうち、当該処分が法人に有利であると

認められるもの、その他やむを得ない特別の理由があると認められ

るもの。ただし、法人運営に重大な影響があるものを除く。

(注)当該処分について理事長個人が特別の利害関係を有する場合

は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

④ 設備資金の借入に係る契約であって予算の範囲内のもの

(注)当該契約について理事長個人が特別の利害関係を有する場合

は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

⑤ 建設工事請負や物品納入等の契約のうち次のような軽微なもの

法第45条の13の内容と同じ。

日常業務の例示は、現行と同じ。従っ

て、定款細則(専決規定)は、現行どお

りでかまわないことになる。

なお、理事長又は執行役員が行った業

務については、法で3カ月毎の報告義

務があるので、それに合わせて報告す

ることになる。

Page 22: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

- 22 -

定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

ア 日常的に消費する給食材料、消耗品等の日々の購入

イ 施設設備の保守管理、物品の修理等

ウ 緊急を要する物品の購入等

(注1) 理事長が専決できる契約の金額及び範囲については、随意

契約によることができる場合の基準も参酌しながら、法人の判断

により決定することが必要であるので、理事会が(評議員会が必

置の法人においては評議員会の意見を聴いて)あらかじめ法人

の定款細則等に規定しておくこと。

(注2) 当該契約について理事長個人が特別の利害関係を有する場

合は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

⑥ 基本財産以外の固定資産の取得及び改良等のための支出並びにこ

れらの処分。 ただし、法人運営に重大な影響があるものを除く。

(注1) 理事長が専決できる取得等の範囲については、法人の判断

により決定することが必要であるので、理事会が(評議員会が必

置の法人においては評議員会の意見を聴いて)あらかじめ法人

の定款細則等に規定しておくこと。

(注2) 当該取得等について理事長個人が特別の利害関係を有する

場合は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

⑦ 損傷その他の理由により不要となった物品又は修理を加えても使用

に耐えないと認められる物品の売却又は廃棄

ただし、法人運営に重大な影響がある固定資産を除く。

(注1) 理事長が専決で処分できる固定資産等の範囲については、

法人の判断により決定することが必要であるので、理事会が(評

議員会が必置の法人においては評議員会の意見を聴いて)あら

かじめ法人の定款細則等に規定しておくこと。

(注2) 当該売却等について理事長個人が特別の利害関係を有する

場合は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

⑧ 予算上の予備費の支出

ア 日常的に消費する給食材料、消耗品等の日々の購入

イ 施設設備の保守管理、物品の修理等

ウ 緊急を要する物品の購入等

(注1)理事長が専決できる契約の金額及び範囲については、随意

契約によることができる場合の基準も参酌しながら、法人の判断

により決定することが必要であるので、理事会があらかじめ法人

の定款細則等に規定しておくこと。

(注2)当該契約について理事長個人が特別の利害関係を有する場

合は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

⑥ 基本財産以外の固定資産の取得及び改良等のための支出並び

にこれらの処分。ただし、法人運営に重大な影響があるものを除

く。

(注1)理事長が専決できる取得等の範囲については、法人の判断に

より決定することが必要であるので、理事会があらかじめ法人の定

款細則等に規定しておくこと。

(注2)当該取得等について理事長個人が特別の利害関係を有する場

合は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

⑦ 損傷その他の理由により不要となった物品又は修理を加えても使

用に耐えないと認められる物品の売却又は廃棄

ただし、法人運営に重大な影響がある固定資産を除く。

(注1)理事長が専決で処分できる固定資産等の範囲については、

法人の判断により決定することが必要であるので、理事会があら

かじめ法人の定款細則等に規定しておくこと。

(注2)当該売却等について理事長個人が特別の利害関係を有する

場合は、理事会において選任する他の理事が専決すること。

⑧ 予算上の予備費の支出

Page 23: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

- 23 -

定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

⑨ 入所者・利用者の日常の処遇に関すること。

⑩ 入所者の預り金の日常の管理に関すること。

⑪ 寄附金の受入れに関する決定

ただし、法人運営に重大な影響があるものを除く。

(注) 寄附金の募集に関する事項は専決できないこと。

なお、これらの中には諸規程において定める契約担当者に委任

されるものも含まれる。

⑨ 入所者・利用者の日常の処遇に関すること

⑩ 入所者の預り金の日常の管理に関すること

⑪ 寄付金の受入れに関する決定

ただし、法人運営に重大な影響があるものを除く。

(注) 寄付金の募集に関する事項は専決できないこと。

なお、これらの中には諸規程において定める契約担当者に委任

されるものも含まれる。

招集手続きは、第9項の規定(一般法人

法を準用)により 1 週間前に開催日時、

議題を明示して行う。但し、通知の方法

に規定はなく任意(口頭でも可)とされ

ているが、書面で行うことが原則と考え

る。また、全員が了解すれば、手続きな

しに理事会開催ができる(この場合も、

全員が同意したことを記録として残して

おく必要がある)。

※ 理事会の運営についての法の定めは以下のとおり。 【参考(法)】 (理事会の運営) 第45条の14 理事会は、各理事が招集する。ただし、理事会を招集する理事を定款又は理事会で定めたときは、その理事が招集する。 2 前項ただし書に規定する場合には、同項ただし書の規定により定められた理事(以下この項において「招集権者」という。)以外の 理事は、招集権者に対し、理事会の目的である事項を示して、理事会の招集を請求することができる。 3 前項の規定による請求があつた日から五日以内に、その請求があつた日から二週間以内の日を理事会の日とする理事会の招集の 通知が発せられない場合には、その請求をした理事は、理事会を招集することができる。 4 理事会の決議は、議決に加わることができる理事の過半数(これを上回る割合を定款で定めた場合にあつては、その割合以上)が 出席し、その過半数(これを上回る割合を定款で定めた場合にあつては、その割合以上)をもつて行う。 5 前項の決議について特別の利害関係を有する理事は、議決に加わることができない。 (中略) 8 理事会の決議に参加した理事であつて第六項の議事録に異議をとどめないものは、その決議に賛成したものと推定する。 9 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第九十四条の規定は理事会の招集について、同法第九十六条の規定は理事会の 決議について、同法第九十八条の規定は理事会への報告について、それぞれ準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、 政令で定める。

【一般社団法人及び一般財団法人に関する法律】 (招集手続) 第九十四条 理事会を招集する者は、理事会の日の一週間(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前までに、 各理事及び各監事に対してその通知を発しなければならない。

2 前項の規定にかかわらず、理事会は、理事及び監事の全員の同意があるときは、招集の手続を経ることなく開催することができる。 (理事会の決議の省略)

第九十六条 理事会設置一般社団法人は、理事が理事会の決議の目的である事項について提案をした場合において、当該提案につき 理事(当該事項について議決に加わることができるものに限る。)の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたとき(監事 が当該提案について異議を述べたときを除く。)は、当該提案を可決する旨の理事会の決議があったものとみなす旨を定款で定めるこ とができる。

Page 24: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

- 24 -

定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

2 理事会は、理事長がこれを招集する。

3 理事長は、理事総数の3分の1以上の理事又は監事から会議に付議す

べき事項を示して理事会の招集を請求された場合には、その請求のあ

った日から1週間以内にこれを招集しなければならない。

4 理事会に議長を置き、議長はその都度選任する。

5 理事会は、理事総数の3分の2以上の出席がなければ、その議事を開

き、議決することができない。

6 理事会の議事は、法令に特別の定めがある場合及びこの定款に別段

の定めがある場合を除き、理事総数の過半数で決定し、可否同数のとき

は、議長の決するところによる。

7 理事会の決議について、特別の利害関係を有する理事は、その議事

の議決に加わることができない。

(備考)

(2) 理事会に出席できない理事が、その議決権を他の理事に委任する

ことができる旨の規定を設けることは認められないこと。

(3) 理事会に出席できない理事について、書面による表決を認めるとき

は、第5項の次に次の1項を加えること。

6 前項の場合において、あらかじめ書面をもって、欠席の理由及び

理事会に付議される事項についての意思を表示した者は、出席者と

みなす。

(4) 議長の議決権については、第6項の規定により、可否同数のときの

決定権として行使されることとなり、それより前に行使することは二重

の投票権を有する結果にもなり、不都合な事態を招く。そのため、可

(招集)

第25条 理事会は、理事長が招集する。

2 理事長が欠けたとき又は理事長に事故があるときは、各理事が理事会

を招集する。

(決議)

第26条 理事会の決議は、決議について特別の利害関係を有する理事

を除く理事の過半数が出席し、その過半数をもって行う。

2 前項の規定にかかわらず、社会福祉法第45 条の14 第9 項において

準用する一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第96 条の要

件を満たしたときは、理事会の決議があったものとみなす。

(備考)

第1項については、法第45 条の14 第4 項に基づき、過半数に代え

て、これを上回る割合を定款で定めることも可能である。_

法では、理事会の招集権限は、理事全

員にあるが、定款例により理事長に招

集権を限定する。(各理事は理事長に

招集を請求でき、理事長が招集しない

場合の手続きは法第45条の14第3項)

定款例に議長に関する定めはないが、

会議である以上、当然議長を選任する

必要がある(選任方法は任意、議事録

にだれを選任したかは記載すること)。

理事会は、過半数の出席で成立し、そ

の過半数の議決で議事が成立する。

(定款で特別多数の規定を定めることは

可であるが、例示等はされていないた

め、定めなくても問題はない。)

また、提案された議題について、理事

全員が同意した場合(監事が意義を唱

えない場合に限る)は、理事会開催を

省略できる。なお、同意についは、電

磁的記録でも可となっているが、改ざん

防止の観点から、必ず書面とすること。

従来容認していた「書面出席」は認めら

れないので要注意。

Page 25: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

- 25 -

定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

否同数のときより前の議決はできないことに留意すること。

(5) 理事に建設請負業者や物品納入業者等が加わっている法人が建設

工事請負や物品納入等の契約を行おうとする場合には、当該理事は

特別の利害関係を有することとなるので、当該契約の入札価格の決定

や業者選定等に係る議事の議決には加わることができないこと。

議事録の電磁的記録による保管も認め

られているが、改ざん防止等のことを考

慮し、紙文書での保管を原則とする。

※ 理事会の議事録についての法の定めは以下のとおり。 【参考(法)】 (理事会の運営) 第45条の14 6 理事会の議事については、厚生労働省令で定めるところにより、議事録を作成し、議事録が書面をもつて作成されているときは、 出席した理事(定款で議事録に署名し、又は記名押印しなければならない者を当該理事会に出席した理事長とする旨の定めがある 場合にあつては、当該理事長)及び監事は、これに署名し、又は記名押印しなければならない。 7 前項の議事録が電磁的記録をもつて作成されている場合における当該電磁的記録に記録された事項については、厚生労働省令

で定める署名又は記名押印に代わる措置をとらなければならない。

8 理事会の決議に参加した理事であつて第六項の議事録に異議をとどめないものは、その決議に賛成したものと推定する。

(議事録等) 第45条の15 社会福祉法人は、理事会の日(前条第九項において準用する一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第九十六条の 規定により理事会の決議があつたものとみなされた日を含む。)から十年間、前条第六項の議事録又は同条第九項において準用する 同法第九十六条の意思表示を記載し、若しくは記録した書面若しくは電磁的記録(以下この条において「議事録等」という。)をその主たる 事務所に備え置かなければならない。 2 評議員は、社会福祉法人の業務時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。 一 議事録等が書面をもつて作成されているときは、当該書面の閲覧又は謄写の請求 二 議事録等が電磁的記録をもつて作成されているときは、当該電磁的記録に記録された事項を厚生労働省令で定める方法により表示 したものの閲覧又は謄写の請求 3 債権者は、理事又は監事の責任を追及するため必要があるときは、裁判所の許可を得て、議事録等について前項各号に掲げる請求を することができる。 4 裁判所は、前項の請求に係る閲覧又は謄写をすることにより、当該社会福祉法人に著しい損害を及ぼすおそれがあると認めるときは、 同項の許可をすることができない。 5 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第二百八十七条第一項、第二百八十八条、第二百八十九条(第一号に係る部分に 限る。)、第二百九十条本文、第二百九十一条(第二号に係る部分に限る。)、第二百九十二条本文、第二百九十四条及び第二百九十五条 の規定は、第三項の許可について準用する。

Page 26: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

8 議長及び理事会において選任した理事2名は、理事会の議事につい

て議事の経過の要領及びその結果を記載した議事録を作成し、これに署

名又は記名押印しなければならない。

第3章 資産及び会計

(資産の区分)

第13条 この法人の資産は、これを分けて基本財産と運用財産の2種とす

る。

2 基本財産は、次の各号に掲げる財産をもって構成する。

(1) 北海道札幌市○丁目○○番地所在の木造瓦葺平家建

○○保育園 園舎 1棟

( 平方メートル)

(2) 北海道札幌市○丁目○○番所在の○○保育園

敷地 ( 平方メートル)

3 運用財産は、基本財産以外の財産とする。

4 基本財産に指定されて寄附された金品は、速やかに第2項に掲げるた

め、必要な手続をとらなければならない。

(備考)

公益及び収益を目的とする事業を行う場合には、次のように記載するこ

と。

(資産の区分)

(議事録)

第27条 理事会の議事については、法令で定めるところにより、議事録

を作成する。

2 出席した理事及び監事は、前項の議事録に記名押印する。

(備考)

定款で、記名押印する者を、当該理事会に出席した理事長及び監事

とすることもできる(法第45 条の14 第6 項)。

第6章 資産及び会計

(資産の区分)

第28条 この法人の資産は、これを分けて基本財産とその他財産の2種

とする。

2 基本財産は、次の各号に掲げる財産をもって構成する。

(1)○○県○○市○丁目○○番所在の木造瓦葺平家建○○保育園園

舎 一棟( 平方メートル)

(2)○○県○○市○丁目○○番所在の○○保育園 敷地(平方 メート

ル)

3 その他財産は、基本財産以外の財産とする。

4 基本財産に指定されて寄附された金品は、速やかに第二項に掲げる

ため、必要な手続をとらなければならない。

(備考)

公益及び収益を目的とする事業を行う場合には、次のように記載する

こと。

(資産の区分)

議事録の署名は、「議事録署名人」の指

名ではなく、出席理事全員(定款で理事

長に限定することは可)及び監事であ

る。

資産の項目については、特に変更点は

ない。

Page 27: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

第13条 この法人の資産は、これを分けて基本財産、運用財産、公益事

業用財産及び収益事業用財産(公益事業又は収益事業のいずれか一

方を行う場合は、当該事業用財産のみを記載)の4種(公益事業又は収

益事業のいずれか一方を行う場合は、3種)とする。

2 本文第2項に同じ。

3 運用財産は、基本財産、公益事業用財産及び収益事業用財産(公益事

業又は収益事業のいずれか一方を行う場合は、当該事業用財産のみ

を記載)以外の財産とする。

4 公益事業用財産及び収益事業用財産(公益事業又は収益事業のいず

れか一方を行う場合は、当該事業用財産のみを記載)は、第○条に掲

げる公益を目的とする事業及び第○条に掲げる収益を目的とする事業

(公益を目的とする事業又は収益を目的とする事業のいずれか一方を

行う場合は、当該事業のみを記載)の用に供する財産とする。

5 本文第4項に同じ。

(基本財産の処分)

第14条 基本財産を処分し、又は担保に供しようとするときは、理事総数

の3分の2以上の同意を得て、札幌市長の承認を得なければならな

い。ただし、次の各号に掲げる場合には、札幌市長の承認は必要とし

ない。

(1) 独立行政法人福祉医療機構に対して基本財産を担保に供する場

(2) 独立行政法人福祉医療機構と協調融資(独立行政法人福祉医療

機構の福祉貸付が行う施設整備のための資金に対する融資と併せ

て行う同一の財産を担保とする当該施設整備のための資金に対する

融資をいう。以下同じ。)に関する契約を結んだ民間金融機関に対し

て基本財産を担保に供する場合(協調融資に係る担保に限る。)

(資産の管理)

第28条 この法人の資産は、これを分けて基本財産、その他財産、公益

事業用財産及び収益事業用財産(公益事業又は収益事業のいずれ

か一方を行う場合は、当該事業用財産のみを記載)の4種(公益事業

又は収益事業のいずれか一方を行う場合は、3種)とする。

2 本文第二項に同じ。

3 その他財産は、基本財産、公益事業用財産及び収益事業用財産(公

益事業又は収益事業のいずれか一方を行う場合は、当該事業用財産

のみを記載)以外の財産とする。

4 公益事業用財産及び収益事業用財産(公益事業又は収益事業のい

ずれか一方を行う場合は、当該事業用財産のみを記載)は、第○条

に掲げる公益を目的とする事業及び第○条に掲げる収益を目的とす

る事業(公益を目的とする事業又は収益を目的とする事業のいずれか

一方を行う場合は、当該事業のみを記載)の用に供する財産とする。

5 本文第四項に同じ。

(基本財産の処分)

第29条 基本財産を処分し、又は担保に供しようとするときは、理事会及

び評議員会の承認を得て、札幌市長の承認を得なければならない。

ただし、次の各号に掲げる場合には、札幌市長の承認は必要としな

い。

(1) 独立行政法人福祉医療機構に対して基本財産を担保に供する場

(2) 独立行政法人福祉医療機構と協調融資(独立行政法人福祉医療

機構の福祉貸付が行う施設整備のための資金に対する融資と併せ

て行う同一の財産を担保とする当該施設整備のための資金に対する

融資をいう。以下同じ。)に関する契約を結んだ民間金融機関に対し

て基本財産を担保に供する場合(協調融資に係る担保に限る。)

(資産の管理)

Page 28: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

第15条 この法人の資産は、理事会の定める方法により、理事長が管理

する。

2 資産のうち現金は、確実な金融機関に預け入れ、確実な信託会社に信

託し、又は確実な有価証券に換えて、保管する。

(備考)

基本財産以外の財産において、株式投資又は株式含む投資信託等

による管理運用を行う場合には、第二項の次に次の一項を加える。

3 前項の規定にかかわらず、基本財産以外の資産の現金の場合につ

いては、理事会の議決を経て、株式に換えて保管することができる。

(特別会計)

第16条 この法人は、特別会計を設けることができる。

(備考)

公益事業又は収益事業を行う場合には、必ず当該事業に関する会計

は、事業ごとに特別会計としなければならないこと。

(予 算)

第17条 この法人の予算は、毎会計年度開始前に、理事長において編成

し、理事総数の3分の2以上の同意を得なければならない。

(決 算)

第18条 この法人の事業報告書、財産目録、貸借対照表及び収支計算書

は、毎会計年度終了後2月以内に理事長において作成し、監事の監査

第30条 この法人の資産は、理事会の定める方法により、理事長が管理

する。

2 資産のうち現金は、確実な金融機関に預け入れ、確実な信託会社に

信託し、又は確実な有価証券に換えて、保管する。

(備考)

基本財産以外の資産において、株式投資又は株式を含む投資信託

等による管理運用を行う場合には、第二項の次に次の一項を加える。

3 前項の規定にかかわらず、基本財産以外の資産の現金の場合につ

いては、理事会の議決を経て、株式に換えて保管することができる。

(事業計画及び収支予算)

第31条 この法人の事業計画書、収支予算書、資金調達及び設備投資

の見込みを記載した書類については、毎会計年度開始の日の前日ま

でに、理事長が作成し、<例1:理事会の承認、例2:理事会の決議を

経て、評議員会の承認>を受けなければならない。これを変更する

場合も、同様とする。

2 前項の書類については、主たる事務所(及び従たる事務所)に、当該

事業年度が終了するまでの間備え置き、一般の閲覧に供するものと

する。

(事業報告及び決算)

第32条 この法人の事業報告及び決算については、毎会計年度終了

後、理事長が次の書類を作成し、監事の監査を受けた上で、理事会

新社会福祉法人会計の完全導入によ

り、公益・収益事業の会計を含めて法人

全体の会計を行うことになった。

時期の明示はないが、決算の承認を定

時評議員会(4~6月の間に開催)に受

Page 29: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

- 29 -

定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

を経てから、理事会の認定を得なければならない。

2 前項の認定を受けた書類及びこれに関する監事の意見を記載した書

面については、各事務所に備えて置くとともに、この法人が提供する福

祉サービスの利用を希望する者その他の利害関係人から請求があった

場合には、正当な理由がある場合を除いて、これを閲覧に供しなけれ

ばならない。

3 会計の決算上繰越金を生じたときは、次会計年度に繰り越すものとす

る。ただし、必要な場合には、その全部又は一部を基本財産に編入す

ることができる。

(備考)

現況報告書及び添付書類である貸借対照表及び収支計算書について

は、インターネットを活用し、公表しなければならないこと。また、その他の

情報についても同様の方法で公表することが望ましい。

の承認を受けなければならない。

(1) 事業報告

(2) 事業報告の附属明細書

(3) 貸借対照表

(4) 収支計算書(資金収支計算書及び事業活動計算書)

(5) 貸借対照表及び収支計算書(資金収支計算書及び事業活動計算

書)の附属明細書

(6) 財産目録

2 前項の承認を受けた書類のうち、第1号、第3号、第4号の書類につい

ては、定時評議員会に提出し、第1号の書類についてはその内容を

報告し、その他の書類については、承認を受けなければならない。

3 第1項の書類のほか、次の書類を主たる事務所に5 年間(、また、従た

る事務所に3 年間)備え置き、一般の閲覧に供するとともに、定款を主

たる事務所(及び従たる事務所に)に備え置き、一般の閲覧に供する

ものとする。

(1) 監査報告

(2) 理事及び監事並びに評議員の名簿

(3) 理事及び監事並びに評議員の報酬等の支給の基準を記載した書

(4) 事業の概要等を記載した書類

(備考) 会計監査人を置いている場合の例

第32条 この法人の事業報告及び決算については、毎会計年度終了

後、理事長が次の書類を作成し、監事の監査を受け、かつ、第3 号か

ら第6 号までの書類について会計監査人の監査を受けた上で、理事

会の承認を受けなければならない。

(1) 事業報告

(2) 事業報告の附属明細

(3) 貸借対照表

ける必要があるこから、その前に理事会

で決定する必要であることから、概ね現

行どおりの5月末までに理事会を開催

する必要があると考える。なお、資産総

額登記の時期は、法改正される可能性

がある。

情報公開について、法律で明記された

ている。

Page 30: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

- 30 -

定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

(会計年度)

第19条 この法人の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日を

もって終わる。

(会計処理の基準)

第20条 この法人の会計に関しては、法令等及びこの定款に定めのある

もののほか、理事会において定める経理規程により処理する。

(備考)

法人の会計の処理については、「社会福祉会法人会計基準の制定に

(4) 収支計算書(資金収支計算書及び事業活動計算書)

(5) 貸借対照表及び収支計算書(資金収支計算書及び事業活動計算

書)の附属明細書

(6) 財産目録

2 前項の承認を受けた書類のうち、第1 号、第3 号、第4 号の書類につ

いては、定時評議員会に報告するものとする。ただし、社会福祉法施

行規則第○○条に定める要件に該当しない場合には、第1 号の書類

を除き、定時評議員会への報告に代えて、定時評議員会の承認を受

けなければならない。

3 第1 項の書類のほか、次の書類を主たる事務所に5 年間(、また、従

たる事務所に3 年間)備え置き、一般の閲覧に供するとともに、定款を

主たる事務所(及び従たる事務所)に備え置き、一般の閲覧に供する

ものとする。

(1) 監査報告

(2) 会計監査報告

(3) 理事及び監事並びに評議員の名簿

(4) 理事及び監事並びに評議員の報酬等の支給の基準を記載した書

(5) 事業の概要等を記載した書類

(会計年度)

第33条 この法人の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日

をもって終わる。

(会計処理の基準)

第34条 この法人の会計に関しては、法令等及びこの定款に定めのある

もののほか、理事会において定める経理規程により処理する。

社会福祉法人会計基準の適用につい

ては、法で規定されている。

Page 31: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

- 31 -

定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

ついて」(平成12年2月17日社援第310号)に準拠して定めること。

(臨機の措置)

第21条 予算をもって定めるもののほか、新たに義務の負担をし、又は権

利の放棄をしようとするときは、理事総数の3分の2以上の同意がなけれ

ばならない。

(備考1)

公益事業を行う社会福祉法人は、定款に次の章を加えること。

(臨機の措置)

第35条 予算をもって定めるもののほか、新たに義務の負担をし、又

は権利の放棄をしようとするときは、理事総数の3分の2以上の同意が

なければならない。

(備考1)

公益事業を行う社会福祉法人は、定款に次の章を加えること。

※ 会計の原則等に係る法の規定は以下のとおり。 【参考 法(抜粋)】

第1款 会計の原則等 第45条の23 社会福祉法人は、厚生労働省令で定める基準に従い、会計処理を行わなければならない。 2 社会福祉法人の会計年度は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終わるものとする。

第2款 会計帳簿 (会計帳簿の作成及び保存) 第45条の24 社会福祉法人は、厚生労働省令で定めるところにより、適時に、正確な会計帳簿を作成しなければならない。 2 社会福祉法人は、会計帳簿の閉鎖の時から10年間、その会計帳簿及びその事業に関する重要な資料を保存しなければならない。

(計算書類等の作成及び保存) 第45条の27 社会福祉法人は、厚生労働省令で定めるところにより、その成立の日における貸借対照表を作成しなければならない。 2 社会福祉法人は、毎会計年度終了後3月以内に、厚生労働省令で定めるところにより、各会計年度に係る計算書類(貸借対照表及び 収支計算書をいう。以下この款において同じ。)及び事業報告並びにこれらの附属明細書を作成しなければならない。 3 計算書類及び事業報告並びにこれらの附属明細書は、電磁的記録をもつて作成することができる。 4 社会福祉法人は、計算書類を作成した時から10年間、当該計算書類及びその附属明細書を保存しなければならない。

(計算書類等の監査等) 第45条の28 前条第二項の計算書類及び事業報告並びにこれらの附属明細書は、厚生労働省令で定めるところにより、監事の監査を 受けなければならない。 2 前項の規定にかかわらず、会計監査人設置社会福祉法人においては、次の各号に掲げるものは、厚生労働省令で定めるところにより、 当該各号に定める者の監査を受けなければならない。 一 前条第二項の計算書類及びその附属明細書 監事及び会計監査人 二 前条第二項の事業報告及びその附属明細書 監事

Page 32: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

第○章 公益を目的とする事業

(種別)

第○条 この法人は、社会福祉法第26条の規定により、利用者が個人の

尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができ

るよう支援することなどを目的として次の事業を行う。

(1) ○○の設置経営

(2) ○○の設置経営

2 前項の事業の運営に関する事項については、理事総数の3分の2以上

の同意を得なければならない。

(注1) 具体的な目的(具体的事業名を除く。)の記載は、事業の種別に

応じ、社会福祉法の基本的理念及びそれぞれの法人の理念に沿って

記載すること。

(注2) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまで一例である

ので、(注1)を踏まえて、法人の実態に即した記述とすること。

(注3) 公益事業のうち、規模が小さく社会福祉事業と一体的に行われる

事業又は社会福祉事業の用に供する施設の機能を活用して行う事業

については、所轄庁の判断により必ずしも定款の変更を行うことを要

しないこと。

(剰余金が出た場合の処分)

第○条 前条の規定によって行う事業から剰余金が生じた場合は、この法

人の行う社会福祉事業又は公益事業に充てるものとする。

(備考2)

収益事業を行う社会福祉法人は、定款に次の章を加えること。

第○章 収益を目的とする事業

(種別)

第○章 公益を目的とする事業

(種別)

第○条 この法人は、社会福祉法第26条の規定により、利用者が、個人

の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことが

できるよう支援することなどを目的として、次の事業を行う。

(1)○○の事業

(2)○○の事業

2 前項の事業の運営に関する事項については、理事総数の3分の2以

上の同意を得なければならない。

(注1)具体的な目的の記載は、事業の種別に応じ、社会福祉法の基本

的理念及びそれぞれの法人の理念に沿って記載すること。

(注2)上記記載は、あくまで一例であるので、(注1)を踏まえ、法人の

実態に即した記述とすること。

(注3)公益事業のうち、規模が小さく社会福祉事業と一体的に行われる

事業又は社会福祉事業の用に供する施設の機能を活用して行う事

業については、必ずしも定款の変更を行うことを要しないこと。

(備考2)

収益事業を行う社会福祉法人は、定款に次の章を加えること。

第○章 収益を目的とする事業

(種別)

Page 33: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

第○条 この法人は、社会福祉法第26条の規定により、次の事業を行う。

(1) ○○の設置経営

(2) ○○の設置経営

2 前項の事業の運営に関する事項については、理事総数の3分の2以上

の同意を得なければならない。

(備考)

事業種類は、事業の内容が理解できるよう具体的に記載すること。

例えば単に物品販売業とせず○○書店の設置経営とすること。

(収益の処分)

第○条 前条の規定によって行う事業から生じた収益は、この法人の行う

社会福祉事業又は公益事業(社会福祉法施行令(昭和33年政令第185

号)第4条及び平成14年厚生労働省告示第283号に掲げるものに限

る。)に充てるものとする。

(備考)

母子及び寡婦福祉法(昭和39年法律第129号)第14 条に基づく資金

の貸付けを受けて行う、同法施行令(昭和39年政令第224号)第6 条第1

項各号に掲げる事業については本条は必要ないこと。

第4章 解散及び合併

(解散)

第22条 この法人は、社会福祉法第46条第1項第1号及び第3号から第6

号までの解散事由により解散する。

(残余財産の帰属)

第23条 解散(合併又は破産による解散を除く。)した場合における残余

第○条 この法人は、社会福祉法第26条の規定により、次の事業を行う。

(1)○○業

(2)○○業

2 前項の事業の運営に関する事項については、理事総数の3分の2以

上の同意を得なければならない。

(備考)

事業種類は、事業の内容が理解できるよう具体的に記載すること。

(収益の処分)

第○条 前条の規定によって行う事業から生じた収益は、この法人の行う

社会福祉事業又は公益事業(社会福祉法施行令(昭和33年政令第

185号)第13条及び平成14年厚生労働省告示第283号に掲げるもの

に限る。)に充てるものとする。

(備考)

母子及び寡婦福祉法(昭和39年法律第129号)第14条に基づく資金

の貸付けを受けて行う、同法施行令(昭和39年政令第224号)第6条第1

項各号に掲げる事業については本条は必要ないこと。

第7章 解散

(解散)

第36条 この法人は、社会福祉法第46条第1項第1号及び第3号から第

6号までの解散事由により解散する。

(残余財産の帰属)

第37条 解散(合併又は破産による解散を除く。)した場合における残余

Page 34: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

財産は、理事総数の3分の2以上の同意によって社会福祉法人のうち

から選出されたものに帰属する。

(合併)

第24条 合併しようとするときは、理事総数の3分の2以上の同意を得て、

札幌市長の認可を受けなければならない。

第5章 定款の変更

(定款の変更)

第25条 この定款を変更しようとするときは、理事総数の3分の2以上の同

意を得て、札幌市長の認可(社会福祉法第43条第1項に規定する厚生

労働省令で定める事項に係るものを除く。)を受けなければならない。

2 前項の厚生労働省令で定める事項に係る定款の変更をしたときは、遅

滞なくその旨を札幌市長に届け出なければならない。

第6章 公告の方法その他

(公告の方法)

第26条 この法人の公告は、社会福祉法人○○福祉会の掲示場に掲示

するとともに、官報又は新聞に掲載して行う。

(備考)

公告の方法は、第26条に規定する方法に加え、インターネットによる公

開等の多様な手法を活用することが望ましい。なお、解散時の債権申出

及び破産手続の開始については、官報によって公告すること。

(施行細則)

財産は、評議員会の決議を得て、社会福祉法人並びに社会福祉事業

を行う学校法人及び公益財団法人のうちから選出されたものに帰属す

る。

第8章 定款の変更

(定款の変更)

第38条 この定款を変更しようとするときは、評議員会の決議を得て、札

幌市長の認可(社会福祉法第45条第2項に規定する厚生労働省令で

定める事項に係るものを除く。)を受けなければならない。

2 前項の厚生労働省令で定める事項に係る定款の変更をしたときは、

遅滞なくその旨を札幌市長に届け出なければならない。

第9章 公告の方法その他

(公告の方法)

第39条 この法人の公告は、社会福祉法人○○福祉会の掲示場に掲示

するとともに、官報、新聞又は電子公告に掲載して行う。

(備考)

解散時の債権申出の催告及び破産手続の開始については、官報に

よって公告すること。

(施行細則)

定款例には合併に関する規定はない

が、法に手続き等が詳細に規定されて

いる。

Page 35: 社会福祉法人定款例(定款準則)新旧対照表 - …- 2 - 定 款 準 則 定 款 例 備 考 等 (3) 上記目的(具体的事業名を除く。)の記載は、あくまでも一例であるの

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定 款 準 則 定 款 例 備 考 等

第27条 この定款の施行についての細則は、理事会において定める。

附 則

この法人の設立当初の役員は、次のとおりとする。ただし、この法人の

成立後遅滞なく、この定款に基づき、役員の選任を行うものとする。

理事長

理 事

監 事

(注)

1 準則中の の部分は、租税特別措置法第40条の特例を受

けようとする場合における国税庁長官の審査事項である。

第40条 この定款の施行についての細則は、理事会において定める。

附 則

この法人の設立当初の役員、評議員<、会計監査人>は、次のとおり

とする。ただし、この法人の成立後遅滞なく、この定款に基づき、役員の

選任を行うものとする。

理事長

理 事

監 事

評議員

<会計監査人>

(備考1)

会計監査人を置いていない場合、<>内は不要。

(備考2)

平成29年4月1日前に設立された法人は、評議員及び会計監査人の

定めは不要。